JP2002156216A - エッチング深さ測定センサ - Google Patents

エッチング深さ測定センサ

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JP2002156216A
JP2002156216A JP2000348158A JP2000348158A JP2002156216A JP 2002156216 A JP2002156216 A JP 2002156216A JP 2000348158 A JP2000348158 A JP 2000348158A JP 2000348158 A JP2000348158 A JP 2000348158A JP 2002156216 A JP2002156216 A JP 2002156216A
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vacuum chamber
etching depth
filter
optical
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JP2000348158A
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Daisuke Yokoi
大輔 横井
Hiroshi Watanabe
広 渡邉
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エッチング深さ測定に必要な光の検出感度を高
くすると共に、光学系の劣化の少ない耐久性を向上する
こと。 【解決手段】レーザ光の投光系における1/4波長板8
とのぞき窓4との間に第1のフィルタ26を配置すると
共に、真空チャンバ1内からの光の受光系におけるのぞ
き窓4とミラー9との間に第2のフィルタ27を配置し
たことにより、真空チャンバ1内からのエッチング深さ
測定に不要な波長の光、すなわち可視光線の波長領域以
外の真空チャンバ1内で発生するプラズマから発せられ
る紫外領域及び赤外領域の波長の光を除外する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空チャンバ内に
配置されてエッチング処理されている被処理体、例えば
半導体基板や液晶基板のエッチング深さを測定するエッ
チング深さ測定センサに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなエッチング深さ測定センサと
しては、例えば特公平8−8242号公報に記載されて
いる技術がある。図10は係るエッチング深さ測定セン
サの構成図である。真空チャンバ1内には、基板載置台
2が設けられ、この基板載置台2上に半導体基板や液晶
基板などの被処理体3が載置されている。この真空チャ
ンバ1は、図示しないがその内部にエッチングガスが流
入すると共に、高周波磁界が印加されてプラズマが発生
し、このプラズマにより被処理体3に対してエッチング
処理が行われるものとなっている。エッチング深さ測定
センサは、主に真空チャンバ内の被処理体に光を照射す
る投光系と被処理体からの光を受光する受光系とから構
成されている。
【0003】具体的な構成について以下に説明する。
【0004】この真空チャンバ1の上部には、のぞき窓
4が設けられており、その上方には投光系と受光系の光
学系が夫々配置されている。先ず、のぞき窓4の上方に
は、投光系の第1の光ファイバー5が配置されており、
図示しないレーザ光発生装置から出力されたレーザ光を
のぞき窓4上方まで伝播させるものである。
【0005】この第1の光ファイバー5から出射される
レーザ光の光路上には、偏光ビームスプリッタ7が配置
され、レーザ光はこの偏光ビームスプリッタ7で反射さ
れる。
【0006】この偏光ビームスプリッタ7の反射光路上
には1/4波長板8が配置されており、この1/4波長
板8を通ったレーザ光は、のぞき窓4を通して真空チャ
ンバ1内の基板載置台2上に載置された被処理体3に照
射されるように構成される。
【0007】また、のぞき窓4の上方には、投光系とは
別に受光系のミラー9が配置され、被処理体3からの反
射回折光を反射するものとなっている。
【0008】このミラー9での反射回折光路上には、第
2の光ファイバー11の一端側が配置されている。この
第2の光ファイバー11の他端側には、図示しない光検
出器が設けられている。
【0009】この真空チャンバ1内に載置された被処理
体3のエッチング処理中に、第1の光ファイバー5から
レーザ光を被処理体3に出射すると、レーザ光は、偏光
ビームスプリッタ7に入射し、この偏光ビームスプリッ
タ7で反射される。
【0010】この偏光ビームスプリッタ7で反射された
レーザ光は、1/4波長板8を通って真空チャンバ1の
のぞき窓4から被処理体3に照射される。
【0011】この被処理体3からの反射回折光は、真空
チャンバ1ののぞき窓4を通ってミラー9に至り、この
ミラー9で反射され、第2の光ファイバー11に入射す
る。
【0012】第2の光ファイバー11により伝播された
反射回折光は、光検出器によりその光強度に応じた検出
信号に変換される。この検出信号は、増幅器により増幅
され、演算器により必要な演算処理が行われることでエ
ッチング深さが求められる。
【0013】なお、被処理体3からの正反射光は、1/
4波長板8に戻るが、偏光ビームスプリッタ7を透過
(直進)して第1の光ファイバー5に戻ることはない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、真空チ
ャンバ1内ではプラズマが封じ込められているため、エ
ッチング深さ測定に不要な光成分も多く発生し、この光
成分が外乱となって光検出器から出力され、検出信号の
SN比を悪化させる要因となっている。
【0015】この不要な光成分の中で特に紫外領域の波
長の光は、1/4波長板8、偏光ビームスプリッタ7な
どの光学レンズ類や、第1及び第2の光ファイバー5、
11の劣化を早める原因であった。
【0016】また、真空チャンバ1の上方には、投光系
と受光系との2系統の光学系、ここでは第1及び第2の
光ファイバー5、11や偏光ビームスプリッタ7、1/
4波長板8、ミラー9などを設置しなければならないた
め、真空チャンバ1の上方に上記2系統の光学系を設置
するにはスペースが限られ制約が多い。
【0017】また、真空チャンバ1の上方に2系統の光
学系を設置した場合、これら光学系の調整に手間がかか
り、その後のメンテナンスも容易ではない。
【0018】そこで、本発明は、エッチング深さ測定に
必要な光の検出感度を高くすると共に、光学系の劣化の
少ない耐久性を向上することができるエッチング深さ測
定センサを提供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、真空チャンバ上方の限ら
れたスペースに配置できる投光系及び受光系の2系統の
光学系の小型化を実現し、且つ容易に光学系の調整がで
きるエッチング深さ測定センサを提供することを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載による本発
明は、真空チャンバ内に配置された被処理体に対してエ
ッチング処理を行なっているときに、前記真空チャンバ
の外部から前記被処理体に対して光を照射する投光系
と、前記被処理体からの反射光を前記真空チャンバの外
部で受光する受光系と、この受光系により検出された前
記反射光の光強度に基づいて前記被処理体のエッチング
深さを測定する演算手段とからなるエッチング深さ測定
センサにおいて、前記真空チャンバ内からのエッチング
深さ測定に不要な波長の光を除外し、少なくとも前記受
光系への入射を防止するフィルタ光学系を備えたことを
特徴とするエッチング深さ測定センサである。
【0021】請求項2記載による本発明は、請求項1記
載のエッチング深さ測定センサにおいて、前記フィルタ
光学系は、可視光線の波長領域以外の前記真空チャンバ
内で発生するプラズマから発せられる紫外領域の波長の
光を少なくとも除外することを特徴とする。
【0022】請求項3記載による本発明は、請求項1記
載のエッチング深さ測定センサにおいて、前記フィルタ
光学系は、前記受光系の光路上に少なくとも配置された
フィルタであることを特徴とする。
【0023】請求項4記載による本発明は、請求項1記
載のエッチング深さ測定センサにおいて、前記フィルタ
光学系は、前記投光系の光路上に配置された第1のフィ
ルタと、前記受光系の光路上に配置された第2のフィル
タとからなることを特徴とする。
【0024】請求項5記載による本発明は、請求項1、
2又は3記載のエッチング深さ測定センサにおいて、前
記受光系には、光ファイバーを用いたことを特徴とす
る。
【0025】請求項6記載による本発明は、被処理体に
照射する光を真空チャンバの外部に伝播する投光系の光
ファイバーと、前記被処理体からの反射光を前記真空チ
ャンバの外部より伝播する受光系の光ファイバーとから
なり、前記投光系の光を前記被処理体に出射する前記投
光系の光ファイバーの出射口と、前記被処理体からの前
記反射光を入射する前記受光系の光ファイバーの入射口
とが一体に形成され、且つその一体に形成されている前
記出射口と前記入射口とが略対称な位置関係となるよう
に形成されている合体ファイバーと、前記真空チャンバ
内に配置された前記被処理体に対してエッチング処理を
行なっているときに、前記真空チャンバの外部の前記出
射口から出射する光を前記被処理体に導き、且つ前記被
処理体からの反射光を前記真空チャンバの外部の前記入
射口に導く光学系とを備えていることを特徴とするエッ
チング深さ測定センサである。
【0026】請求項7記載による本発明は、請求項6記
載のエッチング深さ測定センサにおいて、前記合体ファ
イバーの前記出射口と前記入射口の各面積は、いずれか
一方の面積が大きくなるよう形成されていることを特徴
とする。
【0027】請求項8記載による本発明は、請求項6記
載のエッチング深さ測定センサにおいて、前記出射口か
ら出射された前記光の光路上に配置された偏光板と、前
記偏光板を通った光の光路上と前記反射光の光路上とに
配置された波長板とを備えたことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】(1)以下に、本発明の第1の実
施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1
0と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省
略する。
【0029】図1はエッチング深さ測定センサの構成図
である。第1の光ファイバー束のプローブ(以下、第1
の光ファイバーと称する)5の一端側には、レーザ光発
生装置20が設けられ、このレーザ光発生装置20から
出力されたレーザ光がレンズ21を通して第1の光ファ
イバー5の一端側に集光され入射するようになってい
る。
【0030】第2の光ファイバー束のプローブ(以下、
第2の光ファイバーと称する)11の他端側には、レン
ズ22を介して光検出器23が配置されている。
【0031】この光検出器23は、受光した光をその光
強度に応じた検出信号に変換してその検出信号を出力す
るものである。
【0032】この光検出器23の出力端には、信号処理
装置35が接続されており、この信号処理装置35内で
光検出器23から出力される検出信号を増幅し、必要な
演算処理を施してエッチング深さを求める機能を有して
いる。
【0033】詳述すると信号処理装置35は、光検出器
23から出力される検出信号を増幅する増幅器24と、
増幅器24で増幅された検出信号に基づいてエッチング
深さを演算する演算器25とから構成されている。
【0034】レーザ光の投光系における1/4波長板8
とのぞき窓4との間には、第1のフィルタ26が設けら
れている。この第1のフィルタ26は、真空チャンバ1
内からのエッチング深さ測定に不要な波長の光、すなわ
ち可視光線の波長領域以外の真空チャンバ1内で発生す
るプラズマから発せられる紫外領域及び赤外領域の波長
の光を除外(カット)する特性を有し、投光系の第1の
光ファイバー5への入射を防ぐものである。
【0035】また、第1のフィルタ26は上述した利用
以外に、例えばレーザ光発生装置から出射されるレーザ
光の波長のうち、被処理体に照射するのに適した波長の
光のみを選択するのにも利用できる。
【0036】なお、第1のフィルタ26は、レーザ光が
正反射するのを防ぐためにある程度の角度で傾けて配置
してあることが望ましい。
【0037】この第1のフィルタ26は、第1の光ファ
イバー5に不要な波長の光が入射することを防止できれ
ば1/4波長板8とのぞき窓4との間に配置するものに
限られるものではなく、例えば1/4波長板8と偏光ビ
ームスプリッタ7との間に配置してもよい。
【0038】また、レーザ光の受光系におけるのぞき窓
4とミラー9との間には、第2のフィルタ27が配置さ
れている。なお、この第2のフィルタ27も、被処理体
3からの反射光が正反射するのを防ぐためにある程度の
角度で傾けて配置してあることが望ましい。
【0039】この第2のフィルタ27は、上記第1のフ
ィルタ26と同様、真空チャンバ1内からのエッチング
深さ測定に不要な波長の光、すなわち可視光線の波長領
域以外の真空チャンバ1内で発生するプラズマから発せ
られる紫外領域及び赤外領域の波長の光を除外する特性
を有し、受光系の第2の光ファイバー11への入射を防
ぐものである。
【0040】この第2のフィルタ27も上記第1のフィ
ルタ26と同様に、第2の光ファイバー11に不要な波
長の光が入射することを防止できればのぞき窓4とミラ
ー9との間に配置するものに限られるものではなく、例
えばミラー9と第2の光ファイバー11との間に配置し
てもよい。
【0041】これら第1及び第2のフィルタ26、27
は、紫外領域及び赤外領域の波長の光を除外する特性を
有するものに限らず、任意の波長の光を除外する特性を
有するものにしてもよい。
【0042】次に、上記の如く構成されたエッチング深
さ測定センサの作用について説明する。
【0043】真空チャンバ1内では、その内部にエッチ
ングガスが流入されていると共に、不図示の高周波磁界
が印加されてプラズマが発生させられ、このプラズマに
より被処理体3に対するエッチング処理が行われる。
【0044】このエッチング処理中に、レーザ光発生装
置20からレーザ光が出力されると、このレーザ光は、
レンズ21を通して第1の光ファイバー5の一端側に入
射される。
【0045】次いで、レーザ光は、第1の光ファイバー
5を伝播して真空チャンバ1の上方まで導かれ、該第1
の光ファイバー5の他端側から出射された平行光は、偏
光ビームスプリッタ7に入射する。
【0046】偏光ビームスプリッタ7により反射された
レーザ光は、1/4波長板8により位相が変えられ、第
1のフィルタ26を透過し、のぞき窓4を通って真空チ
ャンバ1内の被処理体3に照射される。
【0047】この被処理体3で反射した反射回折光は、
のぞき窓4を通ってから第2のフィルタ27に導かれ
る。
【0048】この第2のフィルタ27を透過した反射回
折光は、ミラー9で反射されて第2の光ファイバー11
に入射する。
【0049】この第2の光ファイバー11により伝播さ
れた反射回折光は、レンズ22を通り光検出器23で受
光される。
【0050】この光検出器23は、受光した反射回折光
を光強度に応じた検出信号に変換出力する。
【0051】この検出信号は、信号処理装置35の増幅
器24に導かれ、増幅器24により増幅された検出信号
は演算器25により必要な演算処理が行われてエッチン
グ深さが求められる。
【0052】なお、被処理体3からの正反射光は、1/
4波長板8に戻るが、偏光ビームスプリッタ7を透過
(直進)するため第1の光ファイバー5に戻ることはな
い。
【0053】このようなエッチング深さの測定中に、真
空チャンバ1ののぞき窓4からその上方(真空チャンバ
1の外部)に出射される被処理体3からの反射回折光に
は、エッチング深さの検出に必要な波長の光以外に、真
空チャンバ1内で発生するプラズマからの紫外領域の波
長の光、即ちエッチング深さ測定に不要な波長の光も含
まれている。
【0054】これらエッチング深さ測定に不要な波長の
光は、第1及び第2のフィルタ26、27により除外す
るため、第1の光ファイバー5を有する投光系及び第2
の光ファイバー11を有する受光系にはエッチング深さ
測定に不要な波長の光が入射することはない。
【0055】このように上記第1の実施の形態において
は、レーザ光の投光系における1/4波長板8とのぞき
窓4との間に第1のフィルタ26を配置すると共に、真
空チャンバ1内からの光の受光系におけるのぞき窓4と
ミラー9との間に第2のフィルタ27を配置したことに
より、真空チャンバ1内からのエッチング深さ測定に不
要な波長の光、すなわち可視光線の波長領域以外の真空
チャンバ1内で発生するプラズマから発せられる紫外領
域及び赤外領域の波長の光を除外することができるの
で、エッチング深さ検出に必要な波長の光のみを光検出
器23に導くことができる上に、この光検出器23から
出力される検出信号のSN比を向上させることができ
る。
【0056】また、投光系及び受光系の各光学素子の劣
化を招く紫外領域の波長の光を除外できるので、1/4
波長板8、偏光ビームスプリッタ7などの光学レンズ類
や、第1及び第2の光ファイバー5、11の長寿命化を
実現できる。
【0057】(2)次に、本発明の第2の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分
には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0058】図2は投光系及び受光系に光ファイバーを
用いないエッチング深さ測定センサの構成図である。本
実施の形態では、投光系に光源33が設けられ、この光
源33から出力された光が、マイクロレンズ6を通って
ミラー34で反射され、第1のフィルタ26、のぞき窓
4を通って真空チャンバ1内の被処理体3に照射される
ようになっている。
【0059】また、受光系の第2のフィルタ27を通る
光路上には、光検出器23が設けられ、この光検出器2
3から出力される検出信号を増幅器24で増幅した後、
増幅された検出信号は演算器25で必要な演算処理が施
されてエッチング深さが求められるようになっている。
【0060】なお、第1のフィルタ26は、被処理体に
照射される光が正反射するのを防ぐために、第2のフィ
ルタ27は、被処理体3からの反射回折光が正反射する
のをふせぐために、ある程度の角度で傾けて配置してあ
ることが望ましい。
【0061】次に、上記の如く構成されたエッチング深
さ測定センサの作用について説明する。
【0062】真空チャンバ1内では、その内部にエッチ
ングガスが流入されていると共に、不図示の高周波磁界
が印加されてプラズマが発生させられ、そのプラズマに
よって被処理体3に対するエッチング処理が行われる。
【0063】このエッチング処理中に、光源33から出
力された光は、マイクロレンズ6により平行光に変換さ
れる。
【0064】次いで、マイクロレンズ6で平行光に変換
された光は、ミラー34により偏向され、第1のフィル
タ26を透過し、のぞき窓4を通って真空チャンバ1内
の被処理体3に照射される。
【0065】この被処理体3からの反射光は、のぞき窓
4を通り、第2のフィルタ27を透過した後、光検出器
23で受光される。
【0066】この光検出器23は、受光した反射光を光
強度に応じた検出信号に変換出力する。この光検出器2
3から出力される検出信号は、増幅器24で増幅され、
演算器25で必要な演算処理が施されてエッチング深さ
が求められる。
【0067】このようなエッチング深さの検出中に、真
空チャンバ1ののぞき窓4からその上方(真空チャンバ
1の外部)に出射される被処理体3からの反射光には、
エッチング深さの検出に必要な波長の光以外に、真空チ
ャンバ1内で発生するプラズマからの紫外領域等のエッ
チング深さ測定に不要な波長の光も含まれている。
【0068】これらエッチング深さ測定に不要な波長の
光は、第1及び第2のフィルタ26、27により除去す
るため、光源33を有する投光系及び光検出器23を有
する受光系にはエッチング深さ測定に不要な波長の光が
入射することはない。
【0069】このように上記第2の実施の形態において
は、投光系におけるミラー34とのぞき窓4との間に第
1のフィルタ26を配置すると共に、受光系におけるの
ぞき窓4と光検出器23との間に第2のフィルタ27を
配置したことにより、真空チャンバ1内からのエッチン
グ深さ測定に不要な波長の光、すなわち可視光線の波長
領域以外の真空チャンバ1内で発生するプラズマから発
せられる紫外領域及び赤外領域の波長の光を除外するこ
とができるので、投光系及び受光系に光ファイバーを用
いないエッチング深さ測定センサにおいても、上記第1
の実施の形態と同様に、エッチング深さ測定に不要な波
長の光を除外し、エッチング深さ検出に必要な波長の光
のみ光検出器23に導くことができる上に、この光検出
器23から出力される検出信号のSN比を向上させるこ
とができる。
【0070】また、投光系及び受光系の各光学素子の劣
化を招く紫外領域の波長の光を除外できるので、マイク
ロレンズ6、ミラー34などの光学レンズ類や、光検出
器23の長寿命化を実現できる。
【0071】さらに、投光系及び受光系に第1及び第2
の光ファイバー5、11を用いないので、部品点数を減
らすことができる。
【0072】(3)次に、本発明の第3の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分
には同一符号を付し、且つ投光系及び受光系の構成は省
略する。
【0073】図3はエッチング深さ測定センサの構成図
である。このエッチング深さ測定センサは、上記第1の
実施の形態における第1のフィルタ26と第2のフィル
タ27との機能を一体化した一体化フィルタ40を真空
チャンバ1ののぞき窓4の上方に配置したものである。
【0074】なお、フィルタ40も、第1及び第2の実
施の形態の場合と同様、被処理体3に照射される光が正
反射するのを防ぐと共に、被処理体3からの反射光が正
反射するのをふせぐためにある程度の角度で傾けて配置
してあることが望ましい。
【0075】この一体化フィルタ40は、真空チャンバ
1内からのエッチング深さ測定に不要な波長の光、すな
わち可視光線の波長領域以外の真空チャンバ1内で発生
するプラズマから発せられる紫外領域及び赤外領域の波
長の光を除外(カット)する特性を有しており、真空チ
ャンバ1内からのエッチング深さ測定に不要な波長の光
が投光系の第1の光ファイバー5及び受光系の第2の光
ファイバー11へ入射するを防ぐものである。
【0076】このような構成であれば、上記同様に、レ
ーザ光を真空チャンバ1内の被処理体3に照射し、この
被処理体3からの反射回折光を光検出器23により受光
すると、受光した反射回折光を光強度に応じた検出信号
に変換出力し、出力された検出信号を増幅、必要な演算
処理を行ないエッチング深さが求められる。
【0077】このようなエッチング深さ測定中の真空チ
ャンバ1ののぞき窓4からその上方(真空チャンバ1の
外部)に出射される光には、被処理体3からの反射回折
光の他に、真空チャンバ1内のプラズマが発する紫外領
域等のエッチング深さ測定に不要な波長の光も含まれて
いる。
【0078】これらエッチング深さ測定に不要な波長の
光は、一体化フィルタ40により除去されるので、エッ
チング深さ測定に不要な波長の光が、第1の光ファイバ
ー5を有する投光系及び第2の光ファイバー11を有す
る受光系に入射することが防止される。
【0079】このように上記第3の実施の形態によれ
ば、一体化フィルタ40を用いたことにより、上記第1
の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0080】また、一体化フィルタ40をのぞき窓4の
代わりに用いることも可能である。
【0081】このようにすることで、光路中に介在する
光学系を減らすことができるので、少なくとも第3の実
施の形態でふれた構成の光学系に比べて、光路中に介在
する光学系で生じていた光量損失を解消させることがで
きる。
【0082】(4)次に、本発明の第4の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0083】図4は、投光系及び受光系の2系統の光学
系の小型化と共に、光学調整の負担の軽減を可能にする
ために考えられたエッチング深さ測定センサの構成図で
ある。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、かつ
投光系及び受光系の構成の詳細は省略する。
【0084】先ず、図4に示すエッチング深さ測定セン
サの第1及び第2の光ファイバー5、11は、それぞれ
の一端側が一体化され、1本の光ファイバー(以下、合
体ファイバーと称する)52を形成する。
【0085】この合体ファイバー52の入出射口52
a、52bは、図5に示すように出射口52aと入射口
52bのそれぞれの形状が半円形状をなしており、出射
口52aと入射口52bのそれぞれが合体ファイバー5
2の中心を境に略対称な位置関係となっている。
【0086】また、第1の光ファイバー5の他端側(入
射端)には、コレクタレンズ51を介して白色光を発す
る光源50が設けられ、第2の光ファイバー11の他端
側(出射端)には、光検出器23が設けられる。
【0087】この合体ファイバー52の入出射口52
a、52bは、真空チャンバ1の上方に配置されてい
る。
【0088】この合体ファイバー52の出射口52aか
らの光の光路上には、ミラー53が対向配置されてお
り、このミラー53とのぞき窓4との間には、コリメー
トレンズ54を介してフィルタ70が配置されている。
【0089】なお、合体ファイバー52の入出射口52
a、52bは、真空チャンバ1内の基板載置台2上に載
置された被処理体3に対して出射口52aから出射した
光が、被処理体3で反射され入射口52bに入射するよ
う出射角と入射角とが設定されているものとする。
【0090】また、フィルタ70は、真空チャンバ1内
からのエッチング深さ測定に不要な波長の光、すなわち
可視光線の波長領域以外の真空チャンバ1内で発生する
プラズマから発せられる紫外領域及び赤外領域の波長の
光を除去(カット)する特性を有し、合体ファイバー5
2の出射口52a及び入射口52bへの不要な波長の光
の入射を防ぐものである。
【0091】なお、このフィルタ70は、コリメートレ
ンズ54とのぞき窓4との間に配置するのが最も望まし
いが、合体ファイバー52とのぞき窓4との間であれ
ば、どこに設置してもよい。
【0092】第2の光ファイバー11の他端側には、レ
ンズを介して光検出器23が配置されている。
【0093】この光検出器23は、受光した光をその光
強度に応じた検出信号に変換してその検出信号を出力す
るものである。
【0094】この光検出器23の出力端には、増幅器2
4を介して演算器25が接続されている。
【0095】この演算器25は、光検出器23からの検
出信号に基づいてエッチング深さを演算し求める機能を
有している。
【0096】次に、上記の如く構成されたエッチング深
さ測定センサの作用について説明する。
【0097】真空チャンバ1内では、その内部にエッチ
ングガスが流入されていると共に、高周波磁界が印加さ
れてプラズマを発生させられ、このプラズマにより被処
理体3に対するエッチング処理が行われる。
【0098】このエッチング処理中に、光源50からの
光が出射されると、この光は、コレクタレンズ51によ
りその拡散が抑えられて第1の光ファイバー5に入射
し、この第1の光ファイバー5を伝播し、さらに合体フ
ァイバー52を経てその出射口52aから出射される。
【0099】なお、この出射口52aから出射される光
は、平行光となっていることが好ましい。
【0100】この出射口52aから出射された光は、ミ
ラー53により偏向され、コリメートレンズ54、フィ
ルタ70を通ってのぞき窓4から真空チャンバ1内の被
処理体3に照射される。
【0101】この被処理体3からの反射光は、のぞき窓
4からフィルタ70、コリメートレンズ54を通り、ミ
ラー53で偏向され、合体ファイバー52の入射口52
bに入射する。
【0102】そして、被処理体3からの反射光は、合体
ファイバー52の第2の光ファイバー11を伝播し、光
検出器23により受光される。
【0103】この光検出器23は、受光した反射光を光
強度に応じた検出信号に変換出力する。この検出信号
は、増幅器24により増幅され、演算器25により必要
な演算処理が行われてエッチング深さが求められる。
【0104】このように上記第4の実施の形態において
は、第1と第2の光ファイバー5、11のそれぞれの一
端側を一体化した1本の合体ファイバー52を真空チャ
ンバ1の上方に設置したので、真空チャンバ1の上方に
光を出射する出射口52aと被処理体3からの反射光を
入射する入射口52bとの光学系を1系統で構成するこ
とができ、小型化を可能とすると共に、光学調整も容易
になり光学調整による負担も軽減できる。
【0105】また、合体ファイバー52の出射口52a
から出射される光が平行光であり、コリメートレンズ5
4の光軸に対して片側から被処理体3に光を入射させる
ことで、コリメートレンズ54で集光されて被処理体3
に照射され、被処理体3で反射した大部分の光がコリメ
ートレンズ54の光軸に対して入射光とは反対側の光路
を返り、合体ファイバー52の入射口52bに入射させ
ることができ、効率がよく且つ感度の高いエッチング深
さの検出を実現することができる。
【0106】また、エッチング深さ測定中の真空チャン
バ1ののぞき窓4からその上方(真空チャンバ1の外
部)に出射される光には、被処理体3からの反射光の他
に、真空チャンバ1内のプラズマが発する紫外領域等の
エッチング深さ測定に不要な波長の光が含まれている
が、フィルタ70によりこれらエッチング深さ測定に不
要な波長の光を除去することができ、合体ファイバー5
2の出射口52a及び入射口52bに不要な波長の光が
入射することを防止することができる。
【0107】このように上記第4の実施の形態において
は、コリメートレンズ54とのぞき窓4との間にフィル
タ70を設置したので、真空チャンバ1内からのエッチ
ング深さ測定に不要な波長の光、すなわち真空チャンバ
1内で発生するプラズマから発せられる可視光線の波長
領域以外の波長の光、例えば紫外領域及び赤外領域の波
長の光を除外できる。
【0108】これにより、エッチング深さ検出に必要な
波長の光のみを光検出器23に導くことができ、この光
検出器23から出力される検出信号のSN比を向上でき
る。
【0109】また、光源50、コレクタレンズ51、第
1の光ファイバー5、ミラー53、コリメートレンズ5
4、合体ファイバー52、第2の光ファイバー11等の
光学レンズ類や、光検出器23の長寿命化を実現でき
る。
【0110】(5)次に、本発明の第5の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、図4と同一部分
には同一符号を付し、且つ受光系の構成が省略する。
【0111】図6はエッチング深さ測定センサの構成図
である。合体ファイバー52の出射口52aには、偏光
板60が設置されている。
【0112】また、コリメートレンズ54とのぞき窓4
との間には、1/4波長板61と共に、第4の実施の形
態で設けたフィルタ70が設置されている。
【0113】なお、この1/4波長板61は、コリメー
トレンズ54とミラー53との間、又はミラー53と偏
光板60との間等、偏光板60とのぞき窓4との間の光
路上ならばどこに設置してもよい。
【0114】次に、上記の如く構成された第5の実施の
形態のエッチング深さ測定センサの作用について説明す
る。
【0115】真空チャンバ1内では、その内部にエッチ
ングガスを流入させていると共に、高周波磁界が印加さ
れてプラズマが発生させられ、このプラズマにより被処
理体3に対するエッチング処理が行なわれる。
【0116】このエッチング処理中に、光源50から出
力された光は、コレクタレンズ51によりその拡散が抑
えられて、第1の光ファイバー5に入射され、この第1
の光ファイバー5を伝播し、偏光板60を通ることによ
って1方向の振動成分に限定された光となる。
【0117】偏光板60を通った光は、ミラー53によ
り偏向され、コリメートレンズ54を通り、1/4波長
板61によって4分の1波長だけ位相がずらされる。
【0118】位相がずらされた光は、フィルタ70を通
りのぞき窓4から真空チャンバ1内の被処理体3に照射
される。
【0119】次いで、被処理体3で反射された反射光
は、のぞき窓4、フィルタ70を介して1/4波長板6
1を通り、4分の1波長だけ位相がずらされる。この位
相がずらされた反射光は、コリメートレンズ54を通
り、ミラー53で偏向され合体ファイバー52の入射口
52bに入射する。
【0120】この光のうち出射口52aに戻ろうとする
光は、偏光板60によって遮光されているため、出射口
52aには入射しない。
【0121】よって、被処理体3からの反射光は、合体
ファイバー52の第2の光ファイバー11のみを伝播
し、光検出器23によって受光される。
【0122】この光検出器23は、受光した反射光を光
強度に応じた検出信号に変換出力する。この検出信号
は、増幅器24により増幅され、演算器25により必要
な演算処理が行われていてエッチング深さが求められ
る。
【0123】このように上記第5の実施の形態において
は、上記第4の実施の形態の効果に加えて、合体ファイ
バー52の出射口52aに偏光板60を設置し、且つコ
リメートレンズ54とのぞき窓4との間に1/4波長板
61を設置したので、合体ファイバー52の出射口52
aに戻ろうとする反射光を偏光板60によって遮光する
ことができる。
【0124】これにより、光源50として上記レーザ光
発生装置20を用いることが可能となる。
【0125】なお、本発明は、上記第1乃至第6の実施
の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要
旨を逸脱しない範囲で種々の変形をすることが可能であ
る。
【0126】さらに、上記実施の形態には、種々の段階
の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。
【0127】例えば、実施の形態に示されている全構成
要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決
しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、こ
の構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0128】また、上記第4及び第5の実施の形態にお
いて、合体ファイバー52の入出射口52a、52b
は、合体ファイバー52の中心を境に対称的に配置され
ていれば、どのような形成であってもよい。
【0129】例えば、図5に示す出射口52aと入射口
52bは、略半円状な形状の出射口52aと入射口52
bとがそれぞれ略対称な位置関係となるように形成され
ているが、これに限られるものではなく、図7(a)
(b)に示すように出射口52aの面積に対して入射口
52bの面積を大きく形成してもよい。
【0130】このように入射口52bの面積を出射口5
2aの面積よりも大きく形成することで、出射口52a
から出射された光を効率よく入射口52bに入射するこ
とができ、光検出器23を介してのエッチング深さの測
定感度を向上させることができる。
【0131】また、出射口52aと入射口52bとの面
積比を調整マージンとすることで、エッチング深さ測定
センサにおける光軸調整が容易となる。
【0132】さらに、出射口52aと入射口52bと
は、上記とは逆に、出射口52aの面積に対して入射口
52bの面積を小さく形成してもよい。
【0133】これにより、出射口52aと入射口52b
との光軸ズレによる光検出器23での受光量の差が生じ
にくくなり、光軸調整が容易となり、さらに検出感度の
機差を少なく抑えることができる。
【0134】このように入射口と出射口の大きさを異な
らせる場合、入射口と出射口の合体ファイバー52の中
心を越えない範囲で構成することで、より効果を出すこ
とができる。
【0135】また合体ファイバー52の出射口52a及
び52bの形状は、それぞれ半円形に形成されている
が、これに限らず、図8に示すように三角形状やその他
の任意の形状に形成してもよい。
【0136】また、上述した実施の形態では、フィルタ
を配置する位置について、光ファイバーの出射口から被
処理体に出射される光の光路上では、投光系の光ファイ
バー等の光学系を保護する目的で投光系からの光がのぞ
き窓に入射する前側、また、のぞき窓から光ファイバー
の入射口へ入射する光の光路上では、投光系と同様、受
光系の光ファイバーを保護する目的でのぞき窓を通った
光が受光系の光学系に入射する前側に配置するようにし
ていたが、例えば図9に示すように投光系の端部(出射
口)、具体的には光ファイバー端部(出射口)にフィル
タを直接設ける(一体化)ようにしてもよく、受光系も
投光系と同様に受光系の端部(入射口)、具体的には光
ファイバー端部(入射口)にフィルタを直接設ける(一
体化)ようにしてもよい。
【0137】また、上述した第4及び第5の実施の形態
では、好ましい例として、コリメートレンズを用いて、
投光系の光ファイバーの出射口から出射される光が平行
光であり、その平行光を被処理体に集光させると共に、
被処理体からの反射光を平行光にして受光系の光ファイ
バーの入射口に入射させていたが、これに限られるもの
ではなく、例えば投光系の光ファイバーの出射口から出
射される光を平行光にして被処理体に対して照射させる
と共に、被処理体からの反射光(平行光)を受光系の光
ファイバーの入射口に集光させるようにしてもよい。
【0138】なお、上述したような機能を実現すること
ができる光学系であれば、特にコリメートレンズに限ら
なくてはならないものではない。
【0139】さらに、合体ファイバー52の入出射口5
2a、52bは、真空チャンバ1内の基板載置台2上に
載置された被処理体3に対して出射口52aから出射し
た光が、被処理体3で反射され入射口52bに入射する
よう出射角と入射角とが設定されているものとする。
【0140】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、エ
ッチング深さ測定に必要な光の検出感度を高くすると共
に、光学系の劣化の少ない耐久性を向上することができ
るエッチング深さ測定センサを提供できる。
【0141】また、本発明によれば、真空チャンバ上方
の限られたスペースに配置できる投光系及び受光系の2
系統の光学系の小型化を実現し、且つ容易に光学系の調
整ができるエッチング深さ測定センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるエッチング深さ測定センサの第
1の実施の形態を示す構成図。
【図2】本発明に係わる投光系及び受光系に光ファイバ
ーを用いないエッチング深さ測定センサの第2の実施の
形態の構成図
【図3】本発明に係わるエッチング深さ測定センサの第
3の実施の形態を示す構成図。
【図4】本発明に係わる投光系及び受光系の2系統の光
学系の小型化と共に光学調整の負担の軽減を可能にする
エッチング深さ測定センサの第4の実施の形態を示す構
成図。
【図5】本発明に係わるエッチング深さ測定センサの第
4の実施の形態における合体ファイバーの入出射口を示
す図。
【図6】本発明に係わるエッチング深さ測定センサの第
5の実施の形態を示す構成図。
【図7】合体ファイバーの入出射口の変形例を示す図。
【図8】合体ファイバーの入出射口の他の変形例を示す
図。
【図9】投光系の端部(出射口)の変形例を示す図。
【図10】従来のエッチング深さ測定センサの構成図。
【符号の説明】
1:真空チャンバ 2:基板載置台 3:被処理体 4:のぞき窓 5:第1の光ファイバー 6:マイクロレンズ 7:偏光ビームスプリッタ 8:1/4波長板 9:ミラー 11:第2の光ファイバー 20:レーザ光発生装置 22:レンズ 23:光検出器 35:信号処理装置 24:増幅器 25:演算器 26:第1のフィルタ 27:第2のフィルタ 33:光源 34:ミラー 40:一体化フィルタ 50:光源 51:コレクタレンズ 52:光ファイバー(合体ファイバー) 52a,52b:入出射口 53:ミラー 54:コリメートレンズ 60:偏光板 61:1/4波長板 70:フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA25 BB01 CC25 CC32 DD04 FF44 FF48 GG04 GG21 HH03 JJ02 LL02 LL12 LL22 LL32 LL36 LL37 QQ29 5F004 CB09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバ内に配置された被処理体に
    対してエッチング処理を行なっているときに、前記真空
    チャンバの外部から前記被処理体に対して光を照射する
    投光系と、前記被処理体からの反射光を前記真空チャン
    バの外部で受光する受光系と、この受光系により検出さ
    れた前記反射光の光強度に基づいて前記被処理体のエッ
    チング深さを測定する演算手段とからなるエッチング深
    さ測定センサにおいて、 前記真空チャンバ内からのエッチング深さ測定に不要な
    波長の光を除外し、少なくとも前記受光系への入射を防
    止するフィルタ光学系を備えたことを特徴とするエッチ
    ング深さ測定センサ。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ光学系は、可視光線の波長
    領域以外の前記真空チャンバ内で発生するプラズマから
    発せられる紫外領域の波長の光を少なくとも除外するこ
    とを特徴とする請求項1記載のエッチング深さ測定セン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ光学系は、前記受光系の光
    路上に少なくとも配置されたフィルタであることを特徴
    とする請求項1記載のエッチング深さ測定センサ。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ光学系は、前記投光系の光
    路上に配置された第1のフィルタと、 前記受光系の光路上に配置された第2のフィルタと、か
    らなることを特徴とする請求項1記載のエッチング深さ
    測定センサ。
  5. 【請求項5】 前記受光系には、光ファイバーを用いた
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のエッチング
    深さ測定センサ。
  6. 【請求項6】 被処理体に照射する光を真空チャンバの
    外部に伝播する投光系の光ファイバーと、前記被処理体
    からの反射光を前記真空チャンバの外部より伝播する受
    光系の光ファイバーとからなり、前記投光系の光を前記
    被処理体に出射する前記投光系の光ファイバーの出射口
    と、前記被処理体からの前記反射光を入射する前記受光
    系の光ファイバーの入射口とが一体に形成され、且つそ
    の一体に形成されている前記出射口と前記入射口とが略
    対称な位置関係となるように形成されている合体ファイ
    バーと、 前記真空チャンバ内に配置された前記被処理体に対して
    エッチング処理を行なっているときに、前記真空チャン
    バの外部の前記出射口から出射する光を前記被処理体に
    導き、且つ前記被処理体からの反射光を前記真空チャン
    バの外部の前記入射口に導く光学系と、を備えているこ
    とを特徴とするエッチング深さ測定センサ。
  7. 【請求項7】 前記合体ファイバーの前記出射口と前記
    入射口の各面積は、いずれか一方の面積が大きくなるよ
    う形成されていることを特徴とする請求項6記載のエッ
    チング深さ測定センサ。
  8. 【請求項8】 前記出射口から出射された前記光の光路
    上に配置された偏光板と、 前記偏光板を通った光の光路上と前記反射光の光路上と
    に配置された波長板と、を備えたことを特徴とする請求
    項6記載のエッチング深さ測定センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI452644B (zh) * 2011-05-17 2014-09-11 Univ Nat Yunlin Sci & Tech 蝕刻深度量測方法及其裝置

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