JP2003186128A - 輝尽性蛍光体層に残存する放射線エネルギーの消去装置 - Google Patents

輝尽性蛍光体層に残存する放射線エネルギーの消去装置

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JP2003186128A
JP2003186128A JP2001384394A JP2001384394A JP2003186128A JP 2003186128 A JP2003186128 A JP 2003186128A JP 2001384394 A JP2001384394 A JP 2001384394A JP 2001384394 A JP2001384394 A JP 2001384394A JP 2003186128 A JP2003186128 A JP 2003186128A
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JP2001384394A
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Minako Adachi
みな子 足立
Minoru Saotome
実 早乙女
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経済的に、かつ、作業効率よく、蓄積性蛍光
体シートに形成された輝尽性蛍光体層に残存する放射線
エネルギーを消去することのできる放射線エネルギーの
消去装置を提供する。 【解決手段】 ケーシング2と、ケーシング内に設けら
れた複数の光源10a、10b、10c、10d、10
eと、ケーシング内に設けられ、複数の光源のそれぞれ
に対向する位置に、台形状の断面を有する反射面が形成
された反射板15と、ケーシングの上部に取り付けら
れ、輝尽性蛍光体層が形成された蓄積性蛍光体シートを
載置可能で、光を透過し、拡散する拡散部材5と、拡散
部材の外方のケーシングの両側上縁部に形成された一対
のガイドレール6、6を備えたことを特徴とする輝尽性
蛍光体層に残存する放射線エネルギーの消去装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積性蛍光体シー
トに形成された輝尽性蛍光体層に残存する放射線エネル
ギーの消去装置に関するものであり、さらに詳細には、
経済的に、かつ、作業効率よく、蓄積性蛍光体シートに
形成された輝尽性蛍光体層に残存する放射線エネルギー
を消去することのできる放射線エネルギーの消去装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線が照射されると、放射線のエネル
ギーを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長
域の電磁波を用いて励起すると、照射された放射線のエ
ネルギーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有す
る輝尽性蛍光体を、放射線の検出材料として用いて、被
写体を透過した放射線のエネルギーを、蓄積性蛍光体シ
ートに設けられた輝尽性蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光
体に、蓄積、記録し、しかる後に、電磁波により、輝尽
性蛍光体層を走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性
蛍光体から放出された輝尽光を光電的に検出して、ディ
ジタル画像信号を生成し、画像処理を施して、CRTな
どの表示手段あるいは写真フイルムなどの記録材料上
に、放射線画像を再生するように構成された放射線画像
診断システムが知られている(たとえば、特開昭55−
12429号公報、同55−116340号公報、同5
5−163472号公報、同56−11395号公報、
同56−104645号公報など。)。
【0003】また、同様な輝尽性蛍光体を、放射線の検
出材料として用い、放射性標識を付与した物質を、生物
体に投与した後、その生物体あるいはその生物体の組織
の一部を試料とし、この試料を、輝尽性蛍光体層が設け
られた蓄積性蛍光体シートと一定時間重ね合わせること
により、放射線エネルギーを輝尽性蛍光体に、蓄積、記
録し、しかる後に、電磁波によって、輝尽性蛍光体層を
走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から放
出された輝尽光を光電的に検出して、ディジタル画像信
号を生成し、画像処理を施して、CRTなどの表示手段
上あるいは写真フイルムなどの記録材料上に、画像を再
生するように構成されたオートラジオグラフィ画像検出
システムが知られている(たとえば、特公平1−607
84号公報、特公平1−60782号公報、特公平4−
3952号公報など)。
【0004】さらに、光が照射されると、そのエネルギ
ーを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長域
の電磁波を用いて励起すると、照射された光のエネルギ
ーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝尽
性蛍光体を、光の検出材料として用い、蛋白質、核酸配
列などの固定された高分子を、化学発光物質と接触し
て、化学発光を生じさせる標識物質により、選択的に標
識し、標識物質によって選択的に標識された高分子と、
化学発光物質とを接触させて、化学発光物質と標識物質
との接触によって生ずる可視光波長域の化学発光を、蓄
積性蛍光体シートに設けられた輝尽性蛍光体層に、蓄
積、記録し、しかる後に、電磁波により、輝尽性蛍光体
層を走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体か
ら放出された輝尽光を光電的に検出して、ディジタル画
像信号を生成し、画像処理を施して、CRTなどの表示
手段あるいは写真フイルムなどの記録材料上に、放射線
画像を再生して、遺伝子情報などの高分子に関する情報
を得るようにした化学発光画像検出システムが知られて
いる(たとえば、米国特許第5,028,793号、英
国特許出願公開GB第2,246,197Aなど。)。
【0005】また、電子線あるいは放射線が照射される
と、電子線あるいは放射線のエネルギーを吸収して、蓄
積、記録し、その後に、特定の波長域の電磁波を用いて
励起すると、照射された電子線あるいは放射線のエネル
ギーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝
尽性蛍光体を、電子線あるいは放射線の検出材料として
用い、金属あるいは非金属試料などに電子線を照射し、
試料の回折像あるいは透過像などを検出して、元素分
析、試料の組成解析、試料の構造解析などをおこなった
り、生物体組織に電子線を照射して、生物体組織の画像
を検出する電子顕微鏡による画像検出システム、放射線
を試料に照射し、得られた放射線回折像を検出して、試
料の構造解析などをおこなう放射線回折画像検出システ
ムなどが知られている(たとえば、特開昭61−517
38号公報、特開昭61−93538号公報、特開昭5
9−15843号公報など)。
【0006】さらに、近年、メンブレンフィルタなどの
担体表面上の異なる位置に、細胞、ウィルス、ホルモン
類、腫瘍マーカー、酵素、抗体、抗原、アブザイム、そ
の他のタンパク質、核酸、cDNA、DNA、RNAな
ど、生体由来の物質と特異的に結合可能で、かつ、塩基
配列や塩基の長さ、組成などが既知の特異的結合物質
を、スポッター装置を用いて、滴下して、多数の独立し
たスポットを形成し、次いで、細胞、ウィルス、ホルモ
ン類、腫瘍マーカー、酵素、抗体、抗原、アブザイム、
その他のタンパク質、核酸、cDNA、DNA、mRN
Aなど、抽出、単離などによって、生体から採取され、
あるいは、さらに、化学的処理、化学修飾などの処理が
施された生体由来の物質であって、放射性標識物質によ
って標識された物質をハイブリダイズさせたマクロアレ
イを、輝尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が形成された
蓄積性蛍光体シートと密着させて、輝尽性蛍光体層を露
光し、しかる後に、輝尽性蛍光体層に励起光を照射し、
輝尽性蛍光体層から発せられた輝尽光を光電的に検出し
て、生体由来の物質を解析する放射性標識物質を用いた
マクロアレイ検出システムも開発されている。
【0007】これらの蓄積性蛍光体シートを画像の検出
材料として使用するシステムは、写真フイルムを用いる
場合とは異なり、現像処理という化学的処理が不必要で
あるだけでなく、得られた画像データに画像処理を施す
ことにより、所望のように、画像を再生し、あるいは、
コンピュータによる定量解析が可能になるという利点を
有している。
【0008】これらの蓄積性蛍光体シートにあっては、
蓄積性蛍光体シートに形成された輝尽性蛍光体層に電磁
波を照射し、輝尽性蛍光体を励起して、輝尽性蛍光体か
ら、放射線エネルギーを輝尽光の形で放出させ、輝尽光
を光電的に検出して、画像を生成した後も、輝尽性蛍光
体層に蓄積されたすべての放射線エネルギーは放出され
ず、輝尽性蛍光体層中に、放射線エネルギーが蓄積され
ており、したがって、蓄積性蛍光体シートを再使用する
ためには、輝尽性蛍光体層中に残存している放射線エネ
ルギーを放出させ、蓄積された放射線エネルギーを消去
させることが必要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】蓄積性蛍光体シートを
用いる放射線画像診断システム、オートラジオグラフィ
画像検出システム、化学発光画像検出システム、電子顕
微鏡による画像検出システム、放射線回折画像検出シス
テムおよびマクロアレイ検出システムにおいて、蓄積性
蛍光体シートに蓄積された放射線のデータを読み取るた
めに用いられているスキャナは、一般に、蓄積性蛍光体
シートをキャリアに保持させて、蓄積性蛍光体シートを
保持したキャリアをスキャナのステージにセットするよ
うに構成されており、その一方で、放射線エネルギー消
去装置は、蓄積性蛍光体シートの載置部を引き出して、
蓄積性蛍光体シートをセットし、蓄積性蛍光体シートに
直接に消去光を照射して、蓄積された放射線エネルギー
を消去するように構成されているため、蓄積性蛍光体シ
ートの輝尽性蛍光体層中に残存している放射線エネルギ
ーを放出させて、蓄積された放射線エネルギーを消去
し、蓄積性蛍光体シートを再使用するためには、蓄積性
蛍光体シートをキャリアから取り外し、消去装置にセッ
トすることが必要であり、操作が煩雑であるという問題
があった。
【0010】また、従来の放射線エネルギー消去装置
は、蓄積性蛍光体シートの載置部を引き出して、蓄積性
蛍光体シートをセットするように構成されているため、
コストがかかるという問題を有していた。
【0011】したがって、本発明は、経済的に、かつ、
作業効率よく、蓄積性蛍光体シートに形成された輝尽性
蛍光体層に残存する放射線エネルギーを消去することの
できる放射線エネルギーの消去装置を提供することを目
的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
ケーシングと、前記ケーシング内に設けられた複数の光
源と、前記ケーシング内に設けられ、前記複数の光源の
それぞれに対向する位置に、台形状の断面を有する反射
面が形成された反射板と、前記ケーシングの上部に取り
付けられ、輝尽性蛍光体層が形成された蓄積性蛍光体シ
ートを載置可能で、光を透過し、拡散する拡散部材と、
前記拡散部材の外方の前記ケーシングの両側上縁部に形
成された一対のガイドレールを備えたことを特徴とする
輝尽性蛍光体層に残存する放射線エネルギーの消去装置
によって達成される。
【0013】本発明によれば、放射線エネルギーの消去
装置は、ケーシングの上部に取り付けられ、輝尽性蛍光
体層が形成された蓄積性蛍光体シートを載置可能で、光
を透過し、拡散する拡散部材と、拡散部材の外方の前記
ケーシングの両側上縁部に形成された一対のガイドレー
ルを備えているから、スキャナのステージから、蓄積性
蛍光体シートを保持しているキャリアを取り外した後、
キャリアから蓄積性蛍光体シートを取り外すことなく、
そのまま、放射線エネルギー消去装置にセットして、拡
散部材を介して、複数の光源からの消去光を照射し、蓄
積性蛍光体シートに形成された輝尽性蛍光体層に残存す
る放射線エネルギーを放出させて、消去することが可能
になり、作業効率を大幅に向上させることができ、その
一方で、キャリアに保持された状態で、蓄積性蛍光体シ
ートがステージにセットされるように構成されていない
スキャナによって、輝尽性蛍光体層に蓄積されている放
射線のデータが読み取られ、キャリアに保持されていな
い蓄積性蛍光体シートの場合は、蓄積性蛍光体シート
を、拡散部材の上面に、直接に載置して、セットし、拡
散部材を介して、複数の光源からの消去光を照射し、蓄
積性蛍光体シートに形成された輝尽性蛍光体層に残存す
る放射線エネルギーを放出させて、消去することができ
るから、1台の放射線エネルギー消去装置によって、キ
ャリアに保持された蓄積性蛍光体シートに形成された輝
尽性蛍光体層に残存する放射線エネルギーを放出させ
て、消去し、キャリアに保持されていない蓄積性蛍光体
シートに形成された輝尽性蛍光体層に残存する放射線エ
ネルギーを放出させて、消去することができ、作業効率
を大幅に向上させることが可能になる。
【0014】また、本発明によれば、放射線エネルギー
の消去装置は、ケーシング内に設けられ、複数の光源の
それぞれに対向する位置に、台形状の断面を有する反射
面が形成された反射板を備えているから、複数の光源か
ら発せられた消去光を、反射させて、拡散部材の上面に
載置された蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層上に効
果的に集光することができ、したがって、蓄積性蛍光体
シートに形成された輝尽性蛍光体層に残存する放射線エ
ネルギーを効率的に放出させて、消去することが可能に
なる。
【0015】本発明者が鋭意研究を重ねた結果、複数の
光源の径D、隣り合う複数の光源の間の間隔L、複数の
光源のそれぞれの中心と対応する反射面との距離H1、
複数の光源のそれぞれの中心と拡散部材との距離H2、
反射面のそれぞれの台形の頂部の幅Wおよび反射面のそ
れぞれの台形の側辺部の長さPが、それぞれ、L/Dが
3.20ないし4.20、H1/Dが1.00ないし
1.35、H2/Dが1.70ないし2.25、W/D
が0.75ないし1.07、P/Dが1.55ないし
2.10で、反射面のそれぞれの台形の側辺部と頂部の
間の角度αが30ないし45度となるように、複数の光
源および反射板を設けることによって、複数の光源から
発せられた消去光を、反射板によって、反射して、拡散
部材の上面に載置された蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍
光体層上に、きわめて効率的に集光することができ、し
たがって、蓄積性蛍光体シートに形成された輝尽性蛍光
体層に残存する放射線エネルギーをきわめて効率的に放
出させて、消去することが可能になることが見出されて
いる。
【0016】したがって、本発明の好ましい実施態様に
おいては、前記複数の光源の径D、隣り合う前記複数の
光源の間の間隔L、前記複数の光源のそれぞれの中心と
対応する前記反射面との距離H1、前記複数の光源のそ
れぞれの中心と前記拡散部材との距離H2、前記反射面
のそれぞれの台形の頂部の幅Wおよび前記反射面のそれ
ぞれの台形の側辺部の長さPが、それぞれ、L/Dが
3.20ないし4.20、H1/Dが1.00ないし
1.35、H2/Dが1.70ないし2.25、W/D
が0.75ないし1.07、P/Dが1.55ないし
2.10で、前記反射面のそれぞれの台形の側辺部と頂
部の間の角度αが30ないし45度となるように、前記
複数の光源および前記反射板が設けられている。
【0017】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、L/Dが3.50ないし3.95、H1/Dが1.
05ないし1.30、H2/Dが1.75ないし2.2
0、W/Dが0.78ないし1.03、P/Dが1.6
5ないし2.00となるように、前記複数の光源および
前記反射板が設けられている。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、L/Dが3.50ないし3.95、H1/Dが1.
05ないし1.30、H2/Dが1.75ないし2.2
0、W/Dが0.78ないし1.03、P/Dが1.6
5ないし2.00となるように、複数の光源および反射
板が設けられているから、複数の光源から発せられた消
去光を、反射させて、拡散部材の上面に載置された蓄積
性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層上に効果的に集光する
ことができ、したがって、蓄積性蛍光体シートに形成さ
れた輝尽性蛍光体層に残存する放射線エネルギーを効率
的に放出させて、消去することが可能になる。
【0019】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記反射面のそれぞれの台形の側辺部と頂部の間の
角度αが35ないし40度となるように、前記複数の光
源および前記反射板が設けられている。
【0020】本発明において、前記複数の光源の径D
は、20ないし30mm、好ましくは、24ないし27
mmに、隣り合う前記複数の光源の間の間隔Lは、80
ないし110mm、好ましくは、90ないし100mm
に、前記複数の光源のそれぞれの中心と対応する前記反
射面との距離H1は、25ないし35mm、好ましく
は、28ないし32mmに、前記複数の光源のそれぞれ
の中心と前記拡散部材との距離H2は、40ないし60
mm、好ましくは、45ないし55mmに、前記反射面
のそれぞれの台形の頂部の幅Wは、18ないし28m
m、好ましくは、20ないし26mmに、前記反射面の
それぞれの台形の側辺部の長さPは、38ないし55m
m、好ましくは、42ないし50mmに、それぞれ、設
定される。
【0021】本発明の好ましい実施態様においては、輝
尽性蛍光体層に残存する放射線エネルギーの消去装置
は、さらに、前記ケーシングの上縁部に、揺動可能に取
り付けられ、開閉可能な遮光板を備えている。
【0022】本発明の好ましい実施態様によれば、放射
線エネルギーの消去装置が、さらに、ケーシングの上縁
部に、揺動可能に取り付けられ、開閉可能な遮光板を備
えているから、輝尽性蛍光体層に残存する放射線エネル
ギーを放出させて、消去すべき蓄積性蛍光体シートのサ
イズが、拡散部材のサイズよりも小さい場合にも、遮光
板を閉じることによって、消去光が外部に漏れることを
確実に防止することが可能になる。
【0023】本発明の好ましい実施態様においては、前
記複数の光源が、白色光を発する複数の白色光源によっ
て構成され、さらに、前記複数の白色光源のうちの一部
の白色光源と、前記拡散部材との間に設けられ、前記一
部の白色光源から発せられた白色光中の600nm以下
の波長の成分の少なくとも一部をカットする少なくとも
1つのカットフィルターと、前記複数の白色光源をオン
し、しかる後に、前記一部の白色光源以外の前記複数の
白色光源をオフするように前記複数の白色光源を制御す
る光源制御手段を備えている。
【0024】本発明の好ましい実施態様によれば、光源
制御手段によって、まず、すべての白色光源がオンされ
て、600nm以下の波長の成分を含む白色光が、蓄積
性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に照射され、輝尽性蛍
光体層中に残存している放射線エネルギーを放出させ、
消去しているので、放射線エネルギーの消去に際して、
紫外線に起因するかぶりが発生することをより効果的に
防止することが可能となるとともに、その後、カットフ
ィルターを介して、蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体
層に光を照射する一部の白色光源以外の白色光源がオフ
され、一部の白色光源から発せられ、カットフィルター
によって、600nm以下の波長の成分の少なくとも一
部がカットされた光が、蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍
光体層に照射され、輝尽性蛍光体層中に残存している放
射線エネルギーを放出させ、消去しているので、効率的
に、輝尽性蛍光体層中に残存している放射線エネルギー
を放出させ、消去することが可能となる。
【0025】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記少なくとも1つのカットフィルターが、前記一
部の白色光源から発せられた白色光中の500nm以下
の波長の成分の少なくとも一部をカットするように構成
されている。
【0026】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記少なくとも1つのカットフィルターが、前記一
部の白色光源から発せられた白色光中の440nm以下
の波長の成分の少なくとも一部をカットするように構成
されている。
【0027】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記少なくとも1つのカットフィルターが、前記一
部の白色光源から発せられた白色光中の440nm以下
の波長の成分をカットするように構成されている。
【0028】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記少なくとも1つのカットフィルターが、前記一
部の白色光源から発せられた白色光中の500nm以下
の波長の成分をカットするように構成されている。
【0029】本発明の好ましい実施態様においては、前
記複数の光源が、白色光を発する複数の白色光源と、白
色光中の600nm以下の波長の成分の少なくとも一部
がカットされた光を発する複数の青色光カット光源とに
よって構成され、さらに、前記複数の白色光源および前
記複数の青色光カット光源をオンし、しかる後に、前記
複数の白色光源をオフするとともに、前記複数の青色光
カット光源をオン状態に保持するように前記複数の白色
光源および前記複数の青色光カット光源を制御する光源
制御手段を備えている。
【0030】本発明の好ましい実施態様によれば、光源
制御手段によって、まず、複数の白色光源および複数の
青色光カット光源がオンされ、600nm以下の波長の
成分を含む光が、蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層
に照射され、輝尽性蛍光体層中に残存している放射線エ
ネルギーを放出させ、消去しているので、放射線エネル
ギーの消去に際して、紫外線に起因するかぶりが発生す
ることをより効果的に防止することが可能となるととも
に、その後、複数の白色光源をオフされ、複数の青色光
カット光源のみがオン状態に保持されて、白色光中の6
00nm以下の波長の成分の少なくとも一部がカットさ
れた光が、蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に照射
され、輝尽性蛍光体層中に残存している放射線エネルギ
ーを放出させ、消去しているので、効率的に、輝尽性蛍
光体層中に残存している放射線エネルギーを放出させ、
消去することが可能となる。
【0031】本発明の好ましい実施態様においては、前
記複数の光源が、白色光を発する複数の白色光源と、白
色光中の600nm以下の波長の成分の少なくとも一部
がカットされた光を発する複数の青色光カット光源とに
よって構成され、前記複数の白色光源を、時間t1にわ
たってオンし、しかる後に、前記複数の白色光源をオフ
するとともに、前記複数の青色光カット光源を、時間t
2にわたって、オン状態に保持するように前記複数の白
色光源および前記複数の青色光カット光源を制御する光
源制御手段を備えている。
【0032】本発明の好ましい実施態様によれば、光源
制御手段によって、まず、時間t1にわたって、複数の
白色光源がオンされ、600nm以下の波長の成分を含
む光が、蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に照射さ
れ、輝尽性蛍光体層中に残存している放射線エネルギー
を放出させ、消去しているので、放射線エネルギーの消
去に際して、紫外線に起因するかぶりが発生することを
より効果的に防止することが可能となるとともに、その
後、複数の白色光源をオフされ、複数の青色光カット光
源がオンされて、時間t2にわたって、オン状態に保持
され、白色光中の600nm以下の波長の成分の少なく
とも一部がカットされた光が、蓄積性蛍光体シートの輝
尽性蛍光体層に照射され、輝尽性蛍光体層中に残存して
いる放射線エネルギーを放出させ、消去しているので、
効率的に、輝尽性蛍光体層中に残存している放射線エネ
ルギーを放出させ、消去することが可能となる。
【0033】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記時間t2が、前記時間t1未満に設定されてい
る。
【0034】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記複数の青色光カット光源が、白色光中の500
nm以下の波長の成分の少なくとも一部がカットされた
光を発するように構成されている。
【0035】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記複数の青色光カット光源が、白色光中の440
nm以下の波長の成分の少なくとも一部がカットされた
光を発するように構成されている。
【0036】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記複数の青色光カット光源が、白色光中の440
nm以下の波長の成分がカットされた光を発するように
構成されている。
【0037】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記複数の青色光カット光源が、白色光中の500
nm以下の波長の成分がカットされた光を発するように
構成されている。
【0038】本発明の好ましい実施態様においては、前
記複数の光源が、主として、少なくとも600nm以下
の波長の光を発する複数の青色光源と、600nm以下
の波長の成分の少なくとも一部がカットされた光を発す
る複数の青色光カット光源とによって構成され、さら
に、前記複数の青色光源をオンし、しかる後に、前記複
数の青色光源をオフして、前記複数の青色光カット光源
をオンするように、前記複数の青色光源および前記複数
の青色光カット光源を制御する光源制御手段を備えてい
る。
【0039】本発明の好ましい実施態様によれば、光源
制御手段によって、まず、複数の青色光源がオンされ、
主として、少なくとも600nm以下の波長の光が、蓄
積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に照射され、輝尽性
蛍光体層中に残存している放射線エネルギーを放出さ
せ、消去しているので、放射線エネルギーの消去に際し
て、紫外線に起因するかぶりが発生することをより効果
的に防止することが可能となるとともに、その後、複数
の青色光源をオフされ、複数の青色光カット光源がオン
されて、白色光中の600nm以下の波長の成分の少な
くとも一部がカットされた光が、蓄積性蛍光体シートの
輝尽性蛍光体層に照射され、輝尽性蛍光体層中に残存し
ている放射線エネルギーを放出させ、消去しているの
で、効率的に、輝尽性蛍光体層中に残存している放射線
エネルギーを放出させ、消去することが可能となる。
【0040】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記複数の青色光源が、主として、少なくとも50
0nm以下の波長の光を発するように構成されるととも
に、前記複数の青色光カット光源が、500nm以下の
波長の成分の少なくとも一部がカットされた光を発する
ように構成されている。
【0041】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、光源制御手段によって、まず、複数の青色光源がオ
ンされ、主として、少なくとも500nm以下の波長の
光が、蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に照射さ
れ、輝尽性蛍光体層中に残存している放射線エネルギー
を放出させ、消去しているので、放射線エネルギーの消
去に際して、紫外線に起因するかぶりが発生することを
より効果的に防止することが可能となるとともに、その
後、複数の青色光源をオフされ、複数の青色光カット光
源がオンされて、白色光中の500nm以下の波長の成
分の少なくとも一部がカットされた光が、蓄積性蛍光体
シートの輝尽性蛍光体層に照射され、輝尽性蛍光体層中
に残存している放射線エネルギーを放出させ、消去して
いるので、効率的に、輝尽性蛍光体層中に残存している
放射線エネルギーを放出させ、消去することが可能とな
る。
【0042】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記複数の青色光源が、主として、少なくとも44
0nm以下の波長の光を発するように構成されるととも
に、前記複数の青色光カット光源が、440nm以下の
波長の成分の少なくとも一部がカットされた光を発する
ように構成されている。
【0043】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、光源制御手段によって、まず、複数の青色光源がオ
ンされ、主として、少なくとも440nm以下の波長の
光が、蓄積性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に照射さ
れ、輝尽性蛍光体層中に残存している放射線エネルギー
を放出させ、消去しているので、放射線エネルギーの消
去に際して、紫外線に起因するかぶりが発生することを
より効果的に防止することが可能となるとともに、その
後、複数の青色光源をオフされ、複数の青色光カット光
源がオンされて、白色光中の440nm以下の波長の成
分の少なくとも一部がカットされた光が、蓄積性蛍光体
シートの輝尽性蛍光体層に照射され、輝尽性蛍光体層中
に残存している放射線エネルギーを放出させ、消去して
いるので、効率的に、輝尽性蛍光体層中に残存している
放射線エネルギーを放出させ、消去することが可能とな
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
【0045】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
る放射線エネルギー消去装置の略斜視図であり、図2
は、遮光板を取り外した状態を示す放射線エネルギー消
去装置の略斜視図である。
【0046】図1に示されるように、本実施態様にかか
る放射線エネルギー消去装置1は、ケーシング2と、ハ
ンドル3が形成された遮光板4を備え、遮光板4は、一
方の縁部まわりに揺動回転に、放射線エネルギー消去装
置1のケーシング2に取り付けられており、ハンドル3
を用いて、遮光板4を揺動させて、遮光板4を開くこと
によって、蓄積性蛍光体シート(図示せず)を、放射線
エネルギー消去装置にセットすることができるように構
成されている。
【0047】図2に示されるように、放射線エネルギー
消去装置1は、ケーシング2の上面を覆うシャーカステ
ン5を備え、シャーカステン5の下方には、消去用光源
として、複数の光源(図示せず)が設けられている。
【0048】図2に示されるように、放射線エネルギー
消去装置1のシャーカステン5の外方のケーシング2の
両側上縁部には、一対のガイドレール6、6が形成され
ており、蓄積性蛍光体シートを保持しているキャリア
(図示せず)を、一対のガイドレール6、6に沿って、
押し込むことによって、蓄積性蛍光体シートに形成され
た輝尽性蛍光体層をシャーカステン5に対向した位置に
セットすることができるように構成されている。
【0049】図3は、本実施態様にかかる放射線エネル
ギー消去装置の略縦断面図である。
【0050】図3に示されるように、本実施態様にかか
る放射線エネルギー消去装置1は、一方の面上に、輝尽
性蛍光体層8が連続的に形成された蓄積性蛍光体シート
9を載置するシャーカステン5とケーシング2を備えて
おり、さらに、ケーシング2内に収容され、白色光を発
する第一の白色光源10aと、白色光を発する第二の白
色光源10bと、白色光を発する第三の白色光源10c
と、白色光を発する第四の白色光源10dと、白色光を
発する第五の白色光源10eと、第一の白色光源10a
とシャーカステン5との間に、第一の白色光源10aを
取り囲むように設けられ、第一の白色光源10aから発
せられた白色光中の440nm以下の波長の成分をカッ
トする第一のカットフィルタ11と、第三の白色光源1
0cとシャーカステン5との間に、第三の白色光源10
cを取り囲むように設けられ、第三の白色光源10cか
ら発せられた白色光中の440nm以下の波長の成分を
カットする第二のカットフィルタ12と、第五の白色光
源10eとシャーカステン5との間に、第五の白色光源
10eを取り囲むように設けられ、第五の白色光源10
eから発せられた白色光中の440nm以下の波長の成
分をカットする第三のカットフィルタ13と、第一の白
色光源10a、第二の白色光源10b、第三の白色光源
10c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源1
0eの各々に対応して、台形状の断面を有する反射面1
5a、15b、15c、15d、15eが形成された反
射板15を備えている。
【0051】本実施態様においては、第一の白色光源1
0a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10c、
第四の白色光源10dおよび第五の白色光源10eとし
て、蛍光灯が用いられている。
【0052】ここに、図3においては、キャリアおよび
一対のガイドレール6、6は、便宜上、図示省略されて
いる。
【0053】図4は、第一の白色光源10a、第二の白
色光源10b、第三の白色光源10c、第四の白色光源
10dおよび第五の白色光源10eと、その各々に対応
する反射板15の反射面15a、15b、15c、15
d、15eの詳細を示す略断面図である。
【0054】本実施態様においては、第一の白色光源1
0a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10c、
第四の白色光源10dおよび第五の白色光源10eのそ
れぞれの径D、隣り合う白色光源10a、10b、10
c、10d、10eの間の間隔L、第一の白色光源10
a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10c、第
四の白色光源10dおよび第五の白色光源10eのそれ
ぞれの中心と、対応する反射面15a、15b、15
c、15d、15eの台形の頂面との距離H1、第一の
白色光源10a、第二の白色光源10b、第三の白色光
源10c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源
10eのそれぞれの中心と、シャーカステン5との距離
H2、第一の白色光源10a、第二の白色光源10b、
第三の白色光源10c、第四の白色光源10dおよび第
五の白色光源10eの長手方向に直交する方向における
反射面15a、15b、15c、15d、15eの台形
の頂面の幅Wおよび台形の側辺の長さPが、それぞれ、
L/Dが3.20ないし4.20、好ましくは、3.5
0ないし3.95、H1/Dが1.00ないし1.3
5、好ましくは、1.05ないし1.30、H2/Dが
1.70ないし2.25、好ましくは、1.75ないし
2.20、W/Dが0.75ないし1.07、好ましく
は、0.78ないし1.03、P/Dが1.55ないし
2.10、好ましくは、1.65ないし2.00で、各
反射面15a、15b、15c、15d、15eの台形
の側辺と頂面との角度αが、30ないし45度、好まし
くは、35ないし40度となるように、第一の白色光源
10a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10
c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源10e
のサイズおよび位置ならびに各反射面15a、15b、
15c、15d、15eのサイズ、形状および位置が決
定されている。
【0055】第一の白色光源10a、第二の白色光源1
0b、第三の白色光源10c、第四の白色光源10dお
よび第五の白色光源10eのそれぞれの径D、隣り合う
白色光源10a、10b、10c、10d、10eの間
の間隔L、第一の白色光源10a、第二の白色光源10
b、第三の白色光源10c、第四の白色光源10dおよ
び第五の白色光源10eのそれぞれの中心と、対応する
反射面15a、15b、15c、15d、15eの台形
の頂面との距離H1、第一の白色光源10a、第二の白
色光源10b、第三の白色光源10c、第四の白色光源
10dおよび第五の白色光源10eのそれぞれの中心
と、シャーカステン5との距離H2、第一の白色光源1
0a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10c、
第四の白色光源10dおよび第五の白色光源10eの長
手方向に直交する方向における反射面15a、15b、
15c、15d、15eの台形の頂面の幅Wおよび台形
の側辺の長さPが、それぞれ、L/Dが3.20ないし
4.20、H1/Dが1.00ないし1.35、H2/
Dが1.70ないし2.25、W/Dが0.75ないし
1.07、P/Dが1.55ないし2.10で、各反射
面15a、15b、15c、15d、15eの台形の側
辺と頂面との角度αが、30ないし45度になるよう
に、第一の白色光源10a、第二の白色光源10b、第
三の白色光源10c、第四の白色光源10dおよび第五
の白色光源10eのサイズおよび位置ならびに各反射面
15a、15b、15c、15d、15eのサイズ、形
状および位置が決定されていないときは、第一の白色光
源10a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10
c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源10e
のそれぞれから発せられた消去光を、反射板12によっ
て、効率よく、シャーカステン5上に、集光することが
困難になり、蓄積性蛍光体シート9に形成された輝尽性
蛍光体層8に含まれている放射線エネルギーを効率的に
消去することができず、好ましくない。
【0056】具体的には、第一の白色光源10a、第二
の白色光源10b、第三の白色光源10c、第四の白色
光源10dおよび第五の白色光源10eの径Dは、それ
ぞれ、20ないし30mm、好ましくは、24ないし2
7mmに設定され、隣り合う白色光源10a、10b、
10c、10d、10eの間の間隔Lは、それぞれ、8
0ないし110mm、好ましくは、90ないし100m
mに設定されている。
【0057】さらに、第一の白色光源10a、第二の白
色光源10b、第三の白色光源10c、第四の白色光源
10dおよび第五の白色光源10eのそれぞれの中心
と、対応する反射面15a、15b、15c、15d、
15eの台形の頂面との距離H1は、25ないし35m
m、好ましくは、28ないし32mmに設定され、第一
の白色光源10a、第二の白色光源10b、第三の白色
光源10c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光
源10eのそれぞれの中心と、シャーカステン5との距
離H2は、40ないし60mm、好ましくは、45ない
し55mmに設定されている。
【0058】一方、各反射面15a、15b、15c、
15d、15eは、第一の白色光源10a、第二の白色
光源10b、第三の白色光源10c、第四の白色光源1
0dおよび第五の白色光源10eの長手方向に直交する
方向の台形の頂面の幅Wが、18ないし28mm、好ま
しくは、20ないし26mmに設定され、台形の側辺の
長さPが、38ないし55mm、好ましくは、42ない
し50mmに設定されている。
【0059】図5は、本実施態様にかかる放射線エネル
ギー消去装置の制御系を示すブロックダイアグラムであ
る。
【0060】図5に示されるように、本実施態様にかか
る放射線エネルギー消去装置1は、さらに、第一の白色
光源10a、第二の白色光源10b、第三の白色光源1
0c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源10
eのオン・オフを制御する光源制御手段20を備えてい
る。
【0061】以上のように構成された本実施態様にかか
る放射線エネルギー消去装置1においては、以下のよう
にして、放射線のデータが読み取られた後に、蓄積性蛍
光体シート9に形成された輝尽性蛍光体層8中に、残存
し、蓄積されている放射線エネルギーが放出させられ
て、消去される。
【0062】まず、ユーザーによって、ハンドル3が用
いられて、遮光板4が開かれ、シャーカステン5が外部
に露出される。
【0063】次いで、ユーザーにより、輝尽性蛍光体層
8中に、消去すべき放射線エネルギーが残存している蓄
積性蛍光体シート9を保持したキャリア(図示せず)
が、一対のガイドレール6、6に嵌め込まれ、蓄積性蛍
光体シート9に形成された輝尽性蛍光体層8が、シャー
カステン5に対向するまで、キャリアが押し込まれる。
【0064】こうして、蓄積性蛍光体シート9に形成さ
れた輝尽性蛍光体層8が、シャーカステン5に対向した
位置にセットされると、遮光板4が閉じられる。
【0065】ここに、蓄積性蛍光体シート9のサイズ
が、シャーカステン5のサイズと同一で、遮光板4を閉
じなくても、消去光が漏れるおそれがない場合には、遮
光板4を閉じる必要はない。
【0066】図6は、光源制御手段20によって実行さ
れる第一の白色光源10a、第二の白色光源10b、第
三の白色光源10c、第四の白色光源10dおよび第五
の白色光源10eのオン・オフ制御と時間との関係を示
すタイムチャートである。
【0067】図6に示されるように、まず、光源制御手
段20によって、時間T1にわたって、第一の白色光源
10a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10
c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源10e
のすべてがオンされる。
【0068】その結果、第一の白色光源10a、第二の
白色光源10b、第三の白色光源10c、第四の白色光
源10dおよび第五の白色光源10eから、白色の消去
光が発せられ、第二の白色光源10bおよび第四の白色
光源10dから発せられた白色光は、直接あるいは反射
板12に形成された反射面15bおよび反射面15dに
よって反射されて、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光
体層8に入射する。
【0069】一方、第一の白色光源10aから発せられ
た白色光は、第一のカットフィルタ11によって、白色
光中の440nm以下の波長の成分がカットされて、直
接あるいは反射板12に形成された反射面15aによっ
て反射されて、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層
8に入射し、第三の白色光源10cから発せられた白色
光は、第二のカットフィルタ12によって、白色光中の
440nmの波長以下の成分がカットされて、直接ある
いは反射板12に形成された反射面15cによって反射
されて、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層8に入
射し、第五の白色光源10eから発せられた白色光は、
第三のカットフィルタ13によって、白色光中の440
nm以下の波長の成分がカットされて、直接あるいは反
射板12に形成された反射面15eによって反射され
て、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層8に入射す
る。
【0070】本実施態様においては、第一の白色光源1
0a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10c、
第四の白色光源10dおよび第五の白色光源10eのそ
れぞれの径D、隣り合う白色光源10a、10b、10
c、10d、10eの間の間隔L、第一の白色光源10
a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10c、第
四の白色光源10dおよび第五の白色光源10eのそれ
ぞれの中心と、対応する反射面15a、15b、15
c、15d、15eの台形の頂面との距離H1、第一の
白色光源10a、第二の白色光源10b、第三の白色光
源10c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源
10eのそれぞれの中心と、シャーカステン5との距離
H2、第一の白色光源10a、第二の白色光源10b、
第三の白色光源10c、第四の白色光源10dおよび第
五の白色光源10eの長手方向に直交する方向における
反射面15a、15b、15c、15d、15eの台形
の頂面の幅Wおよび台形の側辺の長さPが、それぞれ、
L/Dが3.20ないし4.20、好ましくは、3.5
0ないし3.95、H1/Dが1.00ないし1.3
5、好ましくは、1.05ないし1.30、H2/Dが
1.70ないし2.25、好ましくは、1.75ないし
2.20、W/Dが0.75ないし1.07、好ましく
は、0.78ないし1.03、P/Dが1.55ないし
2.10、好ましくは、1.65ないし2.00で、各
反射面15a、15b、15c、15d、15eの台形
の側辺と頂面との角度αが、30ないし45度、好まし
くは、35ないし40度となるように、第一の白色光源
10a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10
c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源10e
のサイズおよび位置ならびに各反射面15a、15b、
15c、15d、15eのサイズ、形状および位置が決
定されているから、第一の白色光源10a、第二の白色
光源10b、第三の白色光源10c、第四の白色光源1
0dおよび第五の白色光源10eのそれぞれから発せら
れ、反射板15の反射面12a、12b、12c、12
d、12eによって反射された消去光は、効率よく、シ
ャーカステン5上に、集光される。
【0071】したがって、時間T1にわたって、第二の
白色光源10bおよび第四の白色光源10dから発せら
れた440nm以下の波長の成分を含む白色光が、輝尽
性蛍光体層8に照射されて、放射線エネルギーが放出さ
れ、消去されるから、放射線エネルギーの消去に際し
て、紫外線に起因するかぶりが発生ずることを効果的に
防止することが可能になる。
【0072】時間T1が経過した後、図5に示されるよ
うに、光源制御手段20によって、第二の白色光源10
bおよび第四の白色光源10dがオフされ、時間T2に
わたり、第一の白色光源10a、第三の白色光源10c
および第五の白色光源10eのみがオン状態に保持され
る。
【0073】したがって、時間T2にわたり、第一の白
色光源10aから発せられ、第一のカットフィルタ11
によって、白色光中の440nm以下の波長の成分がカ
ットされた光が、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体
層8に照射され、第三の白色光源10cから発せられ、
第二のカットフィルタ12によって、白色光中の440
nm以下の波長の成分がカットされた光が、蓄積性蛍光
体シート9の輝尽性蛍光体層8に照射され、第五の白色
光源10eから発せられ、第三のカットフィルタ13に
よって、白色光中の440nm以下の波長の成分がカッ
トされた光が、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層
8に照射される。
【0074】その結果、白色光中の440nm以下の波
長の成分がカットされた消去光によって、蓄積性蛍光体
シート9の輝尽性蛍光体層8に蓄積された放射線エネル
ギーが放出され、消去されるから、効率的に、輝尽性蛍
光体層8に蓄積された放射線エネルギーを放出させ、消
去することができる。
【0075】一方、キャリアに保持された状態で、蓄積
性蛍光体シート9がステージにセットされるように構成
されていないスキャナによって、輝尽性蛍光体層8に蓄
積されている放射線のデータが読み取られ、キャリアに
保持されていない蓄積性蛍光体シート9に形成された輝
尽性蛍光体層8中に、残存し、蓄積されている放射線エ
ネルギーを放出させ、消去する場合には、蓄積性蛍光体
シート9が、直接に、シャーカステン5の上面に載置さ
れて、セットされる。
【0076】蓄積性蛍光体シート9が、シャーカステン
5の上面に載置されて、セットされると、遮光板4が閉
じられる。この場合にも、蓄積性蛍光体シート9のサイ
ズが、シャーカステン5のサイズと同一で、遮光板4を
閉じなくても、消去光が漏れるおそれがないときには、
遮光板4を閉じる必要はない。
【0077】こうして、蓄積性蛍光体シート9が、放射
線エネルギー消去装置1にセットされると、上述したの
と全く同様にして、光源制御手段20によって、第一の
白色光源10a、第二の白色光源10b、第三の白色光
源10c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源
10eのオン・オフが制御され、蓄積性蛍光体シート9
に形成された輝尽性蛍光体層8中に、残存し、蓄積され
ている放射線エネルギーを放出させられ、消去される。
【0078】図7は、本実施態様にかかる放射線エネル
ギー消去装置1を保持する保持部材の略斜視図であり、
図8は、本実施態様にかかる放射線エネルギー消去装置
が、保持部材に保持された状態を示す略斜視図である。
【0079】図7に示されるように、保持部材21は、
傾斜した底面22と、傾斜した支持面23を備え、底面
22は、支持面23に向けて、下方に傾斜するように、
形成され、一方、支持面23は、底面22に向けて、前
方に、傾斜するように、形成されている。
【0080】したがって、図8に示されるように、放射
線エネルギー消去装置1が、縦になるように、保持部材
21によって保持することができ、放射線エネルギー消
去装置1の保管スペースを大幅に減少させることが可能
になる。
【0081】本実施態様によれば、放射線エネルギー消
去装置1は、シャーカステン5を介して、第一の白色光
源10a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10
c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源10e
からの消去光が、蓄積性蛍光体シート9に形成された輝
尽性蛍光体層8に照射されるように構成され、蓄積性蛍
光体シート9を保持したキャリアをガイドする一対のガ
イドレール6、6が、シャーカステン5の外方のケーシ
ング2の両側上縁部に形成されているから、スキャナの
ステージから、蓄積性蛍光体シート9を保持しているキ
ャリアを取り外した後、キャリアから蓄積性蛍光体シー
ト9を取り外すことなく、そのまま、放射線エネルギー
消去装置1にセットして、シャーカステン5を介して、
第一の白色光源10a、第二の白色光源10b、第三の
白色光源10c、第四の白色光源10dおよび第五の白
色光源10eからの消去光を照射し、蓄積性蛍光体シー
ト9に形成された輝尽性蛍光体層8に残存する放射線エ
ネルギーを放出させて、消去することが可能になり、作
業効率を大幅に向上させることができ、その一方で、キ
ャリアに保持された状態で、蓄積性蛍光体シート9がス
テージにセットされるように構成されていないスキャナ
によって、輝尽性蛍光体層8に蓄積されている放射線の
データが読み取られ、キャリアに保持されていない蓄積
性蛍光体シート9の場合は、蓄積性蛍光体シート9を、
シャーカステン5の上面に、直接に載置して、セット
し、シャーカステン5を介して、第一の白色光源10
a、第二の白色光源10b、第三の白色光源10c、第
四の白色光源10dおよび第五の白色光源10eからの
消去光を照射し、蓄積性蛍光体シート9に形成された輝
尽性蛍光体層8に残存する放射線エネルギーを放出させ
て、消去することができるから、1台の放射線エネルギ
ー消去装置1によって、キャリアに保持された蓄積性蛍
光体シート9に形成された輝尽性蛍光体層8に残存する
放射線エネルギーを放出させて、消去し、キャリアに保
持されていない蓄積性蛍光体シート9に形成された輝尽
性蛍光体層8に残存する放射線エネルギーを放出させ
て、消去することができ、作業効率を大幅に向上させる
ことが可能になる。
【0082】また、本実施態様によれば、放射線エネル
ギー消去装置1は、蓄積性蛍光体シート9を保持したキ
ャリアあるいは蓄積性蛍光体シート9を、輝尽性蛍光体
層8がシャーカステン5に対向するようにセットするだ
けで、蓄積性蛍光体シート9に形成された輝尽性蛍光体
層8に残存する放射線エネルギーを放出させて、消去す
ることができるように構成されているから、放射線エネ
ルギー消去装置1のコストを大幅に低減させることが可
能になる。
【0083】さらに、本実施態様においては、第一の白
色光源10a、第二の白色光源10b、第三の白色光源
10c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源1
0eのそれぞれの径D、隣り合う白色光源10a、10
b、10c、10d、10eの間の間隔L、第一の白色
光源10a、第二の白色光源10b、第三の白色光源1
0c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光源10
eのそれぞれの中心と、対応する反射面15a、15
b、15c、15d、15eの台形の頂面との距離H
1、第一の白色光源10a、第二の白色光源10b、第
三の白色光源10c、第四の白色光源10dおよび第五
の白色光源10eのそれぞれの中心と、シャーカステン
5との距離H2、第一の白色光源10a、第二の白色光
源10b、第三の白色光源10c、第四の白色光源10
dおよび第五の白色光源10eの長手方向に直交する方
向における反射面15a、15b、15c、15d、1
5eの台形の頂面の幅Wおよび台形の側辺の長さPが、
それぞれ、L/Dが3.20ないし4.20、好ましく
は、3.50ないし3.95、H1/Dが1.00ない
し1.35、好ましくは、1.05ないし1.30、H
2/Dが1.70ないし2.25、好ましくは、1.7
5ないし2.20、W/Dが0.75ないし1.07、
好ましくは、0.78ないし1.03、P/Dが1.5
5ないし2.10、好ましくは、1.65ないし2.0
0で、各反射面15a、15b、15c、15d、15
eの台形の側辺と頂面との角度αが、30ないし45
度、好ましくは、35ないし40度となるように、第一
の白色光源10a、第二の白色光源10b、第三の白色
光源10c、第四の白色光源10dおよび第五の白色光
源10eのサイズおよび位置ならびに各反射面15a、
15b、15c、15d、15eのサイズ、形状および
位置が決定されているから、第一の白色光源10a、第
二の白色光源10b、第三の白色光源10c、第四の白
色光源10dおよび第五の白色光源10eのそれぞれか
ら発せられた消去光を、効率よく、蓄積性蛍光体シート
9の輝尽性蛍光体層8の表面に集光することが可能にな
り、放射線のデータが読み取られた後に、蓄積性蛍光体
シート9に形成された輝尽性蛍光体層8中に、残存し、
蓄積されている放射線エネルギーを、効率的に、放出さ
せ、消去することが可能になる。
【0084】また、本実施態様によれば、放射線エネル
ギー消去装置1は、開閉可能な遮光板4を備えているか
ら、輝尽性蛍光体層8に残存する放射線エネルギーを放
出させて、消去すべき蓄積性蛍光体シート9のサイズ
が、シャーカステン5のサイズよりも小さい場合にも、
遮光板4を閉じることによって、消去光が外部に漏れる
ことを確実に防止することが可能になる、さらに、本実
施態様によれば、時間T1にわたって、第二の白色光源
12および第四の白色光源14から、440nm以下の
波長の成分を含む白色光が、蓄積性蛍光体シート9に形
成された輝尽性蛍光体層8に照射されて、残存する放射
線エネルギーが放出され、消去されるから、放射線エネ
ルギーの消去に際して、紫外線に起因するかぶりが発生
することを効果的に防止することが可能となるととも
に、時間T1が経過した後、時間T2にわたり、白色光
中の440nm以下の波長の成分がカットされた光によ
って、蓄積性蛍光体シート9に形成された輝尽性蛍光体
層8に残存する放射線エネルギーが放出され、消去され
るから、効率的に、輝尽性蛍光体層8に残存する放射線
エネルギーを放出させ、消去することが可能になる。
【0085】図9は、本発明の他の好ましい実施態様に
かかる放射線エネルギー消去装置の略縦断面図である。
【0086】図9に示されるように、本実施態様にかか
る放射線エネルギー消去装置1は、一方の面に、輝尽性
蛍光体層8が連続的に形成された蓄積性蛍光体シート9
を載置するシャーカステン25とケーシング26とを備
え、さらに、ケーシング26内に収容され、白色光を発
する第一の白色光源30bと、白色光を発する第二の白
色光源30dと、440nm以下の波長成分の少ない光
を発する第一の光源30aと、440nm以下の波長成
分の少ない光を発する第二の光源30cと、440nm
以下の波長成分の少ない光を発する第三の光源30e
と、第一の白色光源30b、第二の白色光源30d、第
一の光源30a、第二の光源30cおよび第三の光源3
0eの各々に対応して、台形状の断面を有する反射面3
5a、35b、35c、35d、35eが形成された反
射板35を備えている。
【0087】本実施態様においても、図1ないし図8に
示された実施態様と同様に、シャーカステン25の外方
のケーシング26の両側上縁部には、キャリアをガイド
する一対のガイドレール6、6が形成されているが、図
9においては、キャリアおよび一対のガイドレール6、
6は、便宜上、図示省略されている。
【0088】図9に示されるように、第一の白色光源3
0bは、第一の光源30aと第二の光源30cとの間に
設けられ、第二の白色光源30dは、第二の光源30c
と第三の光源30eとの間に設けられている。
【0089】本実施態様においては、第一の白色光源3
0b、第二の白色光源30d、第一の光源30a、第二
の光源30cおよび第三の光源30eとしては、蛍光灯
が用いられている。
【0090】また、本実施態様においても、第一の白色
光源30b、第二の白色光源30d、第一の光源30
a、第二の光源30cおよび第三の光源30eのそれぞ
れの径D、隣り合う白色光源30a、30b、30c、
30d、30eの間の間隔L、第一の白色光源30b、
第二の白色光源30d、第一の光源30a、第二の光源
30cおよび第三の光源30eのそれぞれの中心と、対
応する反射面15a、15b、15c、15d、15e
の台形の頂面との距離H1、第一の白色光源30b、第
二の白色光源30d、第一の光源30a、第二の光源3
0cおよび第三の光源30eのそれぞれの中心と、シャ
ーカステン5との距離H2、第一の白色光源30b、第
二の白色光源30d、第一の光源30a、第二の光源3
0cおよび第三の光源30eの長手方向に直交する方向
における反射面15a、15b、15c、15d、15
eの台形の頂面の幅Wおよび台形の側辺の長さPが、そ
れぞれ、L/Dが3.20ないし4.20、好ましく
は、3.50ないし3.95、H1/Dが1.00ない
し1.35、好ましくは、1.05ないし1.30、H
2/Dが1.70ないし2.25、好ましくは、1.7
5ないし2.20、W/Dが0.75ないし1.07、
好ましくは、0.78ないし1.03、P/Dが1.5
5ないし2.10、好ましくは、1.65ないし2.0
0で、各反射面15a、15b、15c、15d、15
eの台形の側辺と頂面との角度αが、30ないし45
度、好ましくは、35ないし40度となるように、第一
の白色光源30b、第二の白色光源30d、第一の光源
30a、第二の光源30cおよび第三の光源30eのサ
イズおよび位置ならびに各反射面15a、15b、15
c、15d、15eのサイズ、形状および位置が決定さ
れている。
【0091】図10は、本実施態様にかかる放射線エネ
ルギー消去装置1の制御系を示すブロックダイアグラム
である。
【0092】図10に示されるように、本実施態様にか
かる放射線エネルギー消去装置1は、さらに、第一の白
色光源30b、第二の白色光源30d、第一の光源30
a、第二の光源30cおよび第三の光源30eのオン・
オフを制御する光源制御手段40を備えている。
【0093】図11は、光源制御手段40によって実行
される第一の白色光源30b、第二の白色光源30d、
第一の光源30a、第二の光源30cおよび第三の光源
30eのオン・オフ制御と時間との関係を示すタイムチ
ャートである。
【0094】図11に示されるように、まず、光源制御
手段40によって、時間T3にわたって、第一の白色光
源30b、第二の白色光源30d、第一の光源30a、
第二の光源30cおよび第三の光源30eのすべてがオ
ンされる。
【0095】その結果、第一の白色光源30bおよび第
二の白色光源30dから、白色の消去光が発せられ、直
接あるいは反射板35の反射面35bおよび反射面35
dによって反射されて、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性
蛍光体層8に入射する。
【0096】一方、第一の光源30a、第二の光源30
cおよび第三の光源30eからは、440nm以下の波
長成分の少ない光が発せられ、直接あるいは反射板35
の反射面35a、反射面35cおよび反射面35eによ
って反射されて、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体
層8に入射する。
【0097】本実施態様においては、第一の白色光源3
0b、第二の白色光源30d、第一の光源30a、第二
の光源30cおよび第三の光源30eのそれぞれの径
D、隣り合う白色光源30a、30b、30c、30
d、30eの間の間隔L、第一の白色光源30b、第二
の白色光源30d、第一の光源30a、第二の光源30
cおよび第三の光源30eのそれぞれの中心と、対応す
る反射面15a、15b、15c、15d、15eの台
形の頂面との距離H1、第一の白色光源30b、第二の
白色光源30d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eのそれぞれの中心と、シャーカ
ステン5との距離H2、第一の白色光源30b、第二の
白色光源30d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eの長手方向に直交する方向にお
ける反射面15a、15b、15c、15d、15eの
台形の頂面の幅Wおよび台形の側辺の長さPが、それぞ
れ、L/Dが3.20ないし4.20、好ましくは、
3.50ないし3.95、H1/Dが1.00ないし
1.35、好ましくは、1.05ないし1.30、H2
/Dが1.70ないし2.25、好ましくは、1.75
ないし2.20、W/Dが0.75ないし1.07、好
ましくは、0.78ないし1.03、P/Dが1.55
ないし2.10、好ましくは、1.65ないし2.00
で、各反射面15a、15b、15c、15d、15e
の台形の側辺と頂面との角度αが、30ないし45度、
好ましくは、35ないし40度となるように、第一の白
色光源30b、第二の白色光源30d、第一の光源30
a、第二の光源30cおよび第三の光源30eのサイズ
および位置ならびに各反射面15a、15b、15c、
15d、15eのサイズ、形状および位置が決定されて
いるから、第一の白色光源30b、第二の白色光源30
d、第一の光源30a、第二の光源30cおよび第三の
光源30eのそれぞれから発せられ、反射板35の反射
面35b、35d、35a、35c、35eによって反
射された消去光は、効率よく、シャーカステン5上に、
集光される。
【0098】このように、時間T3にわたって、第一の
白色光源30bおよび第二の白色光源30dから発せら
れた440nm以下の波長の成分を含む白色光が、輝尽
性蛍光体層8に照射されて、放射線エネルギーが放出さ
れ、消去されるから、放射線エネルギーの消去に際し
て、紫外線に起因するかぶりが発生ずることを効果的に
防止することが可能になる。
【0099】時間T3が経過した後、図11に示される
ように、光源制御手段40により、第一の白色光源30
bおよび第二の白色光源30dがオフされ、時間T4に
わたり、第一の光源30a、第二の光源30cおよび第
三の光源30eのみがオン状態に保持される。
【0100】したがって、時間T4にわたり、第一の光
源30a、第二の光源30cおよび第三の光源30eか
ら発せられた440nm以下の波長成分の少ない光が、
蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層8に照射され
る。
【0101】その結果、440nm以下の波長成分の少
ない光によって、蓄積性蛍光体シート9に形成された輝
尽性蛍光体層8中に残存する放射線エネルギーが放出さ
れ、消去されるから、効率的に、輝尽性蛍光体層8中に
残存する放射線エネルギーを放出させ、消去することが
できる。
【0102】本実施態様によれば、時間T3にわたっ
て、第一の白色光源30bおよび第二の白色光源30d
から発せられた440nm以下の波長の成分を含む白色
光が、輝尽性蛍光体層8に照射されて、放射線エネルギ
ーが放出され、消去されるから、放射線エネルギーの消
去に際して、紫外線に起因するかぶりが発生することを
効果的に防止することが可能となるとともに、時間T3
が経過した後、時間T3にわたり、第一の光源30a、
第二の光源30cおよび第三の光源30eから発せられ
た440nm以下の波長成分の少ない光が、蓄積性蛍光
体シート9の輝尽性蛍光体層8に照射されて、蓄積性蛍
光体シート2に形成された輝尽性蛍光体層8中に残存す
る放射線エネルギーが放出され、消去されるから、効率
的に、輝尽性蛍光体層8中に残存する放射線エネルギー
を放出させ、消去することが可能になる。
【0103】また、本実施態様によれば、第一の白色光
源30b、第二の白色光源30d、第一の光源30a、
第二の光源30cおよび第三の光源30eのそれぞれの
径D、隣り合う白色光源30a、30b、30c、30
d、30eの間の間隔L、第一の白色光源30b、第二
の白色光源30d、第一の光源30a、第二の光源30
cおよび第三の光源30eのそれぞれの中心と、対応す
る反射面15a、15b、15c、15d、15eの台
形の頂面との距離H1、第一の白色光源30b、第二の
白色光源30d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eのそれぞれの中心と、シャーカ
ステン5との距離H2、第一の白色光源30b、第二の
白色光源30d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eの長手方向に直交する方向にお
ける反射面15a、15b、15c、15d、15eの
台形の頂面の幅Wおよび台形の側辺の長さPが、それぞ
れ、L/Dが3.20ないし4.20、好ましくは、
3.50ないし3.95、H1/Dが1.00ないし
1.35、好ましくは、1.05ないし1.30、H2
/Dが1.70ないし2.25、好ましくは、1.75
ないし2.20、W/Dが0.75ないし1.07、好
ましくは、0.78ないし1.03、P/Dが1.55
ないし2.10、好ましくは、1.65ないし2.00
で、各反射面15a、15b、15c、15d、15e
の台形の側辺と頂面との角度αが、30ないし45度、
好ましくは、35ないし40度となるように、第一の白
色光源30b、第二の白色光源30d、第一の光源30
a、第二の光源30cおよび第三の光源30eのサイズ
および位置ならびに各反射面15a、15b、15c、
15d、15eのサイズ、形状および位置が決定されて
いるから、第一の白色光源30b、第二の白色光源30
d、第一の光源30a、第二の光源30cおよび第三の
光源30eのそれぞれから発せられた消去光を、効率よ
く、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層8の表面に
集光することが可能になり、放射線のデータが読み取ら
れた後に、蓄積性蛍光体シート9に形成された輝尽性蛍
光体層8中に、残存し、蓄積されている放射線エネルギ
ーを、効率的に、放出させ、消去することが可能にな
る。
【0104】図12は、光源制御手段40によって実行
される第一の白色光源30b、第二の白色光源30d、
第一の光源30a、第二の光源30cおよび第三の光源
30eのオン・オフ制御と時間との関係を示すタイムチ
ャートの他の好ましい実施例を示すものである。
【0105】図12に示されるように、まず、光源制御
手段40によって、時間T5にわたって、第一の白色光
源30bおよび第二の白色光源30dがオンされる。
【0106】その結果、第一の白色光源30bおよび第
二の白色光源30dから発せられた440nm以下の波
長の成分を含む白色光が、輝尽性蛍光体層8に照射され
て、放射線エネルギーが放出され、消去されるから、放
射線エネルギーの消去に際して、紫外線に起因するかぶ
りが発生ずることを効果的に防止することが可能にな
る。
【0107】時間T5が経過した後、図12に示される
ように、光源制御手段40により、第一の白色光源30
bおよび第二の白色光源30dがオフされ、第一の光源
30a、第二の光源30cおよび第三の光源30eがオ
ンされて、時間T6にわたって、第一の光源30a、第
二の光源30cおよび第三の光源30eのみがオン状態
に保持される。ここに、T6はT5未満に設定されてい
る。
【0108】したがって、時間T6にわたり、第一の光
源30a、第二の光源30cおよび第三の光源30eか
ら発せられた440nm以下の波長成分の少ない光が、
蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層8に照射され
る。
【0109】その結果、440nm以下の波長成分の少
ない光によって、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体
層8中に残存する放射線エネルギーが放出され、消去さ
れるから、効率的に、輝尽性蛍光体層1に蓄積された放
射線エネルギーを放出させ、消去することができる。
【0110】本実施態様によれば、時間T5にわたっ
て、第一の白色光源30bおよび第二の白色光源30d
から発せられた440nm以下の波長の成分を含む白色
光が、輝尽性蛍光体層8に照射されて、放射線エネルギ
ーが放出され、消去されるから、放射線エネルギーの消
去に際して、紫外線に起因するかぶりが発生することを
効果的に防止することが可能となるとともに、時間T5
が経過した後、時間T6にわたり、第一の光源30a、
第二の光源30cおよび第三の光源30eから発せられ
た440nm以下の波長成分の少ない光が、蓄積性蛍光
体シート9の輝尽性蛍光体層8に照射されて、蓄積性蛍
光体シート9に形成された輝尽性蛍光体層8中に残存す
る放射線エネルギーが放出され、消去されるから、効率
的に、輝尽性蛍光体層1に蓄積された放射線エネルギー
を放出させ、消去することが可能になる。
【0111】図13は、本発明の他の好ましい実施態様
にかかる放射線エネルギー消去装置の略縦断面図であ
る。
【0112】本実施態様にかかる放射線エネルギー消去
装置1は、第一の白色光源30bおよび第二の白色光源
30cに代えて、主として、440nm以下の波長の光
を発する第一の青色光源50bおよび第二の青色光源5
0dが設けられている点を除いて、図9に示された放射
線エネルギーの消去装置1と全く同様な構成を有してい
る。
【0113】本実施態様においても、第一の青色光源5
0b、第二の青色光源50d、第一の光源30a、第二
の光源30cおよび第三の光源30eのそれぞれの径
D、隣り合う白色光源30a、50b、30c、50
d、30eの間の間隔L、第一の青色光源50b、第二
の青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30
cおよび第三の光源30eのそれぞれの中心と、対応す
る反射面15a、15b、15c、15d、15eの台
形の頂面との距離H1、第一の青色光源50b、第二の
青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eのそれぞれの中心と、シャーカ
ステン5との距離H2、第一の青色光源50b、第二の
青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eの長手方向に直交する方向にお
ける反射面15a、15b、15c、15d、15eの
台形の頂面の幅Wおよび台形の側辺の長さPが、それぞ
れ、L/Dが3.20ないし4.20、好ましくは、
3.50ないし3.95、H1/Dが1.00ないし
1.35、好ましくは、1.05ないし1.30、H2
/Dが1.70ないし2.25、好ましくは、1.75
ないし2.20、W/Dが0.75ないし1.07、好
ましくは、0.78ないし1.03、P/Dが1.55
ないし2.10、好ましくは、1.65ないし2.00
で、各反射面15a、15b、15c、15d、15e
の台形の側辺と頂面との角度αが、30ないし45度、
好ましくは、35ないし40度となるように、第一の青
色光源50b、第二の青色光源50d、第一の光源30
a、第二の光源30cおよび第三の光源30eのサイズ
および位置ならびに各反射面15a、15b、15c、
15d、15eのサイズ、形状および位置が決定されて
いる。
【0114】図14は、光源制御手段40によって実行
される第一の青色光源50b、第二の青色光源50d、
第一の光源30a、第二の光源30cおよび第三の光源
30eのオン・オフ制御と時間との関係を示すタイムチ
ャートである。
【0115】図14に示されるように、まず、光源制御
手段40によって、時間T7にわたって、第一の青色光
源50bおよび第二の青色光源50dがオンされる。
【0116】本実施態様においては、第一の青色光源5
0b、第二の青色光源50d、第一の光源30a、第二
の光源30cおよび第三の光源30eのそれぞれの径
D、隣り合う白色光源30a、50b、30c、50
d、30eの間の間隔L、第一の青色光源50b、第二
の青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30
cおよび第三の光源30eのそれぞれの中心と、対応す
る反射面15a、15b、15c、15d、15eの台
形の頂面との距離H1、第一の青色光源50b、第二の
青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eのそれぞれの中心と、シャーカ
ステン5との距離H2、第一の青色光源50b、第二の
青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eの長手方向に直交する方向にお
ける反射面15a、15b、15c、15d、15eの
台形の頂面の幅Wおよび台形の側辺の長さPが、それぞ
れ、L/Dが3.20ないし4.20、好ましくは、
3.50ないし3.95、H1/Dが1.00ないし
1.35、好ましくは、1.05ないし1.30、H2
/Dが1.70ないし2.25、好ましくは、1.75
ないし2.20、W/Dが0.75ないし1.07、好
ましくは、0.78ないし1.03、P/Dが1.55
ないし2.10、好ましくは、1.65ないし2.00
で、各反射面15a、15b、15c、15d、15e
の台形の側辺と頂面との角度αが、30ないし45度、
好ましくは、35ないし40度となるように、第一の青
色光源50b、第二の青色光源50d、第一の光源30
a、第二の光源30cおよび第三の光源30eのサイズ
および位置ならびに各反射面15a、15b、15c、
15d、15eのサイズ、形状および位置が決定されて
いるから、第一の青色光源50b、第二の青色光源50
dのそれぞれから発せられ、反射板35の反射面35
b、35dによって反射された消去光は、効率よく、シ
ャーカステン5上に、集光される。
【0117】その結果、第一の青色光源50bおよび第
二の青色光源50dから発せられた主として、440n
m以下の波長の青色光が、輝尽性蛍光体層8上に、効率
的に集光されて、放射線エネルギーが放出され、消去さ
れるから、放射線エネルギーの消去に際して、紫外線に
起因するかぶりが発生ずることを効果的に防止すること
が可能になる。
【0118】時間T7が経過した後、図14に示される
ように、光源制御手段40により、第一の青色光源50
bおよび第二の青色光源50dがオフされ、第一の光源
30a、第二の光源30cおよび第三の光源30eがオ
ンされて、時間T8にわたって、第一の光源30a、第
二の光源30cおよび第三の光源30eのみがオン状態
に保持される。
【0119】本実施態様においては、第一の青色光源5
0b、第二の青色光源50d、第一の光源30a、第二
の光源30cおよび第三の光源30eのそれぞれの径
D、隣り合う白色光源30a、50b、30c、50
d、30eの間の間隔L、第一の青色光源50b、第二
の青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30
cおよび第三の光源30eのそれぞれの中心と、対応す
る反射面15a、15b、15c、15d、15eの台
形の頂面との距離H1、第一の青色光源50b、第二の
青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eのそれぞれの中心と、シャーカ
ステン5との距離H2、第一の青色光源50b、第二の
青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eの長手方向に直交する方向にお
ける反射面15a、15b、15c、15d、15eの
台形の頂面の幅Wおよび台形の側辺の長さPが、それぞ
れ、L/Dが3.20ないし4.20、好ましくは、
3.50ないし3.95、H1/Dが1.00ないし
1.35、好ましくは、1.05ないし1.30、H2
/Dが1.70ないし2.25、好ましくは、1.75
ないし2.20、W/Dが0.75ないし1.07、好
ましくは、0.78ないし1.03、P/Dが1.55
ないし2.10、好ましくは、1.65ないし2.00
で、各反射面15a、15b、15c、15d、15e
の台形の側辺と頂面との角度αが、30ないし45度、
好ましくは、35ないし40度となるように、第一の青
色光源50b、第二の青色光源50d、第一の光源30
a、第二の光源30cおよび第三の光源30eのサイズ
および位置ならびに各反射面15a、15b、15c、
15d、15eのサイズ、形状および位置が決定されて
いるから、第一の光源30a、第二の光源30cおよび
第三の光源30eのそれぞれから発せられ、反射板35
の反射面35a、35c、35eによって反射された消
去光は、効率よく、シャーカステン5上に、集光され
る。
【0120】その結果、時間T8にわたり、第一の光源
30a、第二の光源30cおよび第三の光源30eから
発せられた440nm以下の波長成分の少ない光が、蓄
積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層8上に、効率的に
集光され、440nm以下の波長成分の少ない光によっ
て、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層8に蓄積さ
れた放射線エネルギーが放出され、消去されるから、効
率的に、輝尽性蛍光体層8中に残存する放射線エネルギ
ーを放出させ、消去することができる。
【0121】本実施態様によれば、時間T7にわたっ
て、第一の青色光源50bおよび第二の青色光源50d
から発せられた主として、440nm以下の波長の青色
光が、輝尽性蛍光体層8に照射されて、放射線エネルギ
ーが放出され、消去されるから、放射線エネルギーの消
去に際して、紫外線に起因するかぶりが発生することを
効果的に防止することが可能となるとともに、時間T7
が経過した後、時間T8にわたり、第一の光源30a、
第二の光源30cおよび第三の光源30eから発せられ
た440nm以下の波長成分の少ない光が、蓄積性蛍光
体シート9の輝尽性蛍光体層8に照射されて、蓄積性蛍
光体シート9に形成された輝尽性蛍光体層8中に残存す
る放射線エネルギーが放出され、消去されるから、効率
的に、輝尽性蛍光体層8中に残存する放射線エネルギー
を放出させ、消去することが可能になる。
【0122】また、本実施態様によれば、第一の青色光
源50b、第二の青色光源50d、第一の光源30a、
第二の光源30cおよび第三の光源30eのそれぞれの
径D、隣り合う白色光源30a、50b、30c、50
d、30eの間の間隔L、第一の青色光源50b、第二
の青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30
cおよび第三の光源30eのそれぞれの中心と、対応す
る反射面15a、15b、15c、15d、15eの台
形の頂面との距離H1、第一の青色光源50b、第二の
青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eのそれぞれの中心と、シャーカ
ステン5との距離H2、第一の青色光源50b、第二の
青色光源50d、第一の光源30a、第二の光源30c
および第三の光源30eの長手方向に直交する方向にお
ける反射面15a、15b、15c、15d、15eの
台形の頂面の幅Wおよび台形の側辺の長さPが、それぞ
れ、L/Dが3.20ないし4.20、好ましくは、
3.50ないし3.95、H1/Dが1.00ないし
1.35、好ましくは、1.05ないし1.30、H2
/Dが1.70ないし2.25、好ましくは、1.75
ないし2.20、W/Dが0.75ないし1.07、好
ましくは、0.78ないし1.03、P/Dが1.55
ないし2.10、好ましくは、1.65ないし2.00
で、各反射面15a、15b、15c、15d、15e
の台形の側辺と頂面との角度αが、30ないし45度、
好ましくは、35ないし40度となるように、第一の青
色光源50b、第二の青色光源50d、第一の光源30
a、第二の光源30cおよび第三の光源30eのサイズ
および位置ならびに各反射面15a、15b、15c、
15d、15eのサイズ、形状および位置が決定されて
いるから、第一の青色光源50b、第二の青色光源50
d、第一の光源30a、第二の光源30cおよび第三の
光源30eのそれぞれから発せられた消去光を、効率よ
く、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層8の表面に
集光することが可能になり、放射線のデータが読み取ら
れた後に、蓄積性蛍光体シート9に形成された輝尽性蛍
光体層8中に、残存し、蓄積されている放射線エネルギ
ーを、効率的に、放出させ、消去することが可能にな
る。
【0123】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0124】たとえば、前記実施態様においては、放射
線エネルギー消去装置1は、シャーカステン5、25を
備えているが、シャーカステン5、25を設けることは
必ずしも必要でなく、光を透過し、拡散する機能を有し
ていれば、いかなる拡散部材を設けてもよい。
【0125】また、前記実施態様においては、放射線エ
ネルギー消去装置1は、遮光板4を備えているが、放射
線エネルギー消去装置1が、もっぱら、シャーカステン
5、25と同じサイズの蓄積性蛍光体シート9に形成さ
れた輝尽性蛍光体層8中に残存する放射線エネルギーを
放出させ、消去する場合には、遮光板4を設ける必要は
ない。
【0126】さらに、図1ないし図8に示された実施態
様においては、440nm以下の波長の成分をカットす
る第一のカットフィルター11、第二のカットフィルタ
ー12および第三のカットフィルター13を設けて、時
間T1の経過後、時間T2にわたって、第一の白色光源
10a、第三の白色光源10cおよび第五の白色光源1
0eのみをオン状態に保持し、白色光中の440nmの
波長の成分がカットされた光を、蓄積性蛍光体シート9
の輝尽性蛍光体層8に照射して、蓄積性蛍光体シート9
の輝尽性蛍光体層8中に残存する放射線エネルギーを放
出させ、消去するように構成されており、440nm以
下の波長の成分をカットするカットフィルターを用いる
ことが好ましいが、第一のカットフィルター11、第二
のカットフィルター12および第三のカットフィルター
13として、440nm以下の波長の成分の少なくとも
一部をカットする性質を有するフィルターを用いてもよ
く、さらには、第一のカットフィルター11、第二のカ
ットフィルター12および第三のカットフィルター13
として、500nm以下の波長の成分の少なくとも一部
をカットする性質を有するフィルターを用いることもで
き、600nm以下の波長の成分の少なくとも一部をカ
ットする性質を有するフィルターであれば、いかなるフ
ィルターを用いてもよい。
【0127】また、図9に示された実施態様において
は、440nm以下の波長成分の少ない光を発する第一
の光源30a、第二の光源30cおよび第三の光源30
eを用い、時間T3が経過後、時間T4にわたり、第一
の光源30a、第二の光源30cおよび第三の光源30
eのみをオン状態に保持し、440nm以下の波長成分
の少ない光を、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層
8に照射して、蓄積性蛍光体シート9の輝尽性蛍光体層
8中に残存する放射線エネルギーを放出させ、消去する
ように構成されているが、第一の光源30a、第二の光
源30cおよび第三の光源30eとして、440nm以
下の波長成分を有さない光を発する光源を用いてもよ
く、さらには、第一の光源30a、第二の光源30cお
よび第三の光源30eとして、500nm以下の波長の
成分の少なくとも一部がカットされた光を発する光源を
用いることもでき、600nm以下の波長の成分の少な
くとも一部がカットされた光を発する光源であれば、い
かなる光源を用いてもよい。
【0128】さらに、図1ないし図8に示された実施態
様においては、第一の白色光源10a、第二の白色光源
10b、第三の白色光源10c、第四の白色光源10d
および第五の白色光源10eとして、蛍光灯が用いられ
ているが、ハロゲンランプなどの他の白色光源を用いて
もよい。
【0129】また、図13に示された実施態様において
は、第一の白色光源30b、第二の白色光源30d、第
一の光源30a、第二の光源30cおよび第三の光源3
0eとして、蛍光灯が用いられているが、第一の白色光
源30b、第二の白色光源30dとして、蛍光灯に代え
て、ハロゲンランプなどの他の白色光源を用いてもよい
し、第一の光源30a、第二の光源30cおよび第三の
光源30eとして、蛍光灯に代え、440nm以下の波
長成分の少ない光を発する任意の光源を用いることがで
きる。
【0130】さらに、図13に示された実施態様におい
ては、第一の青色光源50bおよび第二の青色光源50
dとして、主として、440nm以下の波長の光を発す
る光源が好ましく用いられているが、第一の青色光源5
0bおよび第二の青色光源50dとしては、主として、
500nm以下の波長の光を発する光源を用いてもよ
く、主として、600nmnm以下の波長の光を発する
光源であれば、第一の青色光源50bおよび第二の青色
光源50dとして使用することができる。
【0131】また、図1ないし図8に示された実施態様
においては、5つの白色光源10a、10b、10c、
10d、10eが設けられ、そのうちの3つにカットフ
ィルターが設けられているが、白色光源の数およびカッ
トフィルターの数は、状況に応じて、任意に決定するこ
とができる。
【0132】さらに、図9に示された実施態様において
は、2つの白色光源30b、30dと、青色光がカット
された3つの光源30a、30c、30eが設けられて
いるが、白色光源の数および青色光がカットされた光源
の数は、状況に応じて、任意に決定することができる。
【0133】また、図13に示された実施態様において
は、2つの青色光源50b、50dと、青色光がカット
された3つの光源30a、30c、30eが設けられて
いるが、青色光源の数および青色光がカットされた光源
の数は、状況に応じて、任意に決定することができる。
【0134】さらに、図1ないし図8に示された実施態
様においては、消去光源として、5つの白色光源10
a、10b、10c、10d、10eと、第一のカット
フィルタ11と、第二のカットフィルタ12と、第三の
カットフィルタ13とが設けられ、図9に示された実施
態様においては、2つの白色光源30b、30dと、青
色光がカットされた3つの光源30a、30c、30e
が設けられ、図13に示された実施態様においては、2
つの青色光源50b、50dと、青色光がカットされた
3つの光源30a、30c、30eが設けられている
が、白色光中の600nm以下の波長の成分の少なくと
も一部がカットされた光が、蓄積性蛍光体シート9の輝
尽性蛍光体層8に照射されればよく、光源の種類はとく
に限定されるものではない。
【0135】また、前記実施態様においては、蓄積性蛍
光体シート9上に、輝尽性蛍光体層8が連続的に形成さ
れているが、輝尽性蛍光体層領域が、蓄積性蛍光体シー
ト9上に、互いに離間して、ドット状に形成されていて
もよい。
【0136】
【発明の効果】本発明によれば、経済的に、かつ、作業
効率よく、蓄積性蛍光体シートに形成された輝尽性蛍光
体層に残存する放射線エネルギーを消去することのでき
る放射線エネルギーの消去装置を提供することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる放
射線エネルギー消去装置の略斜視図である。
【図2】図2は、遮光板を取り外した状態を示す本発明
の好ましい実施態様にかかる放射線エネルギー消去装置
の略斜視図である。
【図3】図3は、本発明の好ましい実施態様にかかる放
射線エネルギー消去装置の略縦断面図である。
【図4】図4は、第一の白色光源、第二の白色光源、第
三の白色光源、第四の白色光源および第五の白色光源
と、その各々に対応する反射板の反射面の詳細を示す略
断面図である。
【図5】図5は、本発明の好ましい実施態様にかかる放
射線エネルギー消去装置の制御系を示すブロックダイア
グラムである。
【図6】図6は、光源制御手段によって実行される第一
の白色光源、第二の白色光源、第三の白色光源、第四の
白色光源および第五の白色光源のオン・オフ制御と時間
との関係を示すタイムチャートである。
【図7】図7は、本発明の好ましい実施態様にかかる放
射線エネルギー消去装置1を保持する保持部材の略斜視
図である。
【図8】図8は、本発明の好ましい実施態様にかかる放
射線エネルギー消去装置が、保持部材に保持された状態
を示す略斜視図である。
【図9】図9は、本発明の他の好ましい実施態様にかか
る放射線エネルギー消去装置の略縦断面図である。
【図10】図10は、本発明の他の好ましい実施態様に
かかる放射線エネルギー消去装置の制御系を示すブロッ
クダイアグラムである。
【図11】図11は、光源制御手段によって実行される
第一の白色光源、第二の白色光源、第一の光源、第二の
光源および第三の光源のオン・オフ制御と時間との関係
を示すタイムチャートである。
【図12】図12は、光源制御手段によって実行される
第一の白色光源、第二の白色光源、第一の光源、第二の
光源および第三の光源のオン・オフ制御と時間との関係
を示すタイムチャートの他の好ましい実施例を示すもの
である。
【図13】図13は、本発明の他の好ましい実施態様に
かかる放射線エネルギー消去装置の略縦断面図である。
【図14】図14は、光源制御手段によって実行される
第一の青色光源、第二の青色光源、第一の光源、第二の
光源および第三の光源のオン・オフ制御と時間との関係
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 放射線エネルギー消去装置 2 ケーシング 3 ハンドル 4 遮光板 5 シャーカステン 6、6 一対のガイドレール 8 輝尽性蛍光体層 9 蓄積性蛍光体シート 10a 第一の白色光源 10b 第二の白色光源 10c 第三の白色光源 10d 第四の白色光源 10e 第五の白色光源 11 第一のカットフィルタ 12 第二のカットフィルタ 13 第三のカットフィルタ 15 反射板 15a、15b、15c、15d、15e 反射板の反
射面 20 光源制御手段 21 保持部材 22 保持部材の底面 23 保持部材の支持面 25 シャーカステン 26 ケーシング 30a 第一の光源 30b 第一の白色光源 30c 第二の光源 30d 第二の白色光源 30e 第三の光源 35 反射板 35a、35b、35c、35d、35e 反射板の反
射面 40 光源制御手段 50b 第一の青色光源 50d 第二の青色光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G083 AA03 BB04 CC10 DD11 DD13 DD16 EE10 2H013 AC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、前記ケーシング内に設け
    られた複数の光源と、前記ケーシング内に設けられ、前
    記複数の光源のそれぞれに対向する位置に、台形状の断
    面を有する反射面が形成された反射板と、前記ケーシン
    グの上部に取り付けられ、輝尽性蛍光体層が形成された
    蓄積性蛍光体シートを載置可能で、光を透過し、拡散す
    る拡散部材と、前記拡散部材の外方の前記ケーシングの
    両側上縁部に形成された一対のガイドレールを備えたこ
    とを特徴とする輝尽性蛍光体層に残存する放射線エネル
    ギーの消去装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の光源の径D、隣り合う前記複
    数の光源の間の間隔L、前記複数の光源のそれぞれの中
    心と対応する前記反射面との距離H1、前記複数の光源
    のそれぞれの中心と前記拡散部材との距離H2、前記反
    射面のそれぞれの台形の頂部の幅Wおよび前記反射面の
    それぞれの台形の側辺部の長さPが、それぞれ、L/D
    が3.20ないし4.20、H1/Dが1.00ないし
    1.35、H2/Dが1.70ないし2.25、W/D
    が0.75ないし1.07、P/Dが1.55ないし
    2.10で、前記反射面のそれぞれの台形の側辺部と頂
    部の間の角度αが30ないし45度となるように、前記
    複数の光源および前記反射板が設けられたことを特徴と
    する請求項1に記載の輝尽性蛍光体層に残存する放射線
    エネルギーの消去装置。
  3. 【請求項3】 L/Dが3.50ないし3.95、H1
    /Dが1.05ないし1.30、H2/Dが1.75な
    いし2.20、W/Dが0.78ないし1.03、P/
    Dが1.65ないし2.00で、αが35ないし40度
    となるように、前記複数の光源および前記反射板が設け
    られたことを特徴とする請求項2に記載の輝尽性蛍光体
    層に残存する放射線エネルギーの消去装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記ケーシングの上縁部に、揺
    動可能に取り付けられ、開閉可能な遮光板を備えたこと
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    輝尽性蛍光体層に残存する放射線エネルギーの消去装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数の光源が、白色光を発する複数
    の白色光源によって構成され、さらに、前記複数の白色
    光源のうちの一部の白色光源と、前記拡散部材との間に
    設けられ、前記一部の白色光源から発せられた白色光中
    の600nm以下の波長の成分の少なくとも一部をカッ
    トする少なくとも1つのカットフィルターと、前記複数
    の白色光源をオンし、しかる後に、前記一部の白色光源
    以外の前記複数の白色光源をオフするように前記複数の
    白色光源を制御する光源制御手段を備えたことを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の輝尽性蛍
    光体層に残存する放射線エネルギーの消去装置。
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