JP2002156854A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2002156854A
JP2002156854A JP2000350765A JP2000350765A JP2002156854A JP 2002156854 A JP2002156854 A JP 2002156854A JP 2000350765 A JP2000350765 A JP 2000350765A JP 2000350765 A JP2000350765 A JP 2000350765A JP 2002156854 A JP2002156854 A JP 2002156854A
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heating
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Hajime Tanaka
一 田中
Masami Maruko
雅巳 圓子
Hidetoshi Katayanagi
秀敏 片柳
Toshiki Hayamizu
俊樹 速水
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Konica Minolta Inc
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱ローラの離型層の耐久性、耐摩耗性を向
上し、且つ、高画質の画像を形成する画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 熱伝導性基体821上に耐熱弾性層82
2を被覆し更にその上に耐熱離型層823を形成し加熱
源81により加熱される加熱ローラ82と、加熱ローラ
82に圧接する加圧ローラ83とにより、用紙P上に形
成されたトナー像tを加熱定着する定着装置において、
耐熱離型層823の微細硬度を55°以上、75°以下
に設定した定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる定着装
置に関し、特に、加熱ローラ、加熱定着ベルト等の加熱
回転体と、該加熱回転体に圧接する加圧回転体とを有す
る定着装置、及び該定着装置を備えた画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置において、加熱溶融性の樹脂等より成
るトナーを担持する被記録材を加熱定着処理する定着装
置には、熱ローラ方式が多く採用されている。
【0003】熱ローラ方式の定着装置は、内部にハロゲ
ンヒータ等の発熱源を備えた金属性の加熱ローラと、こ
れに圧接する弾性を有する加圧ローラとから構成され、
この一対のローラの圧接部である定着ニップ部に用紙等
の被記録材を通過させる事により、被記録材に担持され
たトナー像を加熱、定着させるものである。
【0004】カラー画像を出力する電子写真方式の画像
形成装置に搭載された定着装置では、ローラ芯金の表面
にシリコーンゴム等の弾性層を有する加熱ローラが用い
られる。
【0005】加熱ローラが硬質であると、用紙やトナー
層の凹凸に加熱ローラ表面が追従せず、ハーフトーン画
像などでは、ドットにより潰れ方が異なって、ざらつい
て見えたり、ベタ部では光沢ムラとなり、画質を低下さ
せる。モノクロ画像でも同様の画質低下が生じるが、線
画が中心であるため、比較的目立たない。このため、カ
ラー画像の高画質化には、弾性層を有する定着熱ローラ
が必須となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】熱伝導性基体(芯金)
に弾性層を被覆し、更にその上に耐熱離型層を有する加
熱ローラと、加圧ローラとから成るローラ定着型の定着
装置を備えたカラー画像形成装置においては、表面層で
ある耐熱離型層として、フッ素樹脂、フッ素ゴム、シリ
コーンゴム等が採用されている。用紙の片面のみに画像
を形成する画像形成装置の場合には、加熱ローラの表面
の耐熱離型層は、画質、トナーオフセット性、用紙の加
熱ローラへの巻き付き性、耐久性等を考慮した選択をす
る必要がある。
【0007】従来の加熱ローラの耐熱離型層は、微細硬
度を高くして、ローラ傷の発生を防止し、耐久性を維持
していた。しかし、耐熱離型層の微細硬度を高くする
と、定着画像の劣化が著しくなり、画質的には良くな
い。また、耐熱離型層の微細硬度が低いと、接触型の温
度センサや用紙分離爪等による耐熱離型層面の傷発生等
の支障がある。
【0008】耐熱離型層の硬度については、特開200
0−75714号公報に硬度(微細硬度)を規定したも
のがあるが、これはOHPシートに対する片面画像形成
のために加熱ローラ表面の微細硬度を規定したものであ
り、本発明のような両面画像形成時の問題解決にはなら
ない。
【0009】また、特公平6−100876公報に記載
の加熱ローラは、ローラ基体、シリコーンゴム層、ゴム
と樹脂から成る混合層、樹脂層の4層構成により形成さ
れたものであり、中間層としての混合層により、下層の
シリコーンゴム層と上層の樹脂層とを強固に結合したも
のである。この4層構成により形成された加熱ローラに
は、厚さや硬度の規定はなく、本発明のような両面画像
形成時の問題解決にはならない。
【0010】本発明は上記のような従来問題点を解決す
る定着装置、及び画像形成装置を提供することを目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の構
成により達成される。
【0012】(1) 熱伝導性基体上に耐熱弾性層を被
覆し更にその上に耐熱離型層を形成し加熱源により加熱
される加熱回転体と、前記加熱回転体に圧接する加圧回
転体とにより、転写紙上に形成されたトナー像を加熱定
着する定着装置において、前記耐熱離型層の微細硬度を
55°以上、75°以下に設定したことを特徴とする定
着装置。
【0013】(2) 熱伝導性基体上に耐熱弾性層を被
覆し更にその上に耐熱離型層を形成し加熱源により加熱
される加熱回転体と、前記加熱回転体に圧接する加圧回
転体とにより、転写紙上に形成されたトナー像を加熱定
着する定着装置において、前記トナー像は、重合法によ
り製造された重合トナーを用いて形成され、且つ、前記
重合トナーの軟化点が125℃以下であることを特徴と
する定着装置。
【0014】(3) 前記(1)又は(2)に記載の定
着装置と画像形成手段と用紙搬送手段とを備えて成るこ
とを特徴とする画像形成装置。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の定着装置、及び画
像形成装置の実施の形態を図を用いて説明する。
【0016】(画像形成装置の一実施形態)図1は、本
発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の一実施形態
を示すカラー画像形成装置の断面構成図である。
【0017】このカラー画像形成装置は、タンデム型カ
ラー画像形成装置と称せられるもので、縦列配置された
複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10K
と、複数のローラにより巻回され回動可能に支持された
半導電性エンドレスベルト状の中間転写体7と、給紙搬
送手段、及び定着装置8とから成る。
【0018】イエロー色の画像を形成する画像形成部1
0Yは、像担持体(感光体)1Yの周囲に配置された帯
電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、一次転写手
段5Y、クリーニング手段6Yを有する。マゼンタ色の
画像を形成する画像形成部10Mは、像担持体(感光
体)1M、帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4
M、一次転写手段5M、クリーニング手段6Mを有す
る。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、像
担持体(感光体)1C、帯電手段2C、露光手段3C、
現像手段4C、一次転写手段5C、クリーニング手段6
Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、
像担持体(感光体)1K、帯電手段2K、露光手段3
K、現像手段4K、一次転写手段5K、クリーニング手
段6Kを有する。
【0019】画像形成部10Y,10M,10C,10
Kより形成された各色の画像は、一次転写手段5Y,5
M,5C,5Kにより、回動する中間転写体7上に逐次
転写されて、合成されたカラー画像が形成される。給紙
カセット20内に収容された転写紙(以下、用紙と称
す)Pは、給紙手段21により給紙され、複数の中間ロ
ーラ22A,22B,22C,22D、レジストローラ
23を経て、二次転写手段5Aに搬送され、用紙P上に
カラー画像が一括転写される。カラー画像が転写された
用紙Pは、定着装置8により定着処理され、排紙ローラ
24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置され
る。
【0020】両面画像形成時には、定着装置8から排出
された用紙の第1面に画像形成された用紙Pは、分岐手
段26により用紙排紙路から分岐され、下方の反転通紙
路27A,27B,27Cを通過して、中間ローラ22
Dにおいて合流する。反転搬送された用紙Pは、レジス
トローラ23を経て、二次転写手段5Aに搬送され、用
紙Pの第2面上にカラー画像が一括転写される。カラー
画像が転写された用紙Pは、定着装置8により定着処理
され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ2
5上に載置される。
【0021】一方、二次転写手段5Aにより用紙Pにカ
ラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した中間転写
体7は、クリーニング手段6Aにより残留トナーが除去
される。
【0022】画像形成処理中、一次転写手段5Kは常
時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写手段5
Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対
応する感光体1Y,1M,1Cに圧接する。二次転写手
段5Aは、ここを用紙Pが通過して二次転写が行われる
時にのみ、中間転写体7に圧接する。
【0023】(定着装置の全体構成)図2は本発明の定
着装置の一実施の形態を示す断面図である。
【0024】定着装置(ローラ定着装置)8は、加熱源
81、加熱ローラ(加熱回転体)82、加圧ローラ(加
圧回転体)83等から成る。加熱ローラ82の周囲に
は、クリーニングローラ84、オイル塗布ローラ85、
クリーニングローラ86、非接触型の異常温度防止用の
サーモスタットTS1、非接触型の温度検知センサTS
2が配置されている。
【0025】加熱源81には、ハロゲンランプ、誘導加
熱手段等が用いられる。加熱ローラ82は、熱伝導性基
体(芯金)821、熱伝導性基体821の外側を被覆す
る耐熱弾性層(以下、弾性層と称す)822、更にその
外側を被覆する耐熱離型層(以下、離型層と称す)82
3等により構成されている。
【0026】加圧ローラ83は、熱伝導性基体(芯金)
831の周囲に、シリコーンゴム等の弾性層832と、
更にその外層を被覆するフッ素樹脂をから成る被覆層8
33とにより構成される。Nは加圧ローラ83と加熱ロ
ーラ82とが圧接する定着ニップ部である。
【0027】温度センサTS2は、加熱ローラ82の表
面温度を検知する。温度センサTS2の検出信号により
不図示の制御手段は、加熱ローラ82の表面温度を所定
温度に制御する。
【0028】加熱ローラ82と加圧ローラ83とが圧接
する定着ニップ部Nに用紙Pが導入されると、加熱源8
1により加熱された加熱ローラ82の熱が用紙Pに付与
され、用紙P上のトナー像tが加熱定着される。
【0029】(加熱ローラ)加熱ローラ82は、熱伝導
性基体821、弾性層822、離型層823から成る。
円筒状の熱伝導性基体821としては、熱伝導性の良好
なアルミニウム材(熱伝導率が2.38J/cm・s・
K)が主として用いられ、非磁性ステンレス鋼材(熱伝
導率が0.15J/cm・s・K)、パイレックス(登
録商標)ガラス、サファイヤ(Al23)、CaF2
のセラミック材(熱伝導率が(10〜20)×10- 3
/cm・s・K)も用いられる。熱伝導性基体821
は、所要の機械的強度を有し、厚さ(肉厚)が0.8〜
5mm厚のものである。
【0030】弾性層822は、例えばシリコーンゴムや
フッ素ゴム等の合成ゴムで形成される。さらに画像形成
の高速化対応のために、前記合成ゴム中に、フィラーと
してシリカ、アルミナ、酸化マグネシウム等の金属酸化
物の粉末5〜30質量%を配合させて熱伝導率を向上さ
せる方法が好ましく、熱伝導率が(2〜20)×10 -3
J/cm・s・Kの弾性層として形成したものを用い
る。先の配合されたフィラーは、良導電性のものが好ま
しい。そうすることにより、弾性層822の電気抵抗
(体積抵抗率)を容易に低く設定することができる。弾
性層822の厚さ(肉厚)は、0.8〜5mm、好まし
くは1〜3mm厚である。
【0031】弾性層822の外側(外周面)に、トナー
との離型性を良好とするため、厚さ20〜100μmの
PFA(フッ素樹脂)チューブを被覆したものや、フッ
素樹脂(PFAまたはPTFE)塗料を20〜100μ
m塗布したものや、層厚20〜500μmのシリコーン
ゴムやフッ素ゴムを成形したもので、熱伝導率が(3〜
10)×10-3J/cm・s・Kの離型層823を設け
る。離型層823は、トナーとの離型性を良好とすると
ともに、弾性層822の耐久性を高める。
【0032】(加熱ローラの他の実施の形態)図3は、
加熱ローラ82及び加圧ローラ83の他の実施の形態を
示す層構成図である。なお、図3に使用されている符号
について、図2と同じ機能を有する部分には、同符号を
付している。また、図2と異なる点を説明する。
【0033】加熱ローラ82は、熱伝導性基体821に
弾性層822を被覆し、更にその上にゴムと樹脂から成
る混合層824を有し、更にその上に樹脂層825を形
成した4層構成である。
【0034】熱伝導性基体821と弾性層822は、前
記と同じ構成である。最外層の樹脂層825は、例え
ば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ
ソ樹脂により形成され、厚さ数10μmの薄層である。
樹脂層825は、前記離型層823と同様にトナーとの
離型性を良好とするとともに、弾性層822の耐久性を
高める。
【0035】樹脂層825の下層の混合層824は、フ
ッソゴムとフッソ樹脂とを混合して形成されたものであ
り、厚さ数10μmの薄層である。混合層824は、弾
性層822と樹脂層825との接着層として形成される
とともに、加熱ローラ82が加圧ローラ83と圧接して
回転する時、樹脂層825の緩衝材として作用し、樹脂
層825のクラック発生を防止する。
【0036】(加圧ローラ(図2参照))上側の加熱ロ
ーラ82と対をなす下側の円筒状の定着部材としての加
圧ローラ83は、熱伝導性基体831、弾性層832、
被覆層833から成る。加圧ローラ83の構成部材は、
加熱ローラ82の構成部材とほぼ同一の材料、特性、寸
法に形成されている。
【0037】例えばアルミニウム材を用いた熱伝導性基
体831と、該熱伝導性基体831の外周面に、例えば
シリコーンゴム層或いはフッ素ゴム層やシリコーンゴム
の発泡材を用いたスポンジ状の、厚さ(肉厚)5〜20
mm厚でゴム硬度が10Hs〜40Hs(JIS、Aゴ
ム硬度)の厚肉ゴム層よりなる弾性層832とにより形
成された外径25〜50mmの軟質なローラとして構成
される。弾性層832の外側(外周面)には、離型性を
有するPFA、PTFA等の耐熱性のフッ素樹脂のチュ
ーブを被覆した被覆層833が形成されている。下側の
加圧ローラ83を断熱性の高い弾性ゴムローラを用い、
上側の加熱ローラ82から下側の加圧ローラ83への熱
の拡散を防止すると共に、広いニップ幅を確保する。固
定位置に回転可能に支持された上側の加熱ローラ82
と、バネ付勢されて加熱ローラ82に圧接する下側の加
圧ローラ83との間に、平面状の定着ニップ部Nが形成
されトナー像tの定着が行われる。
【0038】加圧ローラ83の他の実施の形態として、
図3の加熱ローラ82の層構成図と同様に、熱伝導性基
体831に弾性層832を被覆し、更にその上にゴムと
樹脂から成る混合層834を、更にその上に樹脂層83
5を積層して、4層構成の加圧ローラ83を形成する。
【0039】(重合トナーによる定着)近年、電子写真
式を利用した複写機、プリンタ等における高画質化の要
求に伴い、トナーの小粒径化が進んでいる。この傾向
は、デジタル機、カラー機において顕著である。トナー
の製造法として、従来、粉砕法が主流であったが、最近
の小粒径化トナーの流れとともに重合法によるトナー製
造が注目されている。また、重合法によるトナーの製造
法のうち、乳化重合会合法により製造された重合トナー
は、以下の特性を有する。
【0040】・不定形から球形まで広範囲の形状制御が
容易である ・粒度分布が非常にシャープであり、帯電量分布もシャ
ープであるから、電子写真プロセス中でのトナーの動き
がより均一であり、高画質化が達成される ・ドット再現性は、同一粒径でも粉砕トナーよりノイズ
が低減され、文字再現性も向上する ・微粉量が少ないため、トナーによるキャリアの汚染、
いわゆるトナースペントが少なく、耐久性向上に有利で
ある。
【0041】上記の重合法により重合トナーを製造し、
軟化点が125℃以下の重合トナーを選択して使用し
た。図1に示すフルカラーデジタル機にて、実際に画像
出力を行い、用紙P上に軟化点が125℃以下の重合ト
ナーによるトナー画像を形成し、定着装置により定着処
理をして、ドットの再現性、画質を確認した。
【0042】ドットの再現性の向上が実際にどの程度画
質の向上として人間の目に映るかを定量的に評価するた
め、画質ノイズの評価を行った。画質の評価にはいくつ
かの方法が提案されているが、マイクロデンシトメータ
にて濃度変動を測定し、解析した。
【0043】小粒径化された軟化点が125℃以下の重
合トナーを使用する事により、同一粒径でも粉砕トナー
より画像のノイズが小さく、小粒径化により更に画像の
ノイズが低減される。即ち、文字周辺部のチリ、横線の
乱れ、画像荒れが少なく、オリジナルに近い画像が得ら
れる。
【0044】(加熱ローラの離型層)加熱ローラ82の
離型層823の微細硬度を、高分子計器(株)製のマイ
クロゴム硬度計MD−1型により測定した。マイクロゴ
ム硬度計のセンサ部は、片持ち梁構造のスプリング板の
先端部に設けた押針を被検材料の表面に押し付け、スプ
リング板の変位量を検出部により検出するもので、小さ
なゴム部材や1〜2mmのゴムシートの硬さ測定に適し
ている。
【0045】
【表1】
【0046】表1は、加熱ローラ82の離型層823の
微細硬度(マイクロ硬度)と、傷発生、画質との相関を
示す。
【0047】表中、傷発生の欄の○印は、離型層823
の傷の発生が皆無のもので、耐久性に優れたものを示
す。△印は傷の発生の少ないもの、×印は傷の発生が著
しく多いものを示す。画質の欄の○印、△印、×印は、
前記重合トナーによる定着において説明した文字周辺部
のチリ、横線の乱れ、画像荒れが少ない高画質を示し、
△印はこれらの濃度変動が僅かに認められる画質を示
す。
【0048】表1に示すように、加熱ローラ82の離型
層823の微細硬度を55°以上に設定する事により、
画像劣化が少なく、用紙分離爪等による傷が付きにく
く、耐久性が確保される。また、接触型温度検知センサ
を備えた定着装置においては、接触型温度センサによる
離型層823への傷発生の防止、及び接触型温度検知セ
ンサの表面損傷の防止等に有効である。なお、前記微細
硬度が55°未満では、離型層823の傷の発生が顕著
となる。
【0049】加熱ローラ82の離型層823の微細硬度
を75°以下に設定する事により、離型層823と用紙
Pとの圧接、追従性を良好とする事ができ、高画質にす
る事が可能である。また、離型層823の微細硬度が7
5°を越えると画質が不良となる。
【0050】以上の離型層823表面の損傷防止、及び
用紙Pとの追従性の両特性を満たす条件として、離型層
の微細硬度を55°以上、75°以下に設定する事によ
り、高画質を維持して10万枚プリント処理を達成でき
た。
【0051】図4はプリント枚数に対する離型層823
の表面粗さRzの推移を示す特性図である。定着装置に
より処理されるプリント枚数の増加に従って、離型層8
23の表面粗さRzは低下する。
【0052】(光沢度)図5は離型層823の表面粗さ
Rzに対する用紙P上に形成されたトナー像の光沢度の
推移を示す特性図である。
【0053】カラー画像の場合は、光沢の有無は、見た
目に大きな差異を与える。通常、用紙の下地の光沢と画
像部の光沢は一致したほうが自然な印象を与える。しか
し、見映えのする彩度の高い画像とするには、光沢をつ
けたほうが望ましい。光沢の強さ(光沢度)Gは、通
常、鏡面光沢で表示している。
【0054】G=(Ip/Is) ここで、Ipは画像の正反射光量、Isは基準面の正反
射光量であり、通常60°の入射角の鏡面光沢で使われ
る。
【0055】光沢度の測定は、JIS−Z8741の方
法3により、日本電色製の光沢度計VGS−300Aを
用いて測定した。
【0056】離型層823の表面粗さRzが0.5μm
未満になると、光沢度Gが30を越えて、用紙Pの画像
部の光沢が強すぎて、用紙の下地の光沢との差が大き
く、見た目に違和感を生じる。離型層823の表面粗さ
Rzが2.0μmを越えると、用紙Pの画像部の光沢度
Gが20以下になり、見映えのする彩度の高い画像が得
られない。以上の結果、加熱ローラ82の離型層823
の表面粗さRzが、0.5μm以上、2.0μm以下で
ある事が望ましい。
【0057】図6は文字画像の光沢度と写真画像の光沢
度との評価を示す特性図である。図中の線図Aは文字画
像の特性を示し、線図Bは写真画像の特性を示す。評価
スコアは目視による5点採点の光沢度官能評価結果であ
る。
【0058】文字画像の特性は、光沢度Gが低いほど評
価スコアが高く、光沢度Gが高くなると評価スコアが低
下する。写真画像の特性、特にカラー画像は、光沢度G
が高いほど評価スコアが高く、光沢度Gが低いと評価ス
コアが低下する。文字画像の線図Aと写真画像の線図B
が交差した位置の光沢度(図中の約23の光沢度)付近
が、文字画像と写真画像の両特性を同時に兼ね備えた光
沢度である。
【0059】(加熱ローラの弾性層)加熱ローラ82の
弾性層822のゴム硬度は、JIS−A規格で20°以
下である事が望ましい。ゴム用の硬度計としては,JI
S−K6253のタイプA型が最も一般的である。ゴム
用の硬度計は、定められた形の押針をスプリングの力で
試料の表面に押し込んで変形を与え、その時試料が示す
抵抗力とスプリングの力とがバランスした状態での押し
込み深さを硬さとして表す。
【0060】ゴム硬度が所定値の20°を越えると弾性
層822が柔らかすぎて、加熱ローラ82と加圧ローラ
83とを所定の押圧力で加圧したとき、定着ニップ幅が
長くなりすぎ、離型層823の損傷発生、トナー像のニ
ジミ発生等の問題が生じる。
【0061】(実施例)本発明の定着装置による実施例
を以下に示す。
【0062】用紙の搬送速度:180mm/sec 加熱ローラの層構成:熱伝導性基体、弾性層、離型層か
ら成る3層構成 加熱ローラの弾性層の硬度:10° 加熱ローラの離型層の表面粗さRz:1.5μm 重合トナー:スチレンアクリルトナー、軟化点125℃
以下 (画像形成装置の他の実施例)本発明のカラー画像形成
装置は、図1に示すタンデム型カラー画像形成装置に限
定されるものではなく、複数の像担持体上に形成された
トナー像tを用紙上に直接転写して重ね合わせトナー像
を形成し、定着装置により重ね合わせトナー像tを定着
する方式のカラー画像形成装置にも適用可能である。
【0063】また、本発明のカラー画像形成装置は、像
担持体上に順次形成される各色トナー像を重ね合わせた
のち、転写部で用紙上に1回で転写してカラー画像を形
成し、その後、用紙Pを像担持体面から剥離し、定着装
置により重ね合わせトナー像tを定着する方式のカラー
画像形成装置にも適用可能である。
【0064】
【発明の効果】本発明の定着装置を備えた画像形成装置
により、以下の効果が奏せられる。
【0065】(1)離型層の微細硬度を55°以上、7
5°以下に設定する事により、画像劣化が少なく、傷が
付きにくく、耐久性が確保され、高画質を維持して10
万枚プリント処理を達成可能にした。
【0066】(2)小粒径化された軟化点が125℃以
下の重合トナーを使用する事により、ノイズが低減さ
れ、文字周辺部のチリ、横線の乱れ、画像荒れが少な
く、オリジナルに近い定着画像が得られる。
【0067】(3)加熱ローラの離型層の表面粗さRz
が、0.5μm以上、2.0μm以下に設定する事によ
り、文字画像の光沢度と写真画像の光沢度の最適条件に
設定された画像が形成される。
【0068】(4)加熱ローラの弾性層のゴム硬度を、
JIS−A規格で20°以下に設定する事により、離型
層の損傷発生、トナー像のニジミ発生等の問題が解消さ
れる。
【0069】(5)本発明の加熱ローラを備えた定着装
置、及び重合トナーにより、光沢や画像劣化レベルの安
定化、耐久性の向上が達成される。特に、カラー画像形
成装置において、高画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の
一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図。
【図2】本発明の定着装置の一実施の形態を示す断面
図。
【図3】加熱ローラ及び加圧ローラの他の実施の形態を
示す層構成図。
【図4】プリント枚数に対する離型層の表面粗さの推移
を示す特性図。
【図5】離型層の表面粗さに対する用紙上に形成された
トナー像の光沢度の推移を示す特性図。
【図6】文字画像の光沢度と写真画像の光沢度との評価
を示す特性図。
【符号の説明】
8 定着装置(ローラ定着装置) 10Y,10M,10C,10K 画像形成部 81 加熱源 82 加熱ローラ(加熱回転体) 83 加圧ローラ(加圧回転体) 821,831 熱伝導性基体(芯金) 822,832 耐熱弾性層(弾性層) 823 耐熱離型層(離型層) 824,834 混合層 825,835 樹脂層(離型層) 833 被覆層 N 定着ニップ部 P 転写紙(用紙) t トナー像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 106 G03G 15/00 106 (72)発明者 速水 俊樹 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H028 BA06 BA09 2H033 AA23 AA46 AA49 BA07 BA11 BA25 BB04 BB12 BB14 BB15 BB18 BB28 3J103 AA02 AA15 AA24 AA41 AA51 BA03 BA31 BA41 FA02 FA07 FA09 FA12 FA18 GA02 GA57 GA58 GA60 GA66 GA68 HA03 HA04 HA05 HA12 HA15 HA20 HA22 HA33 HA37 HA43 HA51 HA53 HA54 HA60

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導性基体上に耐熱弾性層を被覆し更
    にその上に耐熱離型層を形成し加熱源により加熱される
    加熱回転体と、前記加熱回転体に圧接する加圧回転体と
    により、転写紙上に形成されたトナー像を加熱定着する
    定着装置において、前記耐熱離型層の微細硬度を55°
    以上、75°以下に設定したことを特徴とする定着装
    置。
  2. 【請求項2】 前記耐熱離型層の表面粗さRzが、0.
    5μm以上、2.0μm以下であることを特徴とする請
    求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記耐熱弾性層の硬度が、JIS−A規
    格で20°以下であることを特徴とする請求項1に記載
    の定着装置。
  4. 【請求項4】 熱伝導性基体上に耐熱弾性層を被覆し更
    にその上に耐熱離型層を形成し加熱源により加熱される
    加熱回転体と、前記加熱回転体に圧接する加圧回転体と
    により、転写紙上に形成されたトナー像を加熱定着する
    定着装置において、前記トナー像は、重合法により製造
    された重合トナーを用いて形成され、且つ、前記重合ト
    ナーの軟化点が125℃以下であることを特徴とする定
    着装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱回転体が、ローラ形状をなす加
    熱ローラであることを特徴とする請求項1〜4の何れか
    1項に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱回転体が、無端ベルト形状をな
    す加熱定着ベルトであることを特徴とする請求項1〜4
    の何れか1項に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記加圧回転体が、ローラ形状をなす加
    圧ローラであることを特徴とする請求項1〜4の何れか
    1項に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1〜7の何れか1項に記載の
    定着装置と画像形成手段と用紙搬送手段とを備えて成る
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成手段が少なくとも2色以上
    の画像を出力可能とすることを特徴とする請求項8に記
    載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記画像形成手段は、用紙反転搬送手
    段により両面画像形成が可能であることを特徴とする請
    求項8又は9に記載の画像形成装置。
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