JP2002156495A - キャスクおよび金属ガスケット - Google Patents

キャスクおよび金属ガスケット

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JP2002156495A
JP2002156495A JP2000351699A JP2000351699A JP2002156495A JP 2002156495 A JP2002156495 A JP 2002156495A JP 2000351699 A JP2000351699 A JP 2000351699A JP 2000351699 A JP2000351699 A JP 2000351699A JP 2002156495 A JP2002156495 A JP 2002156495A
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metal gasket
cask
cavity
lid
metal
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JP2000351699A
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Tetsuo Akamatsu
哲郎 赤松
Masanari Osono
勝成 大園
Kazuo Murakami
和夫 村上
Yasuhiro Sakaguchi
康弘 坂口
Kazuo Asada
和夫 浅田
Koji Takeshita
興二 竹下
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属ガスケットをOリングに換装する作業を
省略すること。 【解決手段】 金属ガスケット2のシール面9に多数の
微小凹凸10を形成する。この微小凹凸10に金属ガス
ケット2の外皮5が食い込むことで密封が得られる。こ
れにより、二次蓋508の移動による金属ガスケット2
の横ずれが生じても、密封性を維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃焼を終えた使
用済み燃料集合体を収容する圧力容器であって、金属ガ
スケットの換装作業を省略できるようにしたキャスクお
よび金属ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】核燃料サイクルの終期にあって燃焼を終
え使用できなくなった核燃料集合体を、使用済み燃料集
合体という。使用済み燃料集合体は、FPなど高放射能
物質を含むので熱的に冷却する必要があるから、原子力
発電所の冷却ピットで約60年間冷却される。その後、
遮蔽容器であるキャスクに収納され、トラック等で再処
理施設に搬送、貯蔵される。キャスク内には、高放射能
物質が収容されているので、当該キャスクの密封には厳
重なる注意が必要である。
【0003】図9は、従来のキャスクの構造を示す断面
図である。図10は、図9に示したキャスクの一部拡大
図である。このキャスク500は、ステンレス製または
炭素鋼製の胴本体501と、キャスク外面を構成する外
筒502と、胴本体501と外筒502との間に充填さ
れる水素を含有した高分子材料のレジン503と、胴本
体501の下部に溶接され、レジン504を封入した構
造の底板505と、胴本体501に溶接一体化したフラ
ンジ部506に設けた一次蓋507および二次蓋508
とから構成される。使用済み燃料集合体を収納するバス
ケット513は、胴本体501のキャビティ509内に
配置される。前記一次蓋507と二次蓋508は、図1
0に示すように、ボルト510、511によってフラン
ジ部506に固定され、二次蓋508にはレジン512
が封入されている。
【0004】前記バスケット513は、ボロン(B)と
アルミニウムとの複合材料によって形成した複数のセル
から構成されている。また、このキャスク500のキャ
ビティ509内にはヘリウムガスが負圧状態で充填され
ており、その一方、一次蓋507と二次蓋508の間の
空隙内は正圧となり、これによってキャスク内部と外部
との間に圧力障壁を形成している。また、二次蓋508
には、蓋間空間の圧力を測定するための孔514が設け
られており、この孔514の出口には圧力センサー51
5が設けられている。
【0005】前記一次蓋507には、キャスク内のガス
置換を行うためのバルブ516が設けられており、当該
バルブ516はバルブカバー517によって覆われてい
る。一次蓋507と胴本体501との間、二次蓋508
と胴本体501との間の密封には、長期間に渡って密封
機能を維持する観点から耐熱性、耐食性を有し耐久性の
高い金属ガスケット518、519を用いる。
【0006】図11は、キャスクのシール部を示す拡大
図である。なお、一次蓋507と胴本体501との間お
よび二次蓋508と胴本体501との間のシール部は同
様のシール構造となる。ガスケット溝520は機械加工
により形成され、使用する金属ガスケット518、51
9は二連リング構造のものを用いる。この金属ガスケッ
ト518、519は、腐食や高温酸化に強いインコネル
(商標名:クロム16%、鉄7%を含むニッケル系合金)に
よって製作したコイルスプリング521に、同じくイン
コネル製の内皮522で被覆し、さらに、アルミニウム
製の外皮523により内外輪をまとめて被覆した構成で
ある。
【0007】ガスケット溝520に対しては、外皮52
3部分に設けたボルト穴を用いて固定する。前記金属ガ
スケット518、519には、例えば原子力用キャスク
に対する使用実績が多い、日本バルカー工業株式会社製
「トライバック」やフランス国のCEFILAC社製の「ヘリ
コフレックスシール」などを用いることができる。
【0008】金属ガスケットの塑性変形率と密封性能の
温度・時間依存性はLarson-Miller Parameter(LMP)
により表すことが可能であり、その詳細は、「使用済燃
料貯蔵キャスクの長期密封性能評価手法の開発」(加
藤、伊東、三枝、日本原子力学会誌、Vol.38,No.6,95〜
101,1996)により開示されている。一般的に、金属ガス
ケットの長期密封性能は、密封保持限界のLMPを求め、
所定温度における限界時間を予測することにより行う。
【0009】また、金属ガスケット518、519の内
周側には、合成ゴム製のOリングを嵌めこむOリング溝
524が機械加工されている。通常、キャスク500の
貯蔵時には、合成ゴム製のOリングは用いない。貯蔵時
に合成ゴム製のOリングを用いないのは、高温(150
℃前後)、高線量条件下においての使用に耐えることが
できないからである。
【0010】一方、金属ガスケット518、519は、
以下の理由によりキャスク輸送時の使用には不向きであ
る。金属ガスケット518、519を用いた場合、メー
カー推奨値である漏えい率(1×10-9Pa・m3
s)に対する二次蓋508と胴本体501とのずれ量は
0.2mm〜0.3mm程度が限界となるが、実際にキ
ャスク500が落下した場合のずれ量は数mmとなり、
両者は1桁近く相違する。従って、金属ガスケット51
8、519を装着したキャスク500が落下した場合は
上記推奨値を超える可能性があり、このため、従来のキ
ャスク500では、輸送時に二次蓋508の金属ガスケ
ット518を合成ゴム製のOリングに換装してからキャ
スク輸送を行わなければならなかった。
【0011】これに対して、合成ゴム製のOリングは、
高温、高線量下においても数ヶ月程度(輸送にかかる期
間)であれば、落下による横ずれに対しても十分な密封
機能を保持できることが確認されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のキャスク5
00では、金属ガスケット518と合成ゴム製のOリン
グを換装するには、いったん二次蓋508を取り外し、
この二次蓋508のOリング溝524にOリングを装着
する必要がある。そして、二次蓋508を再びキャスク
に取り付け、その後に機密検査を行う。また、これらの
作業は全て高線量下にて行われるため、キャスク500
をプール内に沈めた状態で行わなければならない。或い
は、厚い遮蔽壁に囲まれたホットセル内にキャスク50
0を設置し、遠隔作業によって行わなければならない。
このようなことから従来のキャスク500では、シール
の換装作業に手間とコストがかかるという問題点があっ
た。
【0013】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、金属ガスケットのみによってキャスク
の輸送および貯蔵ができるように工夫して、金属ガスケ
ットの換装作業を省略できるキャスクおよび金属ガスケ
ットを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係るキャスクは、γ線の遮蔽を行う胴
本体に底付きのキャビティが形成され、このキャビティ
内に使用済み燃料集合体を収納するバスケットを収め、
前記胴本体のキャビティ開口側に蓋を取り付けると共に
胴本体の端部と蓋の周縁部との間に断面が円形部分を持
つリング状の金属ガスケットを介在させ前記キャビティ
内の密封を保持するキャスクにおいて、前記金属ガスケ
ットの表面を軟質金属で構成し、当該金属ガスケットに
よるシール面に、最大粗さが2μm以上20μm以下の
多数の微小凹凸を形成したことを特徴とする。
【0015】一般的に金属ガスケットにより密封を行う
場合、シール面を鏡面仕上げするのが通常であるが、か
かる密封方式では金属ガスケットが動いたときにシール
面にキズができ、これがリークパスとなって漏洩が生じ
てしまう。このため、キャスクの蓋のような輸送中の落
下などにより移動する可能性があるものには使用するこ
とができなかった。これに対して、この発明では、従来
とは逆にシール面に微小凹凸を設けた粗面とすること
で、蓋が移動しても金属ガスケットの密封性を維持でき
るようにしている。
【0016】すなわち、密封のために金属ガスケットを
つぶしたとき、当該金属ガスケットがシール面に挟まれ
てその表面に形成した微小凹凸に食い込んだ状態にな
り、通常はこの状態で密封が維持されている。つぎに、
蓋が径方向に移動した場合、金属ガスケットがシール面
の間をベアリングのボールが回転するような挙動をする
から、微小凹凸への食い込みが維持される。この結果、
蓋の移動が発生しても、金属ガスケットによる密封はそ
のまま維持されることになる。また、最大粗さは2μm
以上20μm以下とするのが好ましい。最大粗さが2μ
m未満のときは金属ガスケットの横すべりが発生し、R
maxが20μmより大きいと食い込みがうまく行かず
シール性が悪くなるためである。なお、前記シール面
は、金属ガスケットを入れるガスケット溝面と、このガ
スケット溝面の対向面を指す。
【0017】また、請求項2に係るキャスクは、γ線の
遮蔽を行う胴本体に底付きのキャビティが形成され、こ
のキャビティ内に使用済み燃料集合体を収納するバスケ
ットを収め、前記胴本体のキャビティ開口側に蓋を取り
付けると共に胴本体の端部と蓋の周縁部との間に断面が
円形部分を持つリング状の金属ガスケットを介在させ前
記キャビティ内の密封を保持するキャスクにおいて、前
記金属ガスケットによるシール面に軟質金属のコーティ
ング層を設け、前記金属ガスケットの外表面に最大粗さ
が2μm以上20μm以下の多数の微小凹凸を形成した
ことを特徴とする。
【0018】このように、微小凹凸を設けるのは、金属
ガスケットの外皮であってもよい。シール面側には軟質
金属のコーティング層を設け、微小凹凸による食い込み
が得られるようにする。当該構成であっても同様に、蓋
が径方向に移動しても金属ガスケットがシール面の間を
ベアリングのボールのように回転するから、横ずれする
ことなく微小凹凸への食い込みが維持され、密封機能が
損なわれることはない。
【0019】また、請求項3に係るキャスクは、上記キ
ャスクにおいて、さらに、前記金属ガスケットによるシ
ール面のうち、当該金属ガスケットとの接触領域に突起
を設けたことを特徴とする。金属ガスケットをガスケッ
ト溝内において所定の締代を与えた状態で長期間保持す
ると、構成材(特に外皮)に塑性流動が起こり、接触面
圧が低下する結果、密封破壊が生じ得る。そこでこの発
明では、シール面の金属ガスケットとの接触領域に突起
を設け、この突起をもって塑性流動を抑制するようにし
た。また、突起を設けることにより当該部分での面圧が
高まり、より密封性が向上する。塑性流動が抑制される
ことにより金属ガスケットの接触面圧の低下を防止でき
るから、キャスクを長期間保管した場合でも所定の密封
性能を維持することが可能になる。
【0020】また、請求項4に係るキャスクは、γ線の
遮蔽を行う胴本体に底付きのキャビティが形成され、こ
のキャビティ内に使用済み燃料集合体を収納するバスケ
ットを収め、前記胴本体のキャビティ開口側に蓋を取り
付けると共に胴本体の端部と蓋の周縁部との間に断面が
円形部分を持つリング状の金属ガスケットを介在させ前
記キャビティ内の密封を保持するキャスクにおいて、前
記金属ガスケットによるシール面に、当該金属ガスケッ
ト外形に合わせた曲面部を形成したことを特徴とする。
金属ガスケットの外形に合わせた曲面部を形成すること
により、均一な面圧が得られると共に曲面部の隅部にて
塑性流動が抑制される。
【0021】また、請求項5に係るキャスクは、γ線の
遮蔽を行う胴本体に底付きのキャビティが形成され、こ
のキャビティ内に使用済み燃料集合体を収納するバスケ
ットを収め、前記胴本体のキャビティ開口側に蓋を取り
付けると共に胴本体の端部と蓋の周縁部との間に断面が
円形部分を持つリング状の金属ガスケットを介在させ前
記キャビティ内の密封を保持するキャスクにおいて、前
記金属ガスケットを入れるガスケット溝内の径方向両隅
に曲面または斜面を形成したことを特徴とする。
【0022】金属ガスケットがつぶされたときに、通常
は対向するシール面にて接触面圧を得ていたが、蓋が移
動した場合に金属ガスケットが横ずれしても、ガスケッ
ト溝内の径方向両隅に形成した曲面または斜面において
接触を確保することができる。このため、金属ガスケッ
トが横ずれした場合でも密封性を維持できる。
【0023】また、請求項6に係るキャスクは、γ線の
遮蔽を行う胴本体に底付きのキャビティが形成され、こ
のキャビティ内に使用済み燃料集合体を収納するバスケ
ットを収め、前記胴本体のキャビティ開口側に蓋を取り
付けると共に胴本体の端部と蓋の周縁部との間に断面が
円形部分を持つリング状の金属ガスケットを介在させ前
記キャビティ内の密封を保持するキャスクにおいて、前
記金属ガスケットによるシール面に軟質金属のコーティ
ング層を形成するようにしたことを特徴とする。
【0024】シール面に軟質金属をコーティングするこ
とで、キャスク輸送時に金属ガスケットに横ずれが発生
しても、新たな軟質金属のコーティング面で密封領域が
形成される。このため、金属ガスケットの横ずれによっ
ても密封性能を維持することができる。なお、対する金
属ガスケットの外皮は硬質金属であっても(請求項
7)、軟質金属であってもよい。
【0025】また、請求項7に係るキャスクは、上記キ
ャスクにおいて、さらに、前記金属ガスケットの外皮に
硬質金属を用いたことを特徴とする。金属ガスケットの
外皮に硬質金属を用いることで、当該外皮の塑性流動を
防止することができる。このため、キャスクを長期間保
管した場合でも所定の密封性能を維持することができ
る。
【0026】また、請求項8に係るキャスクは、上記キ
ャスクにおいて、さらに、前記軟質金属に接触すること
になる、前記金属ガスケットの外皮に用いるか或いはシ
ール面を構成する硬質金属として、SUS317または
SUS625を用いたことを特徴とする。
【0027】軟質金属と硬質金属のように異なる金属を
接触させた場合、電位差腐食によるピッチングが発生す
るが、この発明では硬質金属としてSUS317または
SUS625を選択することで、これを防止することが
できる。なお、前記シール面には、材質自体がSUS3
17またはSUS625で構成されているもののほか、
シール面にSUS317またはSUS625の肉盛りを
して形成したものも含まれる。
【0028】また、請求項9に係るキャスクは、上記キ
ャスクにおいて、前記金属ガスケットが、環状コイルス
プリングと、それぞれのコイルスプリングを被覆する内
皮とを備え、これらを外皮によって一体化すると共に当
該外皮の径方向中央付近に緩衝構造を設けたことを特徴
とする。
【0029】また、請求項10に係る金属ガスケット
は、二重リングを構成する径の異なる同心の環状コイル
スプリングと、それぞれのコイルスプリングを被覆する
内皮とを備え、これらを外皮によって一体化すると共に
当該外皮の径方向中央付近に緩衝構造を設けたことを特
徴とする。
【0030】このように、金属ガスケットを二重リング
状とし、その中央付近に緩衝構造を設けることで、蓋の
移動によって片方のリング側が横ずれを起こしても、そ
れを緩衝構造によって吸収できる。このため、横ずれの
影響を最小に抑えることができるから、キャスク輸送時
の蓋の移動によっても密封機能を維持することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。
【0032】[実施の形態1]図1は、この発明の実施
の形態1にかかるキャスクの密封構造を示す断面図であ
る。この密封構造1は、例えばキャスク500の二次蓋
508と胴本体501のフランジ部との間に設けられ
る。金属ガスケット2は、リング状のコイルスプリング
3に内皮4を被覆し、さらに、外皮5により内外輪をま
とめて被覆したもので、外皮5の径方向中央に緩衝構造
6を設けた構成である。この金属ガスケット2のリング
径は2m程度、内輪7および外輪8それぞれの断面直径
は5.5mm程度、外皮5の厚さは0.4mm、内皮4
の厚さは0.2mmとなる。外皮5の材料には、アルミ
ニウム、銀、銅、ニッケルなどの軟質金属が用いられて
おり、内皮4およびコイルスプリング3にはインコネル
を用いる。前記緩衝構造6は、外皮5の中央を断面波形
に成形したものであり、この波形部分で横方向の移動を
緩衝する。
【0033】また、シール面9であるガスケット溝面9
aおよびその対向面9bには、微小凹凸10が多数形成
されている。この微小凹凸10は、サンドブラスト、シ
ョットブラスト、化学腐食などの方法により形成する。
また、微小凹凸10の最大粗さ(Rmax:maximum r
oughness)は、2μm以上20μm以下とするのが好ま
しい。Rmaxが2μmより小さいと金属ガスケット2
の横ずれが発生し、Rmaxが20μmより大きいと金
属ガスケット2の外皮5が完全に食い込まず、密封性が
不十分になるからである。また、微小凹凸10の平均粗
さ(Ra:average roughness)は、0.6μm以上
1.2μm以下とするのが好ましい。微小凹凸10を形
成した状態で金属ガスケット2をつぶすと、図2に示す
ように、微小凹凸10が軟質金属の外皮5に食い込んで
(アンカー作用)その表面と馴染む結果、良好な密封を
得ることができる(シール領域S)。また、凸部での面
圧が高くなって当該部分においてより密封性が高くな
る。
【0034】つぎに、二次蓋508および胴本体501
には、γ線を遮蔽すると共に機械的強度を保つためステ
ンレス鋼や炭素鋼が用いられる。その一方、金属ガスケ
ット2の外皮5にはアルミニウムや銀などの軟質金属が
用いられているため、異種金属の接触により両者間に電
位差が発生する。このため、金属ガスケット2が電解腐
食を起こしリーク原因となる。そこで、この発明では、
二次蓋508や胴本体501の材料として、モリブデン
を含むSUS317またはSUS625を選択し、電解
腐食を防止するようにしている。また、同材料を選択し
た他の理由は、これらが溶接性に優れておりキャスクの
ように一般的に溶接部分が多いものに適しているためで
ある。また、SUS317およびSUS625のほか
に、SUS314、SUS316、SUS326、SU
S345などを用いることもできる。さらに、二次蓋5
08および胴本体501にSUS317などを用いなく
ても、同材による肉盛りを施すことでシール面9を形成
するようにしてもよい(図示省略)。
【0035】上記キャスク500において、輸送中にキ
ャスクが落下して二次蓋508が径方向に移動した場合
(図1中矢印A)、金属ガスケット2の外皮5が微小凹
凸10に食い込んでいることから、当該金属ガスケット
2が横ずれせず、回転変形(図1中矢印B)すると共に
全体的に蓋移動方向に移動するような挙動を示す(図1
中矢印C)。このとき、金属ガスケット2の外皮5は、
新たな微小凹凸10に食い込んで新たなシール領域Sn
を形成する。
【0036】このように、二次蓋508が径方向に移動
した場合でも、金属ガスケット2の密封破壊が起こらず
密封機能を維持できるから、Oリングに換装しなくても
キャスク500の輸送を行うことが可能になる。また、
キャスク500を長期間保管していると、金属ガスケッ
ト2に加えた締付力によって塑性流動が起こり、接触面
圧の低下によって密封性能が低下するが、この密封構造
1では、微小凹凸10を形成することによって外皮5の
表面の塑性流動がある程度抑制されるから、接触面圧の
低下を防止できるといった副次的効果も得られる。これ
は、微小凹凸10のRmaxが大きいほど効果的であ
る。なお、上記密封構造は、一次蓋507と胴本体50
1との間に適用され得ることは言うまでもない(以下に
同じ)。
【0037】[実施の形態2]図3は、この発明の実施
の形態2にかかる密封構造を示す断面図である。この密
封構造20は、金属ガスケット2のシール領域Sに突起
21を設けた点に特徴がある。この他については上記実
施の形態1の密封構造1と同じであるので、その説明を
省略する。図4は、図3に示したシール領域の拡大図で
ある。このように、突起21を設けることにより当該突
起21が金属ガスケット2の外皮5に食い込み、これに
より当該部分における面圧が高められると共に外皮5の
塑性流動が効果的に抑制される。
【0038】すなわち、金属ガスケット2の外皮5に
は、長期間の締付力が作用することで塑性流動(図4中
矢印D)が発生するが、前記突起21が外皮5に対して
相当量食い込んでおり、当該突起21により流れが絞ら
れる結果、塑性流動が抑制される。塑性流動の抑制は、
高温下で長期間の保管を要求されるキャスク500にお
いて、金属ガスケット2の接触面圧の低下を防止して密
封性を維持することを可能にする。当該突起21は、そ
の高さが0.1mm程度(外皮5の1/4程度)にする
のが好ましく、さらに突起21の先端には外皮5が毟り
取られないように所定のRを与えるのが好ましい。ま
た、突起21と突起21との間隔Lは、2.0mm〜
2.5mm程度とする。
【0039】[実施の形態3]図5は、この発明の実施
の形態3にかかる密封構造を示す断面図である。この密
封構造30は、上記実施の形態用いる金属ガスケット2
は上記実施の形態1のものと同じであるが、シール面9
に金属ガスケット2と同径の曲面31が環状に形成され
ている点に特徴がある。シール面9は実施の形態1のよ
うな微小凹凸を持たず、通常の仕上げ面である。この状
態で金属ガスケット2をつぶすことで当該金属ガスケッ
ト2に対して均一の面圧が得られ、塑性流動が生じ難く
なる。また、曲面31と平面との角部32が外皮5に食
い込むことにより、当該角部32によって塑性流動が抑
制される。この結果、長期使用による密封性能の低下を
防止できる。
【0040】[実施の形態4]図6は、この発明の実施
の形態4にかかる密封構造を示す断面図である。この密
封構造40は、ガスケット溝41の径方向両隅に曲面4
2を設けた点に特徴がある。金属ガスケット2には実施
の形態1と同じものを用いる。かかる構成によれば、二
次蓋508の移動によって金属ガスケット2が横ずれし
た場合であっても、金属ガスケット2の外皮5が曲面4
2に接触することで新たなシール領域が生じる。図中で
は外皮5と曲面42との隙間が相当にあるが、実際に金
属ガスケット2をつぶしたときは前記ガスケット溝41
の形状にそって塑性変形しており、曲面42に既に弾性
変形の状態で接触しているか或いは塑性変形した状態で
接触しているかもしれない。
【0041】また、曲面42に代えて斜面を設けるよう
にしてもよい(図示省略)。特に上記実施の形態1のよ
うな多数の微小凹凸10をシール面9に設ければ、より
効果的である。すなわち、微小凹凸10に外皮5が食い
込むことで金属ガスケット2が回転変形しながら横ずれ
するようになり、そのとき、外皮5が曲面42に接触し
て所定の面圧が得られるようになれば、密封性能の低下
をより小さく抑えることができる。さらに、上記実施の
形態2のような突起21をシール面9に設けてもよい。
このようにすれば、塑性流動が抑制されるから、高温下
において長期間使用してもリークが発生するほど密封性
能が低下することはない。以上から、この実施の形態4
にかかる密封構造40であっても、Oリングに換装する
ことなくキャスク500を輸送することができる。
【0042】[実施の形態5]図7は、この発明の実施
の形態5にかかる密封構造を示す断面図である。この密
封構造50では、アルミニウムや銀などの軟質金属をシ
ール面9にコーティングしてある。コーティング層51
は、例えば肉盛りや溶射によって形成するものとし、そ
の厚さは20μm〜40μmとする。金属ガスケット2
は、上記実施の形態1と同じものを用いるか、或いは外
皮5をステンレスなどの硬質金属により形成したものを
用いることができる。
【0043】輸送中にキャスク500が落下して二次蓋
508が径方向に移動した場合、金属ガスケット2が横
ずれを起こし、これによってもとのシール領域の密封が
破壊されるが、横ずれ後に接触した面と馴染むことで新
しいシール領域が形成される。このため、キャスク50
0を輸送する際にOリングに換装する必要がない。ま
た、金属ガスケット2の外皮5を硬質金属により構成し
た場合は、クリープが生じ難くなるから、長期間に渡っ
て密封性能を維持することができる。一方、金属ガスケ
ット2の外皮5をコーティング層51と同じ軟質金属に
よって構成した場合は、電解腐食の発生を防止できる。
硬質金属を用いる場合であって電解腐食を防止したいと
きは、Moを含むSUS317などを用いるのが好まし
い。
【0044】また、図8に示すように、金属ガスケット
2の外皮5にステンレスなどの硬質金属を用いると共に
多数の微小凹凸52を形成するようにしてもよい。この
ようにすれば、コーティング層51に微小凹凸52が食
い込んで密封を得ることができる。かかる構成におい
て、二次蓋508が径方向に移動した場合、金属ガスケ
ット2が実施の形態1に示したような挙動をするため、
当該金属ガスケット2が横ずれせず、新たに食い込んだ
部分でシール領域が形成される。このため、キャスク輸
送時におけるOリング換装作業を省略できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のキャス
ク(請求項1)では、金属ガスケットの表面を軟質金属
で構成し、当該金属ガスケットによるシール面に、最大
粗さが2μm以上20μm以下の多数の微小凹凸を形成
したので、キャスクの輸送時に蓋が移動しても、金属ガ
スケットによる密封性能を維持することができる。この
ため、キャスク輸送時のOリングへの換装作業が不要に
なる。
【0046】また、この発明のキャスク(請求項2)で
は、金属ガスケットによるシール面に軟質金属のコーテ
ィング層を設け、前記金属ガスケットの外表面に最大粗
さが2μm以上20μm以下の多数の微小凹凸を形成し
たので、キャスクの輸送時に蓋が移動しても、金属ガス
ケットによる密封性能を維持することができる。このた
め、キャスク輸送時のOリングへの換装作業が不要にな
る。
【0047】また、この発明のキャスク(請求項3)で
は、金属ガスケットによるシール面のうち、当該金属ガ
スケットとの接触領域に突起を設けたので、金属ガスケ
ットの構成材の塑性流動が抑制されて接触面圧の低下が
防止されるから、キャスクを長期間保管した場合でも所
定の密封性能を維持することができる。
【0048】また、この発明のキャスク(請求項4)で
は、金属ガスケットによるシール面に、当該金属ガスケ
ット外形に合わせた曲面部を形成したので、金属ガスケ
ットの構成材の塑性流動が抑制されて接触面圧の低下が
防止されるから、キャスクを長期間保管した場合でも所
定の密封性能を維持することができる。
【0049】また、この発明のキャスク(請求項5)で
は、金属ガスケットを入れるガスケット溝内の径方向両
隅に曲面または斜面を形成したので、キャスクの輸送時
に蓋が移動しても、金属ガスケットによる密封性能を維
持することができる。このため、キャスク輸送時のOリ
ングへの換装作業が不要になる。
【0050】また、この発明のキャスク(請求項6)で
は、金属ガスケットによるシール面に軟質金属のコーテ
ィング層を形成するようにしたので、キャスク輸送時に
蓋が移動しても、金属ガスケットによる密封性能を維持
することができる。このため、キャスク輸送時のOリン
グへの換装作業が不要になる。
【0051】また、この発明のキャスク(請求項7)で
は、シール面に軟質金属のコーティング層を形成した場
合において、金属ガスケットの外皮に硬質金属を用いる
ようにしたので、塑性流動を抑制して密封性能を長期間
維持できる。
【0052】また、この発明のキャスク(請求項8)で
は、軟質金属に接触することになる、前記金属ガスケッ
トの外皮に用いるか或いはシール面を構成する硬質金属
として、SUS317またはSUS625を用いたの
で、電位差腐食によるピッチングを防止できる。このた
め、長期間の保管中においても確実に密封性を保つこと
ができる。
【0053】また、この発明のキャスク(請求項9)お
よび金属ガスケット(請求項10)では、金属ガスケッ
トが、環状コイルスプリングと、それぞれのコイルスプ
リングを被覆する内皮とを備え、これらを外皮によって
一体化すると共に当該外皮の径方向中央付近に緩衝構造
を設けたので、蓋の移動による横ずれを緩衝できる。こ
のため、キャスク輸送時においても密封機能を維持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるキャスクの密
封構造を示す断面図である。
【図2】図1に示したシール領域の拡大図である。
【図3】この発明の実施の形態2にかかる密封構造を示
す断面図である。
【図4】図3に示したシール領域の拡大図である。
【図5】この発明の実施の形態3にかかる密封構造を示
す断面図である。
【図6】この発明の実施の形態4にかかる密封構造を示
す断面図である。
【図7】この発明の実施の形態5にかかる密封構造を示
す断面図である。
【図8】この発明の実施の形態5にかかる密封構造の変
形例を示す断面図である。
【図9】従来のキャスクの構造を示す断面図である。
【図10】図9に示したキャスクの一部拡大図である。
【図11】キャスクのシール部を示す拡大図である。
【符号の説明】
100 キャスク 1 密封構造 2 金属ガスケット 3 コイルスプリング 4 内皮 5 外皮 6 緩衝構造 9 シール面 10 微小凹凸 21 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 和夫 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 坂口 康弘 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 浅田 和夫 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 竹下 興二 兵庫県加古川市加古川町北在家15番地 株 式会社関西技研内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 γ線の遮蔽を行う胴本体に底付きのキャ
    ビティが形成され、このキャビティ内に使用済み燃料集
    合体を収納するバスケットを収め、前記胴本体のキャビ
    ティ開口側に蓋を取り付けると共に胴本体の端部と蓋の
    周縁部との間に断面が円形部分を持つリング状の金属ガ
    スケットを介在させ前記キャビティ内の密封を保持する
    キャスクにおいて、 前記金属ガスケットの表面を軟質金属で構成し、当該金
    属ガスケットによるシール面に、最大粗さが2μm以上
    20μm以下の多数の微小凹凸を形成したことを特徴と
    するキャスク。
  2. 【請求項2】 γ線の遮蔽を行う胴本体に底付きのキャ
    ビティが形成され、このキャビティ内に使用済み燃料集
    合体を収納するバスケットを収め、前記胴本体のキャビ
    ティ開口側に蓋を取り付けると共に胴本体の端部と蓋の
    周縁部との間に断面が円形部分を持つリング状の金属ガ
    スケットを介在させ前記キャビティ内の密封を保持する
    キャスクにおいて、 前記金属ガスケットによるシール面に軟質金属のコーテ
    ィング層を設け、前記金属ガスケットの外表面に最大粗
    さが2μm以上20μm以下の多数の微小凹凸を形成し
    たことを特徴とするキャスク。
  3. 【請求項3】 さらに、前記金属ガスケットによるシー
    ル面のうち、当該金属ガスケットとの接触領域に突起を
    設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のキャ
    スク。
  4. 【請求項4】 γ線の遮蔽を行う胴本体に底付きのキャ
    ビティが形成され、このキャビティ内に使用済み燃料集
    合体を収納するバスケットを収め、前記胴本体のキャビ
    ティ開口側に蓋を取り付けると共に胴本体の端部と蓋の
    周縁部との間に断面が円形部分を持つリング状の金属ガ
    スケットを介在させ前記キャビティ内の密封を保持する
    キャスクにおいて、 前記金属ガスケットによるシール面に、当該金属ガスケ
    ット外形に合わせた曲面部を形成したことを特徴とする
    キャスク。
  5. 【請求項5】 γ線の遮蔽を行う胴本体に底付きのキャ
    ビティが形成され、このキャビティ内に使用済み燃料集
    合体を収納するバスケットを収め、前記胴本体のキャビ
    ティ開口側に蓋を取り付けると共に胴本体の端部と蓋の
    周縁部との間に断面が円形部分を持つリング状の金属ガ
    スケットを介在させ前記キャビティ内の密封を保持する
    キャスクにおいて、 前記金属ガスケットを入れるガスケット溝内の径方向両
    隅に曲面または斜面を形成したことを特徴とするキャス
    ク。
  6. 【請求項6】 γ線の遮蔽を行う胴本体に底付きのキャ
    ビティが形成され、このキャビティ内に使用済み燃料集
    合体を収納するバスケットを収め、前記胴本体のキャビ
    ティ開口側に蓋を取り付けると共に胴本体の端部と蓋の
    周縁部との間に断面が円形部分を持つリング状の金属ガ
    スケットを介在させ前記キャビティ内の密封を保持する
    キャスクにおいて、 前記金属ガスケットによるシール面に軟質金属のコーテ
    ィング層を形成するようにしたことを特徴とするキャス
    ク。
  7. 【請求項7】 さらに、前記金属ガスケットの外皮に硬
    質金属を用いたことを特徴とする請求項6に記載のキャ
    スク。
  8. 【請求項8】 さらに、前記軟質金属に接触することに
    なる、前記金属ガスケットの外皮に用いるか或いはシー
    ル面を構成する硬質金属として、SUS317またはS
    US625を用いたことを特徴とする請求項6または7
    に記載のキャスク。
  9. 【請求項9】 前記金属ガスケットが、環状コイルスプ
    リングと、それぞれのコイルスプリングを被覆する内皮
    とを備え、これらを外皮によって一体化すると共に当該
    外皮の径方向中央付近に緩衝構造を設けたことを特徴と
    する請求項1〜8のいずれか一つに記載のキャスク。
  10. 【請求項10】 二重リングを構成する径の異なる同心
    の環状コイルスプリングと、それぞれのコイルスプリン
    グを被覆する内皮とを備え、これらを外皮によって一体
    化すると共に当該外皮の径方向中央付近に緩衝構造を設
    けたことを特徴とする金属ガスケット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7372933B2 (en) 2004-07-08 2008-05-13 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Radioactive-material container, metal gasket for sealing the radioactive-material container, and method of manufacturing the metal gasket

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7372933B2 (en) 2004-07-08 2008-05-13 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Radioactive-material container, metal gasket for sealing the radioactive-material container, and method of manufacturing the metal gasket

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