JP2002156931A - コマーシャル表示システム及びコマーシャル表示方法 - Google Patents

コマーシャル表示システム及びコマーシャル表示方法

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JP2002156931A
JP2002156931A JP2000349785A JP2000349785A JP2002156931A JP 2002156931 A JP2002156931 A JP 2002156931A JP 2000349785 A JP2000349785 A JP 2000349785A JP 2000349785 A JP2000349785 A JP 2000349785A JP 2002156931 A JP2002156931 A JP 2002156931A
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commercial
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Application number
JP2000349785A
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English (en)
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Masaru Kinoshita
下 賢 木
Toyoki Miura
浦 豊 毅 三
Kiyoshi Kobayashi
林 清 小
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より有用なCM情報を表示させること。 【解決手段】 広告主Webサーバ9からのCM情報はホ
ストコンピュータ6内のデータベース8に登録される。
CM情報表示制御装置7は、データベース8に登録され
ているCM情報を表示器2a,2b,2cに配信し、記
憶部3a,3b,3cに記憶させる。Aビルのエレベー
タ利用者は、表示器2a,2b,2c付近に備えられて
いる簡易端末4a,4b,4cを操作して自己の希望す
るCM情報を画面に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不特定多数の人が
集まる場所でコマーシャル(以下、適宜「CM」と略
す)情報を表示するコマーシャル表示システム及びコマ
ーシャル表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時のディスプレイ技術の進歩及び普及
に伴い、不特定多数の人が集まる多くの場所にディスプ
レイ装置が設置されるようになってきている。例えば、
人通りの激しい繁華街の通りや広場に面したビルの側
面、あるいはドーム式の野球場内や競技場内などに大型
ディスプレイが設置されたり、駅構内の待合室やデパー
トの休憩所等あるいは更にエレベータのかご内部やエレ
ベータ乗り場等にも小型のディスプレイが設置され、ニ
ュースや各種案内など種々の情報が人々に提供されるよ
うになっている。そして、待ち合わせ中や休憩中で手持
ち無沙汰の状態にある人々は、これらの場所に設置され
たディスプレイを眺めることにより、退屈さを紛らわせ
るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なディスプレイにより提供される種々の情報の中には企
業等のCM情報が含まれるのが通常であるが、従来のC
M情報は不特定多数の人々を対象としているため、どの
ような場所に設置されたディスプレイで表示されるもの
であっても、その内容は最大公約数的で画一的なもので
あった。
【0004】しかし、ディスプレイを見るのはたしかに
不特定多数の人々ではあるけれども、ディスプレイが設
置されるのは特定の場所であり、また、ディスプレイの
表示する内容も個々のディスプレイ毎に変更できるはず
である。したがって、ディスプレイが設置された各場所
の個別の事情に応じた内容のCMを流せば、より大きな
CM効果を得られるはずである。例えば、デパートの各
フロア毎にディスプレイを設ける場合、各フロアのディ
スプレイにはそのフロアで売られる商品情報を提供した
方が売り上げに直結するであろうし、同様に、本館と別
館とでは扱い品目が異なるはずであるからCM内容もそ
の扱い品目に応じた内容にした方が好ましいと言える。
また、東京と大阪とでは、売り出し期間や各種イベント
の開催期間なども異なるため、地域の違いに応じてCM
も異なる内容のものを流した方が好ましいはずである。
それにもかかわらず、従来は、CMを見るのが不特定多
数の人々であるという理由から、最大公約数的で画一的
なCM情報をディスプレイにより表示していた。そのた
め、場合によっては、ディスプレイを見る殆どの人に無
用なCM情報が繰り返し表示されることがあった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、より有用なCM情報を表示することが可能なコマ
ーシャル表示システム及びコマーシャル表示方法を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として請求項1記載の発明は、不特定多数の人が
集まる場所に設置された表示器と、前記表示器にCM情
報を表示させるCM情報表示制御装置と、を備えたコマ
ーシャル表示システムにおいて、前記表示器は複数のビ
ル内又は複数の地域にそれぞれ設置されると共に、これ
ら表示器と前記CM情報表示制御装置とはネットワーク
を介して接続されており、前記CM情報表示制御装置
は、これら表示器に対してそれぞれ異なる内容のCM情
報を表示させることが可能なものである、ことを特徴と
する。
【0007】上記構成によれば、表示器の設置された場
所の個々の事情に応じて、表示器を見る人に取って有用
なCM情報を表示することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記表示器の付近に簡易端末を配設し、こ
の簡易端末の操作により操作者が所望のCM情報を前記
表示器に表示できるようにした、ことを特徴とする。
【0009】上記構成により、操作者は自己の意思に基
づき自己に必要なCM情報のみを選択することができ、
真に有用なCM情報の表示を行うことができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記表示器は、前記複数のビル内のエレベ
ータにおけるかご内、又はエレベータ乗り場に設置され
たものである、ことを特徴とする。
【0011】従来、人々はエレベータのかご内又はエレ
ベータ乗り場においては、何もせず、ただ単に待つだけ
であったが、上記構成により退屈を紛らわすことができ
たり、有用な情報を得ることができるようになる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記簡易端末は、予め各操作者に対して設
定された暗証登録番号が入力された場合のみ操作が可能
となるものである、ことを特徴とする。
【0013】上記構成により、操作者を身元が確実な者
に限定できると共に、より具体的又は個別的なCM情報
を表示することができるようになる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記簡易端末は、前記操作者が前記所望の
CM情報を、前記ネットワークに接続された所定の端末
又は所定の表示装置に転送し得る機能を有するものであ
る、ことを特徴とする。
【0015】上記構成により、操作者は、転送後にその
CM情報をゆっくりと又は繰り返し見ることが可能にな
る。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項3乃至5の
いずれかに記載の発明において、前記CM情報表示制御
装置は、前記操作者が前記簡易端末により前記CM情報
を閲覧する毎に広告主に対する課金を演算する課金演算
手段を有するものである、ことを特徴とする。
【0017】上記構成により、広告主に対する課金処理
を自動的に且つ確実に行うことができる。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記CM情報表示制御装置は、前記表示器
による前記CM情報の表示が正常に行われなかった状態
を検出した場合に、前記課金演算手段が演算した課金額
を補正する課金額補正手段を有するものである、ことを
特徴とする。
【0019】上記構成により、CM情報の表示が正常に
行われなかった場合に、正当な課金額を算出することが
でき、広告主に不満や疑念を抱かせないようにすること
ができる。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載の発明において、前記CM情報表示制御装置は、前記
課金演算手段が演算した課金の全部又は一部について、
予め暗証登録番号が設定されている操作者に対して還元
する金額を演算する還元額演算手段を有するものであ
る、ことを特徴とする。
【0021】上記構成により、エレベータ保守料の一部
等を負担している操作者に対して課金を還元することが
でき、操作者の経済的負担を軽減することができる。
【0022】請求項9記載の発明は、不特定多数の人が
集まる場所に表示器を設置し、この表示器にCM情報を
表示させるコマーシャル表示方法において、前記表示器
を複数のビル内又は複数の地域にそれぞれ設置し、これ
ら表示器に対してそれぞれ異なる内容のCM情報を表示
させること、を特徴とする。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、前記表示器の付近に簡易端末を配設し、
この簡易端末の操作により操作者が所望のCM情報を選
択して 前記表示器に表示する、ことを特徴とする。
【0024】請求項11記載の請求項10記載の発明に
おいて、前記操作者が前記簡易端末により前記CM情報
を閲覧する毎に広告主に対して所定金額を課金するこ
と、を特徴とする。
【0025】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、前記課金の全部又は一部を特定の操作
者に対して還元すること、を特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。図1は、本発明の実施形態に係るコマー
シャル表示システムの構成図である。Aビル内には複数
台のエレベータ、及びこれらに対応したエレベータ制御
装置1a,1b,1cが設置されている。これらの制御
装置にはそれぞれ記憶部3a,3b,3cを有する表示
器2a,2b,2cが接続されており、また、これらの
表示器はインターネット5に接続されている。そして、
これらの表示器にはそれぞれ簡易端末4a,4b,4c
が接続されている。Bビル及びCビルにも、Aビルと同
様のエレベータ制御装置、表示器、簡易端末が配設され
ており、これらの表示器もAビルと同様にインターネッ
ト5に接続されている。なお、図示した表示器2a,2
b,2cは、エレベータかご内に設けられたものを示し
ているが、エレベータ乗り場にも同様の表示器及び簡易
端末(図示せず)が設けられている。また、簡易端末4
a,4b,4cは、表示器2a,2b,2c付近に配置
されており、盗難防止のためのチェーン等が付されてい
る。
【0027】インターネット5には、また、エレベータ
サービス会社のホストコンピュータ6及び広告主Webサ
ーバ9が接続されている。ホストコンピュータ6は、表
示器2a,2b,2cの記憶部3a,3b,3cにどの
ようなCM情報を配信するかにつき制御するCM情報表
示制御装置7と、配信すべきCM情報を格納するデータ
ベース8とを有している。広告主Webサーバ9は、この
データベース8に格納されるCM情報をホストコンピュ
ータ6に対して送信するものである。
【0028】次に、上記のように構成されるコマーシャ
ル表示システムにおけるコマーシャル表示方法を、図2
のフローチャートを参照しつつ説明する。本実施形態に
おいて、Aビルは、例えばマンションや団地のビルであ
り、その住民であるエレベータ利用者には予め暗証登録
番号が設定され、この設定された暗証登録番号は記憶部
3a,3b,3cに記憶されているものとする。
【0029】いま、Aビル内の或るエレベータ利用者が
エレベータ制御装置1aに係るかごに乗り込み、簡易端
末4aを手に取ったものとする。このエレベータ利用者
は、まず、簡易端末4aの登録ボタン等を操作して、自
己の暗証登録番号を表示器2aに入力させる(ステップ
21)。表示器2aは、入力された暗証登録番号が記憶
部3aに記憶された番号と一致することを確認した場合
に、CM情報についてのメニュー画面を表示させるよう
にする。なお、入力された暗証登録番号が記憶部3aに
記憶された番号と一致しなかった場合、表示器2aは登
録された利用者以外はこの簡易端末4aを操作できない
旨を画面に表示した後、画面を元の表示状態に戻すよう
にする。
【0030】メニュー画面が表示されると、エレベータ
利用者は、簡易端末4aに対し所定の操作を行い、自分
が見たいと思うCM情報の欄にカーソル又はフォーカス
を当て、「決定」の欄をクリックする(ステップ22,
23)。すると、表示器2aは、この選択されたCM情
報についての表示データを記憶部3aから取り出し、こ
れを表示画面に映し出すための制御動作を行う。これに
より、表示器2aの画面には、エレベータ利用者が選択
したCM情報が表示される(ステップ24)。このCM
情報の画面上での表示が終了した後、エレベータ利用者
は更に別のCMを表示させることを希望するか否かを判
断し(ステップ25)希望する場合は、ステップ22に
戻ってメニュー画面を再度表示させ、その希望するCM
を選択するようにすればよい。また、別のCMの表示を
希望しないのであれば、終了ボタン等を押すようにす
る。この後、画面には簡単なテロップ又はメッセージ等
が表示された画面となり、次のエレベータ利用者による
簡易端末4aの操作を待機する状態となる。
【0031】上記のようなコマーシャル表示システムに
よれば、CM情報表示制御装置7がデータベース8から
取り出したいくつかのCM情報を予め記憶部3a,3
b,3cに記憶させておき、エレベータ利用者が簡易端
末4a,4b,4cを操作することにより希望するCM
情報を見ることができるようにしているので、真に有用
なCM情報のみが画面に表示されることになる。また、
エレベータ利用者が簡易端末を操作してCM情報を選択
できるようにしているので、エレベータ利用者はそれま
で広告主から一方的に送られて表示されるだけであった
CM表示に自己の意思を反映させることができ、満足感
を得ることができる。さらに、この場合、簡易端末に転
送機能を付加するようにすれば、エレベータ利用者は、
画面表示されたCM情報を重要な情報であると認識し、
後でゆっくりと見直してみたいと思った場合等に、この
CM情報を自宅のパソコンに送ってダウンロードするこ
とも可能になる。
【0032】更に、簡易端末4a,4b,4cに所定の
検索機能を付加するようにすれば、エレベータ利用者
は、商品やブランド名についてのキーワード、あるいは
CM情報自身に対して与えられているID番号等を入力
することで、自己に必要な又は自己の嗜好や趣味感に合
致したCM情報のみを選択して表示させることができ
る。一方、広告主側にとっても、このような簡易端末の
機能を利用することにより、ユーザに対してアンケート
調査等を実施することができ、ユーザの意識や流行など
をいち早く察知することができるなど、マーケティング
戦略に大いに活用することが可能になるというメリット
がある。
【0033】なお、上記の実施形態は、表示器(ディス
プレイ)がマンションや団地内のエレベータに設置され
たものである場合につき説明したが、本発明に係る表示
器はエレベータだけでなく、駅の待合室やデパートの休
憩所に設置される小型のもの、あるいはビルの側面等に
設置される大型のものなど種々のものを含んでいる。図
3は、例えばデパートに設置された表示器の画面表示例
であるが、このような具体的な内容を各フロアの休憩所
やエレベータ等に表示させるようにすれば、買い物客は
TPOに即した有用な情報を享受することができ、ま
た、デパート側にとっても売り上げに直結するCM情報
を随時買い物客の目に触れさせることができるのでCM
効果を上げることができる。
【0034】また、上記の実施形態ではA〜Cの各ビル
をエレベータ利用者がある程度限定されるマンション、
団地等におけるビルとしているため、表示器2a,2
b,2c付近に簡易端末4a,4b,4cを設けた構成
としてあるが、これらのビルをデパートやスーパー等と
した場合にはこれらの簡易端末を省略することも考えら
れる。この場合、エレベータ利用者はCM表示に自己の
意思を反映させることによる満足感を得ることはできな
くなるけれども、予め各表示器が設置される場所におけ
る個々の事情を事前に調査分析して各場所に応じた適切
なCM情報を記憶部3a,3b,3cに記憶させてお
き、CM情報表示制御装置7により表示制御を行わせる
ようにすれば、充分に有用なCM情報を流すことがで
き、CM効果を上げることができる。
【0035】次に、図1のコマーシャル表示システムに
おけるエレベータサービス会社が、広告主及びビル所有
者に対して行う処理手続を図4のフローチャートに基づ
き説明する。まず、エレベータサービス会社は、広告主
とビル所有者との間を仲介し、両者間にCM契約を締結
させるようにする(ステップ31)。そして、CM契約
が締結されると、ホストコンピュータ6のCM情報表示
制御装置7は、広告主Webサーバ9に対してCM情報送
信要求を送る。これにより、広告主Webサーバ9からC
M情報がホストコンピュータ6に送信され、データベー
ス8に登録される(ステップ32)。
【0036】次いで、エレベータサービス会社は、広告
主との間でCM料を確定すると共に、ビル所有者との間
でエレベータ保守料を確定する(ステップ33)。そし
て、エレベータサービス会社は、ビル所有者を代行して
広告主に対しCM料を定期的に請求し(ステップ3
4)、また、ビル所有者に対してはCM料を差し引いた
エレベータ保守料を徴収する(ステップ35)。
【0037】このように、エレベータサービス会社が両
者の間を仲介して各種の手続を代行するので、ビル所有
者及び広告主の双方共に煩雑な手続きを行う必要がなく
なる。また、エレベータサービス会社にとっても、この
ような手続を代行し、ビル所有者のエレベータ保守料を
軽減することができるので、料金を理由とする顧客離れ
を防止することができるというメリットがある。つま
り、CM収入をエレベータ保守料の支払いに充当するこ
とで、エレベータ保守料を実質的に値下げすることがで
き、顧客離れを未然に防ぐことができる。なお、上記の
処理は、現状では未だ法的に整備されていないため、ペ
ーパーを用いた処理手続になるが、将来、電子商取引が
活発化した時点ではペーパレスで行うことが可能になる
と考えられる。したがって、将来は、エレベータサービ
ス会社側も上記の各種処理を容易に行うことが可能にな
る。
【0038】次に、上記した実施形態とは別の他の実施
形態につき説明する。この実施形態では、ホストコンピ
ュータ6が、簡易端末の操作者がCM情報を見る毎に広
告主に課金を行う機能、この課金を操作者に還元する機
能、ネットワークの異常等が原因でCM情報が正規に表
示されなかった場合等に課金額を補正する機能などを有
している。
【0039】図5は、この実施形態の要部であるホスト
コンピュータ6及びその周辺機器の構成を示すブロック
図である。ホストコンピュータ6は、CM情報表示制御
装置7、データベース8、及びネットワーク状態監視手
段13を有しており、更にCM情報表示制御装置7は、
課金演算手段10、課金額補正手段11、及び還元額演
算手段12を有している。ホストコンピュータ6は、中
継器15a〜15dが設けられた通信回線14に接続さ
れており、この通信回線14には広告主Webサーバ9も
接続されている。
【0040】次に、図5の動作につき説明する。課金演
算手段10には、CM表示回数が入力されるようになっ
ている。このCM表示回数は、簡易端末4a〜4cの操
作に基づき表示器2a〜2cで表示されたCMの回数を
示している。そして、課金演算手段10は、このCM表
示回数の入力に基づき、広告主に対して課せられる課金
の額を演算する。すなわち、課金演算手段10は、各C
M情報についてのアクセス頻度や各CM情報毎の課金度
合いにしたがって、各ビル毎(あるいは各地域毎)の課
金額を演算し、有償又は無償の別を含む代金決済処理に
ついての演算を行う。この演算結果は、ホストコンピュ
ータ6の画面に表示されたり、プリンタによってプリン
トアウトされたりするが、更に、還元額演算手段12に
も出力される。
【0041】還元額演算手段12は、課金演算手段10
から入力した課金額について、暗証登録番号が設定され
身元が確実なエレベータ利用者に還元し得る金額すなわ
ち還元額を演算する。つまり、マンションや団地等のビ
ルでは、ビル所有者だけでなく住民もエレベータ保守料
を負担しているので、広告主に対する課金の全部又は一
部をこのエレベータ保守料に充当して、住民の経済的負
担を軽減しようとするものである。したがって、このよ
うに課金の全部又は一部を利用者に還元しようとする処
理は、マンションや団地などある程度簡易端末の操作者
が特定されるような場合には適するが、デパートやスー
パーのように不特定の者ばかりが簡易端末の操作者とな
るような場合にはなじまないものといえる。
【0042】また、ネットワーク状態監視手段13は、
中継器15aからの信号を入力して、ネットワークの状
態が正常であるか否かを監視し、その監視結果ついての
信号を課金額補正手段11に出力している。そして、ネ
ットワーク状態監視手段13が、あるCM情報について
表示が正常に行われなかった旨の監視結果を課金額補正
手段11に出力した場合、課金額補正手段11は、その
表示状態に応じて課金演算手段10に対し課金額を減免
する補正を行う。
【0043】例えば、ホストコンピュータ6と広告主We
bサーバ9とをつなぐ通信回線14の経路は、通常、中
継器15a−15b−15cを結ぶ経路が使用される
が、この経路が輻輳したり異常になったりした場合には
中継器15a−15d−15cを結ぶ経路を使用するよ
うに経路の切り換えが行われる。しかし、このような経
路の切り換えが順調に行われなかった場合、広告主Web
サーバ9からのCM情報がデータベース8に格納される
時間が遅れることになる。したがって、CM情報表示制
御装置7がこのデータベース8に格納されたCM情報を
表示器2a,2b,2cに配信する時間も遅れ、結果と
して、エレベータ利用者が簡易端末4a,4b,4cを
操作してもCM情報が表示されなかったり、あるいは本
来は更新されるべきであった前のCM情報が表示された
りすることになる。
【0044】上記のような課金額補正機能が具備されて
いないシステムでは、エレベータ利用者が簡易端末を操
作してCM情報を表示させた場合、そのCM情報が正規
のものであると否とを問わず、表示毎に広告主に対する
課金が自動的に行われていくため、広告主はCM料の支
払いに際して不満を抱く虞があるが、本実施形態のシス
テムによれば、広告主がこのような不満を抱くことを防
ぐことができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、表示器
が設置された場所の個々の事情を考慮した、より有用な
CM情報を流すことが可能なコマーシャル表示システム
及びコマーシャル表示方法を実現することができる。そ
して、表示器の付近に簡易端末を備えた構成とすること
により、利用者自身に真に必要とするCM情報を選択さ
せたり、CM表示回数に応じて広告主に対する課金を行
ったり、あるいは課金の全部又は一部を利用者に還元さ
せたりするなど、種々の効果を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコマーシャル表示シス
テムの構成図。
【図2】図1のシステムにおけるコマーシャル表示方法
を説明するためのフローチャート。
【図3】図1における表示器2a,2b,2cの画面表
示例を示す説明図。
【図4】図1のコマーシャル表示システムにおけるエレ
ベータサービス会社が、広告主及びビル所有者に対して
行う処理手続を説明するためのフローチャート
【図5】本発明の他の実施形態の要部であるホストコン
ピュータ6及びその周辺機器の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1a〜1c エレベータ制御装置 2a〜2c 表示器 3a〜3c 記憶部 4a〜4c 簡易端末 5 インターネット 6 ホストコンピュータ 7 CM情報表示制御装置 8 データベース 9 広告主Webサーバ 10 課金演算手段 11 課金額補正手段 12 還元額演算手段 13 ネットワーク状態監視手段 14 通信回線 15a〜15d 中継器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 林 清 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 3F303 DC31 FA12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不特定多数の人が集まる場所に設置された
    表示器と、 前記表示器にCM情報を表示させるCM情報表示制御装
    置と、 を備えたコマーシャル表示システムにおいて、 前記表示器は複数のビル内又は複数の地域にそれぞれ設
    置されると共に、これら表示器と前記CM情報表示制御
    装置とはネットワークを介して接続されており、 前記CM情報表示制御装置は、これら表示器に対してそ
    れぞれ異なる内容のCM情報を表示させることが可能な
    ものである、 ことを特徴とするコマーシャル表示システム。
  2. 【請求項2】前記表示器の付近に簡易端末を配設し、 この簡易端末の操作により操作者が所望のCM情報を前
    記表示器に表示できるようにした、 ことを特徴とする請求項1記載のコマーシャル表示シス
    テム。
  3. 【請求項3】前記表示器は、前記複数のビル内のエレベ
    ータにおけるかご内、又はエレベータ乗り場に設置され
    たものである、 ことを特徴とする請求項2記載のコマーシャル表示シス
    テム。
  4. 【請求項4】前記簡易端末は、予め各操作者に対して設
    定された暗証登録番号が入力された場合のみ操作が可能
    となるものである、 ことを特徴とする請求項3記載のコマーシャル表示シス
    テム。
  5. 【請求項5】前記簡易端末は、前記操作者が前記所望の
    CM情報を、前記ネットワークに接続された所定の端末
    又は所定の表示装置に転送し得る機能を有するものであ
    る、 ことを特徴とする請求項4記載のコマーシャル表示シス
    テム。
  6. 【請求項6】前記CM情報表示制御装置は、 前記操作者が前記簡易端末により前記CM情報を閲覧す
    る毎に広告主に対する課金を演算する課金演算手段を有
    するものである、 ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のコ
    マーシャル表示システム。
  7. 【請求項7】前記CM情報表示制御装置は、 前記表示器による前記CM情報の表示が正常に行われな
    かった状態を検出した場合に、前記課金演算手段が演算
    した課金額を補正する課金額補正手段を有するものであ
    る、 ことを特徴とする請求項6記載のコマーシャル表示シス
    テム。
  8. 【請求項8】前記CM情報表示制御装置は、 前記課金演算手段が演算した課金の全部又は一部につい
    て、予め暗証登録番号が設定されている操作者に対して
    還元する金額を演算する還元額演算手段を有するもので
    ある、 ことを特徴とする請求項6又は7記載のコマーシャル表
    示システム。
  9. 【請求項9】不特定多数の人が集まる場所に表示器を設
    置し、この表示器にCM情報を表示させるコマーシャル
    表示方法において、 前記表示器を複数のビル内又は複数の地域にそれぞれ設
    置し、これら表示器に対してそれぞれ異なる内容のCM
    情報を表示させること、 を特徴とするコマーシャル表示方法。
  10. 【請求項10】前記表示器の付近に簡易端末を配設し、
    この簡易端末の操作により操作者が所望のCM情報を選
    択して 前記表示器に表示する、 ことを特徴とする請求項9記載のコマーシャル表示方
    法。
  11. 【請求項11】前記操作者が前記簡易端末により前記C
    M情報を閲覧する毎に広告主に対して所定金額を課金す
    ること、 を特徴とする請求項10記載のコマーシャル表示方法。
  12. 【請求項12】前記課金の全部又は一部を特定の操作者
    に対して還元すること、 を特徴とする請求項11記載のコマーシャル表示方法。
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