JP2002156490A - キャスクおよび管継手 - Google Patents

キャスクおよび管継手

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JP2002156490A
JP2002156490A JP2000351701A JP2000351701A JP2002156490A JP 2002156490 A JP2002156490 A JP 2002156490A JP 2000351701 A JP2000351701 A JP 2000351701A JP 2000351701 A JP2000351701 A JP 2000351701A JP 2002156490 A JP2002156490 A JP 2002156490A
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Tetsuo Akamatsu
哲郎 赤松
Masaharu Minami
正晴 南
Masanari Osono
勝成 大園
Kazuo Asada
和夫 浅田
Koji Takeshita
興二 竹下
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属ガスケットをOリングに換装する作業を
省略すること。 【解決手段】 輸送中の落下により金属ガスケット51
8の接触面圧が低下した場合、ボルト511を締め付け
ることによって、二次蓋508を突起部3で支持された
状態で全体的にへこむように変形させ、金属ガスケット
518のつぶし量を増加させる。これにより金属ガスケ
ット518の密封性能を回復させることができる。この
ため、Oリングへに換装することなく、金属ガスケット
518のみでキャスクを輸送できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃焼を終えた使
用済み燃料集合体を収容する圧力容器であって、金属ガ
スケットの換装作業を省略できるようにしたキャスクお
よび管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】核燃料サイクルの終期にあって燃焼を終
え使用できなくなった核燃料集合体を、使用済み燃料集
合体という。使用済み燃料集合体は、FPなど高放射能
物質を含むので熱的に冷却する必要があるから、原子力
発電所の冷却ピットで約60年間冷却される。その後、
遮蔽容器であるキャスクに収納され、トラック等で再処
理施設に搬送、貯蔵される。キャスク内には、高放射能
物質が収容されているので、当該キャスクの密封には厳
重なる注意が必要である。
【0003】図5は、従来のキャスクの構造を示す断面
図である。図6は、図5に示したキャスクの一部拡大図
である。このキャスク500は、ステンレス製または炭
素鋼製の胴本体501と、キャスク外面を構成する外筒
502と、胴本体501と外筒502との間に充填され
る水素を含有した高分子材料のレジン503と、胴本体
501の下部に溶接され、レジン504を封入した構造
の底板505と、胴本体501に溶接一体化したフラン
ジ部506に設けた一次蓋507および二次蓋508と
から構成される。使用済み燃料集合体を収納するバスケ
ット513は、胴本体501のキャビティ509内に配
置される。前記一次蓋507と二次蓋508は、図6に
示すように、ボルト510、511によってフランジ部
506に固定され、二次蓋508にはレジン512が封
入されている。
【0004】前記バスケット513は、ボロン(B)と
アルミニウムとの複合材料によって形成した複数のセル
から構成されている。また、このキャスク500のキャ
ビティ509内にはヘリウムガスが負圧状態で充填され
ており、その一方、一次蓋507と二次蓋508の間の
空隙内は正圧となり、これによってキャスク内部と外部
との間に圧力障壁を形成している。また、二次蓋508
には、蓋間空間の圧力を測定するための孔514が設け
られており、この孔514の出口には圧力センサー51
5が設けられている。
【0005】前記一次蓋507には、キャスク内のガス
置換を行うためのバルブ516が設けられており、当該
バルブ516はバルブカバー517によって覆われてい
る。一次蓋507と胴本体501との間、二次蓋508
と胴本体501との間の密封には、長期間に渡って密封
機能を維持する観点から耐熱性、耐食性を有し耐久性の
高い金属ガスケット518、519を用いる。
【0006】図7は、キャスクのシール部を示す拡大図
である。なお、一次蓋507と胴本体501との間およ
び二次蓋508と胴本体501との間のシール部は同様
のシール構造となる。シール溝520は機械加工により
形成され、使用する金属ガスケット518、519は内
外輪が二連構造のものを用いる。この金属ガスケット5
18、519は、腐食や高温酸化に強いインコネル(商
標名:クロム16%、鉄7%を含むニッケル系合金)によっ
て製作したコイルスプリング521に、同じくインコネ
ル製のインナーエンベロープ522で被覆し、さらに、
アルミニウム製のアウターエンベロープ523により内
外輪をまとめて被覆した構成である。
【0007】シール溝520に対しては、アウターエン
ベロープ523部分に設けたボルト穴を用いて固定す
る。前記金属ガスケット518、519には、例えば原
子力用キャスクに対する使用実績が多い、日本バルカー
工業株式会社製「トライバック」やフランス国のCEFILA
C社製の「ヘリコフレックスシール」などを用いること
ができる。
【0008】金属ガスケットの塑性変形率と密封性能の
温度・時間依存性はLarson-Miller Parameter(LMP)
により表すことが可能であり、その詳細は、「使用済燃
料貯蔵キャスクの長期密封性能評価手法の開発」(加
藤、伊東、三枝、日本原子力学会誌、Vol.38,No.6,95〜
101,1996)により開示されている。一般的に、金属ガス
ケットの長期密封性能は、密封保持限界のLMPを求め、
所定温度における限界時間を予測することにより行う。
【0009】また、金属ガスケット518、519の内
周側には、合成ゴム製のOリングを嵌めこむOリング溝
524が機械加工されている。通常、キャスク500の
貯蔵時には、合成ゴム製のOリングは用いない。貯蔵時
に合成ゴム製のOリングを用いないのは、高温(150
℃前後)、高線量条件下においての使用に耐えることが
できないからである。
【0010】一方、金属ガスケット518、519は、
以下の理由によりキャスク輸送時の使用には不向きであ
る。金属ガスケット518、519を用いた場合、メー
カー推奨値である漏えい率(1×10-9Pa・m3
s)に対する二次蓋508と胴本体501とのずれ量は
0.2mm〜0.3mm程度が限界となるが、実際にキ
ャスク500が落下した場合のずれ量は数mmとなり、
両者は1桁近く相違する。従って、金属ガスケット51
8、519を装着したキャスク500が落下した場合は
上記推奨値を超える可能性があり、このため、従来のキ
ャスク500では、輸送時に二次蓋508の金属ガスケ
ット518を合成ゴム製のOリングに換装してからキャ
スク輸送を行わなければならなかった。
【0011】これに対して、合成ゴム製のOリングは、
高温、高線量下においても数ヶ月程度(輸送にかかる期
間)であれば、落下による横ずれに対しても十分な密封
機能を保持できることが確認されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のキャスク5
00では、金属ガスケット518と合成ゴム製のOリン
グを換装するには、いったん二次蓋508を取り外し、
この二次蓋508のOリング溝524にOリングを装着
する必要がある。そして、二次蓋508を再びキャスク
に取り付け、その後に機密検査を行う。また、これらの
作業は全て高線量下にて行われるため、キャスク500
をプール内に沈めた状態で行わなければならない。或い
は、厚い遮蔽壁に囲まれたホットセル内にキャスク50
0を設置し、遠隔作業によって行わなければならない。
このようなことから従来のキャスク500では、シール
の換装作業に手間とコストがかかるという問題点があっ
た。
【0013】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、金属ガスケットによってキャスクの輸
送および貯蔵に対応し得るように工夫することで、金属
ガスケットの換装作業を省略できるキャスクを提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係るキャスクは、γ線の遮蔽を行う胴
本体に底付きのキャビティが形成され、このキャビティ
内に使用済み燃料集合体を収納するバスケットを収め、
前記胴本体のキャビティ開口側に蓋を取り付けると共に
胴本体の端部と蓋との間に金属ガスケットを介在させ前
記キャビティ内の密封を保持するキャスクにおいて、前
記胴本体にフランジを形成し、前記蓋のフランジと胴本
体のフランジとを突起部をもって当接して当該蓋と胴本
体との間に空隙を形成し、径方向において前記突起部の
一方側に、蓋と胴本体端部とを固定するボルトと、前記
金属ガスケットとを設けたことを特徴とする。
【0015】フランジに突起部を設けることで蓋と胴本
体との間に空隙が形成される。一方、蓋と胴本体とを固
定するボルトは、径方向において突起部の一方側に設け
られているから、ボルトを締め付けることでフランジが
変形しつつ空隙を狭めることができる。ここで、金属ガ
スケットも同様に突起部の一方側に配置されているか
ら、この狭まる空隙によって金属ガスケットがつぶされ
る。かかる構成によれば、ボルトを締め付けることで、
金属ガスケットを再びつぶし、その接触面圧を上げるこ
とができる。この結果、キャスクの密封性能が低下した
場合でも、ボルトの締付によってその密封性能を回復で
きるから、例えば金属ガスケットのままで輸送すること
ができる。なお、ボルトおよび金属ガスケットは、突起
部に対して内径側に位置しても、外径側に位置してもよ
い。
【0016】また、請求項2にかかるキャスクは、上記
キャスクにおいて、さらに、径方向において前記突起部
から金属ガスケットまでにかけて、前記胴本体または蓋
のフランジを薄肉化したことを特徴とする。このよう
に、フランジを薄肉化することで、ボルトの締付による
変形が容易になる。
【0017】また、請求項3にかかる管継手は、管フラ
ンジの周縁部に突起部を設けて突合せ面の間に空隙を形
成し、この空隙部分を貫通して管フランジを固定するボ
ルトを通すと共に当該空隙部分に金属ガスケットを配置
したことを特徴とする。
【0018】通常、管継手には全面座、大または小平面
座、嵌めこみ形、溝形など種々のものがあるが、これら
は管接合面にガスケットを介在させ、密封を行うように
している。しかしながら、金属ガスケットのクリープに
よって密封性能が低下することがあり、これら通常の管
継手では密封性能の回復を簡単に行うことはできず、ガ
スケット自体を交換する必要があった。これに対して、
この発明では、突起部によって管継手の突合せ面に空隙
を設け、この空隙部分に金属ガスケットを配置(ガスケ
ット溝を付けるのが好ましい)すると共に前記空隙部分
を貫通してボルトを通したことで、当該ボルトの締め付
けによって、金属ガスケットを再びつぶすことが可能に
なっている。この結果、管継手の使用中に密封性能が低
下した場合でも、ボルトの締付によってその密封性能を
簡単に回復させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。
【0020】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1にかかるキャスクを示す一部断面図である。こ
のキャスク100では、胴本体501の端部には径方向
にフランジ1が形成されている。また、二次蓋508の
フランジ2は、前記胴本体501のフランジ1と同径に
なるように形成されており、その周縁部には突起部3が
形成されている。この突起部3は、二次蓋508を取り
付けたときに胴本体501のフランジ1に当接する。二
次蓋508と胴本体501とはボルト511によって固
定されている。また、二次蓋508と胴本体501との
間には、上述した金属ガスケット518が設けられてい
る。
【0021】胴本体501のフランジ面1aと二次蓋5
08のフランジ面2aとは、12S〜25S程度の表面
粗さに加工されている。このフランジ面1a、2aはフ
ランジ間の空隙Aの寸法を測定するのに用いられる。当
該測定には、例えばノギスを用いて寸法Bを測かること
で行う。胴本体501と二次蓋508との密封は、金属
ガスケット518を塑性域でつぶすことにより維持され
る。つぶし量は、ガスケット溝4の深さと突起部3の高
さによって規制される。なお、二次蓋508のボルト穴
5にはボルト511の軸部6が位置し、そのネジ部7は
胴本体側の雌ねじ8と螺合している。
【0022】キャスク100の密封領域の温度は最大で
150℃程度まで上昇し、金属ガスケット518には連
続的に締付力が加わっているから、長期的な使用により
金属ガスケット518の特に外皮にクリープが発生し、
接触面圧が低下する。その場合、ボルト511を締め付
けることによって、二次蓋508が突起部3で支持され
た状態で全体的にへこむように変形し、金属ガスケット
518のつぶし量を増加させる。これにより、金属ガス
ケット518のシール面に対する接触面圧が増大し、密
封性能を回復させることができる。ここで、ボルト51
1は二次蓋508の周縁に複数(例えば36本)設けら
れているから、フランジ間の空隙Aを測定しつつ、これ
らを均等に締め付けるようにするのが好ましい。
【0023】このようにすれば、輸送中におけるキャス
ク100の落下により密封破壊が生じた場合や、長期貯
蔵中に密封性能が低下した場合に、密封性能を回復でき
る。このため、Oリングに換装することなく金属ガスケ
ット518のままキャスク100を輸送することができ
る。また、長期貯蔵において内部気体のリークが防止さ
れ、より安全性が増す。
【0024】なお、上記キャスク100において、突起
部3は胴本体側に設けてもよい。また、突起部3は、二
次蓋508または胴本体501と一体成形されている必
要はなく、リング状の部材を嵌めこむことによって代替
できる。さらに、突起部3の材質を二次蓋508または
胴本体501よりも柔らかい材料、例えばアルミニウム
などにしてもよい。
【0025】図2は、上記キャスクの変形例を示す一部
断面図である。このように、二次蓋508のフランジ2
と胴本体501のフランジ1にリング状の凹部20、2
1を設けてもよい。このようにすれば、凹部20、21
においてフランジ1、2の肉厚が小さくなるので、ボル
ト511の締付力が小さくても空隙Aを狭めて金属ガス
ケット518をつぶすことができる。また、凹部20、
21を突き合わせることで、接合部に空洞22ができる
ため、当該空洞22をヘリウムチャンバーなどに利用す
ることもできる。例えば空洞22内にヘリウムセンサー
23などを設置すれば、金属ガスケット518から漏洩
したヘリウムを検出することができる。
【0026】図3は、上記キャスクの別の変形例を示す
一部断面図である。このキャスクでは、突起部30を二
次蓋508のガスケット溝4より内径側に設けたもので
あり、胴本体501のフランジ31と二次蓋508のフ
ランジ32とに渡ってボルト511を締結している。こ
の構成において、ボルト511を締め付けると、突起部
30を支持した状態で二次蓋508のフランジ32が撓
み、金属ガスケット518をさらにつぶすことができ
る。なお、この構成において、二次蓋508のフランジ
32を図2のように薄肉化するようにしてもよい。
【0027】(実施の形態2)図4は、この発明の実施
の形態2にかかる管継手を示す断面図である。この管継
手200は、管フランジ201の周縁部に突起部202
を設けたものであり、当該突起部202が他方の管フラ
ンジ203と当接し、複数のボルト204によって結合
されている。また、一方側の管205の突合せ面205
aにはガスケット溝206が設けられている。このガス
ケット溝206には金属ガスケット207が入れられ、
対向する突合せ面208aが所定の空隙A(突起部の高
さ)を有する状態で金属ガスケット207がつぶされ
る。これにより、管継手200の密封が得られる。
【0028】また、管205、208の周囲には凸部2
09、210が形成され、この凸部209、210の軸
方向段面209a、210aは12S〜25S程度の表
面粗さに加工されている。この段面209a、210a
はフランジ間の空隙寸法を測定するのに用いられる。当
該測定には、例えばノギスを用いて寸法Bを測かること
で行う。なお、金属ガスケット207は、リング状のコ
イルスプリングの外周に内皮および外皮を巻いた構造で
ある(図示省略)。コイルスプリングおよび内皮の材料
にはインコネルを用い、外皮にはアルミニウムや銀など
を用いる。
【0029】金属ガスケット207にクリープが発生し
てその接触面圧が低下した場合、ボルト204を締め付
け、突起部202を支持した状態で空隙Aを狭め、金属
ガスケット207の接触面圧を高くする。なお、ボルト
204の締付は、フランジ間の空隙Aを測定しつつ、均
等になるようにするのが好ましい。これにより、金属ガ
スケット207による密封性能を回復させることができ
る。なお、金属ガスケット207の内径側の管構造は、
管内部を流れる流体が金属ガスケットに直接当たらない
ように溝型構造やラビリンス構造を採用することもでき
る(図示省略)。上記管継手200は高温媒体が流れる
部分に適しており、その適用例としては、原子力プラン
トの配管類、ガスタービンの配管類などを挙げることが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上、この発明のキャスク(請求項1)
では、胴本体にフランジを形成し、前記蓋のフランジと
胴本体のフランジとを突起部をもって当接して当該蓋と
胴本体との間に空隙を形成し、径方向において前記突起
部の一方側に、蓋と胴本体端部とを固定するボルトと、
前記金属ガスケットとを設けたので、ボルトの締め付け
で密封性能を回復させることができる。このため、長期
貯蔵において密封性能を維持できると共にOリングへの
換装作業なしに金属ガスケットのまま輸送することがで
きる。
【0031】また、この発明のキャスク(請求項2)で
は、径方向において前記突起部から金属ガスケットまで
にかけて、前記胴本体または蓋のフランジを薄肉化した
ので、ボルトの締付を容易に行うことができる。
【0032】また、この発明の管継手(請求項3)で
は、管フランジの周縁部に突起部を設けて突合せ面の間
に空隙を形成し、この空隙部分を貫通して管フランジを
固定するボルトを通すと共に当該空隙部分に金属ガスケ
ットを配置したので、ボルトを締め付けることで簡単に
密封性能を回復させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるキャスクを示
す一部断面図である。
【図2】テーパスリーブを用いて固定を行う箇所を示す
平面図である。
【図3】この発明の実施の形態2にかかるキャスクを示
す一部断面図である。
【図4】図3に示したキャスクにおける平行ピンの組み
立てを示す説明図である。
【図5】従来のキャスクの構造を示す断面図である。
【図6】図5に示したキャスクの一部拡大図である。
【図7】キャスクのシール部を示す拡大図である。
【符号の説明】
100 キャスク 1、2 フランジ 3 突起部 4 ガスケット溝 501 胴本体 508 二次蓋 511 ボルト 518 金属ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21C 19/06 G21C 19/06 U G21F 5/12 G21F 5/00 D (72)発明者 大園 勝成 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 浅田 和夫 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 竹下 興二 兵庫県加古川市加古川町北在家15番地 株 式会社関西技研内 Fターム(参考) 3H016 AB08 AD08 3J040 AA17 BA01 EA18 FA01 HA03 HA06 HA30 3J046 AA07 BA01 BB03 BC04 BC06 CA01 DA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 γ線の遮蔽を行う胴本体に底付きのキャ
    ビティが形成され、このキャビティ内に使用済み燃料集
    合体を収納するバスケットを収め、前記胴本体のキャビ
    ティ開口側に蓋を取り付けると共に胴本体の端部と蓋と
    の間に金属ガスケットを介在させ前記キャビティ内の密
    封を保持するキャスクにおいて、 前記胴本体にフランジを形成し、前記蓋のフランジと胴
    本体のフランジとを突起部をもって当接して当該蓋と胴
    本体との間に空隙を形成し、径方向において前記突起部
    の一方側に、蓋と胴本体端部とを固定するボルトと、前
    記金属ガスケットとを設けたことを特徴とするキャス
    ク。
  2. 【請求項2】 さらに、径方向において前記突起部から
    金属ガスケットまでにかけて、前記胴本体または蓋のフ
    ランジを薄肉化したことを特徴とする請求項1に記載の
    キャスク。
  3. 【請求項3】 管フランジの周縁部に突起部を設けて突
    合せ面の間に空隙を形成し、この空隙部分を貫通して管
    フランジを固定するボルトを通すと共に当該空隙部分に
    金属ガスケットを配置したことを特徴とする管継手。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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