JP2002160433A - 印鑑ホルダー - Google Patents

印鑑ホルダー

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JP2002160433A
JP2002160433A JP2000355567A JP2000355567A JP2002160433A JP 2002160433 A JP2002160433 A JP 2002160433A JP 2000355567 A JP2000355567 A JP 2000355567A JP 2000355567 A JP2000355567 A JP 2000355567A JP 2002160433 A JP2002160433 A JP 2002160433A
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JP
Japan
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upper case
knob
seal
inner cylinder
case
Prior art date
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Withdrawn
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JP2000355567A
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English (en)
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Haruto Shiraishi
治人 白石
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 携帯時に上ケースが下方へ押され印鑑の印面
が露出して、その印面のインクが付着することにより衣
服等を汚すことのない印鑑ホルダーを提供する。 【解決手段】 回転操作用のツマミ51とツマミ51か
ら下方へ突出する脚部52を有して脚部52にフック5
3を設けたロック体45を上ケース2の上端部に回転自
在に且つツマミ51が外部に露出するように取付け、内
筒4の上縁部にロック体45の脚部52を上下に移動自
在に嵌入させる縦方向の切欠凹部48を設け、ロック体
45のツマミ51を回転させることにより脚部52のフ
ック53が嵌入して内筒4に対する上ケース2の上下方
向の変位を阻止した状態でロックする周方向のフック係
合部49を切欠凹部48と連続させて内筒4に設け、さ
らに、上ケース2の上端部に設けた細径部46に脱着自
在でロック体45のツマミ51を隠蔽可能なキャップ3
9を具えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印鑑ホルダーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、朱肉を使用する印鑑は、柘や象牙
等の硬質の印材に印面を刻設したものが一般的である。
このような印鑑は、朱肉と共にケースに収納して保管又
は携帯するので、頻繁に使用する場合、ケースから一々
印鑑を取り出すのが煩わしく、又、朱肉を印面に一々付
着させるのが面倒であった。そこで、このような不満を
解消するために、印鑑を使用する度にケースから取り出
して朱肉を印面に付着させる面倒のない印鑑ホルダーが
考案され、実公平7−51336号公報、実開平6−1
2059号公報、実開平6−12056号公報、実開平
6−17951号公報、実開平6−17950号公報、
実開平6−16061号公報、実開平6−36859号
公報、特開平9−314977号公報等に開示されてい
る。
【0003】これら公知の印鑑ホルダーは、殆ど、下ケ
ースと、下ケースに対し上下方向へスライド自在な上ケ
ースと、印鑑を脱着自在で下ケースに対し上下方向へス
ライド自在で且つ上ケースに押されて下降可能な内筒
と、上ケースの上昇位置で内筒に装着した印鑑の下方を
遮蔽するとともにその上ケースの上昇位置で保持した朱
肉を印面に接触させ且つその上ケースの下降段階で上ケ
ースと連動して回転することにより印鑑の下方を開放し
て印鑑の下降及び捺印を可能とする朱肉皿とを具えた構
造になっている。
【0004】ところで、このような印鑑ホルダーは、携
帯時に誤って上ケースを下方へ押してしまうことがあ
り、これにより朱肉皿が回転して印鑑を保持した内筒も
下降することにより捺印可能状態、すなわち、印鑑の印
面が露出した状態となって、その印面のインクが付着す
ることにより衣服等を汚すという弊害があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決すること、すなわち、携帯時に上ケースが誤って下
方へ押されることにより印鑑の印面が露出して、その印
面のインクが付着することにより衣服等を汚すことのな
い印鑑ホルダーの提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の印鑑ホルダーは、下ケース1と、下ケース
1に対し上下方向へスライド自在な上ケース2と、下ケ
ース1に対し上ケース2を上方へ付勢するバネ3と、印
鑑40を脱着自在で下ケース1に対し上下方向へスライ
ド自在で且つ上ケース2に押されて下降可能な内筒4
と、上ケース2の上昇位置で内筒4に装着した印鑑40
の下方を遮蔽するとともにその上ケース2の上昇位置で
保持した朱肉9を印面41に接触させ且つその上ケース
2の下降段階で上ケース2と連動して下降してから回転
することにより印鑑40の下方を開放して印鑑40の下
降及び捺印を可能とする朱肉皿8とを具えて成る印鑑ホ
ルダーにおいて、回転操作用のツマミ51とそのツマミ
51から下方へ突出する脚部52を有してその脚部52
にフック53を設けて成るロック体45を構成して、そ
のロック体45を上ケース2の上端部に設けた細径部4
6に回転自在に且つツマミ51が外部に露出するように
取付け、また、内筒4の上縁部にロック体45の脚部5
2を上下方向へ移動自在に嵌入させる縦方向の切欠凹部
48を設けるとともに、ロック体45のツマミ51を回
転させることによってその脚部52のフック53が嵌入
して内筒4に対する上ケース2の上下方向の変位を阻止
した状態でロックする周方向のフック係合部49を上記
の切欠凹部48と連続するように内筒4に設け、さら
に、上ケース2の上端部に設けた細径部46に脱着自在
でロック体45のツマミ51を隠蔽可能なキャップ39
を具えたことを特徴とする、という構成を具えるもので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態について説明する。まず、図1は分解状態を示した
ものである。この印鑑ホルダーは、下ケース1、上ケー
ス2、バネ3、内筒4、バネ受け5、調節ネジ6、内筒
係止体7、朱肉皿8、朱肉9、回転体10、印鑑固定バ
ネ11(図3参照)、ロック体45、及びキャップ39
によって構成され、市販されているものを含む印鑑40
を装着可能としている。
【0008】下ケース1は上下両端が開口した断面が矩
形の筒状体で、その前側面の下半部に開放窓部12を有
し、左右の横側面に対向するようにカム孔14を穿設し
ている。このカム孔14は上下方向の縦孔部15と、そ
の下端から後側面方向へ円弧状に曲がったカーブ孔部1
6とを有し、縦孔部15とカーブ孔部16は連続してい
る。また、左右の横側面の内面側には対向するように突
起13を設けている。この突起13は横側面における前
後方向の中央部に位置し、カム孔14の縦孔部15の位
置は突起13より僅かに後方へ偏している。また、上端
部における左右の横側面に窓孔17を穿設している。
【0009】上ケース2も下端が開口した断面が矩形の
筒状体で、その前側面の下半部に切欠開放部18を有
し、左右の横側面に対向するようにカム孔19を穿設し
ている。このカム孔19は上下方向の縦孔部20と、そ
の下端から前側面方向へ曲がった斜孔部21とを有し、
縦孔部20と斜孔部21は連続している。また、上端の
内面には段差43(図3参照)を設けている。この上ケ
ース2は、図3に示すように、上記の下ケース1の外側
に上下方向へスライド自在に被せられる。また、この上
ケース2は上端部に細径部46を有して、その細径部4
6に、後述するようにロック体45を回転自在に取付け
可能としている。また、上ケース2の細径部46の外側
面には、図1及び図6に示すように、ロック体45が回
転することにより、そのロック体45に設けた後述する
突起55が係止可能な突起57,58を2箇所に設けて
いる。また、細径部46の上面部には係止爪47を突設
している。
【0010】内筒4は、図3に示すように、内孔22の
内部に印鑑固定バネ11を取り付けて印鑑40を脱着自
在としている。内筒4は、図1及び図2に示すように、
上下両端を開口した筒状体で、その上端部の外側面にお
ける周方向の複数箇所に上下方向のバネ受け装着溝24
を設けている。このバネ受け装着溝24には周方向の横
溝25が連続し、さらに横溝25には内筒4の上縁部に
開口する縦溝26が連続している。また、バネ受け装着
溝24の下方には、図1に示すように、周方向の係止溝
23を設けている。この内筒4は、図3に示すように、
下ケース1の内側に上下方向へスライド自在に収納さ
れ、その上端部は下ケース1を貫通して上方へ突出す
る。また、図1及び図2に示すように、内筒4は上縁部
に上下方向の切欠凹部48を設けるとともに、その切欠
凹部48の内縁部に周方向のフック係合部49を連続的
に設けている。
【0011】バネ受け5は矩形の板状で、内筒4の上端
部を挿入可能な中心孔27を有し、その中心孔27の内
縁の複数箇所に爪片28を設けている。このバネ受け5
は上記の内筒4のバネ受け装着溝24に上下方向へスラ
イド自在に取付ける。バネ受け5をバネ受け装着溝24
に取付けるには、バネ受け5の爪片28を縦溝26から
横溝25を通過させてバネ受け装着溝24に導き入れ
る。
【0012】調節ネジ6は中心部の通孔29の内面に上
下方向の溝を設けている。この調節ネジ6は、図3に示
すように、内筒4の上端近傍の内部に形成した雌ネジ4
4に螺着させる。
【0013】内筒係止体7は、矩形の基板30に内筒4
を通す中心孔31を設け、また、基板30の左右の側縁
から下方へ伸びる腕片32を設け、その腕片32の下端
部に内側へ突出するように湾曲した係止片33を設けて
いる。この係止片33はバネ性を有して弾性変形可能で
ある。この内筒係止体7は、図3に示すように、基板3
0を下ケース1の上端面に接触させ、その腕片32を下
ケース1の側面に接触させ、その係止片33を窓孔17
から下ケース1の内部に挿入させて、下ケース1に対し
組付ける。係止片33は下ケース1の内部へ挿入するこ
とにより内筒4の側面に設けた係止溝23に係合可能と
なる。
【0014】バネ3はコイルバネを用い、図3に示すよ
うに、その下端を内筒係止体7の基板30の上面に当接
させるとともに、その上端をバネ受け5の下面に当接さ
せる。したがって、バネ受け5は上方へ付勢されて上ケ
ース2の内面に設けた段差43の下端に当接し、上ケー
ス2はバネ受け5を介してバネ3により上方へ付勢され
る。
【0015】朱肉9は朱肉皿8に収納し、その朱肉皿8
は回転体10に取付ける。朱肉皿8は底面にフック片3
8を有し、そのフック片38を回転体10の底板34に
掛止することにより脱着自在に取付けることができる。
したがって、朱肉皿8を回転体10から取り外して、朱
肉9にインキを補充すること、又は朱肉皿8を交換する
ことが容易に可能である。
【0016】回転体10は底板34の左右両端から上方
へ垂直に屈曲した回転腕35を有し、その回転腕35に
おける前後方向の中央部に上下方向のガイド孔36を穿
設している。また、回転腕35の外面には突起37を設
けている。この突起37の位置はガイド孔36より僅か
に後方へずらしている。
【0017】ロック体45は、図1及び図2に示すよう
に、円筒状のツマミ51から下方へ突出する脚部52を
有し、その脚部52の下端部に周方向のフック53を設
けている。また、このロック体45は、ツマミ51の天
板部56に中心孔50を設けるとともに、上記上ケース
2の細径部46に設けた係止爪47が貫出する係止孔5
4を設けている。また、ツマミ51の外側面には、滑り
止め用の凹凸部62を設け、さらに、ツマミ51の内側
面に突起55を設けている。
【0018】キャップ39は、上ケース2の上端部に脱
着自在であり、ロック体45のツマミ51を覆って隠蔽
するように、上ケース2の上端部に被せることができ
る。
【0019】次に、上記の各部品の組付け方法を説明す
る。まず、上ケース2の細径部46にロック体45のツ
マミ51を上方から被せ、上ケース2の細径部46の上
面部に設けた係止爪47をツマミ51の天板部56に設
けた係止孔54に貫通させて係止し、ツマミ51を上ケ
ース2の細径部46に対して回転自在に取り付ける。
【0020】次に、上記のように下ケース1の上端部に
内筒係止体7を取付けてから、下ケース1の内部に上記
のように朱肉皿8を取付けた回転体10を挿入して、下
ケース1の内面に設けた突起13を回転体10の回転腕
35に穿設したガイド孔36に嵌め込むとともに、回転
体10の突起37を下ケース1のカム孔14に挿入して
回転体10を下ケース1に取付ける。
【0021】次に、調節ネジ6を螺着した内筒4を下ケ
ース1の内部に下側の開口から挿入して、内筒4の上端
部を下ケース1の上側の開口から貫出させるとともに、
内筒係止体7の中心孔31をも貫通させて上方へ突出さ
せる。そして、下ケース1及び内筒係止体7の上方で且
つ内筒4の外周部にバネ3を取付けてから、内筒4の上
端部に上記のようにバネ受け5を取付ける。
【0022】そして、上記のように内筒4及び回転体1
0を取付けた下ケース1を上ケース2の内部に下側の開
口から挿入して、回転体10の突起37を上ケース1の
カム孔19に嵌め込んで回転体10を上ケース2に組付
ける。このとき、内筒4の上縁部に設けた切欠凹部48
にロック体45の脚部52を嵌入させる。
【0023】また、図3に示すように、印鑑40を内筒
4の内部に挿入して印鑑固定バネ11により固定し、そ
の印鑑40の上端頭部に調節ネジ6の下面を接触させ
る。なお、上ケース2の細径部46における天板部56
の中心孔50から調節ネジ6の通孔29の溝にレンチ等
の工具を入れて回転すると、調節ネジ6は上下方向へ移
動するので、この調節ネジ6で印鑑40を下方へ移動さ
せることによって、印面41の位置を調整することがで
きる。
【0024】次に、作動を説明する。まず、図3に示す
ように、バネ3によって上ケース2が下ケース1に対し
上昇している状態、すなわち非捺印時には、バネ3の圧
力により印鑑40の印面41に朱肉9が平行に接触して
いる。すなわち、朱肉皿8が印鑑40の下方を遮蔽して
いる。このとき、図4に示すように、回転体10の突起
37は下ケース1のカム孔14における縦孔部15の上
端部を貫通して上ケース2のカム孔19における斜孔部
21の下端部に位置するとともに、下ケース1の突起1
3が回転体10の回転腕35に設けたガイド孔36の下
端部に位置している。
【0025】捺印する場合は、図3に示すように、上ケ
ース2が上昇している状態で、ロック体45の脚部52
が内筒4の切欠凹部48を下降できる状態にする。すな
わち、図5に示すように、ロック体45のツマミ51を
指で摘んで回転させることにより、その天板部56の上
面に印したONの位置まで上ケース2に設けた係止爪4
7を係止孔54にそって移動させる。このとき、図6に
示すように、ロック体45のツマミ51の内側面に設け
た突起55が弾性変形により上ケース2の細径部46の
外側面に設けた突起57を乗り越えて係止することにな
る。なお、係止した場合はクリック音が発生するので、
聴覚により係止したか否かを確認することができる。
【0026】そして、下ケース1の下端を紙面42に接
触させて、上ケース2を下方へ押し込むと、上ケース2
の段差43がバネ受け5を下に押してバネ3を圧縮しな
がら下ケース1に対して上ケース2が下方へスライドす
る。このとき、内筒4は内筒係止体7によりバネ3の力
に抗して下ケース1に固定されて下方への移動が阻止さ
れているので、上ケース2のカム孔19における斜孔部
21の下端部の縁によって突起37が下方へ押される回
転体10だけが下降することになる。したがって、朱肉
9は印面41に対し平行な姿勢で下降しながら印面41
から離れていく。上ケース2が所要ストローク下降する
と、図7に示すように、内筒4の上端面が上ケース2の
上面に当接し、又、ロック体45の脚部52が内筒4の
切欠凹部48を下方へ移動する。また、このとき、図8
に示すように、回転体10の突起37が上ケース2のカ
ム孔19の縁によって押され、下ケース1のカム孔14
における縦孔部15の下端部まで移動するとともに、回
転体10の下降に伴い下ケース1の突起13が回転体1
0のガイド孔36の上端部へ変位する。
【0027】次に、上ケース2の下降後期段階に移る。
すなわち、さらに、上ケース2を下方へ押すと、図9に
示すように、内筒係止体7の係止片33が内筒4の係止
溝23から脱出して係合状態を解消し、内筒4は上ケー
ス2と共に下ケース1に対して下降する。このとき、回
転体10の突起37は上ケース2のカム孔19における
斜孔部21と、下ケース1のカム孔14におけるカーブ
孔部16に沿って移動することになり、それに伴い回転
体10が下ケース1の突起13を中心として回転し、図
10に示すように、回転体10は略90度回転して、下
ケース2の開放窓部12と上ケース2の切欠部18を通
り抜けて外部に突出するとともに、印鑑40の下方を開
放する。
【0028】さらに、上ケース2を下降させると、図1
1に示すように、内筒4に保持された印鑑40の印面4
1が紙面42に接触して捺印が可能となる。
【0029】捺印終了後、上ケース2に対する押下力を
解除すると、バネ3の復元力により上ケース2が上昇す
るとともに、回転体10が逆方向に回転する。すなわ
ち、回転体10及び朱肉皿8は下ケース1の内部へ没入
するように逆方向に回転する。それから回転体10は上
ケース2とともに上昇して、再び朱肉9を平行に印面4
1に接触させる。
【0030】ところで、図3に示すように、バネ3によ
って上ケース2が下ケース1に対し上昇している状態に
おいて、図12に示すように、ロック体45のツマミ5
1を回転させて、係止爪47をOFFの位置に合わせる
と、図13に示すように、ロック体45の脚部52に設
けたフック53が内筒4の切欠凹部48に連続的に設け
たフック係合部49へ嵌入してロックし、内筒4に対す
る上ケース2の下降が阻止された状態となる。このと
き、図14に示すように、ロック体45のツマミ51に
設けた突起55が弾性変形により上ケース2に設けた突
起58を乗り越えて係止することになり、その係止の際
にクリック音を発生するので、聴覚によりロックしたか
否かを確認することができる。
【0031】このように、ロック体45を回転させてロ
ックすれば、携帯時に誤って上ケース2が下方へ押され
ても、図3に示す状態から図7に示す状態にはなれない
ので、回転体10が回転して印鑑40の印面41が露出
することはないので、その印面41のインクが付着する
ことにより衣服等を汚すおそれがない。また、ロック体
45のツマミ51を誤って回転させてしまうことも考え
られるが、本発明の印鑑ホルダーは、ツマミ51を覆う
ようにキャップ39を上ケース2の細径部46に冠着で
きるので、ツマミ51の誤動作も防止することができ
る。なお、捺印する場合は、キャップ39を外して、ロ
ック体45を逆方向へ回転させて、フック53をフック
係合部49から脱出させて、図3に示す状態へ復元させ
ればよい。
【0032】なお、上記のフック係合部49は切欠凹部
48と同様に内筒4の周壁を切り欠いて形成している
が、図15に示すように、内筒4の周壁の外面に溝を形
成してその溝をフック係合部49となすことも可能であ
る。この場合、溝の入り口に突起60を設けるととも
に、ロック体45の脚部52のフック53にも突起61
を設けることにより、そのフック53がフック係合部4
9にロックするときと、ロックを解除するときにそれぞ
れクリック音を発生させることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の印鑑ホルダーは、上記のよう
に、回転操作用のツマミ51とそのツマミ51から下方
へ突出する脚部52を有してその脚部52にフック53
を設けて成るロック体45を構成して、そのロック体4
5を上ケース2の上端部に設けた細径部46に回転自在
に且つツマミ51が外部に露出するように取付け、ま
た、内筒4の上縁部にロック体45の脚部52を上下方
向へ移動自在に嵌入させる縦方向の切欠凹部48を設け
るとともに、ロック体45のツマミ51を回転させるこ
とによってその脚部52のフック53が嵌入して内筒4
に対する上ケース2の上下方向の変位を阻止した状態で
ロックする周方向のフック係合部49を上記の切欠凹部
48と連続するように内筒4に設けたことによって、携
帯時にロック体45を回転してロックすることにより、
上ケース2が誤って下方へ押されても、回転体10が回
転せず、印鑑40の印面41が露出することがないの
で、印面41のインクが衣服等に付着して衣服等を汚損
することを防止することができる。さらに、上ケース2
の上端部に設けた細径部46に脱着自在でロック体45
のツマミ51を隠蔽可能なキャップ39を具えたことに
より、ツマミ51を誤って回転させてしまうこと、すな
わち、ツマミ51の誤動作も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解斜視図である。
【図2】一部の部品の拡大斜視図である。
【図3】上ケースの上昇状態における断面図である。
【図4】図3と同一状態における一部切断側面図であ
る。
【図5】非ロック状態における平面図である。
【図6】図3のA−A線位置における断面図である。
【図7】上ケースとともに回転体だけを下降させた状態
の断面図である。
【図8】図7と同一状態における一部切断側面図であ
る。
【図9】回転体が外部へ突出するまで上ケースを下降さ
せた状態の断面図である。
【図10】図9と同一状態における一部切断側面図であ
る。
【図11】捺印可能状態まで上ケースを下降させた状態
の断面図である。
【図12】ロック状態における平面図である。
【図13】ロック状態における上端部の断面図である。
【図14】図13のB−B線位置における断面図であ
る。
【図15】他の実施例における内筒のフック係合部を設
けた位置の断面図である。
【符号の説明】
1 下ケース 2 上ケース 3 バネ 4 内筒 5 バネ受け 6 調節ネジ 7 内筒係止体 8 朱肉皿 9 朱肉 10 回転体 11 印鑑固定バネ 12 開放窓部 13 突起 14 カム孔 15 縦孔部 16 カーブ孔部 17 窓孔 18 切欠開放部 19 カム孔 20 縦孔部 21 斜孔部 22 内孔 23 係止溝 24 バネ受け装着溝 25 横溝部 26 縦溝部 27 中心孔 28 爪片 29 通孔 30 基板 31 中心孔 32 腕片 33 係止片 34 底板 35 回転腕 36 ガイド孔 37 突起 38 フック片 39 キャップ 40 印鑑 41 印面 42 紙面 43 段差 44 雌ネジ 45 ロック体 46 細径部 47 係止爪 48 切欠凹部 49 フック係合部 50 中心孔 51 ツマミ 52 脚部 53 フック 54 係止孔 55 突起 56 天板部 57 突起 58 突起 60 突起 61 突起 62 凹凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ケース1と、下ケース1に対し上下方
    向へスライド自在な上ケース2と、下ケース1に対し上
    ケース2を上方へ付勢するバネ3と、印鑑40を脱着自
    在で下ケース1に対し上下方向へスライド自在で且つ上
    ケース2に押されて下降可能な内筒4と、上ケース2の
    上昇位置で内筒4に装着した印鑑40の下方を遮蔽する
    とともにその上ケース2の上昇位置で保持した朱肉9を
    印面41に接触させ且つその上ケース2の下降段階で上
    ケース2と連動して下降してから回転することにより印
    鑑40の下方を開放して印鑑40の下降及び捺印を可能
    とする朱肉皿8とを具えて成る印鑑ホルダーにおいて、
    回転操作用のツマミ51とそのツマミ51から下方へ突
    出する脚部52を有してその脚部52にフック53を設
    けて成るロック体45を構成して、そのロック体45を
    上ケース2の上端部に設けた細径部46に回転自在に且
    つツマミ51が外部に露出するように取付け、また、内
    筒4の上縁部にロック体45の脚部52を上下方向へ移
    動自在に嵌入させる縦方向の切欠凹部48を設けるとと
    もに、ロック体45のツマミ51を回転させることによ
    ってその脚部52のフック53が嵌入して内筒4に対す
    る上ケース2の上下方向の変位を阻止した状態でロック
    する周方向のフック係合部49を上記の切欠凹部48と
    連続するように内筒4に設け、さらに、上ケース2の上
    端部に設けた細径部46に脱着自在でロック体45のツ
    マミ51を隠蔽可能なキャップ39を具えたことを特徴
    とする印鑑ホルダー。
JP2000355567A 2000-11-22 2000-11-22 印鑑ホルダー Withdrawn JP2002160433A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009056710A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Shachihata Inc 印判
CN103522777A (zh) * 2012-07-03 2014-01-22 上海豪普森生物识别应用科技有限公司 一种指纹印章的翻转机构

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JP2009056710A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Shachihata Inc 印判
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