JP2002160081A - レーザー加工装置 - Google Patents

レーザー加工装置

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JP2002160081A
JP2002160081A JP2000361215A JP2000361215A JP2002160081A JP 2002160081 A JP2002160081 A JP 2002160081A JP 2000361215 A JP2000361215 A JP 2000361215A JP 2000361215 A JP2000361215 A JP 2000361215A JP 2002160081 A JP2002160081 A JP 2002160081A
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Akira Hisakuni
晶 久国
Kazuki Kuba
一樹 久場
Hitoshi Momoi
仁 百衣
Kiyoshi Takada
清志 高田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 インターフェースとして接点信号しかない汎
用ロボットや簡易な加工機等でも、連続して多様な発振
制御を行い得るレーザー加工装置を提供する。 【解決手段】 レーザー加工装置は、レーザー共振器1
と、前記共振器1から出力されるレーザー光を発振器出
力口まで伝送する伝送光学系と、前記発振器出力口から
加工機までレーザー光を伝送する伝送光学系2と、レー
ザー光を被加工物に照射して加工を行う加工機4と、前
記レーザー共振器によるレーザー発振を制御する発振器
コントローラ5と、を備える。前記発振器コントローラ
5は、予め複数個の発振波形を登録する機能5a及び発
振波形登録数に対応したバイナリーの接点入力を有し、
発振毎に前記加工機4からの発振波形選択信号を受け
て、該発振波形選択信号に基づいて選択された発信波形
のレーザー光を前記レーザー共振器1により発振する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光線で被
加工物を加工するレーザー加工装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開平7−22682号
公報に示された従来のレーザー加工装置におけるレーザ
ー発振器の出力制御方式を示す構成図である。図5にお
いて、20は加工機と連動して発振器に指令を出力する
数値制御装置(以下CNCと略称)、30はCNC20
からの出力信号に基づいて発振器の出力制御を行う出力
制御回路であり、これらCNC20及び出力制御回路3
0は何れもCPU(プロセッサ)を中心に構成されてい
る。
【0003】CNC20の前処理手段22はプログラム
21を読み取り、そのGコード等から指令内容を判別す
る。波形データ転送手段25は、メモリ23に予め格納
されている波形データ群の波形データを、インタフェー
ス29を経由して出力制御回路30側に転送する。
【0004】波形データ群は、複数組(例えば8組)の
波形データから成り、その1組の波形データは、さらに
複数ステップで構成される。この波形データは、「G2
6PKI;」のプログラム指令でメモリ23内に作成さ
れる。ここで、G26は波形データの設定と転送を指令
するコードであり、アドレスP、K、Iの後のブランク
にはそれぞれ数字が設定される。アドレスPの後の数字
は各組に付された波形番号(1〜8)を、アドレスKの
後の数字は各ステップに付されたステップ番号(1〜2
0)を、アドレスIの後の数字は各ステップの波高値を
それぞれ表す。波高値は最大1000アンペア、設定単
位1アンペアの電流指令値として設定される。また、1
ステップの時間幅は0.1msecである。
【0005】操作盤40より入力または登録された波形
データ群は、上述したように、図1の波形データ転送手
段25によって出力制御回路30側に転送される。この
転送は、「G26L50P;」のプログラム指令で波形
番号毎に行われる。ここで、L50は転送指令であり、
アドレスPの後に設定される数字は波形番号を表す。そ
の波形番号の20ステップ分の波形データが出力制御回
路30側に転送される。出力制御回路30側の波形デー
タ格納制御手段32は、その20ステップ分の波形デー
タをインタフェース31を通して受け取り、メモリ34
にその波形番号毎に格納する。
【0006】出力制御回路30のレジスタ領域35に
は、8個のレジスタ351、352、・・・、358が
設けられている。この8個のレジスタ351〜358の
各々は、さらに3つの区分領域に分割され、その各々に
登録データが格納される。この各レジスタ内の3つの区
分領域は、例えば1つの穴開け加工を行う場合のプリ加
工、メイン加工、クリーン加工の3工程の加工条件(出
力波形)を連続して設定しておくためのものであり、最
初の区分領域(区分領域1)にはプリ加工を実行するた
めの登録データが、次の区分領域(区分領域2)にはメ
イン加工を実行するための登録データが、最後の区分領
域(区分領域3)には、クリーン加工を実行するための
登録データがそれぞれ格納される。
【0007】CNC20側の登録データ転送手段26
は、上記のレジスタ351〜358の各区分領域に登録
データを登録すべく、登録データの転送を行う。その登
録データの転送は、「G25LJPKRS;」のプログ
ラム指令で行われる。ここで、G25は登録データの設
定と転送を指令するコードであり、アドレスL、J、
P、K、R、Sの後のブランクにはそれぞれ数字が設定
される。アドレスL、Jで登録データの行き先指定が、
アドレスP、K、R、Sで登録データの設定が行われ
る。アドレスLの後の数字はレジスタ351〜358に
付されたレジスタ番号(1〜8)を、またアドレスJの
後の数字は実行順序に相当する各区分領域に付された区
分領域番号(1〜3)をそれぞれ表し、登録データは、
そのアドレスLで指定されたレジスタ番号であって、且
つアドレスJで指定された区分領域番号の領域に格納さ
れる。アドレスPの後に付された数字は波形番号(1〜
8)を、アドレスKの後に付された数字は波形倍率を、
アドレスRの後に付された数字は出力周波数を、また、
アドレスSの後に付された数字は出力回数をそれぞれ表
す。
【0008】波形倍率は波形番号で指定された波形デー
タの波高値に対する倍率であり、例えば30〜100%
の範囲で1%毎に設定することができる。出力周波数は
波形データの繰り返し周期を設定するためのものであ
り、例えば1〜200MHzの範囲で1Hz毎に設定す
ることができる。また、出力回数は波形データの繰り返
し回数であり、例えば0〜999の範囲で1回を単位と
して設定することができる。出力回数を−1に設定する
と、繰り返し回数は特に制限されないことになる。
【0009】上述したように、登録データ転送手段26
は、上記の登録データをインタフェース29を経由して
出力制御回路30側に転送する。出力制御回路30側の
登録データ格納制御手段33は、その登録データをイン
タフェース31を通して受け取り、指定されたレジスタ
351〜358であって、且つそのレジスタの中の指定
された区分領域に格納する。
【0010】CNC10の出力指令手段27は、「G2
4L;」のプログラム指令に応じて、ビームオンオフの
指令及び出力波形生成の指令をインタフェース29及び
31を通して出力制御回路30側に送る。ここで、G2
4はビームオンを指令するコードである。また、Lの後
のブランクに設定される数字は実行すべきレジスタの番
号である。出力制御回路30の出力制御手段36は、こ
の「G24L;」で表された出力指令を受け取ると、レ
ジスタ番号に該当するレジスタ351〜358の登録デ
ータ、及びその登録データの一つである波形番号で指定
されたメモリ34内の波形データを読み取る。また、操
作盤40を用いてPMC28に入力されたオーバライド
値をインタフェース29及び31を通して読み取る。
尚、オーバライド値には、波形データの波高値(電流指
令値)に対するものと、周波数に対するものとの2種類
がある。出力制御手段36は、その読み取った諸データ
を用いて出力波形の制御を行う。
【0011】出力制御手段36は、CNC20側からの
出力指令を受け取ると、上述したように、先ず登録デー
タ、波形データ及びオーバライド値を読み取る。次に、
指定された波形データの波高値に対して登録データの一
つである波形倍率値及びオーバライド値を掛けて、波形
データを所望の波高値を持つ波形とする。続いて、登録
データの周波数及び出力回数を用いて波形データの繰り
返し周期T、及び繰り返し回数Nを求める。出力制御手
段36は、このようにして求めた出力波形をレーザー発
振器(例えばYAGレーザー発振器)に出力する。な
お、上記の周波数の値は、オーバライド値が設定されて
いるときは、そのオーバライド値を掛けた値を取る。
【0012】以上に述べたように、この従来のレーザー
加工装置では、出力制御手段36は、CNC20から予
めCNCのプログラムに連動した所望の波形に関するデ
ータを受け取り、出力制御回路30側のレジスタ351
〜358及びメモリー34に格納、記憶しておく。次の
加工段階では、CNC20から出力指令を受け取ると、
登録データ及び波形データを読み取り、指定された波形
データの波高値に対して登録データの一つである波形倍
率値を掛けて、波形データを所望の波高値を持つ波形に
する。続いて、登録データの周波数及び出力回数を用い
て波形データの繰り返し周期及び繰り返し回数を求め
る。出力制御手段36は、このようにして求めた出力波
形をレーザー発振器用電源に出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のレーザー加
工装置においては、CNCのプログラムにより加工機及
び発振器の制御を行っていたが、加工機に汎用ロボット
等を用いて、ロボットのプログラムで発振器を制御する
場合においては、インターフェースとして接点信号しか
ない場合が多く、上記のような高度な制御ができないと
いう問題点があった。
【0014】そこで、本発明は、上述したような従来の
レーザー加工装置の問題点を解消しようとするもので、
汎用ロボットや簡易な加工機でも、連続して多様な発振
制御を行うことができるレーザー加工装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるレーザ
ー加工装置は、レーザー共振器と、前記共振器から出力
されるレーザー光を発振器出力口まで伝送する伝送光学
系と、前記発振器出力口から加工機までレーザー光を伝
送する伝送光学系と、レーザー光を被加工物に照射して
加工を行う加工機と、前記レーザー共振器によるレーザ
ー発振を制御する発振器コントローラと、を備え、前記
発振器コントローラは、予め複数個の発振波形を登録す
る機能及び発振波形登録数に対応したバイナリーの接点
入力を有し、発振毎に前記加工機からの発振波形選択信
号を受けて、該発振波形選択信号に基づいて選択された
発信波形のレーザー光を前記レーザー共振器により発振
することを特徴とするものである。
【0016】また、前記発振器コントローラは、発振開
始時に設定された時間後に、選択波形の波高値に到達す
る出力スロープアップ制御機能と、発振終了時に、設定
された時間前から出力が低下する出力スロープダウン制
御機能とを有し、各発振波形登録時に前記出力スロープ
アップ制御機能及び出力スロープダウン制御機能の有効
/無効並びに制御時間を登録することを特徴とするもの
である。
【0017】さらに、前記発振器コントローラは、選択
された波形の波高値に倍率を乗算する機能及び倍率分解
能に対応したバイナリーの接点入力を有し、発振毎に前
記加工機からの乗算倍率に対応した接点信号を受けて、
選択された発振波形の波高値に倍率乗算して前記レーザ
ー共振器を発振させることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して説明する。尚、各図中、同一符
号は同一または相当部分を示す。
【0019】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形
態1に係るレーザー加工装置としてのYAGレーザー加
工装置の構成図である。図2は本実施の形態1に係るY
AGレーザー加工装置における一連の加工処理工程を表
すフローチャートである。
【0020】図1において、1はレーザー共振器として
のYAGレーザー共振器、2はYAGレーザー共振器1
から出力されるレーザー光を加工ヘッド3まで伝送する
光ファイバー、4は汎用ロボット、5はYAGレーザー
共振器1の発振制御を行う発振器コントローラ、6は外
部より発振器コントローラ5に対する制御動作の設定を
行うための外部設定器を示す。
【0021】発振器コントローラ5は、波形データを記
憶するメモリー5aと、選択された波形データの波高値
に倍率を乗算するための演算部5bと、YAGレーザー
共振器1の制御を行う出力制御部5cとを備える。
【0022】次に、本実施の形態1に係るYAGレーザ
ー加工装置の動作について説明する。図1に示すよう
に、YAGレーザー共振器1は、媒体結晶1aと、励起
用ランプ1bと、共振ミラー1cと、集光レンズ1dと
から構成されており、YAGレーザー共振器1により発
生されるレーザー光の出力は、励起用ランプ1bへの投
入電力の大きさで制御される。YAGレーザ共振器1よ
り出力されたレーザー光は光ファイバー2により伝送さ
れて、最終的にロボット4に取り付けられた加工ヘッド
3から被加工ワーク(図示せず)に照射されて、被加工
ワークの加工を行う。
【0023】前述の励起用ランプ1bへの投入電力は、
発振器コントローラ5内の出力制御部5cで制御されて
おり、波形データ記憶メモリー5aから選択された波形
データに、演算部5bで倍率を乗算したデータが出力制
御部5cに送られ、出力制御部5cは、このデータを基
にして、ロボット4からのレーザー発振信号10dに同
期してレーザー発振を行う。
【0024】波形データ記憶メモリー5aには、予め外
部設定器6より、加工によく使用する波形データを設定
しておく。このような波形データの一例を次に示す(本
実施の形態1では、波形データ1〜16までの16種類
である)。
【0025】 波形データ1: 連続波、出力1Kw 波形データ2: パルス波、波高出力2Kw、500Hz、パルス幅2msec 波形データ3: 定時間発振、出力0.5Kw、発振時間3sec 波形データ4: 一定パルス数発振、波高出力2Kw、パルス幅4msec、発振 パルス数5パルス ・ ・ ・ ・ ・ ・ 波形データ16: 連続波、出力4Kw
【0026】波形データの選択は、ロボット4からの波
形選択信号10a(図示例では、4接点信号)をバイナ
リー変換し(図示例では4接点のため16種類のデータ
を選択できる)、該当番号波形データを波形データ記憶
メモリー5aより選択する。
【0027】また、選択された波形データは、演算部5
bにおいて、ロボット4からの波形倍率信号10b(図
1では8接点信号)をバイナリー変換した値を倍率とし
て乗算する。図示例では、8接点のためバイナリーとし
て0%〜127%までの倍率、1%の分解能で設定でき
る。
【0028】次に、図2のフローチャートにより、本実
施の形態1のYAGレーザー加工装置の一連の動作工程
を説明する。
【0029】ロボット4には、予め加工プログラムにお
いて、各加工位置での波形データ番号及び波形倍率がプ
ログラムされている。ロボット4を起動し(ステップS
1)、最初の加工位置へ移動する際に(ステップS
2)、ロボット4は発振器コントローラ5に波形選択信
号10a及び波形倍率信号10bを出力する(ステップ
S3)。
【0030】発振器コントローラ5は、ロボット4から
の波形選択信号10aを受けて、波形データ記憶メモリ
ー5aより該当波形を引き出し、且つ波形倍率信号10
bを受けて、該当する選択波形データを演算部5bで乗
算した上で、出力制御部5cへ波形データをインプット
する(ステップS4)。
【0031】作業終了後、発振器コントローラ5はロボ
ット4に準備完了信号10cを返送する(ステップS
5)。ロボット4が準備完了信号10cを受けて(ステ
ップS6)、加工位置に到着し(ステップS7)、レー
ザー発振の準備ができると、発振器コントローラ5に対
してレーザー発振信号10dを出力(ON)し(ステッ
プS8)、YAGレーザ共振器1よりレーザー発振が開
始される(ステップS9)。
【0032】その後、加工が終了して、ロボット4より
レーザー発振信号10dがOFFされると(ステップS
10)、レーザー発振が停止され(ステップS11)、
出力制御部5cの波形データはクリアされる(ステップ
S12)。
【0033】そして、一連の加工が終了するまで、上記
工程(ステップS2乃至ステップS12)が繰り返され
(ステップS13)、一連の加工が終了したとき、制御
工程が終了される(ステップS14)。
【0034】以上から明らかなように、本実施の形態1
によれば、発振器内の発振器コントローラ5に、予め複
数個の発振波形を登録する機能を設けると共に、発振波
形登録数に対応したバイナリーの接点入力を持たせ、さ
らに、発振器コントローラ5に、選択された波形の波高
値に倍率を乗算する機能を設けて、且つ倍率分解能に対
応したバイナリーの接点入力を持たせたものである。
【0035】このような構成により、発振器内の発振器
コントローラ5に、予め複数個の発振波形を登録する機
能及び波形の波高値に倍率を乗算する機能を設け、且
つ、加工機からの接点信号により波形選択及び乗算倍率
の設定ができるので、汎用ロボットや簡易な加工機で
も、連続して多様な発振制御を行うことができる。
【0036】実施の形態2.また、他の実施の形態2と
して、前記実施の形態1の波形データ記憶メモリー5a
の設定項目に、発振波形のスロープアップ、ダウン機能
を有効或いは無効にする機能、並びにスロープアップ、
ダウン時間を設定する機能を追加したものである。
【0037】これは、例えば図3(a)のような周回溶
接を行う場合に、始点と終点が重なり合い、この重なり
合った部分でのレーザー光の照射エネルギーが大きくな
りすぎて、溶接品質が悪くなる(図3(b))ことがあ
る。
【0038】このため、図4(b)の波形に示すよう
に、加工始点、終点に設定した時間で波形にスロープア
ップ、ダウン機能(徐々に増加、減少する機能)を付加
することにより、重なり合った部分におけるレーザー光
の照射エネルギーを適度に制御することができ、この部
分での溶接品質を改善することができる(図3
(c))。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るレーザー
加工装置よれば、レーザー共振器と、前記共振器から出
力されるレーザー光を発振器出力口まで伝送する伝送光
学系と、前記発振器出力口から加工機までレーザー光を
伝送する伝送光学系と、レーザー光を被加工物に照射し
て加工を行う加工機と、前記レーザー共振器によるレー
ザー発振を制御する発振器コントローラと、を備え、前
記発振器コントローラは、予め複数個の発振波形を登録
する機能及び発振波形登録数に対応したバイナリーの接
点入力を有し、発振毎に外部加工機からの発振波形選択
信号を受けて、該発振波形選択信号に基づいて選択され
た発信波形のレーザー光を前記レーザー共振器により発
振するようにしたので、汎用ロボットや簡易な加工機で
も、連続して多様な発振制御を行うことができる効果が
ある。
【0040】また、前記発振器コントローラは、発振開
始時に設定された時間後に、選択波形の波高値に到達す
る出力スロープアップ制御機能と、発振終了時に、設定
された時間前から出力が低下する出力スロープダウン制
御機能とを有し、各発振波形登録時に前記出力スロープ
アップ制御機能及び出力スロープダウン制御機能の有効
/無効並びに制御時間を登録できるようにしたので、周
回溶接を行うような場合に、始点と終点が重なり合って
も、この重なり合った部分におけるレーザー光の照射エ
ネルギーを適度に制御することにより、溶接品質を改善
することができる効果がある。
【0041】さらに、前記発振器コントローラは、選択
された波形の波高値に倍率を乗算する機能及び倍率分解
能に対応したバイナリーの接点入力を有し、発振毎に外
部加工機からの乗算倍率に対応した接点信号を受けて、
選択された発振波形の波高値に倍率乗算して前記レーザ
ー共振器を発振させるようにしたので、外部加工機の要
求に応じて、一層多様できめ細かな発振制御を行うこと
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るレーザー加工
装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るレーザー加工
装置の加工プログラムの処理工程を示すフローチャート
である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るレーザー加工
装置の動作を説明する斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係るレーザー加工
装置の動作を説明するためのグラフである。
【図5】 従来のレーザー加工装置の構成図である。
【符号の説明】
1 YAGレーザー共振器、2 光ファイバー、3 加
工ヘッド、4 汎用ロボット、5 発振器コントロー
ラ、5a 波形データ記憶メモリー、5b 演算部、5
c 出力制御部、6 外部設定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百衣 仁 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高田 清志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4E068 CA02 CB01 5F072 AB01 JJ20 YY06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー共振器と、 前記共振器から出力されるレーザー光を発振器出力口ま
    で伝送する伝送光学系と、 前記発振器出力口から加工機までレーザー光を伝送する
    伝送光学系と、 レーザー光を被加工物に照射して加工を行う加工機と、 前記レーザー共振器によるレーザー発振を制御する発振
    器コントローラと、 を備え、 前記発振器コントローラは、予め複数個の発振波形を登
    録する機能及び発振波形登録数に対応したバイナリーの
    接点入力を有し、発振毎に外部加工機からの発振波形選
    択信号を受けて、該発振波形選択信号に基づいて選択さ
    れた発信波形のレーザー光を前記レーザー共振器により
    発振することを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 【請求項2】 前記発振器コントローラは、発振開始時
    に設定された時間後に、選択波形の波高値に到達する出
    力スロープアップ制御機能と、発振終了時に、設定され
    た時間前から出力が低下する出力スロープダウン制御機
    能とを有し、各発振波形登録時に前記出力スロープアッ
    プ制御機能及び出力スロープダウン制御機能の有効/無
    効並びに制御時間を登録することを特徴とする請求項1
    に記載のレーザー加工装置。
  3. 【請求項3】 前記発振器コントローラは、選択された
    波形の波高値に倍率を乗算する機能及び倍率分解能に対
    応したバイナリーの接点入力を有し、発振毎に外部加工
    機からの乗算倍率に対応した接点信号を受けて、選択さ
    れた発振波形の波高値に倍率乗算して前記レーザー共振
    器を発振させることを特徴とする請求項1に記載のレー
    ザー加工装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005262226A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Mitsubishi Electric Corp 亜鉛メッキ鋼板のレーザ溶接方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005262226A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Mitsubishi Electric Corp 亜鉛メッキ鋼板のレーザ溶接方法

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