JP2002160728A - 吊下げ式紙箱 - Google Patents
吊下げ式紙箱Info
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- JP2002160728A JP2002160728A JP2000354054A JP2000354054A JP2002160728A JP 2002160728 A JP2002160728 A JP 2002160728A JP 2000354054 A JP2000354054 A JP 2000354054A JP 2000354054 A JP2000354054 A JP 2000354054A JP 2002160728 A JP2002160728 A JP 2002160728A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】防虫剤、防黴剤などの農薬２０を収容して、栽
培ハウス内で吊下げて散布又は揮散させる、前面板３、
後面板３を垂直に吊下げることによって、吊下げ式の紙
箱の前面板３に、収容した農薬２０が密着する恐れがな
い、工程が簡単で作製費用が廉価な吊下げ式の紙箱を提
供する。 【解決手段】本発明は、通常の差込みサック式と通称す
る直方体状の紙箱において、後面板３の上辺に、上面板
５と同形の傾斜板８と差込み片６と同形の繋止切込み
ａ,ａがない吊下げ片９とを、折り目線ｂ,ｃを介して順
に連設して、この差込み片６と吊下げ片９との中央部
に、吊下げ孔ｄ,ｄを設けて、加えて前面板３と後面板
３との適宜の位置に、それぞれつまみｅ付の適宜の開口
切れ目線ｆ,ｆを設けた吊下げ式の紙箱である。
培ハウス内で吊下げて散布又は揮散させる、前面板３、
後面板３を垂直に吊下げることによって、吊下げ式の紙
箱の前面板３に、収容した農薬２０が密着する恐れがな
い、工程が簡単で作製費用が廉価な吊下げ式の紙箱を提
供する。 【解決手段】本発明は、通常の差込みサック式と通称す
る直方体状の紙箱において、後面板３の上辺に、上面板
５と同形の傾斜板８と差込み片６と同形の繋止切込み
ａ,ａがない吊下げ片９とを、折り目線ｂ,ｃを介して順
に連設して、この差込み片６と吊下げ片９との中央部
に、吊下げ孔ｄ,ｄを設けて、加えて前面板３と後面板
３との適宜の位置に、それぞれつまみｅ付の適宜の開口
切れ目線ｆ,ｆを設けた吊下げ式の紙箱である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、防虫剤、防黴剤な
どの農薬を収容して栽培ハウス内で吊下げて散布又は揮
散させる、また菓子類、薬品類、日用品などを幅広く収
容して店頭で吊下げて展示、販売する、前面板、後面板
を垂直に吊下げることができる工程が簡単で作製費用が
廉価な吊下げ式紙箱に関する。
どの農薬を収容して栽培ハウス内で吊下げて散布又は揮
散させる、また菓子類、薬品類、日用品などを幅広く収
容して店頭で吊下げて展示、販売する、前面板、後面板
を垂直に吊下げることができる工程が簡単で作製費用が
廉価な吊下げ式紙箱に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、菓子類、薬品類、日用品など
を幅広く収容して、店頭で吊下げて展示、販売する、図
３Ａに示すように、側面板２と前面板１と側面板２と後
面板３と糊代片４とを、それぞれ折目（符号がない１点
鎖線、以下同じ）を介して順に連設して、前面板１の上
辺に、上面板５と係止切込みａ、ａ付の差込み片６と
を、また前面板１、後面板３のどちらか一方（図３Ａで
は前面板１）の下辺に、下面板５と係止切込みａ、ａ付
の差込み片６とを、さらに側面板２、２のそれぞれの上
下辺に、折込み片７、７、７、７を、それぞれ折目を介
して連設して、図３Ｂに示すように、側面板２と糊代片
４とを角筒状に貼着して、折込み片７、７、７、７を折
込み、差込み片６、６を差込んで、上面板５と下面板５
とを被せて、差込み片６、６の係止切込みａ、ａ、ａ、
ａに折込み片７、７、７、７の段差部７ａを係止した、
差込みサック式の直方体状の紙箱において、図３Ａ、Ｂ
に示すように、後面板３の上辺に、吊下げ孔ｄを設けた
半円状などの吊下げ片９を折目を介して又は一体に連設
した吊下げ式紙箱が一般に広く用いられている。
を幅広く収容して、店頭で吊下げて展示、販売する、図
３Ａに示すように、側面板２と前面板１と側面板２と後
面板３と糊代片４とを、それぞれ折目（符号がない１点
鎖線、以下同じ）を介して順に連設して、前面板１の上
辺に、上面板５と係止切込みａ、ａ付の差込み片６と
を、また前面板１、後面板３のどちらか一方（図３Ａで
は前面板１）の下辺に、下面板５と係止切込みａ、ａ付
の差込み片６とを、さらに側面板２、２のそれぞれの上
下辺に、折込み片７、７、７、７を、それぞれ折目を介
して連設して、図３Ｂに示すように、側面板２と糊代片
４とを角筒状に貼着して、折込み片７、７、７、７を折
込み、差込み片６、６を差込んで、上面板５と下面板５
とを被せて、差込み片６、６の係止切込みａ、ａ、ａ、
ａに折込み片７、７、７、７の段差部７ａを係止した、
差込みサック式の直方体状の紙箱において、図３Ａ、Ｂ
に示すように、後面板３の上辺に、吊下げ孔ｄを設けた
半円状などの吊下げ片９を折目を介して又は一体に連設
した吊下げ式紙箱が一般に広く用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の、図３
Ａ、Ｂに示す吊下げ式紙箱については、通常の差込みサ
ック式と通称する直方体状の、工程が簡単で作製費用が
廉価な吊下げ式紙箱であるものの、菓子類、薬品類、日
用品などを幅広く収容し、店頭で吊下げて展示、販売す
る時に、図３Ｃに示すように、重力の作用で、前面板１
（後面板３）が前かがみになって、吊下げた吊下げ式紙
箱の、店頭での展示、販売効果を損なうことが問題であ
った。
Ａ、Ｂに示す吊下げ式紙箱については、通常の差込みサ
ック式と通称する直方体状の、工程が簡単で作製費用が
廉価な吊下げ式紙箱であるものの、菓子類、薬品類、日
用品などを幅広く収容し、店頭で吊下げて展示、販売す
る時に、図３Ｃに示すように、重力の作用で、前面板１
（後面板３）が前かがみになって、吊下げた吊下げ式紙
箱の、店頭での展示、販売効果を損なうことが問題であ
った。
【０００４】また従来の図３Ａ、Ｂに示す吊下げ式紙箱
については、店頭で吊下げて展示、販売するばかりでは
なくて、最近のハウス栽培農家の省力化の一貫として、
特に防虫剤、防黴剤などの農薬２０を収容して、栽培ハ
ウス内で吊下げて散布又は揮散させる時に、同様に重力
の作用で前面板１（後面板３）が前かがみになって、図
３Ｃに示すように、吊下げた吊下げ式紙箱の前面板１
に、収容した農薬２０が密着することが問題であって、
吊下げ式紙箱を振動して、粉末状の農薬２０を図示して
いない適宜のメッシュ孔から散布しょうとしても、また
吊下げ式紙箱を加温、放置して、粉末状、固形状の農薬
２０をガス化して揮散させようとしても、前面板１に密
着した農薬２０を、均一に散布又は揮散させることが難
しかった。
については、店頭で吊下げて展示、販売するばかりでは
なくて、最近のハウス栽培農家の省力化の一貫として、
特に防虫剤、防黴剤などの農薬２０を収容して、栽培ハ
ウス内で吊下げて散布又は揮散させる時に、同様に重力
の作用で前面板１（後面板３）が前かがみになって、図
３Ｃに示すように、吊下げた吊下げ式紙箱の前面板１
に、収容した農薬２０が密着することが問題であって、
吊下げ式紙箱を振動して、粉末状の農薬２０を図示して
いない適宜のメッシュ孔から散布しょうとしても、また
吊下げ式紙箱を加温、放置して、粉末状、固形状の農薬
２０をガス化して揮散させようとしても、前面板１に密
着した農薬２０を、均一に散布又は揮散させることが難
しかった。
【０００５】そこで、本発明の目的は、防虫剤、防黴剤
などの農薬２０を収容して、栽培ハウス内で吊下げて散
布又は揮散させる、また菓子類、薬品類、日用品などを
幅広く収容して、店頭で吊下げて展示、販売する、前面
板１、後面板３を垂直に吊下げることによって、吊下げ
式紙箱の前面板１に、収容した農薬２０が密着する恐れ
がない、また吊下げ式紙箱の店頭での展示、販売効果を
損なう恐れがない、工程が簡単で作製費用が廉価な吊下
げ式紙箱を提供することにある。
などの農薬２０を収容して、栽培ハウス内で吊下げて散
布又は揮散させる、また菓子類、薬品類、日用品などを
幅広く収容して、店頭で吊下げて展示、販売する、前面
板１、後面板３を垂直に吊下げることによって、吊下げ
式紙箱の前面板１に、収容した農薬２０が密着する恐れ
がない、また吊下げ式紙箱の店頭での展示、販売効果を
損なう恐れがない、工程が簡単で作製費用が廉価な吊下
げ式紙箱を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の吊下げ式紙箱
は、図１Ａに示すように、前面板１の両側に側面板２、
２と、該側面板２の片側に順に後面板３と糊代片４とを
各々折目を介して順に連設し、前面板１の上辺に上面板
５と係止切込みａ、ａ付の差込み片６とを、前面板１、
後面板３のいずれか一方の下辺に下面板５と係止切込み
ａ、ａ付の差込み片６とを、さらに各々側面板２、２の
上下辺に各々折込み片７、７、７、７を、それぞれ折目
を介して連設した差込みサック式の直方体状の紙箱にお
いて、後面板３の上辺に、上面板５と同形の接続板８
と、差込み片６と同形の係止切込みがない吊下げ片９と
を、折目ｂ、ｃを介して順に連設し、前記差込み片６と
吊下げ片９との中央部に各々吊下げ孔ｄ、ｄを設けたこ
とを特徴とする吊下げ式紙箱である。
は、図１Ａに示すように、前面板１の両側に側面板２、
２と、該側面板２の片側に順に後面板３と糊代片４とを
各々折目を介して順に連設し、前面板１の上辺に上面板
５と係止切込みａ、ａ付の差込み片６とを、前面板１、
後面板３のいずれか一方の下辺に下面板５と係止切込み
ａ、ａ付の差込み片６とを、さらに各々側面板２、２の
上下辺に各々折込み片７、７、７、７を、それぞれ折目
を介して連設した差込みサック式の直方体状の紙箱にお
いて、後面板３の上辺に、上面板５と同形の接続板８
と、差込み片６と同形の係止切込みがない吊下げ片９と
を、折目ｂ、ｃを介して順に連設し、前記差込み片６と
吊下げ片９との中央部に各々吊下げ孔ｄ、ｄを設けたこ
とを特徴とする吊下げ式紙箱である。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１Ａは、本発明の実施例におけ
る吊下げ式紙箱のブランクの平面図であり、図１Ｂ、
Ｃ、Ｄは、本発明の吊下げ式紙箱を吊下げる状態を示す
斜視図、断面図である。
る吊下げ式紙箱のブランクの平面図であり、図１Ｂ、
Ｃ、Ｄは、本発明の吊下げ式紙箱を吊下げる状態を示す
斜視図、断面図である。
【０００８】また図２Ａ、Ｂ、Ｃは、本発明における吊
下げ式紙箱の各種形態を示す断面図である。
下げ式紙箱の各種形態を示す断面図である。
【０００９】本発明の吊下げ式紙箱は、通常の印刷をし
た適宜の板紙などを用いて、通常の打抜型を用いた打抜
工程で、シートに無駄が少ない状態で、図１Ａに示す長
方形状の吊下げ式紙箱のブランクシートを作製する。
た適宜の板紙などを用いて、通常の打抜型を用いた打抜
工程で、シートに無駄が少ない状態で、図１Ａに示す長
方形状の吊下げ式紙箱のブランクシートを作製する。
【００１０】図１Ａは、吊下げ式紙箱のブランクシート
であって、例えば、通常の包装形態としての印刷を施し
たコートボール紙（例えば３１０ｇ／ｍ２ 程度）を用
いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、無駄が少ない
長方形状の吊下げ式紙箱のブランクを作製する。
であって、例えば、通常の包装形態としての印刷を施し
たコートボール紙（例えば３１０ｇ／ｍ２ 程度）を用
いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、無駄が少ない
長方形状の吊下げ式紙箱のブランクを作製する。
【００１１】このブランクシートは、側面板２と前面板
１と側面板２と後面板３と糊代片４とを、それぞれ折目
を介して順に連設して、前面板１の上辺に、上面板５
と、係止切込みａ、ａ付の差込み片６とを、後面板３の
上辺に、上面板５と、同形の接続板８と差込み片６と同
形の係止切込みａ、ａがない吊下げ片９とを、それぞれ
折目ｂ、ｃを介して順に連設してある。
１と側面板２と後面板３と糊代片４とを、それぞれ折目
を介して順に連設して、前面板１の上辺に、上面板５
と、係止切込みａ、ａ付の差込み片６とを、後面板３の
上辺に、上面板５と、同形の接続板８と差込み片６と同
形の係止切込みａ、ａがない吊下げ片９とを、それぞれ
折目ｂ、ｃを介して順に連設してある。
【００１２】そして、この差込み片６と吊下げ片９との
中央部に吊下げ孔ｄ、ｄを設けて、また前面板１の下辺
に、下面板５と、係止切込みａ、ａ付の差込み片６と
を、さらに側面板２、２のそれぞれの上下辺に、各々折
込み片７、７、７、７を、それぞれ折目を介して連設し
てある。
中央部に吊下げ孔ｄ、ｄを設けて、また前面板１の下辺
に、下面板５と、係止切込みａ、ａ付の差込み片６と
を、さらに側面板２、２のそれぞれの上下辺に、各々折
込み片７、７、７、７を、それぞれ折目を介して連設し
てある。
【００１３】加えて、前面板１と後面板３、又は前面板
１と後面板３のいずれか一方の適宜個所に、例えばその
略中央部の個所に、それぞれ摘みｅ付の開口切れ目線
ｆ、ｆ（例えば角を丸めた長方形状の開口切れ目線；あ
るいはミシン目線、ハーフカット線）を設けてある。
１と後面板３のいずれか一方の適宜個所に、例えばその
略中央部の個所に、それぞれ摘みｅ付の開口切れ目線
ｆ、ｆ（例えば角を丸めた長方形状の開口切れ目線；あ
るいはミシン目線、ハーフカット線）を設けてある。
【００１４】そして、通常の機械的な折り曲げ工程に
て、外端側の側面板２と糊代片４と後面板３とを折目を
介して同一方向（内側）に折り曲げ、その側面板２と糊
代片４とを重ね合わせ、貼着工程（サック貼り）にて、
その側面板２と糊代片４との重ね合わせ面を貼着（サッ
ク貼り）して角筒体にする。
て、外端側の側面板２と糊代片４と後面板３とを折目を
介して同一方向（内側）に折り曲げ、その側面板２と糊
代片４とを重ね合わせ、貼着工程（サック貼り）にて、
その側面板２と糊代片４との重ね合わせ面を貼着（サッ
ク貼り）して角筒体にする。
【００１５】その後に、通常の機械的な製箱工程、充填
工程で、内容物を、その角筒体内に収容した後、折込み
片７、７、７、７を折目を介して角筒体内方に折込み、
続いて上面板５と下面板５とを角筒体の両側開口部に被
せ、差込み片６、６を差込んで、その角筒体開口部を塞
ぎ、該差込み片６、６における各々係止切込みａ、ａ、
ａ、ａ（必要に応じて設ける）内に、各々折込み片７、
７、７、７の段差部７ａ（必要に応じて設ける）を係止
（ロック）して、図２Ａに示すような本発明の吊下げ式
紙箱、あるいは従来の図３Ａ、Ｂに示すような吊下げ式
紙箱と同様の角筒体の両側開口部を上面板５と下面板５
とにより被せた形態の吊下げ式紙箱とする。例えば、角
筒体（収容部）の縦、横、高さは、２０×１００×１３
４ｍｍ程度の直方体状の図１Ｂ〜Ｄ、図２Ａ〜Ｃに示す
吊下げ式紙箱が得られる。
工程で、内容物を、その角筒体内に収容した後、折込み
片７、７、７、７を折目を介して角筒体内方に折込み、
続いて上面板５と下面板５とを角筒体の両側開口部に被
せ、差込み片６、６を差込んで、その角筒体開口部を塞
ぎ、該差込み片６、６における各々係止切込みａ、ａ、
ａ、ａ（必要に応じて設ける）内に、各々折込み片７、
７、７、７の段差部７ａ（必要に応じて設ける）を係止
（ロック）して、図２Ａに示すような本発明の吊下げ式
紙箱、あるいは従来の図３Ａ、Ｂに示すような吊下げ式
紙箱と同様の角筒体の両側開口部を上面板５と下面板５
とにより被せた形態の吊下げ式紙箱とする。例えば、角
筒体（収容部）の縦、横、高さは、２０×１００×１３
４ｍｍ程度の直方体状の図１Ｂ〜Ｄ、図２Ａ〜Ｃに示す
吊下げ式紙箱が得られる。
【００１６】本発明の吊下げ式紙箱においては、図２
Ａ、Ｂ、Ｃ、又は前述した従来の図３Ａ、Ｂに示す吊下
げ式紙箱のように、角筒体開口部を上面板５と下面板５
にて塞いだ状態の吊下げ式紙箱であって、図１Ａ（ブラ
ンクシート）に示すように、後面板３の上辺に上面板５
と同形の接続板８と、差込み片６と同形の係止切込み
ａ、ａがない吊下げ片９とを、折目ｂ、ｃを介して順に
連設し、この差込み片６と吊下げ片９との中央部に吊下
げ孔ｄ、ｄを設けたことによって、（それぞれ差込み片
６を引抜いて上面板５を開放した状態で）、図１Ｂ、Ｃ
（組立完成図）に示すように、折目ｂ、ｂを山折りして
折目ｃ、ｃを谷折りして、上面板５と接続板８とを傾斜
させて、また図１Ｄに示すように、折目ｂ、ｂ、ｃ、ｃ
を山折り、谷折りしないで、上面板５と接続板８とを直
立させて、それぞれ直立した差込み片６と吊下げ片９と
の吊下げ孔ｄ、ｄに、適宜の吊下げフック３０を引っ掛
けるだけで、簡単に前面板１と後面板３とを垂直に吊下
げることができる。
Ａ、Ｂ、Ｃ、又は前述した従来の図３Ａ、Ｂに示す吊下
げ式紙箱のように、角筒体開口部を上面板５と下面板５
にて塞いだ状態の吊下げ式紙箱であって、図１Ａ（ブラ
ンクシート）に示すように、後面板３の上辺に上面板５
と同形の接続板８と、差込み片６と同形の係止切込み
ａ、ａがない吊下げ片９とを、折目ｂ、ｃを介して順に
連設し、この差込み片６と吊下げ片９との中央部に吊下
げ孔ｄ、ｄを設けたことによって、（それぞれ差込み片
６を引抜いて上面板５を開放した状態で）、図１Ｂ、Ｃ
（組立完成図）に示すように、折目ｂ、ｂを山折りして
折目ｃ、ｃを谷折りして、上面板５と接続板８とを傾斜
させて、また図１Ｄに示すように、折目ｂ、ｂ、ｃ、ｃ
を山折り、谷折りしないで、上面板５と接続板８とを直
立させて、それぞれ直立した差込み片６と吊下げ片９と
の吊下げ孔ｄ、ｄに、適宜の吊下げフック３０を引っ掛
けるだけで、簡単に前面板１と後面板３とを垂直に吊下
げることができる。
【００１７】本発明の吊下げ式紙箱においては、図１Ａ
に示すように、前面板１と後面板３との適宜の位置に、
それぞれ摘みｅ付の適宜の開口切れ目線ｆ、ｆを設けた
ことによって、図１Ｂ、Ｃに示す組立完成後の吊下げ式
紙箱は、防虫剤、防黴剤などの農薬２０を収容して、栽
培ハウス内で吊下げて散布又は揮散させる時に、それぞ
れ摘みｅ、ｅを引張って開口切れ目線ｆ、ｆを切断し
て、簡単に前面板１と後面板３とを開口して、農薬２０
などの散布又は揮散を助けることができる。
に示すように、前面板１と後面板３との適宜の位置に、
それぞれ摘みｅ付の適宜の開口切れ目線ｆ、ｆを設けた
ことによって、図１Ｂ、Ｃに示す組立完成後の吊下げ式
紙箱は、防虫剤、防黴剤などの農薬２０を収容して、栽
培ハウス内で吊下げて散布又は揮散させる時に、それぞ
れ摘みｅ、ｅを引張って開口切れ目線ｆ、ｆを切断し
て、簡単に前面板１と後面板３とを開口して、農薬２０
などの散布又は揮散を助けることができる。
【００１８】本発明の吊下げ式紙箱は、図２Ａに示すよ
うに、接続板８と吊下げ片９とを折目ｂ、ｃを介して折
り曲げずに、垂直な一枚板としたものであるが、この他
に、図２Ｂに示すように、折目ｂを介して接続板８、吊
下げ片９を角筒体の後面板３の内面側に折込んだ状態で
もよいし、さらには図２Ｃに示すように、折目ｂを介し
て接続板８、吊下げ片９を角筒体の後面板３の外面側に
折倒した状態でもよいし、あるいは、図示しないが折目
ｂ、ｃを介して接続板８、吊下げ片９を内側に巻き折り
した状態でもよい。
うに、接続板８と吊下げ片９とを折目ｂ、ｃを介して折
り曲げずに、垂直な一枚板としたものであるが、この他
に、図２Ｂに示すように、折目ｂを介して接続板８、吊
下げ片９を角筒体の後面板３の内面側に折込んだ状態で
もよいし、さらには図２Ｃに示すように、折目ｂを介し
て接続板８、吊下げ片９を角筒体の後面板３の外面側に
折倒した状態でもよいし、あるいは、図示しないが折目
ｂ、ｃを介して接続板８、吊下げ片９を内側に巻き折り
した状態でもよい。
【００１９】本発明の吊下げ式紙箱においては、前面板
１の上辺に、上面板５と係止切込みａ、ａ付の差込み片
６とを、後面板３の上辺に、上面板５と同形の接続板８
と差込み片６と同形の係止切込みａ、ａがない吊下げ片
９とを、それぞれ折目ｂ、ｃを介して順に連設し、この
差込み片６と吊下げ片９との中央部に、吊下げ孔ｄ、ｄ
を設けたことによって、それぞれ差込み片６を引抜いて
上面板５を開放した状態で、図１Ｂ、Ｃに示すように、
折目ｂ、ｂを山折りして折目ｃ、ｃを谷折りして、上面
板５と接続板８とを傾斜させて、また図１Ｄに示すよう
に折目ｂ、ｂ、ｃ、ｃを山折り、谷折りしないで、上面
板５と接続板８とを直立させて、それぞれ直立した差込
み片６と吊下げ片９との吊下げ孔ｄ、ｄに、適宜の吊下
げフック３０を引っ掛けるだけで、簡単に前面板１、後
面板３を垂直に吊下げることができる。
１の上辺に、上面板５と係止切込みａ、ａ付の差込み片
６とを、後面板３の上辺に、上面板５と同形の接続板８
と差込み片６と同形の係止切込みａ、ａがない吊下げ片
９とを、それぞれ折目ｂ、ｃを介して順に連設し、この
差込み片６と吊下げ片９との中央部に、吊下げ孔ｄ、ｄ
を設けたことによって、それぞれ差込み片６を引抜いて
上面板５を開放した状態で、図１Ｂ、Ｃに示すように、
折目ｂ、ｂを山折りして折目ｃ、ｃを谷折りして、上面
板５と接続板８とを傾斜させて、また図１Ｄに示すよう
に折目ｂ、ｂ、ｃ、ｃを山折り、谷折りしないで、上面
板５と接続板８とを直立させて、それぞれ直立した差込
み片６と吊下げ片９との吊下げ孔ｄ、ｄに、適宜の吊下
げフック３０を引っ掛けるだけで、簡単に前面板１、後
面板３を垂直に吊下げることができる。
【００２０】そのため、吊下げた吊下げ式紙箱の前面板
１の内面に収容した、例えば袋体に包装した農薬２０な
どの内容物が密着する恐れがなく、吊下げ式紙箱を振動
させて、粉末状の農薬２０を収容した袋体の図示してい
ないメッシュ孔から均一に散布することができ、また吊
下げ式紙箱を加温、放置して、粉末状、固形状の農薬２
０をガス化して均一に揮散させることができる。
１の内面に収容した、例えば袋体に包装した農薬２０な
どの内容物が密着する恐れがなく、吊下げ式紙箱を振動
させて、粉末状の農薬２０を収容した袋体の図示してい
ないメッシュ孔から均一に散布することができ、また吊
下げ式紙箱を加温、放置して、粉末状、固形状の農薬２
０をガス化して均一に揮散させることができる。
【００２１】加えて、本発明の吊下げ式紙箱において
は、前面板１と後面板３との中央部の摘みｅ付の角を丸
めた長方形状の開口切れ目線ｆ、ｆを設けたことによっ
て、防虫剤、防黴剤など、例えば袋体入りの農薬２０を
収容して、栽培ハウス内で吊下げて散布又は揮散させる
時に、それぞれ摘みｅ、ｅを引張って開口切れ目線ｆ、
ｆを切断し、簡単に前面板１と後面板３とを大きく開口
して、農薬２０の散布又は揮散を助けることができる。
は、前面板１と後面板３との中央部の摘みｅ付の角を丸
めた長方形状の開口切れ目線ｆ、ｆを設けたことによっ
て、防虫剤、防黴剤など、例えば袋体入りの農薬２０を
収容して、栽培ハウス内で吊下げて散布又は揮散させる
時に、それぞれ摘みｅ、ｅを引張って開口切れ目線ｆ、
ｆを切断し、簡単に前面板１と後面板３とを大きく開口
して、農薬２０の散布又は揮散を助けることができる。
【００２２】本発明の吊下げ式紙箱は、内容物を入れた
状態の複数個の箱を段ボールなどにて一括包装（梱包）
したり、運搬、輸送、保管、あるいは商品として展示販
売したりして使用（内容物は未使用）する際は、図２Ａ
〜Ｃの状態で使用することができ、また、例えば展示販
売する際は、図３（Ｃ）に示す状態で吊下げ片９の吊下
げ孔ｄのみにて吊下げることは可能である。
状態の複数個の箱を段ボールなどにて一括包装（梱包）
したり、運搬、輸送、保管、あるいは商品として展示販
売したりして使用（内容物は未使用）する際は、図２Ａ
〜Ｃの状態で使用することができ、また、例えば展示販
売する際は、図３（Ｃ）に示す状態で吊下げ片９の吊下
げ孔ｄのみにて吊下げることは可能である。
【００２３】また、本発明の吊下げ式紙箱は、内容物を
入れた状態の商品として販売展示したり、内容物を使用
する際には、図２Ａに示す吊下げ式紙箱の上面板５の差
込み片６を、紙箱の角筒体開口部内より引き出して、そ
の上面板５と差し込み片６とを上向きに直立させ、ある
いは上向きに多少傾斜させ、その差込み片６と吊下げ片
９との吊下げ孔ｄ、ｄに、図１Ｃ又は図１Ｄに示すよう
に、適宜の吊下げフック３０を引っ掛けて使用すること
ができる。
入れた状態の商品として販売展示したり、内容物を使用
する際には、図２Ａに示す吊下げ式紙箱の上面板５の差
込み片６を、紙箱の角筒体開口部内より引き出して、そ
の上面板５と差し込み片６とを上向きに直立させ、ある
いは上向きに多少傾斜させ、その差込み片６と吊下げ片
９との吊下げ孔ｄ、ｄに、図１Ｃ又は図１Ｄに示すよう
に、適宜の吊下げフック３０を引っ掛けて使用すること
ができる。
【００２４】また、本発明の吊下げ式紙箱は、内容物を
入れた状態の商品として販売展示したり、内容物を使用
する際には、図２Ｂに示す吊下げ式紙箱の上面板５の差
込み片６を紙箱の角筒体開口部内より引き出して、その
上面板５と差し込み片６とを上向きに直立させ、続いて
接続板８、吊下げ片９を角筒体開口部内より折り出し
て、その差込み片６と吊下げ片９との吊下げ孔ｄ、ｄ
に、図１Ｃ又は図１Ｄに示すように、適宜の吊下げフッ
ク３０を引っ掛けて使用することができる。
入れた状態の商品として販売展示したり、内容物を使用
する際には、図２Ｂに示す吊下げ式紙箱の上面板５の差
込み片６を紙箱の角筒体開口部内より引き出して、その
上面板５と差し込み片６とを上向きに直立させ、続いて
接続板８、吊下げ片９を角筒体開口部内より折り出し
て、その差込み片６と吊下げ片９との吊下げ孔ｄ、ｄ
に、図１Ｃ又は図１Ｄに示すように、適宜の吊下げフッ
ク３０を引っ掛けて使用することができる。
【００２５】また、本発明の吊下げ式紙箱は、内容物を
入れた状態の商品として販売展示したり、内容物を使用
する際には、図２Ｃに示す吊下げ式紙箱の後面板３の外
面の接続板８、吊下げ片９を上面板５の上方に折り立
て、上面板５の差込み片６を紙箱の角筒体開口部内より
引き出して、その上面板５と差し込み片６とを上向きに
直立させ、その差込み片６と吊下げ片９との吊下げ孔
ｄ、ｄに、図１Ｃ又は図１Ｄに示すように、適宜の吊下
げフック３０を引っ掛けて使用することができる。
入れた状態の商品として販売展示したり、内容物を使用
する際には、図２Ｃに示す吊下げ式紙箱の後面板３の外
面の接続板８、吊下げ片９を上面板５の上方に折り立
て、上面板５の差込み片６を紙箱の角筒体開口部内より
引き出して、その上面板５と差し込み片６とを上向きに
直立させ、その差込み片６と吊下げ片９との吊下げ孔
ｄ、ｄに、図１Ｃ又は図１Ｄに示すように、適宜の吊下
げフック３０を引っ掛けて使用することができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明の吊下げ式紙箱においては、防虫
剤、防黴剤などの農薬をはじめとする各種薬品類を収容
して、植物栽培ハウスなどの室内で吊下げて散布又は揮
散させることができる。
剤、防黴剤などの農薬をはじめとする各種薬品類を収容
して、植物栽培ハウスなどの室内で吊下げて散布又は揮
散させることができる。
【００２７】また、例えば菓子類、薬品類、日用品など
を幅広く収容して、店頭で吊下げて展示、販売でき、前
面板、後面板を垂直に吊下げることによって、吊下げ式
紙箱の前面板に、収容した内容物がが密着する恐れがな
く、また吊下げ式紙箱の店頭での展示、販売効果を損な
う恐れがないなどの効果があり、また工程が簡単で作製
費用が廉価な吊下げ式紙箱を提供することができる。
を幅広く収容して、店頭で吊下げて展示、販売でき、前
面板、後面板を垂直に吊下げることによって、吊下げ式
紙箱の前面板に、収容した内容物がが密着する恐れがな
く、また吊下げ式紙箱の店頭での展示、販売効果を損な
う恐れがないなどの効果があり、また工程が簡単で作製
費用が廉価な吊下げ式紙箱を提供することができる。
【図１】Ａは、本発明の実施例における吊下げ式紙箱の
ブランクの平面図、Ｂ、Ｃ、Ｄは、吊下げ式紙箱を吊下
げる状態を示す斜視図、断面図である。
ブランクの平面図、Ｂ、Ｃ、Ｄは、吊下げ式紙箱を吊下
げる状態を示す斜視図、断面図である。
【図２】Ａ、Ｂ、Ｃは、本発明の実施例における吊下げ
式紙箱の各種形態を示す断面図である。
式紙箱の各種形態を示す断面図である。
【図３】Ａは、従来の吊下げ式紙箱のブランクの平面
図、Ｂ、Ｃは、従来の吊下げ式紙箱を吊下げた状態を示
す斜視図、断面図である。
図、Ｂ、Ｃは、従来の吊下げ式紙箱を吊下げた状態を示
す斜視図、断面図である。
１…前面板 ２…側面板 ３…後面板 ４…糊代片 ５…上面板 ６…差込み片 ７…折込み片 ８…接続板 ９…吊下げ片 １０…下面板 ２０…農薬 ３０…吊下げフック ａ…係止切込み ｂ、ｃ…折目 ｄ…吊下げ孔 ｅ…つまみ ｆ…開口切れ目線
Claims (2)
- 【請求項１】前面板の両側に側面板と該側面板の片側に
順に後面板と糊代片とを各々折目を介して順に連設し、
前面板の上辺に上面板と繋止切込み付の差込み片とを、
前面板、後面板のいずれか一方の下辺に下面板と係止切
込み付の差込み片とを、さらに各々側面板の上下辺に各
々折込み片を、それぞれ折目を介して連設した差込みサ
ック式の直方体状の紙箱において、後面板の上辺に、上
面板と同形の接続板と差込み片と同形の係止切込みがな
い吊下げ片とを折目を介して順に連設し、前記差込み片
と吊下げ片との中央部に各々吊下げ孔を設けたことを特
徴とする吊下げ式紙箱。 - 【請求項２】請求項１記載の吊下げ式紙箱において、前
面板と後面板との適宜の位置に、それぞれ摘み付の適宜
の開口切れ目線を設けたことを特徴とする吊下げ式紙
箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000354054A JP3941383B2 (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 吊下げ式紙箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000354054A JP3941383B2 (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 吊下げ式紙箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002160728A true JP2002160728A (ja) | 2002-06-04 |
| JP3941383B2 JP3941383B2 (ja) | 2007-07-04 |
Family
ID=18826713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000354054A Expired - Fee Related JP3941383B2 (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | 吊下げ式紙箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3941383B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021113083A (ja) * | 2020-01-21 | 2021-08-05 | 大日本印刷株式会社 | 包装容器および包装容器の使用方法 |
| US11631597B2 (en) | 2017-02-01 | 2023-04-18 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Holding apparatus |
-
2000
- 2000-11-21 JP JP2000354054A patent/JP3941383B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11631597B2 (en) | 2017-02-01 | 2023-04-18 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Holding apparatus |
| JP2021113083A (ja) * | 2020-01-21 | 2021-08-05 | 大日本印刷株式会社 | 包装容器および包装容器の使用方法 |
| JP7521193B2 (ja) | 2020-01-21 | 2024-07-24 | 大日本印刷株式会社 | 包装容器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3941383B2 (ja) | 2007-07-04 |
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