JP2002157169A - Eepromアクセス装置、不揮発性メモリアクセス装置および不揮発性メモリアクセス方法 - Google Patents

Eepromアクセス装置、不揮発性メモリアクセス装置および不揮発性メモリアクセス方法

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JP2002157169A
JP2002157169A JP2000353974A JP2000353974A JP2002157169A JP 2002157169 A JP2002157169 A JP 2002157169A JP 2000353974 A JP2000353974 A JP 2000353974A JP 2000353974 A JP2000353974 A JP 2000353974A JP 2002157169 A JP2002157169 A JP 2002157169A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IICバスを介して読み書き可能なEEPR
OMに対して正しく読み書きが行われないことがあっ
た。 【解決手段】 EEPROMアクセス装置(不揮発性メ
モリアクセス装置)を、IICバス(汎用通信バス)5
0を介して読み書き可能なEEPROM(不揮発性メモ
リ)20に記憶された所定のチェックデータをEEPR
OM20から読み出すチェックデータ読み出し手段と、
チェックデータが正しく読み出されたかどうかを判定す
る判定手段と、チェックデータが正しく読み出されたと
判定されたときにEEPROM20に対して読み書きを
行うアクセス手段とから構成した。EEPROM20へ
供給される電源が不安定となった場合、EEPROM2
0に記憶されたチェックデータも正しく読み出されない
ので、EEPROM20に対して読み書きは行われな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EEPROMアク
セス装置、不揮発性メモリアクセス装置および不揮発性
メモリアクセス方法に関し、特に、汎用通信バスを介し
て読み書き可能なEEPROM等の不揮発性メモリに対
して読み書きを行うEEPROMアクセス装置、不揮発
性メモリアクセス装置および不揮発性メモリアクセス方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビジョンやビデオデッキ
等の本体に、内部に備えるEEPROMに対してIIC
バスを介して読み書きを行うEEPROMアクセス装置
が設けられている。ここで、IICバスは汎用通信バス
であり、所定の通信プロトコルを介してEEPROMに
対しEEPROMアクセス装置内のマイコンはデータの
送受信を行うことができる。そして、EEPROMには
各種設定値等のデータがデジタルデータとして記憶され
ており、適宜、マイコンにて設定値等のデータの更新が
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のEEP
ROMアクセス装置においては、以下のような課題があ
った。すなわち、本体の電源が予期しない接触不良等に
よるチャタリングを起こして不安定となると、データの
読み書き中にEEPROMへ供給される電源電圧が変動
することがある。すると、EEPROMの動作は不安定
となって、EEPROMに対して正しく読み書きが行わ
れないことがある。その結果、マイコンから出力された
データがEEPROMに正しく書き込まれなかったり、
EEPROMからデータが正しく読み出されなかったり
することになる。特に、EEPROMに設定値等のデー
タを書き込んでいる最中に電源電圧が変動すると、正し
くない設定値等がEEPROMに記憶されることにな
り、テレビジョン装置が誤動作する可能性があった。そ
こで、電源が不安定となることがあってもEEPROM
に対して正しくないデータの読み書きが行われないよう
にしたいという希望があった。また、特開平3−220
652号公報に開示されたものも知られているが、不揮
発性メモリに書き込まれたデータが正しいかどうかを判
断して記憶内容を補償するものであり、不揮発性メモリ
に対して正しくないデータの読み書きを防ぐことはでき
ない。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、電源が不安定となることがあってもEEPRO
M等の不揮発性メモリに対して正しくないデータの読み
書きを防ぐことが可能なEEPROMアクセス装置、不
揮発性メモリアクセス装置および不揮発性メモリアクセ
ス方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、IICバスを介して読み
書き可能なEEPROMに対して読み書きを行うマイコ
ンを備えるEEPROMアクセス装置であって、上記マ
イコンは、上記EEPROMに記憶された所定のチェッ
クデータが正しく読み出されたかどうかを判別するフラ
グを有し、同EEPROMから同チェックデータを読み
出し、正しく読み出したかどうかを判定し、同チェック
データを正しく読み出さなかったと判定したときにこの
フラグをセットし、同フラグがセットされているとき、
同EEPROMに対して読み書きを行わない構成として
ある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、EEPROMには、所定のチェックデー
タが記憶されている。マイコンは、このチェックデータ
をIICバスを介してEEPROMから読み出し、チェ
ックデータを正しく読み出したかどうかを判定する。チ
ェックデータを正しく読み出さなかったと判定したとき
に、フラグをセットする。そして、フラグがセットされ
ているとき、EEPROMに対して読み書きを行わな
い。言い換えると、フラグがセットされていないとき、
EEPROMに対して読み書きが行われる。EEPRO
Mへ供給される電源が不安定となった場合、EEPRO
Mの動作は不安定となって、同EEPROMからデータ
が正しく読み出されなくなる。すなわち、EEPROM
に記憶されたチェックデータも正しく読み出されないの
で、フラグがセットされ、EEPROMに対して読み書
きは行われない。したがって、電源が不安定となること
があってもEEPROMに対して正しくないデータの読
み書きを防ぐことができる。
【0007】ここで、チェックデータが正しく読み出さ
れたかどうかの判定内容を外部に知らせるようにしても
よい。その構成の一例として、請求項2にかかる発明
は、上記請求項1に記載のEEPROMアクセス装置に
おいて、上記チェックデータが正しく読み出されたかど
うかの判定内容を表示する表示回路を備え、上記マイコ
ンは、上記フラグがセットされているとき、上記表示回
路に上記判定内容を表示させるとともに、所定時間経過
後に再度、上記EEPROMから上記チェックデータを
読み出し、正しく読み出したかどうかを判定し、同チェ
ックデータが正しく読み出されたときに上記フラグをリ
セットする構成としてある。
【0008】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、EEPROMからチェックデータが正し
く読み出されなかったときに、表示回路はEEPROM
からチェックデータが正しく読み出されなかったという
判定内容を表示する。マイコンは、所定時間経過後に再
度、EEPROMからチェックデータを読み出し、正し
く読み出したかどうかを判定する。そして、マイコン
は、チェックデータが正しく読み出されたときにフラグ
をリセットする。すると、EEPROMに対して読み書
きを行うことができる。すなわち、上記判定内容が外部
に通知されるので、例えばデータ読み出しエラーとして
外部に通知することができ、利便性が向上する。また、
EEPROMに対して正しく読み書きを行うことができ
ない状態であるときには、正しく読み書きを行うことが
できる状態となるまで待ってから、読み書きが行われ
る。
【0009】ところで、IICバスのような汎用通信バ
スを介して読み書き可能な不揮発性メモリに対して読み
書きを行う装置にも、本発明を適用することが可能であ
る。そこで、請求項3にかかる発明は、汎用通信バスを
介して読み書き可能な不揮発性メモリに対して読み書き
を行う不揮発性メモリアクセス装置であって、上記不揮
発性メモリに記憶された所定のチェックデータを同不揮
発性メモリから読み出すチェックデータ読み出し手段
と、このチェックデータ読み出し手段にて上記チェック
データが正しく読み出されたかどうかを判定する判定手
段と、この判定手段にて上記チェックデータが正しく読
み出されたと判定されたときに、上記不揮発性メモリに
対して読み書きを行うアクセス手段とを具備する構成と
してある。
【0010】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、不揮発性メモリには、所定のチェックデ
ータが記憶されている。チェックデータ読み出し手段
は、このチェックデータを汎用通信バスを介して不揮発
性メモリから読み出す。すると、判定手段は、チェック
データ読み出し手段がチェックデータを正しく読み出し
たかどうかを判定する。チェックデータを正しく読み出
したと判定したときに、アクセス手段は不揮発性メモリ
に対して汎用通信バスを介して読み書きを行う。言い換
えると、不揮発性メモリに記憶された所定のチェックデ
ータが正しく読み出されなかった場合、不揮発性メモリ
に対して読み書きは行われない。不揮発性メモリへ供給
される電源が不安定となった場合、不揮発性メモリの動
作は不安定となって、同不揮発性メモリからデータが正
しく読み出されなくなる。すなわち、不揮発性メモリに
記憶されたチェックデータも正しく読み出されないの
で、不揮発性メモリに対して読み書きは行われない。し
たがって、電源が不安定となることがあっても、不揮発
性メモリに対して正しくないデータを書き込んだり、不
揮発性メモリから正しくないデータを読み出したりする
ことを防ぐことができる。
【0011】ここで、本発明を適用可能な不揮発性メモ
リは、汎用通信バスを介して読み書き可能で、不揮発性
であれば、様々なものが適用可能である。例えば、上述
のEEPROMの他、電池でバックアップされたRAM
を適用することができる。判定手段は、チェックデータ
読み出し手段にてチェックデータが正しく読み出された
かどうかを判定することができればよく、その構成は様
々可能である。例えば、所定の1バイトのコードをチェ
ックデータとして不揮発性メモリの所定のアドレスに記
憶させておき、このアドレスに格納されたデータを読み
出して記憶させたコードと同じかどうかを判断すること
により、チェックデータが正しく読み出されたかどうか
を判定することができる。また、本不揮発性メモリアク
セス装置を設けた本体の種類に応じて異なるコードをチ
ェックデータとして不揮発性メモリに記憶させておき、
本体の種類に応じて異なるコードに基づいてチェックデ
ータが正しく読み出されたかどうかを判定してもよい。
さらに、チェックデータは複数バイトのコードから構成
されてもよいし、1ビットないし数ビットのコードから
構成されてもよい。
【0012】また、判定手段の判定内容に基づいてアク
セス手段が不揮発性メモリに対して読み書きを行う具体
的な構成の一例として、請求項4にかかる発明は、上記
請求項3に記載の不揮発性メモリアクセス装置におい
て、上記判定手段は、上記チェックデータが正しく読み
出されたかどうかを判別するフラグを有し、同チェック
データが正しく読み出されなかったと判定したときにこ
のフラグをセットし、上記アクセス手段は、上記フラグ
がセットされているとき、上記不揮発性メモリに対して
読み書きを行わない構成としてある。
【0013】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、判定手段は、チェックデータ読み出し手
段にて不揮発性メモリからチェックデータが正しく読み
出されなかったと判定したとき、フラグをセットする。
そして、フラグがセットされているとき、アクセス手段
は不揮発性メモリに対して読み書きを行わない。言い換
えると、フラグがセットされていないとき、不揮発性メ
モリに対して読み書きが行われる。すなわち、チェック
データが正しく読み出されたときに、不揮発性メモリに
対して読み書きが行われる。
【0014】さらに、判定手段にて行われたチェックデ
ータが正しく読み出されたかどうかの判定内容を外部に
知らせるようにしてもよい。その構成の一例として、請
求項5にかかる発明は、上記請求項3または請求項4の
いずれかに記載の不揮発性メモリアクセス装置におい
て、上記判定手段は、上記チェックデータが正しく読み
出されたかどうかの判定内容を表示する表示手段を備え
る構成としてある。
【0015】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、表示手段は、チェックデータが正しく読
み出されたかどうかの判定内容を表示する。すなわち、
判定手段が行う判定内容が外部に知らされる。その結
果、チェックデータが正しく読み出されなかったと判定
されたときに例えばデータ読み出しエラーとして外部に
知らせることができ、利便性が向上する。
【0016】ここで、表示手段はチェックデータが正し
く読み出されたかどうかの判定内容を表示することがで
きればよく、様々な構成が可能である。例えば、ブラウ
ン管モニタから判定内容を表示する回路であってもよい
し、判定内容に応じて点灯あるいは消灯する発光ダイオ
ードであってもよい。また、チェックデータが正しく読
み出されなかったと判定されたことだけを表示してもよ
いし、チェックデータが正しく読み出されたことだけを
表示してもよいし、両判定内容をともに表示してもよ
い。むろん、チェックデータが正しく読み出されたかど
うかの判定内容を表示手段にて知らせる構成とするのは
一例にすぎない。例えば、判定内容を音声で出力しても
よく、その構成は様々可能である。
【0017】ところで、アクセス手段は、判定手段にて
チェックデータが正しく読み出されたと判定されたとき
に、不揮発性メモリに対して読み書きを行うことができ
ればよい。ここで、チェックデータが正しく読み出され
なかったときには、不揮発性メモリからチェックデータ
が正しく読み出される状態となったときに読み書きを行
うことができると好都合である。そこで、請求項6にか
かる発明は、上記請求項3〜請求項5のいずれかに記載
の不揮発性メモリアクセス装置において、上記アクセス
手段は、上記判定手段にて上記チェックデータが正しく
読み出されなかったと判定されたときに、所定時間経過
後に再度、上記判定手段に、上記チェックデータ読み出
し手段に上記不揮発性メモリから読み出させた上記チェ
ックデータが正しく読み出されたかどうかを判定させ、
同チェックデータが正しく読み出されたと判定されたと
きに同不揮発性メモリに対して読み書きを行う構成とし
てある。
【0018】上記のように構成した請求項6にかかる発
明においては、不揮発性メモリからチェックデータが正
しく読み出されなかったと判定されたとき、アクセス手
段は、所定時間経過後に再度、判定手段に、チェックデ
ータ読み出し手段に不揮発性メモリからチェックデータ
を読み出させて同チェックデータが正しく読み出された
かどうかを判定させる。そして、同チェックデータが正
しく読み出されたと判定されたときに不揮発性メモリに
対して読み書きを行う。すなわち、不揮発性メモリに対
して正しく読み書きを行うことができない状態であると
きには、正しく読み書きを行うことができる状態となる
まで待ってから、読み書きが行われる。
【0019】また、判定手段にてチェックデータが正し
く読み出されたと判定されたときに行う処理の別の一例
として、請求項7にかかる発明は、上記請求項3〜請求
項6のいずれかに記載の不揮発性メモリアクセス装置に
おいて、上記アクセス手段は、上記判定手段にて上記チ
ェックデータが正しく読み出されなかったと判定された
ときに、上記不揮発性メモリのデータを初期化する構成
としてある。
【0020】上記のように構成した請求項7にかかる発
明においては、不揮発性メモリからチェックデータが正
しく読み出されなかったと判定されたとき、不揮発性メ
モリのデータが初期化される。すなわち、不揮発性メモ
リに対して正しく読み書きを行うことができない状態と
なったときには、不揮発性メモリのデータを初期化する
ことができる。
【0021】さらに、判定手段にてチェックデータが正
しく読み出されたかどうかを繰り返し判定する場合に不
揮発性メモリに対して読み書きを行う構成の一例とし
て、請求項8にかかる発明は、上記請求項3〜請求項7
のいずれかに記載の不揮発性メモリアクセス装置におい
て、上記アクセス手段は、上記判定手段に、上記チェッ
クデータ読み出し手段に上記不揮発性メモリから読み出
させた上記チェックデータが正しく読み出されたかどう
かを複数回判定させ、同チェックデータが同複数回とも
正しく読み出されたと判定されたときに同不揮発性メモ
リに対して読み書きを行う構成としてある。
【0022】上記のように構成した請求項8にかかる発
明においては、判定手段は、チェックデータ読み出し手
段に不揮発性メモリからチェックデータを複数回読み出
させ、それぞれ正しく読み出されたかどうかを判定す
る。そして、同チェックデータが同複数回とも正しく読
み出されたと判定されたとき、アクセス手段は不揮発性
メモリに対して読み書きを行う。したがって、より確実
に不揮発性メモリに対して正しくないデータの読み書き
を防ぐことができる。
【0023】ここで、不揮発性メモリからチェックデー
タが正しく読み出されたかどうかの判定は、常時行って
もよいし、本不揮発性メモリアクセス装置を設けた本体
の動作状態等に応じて行ってもよい。そこで、請求項9
にかかる発明は、上記請求項3〜請求項8のいずれかに
記載の不揮発性メモリアクセス装置において、上記アク
セス手段は、上記不揮発性メモリに対して電源の供給が
開始されたとき、上記判定手段に、上記チェックデータ
読み出し手段に同不揮発性メモリから読み出させた上記
チェックデータが正しく読み出されたかどうかを判定さ
せ、同チェックデータが正しく読み出されたと判定され
たときに同不揮発性メモリに対して読み書きを行う構成
としてある。
【0024】上記のように構成した請求項9にかかる発
明においては、不揮発性メモリに対して電源の供給が開
始されたとき、上記判定が行われる。すなわち、不揮発
性メモリに対して電源の供給が開始されてから不揮発性
メモリに対して正しく読み書きを行うことができない状
態である期間は読み書きが行われず、正しく読み書きを
行うことができる状態となってから読み書きが行われ
る。
【0025】また、請求項10にかかる発明は、上記請
求項3〜請求項9のいずれかに記載の不揮発性メモリア
クセス装置において、上記アクセス手段は、外部から入
力されるリセット信号がオンとなったとき、上記判定手
段に、上記チェックデータ読み出し手段に上記不揮発性
メモリから読み出させた上記チェックデータが正しく読
み出されたかどうかを判定させ、同チェックデータが正
しく読み出されたと判定されたときに同不揮発性メモリ
に対して読み書きを行う構成としてある。
【0026】上記のように構成した請求項10にかかる
発明においては、外部から入力されるリセット信号がオ
ンとなったとき、上記判定が行われる。すなわち、本不
揮発性メモリアクセス装置にリセットがかけられた状態
となったとき、不揮発性メモリに対して正しく読み書き
を行うことができる状態となるまで待ってから読み書き
が行われる。
【0027】上述のように、不揮発性メモリに対して正
しく読み書きを行うことができるかどうかを判定して読
み書きを行う手法は、必ずしも実体のある装置に限られ
る必要もない。そこで、その一例として、請求項11に
かかる発明は、汎用通信バスを介して読み書き可能な不
揮発性メモリに対して読み書きを行う不揮発性メモリア
クセス方法であって、上記不揮発性メモリに記憶された
所定のチェックデータを同不揮発性メモリから読み出す
チェックデータ読み出し工程と、このチェックデータ読
み出し工程にて上記チェックデータが正しく読み出され
たかどうかを判定する判定工程と、この判定工程にて上
記チェックデータが正しく読み出されたと判定されたと
きに、上記不揮発性メモリに対して読み書きを行うアク
セス工程とを具備する構成としてある。すなわち、必ず
しも実体のある装置に限らず、方法としても有効であ
り、請求項4〜請求項10に記載された装置構成を当該
方法に対応させることが可能であることは言うまでもな
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、電源が
不安定となることがあってもEEPROMに対して正し
くないデータの読み書きを防ぐことが可能なEEPRO
Mアクセス装置を提供することができる。また、請求項
2にかかる発明によれば、チェックデータが正しく読み
出されたかどうかの判定内容を外部に知らせることがで
き、利便性を向上させることができるとともに、EEP
ROMに対して正しく読み書きを行うことができない状
態であるときには正しく読み書きを行うことができる状
態となるまで待ってから読み書きを行うことが可能とな
る。
【0029】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
電源が不安定となることがあってもEEPROM等の不
揮発性メモリに対して正しくないデータの読み書きを防
ぐことが可能な不揮発性メモリアクセス装置を提供する
ことができる。さらに、請求項4にかかる発明によれ
ば、チェックデータが正しく読み出されたときに不揮発
性メモリに対して読み書きを行う具体例を提供すること
ができる。さらに、請求項5にかかる発明によれば、チ
ェックデータが正しく読み出されたかどうかの判定内容
を外部に知らせることができ、利便性を向上させること
ができる。
【0030】さらに、請求項6にかかる発明によれば、
不揮発性メモリに対して正しく読み書きを行うことがで
きない状態であるときには、正しく読み書きを行うこと
ができる状態となるまで待ってから、読み書きを行うこ
とが可能となる。さらに、請求項7にかかる発明によれ
ば、不揮発性メモリに対して正しく読み書きを行うこと
ができない状態となったときには、不揮発性メモリのデ
ータを初期化することが可能となる。さらに、請求項8
にかかる発明によれば、より確実に不揮発性メモリに対
して正しくないデータの読み書きを防ぐことが可能とな
る。
【0031】さらに、請求項9にかかる発明によれば、
不揮発性メモリに対して電源の供給が開始されたとき、
不揮発性メモリに対して正しく読み書きを行うことがで
きる状態となるまで待ってから読み書きを行うことが可
能となる。さらに、請求項10にかかる発明によれば、
本不揮発性メモリアクセス装置にリセットがかけられた
状態となったとき、不揮発性メモリに対して正しく読み
書きを行うことができる状態となるまで待ってから読み
書きを行うことが可能となる。さらに、請求項11にか
かる発明によれば、電源が不安定となることがあっても
EEPROM等の不揮発性メモリに対して正しくないデ
ータの読み書きを防ぐことが可能な不揮発性メモリアク
セス方法を提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に
かかるEEPROMアクセス装置(不揮発性メモリアク
セス装置)100を適用したテレビジョン装置の概略構
成をブロック図により示している。同図において、汎用
通信バスであるIICバス50には、内部機器を集中的
に制御する主制御手段であるマイコン10と、設定デー
タなどを記憶したEEPROM20と、テレビジョン放
送電波を受信するチューナ30と、受信されたテレビジ
ョン放送電波に基づいて映像信号や音声信号を復元して
図示しない高圧回路や音声増幅回路へと出力する1チッ
プIC40とが接続されている。これらは、テレビジョ
ン装置に設けられた+5V等の図示しない直流の電源を
供給され、動作する。また、これらはIICバス50を
介して、所定の通信プロトコルによって双方向のシリア
ルデータ通信を行うようになっている。
【0033】IICバス50は、データラインDATA
とクロックラインCLKとから構成されている。クロッ
クラインCLKには、IICバス50に接続されたマイ
コン10やEEPROM20やチューナ30や1チップ
IC40の制御タイミングを規定するための所定周波数
のクロック信号が、図示しない発振回路から入力されて
いる。そして、主にマイコン10からの通信制御によっ
て、EEPROM20やチューナ30や1チップIC4
0は、クロックラインCLKからクロック信号を基準と
しながらデータラインDATAを介して通信データを送
受信している。
【0034】チューナ30は、マイコン10からIIC
バス50を介して受信周波数のデジタルデータを入手
し、アンテナ31を介して所望チャンネルのテレビジョ
ン放送信号を選択受信する。このデジタルデータは、予
めチャンネル毎にプリセットされて受信周波数としてE
EPROM20に格納されている。そして、マイコン1
0が操作パネル61や図示しないリモコンの操作に応じ
たチャンネルの受信周波数をEEPROM20から読み
出し、チューナ30に送信する。
【0035】チューナ30は、いわゆる電圧シンセサイ
ザを採用したチューナであり、IICバス50を介して
制御可能となっている。通常のチューナは同調電圧(V
0)用のポテンションメータと、VHFローバンド(V
L)、VHFハイバンド(VH)およびUHF(U)の
バンド切換スイッチとを備え、これらを適宜設定するこ
とにより所望の受信周波数に応じた信号を受信する。本
チューナ30はこれらの機械的な構成を含まず、マイコ
ン10からIICバス50を介してこれらの設定値を入
手し、同設定値に対応した受信周波数のテレビジョン放
送信号をアンテナ31を介して受信する。同時に、同テ
レビジョン放送信号から中間周波信号(IF)を生成
し、1チップIC40に出力する。
【0036】1チップIC40は、チューナ30からの
中間周波信号に対する信号処理回路を1チップのICで
構成したものである。1チップIC40の内部には、図
示しない映像中間周波増幅回路、音声信号処理回路、カ
ラー信号処理回路、映像信号処理回路、偏向信号処理回
路などが備えられている。そして、1チップIC40か
らの映像信号はオンスクリーンディスプレイ回路11を
介してブラウン管モニタ12に供給され、映像表示され
るようになっている。また、1チップIC40からの音
声信号は、音声増幅器41に供給されて増幅され、その
後スピーカ42に供給されて、音声出力されるようにな
っている。
【0037】マイコン10は、計時を行うタイマ回路1
3や、図示しないCPU、ROM、RAM、A/Dコン
バータ等を内蔵している。そして、内蔵するROMに記
憶された所定のプログラムに基づいて、テレビジョン装
置全体の制御を行っている。マイコン10には、操作パ
ネル61や、本体機外の図示しないリモコン送信機から
リモコン信号を受信するリモコン信号受信部62や、1
チップIC40に接続されたオンスクリーンディスプレ
イ回路11とが直に接続されている。オンスクリーンデ
ィスプレイ回路11は、利用者の操作パネル61あるい
はリモコン送信機の操作内容に応じ、マイコン10から
の表示信号を1チップIC40からの映像信号に重ね合
わせて、ブラウン管モニタ12に出力する。したがっ
て、利用者は、ブラウン管モニタ12の表示内容に従っ
てチャンネル切り替えや音量調節などの所定の操作を行
うことができる。
【0038】EEPROM20には、上述したチューナ
30に対する受信周波数のプリセットデータの他、コン
トラスト、明るさ等、上記の制御に必要な設定値等のデ
ータが記憶されている。そして、EEPROM20を含
むテレビジョン装置に電源が供給されている間、適宜、
これらの設定値等のデータが更新される。また、操作パ
ネル61に設けられた電源ボタン61aが押されて電源
オフにされるときや、マイコン10がリセット動作を行
うときも、設定値等のデータの更新が行われる。また、
マイコン10のリセット端子には、所定の状態となった
ときにオンとなるリセット信号を出力するリセットIC
63が接続されている。リセットIC63は、操作パネ
ル61にも接続されており、操作パネル61から出力さ
れる電源オンに対応する信号を入手すると、出力するリ
セット信号をオンにする。図示していないが、テレビジ
ョン装置の電源電圧が一定時間一定電圧以下となる場合
も、出力するリセット信号をオンにする。このリセット
信号は負論理となっており、ハイレベルがオフであり、
ローレベルがオンである。リセット信号がローレベルと
なってオンとなると、マイコン10はリセット処理を開
始し、EEPROM20に対してデータの更新を行う。
【0039】ここで、IICバス50を介してEEPR
OM20に対して読み書きを行うときのマイコン10が
データラインDATAに出力する信号は、例えば、図2
に示すタイミングチャートのようになる。図2では、E
EPROM20にデータを書き込む場合、マイコン10
はデータラインDATAに出力する信号をハイレベルか
らローレベルに切り替えて読み書き動作を開始させ(タ
イミングT1)、クロックラインCLKがローレベルから
ハイレベルに切り替わるタイミングに合わせてアドレス
データを出力し、その後、書き込みデータを出力してい
る。アドレスデータには、EEPROM20内のデータ
の格納位置を表すアドレスの他、EEPROM20に対
して書き込みを行うのか読み出しを行うのかを表すビッ
トデータも含まれている。このビットデータは、例え
ば、アドレスデータの最終ビットのデータが割り当てら
れ、「1」であればEEPROM20に対して書き込み
を意味するデータ、「0」であればEEPROM20に
対して読み出しを意味するデータとされている。したが
って、EEPROM20はこのビットデータが「1」で
あるか「0」であるかにより、入力される書き込みデー
タを内部に書き込んだり、内部に記憶したデータを読み
出しデータとして出力することができる。
【0040】ところで、テレビジョン装置の電源が予期
しない接触不良等によるチャタリングを起こして不安定
となると、データの読み書き中にEEPROM20へ供
給される電源電圧が変動することがある。すると、EE
PROM20の動作は不安定となる。EEPROM20
は、IICバス50を介してシリアルデータ通信を行う
ため、所定の通信プロトコルに従ってマイコン10から
出力される上記アドレスデータや書き込みデータを正確
に認識することができないことがある。その結果、従来
のEEPROMアクセス装置では、マイコン10から出
力された書き込みデータがEEPROM20に正しく書
き込まれなかったり、EEPROM20から読み出しデ
ータが正しく読み出されなかったりしていた。特に、E
EPROM20に設定値等のデータを書き込んでいる最
中に電源電圧が変動すると、正しくない設定値等がEE
PROM20に記憶されることになり、テレビジョン装
置が誤動作する可能性があった。そこで、電源が不安定
となることがあってもEEPROM20に対して正しく
ないデータの読み書きが行われないように、マイコン1
0とオンスクリーンディスプレイ回路11とブラウン管
モニタ12とから本発明にいうEEPROMアクセス装
置100を構成した。
【0041】図3は、EEPROMアクセス装置100
の構成を模式的に示している。同図において、EEPR
OM20は、所定のアドレスに本発明にいうチェックデ
ータが格納されている。本実施形態では、チェックデー
タを1バイトすなわち8ビットのデータとしている。こ
のチェックデータのコードは、2進数で「0」と「1」
が交互に含まれる2進数で「01010101」(16
進数で「55」)とされている。以下、断りがない限り
16進数のコードで説明する。むろん、チェックデータ
のコードは様々に設定可能であり、テレビジョン装置の
機種やバージョン等に応じて異なるコードとしてもよ
い。この場合、テレビジョン装置に間違ったEEPRO
Mが実装されたときにこの間違いを検出することが可能
となる。
【0042】一方、マイコン10が内蔵するROMには
チェックデータのコード「55」が記憶されているとと
もに、同マイコン10が内蔵するRAMにはEEPRO
M20からチェックデータが正しく読み出されたかどう
かを判別するフラグが設けられている。なお、フラグが
「1」であればチェックデータが正しく読み出されなか
った状態であり、フラグが「0」であればチェックデー
タが正しく読み出された状態である。
【0043】このフラグをセットまたはリセットするた
めに、内蔵するタイマ回路13が出力する割込信号を利
用して、マイコン10は0.2秒毎にタイマ割込をかけ
て判定処理を行っている。なお、タイマ回路13が出力
する割込信号の周期は様々に設定可能であり、例えば、
0.05秒程度毎であってもよいし、0.5秒程度毎で
あってもよい。また、操作パネル61に設けられた電源
ボタン61aが電源オン時に押されてオフにされたとき
や、マイコン10がリセット動作を行うときも、割込を
かけて判定処理を行うようになっている。
【0044】電源ボタン61aは、弾性部材にて付勢さ
れて支持されるとともに、押圧面を操作パネル61の表
面に向けたキートップを有している。このキートップが
電源オン時に押されたとき、キートップの押圧面とは反
対側に配置されている接点が導通する。そこで、操作パ
ネル61は、この接点が導通したことを検出して電源オ
フに対応する信号を作成し、マイコン10に対して出力
する。マイコン10は、電源オフに対応する信号を入手
すると、割込をかけて判定処理を行う。
【0045】一方、電源ボタン61aのキートップが電
源オフ時に押されたとき、操作パネル61は、電源ボタ
ン61aの接点が導通したことを検出し、今度は電源オ
ンに対応する信号を作成し、リセットIC63に対して
出力する。リセットIC63は、電源オンに対応する信
号を入手すると、出力しているリセット信号をハイレベ
ルからローレベルに切り替えてオンにする。オンとなっ
たリセット信号はマイコン10のリセット端子に入力さ
れるので、マイコン10は割込をかけて判定処理を行
う。なお、テレビジョン装置の電源電圧が一定時間一定
電圧以下となった場合も、出力しているリセット信号を
ハイレベルからローレベルに切り替えてオンにする。す
なわち、マイコン10は、電源電圧が一定時間一定電圧
以下となった場合も割込をかけて判定処理を行う。
【0046】マイコン10は、割込をかけて判定処理を
開始すると、EEPROM20からチェックデータを読
み出す(ステップS105)。より具体的にいうと、チ
ェックデータが格納されたアドレスと書き込みを意味す
るビットデータとからアドレスデータを作成し、図2で
示したタイミングに従って、IICバス50を介してE
EPROM20に出力する。すると、EEPROM20
はチェックデータが格納されたアドレスからチェックデ
ータを出力するので、マイコン10はEEPROM20
から出力されたチェックデータを取得する。すなわち、
EEPROM20に記憶された所定のチェックデータを
同EEPROM20から読み出すステップS105の処
理は、本発明にいうチェックデータ読み出し手段を構成
している。
【0047】次に、マイコン10はEEPROM20か
らチェックデータが正しく読み出されたかどうかを判定
し、チェックデータが正しく読み出されなかったと判定
したときにフラグをセットし、正しく読み出されたと判
定したときにフラグをリセットする(ステップS11
0)。より具体的にいうと、読み出したチェックデータ
が内蔵するROMに記憶されたコード「55」と一致す
るかどうかを判断し、一致しない場合にフラグに「1」
を代入し、一致した場合にフラグに「0」を代入する。
むろん、ステップS110ではEEPROM20からチ
ェックデータが正しく読み出されたかどうかを判定する
ことができればよいため、内蔵するROMにコード「A
A」(2進数で「10101010」)を記憶させ、読
み出したチェックデータの各ビットを反転させてROM
に記憶されたコード「AA」と一致するかどうかを判断
するようにしてもよい。
【0048】ステップS110では、同時に、チェック
データが正しく読み出されなかったと判定したときに
「読み出しエラー」という内容の表示信号をオンスクリ
ーンディスプレイ回路11に出力し、ブラウン管モニタ
12に「読み出しエラー」を表示させる。そして、判定
処理を終了する。むろん、チェックデータが正しく読み
出されたかどうかの判定内容を表示して知らせる構成と
するのは一例にすぎず、その構成は様々可能である。例
えば、マイコン10と1チップIC40とを直に接続
し、判定内容を1チップIC40と音声増幅器41とを
介してスピーカ42から音声で出力するようにしてもよ
い。このように、EEPROM20からチェックデータ
が正しく読み出されたかどうかを判定するステップS1
10の処理は、本発明にいう判定手段を構成している。
また、チェックデータが正しく読み出されたかどうかの
判定内容を表示するオンスクリーンディスプレイ回路1
1とブラウン管モニタ12とは、本発明にいう表示回路
(表示手段)を構成している。そして、ステップS10
5〜S110の処理は、0.2秒毎に繰り返し行われる
ことになる。
【0049】上述のフラグを利用して、マイコン10は
EEPROM20に対して適宜読み書き処理を行ってい
る。なお、内蔵するタイマ回路13が出力する上述の割
込信号を利用して、マイコン10は0.2秒毎のタイマ
割込時にも読み書き処理を行っている。むろん、内蔵す
るタイマ回路13が出力する割込信号の周期は様々に設
定可能である。また、操作パネル61に設けられた電源
ボタン61aが電源オン時に押されてオフにされたとき
や、マイコン10がリセット動作を行うときも、割込を
かけて読み書き処理を行うようになっている。ここで、
読み書き処理を行う割込と判定処理を行う割込とは同時
期となっているが、判定処理が優先して行われる。すな
わち、EEPROM20に対して電源の供給が開始され
たときやマイコン10に入力されるリセット信号がオン
となったとき、マイコン10はリセット動作の中で判定
処理と読み書き処理を連続して行う。
【0050】マイコン10は、読み書き処理を開始する
と、フラグがセットされているかどうかを判断する(ス
テップS115)。フラグがセットされていないと判断
した場合は、EEPROM20からチェックデータが正
しく読み出されたと判定した状態であるので、EEPR
OM20に対して読み書きを行い(ステップS12
0)、読み書き処理を終了する。一方、ステップS11
5にてフラグがセットされていると判断した場合は、E
EPROM20からチェックデータが正しく読み出され
なかったと判定した状態である。そこで、EEPROM
20に対して読み書きを行わず、読み書き用に作成した
データを一時的に内蔵するRAMに退避させ(ステップ
S125)、読み書き処理を終了する。すなわち、チェ
ックデータが正しく読み出されたと判定されたときにE
EPROM20に対して読み書きを行うステップS11
5〜S125の処理は、本発明にいうアクセス手段を構
成している。
【0051】なお、EEPROM20に対して読み書き
を行わなかったとき、次回のタイマ割込時で読み書き処
理を行う直前にRAMから一時退避させた読み書き用の
データを読み出した後、読み出し処理を行う。このと
き、判定処理にてEEPROM20からチェックデータ
が正しく読み出されたと判定されて、フラグがリセット
されていると、ステップS120にてEEPROM20
に対する読み書きが行われる。すなわち、チェックデー
タが正しく読み出されなかったと判定されたときに、所
定時間(0.2秒)経過後に再度、EEPROM20か
ら読み出されたチェックデータが正しく読み出されたか
どうかを判定させ、同チェックデータが正しく読み出さ
れたと判定されたときにEEPROM20に対して読み
書きを行う別の意味でのアクセス手段が構成されてい
る。
【0052】以下、EEPROMアクセス装置100が
行う動作を、図4と図5のフローチャートに基づいて説
明する。なお、図4と図5のフローが行われる前提とし
て、EEPROM20には所定のアドレスにチェックデ
ータのコード「55」が格納され、マイコン10が内蔵
するROMにもチェックデータのコード「55」が記憶
されている。図4は、マイコン10が行う判定処理をフ
ローチャートにより示している。判定処理を開始する
と、図2で示したタイミングに従って、EEPROM2
0からチェックデータを読み出す(ステップS20
5)。次に、読み出したチェックデータが内蔵するRO
Mに記憶されたコード「55」と一致するかどうかを判
断する(ステップS210)。一致した場合は、EEP
ROM20からチェックデータが正しく読み出されたこ
とになるので、フラグに「0」を代入し(ステップS2
15)、フラグをリセットして、本フローを終了する。
【0053】一方、チェックデータがコード「55」と
一致しなかった場合は、EEPROM20からチェック
データが正しく読み出されなかったことになるので、フ
ラグに「1」を代入し(ステップS220)、フラグを
セットする。そして、「読み出しエラー」という内容の
表示信号をオンスクリーンディスプレイ回路11に出力
し、ブラウン管モニタ12に「読み出しエラー」を表示
させ(ステップS225)、本フローを終了する。した
がって、EEPROM20からチェックデータが正しく
読み出されなかったこと、すなわち、EEPROMに対
して正しく読み書きを行うことができない状態であるこ
とが利用者に通知されるので、利便性が向上する。
【0054】図5は、マイコン10が行う読み書き処理
をフローチャートにより示している。読み書き処理を開
始すると、内蔵するRAMに一時的に退避させた読み書
き用のデータがあるかどうかを判断する(ステップS3
05)。退避させた読み書き用のデータがあれば読み出
し(ステップS310)、なければステップS315に
進む。そして、フラグが「1」であるかどうかを判断す
る(ステップS315)。フラグが「1」でない場合
は、フラグがリセットされている状態であり、EEPR
OM20からチェックデータが正しく読み出されたと判
定した状態であるので、EEPROM20に対して読み
書きを行い(ステップS320)、読み書き処理を終了
する。一方、フラグが「1」である場合は、フラグがセ
ットされている状態であり、EEPROM20からチェ
ックデータが正しく読み出されなかったと判定した状態
であるので、EEPROM20に対して読み書きを行わ
ない。そして、読み書き用に作成したデータを一時的に
内蔵するRAMに退避させ(ステップS325)、読み
書き処理を終了する。
【0055】なお、EEPROM20に対して読み書き
を行わなかったとき、次回のタイマ割込時でステップS
310が行われ、RAMから一時退避させた読み書き用
のデータを読み出す。そして、判定処理にてEEPRO
M20からチェックデータが正しく読み出されたと判定
されて、フラグが「1」から「0」に変わっていると、
ステップS320にてEEPROM20に対する読み書
きが行われる。したがって、EEPROM20に対して
正しく読み書きを行うことができない状態であるときに
は、正しく読み書きを行うことができる状態となるまで
待ってから、読み書きが行われる。
【0056】ここで、EEPROM20へ供給される電
源が不安定となった場合、EEPROM20の動作は不
安定となって、同EEPROM20からデータが正しく
読み出されなくなる。すなわち、EEPROM20に記
憶されたチェックデータも正しく読み出されない。する
と、フラグがセットされ、EEPROM20に対して読
み書きは行われない。したがって、電源が不安定となる
ことがあっても、EEPROMに対して正しくないデー
タを書き込んだり、EEPROMから正しくないデータ
を読み出したりすることを防ぐことができる。
【0057】ところで、上述の実施形態ではEEPRO
Mからチェックデータが正しく読み出されたかどうかを
判別するフラグを用いていたが、このフラグを用いなく
てもEEPROMに対して正しくないデータの読み書き
を防ぐ処理を行うことは可能である。図6は、本発明の
第二の実施形態にかかるEEPROMアクセス装置に設
けられたマイコンが行う処理をフローチャートにより示
している。本フローは、EEPROMからチェックデー
タを0.05秒の間隔をあけて3回連続して読み出し、
チェックデータが3回とも正しく読み出されたと判定さ
れたとき、EEPROMに対して読み書きを行ってい
る。また、EEPROMからチェックデータが正しく読
み出されなかったと判定したときには、EEPROMの
データを初期化するようにしている。なお、本フロー
は、タイマ割込を利用せず、EEPROMに対して読み
書きを行う必要が生じたときに適宜行われる。操作パネ
ル61に設けられた電源ボタン61aが電源オン時に押
されてオフにされたときや、マイコン10がリセット動
作を行うときにも、行われるようになっている。
【0058】図において、まず、内蔵するRAMに設け
られたカウンタに「0」を代入する(ステップS40
5)。次に、カウンタに「1」を加え(ステップS41
0)、図2で示したタイミングに従って、EEPROM
からチェックデータを読み出す(ステップS415)。
すなわち、ステップS415の処理は、チェックデータ
読み出し手段を構成する。そして、読み出したチェック
データが正しいかどうかを判断する(ステップS42
0)。次に、カウンタが「3」よりも小さいかどうかを
判断する(ステップS425)。カウンタが「3」より
も小さければ、EEPROMからチェックデータを3回
連続して読み出していないので、0.05秒間ウエイト
をかけて処理を一時的に中断し(ステップS430)、
再びステップS410以降の処理を行う。カウンタが
「3」よりも小さくなければ、EEPROMからチェッ
クデータを3回連続して読み出したことになるので、ス
テップS435に進む。すなわち、ステップS420〜
S430の処理は、判定手段を構成する。ステップS4
35では、EEPROMに対して読み書きを行い、読み
書き処理を終了する。
【0059】一方、ステップS420にて読み出したチ
ェックデータが正しくないと判定した場合、EEPRO
Mのデータを初期化する処理を行う(ステップS44
0)。より具体的にいうと、図示していないが再度EE
PROM20からチェックデータを読み出し、チェック
データが正しく読み出されたことを確認した後、内蔵す
るROMに記憶されている設定値等のデータを読み出し
てEEPROM20に書き込む処理を行う。そして、読
み書き処理を終了する。すなわち、ステップS435と
ステップS440の処理は、アクセス手段を構成する。
【0060】このように、本フローではEEPROMか
らチェックデータを0.05秒の間隔をあけて3回連続
して読み出し、チェックデータが3回とも正しく読み出
されたと判定されたときEEPROMに対して読み書き
を行うので、より確実にEEPROMに対して正しくな
いデータの読み書きを防ぐことができる。また、EEP
ROMからチェックデータが正しく読み出されなかった
と判定したときには、EEPROMのデータを初期化す
ることができる。
【0061】以上説明したように、本発明によると、E
EPROMに対して正しくないデータを書き込んだり、
EEPROMから正しくないデータを読み出したりする
ことを防ぐことができる。むろん、IICバスを介して
読み書き可能なEEPROM以外にも、汎用通信バスを
介して読み書き可能で不揮発性であれば様々な不揮発性
メモリに対して本発明を適用することができる。また、
EEPROMアクセス装置のような不揮発性メモリアク
セス装置を設けることが可能な本体は、上述のテレビジ
ョン装置以外にも、ビデオ装置、DVD再生装置等、種
々可能である。さらに、上述のようにして不揮発性メモ
リに対して読み書きを行う手法は、必ずしも実体のある
不揮発性メモリアクセス装置に限られる必要もなく、不
揮発性メモリアクセス方法としても有効である。したが
って、電源が不安定となることがあってもEEPROM
等の不揮発性メモリに対して正しくないデータの読み書
きを防ぐことが可能なEEPROMアクセス装置、不揮
発性メモリアクセス装置および不揮発性メモリアクセス
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかるEEPROM
アクセス装置を適用したテレビジョン装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】マイコンがデータラインDATAに出力する信
号の状態を示すタイミングチャートである。
【図3】EEPROMアクセス装置の構成を模式的に示
す模式図である。
【図4】マイコンが行う判定処理を示すフローチャート
である。
【図5】マイコンが行う読み書き処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第二の実施形態にかかるEEPROM
アクセス装置に設けられたマイコンが行う処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10…マイコン 11…オンスクリーンディスプレイ回路 12…ブラウン管モニタ 13…タイマ回路 20…EEPROM 30…チューナ 31…アンテナ 40…1チップIC 41…音声増幅器 42…スピーカ 50…IICバス 61…操作パネル 61a…電源ボタン 62…リモコン信号受信部 63…リセットIC 100…EEPROMアクセス装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IICバスを介して読み書き可能なEE
    PROMに対して読み書きを行うマイコンを備えるEE
    PROMアクセス装置であって、 上記マイコンは、上記EEPROMに記憶された所定の
    チェックデータが正しく読み出されたかどうかを判別す
    るフラグを有し、同EEPROMから同チェックデータ
    を読み出し、正しく読み出したかどうかを判定し、同チ
    ェックデータを正しく読み出さなかったと判定したとき
    にこのフラグをセットし、同フラグがセットされている
    とき、同EEPROMに対して読み書きを行わないこと
    を特徴とするEEPROMアクセス装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のEEPROMアク
    セス装置において、 上記チェックデータが正しく読み出されたかどうかの判
    定内容を表示する表示回路を備え、 上記マイコンは、上記フラグがセットされているとき、
    上記表示回路に上記判定内容を表示させるとともに、所
    定時間経過後に再度、上記EEPROMから上記チェッ
    クデータを読み出し、正しく読み出したかどうかを判定
    し、同チェックデータが正しく読み出されたときに上記
    フラグをリセットすることを特徴とするEEPROMア
    クセス装置。
  3. 【請求項3】 汎用通信バスを介して読み書き可能な不
    揮発性メモリに対して読み書きを行う不揮発性メモリア
    クセス装置であって、 上記不揮発性メモリに記憶された所定のチェックデータ
    を同不揮発性メモリから読み出すチェックデータ読み出
    し手段と、 このチェックデータ読み出し手段にて上記チェックデー
    タが正しく読み出されたかどうかを判定する判定手段
    と、 この判定手段にて上記チェックデータが正しく読み出さ
    れたと判定されたときに、上記不揮発性メモリに対して
    読み書きを行うアクセス手段とを具備することを特徴と
    する不揮発性メモリアクセス装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載の不揮発性メモリア
    クセス装置において、 上記判定手段は、上記チェックデータが正しく読み出さ
    れたかどうかを判別するフラグを有し、同チェックデー
    タが正しく読み出されなかったと判定したときにこのフ
    ラグをセットし、 上記アクセス手段は、上記フラグがセットされていると
    き、上記不揮発性メモリに対して読み書きを行わないこ
    とを特徴とする不揮発性メモリアクセス装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項3または請求項4のいずれか
    に記載の不揮発性メモリアクセス装置において、 上記判定手段は、上記チェックデータが正しく読み出さ
    れたかどうかの判定内容を表示する表示手段を備えるこ
    とを特徴とする不揮発性メモリアクセス装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項3〜請求項5のいずれかに記
    載の不揮発性メモリアクセス装置において、 上記アクセス手段は、上記判定手段にて上記チェックデ
    ータが正しく読み出されなかったと判定されたときに、
    所定時間経過後に再度、上記判定手段に、上記チェック
    データ読み出し手段に上記不揮発性メモリから読み出さ
    せた上記チェックデータが正しく読み出されたかどうか
    を判定させ、同チェックデータが正しく読み出されたと
    判定されたときに同不揮発性メモリに対して読み書きを
    行うことを特徴とする不揮発性メモリアクセス装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項3〜請求項6のいずれかに記
    載の不揮発性メモリアクセス装置において、 上記アクセス手段は、上記判定手段にて上記チェックデ
    ータが正しく読み出されなかったと判定されたときに、
    上記不揮発性メモリのデータを初期化することを特徴と
    する不揮発性メモリアクセス装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項3〜請求項7のいずれかに記
    載の不揮発性メモリアクセス装置において、 上記アクセス手段は、上記判定手段に、上記チェックデ
    ータ読み出し手段に上記不揮発性メモリから読み出させ
    た上記チェックデータが正しく読み出されたかどうかを
    複数回判定させ、同チェックデータが同複数回とも正し
    く読み出されたと判定されたときに同不揮発性メモリに
    対して読み書きを行うことを特徴とする不揮発性メモリ
    アクセス装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項3〜請求項8のいずれかに記
    載の不揮発性メモリアクセス装置において、 上記アクセス手段は、上記不揮発性メモリに対して電源
    の供給が開始されたとき、上記判定手段に、上記チェッ
    クデータ読み出し手段に同不揮発性メモリから読み出さ
    せた上記チェックデータが正しく読み出されたかどうか
    を判定させ、同チェックデータが正しく読み出されたと
    判定されたときに同不揮発性メモリに対して読み書きを
    行うことを特徴とする不揮発性メモリアクセス装置。
  10. 【請求項10】 上記請求項3〜請求項9のいずれかに
    記載の不揮発性メモリアクセス装置において、 上記アクセス手段は、外部から入力されるリセット信号
    がオンとなったとき、上記判定手段に、上記チェックデ
    ータ読み出し手段に上記不揮発性メモリから読み出させ
    た上記チェックデータが正しく読み出されたかどうかを
    判定させ、同チェックデータが正しく読み出されたと判
    定されたときに同不揮発性メモリに対して読み書きを行
    うことを特徴とする不揮発性メモリアクセス装置。
  11. 【請求項11】 汎用通信バスを介して読み書き可能な
    不揮発性メモリに対して読み書きを行う不揮発性メモリ
    アクセス方法であって、 上記不揮発性メモリに記憶された所定のチェックデータ
    を同不揮発性メモリから読み出すチェックデータ読み出
    し工程と、 このチェックデータ読み出し工程にて上記チェックデー
    タが正しく読み出されたかどうかを判定する判定工程
    と、 この判定工程にて上記チェックデータが正しく読み出さ
    れたと判定されたときに、上記不揮発性メモリに対して
    読み書きを行うアクセス工程とを具備することを特徴と
    する不揮発性メモリアクセス方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005327286A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Samsung Electronics Co Ltd メインデータを安全にローディングするためのメモリシステムおよびメインデータローディング方法
JP6975296B1 (ja) * 2020-08-17 2021-12-01 ウィンボンド エレクトロニクス コーポレーション 半導体記憶装置および動作方法

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