JP2002159078A - 遠隔制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューナ部とディスプレイ部を別室に設置し
ても、ディスプレイ部側でのリモコン操作でチューナ部
を制御できるようにする。 【解決手段】 チューナ部１に装着したリモコン部17か
らのリモコン信号は第１リモコン信号受信部12で受信、
第1CPU15でチューナ11を制御し、第1CPUからの選局情報
等は第２リモコン信号送信部13で送信し、第３リモコン
信号受信部25で受信し表示器26に表示し、リモコン部を
チューナ部から外し、ディスプレイ部２に向けて操作す
れば、リモコン信号は第２リモコン信号受信部32で受信
し、第１送受信部36で周波数多重して信号ケーブル４で
チューナ部に送出し、第１信号分離部41で分離し、第1C
PUでチューナを制御する。第1CPUからの情報は第２送受
信部16から周波数多重で信号ケーブル４で伝送され、第
２信号分離部42で分離し第３リモコン信号送信部33から
送信し、リモコン部で受信し表示器に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は遠隔制御システムに
係り、チューナ部とディスプレイ部、または音声送出部
と音響出力部に分離され、信号ケーブルで接続された映
像機器や音響機器等において、ディスプレイ部側または
音響出力部側でのリモコン操作でチューナ部または音声
送出部を遠隔制御可能にするものに関する。

【０００２】

【従来の技術】チューナ部で受信された映像を別室のデ
ィスプレイ部に表示する場合、チューナ部とディスプレ
イ部を分離し、相互間を信号ケーブルで接続する方法等
が用いられるが、この場合、チューナ部を操作したりチ
ューナ部の動作状態を確認するにはチューナ部の設置さ
れている部屋に行かなくてはならない。このことは、音
響機器の音声送出部（音声信号源）と音響出力部を分離
してそれぞれ別室に設置する場合等も同様である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、映像や音声
の出力部側にもリモコン信号受信部を設け、これら出力
部側でもリモコン信号を受信できるようにし、受信され
たリモコン信号をケーブルを通じてチューナ部（または
音声送出部）に伝送し、チューナ部（または音声送出
部）を遠隔操作できるようにすることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の遠隔制御システムでは、ＴＶ放送を受信
し、映像・音声信号を信号ケーブルで送出するチューナ
部に、キー操作に基づくリモコン信号を第１リモコン信
号送信部より送信する着脱式のリモコン部と、リモコン
信号を受信する第１リモコン信号受信部と、同第１リモ
コン信号受信部で受信されたリモコン信号に基づき同チ
ューナ部の制御を行う第１ＣＰＵとを具えると共に、同
チューナ部から送出される映像・音声信号に基づき映像
・音声出力部により映像を表示し音声を出力するディス
プレイ部に、リモコン信号を受信する第２リモコン信号
受信部と、同第２リモコン信号受信部で受信されたリモ
コン信号を前記チューナ部に送出するための第１送受信
部とを具え、同チューナ部・ディスプレイ部間に制御信
号用ケーブルを設けてなり、前記リモコン部をチューナ
部に装着し、キー操作を行った場合、前記第１リモコン
信号送信部からのリモコン信号は前記第１リモコン信号
受信部で受信され、前記第１ＣＰＵを介し同チューナ部
の制御が行われ、同リモコン部を同チューナ部から外
し、前記ディスプレイ部に向けてキー操作を行った場
合、前記第１リモコン信号送信部からのリモコン信号は
同ディスプレイ部の第２リモコン信号受信部で受信さ
れ、前記第１送受信部より前記制御信号用ケーブルを介
して前記チューナ部に伝送され、前記第１ＣＰＵを介し
同チューナ部の制御が行われるようにする。この場合、
前記チューナ部にリモコン部着脱検出部と、前記ディス
プレイ部からのリモコン信号を受信する第２送受信部と
を設け、前記第１ＣＰＵは、同リモコン部着脱検出部で
前記リモコン部の装着が検出された場合、前記第１リモ
コン信号受信部で受信されたリモコン信号に基づき同チ
ューナ部の制御を行い、前記装着が検出されない場合、
前記第２送受信部を介し入力されるリモコン信号に基づ
き同チューナ部の制御を行うようにする。

【０００５】また、前記リモコン部を双方向形とし、同
リモコン部に、リモコン信号を受信する第３リモコン信
号受信部と、同第３リモコン信号受信部で受信された情
報を表示する表示器とを設け、前記チューナ部に、前記
第１ＣＰＵによる同チューナ部の動作情報を送信する第
２リモコン信号送信部を設けると共に、同動作情報を前
記第２送受信部により前記ディスプレイ部に送出するよ
うにし、同ディスプレイ部に、同第２送受信部から送出
され前記第１送受信部で受信された動作情報を送信する
第３リモコン信号送信部を設けてなり、前記リモコン部
を前記チューナ部に装着した場合、同チューナ部の動作
情報は第２リモコン信号送信部から送信され、同リモコ
ン部の第３リモコン信号受信部で受信し、同表示器に表
示され、前記リモコン部を前記チューナ部から外した場
合、同チューナ部の動作情報は第２送受信部より前記制
御信号用ケーブルを介して前記ディスプレイ部に伝送さ
れ、前記第１送受信部を介し同第３リモコン信号送信部
により送信され、同リモコン部を同第３リモコン信号送
信部に向けることにより同動作情報は前記第３リモコン
信号受信部で受信され、前記表示器に表示されるように
してもよい。この場合、前記チューナ部にリモコン部着
脱検出部を設け、同リモコン部着脱検出部で前記リモコ
ン部の装着が検出された場合、同チューナ部の動作情報
は前記第２リモコン信号送信部により送信を行い、同装
着が検出されない場合、同チューナ部の動作情報は前記
ディスプレイ部に送出されるようにする。

【０００６】なお、前記チューナ部から前記ディスプレ
イ部に送出される前記動作情報、および同ディスプレイ
部から同チューナ部に送出されるリモコン信号を、それ
ぞれ映像信号の周波数帯と異なる別々の周波数帯に設定
し、映像信号用ケーブルに周波数多重して伝送するよう
にし、同チューナ部に第１信号分離部を、同ディスプレ
イ部に第２信号分離部をそれぞれ設け、同ディスプレイ
部からのリモコン信号は同第１信号分離部で分離し、前
記第２送受信部を介し前記第１ＣＰＵに入力し、前記チ
ューナ部からの動作情報は同第２信号分離部で分離し、
前記第１送受信部を経て前記第３ＣＰＵを介し前記第２
リモコン信号送信部に入力されるようにしてもよい。

【０００７】あるいは、前記動作情報およびリモコン信
号を、同じ周波数帯で、音声信号の周波数帯と異なる周
波数帯に設定し、ステレオ音声信号伝送用のＬ、Ｒの二
本のケーブルの一方に同動作情報を、他方に同リモコン
信号をそれぞれ周波数多重して伝送するようにするか、
または、前記動作情報およびリモコン信号を、互いに異
なる周波数帯で、共に音声信号の周波数帯と異なる周波
数帯に設定し、ステレオ音声信号伝送用のＬまたはＲの
一本のケーブルに周波数多重して伝送するようにし、そ
して、前記第１、第２信号分離部でそれぞれ分離するよ
うにしてもよい。

【０００８】また、Ｌ／Ｒのステレオ音声信号を二本の
音声信号ケーブルで送出する音声送出部と、同音声送出
部から送出される音声信号に基づき音響出力する音響出
力部とからなるものにおいて、同音声送出部に、リモコ
ン信号を受信する第４リモコン信号受信部と、同第４リ
モコン信号受信部で受信されたリモコン信号に基づき同
音声送出部の制御を行う第４ＣＰＵと、同第４リモコン
信号受信部で受信されたリモコン信号を前記音声信号の
周波数帯と異なる周波数に変調する第１変調部と、同第
１変調部からの変調リモコン信号を同音声信号源からの
一方の音声信号に周波数多重して送出する第１合成部
と、前記音響出力部より、他方の音声信号に周波数多重
して送出される変調リモコン信号を分離する第１フィル
タと、同分離された変調リモコン信号を復調し前記第４
ＣＰＵに入力する第１復調部とを設けると共に、前記音
響出力部に、リモコン信号を受信する第５リモコン信号
受信部と、同第５リモコン信号受信部で受信されたリモ
コン信号に基づき同音響出力部の制御を行う第５ＣＰＵ
と、同第５リモコン信号受信部で受信されたリモコン信
号を前記音声信号の周波数帯と異なる周波数に変調する
第２変調部と、同第２変調部からの変調リモコン信号を
前記音声送出部からの他方の音声信号に周波数多重して
同音声送出部に送出する第２合成部と、同音声送出部か
ら送出された変調リモコン信号を分離する第２フィルタ
と、同分離された変調リモコン信号を復調し前記第５Ｃ
ＰＵに入力する第２復調部とを設けてなり、所定のリモ
コン装置を前記第４リモコン信号受信部または前記第５
リモコン信号受信部に向けて操作することにより同音声
送出部または同音響出力部の制御が行われるようにす
る。

【０００９】この場合、前記第１変調部および第２変調
部は、前記リモコン信号で前記音声信号の周波数帯より
高い周波数の搬送波をＦＳＫ(Frequency Shift Keying)
変調するものとし、前記第１フィルタおよび第２フィル
タは同ＦＳＫ変調されたリモコン信号を分離するフィル
タとし、前記第１復調部および第２復調部は同分離され
た変調リモコン信号をＦＳＫ復調するものとする。

【００１０】または、前記第１変調部および第２変調部
は、前記リモコン信号で前記音声信号の周波数帯より高
い周波数の搬送波をＦＭ(Frequency Modulation)変調す
るものとし、前記第１フィルタおよび第２フィルタは同
ＦＭ変調されたリモコン信号を分離するフィルタとし、
前記第１復調部および第２復調部は同分離された変調リ
モコン信号をＦＭ復調するものとする。

【００１１】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図１は本発明による遠隔制
御システムの一例の概要図、図２は一実施例の要部ブロ
ック図である。図１の１はチューナ部、２はディスプレ
イ部で、チューナ部１とディスプレイ部２は仕切り３を
隔てて設置され、映像・音声信号用の信号ケーブル４と
制御信号用ケーブル５で接続される。そして、図２に示
す如く、チューナ部１には、ＴＶ放送等を受信して映像
・音声信号を出力するチューナ11と、第１リモコン信号
受信部12、第２リモコン信号送信部13、第１リモコン信
号制御部14、第１ＣＰＵ15、第２送受信部16、着脱式の
リモコン部17およびリモコン部着脱検出部18を設け、リ
モコン部17は、キー入力部21、第２ＣＰＵ22、第２リモ
コン信号制御部23、第１リモコン信号送信部24および第
３リモコン信号受信部25を設けて構成し、ディスプレイ
部２には、チューナ11からの映像・音声信号に基づき映
像を表示し音声を出力する映像・音声出力部31と、第２
リモコン信号受信部32、第３リモコン信号送信部33、第
３リモコン信号制御部34、第３ＣＰＵ35および第１送受
信部36を設ける。

【００１２】図３は他の実施例の要部ブロック図で、図
の41は第１信号分離部、42は第２信号分離部で、その他
の符号は図１と同じであるので説明を省く。

【００１３】図４は本発明による遠隔制御システムの他
の例の概要図、図５は一実施例の要部ブロック図で、図
４の51は音声送出部、52は音響出力部で、音声送出部51
と音響出力部52は仕切り３を隔てて設置され、Ｌ／Ｒス
テレオ音声信号用のケーブル53Ｌおよび53Ｒで接続され
る。そして、図５に示す如く、音声送出部51には、Ｌ／
Ｒのステレオ音声信号を出力する音声信号源61（ＦＭ受
信機、ＣＤ、ＭＤ等）と、第４リモコン信号受信部62、
第４ＣＰＵ63、第１変調部64、第１合成部65、第１フィ
ルタ66および第１復調部67を設け、音響出力部52には、
音声信号源61からの音声信号に基づき音響出力する音声
出力部72と、第３フィルタ71、第２フィルタ73、第２復
調部74、第５ＣＰＵ75、第５リモコン信号受信部76、第
２変調部77および第２合成部78を設ける。

【００１４】次に、本発明による遠隔制御システムの動
作を説明する。図１および図２の場合、チューナ部１の
チューナ11でＴＶ放送等を受信し、映像信号と音声信号
を信号ケーブル４により送出し、ディスプレイ部２に入
力し、映像・音声出力部31により映像を表示し音声を出
力する。リモコン部17は、キー入力部21からのキー操作
入力にて、第２ＣＰＵ22により第２リモコン信号制御部
23にキー操作に対応する制御コードの出力を指示し、出
力された制御コードは第１リモコン信号送信部24からリ
モコン信号となって赤外線で送信される。リモコン部17
がチューナ部１に装着されている場合、リモコン部着脱
検出部18でリモコン部17の装着を検出し、この検出に基
づき、第１リモコン信号受信部12で受信されたリモコン
部17からのリモコン信号は、第１リモコン信号制御部14
を経て第１ＣＰＵ15に入力し、チューナ11の制御（選
局、二カ国語の選択等）を行う。リモコン部17が双方向
形の場合、第１ＣＰＵ15から出力されるチューナ11の動
作情報（選局、二カ国語の選択等）は、第１リモコン信
号制御部14を経て第２リモコン信号送信部13から送信さ
れ、リモコン部17の第３リモコン信号受信部25で受信さ
れ、第２リモコン信号制御部23を経て第２ＣＰＵ22を介
し表示器26に入力し、チューナ11の動作情報を表示す
る。

【００１５】リモコン部17をチューナ部１から外し、デ
ィスプレイ部２に向けて操作した場合、リモコン部17か
らのリモコン信号は第２リモコン信号受信部32で受信さ
れ、第３リモコン信号制御部34を経て第３ＣＰＵ35に入
力し、第３ＣＰＵ35でチューナ部１を制御するリモコン
信号であることを認識し、第１送受信36より制御信号用
ケーブル５でチューナ部１に伝送し、第２送受信部16を
経て第１ＣＰＵ15に入力する。チューナ部１では、リモ
コン部着脱検出部18でリモコン部17が外されたことが検
出されるため、この検出に基づき、ディスプレイ部２か
らのリモコン信号（制御コード）に基づき第１ＣＰＵ15
によりチューナ11の制御を行う。また、第１ＣＰＵ15か
ら出力されるチューナ11の動作情報は、第２送受信部16
から制御信号用ケーブル５でディスプレイ部２に伝送さ
れ、第１送受信部36を経て第３ＣＰＵ35に入力し、第３
ＣＰＵ35で動作情報の信号であることを認識し、第３リ
モコン信号制御部34に動作情報の信号出力を指示し、第
３リモコン信号送信部33から送信する。この動作情報の
リモコン信号は、ディスプレイ部２に向けられたリモコ
ン部17の第３リモコン信号受信部25で受信され、第２リ
モコン信号制御部23を経て第２ＣＰＵ22を介し表示器26
に入力し、動作情報を表示する。

【００１６】図３は、チューナ部１からのチューナ11の
動作情報とディスプレイ部２からのリモコン信号を、そ
れぞれ映像信号の周波数帯と異なる別々の周波数帯に設
定し、映像用の信号ケーブル４に周波数多重して伝送す
るか、または、上記動作情報とリモコン信号を、同じ周
波数帯で、音声信号の周波数帯と異なる周波数帯に設定
し、ステレオ音声信号伝送用のＬ、Ｒの二本のケーブル
の一方に同動作情報を、他方に同リモコン信号をそれぞ
れ周波数多重して伝送するか、あるいは、これら動作情
報およびリモコン信号を、互いに異なる周波数帯で共に
音声信号の周波数帯と異なる周波数帯に設定し、ステレ
オ音声信号伝送用のＬまたはＲの一本のケーブルに周波
数多重して伝送し、ディスプレイ部２からのリモコン信
号は第１信号分離部41（フィルタ）で分離し、第２送受
信部16を介し第１ＣＰＵ15に入力するようにし、チュー
ナ部１からの動作情報は第２信号分離部42（フィルタ）
で分離し、第１送受信部36を経て第３ＣＰＵ35に入力す
るようにした例である。

【００１７】また、図４および図５の場合、音声送出部
51の音声信号源61（ＦＭ受信機、ＣＤ、ＭＤ等）から出
力されるステレオ音声信号（Ｌ／Ｒ）は二本の音声信号
ケーブル53Ｌ、53Ｒで送出され、音響出力部52に入力
し、第３フィルタ71で音声信号の周波数帯の成分のみを
取出し、音声出力部72に入力し音響出力する。音声信号
源61の選局や曲の選択、音声出力部72の音量や音質の調
整等はリモコン装置（図示省略）で行うことができる。
すなわち、リモコン装置を音声送出部51に向けて操作す
れば、リモコン装置からのリモコン信号は第４リモコン
信号受信部62で受信され、第４ＣＰＵ63に入力し、リモ
コン信号が選局や曲の選択のものであれば第４ＣＰＵ63
により音声信号源61の制御を行い、また、音声出力部72
を制御するものであれば、このリモコン信号（制御コー
ド）は第４ＣＰＵ63から第１変調部64に入力され、音声
信号の周波数帯と異なる周波数（例えば、2MHz）に変調
され、第１合成部65で音声信号源61からのＬ音声信号に
周波数多重し、音声信号ケーブル53Ｌで送出する。この
リモコン信号は音響出力部52に入力し、第２フィルタ73
（上記2MHzを中心にしたバンドパスフィルタ）で第１変
調部64による変調周波数成分のみを分離し、第２復調部
74で元のリモコン信号に復調し、第５ＣＰＵ75に入力
し、第５ＣＰＵ75により音声出力部72の制御（音量、音
質等）を行う。

【００１８】リモコン装置を音響出力部52に向けて操作
すれば、リモコン装置からのリモコン信号は第５リモコ
ン信号受信部76で受信され、第５ＣＰＵ75に入力し、リ
モコン信号が音声出力部72を制御するものであれば、第
５ＣＰＵ75により音声出力部72の制御（音量、音質等）
を行い、選局や曲を選択するものであれば、リモコン信
号は第５ＣＰＵ75から第２変調部77に入力され、音声信
号の周波数帯と異なる周波数（例えば、2MHz）に変調さ
れ、第２合成部78で音声信号源61からのＲ音声信号に周
波数多重し、音声信号ケーブル53Ｒで送出し、このリモ
コン信号は音声送出部51に入力し、第１フィルタ66（上
記2MHzを中心にしたバンドパスフィルタ）で分離して取
出され、第１復調部67で元のリモコン信号に復調し、第
４ＣＰＵ63に入力し、音声信号源61の制御を行う。な
お、第１変調部64からのリモコン信号をＲ音声信号に周
波数多重し、第２変調部77からのリモコン信号をＬ音声
信号に周波数多重するようにしてもよい。

【００１９】なお、第１、第２変調部64、67により、リ
モコン信号でＬ／Ｒの音声信号の周波数帯より高い、例
えば、2MHzの搬送波をＦＳＫ変調し、第１、第２フィル
タ66、73でこの2MHzの搬送波を分離するように構成し、
第１、第２復調部67、74をＦＳＫ復調器で構成し、変調
リモコン信号を元のリモコン信号に復調するか、また
は、第１、第２変調部64、77にて、リモコン信号でＬ／
Ｒの音声信号の周波数帯より高い、例えば、2MHzの搬送
波をＦＭ変調し、第１、第２フィルタ66、73でこの搬送
波を分離し、分離された変調リモコン信号を第１、第２
復調部67、74でＦＭ復調するように構成してもよい。

【００２０】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明による遠
隔制御システムによれば、図１〜３の場合、ディスプレ
イ部がチューナ部と壁を隔てて設置されていても、チュ
ーナの選局等の情報がディスプレイ部側に置いたリモコ
ンに表示されるものであるから、ディスプレイ部側から
リモコン操作でチューナを制御することができ、また、
図３、４の場合、音声送出部の音声信号源の選局、曲の
選択等を、音響出力部側のリモコン操作で、また、音響
出力部側の音声出力部の音量、音質の調整等を、音声送
出部側のリモコン操作でそれぞれ行うことができる利便
性の高いものであり、また、リモコン信号や動作情報を
映像信号や音声信号に重畳して伝送することにより、リ
モコン信号や動作情報の伝送用の専用ケーブルが不要に
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による遠隔制御システムの一実施例の概
要図である。

【図２】図１に示す遠隔制御システムの一実施例の要部
ブロック図である。

【図３】図１に示す遠隔制御システムの他の実施例の要
部ブロック図である。

【図４】本発明による遠隔制御システムの他の実施例の
概要図である。

【図５】図４に示す遠隔制御システムの一実施例の要部
ブロック図である。

【符号の説明】

１ チューナ部 ２ ディスプレイ部 ３ 仕切り ４ 信号ケーブル ５ 制御信号用ケーブル 11 チューナ 12、25、32、52、66 第１、第３、第２、第４、第５リ
モコン信号受信部 13、24、33 第２、第１、第３リモコン信号送信部 14、23、34 第１、第２、第３リモコン信号制御部 15、22、35、53、65 第１、第２、第３、第４、第５Ｃ
ＰＵ 16、36 第２、第１送受信部 17 リモコン部 18 リモコン部着脱検出部 21 キー入力部 26 表示器 31 映像・音声出力部 41、42 第１、第２信号分離部 51 音声送出部 52 音響出力部 53L 、53R ステレオ音声信号ケーブル 61 音声信号源 64、77 第１、第２変調部 65、78 第１、第２合成部 66、71、73 第１、第３、第２フィルタ 67、74 第１、第２復調部 72 音声出力部

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ＴＶ放送を受信し、映像・音声信号を信
   号ケーブルで送出するチューナ部に、キー操作に基づく
   リモコン信号を第１リモコン信号送信部より送信する着
   脱式のリモコン部と、リモコン信号を受信する第１リモ
   コン信号受信部と、同第１リモコン信号受信部で受信さ
   れたリモコン信号に基づき同チューナ部の制御を行う第
   １ＣＰＵとを具えると共に、同チューナ部から送出され
   る映像・音声信号に基づき映像・音声出力部により映像
   を表示し音声を出力するディスプレイ部に、リモコン信
   号を受信する第２リモコン信号受信部と、同第２リモコ
   ン信号受信部で受信されたリモコン信号を前記チューナ
   部に送出するための第１送受信部とを具え、同チューナ
   部・ディスプレイ部間に制御信号用ケーブルを設けてな
   り、前記リモコン部をチューナ部に装着し、キー操作を
   行った場合、前記第１リモコン信号送信部からのリモコ
   ン信号は前記第１リモコン信号受信部で受信され、前記
   第１ＣＰＵを介し同チューナ部の制御が行われ、同リモ
   コン部を同チューナ部から外し、前記ディスプレイ部に
   向けてキー操作を行った場合、前記第１リモコン信号送
   信部からのリモコン信号は同ディスプレイ部の第２リモ
   コン信号受信部で受信され、前記第１送受信部より前記
   制御信号用ケーブルを介して前記チューナ部に伝送さ
   れ、前記第１ＣＰＵを介し同チューナ部の制御が行われ
   るようにした遠隔制御システム。
2. 【請求項２】 前記チューナ部にリモコン部着脱検出部
   と、前記ディスプレイ部からのリモコン信号を受信する
   第２送受信部とを設け、前記第１ＣＰＵは、同リモコン
   部着脱検出部で前記リモコン部の装着が検出された場
   合、前記第１リモコン信号受信部で受信されたリモコン
   信号に基づき同チューナ部の制御を行い、前記装着が検
   出されない場合、前記第２送受信部を介し入力されるリ
   モコン信号に基づき同チューナ部の制御を行うようにし
   た請求項１記載の遠隔制御システム。
3. 【請求項３】 前記リモコン部を双方向形とし、同リモ
   コン部に、リモコン信号を受信する第３リモコン信号受
   信部と、同第３リモコン信号受信部で受信された情報を
   表示する表示器とを設け、前記チューナ部に、前記第１
   ＣＰＵによる同チューナ部の動作情報を送信する第２リ
   モコン信号送信部を設けると共に、同動作情報を前記第
   ２送受信部により前記ディスプレイ部に送出するように
   し、同ディスプレイ部に、同第２送受信部から送出され
   前記第１送受信部で受信された動作情報を送信する第３
   リモコン信号送信部を設けてなり、前記リモコン部を前
   記チューナ部に装着した場合、同チューナ部の動作情報
   は第２リモコン信号送信部から送信され、同リモコン部
   の第３リモコン信号受信部で受信し、同表示器に表示さ
   れ、前記リモコン部を前記チューナ部から外した場合、
   同チューナ部の動作情報は第２送受信部より前記制御信
   号用ケーブルを介して前記ディスプレイ部に伝送され、
   前記第１送受信部を介し同第３リモコン信号送信部によ
   り送信され、同リモコン部を同第３リモコン信号送信部
   に向けることにより同動作情報は前記第３リモコン信号
   受信部で受信され、前記表示器に表示されるようにした
   請求項１記載の遠隔制御システム。
4. 【請求項４】 前記チューナ部にリモコン部着脱検出部
   を設け、同リモコン部着脱検出部で前記リモコン部の装
   着が検出された場合、同チューナ部の動作情報は前記第
   ２リモコン信号送信部により送信を行い、同装着が検出
   されない場合、同チューナ部の動作情報は前記ディスプ
   レイ部に送出されるようにした請求項３記載の遠隔制御
   システム。
5. 【請求項５】 前記チューナ部から前記ディスプレイ部
   に送出される前記動作情報、および同ディスプレイ部か
   ら同チューナ部に送出されるリモコン信号を、それぞれ
   映像信号の周波数帯と異なる別々の周波数帯に設定し、
   映像信号用ケーブルに周波数多重して伝送するように
   し、同チューナ部に第１信号分離部を、同ディスプレイ
   部に第２信号分離部をそれぞれ設け、同ディスプレイ部
   からのリモコン信号は同第１信号分離部で分離し、前記
   第２送受信部を介し前記第１ＣＰＵに入力し、前記チュ
   ーナ部からの動作情報は同第２信号分離部で分離し、前
   記第１送受信部を経て前記第３ＣＰＵを介し前記第２リ
   モコン信号送信部に入力されるようにした請求項１、
   ２、３または４記載の遠隔制御システム。
6. 【請求項６】 前記チューナ部から前記ディスプレイ部
   に送出される前記動作情報、および同ディスプレイ部か
   ら同チューナ部に送出されるリモコン信号を、同じ周波
   数帯で、音声信号の周波数帯と異なる周波数帯に設定
   し、ステレオ音声信号伝送用のＬ、Ｒの二本のケーブル
   の一方に同動作情報を、他方に同リモコン信号をそれぞ
   れ周波数多重して伝送するようにし、同チューナ部に第
   １信号分離部を、同ディスプレイ部に第２信号分離部を
   それぞれ設け、同ディスプレイ部からのリモコン信号は
   同第１信号分離部で分離し、前記第２送受信部を介し前
   記第１ＣＰＵに入力し、前記チューナ部からの動作情報
   は同第２信号分離部で分離し、前記第１送受信部を経て
   前記第３ＣＰＵを介し前記第２リモコン信号送信部に入
   力されるようにした請求項１、２、３または４記載の遠
   隔制御システム。
7. 【請求項７】 前記チューナ部から前記ディスプレイ部
   に送出される前記動作情報、および同ディスプレイ部か
   ら同チューナ部に送出されるリモコン信号を、互いに異
   なる周波数帯で、共に音声信号の周波数帯と異なる周波
   数帯に設定し、ステレオ音声信号伝送用のＬまたはＲの
   一本のケーブルに周波数多重して伝送するようにし、同
   チューナ部に第１信号分離部を、同ディスプレイ部に第
   ２信号分離部をそれぞれ設け、同ディスプレイ部からの
   リモコン信号は同第１信号分離部で分離し、前記第２送
   受信部を介し前記第１ＣＰＵに入力し、前記チューナ部
   からの動作情報は同第２信号分離部で分離し、前記第１
   送受信部を経て前記第３ＣＰＵを介し前記第２リモコン
   信号送信部に入力されるようにした請求項１、２、３ま
   たは４記載の遠隔制御システム。
8. 【請求項８】 Ｌ／Ｒのステレオ音声信号を二本の音声
   信号ケーブルで送出する音声送出部と、同音声送出部か
   ら送出される音声信号に基づき音響出力する音響出力部
   とからなるものにおいて、同音声送出部に、リモコン信
   号を受信する第４リモコン信号受信部と、同第４リモコ
   ン信号受信部で受信されたリモコン信号に基づき同音声
   送出部の制御を行う第４ＣＰＵと、同第４リモコン信号
   受信部で受信されたリモコン信号を前記音声信号の周波
   数帯と異なる周波数に変調する第１変調部と、同第１変
   調部からの変調リモコン信号を同音声信号源からの一方
   の音声信号に周波数多重して送出する第１合成部と、前
   記音響出力部より、他方の音声信号に周波数多重して送
   出される変調リモコン信号を分離する第１フィルタと、
   同分離された変調リモコン信号を復調し前記第４ＣＰＵ
   に入力する第１復調部とを設けると共に、前記音響出力
   部に、リモコン信号を受信する第５リモコン信号受信部
   と、同第５リモコン信号受信部で受信されたリモコン信
   号に基づき同音響出力部の制御を行う第５ＣＰＵと、同
   第５リモコン信号受信部で受信されたリモコン信号を前
   記音声信号の周波数帯と異なる周波数に変調する第２変
   調部と、同第２変調部からの変調リモコン信号を前記音
   声送出部からの他方の音声信号に周波数多重して同音声
   送出部に送出する第２合成部と、同音声送出部から送出
   された変調リモコン信号を分離する第２フィルタと、同
   分離された変調リモコン信号を復調し前記第５ＣＰＵに
   入力する第２復調部とを設けてなり、所定のリモコン装
   置を前記第４リモコン信号受信部または前記第５リモコ
   ン信号受信部に向けて操作することにより同音声送出部
   または同音響出力部の制御が行われるようにした遠隔制
   御システム。
9. 【請求項９】 前記第１変調部および第２変調部は、前
   記リモコン信号で前記音声信号の周波数帯より高い周波
   数の搬送波をＦＳＫ(Frequency Shift Keying)変調する
   ものでなり、前記第１フィルタおよび第２フィルタは同
   ＦＳＫ変調されたリモコン信号を分離するフィルタでな
   り、前記第１復調部および第２復調部は同分離された変
   調リモコン信号をＦＳＫ復調するものでなる請求項８記
   載の遠隔制御システム。
10. 【請求項１０】 前記第１変調部および第２変調部は、
    前記リモコン信号で前記音声信号の周波数帯より高い周
    波数の搬送波をＦＭ(Frequency Modulation)変調するも
    のでなり、前記第１フィルタおよび第２フィルタは同Ｆ
    Ｍ変調されたリモコン信号を分離するフィルタでなり、
    前記第１復調部および第２復調部は同分離された変調リ
    モコン信号をＦＭ復調するものでなる請求項８記載の遠
    隔制御システム。