JP2002158104A - プッシュスイッチ付可変抵抗器 - Google Patents

プッシュスイッチ付可変抵抗器

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JP2002158104A
JP2002158104A JP2000353797A JP2000353797A JP2002158104A JP 2002158104 A JP2002158104 A JP 2002158104A JP 2000353797 A JP2000353797 A JP 2000353797A JP 2000353797 A JP2000353797 A JP 2000353797A JP 2002158104 A JP2002158104 A JP 2002158104A
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variable resistor
push switch
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substrate
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JP2000353797A
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Koji Ono
耕治 尾野
Takumi Nishimoto
巧 西本
Hiromasa Hisamune
弘昌 久宗
Jun Sato
順 佐藤
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の入力操作部等に使用されるプッシ
ュスイッチ付可変抵抗器に関し、高さ寸法が小さく、安
価なものの提供を目的とする。 【解決手段】 可変抵抗器部の馬蹄形状の抵抗層24A
およびリング状の集電層24Bを同心状に印刷形成した
抵抗基板24とプッシュスイッチ部の一対のスイッチ固
定接点27が、略同一面上に絶縁樹脂29でインサート
成形固定された素子体22を使用し、操作軸1の回転操
作で外周の可変抵抗器部を、押圧操作で中央のプッシュ
スイッチ部を操作する構成とすることにより、高さ寸法
が小さく、安価なプッシュスイッチ付可変抵抗器が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器の入
力操作部等に使用されるプッシュスイッチ付可変抵抗器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプッシュスイッチ付可変抵抗器に
ついて、図13〜図15を用いて説明する。
【0003】図13は従来のプッシュスイッチ付可変抵
抗器の正面断面図であり、同図において、1は操作軸
で、中間の円形部1Aを軸受2の円形孔2Aに回転およ
び上下動可能なように嵌合支持されると共に、下方の非
円形部1Bは、樹脂形成された回転体3中心の非円形孔
3Aに回転運動は伝達されるが上下動は伝わらないよう
に嵌合し、その下方の溝部に挿入されたワッシャ4によ
り抜け止めされている。
【0004】そして、回転体3は、上記の軸受2と下方
の抵抗素子体5との間で上下方向の位置が決められると
共に、軸受2の円形孔2A下端部と抵抗素子体5の円形
孔によって回転可能に支持されており、その周囲の円板
部の下面には、図13のS−S線における断面図である
図14に示すような、第一弾性接点6Aと第二弾性接点
6Bを有する弾性摺動子6が保持されている。
【0005】また、抵抗素子体5は、絶縁基板に馬蹄形
状の抵抗層7Aと内側のリング状の集電層7Bを印刷形
成した抵抗基板7の、抵抗層7Aの両端部と集電層7B
にそれぞれ導出端子8A,8Bと8Cを接続し、絶縁樹
脂9でインサート成形固定したものであり、抵抗層7A
には第一弾性接点6Aが、集電層7Bには第二弾性接点
6Bがそれぞれ弾接して、可変抵抗器部を構成してい
る。
【0006】さらに、抵抗素子体5の下方にはスイッチ
基板10が重ねて配設され、その上面中央の凹部10A
内に中央固定接点11Aと外側固定接点11Bからなる
スイッチ固定接点11がインサート成形されており、外
側固定接点11B上には弾性金属薄板製のドーム状可動
接点12の外周下端が載せられて、スイッチ接点部を構
成していると共に、スイッチ基板10の一端部からは、
中央固定接点11Aおよび外側固定接点11Bとそれぞ
れ導通した二つのスイッチ端子13A,13Bが導出さ
れている。
【0007】そして、ドーム状可動接点12の上部に
は、プッシュ板14を介して操作軸1の下端部1Cが当
接して、プッシュスイッチ部を構成している。
【0008】すなわち、このプッシュスイッチ付可変抵
抗器は、図15の分解断面図に示すように、操作軸1と
回転体3を嵌合保持した軸受2と、抵抗素子体5、およ
びドーム状可動接点12とプッシュ板14を載せたスイ
ッチ基板10を重ねて、軸受2の上方からコの字形の取
付金具15で挟み込み、スイッチ基板10の裏面で爪部
15A(図13参照)を折り曲げることにより、全体が
連結固定されている。
【0009】そして、この取付金具15の両側下端部か
ら下方に突出した二つの脚部15Bを、上記の抵抗素子
体5から導出された三つの導出端子8A〜8Cおよびス
イッチ基板10から導出された二つのスイッチ端子13
A,13Bと共に、使用機器の配線基板16の三つの第
一取付孔16A(図示せず)と二つの第二取付孔16B
および二つの第三取付孔16Cにそれぞれ挿入して、合
計7ヶ所で半田付け接続することにより、使用機器に装
着されるものであった。
【0010】次に、このプッシュスイッチ付可変抵抗器
の動作について説明する。
【0011】まず、操作軸1に装着した操作つまみ17
を回転操作することにより、回転体3が回転させられ、
その下面に装着された弾性摺動子6の第一弾性接点6A
が抵抗層7A上を、第二弾性接点6Bが集電層7B上を
それぞれ弾接摺動して、導出端子8Aと8C(または導
出端子8Bと8C)から導出される抵抗値を変化させ、
可変抵抗器として機能する。
【0012】次に、操作軸1に装着した操作つまみ17
を押圧操作して操作軸1を下方へ動かすと、その下端部
1Cがプッシュ板14を介してドーム状可動接点12を
押して、図13に点線で示すように弾性反転させ、その
中央部下面が中央固定接点11Aに接触すると、外側固
定接点11Bと中央固定接点11Aの間が短絡してプッ
シュスイッチ部が動作(スイッチ端子13A,13B間
が導通)し、押圧力を除くと、ドーム状可動接点12の
弾性復元力により元の状態に復帰するものであった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】近年の小型・高密度化
した電子機器に使用される電子部品は、小型・安価であ
ることが強く求められているが、上記従来のプッシュス
イッチ付可変抵抗器は、何れもインサート成形した部材
である抵抗素子体5とスイッチ基板10を重ねて配設し
ているため、高さ寸法が大きいと共に使用部材数が多く
コスト高であるという課題があり、また、使用機器の配
線基板16に対する接続部の数を少なくしてほしいとい
う要望もあった。
【0014】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、高さ寸法が小さくて安価であり、また、
使用機器の配線基板に対する接続部の数を少なくするこ
ともできるプッシュスイッチ付可変抵抗器を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、以下の構成を有するものである。
【0016】本発明の請求項1に記載の発明は、軸受に
より回転および上下動可能に支持された操作軸と、軸受
の下方に回転可能に支持され、中心孔を貫通する操作軸
と回転運動は伝達されるが上下動は伝わらないように係
合すると共に、周囲の円板部の下面に弾性摺動子を保持
する回転体と、この回転体の下方に配設され、弾性摺動
子の弾性接点が弾接する馬蹄形状の抵抗層およびリング
状の集電層が絶縁基板上に同心状に印刷形成された抵抗
基板、およびその中央の一対のスイッチ固定接点が、略
同一面上に絶縁樹脂でインサート成形固定された素子体
と、スイッチ固定接点上に配設されたスイッチ可動接点
と、軸受および素子体を同一中心軸上に固定する連結部
材からなるプッシュスイッチ付可変抵抗器としたもので
あり、抵抗層および集電層を印刷形成した抵抗基板と一
対のスイッチ固定接点が、素子体の略同一面上に絶縁樹
脂で同時にインサート成形固定されるので、高さ寸法が
小さいと共に構成部材数を少なくすることができ、小型
で安価なプッシュスイッチ付可変抵抗器を実現できると
いう作用効果が得られる。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、特に、抵抗基板の馬蹄形状の抵
抗層の両端部および集電層に接続された各導出端子と、
一対のスイッチ固定接点、および各スイッチ固定接点と
導通したスイッチ端子を一体の金属薄板で形成したもの
であり、抵抗層と集電層が印刷形成された抵抗基板、お
よび一対のスイッチ固定接点に加えて、これらの導出用
の端子を略同一面上に、容易にインサート成形固定する
ことができ、低寸法で安価なプッシュスイッチ付可変抵
抗器を実現できるという作用効果が得られる。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、特に、抵抗基板を、スイッチ固
定接点を形成加工する金属薄板に設けた突起部により位
置決めしたものであり、抵抗層および集電層を印刷形成
した抵抗基板とその中央に配設されるスイッチ固定接点
を絶縁樹脂でインサート成形固定する際の、両者の位置
ずれが少ないプッシュスイッチ付可変抵抗器を実現でき
るという作用効果が得られる。
【0019】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、特に、抵抗層および集電層を形
成した薄いフィルム状の抵抗基板の裏面に、スイッチ固
定接点を形成加工する金属薄板から形成した補強部を重
ねて、絶縁樹脂でインサート成形固定して素子体を形成
したものであり、抵抗基板をフィルム状の絶縁基板で形
成することによって低寸法化が容易であり、しかもイン
サート成形加工時に抵抗基板が変形し難いプッシュスイ
ッチ付可変抵抗器を実現できるという作用効果が得られ
る。
【0020】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、特に、馬蹄形状の抵抗層の一端
部と一対のスイッチ固定接点の一方が、素子体の絶縁樹
脂内で電気的に導通されたものであり、使用機器の配線
基板において短絡して使用されることが多い、可変抵抗
器部の抵抗素子の一端部とプッシュスイッチ部の一対の
スイッチ固定接点の一方が、プッシュスイッチ付可変抵
抗器自体であらかじめ導通されているので、使用機器の
配線基板における接続部の数が少なく配線も簡単で、汎
用性が高いプッシュスイッチ付可変抵抗器を実現できる
という作用効果が得られる。
【0021】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5記載の発明において、特に、素子体の絶縁樹脂内で電
気的に導通された、馬蹄形状の抵抗層の一端部と一対の
スイッチ固定接点の一方が、軸受と素子体を固定する連
結部材としての取付金具の装着用脚部に導通されたもの
であり、使用機器の配線基板において、アース回路と接
続して使用されることが多い、可変抵抗器部の抵抗素子
の一端部とスイッチ部の固定接点の一方および取付金具
が、プッシュスイッチ付可変抵抗器自体であらかじめ導
通されているので、請求項5に記載のものに対して、使
用機器の配線基板に対する接続部の数が更に少なく、配
線もより簡単なプッシュスイッチ付可変抵抗器を実現で
きるという作用効果が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図12を用いて説明する。
【0023】なお、従来の技術の項で説明した構成と同
一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略
する。
【0024】(実施の形態1)実施の形態1を用いて、
本発明の特に請求項1〜4に記載の発明について、説明
する。
【0025】図1は本発明の第1の実施の形態によるプ
ッシュスイッチ付可変抵抗器の正面断面図である。
【0026】同図に示すように、操作軸1が、その中間
円形部1Aを、回転および上下動が可能なように軸受2
の円形孔2Aに嵌合支持されると共に、その下方の非円
形部1Bが、回転運動は伝達されるが上下動は伝わらな
いように回転体21の非円形孔21Aに嵌合して、下方
の溝部に挿入されたワッシャ4により抜け止めされてい
ることは、従来の技術の場合と同様である。
【0027】しかし、回転体21は、上下面の円筒部を
軸受2の円形孔2Aの下端と下方の素子体22の円筒部
22Aに回転可能に支持されており、その周囲の円板部
の下面には、図2の平面図に示すような弾性金属薄板製
の弾性摺動子23が保持され、互いに導通した外側の第
一弾性接点23Aと内側の第二弾性接点23Bが下方に
突出している。
【0028】そして、素子体22には、図1のP−P線
における断面図である図3に示すように、フィルム状の
絶縁基板からなる抵抗基板24および金属薄板製の一対
のスイッチ固定接点27が、それぞれ導出端子部を備え
た状態で、略同一面上に絶縁樹脂29によりインサート
成形固定されている。
【0029】この抵抗基板24は、図4の平面図に示す
ような、中央に丸孔25Aを有する絶縁基板25上に、
馬蹄形状の抵抗層24Aと内側のリング状の集電層24
Bを同心状に印刷形成したものであり、上記回転体21
に保持された弾性摺動子23の第一弾性接点23Aが抵
抗層24A上に、第二弾性接点23Bが集電層24B上
に、それぞれ弾接して可変抵抗器部を構成していると共
に、抵抗層24Aの両端部と集電層24Bの外周に接続
された導出端子26A,26Bと26Cが素子体22の
一端の絶縁樹脂29から導出されて、下方に折り曲げら
れていることは、従来の技術の場合と同様である。
【0030】一方、抵抗基板24中央の丸孔25A内
の、円筒部22Aを挟んで略同一面上に、インサート成
形固定されたスイッチ固定接点27は、中央固定接点2
7Aと外側固定接点27Bからなり、外側固定接点27
B上には弾性金属薄板製のドーム状可動接点12が載せ
られて、スイッチ接点部を構成していると共に、それぞ
れの固定接点27A,27Bと一体に形成されたスイッ
チ端子28A,28Bが素子体22の他端の絶縁樹脂2
9から導出されて、同様に下方に折り曲げられている。
【0031】そしてドーム状可動接点12の上部には、
プッシュ板30を介して操作軸1の下端部1Cが当接し
てプッシュスイッチ部を構成していることも、従来の技
術の場合と同様である。
【0032】ここで、以上のような構成を有する素子体
22の形成方法について説明すると、まず、図5の素子
用金属薄板の平面図に示すように、所定幅の金属薄板を
プレス加工して、スイッチ固定接点27の中央固定接点
27Aと外側固定接点27Bおよびこれらと導通したス
イッチ端子28A,28Bとなる部分を一体に形成する
と共に、図4に示した抵抗基板24の抵抗層24Aの両
端部および集電層24Bの導出部に接続される導出端子
26A,26Bおよび26Cとなる部分、ならびに、抵
抗基板24の下面を覆うための補強部32Aおよび32
Bとなる部分もスイッチ端子28A,28Bおよび導出
端子26A〜26Cとなる部分に連結して、この金属薄
板から一体に形成して、素子用金属薄板31とする。
【0033】なお、この補強部32A,32Bによっ
て、電気的に独立すべき各端子の間が導通することがな
いように、補強部32A,32Bとなる部分の所定の箇
所にはスリット部33が設けてある。
【0034】また、補強部32Aの外周に設けられた二
ヶ所の突起部34は、抵抗基板24の外周を位置決めし
て、スイッチ固定接点27と抵抗基板24の間の位置ず
れを少なくするためのものであり、更に、各導出端子2
6A〜26Cの根元部両側に対向して設けられた小突起
35は、抵抗基板24の抵抗層24Aの両端部および集
電層24Bの導出部とカシメ接続するためのものであ
る。
【0035】そして、図6の素子用金属薄板と抵抗基板
を組合せた状態の平面図に示すように、素子用金属薄板
31上に抵抗基板24を、それぞれの接続孔25Bに各
導出端子26A〜26Cの根元部の小突起35が入り、
外周が突起部34で位置決めされるように載せ、対向し
たそれぞれの小突起35を内側に倒してカシメ接続する
ことにより両者を結合した後、成形金型により絶縁樹脂
29でインサート成形加工した後に、素子用金属薄板3
1の周囲枠から各導出端子26A〜26Cとスイッチ端
子28A,28Bの先端で切り離し、各端子を下方に折
り曲げることによって、素子体22として完成する。
【0036】なお、このインサート成形加工は、スイッ
チ固定接点27と抵抗基板24およびこれらに接続され
た各端子が一体で、ほぼ同一面上にあるので容易である
と共に、フィルム状の薄い絶縁基板からなる抵抗基板2
4は、裏面を金属薄板の補強部32A,32Bで補強さ
れているので、反りや変形が生じることを防止され、更
に、補強部32A外周の突起部34によってスイッチ固
定接点27との位置ずれを抑えられる。
【0037】なお、上記突起部34を補強部32B側に
も設けるようにすると、さらに位置ずれを低減させるこ
とができる。
【0038】そして、このようにして形成された素子体
22のスイッチ固定接点27上に、ドーム状可動接点1
2とプッシュ板30を載せ、操作軸1と回転体21を嵌
合保持した軸受2と重ね合わせて、図7の分解斜視図に
示すように、軸受2の上方からコの字形の取付金具36
で挟み込み、素子体22の裏面で爪部36A(図1参
照)を折り曲げることにより全体が連結固定されて、こ
のプッシュスイッチ付可変抵抗器は組み立てられてい
る。
【0039】そして、この取付金具36の下端部両側か
ら下方に突出した二つの脚部36Bを、上記の素子体2
2から導出された可変抵抗器部の三つの導出端子26A
〜26Cおよびプッシュスイッチ部の二つのスイッチ端
子28A,28Bと共に、使用機器の配線基板16の三
つの第一取付孔16A(図示せず)と二つの第二取付孔
16Bおよび二つの第三取付孔16Cにそれぞれ挿入し
て、合計7ヶ所で半田付け接続することにより使用機器
に装着されることは、従来の技術の場合と同様である。
【0040】本実施の形態によるプッシュスイッチ付可
変抵抗器は以上のように構成されるものであるが、その
操作軸1の先端に装着した操作つまみ17を介して操作
する場合の動作は、従来の技術によるものと全く同じで
あるので、説明を省略する。
【0041】以上のように本実施の形態によれば、抵抗
層24Aおよび集電層24Bを印刷形成した抵抗基板2
4と一対のスイッチ固定接点27が、素子体22の略同
一面上に絶縁樹脂29でインサート成形固定されている
ので、高さ寸法が小さいと共に構成部材数を少なくする
ことができ、小型で安価なプッシュスイッチ付可変抵抗
器を実現できるという効果を有するものである。
【0042】なお、上記の説明では、抵抗基板24はフ
ィルム状の薄い絶縁基板で形成するものとして説明した
が、これは必ずしもフィルム状の絶縁基板である必要は
なく、薄くて剛性のある絶縁基板を使用して、補強部3
2A,32Bを無くしてもよいものである。
【0043】(実施の形態2)実施の形態2を用いて、
本発明の特に請求項5に記載の発明について説明する。
【0044】本実施の形態によるプッシュスイッチ付可
変抵抗器は、上記の実施の形態1によるものにおいて、
使用機器の配線基板16で短絡して使用されることが多
い、可変抵抗器部の馬蹄形状の抵抗層24Aの一端部と
プッシュスイッチ部の一対のスイッチ固定接点27の一
方が、プッシュスイッチ付可変抵抗器自体であらかじめ
電気的に導通されたものである。
【0045】その形成方法について説明すると、図8の
本実施の形態によるプッシュスイッチ付可変抵抗器の素
子用金属薄板の平面図に示すように、まず、素子用金属
薄板37の形成加工時において、一対のスイッチ固定接
点38の外側固定接点38Bとなる部分とこれに導通し
たスイッチ端子39Bとなるべき部分の間の補強部40
Aと、抵抗基板24の馬蹄形状の抵抗層24Aの一端部
に接続される導出端子41Aとなる部分に連結して形成
される補強部40Bとの間に、スリット部を設けない
で、一体の補強部40とする。
【0046】そして、この素子用金属薄板37に抵抗基
板24を組合わせ結合して絶縁樹脂29でインサート成
形固定した後、素子用金属薄板37の外周枠から各端子
の先端で切り離す際に、スイッチ端子39Bとなるべき
部分は絶縁樹脂29の根元部で切断し、他の4本の端子
を下方に折り曲げることによって、図9の平面図に示す
ような、導出端子41Aが共通端子となった素子体42
を形成する。
【0047】このようにして形成された素子体42を使
用して組み立てた本実施の形態によるプッシュスイッチ
付可変抵抗器の一部断面の正面図を図10に示す。
【0048】同図に示すように、本実施の形態によるプ
ッシュスイッチ付可変抵抗器は、素子体42から導出さ
れた可変抵抗器部の三つの導出端子41A〜41Cとプ
ッシュスイッチ部の中央固定接点38Aと接続した一つ
のスイッチ端子39A、および取付金具36の下端部か
ら下方に突出した二つの脚部36Bを、使用機器の配線
基板43の三つの第一取付孔43A(図示せず)と一つ
の第二取付孔43Bおよび二つの第三取付孔43Cにそ
れぞれ挿入して、合計6ヶ所で半田付け接続することに
より使用機器に装着することができる。
【0049】そして、その他の部分の構成、および操作
つまみ17を介して操作する場合の動作は実施の形態1
によるものと全く同じである。
【0050】このような構成のプッシュスイッチ付可変
抵抗器とすることにより、使用機器の配線基板43にお
ける接続部の数を少なくし、配線も簡単にできるという
効果を有するものである。
【0051】(実施の形態3)実施の形態3を用いて、
本発明の特に請求項6に記載の発明について説明する。
【0052】本実施の形態によるプッシュスイッチ付可
変抵抗器は、上記の実施の形態2によるものにおいて、
素子体42の絶縁樹脂29内で、馬蹄形状の抵抗層24
Aの一端部および一対のスイッチ固定接点38の外側固
定接点38Bに電気的に導通された、共通端子(導出端
子41A)が補強部40から導出される位置が異なって
いる。
【0053】図11は本発明の第3の実施の形態による
プッシュスイッチ付可変抵抗器の正面断面図、図12は
同素子体の平面図である。
【0054】同図に示すように、本実施の形態によるプ
ッシュスイッチ付可変抵抗器において、素子体44の絶
縁樹脂29内で、抵抗基板24の馬蹄形状の抵抗層24
Aの一端部および一対のスイッチ固定接点45(45
A,45B)の外側固定接点45Bに電気的に導通さ
れ、補強部46から導出された共通端子47は、取付金
具36の装着用の脚部36Bと同じ位置に導出されて、
脚部36Bの内側に重なるように弾接している。
【0055】これにより、図11に示すように、共通端
子47と脚部36Bを合わせて使用機器の配線基板48
の第三取付孔48Cに挿入して、同時に半田付け接続す
ることができるものである。
【0056】そして、その他の部分の構成、および操作
つまみ17を介して操作する場合の動作は実施の形態2
によるものと全く同じである。
【0057】このような構成のプッシュスイッチ付可変
抵抗器とすることによって、使用機器の配線基板48に
おいて、アース回路と接続して使用されることが多い、
可変抵抗器部の馬蹄形状の抵抗層24Aの一端部とプッ
シュスイッチ部の一対のスイッチ固定接点45の一方で
ある外側固定接点45Bおよび取付金具36が、プッシ
ュスイッチ付可変抵抗器自体であらかじめ電気的に導通
されるので、使用機器の配線基板48に半田付け接続す
る端子の数が実施の形態2によるものよりも更に少ない
5ヶ所であり、配線もより簡単なプッシュスイッチ付可
変抵抗器を実現できるという効果を有するものである。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、可変抵抗
器部の抵抗層および集電層を印刷形成した抵抗基板とプ
ッシュスイッチ部の一対のスイッチ固定接点が、素子体
の略同一面上に絶縁樹脂で同時にインサート成形固定さ
れるので、高さ寸法が小さいと共に構成部材数を少なく
することができ、小型で安価なプッシュスイッチ付可変
抵抗器を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるプッシュスイ
ッチ付可変抵抗器の正面断面図
【図2】同弾性摺動子の平面図
【図3】図1のP−P線における断面図
【図4】同抵抗基板の平面図
【図5】同素子用金属薄板の平面図
【図6】同素子用金属薄板と抵抗基板を組合せた状態の
平面図
【図7】同分解断面図
【図8】本発明の第2の実施の形態によるプッシュスイ
ッチ付可変抵抗器の素子用金属薄板の平面図
【図9】同素子体の平面図
【図10】同一部断面の正面図
【図11】本発明の第3の実施の形態によるプッシュス
イッチ付可変抵抗器の一部断面の正面図
【図12】同素子体の平面図
【図13】従来のプッシュスイッチ付可変抵抗器の正面
断面図
【図14】図13のS−S線における断面図
【図15】同分解断面図
【符号の説明】
1 操作軸 1A 中間円形部 1B 非円形部 1C 下端部 2 軸受 2A 円形孔 4 ワッシャ 12 ドーム状可動接点 16,43,48 配線基板 16A,43A 第一取付孔 16B,43B 第二取付孔 16C,43C,48C 第三取付孔 17 操作つまみ 21 回転体 21A 非円形孔 22,42,44 素子体 22A 円筒部 23 弾性摺動子 23A 第一弾性接点 23B 第二弾性接点 24 抵抗基板 24A 抵抗層 24B 集電層 25 絶縁基板 25A 丸孔 25B 接続孔 26A〜26C,41A〜41C 導出端子 27,38,45 スイッチ固定接点 27A,38A,45A 中央固定接点 27B,38B,45B 外側固定接点 28A,28B,39A,39B スイッチ端子 29 絶縁樹脂 30 プッシュ板 31,37 素子用金属薄板 32A,32B,40,40A,40B,46 補強部 33 スリット部 34 突起部 35 小突起 36 取付金具 36A 爪部 36B 脚部 47 共通端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 13/52 H01H 13/52 B 25/06 25/06 C (72)発明者 久宗 弘昌 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 順 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E030 CA04 CB01 CC03 GA02 GA06 5G006 AA02 AC01 AC03 AC04 AC07 AZ01 BA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受により回転および上下動可能に支持
    された操作軸と、上記軸受の下方に回転可能に支持さ
    れ、中心孔を貫通する上記操作軸と回転運動は伝達され
    るが上下動は伝わらないように係合すると共に、その周
    囲の円板部の下面に弾性摺動子を保持する回転体と、こ
    の回転体の下方に配設され、上記弾性摺動子の弾性接点
    が弾接する馬蹄形状の抵抗層およびリング状の集電層が
    絶縁基板上に同心状に印刷形成された抵抗基板、および
    その中央の一対のスイッチ固定接点が、略同一面上に絶
    縁樹脂でインサート成形固定された素子体と、上記操作
    軸の上下動により押されて上記一対のスイッチ固定接点
    間を短絡するように、上記スイッチ固定接点上に配設さ
    れたスイッチ可動接点と、上記操作軸と回転体を保持し
    た軸受、および上記素子体を同一中心軸上に固定する連
    結部材からなるプッシュスイッチ付可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 抵抗基板の馬蹄形状の抵抗層の両端部お
    よび集電層に接続された各導出端子と、一対のスイッチ
    固定接点、および各スイッチ固定接点と導通したスイッ
    チ端子を一体の金属薄板で形成した請求項1記載のプッ
    シュスイッチ付可変抵抗器。
  3. 【請求項3】 抵抗基板を、スイッチ固定接点を形成加
    工する金属薄板に設けた突起部により位置決めした請求
    項1記載のプッシュスイッチ付可変抵抗器。
  4. 【請求項4】 抵抗層および集電層を形成した薄いフィ
    ルム状の抵抗基板の裏面に、スイッチ固定接点を形成加
    工する金属薄板から形成した補強部を重ねて、絶縁樹脂
    でインサート成形固定して素子体を形成した請求項1記
    載のプッシュスイッチ付可変抵抗器。
  5. 【請求項5】 馬蹄形状の抵抗層の一端部と一対のスイ
    ッチ固定接点の一方が、素子体の絶縁樹脂内で電気的に
    導通された請求項1記載のプッシュスイッチ付可変抵抗
    器。
  6. 【請求項6】 素子体の絶縁樹脂内で電気的に導通され
    た、馬蹄形状の抵抗層の一端部と一対のスイッチ固定接
    点の一方が、軸受と素子体を固定する連結部材としての
    取付金具の装着用脚部に導通された請求項5記載のプッ
    シュスイッチ付可変抵抗器。
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