JP2002155954A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2002155954A
JP2002155954A JP2000352879A JP2000352879A JP2002155954A JP 2002155954 A JP2002155954 A JP 2002155954A JP 2000352879 A JP2000352879 A JP 2000352879A JP 2000352879 A JP2000352879 A JP 2000352879A JP 2002155954 A JP2002155954 A JP 2002155954A
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JP
Japan
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spindle motor
housing
peripheral surface
rolling bearing
rotating shaft
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Pending
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JP2000352879A
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English (en)
Inventor
Kenji Takei
健治 武井
Yasutaka Ishida
靖孝 石田
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向長さを短くできるスピンドルモータを
提供する。 【解決手段】 スピンドルモータ10は、ハウジング11
と、ハウジング11の内周面11Aに転がり軸受12を介して
支持された回転軸13と、回転軸13に接続されてハウジン
グ11の外周面11Bを覆う回転部材14と、ハウジング11の
外周面11Bに設けられたステータコア15と、回転部材14
の内周面14Aに設けられたマグネット16とを備えてい
る。転がり軸受12には、外輪17に2列の外輪軌道51A,
51Bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピンドルモータに係
り、ノート型の携帯用パーソナルコンピータのMPUを
冷却するための冷却装置として用いられるスピンドルモ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、ノート型の携帯用パ
ーソナルコンピュータに用いられるMPU(マイクロ・
プロセッサ・ユニット)41は、演算速度の高速化に伴う
発熱を抑制するために、その表面に冷却フィン42を介し
てスピンドルモータの駆動による冷却装置40が取り付け
られていることが多い。
【0003】図4に示すように、冷却装置40のスピンド
ルモータ30は、略円筒状に形成されたハウジング31と、
ハウジング31の内周面31Aに一対の転がり軸受32A,32
Bを介して支持された回転軸33と、この回転軸33に接続
されてハウジング31の外周面31Bを覆う略円筒形状の回
転部材34と、ハウジング31の外周面31Bに設けられたス
テータコア35と、回転部材34の内周面34Aに設けられた
マグネット36とを備えている。
【0004】転がり軸受32A,32Bは、各外輪37A,37
Bの各外輪軌道41A,41Bと各内輪38A,38Bの各内輪
軌道42A,42Bとの間にそれぞれ設けられた玉39と、玉
39を保持する保持器43と、潤滑グリースを密閉するため
に外輪37A,37Bの両端に設けられたシール部材44とを
有し、軸方向に沿って離間配置されている。そして、冷
却装置40は、スピンドルモータ30の駆動によって回転す
るファン47により、冷却フィン42を介してMPU41に送
風して冷却する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ノー
ト型の携帯用パーソナルコンピュータを薄型化するため
に、軸方向長さを一層短くしたスピンドルモータが求め
られている。しかしながら、前述したスピンドルモータ
30は、独立した一対の転がり軸受32A,32Bを用いてい
るため、これらの転がり軸受32A,32Bの幅寸法(厚み
寸法)aによる制約があり、軸方向長さbを一定以下に
できないという不都合がある。
【0006】また、このようなスピンドルモータ30は、
各転がり軸受32A,32Bの両端にそれぞれシール部材44
が設けられているため、互いに対向する転がり軸受32
A,32Bのシール部材44が寸法上の制約となり、これに
より軸方向に沿った転がり軸受32A,32Bの近接配置に
限界がある。この問題に対して、玉を小径化することに
より幅寸法(厚み寸法)を小さくした転がり軸受を用い
ることが考えられる。しかし、この場合、玉の直径が小
さくなるため、外部からの荷重に対しての耐圧痕性が低
くなり、機能上の問題が生ずる。
【0007】本発明は、前述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は軸方向長さを短くできるスピ
ンドルモータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、略円筒状に形成されたハウジング
と、前記ハウジングの内周面に転がり軸受を介して支持
された回転軸と、前記回転軸に接続されて前記ハウジン
グの外周面を覆う略円筒形状の回転部材と、前記ハウジ
ングの外周面に設けられたステータコアと、前記回転部
材の内周面に設けられて前記ステータコアと対面するマ
グネットとを有するスピンドルモータであって、前記転
がり軸受の外輪に外輪軌道が複数列設けられていること
を特徴としている。
【0009】ここで、転がり軸受の外輪に対向して設け
る内輪は、内輪に内輪軌道を複数例設けてもよく、また
複数に区分した内輪に内輪軌道をそれぞれ設けてもよ
い。このように構成されたスピンドルモータにおいて
は、転がり軸受の外輪に外輪軌道を複数列設けたため、
潤滑グリース密閉用のシール部材を各軸受の両面(外輪
の両端)に設ける必要がなくなり、即ち、一つの転がり
軸受の両面に設ければよいことになり、各軸受の一方側
のシール部材が省略できることになる。
【0010】そのために、外輪および内輪に複数列設け
る軌道同士を近接することができ、また保持する保持器
とシール部材との干渉とを避けるための余分な空間も必
要なくなる。従って、スピンドルモータの転がり軸受の
幅寸法(厚み寸法)を、従来に比較して小さくすること
ができ、これにより、ノート型パソコン等の薄型化が実
現可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る第1実施形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明
する各実施形態において、既に図4において説明した部
材等については、図中相当番号を付すことにより、説明
を簡略化あるいは省略する。
【0012】図1に示すように、本発明に係る第1実施
形態のスピンドルモータ10は、ハウジング11と、ハウジ
ング11内に設けられた転がり軸受12と、転がり軸受12に
支持された回転軸13と、回転軸13に接続された回転部材
14と、ハウジング11外に設けられたステータコア15と回
転部材14内に設けたマグネット16とを備えている。
【0013】転がり軸受12は、外輪17と、2つに区分さ
れた輪18A,18Bと、外輪17の2列の各外輪軌道51A,
51Bと内輪18A,18Bの各内輪軌道52A,52Bとの間に
設けられた玉19と、玉19を保持する保持器53と、外輪17
の軸方向両端に設けられたシール部材54とから構成さ
れ、回転軸13を支持している。また、回転軸13には、一
端に止め輪56が設けられて回転軸13の転がり軸受12から
の抜けを防止し、また他端側には転がり軸受12と回転部
材14の内面14Aとの間にコイルばね55を装着して転がり
軸受12に余圧を与えてこれらの回転を円滑にしている。
【0014】そして、ハウジング11外に設けられたステ
ータコア15を通電すると、マグネット16が設けられた回
転部材14が回転軸13を中心にして回転し、回転部材14の
外周面14Bに設けられたファン57の回転によって送風
し、MPU(図示せず)を冷却している。
【0015】このような第1実施形態によれば、転がり
軸受12の外輪17に外輪軌道51A,51Bを複数列設けて、
シール部材54を一つの転がり軸受12の両面に設ければよ
いことにしたため、各軸受に設けられていた一方側のシ
ール部材が省略できる。従って、主たる各外輪軌道51
A,51Bおよび内輪軌道52A,52B同士を近接配置でき
るとともに、保持器とシール部材との干渉とを避けるた
めの余分な空間も必要なくなり、転がり軸受12の幅寸法
(厚み寸法)を小さくし、スピンドルモータ10の軸方向
長さを短くできる。
【0016】また、この第1実施形態によれば、スピン
ドルモータ10の軸方向長さを短くするために、転がり軸
受12の玉19の直径を小さくする必要はない。従って、外
部からの荷重に対しての耐圧痕性が低くなることはな
い。
【0017】図2は、本発明に係る第2実施形態であ
る。図2に示すスピンドルモータ20の転がり軸受22は、
外輪27および内輪28にそれぞれ2列の外輪軌道61A,61
B、内輪軌道62A,62Bが設けられている。
【0018】この第2実施形態の場合も、第1と同様に
シール部材64を転がり軸受22の両面(外輪27の両端)に
設ければよいことになり、転がり軸受12の幅寸法(厚み
寸法)を小さくし、スピンドルモータ20の軸方向長さを
短くできる。また、この第2実施形態は、回転軸23の他
端側に転がり軸受22と回転部材24との間に設けられた円
盤部材65が、第1実施形態において示したコイルばね55
に比較して薄いため、スピンドルモータ20の軸方向長さ
を一層短くできる。
【0019】本発明のスピンドルモータは、前述した各
実施形態に限定されるものではなく、例えば各実施形態
において例示したハウジング,転がり軸受,回転軸,回
転部材,ステータコア,マグネット等の材質,形状,寸
法,形態,数,配置等は、本発明を達成できるものであ
れば、任意であり、限定されない。また、本発明のスピ
ンドルモータは、例えばノート型の携帯用パートナルコ
ンピュータに使用するスピンドルモータに限定されず、
その他の情報機器等で使用するスピンドルモータにも用
いられる。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、転がり軸受の外輪に外輪軌道を複数列設けたため、
各軸受の一方側のシール部材が省略できる。そのため
に、スピンドルモータの転がり軸受の幅寸法(厚み寸
法)を、従来に比較して70%程度小さくすることがで
き、これにより、ノート型パソコン等の薄型化が実現可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明に係る第2実施形態を示す断面図であ
る。
【図3】MPUの冷却装置を示す模式斜視図である。
【図4】従来のスピンドルモータを示す断面図である。
【符号の説明】
10,20 スピンドルモータ 11,21 ハウジング 11A,21A,14A 内周面 11B,21B 外周面 12,22 転がり軸受 13,23 回転軸 14,24 回転部材 15,25 ステータコア 16,26 マグネット 17,27 外輪 51A,51B,61A,61B 外輪軌道

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状に形成されたハウジングと、前
    記ハウジングの内周面に転がり軸受を介して支持された
    回転軸と、前記回転軸に接続されて前記ハウジングの外
    周面を覆う略円筒形状の回転部材と、前記ハウジングの
    外周面に設けられたステータコアと、前記回転部材の内
    周面に設けられて前記ステータコアと対面するマグネッ
    トとを有するスピンドルモータであって、 前記転がり軸受の外輪に外輪軌道が複数列設けられてい
    ることを特徴とするスピンドルモータ。
JP2000352879A 2000-11-20 2000-11-20 スピンドルモータ Pending JP2002155954A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004040224A1 (de) * 2004-08-19 2006-03-09 Ab Skf Wälzlager

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004040224A1 (de) * 2004-08-19 2006-03-09 Ab Skf Wälzlager
DE102004040224B4 (de) * 2004-08-19 2010-04-08 Ab Skf Wälzlager

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