JP2002157878A - 半導体記憶装置の駆動方法 - Google Patents

半導体記憶装置の駆動方法

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JP2002157878A JP2001229436A JP2001229436A JP2002157878A JP 2002157878 A JP2002157878 A JP 2002157878A JP 2001229436 A JP2001229436 A JP 2001229436A JP 2001229436 A JP2001229436 A JP 2001229436A JP 2002157878 A JP2002157878 A JP 2002157878A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体記憶装置のリテンション特性を向上さ
せると共に、読み出しトランジスタの動作の安定化を図
る。 【解決手段】 直列に接続されている、強誘電体キャパ
シタCF11、CF12、CF13、CF14とセル選
択トランジスタQ11、Q12、Q13、Q14とから
なる複数のメモリセルが互いに並列に接続されている。
第1の共通ノードN11は、読み出し電圧が印加される
第1のセット線SET1に接続され、第2の共通ノード
N12は、第1のリセット線RST1及び第1の読み出
しトランジスタQ16のゲート電極に接続されている。
第1のセット線SET1に印加する読み出し電圧は、該
読み出し電圧が除去されたときに、データを読み出した
強誘電体キャパシタの強誘電体膜の分極の偏位がデータ
を読み出す前の偏位に戻るような大きさに設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体キャパシ
タを有する半導体記憶装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体キャパシタを有する半導体記憶
装置の第1の従来例としては、図6に示すように、電界
効果型トランジスタ(以下、FETという)1と強誘電
体キャパシタ2とを有し、FET1のドレイン領域1a
にビット線BLを接続し、FET1のソース領域1bに
強誘電体キャパシタ2の上電極を接続し、FET1のゲ
ート電極1cにワード線WLを接続してなるものが知ら
れている。
【0003】この第1の従来例に係る半導体記憶装置
は、データの読み出し時に、記録されていたデータが消
える破壊読み出し方式である。このため、データの読み
出し後に再書き込み動作が必要になるため、データの読
み出し動作毎に強誘電体膜の分極の向きを変える動作
(分極反転動作)が必要になる。
【0004】ところで、強誘電体膜には分極疲労劣化と
いう現象が発生するので、分極反転動作を繰り返し行な
うと、強誘電体膜の分極発現特性が著しく劣化するとい
う問題がある。
【0005】そこで、図7に示すような第2の従来例に
係る半導体記憶装置が提案されている。すなわち、第2
の従来例は、FET1のゲート電極1cに強誘電体キャ
パシタ2の下電極1bを接続して、強誘電体キャパシタ
2をFET1のゲート電位を制御に用いる非破壊読み出
し方式である。尚、図7において、3は基板を示してい
る。
【0006】この第2の従来例に係る半導体記憶装置に
データを書き込む際には、制御電極となる強誘電体キャ
パシタ2の上電極2aと、基板3との間に書き込み電圧
を印加する。
【0007】例えば、上電極2aに、基板3に対して正
となる電圧(制御電圧)を印加してデータを書き込む
と、強誘電体キャパシタ2の強誘電体膜2cには下向き
の分極が発生する。その後、上電極2aを接地しても、
FET1のゲート電極1cには正の電荷が残るので、ゲ
ート電極1cの電位は正となる。
【0008】ゲート電極1cの電位がFET1のしきい
値電圧を超えていれば、FET1はオン状態であるか
ら、ドレイン領域1aとソース領域1bとの間に電位差
を与えると、ドレイン領域1aとソース領域1bとの間
に電流が流れる。このような強誘電体メモリの論理状態
を例えば”1”と定義する。
【0009】一方、強誘電体キャパシタ2の上電極2a
に、基板3に対して負となる電圧を印加すると、強誘電
体キャパシタ2の強誘電体膜2cには上向きの分極が発
生する。その後、上電極2aを接地しても、FET1の
ゲート電極1cには負の電荷が残るので、ゲート電極1
cの電位は負となる。この場合、ゲート電極1cの電位
は常にFET1のしきい値電圧よりも小さいので、FE
T1はオフ状態であるから、ドレイン領域1aとソース
領域1bとの間に電位差を与えても、ドレイン領域1a
とソース領域1bとの間に電流は流れない。このような
強誘電体メモリの論理状態を例えば”0”と定義する。
【0010】強誘電体キャパシタ2への供給電源が切断
されても、つまり、強誘電体キャパシタ2の上電極2a
に電圧が印加されなくなっても、前述の各論理状態は保
存されるので、不揮発性の記憶装置が実現される。すな
わち、ある期間供給電源を切断した後、再び電源を供給
してドレイン領域1aとソース領域1bとの間に電圧を
印加すると、論理状態が”1”のときにはドレイン領域
1aとソース領域1bとの間に電流が流れるので、デー
タ”1”を読み出すことができる一方、論理状態が”
0”のときにはドレイン領域1aとソース領域1bとの
間に電流が流れないので、データ”0”を読み出すこと
ができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】電源切断期間中におい
てもデータを正しく保持しておく(このようにデータを
保持しておく特性をリテンションという)ためには、電
源切断期間中においても、データ”1”のときにはFE
T1のゲート電極1cの電位が常にFET1のしきい値
電圧よりも高く維持されていると共に、データ”0”の
ときにはFET1のゲート電極1cの電位が常に負電圧
になるように維持されていることが必要になる。
【0012】ところで、電源切断期間中においては、強
誘電体キャパシタ2の上電極2a及び基板3は接地電位
となるので、ゲート電極1cの電位は孤立している。こ
のため、理想的には図8に示すように、強誘電体キャパ
シタ2へのデータの書き込み時のヒステリシスループ4
と、バイアス電圧が0VであるときのFET1のゲート
容量負荷線7との第1の交点dが、データ”1”に対す
るゲート電極1cの電位になると共に、ヒステリシスル
ープ4とゲート容量負荷線8との第2の交点cが、デー
タ”0”に対するゲート電極1cの電位になる。尚、図
8において、縦軸は上電極2a(又はゲート電極1c)
に現われる電荷Qを示し、横軸は電圧Vを示している。
【0013】ところが、実際には、強誘電体キャパシタ
2は理想的な絶縁体ではなくて抵抗成分を持っているの
で、この抵抗成分を通してゲート電極1cの電位は降下
していく。この電位降下は、指数関数的であって、FE
T1のゲート容量と強誘電体キャパシタ2の容量との並
列合成容量と、強誘電体キャパシタ2の抵抗成分とを掛
け合わせて得られる時定数を持ち、この時定数は高々1
4 秒程度である。従って、ゲート電極1cの電位は数
時間で半減することになる。
【0014】図8に示すように、ゲート電極1cの電位
は第1の交点cで1V程度であるから、この電位が半減
すると、ゲート電極1cの電位は、0.5V程度になっ
てFET1のしきい値電圧(一般的には、0.7V程度
である。)よりも低くなるので、オン状態であるべきF
ET1は短時間でオフ状態になる。
【0015】このように、強誘電体キャパシタをFET
のゲート電位の制御に用いる方式の強誘電体メモリにお
いては、データの読み出し後に再書き込み動作が不要で
あるという利点を有しているが、以下のような問題点を
有している。すなわち、データの書き込み後にFETの
ゲート電極に電位が発生しており、該ゲート電位を保持
する能力がリテンション特性を決定するが、強誘電体キ
ャパシタの抵抗成分により、強誘電体キャパシタが放電
するまでの時定数が短いため、データ保持能力が短いつ
まりリテンション特性が良くないという問題を有してい
る。
【0016】そこで、我々は、図9に示すような半導体
記憶装置を考慮した。以下、図9に示す半導体記憶装置
を本発明の前提となる半導体記憶装置と称する。
【0017】本発明の前提となる半導体記憶装置を構成
する第1列のメモリセルブロックにおいては、複数個例
えば4個の強誘電体キャパシタCF11、CF21、C
F31、CF41がビット線方向に直列に接続されてい
ると共に、各強誘電体キャパシタCF11、CF21、
CF31、CF41には並列に選択電界効果型トランジ
スタ(以下、単に選択トランジスタと称する。)Q1
1、Q21、Q31、Q41が接続されており、各強誘
電体キャパシタと各選択トランジスタとによってメモリ
セルが構成されている。複数個の強誘電体キャパシタC
F11、CF21、CF31、CF41が直列に接続さ
れてなる第1列の直列回路の下端側には、複数個の強誘
電体キャパシタCF11、CF21、CF31、CF4
1のうち選択された強誘電体キャパシタの強誘電体膜の
分極の偏位を検知することによりデータを読み出す第1
の読み出し電界効果型トランジスタ(以下、単に読み出
しトランジスタと称する。)Q51が接続されている。
【0018】また、第2のメモリセルブロックにおいて
も、第1のメモリセルブロックと同様、複数個の強誘電
体キャパシタCF12、CF22、CF32、CF42
がビット線方向に直列に接続されていると共に、各強誘
電体キャパシタCF12、CF22、CF32、CF4
2に並列に選択トランジスタQ12、Q22、Q32、
Q42が接続されており、複数個の強誘電体キャパシタ
CF12、CF22、CF32、CF42が直列に接続
されてなる第2列の直列回路の下端側には、選択された
強誘電体キャパシタの強誘電体膜の分極の偏位を検知す
ることによりデータを読み出す第2の読み出しトランジ
スタQ52が接続されている。
【0019】第1行のメモリセルを構成する選択トラン
ジスタQ11、Q12のゲート電極は第1のワード線W
L1に共通に接続され、第2行のメモリセルを構成する
選択トランジスタQ21、Q22のゲート電極は第2の
ワード線WL2に共通に接続され、第3行のメモリセル
を構成する選択トランジスタQ31、Q32のゲート電
極は第3のワード線WL3に共通に接続され、第4行の
メモリセルを構成する選択トランジスタQ41、Q42
のゲート電極は第4のワード線WL4に共通に接続され
ている。
【0020】第1列の直列回路の上端部、つまり第1行
の強誘電体キャパシタCF11の上電極は第1の制御線
(第1のセット線)BS1に接続されていると共に、第
1列の直列回路の下端部、つまり第4行の強誘電体キャ
パシタCF41の下電極は第1の読み出しトランジスタ
Q51のゲート電極に接続され、第1の読み出しトラン
ジスタQ51のドレイン領域は第1のビット線BL1に
接続されている。
【0021】第2列の直列回路の上端部、つまり第1行
の強誘電体キャパシタCF12の上電極は第2の制御線
(第2のセット線)BS2に接続されていると共に、第
2列の直列回路の下端部、つまり第4行の強誘電体キャ
パシタCF42の下電極は第1の読み出しトランジスタ
Q52のゲート電極に接続され、第2の読み出しトラン
ジスタQ52のドレイン領域は第2のビット線BL2に
接続されている。
【0022】第1の読み出しトランジスタQ51のソー
ス領域と第2の読み出しトランジスタQ52のソース領
域はプレート線(リセット線)CPに共通に接続されて
いる。
【0023】本発明の前提となる半導体記憶装置におけ
る書き込み動作は以下の通りである。ここでは、第1列
の第2行のメモリセルを構成する強誘電体キャパシタC
F21にデータを書き込む場合について説明する。
【0024】まず、ワード線WL1、WL3、WL4に
高電圧を印加して選択トランジスタQ11、Q31、Q
41をオン状態にする一方、ワード線WL2に接地電圧
を印加して選択トランジスタQ21をオフ状態にする。
このようにすると、強誘電体キャパシタCF21が選択
されると共に、強誘電体キャパシタCF21の容量と第
1の読み出しトランジスタQ51のゲート容量とが直列
に接続されたことになり、直列容量回路の一端が第1の
読み出しトランジスタQ51のウェル領域になると共に
直列容量回路の他端が第1の制御線BS1になる。
【0025】次に、第1の読み出しトランジスタQ51
のウェル領域を接地すると共に、第1の制御線BS1に
書き込み電圧を印加すると、該書き込み電圧の極性に応
じて強誘電体キャパシタCF21の分極の方向が変化す
る。その後、ワード線WL2に高電圧を印加して、選択
トランジスタQ21をオン状態にすると、強誘電体キャ
パシタCF21の上電極と下電極とが短絡するので、強
誘電体キャパシタCF21はリセット状態になる。
【0026】第1行の第2列のメモリセルを構成する強
誘電体キャパシタCF21からデータを読み出す動作は
次の通りである。
【0027】まず、書き込み動作時と同様、ワード線W
L1、WL3、WL4に高電圧を印加して選択トランジ
スタQ11、Q21、Q41をオン状態にする一方、ワ
ード線WL2に接地電圧を印加して選択トランジスタQ
31をオフ状態にする。このようにすると、強誘電体キ
ャパシタCF21が選択されると共に、強誘電体キャパ
シタCF21の容量と第1の読み出しトランジスタQ5
1のゲート容量とが直列に接続されたことになり、直列
容量回路の一端が第1の読み出しトランジスタQ51の
ウェル領域になると共に他端が第1の制御線BS1にな
る。
【0028】次に、第1の読み出しトランジスタQ51
のウェル領域を接地すると共に、第1の制御線BS1に
読み出し電圧を印加すると、該読み出し電圧が、強誘電
体キャパシタCF21の容量値と第1の読み出しトラン
ジスタQ51のゲート容量値とに応じて分割されてなる
電圧が第1の読み出しトランジスタQ51のゲート電極
に印加され、該ゲート電極の電位に応じて第1の読み出
しトランジスタQ51のソース領域とドレイン領域との
間に電流が流れ、該電流がプレート線CPと第1のビッ
ト線BL1との間に流れる。
【0029】本発明の前提となる半導体記憶装置におい
ては、強誘電体キャパシタに書き込まれているデータに
応じて強誘電体膜の分極値が異なるため、読み出し電圧
を印加したときの強誘電体膜の分極値の変化も異なる。
電圧の変化に対する分極値の変化の比が容量値であるか
ら、強誘電体キャパシタの容量値は、書き込まれている
データと対応する強誘電体膜の分極値によって異なるこ
とになる。つまり、選択された強誘電体キャパシタCF
21の容量値は、該強誘電体キャパシタCF21の強誘
電体膜の分極値によって異なる値を持つ。
【0030】ところで、第1の読み出しトランジスタQ
51のゲート電圧は、強誘電体キャパシタCF21の容
量値と第1の読み出しトランジスタQ51のゲート容量
値との容量分割により決まるため、強誘電体キャパシタ
CF21の強誘電体膜の分極値に応じて、第1の読み出
しトランジスタQ51のゲート容量値が変化する。
【0031】このため、強誘電体キャパシタCF21に
書き込まれているデータに応じて、第1の読み出しトラ
ンジスタQ51のソース領域とドレイン領域との間に流
れる電流値が変化するので、この電流値の変化を検出す
ることによって、強誘電体キャパシタCF21に書き込
まれているデータを読み出すことができる。
【0032】前述のように、本発明の前提となる半導体
記憶装置においては、データの書き込み後に、強誘電体
キャパシタをリセット状態にするため、データ保持期間
中においては強誘電体キャパシタには電圧は印加されて
いないので、リテンション特性に優れている。すなわ
ち、強誘電体キャパシタの電位差を保持するのではなく
て、強誘電体膜の分極状態を保持するので、リテンショ
ン特性に優れている。
【0033】しかしながら、本発明の前提となる半導体
記憶装置においては、強誘電体キャパシタと読み出しト
ランジスタとの間に存在する寄生容量値がアドレス毎に
異なる。例えば、第4列の強誘電体キャパシタCF41
と第1の読み出しトランジスタQ51との間の寄生容量
値をq1 とし、選択トランジスタQ11、Q21、Q3
1、Q41毎の寄生容量値をq2 とすると、第4列の強
誘電体キャパシタCF41に書き込まれているデータを
読み出すときの寄生容量値はq1 であるのに対して、第
1列の強誘電体キャパシタCF11に書き込まれている
データを読み出すときの寄生容量値はq1+3×q2とな
る。
【0034】このように、強誘電体キャパシタと読み出
しトランジスタとの間に存在する寄生容量値がアドレス
毎に異なるため、読み出し動作時における読み出しトラ
ンジスタのゲート電圧がアドレス毎に異なることにな
り、読み出しトランジスタの動作が不安定になるという
問題がある。
【0035】前記に鑑み、本発明は、半導体記憶装置の
リテンション特性を向上させると共に、読み出しトラン
ジスタの動作の安定化を図ることを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る半導体記憶装置の駆動方法は、それぞ
れが、強誘電体膜の分極の偏位によってデータを記憶す
る強誘電体キャパシタと、該強誘電体キャパシタに直列
に接続されたセル選択トランジスタとを有する複数のメ
モリセルが互いに並列に接続されてなるメモリセルブロ
ックと、メモリセルブロックを構成する2つの共通ノー
ドのうちの第1の共通ノードに接続され、読み出し電圧
が印加されるセット線と、2つの共通ノードのうちの第
2の共通ノードに接続され、強誘電体キャパシタの強誘
電体膜の分極の偏位を検知する容量性負荷とを備えた半
導体記憶装置の駆動方法を対象とし、複数の強誘電体キ
ャパシタのうちデータを読み出そうとするデータ読み出
し強誘電体キャパシタに直列に接続されているセル選択
トランジスタをオン状態にする一方、複数の強誘電体キ
ャパシタのうちデータを読み出さない強誘電体キャパシ
タに直列に接続されているセル選択トランジスタをオフ
状態にして、データ読み出し強誘電体キャパシタの一方
の電極を第1の共通ノードを介してセット線に接続する
と共に、データ読み出し強誘電体キャパシタの他方の電
極を第2の共通ノードを介して容量性負荷に接続する第
1の工程と、セット線に読み出し電圧を印加する第2の
工程と、セット線に印加されている読み出し電圧を除去
する第3の工程とを備え、第2の工程で印加される読み
出し電圧は、第3の工程で読み出し電圧が除去されたと
きに、データ読み出し強誘電体キャパシタの強誘電体膜
の分極の偏位がデータを読み出す前の偏位に戻るような
大きさに設定されている。
【0037】本発明に係る半導体記憶装置の駆動方法に
よると、第2の工程において印加される読み出し電圧
は、第3の工程で読み出し電圧が除去されたときに、強
誘電体膜の分極の偏位が多値データを読み出す前の偏位
に戻るような大きさに設定されているため、強誘電体キ
ャパシタに記憶されているデータを読み出したときに、
読み出したデータが破壊されないので、データの再書き
込み動作を行なう必要がない。このため、データの読み
出し動作毎に強誘電体膜の分極の向きを変える動作(分
極反転動作)が不要になり、強誘電体キャパシタの強誘
電体膜に分極疲労劣化が発生し難いので、半導体記憶装
置の読み出し可能回数が大きく向上する。
【0038】また、データ読み出し強誘電体キャパシタ
から容量性負荷に電荷を移動してデータを読み出す際
に、選択されていない強誘電体キャパシタはオフ状態の
セル選択トランジスタにより容量性負荷から切り離され
ているため、選択されていない強誘電体キャパシタが寄
生容量として働かないので、データの読み出し時に容量
性負荷に印加される電圧がばらつかない。
【0039】本発明に係る半導体記憶装置の駆動方法
は、第3の工程の後に、データ読み出し強誘電体キャパ
シタの一方の電極と他方の電極との間の電位差を零にす
る第4の工程をさらに備えていることが好ましい。
【0040】このように、第3の工程の後に、強誘電体
キャパシタの一方の電極と他方の電極との間の電位差を
零にすると、強誘電体キャパシタの抵抗成分に起因する
電位の低下が抑制されるので、リテンション特性が向上
する。
【0041】本発明に係る半導体記憶装置の駆動方法に
おいて、第2の工程で印加される読み出し電圧は、該読
み出し電圧が印加されたときに、強誘電体キャパシタの
一方の電極と他方の電極との間に発生する電位差が強誘
電体キャパシタの抗電圧以下になるような大きさに設定
されていることが好ましい。
【0042】このようにすると、第2の工程において印
加される読み出し電圧を除去したときに、データ読み出
し強誘電体キャパシタの強誘電体膜の分極の偏位をデー
タ読み出し前の偏位に確実に戻すことができる。
【0043】本発明に係る半導体記憶装置の駆動方法に
おいて、強誘電体キャパシタは第1の共通ノード側に配
置されていると共に、セル選択トランジスタは第2の共
通ノード側に配置されていることが好ましい。
【0044】このようにすると、第1の共通ノードと強
誘電体キャパシタとの間にセル選択トランジスタが介在
している場合に比べて、第2の共通ノードに接続される
寄生容量を低減することができるので、より安定した読
み出し動作が可能になる。
【0045】本発明に係る半導体記憶装置の駆動方法に
おいて、容量性負荷は、ゲート電極が第2の共通ノード
に接続された電界効果型トランジスタであることが好ま
しい。
【0046】このようにすると、第2の工程で印加され
る電圧を、強誘電体キャパシタの容量値と電界効果型ト
ランジスタのゲート容量値との容量比に基づいて分割で
きるため、強誘電体キャパシタに印加される電圧を、読
み出し電圧が除去されたときに強誘電体膜の分極の偏位
がデータの読み出し前の偏位に戻るような大きさに設定
することが容易になると共に、電界効果型トランジスタ
のドレイン領域とソース領域との間に流れる電流を検出
することによって、強誘電体膜の分極の偏位を確実に検
出することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る半導体記憶装置及びその駆動方
法について、図1を参照しながら説明する。
【0048】図1は、第1の実施形態に係る半導体記憶
装置を構成する第1及び第2のメモリセルブロックの等
価回路を示している。
【0049】図1に示すように、第1のメモリセルブロ
ックにおいては、強誘電体膜の分極の偏位によってデー
タを記憶する複数の強誘電体キャパシタCF11、CF
12、CF13、CF14と、該複数の強誘電体キャパ
シタCF11、CF12、CF13、CF14のそれぞ
れに直列に接続された複数のセル選択電界効果型トラン
ジスタ(以下、単にセル選択トランジスタと称する。)
Q11、Q12、Q13、Q14とからなる複数のメモ
リセルが互いに並列に接続されている。
【0050】第1のメモリセルブロックの第1の共通ノ
ードN11は、第1のメモリセルブロックを選択する第
1のメモリセルブロック選択電界効果型トランジスタト
ランジスタ(以下、単に第1のブロック選択トランジス
タと称する。)Q10を介して、読み出し電圧が印加さ
れる第1のセット線SET1に接続されている。尚、第
1のブロック選択トランジスタQ10のゲート電極はブ
ロック選択線BSに接続されている。第2の共通ノード
N12は、第1の書き込み電界効果型トランジスタ(以
下、単に第1の書き込みトランジスタと称する。)Q1
5を介して第1のリセット線RST1に接続されている
と共に、容量性負荷としての第1の読み出し電界効果型
トランジスタ(以下、単に第1の読み出しトランジスタ
と称する。)Q16のゲート電極に接続されている。
尚、第1の書き込みトランジスタQ15のゲート電極は
第1の書き込みトランジスタ制御線RE1に接続され、
第1の読み出しトランジスタQ16のドレイン領域はビ
ット線BLに接続され、第1の読み出しトランジスタQ
16のソース領域は第1のリセット線RST1に接続さ
れている。
【0051】また、セル選択トランジスタQ11、Q1
2、Q13、Q14の各ゲート電極には、ワード線WL
11、WL12、WL13、WL14がそれぞれ接続さ
れている。
【0052】また、第2のメモリセルブロックにおいて
も、強誘電体膜の分極の偏位によってデータを記憶する
複数の強誘電体キャパシタCF21、CF22、CF2
3、CF24と、該複数の強誘電体キャパシタCF2
1、CF22、CF23、CF24のそれぞれに直列に
接続された複数のセル選択トランジスタQ21、Q2
2、Q23、Q24とからなる複数のメモリセルが互い
に並列に接続されている。
【0053】第2のメモリセルブロックの第1の共通ノ
ードN21は、第2のメモリセルブロックを選択する第
2のメモリセルブロック選択電界効果型トランジスタ
(以下、単に第2のブロック選択トランジスタと称す
る。)Q20を介して、読み出し電圧が印加される第2
のセット線SET2に接続されている。尚、第2のブロ
ック選択トランジスタQ20のゲート電極はブロック選
択線BSに接続されている。第2の共通ノードN22
は、第2の書き込み電界効果型トランジスタトランジス
タ(以下、単に第2の書き込みトランジスタと称す
る。)Q25を介して第2のリセット線RST2に接続
されていると共に、容量性負荷としての第2の読み出し
電界効果型トランジスタ(以下、単に第2の読み出しト
ランジスタと称する。)Q26のゲート電極に接続され
ている。尚、第2の書き込みトランジスタQ25のゲー
ト電極は第2の書き込みトランジスタ制御線RE2に接
続され、第2の読み出しトランジスタQ26のドレイン
領域はビット線BLに接続され、第2の読み出しトラン
ジスタQ26のソース領域は第2のリセット線RST2
に接続されている。
【0054】また、セル選択トランジスタQ21、Q2
2、Q23、Q24の各ゲート電極には、ワード線WL
21、WL22、WL23、WL24がそれぞれ接続さ
れている。
【0055】第1の実施形態の特徴として、第1のメモ
リセルブロックを構成する強誘電体キャパシタCF1
1、CF12、CF13、CF14は第1の共通ノード
N11側に配置され且つセル選択トランジスタQ11、
Q12、Q13、Q14は第2の共通ノードN12側に
配置されていると共に、第2のメモリセルブロックを構
成する強誘電体キャパシタCF21、CF22、CF2
3、CF24は第1の共通ノードN21側に配置され且
つセル選択トランジスタQ21、Q22、Q23、Q2
4は第2の共通ノードN22側に配置されている。
【0056】尚、第1のメモリセルブロック及び第2の
メモリセルブロックを構成する複数の強誘電体キャパシ
タCF11、CF12、CF13、CF14、CF2
1、CF22、CF23、CF24の容量値は互いに等
しいと共に、複数のセル選択トランジスタQ11、Q1
2、Q13、Q14、Q21、Q22、Q23、Q24
のサイズは互いに等しい。
【0057】図1においては図示していないが、ビット
線BLは、参照電圧VREFが入力されるセンスアンプ
SAに接続されており、ビット線BLに現われる電圧変
化と、参照電圧VREFとをセンスアンプSAにより比
較することにより、選択された強誘電体キャパシタに保
存されているデータを読み出すことができる。
【0058】(データの書き込み動作)以下、第1の実
施形態に係る半導体記憶装置におけるデータの書き込み
動作について説明する。尚、ここでは、第1のメモリセ
ルブロックの第2列のメモリセルブロックを構成する強
誘電体キャパシタCF12にデータを書き込む場合につ
いて説明する。
【0059】まず、ブロック選択線BS、第1の書き込
みトランジスタ制御線RE1及びワード線WL12にハ
イ信号を印加して、第1のブロック選択トランジスタQ
10、第1の書き込みトランジスタQ15及びセル選択
トランジスタQ12をオン状態にする一方、第2の書き
込みトランジスタ制御線RE2及びワード線WL11、
WL13、WL14、WL21、WL22、WL23、
WL24にロー信号を印加して、第2の書き込みトラン
ジスタQ25、セル選択トランジスタQ11、Q13、
Q14、Q21、Q22、Q23、Q24をオフ状態に
する。
【0060】このようにすると、第1のメモリセルブロ
ックの第2列のメモリセルブロックが選択される。
【0061】次に、データ”1”を書き込む場合には、
第1のセット線SET1にハイ信号を印加し且つ第1の
リセット線RST1にロー信号を印加すると共に、デー
タ”0”を書き込む場合には、第1のセット線SET1
にロー信号を印加し且つ第1のリセット線RST1にハ
イ信号を印加する。
【0062】このようにすると、第1のメモリセルブロ
ックの第2列のメモリセルブロックを構成する強誘電体
キャパシタCF12の上電極にセット電圧が印加される
と共に、強誘電体キャパシタCF12の下電極にリセッ
ト電圧が印加されるので、データ”1”を書き込む場合
には、強誘電体キャパシタCF2の強誘電体膜の分極は
下向きになる一方、データ”0”を書き込む場合には、
強誘電体キャパシタCF2の強誘電体膜の分極は上向き
になる。
【0063】次に、データの書き込み動作が完了する
と、第1のセット線SET1と第1のリセット線RST
1とを同電位にした後、ブロック選択線BS、第1の書
き込みトランジスタ制御線RE1及びワード線WL12
にロー信号を印加して、第1のブロック選択トランジス
タQ10、第1の書き込みトランジスタQ15及びセル
選択トランジスタQ12をオフ状態にする。
【0064】このようにすると、強誘電体キャパシタC
F12の上電極と下電極との間に印加されている電位差
は零になるため、この状態で電源をオフにしても、強誘
電体キャパシタCF12の強誘電体膜の分極の状態が維
持されるので、強誘電体キャパシタCF12に書き込ま
れているデータは保存される。これによって、半導体記
憶装置は不揮発性メモリの機能を発揮する。
【0065】(データの読み出し動作)以下、第1のメ
モリセルブロックの第2列のメモリセルブロックを構成
する強誘電体キャパシタCF12からデータを読み出す
動作について説明する。
【0066】まず、ブロック選択線BS及びワード線W
L12にハイ信号を印加して、第1のブロック選択トラ
ンジスタQ10及びセル選択トランジスタQ12をオン
状態にする一方、第1の書き込みトランジスタ制御線R
E1及びワード線WL11、WL13、WL14、WL
21、WL22、WL23、WL24にロー信号を印加
して、第1の書き込みトランジスタQ15及びセル選択
トランジスタQ11、Q13、Q14、Q21、Q2
2、Q23、Q24をオフ状態にする。また、第2の書
き込みトランジスタ制御線RE2にハイ信号を印加し
て、第2の書き込みトランジスタQ25をオン状態にす
る。
【0067】このようにすると、第1のセット線SET
1と強誘電体キャパシタCF12の上電極とが接続され
ると共に、強誘電体キャパシタCF12の下電極と第1
の読み出しトランジスタQ16のゲート電極とが接続さ
れる。第1のメモリセルブロックの他の強誘電体キャパ
シタCF11、CF13、CF14が第1の読み出しト
ランジスタQ16と切り離されると共に、第2のメモリ
セルブロックのCF21、CF22、CF23、CF2
4は第2の読み出しトランジスタQ26と切り離され
る。
【0068】この状態で、第1のセット線SET1に読
み出し電圧(例えば1.5V)を印加すると、該読み出
し電圧が強誘電体キャパシタCF12の容量値と第1の
読み出しトランジスタQ16のゲート容量値との容量比
で分割されてなる電圧が第1の読み出しトランジスタQ
16のゲート電極に印加される。
【0069】強誘電体キャパシタCF12にデータ”
1”が保存されている場合とデータ”0”が保存されて
いる場合とでは、強誘電体キャパシタCF12の強誘電
体膜の分極の方向が異なるため、ヒステリシス線の形状
が異なるので、第1の読み出しトランジスタQ16のゲ
ート電極に印加される電圧の大きさが異なる。従って、
保存されているデータによって、第1の読み出しトラン
ジスタQ16のゲート電位が異なる。以下、このことを
図2を参照しながら説明する。
【0070】第1のセット線SET1に1.5Vの読み
出し電圧を印加した状態は、分極が保持されている点を
原点に置き換えると共にゲート容量を負荷線としたと
き、この負荷線が電圧軸(横軸)と1.5Vの点で交わ
ることと等価である。このことは、図2に示すように、
データ”1”に対しては第1のゲート容量負荷線8を与
えることに等しく、データ”0”に対しては第2のゲー
ト容量負荷線9を与えることに等しい。
【0071】第1のセット線SET1に電圧が印加され
るときには、強誘電体キャパシタCF12にも電圧が印
加される。このため、第1のセット線SET1の電位が
1.5Vのときには、データ”1”に対しては分極は第
1の曲線Aに沿って変化して第1の曲線Aと第1のゲー
ト容量負荷線8との交点gで釣り合うと共に、データ”
0”に対しては分極は第2の曲線Bに沿って変化して第
2の曲線Bと第2のゲート容量負荷線9との交点hで釣
り合う。
【0072】交点i、交点j及び交点kは、各分極状態
のときの電位の配分を決めており、データ”1”に対し
ては交点iと交点jとの間の約0.7Vが第1の読み出
しトランジスタQ16のゲート電位として配分されると
共に、データ”0”に対しては交点iと交点kとの間の
約0.9Vが第1の読み出しトランジスタQ16のゲー
ト電位として配分される。
【0073】従って、第1の読み出しトランジスタQ1
6のしきい値電圧を0.7Vと0.9Vとの中間の値で
ある0.8Vに設定しておけば、データ”1”を読み出
すときには第1の読み出しトランジスタQ16はオフ状
態になると共にデータ”0”を読み出すときには第1の
読み出しトランジスタQ16はオン状態になる。
【0074】このため、図1に示すビット線BLと第1
のリセット線RST1との間に電位差を与えると、デー
タ”1”が記憶されているときには第1の読み出しトラ
ンジスタQ16には電流が流れない一方、データ”0”
が記憶されているときには第1の読み出しトランジスタ
Q16に電流が流れるので、センスアンプSAにより第
1の読み出しトランジスタQ16に流れる電流を検出す
ることによって、記憶されているデータが”1”である
か又は”0”であるかを判別することができる。
【0075】ところで、この読み出し動作においては、
第1のセット線SET1への読み出し電圧の印加は、デ
ータ”1”に対しては分極を増強する方向に作用する
が、データ”0”に対しては分極が反転する方向に作用
する。従って、強誘電体キャパシタCF12に印加され
る電圧がその抗電圧を超えると分極が反転してしまう
が、第1の実施形態においては、データが”0”である
ときに強誘電体キャパシタCF12に印加される電圧は
0.6Vであって抗電圧となる点mよりも小さいため、
分極が反転しないので、記憶されているデータが変化す
る恐れはない。
【0076】ここで、強誘電体キャパシタCF12の容
量値と第1の読み出しトランジスタQ16のゲート容量
値とを調整することにより、第1のセット線SET1と
第1の読み出しトランジスタQ16の基板との間に印加
される電圧を、強誘電体キャパシタCF12の上電極と
下電極との間に印加される電圧と、第1の読み出しトラ
ンジスタQ16におけるゲート電極と基板との間に印加
される電圧とに配分して、強誘電体キャパシタCF12
に印加される電圧が該強誘電体キャパシタCF12の抗
電圧を超えない値つまり分極が反転しないような値に設
定することが好ましい。
【0077】尚、第1の実施形態においては、読み出し
動作をする際に、強誘電体キャパシタCF12に印加す
る電圧は、該強誘電体キャパシタCF12の抗電圧を超
えない値に設定したが、これに限られず、強誘電体キャ
パシタCF12に印加された読み出し電圧を除去したと
きに、該強誘電体キャパシタCF12の強誘電体膜の分
極の偏位がデータを読み出す前の偏位に戻るような大き
さであればよい。
【0078】このようにすると、第1の実施形態による
と、読み出し動作を行なったときに強誘電体キャパシタ
CF12の強誘電体膜の分極が反転しないので、データ
の読み出し動作毎に強誘電体膜の分極の向きを変える動
作(分極反転動作)が不要になる。このため、強誘電体
キャパシタCF12の強誘電体膜に分極疲労劣化が発生
し難いので、半導体記憶装置のリテンション特性が大き
く向上する。
【0079】データの読み出し動作が完了すると、第1
のセット線SET1及び第1のリセット線RST1にロ
ー信号を印加して、強誘電体キャパシタCF12の上電
極と下電極との間の電位差を零にする。
【0080】次に、第1の書き込みトランジスタ制御線
RE1にハイ信号を印加して第1の書き込みトランジス
タQ15をオン状態にする。その後、ブロック選択線B
S及びワード線WL2にロー信号を印加して第1のブロ
ック選択トランジスタQ10及びセル選択トランジスタ
Q12をオフ状態にする。
【0081】読み出し動作中においては、強誘電体キャ
パシタCF12及びセル選択トランジスタQ12のリー
ク電流により、フローティングノードである第1の読み
出しトランジスタQ16のゲート電位が変動している
が、この動作によってフローティングノードがリセット
される。
【0082】第1の実施形態によると、強誘電体キャパ
シタCF11、CF12、CF13、CF14の容量値
が互いに等しいと共に、セル選択トランジスタQ11、
Q12、Q13、Q14のサイズが互いに等しいため、
各強誘電体キャパシタCF11、CF12、CF13、
CF14と第1の読み出しトランジスタQ16との間に
存在する寄生容量値が互いに等しいので、読み出しの対
象となる強誘電体キャパシタのアドレスによって、第1
の読み出しトランジスタQ16のゲート電位がばらつく
という問題が発生しない。
【0083】すなわち、第1のメモリセルブロックにお
いては、強誘電体キャパシタCF11、CF12、CF
13、CF14と第1の読み出しトランジスタQ16と
の間にセル選択トランジスタQ11、Q12、Q13、
Q14が接続されているため、選択されたメモリセルの
強誘電体キャパシタCF12から第1の読み出しトラン
ジスタQ16のゲート電極に電荷を移動してデータを読
み出す際に、選択されていないメモリセルの強誘電体キ
ャパシタCF11、CF13、CF14はオフ状態のセ
ル選択トランジスタQ11、Q13、Q14により第1
の読み出しトランジスタQ16から切り離されている。
このため、選択されていないメモリセルを構成し大きな
容量値を持つ強誘電体キャパシタCF11、CF13、
CF14が寄生容量として働かないので、第1の読み出
しトランジスタQ16の動作電圧がばらつかない。
【0084】尚、読み出し動作中において、第2の読み
出しトランジスタQ26のゲート電極は、第2の書き込
みトランジスタQ25を介して第2のリセット線RST
2に接続されており、該第2のリセット線RST2を接
地することにより第2の読み出しトランジスタQ26を
確実にオフ状態にすることができる。これにより、第1
のメモリセルブロックからのデータの読み出し動作を安
定して行なえる。
【0085】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体記憶装置及びその駆動方法につい
て、図3を参照しながら説明する。
【0086】図3は、第2の実施形態に係る半導体記憶
装置を構成する第1のメモリセルブロックの等価回路を
示している。尚、第2のメモリセルブロックにおいて
も、第1のメモリセルブロックと同様の等価回路が設け
られているが、図示は省略している。
【0087】図3に示すように、強誘電体膜の分極の偏
位によってデータを記憶する複数の強誘電体キャパシタ
CF11、CF12、CF13、CF14と、該複数の
強誘電体キャパシタCF11、CF12、CF13、C
F14のそれぞれに直列に接続された複数のセル選択ト
ランジスタQ11、Q12、Q13、Q14とからなる
複数のメモリセルが互いに並列に接続されている。
【0088】第1の共通ノードN11は、第1のブロッ
ク選択トランジスタトランジスタQ10を介して、読み
出し電圧が印加される第1のセット線SET1に接続さ
れており、第1のブロック選択トランジスタQ10のゲ
ート電極はブロック選択線BSに接続されている。第2
の共通ノードN12は、第1の書き込みトランジスタQ
15を介して第1のリセット線RST1に接続されてい
ると共に、容量性負荷としての第1の読み出しトランジ
スタQ16のゲート電極に接続されている。尚、第1の
書き込みトランジスタQ15のゲート電極は第1の書き
込みトランジスタ制御線RE1に接続され、第1の読み
出しトランジスタQ16のドレイン領域はビット線BL
に接続され、第1の読み出しトランジスタQ16のソー
ス領域は第1のリセット線RST1に接続されている。
【0089】また、セル選択トランジスタQ11、Q1
2、Q13、Q14の各ゲート電極には、ワード線WL
11、WL12、WL13、WL14がそれぞれ接続さ
れている。
【0090】第2の実施形態の特徴として、セル選択ト
ランジスタQ11、Q12、Q13、Q14は第1の共
通ノードN11側に配置されていると共に、強誘電体キ
ャパシタCF11、CF12、CF13、CF14は第
1の共通ノードN12側に配置されている。
【0091】第2の実施形態においても、複数の強誘電
体キャパシタCF11、CF12、CF13、CF14
の容量値は互いに等しいと共に、複数のセル選択トラン
ジスタQ11、Q12、Q13、Q14のサイズは互い
に等しい。
【0092】第2の実施形態に係る半導体記憶装置の駆
動方法は第1の実施形態と同様であるから説明を省略す
る。
【0093】第2の実施形態に係る半導体記憶装置の駆
動方法によると、第1の実施形態と同様、読み出し動作
を行なったときに強誘電体キャパシタCF12の強誘電
体膜の分極が反転しないため、強誘電体キャパシタCF
12の強誘電体膜に分極疲労劣化が発生し難いので、半
導体記憶装置のリテンション特性が大きく向上する。
【0094】ここで、第1の実施形態と第2の実施形態
との対比について説明する。第1の実施形態において
は、強誘電体キャパシタCF11、CF12、CF1
3、CF14は第1の共通ノードN11側に配置されて
いると共に、セル選択トランジスタQ11、Q12、Q
13、Q14は第2の共通ノードN12側に配置されて
いるため、第2の実施形態のように、第1の共通ノード
N11と強誘電体キャパシタCF11、CF12、CF
13、CF14との間にセル選択トランジスタQ11、
Q12、Q13、Q14が介在している場合に比べて、
駆動に要する時間を短縮することができる。すなわち、
第1の実施形態においては、選択されていない強誘電体
キャパシタCF11、CF13、CF14に直列に接続
されているセル選択トランジスタQ11、Q13、Q1
4のゲート・ソース間の容量が寄生容量として働くが、
該寄生容量は小さいため特に問題にはならないので、高
速動作が可能になる。これに対して、第2の実施形態に
おいては、選択されていない強誘電体キャパシタCF1
1、CF13、CF14が有する大きな容量が寄生容量
として働くので、駆動に要する時間が長く掛かってしま
うという問題がある。
【0095】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る半導体記憶装置及びその駆動方法につい
て、図4を参照しながら説明する。
【0096】図4は、第3の実施形態に係る半導体記憶
装置を構成する第1のメモリセルブロックの等価回路を
示している。尚、第2のメモリセルブロックにおいて
も、第1のメモリセルブロックと同様の等価回路が設け
られているが、図示は省略している。
【0097】図4に示すように、第1のメモリセルブロ
ックにおいては、強誘電体膜の分極の偏位によってデー
タを記憶する複数の強誘電体キャパシタCF11、CF
12、CF13、CF14と、複数の強誘電体キャパシ
タCF11、CF12、CF13、CF14の上電極に
接続された複数の第1のセル選択トランジスタQ11
A、Q12A、Q13A、Q14Aと、複数の強誘電体
キャパシタCF11、CF12、CF13、CF14の
下電極に接続された複数の第2のセル選択トランジスタ
Q11B、Q12B、Q13B、Q14Bとからなる複
数のメモリセルが互いに並列に接続されている。
【0098】第1の共通ノードN11は、第1のブロッ
ク選択トランジスタトランジスタQ10を介して、読み
出し電圧が印加される第1のセット線SET1に接続さ
れており、第1のブロック選択トランジスタQ10のゲ
ート電極はブロック選択線BSに接続されている。第2
の共通ノードN12は、第1の書き込みトランジスタQ
15を介して第1のリセット線RST1に接続されてい
ると共に、容量性負荷としての第1の読み出しトランジ
スタQ16のゲート電極に接続されている。尚、第1の
書き込みトランジスタQ15のゲート電極は第1の書き
込みトランジスタ制御線RE1に接続され、第1の読み
出しトランジスタQ16のドレイン領域はビット線BL
に接続され、第1の読み出しトランジスタQ16のソー
ス領域は第1のリセット線RST1に接続されている。
【0099】また、第1のセル選択トランジスタQ11
A、Q12A、Q13A、Q14Aの各ゲート電極に
は、第1のワード線WL11A、WL12A、WL13
A、WL14Aがそれぞれ接続されていると共に、第2
のセル選択トランジスタQ11B、Q12B、Q13
B、Q14Bの各ゲート電極には、第1のワード線WL
11B、WL12B、WL13B、WL14Bがそれぞ
れ接続されている。
【0100】第3の実施形態の特徴として、強誘電体キ
ャパシタCF11、CF12、CF13、CF14と第
1の共通ノードN11との間に第1のセル選択トランジ
スタQ11A、Q12A、Q13A、Q14Aがそれぞ
れ介在していると共に、強誘電体キャパシタCF11、
CF12、CF13、CF14と第2の共通ノードN1
2との間に第2のセル選択トランジスタQ11B、Q1
2B、Q13B、Q14Bがそれぞれ介在している。
【0101】第3の実施形態においては、複数の強誘電
体キャパシタCF11、CF12、CF13、CF14
の容量値は互いに等しく、複数の第1のセル選択トラン
ジスタQ11A、Q12A、Q13A、Q14Aのサイ
ズは互いに等しく、複数の第2のセル選択トランジスタ
Q11B、Q12B、Q13B、Q14Bのサイズは互
いに等しい。
【0102】第3の実施形態に係る半導体記憶装置のメ
モリセルブロックに対してデータの書き込み動作又は読
み出し動作をする際には、選択されたメモリセルの強誘
電体キャパシタCF12と直列に接続されている第1の
セル選択トランジスタQ12A及び第2のセル選択トラ
ンジスタQ12Bをオン状態にして、選択されている強
誘電体キャパシタCF12の上電極を第1の選択トラン
ジスタQ12Aを介して第1のセット線SET1に接続
すると共に、選択されている強誘電体キャパシタCF1
2の下電極を第2のセル選択トランジスタQ12Bを介
して第1のリセット線RST1に接続する。また、選択
されていないメモリセルの強誘電体キャパシタCF1
1、CF13、CF14と直列に接続されている第1の
セル選択トランジスタQ11A、Q13A、Q14A及
び第2のセル選択トランジスタQ11B、Q13B、Q
14Bをオフ状態にする。
【0103】第1又は第2の実施形態によると、選択さ
れていない強誘電体キャパシタCF11、CF13、C
F14の上電極と下電極との間にも僅かな電圧が印加さ
れてしまうが、第3の実施形態によると、選択されてい
ない強誘電体キャパシタCF11、CF13、CF14
は第1のセット線SET1及び第1のリセット線RST
1から確実に切り離されるため、選択されていない強誘
電体キャパシタCF11、CF13、CF14の上電極
と下電極との間には電圧が全く印加されない。
【0104】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態に係る半導体記憶装置及びその駆動方法につい
て、図5を参照しながら説明する。
【0105】図5は、第4の実施形態に係る半導体記憶
装置を構成する第1のメモリセルブロックの等価回路を
示している。尚、第2のメモリセルブロックにおいて
も、第1のメモリセルブロックと同様の等価回路が設け
られているが、図示は省略している。
【0106】図5に示すように、第1のメモリセルブロ
ックにおいては、強誘電体膜の分極の偏位によってデー
タを記憶する複数の強誘電体キャパシタCF11、CF
12、CF13、CF14と、該複数の強誘電体キャパ
シタCF11、CF12、CF13、CF14のそれぞ
れに直列に接続された複数のセル選択トランジスタQ1
1、Q12、Q13、Q14とからなる複数のメモリセ
ルが互いに並列に接続されている。
【0107】第1の共通ノードN11は、第1のブロッ
ク選択トランジスタトランジスタQ10を介して、読み
出し電圧が印加される第1のセット線SET1に接続さ
れており、第1のブロック選択トランジスタQ10のゲ
ート電極はブロック選択線BSに接続されている。第2
の共通ノードN12は、第1の書き込みトランジスタQ
15を介して第1のリセット線RST1に接続されてい
ると共に、容量性負荷としての第1の読み出しトランジ
スタQ16のゲート電極に接続されている。尚、第1の
書き込みトランジスタQ15のゲート電極は第1の書き
込みトランジスタ制御線RE1に接続され、第1の読み
出しトランジスタQ16のドレイン領域はビット線BL
に接続され、第1の読み出しトランジスタQ16のソー
ス領域は第1のリセット線RST1に接続されている。
【0108】また、セル選択トランジスタQ11、Q1
2、Q13、Q14の各ゲート電極には、ワード線WL
11、WL12、WL13、WL14がそれぞれ接続さ
れている。
【0109】第4の実施形態においても、複数の強誘電
体キャパシタCF11、CF12、CF13、CF14
の容量値は互いに等しいと共に、複数のセル選択トラン
ジスタQ11、Q12、Q13、Q14のサイズは互い
に等しい。
【0110】第4の実施形態の特徴として、第1の共通
ノードN11と第2の共通ノードN12との間にリセッ
トトランジスタQ17が接続されており、該リセットト
ランジスタQ17のゲート電極はリセット制御線SEに
接続されている。
【0111】第4の実施形態においては、データの書き
込み動作及び読み出し動作の後に、リセット制御線SE
にハイ信号を印加して、リセットトランジスタQ17を
オン状態にする。
【0112】従って、データの書き込み動作及び読み出
し動作が完了した強誘電体キャパシタの上電極と下電極
との間に発生している電位差を短時間で確実に零にする
ことができる。
【0113】尚、第1〜第4の実施形態においては、容
量性負荷として第1の読み出しトランジスタQ16を用
い、読み出し電圧が、強誘電体キャパシタの容量値と第
1の読み出しトランジスタQ16のゲート容量値とに基
づいて分割されてなる電圧が第1の読み出しトランジス
タQ16のゲート電極に印加され、該ゲート電極の電位
に応じて第1の読み出しトランジスタQ16のドレイン
領域とソース領域との間に流れる電流の差異を検知する
ことにより、強誘電体キャパシタに保存されているデー
タを読み出したが、第1の読み出しトランジスタQ16
に代えて、他の容量性負荷を用いてもよい。例えば、第
1の読み出しトランジスタQ16に代えて配線を用い、
読み出し電圧が強誘電体キャパシタの容量値と配線が有
する配線容量値とに基づき分割されてなる電圧が配線に
印加されるときの電圧値をセンスアンプで検知してもよ
い。
【0114】
【発明の効果】本発明に係る半導体記憶装置の駆動方法
によると、読み出し電圧は、該読み出し電圧が除去され
たときに、強誘電体膜の分極の偏位が多値データを読み
出す前の偏位に戻るような大きさに設定されているた
め、強誘電体キャパシタに記憶されているデータを読み
出したときに、読み出したデータが破壊されないので、
データの再書き込み動作を行なう必要がない。このた
め、強誘電体キャパシタの強誘電体膜に分極疲労劣化が
発生し難いので、半導体記憶装置のリテンション特性が
大きく向上する。
【0115】また、データ読み出し強誘電体キャパシタ
から容量性負荷に電荷を移動してデータを読み出す際
に、選択されていない強誘電体キャパシタオフ状態のセ
ル選択トランジスタにより容量性負荷から切り離されて
いるため、選択されていない強誘電体キャパシタが寄生
容量として働かないので、データの読み出し時に容量性
負荷に印加される電圧はばらつかない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る半導体記憶装置を構成す
る第1及び第2のメモリセルブロックの等価回路図であ
る。
【図2】第1の実施形態に係る半導体記憶装置の読み出
し動作時の電荷と電圧との振る舞いを説明する図であ
る。
【図3】第2の実施形態に係る半導体記憶装置を構成す
る第1のメモリセルブロックの等価回路図である。
【図4】第3の実施形態に係る半導体記憶装置を構成す
る第1のメモリセルブロックの等価回路図である。
【図5】第4の実施形態に係る半導体記憶装置を構成す
る第1のメモリセルブロックの等価回路図である。
【図6】第1の従来例に係る半導体記憶装置を構成する
メモリセルの等価回路図である。
【図7】第2の従来例に係る半導体記憶装置を構成する
メモリセルの等価回路図である。
【図8】第2の従来例に係る半導体記憶装置の読み出し
動作時の電荷と電圧との振る舞いを説明する図である。
【図9】本発明の前提となる半導体記憶装置の等価回路
図である。
【符号の説明】
CF11、CF12、CF13、CF14 第1のメモ
リセルブロックの強誘電体キャパシタ CF21、CF22、CF23、CF24 第2のメモ
リセルブロックの強誘電体キャパシタ Q11、Q12、Q13、Q14 第1のメモリセルブ
ロックのセル選択トランジスタ Q21、Q22、Q23、Q24 第2のメモリセルブ
ロックのセル選択トランジスタ Q11A、Q12A、Q13A、Q14A 第1のメモ
リセルブロックの第1のセル選択トランジスタ Q11B、Q12B、Q13B、Q14B 第1のメモ
リセルブロックの第2のセル選択トランジスタ Q10 第1のブロック選択トランジスタ Q20 第2のブロック選択トランジスタ Q15 第1の書き込みトランジスタ Q25 第2の書き込みトランジスタ Q16 第1の読み出しトランジスタ Q26 第2の読み出しトランジスタ Q17 リセットトランジスタ WL11、WL12、WL13、WL14 第1のメモ
リセルブロックのワード線 WL21、WL22、WL23、WL24 第2のメモ
リセルブロックのワード線 WL11A、WL12A、WL13A、WL14A 第
1のメモリセルブロックの第1のワード線 WL11B、WL12B、WL13B、WL14B 第
1のメモリセルブロックの第2のワード線 N11 第1のメモリセルブロックの第1の共通ノード N12 第1のメモリセルブロックの第2の共通ノード N21 第2のメモリセルブロックの第1の共通ノード N22 第2のメモリセルブロックの第2の共通ノード BS ブロック選択線 BL ビット線 SET1 第1のセット線 SET2 第2のセット線 RST1 第1のリセット線 RST2 第2のリセット線 RE1 第1の書き込みトランジスタ制御線 RE2 第2の書き込みトランジスタ制御線 SE リセット制御線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが、強誘電体膜の分極の偏位に
    よってデータを記憶する強誘電体キャパシタと、該強誘
    電体キャパシタに直列に接続されたセル選択トランジス
    タとを有する複数のメモリセルが互いに並列に接続され
    てなるメモリセルブロックと、前記メモリセルブロック
    を構成する2つの共通ノードのうちの第1の共通ノード
    に接続され、読み出し電圧が印加されるセット線と、前
    記2つの共通ノードのうちの第2の共通ノードに接続さ
    れ、前記強誘電体キャパシタの強誘電体膜の分極の偏位
    を検知する容量性負荷とを備えた半導体記憶装置の駆動
    方法であって、 前記複数の強誘電体キャパシタのうちデータを読み出そ
    うとするデータ読み出し強誘電体キャパシタに直列に接
    続されている前記セル選択トランジスタをオン状態にす
    る一方、前記複数の強誘電体キャパシタのうちデータを
    読み出さない強誘電体キャパシタに直列に接続されてい
    る前記セル選択トランジスタをオフ状態にして、前記デ
    ータ読み出し強誘電体キャパシタの一方の電極を前記第
    1の共通ノードを介して前記セット線に接続すると共
    に、前記データ読み出し強誘電体キャパシタの他方の電
    極を前記第2の共通ノードを介して前記容量性負荷に接
    続する第1の工程と、 前記セット線に読み出し電圧を印加する第2の工程と、 前記セット線に印加されている前記読み出し電圧を除去
    する第3の工程とを備え、 前記第2の工程で印加される前記読み出し電圧は、前記
    第3の工程で前記読み出し電圧が除去されたときに、前
    記データ読み出し強誘電体キャパシタの強誘電体膜の分
    極の偏位が前記データを読み出す前の偏位に戻るような
    大きさに設定されていることを特徴とする半導体記憶装
    置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記第3の工程の後に、前記データ読み
    出し強誘電体キャパシタの前記一方の電極と前記他方の
    電極との間の電位差を零にする第4の工程をさらに備え
    ていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装
    置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の工程で印加される前記読み出
    し電圧は、該読み出し電圧が印加されたときに、前記強
    誘電体キャパシタの前記一方の電極と前記他方の電極と
    の間に発生する電位差が前記強誘電体キャパシタの抗電
    圧以下になるような大きさに設定されていることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体記憶装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記強誘電体キャパシタは前記第1の共
    通ノード側に配置されていると共に、前記セル選択トラ
    ンジスタは前記第2の共通ノード側に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置の駆動
    方法。
  5. 【請求項5】 前記容量性負荷は、ゲート電極が前記第
    2の共通ノードに接続された電界効果型トランジスタで
    あることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置
    の駆動方法。
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