JP2002160258A - 光学コンポーネント - Google Patents

光学コンポーネント

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JP2002160258A JP2001343650A JP2001343650A JP2002160258A JP 2002160258 A JP2002160258 A JP 2002160258A JP 2001343650 A JP2001343650 A JP 2001343650A JP 2001343650 A JP2001343650 A JP 2001343650A JP 2002160258 A JP2002160258 A JP 2002160258A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学素子部の成形の際に、光学素子部に隣接
する部材を形成する樹脂が光学素子部内に混入すること
をなくし、異物の混入のない透明度の高い光学素子部を
形成でき、光学性能が良好で、安価な光学コンポーネン
トを提供する。 【解決手段】雄金型19と一次雌金型20とによって形
成される一次キャビティ21に透明のPMMAを射出し
て、先端レンズ14を二色成形の一次成形工程によって
形成し、その後、一次雌金型20を雄金型19と分離す
る。次に、二次雌金型22を雄金型19にセットし、こ
こで、雄金型19及び成形された先端レンズ14と二次
雌金型22とによって形成される二次キャビティ23に
黒色のPMMAを射出して、支持部15を二色成形の二
次成形工程によって形成する。これにより、先端レンズ
14と支持部15との当接部分が溶着されて一体の光学
コンポーネントが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラやビデオカ
メラの撮影光学系、内視鏡の観察光学系等に用いられ、
前記光学系において配設されるレンズ等の光学素子と、
この光学素子を支持する支持部等の光学素子に隣接する
部材とが一体に形成された光学コンポーネントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】カメラやビデオカメラの撮影光学系、内
視鏡の観察光学系等に用いられる光学コンポーネント
は、従来では、レンズ等の光学素子とこの光学素子の支
持部とを別々に製作し、これらを組立てることにより、
光学コンポーネントを製造していた。このため、2つの
部材を合わせる組み立て工程のために製造コストが高く
なったり、組み立て工程の際に光学素子と支持部材との
取り付け誤差が生じて、光学性能が劣化するなどの不具
合があった。
【0003】これらの不具合を解決する手段として、特
開平7−63968号公報には、二色成形によって、樹
脂材料で形成された光学素子部と、この光学素子と一体
に同時に樹脂材料で形成された光学素子の支持部とを形
成してなる光学コンポーネント及びその製造方法が開示
されている。
【0004】また、本出願人は、特願平6−26916
8号において、内視鏡の挿入部の先端に、光学素子であ
る樹脂材料で形成されたレンズカバー部と、このレンズ
カバー部に隣接して樹脂材料で形成され、前記レンズカ
バー部を観察窓と照明窓とに光学的に遮断するための遮
光部材と、を有する先端構成部材をインサート成形や二
色成形等によって一体に形成したものを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光学コンポーネ
ントでは、光学素子部と支持部や遮光部材との成形の順
序については何ら考慮がなされていないため、先に光学
的に不透明な遮光部材や、光学素子部と異なる種類の樹
脂からなる支持部などを成形した後に、光学素子部の成
形を行った場合、光学素子部を成形する工程の際に、光
学素子部を形成する樹脂の型内での流れによって遮光部
材や支持部を形成している樹脂が溶けたり、削り取られ
たりして、不透明な樹脂が光学素子部を形成するための
樹脂に混入し固化してしまい、光学素子部の光学性能に
支障をきたすおそれがあった。このため、所望の光学性
能を有する光学素子部を形成することが困難となる場合
が生じる不具合がある。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、光学素子部を一次成形した後、この光学素子部
に隣接する部材を二次成形して、光学素子部の成形の際
に、光学素子部に隣接する部材を形成する樹脂が光学素
子部内に混入することをなくし、異物の混入のない透明
度の高い光学素子部を形成でき、光学性能が良好で、安
価な光学コンポーネントを提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図5は本発明の第1の
実施形態に係り、図1は内視鏡装置の構成を示す構成説
明図、図2は内視鏡の挿入部先端部の構成を示す断面
図、図3は光学コンポーネントの構成を示す断面図、図
4は図3に示した光学コンポーネントの一次成形の際に
用いる成形金型の構成を示す断面図、図5は図3に示し
た光学コンポーネントの二次成形の際に用いる成形金型
の構成を示す断面図である。
【0009】第1の実施形態は、内視鏡の観察光学系に
おいて本発明の光学コンポーネントを適用した構成例を
示したものである。
【0010】図1は本実施形態の光学コンポーネントを
備えた内視鏡を含む内視鏡装置の全体構成を示したもの
である。内視鏡1には、光源装置2及び信号処理装置3
が接続され、信号処理装置3に観察モニタ4が接続され
ており、これらにより体腔内等を観察し、診断,治療等
を行う内視鏡装置が構成されている。内視鏡1は、患者
の体腔内等に挿入される細長で可撓性を持った挿入部5
を有して構成され、挿入部5の先端には硬性の先端部6
が設けられている。
【0011】図2は挿入部5の先端部6の構成例を示し
たものである。先端部6には、前記光源装置2からの照
明光を導光するためのライトガイド7と、この照明光を
被検部位に照明するための照明レンズ8とが設けられて
いる。またこれらの照明光学系と並んで、被検部位を観
察するための観察光学系9が設けられている。これらの
ライトガイド7先端部、照明レンズ8、観察光学系9
は、金属部材からなる先端部本体10に保持され、固定
ビス11等によって固定されている。先端部本体10の
先端側外周部には、先端部本体10の外表面を体腔内等
の被検体と絶縁するための樹脂等で形成された絶縁カバ
ー12が被覆されている。
【0012】観察光学系9の結像位置には、CCD等の
撮像素子を有する撮像素子部13が配置されており、観
察光学系9によって結像された観察像が撮像素子部13
によって電気信号に変換されて信号処理装置3に伝送さ
れ、信号処理装置3によって映像信号に変換されて観察
モニタ4に出力され、観察モニタ4上に被検部位の観察
画像として表示されるようになっている。
【0013】観察光学系9は、最先端に位置する光学素
子である先端レンズ14とこれを支持する円筒状の支持
部15とが一体的に形成された光学コンポーネント16
と、先端レンズ14の基端側において支持部15に保持
された対物レンズ17と、これらのレンズを位置決めす
る位置決め部材18と、から構成されている。
【0014】図3に光学コンポーネント16の詳細な構
成を示す。先端レンズ14は、光学部品用の樹脂である
光学的に透明なメタクリル樹脂(PMMA)にて形成さ
れている。支持部15は、フレアやゴースト等を防止す
るために光学的に不透明な例えば黒色のメタクリル樹脂
(PMMA)にて形成されている。これらの部材は、二
色成形による射出成形によって、一体に形成されて光学
コンポーネント16を構成している。
【0015】次に、光学コンポーネント16の製造方法
について説明する。
【0016】図4は先端レンズ14を成形する一次成形
の際の成形金型の構成、図5は支持部15を成形する二
次成形の際の成形金型の構成をそれぞれ示したものであ
る。
【0017】まず、雄金型19と一次雌金型20によっ
て形成される一次キャビティ21に前述した透明のPM
MAを射出することにより、先端レンズ14が二色成形
の一次成形工程によって形成される。先端レンズ14の
形成後、一次雌金型20を雄金型19と分離する。この
とき、先端レンズ14が一次雌金型20と共に雄金型1
9より分離するのを防止するために、先端レンズ14の
雄金型19端面に当接する外周部分には図5に示すよう
に凹部25が設けられ、雄金型19と嵌合するようにな
っている。
【0018】次に、図5に示すように二次雌金型22が
雄金型19にセットされる。ここで、雄金型19及び成
形された先端レンズ14と二次雌金型22とによって形
成される二次キャビティ23に前述した黒色のPMMA
を射出することにより、支持部15が二色成形の二次成
形工程によって形成される。
【0019】二次成形工程の際の成形温度は、一次成形
で使用されるPMMAが二次成形で使用されるPMMA
と成形型内で溶着可能な温度、例えば200℃〜290
℃に設定される。このとき、二次成形によって高温のP
MMAが型内に流れ込むと、一次成形によって成形され
た先端レンズ14の外周部24は、流れ込んだ樹脂の熱
によって、この有色のPMMAと溶着しながら二次成形
を完了する。
【0020】以上のようにして、先端レンズ14と支持
部15との当接部分は溶着されて一体に形成される。
【0021】本実施形態の光学コンポーネント16の構
成では、先端レンズ14の外周の支持部15と当接した
部分は、溶着されているために液体や水蒸気等が先端レ
ンズ14の先端側から先端レンズ14と支持部15との
当接部分を通過して先端レンズ14の基端側に侵入する
ことがない。このため、光学コンポーネント16内への
水蒸気等の侵入によって観察不能になったり、先端レン
ズ14の内側が曇ることを防ぐことができる。また、先
端レンズ14と支持部15とは同じ種類の樹脂で強固に
接合されているため、先端レンズ14と支持部15がず
れて光学性能が劣化することがなく、外れて先端レンズ
14が脱落することも生じない。
【0022】また、先端レンズ14と支持部15との組
立て工程が必要ないため、組立て工程にかかるコストを
省くことができ、非常に安価に製造できる。また、二色
成形にて成形を行っているため、先端レンズ14を成形
金型から取り出したり、金型にセットしたりする手間が
必要なく、生産性が良好である。
【0023】また従来の光学コンポーネントでは、光学
素子部と支持部や遮光部材との成形の順序については何
ら考慮がなされていないため、先に光学的に不透明な遮
光部材や、光学素子部と異なる種類の樹脂からなる支持
部などを成形した後に、光学素子部の成形を行った場
合、光学素子部を成形する工程の際に、光学素子部を形
成する樹脂の型内での流れによって遮光部材や支持部を
形成している樹脂が溶けたり、削り取られたりして、不
透明な樹脂が光学素子部を形成するための樹脂に混入し
固化してしまい、光学素子部の光学性能に支障をきたす
おそれがあった。このため、所望の光学性能を有する光
学素子部を形成することが困難となる場合が生じる不具
合がある。
【0024】本実施形態では、光学素子である先端レン
ズ14を一次成形し、黒色の支持部15を二次成形して
いるために、先端レンズ14の成形の際には型内に黒色
の樹脂が存在しないため、黒色の樹脂が透明な樹脂の中
に混入してしまうことがない。このため、異物の混入が
なく透明度の高い先端レンズ14が形成可能であり、光
学性能を良好に保つことが可能である。
【0025】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、先端レンズ14と支持部15との接合強度が高く丈
夫で、観察性能が良く、かつ安価な内視鏡装置の光学コ
ンポーネントを提供できる。また、二次成形を行う樹脂
に一次成形を行う樹脂と同じ種類の樹脂を用いているた
め、互いの溶着性が良く、接合力が強固で丈夫な光学コ
ンポーネントを提供できる。
【0026】なお、二次成形の際に、使用する樹脂にお
いて成形性の良い好適な成形温度で成形を行えば、一次
成形を行った樹脂と容易に溶着可能である。さらに一次
成形についても、使用する樹脂において成形性の良い好
適な成形温度で行えば、両者共それぞれ最適な成形温度
で成形が行えるため、成形形状や成形性が良く、生産性
を向上させることができる。
【0027】また、光学素子である先端レンズ14を一
次成形した後に、黒色の支持部15を二次成形すること
により、有色の樹脂が光学素子を構成する透明な樹脂の
中に混入することを防止でき、光学性能が良好で安価な
内視鏡装置の光学コンポーネントを提供できる。
【0028】図6ないし図10は本発明の第2の実施形
態に係り、図6はカバー式内視鏡の構成を示す構成説明
図、図7は内視鏡カバーを装着した状態でのカバー式内
視鏡の挿入部先端部の構成を示す断面図、図8は内視鏡
カバーの先端カバー部を先端側から見た平面図、図9は
図8に示した先端カバー部の一次成形の際に用いる成形
金型の構成を示す断面図、図10は図8に示した先端カ
バー部の二次成形の際に用いる成形金型の構成を示す断
面図である。
【0029】第2の実施形態は、カバー式内視鏡の光学
ユニットにおいて本発明の光学コンポーネントを適用し
た構成例を示したものである。
【0030】図6は本実施形態の光学コンポーネントを
備えたカバー式内視鏡の構成を示したものである。カバ
ー式内視鏡26は、カバー用内視鏡27と、このカバー
用内視鏡27に装着される内視鏡カバー28との組み合
わせからなっている。このカバー式内視鏡26は、図1
と同様に光源装置2及び信号処理装置3に接続され、被
検部位の観察を行うことができるようになっている。
【0031】このようなカバー式内視鏡26を用いて内
視鏡検査を行う際には、清潔な内視鏡カバー28の挿入
部カバー39によってカバー用内視鏡27の挿入部38
は覆われ、この内視鏡カバー28は検査後に廃棄され
る。一方、カバー用内視鏡27には新しい清潔な内視鏡
カバー28が再び装着され、繰り返し使用されることが
特徴となっている。
【0032】内視鏡カバー28の挿入部カバー39の先
端には、カバー用内視鏡27の挿入部38の先端部30
を覆う先端カバー部29が設けられている。
【0033】図7及び図8に先端カバー部29の詳細な
構成を示す。先端カバー部29は、カバー用内視鏡27
に内視鏡カバー28が装着された状態において、カバー
用内視鏡27の先端部30に設けられた照明光学系31
の先端側に位置する照明窓32とカバー用内視鏡27の
挿入部38先端に設けられた観察光学系33の先端側に
位置する観察窓34とを含む光学素子と、これらを支持
する枠部材35とが一体的に形成されて構成されてい
る。
【0034】枠部材35には、照明窓32と観察窓34
を光学的に遮断する遮光部材36が設けられている。こ
の遮光部材36は、照明窓32及び観察窓34の先端面
から基端面まで貫通して配設されている。
【0035】前記のように先端カバー部29を構成する
ことにより、照明光学系31から出射した照明光が直接
観察窓34に入射したり、照明窓32の断面内で反射を
繰り返して隣合う観察窓34に入射して、フレアやゴー
スト等が発生し観察性能が劣化するのを防止している。
このため、観察性能の良いカバー式内視鏡を提供でき
る。
【0036】照明窓32及び観察窓34は、光学部品用
の樹脂である光学的に透明なメタクリル樹脂(PMM
A)にて形成されている。一方枠部材35は、光学的に
不透明な例えば黒色等で、前記照明窓32及び観察窓3
4を形成する樹脂と加熱による溶着性を有する樹脂であ
るポリカーボネート(PC)で形成されている。照明窓
32及び観察窓34の基端面の外周部には、基端側に突
出した凸部37が設けられている。これらの照明窓32
及び観察窓34と枠部材35は、二色成形による射出成
形によって一体に形成されて光学コンポーネントを構成
している。
【0037】次に、光学コンポーネントである先端カバ
ー部29の製造方法について説明する。
【0038】図9は先端カバー部29の照明窓32及び
観察窓34を成形する一次成形の際の成形金型の構成、
図10は先端カバー部29の枠部材35を成形する二次
成形の際の成形金型の構成をそれぞれ示したものであ
る。
【0039】まず、雄金型19Aと一次雌金型20Aに
よって形成される一次キャビティ21Aに前述した透明
のPMMAを射出することにより、照明窓32及び観察
窓34が二色成形の一次成形工程によって形成される。
この際の成形温度は、PMMAの好適な成形温度であ
る、例えば220〜270℃に設定されて成形が行われ
る。
【0040】照明窓32及び観察窓34の形成後、一次
雌金型20Aを雄金型19Aと分離する。このとき、成
形された照明窓32及び観察窓34に設けられる凸部3
7が図10に示すように雄金型19Aに嵌合しており、
照明窓32及び観察窓34が雄金型19Aと分離するの
を防止している。
【0041】次に、図10に示すように二次雌金型22
Aが雄金型19Aにセットされる。ここで、雄金型19
A及び照明窓32、観察窓34と二次雌金型22Aとに
よって形成される二次キャビティ23Aに前述した黒色
のPCを射出することにより、枠部材35が二色成形の
二次成形工程によって形成される。
【0042】二次成形工程の際の成形温度は、一次成形
で使用されるPMMAが二次成形で使用されるPCと成
形型内で溶着可能な温度、例えば250〜300℃に設
定される。PCとPMMAは良好な溶着性を有している
ため、二次成形の際にPCが型内に流れ込むと、一次成
形によって成形された照明窓32及び観察窓34の外周
部24Aは、PCの熱によってこの有色のPCと溶着し
ながら二次成形を完了する。
【0043】以上のようにして、照明窓32及び観察窓
34と枠部材35との当接部分は溶着されて一体に形成
される。
【0044】本実施形態の光学コンポーネントの構成で
は、成形する樹脂として互いに溶着性を有するPMMA
とPCを用いて、PMMAを一次成形した後にPMMA
よりも好適な成形温度が高いPCを二次成形しているた
め、照明窓32及び観察窓34と枠部材35とを異なる
材質によっても良好な溶着状態に形成できる。このた
め、光学素子である照明窓32及び観察窓34は光学性
能が比較的良いPMMAにて形成し、支持部材である枠
部材35は機械的な強度が比較的高いPCにて形成する
ことができる。
【0045】また、前述の成形方法とは逆に、細長の遮
光部材36を有する枠部材35を一次成形した後に、照
明窓32及び観察窓34を二次成形した場合には、遮光
部材36は非常に細いため、二次成形の際の樹脂の圧力
によって変形してしまうという不具合があるが、本実施
形態では成形後の遮光部材36に力が加わらないため、
遮光部材36を精度良く形成できる。
【0046】本実施形態によれば、第1の実施形態と同
様に、光学性能が良く、光学素子の支持部である枠部材
35の強度が高いカバー式内視鏡を提供できる。また、
遮光部を細くかつ精度良く形成できるため、観察視野や
照明光のケラレがなく、照明光学系と観察光学系を近づ
けて配置でき、観察性能が良く、先端部を細径化可能な
カバー式内視鏡を提供できる。
【0047】なお、第1の実施形態に示した照明レンズ
8と先端レンズ14と絶縁カバー12とを、第2の実施
形態の照明窓32及び観察窓34と枠部材35のように
一体成形しても良い。
【0048】図11ないし図13は本発明の第3の実施
形態に係り、図11は内視鏡カバーの先端カバー部を先
端側から見た平面図、図12は先端カバー部の構成を示
す断面図、図13は図12に示した先端カバー部の成形
の際に用いる成形金型の構成を示す断面図である。
【0049】第3の実施形態は、第2の実施形態におけ
る内視鏡カバーの先端カバー部の構成を変更した構成例
を示したものである。ここでは、カバー式内視鏡におけ
る先端カバー部以外の部分の構成については第2の実施
形態と同様であるため説明を省略する。
【0050】内視鏡カバー28の先端カバー部29B
は、照明窓32Bと観察窓34Bとカバー用内視鏡27
の先端部30を収納する先端部収納部40とが一体とな
った光学カバー部41と、照明窓32Bと観察窓34B
との間を光学的に遮断する遮光部材36Bとが一体的に
形成されて構成されている。遮光部材36Bは、照明窓
32B及び観察窓34Bの先端面から基端面まで貫通し
て配設されている。
【0051】光学カバー部41は、光学的に透明なポリ
カーボネート(PC)にて形成されている。一方遮光部
材36Bは、光学的に不透明な例えば黒色等のポリカー
ボネート(PC)にて形成されている。これらの光学カ
バー部41と遮光部材36Bは、二色成形による射出成
形によって一体に形成されて光学コンポーネントを構成
している。
【0052】次に、本実施形態の先端カバー部29Bの
製造方法について説明する。
【0053】図13は先端カバー部29Bの遮光部材3
6Bを成形する二次成形の際の成形金型の構成を示した
ものである。
【0054】まず一次成形工程として、第2の実施形態
と同様に、雄金型19Bと図示しない一次雌金型によっ
て形成される一次キャビティに前述した透明のPCを射
出することにより、照明窓32B及び観察窓34Bを有
する光学カバー部41が形成される。
【0055】次に二次成形工程として、図13に示すよ
うに雄金型19B及び光学カバー部41と二次雌金型2
2Bとによって形成される二次キャビティ23Bに前述
した黒色のPCを射出することにより、遮光部材36B
が形成される。
【0056】このような二色成形によって、光学カバー
部41と遮光部材36Bの当接する部分は、前記実施形
態と同様にして溶着接合されて一体に形成される。
【0057】本実施形態の光学コンポーネントの構成で
は、光学カバー部41と遮光部材36Bが機械的強度が
高い樹脂であるPCで形成されているため、第2の実施
形態に比べて、先端カバー部29Bの強度が高くなる。
また、光学カバー部41と遮光部材36Bは同じ種類の
樹脂で形成されているため、これらの当接部の溶着によ
る接合力は強固である。
【0058】また、光学カバー部41の成形後、一次雌
金型が雄金型19Bと分離する際には、筒状の先端部収
納部40が雄金型19Bと嵌合しているため、光学カバ
ー部41が雄金型19Bと分離するのを防止できる。こ
のため、第2の実施形態のように照明窓32Bと観察窓
34Bの基端面に雄金型19Bとの分離を防止するため
の凸部37等を設ける必要がない。
【0059】本実施形態によれば、第2の実施形態と同
様に、光学性能が良く、強度が高くて丈夫な先端カバー
部29Bを有するカバー式内視鏡を提供できる。また、
先端部収納部40の内部の空間を有効に活用でき、凸部
が存在しない分、先端部を細径化可能なカバー式内視鏡
を提供できる。
【0060】図14ないし図17は本発明の第4の実施
形態に係り、図14は内視鏡カバーの先端カバー部を先
端側から見た平面図、図15は先端カバー部の構成を示
す断面図、図16は図15に示した先端カバー部の一次
成形の際に用いる成形金型の構成を示す断面図、図17
は図15に示した先端カバー部の二次成形の際に用いる
成形金型の構成を示す断面図である。
【0061】第4の実施形態は、第3の実施形態におけ
る先端カバー部の遮光部材の構成を変更した構成例を示
したものである。ここでは、カバー式内視鏡における先
端カバー部以外の部分の構成については第2及び第3の
実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0062】内視鏡カバー28の先端カバー部29C
は、照明窓32Cと観察窓34Cと先端部収納部40C
とが一体となった光学カバー部41Cと、照明窓32C
と観察窓34Cとの間を光学的に遮断する遮光部材36
Cとが一体的に形成されて構成されている。遮光部材3
6Cには、光学カバー部41Cとの接合面積を増やすた
めのフランジ部42が遮光部材36Cの基端側の全周に
設けられている。
【0063】光学カバー部41Cは、光学的に透明なア
クリルニトリルスチレン(AS)にて形成されている。
一方遮光部材36Cは、光学的に不透明な例えば黒色等
のアクリルニトリルスチレン(AS)にて形成されてい
る。これらの光学カバー部41Cと遮光部材36Cは、
二色成形による射出成形によって一体に形成されて光学
コンポーネントを構成している。
【0064】次に、本実施形態の先端カバー部29Cの
製造方法について説明する。
【0065】図16は先端カバー部29Cの光学カバー
部41Cを成形する一次成形の際の成形金型の構成、図
17は先端カバー部29Cの遮光部材36Cを成形する
二次成形の際の成形金型の構成をそれぞれ示したもので
ある。
【0066】まず、雄金型19Cと一次雌金型20Cに
よって形成される一次キャビティ21Cに前述した透明
のASを射出することにより、照明窓32Cと観察窓3
4Cを有する光学カバー部41Cが二色成形の一次成形
工程によって形成される。
【0067】次に、雄金型19C及び光学カバー部41
Cと二次雌金型22Cとによって形成される二次キャビ
ティ23Cに前述した黒色のASを射出することによ
り、遮光部材36Cが二色成形の二次成形工程によって
形成される。
【0068】このような二色成形によって、光学カバー
部41Cと遮光部材36Cの当接する部分は、前記実施
形態と同様にして溶着接合されて一体に形成される。
【0069】本実施形態の光学コンポーネントの構成で
は、遮光部材36Cにフランジ部42を設けているた
め、光学カバー部41Cと遮光部材36Cの溶着による
接合の強度がより強固となる。また、光学カバー部41
Cの基端側を一次雌金型20Cで形成した後に、遮光部
材36Cの基端側を二次雌金型22Cで形成する構成で
あるため、フランジ部42を遮光部材36Cの基端側に
設けることが可能であり、照明窓32C及び観察窓34
Cの先端側では遮光部材36Cの幅は広くなっていない
ため、照明窓32C及び観察窓34Cの光学的な有効範
囲を十分確保できる。
【0070】本実施形態によれば、第3の実施形態と同
様に強度が高くて丈夫で、かつ観察性能及び照明性能の
良い先端カバー部29Cを有するカバー式内視鏡を提供
できる。
【0071】なお、本発明においては前述した各実施形
態に限定されるものではなく、光学素子部を形成する樹
脂としては、PC,PMMA,AS,PS(ポリスチレ
ン)等の光学部品として使用できるものであればどのよ
うな樹脂でも良い。支持部や遮光部材等の光学素子部に
隣接する部材を形成する樹脂としては、光学素子部がP
CのときはPC,PMMA,ABS(アクリルニトリル
ブタジェンスチレン)、光学素子部がPMMAのときは
PMMA,PC,AS,ABS、光学素子部がASのと
きは、AS,PMMA,ABS等を用いれば良く、すな
わち光学素子部を形成する樹脂と互いに溶着性を有する
樹脂であれば、どのような樹脂を用いても良い。
【0072】また、光学素子部と光学素子部に隣接する
部材との成形方法は、光学素子部を樹脂で成形した後、
成形金型から取り出して、他の成形金型にインサートし
て他の樹脂によって二次成形する一般的なインサート成
形でも良いし、光学素子部を樹脂で成形した後、成形金
型から取り出さずに、雌金型を変更して他の樹脂によっ
て二次成形を行う二色成形であっても良い。要は、光学
素子部を先に成形すれば良い。
【0073】また、本発明の光学コンポーネントは、内
視鏡の観察光学系だけでなく、内視鏡挿入部の先端に設
けられた照明光学系に適用したり、接眼光学系を有する
ファイバスコープにおいて接眼光学系に適用しても良
い。また、内視鏡だけでなく、スチルカメラやビデオカ
メラ等の光学系に適用することも可能である。
【0074】[付記] (1) 光学素子部と、この光学素子部に隣接する部材
とを有し、これらの部材のいずれか一方を第1の樹脂で
一次成形して形成し、これをインサート物とするインサ
ート成形によって他方を第2の樹脂で二次成形して形成
することにより、前記光学素子部と前記光学素子部に隣
接する部材とが一体的に形成された光学コンポーネント
において、前記光学素子部と前記光学素子部に隣接する
部材との当接部を成形型内で溶着させて接合したことを
特徴とする光学コンポーネント。
【0075】(2) 前記光学素子部と、前記光学素子
部に隣接する部材とのいずれか一方を第1の樹脂で一次
成形して形成し、他方を第2の樹脂で二次成形して形成
する二色成形工程によって一体的に形成したものである
ことを特徴とする付記1に記載の光学コンポーネント。
【0076】(3) 前記第1の樹脂と前記第2の樹脂
は互いに溶着性を有することを特徴とする付記1または
2に記載の光学コンポーネント。
【0077】(4) 前記二次成形を前記第1の樹脂と
前記第2の樹脂の溶着が可能な温度以上の成形温度で行
うことを特徴とする付記1ないし3に記載の光学コンポ
ーネント。
【0078】付記1ないし4の構成では、光学素子部と
この光学素子部に隣接する部材との当接部が溶着状態に
形成されるため、光学素子部とこの光学素子部に隣接す
る部材との接合力は強固となる。また、前記当接部での
水や水蒸気の通過を防止可能である。よって、曇りが発
生したり、光学性能が劣化するおそれがなく、観察性能
が良好で、かつ丈夫で安価な光学コンポーネントを提供
できる。
【0079】(5) 前記第2の樹脂は前記第1の樹脂
の好適な成形温度と略同一の温度を好適な成形温度とす
る樹脂であることを特徴とする付記1ないし4に記載の
光学コンポーネント。
【0080】(6) 前記第2の樹脂は前記第1の樹脂
の好適な成形温度よりも高い温度を好適な成形温度とす
る樹脂であることを特徴とする付記1ないし4に記載の
光学コンポーネント。
【0081】付記5及び6の構成では、一次成形を行う
第1の樹脂の好適な成形温度で一次成形を行うと共に、
二次成形を行う第2の樹脂の好適な成形温度で二次成形
を行い、このとき第2の樹脂の好適な成形温度が第1の
樹脂の好適な成形温度と略同一かまたはこの温度よりも
高い温度のものとすることにより、二次成形を行う樹脂
が容易に一次成形された樹脂と溶着する。このため、良
好な成形形状が得られ、生産性の良い光学コンポーネン
トを提供できる。
【0082】(7) 前記第1の樹脂と前記第2の樹脂
は略同一種類の樹脂であることを特徴とする付記1ない
し5に記載の光学コンポーネント。
【0083】付記7の構成では、第1の樹脂と第2の樹
脂は略同一種類の樹脂のため、互いの溶着性が良好であ
り、光学素子部とこの光学素子部に隣接する部材との接
合力が強固で丈夫な光学コンポーネントを提供できる。
【0084】(8) 前記第1の樹脂と前記第2の樹脂
は異なる種類の樹脂であることを特徴とする付記1ない
し6に記載の光学コンポーネント。
【0085】付記8の構成では、光学素子部及び光学素
子部に隣接する部材のそれぞれに最適な樹脂を使用で
き、光学性能が良く、光学素子部と隣接する部分の強度
が高い光学コンポーネントを提供できる。
【0086】(9) 前記光学素子部に隣接する部材を
光学的に不透明な樹脂で形成したことを特徴とする付記
1ないし4に記載の光学コンポーネント。
【0087】(10) 前記光学素子部に隣接する部材
は前記光学素子部の支持部材であることを特徴とする付
記1〜4,9に記載の光学コンポーネント。
【0088】(11) 前記光学素子部は複数の光学素
子要素からなり、前記光学素子部に隣接する部材は前記
複数の光学素子要素を光学的に遮断する遮光部材である
ことを特徴とする付記1〜4,9に記載の光学コンポー
ネント。
【0089】付記9及び11の構成では、光学素子部へ
の不要な光の入射を防止でき、フレアやゴーストがな
く、光学性能の良好な光学コンポーネントを提供でき
る。
【0090】(12) 前記光学素子部を一次成形し、
前記光学素子部に隣接する部材を二次成形して一体的に
形成したことを特徴とする付記1ないし4に記載の光学
コンポーネント。
【0091】(13) 光学素子部と、この光学素子部
に隣接する部材とを有し、これらの部材のいずれか一方
を第1の樹脂から形成し、これをインサート物とするイ
ンサート成形によって他方を第2の樹脂から形成するこ
とにより、前記光学素子部と前記光学素子部に隣接する
部材とが一体的に形成された光学コンポーネントを備え
た内視鏡を含む内視鏡装置において、前記光学コンポー
ネントにおける前記光学素子部と前記光学素子部に隣接
する部材との当接部を成形型内で溶着させて接合したこ
とを特徴とする内視鏡装置。
【0092】(14) 前記光学コンポーネントは、前
記光学素子部と、前記光学素子部に隣接する部材とのい
ずれか一方を第1の樹脂で一次成形して形成し、他方を
第2の樹脂で二次成形して形成する二色成形工程によっ
て一体的に形成したものであることを特徴とする付記1
3に記載の内視鏡装置。
【0093】(15) 前記光学素子部は内視鏡の挿入
部の先端に設けられた観察光学系の最先端に位置する観
察光学素子を構成するものであり、前記光学素子部に隣
接する部材は前記観察光学素子を支持する支持部材であ
ることを特徴とする付記13または14に記載の内視鏡
装置。
【0094】付記15の構成によれば、観察性能が良く
丈夫な光学コンポーネントを備えた内視鏡装置を提供で
きる。
【0095】(16) 前記光学素子部は内視鏡の挿入
部の先端に設けられた照明光学系の最先端に位置する照
明光学素子を構成するものであり、前記光学素子部に隣
接する部材は前記照明光学素子を支持する支持部材であ
ることを特徴とする付記13または14に記載の内視鏡
装置。
【0096】付記16の構成によれば、照明性能が良く
丈夫な光学コンポーネントを備えた内視鏡装置を提供で
きる。
【0097】(17) 前記内視鏡は接眼光学系を有す
るファイバスコープであり、前記光学素子部は接眼光学
系の外表面に露出した接眼光学素子を構成するものであ
り、前記光学素子部に隣接する部材は前記接眼光学素子
を支持する支持部材であることを特徴とする付記13ま
たは14に記載の内視鏡装置。
【0098】(18) 前記光学素子部は内視鏡の挿入
部の先端に設けられた観察光学系の最先端に位置する観
察光学素子と照明光学系の最先端に位置する照明光学素
子とを構成するものであり、前記光学素子部に隣接する
部材は前記観察光学素子と照明光学素子とを光学的に遮
断する遮光部材であることを特徴とする付記13または
14に記載の内視鏡装置。
【0099】(19) 前記遮光部材は前記光学素子部
の先端面から基端面まで貫通して設けられていることを
特徴とする付記18に記載の内視鏡装置。
【0100】(20) 前記光学素子部に隣接する部材
を光学的に不透明な樹脂で形成したことを特徴とする付
記13ないし19に記載の内視鏡装置。
【0101】付記18ないし20の構成では、照明光学
素子から観察光学素子への照明光の入射を防止でき、フ
レアやゴーストがなく、観察性能の良好な内視鏡装置を
提供できる。
【0102】(21) 前記第1の樹脂と前記第2の樹
脂は互いに溶着性を有することを特徴とする付記13な
いし18に記載の内視鏡装置。
【0103】(22) 前記二次成形を前記第1の樹脂
と前記第2の樹脂の溶着が可能な温度以上の成形温度で
行うことを特徴とする付記13,14及び21に記載の
内視鏡装置。
【0104】(23) 前記第2の樹脂は前記第1の樹
脂の好適な成形温度と略同一の温度を好適な成形温度と
する樹脂であることを特徴とする付記13,14,2
1,22に記載の内視鏡装置。
【0105】(24) 前記第2の樹脂は前記第1の樹
脂の好適な成形温度よりも高い温度を好適な成形温度と
する樹脂であることを特徴とする付記13,14,2
1,22に記載の内視鏡装置。
【0106】(25) 前記第1の樹脂と前記第2の樹
脂は略同一種類の樹脂であることを特徴とする付記1
3,14,21〜23に記載の内視鏡装置。
【0107】(26) 前記第1の樹脂と前記第2の樹
脂は異なる種類の樹脂であることを特徴とする付記1
3,14,21〜24に記載の内視鏡装置。
【0108】(27) 前記光学素子部を一次成形し、
前記光学素子部に隣接する部材を二次成形して一体的に
形成したことを特徴とする付記13,14,21,22
に記載の内視鏡装置。
【0109】付記13〜17,21,22,27の構成
によれば、付記1と同様に視野の曇りが発生したり、光
学性能が劣化するおそれがなく、観察性能が良好で、か
つ丈夫で安価な内視鏡装置を構成することができる。
【0110】(28) 挿入部の先端に観察光学系と照
明光学系とを有するカバー用内視鏡と、このカバー用内
視鏡に着脱自在に外装される内視鏡カバーとを有して構
成され、前記内視鏡カバーの先端部に、前記観察光学系
の先端側に位置するよう設けられた観察窓と前記照明光
学系の先端側に位置するように設けられた照明窓とを含
む光学素子部と、これらの光学素子部を支持する支持部
材とを備え、前記光学素子部と前記支持部材とのいずれ
か一方を第1の樹脂で一次成形して形成し、これをイン
サート物とするインサート成形によって他方を第2の樹
脂で二次成形して形成することにより、前記光学素子部
と前記支持部材とを一体的に形成した内視鏡装置におい
て、前記光学素子部と前記支持部材との当接部を成形型
内で溶着させて接合したことを特徴とする内視鏡装置。
【0111】(29) 挿入部の先端に観察光学系と照
明光学系とを有するカバー用内視鏡と、このカバー用内
視鏡に着脱自在に外装される内視鏡カバーとを有して構
成され、前記内視鏡カバーの先端部に、前記観察光学系
の先端側に位置するよう設けられた観察窓と前記照明光
学系の先端側に位置するように設けられた照明窓とを含
む光学素子部と、前記観察窓と前記照明窓とを光学的に
遮断する遮光部材とを備え、前記光学素子部と前記遮光
部材とのいずれか一方を第1の樹脂で一次成形して形成
し、これをインサート物とするインサート成形によって
他方を第2の樹脂で二次成形して形成することにより、
前記光学素子部と前記遮光部材とを一体的に形成した内
視鏡装置において、前記光学素子部と前記遮光部材との
当接部を成形型内で溶着させて接合したことを特徴とす
る内視鏡装置。
【0112】(30) 前記光学素子部と前記支持部材
とのいずれか一方を第1の樹脂で一次成形し、これを成
形金型から取り出すことなく、他方を第2の樹脂で二次
成形して形成する二色成形工程によってこれらを一体的
に形成したことを特徴とする付記28に記載の内視鏡装
置。
【0113】(31) 前記光学素子部と前記遮光部材
とのいずれか一方を第1の樹脂で一次成形し、これを成
形金型から取り出すことなく、他方を第2の樹脂で二次
成形して形成する二色成形工程によってこれらを一体的
に形成したことを特徴とする付記29に記載の内視鏡装
置。
【0114】付記28〜31の構成によれば、カバー式
の内視鏡装置においても、付記13と同様に視野の曇り
が発生したり、光学性能が劣化するおそれがなく、観察
性能が良好で、かつ丈夫で安価な内視鏡装置を構成する
ことができる。
【0115】(32) 前記遮光部材は前記光学素子部
の先端面から基端面まで貫通して設けられていることを
特徴とする付記29,31に記載の内視鏡装置。
【0116】(33) 前記遮光部材を光学的に不透明
な樹脂で形成したことを特徴とする付記29,31,3
2に記載の内視鏡装置。
【0117】(34) 前記第1の樹脂と前記第2の樹
脂は互いに溶着性を有することを特徴とする付記28な
いし31に記載の内視鏡装置。
【0118】(35) 前記第1の樹脂はメタクリル樹
脂であり、前記第2の樹脂はポリカーボネートであるこ
とを特徴とする付記3に記載の光学コンポーネント。
【0119】(36) 前記第1の樹脂はメタクリル樹
脂であり、前記第2の樹脂はアクリルニトリルスチレン
であることを特徴とする付記3に記載の光学コンポーネ
ント。
【0120】(37) 前記第1の樹脂はメタクリル樹
脂であり、前記第2の樹脂はアクリルニトリルブタジェ
ンスチレンであることを特徴とする付記3に記載の光学
コンポーネント。
【0121】(38) 前記第1の樹脂はポリカーボネ
ートであり、前記第2の樹脂はメタクリル樹脂であるこ
とを特徴とする付記3に記載の光学コンポーネント。
【0122】(39) 前記第1の樹脂はポリカーボネ
ートであり、前記第2の樹脂はアクリルニトリルブタジ
ェンスチレンであることを特徴とする付記3に記載の光
学コンポーネント。
【0123】(40) 前記第1の樹脂はアクリルニト
リルスチレンであり、前記第2の樹脂はメタクリル樹脂
であることを特徴とする付記3に記載の光学コンポーネ
ント。
【0124】(41) 前記第1の樹脂はアクリルニト
リルスチレンであり、前記第2の樹脂はアクリルニトリ
ルブタジェンスチレンであることを特徴とする付記3に
記載の光学コンポーネント。
【0125】(42) 前記第1の樹脂及び第2の樹脂
はメタクリル樹脂であることを特徴とする付記3に記載
の光学コンポーネント。
【0126】(43) 前記第1の樹脂及び第2の樹脂
はポリカーボネートであることを特徴とする付記3に記
載の光学コンポーネント。
【0127】(44) 前記第1の樹脂及び第2の樹脂
はアクリルニトリルスチレンであることを特徴とする付
記3に記載の光学コンポーネント。
【0128】(45) 前記第1の樹脂及び第2の樹脂
はポリスチレンであることを特徴とする付記3に記載の
光学コンポーネント。
【0129】(46) 前記光学素子部をメタクリル樹
脂によって形成し、前記光学素子部に隣接する部材をポ
リカーボネートによって形成したことを特徴とする付記
3に記載の光学コンポーネント。
【0130】(47) 前記光学素子部をメタクリル樹
脂によって形成し、前記光学素子部に隣接する部材をア
クリルニトリルスチレンによって形成したことを特徴と
する付記3に記載の光学コンポーネント。
【0131】(48) 前記光学素子部をメタクリル樹
脂によって形成し、前記光学素子部に隣接する部材をア
クリルニトリルブタジェンスチレンによって形成したこ
とを特徴とする付記3に記載の光学コンポーネント。
【0132】(49) 前記光学素子部をポリカーボネ
ートによって形成し、前記光学素子部に隣接する部材を
メタクリル樹脂によって形成したことを特徴とする付記
3に記載の光学コンポーネント。
【0133】(50) 前記光学素子部をポリカーボネ
ートによって形成し、前記光学素子部に隣接する部材を
アクリルニトリルブタジェンスチレンによって形成した
ことを特徴とする付記3に記載の光学コンポーネント。
【0134】(51) 前記光学素子部をアクリルニト
リルスチレンによって形成し、前記光学素子部に隣接す
る部材をメタクリル樹脂によって形成したことを特徴と
する付記3に記載の光学コンポーネント。
【0135】(52) 前記光学素子部をアクリルニト
リルスチレンによって形成し、前記光学素子部に隣接す
る部材をアクリルニトリルブタジェンスチレンによって
形成したことを特徴とする付記3に記載の光学コンポー
ネント。
【0136】(53) 樹脂により形成された光学素子
部と、樹脂により形成された前記光学素子部に隣接する
部材とが一体に形成された光学コンポーネントにおい
て、前記光学素子部を一次成形し、これをインサート物
とするインサート成形によって前記光学素子部に隣接す
る部材を二次成形することにより、これらを一体的に形
成したことを特徴とする光学コンポーネント。
【0137】付記53の構成では、光学素子部を一次成
形した後、この光学素子部に隣接する部材を二次成形し
ているため、光学素子部の成形の際に、光学素子部に隣
接する部材を形成する樹脂が混入することがなく、異物
の混入のない透明度の高い光学素子部を形成できる。よ
って、光学性能が良好で、安価な光学コンポーネントを
提供できる。
【0138】(54) 前記光学素子部を一次成形し、
これを成形金型から取り出すことなく前記光学素子部に
隣接する部材を二次成形する二色成形工程によって、前
記光学素子部と前記光学素子部に隣接する部材を一体的
に形成したことを特徴とする付記53に記載の光学コン
ポーネント。
【0139】付記54の構成では、一次成形した部材を
成形金型から取り出すことなく二次成形を行うことによ
り、成形された光学素子部を成形金型から取り出した
り、他の成形金型にセットしたりする必要がなく、より
安価で生産性の良い光学コンポーネントを提供できる。
【0140】(55) 前記光学素子部に隣接する部材
は光学的に不透明な樹脂によって形成されていることを
特徴とする付記53または54に記載の光学コンポーネ
ント。
【0141】(56) 前記光学素子部に隣接する部材
は前記光学素子部を支持する支持部材であることを特徴
とする付記53ないし55に記載の光学コンポーネン
ト。
【0142】(57) 前記光学素子部は複数の光学素
子要素からなり、前記光学素子部に隣接する部材は前記
複数の光学素子要素を光学的に遮断する遮光部材である
ことを特徴とする付記53ないし55に記載の光学コン
ポーネント。
【0143】(58) 樹脂により形成された光学素子
部と、樹脂により形成された前記光学素子部に隣接する
部材とが一体に形成された光学コンポーネントを備えた
内視鏡を含む内視鏡装置において、前記光学素子部を一
次成形し、これをインサート物とするインサート成形に
よって前記光学素子部に隣接する部材を二次成形するこ
とにより、これらを一体的に形成したことを特徴とする
内視鏡装置。
【0144】(59) 前記光学素子部を一次成形し、
これを成形金型から取り出すことなく前記光学素子部に
隣接する部材を二次成形する二色成形工程によって、前
記光学素子部と前記光学素子部に隣接する部材を一体的
に形成したことを特徴とする付記58に記載の内視鏡装
置。
【0145】(60) 前記光学素子部に隣接する部材
は光学的に不透明な樹脂によって形成されていることを
特徴とする付記58または59に記載の内視鏡装置。
【0146】(61) 前記光学素子部は内視鏡の挿入
部の先端に設けられた観察光学系の最先端に位置する観
察光学素子を構成するものであり、前記光学素子部に隣
接する部材は前記観察光学素子を支持する支持部材であ
ることを特徴とする付記58ないし60に記載の内視鏡
装置。
【0147】(62) 前記光学素子部は内視鏡の挿入
部の先端に設けられた照明光学系の最先端に位置する照
明光学素子を構成するものであり、前記光学素子部に隣
接する部材は前記照明光学素子を支持する支持部材であ
ることを特徴とする付記58ないし60に記載の内視鏡
装置。
【0148】(63) 前記内視鏡は接眼光学系を有す
るファイバスコープであり、前記光学素子部は接眼光学
系の外表面に露出した接眼光学素子を構成するものであ
り、前記光学素子部に隣接する部材は前記接眼光学素子
を支持する支持部材であることを特徴とする付記58な
いし60に記載の内視鏡装置。
【0149】(64) 前記光学素子部は内視鏡の挿入
部の先端に設けられた観察光学系の最先端に位置する観
察光学素子と照明光学系の最先端に位置する照明光学素
子とを構成するものであり、前記光学素子部に隣接する
部材は前記観察光学素子と照明光学素子とを光学的に遮
断する遮断部材であることを特徴とする付記58ないし
60に記載の内視鏡装置。
【0150】(65) 挿入部の先端に観察光学系と照
明光学系とを有するカバー用内視鏡と、このカバー用内
視鏡に着脱自在に外装される内視鏡カバーとを有して構
成され、前記内視鏡カバーの先端部に、前記光学素子部
として前記観察光学系の先端側に位置するよう設けられ
た観察窓と前記照明光学系の先端側に位置するように設
けられた照明窓とを設け、前記光学素子部に隣接する部
材として前記光学素子部を支持する支持部材を設けたこ
とを特徴とする付記58ないし60に記載の内視鏡装
置。
【0151】(66) 挿入部の先端に観察光学系と照
明光学系とを有するカバー用内視鏡と、このカバー用内
視鏡に着脱自在に外装される内視鏡カバーとを有して構
成され、前記内視鏡カバーの先端部に、前記光学素子部
として前記観察光学系の先端側に位置するよう設けられ
た観察窓と前記照明光学系の先端側に位置するように設
けられた照明窓とを設け、前記光学素子部に隣接する部
材として前記観察窓と前記照明窓とを光学的に遮断する
遮光部材を設けたことを特徴とする付記58ないし60
に記載の内視鏡装置。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
学素子部を一次成形した後、この光学素子部に隣接する
部材を二次成形して、光学素子部の成形の際に、光学素
子部に隣接する部材を形成する樹脂が光学素子部内に混
入することをなくし、異物の混入のない透明度の高い光
学素子部を形成でき、光学性能が良好で、安価な光学コ
ンポーネントを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置の構
成を示す構成説明図
【図2】内視鏡の挿入部先端部の構成を示す断面図
【図3】第1の実施形態の光学コンポーネントの構成を
示す断面図
【図4】第1の実施形態に係る光学コンポーネントの一
次成形の際に用いる成形金型の構成を示す断面図
【図5】第1の実施形態に係る光学コンポーネントの二
次成形の際に用いる成形金型の構成を示す断面図
【図6】本発明の第2の実施形態に係るカバー式内視鏡
の構成を示す構成説明図
【図7】内視鏡カバーを装着した状態でのカバー式内視
鏡の挿入部先端部の構成を示す断面図
【図8】第2の実施形態に係る内視鏡カバーの先端カバ
ー部を先端側から見た平面図
【図9】第2の実施形態に係る先端カバー部の一次成形
の際に用いる成形金型の構成を示す断面図
【図10】第2の実施形態に係る先端カバー部の二次成
形の際に用いる成形金型の構成を示す断面図
【図11】本発明の第3の実施形態に係る内視鏡カバー
の先端カバー部を先端側から見た平面図
【図12】第3の実施形態に係る先端カバー部の構成を
示す断面図
【図13】第3の実施形態に係る先端カバー部の成形の
際に用いる成形金型の構成を示す断面図
【図14】本発明の第4の実施形態に係る内視鏡カバー
の先端カバー部を先端側から見た平面図
【図15】第4の実施形態に係る先端カバー部の構成を
示す断面図
【図16】第4の実施形態に係る先端カバー部の一次成
形の際に用いる成形金型の構成を示す断面図
【図17】第4の実施形態に係る先端カバー部の二次成
形の際に用いる成形金型の構成を示す断面図
【符号の説明】
1…内視鏡 5…挿入部 6…先端部 9…観察光学系 14…先端レンズ 15…支持部 16…光学コンポーネント 19…雄金型 20…一次雌金型 21…一次キャビティ 22…二次雌金型 23…二次キャビティ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂により形成された光学素子部と、樹脂
    により形成された前記光学素子部に隣接する部材とが一
    体に形成された光学コンポーネントにおいて、前記光学
    素子部を一次成形し、これをインサート物とするインサ
    ート成形によって前記光学素子部に隣接する部材を二次
    成形することにより、これらを一体的に形成したことを
    特徴とする光学コンポーネント。
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