JP2002158136A - セラミックグリーンシートおよびその設計方法、ならびに積層セラミック電子部品 - Google Patents

セラミックグリーンシートおよびその設計方法、ならびに積層セラミック電子部品

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JP2002158136A
JP2002158136A JP2000352323A JP2000352323A JP2002158136A JP 2002158136 A JP2002158136 A JP 2002158136A JP 2000352323 A JP2000352323 A JP 2000352323A JP 2000352323 A JP2000352323 A JP 2000352323A JP 2002158136 A JP2002158136 A JP 2002158136A
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ceramic green
stress
green sheet
strain
deformation region
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Hisashi Miki
壽 三木
Harunobu Sano
晴信 佐野
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえば積層セラミックコンデンサを製造す
るにあたって、内部電極の積層数が多くされても、大型
化されても、生の積層体に備えるセラミックグリーンシ
ートを熱圧着する場合に発生する応力や焼成中に発生す
る熱応力を小さくし、焼成中において、デラミネーショ
ンなどの内部欠陥を生じにくくする。 【解決手段】 セラミックグリーンシートを成形する際
に用いるバインダ溶液にホウ素イオンを含有させるなど
して、温度5〜35℃における応力−歪み曲線におい
て、(1)応力比b/aが、b/a≦5、(2)歪み差
z−yが、z−y>0、(3)弾性率a/x[MPa]
が、50≦a/x≦500、および(4){z/(応力
ゼロ時の試験片の長さ)}×100で表わされる歪み率
P[%]が、10≦P≦70の各関係の少なくとも1つ
を満足するようにされたセラミックグリーンシートを用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、セラミックグリ
ーンシートおよびその設計方法、ならびにセラミックグ
リーンシートを用いて製造される積層セラミック電子部
品に関するもので、特に、積層セラミック電子部品にお
いて、デラミネーション等の内部欠陥の発生を防止する
ための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層セラミック電子部品の代表例とし
て、積層セラミックコンデンサがある。たとえば、積層
セラミックコンデンサは、以下のようにして製造される
のが一般的である。
【0003】まず、セラミック材料とバインダ溶液とを
混合して得られたセラミックスラリーが用意され、この
セラミックスラリーに対して、ドクターブレード法など
を適用して、セラミックグリーンシートが作製される。
【0004】次に、セラミックグリーンシートの表面
に、たとえばスクリーン印刷によって内部電極となる導
電材料が付与される。
【0005】次に、上述した導電材料が付与されたセラ
ミックグリーンシートを含む複数のセラミックグリーン
シートが積層され、熱圧着され、それによって一体化さ
れた生の積層体が作製される。
【0006】次に、生の積層体は、還元性もしくは中性
雰囲気中または大気中において、1100〜1350℃
の温度で焼成される。これによって、焼結された積層体
が得られ、この焼結積層体の内部には、上述した導電材
料をもって構成された内部電極が形成されている。
【0007】次いで、焼結積層体の外表面上に、内部電
極の特定のものに電気的に接続されるように、外部電極
が形成される。外部電極は、たとえば、導電性金属粉末
およびガラスフリットを含む導電性ペーストを焼結積層
体の外表面上に付与し、焼き付けることによって形成さ
れる。
【0008】このようにして、積層コンデンサが完成さ
れる。
【0009】上述した積層セラミックコンデンサの製造
において用いられるセラミックグリーンシートとして
は、生の積層体を作製する際に生じ得る破損を防止し、
かつ内部電極となる導電材料の膜を平滑な状態で形成し
得るようにすることを目的として、従来は、一般的に、
強度の高い、すなわち、弾性率が高く、塑性変形しにく
いものが用いられていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】電子機器の高性能化お
よび低価格化が進む中、電子機器において用いられる積
層セラミックコンデンサに対しても、低価格化、信頼性
の向上および大容量化の要求が高まってきており、内部
電極の多層化や、サイズの大型化などに対する取り組み
がなされている。
【0011】しかしながら、これらの取り組みを進める
中、セラミックグリーンシートとして、従来から用いら
れているものをそのまま用いた場合、セラミックグリー
ンシートは、優れた強度を有する反面、生の積層体を作
製する際、熱圧着などの加工時に発生する応力や、焼成
中に発生する熱応力が大きくなるため、焼成後におい
て、デラミネーションなどの内部欠陥が生じることがあ
るという問題に遭遇し、このことが原因となって、積層
セラミックコンデンサの製造コストを上昇させることが
ある。
【0012】同様の問題は、積層セラミックコンデンサ
に限らず、複数の積層されたセラミックグリーンシート
およびセラミックグリーンシート間の特定の界面に沿っ
て形成された内部導体膜を含む、生の積層体を焼成する
ことによって得られた焼結積層体を備える、他の積層セ
ラミック電子部品においても遭遇し得る。
【0013】そこで、この発明の目的は、上述した問題
を解決し得るように機械的材料特性が最適化されたセラ
ミックグリーンシート、このように機械的材料特性が最
適化されたセラミックグリーンシートを能率的に設計す
る方法、およびセラミックグリーンシートをもって製造
される積層セラミック電子部品を提供しようとすること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、まず、セラ
ミックグリーンシートに向けられる。
【0015】このセラミックグリーンシートは、上述し
た技術的課題を解決するため、温度5〜35℃における
図1に示す応力−歪み曲線において、弾性変形領域での
最高応力をa、塑性変形領域での最高応力をb、弾性変
形領域での最高応力aに達した時点での歪み量をx、塑
性変形領域での最高応力bに達した時点での歪み量を
y、および塑性変形領域での最高応力bにおいて切断に
至った時点での歪み量をzとしたとき、(1)応力比b
/aが、b/a≦5、(2)歪み差z−yが、z−y>
0、(3)弾性率a/x[MPa]が、50≦a/x≦
500、および(4){z/(応力ゼロ時の試験片の長
さ)}×100で表わされる歪み率P[%]が、10≦
P≦70の各関係の少なくとも1つを満足することを特
徴としている。
【0016】この発明に係るセラミックグリーンシート
は、好ましくは、ホウ素イオンを含有するバインダ溶液
を用いて成形される。
【0017】また、この発明に係るセラミックグリーン
シートは、前述した技術的課題を解決するため、他の局
面によれば、ホウ素イオンを含有するバインダ溶液を用
いて成形されたものであることを特徴としている。
【0018】この発明は、また、セラミックグリーンシ
ートの設計方法にも向けられる。
【0019】このセラミックグリーンシートの設計方法
は、材料組成が予めわかっているセラミックグリーンシ
ートの試験片を用意する工程と、この試験片について、
温度5〜35℃における図1に示す応力−歪み曲線を求
める工程と、応力−歪み曲線において、弾性変形領域で
の最高応力をa、塑性変形領域での最高応力をb、弾性
変形領域での最高応力aに達した時点での歪み量をx、
塑性変形領域での最高応力bに達した時点での歪み量を
y、および塑性変形領域での最高応力bにおいて切断に
至った時点での歪み量をzとしたとき、(1)応力比b
/aが、b/a≦5、(2)歪み差z−yが、z−y>
0、(3)弾性率a/x[MPa]が、50≦a/x≦
500、および(4){z/(応力ゼロ時の試験片の長
さ)}×100で表わされる歪み率P[%]が、10≦
P≦70の各関係の少なくとも1つを満足するか否かを
確認する工程と、これらの関係の少なくとも1つを満足
した試験片が有する材料組成に基づいて、目的とするセ
ラミックグリーンシートの材料組成を決定する工程とを
備えることを特徴としている。
【0020】この発明は、さらに、上述したような複数
の積層されたセラミックグリーンシートおよびセラミッ
クグリーンシート間の特定の界面に沿って形成された内
部導体膜を含む、生の積層体を焼成することによって得
られた焼結積層体を備える、積層セラミック電子部品に
も向けられる。
【0021】
【発明の実施の形態】図3は、この発明の一実施形態に
よる積層セラミックコンデンサ1を図解的に示す断面図
である。
【0022】積層セラミックコンデンサ1は、焼成によ
って得られた焼結積層体2を備えている。焼結積層体2
は、積層される複数の誘電体セラミック層3と、複数の
誘電体セラミック層3の間の特定の複数の界面に沿って
それぞれ形成される内部導体膜としての複数の内部電極
4および5とをもって構成される。内部電極4および5
は、焼結積層体2の外表面にまで到達するように形成さ
れるが、焼結積層体2の一方の端面6にまで引き出され
る内部電極4と他方の端面7にまで引き出される内部電
極5とが、焼結積層体2の内部において交互に配置され
ている。
【0023】焼結積層体2の外表面上であって、端面6
および7上には、外部電極8および9がそれぞれ形成さ
れている。また、外部電極8および9上には、ニッケ
ル、銅などからなる第1のめっき層10および11がそ
れぞれ形成され、さらにその上には、半田、錫などから
なる第2のめっき層12および13がそれぞれ形成され
ている。なお、外部電極8および9上に、このようなめ
っき層10〜13のような導体層を形成することは、積
層セラミックコンデンサ1の用途によっては省略される
こともある。
【0024】このような積層セラミックコンデンサ1の
製造方法は、基本的に、前述した従来の積層セラミック
コンデンサの製造方法と実質的に同様である。
【0025】すなわち、誘電体セラミック層3となるべ
きセラミックグリーンシートが作製され、セラミックグ
リーンシートの特定のものの表面に、内部電極4または
5となる導電材料が付与される。この導電材料は、たと
えば、銀、パラジウム、銀−パラジウム、銅もしくはニ
ッケル、またはこれらの合金を含む導電性ペーストによ
って与えられ、スクリーン印刷のような印刷法によって
セラミックグリーンシート上に所望のパターンをもって
付与される。なお、印刷法に代えて、蒸着法またはめっ
き法などが適用されてもよい。
【0026】次いで、これらセラミックグリーンシート
が積層され、熱圧着されることによって、焼結積層体2
となるべき生の積層体が作製される。この生の積層体
は、複数の積層されたセラミックグリーンシートおよび
セラミックグリーンシート間の特定の界面に沿って形成
された導電材料膜を備えている。
【0027】次いで、生の積層体は、還元性もしくは中
性雰囲気中または大気中において、所定の温度にて焼成
され、それによって、焼結積層体2が得られる。焼結積
層体2は、セラミックグリーンシートを焼結させること
によって得られた誘電体セラミック層3および導電材料
膜を焼結させることによって得られた内部電極4および
5を備えている。
【0028】そして、内部電極4および5にそれぞれ電
気的に接続されるように、焼結積層体2の外表面上であ
って、端面6および7上に、外部電極8および9がそれ
ぞれ形成される。外部電極8および9に含まれる導電材
料としては、積層セラミックコンデンサ1の用途、使用
場所などを考慮して決定されるが、たとえば、内部電極
4および5に含まれる導電材料と同じものを用いること
ができ、このような導電材料にB2 3 −SiO2 −B
aO系ガラス、Li2 O−SiO2 −BaO系ガラスな
どのガラスフリットを添加した導電性ペーストを焼き付
けることによって、外部電極8および9が形成される。
なお、外部電極8および9の形成のための導電性ペース
トの付与は、生の積層体の段階で行なわれ、前述した生
の積層体の焼成工程において、積層体の焼結と同時に導
電性ペーストが焼き付けられるようにしてもよい。
【0029】次に、必要に応じて、外部電極8および9
上に、第1のめっき層10および11がそれぞれ形成さ
れ、さらにその上に、第2のめっき層12および13が
それぞれ形成されることによって、所望の積層セラミッ
クコンデンサ1が完成される。
【0030】このような積層セラミックコンデンサ1の
製造において用いられる誘電体セラミック層3のための
セラミックグリーンシートとして、以下のような機械的
材料特性を有するものが用いられる。
【0031】すなわち、用いられるセラミックグリーン
シートは、温度5〜35℃における図1に示す応力−歪
み曲線において、弾性変形領域での最高応力をa、塑性
変形領域での最高応力をb、弾性変形領域での最高応力
aに達した時点での歪み量をx、塑性変形領域での最高
応力bに達した時点での歪み量をy、および塑性変形領
域での最高応力bにおいて切断に至った時点での歪み量
をzとしたとき、(1)応力比b/aが、b/a≦5、
(2)歪み差z−yが、z−y>0、(3)弾性率a/
x[MPa]が、50≦a/x≦500、および(4)
{z/(応力ゼロ時の試験片の長さ)}×100で表わ
される歪み率P[%]が、10≦P≦70の各関係の少
なくとも1つを満足するようにされる。
【0032】図1に示す応力−歪み曲線は、たとえば、
図2に示すような引張り試験装置21を用いて求めるこ
とができる。図2を参照して、引張り試験装置21は、
ロードセル22に連結された上側試料固定板23と、固
定台24上に取り付けられた下側試料固定板25とを備
えている。セラミックグリーンシートの試験片26の上
端部および下端部は、それぞれ、上側試料固定板23お
よび下側試料固定板25によって保持される。
【0033】引張り試験装置21は、5〜35℃の範囲
のいずれかの温度に制御した雰囲気中で使用される。そ
のため、引張り試験装置21は、たとえば0〜50℃の
範囲で温度を制御することができる恒温槽(図示せ
ず。)内で用いられる。セラミックグリーンシートの試
験片26を上側試料固定板23と下側試料固定板25と
によって固定した状態で、上側試料固定板23は、ロー
ドセル22とともに、矢印27で示すように、上方向へ
一定速度で引き上げられ、セラミックグリーンシートの
試験片26が引張られる。このような操作を実施してい
る間、上側固定板23の変位量およびロードセル22に
係る負荷を測定することにより、図1に示すような応力
−歪み曲線を求めることができる。
【0034】なお、試験片26として用いるセラミック
グリーンシートの厚みについては、特に限定されるもの
ではない。また、図2においては、試験片26を上下方
向に引張るようにしたが、横方向に引張るようにしても
よい。また、引張り試験ではなく、曲げ試験によって、
図1に示すような応力−歪み曲線を求めるようにしても
よい。
【0035】前述したような特定的な機械的材料特性を
セラミックグリーンシートに対して与えるため、たとえ
ば、セラミックグリーンシートを成形する際に用いられ
るバインダ溶液の材料組成比に工夫が施される。たとえ
ば、ホウ素イオンを含有するバインダ溶液を用いて成形
されたセラミックグリーンシートは、前述したような特
定的な機械的材料特性を満足する。
【0036】より具体的には、バインダ溶液として、ア
セトン、エタノール、ブタノール、プロピルアルコー
ル、メチルイソブチルケトン、ベンゼン、トルエン、キ
シレンまたは水などの溶剤に、セルロースアセテートブ
チレート、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩
化ビニル、エチルセルロースまたはアクリル系ポリマー
などの樹脂を溶解し、さらに、たとえばホウ酸をエタノ
ールなどの有機溶剤または水に溶かしたものを添加し、
また、グリコール系またはフタレート系などの可塑剤を
添加したものが用いられる。
【0037】また、セラミックグリーンシートに含まれ
るセラミック材料粉末としては、たとえば、一般式:
(Ba1-x x m (Ti1-y y )O3 で示される組
成を有するチタン酸バリウム系粉末が用いられる。この
一般式において、Xは、Ca、Srおよび希土類元素の
少なくとも1種であり、Yは、Zr、Hf、Nb、Ta
およびMnの少なくとも1種である。
【0038】上述したチタン酸バリウム系粉末は、水熱
合成法、加水分解法またはゾルゲル法などの湿式合成法
によって得られたチタン酸バリウム系粉末を熱処理して
得ることができる。あるいは、チタン酸バリウム系粉末
を構成する各種元素の炭酸化物、酸化物等を混合して熱
処理することによって合成させる固相法を用いることに
よっても得ることができる。
【0039】また、チタン酸バリウム系粉末には、たと
えばMnおよび/もしくはMgならびに/またはSiを
含む焼結助剤などが添加されてもよい。このような添加
物は、一般的には、酸化物粉末または炭酸化物粉末の形
態でチタン酸バリウム系粉末に混合する方法によって添
加される。あるいは、このような添加成分を含む溶液を
チタン酸バリウム系粉末の表面に付与し、熱処理するな
どの方法も可能である。
【0040】上述した原料粉末に、前述したバインダ溶
液を加えて、セラミックスラリーを作製し、このセラミ
ックスラリーを、ドクターブレード法などによってシー
ト状に成形すれば、セラミックグリーンシートを得るこ
とができる。
【0041】セラミックグリーンシートが前述したよう
な特定的な機械的材料特性を有していると、このセラミ
ックグリーンシートをもって、誘電体セラミック層3を
構成するように、図3に示した積層セラミックコンデン
サ1を製造すれば、後述する実験例からわかるように、
内部電極4および5の積層数が多くても、また、焼成さ
れるべき生の積層体が大型サイズであっても、焼結後の
焼結積層体2において、デラミネーションなどの内部欠
陥が生じることを防止することができる。
【0042】この発明によれば、前述したように、セラ
ミックグリーンシートの機械的材料特性に関して、好ま
しい範囲が与えられる。このことは、セラミックグリー
ンシートの設計においても反映させることができる。す
なわち、デラミネーションなどの内部欠陥を生じさせに
くいセラミックグリーンシートを設計しようとする場
合、次のような方法を採用することができる。
【0043】まず、材料組成が予めわかっているセラミ
ックグリーンシートの試料片が用意される。
【0044】次いで、この試料片について、前述したよ
うに、温度5〜35℃における図1に示すような応力−
歪み曲線が求められる。
【0045】次いで、この応力−歪み曲線において、前
述した(1)b/a≦5、(2)z−y>0、(3)5
0≦a/x≦500、および(4)10≦P≦70の各
関係の少なくとも1つを満足するか否かが確認される。
【0046】そして、この試験片が上述した(1)ない
し(4)の各関係の少なくとも1つを満足していれば、
この試験片が有する材料組成に基づいて、目的とするセ
ラミックグリーンシートの材料組成が決定される。
【0047】以下に、この発明に係るセラミックグリー
ンシートの機械的材料特性の好ましい範囲を決定すると
ともに、決定された好ましい範囲による効果を確認する
ために実施した実験例について説明する。
【0048】
【実験例】この実験例において、積層セラミック電子部
品として、積層セラミックコンデンサを作製した。
【0049】まず、セラミックグリーンシートに含まれ
る原料粉末として、チタン酸バリウム系粉末とMgO、
MnCO3 およびSiO2 の各粉末とを用意した。
【0050】他方、セラミックグリーンシートに含まれ
るバインダ溶液を作製するため、まず、溶剤として、ア
セトン、エタノール、ブタノール、プロピルアルコー
ル、メチルイソブチルケトン、ベンゼン、トルエン、キ
シレンおよび水を用意した。
【0051】また、バインダ溶液に含まれる樹脂とし
て、セルロースアセテートブチレート、ポリメチルメタ
クリレート、ポリエチレン、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、エチルセルロー
スおよびアクリル系ポリマーを用意した。
【0052】また、バインダ溶液に添加すべきホウ酸の
エタノール溶液および水溶液の各々を用意した。なお、
ホウ酸のエタノール溶液は、エタノール100重量部に
対してホウ酸を30重量部溶解することによって作製し
た。ホウ酸の水溶液は、水100重量部に対してホウ酸
を30重量部溶解することによって作製した。
【0053】また、バインダ溶液に添加される可塑剤と
して、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジ
イソデシルフタレート、ポリアルキルグリコール、トリ
エチレングリコールおよびグリセリンを用意した。
【0054】そして、これら溶剤、樹脂、ホウ酸溶液お
よび可塑剤について、表1に示すようなものを表1に示
すような添加量となるように用いながら、樹脂を溶剤に
溶解し、これにホウ酸溶液および可塑剤を添加すること
によって、10種類のバインダ溶液A〜Jを作製した。
【0055】
【表1】
【0056】次に、表2に示すように、バインダ溶液A
〜Jのいずれかを用いながら、前述したチタン酸バリウ
ム系粉末、MgO粉末、MnCO3 粉末およびSiO2
粉末と所定のバインダ溶液とを、表2に示すように秤量
し、ボールミルによって混合することによって、セラミ
ックスラリーを作製した。
【0057】表2において、バインダ溶液添加量を示す
重量部は、原料粉末(BaTiO3+αMgO+βMn
CO3 +γSiO2 )の100重量部に対する重量部で
ある。
【0058】
【表2】
【0059】次に、上述したセラミックスラリーを、ド
クターブレード法によってシート状に成形し、厚み35
μmの矩形のセラミックグリーンシートを得た。
【0060】このようにして得られたセラミックグリー
ンシートを2つのグループに分け、一方を、機械的材料
特性を求めるための試料片とし、他方を、積層セラミッ
クコンデンサを製造するための工程に供給した。
【0061】機械的材料特性を求めるための試料片とし
てのセラミックグリーンシートに対しては、温度35℃
に調整した恒温槽の中で、図2に示すような引張り試験
を実施した。すなわち、長さ25mmおよび幅10mm
の寸法となるように切り取られた1枚のセラミックグリ
ーンシートを試料片として、その長さ方向の両端部を固
定して、10mm/分の一定速さで、セラミックグリー
ンシートが切断するまで、上方向に引張り、セラミック
グリーンシートが切断した時点で、この引張り試験を終
了した。
【0062】これによって、図1に示すような応力−歪
み曲線を得、この応力−歪み曲線より、前述した応力比
b/a、歪み差z−y[mm]、弾性率a/x[MP
a]および歪み率P[%]をそれぞれ求めた。その結果
が、後掲の表3に示されている。
【0063】他方、積層セラミックコンデンサの製造の
ために供給されたセラミックグリーンシート上には、ニ
ッケルを主体とする導電性ペーストを印刷し、内部電極
となるべき導電性ペースト膜を形成した。
【0064】次いで、導電性ペースト膜が引き出されて
いる側が互いに違いとなるように、導電性ペースト膜が
形成されたセラミックグリーンシートを含む複数のセラ
ミックグリーンシートを積層し、温度80℃および圧力
800kg/cm2 の条件で3分間熱圧着することによ
って、生の積層体を得た。
【0065】次に、この生の積層体を、窒素雰囲気中に
おいて、350℃の温度に加熱し、生の積層体に含まれ
る有機成分を分解させた後、酸素分圧10-10 〜10
-12 MPaのH2 −N2 −H2 Oガスからなる還元性雰
囲気中において、後掲の表3に示す焼成温度にて2時間
焼成し、焼結した焼結積層体を得た。
【0066】次いで、焼結積層体の両端面上に、B2
3 −Li2 O−SiO2 −BaO系のガラスフリットを
含有するとともに銀を導電成分とする導電性ペーストを
塗布し、窒素雰囲気中において600℃の温度で焼き付
け、内部電極と電気的に接続された外部電極を形成し
た。
【0067】次に、硫酸ニッケル、塩化ニッケルおよび
ホウ酸を含有するニッケルめっき液を用意し、バレルめ
っき法によって、外部電極上にニッケルめっき層を形成
し、次いで、AS(アルカノールスルホン酸)浴からな
る半田めっき液を用意し、バレルめっき法によって、ニ
ッケルめっき層上に半田めっき層を形成した。
【0068】このようにして得られた積層セラミックコ
ンデンサの外形寸法は、幅25mm、長さ20mmおよ
び厚さ5mmであり、内部電極間に介在する誘電体セラ
ミック層の厚みは、30μmであった。また、有効誘電
体セラミック層の層数は150であり、1層あたりの対
向電極面積は2.8×10-42 であった。
【0069】次に、試料となる積層セラミックコンデン
サについて、焼成後のデラミネーション等の内部欠陥の
発生の有無を調査した。すなわち、10個の試料につい
て、焼結積層体を断面研磨して、研磨された断面を20
0倍の顕微鏡によって観察し、内部欠陥が存在するか否
かを評価した。この結果も、表3に示されている。
【0070】
【表3】
【0071】表3において、試料番号に*を付したもの
は、この発明の範囲外のものである。
【0072】表3からわかるように、セラミックグリー
ンシートの機械的材料特性について、試料1〜6、8お
よび9のように、応力比b/aが、b/a≦5の関係、
歪み差z−yが、z−y>0の関係、弾性率a/x[M
Pa]が、50≦a/x≦500の関係、および歪み率
P[%]が、10≦P≦70の関係の少なくとも1つを
満足すれば、得られた積層セラミックコンデンサにおい
て、内部欠陥は発生していない。
【0073】これに対して、試料7および10のよう
に、セラミックグリーンシートの機械的材料特性につい
て、b/a≦5の関係、z−y>0の関係、50≦a/
x≦500[MPa]の関係、および10≦P≦70
[%]の関係のいずれをも満足していない場合には、得
られた積層セラミックコンデンサにおいて内部欠陥が発
生している。
【0074】また、以上の実験例からわかるように、バ
インダ溶液においてホウ酸のエタノール溶液または水溶
液のようにホウ素イオンを含有させることにより、b/
a≦5の関係、z−y>0の関係、50≦a/x≦50
0[MPa]の関係、および10≦P≦70[%]の関
係の少なくとも1つを用意に満足させることができる。
【0075】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るセラミッ
クグリーンシートによれば、それを成形するために用い
るバインダ溶液にホウ素イオンを含有させるなどして、
温度5〜35℃における図1に示す応力−歪み曲線にお
いて、(1)b/a≦5、(2)z−y>0、(3)5
0≦a/x≦500[MPa]、および(4)10≦P
≦70[%]の各関係の少なくとも1つを満足するよう
にされているので、これらセラミックグリーンシートを
積層するとともに、セラミックグリーンシート間の特定
の界面に沿って内部導体膜を形成してなる、生の積層体
を焼成することによって得られた焼結積層体を備える、
積層セラミックコンデンサのような積層セラミック電子
部品において、デラミネーション等の内部欠陥が発生す
ることを防止することができる。
【0076】したがって、たとえば、有効誘電体セラミ
ック層の層数が100以上というように多層化された積
層セラミック電子部品、または、幅25mm以上、長さ
20mm以上、および厚さ5mm以上というように、大
型化された積層セラミック電子部品を製造する場合、特
にデラミネーションなどの内部欠陥が生じやすいが、こ
の発明に係るセラミックグリーンシートを用いて生の積
層体を作製するようにすれば、前述したように、デラミ
ネーション等の内部欠陥の発生を有利に防止することが
できるので、この発明に係るセラミックグリーンシート
は、特に、上述のように、多層化または大型化された積
層セラミック電子部品の製造において顕著な効果を発揮
し、その結果、製品良品率を向上させることができ、積
層セラミック電子部品のコストダウンを図ることができ
る。
【0077】この発明に係るセラミックグリーンシート
の設計方法によれば、セラミックグリーンシートの機械
的材料特性に関して、前述した応力比b/a、歪み差z
−y、弾性率a/xおよび歪み率Pのうちの少なくとも
1つのファクタに注目し、これらファクタの少なくとも
1つが前述したような特定的な関係を満足するように設
定するだけで十分であるので、セラミックグリーンシー
トの最適な材料組成を迅速かつ容易に決定することがで
き、そのため、積層セラミック電子部品の設計変更に対
して迅速に対応することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るセラミックグリーンシートにお
ける好ましい機械的材料特性を求めるためのセラミック
グリーンシートの応力−歪み曲線を示す図である。
【図2】図1に示した応力−歪み曲線を求めるために使
用される引張り試験装置21を図解的に示す正面図であ
る。
【図3】この発明に係る積層セラミック電子部品の一例
としての積層セラミックコンデンサ1を図解的に示す断
面図である。
【符号の説明】
a 弾性変形領域での最高応力 b 塑性変形領域での最高応力 x 弾性変形領域での最高応力aに達した時点での歪み
量 y 塑性変形領域での最高応力bに達した時点での歪み
量 z 塑性変形領域での最高応力bにおいて切断に至った
時点での歪み量 1 積層セラミックコンデンサ 2 焼結積層体 3 誘電体セラミック層 4,5 内部電極 21 引張り試験装置 26 試験片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E001 AB03 AD00 AH00 AH09 AJ01 AJ02 5E082 AB03 BC33 EE04 EE35 FG06 FG26 FG54 MM24 MM32 PP06 PP10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度5〜35℃における添付の図1に示
    す応力−歪み曲線において、 弾性変形領域での最高応力をa、塑性変形領域での最高
    応力をb、弾性変形領域での最高応力aに達した時点で
    の歪み量をx、塑性変形領域での最高応力bに達した時
    点での歪み量をy、および塑性変形領域での最高応力b
    において切断に至った時点での歪み量をzとしたとき、 (1)応力比b/aが、b/a≦5、 (2)歪み差z−yが、z−y>0、 (3)弾性率a/x[MPa]が、50≦a/x≦50
    0、および (4){z/(応力ゼロ時の試験片の長さ)}×100
    で表わされる歪み率P[%]が、10≦P≦70の各関
    係の少なくとも1つを満足する、セラミックグリーンシ
    ート。
  2. 【請求項2】 ホウ素イオンを含有するバインダ溶液を
    用いて成形された、請求項1に記載のセラミックグリー
    ンシート。
  3. 【請求項3】 ホウ素イオンを含有するバインダ溶液を
    用いて成形された、セラミックグリーンシート。
  4. 【請求項4】 材料組成が予めわかっているセラミック
    グリーンシートの試験片を用意する工程と、 前記試験片について、温度5〜35℃における添付の図
    1に示す応力−歪み曲線を求める工程と、 前記応力−歪み曲線において、弾性変形領域での最高応
    力をa、塑性変形領域での最高応力をb、弾性変形領域
    での最高応力aに達した時点での歪み量をx、塑性変形
    領域での最高応力bに達した時点での歪み量をy、およ
    び塑性変形領域での最高応力bにおいて切断に至った時
    点での歪み量をzとしたとき、 (1)応力比b/aが、b/a≦5、 (2)歪み差z−yが、z−y>0、 (3)弾性率a/x[MPa]が、50≦a/x≦50
    0、および (4){z/(応力ゼロ時の試験片の長さ)}×100
    で表わされる歪み率P[%]が、10≦P≦70の各関
    係の少なくとも1つを満足する否かを確認する工程と、 各前記関係の少なくとも1つを満足した前記試験片が有
    する材料組成に基づいて、目的とするセラミックグリー
    ンシートの材料組成を決定する工程とを備える、セラミ
    ックグリーンシートの設計方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の複
    数の積層されたセラミックグリーンシートおよび前記セ
    ラミックグリーンシート間の特定の界面に沿って形成さ
    れた内部導体膜を含む、生の積層体を焼成することによ
    って得られた、焼結積層体を備える、積層セラミック電
    子部品。
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