JP2002159771A - 裁断部材付きミシン - Google Patents

裁断部材付きミシン

Info

Publication number
JP2002159771A
JP2002159771A JP2000362417A JP2000362417A JP2002159771A JP 2002159771 A JP2002159771 A JP 2002159771A JP 2000362417 A JP2000362417 A JP 2000362417A JP 2000362417 A JP2000362417 A JP 2000362417A JP 2002159771 A JP2002159771 A JP 2002159771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewing machine
sewing
needle
seat cover
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000362417A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Hirano
博之 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP2000362417A priority Critical patent/JP2002159771A/ja
Publication of JP2002159771A publication Critical patent/JP2002159771A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】縫い代を一定に保つことができ、工程の簡略化
が図れるミシンを提供することにある。 【解決手段】 ミシン1のミシン台2上において、針落
ち位置13とガイド14との間の所定の位置には、シー
トカバー31を裁断可能な超音波カッター21が固定さ
れている。また、超音波カッター21とガイド14との
間には、シートカバー31をミシン台2上に押圧する第
2の押さえ板18が備えられている。これにより、生地
端32と針落ち位置13との間で生地によれが生じ、縫
い目のふらつきを生じた場合でも、縫い目線33から一
定の距離でシートカバー31を裁断でき、縫い代34を
一定に保つことができる。また、縫製と同時に縫い代3
4の裁断を行うことができ、工程の簡略化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、裁断部材付きミシ
ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ミシンにより縫製を行う場合にお
いて、縫い代を一定に保ちたい場合には、図5に示すよ
うに、ミシン針101が落下する針落ち位置102の側
方にガイド103が設けられ、このガイド103を使用
して縫い代107の調整を行っている。すなわち、針落
ち位置102から所定の距離に固定されたガイド103
に生地端104を沿わせるようにして生地送りを行うこ
とにより、縫い目線105と生地端104との間隔を一
定に保つようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、生地が布、
皮革等の軟質の素材である場合には、生地端104と針
落ち位置102との間で生地106によれが生じる場合
がある。この結果、縫い目線105のふらつきを生じ、
縫い代107にばらつきが生じてしまうおそれがある。
また、縫い代を小さくしたい場合には、縫製後に手作業
で縫い代107の裁断を行わなければならないため、作
業性の向上に限界があった。
【0004】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、縫い代を一定に保つことがで
き、工程を簡略化できるミシンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1の発明に係る裁断部材付きミシンは、ミシ
ン台上の所定の針落ち位置において昇降駆動されるミシ
ン針と、前記針落ち位置の側方に設けられて被縫製物の
端部を当接させることにより前記被縫製物の位置決め可
能な位置決め部材とを備えたミシンであって、前記針落
ち位置と所定の間隔をおいて配置され前記被縫製物を裁
断可能な裁断部材を備えたことを特徴とする。
【0006】ここで、被縫製物としては、ミシンにより
通常に縫製可能なものであれば特に制限はなく、例えば
布、皮革、樹脂シート等が挙げられる。また、裁断部材
としては、被縫製物を裁断可能なものであれば特に制限
はなく、通常のカッター刃によるものの他、レーザーカ
ッター、超音波カッターなどが使用できる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の裁断
部材付きミシンであって、前記被縫製物において前記裁
断部材によって裁断される裁断位置の側方を前記ミシン
台上に押圧する押さえ部材が備えられていることを特徴
とする。
【0008】
【発明の作用、および発明の効果】請求項1の発明によ
れば、針落ち位置と所定の間隔をおいて配置され、被縫
製物を裁断可能な裁断部材が設けられている。これによ
り、縫い目に蛇行を生じた場合でも、縫い目位置から一
定の距離で被縫製物を裁断でき、縫い代を一定に保つこ
とができる。また、縫製と同時に縫い代の裁断が可能と
なるため、工程の簡略化が図れる。
【0009】請求項2の発明によれば、被縫製物におい
て裁断部材によって裁断される裁断位置の側方をミシン
台上に押圧する押さえ部材が備えられている。これによ
り、裁断部材の駆動に連れて被縫製物がミシン台から浮
き上がったり、よれが生じたりすることを防止できる。
このため、被縫製物をスムースに切断することができ、
縫い代を一定に保つことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1〜図4を参照しつつ詳細に説明する。
【0011】図1には、本実施形態のミシン1(本発明
の裁断部材付きミシンに該当する)を示した。このミシ
ン1は、自動車用のシートカバー31(本発明の被縫製
物に該当する)を縫製する工業用ミシンであって、ミシ
ン台2上に周知の構造のミシン本体3を備えて構成され
ている。なお、以下の説明において、ミシン1が作業者
と対向する側(図1において手前側)を前面側とする。
【0012】ミシン本体3は、ミシン台2上に立設され
た脚柱部4と、脚柱部4から側方(図1の左側方向)へ
突出するアーム部5とから構成されている。ミシン本体
3内には、図示しないミシンモーターおよびこのミシン
モーターによって駆動される駆動機構が備えられてい
る。また、アーム部5内の左端付近には、この駆動機構
により上下方向に駆動される針棒6が設けられ、その下
端側はアーム部5の下面側から突出されている。この針
棒6の下端部にはミシン針7が取り付けられ、針棒6の
上下運動に連れて上下方向に駆動されるようになってい
る(図2参照)。そして、このミシン針7の先端には針
穴8が設けられ、上糸19が挿通されている。また、ミ
シン本体3には、上糸19の繰り出しを調整する天秤機
構9や糸調子調節機構10が備えられて、糸巻きから供
給される上糸19を針穴8に円滑に送り出すことができ
るようになっている。
【0013】アーム部5の下面側において、針棒6の後
方位置からは第1の押さえ棒11が突出されている。こ
の第1の押さえ棒11の下端には、第1の押さえ板12
が取り付けられている。第1の押さえ板12は、板状に
形成されて、左右方向の中央部が切り欠かれたU字型を
なしており、この切り欠き部分にミシン針7を挿通可能
とされている。そして、第1の押さえ棒11に取り付け
られた図示しないばねによって下方に付勢され、ミシン
台2にシートカバー31を押圧することによって、ミシ
ン針7の昇降駆動に連れてシートカバー31が浮き沈み
するのを規制することが可能とされている。
【0014】ミシン台2において、ミシン針7が落下す
る針落ち位置13の周囲には、図示しない送り歯が備え
られている。この送り歯は、ミシン針7の駆動と連動し
て駆動され、シートカバー31を前面側から後面側へ送
ることが可能とされている。また、この送り歯の下方に
は、下糸を収納するかま(図示せず)が収納されてい
る。
【0015】また、針落ち位置13の側方(図2におい
て左側)には、シートカバー31の位置決めを行うため
のガイド14(本発明の位置決め部材に該当する)が設
けられている。このガイド14は、板状に形成されて生
地送り方向と平行に立設されており、その下端部はL字
状に折り曲げられてミシン台2上に固着されている。そ
して、このガイド14の針落ち位置13側の側面は、シ
ートカバー31の生地端32(本発明の端部に該当す
る)を当接可能なガイド面15とされている。
【0016】さて、ミシン台2上において針落ち位置1
3とガイド14との間の所定の位置には、シートカバー
31を裁断可能な超音波カッター21(本発明の裁断部
材に該当する)が設置されている。超音波カッター21
は、円柱状の超音波振動子22の一端部に、超音波を増
幅するためのホーン23が取り付けられ、このホーン2
3の先端にはカッター刃24が備えられている(図3参
照)。また、超音波振動子22の他端部は、接続コード
25を介して図示しない超音波発振器と接続されてい
る。この超音波カッター21は、カッター刃24を上方
に向けてミシン台2の下面側に固定されている。そし
て、カッター刃24が、針落ち位置13とガイド14と
の間に設けられたスリット16からミシン台2上に突出
されている。
【0017】また、カッター刃24とガイド14との間
には、第2の押さえ板18(本発明の押さえ部材に該当
する)が備えられている。第2の押さえ板18は、第1
の押さえ板12よりもやや幅の狭い板状に形成されてお
り、第1の押さえ板12と同様に、第2の押さえ棒17
を介してアーム部5に取り付けられている。そして、図
示しないばねにより下方に付勢され、シートカバー31
をミシン台2に押圧する。
【0018】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用及び効果について説明する。
【0019】本実施形態のミシン1によりシートカバー
31を縫製する際には、まず、ミシン台2上に一対のシ
ートカバー31を重ねてセットする(図4参照)。この
とき、シートカバー31の生地端32をガイド14のガ
イド面15に当接させるとともに、縫い始め位置が針落
ち位置13に来るようにする。そして、ミシン針7を縫
い始め位置に落下させるとともに、押さえ棒11、17
に取り付けられたばねを操作して、両押さえ板12、1
8を押し下げ、シートカバー31をミシン台2上に固定
する。次いで、図示しないコントローラーを操作するこ
とにより、ミシン1を作動させる。すると、ミシン針7
が上下に駆動され、これと連動して送り歯によりシート
カバー31が前面側から後面側へ送られて、縫い目線3
3が形成されていく。このとき、ガイド面15にシート
カバー31の生地端32を当接させつつ生地送りを行う
ことにより、縫い目線33と生地端32との距離が一定
に保たれる。
【0020】このとき、超音波カッター21を作動させ
ることにより、縫製と同時にシートカバー31を裁断す
る。このとき、超音波カッター21は針落ち位置13と
ガイド14の間の所定の位置に設置されている。従っ
て、生地端32と針落ち位置13との間で生地によれが
生じ、縫い目のふらつきを生じた場合でも、縫い目線3
3から一定の距離でシートカバー31を裁断でき、縫い
代34を一定に保つことができる。また、縫製と同時に
縫い代34の裁断を行うことができ、工程の簡略化が図
れる。
【0021】また、超音波カッター21の側方には、シ
ートカバー31をミシン台2上に押圧する第2の押さえ
板18が備えられている。この第2の押さえ板18によ
って、シートカバー31が超音波カッター21によって
裁断される裁断位置35の側方がミシン台2上に押さえ
つけられている。これにより、超音波カッター21の駆
動に連れてシートカバー31がミシン台2から浮き上が
ったり、よれが生じたりすることを防止できる。このた
め、シートカバー31をスムースに切断することがで
き、縫い代34を一定に保つことができる。
【0022】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その
他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶもの
である。 (1)本実施形態のミシン1は自動車用のシートカバー
を縫製する工業用ミシンであるが、本発明によれば、ミ
シンの種類は本実施形態の限りではなく、例えば家庭用
ミシンであってもよい。 (2)本実施形態においては、超音波カッター21はミ
シン台2の下側に取り付けられているが、本発明によれ
ば超音波カッターの取付位置は本実施形態の限りではな
く、たとえばミシン台の上側に取り付けられていてもよ
い。 (3)本実施形態においては、針落ち位置13の左側に
超音波カッター21およびガイド14が設けられている
が、本実施形態によれば超音波カッター及びガイドの配
置は本実施形態の限りではなく、針落ち位置の右側に設
けられていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のミシンの斜視図
【図2】図1の円R内の拡大図
【図3】本実施形態のミシンに超音波カッターを取り付
けた断面図
【図4】本実施形態のミシンでシートカバーを縫製する
様子を示した図
【図5】従来のミシンを示した図
【符号の説明】
1…ミシン(裁断部材付きミシン) 2…ミシン台 7…ミシン針 13…針落ち位置 14…ガイド(位置決め部材) 18…第2の押さえ板(押さえ部材) 21…超音波カッター(裁断部材) 31…シートカバー(被縫製物) 32…生地端(端部) 35…裁断位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン台上の所定の針落ち位置において
    昇降駆動されるミシン針と、前記針落ち位置の側方に設
    けられて被縫製物の端部を当接させることにより前記被
    縫製物の位置決め可能な位置決め部材とを備えたミシン
    であって、 前記針落ち位置と所定の間隔をおいて配置され前記被縫
    製物を裁断可能な裁断部材を備えたことを特徴とする裁
    断部材付きミシン。
  2. 【請求項2】 前記被縫製物において前記裁断部材によ
    って裁断される裁断位置の側方を前記ミシン台上に押圧
    する押さえ部材が備えられていることを特徴とする請求
    項1に記載の裁断部材付きミシン。
JP2000362417A 2000-11-29 2000-11-29 裁断部材付きミシン Pending JP2002159771A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000362417A JP2002159771A (ja) 2000-11-29 2000-11-29 裁断部材付きミシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000362417A JP2002159771A (ja) 2000-11-29 2000-11-29 裁断部材付きミシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002159771A true JP2002159771A (ja) 2002-06-04

Family

ID=18833696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000362417A Pending JP2002159771A (ja) 2000-11-29 2000-11-29 裁断部材付きミシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002159771A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101584629B1 (ko) 2015-09-30 2016-01-12 김남홍 재봉물의 초음파 부착 및 커팅장치
KR101763025B1 (ko) * 2015-09-22 2017-08-14 김홍갑 깨끼바느질 방법과 그에 따른 깨끼옷
CN112210913A (zh) * 2020-08-27 2021-01-12 东风延锋汽车饰件系统有限公司 汽车内饰成型表皮小角度缝纫装置
TWI820969B (zh) * 2021-12-28 2023-11-01 日商Ykk股份有限公司 縫製裝置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101763025B1 (ko) * 2015-09-22 2017-08-14 김홍갑 깨끼바느질 방법과 그에 따른 깨끼옷
KR101584629B1 (ko) 2015-09-30 2016-01-12 김남홍 재봉물의 초음파 부착 및 커팅장치
CN112210913A (zh) * 2020-08-27 2021-01-12 东风延锋汽车饰件系统有限公司 汽车内饰成型表皮小角度缝纫装置
CN112210913B (zh) * 2020-08-27 2022-03-15 东风延锋汽车饰件系统有限公司 汽车内饰成型表皮小角度缝纫装置
TWI820969B (zh) * 2021-12-28 2023-11-01 日商Ykk股份有限公司 縫製裝置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002159771A (ja) 裁断部材付きミシン
US7267063B2 (en) Embroidery presser for embroidery machine
US8495962B2 (en) Sewing machine with sequin feeder device
JP5142426B2 (ja) ボタン穴かがりミシン
CN101525815B (zh) 纽扣孔锁边缝纫机
JP3779912B2 (ja) ボタン穴かがりミシン
CN101195949B (zh) 嵌条缝制缝纫机
JP3531524B2 (ja) ミシンの下糸切断装置
JP4650169B2 (ja) 鳩目穴かがりミシン
JP3508371B2 (ja) 鳩目穴かがりミシン
JP2007098005A (ja) 玉縁縫いミシン
JP4526701B2 (ja) ボタン穴かがりミシン
JP2003181176A (ja) 玉縁縫いミシン
JP2005278929A (ja) ミシンの糸切り装置
JP2595691Y2 (ja) 鳩目穴かがりミシンのメス装置
JP2013154062A (ja) ミシン
US20200277716A1 (en) Presser device
JP4277355B2 (ja) ミシン及び記憶媒体
US216322A (en) Improvement in trimming attachments for sewing-machines
JPS6231102Y2 (ja)
JP2001038079A (ja) ミシンの布押え装置
JPH0342914B2 (ja)
JP2853055B2 (ja) 自動縫製装置
JPS6213587Y2 (ja)
JP2013208403A (ja) 穴かがり縫いミシン

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041018

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070713