JP2002157750A - 光ディスク装置及び情報の記録再生方法 - Google Patents
光ディスク装置及び情報の記録再生方法Info
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Abstract
備える多層光ディスクに対して、開口数が0.8以上の
対物レンズを用いて、安定した層間ジャンプを行ないな
がら記録又は再生を行なう。 【解決手段】 レーザー光源から出射された光ビームを
光ディスクの記録層上に微小スポットに収束させる対物
レンズを含む集光光学系と、集光光学系の球面収差を制
御する収差補正光学系とを有する光ピックアップとを備
えた光ディスク装置において、微小スポットの焦点位置
の、第1の記録層から第2の記録層への移動が完了する
前に、球面収差の補正量の、第1の記録層に適した値か
ら所定の値への変更を開始する。これにより、新に焦点
を合わせる第2の記録層に対して球面収差補正が行われ
た状態で安定した焦点制御を行うことができ、層間ジャ
ンプの失敗によって焦点制御がはずれることを防止でき
る。
Description
の光ディスク上に情報を記録、再生あるいは消去を行う
光ピックアップを備えた光情報装置(以下、「光ディス
ク装置」という)と、上記光ディスク上に情報を記録、
再生あるいは消去を行う記録再生方法に関する。また、
本発明は、上記光ディスク装置を応用した各種システム
に関する。
ト状パターンを有する光ディスクを用いる光メモリ技術
は、ディジタルオーディオディスク、ビデオディスク、
文書ファイルディスク、さらにはデータファイルと用途
を拡張しつつ、実用化されてきている。微小に絞られた
光ビームを介して、光ディスクへ情報の記録及び再生を
高い信頼性のもとに首尾よく遂行するために必要な機能
は、回折限界の微小スポットを形成する集光機能、光学
系の焦点制御(フォーカスサーボ)とトラッキング制御
機能、及びピット信号(情報信号)検出機能に大別され
る。
化するため、光ディスク上に光ビームを収束させて回折
限界の微小スポットを形成する対物レンズの開口数(N
A)を拡大することが検討されている。しかし、光ディ
スクの記録層を保護する基材厚みの誤差に起因する球面
収差はNAの4乗に比例するため、例えばNAを0.8
や0.85等の大きなものにする場合には、光学系に球
面収差を補正する手段を設けることが不可欠になる。そ
の一例を図14に示す。
1は放射光源としてのレーザ光源である。このレーザー
光源1から出射した光ビーム(レーザ光)12はコリメ
ートレンズ3によって平行光に変換され、液晶収差補正
素子(収差補正光学系)4を透過して対物レンズ5に入
射し、光ディスク6上に収束される。光ディスク6で反
射した光ビームはもとの光路を逆にたどってコリメート
レンズ3によって集光され、回折素子2等の光分岐手段
によって光検出器9,10へ導かれて入射する。光検出
器9,10の受光量に応じた電気的出力を演算すること
によって、サーボ信号(フォーカスエラー信号とトラッ
キングエラー信号)及び、情報信号を得ることができ
る。ここで、対物レンズ5のNAは0.8以上の大きな
ものである。
軸方向に対物レンズを位置制御する焦点制御と、光軸方
向に垂直な方向に対物レンズを位置制御するトラッキン
グ制御とのため、コイルとマグネットなどの駆動手段が
具備される。また、やはり図では省略しているが、光デ
ィスク6の情報記録層の対物レンズ5側の表面には透明
基材が設けられており、情報の保護の役目を担ってい
る。この透明基材の厚みや屈折率の誤差は球面収差を生
むため、液晶収差補正素子4は、再生信号が最良になる
ように光ビームの波面を補正する。液晶収差補正素子4
には、ITOなどの透明電極のパターンが形成されてお
り、この透明電極に電圧を印可することによって液晶収
差補正素子4の面内の屈折率分布を制御し、光ビームの
波面を変調する。
ディスク装置116を図15に示す。図15において、
8は液晶収差補正素子4に電圧を印加する収差補正素子
駆動回路、117は光ディスク6を回転するモーター、
118は光ピックアップ11から得られる信号を受けた
り、モーター117、対物レンズ5、収差補正素子駆動
回路8、及びレーザー光源1を制御および駆動する制御
回路である。制御回路118はレーザー光源1を発光さ
せるとともにモーター117を駆動して光ディスク6を
回転させ、光ピックアップ11から得られる信号に基づ
いて対物レンズ5を制御する。さらに、収差補正素子駆
動回路8を駆動して、光ピックアップ11から得られる
情報信号を改善する。
ップ11の光学系としては、図14に示した光学系の他
にも特開2000−131603号公報に開示された光
学系であっても良い。これを図16に示す。
レーザー光源、コリメートレンズ、光検出器を省略して
いる。これらは、図14の光学系と同様に構成すること
ができる。図示しないコリメートレンズによって平行光
に変換された光ビームは負レンズ群21と正レンズ群2
2とからなる収差補正レンズ群201を通り、第1対物
レンズ23と第2対物レンズ24とからなる対物レンズ
群202によって光ディスク6上に収束される。収差補
正レンズ群201の負レンズ群21と正レンズ群22と
の間隔を変えることによって光学系全体の球面収差を補
正する。負レンズ群21と正レンズ群22の間隔を変え
るためには、例えば、それぞれのレンズ群に、それぞれ
を移動するための駆動手段25及び駆動手段26を備え
ればよい。駆動手段25と駆動手段26は、例えば、ボ
イスコイル、ピエゾ素子、超音波モーター、又はねじ送
りなどを用いて実現できる。
光ディスク6の単一の情報記録面上に焦点制御が安定に
働いていることを前提に、情報信号を良質に改善するよ
うに球面収差補正を行う。
するDVD規格では、二面の情報記録面を有する2層デ
ィスクも採用されている。従って、NAをより大きくす
る場合にも光ディスク一枚あたりの記録容量を更に大き
くするためには、同様に2層ディスク構造は有効であ
る。2層ディスク61は、図17に示すように光ピック
アップ側60から順に、基材62、L0層(第1の記録
層)63、中間層65、L1層(第2の記録層)64、
裏面の保護層66という順番の構成になっている。基材
62及び中間層65は樹脂などの透明な媒質からなる。
L0層63とL1層64の間には中間層65があるた
め、光ピックアップ側60の光ディスク61表面からL
1層64までの厚さは、中間層65の厚み分だけL0層
63までの厚さよりも厚くなる。この厚み差は球面収差
を発生させる。しかしながら、対物レンズのNAが0.
6であるDVD規格の光学系では、この球面収差の大き
さが許容範囲内におさまり、収差補正を行うことなく情
報の記録再生を行うことが可能である。
るためにNAが0.8以上と大きな対物レンズを用いる
場合には、中間層65の厚みによる球面収差を無視する
ことはできない。すなわち、球面収差の補正を行うこと
なしに、共通する光ピックアップで両方の記録層に対し
て情報の記録及び再生をすることはできない。NAを
0.8以上に大きくする場合には、前述したように、単
一の記録層に対して情報の記録再生を行う場合でも球面
収差の補正手段を備えている。従って、図17のような
2層ディスクに対して記録及び再生を行う場合も、それ
ぞれの記録層に対して最適に球面収差の補正を行なえ
ば、中間層65の厚みによる球面収差は解消される。
L0層63上に光ビームの微小スポットの集光させなが
らL0層63に対して記録又は再生中に、L1層64に
対して記録又は再生を行なうためにL1層64上へ微小
スポットの集光位置を移したり、あるいはこれとは逆に
L1層64からL0層63に集光位置を移したりするこ
とがある(このように異なる記録層へ集光位置を移動さ
せる動作を「層間ジャンプ」という)。特開平9−11
5146号公報、特開平10−143873号公報、特
開平11−191222号公報、特開平11−3169
54号公報には、このような層間ジャンプ時にフォーカ
ス制御を安定に行うため、フォーカスエラー信号に与え
るパルスあるいはオフセット信号を工夫することが開示
されている。
差の補正量を各記録層に応じて変更することについては
開示されていない。NAが0.8以上の場合に、球面収
差の補正量を変更することなく層間ジャンプを行なう
と、以下の問題が生じる。
を示したフローチャートである。第1の記録層(以下、
「第1層」という)に対して焦点制御を行って記録又は
再生中に、制御回路が層間ジャンプ命令を発すると(あ
るいは、制御回路が他の回路から層間ジャンプ命令を受
けると)(ステップ901)、制御回路は層間ジャンプ
信号を発し(ステップ902)、焦点位置が第2の記録
層(以下、「第2層」という)に移動し(ステップ90
3)、第2層に対して記録又は再生が行なわれる(ステ
ップ904)。図19は、このときの各種信号のタイミ
ングチャートである。ステップ901における層間ジャ
ンプ命令に対応した信号をトリガーとして、層間ジャン
プ信号が変化する(ステップ902)。層間ジャンプ信
号は、図示したように、第1層に対する焦点制御ループ
を脱して、焦点位置を第2層へ移動させるために対物レ
ンズの移動を開始させるためのキックパルスKPと、第
2層に対する焦点制御ループに移行するために対物レン
ズの上記移動を終了させるためのブレーキパルスBPか
らなる。
プ前の第1層に対する記録又は再生中には、球面収差の
補正量は第1層に対して最適な状態にある。従って、こ
の球面収差の補正状態を何ら変化させることなく焦点位
置を第2層に移動させると、第1層と第2層との間の中
間層65の厚みに起因する球面収差が発生する。その結
果、焦点制御信号が劣化して(例えば、フォーカスエラ
ー(FE)信号の振幅や直線性の低下、オフセットの発
生など)、第2層に対する焦点制御が不安定になるとい
う問題が生じる。また、焦点制御が正常に働いているこ
とを確認するためには再生信号の大きさを基準にするこ
とが有効であるが、焦点位置を第2層に移動することで
球面収差が発生すると、再生信号振幅が小さくなって第
2層に対する焦点制御の成否の確認が行えない等の問題
も生じる。
ディスクの記録密度を一層高密度化するため、光ディス
ク上に光ビームを収束させて回折限界の微小スポットを
形成する対物レンズの開口数(NA)を0.8以上に拡
大し、かつ2層以上の記録層を持つ多層光ディスクに対
して層間ジャンプをしながら記録又は再生する場合にお
いて、層間ジャンプ時の焦点位置移動と球面収差補正を
行なう光学系の動作について工夫することで、安定な層
間ジャンプを実現することを目的とする。
成するために以下の構成とする。
と、前記レーザー光源から出射される光ビームを受け光
ディスク上へ微小スポットに収束させる対物レンズを含
む集光光学系と、前記光ディスクで反射した光ビームを
受け光量に応じて電気信号を出力する光検出器と、前記
集光光学系の球面収差を制御する収差補正光学系とを有
する光ピックアップと、前記光ディスクを回転するモー
ターと、前記光ピックアップから得られる信号を受ける
とともに、前記レーザー光源と前記対物レンズと前記収
差補正光学系と前記モーターとを制御及び駆動する制御
回路とを具備し、少なくとも第1の記録層(第1層)と
第2の記録層(第2層)とを備えた多層光ディスクに対
して情報の記録又は再生を行なう光ディスク装置であっ
て、前記微小スポットの焦点位置の、前記第1の記録層
から前記第2の記録層への移動が完了する前に、前記球
面収差の補正量の、前記第1の記録層に適した値から所
定の値への変更を開始することを特徴とする。
行う際には第2層に適した球面収差補正が行われてお
り、安定した焦点制御を行うことができ、層間ジャンプ
の失敗によって焦点制御がはずれることを防ぐことがで
きる。
1の好ましい構成は、前記微小スポットの焦点位置の移
動と、前記球面収差の補正量の変更とをほぼ同時に開始
することを特徴とする。
ぼ同時に焦点位置の第1層から第2層への移動を開始す
ることにより層間ジャンプを短時間に行うことができ
る。
2の好ましい構成は、前記微小スポットの焦点位置の移
動を開始する前に、前記球面収差の補正量の変更を開始
することを特徴とする。
行う際には第2層に適した球面収差補正がほぼ完了して
おり、球面収差の悪影響を受けることなく安定した焦点
制御を行うことができ、層間ジャンプの失敗によって焦
点制御がはずれることをより確実に防ぐことができる。
いて、前記球面収差の補正量の変更が完了した後、前記
微小スポットの焦点位置の移動を開始することが好まし
い。
行う際には第2層に適した球面収差補正が確実に完了し
ており、球面収差の悪影響を受けることなく安定した焦
点制御を行うことができ、層間ジャンプの失敗によって
焦点制御がはずれることを最も確実に防ぐことができ
る。
装置において、前記微小スポットの焦点位置の移動途中
に、前記球面収差の補正量の変更を完了させることが好
ましい。
補正量の変更を終了しておくことにより、第2層に対し
てより安定に焦点制御を行うことができる。
ィスク装置において、前記球面収差の補正量の変更が完
了する前に、前記微小スポットの焦点位置の移動を完了
させることが好ましい。
合には、球面収差の補正量の変更が終了するより前に第
2層への焦点位置の移動を終了させることによって、層
間ジャンプにかかる時間をより短縮する。
いて、前記球面収差の補正量の変更量が、前記第1の記
録層と前記第2の記録層との間の標準的な中間層の厚さ
に対応していることが好ましい。
定にし、層間ジャンプ後、速やかに第2層に対して記録
又は再生を行うことができる。また、光ディスク装置に
光ディスクを挿入した際や光ディスク装置の電源を入れ
た際の準備時間を短縮化できる。
において、前記球面収差の補正量の変更量が、前記第1
の記録層と前記第2の記録層との間の標準的な中間層の
厚さの約半分に対応していても良い。
する焦点制御の安定性を確保することができる。特に焦
点位置の移動に先だって球面収差の補正量の変更を開始
する場合に、第1層に対する焦点制御の安定を図り焦点
制御のはずれを防止できるという顕著な効果が得られ
る。また、光ディスク装置に光ディスクを挿入した際や
光ディスク装置の電源を入れた際の準備時間を短縮化で
きる。
いて、前記球面収差の補正量の変更量が、前記光ディス
ク装置に前記多層光ディスクを挿入した際あるいは前記
光ディスク装置の電源を入れた際に学習して得た、前記
第1の記録層に適した球面収差の補正量と、前記第2の
記録層に適した球面収差の補正量との差であることが好
ましい。
定にし、層間ジャンプ後、速やかに第2層に対して記録
又は再生を行うことができる。また、層間ジャンプ時に
必要な球面収差補正量の変更量を予め学習しておくこと
により、さらに、安定な層間ジャンプを実現できる。
が、前記光ディスク装置に前記多層光ディスクを挿入し
た際あるいは前記光ディスク装置の電源を入れた際に学
習して得た、前記第1の記録層に適した球面収差の補正
量と、前記第2の記録層に適した球面収差の補正量との
差の約半分であっても良い。
する焦点制御の安定性を確保することができる。特に焦
点位置の移動に先だって球面収差の補正量の変更を開始
する場合に、第1層に対する焦点制御の安定を図り焦点
制御のはずれを防止できるという顕著な効果が得られ
る。また、層間ジャンプ時に必要な球面収差補正量の変
更量を予め学習しておくことにより、さらに、安定な層
間ジャンプを実現できる。
報の記録再生方法は、レーザー光源と、前記レーザー光
源から出射される光ビームを受け光ディスク上へ微小ス
ポットに収束させる対物レンズを含む集光光学系と、前
記光ディスクで反射した光ビームを受け光量に応じて電
気信号を出力する光検出器と、前記集光光学系の球面収
差を制御する収差補正光学系とを有する光ピックアップ
と、前記光ディスクを回転するモーターと、前記光ピッ
クアップから得られる信号を受けるとともに、前記レー
ザー光源と前記対物レンズと前記収差補正光学系と前記
モーターとを制御及び駆動する制御回路とを具備した光
ディスク装置を用いて、少なくとも第1の記録層と第2
の記録層とを備えた多層光ディスクに対して情報の記録
又は再生を行なう記録再生方法であって、前記微小スポ
ットの焦点位置の、前記第1の記録層から前記第2の記
録層への移動が完了する前に、前記球面収差の補正量
の、前記第1の記録層に適した値から所定の値への変更
を開始することを特徴とする。
行う際には第2層に適した球面収差補正が行われてお
り、安定した焦点制御を行うことができ、層間ジャンプ
の失敗によって焦点制御がはずれることを防ぐことがで
きる。
の好ましい構成は、前記微小スポットの焦点位置の移動
と、前記球面収差の補正量の変更とをほぼ同時に開始す
ることを特徴とする。
ぼ同時に焦点位置の第1層から第2層への移動を開始す
ることにより層間ジャンプを短時間に行うことができ
る。
の好ましい構成は、前記微小スポットの焦点位置の移動
を開始する前に、前記球面収差の補正量の変更を開始す
ることを特徴とする。
行う際には第2層に適した球面収差補正がほぼ完了して
おり、球面収差の悪影響を受けることなく安定した焦点
制御を行うことができ、層間ジャンプの失敗によって焦
点制御がはずれることをより確実に防ぐことができる。
て、前記球面収差の補正量の変更が完了した後、前記微
小スポットの焦点位置の移動を開始することが好まし
い。
行う際には第2層に適した球面収差補正が確実に完了し
ており、球面収差の悪影響を受けることなく安定した焦
点制御を行うことができ、層間ジャンプの失敗によって
焦点制御がはずれることを最も確実に防ぐことができ
る。
法において、前記微小スポットの焦点位置の移動途中
に、前記球面収差の補正量の変更を完了させることが好
ましい。
補正量の変更を終了しておくことにより、第2層に対し
てより安定に焦点制御を行うことができる。
再生方法において、前記球面収差の補正量の変更が完了
する前に、前記微小スポットの焦点位置の移動を完了さ
せることが好ましい。
合には、球面収差の補正量の変更が終了するより前に第
2層への焦点位置の移動を終了させることによって、層
間ジャンプにかかる時間をより短縮する。
て、前記球面収差の補正量の変更量が、前記第1の記録
層と前記第2の記録層との間の標準的な中間層の厚さに
対応していることが好ましい。
定にし、層間ジャンプ後、速やかに第2層に対して記録
又は再生を行うことができる。また、光ディスク装置に
光ディスクを挿入した際や光ディスク装置の電源を入れ
た際の準備時間を短縮化できる。
おいて、前記球面収差の補正量の変更量が、前記第1の
記録層と前記第2の記録層との間の標準的な中間層の厚
さの約半分に対応していても良い。
する焦点制御の安定性を確保することができる。特に焦
点位置の移動に先だって球面収差の補正量の変更を開始
する場合に、第1層に対する焦点制御の安定を図り焦点
制御のはずれを防止できるという顕著な効果が得られ
る。また、光ディスク装置に光ディスクを挿入した際や
光ディスク装置の電源を入れた際の準備時間を短縮化で
きる。
て、前記球面収差の補正量の変更量が、前記光ディスク
装置に前記多層光ディスクを挿入した際あるいは前記光
ディスク装置の電源を入れた際に学習して得た、前記第
1の記録層に適した球面収差の補正量と、前記第2の記
録層に適した球面収差の補正量との差であることが好ま
しい。
定にし、層間ジャンプ後、速やかに第2層に対して記録
又は再生を行うことができる。また、層間ジャンプ時に
必要な球面収差補正量の変更量を予め学習しておくこと
により、さらに、安定な層間ジャンプを実現できる。
が、前記光ディスク装置に前記多層光ディスクを挿入し
た際あるいは前記光ディスク装置の電源を入れた際に学
習して得た、前記第1の記録層に適した球面収差の補正
量と、前記第2の記録層に適した球面収差の補正量との
差の約半分であっても良い。
する焦点制御の安定性を確保することができる。特に焦
点位置の移動に先だって球面収差の補正量の変更を開始
する場合に、第1層に対する焦点制御の安定を図り焦点
制御のはずれを防止できるという顕著な効果が得られ
る。また、層間ジャンプ時に必要な球面収差補正量の変
更量を予め学習しておくことにより、さらに、安定な層
間ジャンプを実現できる。
本発明の光ディスク装置と、情報を入力するための入力
装置又は入力端子と、前記入力装置又は入力端子から入
力された情報及び前記光ディスク装置から再生された情
報のうちの少なくとも一つに基づいて演算を行う演算装
置と、前記入力装置又は入力端子から入力された情報、
前記光ディスク装置から再生された情報、及び前記演算
装置によって演算された結果のうちの少なくとも一つを
表示又は出力するための出力装置又は出力端子とを備え
たことを特徴とする。
クの層間ジャンプを安定かつ高速に行うことができるの
で、上記の本発明のコンピューターは、情報の記録及び
再生を安定かつ高速に行うことができる。
上記の本発明の光ディスク装置と、前記光ディスク装置
から得られる情報信号を画像に変換する、情報から画像
への変換装置とを有することを特徴とする。
クの層間ジャンプを安定かつ高速に行うことができるの
で、上記の本発明の光ディスクプレーヤーは、情報の再
生を安定かつ高速に行うことができる。
上記の本発明の光ディスク装置と、画像情報を前記光デ
ィスク装置を用いて記録できる情報信号に変換する、画
像から情報への変換装置とを有することを特徴とする。
クの層間ジャンプを安定かつ高速に行うことができるの
で、上記の本発明の光ディスクレコーダーは、情報の記
録を安定かつ高速に行うことができる。
ーザー光源と、前記レーザー光源から出射される光ビー
ムを受け光ディスク上へ微小スポットに収束させる対物
レンズを含む集光光学系と、前記光ディスクで反射した
光ビームを受け光量に応じて電気信号を出力する光検出
器と、前記集光光学系の球面収差を制御する収差補正光
学系とを有する光ピックアップと、前記光ディスクを回
転するモーターと、前記光ピックアップから得られる信
号を受けるとともに、前記レーザー光源と前記対物レン
ズと前記収差補正光学系と前記モーターとを制御及び駆
動する制御回路とを具備する光ディスク装置と、無線入
出力端子とを備えたことを特徴とする。
た機器、例えば、コンピューター、電話、テレビチュウ
ナーなどと情報をやりとりし、これら複数の機器に共通
の情報サーバー(光ディスクサーバー)として利用する
ことが可能となる。
て、前記光ディスク装置が、少なくとも第1の記録層と
第2の記録層とを備えた多層光ディスクに対して情報の
記録又は再生を行なう光ディスク装置であって、前記微
小スポットの焦点位置の、前記第1の記録層から前記第
2の記録層への移動が完了する前に、前記球面収差の補
正量の、前記第1の記録層に適した値から所定の値への
変更を開始することが好ましい。即ち、上記の本発明の
光ディスクサーバーを構成する光ディスク装置が、上記
の本発明の光ディスク装置であることが好ましい。
クの層間ジャンプを安定かつ高速に行うことができるの
で、上記の好ましい光ディスクサーバーは、情報の記録
及び再生を安定かつ高速に行うことができる。
の光ディスク装置の基本的構成は従来の光ディスク装置
と同様であり、図15に示すように、収差補正素子(収
差補正光学系)4を備えた光ピックアップ11と、収差
補正素子4を駆動する収差補正素子(光学系)駆動回路
8と、光ディスク6を回転するモーター117と、光ピ
ックアップ11から得られる信号を受けるとともに、モ
ーター117、対物レンズ5、収差補正素子(光学系)
駆動回路8、及びレーザー光源1を制御及び駆動する制
御回路118とを具備する。収差補正光学系としては、
図15及び図14に示す液晶収差補正素子4の他に、図
16に示す収差補正レンズ群201であっても良いし、
これら以外の球面収差を補正し得る公知の光学系であっ
ても良い。
は、2層以上の記録層(これらは、再生専用、ライトワ
ンス、及び書換型のうちのいずれの用途の記録層でも良
い)を有する多層光ディスクに対して記録(ここで「記
録」とは「消去」も含む。以下同じ)又は再生を行うの
に有効である。ただし、本発明の光ディスク装置を用い
て単層の記録層を有する光ディスク(以下、「単層光デ
ィスク」という)に対して記録又は再生を行なうことを
妨げるものではなく、本願の光ディスク装置は単層光デ
ィスク及び多層光ディスクのいずれに対しても記録又は
再生できる。
ジャンプ動作時の集光位置の移動と球面収差補正動作と
の手順を示したフローチャートである。
1層」と記す)に対して焦点制御を行ないながら記録又
は再生動作を行なっているときに制御回路が層間ジャン
プ命令を発すると(あるいは図示していない他の回路か
ら層間ジャンプ命令を制御回路が受けると)(ステップ
801)、制御回路は球面収差補正信号と層間ジャンプ
信号とを略同時に発する(ステップ802,803)。
収差補正手段は、球面収差の補正量をジャンプ先である
第2の記録層(以下、「第2層」と記す)に適する補正
量を考慮した所定の値に変更する(ステップ804)。
これと並行して、焦点制御手段は、焦点位置を第2層に
移動する(ステップ805)。そして、その後、第2層
に対して焦点制御を行なって情報の記録又は再生が行な
われる(ステップ806)。
面収差の補正量の変更を行うため、第2層に対する焦点
制御を行う際には第2層に適した球面収差補正が行われ
ており、安定した焦点制御を行うことができ、層間ジャ
ンプの失敗によって焦点制御がはずれることを防ぐこと
ができるという効果がある。
信号の変化の一例を示したタイミングチャートである。
図2において横軸は時間、縦軸は電圧をそれぞれ示す。
に、上記ステップ801における層間ジャンプ命令が発
せられると、これに対応した信号をトリガーとして、層
間ジャンプ信号(上記ステップ803)と球面収差補正
信号(上記ステップ802)とが変化する。層間ジャン
プ信号は、それまで記録又は再生していた第1層に対す
る焦点制御ループを脱して、焦点位置を第2層へ移動さ
せるために対物レンズの移動を開始するためのキックパ
ルスKPと、第2層に対する焦点制御ループに移行する
ために対物レンズの上記移動を終了させるためのブレー
キパルスBPとからなる。図2に示した球面収差補正信
号は、図16の球面収差補正レンズ群201を構成する
負及び正のレンズ群21,22をねじ送りなどの駆動方
法で移動させる場合の信号波形である。層間ジャンプ命
令に対応した信号をトリガーとして、球面収差の補正量
が第1層に適した補正量Aから所定の補正量Bになるま
で、負レンズ群21と正レンズ群22の間隔を変化させ
るための電圧が駆動手段25,26に印可される。
完了する前に、すなわち、層間ジャンプが完了するより
も前に、球面収差の補正量の変更を開始するので、第2
層に対して焦点制御を行う際には第2層に適した球面収
差補正が行われており、安定した焦点制御を行うことが
でき、層間ジャンプの失敗によって焦点制御がはずれる
ことを防ぐことができるという効果がある。
変更を開始するのとほぼ同時に焦点位置の第1層から第
2層への移動を開始することにより、層間ジャンプを短
時間に行うことができるという効果が得られる。
への移動が完了する前に、球面収差の補正量の変更を終
了させておくことにより、より安定に焦点制御を行うこ
とができるという効果がある。
かかる場合には、図3のように、球面収差の補正量の変
更が完了するより前に、焦点位置の第2層への移動を完
了させても良く、これによって、層間ジャンプにかかる
時間をより短縮できるという効果を得ることができる。
態2を説明する。本実施の形態2の光ディスク装置の基
本的構成は実施の形態1の光ディスク装置と同様である
ので、重複説明を省略する。
ジャンプ動作時の集光位置の移動と球面収差補正動作と
の手順を示したフローチャートである。
行ないながら記録又は再生動作を行なっているときに制
御回路が層間ジャンプ命令を発すると(あるいは図示し
ていない他の回路から層間ジャンプ命令を制御回路が受
けると)(ステップ811)、制御回路はまず球面収差
補正信号を発し(ステップ812)、収差補正手段は、
球面収差の補正量をジャンプ先である第2層に適する補
正量を考慮した所定の値に変更する(ステップ81
3)。その後、制御回路は層間ジャンプ信号を発し(ス
テップ814)、焦点制御手段は、焦点位置を第2層に
移動する(ステップ815)。そして、その後、第2層
に対して焦点制御を行なって情報の記録又は再生が行な
われる(ステップ816)。
面収差の補正量の変更を行うため、第2層に対する焦点
制御を行う際には第2層に適した球面収差補正がほぼ完
了しており、球面収差の悪影響を受けることなく第2層
に対して安定した焦点制御を行うことができ、層間ジャ
ンプの失敗によって焦点制御がはずれることを防ぐこと
ができるという効果がある。
信号の変化の一例を示したタイミングチャートである。
図5において横軸は時間、縦軸は電圧をそれぞれ示す。
に、上記ステップ811における層間ジャンプ命令が発
せられると、これに対応した信号をトリガーとして、ま
ず、球面収差補正信号が変化する(上記ステップ81
2)。図5に示した球面収差補正信号は、図16の球面
収差補正レンズ群201を構成する負及び正のレンズ群
21,22をねじ送りなどの駆動方法で移動させる場合
の信号波形である。層間ジャンプ命令に対応した信号を
トリガーとして、球面収差の補正量が第1層に適した補
正量Aから所定の補正量Bになるまで、負レンズ群21
と正レンズ群22の間隔を変化させるための電圧が駆動
手段25,26に印可される。続いて、層間ジャンプ信
号が変化する(上記ステップ814)。層間ジャンプ信
号は、それまで記録又は再生していた第1層に対する焦
点制御ループを脱して、焦点位置を第2層へ移動させる
ために対物レンズの移動を開始するためのキックパルス
KPと、第2層に対する焦点制御ループに移行するため
に対物レンズの上記移動を終了させるためのブレーキパ
ルスBPとからなる。
に、焦点位置の第2層への移動が完了する前に、すなわ
ち、層間ジャンプが完了するよりも前に、球面収差の補
正量の変更を開始するので、第2層に対して焦点制御を
行う際には第2層に適した球面収差補正が行われてお
り、安定した焦点制御を行うことができ、層間ジャンプ
の失敗によって焦点制御がはずれることを防ぐことがで
きるという効果がある。
に、焦点位置の第1層から第2層への移動を開始するよ
り前に、球面収差の補正量の変更を開始するので、焦点
位置が第2層に達したときの球面収差量をより確実に低
減することができ、第2層に対してより確実に安定な焦
点制御を行うことができるという効果を得ることができ
る。
正量の変更が完了してから層間ジャンプ信号を発するこ
とによって、第2層に対する焦点制御を行う際に、球面
収差の悪影響を受けることなくさらに確実に安定した焦
点制御を行うことができるという効果を得ることができ
る。
量の変更が完了するよりも前に層間ジャンプ信号を発し
て焦点位置の移動を開始しても良い。この場合、図6に
示すように、第2層への焦点位置の移動が完了する前
(即ち、第2層に対する焦点制御ループに入る前)に球
面収差の補正量の変更が完了していれば、第2層に対し
て安定な焦点制御を行うことができ、しかも、こうする
ことによって層間ジャンプに必要な時間を短縮すること
もできる。
かる場合には、図7のように、球面収差の補正量の変更
が完了するより前に、焦点位置の第2層への移動を完了
させても良く、これによって、層間ジャンプにかかる時
間をより短縮できるという効果を得ることができる。
おける各タイミングチャートでは、球面収差補正信号の
信号波形として、図16の球面収差補正レンズ群201
を構成する負及び正のレンズ群21,22をねじ送りな
どの駆動方法で移動させる場合を例示した。この場合に
は、図示したように、層間ジャンプ命令に対応した信号
をトリガーとして、所定の球面収差補正量Bに達するま
で、負及び正のレンズ群21,22の間隔を変化させる
ために電圧を印可し続ければよい。これに対して、収差
補正光学系を、図14に示す液晶収差補正素子4を用い
て構成した場合や、図16の球面収差補正レンズ群20
1を用いた光学系でもそのレンズ群の移動機構として磁
気バネを用いた場合には、球面収差補正信号の電圧値が
球面収差の補正量に対応する。従って、このような場
合、所定の球面収差補正量Bに対応する電圧を球面収差
補正信号として、図8のように層間ジャンプ信号後も継
続して印可し続ければよい(図8は、図5のタイミング
チャートにおいて、球面収差補正信号として球面収差補
正量Bに対応する電圧を印加し続ける例を示している
が、上述した他のタイミングチャートにも同様に適用す
ることができる。)。
明の各種応用例を説明する。
2層への移動が完了する前に、球面収差の補正量の変更
を開始する。従って、球面収差の補正量を変更する際の
変更量を予め決定しておくことが好ましい。ここで、
「球面収差の補正量の変更量」(以下、単に、「補正変
更量」という)とは、上記の実施の形態1,2の例で
は、変更前の補正量Aと変更後の目標値である補正量B
との差を意味する。
する適正補正量と第2層に対する適正補正量との差に設
定することができる。即ち、補正量Bを第2層に対する
適正補正量に設定することが好ましい。
間層(図17の中間層65)の厚さに合わせて補正変更
量を決めることができる。2層ディスクであれば規格等
で定められている標準的な中間層の厚さ(2層間の厚
み)に基づいて補正変更量を決めることができる。ある
いは、光ディスク装置に光ディスクを挿入した際や光デ
ィスク装置の電源を入れた際に、各層に焦点制御を行っ
て各層毎に情報信号が最良になる球面収差補正量を学習
し、取得した各層に対する球面収差補正量の差を上記補
正変更量としても良い。望ましくは、標準的な中間層の
厚さに基づいて補正変更量を暫定的に決定しておき、光
ディスク装置に光ディスクを挿入した際や光ディスク装
置の電源を入れた際に、各層に焦点制御を行って各層毎
に情報信号が最良になる球面収差補正量を学習し、取得
した各層に対する球面収差補正量の差をもとに、上記暫
定的に決定した補正変更量の修正を行なうことができ
る。上記において、球面収差の補正量の学習は、多層デ
ィスクの全ての記録層に対して行なうことが好ましい
が、全ての層ではなく1又は2以上の特定の層のみに対
して行なうこともできる。
更量を予め学習して取得することにより、さらに、安定
な層間ジャンプを実現できるという効果が得られる。標
準的な中間層の厚さに基づいて補正変更量を決めれば、
学習時間を省略又は短縮化できるので、光ディスクを挿
入した際や光ディスク装置の電源を入れた際の準備時間
の短縮化という効果を得ることができる。
て補正変更量を決めたり、学習によって得た各層に対す
る最適補正量の差から補正変更量を決めたりすることに
より(即ち、上記補正量Bを第2層に対する適正補正量
に設定することにより)、球面収差補正量の変更が完了
した時点での球面収差補正量は移動先の第2層に適した
補正量に設定されるから、第2層に対する焦点制御が安
定化し、層間ジャンプ後に速やかに第2層の記録又は再
生を行うことができるという効果が得られる。
する適正補正量と第2層に対する適正補正量との差より
小さな値に設定することもできる。即ち、上記補正量B
を、第1層に対する適正補正量と第2層に対する適正補
正量との間のある値に設定することもできる。
間層の厚さの約半分の厚さに合わせて補正変更量を決め
ることができる。あるいは、あるいは、光ディスク装置
に光ディスクを挿入した際や光ディスク装置の電源を入
れた際に、各層に焦点制御を行って各層毎に情報信号が
最良になる球面収差補正量を学習し、取得した各層に対
する球面収差補正量の差の約半分の値を上記補正変更量
としても良い。更には、標準的な中間層の厚さの約半分
の厚さに基づいて補正変更量を暫定的に決定しておき、
その後、学習によって各層毎に適正な球面収差補正量を
学習し、取得した各層に対する球面収差補正量の差の約
半分の値をもとに、上記暫定的に決定した補正変更量の
修正を行なうことができる。
る適正補正量と第2層に対する適正補正量との差より小
さな値に設定することにより、層間ジャンプ前の第1層
に対する焦点制御の安定性を確保することができるとい
う効果を得ることができる。特に、実施の形態2で述べ
たように、焦点位置の移動に先だって球面収差の補正量
の変更を開始する場合には、球面収差の補正量の変更開
始後であって焦点位置の移動開始前に、第1層に対する
焦点制御が不安定になる可能性がある。このような場合
に、上記のように補正変更量を小さく設定することで、
第1層に対する焦点制御の安定を図り焦点制御はずれを
防止できるという顕著な効果が得られる。
した場合であっても、球面収差補正量の変更を伴った層
間ジャンプ後に、改めて、再生信号が最良になるように
球面収差補正量を再調整することが好ましく、これによ
り、より安定な記録又は再生を実現できる。
するジャンプ動作を例に説明したが、本発明は3層以上
の記録層を有する多層ディスクに対しても同様に適用す
ることができる。
クの例を示す。この4層ディスク610は、光ピックア
ップ側60から順に、基材615、L1層(第1の記録
層)611、中間層617、L2層(第2の記録層)6
12、中間層617、L3層(第3の記録層)613、
中間層617、L4層(第4の記録層)614、裏面の
保護層616という順番の構成になっている。
層や4層に限定されるものではなく、2層以上のすべて
の層数について本発明は有効であり、適用可能である。
図9の4層ディスクの場合であれば、上記の説明におけ
るジャンプ前の第1層とジャンプ後の第2層とはL1層
〜L4層のいずれに考えることもできる。例えば、焦点
位置をL1層からL2層に移動する場合のように隣の層
に移動する場合に限られず、L2層からL4層に移動す
る場合や、L4層からL1層に移動する場合であって
も、本発明を適用することができる。
た光ディスク装置を具備した、あるいは実施の形態1〜
3に記した記録再生方法を用いたコンピューターの実施
の形態を示す。
30の概略構成を示した図である。図10において、1
16は上記の実施の形態1〜3のいずれかに記載した光
ディスク装置、35は情報の入力を行うための入力装置
(例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなど)、
34は前記入力装置35から入力された情報や、前記光
ディスク装置116から読み出した情報などに基づいて
演算を行う中央演算装置(CPU)などを含む演算装
置、31は前記演算装置34によって演算された結果な
どの情報を表示する出力装置(例えば、ブラウン管、液
晶表示装置、プリンターなど)である。
置35とを接続するための入力端子、32はコンピュー
ター30と出力装置31とを接続するための出力端子で
ある。
述の本発明の光ディスク装置を具備することにより、あ
るいは、上述の本発明の記録再生方法を採用することに
より、多層ディスクの層間ジャンプを安定かつ高速に行
うことができるので、情報の記録又は再生を安定かつ高
速に行うことができるという効果を有する。
た光ディスク装置を具備した、あるいは実施の形態1〜
3に記した記録再生方法を用いた光ディスクプレーヤー
の実施の形態を示す。
ーヤー37の概略構成を示した図である。図11におい
て、116は上記の実施の形態1〜3のいずれかに記載
した光ディスク装置、36は前記光ディスク装置116
から得られる情報信号を画像に変換する、情報から画像
への変換装置(例えばデコーダー)、31は前記変換装
置36によって変換された画像情報を表示する出力装置
(例えば、ブラウン管、液晶表示装置、プリンターな
ど)である。
設けられた入力端子、32は光ディスクプレーヤー37
と出力装置31とを接続するための出力端子である。
は、上述の本発明の光ディスク装置を具備することによ
り、あるいは、上述の本発明の記録再生方法を採用する
ことにより、多層ディスクの層間ジャンプを安定かつ高
速に行うことができるので、情報の再生を安定かつ高速
に行うことができるという効果を有する。
た光ディスク装置を具備した、あるいは実施の形態1〜
3に記した記録再生方法を用いた光ディスクレコーダー
の実施の形態を示す。
ーダー371の概略構成を示した図である。図12にお
いて、116は上記の実施の形態1〜3のいずれかに記
載した光ディスク装置、38は画像情報を前記光ディス
ク装置116によって記録できる情報に変換する、画像
から情報への変換装置(例えばエンコーダー)である。
ら得られる情報信号を画像に変換する、情報から画像へ
の変換装置(例えばデコーダー)36を更に備えること
により、記録時の同時モニタを行ったり、既に記録した
情報を再生することも可能となる。また、31は前記変
換装置36によって変換された画像情報を表示する出力
装置(例えば、ブラウン管、液晶表示装置、プリンター
など)である。
に設けられた入力端子、32は光ディスクレコーダー3
71と出力装置31とを接続するための出力端子であ
る。
1は、上述の本発明の光ディスク装置を具備することに
より、あるいは、上述の本発明の記録再生方法を採用す
ることにより、多層ディスクの層間ジャンプを安定かつ
高速に行うことができるので、情報の記録又は再生を安
定かつ高速に行うことができるという効果を有する。
態7の光ディスクサーバー40を説明する。図13にお
いて、光ディスク装置116は実施の形態1〜3のいず
れかに記した光ディスク装置である。無線入出力端子3
9は光ディスク装置116を用いて光ディスクに記録す
る情報を取り込んだり、光ディスク装置116を用いて
光ディスクから読み出した情報を外部に出力する無線の
受信および発信装置である。このような無線入出力端子
39を介して複数の無線受発信端子を持った機器、例え
ば、コンピューター、電話、テレビチュウナーなどと情
報をやりとりすることによって、光ディスクサーバー4
0を、これら複数の機器に共通の情報サーバー(光ディ
スクサーバー)として利用することが可能となる。
ら得られる情報信号を画像に変換する、情報から画像へ
の変換装置(例えばデコーダー)、31は前記変換装置
36によって変換された画像情報を表示する出力装置
(例えば、ブラウン管、液晶表示装置、プリンターな
ど)である。また、38は画像情報を前記光ディスク装
置116によって記録できる情報に変換する、画像から
情報への変換装置(例えばエンコーダー)である。
けられた入力端子、32は光ディスクサーバー40と出
力装置31とを接続するための出力端子である。
は、上述の本発明の光ディスク装置を具備することによ
り、あるいは、上述の本発明の記録再生方法を採用する
ことにより、多層ディスクの層間ジャンプを安定かつ高
速に行うことができるので、情報の記録又は再生を安定
かつ高速に行うことができるという効果を有する。
16として、実施の形態1〜3のいずれかの光ディスク
装置である場合を説明したが、本実施の形態の光ディス
ク装置116はこれに限定されず、本発明以外の公知の
光ディスク装置も使用できる。光ディスク装置と無線入
出力端子39とを組み合わせることによって、配線工事
を行わずに複数の機器に共通のサーバーとして利用でき
るという効果を得ることができる。
0〜12では、出力端子32には出力装置31が接続さ
れていたが、出力端子32を備え、出力装置31が接続
されていない商品形態も成立しうる。同様に、上述の実
施の形態4を示す図10では、入力端子33には入力装
置35が接続されていたが、入力端子33を備え、入力
装置35が接続されていない商品形態も成立しうる。ま
た、上述の実施の形態5〜7を示す図11〜13では入
力端子33のみを示し、入力装置は図示していないが、
キーボード、タッチパネル、又はマウスなどの公知の入
力装置を入力端子33に接続した商品形態も成立しう
る。
本発明によれば、第1層から第2層に層間ジャンプをし
て第2層に対する焦点制御を行う際には第2層に適した
球面収差補正が行われており、安定した焦点制御を行う
ことができ、層間ジャンプの失敗によって焦点制御がは
ずれることを防ぐことができる。
て、層間ジャンプ動作時の集光位置の移動と球面収差補
正動作との手順を示したフローチャートである。
て、層間ジャンプ動作における各種信号の変化の一例を
示したタイミングチャートである。
て、層間ジャンプ動作における各種信号の変化の別の例
を示したタイミングチャートである。
て、層間ジャンプ動作時の集光位置の移動と球面収差補
正動作との手順を示したフローチャートである。
て、層間ジャンプ動作における各種信号の変化の一例を
示したタイミングチャートである。
て、層間ジャンプ動作における各種信号の変化の別の例
を示したタイミングチャートである。
て、層間ジャンプ動作における各種信号の変化の更に別
の例を示したタイミングチャートである。
プ動作における各種信号の変化の更に別の例を示したタ
イミングチャートである。
視図である。
略構成図である。
の概略構成図である。
ーの概略構成図である。
の概略構成図である。
プの概略構成図である。
置の概略断面図である。
アップの要部の概略断面図である。
斜視図である。
プ動作時の集光位置の移動の手順を示したフローチャー
トである。
プ動作における各種信号の変化を示したタイミングチャ
ートである。
Claims (25)
- 【請求項1】 レーザー光源と、前記レーザー光源から
出射される光ビームを受け光ディスク上へ微小スポット
に収束させる対物レンズを含む集光光学系と、前記光デ
ィスクで反射した光ビームを受け光量に応じて電気信号
を出力する光検出器と、前記集光光学系の球面収差を制
御する収差補正光学系とを有する光ピックアップと、 前記光ディスクを回転するモーターと、 前記光ピックアップから得られる信号を受けるととも
に、前記レーザー光源と前記対物レンズと前記収差補正
光学系と前記モーターとを制御及び駆動する制御回路と
を具備し、 少なくとも第1の記録層と第2の記録層とを備えた多層
光ディスクに対して情報の記録又は再生を行なう光ディ
スク装置であって、 前記微小スポットの焦点位置の、前記第1の記録層から
前記第2の記録層への移動が完了する前に、前記球面収
差の補正量の、前記第1の記録層に適した値から所定の
値への変更を開始することを特徴とする光ディスク装
置。 - 【請求項2】 前記微小スポットの焦点位置の移動と、
前記球面収差の補正量の変更とをほぼ同時に開始するこ
とを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。 - 【請求項3】 前記微小スポットの焦点位置の移動を開
始する前に、前記球面収差の補正量の変更を開始するこ
とを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。 - 【請求項4】 前記球面収差の補正量の変更が完了した
後、前記微小スポットの焦点位置の移動を開始すること
を特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。 - 【請求項5】 前記微小スポットの焦点位置の移動途中
に、前記球面収差の補正量の変更を完了させることを特
徴とする請求項2又は3に記載の光ディスク装置。 - 【請求項6】 前記球面収差の補正量の変更が完了する
前に、前記微小スポットの焦点位置の移動を完了させる
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の光ディスク装
置。 - 【請求項7】 前記球面収差の補正量の変更量が、前記
第1の記録層と前記第2の記録層との間の標準的な中間
層の厚さに対応していることを特徴とする請求項1に記
載の光ディスク装置。 - 【請求項8】 前記球面収差の補正量の変更量が、前記
第1の記録層と前記第2の記録層との間の標準的な中間
層の厚さの約半分に対応していることを特徴とする請求
項1に記載の光ディスク装置。 - 【請求項9】 前記球面収差の補正量の変更量が、前記
光ディスク装置に前記多層光ディスクを挿入した際ある
いは前記光ディスク装置の電源を入れた際に学習して得
た、前記第1の記録層に適した球面収差の補正量と、前
記第2の記録層に適した球面収差の補正量との差である
ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。 - 【請求項10】 前記球面収差の補正量の変更量が、前
記光ディスク装置に前記多層光ディスクを挿入した際あ
るいは前記光ディスク装置の電源を入れた際に学習して
得た、前記第1の記録層に適した球面収差の補正量と、
前記第2の記録層に適した球面収差の補正量との差の約
半分であることを特徴とする請求項1に記載の光ディス
ク装置。 - 【請求項11】 レーザー光源と、前記レーザー光源か
ら出射される光ビームを受け光ディスク上へ微小スポッ
トに収束させる対物レンズを含む集光光学系と、前記光
ディスクで反射した光ビームを受け光量に応じて電気信
号を出力する光検出器と、前記集光光学系の球面収差を
制御する収差補正光学系とを有する光ピックアップと、 前記光ディスクを回転するモーターと、 前記光ピックアップから得られる信号を受けるととも
に、前記レーザー光源と前記対物レンズと前記収差補正
光学系と前記モーターとを制御及び駆動する制御回路と
を具備した光ディスク装置を用いて、 少なくとも第1の記録層と第2の記録層とを備えた多層
光ディスクに対して情報の記録又は再生を行なう記録再
生方法であって、 前記微小スポットの焦点位置の、前記第1の記録層から
前記第2の記録層への移動が完了する前に、前記球面収
差の補正量の、前記第1の記録層に適した値から所定の
値への変更を開始することを特徴とする多層光ディスク
に対する情報の記録再生方法。 - 【請求項12】 前記微小スポットの焦点位置の移動
と、前記球面収差の補正量の変更とをほぼ同時に開始す
ることを特徴とする請求項11に記載の多層光ディスク
に対する情報の記録再生方法。 - 【請求項13】 前記微小スポットの焦点位置の移動を
開始する前に、前記球面収差の補正量の変更を開始する
ことを特徴とする請求項11に記載の多層光ディスクに
対する情報の記録再生方法。 - 【請求項14】 前記球面収差の補正量の変更が完了し
た後、前記微小スポットの焦点位置の移動を開始するこ
とを特徴とする請求項13に記載の多層光ディスクに対
する情報の記録再生方法。 - 【請求項15】 前記微小スポットの焦点位置の移動途
中に、前記球面収差の補正量の変更を完了させることを
特徴とする請求項12又は13に記載の多層光ディスク
に対する情報の記録再生方法。 - 【請求項16】 前記球面収差の補正量の変更が完了す
る前に、前記微小スポットの焦点位置の移動を完了させ
ることを特徴とする請求項12又は13に記載の多層光
ディスクに対する情報の記録再生方法。 - 【請求項17】 前記球面収差の補正量の変更量が、前
記第1の記録層と前記第2の記録層との間の標準的な中
間層の厚さに対応していることを特徴とする請求項11
に記載の多層光ディスクに対する情報の記録再生方法。 - 【請求項18】 前記球面収差の補正量の変更量が、前
記第1の記録層と前記第2の記録層との間の標準的な中
間層の厚さの約半分に対応していることを特徴とする請
求項11に記載の多層光ディスクに対する情報の記録再
生方法。 - 【請求項19】 前記球面収差の補正量の変更量が、前
記光ディスク装置に前記多層光ディスクを挿入した際あ
るいは前記光ディスク装置の電源を入れた際に学習して
得た、前記第1の記録層に適した球面収差の補正量と、
前記第2の記録層に適した球面収差の補正量との差であ
ることを特徴とする請求項11に記載の多層光ディスク
に対する情報の記録再生方法。 - 【請求項20】 前記球面収差の補正量の変更量が、前
記光ディスク装置に前記多層光ディスクを挿入した際あ
るいは前記光ディスク装置の電源を入れた際に学習して
得た、前記第1の記録層に適した球面収差の補正量と、
前記第2の記録層に適した球面収差の補正量との差の約
半分であることを特徴とする請求項11に記載の多層光
ディスクに対する情報の記録再生方法。 - 【請求項21】 請求項1に記載の光ディスク装置と、 情報を入力するための入力装置又は入力端子と、 前記入力装置又は入力端子から入力された情報及び前記
光ディスク装置から再生された情報のうちの少なくとも
一つに基づいて演算を行う演算装置と、 前記入力装置又は入力端子から入力された情報、前記光
ディスク装置から再生された情報、及び前記演算装置に
よって演算された結果のうちの少なくとも一つを表示又
は出力するための出力装置又は出力端子とを備えたこと
を特徴とするコンピュータ。 - 【請求項22】 請求項1に記載の光ディスク装置と、 前記光ディスク装置から得られる情報信号を画像に変換
する、情報から画像への変換装置とを有することを特徴
とする光ディスクプレーヤー。 - 【請求項23】 請求項1に記載の光ディスク装置と、 画像情報を前記光ディスク装置を用いて記録できる情報
信号に変換する、画像から情報への変換装置とを有する
ことを特徴とする光ディスクレコーダー。 - 【請求項24】 レーザー光源と、前記レーザー光源か
ら出射される光ビームを受け光ディスク上へ微小スポッ
トに収束させる対物レンズを含む集光光学系と、前記光
ディスクで反射した光ビームを受け光量に応じて電気信
号を出力する光検出器と、前記集光光学系の球面収差を
制御する収差補正光学系とを有する光ピックアップと、
前記光ディスクを回転するモーターと、前記光ピックア
ップから得られる信号を受けるとともに、前記レーザー
光源と前記対物レンズと前記収差補正光学系と前記モー
ターとを制御及び駆動する制御回路とを具備する光ディ
スク装置と、 無線入出力端子とを備えたことを特徴とする光ディスク
サーバー。 - 【請求項25】 前記光ディスク装置が、少なくとも第
1の記録層と第2の記録層とを備えた多層光ディスクに
対して情報の記録又は再生を行なう光ディスク装置であ
って、前記微小スポットの焦点位置の、前記第1の記録
層から前記第2の記録層への移動が完了する前に、前記
球面収差の補正量の、前記第1の記録層に適した値から
所定の値への変更を開始することを特徴とする請求項2
4に記載の光ディスクサーバー。
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