JP2002156841A - 転写ローラ及び画像形成装置 - Google Patents

転写ローラ及び画像形成装置

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JP2002156841A
JP2002156841A JP2000308841A JP2000308841A JP2002156841A JP 2002156841 A JP2002156841 A JP 2002156841A JP 2000308841 A JP2000308841 A JP 2000308841A JP 2000308841 A JP2000308841 A JP 2000308841A JP 2002156841 A JP2002156841 A JP 2002156841A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性層に導電性ポリウレンタンフォームを用
いたものであって、従来のものより多量の強電解質を含
み、連続通電時の抵抗安定性に優れ、しかも所定の範囲
のローラ抵抗を有する転写ローラを提供すること。 【解決手段】 弾性層に導電性ポリウレタンフォームを
用いた転写ローラにおいて、温度22℃、相対温度55
%RHにおける1000V印加時のローラ抵抗が1×1
7 〜1×108.5 Ωであって、上記導電性ポリウレタ
ンフォームが、鎖延長剤として1,4−ブタンジオール
を用いたものであり、かつポリマー成分100重量部当
たり、強電解質0.4〜10重量部を含む転写ローラ及び
該転写ローラを装着した画像形成装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置や静
電記録装置などに用いられる転写ローラ及び画像形成装
置に関し、さらに詳しくは、弾性層に導電性ポリウレタ
ンフォームを用いたものであって、導電性付与剤とし
て、従来のものよりも多量の強電解質を含み、連続通電
時の抵抗安定性に優れ、しかも強電解質を多量に含むに
もかかわらず、所定の範囲のローラ抵抗を有する転写ロ
ーラ、及び該転写ローラを装着した画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、レーザープリンタなどの
電子写真装置や静電記録装置などにおいては、紙、OH
P(オーバーヘッドプロジェクター)、ベルトなどの記
録媒体に帯電させ、現像剤を、この記録媒体に転写させ
る部材として、転写ローラが使用されている。例えば、
カラー複写機などでは、像担持体上に担持された帯電絶
縁性トナー像を中間転写体へ一次転写したのち、これを
中間転写体から記録媒体へ二次転写させる画像形成方法
において、記録媒体を帯電させ、中間転写体上のトナー
像を記録媒体へ転写させるための二次転写用の転写ロー
ラが使用されている。
【0003】また、レーザープリンタでは、像担持体上
に担持された帯電絶縁性トナー像を記録媒体へ転写させ
るようにした画像形成方法において、記録媒体を帯電さ
せ、トナーによって可視化された静電潜像からトナーを
記録媒体に転写させるための転写ローラが使用されてい
る。このレーザープリンタなどの画像形成装置として
は、図1に示す装置を例示することができる。図1は、
転写ローラを用いたレーザープリンタなどの画像形成装
置の一例を示す概略図であって、感光体1は帯電器2に
より一様に帯電される。次に、画像露光系3により静電
潜像が形成され、現像器4により可視化されてトナー像
となる。感光体上のトナー像が転写ローラ5との接触領
域に達すると、それと同期して搬送されてきた記録用紙
10にトナー像が押圧されるとともに、転写ローラ5に
バイアス電源8から電圧が印加され、トナー像は感光体
1から記録用紙10に転写される。なお、符号6は軸
受、7はスプリング、9はクリーナーである。
【0004】この画像形成装置に用いられる転写ローラ
は、通常金属などの良導電性材料からなるシャフトの外
周に、シリコーンゴム、NBR、EPDMなどのゴム状
弾性体やポリウレタンフォームなどの主材に導電剤を配
合して導電性を付与した材料を用いて弾性層を形成した
構造となっている。ここで、弾性層の硬度は、感光体又
は中間転写体と転写ローラ間で均一なニップを得るため
に、また、装置の高速化に伴い適度な転写量を得るため
に、低硬度であることが必要である。このような転写ロ
ーラにおいては、一般に温度22℃、相対温度55%R
Hにおける1000V印加時のローラ抵抗が1×107
〜1×108.5 Ωの範囲にあるものが要求される。した
がって、上記弾性層には、通常導電性付与剤として電解
質を用い、その種類と配合量によって、ローラ抵抗が所
定の範囲に制御されている。
【0005】このように、電解質を配合する場合、その
配合量は、連続通電時の抵抗安定性に影響を与えること
が知られている。すなわち、連続通電時においては、該
電解質が分極することにより、ローラ抵抗が上昇する
が、このローラ抵抗の上昇度合いは、電解質の配合量が
少ないほど大きい。該ローラ抵抗は、連続して通電した
際においても、変動が少ないことが望ましい。導電性付
与剤として、弱電解質を用いる場合、ローラ抵抗を所定
の範囲に制御するのに、比較的多量を配合することがで
きるが、強電解質の場合は、多量に配合すると、ローラ
抵抗が所定の範囲より低くなるので、多量に配合するこ
とができないという問題が生じる。無機過塩素酸塩など
の無機系強電解質は、第四級アンモニウム塩などの有機
系弱電解質に比べて、感光体に対する汚染性が少ないと
いう長所を有しており、したがって、転写ローラの弾性
層における導電性付与剤として、好ましいものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、弾性層に導電性ポリウレタンフォームを用い
たものであって、導電性付与剤として、従来のものより
も多量の強電解質を含み、連続通電時の抵抗安定性に優
れ、しかも強電解質を多量に含むにもかかわらず、所定
の範囲のローラ抵抗を有する転写ローラ及びこの転写ロ
ーラを装着した画像形成装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する転写ローラを開発すべく鋭意研究を
重ねた結果、弾性層を構成する導電性ポリウレタンフォ
ームの形成に、鎖延長剤として、1,4−ブタンジオー
ルを用いることにより、強電解質を従来のものより多量
に配合しても、ローラ抵抗を所定の範囲に制御すること
ができ、その目的を達成しうることを見出した。本発明
は、かかる知見に基づいて完成したものである。すなわ
ち、本発明は、弾性層に導電性ポリウレタンフォームを
用いた転写ローラにおいて、温度22℃、相対温度55
%RHにおける1000V印加時のローラ抵抗が1×1
7 〜1×108.5 Ωであって、上記導電性ポリウレタ
ンフォームが、鎖延長剤として1,4−ブタンジオール
を用いたものであり、かつポリマー成分100重量部当
たり、強電解質0.4〜10重量部を含むことを特徴とす
る転写ローラ及びこの転写ローラを装着してなる画像形
成装置を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】電子写真装置や静電記録装置など
における転写ローラは、一般にシャフトと、その外周に
設けられた弾性層を有しており、本発明においては、該
弾性層として、導電性ポリウレタンフォームが用いられ
る。本発明の転写ローラにおいては、上記導電性ポリウ
レタンフォームは、鎖延長剤として1,4−ブタンジオ
ールを用いて形成されたものであり、このように、鎖延
長剤として1,4−ブタンジオールを用いることによ
り、導電性付与剤として、強電解質を従来のものよりも
多量に配合しても、ローラ抵抗を所定の範囲に制御する
ことができる。その理由は、1,4−ブタンジオールを
配合することにより架橋点が増えると共に、イソシアネ
ート成分も増えるために架橋点が増えるためであると推
定される。本発明の転写ローラにおけるローラ抵抗は、
温度22℃、相対温度55%RHにおける1000V印
加時において、1×107 〜1×108.5 Ωの範囲に制
御される。このローラ抵抗が上記範囲を逸脱すると、転
写ローラとしての機能が充分に発揮されにくい。好まし
いローラ抵抗は、1×107 〜1×108 Ωの範囲であ
る。
【0009】本発明の転写ローラにおいては、導電性ポ
リウレタンフォーム中の強電解質の含有量は、ポリマー
成分100重量部当たり、0.4〜10重量部の範囲で選
定される。この強電解質の含有量が0.4重量部未満では
ローラ抵抗が1×108.5 Ωを超えるおそれがあり、一
方、10重量部を超えるとローラ抵抗が1×107 Ω未
満になるおそれがある。ローラ抵抗の面から、該強電解
質の好ましい含有量は、0.8〜5重量部の範囲である。
ここで、ポリマー成分とは、例えば、(A)ポリエーテ
ルポリオール,(B)1,4−ブタンジオールを含む鎖
延長剤及び(C)ポリイソシアネート化合物を反応させ
て得られるポリウレタン成分をいう。
【0010】従来の転写ローラにおいては、導電性付与
剤として強電解質を用いる場合、その配合量は、一般
に、ポリマー成分100重量部に対し、0.01〜0.2重
量部程度である。これに対し、本発明の転写ローラにお
いては、従来のものより、強電解質が多量に配合されて
おり、その結果、連続通電時における抵抗安定性に優れ
るものとなっている。また、強電解質を用いているた
め、有機系の弱電解質を用いたものに比べて、感光体な
どに対する汚染性も少ない。上記強電解質としては特に
制限はないが、感光体などに対する非汚染性の面から、
無機系のものが好ましく、例えば無機系の過塩素酸塩,
塩素酸塩,臭素酸塩,ヨウ素酸塩,フッ化水素酸塩,ホ
ウフッ化水素酸塩などを挙げることができる。これらの
中で、無機過塩素酸塩が好ましく、具体的には過塩素酸
リチウム,過塩素酸カリウム,過塩素酸ナトリウムなど
のアルカリ金属の過塩素酸塩などが挙げられる。本発明
においては、これらの強電解質は一種を単独で用いても
よく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0011】本発明の転写ローラにおいては、弾性層の
硬度は、感光体又は中間転写体と転写ローラ間で均一な
ニップを得るために、また、装置の高速化に伴い、適度
な転写量を得るために、アスカーC硬度で60度以下で
あるのが好ましく、特に10〜50度の範囲が好まし
い。なお、このアスカーC硬度は、JIS K6301
に準拠して測定した値である。本発明の転写ローラにお
ける弾性層を構成する導電性ポリウレタンフォームの製
造方法としては特に制限はなく、従来公知の方法を用い
ることができる。例えば(A)ポリエーテルポリオー
ル,(B)1,4−ブタンジオールを含む鎖延長剤,
(C)ポリイソシアネート化合物及び(D)強電解質を
含むポリウレタン成形材料を、機械的攪拌しながら不活
性ガスを導入して気泡を混入させ、このものを所定のモ
ールド等に注型するか又はブロック状に自由に発泡させ
た後、加熱硬化させる方法、あるいはポリエーテルポリ
オールをあらかじめイソシアナート化しておき、1,4
−ブタンジオールを含む鎖延長剤を用いて、上記と同様
に発泡硬化させるプレポリマー法を用いることができ
る。
【0012】上記(A)成分のポリエーテルポリオール
としては、例えばプロピレングリコール、エチレングリ
コール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサ
ントリオールなどを出発物質としてアルキレンオキサイ
ドを付加重合してなるものが好ましく、特にグリセリン
にエチレンオキサイド又はエチレンオキサイドとプロピ
レンオキサイドを付加重合させたものが好適である。上
記エチレンオキサイド又はエチレンオキサイドとプロピ
レンオキサイドの付加モル数は、得られるポリエーテル
ポリオールの重量平均分子量が1000〜15000の
範囲になるように選定される。重量平均分子量が上記範
囲を逸脱すると、所望の物性を有するポリウレタンフォ
ームが得られにくい。好ましい重量平均分子量は200
0〜8000の範囲である。
【0013】グリセリンに付加重合させるアルキレンオ
キサイドは、エチレンオキサイドのみであってもよい
し、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの組
合わせであってもよい。エチレンオキサイドとプロピレ
ンオキサイドとを組み合わせて付加重合させる場合、そ
れらの使用割合としては特に制限はないが、末端水酸基
中の一級水酸基の割合が50モル%以上になるような方
法で付加重合させるのが好ましい。なお、分子鎖中のオ
キシエチレン基とオキシプロピレン基の配列はランダム
であるのが好ましい。本発明で用いるポリウレタン成形
材料においては、(A)成分として、上記ポリエーテル
ポリオールを一種用いてもよく、二種以上組み合わせて
用いてもよい。ポリウレタン成形材料において、(B)
成分として用いられる鎖延長剤としては、本発明におい
ては、少なくとも1,4−ブタンジオールを含むものが
用いられる。また、1,4−ブタンジオール以外の鎖延
長剤としては、例えばエチレングリコール,トリメチロ
ールプロパン,ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル,ポリエチレングリコールなどを用いることができ
る。本発明においては、上記1,4−ブタンジオールの
使用量は、ローラ抵抗の制御効果及び形成される弾性層
の物性などを考慮すると、(A)成分のポリエーテルポ
リオール100重量部に対し0.5〜10重量部の範囲が
好ましく、特に1〜5重量部の範囲が好ましい。
【0014】ポリウレタン形成材料において、(C)成
分として用いられるポリイソシアネート化合物として
は、例えばジフェニルメタンジイソシアナートやトリレ
ンジイソシアナートなどの各種芳香族ポリイソシアナー
ト化合物又はそれらの誘導体、ヘキサメチレンジイソシ
アナートなどの各種脂肪族ポリイソシアナート化合物又
はそれらの誘導体、イソホロンジイソシアナートなどの
脂環族ポリイソシアナート化合物又はそれらの誘導体な
どが挙げられる。これらのポリイソシアナート化合物の
中で、各種芳香族ポリイソシアナート化合物及びそれら
の誘導体が、不活性ガスの導入と機械的撹拌の併用によ
って発泡硬化させた場合にセル径が安定するので、特に
好ましい。
【0015】芳香族ポリイソシアナート化合物としては
多核体があり、ジアミノジフェニルメタンから得られた
純ジフェニルメタンジイソシアナート、ジアミノジフェ
ニルメタンの多核体から得られたポリメリック・ジフェ
ニルメタンジイソシアナートなどを用いることができ
る。ポリメリック・ジフェニルメタンジイソシアナート
の官能基数については特に制限はないが、通常純ジフェ
ニルメタンジイソシアナートと様々な官能基数のポリメ
リック・ジフェニルメタンジイソシアナートとの混合物
が用いられ、平均官能基数が、好ましくは2.05〜4.0
0、より好ましくは2.50〜3.50のものが用いられ
る。またいずれのポリイソシアナート化合物も誘導体と
して用いることができ、ポリオール等で変性したウレタ
ン変性物、ウレチジオン形成による二量体、イソシアヌ
レート変性物、カルボジイミド/ウレトンイミン変性
物、アロハネート変性物、ウレア変性物、ビュレット変
性物などが用いられるが、ウレタン変性物、カルボジイ
ミド/ウレトンイミン変性物が特に好ましい。これらの
ポリイソシアナート化合物は単独で用いてもよく、二種
以上を併用してもよい。また、数種類のジフェニルメタ
ンジイソシアナートやその誘導体をブレンドして用いる
こともできる。また本発明の利点を損なわない範囲で、
ジフェニルメタンジイソシアナートやその誘導体と共
に、トリレンジイソシアナート等のその他の芳香族ポリ
イソシアナート化合物やヘキサメチレンジイソシアナー
ト等の各種脂肪族ポリイソシアナート化合物やイソホロ
ンジイソシアナート等の脂環族ポリイソシアナート化合
物又はそれらの誘導体を併用することを妨げない。
【0016】前記(A)成分及び(B)成分と(C)成
分とは、NCO基/OH基モル比が、0.9〜1.5、好ま
しくは1.0〜1.2の範囲になるような割合で用いるのが
有利である。ポリウレタン成形材料において、(D)成
分として用いられる強電解質については、前述で説明し
たとおりである。また、その試料量は、形成されるポリ
マー成分100重量部当たり、0.4〜10重量部の範囲
になるように選定される。このポリウレタン成形材料に
おいては、整泡剤を用いるのが好ましく、該整泡剤とし
てはシリコーン系整泡剤が好適である。このシリコーン
系整泡剤としては、例えば反応性シリコーン系界面活性
剤などが好ましく挙げられる。
【0017】このシリコーン系整泡剤は一種用いてもよ
く、二種以上を組み合わせて用いてもよい。また、この
整泡剤と共に、所望によりカチオン性、アニオン性、両
性等のイオン性界面活性剤や各種ポリエーテルやポリエ
ステル等のノニオン性界面活性剤を併用してもよい。こ
のシリコーン系整泡剤の配合量は、一般に前記(A)成
分と(B)成分との合計量100重量部当たり、0.1〜
10重量部の範囲が好ましく、特に0.5〜5重量部の範
囲が好ましい。このポリウレタン成形材料には、所望に
より、ウレタン反応触媒や、炭酸マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、酸化マグネシウムなどの無機質粉体を配合す
ることができる。
【0018】上記ウレタン反応触媒としては、例えばト
リエチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン等のモ
ノアミン類、テトラメチルエチレンジアミン、テトラメ
チルプロパンジアミン、テトラメチルヘキサンジアミン
等のジアミン類、ペンタメチルジエチレントリアミン、
ペンタメチルジプロピレントリアミン、テトラメチルグ
アニジン等のトルアミン類、トリエチレンジアミン、ジ
メチルピペラジン、メチルエチルピペラジン、メチルモ
ルホリン、ジメチルアミノエチルモルホリン、ジメチル
イミダゾール等の環状アミン類、ジメチルアミノエタノ
ール、ジメチルアミノエトキシエタノール、トリメチル
アミノエチルエタノールアミン、メチルヒドロキシエチ
ルピペラジン、ヒドロキシエチルモルホリン等のアルコ
ールアミン類、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテ
ル、エチレングリコールビス(ジメチル)アミノプロピ
ルエーテル等のエーテルアミン類、スタナスオクトエー
ト、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチル錫マーカプチド、ジブチル錫チオカルボキ
シレート、ジブチル錫ジマレエート、ジオクチル錫マー
カプチド、ジオクチル錫チオカルボキシレート、フェニ
ル水銀プロピオン酸塩、オクテン酸塩等の有機金属化合
物等の公知の触媒を単独、または二種以上組み合わせて
用いることができる。これらの中で不活性ガスの導入と
機械的撹拌の併用によって発泡硬化させた場合に、セル
径が安定する点から、特にスタナスオクトエート、ジブ
チル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチ
ル錫マーカプチド、ジブチル錫チオカルボキシレート、
ジブチル錫ジマレエート、ジオクチル錫マーカプチド、
ジオクチル錫チオカルボキシレート、フェニル水銀プロ
ピオン酸塩、オクテン酸塩等の有機金属化合物が好まし
い。
【0019】本発明の転写ローラにおいて用いられるシ
ャフトとしては、通常、硫黄快削鋼などの鋼材に亜鉛な
どのメッキを施した金属部材やアルミニウム、ステンレ
ス鋼などの金属部材が用いられる。また、弾性層の表面
を、導電性や半導電、あるいは絶縁性の塗料により塗装
してもよい。上記のようにして得られた導電性ポリウレ
タンフォームと金属部材の接合方法については特に制限
はないが、金属部材をあらかじめ金型内部に配設してお
きポリウレタン成形材料を注型硬化する方法や、導電性
ポリウレタンフォームを所定の形状に成形した後接着す
る方法などを用いることができる。どちらの方法でも、
必要に応じて金属部材と導電性ポリウレタンフォームの
間に接着層を設けることができ、この接着層としては、
導電性塗料からなる接着剤やホットメルトシートなどの
公知の材料を用いることができる。該導電性ポリウレタ
ンフォームの成形方法としては特に制限はなく、公知の
方法、例えば前述した所定の形状の金型に注型する方法
の他に、ブロックから切削加工により、所定の寸法に切
り出す方法、研磨処理により所定の寸法にする方法、あ
るいはこれらの方法を適宜組み合わせる方法などを用い
ることができる。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、通電初期及び48時間の定電
流通電におけるローラ抵抗を、下記の方法に従って測定
した。 (ローラ抵抗の測定)ローラを厚さ5mmのアルミニウ
ム板の上に載せ、ローラの両端をそれぞれ4.9Nの力で
圧接しながら、温度22℃,相対湿度55%RH,印加
電圧1000Vの条件で通電を行ない、初期及び通電4
8時間における芯金と銅板の間の電気抵抗を測定した。
【0021】実施例1 グリセリンにプロピレンオキサイドとエチレンオキサイ
ドをランダム付加した分子量5000のポリエーテルポ
リオール50重量部、分子量1000であるポリテトラ
メチレンエーテルグリコール50重量部,1,4−ブタ
ンジオール0.5重量部,ジフェニルメタンジイソシアネ
ートとカルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシア
ネートとの混合物(住友バイエルウレタン社製,商標
「スミジュールPF」)27.5重量部,反応性シリコー
ン系界面活性剤4重量部,ジブチルチンジラウレート0.
3重量部及び過塩素酸ナトリウム0.4重量部をミキサー
で気泡を混入させながら混合し、その混合物を直径6m
mの金属製シャフトを中心に配設したモールドに注型
し、100℃で5時間キュアしてから研磨し、直径16.
5mmで長さ215mmのポリウレタンフォームローラ
を作製した。このローラについて、通電初期及び通電4
8時間におけるローラ抵抗を測定した。その結果を第1
表に示す。 実施例2,3及び比較例1,2 実施例1において、1,4−ブタンジオール、ジフェニ
ルメタンジイソシアネートとカルボジイミド変性ジフェ
ニルメタンジイソシアネートとの混合物(前出)及び過
塩素酸ナトリウムの量を、第1表に示すように変えた以
外は、実施例1と同様にして各ポリウレタンフォームロ
ーラを作製した。各ローラについて、通電初期及び通電
48時間におけるローラ抵抗を測定した。その結果を第
1表に示す。
【0022】
【表1】
【0023】(注) 1)1,4−BD:1,4−ブタンジオール 2)ジイソシアネート:ジフェニルメタンジイソシアネ
ートとカルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシア
ネートとの混合物,住友バイエルウレタン社製,商標
「スミジュールPF」。 3)ローラ抵抗:温度22℃,相対湿度55%RH,印
加電圧1000Vの条件で測定。
【0024】
【発明の効果】本発明の転写ローラは、弾性層に導電性
ポリウレタンフォームを用いたものであって、導電性付
与剤として、従来のものよりも多量の強電解質を含み、
連続通電時の抵抗安定性に優れ、感光体などに対する汚
染性も少なく、しかも強電解質を多量に含むにもかかわ
らず、所定の範囲のローラ抵抗を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】転写ローラを用いた画像形成装置の一例を示す
概略図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電器 3 画像露光系 4 現像器 5 転写ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 13/00 F16C 13/00 A B E //(C08G 18/48 (C08G 18/48 101:00) 101:00) Fターム(参考) 2H032 AA05 3J103 AA02 AA13 AA32 BA41 FA07 FA12 FA14 FA18 GA02 GA57 GA58 GA74 HA03 HA12 HA18 HA20 HA48 4J002 CK041 CK051 DE186 FD206 GS00 4J034 BA08 CA04 CB03 CC03 DA01 DB04 DB05 DB07 DC50 DG03 DG04 DG05 DG06 DG08 DG10 HA07 HC03 HC12 HC22 HC64 HC67 HC71 JA01 JA12 JA23 JA24 MA14 NA01 NA05 QC01 QD03 RA11 RA16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性層に導電性ポリウレタンフォームを
    用いた転写ローラにおいて、温度22℃、相対温度55
    %RHにおける1000V印加時のローラ抵抗が1×1
    7 〜1×108.5 Ωであって、上記導電性ポリウレタ
    ンフォームが、鎖延長剤として1,4−ブタンジオール
    を用いたものであり、かつポリマー成分100重量部当
    たり、強電解質0.4〜10重量部を含むことを特徴とす
    る転写ローラ。
  2. 【請求項2】 導電性ポリウレタンフォームが、(A)
    ポリエーテルポリオール、(B)1,4−ブタンジオー
    ルを含む鎖延長剤、(C)ポリイソシアネート化合物及
    び(D)強電解質を含むポリウレタン成形材料を発泡硬
    化させてなるものである請求項1記載の転写ローラ。
  3. 【請求項3】 強電解質が無機過塩素酸塩である請求項
    1又は2記載の転写ローラ。
  4. 【請求項4】 ポリウレタン成形材料が、ポリエーテル
    ポリオール100重量部に対し、1,4−ブタンジオー
    ル0.5〜10重量部を含むものである請求項2又は3記
    載の転写ローラ。
  5. 【請求項5】 弾性層のアスカーC硬度が60度以下で
    ある請求項1ないし4のいずれかに記載の転写ローラ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の転
    写ローラを装着してなる画像形成装置。
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