JP2002159613A - スノーボードの製造方法 - Google Patents

スノーボードの製造方法

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JP2002159613A
JP2002159613A JP2001345921A JP2001345921A JP2002159613A JP 2002159613 A JP2002159613 A JP 2002159613A JP 2001345921 A JP2001345921 A JP 2001345921A JP 2001345921 A JP2001345921 A JP 2001345921A JP 2002159613 A JP2002159613 A JP 2002159613A
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Kunifumi Kamiakedo
晋 史 上明戸
Atsuhiko Sakabe
部 敦 彦 坂
Nobuyuki Mori
暢 之 森
Hajime Kasai
西 肇 葛
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カービング中の安定したエッジホールドと雪
面のアンギュレーションに対応した雪面吸着性を有する
スノーボードを製造する。 【解決手段】 矩形波形または台形波形の表面を持つ中
芯材を繊維強化樹脂複合材プリプレグにより成形し、上
面板および下面板を繊維強化樹脂複合材プリプレグによ
り成形し、下面板の上に接着剤を介して中芯材を配置
し、中芯材の上に接着剤を介して上面板を配置し、これ
ら全体を真空バッグフィルムで覆って真空バッグフィル
ムの内部を真空引きしながら加熱硬化接着させて芯材を
成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定したエッジホ
ールドと安定した滑走を可能とするスノーボードの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スノーボードやスキー板において、芯材
を発泡ウレタン等の合成樹脂や木材の集成材の中芯材
に、ガラス繊維やアラミド繊維、炭素繊維、ボロン繊維
で強化された樹脂またはチタンやアルミニウム等の軽金
属を接合した構造としたものは知られている。
【0003】特開昭52−132936号公報には、長
手方向に沿ってスキー厚さ寸法分布に応じた振幅で波形
に曲成した中芯材の山部と谷部とで上下交互に形成され
る空間に合成樹脂を充填し、この中芯材をスキー板の上
下面構成部材に接着して一体化したスキー板が記載され
ている。
【0004】特公平8−24733号公報には、山と谷
が円弧状の波形の織布の中芯材またはX並列状の織布の
中芯材に板状織布を織成して構成される立体織布に合成
樹脂を付着して形成される繊維強化プラスチックの芯材
や、この繊維強化プラスチックの芯材の空隙部に発泡ウ
レタンや発泡エポキシのような軽量プラスチックを配置
した芯材を有するスキー板が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のスノーボードや
スキー板は、芯材を発泡ウレタン等の合成樹脂や木材の
集成材の中芯材に、ガラス繊維やアラミド繊維、炭素繊
維、ボロン繊維で強化された樹脂またはチタンやアルミ
ニウム等の軽金属を接合した構造としているので、長さ
方向に対しては剛性や強度について十分配慮されている
ものの、幅方向に対しては剛性や強度についてあまり配
慮されていない。
【0006】スノーボードは、スキー板の2倍以上の幅
をなし厚さが両端で薄く中央部分で厚い構造をなしてい
るので、カービング中の安定したエッジホールドを確保
するためには、幅方向の剛性や強度について十分配慮す
る必要がある。スノーボードの芯材を発泡ウレタン等の
合成樹脂や木材の集成材の中芯材を有する構成とする
と、スノーボードの幅方向の面外曲げ剛性や強度を十分
に確保しようとした場合には、スノーボードのねじり剛
性も非常に高くなり、スノーボードの雪面のアンギュレ
ーションに対応した雪面密着性が阻害されてしまう。
【0007】特開昭52−132936号公報記載のス
キー板は、アルミニウム等の軽金属板あるいはABS樹
脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)等のプ
ラスチック板を三角波形に曲成した中芯の山部と谷部に
上面部材および下面部材を接着する構成であるから、中
芯と上面部材および中芯と下面部材の接着面積を確保し
にくく、中芯と上面部材および中芯と下面部材の接着強
度が不足する。この接着強度を確保するために、中芯と
上面部材および中芯と下面部材の間に合成樹脂を充填す
るが、合成樹脂を充填すると、スキー板の重量が増加
し、かつ、スキー板に必要な剛性を得るための設計が困
難になるという問題点がある。
【0008】特公平8−24733号公報記載のスキー
板は、織成により中芯材と平板部材の接着強度は確保で
きるが、織成した立体織布に合成樹脂を付着するので、
強化繊維を厚くすると、合成樹脂の付着が内部まで十分
に行われずに、剛性にばらつきが発生する。剛性のばら
つきを避けるために、強化繊維を薄くすると、強度もし
くは剛性が不足するという問題点がある。
【0009】本発明は上記した点を考慮してなされたも
ので、従来のスノーボードと比較して、長手方向の面外
曲げ剛性を同等としながら、面外曲げ剛性に対するねじ
り剛性の比を小さくし、かつ、幅方向の面外曲げ剛性を
高く保つことで、安定したエッジホールドと安定した滑
走を可能とするスノーボードの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のスノーボードの
製造方法は、矩形波形または台形波形の表面を持つ中芯
材成形治具に繊維強化樹脂複合材のプリプレグを積層し
硬化させて矩形波形または台形波形の表面を持つ中芯材
を成形し、平らな表面を持つ上面板成形治具に繊維強化
樹脂複合材のプリプレグを積層し硬化させて平板状上面
板を成形し、平らな表面を持つ下面板成形治具に繊維強
化樹脂複合材のプリプレグを積層し硬化させて平板状下
面板を成形し、上面板成形治具または下面板成形治具上
に上面板または下面板を載置し、上面板または下面板の
上に接着剤を介して中芯材を配置し、中芯材の上に接着
剤を介して下面板または上面板を配置し、これら全体を
真空バッグフィルムで覆って真空バッグフィルムの内部
を真空引きし、これら全体を真空引きしながら加熱して
硬化接着させて芯材を成形することで構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0012】図1は本発明により製造されたスノーボー
ドを示す図であり、このスノーボード1は構成部材を明
確にするために一部を切り欠かれている。
【0013】上記スノーボード1は、上面材2と、ソー
ル材3と、上面材2とソール材3の間に配置されたラッ
ピング構造体4とから構成されている。
【0014】上記上面材2は、ABS樹脂等の合成樹脂
や剛性を低くするために繊維密度を低くしたガラス繊維
強化樹脂の平板5から形成されている。
【0015】上記ソール材3は、高分子ポリエチレン樹
脂シートからなるソール7と、このソール7の両側に配
置されたスチールエッジ8,8と、ソール7の上面のス
チールエッジ8,8の間に配置されたガラス繊維強化樹
脂からなるスペーサ9と、このスペーサ9およびスチー
ルエッジ8,8の上面に配置されたガラス繊維強化樹脂
の緩衝材10とから形成されている。
【0016】上記ラッピング構造体4は、図2に示すよ
うに、サンドイッチ板の芯材11とこの芯材11を包囲
するラッピング材12と下面材19から構成されてい
る。
【0017】上記芯材11は、図1に示すように、炭素
繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂、アラミド繊維強化
樹脂、ボロン繊維強化樹脂等の繊維強化樹脂またはアル
ミニウムやチタンのような軽金属の平板を台形波形に成
形した中芯材13と、炭素繊維強化樹脂、ガラス繊維強
化樹脂、アラミド繊維強化樹脂、ボロン繊維強化樹脂等
の繊維強化樹脂またはアルミニウムやチタンのような軽
金属の平板からなり中芯材13の上下面に接着された上
面板14と下面板15とから形成されている。
【0018】上記ラッピング材12は、図2に示すよう
に、炭素繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂、アラミド
繊維強化樹脂、ボロン繊維強化樹脂等の繊維強化樹脂か
らなる上面部16と側面部17,17と下面部18,1
8からなり、下面部18,18の間には炭素繊維強化樹
脂、ガラス繊維強化樹脂、アラミド繊維強化樹脂、ボロ
ン繊維強化樹脂等の繊維強化樹脂からなる下面材19が
配されている。
【0019】上記中芯材13は、図1に示すように、台
形を互い違いに連続した形状、すなわち、長手方向に延
びる台形波形をなしているが、この台形波形の振幅やピ
ッチは、製造されるスノーボードやスキー板に要求され
る剛性によって変更されるものである。たとえば、スノ
ーボードやスキー板は、中央部が厚く両端にいくにした
がって薄くなるように成形される。この形状は波形の振
幅を変更した中芯材13により決めることができる。加
えて、幅方向の面外曲げ剛性を一定に保つためには、台
形波形のピッチを両端にいくにしたがって密にすればよ
い。
【0020】図1に示す中芯材13は台形波形をなして
いるが、中芯材13は矩形波形であってもよい。
【0021】つぎに、スノーボード1の製造方法を、芯
材11、ラッピング材12、下面材19を繊維強化樹脂
で成形する場合について説明する。
【0022】ソール材3は、高分子ポリエチレン樹脂シ
ートのソール7に接着剤を介してスチールエッジ8,8
を取付け、ソール7のスチールエッジ8,8の間の部位
に接着剤を介してガラス繊維強化樹脂からなるスペーサ
9を置き、常温で接着剤を硬化することで製造される。
【0023】その他の部分は、まず、下面板15、中芯
材13、上面板14をそれぞれ別々に成形する。
【0024】中芯材13の成形は、図3に示すように、
上下を逆にした上型30に、上型30の台形波形の形状
に合わせてプリプレグシート31を3枚積層する。この
プリプレグシート31は、長手方向とこれに直交する方
向の繊維をもつ(0゜/90゜材)ファブリックプリプ
レグシートである。ついで、真空バッグフィルム32
を、図4に示すように、積層したプリプレグシート31
を覆うように配置する。この場合、真空バッグフィルム
32の上に型を配置しなくともよい。そのため、真空バ
ッグフィルム32は、積層したプリプレグシート31の
屈曲面に沿うように隅々まで余裕を持たせて覆うように
配置される。ついで、真空バッグフィルム32の内部空
間を真空引きし、プリプレグシート31を真空引きしな
がら加熱硬化することで、台形波形の中芯材13が成形
される。
【0025】つぎに、図7に示すように、台形波形の中
芯材13の所定の台形部に合成樹脂を充填し合成樹脂を
加熱硬化することで金具固定部を形成する。この合成樹
脂は、予め必要な形状に成形硬化したものを接着しても
よい。
【0026】上面板14の成形は、図示しない上向きに
置かれた上面板成形型の上に、0°/90°材のファブ
リックプリプレグシートを1枚置き、この上に、長手方
向の繊維を持つ一方向材のプリプレグシートを2枚積層
し、この上に0°/90°材のファブリックプリプレグ
シートを1枚積層しこれらを真空バッグフィルムで覆う
ように配置される。ついで、真空バッグフィルムの内部
空間を真空引きし、プリプレグシートを真空引きしなが
ら加熱硬化することで芯材11の上面板14は成形され
る。
【0027】下面板15の成形は、図示しない上向きに
置かれた下面板成形型の上に、0°/90°材のファブ
リックプリプレグシートを2枚積層し、これらを真空バ
ッグフィルムで覆うように配置される。ついで、真空バ
ッグフィルムの内部空間を真空引きし、プリプレグシー
トを真空引きしながら加熱硬化することで芯材11の下
面板15は成形される。
【0028】つぎに、図5に示すように、上面板14の
上型33を上向きに置き、この上型33の上に上面板1
4を置き、この上面板14の上に接着剤34を介して中
芯材13を置き、この中芯材13の上に接着剤35を介
して下面板15を置き、この上に下型42を上下逆にし
て載せ、これらを型枠36,36で囲み、これら全体を
真空バッグフィルム37で覆い、真空バッグフィルム3
7の内部空間を真空引きした後、加熱硬化または常温硬
化して接着する。成形された芯材は、スノーボードの平
面形状に合わせたものではなく、複数個のスノーボード
が取れる寸法であり、成形された芯材は、スノーボード
に対応した寸法に分断され、トリム加工されて芯材11
となる。
【0029】つぎに、図6に示すように、別の上型38
を上向きに置き、この上型38の上に上面材2を下向き
に配置し、この上面材2の上に接着剤43を介して0°
/90°材のファブリックプリプレグシートを所定の幅
に裁断したラッピング材12を1枚配置する。このラッ
ピング材12の上面材2と反対側の面に接着剤44を配
する。このラッピング材12の繊維方向およびラッピン
グ材12の枚数は必要に応じて変動する。ついで、ラッ
ピング材12の上に芯材11を載せ、ラッピング材12
を芯材11を包み込むように折り曲げ、側面部17,1
7と下面部18,18を成形する。
【0030】つぎに、芯材11のラッピング材12の下
面部18,18の間に0°/90°材のファブリックプ
リプレグシートの下面材19を配置する。ついで、これ
らの上に接着剤を介して0°/90°の繊維方向を持つ
ガラス繊維強化プリプレグシートの緩衝材10を置き、
これらを型枠36a,36aで囲み、これら全体を真空
バッグフィルム37aで覆い、真空バッグフィルム37
aの内部空間を真空引きした後、加熱硬化して成形す
る。この後、図7に示すように、金具取付部に充填され
硬化された合成樹脂に上面2まで貫通するガイド孔を開
け、このガイド孔を基準にして下面側から固定金具用孔
を切削加工し、この固定金具用孔に固定金具41を接着
する。そして、再度上型38の上に載置し、ソール材3
を接着する。この接着は、接着剤を緩衝材10の上に配
し、その上にソール材3を上下逆にして置き、真空バッ
グフィルムで覆う。ついで、真空バッグフィルムの内部
を真空引きし、常温硬化もしくは加熱硬化する。
【0031】このようにして製造されたスノーボード1
で、長さ方向の曲げ剛性は、上面材2とラッピング材1
2の上面部16と芯材11の上面板14、およびソール
材3と緩衝材10とラッピング材12の下面部18,1
8と下面材19と芯材11の下面板13が適切な距離に
配されて受け持つので容易に調整することができ、従来
のものと変わらない値をとることができる。
【0032】また、スノーボード1の長さ方向のねじり
剛性は、芯材11が略中空である上に側面板を持たない
ので剛性を低く抑えることができ、そして、ラッピング
材12の側面部17,17により容易に調整することが
できる。
【0033】また、芯材11の中芯材13を矩形波形ま
たは台形波形としたことで、スノーボードの幅方向の剛
性を高く設定することができる。中芯材13の上下面
と、上面板14および下面板13との接着面を広くと
れ、芯材11の接着強度を強くすることができる。
【0034】図8は本発明によるスノーボードの他の実
施の形態を示す。図8に示すスノーボード1aは、図1
に示すスノーボード1と比較すると、ラッピング材12
と下面材19を欠き、両側端部に合成樹脂20a,20
aを持つ中芯材13aと、側面部5b,5bを持つ上面
材2aを有する。
【0035】スノーボード1aを製造するには、中芯材
13aの成形において、まず波形材を成形し、この波形
材の両側端部に合成樹脂20a,20aを配置し、合成
樹脂20a,20aを波形材に接着させて硬化させる。
あるいは、予め必要な形状に硬化させた合成樹脂を波形
材に接着してもよい。また、下面板15aの成形では、
プリプレグ状態の緩衝材10を積層し、下面板15aと
緩衝材10を一体に成形する。
【0036】芯材11または芯材11aをアルミニウム
やチタンのような軽金属で製作する場合も、同様であ
る。平板を、中芯材、上面板、下面板としてそれぞれ成
形したものを溶接もしくは接着により接合して芯材とす
る。
【0037】中芯材の中空部は共鳴音を発することがあ
るが、発泡ウレタンやゴム、フェルトを塗布または貼着
することで共鳴音を低く抑えることができる。さらに、
滑走板の振動も吸収することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によるスノーボードの製造方法
は、長手方向に台形波形または矩形波形の繊維強化樹脂
複合材製の中芯材の上下に繊維強化樹脂複合材製の平板
を接着して芯材を成形するので、従来品と比較して、長
手方向の面外曲げ剛性を同等としながら面外曲げ剛性に
対するねじり剛性の比が小さく、カービング中の安定し
たエッジホールドと雪面のアンギュレーションに対応し
た雪面吸着性を有するスノーボードを作ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により製造されたスノーボードの一部を
破いて示す斜視図。
【図2】本発明により製造されたスノーボードのラッピ
ング構造体部分と上面材とソール材を示す断面分解図。
【図3】本発明により製造されたスノーボードの中芯材
を上型に配置した状態を示す図。
【図4】図3の中芯材の成形手順を示す図。
【図5】本発明により製造されたスノーボードの芯材の
成形手順を示す図。
【図6】本発明により製造されたスノーボードのラッピ
ング構造体部分の成形手順を示す図。
【図7】本発明により製造されたスノーボードの固定金
具取り付け部分を示す図。
【図8】本発明により製造されたスノーボードの他の実
施の形態の一部を破いて示す斜視図。
【符号の説明】
1 スノーボード 2 上面材 3 ソール材 4 ラッピング構造体 12 ラッピング材 13 中芯材 14 上面板 15 下面板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 暢 之 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 葛 西 肇 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形波形または台形波形の表面を持つ中芯
    材を矩形波形または台形波形の表面を持つ中芯材成形治
    具に繊維強化樹脂複合材のプリプレグを積層し硬化させ
    て成形し、 上面板を平らな表面を持つ上面板成形治具に繊維強化樹
    脂複合材のプリプレグを積層し硬化させて成形し、 下面板を平らな表面を持つ下面板成形治具に繊維強化樹
    脂複合材のプリプレグを積層し硬化させて成形し、 上面板成形治具または下面板成形治具上に上面板または
    下面板を載置し、上面板または下面板の上に接着剤を介
    して中芯材を配置し、中芯材の上に接着剤を介して下面
    板または上面板を配置し、 これら全体を真空バッグフィルムで覆って真空バッグフ
    ィルムの内部を真空引きし、 これら全体を真空引きしながら加熱して硬化接着させて
    芯材を成形することを特徴とするスノーボードの製造方
    法。
  2. 【請求項2】芯材の上面に上面材を配置し、芯材の下面
    にソール材を配置することを特徴とする請求項1に記載
    のスノーボードの製造方法。
  3. 【請求項3】中芯材は、波形方向とこれに直交する方向
    の繊維配向を持つファブリックプリプレグシートを積層
    することで成形され、 上面板は、波形方向とこれに直交する方向の繊維配向を
    持つファブリックプリプレグシートの間に繊維配向が波
    形方向の一方向プリプレグシートを配置するように積層
    することで成形され、 下面板は、波形方向とこれに直交する方向の繊維配向を
    持つファブリックプリプレグシートを積層することで成
    形されることを特徴とする請求項1または2に記載のス
    ノーボードの製造方法。
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