JP2002157086A - 入力機能付き表示装置およびそれを備える電子機器ならびに入力機能付き表示装置の製造方法 - Google Patents
入力機能付き表示装置およびそれを備える電子機器ならびに入力機能付き表示装置の製造方法Info
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- JP2002157086A JP2002157086A JP2000350688A JP2000350688A JP2002157086A JP 2002157086 A JP2002157086 A JP 2002157086A JP 2000350688 A JP2000350688 A JP 2000350688A JP 2000350688 A JP2000350688 A JP 2000350688A JP 2002157086 A JP2002157086 A JP 2002157086A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示体の表示領域に占める入力用のボタン表
示の領域を小さくでき、タッチパネルにおける各入力用
ボタンの領域は十分な大きさを確保でき、しかも、タッ
チパネルにおける各入力用ボタンに多くの種類の機能を
持たせることができる入力機能付き表示装置を提供す
る。 【解決手段】 表示体24とタッチパネル14とが積層
された構造を持つ入力機能付き表示装置10である。タ
ッチパネル14は、操作ボタン領域を備えるとともに、
表示体の範囲を越えて配置されたタッチパネル単独領域
15を備える。操作ボタン領域には、タッチパネル単独
領域15とその隣接領域とにまたがる周縁操作ボタン領
域として形成されたものがある。周縁操作ボタン領域
は、タッチパネル単独領域15の表面にされたボタン印
刷表示と、表示体によるボタン画像表示とから形成され
るボタン合成表示によって認識可能に構成されている。
示の領域を小さくでき、タッチパネルにおける各入力用
ボタンの領域は十分な大きさを確保でき、しかも、タッ
チパネルにおける各入力用ボタンに多くの種類の機能を
持たせることができる入力機能付き表示装置を提供す
る。 【解決手段】 表示体24とタッチパネル14とが積層
された構造を持つ入力機能付き表示装置10である。タ
ッチパネル14は、操作ボタン領域を備えるとともに、
表示体の範囲を越えて配置されたタッチパネル単独領域
15を備える。操作ボタン領域には、タッチパネル単独
領域15とその隣接領域とにまたがる周縁操作ボタン領
域として形成されたものがある。周縁操作ボタン領域
は、タッチパネル単独領域15の表面にされたボタン印
刷表示と、表示体によるボタン画像表示とから形成され
るボタン合成表示によって認識可能に構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力機能付き表示
装置およびそれを備える電子機器ならびに入力機能付き
表示装置の製造方法に関する。
装置およびそれを備える電子機器ならびに入力機能付き
表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】表示パ
ネルなどの表示体にタッチパネルを積層した構造を持つ
入力機能付き表示装置は、入力用のキーやスイッチを用
いることなく入力を行うことが可能であり、また表示体
の画面表示とタッチパネルの動作とを連携させることに
よって様々な種類の入力をわかりやすく表示しながら行
うことができるため、多くの電子機器の表示および入力
の手段として用いられている。このような表示装置にお
いては、表示体の表示領域とタッチパネルの入力可能領
域とがほぼ完全に対応するように形成されている場合
と、表示体の表示領域の外側までタッチパネルの入力可
能領域が形成されている場合とがある。
ネルなどの表示体にタッチパネルを積層した構造を持つ
入力機能付き表示装置は、入力用のキーやスイッチを用
いることなく入力を行うことが可能であり、また表示体
の画面表示とタッチパネルの動作とを連携させることに
よって様々な種類の入力をわかりやすく表示しながら行
うことができるため、多くの電子機器の表示および入力
の手段として用いられている。このような表示装置にお
いては、表示体の表示領域とタッチパネルの入力可能領
域とがほぼ完全に対応するように形成されている場合
と、表示体の表示領域の外側までタッチパネルの入力可
能領域が形成されている場合とがある。
【0003】表示体の表示領域とタッチパネルの入力可
能領域とがほぼ完全に対応するように形成されている場
合は、タッチパネルを入力ボタンとして利用するため
に、表示体における貴重な表示領域の相当な部分をボタ
ン表示およびその機能表示に占められてしまうことがあ
る。表示体において、ボタン表示が占める割合を小さく
し一般の表示に使用できる領域を大きくするために、各
ボタンの領域を小さくすることが考えられるが、各ボタ
ンは実用上問題なく指先で押すことのできる最低限の大
きさを必要とするため、大幅に小さくすることはできな
い。また、一般表示およびボタン表示に十分な表示領域
を確保しようとすると、表示体が大型化してしまい、外
形、重量、コストのいずれも増加してしまう。
能領域とがほぼ完全に対応するように形成されている場
合は、タッチパネルを入力ボタンとして利用するため
に、表示体における貴重な表示領域の相当な部分をボタ
ン表示およびその機能表示に占められてしまうことがあ
る。表示体において、ボタン表示が占める割合を小さく
し一般の表示に使用できる領域を大きくするために、各
ボタンの領域を小さくすることが考えられるが、各ボタ
ンは実用上問題なく指先で押すことのできる最低限の大
きさを必要とするため、大幅に小さくすることはできな
い。また、一般表示およびボタン表示に十分な表示領域
を確保しようとすると、表示体が大型化してしまい、外
形、重量、コストのいずれも増加してしまう。
【0004】また、表示体の表示領域の外側までタッチ
パネルの入力可能領域が形成されている場合は、表示体
の表示領域の外側に位置するタッチパネルの入力可能領
域において、その表面に入力用のボタン表示およびその
機能表示を印刷することがある。しかしながら、これで
は表示体の表示領域の外側に位置するタッチパネルの入
力可能領域を限られた種類の入力ボタンとしてしか利用
することができない。
パネルの入力可能領域が形成されている場合は、表示体
の表示領域の外側に位置するタッチパネルの入力可能領
域において、その表面に入力用のボタン表示およびその
機能表示を印刷することがある。しかしながら、これで
は表示体の表示領域の外側に位置するタッチパネルの入
力可能領域を限られた種類の入力ボタンとしてしか利用
することができない。
【0005】本発明は、上記のような点に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、表示パネルのような表示
体の表示領域に占める入力用のボタン表示の領域を小さ
くでき、タッチパネルにおける各入力用ボタンの領域は
指で入力するために十分な大きさを確保でき、しかも、
タッチパネルにおける各入力用ボタンに多くの種類の機
能を持たせることができる入力機能付き表示装置および
それを備える電子機器ならびに入力機能付き表示装置の
製造方法を提供することにある。
たものであって、その目的は、表示パネルのような表示
体の表示領域に占める入力用のボタン表示の領域を小さ
くでき、タッチパネルにおける各入力用ボタンの領域は
指で入力するために十分な大きさを確保でき、しかも、
タッチパネルにおける各入力用ボタンに多くの種類の機
能を持たせることができる入力機能付き表示装置および
それを備える電子機器ならびに入力機能付き表示装置の
製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明に係る入
力機能付き表示装置は、表示体とタッチパネルとが積層
された構造を持つ入力機能付き表示装置であって、前記
タッチパネルは、操作ボタンとして機能する操作ボタン
領域を備えるとともに、少なくとも前記表示体の一辺に
沿って前記表示体の範囲を越えて配置されたタッチパネ
ル単独領域を備え、少なくとも一つの前記操作ボタン領
域は、前記タッチパネル単独領域と、そのタッチパネル
単独領域に隣接する前記タッチパネルの領域とにまたが
る周縁操作ボタン領域として形成され、前記周縁操作ボ
タン領域は、前記タッチパネル単独領域の表面にされた
印刷によるボタン印刷表示と、前記タッチパネル単独領
域に隣接する部分の前記表示体によるボタン画像表示と
から形成されるボタン合成表示によって認識可能に構成
されていることを特徴としている。
力機能付き表示装置は、表示体とタッチパネルとが積層
された構造を持つ入力機能付き表示装置であって、前記
タッチパネルは、操作ボタンとして機能する操作ボタン
領域を備えるとともに、少なくとも前記表示体の一辺に
沿って前記表示体の範囲を越えて配置されたタッチパネ
ル単独領域を備え、少なくとも一つの前記操作ボタン領
域は、前記タッチパネル単独領域と、そのタッチパネル
単独領域に隣接する前記タッチパネルの領域とにまたが
る周縁操作ボタン領域として形成され、前記周縁操作ボ
タン領域は、前記タッチパネル単独領域の表面にされた
印刷によるボタン印刷表示と、前記タッチパネル単独領
域に隣接する部分の前記表示体によるボタン画像表示と
から形成されるボタン合成表示によって認識可能に構成
されていることを特徴としている。
【0007】本発明によれば、少なくとも一つの操作ボ
タン領域が、タッチパネル単独領域と、そのタッチパネ
ル単独領域に隣接するタッチパネルの領域とにまたがる
周縁操作ボタン領域として形成されている。したがっ
て、周縁操作ボタン領域は、表示体からはみ出たタッチ
パネルの領域であるタッチパネル単独領域の部分と、表
示体と重なるタッチパネルの部分とを合わせて指などの
押圧による入力が可能な面積を持つ領域とすればよい。
そのため、タッチパネルと表示体がほぼ完全に重なって
形成されている入力機能付き表示体に比べて、表示体に
おいて操作ボタン領域の表示のために占められる面積を
減少させることができ、しかも、タッチパネルにおける
各操作ボタン領域は指で入力するために十分な大きさを
確保できる。また、周縁操作ボタン領域は、表示体と重
なる操作ボタン領域において、表示体によって機能表示
を行うことができるため、タッチパネルにおける各周縁
操作ボタン領域に多くの種類の機能を持たせることがで
きる。
タン領域が、タッチパネル単独領域と、そのタッチパネ
ル単独領域に隣接するタッチパネルの領域とにまたがる
周縁操作ボタン領域として形成されている。したがっ
て、周縁操作ボタン領域は、表示体からはみ出たタッチ
パネルの領域であるタッチパネル単独領域の部分と、表
示体と重なるタッチパネルの部分とを合わせて指などの
押圧による入力が可能な面積を持つ領域とすればよい。
そのため、タッチパネルと表示体がほぼ完全に重なって
形成されている入力機能付き表示体に比べて、表示体に
おいて操作ボタン領域の表示のために占められる面積を
減少させることができ、しかも、タッチパネルにおける
各操作ボタン領域は指で入力するために十分な大きさを
確保できる。また、周縁操作ボタン領域は、表示体と重
なる操作ボタン領域において、表示体によって機能表示
を行うことができるため、タッチパネルにおける各周縁
操作ボタン領域に多くの種類の機能を持たせることがで
きる。
【0008】(2) 本発明に係る入力機能付き表示装
置は、好ましくは、(1)において、前記周縁操作ボタ
ン領域は、前記ボタン合成表示の領域より狭いことを特
徴としている。
置は、好ましくは、(1)において、前記周縁操作ボタ
ン領域は、前記ボタン合成表示の領域より狭いことを特
徴としている。
【0009】本発明によれば、例えばある操作ボタン領
域を押圧する際に隣接する操作ボタン領域が誤って押圧
される可能性を低下させることができる。
域を押圧する際に隣接する操作ボタン領域が誤って押圧
される可能性を低下させることができる。
【0010】(3) 本発明に係る入力機能付き表示装
置は、好ましくは、前記ボタン印刷表示は複数設けら
れ、複数の前記ボタン印刷表示に対応させて一つの前記
ボタン画像表示を行い、前記複数のボタン印刷表示と前
記一つのボタン画像表示とによって示された前記タッチ
パネルの領域が一つの前記周縁操作ボタン領域として機
能することを特徴としている。
置は、好ましくは、前記ボタン印刷表示は複数設けら
れ、複数の前記ボタン印刷表示に対応させて一つの前記
ボタン画像表示を行い、前記複数のボタン印刷表示と前
記一つのボタン画像表示とによって示された前記タッチ
パネルの領域が一つの前記周縁操作ボタン領域として機
能することを特徴としている。
【0011】本発明によれば、使用される可能性の高い
機能の場合は、通常より大きな領域面積を持つ周縁操作
ボタン領域とすることができるため、容易に選択して押
圧することができる。
機能の場合は、通常より大きな領域面積を持つ周縁操作
ボタン領域とすることができるため、容易に選択して押
圧することができる。
【0012】(4) 本発明に係る入力機能付き表示装
置は、好ましくは、(3)において、前記複数のボタン
印刷表示に挟まれた領域に対応する、前記タッチパネル
の領域も前記一つの周縁操作ボタン領域として機能する
ことを特徴としている。
置は、好ましくは、(3)において、前記複数のボタン
印刷表示に挟まれた領域に対応する、前記タッチパネル
の領域も前記一つの周縁操作ボタン領域として機能する
ことを特徴としている。
【0013】本発明によれば、通常より大きな領域面積
を持つ周縁操作ボタン領域を裂け目がない領域とするこ
とができる。
を持つ周縁操作ボタン領域を裂け目がない領域とするこ
とができる。
【0014】(5) 本発明に係る入力機能付き表示装
置は、好ましくは、前記各周縁操作ボタン領域およびそ
の各周縁操作ボタン領域に対応する前記各ボタン画像表
示の領域は、面積が可変であることを特徴としている。
置は、好ましくは、前記各周縁操作ボタン領域およびそ
の各周縁操作ボタン領域に対応する前記各ボタン画像表
示の領域は、面積が可変であることを特徴としている。
【0015】本発明によれば、選択される可能性などに
応じて、周縁操作ボタン領域およびそのボタン画像表示
の領域の大きさを変えることが可能になる。
応じて、周縁操作ボタン領域およびそのボタン画像表示
の領域の大きさを変えることが可能になる。
【0016】(6) 本発明に係る入力機能付き表示装
置は、表示体とタッチパネルとが積層された構造を持つ
入力機能付き表示装置であって、前記タッチパネルは、
操作ボタンとして機能する操作ボタン領域を備え、前記
操作ボタン領域は、前記表示体によるボタン画像表示に
よって認識可能とされており、各操作段階において選択
される可能性が高い操作ボタン領域は、選択される可能
性の低い操作ボタン領域より広い面積を有することを特
徴としている。
置は、表示体とタッチパネルとが積層された構造を持つ
入力機能付き表示装置であって、前記タッチパネルは、
操作ボタンとして機能する操作ボタン領域を備え、前記
操作ボタン領域は、前記表示体によるボタン画像表示に
よって認識可能とされており、各操作段階において選択
される可能性が高い操作ボタン領域は、選択される可能
性の低い操作ボタン領域より広い面積を有することを特
徴としている。
【0017】本発明によれば、使用される可能性の高い
操作ボタン領域は確実に押圧される確率が高まるととも
に、使用される可能性の低い操作ボタン領域を誤って押
圧する可能性を低下させることができる。
操作ボタン領域は確実に押圧される確率が高まるととも
に、使用される可能性の低い操作ボタン領域を誤って押
圧する可能性を低下させることができる。
【0018】(7) 本発明に係る電子機器は、好まし
くは、(1)ないし(6)のいずれかに記載の入力機能
付き表示装置を備えることを特徴としている。
くは、(1)ないし(6)のいずれかに記載の入力機能
付き表示装置を備えることを特徴としている。
【0019】(8) 本発明に係る入力機能付き表示装
置の製造方法は、(1)ないし(6)のいずれかに記載
の入力機能付き表示装置の製造方法であって、前記表示
体と前記タッチパネルとを重ね合わせて固定した後に、
前記表示体に表示した点に対応する位置の前記タッチパ
ネルを押圧することによって、前記表示体と前記タッチ
パネルとの座標調整を行う工程と、前記タッチパネルに
描かれた前記ボタン印刷表示の所定位置を押圧し、前記
タッチパネルに描かれた前記ボタン印刷表示と前記表示
体に表示される前記ボタン画像表示とを位置合わせする
ための工程と、を有することを特徴としている。
置の製造方法は、(1)ないし(6)のいずれかに記載
の入力機能付き表示装置の製造方法であって、前記表示
体と前記タッチパネルとを重ね合わせて固定した後に、
前記表示体に表示した点に対応する位置の前記タッチパ
ネルを押圧することによって、前記表示体と前記タッチ
パネルとの座標調整を行う工程と、前記タッチパネルに
描かれた前記ボタン印刷表示の所定位置を押圧し、前記
タッチパネルに描かれた前記ボタン印刷表示と前記表示
体に表示される前記ボタン画像表示とを位置合わせする
ための工程と、を有することを特徴としている。
【0020】本発明によれば、表示体とタッチパネルの
座標認識をほぼ一致させることができるとともに、印刷
表示と表示体による画像表示からなるボタン合成表示を
確実に一体化することができる。
座標認識をほぼ一致させることができるとともに、印刷
表示と表示体による画像表示からなるボタン合成表示を
確実に一体化することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
【0022】1. <入力機能付き表示装置> 本実施形態に係る入力機能付き表示装置10を、図1
(A)には模式的な平面図として示し、図1(B)には
模式的な側面図として示す。また、図2は本実施形態の
入力機能付き表示装置10の模式的な分解断面図であ
る。これらの図に示すように、入力機能付き表示装置1
0はタッチパネル14と表示体としての液晶パネル24
とが積層されて形成されている。タッチパネル14は、
液晶パネル24の一辺に沿って液晶パネル24の範囲を
越えて配置され、タッチパネル単独領域15となってい
る。液晶パネル24とタッチパネル14とは、液晶パネ
ル24の表示面全面とタッチパネル14とを、透明弾性
材料例えばシリコーン樹脂を介して互いに密着させた状
態としてもよいし、周囲にシリコーン樹脂などを配置し
てニュートンリングなどが発生しない程度の所定間隔を
あけた状態としてもよい。
(A)には模式的な平面図として示し、図1(B)には
模式的な側面図として示す。また、図2は本実施形態の
入力機能付き表示装置10の模式的な分解断面図であ
る。これらの図に示すように、入力機能付き表示装置1
0はタッチパネル14と表示体としての液晶パネル24
とが積層されて形成されている。タッチパネル14は、
液晶パネル24の一辺に沿って液晶パネル24の範囲を
越えて配置され、タッチパネル単独領域15となってい
る。液晶パネル24とタッチパネル14とは、液晶パネ
ル24の表示面全面とタッチパネル14とを、透明弾性
材料例えばシリコーン樹脂を介して互いに密着させた状
態としてもよいし、周囲にシリコーン樹脂などを配置し
てニュートンリングなどが発生しない程度の所定間隔を
あけた状態としてもよい。
【0023】タッチパネル14は、図2に模式的な分解
断面図として示すように、透明な面電極18を一面に備
える基板16と、やはり透明な面電極18を一面に備え
る基板17とが、周縁に配置される接着剤20によっ
て、面電極18,18同士を所定間隔離して互いに対向
する状態で接着剤20によって接着されて形成されてい
る。タッチパネル14としては、例えば、押圧によって
一対の透明電極18が接触したことにより検出される電
圧値に応じて押圧された位置を検出するアナログ型のタ
ッチパネルを用いることができる。
断面図として示すように、透明な面電極18を一面に備
える基板16と、やはり透明な面電極18を一面に備え
る基板17とが、周縁に配置される接着剤20によっ
て、面電極18,18同士を所定間隔離して互いに対向
する状態で接着剤20によって接着されて形成されてい
る。タッチパネル14としては、例えば、押圧によって
一対の透明電極18が接触したことにより検出される電
圧値に応じて押圧された位置を検出するアナログ型のタ
ッチパネルを用いることができる。
【0024】液晶パネル24においては、例えば、透明
電極27が一面に所定のパターンで形成された基板26
と、やはり透明電極29が一面に所定のパターンで形成
された基板28とが、ギャップ材(図示せず)などによ
って所定間隔離され、透明電極27,29同士が対向す
る状態となっている。そして、基板26と基板28との
間には例えばSTN型の液晶30が充填され、それら基
板26,28の対向する周縁がシール材31によって封
止されて液晶セル36が形成されている。また、一対の
偏光板32,34が液晶セルを挟んで配置されている。
また、液晶セル36の前面側には位相差板48が配置さ
れている。位相差板48のこのような配置によって、S
TN液晶などに起因する液晶表示に対する着色が解消さ
れる。なお、図2においては、液晶パネル24を構成す
る各要素間に隙間があるように描かれているが、実際に
は各要素が互いにほぼ密着する状態となっている。ま
た、図示してないが、偏向板34の背面側には光源や反
射板などが配置される。
電極27が一面に所定のパターンで形成された基板26
と、やはり透明電極29が一面に所定のパターンで形成
された基板28とが、ギャップ材(図示せず)などによ
って所定間隔離され、透明電極27,29同士が対向す
る状態となっている。そして、基板26と基板28との
間には例えばSTN型の液晶30が充填され、それら基
板26,28の対向する周縁がシール材31によって封
止されて液晶セル36が形成されている。また、一対の
偏光板32,34が液晶セルを挟んで配置されている。
また、液晶セル36の前面側には位相差板48が配置さ
れている。位相差板48のこのような配置によって、S
TN液晶などに起因する液晶表示に対する着色が解消さ
れる。なお、図2においては、液晶パネル24を構成す
る各要素間に隙間があるように描かれているが、実際に
は各要素が互いにほぼ密着する状態となっている。ま
た、図示してないが、偏向板34の背面側には光源や反
射板などが配置される。
【0025】図3は、液晶パネル24による表示が行わ
れた状態における入力機能付き表示装置10の平面視に
おける外観の一例を示す図である。図4は、図3に示し
た状態におけるボタン表示38,40と各ボタン表示3
8,40に対応する操作ボタン領域22(破線)とを示
す平面図である。この図に示すように、入力機能付き表
示装置10には、操作ボタンのボタン表示38,40が
行われる。これらの表示は、その時点のタッチパネル1
4において操作ボタンとして機能する操作ボタン領域2
2に対応している。これらの図から明らかなように、操
作ボタン領域22には、表示パネル24とタッチパネル
14とが重なる領域のみに形成されているものと、表示
パネル24に重ならないタッチパネル単独領域15およ
びそのタッチパネル単独領域15に隣接するタッチパネ
ル15の領域とにまたがって形成された周縁操作ボタン
領域23とがある。周縁ボタン操作領域23は、タッチ
パネル単独領域15の表面にされた印刷によるボタン印
刷表示21と、タッチパネル単独領域15に隣接する部
分の表示パネル24によるボタン画像表示38とが合わ
さって一つのボタン表示として認識できるように構成さ
れたボタン表示であるボタン合成表示40によって認識
できるようになっている。
れた状態における入力機能付き表示装置10の平面視に
おける外観の一例を示す図である。図4は、図3に示し
た状態におけるボタン表示38,40と各ボタン表示3
8,40に対応する操作ボタン領域22(破線)とを示
す平面図である。この図に示すように、入力機能付き表
示装置10には、操作ボタンのボタン表示38,40が
行われる。これらの表示は、その時点のタッチパネル1
4において操作ボタンとして機能する操作ボタン領域2
2に対応している。これらの図から明らかなように、操
作ボタン領域22には、表示パネル24とタッチパネル
14とが重なる領域のみに形成されているものと、表示
パネル24に重ならないタッチパネル単独領域15およ
びそのタッチパネル単独領域15に隣接するタッチパネ
ル15の領域とにまたがって形成された周縁操作ボタン
領域23とがある。周縁ボタン操作領域23は、タッチ
パネル単独領域15の表面にされた印刷によるボタン印
刷表示21と、タッチパネル単独領域15に隣接する部
分の表示パネル24によるボタン画像表示38とが合わ
さって一つのボタン表示として認識できるように構成さ
れたボタン表示であるボタン合成表示40によって認識
できるようになっている。
【0026】このように、本実施形態の入力機能付き表
示装置10は、少なくとも一つの操作ボタン領域22
が、タッチパネル単独領域15とそのタッチパネル単独
領域15に隣接するタッチパネル14の領域とにまたが
る周縁操作ボタン領域23として形成されている。した
がって、周縁操作ボタン領域23は、液晶パネル24か
らはみ出たタッチパネル14の領域であるタッチパネル
単独領域15の部分と、液晶パネル24と重なるタッチ
パネル14の部分とを合わせて、指などの押圧による入
力が可能な大きさの領域となればよい。そのため、タッ
チパネル14と液晶パネル24とがほぼ完全に重なって
形成されている入力機能付き表示装置に比べて、液晶パ
ネル24において周縁操作ボタン領域23の表示のため
に占められる面積を減少させることができ、しかも、タ
ッチパネル14における各周縁操作ボタン領域23は指
で入力するために十分な大きさを確保できる。また、周
縁操作ボタン領域23は、液晶パネル24と重なる領域
において、液晶パネル24によって機能表示を行うこと
ができるため、タッチパネル14における各周縁操作ボ
タン領域23に多くの種類の機能を持たせることができ
る。
示装置10は、少なくとも一つの操作ボタン領域22
が、タッチパネル単独領域15とそのタッチパネル単独
領域15に隣接するタッチパネル14の領域とにまたが
る周縁操作ボタン領域23として形成されている。した
がって、周縁操作ボタン領域23は、液晶パネル24か
らはみ出たタッチパネル14の領域であるタッチパネル
単独領域15の部分と、液晶パネル24と重なるタッチ
パネル14の部分とを合わせて、指などの押圧による入
力が可能な大きさの領域となればよい。そのため、タッ
チパネル14と液晶パネル24とがほぼ完全に重なって
形成されている入力機能付き表示装置に比べて、液晶パ
ネル24において周縁操作ボタン領域23の表示のため
に占められる面積を減少させることができ、しかも、タ
ッチパネル14における各周縁操作ボタン領域23は指
で入力するために十分な大きさを確保できる。また、周
縁操作ボタン領域23は、液晶パネル24と重なる領域
において、液晶パネル24によって機能表示を行うこと
ができるため、タッチパネル14における各周縁操作ボ
タン領域23に多くの種類の機能を持たせることができ
る。
【0027】また、図4に破線として示すように、タッ
チパネル14において操作ボタンとして機能する周縁操
作ボタン領域23は、ボタン合成表示40の領域より狭
くなっている。これによって、誤って隣接する周縁操作
ボタン領域23を押圧する可能性を低下させることがで
きる。なお、そのようなことが問題にならないのであれ
ば、タッチパネル14において操作ボタンとして機能す
る周縁操作ボタン領域23と、ボタン合成表示40の領
域とをほぼ一致する領域としてもよい。
チパネル14において操作ボタンとして機能する周縁操
作ボタン領域23は、ボタン合成表示40の領域より狭
くなっている。これによって、誤って隣接する周縁操作
ボタン領域23を押圧する可能性を低下させることがで
きる。なお、そのようなことが問題にならないのであれ
ば、タッチパネル14において操作ボタンとして機能す
る周縁操作ボタン領域23と、ボタン合成表示40の領
域とをほぼ一致する領域としてもよい。
【0028】さらに、図3および図4に示したように、
操作ボタンによってボタン画像表示38の領域の大きさ
を変え、そのボタン画像表示38の大きさに対応させて
周縁操作ボタン領域23の面積を変えることもできる。
例えば、これらの図に示した例では、「戻る」および
「次へ」と表示されたボタン画像表示38および周縁操
作ボタン領域23より、早送りを示す矢印2つの記号が
表示されたボタン画像表示38および周縁操作ボタン領
域23が大きな面積となっている。このように選択され
る可能性などに応じてボタン画像表示38および周縁操
作ボタン領域23の大きさを変えることによって、使用
する可能性の高い周縁操作ボタン領域23の視認や押圧
を容易にすることができる。
操作ボタンによってボタン画像表示38の領域の大きさ
を変え、そのボタン画像表示38の大きさに対応させて
周縁操作ボタン領域23の面積を変えることもできる。
例えば、これらの図に示した例では、「戻る」および
「次へ」と表示されたボタン画像表示38および周縁操
作ボタン領域23より、早送りを示す矢印2つの記号が
表示されたボタン画像表示38および周縁操作ボタン領
域23が大きな面積となっている。このように選択され
る可能性などに応じてボタン画像表示38および周縁操
作ボタン領域23の大きさを変えることによって、使用
する可能性の高い周縁操作ボタン領域23の視認や押圧
を容易にすることができる。
【0029】図5は、他のモードにおける入力機能付き
表示装置10の平面視における外観の一例を示す図であ
る。図6は、そのモードにおけるボタン表示38,40
の領域および操作ボタン領域22(破線で図示)を示す
模式的な平面図である。これらの図に示すように、この
モードにおいては、例えば「START」と表示されて
いる操作ボタンは、複数のボタン印刷表示21に対応さ
せて一つのボタン画像表示38が行われて、1つのボタ
ン合成表示40となっている。そして、図6に示すよう
に、このボタン合成表示40がされた領域に対応する、
タッチパネル14の領域が一つの周縁操作ボタン領域2
3として機能する。この周縁操作ボタン領域23は、破
線として示すように、2つのボタン印刷表示21に挟ま
れた領域に対応するタッチパネル14の領域も含めて一
つの周縁操作ボタン領域23として機能するようになっ
ている。
表示装置10の平面視における外観の一例を示す図であ
る。図6は、そのモードにおけるボタン表示38,40
の領域および操作ボタン領域22(破線で図示)を示す
模式的な平面図である。これらの図に示すように、この
モードにおいては、例えば「START」と表示されて
いる操作ボタンは、複数のボタン印刷表示21に対応さ
せて一つのボタン画像表示38が行われて、1つのボタ
ン合成表示40となっている。そして、図6に示すよう
に、このボタン合成表示40がされた領域に対応する、
タッチパネル14の領域が一つの周縁操作ボタン領域2
3として機能する。この周縁操作ボタン領域23は、破
線として示すように、2つのボタン印刷表示21に挟ま
れた領域に対応するタッチパネル14の領域も含めて一
つの周縁操作ボタン領域23として機能するようになっ
ている。
【0030】これによって、使用される可能性の高い機
能を選択するための操作ボタンは、通常より大きな領域
面積を持つ周縁操作ボタン領域23とすることができる
ため、容易に選択して押圧することができる。また、2
つのボタン印刷表示21に挟まれた領域に対応するタッ
チパネル14の領域も含めて一つの周縁操作ボタン領域
23として機能するため、通常より大きな領域面積を持
つ周縁操作ボタン領域23が裂け目のない領域となり、
押圧しても反応しない可能性が低下する。
能を選択するための操作ボタンは、通常より大きな領域
面積を持つ周縁操作ボタン領域23とすることができる
ため、容易に選択して押圧することができる。また、2
つのボタン印刷表示21に挟まれた領域に対応するタッ
チパネル14の領域も含めて一つの周縁操作ボタン領域
23として機能するため、通常より大きな領域面積を持
つ周縁操作ボタン領域23が裂け目のない領域となり、
押圧しても反応しない可能性が低下する。
【0031】2. <入力機能付き表示装置の製造方法
について> 入力機能付き表示装置10の製造は、液晶パネル24と
タッチパネル14との座標合わせ、および、タッチパネ
ル14に描かれたボタン印刷表示21と液晶パネル24
によるボタン画像表示38とを位置合わせするための工
程を含んで行われる。
について> 入力機能付き表示装置10の製造は、液晶パネル24と
タッチパネル14との座標合わせ、および、タッチパネ
ル14に描かれたボタン印刷表示21と液晶パネル24
によるボタン画像表示38とを位置合わせするための工
程を含んで行われる。
【0032】液晶パネル24とタッチパネル14との座
標合わせの工程においては、まず、液晶パネル24とタ
ッチパネル14とを重ね合わせて固定する。そして、液
晶パネル24に少なくとも2箇所の位置合わせ用マーク
を表示させ、それぞれの位置合わせ用マーク表示に対応
する位置でタッチパネル14を押圧する。これによって
タッチパネル14が検出した少なくとも2つの点の情報
に基づいて、入力機能付き表示装置10の制御部におい
て液晶パネル24とタッチパネル14との座標調整が行
われる。
標合わせの工程においては、まず、液晶パネル24とタ
ッチパネル14とを重ね合わせて固定する。そして、液
晶パネル24に少なくとも2箇所の位置合わせ用マーク
を表示させ、それぞれの位置合わせ用マーク表示に対応
する位置でタッチパネル14を押圧する。これによって
タッチパネル14が検出した少なくとも2つの点の情報
に基づいて、入力機能付き表示装置10の制御部におい
て液晶パネル24とタッチパネル14との座標調整が行
われる。
【0033】そして、タッチパネル14に描かれたボタ
ン印刷表示21と液晶パネル24によるボタン画像表示
38とを位置合わせするための工程においては、まず、
タッチパネル14に描かれた印刷表示における少なくと
も2箇所の所定位置を押圧し、それぞれの位置をタッチ
パネル14に検出させる。タッチパネルと液晶パネルの
座標調整は既に行われているため、これによって、液晶
パネル24とどのようなずれをもってボタン印刷表示2
1が描かれているかを入力機能付き表示装置10の制御
部が検出することができる。入力機能付き表示装置10
の制御部は、この検出されたボタン印刷表示21の位置
ずれに対応させて、少なくともボタン画像表示38の位
置をずらすように制御する。その結果、ゆがみやずれな
どのないボタン合成表示40を形成することが可能とな
る。
ン印刷表示21と液晶パネル24によるボタン画像表示
38とを位置合わせするための工程においては、まず、
タッチパネル14に描かれた印刷表示における少なくと
も2箇所の所定位置を押圧し、それぞれの位置をタッチ
パネル14に検出させる。タッチパネルと液晶パネルの
座標調整は既に行われているため、これによって、液晶
パネル24とどのようなずれをもってボタン印刷表示2
1が描かれているかを入力機能付き表示装置10の制御
部が検出することができる。入力機能付き表示装置10
の制御部は、この検出されたボタン印刷表示21の位置
ずれに対応させて、少なくともボタン画像表示38の位
置をずらすように制御する。その結果、ゆがみやずれな
どのないボタン合成表示40を形成することが可能とな
る。
【0034】3. <入力機能付き表示装置を用いた電
子機器> 図7は、前述した入力機能付き表示装置10を表示部と
して用いた電子機器の例を示す外観図である。この電子
機器は、バンドによって人の腕に取り付けて脈波などを
検出する循環器評価装置5であり、入力機能付き表示装
置10はその装置本体6における上面付近に備えられて
いる。装置本体6から延びているケーブル8の先端付近
には光学式または圧力検出式の脈波検出センサ9が設け
られ、手首または指の動脈などから脈波を検出する。
子機器> 図7は、前述した入力機能付き表示装置10を表示部と
して用いた電子機器の例を示す外観図である。この電子
機器は、バンドによって人の腕に取り付けて脈波などを
検出する循環器評価装置5であり、入力機能付き表示装
置10はその装置本体6における上面付近に備えられて
いる。装置本体6から延びているケーブル8の先端付近
には光学式または圧力検出式の脈波検出センサ9が設け
られ、手首または指の動脈などから脈波を検出する。
【0035】循環器評価装置5は、入力機能付き表示装
置10の他に、図示しないが、循環器評価装置5の各部
の動作を制御する制御部、クロック発生回路、電源回路
などを含んで構成される。入力機能付き表示装置10に
は、タッチパネル14やその他のスイッチからの入力に
より選択された動作モードに対応した表示が行われる。
置10の他に、図示しないが、循環器評価装置5の各部
の動作を制御する制御部、クロック発生回路、電源回路
などを含んで構成される。入力機能付き表示装置10に
は、タッチパネル14やその他のスイッチからの入力に
より選択された動作モードに対応した表示が行われる。
【0036】なお、本実施形態の入力機能付き表示装置
10が組み込まれる電子機器としては、循環器評価装置
5に限らず、携帯電話機、腕時計、携帯情報機器、ノー
ト型パソコン、電子手帳、ページャ、電卓、POS端
末、ICカード、ミニディスクプレーヤなど様々な電子
機器が考えられる。
10が組み込まれる電子機器としては、循環器評価装置
5に限らず、携帯電話機、腕時計、携帯情報機器、ノー
ト型パソコン、電子手帳、ページャ、電卓、POS端
末、ICカード、ミニディスクプレーヤなど様々な電子
機器が考えられる。
【0037】4. <他の変形例> 4.1 上記においては液晶パネル24の一辺に沿っ
てタッチパネル単独領域15を備える入力機能付き表示
装置10の例を示した。しかしながら、タッチパネル単
独領域を液晶パネル24の複数の辺に沿って複数設け、
複数のタッチパネル単独領域およびその隣接部に周縁操
作ボタン領域を設けるようにしてもよい。
てタッチパネル単独領域15を備える入力機能付き表示
装置10の例を示した。しかしながら、タッチパネル単
独領域を液晶パネル24の複数の辺に沿って複数設け、
複数のタッチパネル単独領域およびその隣接部に周縁操
作ボタン領域を設けるようにしてもよい。
【0038】4.2 上記においては、前面側の偏光
子32がタッチパネル14の背面側に配置される例を示
したが、偏光子32は液晶パネル24の直接の前面では
なく、タッチパネル14の前面に配置してもよい。これ
によって、タッチパネル14に到達する光量が偏光子3
2をタッチパネル14の背面に配置する場合に比し半減
するため、タッチパネル14の基板16,17などから
前面方向への反射光が減少し、外光の写り込みなどが少
なくなる。
子32がタッチパネル14の背面側に配置される例を示
したが、偏光子32は液晶パネル24の直接の前面では
なく、タッチパネル14の前面に配置してもよい。これ
によって、タッチパネル14に到達する光量が偏光子3
2をタッチパネル14の背面に配置する場合に比し半減
するため、タッチパネル14の基板16,17などから
前面方向への反射光が減少し、外光の写り込みなどが少
なくなる。
【0039】4.3 上記においては、タッチパネル
14と組み合わせて入力機能付き表示装置を形成する表
示パネルとして液晶パネルを用いる例を示したが、その
ような表示パネルとしては、プラズマディスプレイパネ
ル、FED(Field EmissionDisplay)パネル、CRTデ
ィスプレイ等であってもよい。
14と組み合わせて入力機能付き表示装置を形成する表
示パネルとして液晶パネルを用いる例を示したが、その
ような表示パネルとしては、プラズマディスプレイパネ
ル、FED(Field EmissionDisplay)パネル、CRTデ
ィスプレイ等であってもよい。
【0040】4.4 上記においては、タッチパネル
14が液晶パネル24の一辺に沿って液晶パネル24の
範囲を越えて配置された入力機能付き表示装置10にお
いて、各ボタン画像表示の領域の大きさとそのボタン画
像表示に対応する各周縁操作ボタン領域の大きさを変え
る例を示した。しかしながら、表示パネルとタッチパネ
ルとが積層された構造を持つ入力機能付き表示装置であ
れば、タッチパネルが表示パネルからはみ出していない
場合であっても、それらが重なっている領域において、
使用される可能性の高いボタン画像表示の領域とそのボ
タン画像表示に対応する各操作ボタン領域が広くなるよ
うに、それらの大きさを変えることが可能である。これ
によって、使用される可能性の高い操作ボタン領域を確
実に押圧することが容易になるとともに、使用される可
能性の低い操作ボタン領域を誤って押圧する可能性を低
下させることができる。
14が液晶パネル24の一辺に沿って液晶パネル24の
範囲を越えて配置された入力機能付き表示装置10にお
いて、各ボタン画像表示の領域の大きさとそのボタン画
像表示に対応する各周縁操作ボタン領域の大きさを変え
る例を示した。しかしながら、表示パネルとタッチパネ
ルとが積層された構造を持つ入力機能付き表示装置であ
れば、タッチパネルが表示パネルからはみ出していない
場合であっても、それらが重なっている領域において、
使用される可能性の高いボタン画像表示の領域とそのボ
タン画像表示に対応する各操作ボタン領域が広くなるよ
うに、それらの大きさを変えることが可能である。これ
によって、使用される可能性の高い操作ボタン領域を確
実に押圧することが容易になるとともに、使用される可
能性の低い操作ボタン領域を誤って押圧する可能性を低
下させることができる。
【0041】4.5 さらに、本発明は前述した各実
施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲
内、または、特許請求の範囲の均等範囲内で、各種の変
形実施が可能である。
施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲
内、または、特許請求の範囲の均等範囲内で、各種の変
形実施が可能である。
【図1】実施形態に係る入力機能付き表示装置を(A)
は模式的な平面図として示し、(B)は模式的な側面図
として示す。
は模式的な平面図として示し、(B)は模式的な側面図
として示す。
【図2】図1に示した入力機能付き表示装置の模式的な
分解断面図である。
分解断面図である。
【図3】液晶パネルによる表示が行われた状態における
図1に示した入力機能付き表示装置の平面視における外
観の一例を示す図である。
図1に示した入力機能付き表示装置の平面視における外
観の一例を示す図である。
【図4】図3に示したモードにおける操作ボタン表示の
領域と操作ボタン領域とを示す入力機能付き表示装置の
平面図である。
領域と操作ボタン領域とを示す入力機能付き表示装置の
平面図である。
【図5】他のモードにおける入力機能付き表示装置の平
面視における外観の一例を示す図である。
面視における外観の一例を示す図である。
【図6】図5に示したモードにおける操作ボタン表示の
領域および操作ボタン領域を示す入力機能付き表示装置
の平面図である。
領域および操作ボタン領域を示す入力機能付き表示装置
の平面図である。
【図7】入力機能付き表示装置を表示部として用いた電
子機器の例を示す外観図である。
子機器の例を示す外観図である。
5 循環器評価装置(電子機器) 10 入力機能付き表示装置 14 タッチパネル 15 タッチパネル単独領域 21 ボタン印刷表示 22 操作ボタン領域 23 周縁操作ボタン領域 24 液晶パネル(表示パネル) 38 ボタン画像表示 40 ボタン合成表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 HA18 HA35 QA11 5B068 AA01 AA32 BC07 BE08 CD01 CD06 5B087 AA00 AB02 CC12 CC26 DE03 5G006 AA07 BA01 FB14 JA01 JC01
Claims (8)
- 【請求項1】 表示体とタッチパネルとが積層された構
造を持つ入力機能付き表示装置であって、 前記タッチパネルは、操作ボタンとして機能する操作ボ
タン領域を備えるとともに、少なくとも前記表示体の一
辺に沿って前記表示体の範囲を越えて配置されたタッチ
パネル単独領域を備え、 少なくとも一つの前記操作ボタン領域は、前記タッチパ
ネル単独領域と、そのタッチパネル単独領域に隣接する
前記タッチパネルの領域とにまたがる周縁操作ボタン領
域として形成され、 前記周縁操作ボタン領域は、前記タッチパネル単独領域
の表面にされた印刷によるボタン印刷表示と、前記タッ
チパネル単独領域に隣接する部分の前記表示体によるボ
タン画像表示とから形成されるボタン合成表示によって
認識可能に構成されている入力機能付き表示装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記周縁操作ボタン領域は、前記ボタン合成表示の領域
より狭い入力機能付き表示装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記ボタン印刷表示は複数設けられ、 複数の前記ボタン印刷表示に対応させて一つの前記ボタ
ン画像表示を行い、前記複数のボタン印刷表示と前記一
つのボタン画像表示とによって示された前記タッチパネ
ルの領域が一つの前記周縁操作ボタン領域として機能す
る入力機能付き表示装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記複数のボタン印刷表示に挟まれた領域に対応する、
前記タッチパネルの領域も前記一つの周縁操作ボタン領
域として機能する入力機能付き表示装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかにお
いて、 前記各周縁操作ボタン領域およびその各周縁操作ボタン
領域に対応する前記各ボタン画像表示の領域は、面積が
可変である入力機能付き表示装置。 - 【請求項6】 表示体とタッチパネルとが積層された構
造を持つ入力機能付き表示装置であって、 前記タッチパネルは、操作ボタンとして機能する操作ボ
タン領域を備え、 前記操作ボタン領域は、前記表示体によるボタン画像表
示によって認識可能とされており、 各操作段階において選択される可能性が高い操作ボタン
領域は、選択される可能性の低い操作ボタン領域より広
い面積を有する入力機能付き表示装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
載の入力機能付き表示装置を備える電子機器。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
載の入力機能付き表示装置の製造方法であって、 前記表示体と前記タッチパネルとを重ね合わせて固定し
た後に、前記表示体に表示した点に対応する位置の前記
タッチパネルを押圧することによって、前記表示体と前
記タッチパネルとの座標調整を行う工程と、 前記タッチパネルに描かれた前記ボタン印刷表示の所定
位置を押圧し、前記タッチパネルに描かれた前記ボタン
印刷表示と前記表示体に表示される前記ボタン画像表示
とを位置合わせするための工程と、 を有する入力機能付き表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000350688A JP2002157086A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 入力機能付き表示装置およびそれを備える電子機器ならびに入力機能付き表示装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000350688A JP2002157086A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 入力機能付き表示装置およびそれを備える電子機器ならびに入力機能付き表示装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002157086A true JP2002157086A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=18823872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000350688A Withdrawn JP2002157086A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 入力機能付き表示装置およびそれを備える電子機器ならびに入力機能付き表示装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002157086A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2005284809A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Xanavi Informatics Corp | 表示装置 |
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JP2020160903A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | アズビル株式会社 | 表示・入力装置 |
JP2020160902A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | アズビル株式会社 | 表示・入力装置 |
-
2000
- 2000-11-17 JP JP2000350688A patent/JP2002157086A/ja not_active Withdrawn
Cited By (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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