JP2002159766A - ヘアーカッター - Google Patents

ヘアーカッター

Info

Publication number
JP2002159766A
JP2002159766A JP2000360241A JP2000360241A JP2002159766A JP 2002159766 A JP2002159766 A JP 2002159766A JP 2000360241 A JP2000360241 A JP 2000360241A JP 2000360241 A JP2000360241 A JP 2000360241A JP 2002159766 A JP2002159766 A JP 2002159766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
cutting height
height setting
setting device
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000360241A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ogawa
仁志 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000360241A priority Critical patent/JP2002159766A/ja
Publication of JP2002159766A publication Critical patent/JP2002159766A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭皮にスライドさせて連続して毛髪を所定長
さに切断し得るヘアーカッターを提供する。 【解決手段】 前端に毛髪を切断する刃部2を設けたヘ
アーカッター本体1に吸引装置に連通した吸引ケース3
を装着する。上記ヘアーカッター本体1の刃部2を臨ま
せると共に上記刃部2で切断した毛髪を吸引するような
吸引口4を上記吸引ケース3の前端に設ける。頭皮に対
する刈り高さを設定する刈り高さ設定器具5をヘアーカ
ッターの前部に設ける。上記刈り高さ設定器具5の内部
に毛髪を導入する毛髪導入口18を上記刈り高さ設定器
具5の前部に設ける。上記刈り高さ設定器具5の内部を
介して吸引口4と毛髪導入口18とが連通する。刈り高
さ設定器具5を頭皮に沿わせてヘアーカッターを移動す
ることで上記毛髪導入口18が開閉されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切髪を吸引する吸
引ケースをヘアーカッター本体に備えたヘアーカッター
に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来から、刃部を備えたヘアーカッター
本体に吸引装置に接続した吸引ケースを設け、上記刃部
で毛髪を切断し、その切髪を上記吸引ケースによって吸
引装置に吸引して毛屑飛散を抑えることを図っているヘ
アーカッターは数多く提案されている。更に、上記のよ
うなヘアーカッターにおいて、刃部と頭皮との間の距離
を所定間隔に保って所定長さに毛髪を切断し得るように
した提案としては、例えば、特開平7−136352号
(図6)や実開平6−7668号(図7)がある。両者
は共に、毛髪を刃部2に導入する毛髪導入管50に吸引
装置(図示せず)と連通した吸引ケース3を連結し、毛
髪導入管の50先端部の導入口51を頭皮に当接して毛
髪導入管50の内部に毛髪を吸引させ、導入口51から
所定の間隔を設けて配設した刃部2に上記導入管50に
吸引した毛髪を接触させて切断し、毛髪を所定長さに切
り揃えるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヘアーカッ
ターは一般的に頭皮に沿わせるようにしてスライド移動
させ、毛髪に刃部2を連続的に接触させて切断すること
で散髪を迅速に行うことを期しているものであるが、上
記両例のヘアーカッターは、単に円筒状の毛髪導入管5
0を備えており、毛髪を導入する導入口51は頭皮に対
向するように開口しているものであって、ヘアーカッタ
ーを頭皮に沿わせるようにしてスライド移動させても上
記毛髪導入管50には連続して毛髪が導入されるもので
はなく、ヘアーカッターとしての使い勝手が悪いもので
あった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、頭皮にスライドさせて連続して毛髪を所定長さに
切断し得るヘアーカッターを提供することを課題とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に係るヘアーカッターは、前端に毛
髪を切断する刃部2を設けたヘアーカッター本体1に吸
引装置に連通した吸引ケース3を装着し、上記ヘアーカ
ッター本体1の刃部2を臨ませると共に上記刃部2で切
断した毛髪を吸引するような吸引口4を上記吸引ケース
3の前端に設け、頭皮に対する刈り高さを設定する刈り
高さ設定器具5をヘアーカッターの前部に設け、上記刈
り高さ設定器具5の内部に毛髪を導入する毛髪導入口1
8を上記刈り高さ設定器具5の前部に設け、上記刈り高
さ設定器具5の内部を介して吸引口4と毛髪導入口18
とが連通し、刈り高さ設定器具5を頭皮に沿わせてヘア
ーカッターを移動することで上記毛髪導入口18が開閉
されるようにしたことを特徴とする。これにより、開状
態の毛髪導入口18を有する刈り高さ設定器具5におい
ては上記毛髪導入口18から刈り高さ設定器具5の内部
に毛髪を導入するものであり、閉状態の毛髪導入口18
を有する刈り高さ設定器具5においては上記刈り高さ設
定器具5の内部に導入された毛髪が吸引口4に吸引され
ると共に刃部2により切断されるものであるが、刈り高
さ設定器具5を頭皮に沿わせてヘアーカッターを前方に
移動させることで上記毛髪導入口18が開閉されるもの
であることから、刈り高さ設定器具5では上述した動作
が繰り返し行われるものであり、つまり、ヘアーカッタ
ーの通常の使用と同様に刈り高さ設定器具5を頭皮に沿
わせてヘアーカッターを移動させることで、刈り高さ設
定器具5の内部に毛髪が導入される共に吸引口4に吸引
されて刃部2で切断されるといった一連の動作がスムー
ズに行われるものであり、ヘアーカッターの使い勝手の
向上が図られるものである。
【0006】また、本発明の請求項2に係るヘアーカッ
ターは、請求項1において、頭皮に転接させるローラー
7を刈り高さ設定器具5の下端に回転自在に設け、毛髪
導入口18を開閉させる開閉部材36を刈り高さ設定器
具5に設け、上記開閉部材36の毛髪導入口18の開閉
動作を上記ローラー7の回転動作に連動させるようにし
たことを特徴とする。これにより、刈り高さ設定器具5
を頭皮に沿わせてヘアーカッターを移動させる際にロー
ラー7を頭皮に転接させて行わせることで上記刈り高さ
設定器具5の頭皮に沿った移動をスムーズに行わせるこ
とができ、また、上記ローラー7と毛髪導入口18を開
閉させる開閉部材36とが連動することで、毛髪導入口
18を開閉する開閉部材36の開閉動作の駆動源を刈り
高さ設定器具5を頭皮に沿わせてヘアーカッターを移動
させた際に回転動作を行うローラー7に求めることがで
き、開閉部材36を開閉駆動させる駆動源をヘアーカッ
ターに別個に設けなくて済むものである。
【0007】また、本発明の請求項3に係るヘアーカッ
ターは、請求項2において、開閉部材36は毛髪導入口
18を開口させるように付勢をされ、開閉部材36と連
動するローラー7を頭皮から離した状態で上記開閉部材
36が毛髪導入口18を開口する位置に位置したことを
特徴とする。これにより、ローラー7を頭皮から離した
状態、つまり、ヘアーカッターの未使用状態では、開閉
部材36が毛髪導入口18を開口する位置にあり、ヘア
ーカッターを使用した瞬間には毛髪を確実に刈り高さ設
定器具5に導入することができるものであり、また、開
閉部材36が毛髪導入口18を開口させるように付勢を
されていることで、ヘアーカッターを未使用状態にした
際には必ず開閉部材36が毛髪導入口18を開口した状
態にすることができ、再びヘアーカッターを使用する際
には必ず毛髪を刈り高さ設定器具5に導入することがで
きるものである。
【0008】また、本発明の請求項4に係るヘアーカッ
ターは、請求項2において、毛髪導入口18を開閉する
開閉部材36を刈り高さ設定器具5に設け、上記開閉部
材36は毛髪導入口18を開状態及び閉状態にしたそれ
ぞれの位置でロックし得るようにしたことを特徴とす
る。これにより、毛髪導入口18を開状態にしたままの
使用、毛髪導入口18を閉状態にしたままの使用、のど
ちらの使用方法も可能にするものであり、ヘアーカッタ
ーの使用形態のバリエーションを増やすことができるも
のである。
【0009】また、本発明の請求項5に係るヘアーカッ
ターは、請求項2において、少なくともヘアーカッター
本体1の刃部2の刃幅より外側位置の刈り高さ設定器具
5にローラー7を配置したことを特徴とする。これによ
り、刈り高さ設定器具5に導入されると共に吸引口4に
吸引される毛髪をローラー7によって頭皮上に踏み倒し
てしまうようなことを避けることができ、ヘアーカッタ
ーで刈ることのできる毛髪の範囲を狭めないで済むもの
である。
【0010】また、本発明の請求項6に係るヘアーカッ
ターは、請求項1において、毛髪導入口18を介して刈
り高さ設定器具5の内部に導入されると共に吸引口4に
吸引された毛髪を刃部2に押し付けるための毛押し部6
を刈り高さ設定器具5の上記刃部2に対向する位置に設
け、刈り高さ設定器具5を頭皮に沿わせてヘアーカッタ
ーを移動することで上記毛押し部6が刃部2に対して接
離自在に駆動されるようにしたことを特徴とする。これ
により、ヘアーカッターの通常の使用と同様に刈り高さ
設定器具5を頭皮に沿わせてヘアーカッターを移動させ
ることで、吸引口4に吸引した毛髪を毛押し部6によっ
て順次刃部2に押し付けて刃部2にて断続的に切断する
ことができるものであり、毛髪の切断の確実性及び良好
な仕上りを確保しつつも散髪を効率良く且つ迅速に行う
ことができるものである。
【0011】また、本発明の請求項7に係るヘアーカッ
ターは、請求項6において、頭皮に転接させるローラー
7を刈り高さ設定器具5の下端に回転自在に設け、上記
毛押し部6のヘアーカッター本体1の刃部2への接離動
作を上記ローラーの回転動作に連動させるようにしたこ
とを特徴とする。これにより、刈り高さ設定器具5を頭
皮に沿わせてヘアーカッターを移動させる際に頭皮に転
接されるローラー7は回転動作をするものであるが、上
記ローラー7と刃部2に接離する毛押し部6とが連動す
ることで、刃部2に接離する毛押し部6の接離動作の駆
動源を刈り高さ設定器具5を頭皮に沿わせてヘアーカッ
ターを移動させた際に必然的に回転動作を行うローラー
7に求めることができ、毛押し部6を接離駆動させる駆
動源をヘアーカッターに別個に設けなくて済むものであ
る。
【0012】また、本発明の請求項8に係るヘアーカッ
ターは、請求項7において、開閉部材36が毛髪導入口
18を閉塞するのと同じタイミングで毛押し部6が刃部
2に当接したことを特徴とする。これにより、上記開閉
部材36が毛髪導入口18を閉塞すると刈り高さ設定器
具5の内部には吸引口4に向って吸引空気流れが強く生
じ、上記吸引空気流れにより開状態の毛髪導入口18に
より刈り高さ設定器具5の内部に導入された毛髪を吸引
口4に吸引するものであり、開閉部材36が毛髪導入口
18を閉塞するのと同じタイミングで毛押し部6を刃部
2に当接させることで、上記吸引口4に吸引された毛髪
を毛押し部6が確実に刃部2に押し当てて切断させるこ
とができるものであり、毛髪を刈り高さ設定器具5の内
部に導入し、刈り高さ設定器具5の内部に導入した毛髪
を吸引口4に吸引し、吸引口4に吸引した毛髪を刃部2
に押し付けて切断する、といった一連の動作が無駄なく
連続的に行えるものであり、ヘアーカッターの動作が効
率的になり使い勝手が向上するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0014】本実施の形態の例のヘアーカッターは、図
3に示すように、ヘアーカッター本体1に着脱自在に吸
引ケース3及び刈り高さ設定器具5を装着して構成され
るものである。以下、ヘアーカッターの刃部2が位置す
る先端方向を前方といい、上記刃部2に対してヘアーカ
ッター本体1の長手方向の他端側の方向を後方というも
のとする。
【0015】ヘアーカッター本体1は、前端に毛髪を切
断する刃部2が幅方向に設けられており、上記刃部2を
駆動させる駆動部(図示せず)が内装されて構成された
ものである。上記刃部2は、固定刃2aと可動刃2bと
が積層配置して構成されたものであり、固定刃2aに対
して可動刃2bが幅方向に摺動し、固定刃2aによって
保持した毛髪に可動刃2bがせん断力を加えて上記毛髪
を切断するものである。なお、本例では、後述する吸引
ケース3の吸引口4が刃部2の近接上方位置に位置され
るものであるから、刃部2の構造は固定刃2aの上面に
可動刃2bが摺接するようになっており、このようにす
ることで、上記刃部2で切断した毛髪を下方に落とさな
いようにして全ての切髪を吸引口4から吸引させること
ができるものである。なお、図中9は、上記駆動部を操
作するスライドスイッチである。
【0016】吸引ケース3は、上記刃部2で切断した毛
髪(切髪)を掃除機等の吸引装置に吸い込み得る空気通
路を形成する管状体であり、その構造は、前端に切髪を
吸入する吸引口4を設けると共に後端に吸引ホース接続
部10を設け、上記吸引口4と吸引ホース接続部10と
を連通した吸引通路11を形成し、上記吸引通路11の
両側方にはヘアーカッター本体1を挟み込む係合片12
がそれぞれ円弧状に垂下して形成されたものである。こ
こで、吸引ホース接続部10は、吸引装置(図示せず)
から連出した吸入ホース(図示せず)が着脱自在に接続
し得る部分である。なお、吸引ケース3の外側面の前部
には、後述する刈り高さ設定器具5を着脱自在に装着す
るための突条部42及び突起43が外側方に向って突出
するように形成されている。このような構造の吸引ケー
ス3は、係合片12によってヘアーカッター本体1を挟
み込んでヘアーカッター本体1に着脱自在に装着するも
のであり、吸引口4をヘアーカッター本体1の刃部2の
可動刃2bの近接位置に臨ませて配置するものである。
【0017】刈り高さ設定器具5は、頭皮から所定高さ
に刃部2を位置設定し、毛髪を所定長さに切断すること
を確保する器具であって、その構造は、図4に示すよう
に、ヘアーカッター本体1に装着する基体13と、基体
13の下部に回転自在に装着される一対のローラー7
と、基体13の前面表面に沿ってスライド自在に装着さ
れる開閉部材36と、基体13の内部に回動自在に装着
される毛押し部6とを組み合わせて形成されるものであ
る。以下、詳述する。
【0018】基体13は、吸引ケース3の前部に装着し
て毛髪を内部に導入する断面矩形状の筒状体である。こ
の基体13は、ヘアーカッターに装着した際には下方程
前方に突出するような傾斜形状を有すると共に上下に筒
開口を配置したものである。その両側面壁においては、
上部にバネ用突起17を外側に突出し、下部にローラー
孔15を穿設し、上記ローラー孔15とバネ用突起17
との間の中央部には、上下に長く形成した摺動長孔1
6、前後に長く形成したロック部材摺動孔38を穿設し
てあり、また、その前面壁においては、下部に毛髪を基
体13の内部に導入する毛髪導入口18が形成されると
共に上部に後述する毛押し部6により開閉される毛押し
部収納孔19を形成し、また、後面壁においては、上部
にヘアーカッター本体1が挿入されて基体13とヘアー
カッター本体1との装着を行う切り欠き状の装着開口2
0が形成してある。この基体13は、上述したように、
吸引ケース3の前部に着脱自在に装着されるものである
が、その際には、ヘアーカッターの前方に配置した基体
13の装着開口20にヘアーカッター本体1及び吸引ケ
ース3を前方に向って挿入し、基体13の前面壁及び側
面壁の内側面に吸引ケース3の外側面の突条部42及び
突部43を嵌合させて行われるものである。そして、基
体13の上部の筒開口が吸引ケース3の吸引口4及びヘ
アーカッター本体1の刃部2に臨むように配置されるも
のである。ここで、基体13のロック部材摺動孔38に
はロック部材37が前後方向に摺動自在に装着される。
このロック部材摺動孔38に装着したロック部材37は
基体13の側面壁から外方にストッパ部41を突出させ
るものである。
【0019】ローラー7は、基体13の一対のローラー
孔15に回転自在に装着される車輪体であり、ヘアーカ
ッターを頭皮に沿ってスライド移動させて使用する際に
頭皮に転接し、刈り高さ設定器具5の頭皮に沿ったスラ
イド移動をスムーズに行わせるものである。このローラ
ー7の構造は、周縁を頭皮に接触させる大円盤27と周
縁に部分的にピニオン部28を形成した小円盤29とを
同軸上に積層配置すると共に回転中心に軸部26を突設
して形成した車輪体である。詳述すると、小円盤29の
ピニオン部28は軸部26に対して軸対称位置の周縁部
分に形成されており、小円盤29の周縁の略半分の部分
に形成しているものである。上記ピニオン部28が形成
されていない小円盤29の周縁部分は、ピニオン部28
よりも小さい外径に形成してある。また、軸部26はロ
ーラー7を基体13に装着する際にローラー孔15に回
転自在に挿入されるものである。本例では、このローラ
ー7は基体13の両側面壁の外側面に設けていることか
ら、毛髪導入開口18が基体13の内部に導入し得る毛
髪を踏み付けないように頭皮にローラー7の軌跡を描く
ことができて基体13の内部に導入する毛髪の量を減ら
さないで済むものである。
【0020】また、開閉部材36は、基体13の前面壁
の表面に沿って上下にスライド移動する板状体であり、
その構造は、基体13の前面壁の表面に沿わせることが
できるように前方に板面を向けて下方程前方に突出する
ように配置した矩形板片39と、上記矩形板材の両側上
部より後方に突出した側片40とを一体にして形成した
板状体である。上記側片40の後部においては、その外
側面から外側にバネ用突起24が突出すると共に内側面
から内側に摺動突起25が突出し、上記矩形板片39の
両側端部の後部には上下に亘ってラック23が形成して
ある。この開閉部材36を基体13に装着する際には、
矩形板片39を基体13の前面壁の外表面に沿わせるよ
うに配置し、側片40の摺動突起25を基体13の摺動
長孔16にスライド自在に挿通し、また、側片40のバ
ネ用突起24と基体13のバネ用突起17とをコイルバ
ネ30で連結し、矩形板片39のラック23をローラー
7のピニオン部28に係合させて行われるものである。
なお、上記コイルバネ30は、基体13に対して開閉部
材36を上昇させるように付勢するものである。
【0021】また、毛押し部6は、幅方向の両端の下部
を基体13の両側面壁の内側面に軸支させ、基体13の
筒内部において前後方向に回動させる板状体であり、そ
の構造は、板状体の板面を構成する正面において、その
中央部に基体13の毛押し部収納孔19に嵌合し得る嵌
合突部31が形成されると共に上記嵌合突部31の両側
部分に後述する板状バネ35を配置するバネ収納段部3
2が設けられ、また、板状体の板厚を構成する両側面に
おいて、その中央部に上下に長く形成した摺動長孔34
が形成されると共にその下部に回動軸33が外側に突出
して形成され、また、板状体の板厚を構成する上端面に
おいて、毛髪を保持し易くした毛髪保持櫛部8が形成さ
れた板状体である。この毛押し部6を基体13に装着す
る際には、基体13の両側面壁の内表面の前部位置に形
成した軸受け部(図示せず)に回動軸33を回転自在に
軸支させ、基体13の摺動長孔16を貫通した開閉部材
36の摺動突起25の先端突出部分を摺動長孔34にス
ライド自在に挿入し、バネ収納段部32と基体13の前
面壁の内表面との間にU字板状の板バネ35を配置して
行われるものである。なお、上記板バネ35は、回動軸
33を中心にして後方に毛押し部6を回動させるように
付勢しているものである。
【0022】上述した構成を有する基体13、開閉部材
36及び毛押し部6とを組み合わせて形成する刈り高さ
設定器具5は、ローラー7と開閉部材36とがラック2
3とピニオン部28とで係合し、開閉部材36と毛押し
部6とが摺動突起25と摺動長孔34とで係合し、開閉
部材36と基体13とがコイルバネ30で連結すると共
に基体13と毛押し部6とが板バネ35で連結した構造
になっており、基体13、開閉部材36、毛押し部6及
びローラー7が有機的な動作をするものである。以下、
刈り高さ設定器具5の動作を詳述する。
【0023】刈り高さ設定器具5は、ローラー7が何ら
の外力も受けていない場合では、図1に示すように、開
閉部材36がコイルバネ30の付勢を受けて基体13の
前面壁に沿ってスライドして上昇し、基体13の毛髪導
入口18を開状態にし、開閉部材36の摺動突起25が
毛押し部6の摺動長孔34内の上方位置に摺動して位置
する。このとき、毛押し部6の回動軸33の位置と比較
して開閉部材36の摺動突起25の位置は後方向にずれ
て位置するものの回動軸33の位置と摺動突起25の位
置が離間し、回転軸33を通る開閉部材36の摺動方向
と平行な線と回転軸33と摺動突起25とを連結した線
とのなす角度が小さくなることから、毛押し部6が板バ
ネ35の付勢に抗って基体13の前面付近に略平行にな
るように位置するものである。なお、この状態では毛押
し部6の嵌合突部31が基体13の毛押し部収納孔19
に嵌るように収納される。この状態を刈り高さ設定器具
5の自然状態というものとする。
【0024】そして、ローラー7を前方に回転させる
と、ローラー7のピニオン部28と開閉部材36のラッ
ク23[例えば、ピニオン部28a(図4)とラック2
3]とが係合し、図2に示すように、開閉部材36がコ
イルバネ30の付勢に抗って基体13の前面壁に沿って
スライドして下降していき、基体13の毛髪導入口18
の前方に矩形板片39が位置して毛髪導入口18を閉状
態にし、開閉部材36の摺動突起25が毛押し部6の摺
動長孔34内の下方位置に摺動して位置するようにな
る。このとき、毛押し部6の回動軸33の位置と開閉部
材36の摺動突起25の位置は近接すると共に回動軸3
3の位置と比較して摺動突起25の位置が後方向にずれ
て位置し、つまり、回転軸33を通る開閉部材36の摺
動方向と平行な線と回転軸33と摺動突起25とを連結
した線とのなす角度が大きくなっていき、毛押し部6が
板バネ35の付勢を受けて回転軸33を回動中心として
後方に回動し、毛押し部6の上端部に設けた毛髪保持櫛
部8が刃部2に当接するものである。この状態を刈り高
さ設置器具5の切断状態というものとする。
【0025】更に、ローラー7を前方に回転させると、
ローラー7のピニオン部28と開閉部材36のラック2
3[上記ピニオン部28a(図4)とラック23]との
係合が外れるものである。すると、図1に示すように、
開閉部材36がコイルバネ30の付勢を受けて基体13
に対してスライドして瞬間的に上昇し、開閉部材36の
摺動突起25が毛押し部6の摺動長孔34内の上方位置
に摺動し、開閉部材36が毛髪導入口18を開状態にす
ると共に毛押し部6が板バネ35の付勢に抗って基体1
3の前面壁に略平行になるように位置するものである。
つまり、この状態では上述した刈り高さ設定器具5の自
然状態を形成しているものである。
【0026】また、更に、ローラー7を前方に回転させ
ると、再びローラー7のピニオン部28と開閉部材36
のラック23[上記ピニオン部28b(図4)とラック
23]とが係合し、図2に示すように、開閉部材36が
コイルバネ30の付勢に抗って基体13の前面壁に沿っ
てスライドして下降していき、開閉部材36の矩形板片
39が毛髪導入口18を閉状態にしていくと共に、毛押
し部6が板バネ35の付勢を受けて回転軸33を回動中
心として後方に回動していくものである。そして、最終
的に上述した刈り高さ設定器具5の切断状態を形成する
ものである。
【0027】このように、ローラー7を回転させ続ける
ことで、ローラー7のピニオン部28と開閉部材36の
ラック23とが係合した状態、係合が解除された状態を
繰り返すものであって、つまり、刈り高さ設定器具5は
自然状態・切断状態を繰り返す動作をするものである。
また、上述したように毛押し部6及び開閉部材36の回
動及び上下スライド動はローラー7の回転駆動を駆動源
にしたものであるから、それぞれ別個にヘアーカッター
に駆動源を設けないで済むものであって、ヘアーカッタ
ーの構造の簡略化が図られているものである。
【0028】なお、毛髪導入口18を開状態または閉状
態に維持するように開閉部材36をロックすることもで
きる。これは、基体13のロック部材摺動孔38に摺動
自在に設けたロック部材37を前方にスライドさせ、基
体13の側面壁から外方に突出したストッパ部41を開
閉部材36の側片40の上端面または下端面に当接させ
て行われる。なお、ロック部材37を後方にスライドさ
せると、ストッパ部41と側片40との係止状態が解除
されるものである。このような構成にしたことで、ヘア
ーカッターに毛髪導入口18を開状態にしたままの使
用、毛髪導入口18を閉状態にしたままの使用、を選択
的に行わせる機能を付加することができるものである。
【0029】上述したように構成した本例のヘアーカッ
ターは、毛髪を連続切断するヘアーカッターの通常の使
用法、つまり、ヘアーカッターを頭皮に沿わせる使用
法、と同様にして使用される。ここで、本例のヘアーカ
ッターは刈り高さ設定器具5を設けていることから、ロ
ーラー7を頭皮に転接させて使用するものである。
【0030】以下、本例のヘアーカッターの使用動作に
ついて詳述する。
【0031】まず、本例のヘアーカッターを使用する前
の状態、つまり、まだローラー7を頭皮に転接させてい
ない状態では、ローラー7には外力がかからないもので
あって、上述したように刈り高さ設定器具5は自然状態
になっているものである。従って、ヘアーカッターの使
用の開始時には、自然状態の刈り高さ設定器具5のロー
ラー7を頭皮に当接させて行われる。このとき、図5
(a)に示すように、毛髪導入口18から刈り高さ設定
器具5の内部に毛髪が導入されるものである。
【0032】上記刈り高さ設定器具5の内部に導入され
た毛髪は、次に、吸引口4に吸引されると共に吸引口4
の近傍に配された刃部2により切断させるものである
が、本例のヘアーカッターでは、図5(b)に示すよう
に、刈り高さ設定器具5を切断状態にすることで毛髪の
切断が行われるものである。つまり、ローラー7を前方
に回転させてローラー7のピニオン部28と開閉部材3
6のラック23とを係合させて開閉部材36を下方向へ
スライド移動をさせると共に毛押し部6を後方に回動さ
せるものである。ここで、開閉部材36が毛髪導入口1
8を閉状態にすると刈り高さ設定器具5は上記毛髪導入
口18が閉塞した分、筒形状に近づくものであり、刈り
高さ設定器具5の内部に吸引口4に至る吸引空気流れが
生じるものである。この吸引空気流れにより、刈り高さ
設定器具5の内部に導入された毛髪は吸引口4に吸引さ
れるものである。そして、上記吸引口4に吸引された毛
髪は、後方に回動した毛押し部6の上端部の毛髪保持櫛
部8により保持されると共に刃部2に押え付けられるも
のであって、上記刃部2により上記毛髪は切断されるも
のである。このように、刈り高さ設定器具5の内部に導
入された毛髪は、吸引口4に吸引されると共に刃部2に
押し付けられて切断されるものであり、確実且つ綺麗な
毛髪の切断が確保されつつ毛髪の吸引口への吸引と切断
が略同時に行われることから散髪を効率的に行うことが
できて使い勝手が向上するものである。
【0033】また、上記刃部2によって切断された毛髪
の切髪は吸引口4から吸引ケース3の吸引通路11を介
して吸引装置に吸引される。このとき、本例のヘアーカ
ッターでは、吸引口4を刃部2の可動刃2bの近傍位置
に臨ませていることから、刃部2で切断された切髪を漏
れなく確実に吸引することができるものである。
【0034】刈り高さ設定器具5が切断状態になった
後、更に、頭皮に転接したローラ7を前方に回転させる
と、上述したように刈り高さ設定器具5は自然状態にな
り、図5(a)に示すように、再び刈り高さ設定器具5
内には毛髪が導入される。そして、更に、頭皮に転接し
たローラー7を前方に回転させると、ローラー7のピニ
オン部28と開閉部材36のラック23が再び係合し
て、図5(b)に示すように、刈り高さ設定器具5は切
断状態になり、上記毛髪は吸引口4に吸引され、毛押し
部6によって刃部2に押し当てられると共に切断される
ものである。
【0035】このように、ローラー7を頭皮に沿わせて
回転させ続けると、刈り高さ設定器具5は自然状態[図
5(a)]・切断状態[図5(b)]を繰り返すもので
あり、刈り高さ設定器具の内部に毛髪を導入すると共に
上記毛髪を吸引口に吸引させて刃部で切断するといった
一連の動作がスムーズに行われる続けるものであって、
ヘアーカッターの使い勝手の向上が図られるものであ
る。
【0036】上述したように、本例のヘアーカッターで
は、頭皮に沿わせるようにヘアーカッターをスライド移
動させて連続して毛髪を切断するような通常のヘアーカ
ッターの使用法をそのまま踏襲するものであり、その際
に、本例のヘアーカッターでは頭皮に沿わせるのが刈り
高さ設定器具5であることから、切断した毛髪は所定の
長さに切り揃えることができ、更に、上記毛押さえ部6
(毛髪保持櫛部8)によって、毛髪は断続的に刃部2に
押えつけて切断されるものであり、毛髪の切断の確実性
を向上させると共に散髪の綺麗な仕上りを期待でき、結
果、散髪を効率よく行うことができるものである。
【0037】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載のヘ
アーカッターにあっては、前端に毛髪を切断する刃部を
設けたヘアーカッター本体に吸引装置に連通した吸引ケ
ースを装着し、上記ヘアーカッター本体の刃部を臨ませ
ると共に上記刃部で切断した毛髪を吸引するような吸引
口を上記吸引ケースの前端に設け、頭皮に対する刈り高
さを設定する刈り高さ設定器具をヘアーカッターの前部
に設け、上記刈り高さ設定器具の内部に毛髪を導入する
毛髪導入口を上記刈り高さ設定器具の前部に設け、上記
刈り高さ設定器具の内部を介して吸引口と毛髪導入口と
が連通し、刈り高さ設定器具を頭皮に沿わせてヘアーカ
ッターを移動することで上記毛髪導入口が開閉されるよ
うにしたので、開状態の毛髪導入口を有する刈り高さ設
定器具においては上記毛髪導入口から刈り高さ設定器具
の内部に毛髪を導入するものであり、閉状態の毛髪導入
口を有する刈り高さ設定器具においては上記刈り高さ設
定器具の内部に導入された毛髪が吸引口に吸引されると
共に刃部により切断されるものであるが刈り高さ設定器
具を頭皮に沿わせてヘアーカッターを前方に移動させる
ことで上記毛髪導入口が開閉されるものであることか
ら、刈り高さ設定器具では上述した動作が繰り返し行わ
れるものであり、つまり、ヘアーカッターの通常の使用
と同様に刈り高さ設定器具を頭皮に沿わせてヘアーカッ
ターを移動させることで、刈り高さ設定器具の内部に毛
髪が導入される共に吸引口に吸引されて刃部で切断され
るといった一連の動作がスムーズに行われるものであ
り、ヘアーカッターの使い勝手の向上が図られるもので
ある。
【0038】また、本発明の請求項2に係るヘアーカッ
ターは、請求項1の効果に加えて、頭皮に転接させるロ
ーラーを刈り高さ設定器具の下端に回転自在に設け、毛
髪導入口を開閉させる開閉部材を刈り高さ設定器具に設
け、上記開閉部材の毛髪導入口の開閉動作を上記ローラ
ーの回転動作に連動させるようにしたので、刈り高さ設
定器具を頭皮に沿わせてヘアーカッターを移動させる際
にローラーを頭皮に転接させて行わせることで上記刈り
高さ設定器具の頭皮に沿った移動をスムーズに行わせる
ことができ、また、上記ローラーと毛髪導入口を開閉さ
せる開閉部材とが連動することで、毛髪導入口を開閉す
る開閉部材の開閉動作の駆動源を刈り高さ設定器具を頭
皮に沿わせてヘアーカッターを移動させた際に回転動作
を行うローラーに求めることができ、開閉部材を開閉駆
動させる駆動源をヘアーカッターに別個に設けなくて済
むものであり、ヘアーカッターの構造の簡略化が図られ
ると共に装置のコンパクト化を図ることができる。
【0039】また、本発明の請求項3に係るヘアーカッ
ターは、請求項2の効果に加えて、開閉部材は毛髪導入
口を開口させるように付勢をされ、開閉部材と連動する
ローラーを頭皮から離した状態で上記開閉部材が毛髪導
入口を開口する位置に位置したので、ローラーを頭皮か
ら離した状態、つまり、ヘアーカッターの未使用状態で
は、開閉部材が毛髪導入口を開口する位置にあり、ヘア
ーカッターを使用した瞬間には毛髪を確実に刈り高さ設
定器具に導入することができるものであり、また、開閉
部材が毛髪導入口を開口させるように付勢をされている
ことで、ヘアーカッターを未使用状態にした際には必ず
上述した開閉部材が毛髪導入口を開口した状態にするこ
とができ、再びヘアーカッターを使用する際には必ず毛
髪を刈り高さ設定器具に導入することができるものであ
る。
【0040】また、本発明の請求項4に係るヘアーカッ
ターは、請求項2の効果に加えて、毛髪導入口を開閉す
る開閉部材を刈り高さ設定器具に設け、上記開閉部材は
毛髪導入口を開状態及び閉状態にしたそれぞれの位置で
ロックし得るようにしたので、毛髪導入口を開状態にし
たままの使用、毛髪導入口を閉状態にしたままの使用、
のどちらの使用方法も可能にし、ヘアーカッターの使用
形態のバリエーションを増やすことができるものであ
る。
【0041】また、本発明の請求項5に係るヘアーカッ
ターは、請求項に2の効果に加えて、少なくともヘアー
カッター本体の刃部の刃幅より外側位置の刈り高さ設定
器具にローラーを配置したので、刈り高さ設定器具に導
入されると共に吸引口に吸引される毛髪をローラーによ
って頭皮上に踏み倒してしまうようなことを避けること
ができ、ヘアーカッターで刈ることのできる毛髪の範囲
を狭めないで済むものである。
【0042】また、本発明の請求項6に係るヘアーカッ
ターは、請求項1の効果に加えて、毛髪導入口を介して
刈り高さ設定器具の内部に導入されると共に吸引口に吸
引された毛髪を刃部に押し付けるための毛押し部を刈り
高さ設定器具の上記刃部に対向する位置に設け、刈り高
さ設定器具を頭皮に沿わせてヘアーカッターを移動する
ことで上記毛押し部が刃部に対して接離自在に駆動され
るようにしたので、ヘアーカッターの通常の使用と同様
に刈り高さ設定器具を頭皮に沿わせてヘアーカッターを
移動させることで、吸引口に吸引した毛髪を毛押し部に
よって順次刃部に押し付けて刃部にて断続的に切断する
ことができるものであり、毛髪の切断の確実性及び良好
な仕上りを確保しつつも散髪を効率良く且つ迅速に行う
ことができるものである。
【0043】また、本発明の請求項7に係るヘアーカッ
ターは、請求項6の効果に加えて、頭皮に転接させるロ
ーラーを刈り高さ設定器具の下端に回転自在に設け、上
記毛押し部のヘアーカッター本体の刃部への接離動作を
上記ローラーの回転動作に連動させるようにしたので、
刈り高さ設定器具を頭皮に沿わせてヘアーカッターを移
動させる際に頭皮に転接されるローラーは回転動作をす
るものであるが、上記ローラーと刃部に接離する毛押し
部とが連動することで、刃部に接離する毛押し部の接離
動作の駆動源を刈り高さ設定器具を頭皮に沿わせてヘア
ーカッターを移動させた際に必然的に回転動作を行うロ
ーラーに求めることができ、毛押し部を接離駆動させる
駆動源をヘアーカッターに別個に設けなくて済むもので
あり、ヘアーカッターの簡略化、コンパクト化すること
ができる。
【0044】また、本発明の請求項8に係るヘアーカッ
ターは、請求項7の効果に加えて、開閉部材が毛髪導入
口を閉塞するのと同じタイミングで毛押し部が刃部に当
接したので、上記開閉部材が毛髪導入口を閉塞すると刈
り高さ設定器具の内部には吸引口に向って吸引空気流れ
が強く生じ、上記吸引空気流れにより開状態の毛髪導入
口により刈り高さ設定器具の内部に導入された毛髪を吸
引口に吸引するものであり、開閉部材が毛髪導入口を閉
塞するのと同じタイミングで毛押し部を刃部に当接させ
ることで、上記吸引口に吸引された毛髪を毛押し部が刃
部に押し当てて切断させることができるものであり、毛
髪を刈り高さ設定器具の内部に導入し、刈り高さ設定器
具の内部に導入した毛髪を吸引口に吸引し、吸引口に吸
引した毛髪を刃部に押し付けて切断する、といった一連
の動作が無駄なく連続的に行えるものであり、ヘアーカ
ッターの動作が効率的になり使い勝手が向上するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示すものであり、刈
り高さ設定器具が自然状態であるヘアーカッターの斜視
図である。
【図2】同上の刈り高さ設定器具が切断状態であるヘア
ーカッターの斜視図である。
【図3】同上のヘアーカッターの分解斜視図である。
【図4】同上の刈り高さ設定器具の分解斜視図である。
【図5】同上のヘアーカッターの動作を説明するもので
あり、(a)は刈り高さ設定器具の自然状態を示す側面
断面図であり、(b)は刈り高さ設定器具の切断状態を
示す側面断面図である。
【図6】従来の例を示す側面断面図である。
【図7】従来の他例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 ヘアーカッター本体 2 刃部 3 吸引ケース 4 吸入口 5 刈り高さ設定器具 6 毛押し部 7 ローラー 8 毛髪保持櫛部 13 基体 36 開閉部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端に毛髪を切断する刃部を設けたヘア
    ーカッター本体に吸引装置に連通した吸引ケースを装着
    し、上記ヘアーカッター本体の刃部を臨ませると共に上
    記刃部で切断した毛髪を吸引するような吸引口を上記吸
    引ケースの前端に設け、頭皮に対する刈り高さを設定す
    る刈り高さ設定器具をヘアーカッターの前部に設け、上
    記刈り高さ設定器具の内部に毛髪を導入する毛髪導入口
    を上記刈り高さ設定器具の前部に設け、上記刈り高さ設
    定器具の内部を介して吸引口と毛髪導入口とが連通し、
    刈り高さ設定器具を頭皮に沿わせてヘアーカッターを移
    動することで上記毛髪導入口が開閉されるようにしたこ
    とを特徴とするヘアーカッター。
  2. 【請求項2】 頭皮に転接させるローラーを刈り高さ設
    定器具の下端に回転自在に設け、毛髪導入口を開閉させ
    る開閉部材を刈り高さ設定器具に設け、上記開閉部材の
    毛髪導入口の開閉動作を上記ローラーの回転動作に連動
    させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のヘ
    アーカッター。
  3. 【請求項3】 開閉部材は毛髪導入口を開口させるよう
    に付勢をされ、開閉部材と連動するローラーを頭皮から
    離した状態で上記開閉部材が毛髪導入口を開口する位置
    に位置したことを特徴とする請求項2に記載のヘアーカ
    ッター。
  4. 【請求項4】 毛髪導入口を開閉する開閉部材を刈り高
    さ設定器具に設け、上記開閉部材は毛髪導入口を開状態
    及び閉状態にしたそれぞれの位置でロックし得るように
    したことを特徴とする請求項1に記載のヘアーカッタ
    ー。
  5. 【請求項5】 少なくともヘアーカッター本体の刃部の
    刃幅より外側位置の刈り高さ設定器具にローラーを配置
    したことを特徴とする請求項2に記載のヘアーカッタ
    ー。
  6. 【請求項6】 毛髪導入口を介して刈り高さ設定器具内
    に導入されると共に吸引口に吸引された毛髪を刃部に押
    し付けるための毛押し部を上記刃部に対応する刈り高さ
    設定器具に設け、刈り高さ設定器具を頭皮に沿わせてヘ
    アーカッターを移動することで上記毛押し部が刃部に対
    して接離自在に駆動されるようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載のヘアーカッター。
  7. 【請求項7】 頭皮に転接させるローラーを刈り高さ設
    定器具の下端に回転自在に設け、上記毛押し部のヘアー
    カッター本体の刃部への接離動作を上記ローラーの回転
    動作に連動させるようにしたことを特徴とする請求項6
    に記載のヘアーカッター。
  8. 【請求項8】 開閉部材が毛髪導入口を閉塞するのと同
    じタイミングで毛押し部が刃部に当接したことを特徴と
    する請求項7に記載のヘアーカッター。
JP2000360241A 2000-11-27 2000-11-27 ヘアーカッター Withdrawn JP2002159766A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000360241A JP2002159766A (ja) 2000-11-27 2000-11-27 ヘアーカッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000360241A JP2002159766A (ja) 2000-11-27 2000-11-27 ヘアーカッター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002159766A true JP2002159766A (ja) 2002-06-04

Family

ID=18831872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000360241A Withdrawn JP2002159766A (ja) 2000-11-27 2000-11-27 ヘアーカッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002159766A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004002690A1 (en) * 2002-06-26 2004-01-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Hair-cutting apparatus comprising a hair suction device
CN113073443A (zh) * 2021-03-29 2021-07-06 苏州腾普电气科技有限公司 具有剪切功能的吸尘器附件及吸尘系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004002690A1 (en) * 2002-06-26 2004-01-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Hair-cutting apparatus comprising a hair suction device
US7228630B2 (en) 2002-06-26 2007-06-12 Koninklijke Philips Electronics N.V. Hair-cutting apparatus comprising a hair suction device
CN113073443A (zh) * 2021-03-29 2021-07-06 苏州腾普电气科技有限公司 具有剪切功能的吸尘器附件及吸尘系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5054199A (en) Hair cutter
KR900002289B1 (ko) 절첩식 휴대용 톱
EP1747857B1 (en) Shaver
JPH04348789A (ja) ヘアカッター
JP2002159766A (ja) ヘアーカッター
HU196331B (en) Wall-paper cutting device
JP2002159765A (ja) ヘアーカッター
JP4181471B2 (ja) 電動鉛筆削り
JPS5844389B2 (ja) トリマ機構付電気カミソリ
JP4206405B2 (ja) 電動鉛筆削り
JP2001162065A (ja) ヘアーカッター
JP2006280424A (ja) 電気掃除機
JPH0639650Y2 (ja) 封筒開封装置
JPS583415Y2 (ja) 電気かみそり
CN220279709U (zh) 一种具有自动弹出功能的电推剪刀头拆装结构
JP4389077B2 (ja) リムーバ
JPS605883Y2 (ja) 電気かみそり
CN213471257U (zh) 刀具
JPH0445677Y2 (ja)
JPS607649Y2 (ja) 電気かみそり
JP3720424B2 (ja) 替刃式メス用捨刃ケースにおける刃体挿入口部の開閉構造
JPH0314131Y2 (ja)
JPS606667B2 (ja) トリマ−刃付電気かみそり
JPH04241804A (ja) 折り畳み式爪切り
JPH0118148Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080205