JP2002156330A - 画像データ生成方法および装置 - Google Patents

画像データ生成方法および装置

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JP2002156330A JP2000353093A JP2000353093A JP2002156330A JP 2002156330 A JP2002156330 A JP 2002156330A JP 2000353093 A JP2000353093 A JP 2000353093A JP 2000353093 A JP2000353093 A JP 2000353093A JP 2002156330 A JP2002156330 A JP 2002156330A
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    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • G01N21/645Specially adapted constructive features of fluorimeters
    • G01N21/6456Spatial resolved fluorescence measurements; Imaging

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに独立して形成されるとともに、二次元
的なひろがりをもって、分布され、少なくともその一部
が蛍光物質を含んだ試料を備えた画像担体に励起光を照
射して、蛍光物質を励起し、蛍光物質から放出された蛍
光を光電的に検出することによって、短時間に、かつ、
簡易な操作で、ノイズの少ない画像データを生成するこ
とができる画像データ生成方法を提供する。 【解決手段】 互いに独立して形成されるとともに、二
次元的に分布され、少なくともその一部が蛍光物質を含
んだ試料を備えた画像担体26に、励起光を照射して、
試料に含まれる蛍光物質を励起し、画像担体への励起光
の照射を停止して、励起光の照射を停止した後に、試料
に含まれる蛍光物質から放出される長寿命蛍光を、CC
D6によって、光電的に検出するステップを備えたこと
を特徴とする画像データの生成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ生成方
法および装置に関するものであり、さらに詳細には、互
いに独立して形成されるとともに、二次元的なひろがり
をもって、分布され、少なくともその一部が蛍光物質を
含んだ試料を備えた画像担体に励起光を照射して、蛍光
物質を励起し、蛍光物質から放出された蛍光を光電的に
検出することによって、短時間に、かつ、簡易な操作
で、ノイズの少ない画像データを生成することができる
画像データ生成方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線が照射されると、放射線のエネル
ギーを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長
域の電磁波を用いて励起すると、照射された放射線のエ
ネルギーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有す
る輝尽性蛍光体を、放射線の検出材料として用い、放射
性標識を付与した物質を、生物体に投与した後、その生
物体あるいはその生物体の組織の一部を試料とし、この
試料を、輝尽性蛍光体層が設けられた蓄積性蛍光体シー
トと一定時間重ね合わせることにより、放射線エネルギ
ーを輝尽性蛍光体に、蓄積、記録し、しかる後に、電磁
波によって、輝尽性蛍光体層を走査して、輝尽性蛍光体
を励起し、輝尽性蛍光体から放出された輝尽光を光電的
に検出して、ディジタル画像信号を生成し、画像処理を
施して、CRTなどの表示手段上あるいは写真フイルム
などの記録材料上に、画像を再生するように構成された
オートラジオグラフィ検出システムが知られている(た
とえば、特公平1−60784号公報、特公平1−60
782号公報、特公平4−3952号公報など)。
【0003】蓄積性蛍光体シートを画像の検出材料とし
て使用するオートラジオグラフィシステムは、写真フイ
ルムを用いる場合とは異なり、現像処理という化学的処
理が不必要であるだけでなく、得られた画像データに画
像処理を施すことによって、所望のように、画像を再生
し、あるいは、コンピュータによる定量解析が可能にな
るという利点を有している。
【0004】他方、オートラジオグラフィシステムにお
ける放射性標識物質に代えて、蛍光物質を標識物質とし
て使用した蛍光検出(fluorescence) システムが知られ
ている。このシステムによれば、蛍光画像を読み取るこ
とによって、遺伝子配列、遺伝子の発現レベル、蛋白質
の分離、同定、あるいは、分子量、特性の評価などをお
こなうことができ、たとえば、電気泳動させるべき複数
のDNA断片を含む溶液中に、蛍光色素を加えた後に、
複数のDNA断片をゲル支持体上で電気泳動させ、ある
いは、蛍光色素を含有させたゲル支持体上で、複数のD
NA断片を電気泳動させ、あるいは、複数のDNA断片
を、ゲル支持体上で、電気泳動させた後に、ゲル支持体
を蛍光色素を含んだ溶液に浸すなどして、電気泳動され
たDNA断片を標識し、励起光によって、蛍光色素を励
起して、生じた蛍光を検出することによって、画像を生
成し、ゲル支持体上のDNAを分布を検出したり、ある
いは、複数のDNA断片を、ゲル支持体上で、電気泳動
させた後に、DNAを変性(denaturation) し、次い
で、サザン・ブロッティング法により、ニトロセルロー
スなどの転写支持体上に、変性DNA断片の少なくとも
一部を転写し、目的とするDNAと相補的なDNAもし
くはRNAを蛍光色素で標識して調製したプローブと変
性DNA断片とをハイブリダイズさせ、プローブDNA
もしくはプローブRNAと相補的なDNA断片のみを選
択的に標識し、励起光によって、蛍光色素を励起して、
生じた蛍光を検出することにより、画像を生成し、転写
支持体上の目的とするDNAを分布を検出したりするこ
とができる。さらに、標識物質により標識した目的とす
る遺伝子を含むDNAと相補的なDNAプローブを調製
して、転写支持体上のDNAとハイブリダイズさせ、酵
素を、標識物質により標識された相補的なDNAと結合
させた後、蛍光基質と接触させて、蛍光基質を蛍光を発
する蛍光物質に変化させ、励起光により、生成された蛍
光物質を励起して、生じた蛍光を検出することによっ
て、画像を生成し、転写支持体上の目的とするDNAの
分布を検出したりすることもできる。この蛍光画像検出
システムは、放射性物質を使用することなく、簡易に、
遺伝子配列などを検出することができるという利点があ
る。また、蛍光検出システムの一つとして、試料溶液を
収容可能な多数のウエルを備えたマイクロタイタープレ
ートと呼ばれる分析用のプレートが知られており、蛍光
物質によって標識された試料溶液をウエルに収容し、試
料溶液に光を照射して、蛍光物質を励起し、蛍光物質か
ら放出された蛍光を検出して、生化学的な分析を実施す
るように構成されている。
【0005】さらに、近年、スライドガラス板やメンブ
レンフィルタなどの基板表面上の異なる位置に、ホルモ
ン類、腫瘍マーカー、酵素、抗体、抗原、アブザイム、
その他のタンパク質、核酸、cDNA、DNA、RNA
など、生体由来の物質と特異的に結合可能で、かつ、塩
基配列や塩基の長さ、組成などが既知の特異的結合物質
を、スポッター装置を用いて、滴下して、多数の独立し
たスポットを形成し、次いで、ホルモン類、腫瘍マーカ
ー、酵素、抗体、抗原、アブザイム、その他のタンパク
質、核酸、cDNA、DNA、mRNAなど、抽出、単
離などによって、生体から採取され、あるいは、さら
に、化学的処理、化学修飾などの処理が施された生体由
来の物質であって、蛍光色素などの標識物質によって標
識された物質をハイブリダイズさせたマイクロアレイ
に、励起光を照射して、蛍光色素などの標識物質から発
せられた蛍光などの光を光電的に検出して、生体由来の
物質を解析するマイクロアレイ検出システムが開発され
ている。このマイクロアレイ画像検出システムによれ
ば、スライドガラス板やメンブレンフィルタなどの基板
表面上の異なる位置に、数多くの特異的結合物質のスポ
ットを高密度に形成して、標識物質によって標識された
生体由来の物質をハイブリダイズさせることによって、
短時間に、生体由来の物質を解析することが可能になる
という利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】蛍光検出システムやマ
イクロアレイ検出システムにおいては、標識物質に励起
光を照射して、励起し、標識物質から放出された蛍光
を、光検出器によって、光電的に検出して、画像データ
などの生化学的な分析用のデータを生成するものであ
り、したがって、励起光が光検出器に入射するとノイズ
を生成し、分析の精度が低下するため、励起光をカット
して、光検出器に入射することを防止する励起光カット
フィルタが設けられている。
【0007】しかしながら、励起光カットフィルタを設
けても、励起光を完全にカットすることは困難であるた
め、標識物質に励起光を照射して、標識物質を励起した
後、励起光の照射を停止し、励起光の照射終了後にも、
標識物質から放出されている長寿命蛍光を検出すること
によって、励起光が検出されることに起因するノイズの
生成を防止する方法が提案されている。
【0008】かかる長寿命蛍光を検出する方法を用い
て、マイクロタイタープレートの多数のウエルに収容さ
れた試料溶液に含まれた蛍光物質を励起して、長寿命蛍
光を検出する場合、従来は、ウエルに、順次、励起光を
照射し、ウエルに収容された試料溶液に含まれた蛍光物
質を励起して、励起光の照射を停止している間に、蛍光
物質から放出される長寿命蛍光を、フォトマルチプライ
アなどの光検出器を用いて、光電的に検出することによ
って、生化学的な分析用データを生成していた。
【0009】しかしながら、マイクロタイタープレート
には、たとえば、96などの多数のウエルが形成されて
おり、また、1回の励起光照射によって、検出される長
寿命蛍光の光量は小さいため、励起光を照射し、励起光
照射の停止して、長寿命蛍光を検出するというステップ
を繰り返すことが必要であり、したがって、すべてのウ
エルに収容された試料溶液に含まれた蛍光物質を励起し
て、蛍光物質から放出される長寿命蛍光を、フォトマル
チプライアなどの光検出器を用いて、光電的に検出し
て、生化学的な分析用データを生成するためには、必然
的に、時間がかかり、ウエル内の試料溶液の反応の進行
状態が、ウエルによって変化するという問題があった。
【0010】かかる問題を解決するため、従来は、各ウ
エルに、試料溶液を投入する毎に、ウエル内の試料溶液
に含まれた蛍光物質を励起して、蛍光物質から放出され
る長寿命蛍光を、フォトマルチプライアなどの光検出器
を用いて、光電的に検出して、生化学的な分析用データ
を生成していた。
【0011】しかしながら、このようにして、生化学的
な分析用データを生成することは、操作が煩雑であるだ
けでなく、分析用データの生成に、多大な時間を要し、
不経済であるという問題があった。
【0012】マイクロアレイ検出システムにおいても、
スライドガラス板やメンブレンフィルタなどの基板表面
上に、スポット状に滴下された特異的結合物質に、標識
物質によって標識された生体由来の物質をハイブリダイ
ズさせたスポットの状態が経時的に変化する場合があ
り、マイクロタイタープレートの場合と、同様の問題を
有していた。
【0013】したがって、本発明は、互いに独立して形
成されるとともに、二次元的なひろがりをもって、分布
され、少なくともその一部が蛍光物質を含んだ試料を備
えた画像担体に励起光を照射して、蛍光物質を励起し、
蛍光物質から放出された蛍光を光電的に検出することに
よって、短時間に、かつ、簡易な操作で、ノイズの少な
い画像データを生成することができる画像データ生成方
法および装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
互いに独立して形成されるとともに、二次元的に分布さ
れ、少なくともその一部が蛍光物質を含んだ試料を備え
た画像担体に、励起光を照射して、前記試料に含まれる
蛍光物質を励起し、前記画像担体への励起光の照射を停
止して、励起光の照射を停止した後に、前記試料に含ま
れる蛍光物質から放出される長寿命蛍光を、二次元エリ
アセンサによって、光電的に検出するステップを備えた
ことを特徴とする画像データの生成方法によって達成さ
れる。
【0015】本発明によれば、画像担体に、励起光を照
射して、試料に含まれる蛍光物質を励起し、画像担体へ
の励起光の照射を停止して、励起光の照射を停止した後
に、試料に含まれる蛍光物質から放出される長寿命蛍光
を、二次元エリアセンサによって、光電的に検出してい
るから、二次元エリアセンサが長寿命蛍光を検出してい
る間は、画像担体に、励起光は照射されておらず、した
がって、励起光が、二次元エリアセンサによって受光さ
れることに起因する画像データのノイズを大幅に低減さ
せることが可能になる。
【0016】本発明の好ましい実施態様においては、前
記画像担体に、励起光を照射して、前記試料に含まれる
蛍光物質を励起し、前記画像担体への励起光の照射を停
止して、励起光の照射を停止した後に、前記試料に含ま
れる蛍光物質から放出される長寿命蛍光を、二次元エリ
アセンサによって、光電的に検出するステップを、2回
以上繰り返すことによって、画像データが生成される。
【0017】本発明の好ましい実施態様によれば、画像
担体に、励起光を照射して、試料に含まれる蛍光物質を
励起し、画像担体への励起光の照射を停止して、励起光
の照射を停止した後に、試料に含まれる蛍光物質から放
出される長寿命蛍光を、二次元エリアセンサによって、
光電的に検出するというステップが、2回以上繰り返さ
れるから、二次元エリアセンサによって、十分な光量の
長寿命蛍光を受光することができ、したがって、所望の
画像を生成することのできる画像データを生成すること
が可能になる。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、励起光を発する少なくとも1つの励起光源のオン・
オフと、前記二次元エリアセンサのシャッタの開閉とを
同期させることによって、画像担体に、励起光を照射し
て、前記試料に含まれる蛍光物質を励起し、前記画像担
体への励起光の照射を停止して、励起光の照射を停止し
た後に、前記試料に含まれる蛍光物質から放出される長
寿命蛍光を、二次元エリアセンサによって、光電的に検
出するステップが実行される。
【0019】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、励起光を発する少なくとも1つの励起光源のオン・
オフと、二次元エリアセンサのシャッタの開閉とを同期
させることによって、画像担体に、励起光を照射して、
試料に含まれる蛍光物質を励起し、画像担体への励起光
の照射を停止して、励起光の照射を停止した後に、試料
に含まれる蛍光物質から放出される長寿命蛍光を、二次
元エリアセンサによって、光電的に検出するステップが
実行されるから、画像担体に励起光が照射されていない
ときにのみ、確実に、二次元エリアセンサによって、長
寿命蛍光を光電的に検出することができ、したがって、
励起光が、二次元エリアセンサによって受光されること
に起因する画像データのノイズを大幅に低減させること
が可能になる。
【0020】本発明のさらに別の好ましい実施態様にお
いては、チョッパを用いて、励起光を発する少なくとも
1つの励起光源から発せられる励起光による照射と励起
光のカットおよび前記二次元エリアセンサの受光面の開
閉とを同期させることによって、画像担体に、励起光を
照射して、前記試料に含まれる蛍光物質を励起し、前記
画像担体への励起光の照射を停止して、励起光の照射を
停止した後に、前記試料に含まれる蛍光物質から放出さ
れる長寿命蛍光を、二次元エリアセンサによって、光電
的に検出するステップが実行される。
【0021】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、チョッパを用いて、励起光を発する少なくとも1つ
の励起光源から発せられる励起光による照射と励起光の
カットおよび二次元エリアセンサの受光面の開閉とを同
期させることによって、画像担体に、励起光を照射し
て、試料に含まれる蛍光物質を励起し、画像担体への励
起光の照射を停止して、励起光の照射を停止した後に、
試料に含まれる蛍光物質から放出される長寿命蛍光を、
二次元エリアセンサによって、光電的に検出するステッ
プが実行されるから、画像担体に励起光が照射されてい
ないときにのみ、確実に、二次元エリアセンサによっ
て、長寿命蛍光を光電的に検出することができ、したが
って、励起光が、二次元エリアセンサによって受光され
ることに起因する画像データのノイズを大幅に低減させ
ることが可能になる。
【0022】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記二次元エリアセンサによって、少なくとも励起
光の波長の光をカットするフィルタを介して、長寿命蛍
光を光電的に検出することによって、画像データが生成
される。
【0023】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、二次元エリアセンサによって、少なくとも励起光の
波長の光をカットするフィルタを介して、長寿命蛍光が
光電的に検出されるから、二次元エリアセンサが、長寿
命蛍光を光電的に検出する際、何らかの原因で、励起光
が装置内に存在していても、二次元エリアセンサによっ
て、励起光が検出されることを確実に防止することがで
き、したがって、励起光が、二次元エリアセンサによっ
て受光されることに起因する画像データのノイズをより
大幅に低減させることが可能になる。
【0024】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記二次元エリアセンサによって、フレネルレンズ
を介して、長寿命蛍光を光電的に検出することによっ
て、画像データが生成される。
【0025】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、二次元エリアセンサが、フレネルレンズを介して、
長寿命蛍光を光電的に検出するように構成されているか
ら、マイクロタイタープレートの多数のウエル内に収容
された試料溶液を標識している蛍光色素の画像を読み取
る場合にも、パララックスを生じることなく、マイクロ
タイタープレートから発せられる蛍光を、二次元エリア
センサによって受光して、画像データを生成することが
可能になる。
【0026】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記二次元エリアセンサとして、CCDカメラを用
いることによって、画像データが生成される。
【0027】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記二次元エリアセンサとして、冷却CCDカメラ
を用いることによって、画像データが生成される。
【0028】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、二次元エリアセンサとして、冷却CCDカメラが用
いられているから、十分に長い時間にわたって、冷却C
CDカメラを露出することができ、したがって、長寿命
蛍光が微弱であっても、所望のように、画像データを生
成することが可能になる。
【0029】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記画像担体として、多数のウエルが形成され、前
記ウエル内に、蛍光色素によって標識された試料が収容
されたマイクロタイタープレートを用いられる。
【0030】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、マイクロタイタープレートに形成されたすべてのウ
エル内に収容された試料を標識している蛍光色素の画像
データが、二次元エリアセンサによって、同時に生成さ
れるから、経時的に、ウエル内の試料溶液の反応の進行
しても、マイクロタイタープレートに形成されたすべて
のウエル内に、一度に、蛍光色素によって標識された試
料を収容させることができ、短時間に、かつ、簡易な操
作で、ノイズが大幅に低減された画像データを生成する
ことが可能になる。
【0031】本発明の前記目的はまた、励起光を発する
少なくとも1つの励起光源と、互いに独立して形成され
るとともに、二次元的に分布され、少なくともその一部
が蛍光物質を含んだ試料を備えた画像担体が載置される
ステージと、二次元エリアセンサと、前記少なくとも1
つの励起光源から発せられる励起光を前記ステージに載
置された前記画像担体に照射して、前記試料に含まれる
蛍光物質を励起し、前記画像担体への励起光の照射を停
止して、励起光の照射を停止した後に、前記試料に含ま
れる蛍光物質から放出される長寿命蛍光を、二次元エリ
アセンサによって、光電的に検出させるように制御する
制御手段を備えたことを特徴とする画像データ生成装置
によって達成される。
【0032】本発明によれば、画像データ生成装置は、
少なくとも1つの励起光源から発せられる励起光をステ
ージに載置された画像担体に照射して、試料に含まれる
蛍光物質を励起し、画像担体への励起光の照射を停止し
て、励起光の照射を停止した後に、試料に含まれる蛍光
物質から放出される長寿命蛍光を、二次元エリアセンサ
によって、光電的に検出させるように制御する制御手段
を備えているから、二次元エリアセンサが長寿命蛍光を
検出している間は、画像担体に、励起光は照射されてお
らず、したがって、励起光が、二次元エリアセンサによ
って受光されることに起因する画像データのノイズを大
幅に低減させることが可能になる。
【0033】本発明の好ましい実施態様においては、前
記制御手段が、前記少なくとも1つの励起光源から発せ
られる励起光を前記ステージに載置された前記画像担体
に照射して、前記試料に含まれる蛍光物質を励起し、前
記画像担体への励起光の照射を停止して、励起光の照射
を停止した後に、前記試料に含まれる蛍光物質から放出
される長寿命蛍光を、二次元エリアセンサによって、光
電的に検出させるステップを、2回以上繰り返すように
構成されている。
【0034】本発明の好ましい実施態様によれば、画像
担体に、励起光を照射して、試料に含まれる蛍光物質を
励起し、画像担体への励起光の照射を停止して、励起光
の照射を停止した後に、試料に含まれる蛍光物質から放
出される長寿命蛍光を、二次元エリアセンサによって、
光電的に検出するというステップが、2回以上繰り返さ
れるから、二次元エリアセンサによって、十分な光量の
長寿命蛍光を受光することができ、したがって、所望の
画像を生成することのできる画像データを生成すること
が可能になる。
【0035】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記制御手段が、前記少なくとも1つの励起光源が
オンされている間は、前記二次元エリアセンサのシャッ
タを閉じ、前記少なくとも1つの励起光源がオフされて
いるときにのみ、前記二次元エリアセンサのシャッタを
開くように、前記少なくとも1つの励起光源のオン・オ
フと、前記二次元エリアセンサのシャッタの開閉を同期
させることによって、前記少なくとも1つの励起光源か
ら発せられる励起光を前記ステージに載置された前記画
像担体に照射して、前記試料に含まれる蛍光物質を励起
し、前記画像担体への励起光の照射を停止して、励起光
の照射を停止した後に、前記試料に含まれる蛍光物質か
ら放出される長寿命蛍光を、二次元エリアセンサによっ
て、光電的に検出させるように制御するように構成され
ている。
【0036】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、制御手段が、少なくとも1つの励起光源がオンされ
ている間は、二次元エリアセンサのシャッタを閉じ、少
なくとも1つの励起光源がオフされているときにのみ、
二次元エリアセンサのシャッタを開くように、少なくと
も1つの励起光源のオン・オフと、二次元エリアセンサ
のシャッタの開閉を同期させることによって、少なくと
も1つの励起光源から発せられる励起光をステージに載
置された画像担体に照射して、試料に含まれる蛍光物質
を励起し、画像担体への励起光の照射を停止して、励起
光の照射を停止した後に、試料に含まれる蛍光物質から
放出される長寿命蛍光を、二次元エリアセンサによっ
て、光電的に検出させるように制御するように構成され
ているから、画像担体に励起光が照射されていないとき
にのみ、確実に、二次元エリアセンサによって、長寿命
蛍光を光電的に検出することができ、したがって、励起
光が、二次元エリアセンサによって受光されることに起
因する画像データのノイズを大幅に低減させることが可
能になる。
【0037】本発明のさらに別の好ましい実施態様にお
いては、画像データ生成装置が、さらに、少なくとも2
つの開口部を有する円板状の回転可能なチョッパを備
え、前記制御手段が、前記チョッパの1つの開口部が、
前記少なくとも1つの励起光源から発せられる励起光の
光路内に位置している間は、前記二次元エリアセンサの
光電面を前記チョッパが覆い、前記チョッパが、前記少
なくとも1つの励起光源から発せられる励起光の光路内
に位置して、励起光をカットしているときにのみ、前記
チョッパの1つの開口部が、前記二次元エリアセンサの
光電面の前面に位置するように、前記チョッパを回転制
御するように構成されている。
【0038】本発明のさらに別の好ましい実施態様によ
れば、画像データ生成装置が、さらに、少なくとも2つ
の開口部を有する円板状の回転可能なチョッパを備え、
制御手段が、前記チョッパの1つの開口部が、少なくと
も1つの励起光源から発せられる励起光の光路内に位置
している間は、二次元エリアセンサの光電面をチョッパ
が覆い、チョッパが、少なくとも1つの励起光源から発
せられる励起光の光路内に位置して、励起光をカットし
ているときにのみ、チョッパの1つの開口部が、二次元
エリアセンサの光電面の前面に位置するように、チョッ
パを回転制御するように構成されているから、画像担体
に励起光が照射されていないときにのみ、確実に、二次
元エリアセンサによって、長寿命蛍光を光電的に検出す
ることができ、したがって、励起光が、二次元エリアセ
ンサによって受光されることに起因する画像データのノ
イズを大幅に低減させることが可能になる。
【0039】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、画像データ生成装置が、さらに、前記少なくとも1
つの励起光源から発せられる励起光を導く光ガイドを備
え、前記制御手段が、前記チョッパの1つの開口部が、
前記光ガイドの励起光射出端部の前面に位置している間
は、前記二次元エリアセンサの光電面を前記チョッパが
覆い、前記チョッパが、前記光ガイドの励起光射出端部
の前面に位置して、励起光をカットしているときにの
み、前記チョッパの1つの開口部が、前記二次元エリア
センサの光電面の前面に位置するように、前記チョッパ
を回転制御するように構成されている。
【0040】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、画像データ生成装置が、さらに、少なくとも1つの
励起光源から発せられる励起光を導く光ガイドを備えて
いるから、少なくとも1つの励起光源から発せられる励
起光を、効率よく、画像担体に照射することが可能にな
る。
【0041】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記チョッパに、4つの開口部が形成されている。
【0042】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、蛍光物質から放出される長寿命蛍光の減衰時間が短
い場合でも、チョッパを過度に高速で回転させることな
く、画像担体に励起光が照射されていないときにのみ、
確実に、二次元エリアセンサによって、長寿命蛍光を光
電的に検出することができ、したがって、励起光が、二
次元エリアセンサによって受光されることに起因する画
像データのノイズを大幅に低減させることが可能にな
る。
【0043】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、画像データ生成装置は、さらに、前記二次元エリア
センサの前面に、少なくとも励起光の波長の光をカット
するフィルタを備えている。
【0044】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、画像データ生成装置は、さらに、二次元エリアセン
サの前面に、少なくとも励起光の波長の光をカットする
フィルタを備えているから、二次元エリアセンサが、長
寿命蛍光を光電的に検出する際、何らかの原因で、励起
光が装置内に存在していても、二次元エリアセンサによ
って、励起光が検出されることを確実に防止することが
でき、したがって、励起光が、二次元エリアセンサによ
って受光されることに起因する画像データのノイズをよ
り大幅に低減させることが可能になる。
【0045】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、画像データ生成装置は、さらに、前記ステージと、
前記二次元エリアセンサの間に、フレネルレンズを備え
ている。
【0046】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、画像データ生成装置は、さらに、ステージと二次元
エリアセンサの間に、フレネルレンズを備えているか
ら、マイクロタイタープレートの多数のウエル内に収容
された試料溶液を標識している蛍光色素の画像を読み取
る場合にも、パララックスを生じることなく、マイクロ
タイタープレートから発せられる蛍光を、二次元エリア
センサによって受光して、画像データを生成することが
可能になる。
【0047】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記二次元エリアセンサが、CCDカメラによって
構成されている。
【0048】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記二次元エリアセンサが、冷却CCDカメラによ
って構成されている。
【0049】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、二次元エリアセンサが、冷却CCDカメラによって
構成されているから、十分に長い時間にわたって、冷却
CCDカメラを露出することができ、したがって、長寿
命蛍光が微弱であっても、所望のように、画像データを
生成することが可能になる。
【0050】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記画像担体が、多数のウエルが形成され、前記ウ
エル内に、蛍光色素によって標識された試料が収容され
たマイクロタイタープレートによって構成されている。
【0051】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、マイクロタイタープレートに形成されたすべてのウ
エル内に収容された試料を標識している蛍光色素の画像
データが、二次元エリアセンサによって、同時に生成さ
れるから、経時的に、ウエル内の試料溶液の反応の進行
しても、マイクロタイタープレートに形成されたすべて
のウエル内に、一度に、蛍光色素によって標識された試
料を収容させることができ、短時間に、かつ、簡易な操
作で、ノイズが大幅に低減された画像データを生成する
ことが可能になる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
【0053】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
る画像データ生成装置の略正面図である。
【0054】図1に示されるように、画像データ生成装
置は、冷却CCDカメラ1、暗箱2およびパーソナルコ
ンピュータ4を備えている。パーソナルコンピュータ3
は、CRT4とキーボード5を備えている。
【0055】図2は、冷却CCDカメラ1の略縦断面図
である。
【0056】図2に示されるように、冷却CCDカメラ
1は、CCD6と、アルミニウムなどの金属により作ら
れた伝熱板7と、CCD6を冷却するためのペルチエ素
子8と、CCD6の前面に配置されたシャッタ9と、C
CD6が生成したアナログ画像データをディジタル画像
データに変換するA/D変換器10と、A/D変換器1
0によってディジタル化された画像データを一時的に記
憶する画像データバッファ11と、冷却CCDカメラ1
の動作を制御するカメラ制御回路12とを備えている。
暗箱2との間に形成された開口部は、ガラス板15によ
って閉じられており、冷却CCDカメラ1の周囲には、
ペルチエ素子8が発する熱を放熱するための放熱フィン
16が長手方向のほぼ全面にわたって形成されている。
【0057】ガラス板15の前面の暗箱2内には、レン
ズフォーカス調整機能を有するカメラレンズ17が取付
けられている。
【0058】図3は、暗箱2の略縦断面図である。
【0059】図3に示されるように、暗箱2内には、ス
テージ20が設けられており、ステージ20斜め上方に
は、発光波長中心が340nmの励起光を得るための第
一のキセノンフラッシュランプ21および第二のキセノ
ンフラッシュランプ22が、それぞれ、設けられてい
る。第一のキセノンフラッシュランプ21および第二の
キセノンフラッシュランプ22の前面には、それぞれ、
フィルタ23およびフィルタ24が貼着されている。フ
ィルタ23およびフィルタ24は、340nm近傍の波
長以外の蛍光色素の励起に有害な光をカットし、340
nm近傍の波長の光のみを透過する性質を有している。
カメラレンズ17の前面には、613nm近傍の波長の
光のみを透過するバンドパスフィルタ25が、取り外し
可能に、取りつけられている。
【0060】ステージ20上には、画像担体26が載置
され、本実施態様においては、画像担体26として、9
6のウエル(図示せず)が形成されたマイクロタイター
プレートあるいはマイクロアレイが用いられる。
【0061】図4は、パーソナルコンピュータ3の周辺
のブロックダイアグラムである。
【0062】図4に示されるように、パーソナルコンピ
ュータ3は、冷却CCDカメラ1の露出を制御するCP
U30と、冷却CCDカメラ1の生成した画像データを
画像データバッファ11から読み出す画像データ転送手
段31と、画像データ転送手段31から転送された画像
データを記憶する画像データ記憶手段32と、画像デー
タ記憶手段32に記憶された画像データに、必要に応じ
て、画像処理を施す画像データ処理手段33と、画像デ
ータ記憶手段32に記憶された画像データに基づいて、
CRT4の画面上に可視画像を表示する画像表示手段3
4とを備えている。第一のキセノンフラッシュランプ2
1および第二のキセノンフラッシュランプ22は光源制
御手段35によって制御されており、光源制御手段35
は、CPU30によって制御されている。CPU30
は、冷却CCDカメラ1のカメラ制御回路12に種々の
信号を出力可能に構成されている。
【0063】図5は、CCD6の周辺のブロックダイア
グラムである。
【0064】図5に示されるように、CCD6は、光電
センサ40と出力増幅器42を備えており、光電センサ
40に蓄積された電荷は、電荷転送路44を介して、出
力増幅器42に送られて、出力されるように構成されて
いる。電荷転送路44からの電荷の転送は、読み出し制
御回路46によって制御され、読み出し制御回路46
は、カメラ制御回路12により制御されている。
【0065】本実施態様にかかる画像データ生成装置
は、96のウエル(図示せず)が形成され、ウエル内
に、蛍光色素によって標識された試料溶液が収容された
マイクロタイタープレートあるいはスライドガラス板や
メンブレンフィルタなどの基板表面上に、スポット状に
滴下された特異的結合物質に、蛍光色素によって標識さ
れた生体由来の物質をハイブリダイズさせたスポットを
有するマイクロアレイが画像担体26として用いられ、
第一のキセノンフラッシュランプ21および第二のキセ
ノンフラッシュランプ22をオンして、画像担体26に
励起光を照射し、蛍光色素を励起した後、第一のキセノ
ンフラッシュランプ21および第二のキセノンフラッシ
ュランプ22をオフし、第一のキセノンフラッシュラン
プ21および第二のキセノンフラッシュランプ22をオ
フされた後にも、蛍光色素から放出される長寿命蛍光
を、カメラレンズ17を介して、冷却CCDカメラ1の
CCD6によって検出し、蛍光色素の画像データを生成
可能に構成されている。
【0066】マイクロタイタープレートが担持している
蛍光色素の画像データを生成するときは、まず、ユーザ
ーによって、カメラレンズ17が用られて、レンズフォ
ーカス合わせがなされる。
【0067】次いで、画像担体26として、3価のユー
ロピウムによって賦活された蛍光色素である米国のパー
キンエルマーライフサイエンス株式会社グループ下のWa
llacOy 製の「DELFIA」(商品名)によって標識された
試料溶液が、96のウエル内に収容されたマイクロタイ
タープレート(図示せず)がステージ20上に載置され
て、暗箱2が閉じられる。次いで、ユーザーによって、
キーボード5に、露出開始信号が入力されると、CPU
30は、光源制御手段35に、光源点灯信号を出力し、
光源制御手段35は、光源点灯信号を受けると、第一の
キセノンフラッシュランプ21および第二のキセノンフ
ラッシュランプ22をオンする。
【0068】その結果、第一のキセノンフラッシュラン
プ21および第二のキセノンフラッシュランプ22か
ら、発光波長中心が340nmの励起光が、ステージ2
0上に載置された画像担体26に向けて、発せられ、マ
イクロタイタープレートに形成された96のウエル内に
収容されている試料溶液を標識している蛍光色素である
米国のパーキンエルマーライフサイエンス株式会社グル
ープ下のWallac Oy 製の「DELFIA」(商品名)が励起
されて、613nmの波長の蛍光が放出される。
【0069】所定の時間が経過すると、CPU30は、
光源制御手段35に、光源消灯信号を出力し、光源制御
手段35は、光源消灯信号を受けると、第一のキセノン
フラッシュランプ21および第二のキセノンフラッシュ
ランプ22をオフする。
【0070】同時に、CPU30は、冷却CCDカメラ
1のカメラ制御回路12に、露出信号を出力し、シャッ
タ9を開放させる。
【0071】その結果、第一のキセノンフラッシュラン
プ21および第二のキセノンフラッシュランプ22をオ
フした後にも、蛍光色素から放出されている613nm
の波長の長寿命蛍光が、バンドパスフィルタ25および
カメラレンズ17を介して、冷却CCDカメラ1のCC
D6の光電面に入射して、光電面に画像を形成する。C
CD6の光電センサ40は、こうして、光電面に形成さ
れた画像の光を受け、これを電荷の形で蓄積する。バン
ドパスフィルタ25は、613nm近傍の波長の光のみ
を透過する性質を有しているから、マイクロタイタープ
レートの96のウエル内に収容された試料溶液を標識し
ている蛍光色素である米国のパーキンエルマーライフサ
イエンス株式会社グループ下のWallac Oy 製の「DELFI
A」(商品名)から放出された613nmの波長の長寿
命蛍光のみがCCD6の光電センサ40によって受光さ
れる。
【0072】所定の時間が経過した後、CPU30は、
冷却CCDカメラ1のカメラ制御回路12に、露出停止
信号を出力し、シャッタ9を閉じさせる。
【0073】同時に、CPU30は、光源制御手段35
に、光源点灯信号を出力して、光源制御手段35に、第
一のキセノンフラッシュランプ21および第二のキセノ
ンフラッシュランプ22をオンさせる。
【0074】その結果、第一のキセノンフラッシュラン
プ21および第二のキセノンフラッシュランプ22か
ら、再び、発光波長中心が340nmの励起光が、ステ
ージ20上に載置された画像担体26に向けて、発せら
れ、マイクロタイタープレートに形成された96のウエ
ル内に収容されている試料溶液を標識している蛍光色素
である米国のパーキンエルマーライフサイエンス株式会
社グループ下のWallacOy 製の「DELFIA」(商品名)が
励起されて、613nmの波長の蛍光が放出される。
【0075】所定の時間が経過すると、CPU30は、
光源制御手段35に、光源消灯信号を出力して、第一の
キセノンフラッシュランプ21および第二のキセノンフ
ラッシュランプ22をオフさせる。
【0076】同時に、CPU30は、冷却CCDカメラ
1のカメラ制御回路12に、露出信号を出力し、シャッ
タ9を再び開放させる。
【0077】その結果、第一のキセノンフラッシュラン
プ21および第二のキセノンフラッシュランプ22をオ
フした後にも、蛍光色素から放出されている613nm
の波長の長寿命蛍光が、バンドパスフィルタ25および
カメラレンズ17を介して、冷却CCDカメラ1のCC
D6の光電面に入射して、光電面に画像を形成し、CC
D6の光電センサ40が、こうして、光電面に形成され
た画像の光を受け、これを電荷の形で蓄積する。
【0078】このような第一のキセノンフラッシュラン
プ21および第二のキセノンフラッシュランプ22のオ
ン・オフと、シャッタ9の開閉が、所定の露出時間が経
過するまで、繰り返される。
【0079】本実施態様においては、試料溶液を標識し
ている蛍光色素は、米国のパーキンエルマーライフサイ
エンス株式会社グループ下のWallac Oy製の「DELFIA」
(商品名)であり、この蛍光色素の長寿命蛍光の減衰時
間は約1msであるので、CPU30は、1KHz以下
の周波数で、第一のキセノンフラッシュランプ21およ
び第二のキセノンフラッシュランプ22をオン・オフ制
御するとともに、シャッタ9を閉じ、開く制御を実行す
るように構成されている。
【0080】所定の露出時間が経過すると、CPU30
は、光源制御手段35に、露出完了信号を出力して、第
一のキセノンフラッシュランプ21および第二のキセノ
ンフラッシュランプ22をオフさせるとともに、冷却C
CDカメラ1のカメラ制御回路12に露出完了信号を出
力する。
【0081】カメラ制御回路12は、CPU30から露
出完了信号を受けると、読み出し制御回路46を駆動し
て、CCD6の光電センサ40が電荷の形で蓄積したア
ナログ画像データを、電荷転送路44を介して、出力増
幅器42に送り、さらに、A/D変換器10に転送させ
て、ディジタル化し、画像データバッファ11に一時的
に記憶させる。
【0082】カメラ制御回路12に露出完了信号を出力
するのと同時に、CPU30は、画像データ転送手段3
1にデータ転送信号を出力して、冷却CCDカメラ1の
画像データバッファ11から画像データを読み出させ、
画像データ記憶手段32に記憶させる。
【0083】その後、ユーザーがキーボード5に画像生
成信号を入力すると、画像表示手段34により、画像デ
ータ記憶手段32に記憶された画像データが読み出さ
れ、必要に応じて、画像データ処理手段33によって、
画像データ処理が施され、画像データ処理が施された画
像データに基づいて、CRT4の画面上に、マイクロタ
イタープレートの96のウエル内に収容された試料溶液
を標識している蛍光色素の画像が表示される。
【0084】マイクロアレイに担持されている蛍光色素
の画像データを生成するときは、画像担体26として、
スライドガラス板やメンブレンフィルタなどの基板表面
上に、スポット状に滴下された特異的結合物質に、蛍光
色素によって標識された生体由来の物質をハイブリダイ
ズさせたスポットを有するマイクロアレイが、ステージ
20上に載置されて、暗箱2が閉じられる。
【0085】マイクロタイタープレートの場合と同様に
して、CPU30により、1KHz以下の周波数で、第
一のキセノンフラッシュランプ21および第二のキセノ
ンフラッシュランプ22がオン・オフ制御されるととも
に、シャッタ9を閉じ、開く制御が実行されて、所定の
露出時間が経過すると、CCD6の光電センサ40が電
荷の形で蓄積したアナログ画像データが、電荷転送路4
4および出力増幅器42を介して、A/D変換器10に
転送させて、ディジタル化され、ディジタル画像データ
が生成される。
【0086】こうして生成されたディジタル画像データ
に基づいて、マイクロタイタープレートの場合と同様に
して、CRT4の画面上に、スライドガラス板やメンブ
レンフィルタなどの基板表面上に、スポット状に滴下さ
れた特異的結合物質にハイブリダイズされた生体由来の
物質を標識している蛍光色素の画像が表示される。
【0087】本実施態様によれば、シャッタ9を閉じた
状態に保持して、第一のキセノンフラッシュランプ21
および第二のキセノンフラッシュランプ22をオンし
て、マイクロタイタープレートの96のウエル内に収容
された試料溶液を標識している蛍光色素あるいはスライ
ドガラス板やメンブレンフィルタなどの基板表面上に、
スポット状に滴下された特異的結合物質にハイブリダイ
ズされた生体由来の物質を標識している蛍光色素を励起
し、第一のキセノンフラッシュランプ21および第二の
キセノンフラッシュランプ22をオフして、シャッタ9
を開き、第一のキセノンフラッシュランプ21および第
二のキセノンフラッシュランプ22がオフされた後も、
蛍光色素から放出される長寿命蛍光を、CCD6の光電
センサ40によって光電的に検出し、画像データを生成
しており、冷却CCDカメラ1によって、長寿命蛍光を
受光しているときは、第一のキセノンフラッシュランプ
21および第二のキセノンフラッシュランプ22はオフ
状態にあるから、第一のキセノンフラッシュランプ21
および第二のキセノンフラッシュランプ22から発せら
れた励起光が、CCD6の光電センサ40によって受光
されることに起因する画像データのノイズを大幅に低減
させることが可能になる。
【0088】また、本実施態様によれば、マイクロタイ
タープレートに形成された96のすべてのウエル内に収
容された試料溶液を標識している蛍光色素の画像データ
あるいはスライドガラス板やメンブレンフィルタなどの
基板表面上に、スポット状に滴下された特異的結合物質
にハイブリダイズされた生体由来の物質を標識している
すべてのスポット内の蛍光色素の画像データは、同時
に、冷却CCDカメラ1によって生成されるから、マイ
クロタイタープレートに形成されたウエル内の試料溶液
の反応が時間とともに進行するような場合にも、マイク
ロタイタープレートに形成された96のすべてのウエル
内に、一度に、蛍光色素によって標識された試料溶液を
収容させることができ、短時間に、かつ、簡易な操作
で、ノイズが大幅に低減された画像データを生成するこ
とが可能になり、また、スライドガラス板やメンブレン
フィルタなどの基板表面上に、スポット状に滴下された
特異的結合物質に、標識物質によって標識された生体由
来の物質をハイブリダイズさせたスポットの状態が経時
的に変化するような場合にも、時間経過の影響を受けな
い画像データを生成することが可能になる。
【0089】さらに、本実施態様によれば、所定の露出
時間が経過するまで、CPU30により、1KHz以下
の周波数で、第一のキセノンフラッシュランプ21およ
び第二のキセノンフラッシュランプ22がオン・オフ制
御されるとともに、シャッタ9を閉じ、開く制御が実行
されているから、冷却CCDカメラ1のCCD6の光電
センサ40に、十分な光量の長寿命蛍光を受光させるこ
とができ、したがって、所望の画像を生成することので
きる画像データを生成することが可能になる。
【0090】図6は、本発明の別の好ましい実施態様に
かかる画像データ生成装置の冷却CCDカメラの略縦断
面図である。
【0091】図6に示されるように、本実施態様にかか
る画像データ生成装置においては、冷却CCDカメラ1
は、シャッタを備えていない点を除いて、図2と同様の
構成を有している。
【0092】図7は、暗箱2の略縦断面図である。
【0093】図7に示されるように、本実施態様にかか
る画像データ生成装置においては、613nm近傍の波
長の光のみを透過するバンドパスフィルタは設けられて
おらず、また、キセノンフラッシュランプ52から発せ
られる励起光は、光ファイバ54によって、暗箱2内に
導かれるように構成されている。
【0094】図7に示されるように、チョッパ50は、
冷却CCDカメラ1のカメラレンズ17の前面に位置す
るとともに、光ファイバ54の励起光射出端部56の前
面に位置している。
【0095】図8は、チョッパ50の略平面図である。
【0096】図8に示されるように、チョッパ50は、
回転可能な円板58によって形成されており、円板58
には、CCD6を露光するための一対のCCD露光用開
口部60が、回転方向に、180度の角度を隔てて、形
成され、キセノンフラッシュランプ52から発せられる
励起光を暗箱2内に導くための一対の励起光用開口部6
2が、回転方向に、180度の角度を隔てて、形成され
ている。
【0097】ここに、一対のCCD露光用開口部60
と、一対の励起光用開口部62は、CCD露光用開口部
60の一方が、冷却CCDカメラ1のカメラレンズ17
の前面に位置しているときは、励起光用開口部62が、
光ファイバ54の励起光射出端部56の前面から退避
し、チョッパ50の円板58によって、光ファイバ54
の励起光射出端部56が閉じられ、かつ、励起光用開口
部62の一方が、光ファイバ54の励起光射出端部56
の前面に位置しているときは、CCD露光用開口部60
が、冷却CCDカメラ1のカメラレンズ17の前面から
退避して、チョッパ50の円板58によって、カメラレ
ンズ17が閉じられるような位置関係に形成されてい
る。
【0098】本実施態様において、チョッパ50の回転
は、パーソナルコンピュータ3のCPU30によって制
御されている。
【0099】本実施態様においても、マイクロタイター
プレートに形成された96のウエル内に収容された試料
溶液を標識する蛍光色素あるいはスライドガラス板やメ
ンブレンフィルタなどの基板表面上に、スポット状に滴
下された特異的結合物質にハイブリダイズされた生体由
来の物質を標識する蛍光色素として、米国のパーキンエ
ルマーライフサイエンス株式会社グループ下のWallac
Oy 製の「DELFIA」(商品名)が用いられており、この
蛍光色素の長寿命蛍光の減衰時間は約1msであるの
で、CPU30は、1KHz以下の周波数で、キセノン
フラッシュランプ52をオン・オフ制御するように、た
とえば、100Hzの周波数で、駆動するときは、CC
D6の露光時に、チョッパ50を、3000rpmで、
回転させるように、チョッパ50を回転駆動するモータ
(図示せず)を制御している。
【0100】以上のように構成された本発明の別の好ま
しい実施態様にかかる画像データ生成装置は、次のよう
にして、マイクロタイタープレートが担持している蛍光
色素の画像データを生成するまず、チョッパ50のCC
D露光用開口部60が、カメラレンズ17の前面に位置
した状態で、ユーザーによって、カメラレンズ17が用
られ、レンズフォーカス合わせがなされる。
【0101】次いで、画像担体26として、3価のユー
ロピウムによって賦活された蛍光色素である米国のパー
キンエルマーライフサイエンス株式会社グループ下のWa
llacOy製の「DELFIA」(商品名)によって標識された試
料溶液が、96のウエル内に収容されたマイクロタイタ
ープレート(図示せず)がステージ20上に載置され
て、暗箱2が閉じられる。次いで、ユーザーによって、
キーボード5に、露出開始信号が入力されると、CPU
30は、チョッパ50を回転駆動するモータ(図示せ
ず)に駆動信号を出力して、1KHz以下の周波数で、
キセノンフラッシュランプ52をオン・オフ制御するよ
うに、たとえば、100Hzの周波数で、駆動するとき
は、CCD6の露光時に、チョッパ50を、3000r
pmの回転数で回転させる。
【0102】次いで、CPU30は、光源制御手段35
に、光源点灯信号を出力し、光源制御手段35は、光源
点灯信号を受けると、キセノンフラッシュランプ52を
オンする。
【0103】その結果、励起光用開口部62の一方が、
光ファイバ54の励起光射出端部56の前面に位置して
いるときは、CCD露光用開口部60が、冷却CCDカ
メラ1のカメラレンズ17の前面から退避し、チョッパ
50の円板58によって、カメラレンズ17が閉じられ
るような位置関係に、一対のCCD露光用開口部60
と、一対の励起光用開口部62が、円板58に形成され
ているため、カメラレンズ17が、チョッパ50の円板
により閉じられた状態で、キセノンフラッシュランプ5
2から発せられた発光波長中心が340nmの励起光
が、光ファイバ54の励起光射出端部56を介して、暗
箱2内に導かれて、マイクロタイタープレートに形成さ
れた96のウエル内に収容されている試料溶液を標識し
ている蛍光色素である米国のパーキンエルマーライフサ
イエンス株式会社グループ下のWallacOy 製の「DELFI
A」(商品名)が励起されて、613nmの波長の蛍光
が放出される。
【0104】他方、CCD露光用開口部60の一方が、
冷却CCDカメラ1のカメラレンズ17の前面に位置し
ているときは、励起光用開口部62が、光ファイバ54
の励起光射出端部56の前面から退避し、チョッパ50
の円板58によって、光ファイバ54の励起光射出端部
56が閉じられているから、キセノンフラッシュランプ
52から発せられた励起光が、光ファイバ54の励起光
射出端部56により、暗箱2内に導かれてない間だけ、
励起光の照射が完了した後にも、蛍光色素から放出され
ている613nmの波長の長寿命蛍光が、バンドパスフ
ィルタ25およびカメラレンズ17を介して、冷却CC
Dカメラ1のCCD6の光電面に入射して、光電面に画
像を形成し、CCD6の光電センサ40が、こうして、
光電面に形成された画像の光を受け、これを電荷の形で
蓄積する。
【0105】チョッパ50は、CPU30によって、1
KHz以下の周波数で、キセノンフラッシュランプ52
をオン・オフ制御するように、たとえば、100Hzの
周波数で、駆動されるときは、CCD6の露光時に、3
000rpmの回転数で回転されるように制御されてい
るから、1kHz以下の周波数で、蛍光色素への励起光
の照射と長寿命蛍光の検出が繰り返される。
【0106】所定の露出時間が経過すると、CPU30
は、光源制御手段35に、露出完了信号を出力して、キ
セノンフラッシュランプ52をオフさせるとともに、冷
却CCDカメラ1のカメラ制御回路12に露出完了信号
を出力する。
【0107】カメラ制御回路12は、CPU30から露
出完了信号を受けると、読み出し制御回路46を駆動し
て、CCD6の光電センサ40が電荷の形で蓄積したア
ナログ画像データを、電荷転送路44を介して、出力増
幅器42に送り、さらに、A/D変換器10に転送させ
て、ディジタル化し、画像データバッファ11に一時的
に記憶させる。
【0108】カメラ制御回路12に露出完了信号を出力
するのと同時に、CPU30は、画像データ転送手段3
1にデータ転送信号を出力して、冷却CCDカメラ1の
画像データバッファ11から画像データを読み出させ、
画像データ記憶手段32に記憶させる。
【0109】その後、ユーザーがキーボード5に画像生
成信号を入力すると、画像表示手段34により、画像デ
ータ記憶手段32に記憶された画像データが読み出さ
れ、必要に応じて、画像データ処理手段33によって、
画像データ処理が施され、画像データ処理が施された画
像データに基づいて、CRT4の画面上に、マイクロタ
イタープレートの96のウエル内に収容された試料溶液
を標識している蛍光色素の画像が表示される。
【0110】マイクロアレイに担持されている蛍光色素
の画像データを生成するときも、同様にして、チョッパ
50が、1KHz以下の周波数で、キセノンフラッシュ
ランプ52をオン・オフ制御するように、たとえば、1
00Hzの周波数で、駆動されるときは、CCD6の露
光時に、3000rpmの回転数で、回転されて、長寿
命蛍光が、冷却CCDカメラ1によって受光される。
【0111】本実施態様によれば、チョッパ50を回転
させて、蛍光色素への励起光の照射と長寿命蛍光の検出
が繰り返されるように構成されているから、簡易な構成
で、かつ、確実に、励起光が照射されていないときにの
み、長寿命蛍光を、CCD6の光電センサ40によって
受光し、キセノンフラッシュランプ52から発せられた
励起光が、CCD6の光電センサ40によって受光され
ることに起因する画像データのノイズを大幅に低減させ
ることが可能になる。
【0112】また、本実施態様によれば、カメラレンズ
17の前面に、613nmの波長の光のみを透過するバ
ンドパスフィルタが設けられていないから、より多くの
光量の長寿命蛍光をCCD6の光電センサ40によって
受光することが可能になる。
【0113】図9は、本発明の他の好ましい実施態様に
かかる画像データ生成装置の暗箱2の略縦断面図であ
る。
【0114】図9に示されるように、本実施態様にかか
る画像データ生成装置は、さらに、ステージ20の上方
に、ステイ72によって、フレネルレンズ70が支持さ
れている点を除き、図1ないし図5に示された実施態様
と同様の構成を有している。
【0115】本実施態様においては、画像データ生成装
置は、ステージ20の上方に、さらに、フレネルレンズ
70を備えているので、マイクロタイタープレートの9
6のウエル内に収容された試料溶液を標識している蛍光
色素の画像を読み取る場合にも、パララックスを生じる
ことなく、マイクロタイタープレートから発せられる蛍
光を、CCD6の光電センサ40によって受光して、画
像データを生成することが可能になる。
【0116】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0117】たとえば、前記実施態様においては、マイ
クロタイタープレートに形成された96のウエル内に収
容された試料溶液を標識する蛍光色素あるいはスライド
ガラス板やメンブレンフィルタなどの基板表面上に、ス
ポット状に滴下された特異的結合物質にハイブリダイズ
された生体由来の物質を標識する蛍光色素として、米国
のパーキンエルマーライフサイエンス株式会社グループ
下のWallac Oy 製の「DELFIA」(商品名)が用いられ
ているが、ある程度の長さ以上の長寿命蛍光の減衰時間
を有する蛍光物質であればよく、「DELFIA」(商品名)
に代えて、たとえば、SYPRO Ruby(登録商標)などの
蛍光色素を用いることもできる。
【0118】さらに、前記実施態様においては、96の
ウエルが形成されたマイクロタイタープレートを用いて
いるが、384のウエルが形成されたマイクロタイター
プレートを用いることもでき、マイクロタイタープレー
トに形成されたウエルの数は限定されるものではない。
【0119】また、前記実施態様においては、1KHz
以下の周波数で、蛍光色素への励起光の照射と長寿命蛍
光の検出が繰り返されるように、CPU30が、第一の
キセノンフラッシュランプ21および第二のキセノンフ
ラッシュランプ22のオン・オフおよびシャッタ9の開
閉あるいはチョッパ50の回転を制御しているが、いか
なる周波数で、蛍光色素への励起光の照射と長寿命蛍光
の検出が繰り返されるように制御するかは、蛍光物質が
放出する長寿命蛍光の減衰時間によって、任意に決定す
ることができる。
【0120】さらに、前記実施態様においては、発光発
光波長中心が340nmの励起光を得るための第一のキ
セノンフラッシュランプ21および第二のキセノンフラ
ッシュランプ22あるいはキセノンフラッシュランプ5
2が用いられているが、かかる波長の励起光を発する励
起光源に限定されるものではなく、使用する蛍光物質に
応じて、任意の波長の励起光を発する励起光源を用いる
ことができる。
【0121】また、図1ないし図5に示された実施態様
および図9に示された実施態様においては、カメラレン
ズ17の前面に、613nmの波長の光のみを透過する
バンドパスフィルタ25が設けられているが、613n
mの波長の光のみを透過するバンドパスフィルタ25に
代えて、励起光の波長近傍の光をカットする励起光カッ
トフィルタを、カメラレンズ17の前面に設けてもよ
い。
【0122】さらに、図6ないし図8に示された実施態
様においては、カメラレンズ17の前面に、バンドパス
フィルタは設けられていないが、613nmの波長の光
のみを透過するバンドパスフィルタを、カメラレンズ1
7の前面に設けるようにしてもよい。
【0123】また、図1ないし図5に示された実施態様
および図9に示された実施態様においては、カメラレン
ズ17の前面に、613nmの波長の光のみを透過する
バンドパスフィルタ25が設けられているが、場合によ
っては、バンドパスフィルタ25を設けないようにする
こともできる。
【0124】さらに、図1ないし図5に示された実施態
様においては、第一のキセノンフラッシュランプ21お
よび第二のキセノンフラッシュランプ22が設けられて
いるが、いずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
【0125】また、図6ないし図8に実施態様において
は、単一のキセノンフラッシュランプ52のみが設けら
れているが、カメラレンズ17を挟むように、2つのキ
セノンフラッシュランプを設けることもできる。
【0126】さらに、図6ないし図8に示される実施態
様においては、フレネルレンズは設けられていないが、
図9に示された実施態様と同様に、フレネルレンズ70
を設けることもできる。
【0127】また、図9に示された実施態様において
は、フレネルレンズ70はステイ72によって支持され
ているが、マイクロタイタープレート上に重ね合わせる
ようにしてもよい。
【0128】また、図9に示された実施態様において
は、フレネルレンズ70を設けているが、フレネルレン
ズ70に代えて、凸レンズを設けることもできる。
【0129】さらに、前記実施態様においては、マイク
ロタイタープレートの96のウエル内に収容された試料
溶液を標識している蛍光色素の画像およびスライドガラ
ス板やメンブレンフィルタなどの基板表面上に、スポッ
ト状に滴下された特異的結合物質にハイブリダイズされ
た生体由来の物質を標識している蛍光色素の画像を読み
取って、画像データを生成する場合につき、説明を加え
たが、本発明は、かかる蛍光色素の画像を読み取って、
画像データを生成する場合に限定されるものではなく、
本発明は、互いに独立して形成され、二次元的に分布さ
れた蛍光物質によって標識されている試料の状態が経時
的に変化する場合における蛍光物質の画像の読み取り、
画像データの生成に広く適用することができる。
【0130】また、前記実施態様においては、冷却CC
Dカメラ1の周囲に、ペルチエ素子8が発する熱を放熱
するための放熱フィン16が、長手方向のほぼ1/2に
わたって形成されているが、長手方向のすべてにわたっ
て、放熱フィン16を設けてもよく、CCDカメラ1の
周囲に、どの程度、放熱フィン14を設けるかは、任意
に決定することができる。
【0131】さらに、前記実施態様においては、冷却C
CDカメラ1を用いているが、冷却手段を備えないCC
Dカメラを用いることもできる。
【0132】また、前記実施態様においては、CCDカ
メラ1を用いているが、CCDカメラ1に代えて、CI
D(電荷注入素子)、PDA(フォトダイオードアレ
イ)、MOS型撮像素子など、二次元エリアセンサとし
て機能する他の固体撮像素子を用いることもできる。
【0133】さらに、図6ないし図8に示された実施態
様においては、一対のCCD露光用開口部61および一
対の励起光用開口部62が形成されたチョッパ50を用
いているが、CCD露光用開口部61および励起光用開
口部62が、一つづつ、形成されたチョッパ50を用い
ることも、3以上のCCD露光用開口部61および励起
光用開口部62が形成されたチョッパ50を用いること
もできる。
【0134】また、図6ないし図8に示された実施態様
においては、光ファイバ54によって、キセノンフラッ
シュランプ52から発せられた励起光が導かれている
が、光ファイバ54に代えて、他の光ガイドを用いるよ
うにしてもよい。
【0135】さらに、図6ないし図8に示された実施態
様においては、キセノンフラッシュランプ52から発せ
られた励起光を導く光ファイバ54の励起光射出端部の
前面に、チョッパ50が配置されているが、光ファイバ
54を設けずに、キセノンフラッシュランプ52の前面
に、チョッパ50を配置することもできる。
【0136】また、前記実施態様においては、CRT4
の画面上に、画像を再生するように構成されているが、
CRT74に代えて、液晶ディスプレイや有機ELディ
スプレイなどのフラットパネルディスプレイを用いるこ
ともできる。
【0137】
【発明の効果】本発明によれば、互いに独立して形成さ
れるとともに、二次元的なひろがりをもって、分布さ
れ、少なくともその一部が蛍光物質を含んだ試料を備え
た画像担体に励起光を照射して、蛍光物質を励起し、蛍
光物質から放出された蛍光を光電的に検出することによ
って、短時間に、かつ、簡易な操作で、ノイズの少ない
画像データを生成することができる画像データ生成方法
および装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる画
像データ生成装置の略正面図である。
【図2】図2は、冷却CCDカメラの略縦断面図であ
る。
【図3】図3は、暗箱の略縦断面図である。
【図4】図4は、パーソナルコンピュータの周辺のブロ
ックダイアグラムである。
【図5】図5は、CCDの周辺のブロックダイアグラム
である。
【図6】図6は、本発明の別の好ましい実施態様にかか
る画像データ生成装置の冷却CCDカメラの略縦断面図
である。
【図7】図7は、本発明の別の好ましい実施態様にかか
る画像データ生成装置の暗箱2の略縦断面図である。
【図8】図8は、チョッパの略平面図である。
【図9】図9は、本発明の他の好ましい実施態様にかか
る画像データ生成装置の暗箱の略縦断面図である。
【符号の説明】
1 冷却CCDカメラ 2 暗箱 3 パーソナルコンピュータ 4 CRT 5 キーボード 6 CCD 7 伝熱板 8 ペルチエ素子 9 シャッタ 10 A/D変換器 11 画像データバッファ 12 カメラ制御回路 15 ガラス板 16 放熱フィン 17 カメラレンズ 20 ステージ 21 第一のキセノンフラッシュランプ 22 第二のキセノンフラッシュランプ 23 フィルタ 24 フィルタ 25 バンドパスフィルタ 26 画像担体 30 CPU 31 画像データ転送手段 32 画像データ記憶手段 33 画像データ処理手段 34 画像表示手段 35 光源制御手段 40 光電センサ 42 出力増幅器 44 電荷転送路 46 読み出し制御回路 50 チョッパ 52 キセノンフラッシュランプ 54 光ファイバ 56 光ファイバの励起光射出端部 58 円板 60 CCD露光用開口部 62 励起光用開口部 70 フレネルレンズ 72 ステイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/566 G01N 27/26 325B Fターム(参考) 2G043 AA03 BA16 CA03 DA02 DA06 EA01 EA19 FA03 GA06 GA07 GB01 GB07 GB18 GB21 HA01 HA05 HA11 HA12 JA02 JA03 KA02 KA03 KA05 LA03 MA01 NA06 2G057 AA04 AB01 AB03 AC01 BA03 BB01

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに独立して形成されるとともに、二
    次元的なひろがりをもって、分布され、少なくともその
    一部が蛍光物質を含んだ試料を備えた画像担体に、励起
    光を照射して、前記試料に含まれる蛍光物質を励起し、
    前記画像担体への励起光の照射を停止して、励起光の照
    射を停止した後に、前記試料に含まれる蛍光物質から放
    出される長寿命蛍光を、二次元エリアセンサによって、
    光電的に検出するステップを備えたことを特徴とする画
    像データの生成方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップを、2回以上繰り返すこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像データの生成方法。
  3. 【請求項3】 励起光を発する少なくとも1つの励起光
    源のオン・オフと、前記二次元エリアセンサのシャッタ
    の開閉とを同期させることによって、前記ステップを実
    行することを特徴とする請求項1または2に記載の画像
    データの生成方法。
  4. 【請求項4】 チョッパを用いて、励起光を発する少な
    くとも1つの励起光源から発せられる励起光による照射
    と励起光のカットおよび前記二次元エリアセンサの受光
    面の開閉とを同期させることによって、前記ステップを
    実行することを特徴とする請求項1または2に記載の画
    像データの生成方法。
  5. 【請求項5】 前記二次元エリアセンサによって、少な
    くとも励起光の波長の光をカットするフィルタを介し
    て、長寿命蛍光を光電的に検出することを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像データの生
    成方法。
  6. 【請求項6】 前記二次元エリアセンサによって、フレ
    ネルレンズを介して、長寿命蛍光を光電的に検出するこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の画像データの生成方法。
  7. 【請求項7】 前記二次元エリアセンサとして、CCD
    カメラを用いることを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれか1項に記載の画像データの生成方法。
  8. 【請求項8】 前記二次元エリアセンサとして、冷却C
    CDカメラを用いることを特徴とする請求項7に記載の
    画像データの生成方法。
  9. 【請求項9】 前記画像担体として、多数のウエルが形
    成され、前記ウエル内に、蛍光色素によって標識された
    試料が収容されたマイクロタイタープレートを用いるこ
    とを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    の画像データの生成方法。
  10. 【請求項10】 励起光を発する少なくとも1つの励起
    光源と、互いに独立して形成されるとともに、二次元的
    に分布され、少なくともその一部が蛍光物質を含んだ試
    料を備えた画像担体が載置されるステージと、二次元エ
    リアセンサと、前記少なくとも1つの励起光源から発せ
    られる励起光を前記ステージに載置された前記画像担体
    に照射して、前記試料に含まれる蛍光物質を励起し、前
    記画像担体への励起光の照射を停止して、励起光の照射
    を停止した後に、前記試料に含まれる蛍光物質から放出
    される長寿命蛍光を、二次元エリアセンサによって、光
    電的に検出させるように制御する制御手段を備えたこと
    を特徴とする画像データ生成装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段が、前記少なくとも1つ
    の励起光源から発せられる励起光を前記ステージに載置
    された前記画像担体に照射して、前記試料に含まれる蛍
    光物質を励起し、前記画像担体への励起光の照射を停止
    して、励起光の照射を停止した後に、前記試料に含まれ
    る蛍光物質から放出される長寿命蛍光を、二次元エリア
    センサによって、光電的に検出させるステップを、2回
    以上繰り返すように構成されたことを特徴とする請求項
    10に記載の画像データ生成装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段が、前記少なくとも1つ
    の励起光源がオンされている間は、前記二次元エリアセ
    ンサのシャッタを閉じ、前記少なくとも1つの励起光源
    がオフされているときにのみ、前記二次元エリアセンサ
    のシャッタを開くように、前記少なくとも1つの励起光
    源のオン・オフと、前記二次元エリアセンサのシャッタ
    の開閉を同期させることによって、前記少なくとも1つ
    の励起光源から発せられる励起光を前記ステージに載置
    された前記画像担体に照射して、前記試料に含まれる蛍
    光物質を励起し、前記画像担体への励起光の照射を停止
    して、励起光の照射を停止した後に、前記試料に含まれ
    る蛍光物質から放出される長寿命蛍光を、二次元エリア
    センサによって、光電的に検出させるように制御するこ
    とを特徴とする請求項10または11に記載の画像デー
    タ生成装置。
  13. 【請求項13】 さらに、少なくとも2つの開口部を有
    する円板状の回転可能なチョッパを備え、前記制御手段
    が、前記チョッパの1つの開口部が、前記少なくとも1
    つの励起光源から発せられる励起光の光路内に位置して
    いる間は、前記二次元エリアセンサの光電面を前記チョ
    ッパが覆い、前記チョッパが、前記少なくとも1つの励
    起光源から発せられる励起光の光路内に位置して、励起
    光をカットしているときにのみ、前記チョッパの1つの
    開口部が、前記二次元エリアセンサの光電面の前面に位
    置するように、前記チョッパを回転制御するように構成
    されたことを特徴とする請求項10または11に記載の
    画像データ生成装置。
  14. 【請求項14】 さらに、前記少なくとも1つの励起光
    源から発せられる励起光を導く光ガイドを備え、前記制
    御手段が、前記チョッパの1つの開口部が、前記光ガイ
    ドの励起光射出端部の前面に位置している間は、前記二
    次元エリアセンサの光電面を前記チョッパが覆い、前記
    チョッパが、前記光ガイドの励起光射出端部の前面に位
    置して、励起光をカットしているときにのみ、前記チョ
    ッパの1つの開口部が、前記二次元エリアセンサの光電
    面の前面に位置するように、前記チョッパを回転制御す
    るように構成されたことを特徴とする請求項13に記載
    の画像データ生成装置。
  15. 【請求項15】 前記光ガイドが光ファイバによって構
    成されていることを特徴とする請求項14に記載の画像
    データ生成装置。
  16. 【請求項16】 前記チョッパに、4つの開口部が形成
    されたことを特徴とする請求項13ないし15のいずれ
    か1項に記載の画像データ生成装置。
  17. 【請求項17】 さらに、前記二次元エリアセンサの前
    面に、少なくとも励起光の波長の光をカットするフィル
    タを備えたことを特徴とする請求項10ないし16のい
    ずれか1項に記載の画像データ生成装置。
  18. 【請求項18】 さらに、前記ステージと前記二次元エ
    リアセンサの間に、フレネルレンズを備えたことを特徴
    とする請求項10ないし17のいずれか1項に記載の画
    像データ生成装置。
  19. 【請求項19】 前記二次元エリアセンサが、CCDカ
    メラによって構成されたことを特徴とする請求項10な
    いし18のいずれか1項に記載の画像データ生成装置。
  20. 【請求項20】 前記二次元エリアセンサが、冷却CC
    Dカメラによって構成されたことを特徴とする請求項1
    9に記載の画像データ生成装置。
  21. 【請求項21】 前記画像担体が、多数のウエルが形成
    され、前記ウエル内に、蛍光色素によって標識された試
    料が収容されたマイクロタイタープレートによって構成
    されたことを特徴とする請求項10ないし20のいずれ
    か1項に記載の画像データ生成装置。
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