JP2002155854A - 小型ポンプ - Google Patents

小型ポンプ

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JP2002155854A
JP2002155854A JP2000355803A JP2000355803A JP2002155854A JP 2002155854 A JP2002155854 A JP 2002155854A JP 2000355803 A JP2000355803 A JP 2000355803A JP 2000355803 A JP2000355803 A JP 2000355803A JP 2002155854 A JP2002155854 A JP 2002155854A
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ball
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型な構成にしまた小型モーターを使用し
得るようにする。また液体ポンプとしても十分使用し得
る十分な圧力が得られるようにする。 【解決手段】 ポンプ作用を行なう駆動部を有する駆
動体の下面を勾配を有するカム面とし、このカム面に沿
ってのボールの移動により駆動体を往復運動させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【請求項3】 前記モーターの出力軸に固定された駆
動マグネットと、前記駆動マグネットと相対して配置さ
れ前記回転板に固定されている従動マグネットとを有
し、前記モーターの駆動による前記駆動マグネットの回
転により前記従動マグネットを回転させて回転板を回転
させるようにした請求項1又は2の小型ポンプ。
【0002】
【請求項4】 前記駆動体の駆動部の先端に設けられ
ポンプ室を構成するダイヤフラムを有する請求項1の小
型ポンプ。 〔発明の詳細な説明〕
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は小型ポンプに関する
ものである。
【0004】
【従来の技術】従来ポンプとして遠心ポンプ(インペラ
ーポンプ)がある。この従来の遠心ポンプは、例えば図
6に示すような構成である。この図において、61はポ
ンプ室側ケース、62は駆動側ケース、63はポンプ室
64と駆動部65とを仕切る仕切板、66はOリング、
67はモーター68の出力軸、69は駆動側のヨーク
板、70はヨーク板69に固定された駆動側マグネッ
ト、71は球形軸受、72はポンプ室側マグネット等の
保持部、73はポンプ室側マグネット、73aはポンプ
室側ヨーク板、74は蓋体、75はインペラー、79は
流入口、80は流出口である。
【0005】この遠心ポンプ(インペラーポンプ)は、
モーター68の駆動による出力軸67の回転によって駆
動側マグネット70が回転し、これにより磁気結合によ
りポンプ室側マグネット73が回転しこれと一体にイン
ペラー75が回転してポンプ作用が行なわれる。
【0006】この従来の遠心ポンプは、液体を供給する
ためのポンプとして用いられるが、圧力が上がらない欠
点があり、また圧力を上げるためには大型になり効率が
悪い。また液体を吸い上げる力が弱いために始動時によ
び水をするかポンプを吸入する液面よりも下に設置しな
ければならない欠点がある。
【0007】又他の従来のポンプとしてダイヤフラムポ
ンプがあり、その構成は例えば図7に示す通りである。
【0008】この図7において91はモーター、92は
モーター91の出力軸91aに取り付けられたギヤー9
3とこれと噛み合うギヤー94とよりなる減速機構、9
5はギヤー94にその軸94aに対し偏芯させて圧入固
定した駆動軸、96は駆動軸95に回転自由に結合され
たコネクチングロッド、97はコネクチングロッド96
の先に固定された合成ゴム等にて形成されたダイヤフラ
ムである。このダイヤフラム97は、外周部分にシール
部97aが設けられていて、押え板98とケーシング9
9の間に挟まれていてポンプ室100を外気に対して密
封している。また101は吸入口、102は排出口で、
吸入口101、排出口102には夫々リーフ弁等の逆止
弁103、104が設けられている。
【0009】以上のような構成のダイヤフラムポンプ
は、モーター91の駆動によりその出力軸91aが回転
すると減速機構92のギヤー94が回転し、駆動軸95
がコネクチングロッド96を介してダイヤフラム97を
上下動させ、このダイヤフラム97の上下動によりポン
プ室100の容積が増減する。ポンプ室100の容積が
増加するとリーフ弁103を開いて吸入口101より流
体が吸入され、またポンプ室100の容積が減少すると
リーフ弁104が開き排出口102から流体を排出し、
ポンプ作用が行なわれる。
【0010】この図7に示すポンプは、減速機構やクラ
ンク機構が必要であり、ポンプ作用を行なうための駆動
部分の構造が複雑になり、ポンプが大型になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、液体を供給
するためのポンプとして用い得る十分な圧力が得られ、
また比較的小型になし得るポンプを提供するものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の小型ポンプは、
逆止弁を介して吸入口に、又逆止弁を介して排出口にそ
れぞれ接続するポンプ室と、前記ポンプ室内の容積の増
減を行なうための駆動部を設けた駆動体とを有し前記駆
動部の往復動によるポンプ室の容積の増加により吸入口
より流体を流入させ又ポンプ室の容積の減少によりポン
プ室より排出口を通じ流体を排出させてポンプ作用を行
なうポンプにおいて、前記駆動部を設けた駆動体とモー
ターの駆動により回転される回転板とを出力軸より離れ
た位置にてボールを挟みかつ前記ピストン部を前記回転
板側に押圧するスプリングにより前記ピストン部の下面
がボールに圧着される構成で、前記駆動体の下面または
回転板の表面を所望の勾配を有する傾斜面としたもの
で、前記出力軸の回転に伴う回転板の回転によるボール
の自転および公転によって前記出力軸を中心とした円周
上を前記ボールが移動して前記駆動体を直線に沿った往
復動をさせ、これにより前記駆動部が往復動を行なって
ポンプ作用を行なうようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明のポンプの実施の形態
を図をもとに述べる。
【0014】図1は第1の実施の形態のポンプを示すも
ので、1は駆動モーター、2はモーター1の出力軸、3
は出力軸2に固定したブッシュ、5はブッシュ3に取り
付けられた駆動ヨーク4にカシメ等の手段にて固定され
た駆動マグネットで、これらは第1のケース10に収納
されている。20は第2のケース(機構部ケース)、3
0は第3のケース(シリンダーケース)で、これら第2
と第3のケースをOリング6を介して気密に結合して密
閉室11を形成し、第2のケース20を第1のケース1
0に固定することにより、第1、第2、第3のケースを
一体に組み合わせてポンプの外枠を構成している。密閉
室11内である第2のケース20の中央部分には軸12
を圧入固定するボス部20bが形成されている。13は
軸12に対し回転し得るように取り付けられた回転板、
14はヨーク、15は従動マグネットで、これらヨーク
14、従動マグネット15は回転板13のマグネット保
持部13aに埋め込まれ、保持板16を回転板13に固
定することにより保持される。また従動マグネット15
は、駆動マグネット5に対向した位置に配置されるよう
に構成されている。この回転板13はその周辺部分の外
周面に沿った円周状(リング状)で断面が円弧状の凹溝
13bが、またこの凹溝13bの両側(内外部分)には
ボール脱落防止壁13cが同心円状に形成されている。
17は回転板13の上側の面にリング状に形成され断面
が円弧状をなす凹部13bに沿って移動可能に配置され
たボールである。尚18は回転板13が安定したスムー
ズな回転をするように設けられたベアリングボールであ
る。
【0015】また、21はピストン部(駆動体)でその
上側部分21aはポンプ作用を行なうピストン(駆動
部)を構成し、下側部分はその周辺に沿ってリング状
(円周状)にその断面が円弧状の凹溝21bが形成され
ている。そしてこのピストン部21の下面は全体として
は一定の勾配の傾斜面をなしている。即ち、凹溝21b
が形成されているリング状をした面は図面の右側が最も
低く(回転板13に最も近く)、左側が最も高くなって
いる(回転板13から最も離れている)カム面を形成し
ている。尚、このピストン部21には流体が流れる流路
23、24が形成されている。そしてこのピストン部2
1の凹溝21bと回転板13に形成されている凹溝13
bとの間に図1に示すように前述のボール17が位置す
る。これにより、回転板13の回転によるボール17の
これら凹溝13b、21bに沿っての移動によりピスト
ン部21が上下に運動する。
【0016】31、32はそれぞれ吸入弁および吐出
弁、33、34はそれぞれ第3のケース30に形成され
た吸入口および吐出口、35はポンプ室、36はスプリ
ングである。
【0017】尚、吸入弁31は中央に円形状の開口を有
するリング状をなし、その一方をねじにてピストン部
(駆動体)21に固定しその反対側にて吸入口33に通
ずる流路を開閉する。そして円形状の開口部分にピスト
ン(駆動部)21aが挿入されている。同様に吐出弁3
6も円形状開口を有するリング状をなし、開口部分にス
プリング36が位置する。
【0018】この本発明の実施の形態は、モーター1の
駆動による出力軸2の回転により駆動ヨーク4と共にリ
ング状の駆動マグネット5が回転する。この駆動マグネ
ット5の回転によりこれと第2のケース20の底面20
a挟んで相対し配置されたリング状の従動マグネット1
5も回転する。この従動マグネット15の回転により回
転板13が回転しボール17が移動する。ボール17の
移動によりボール17が接するカム面21aの位置(図
面上下方向の位置)が変化しそれに伴ってピストン部2
1がシリンダー部37に沿って図面上下方向に直線に沿
った往復動をする。つまりボール17が約360°移動
するとピストン部21はほぼ1往復する。ここで、シリ
ンダー部(駆動体)21は、スプリング36により常に
押圧されており、したがってシリンダー部21のカム面
である凹溝21bとボール17とが密着されておりまた
ボール17と回転板13の凹溝21bとが密着されてい
る。したがって回転板13が回転するとボール17が凹
溝13bと凹溝21bとに密着したまま回転(自転)し
移動(公転)する。これにより上記のようにピストン部
21は上下動する。
【0019】図3はこの様子を示したもので、この図の
ように左側(図1に示す位置)より出発して180°移
動したところで最も上の位置(図2に示す位置)にな
り、更に180°つまり0°から360°移動すると最
も下に位置する。つまり図1の位置に戻る。
【0020】このように、ピストン部21の往復運動に
おいて、ボール17が180°移動して図2に示す状態
になるまでにピストン部21は下降しこれによりポンプ
室35の容積が増大して圧力が減少して吐出弁32は開
く。一方第2のケース20内の密閉室11の容積が減少
し圧力が高くなることにより吸入弁31が閉じる。更に
ボール17が180°移動して図1の状態に戻る間にピ
ストン部22が次第に上昇し、吐出弁32は閉じポンプ
室内の流体は吐出口34より排出され所望の場所に供給
される。又密閉室11の容積が増大して圧力が減少す
る。それにより吸入弁31は開き吸入口33より流体が
流入しこの流体は密閉室11、流路23、24等を満た
す。
【0021】更にピストン部21が上昇することにより
ポンプ室35内の流体が吐出口34より流出する。この
動作が繰り返されることによってポンプ作用が行なわれ
る。
【0022】前述のように、第1の実施の形態のポンプ
は、回転板13が1回転するとボールが自転および公転
により凹溝13b、21bに沿って約180°移動し、
更に1回転しつまり始めから2回転すると更に約180
°移動しほぼ360°移動する。
【0023】このボールのほぼ180°の移動にともな
いピストン部はシリンダーに対し1回転の前進または後
退し、ボールのほぼ360°の移動により後退または前
進をする。
【0024】このように、本発明の第1の実施の形態に
よれば、回転板13の約2回転に対しピストン部21は
ほぼ往復動する。実際にはピストン部のカム面(凹溝)
21bが傾斜しているため回転板13の凹溝13bより
長さが大であり、このカム面21bの長さは傾斜角によ
り異なる。つまり、この実施の形態のポンプは、回転板
の回転数に対し1:2.2〜1:2.3の割合にて減速
されたことになる。
【0025】以上述べたように本発明の第1の実施の形
態の小型ポンプは、回転板13の回転によるボール17
の移動によりピストン部21にて構成される駆動体がそ
の下面に形成され一定の勾配を有するカム面の作用によ
り上下動(往復動)し、これによりピストン部(駆動
体)21のピストン(駆動部)21aの往復動によりポ
ンプ作用を行なうものである。このように本発明のこの
第1の実施の形態のポンプは、ピストンを用いたポンプ
であるため液体ポンプとして用いた場合も十分な圧力を
得ることができる。しかもピストンを駆動する駆動機構
が回転板とカム面とボールとの組み合わせよりなるた
め、ポンプを小型化し得る。
【0026】また、回転板、カム面、ボール等よりなる
駆動機構は、前述のように回転板の回転に対し減速され
た状態にてピストンの往復動を行なうため、減速ギヤー
等の特別な減速機構を用いず一定の減速がなされ、小型
モーターによる駆動が可能になる。そのため装置全体の
小型化やコストの低減にとっても好ましい。
【0027】尚、この実施の形態は、駆動体の下面に勾
配を有するカム面を設けたものであるが、駆動体の下面
には勾配を設けず、回転板の駆動体側の面に勾配を有す
るカム面を設けても全く同様のポンプ作用を行なう小型
ポンプになし得る。つまり、ピストン部21の凹溝21
bは勾配を設けず、回転板13の凹溝13bが一定の勾
配を有する構成にしてもよい。
【0028】図4は本発明のポンプの第2の実施の形態
を示すものである。この第2の実施の形態のポンプは、
第1の実施の形態と異なり回転板13を直接モーター1
にて駆動するもので、したがってモーター1の出力軸2
に回転板13を固定した点において第1の実施の形態と
相違する。
【0029】つまり、図4において、1はモーター、2
は出力軸、13は回転板、17はボール、21はピスト
ン部(駆動体)、37はシリンダー部である。
【0030】この実施の形態では、ピストン(駆動部)
22aとカム部22bとは別体にて構成し、これらをね
じ等により固定して一体にしてピストン部(駆動体)2
1を構成している。またシリンダー部37には摺動性の
よい材料よりなるピストンリング26を埋め込み、これ
によりシリンダー部37とピストン部21との気密性を
保つと共にピストン部21のスムーズな往復動を可能に
している。またピストン部21には流路24が、同様に
シリンダー部37にも流路39が形成され、これら流路
には夫々弁31、32が夫々設けられている。
【0031】また、40は第4のケース(蓋体)であ
り、Oリング41を用いてケース20に気密に保持しこ
の第4のケース40にポンプ室42を形成する。この第
4のケースには吐出口43が設けられている。尚図示し
ていないが第2のケース20には吸入口が形成されてい
る。
【0032】この第2の実施の形態のポンプは、モータ
ー1の駆動による出力軸2の回転により直接回転板13
が回転しボール17がその凹溝13bに沿って移動す
る。このボールの移動により、第1の実施の形態のポン
プと同様にピストン部21が上下動する。このピストン
部21の上下動によりつまり直線に沿った往復動を行な
うことによりポンプ作用が行なわれる。
【0033】即ち、図4に示す状態よりボール17が1
80°移動して反対側に移動するとピストン部21は下
降する。このピストン部21の下降により流入口より流
路28を通って流入し、弁31が開かれる。
【0034】続いて、ボール17が更に180°移動し
て図4に示す位置にもどるとピストン部21は上昇し、
流路39を通り弁32を開き吐出口43より流出する。
【0035】図5は、本発明の小型ポンプの第3の実施
の形態を示す。この第3の実施の形態はポンプとしてダ
イヤフラムポンプを用いた例で(A)は断面図、(B)
は第2のケース部分を示す平面図である。
【0036】図5において、1は第2のケース20に取
り付けられたモーター、2はモーター1の出力軸、13
は断面形状が円弧状であってリング状に形成された凹溝
13bを有する回転板、17はボール、21は回転板1
3に形成された凹溝13bと同様の形状でこれと相対し
て位置するように構成され凹溝21bを有する駆動体
で、第1の実施の形態のピストン(駆動部)に相当する
駆動部22を有している。またこの駆動体21の下面の
うちの凹溝21bを有する面は一定の勾配の傾斜面にな
っていてカム面を構成する。またこの駆動体21にはケ
ース20に設けられた流入口(図示されていない)に通
ずる流路24が形成されその先端には弁31が取り付け
られている。50は駆動体21の駆動部22の先端部分
に取り付けられたダイヤフラムで、このダイヤフラムの
他端である周辺部はケース51、52により挟持されて
いる。53は廻り止めおよびぶれ止め用のボールで、こ
れにより駆動体21が第2のケース等に対して回動する
のを防止すると共に図面上下方向にスムーズに移動し得
るようにしている。このボール53は、例えば図5
(B)に示すように3ケ設けられているが、3ケに限る
ことはない。ケース52には流路54が形成されその先
端に弁32が取り付けられている。また36は駆動体2
1とケース51との間に設けられ駆動体21を下方に押
圧して駆動体21とボール17とが常に互いに圧着する
ために設けたスプリング、40は吐出口43を有しポン
プ室42を形成する第4のケース(蓋体)である。
【0037】この第4の実施の形態の小型ポンプは、モ
ーター1の駆動による出力軸2の回転に伴い回転板13
が回転する。この回転板13の回転によりボール17が
自転、公転を行なって、回転板13の凹溝13bと駆動
体21の凹溝21b(カム面の溝)との間を移動する。
このボール17の移動により、駆動体21は上下動し、
その駆動部22も上下動することによりダイヤフラム等
にて形成されるポンプ室の容積の増減によりポンプ作用
が行なわれる。つまり駆動体21の下降によりポンプ室
55の容積の増加による圧力の低下に伴い、弁31が開
かれ、流路24を通って流体がポンプ室55内に流入す
る。また駆動体21の上昇によりポンプ室55の容積の
減少つまり圧力の増大により弁31は閉じ一方弁32が
開き第4のケース(蓋体)40に設けられた吐出口43
より流体は排出される。この動作の繰り返しによりポン
プ作用が行なわれる。
【0038】この第4の実施の形態は、ダイヤフラムを
用いたもので、駆動部が直線に沿った往復動を行なうこ
とによりポンプ作用を行なうため、ダイヤフラムの不自
然な変形がなく耐久性にとって好ましい。
【0039】以上述べた第2、第3の実施の形態の小型
ポンプも駆動体(ピストン部)の下面つまり回転板側の
面の周辺付近にリング状に形成した凹溝の部分に勾配を
設けてカム面とし、ボールの移動により駆動体を上下動
させてポンプ作用を行なうようにした。しかし、駆動体
の下面は水平面とし、回転板の凹溝が形成されているリ
ング状部分に一定の勾配を設けることにより、ボールが
移動する際のその上下動により駆動体を上下させてもよ
い。
【0040】又、図1、図4に示す第1、第2の実施の
形態のポンプは、第3の実施の形態における駆動体の廻
り止め(図5に示すボール等)機構が図示されていない
が、この廻り止め機構は設けるのが望ましい。
【0041】
【発明の効果】本発明は、ポンプ作用を行なうためのピ
ストン等の駆動部を有する駆動体の往復動をボールとカ
ム面の組み合わせにより構成したことにより、減速機構
を用いることなしに減速させることが可能でありポンプ
自体小型でまた、小型モーターでの運転が可能である。
又駆動部としてピストンを用いれば液体ポンプとして使
用し得る十分な圧力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す図
【図2】 上記第1の実施の形態においてボールが18
0°移動した状態を示す図
【図3】 上記第1の実施の形態の回転板の回転と駆動
体の移動との関係を示す図
【図4】 本発明の第2の実施の形態を示す図
【図5】 本発明の第3の実施の形態を示す図
【図6】 従来の遠心ポンプを示す図
【図7】 従来のダイヤフラムポンプを示す図
【符号の説明】
1 モーター 2 出力軸 5 駆動マグネット 13 回転板 15 従動マグネット 17 ボール 21 駆動体 21a,22 駆動部(ピストン) 50 ダイヤフラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04B 43/067 F04B 43/06 C Fターム(参考) 3H071 AA01 BB01 BB02 CC33 DD03 DD04 DD12 DD13 DD14 3H075 AA01 BB03 CC34 DB03 DB23 DB49 3H077 AA01 BB03 CC02 DD02 DD12 EE36 FF03 FF04 FF09 FF12 FF22 FF37 FF38

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆止弁を介して吸入口に、又逆止弁を
    介して排出口にそれぞれ接続するポンプ室と、前記ポン
    プ室内の容積の増減を行なうための駆動部を設けた駆動
    体とを有し前記駆動部の往復動によるポンプ室の容積の
    増加により吸入口より流体を流入させ又ポンプ室の容積
    の減少によりポンプ室より排出口を通じ流体を排出させ
    てポンプ作用を行なうポンプにおいて、前記駆動部を設
    けた駆動体とモーターの駆動により回転される回転板と
    を出力軸より離れた位置にてボールを挟みかつ前記ピス
    トン部を前記回転板側に押圧するスプリングにより前記
    ピストン部の下面がボールに圧着される構成で、前記駆
    動体の下面または回転板の表面を所望の勾配を有する傾
    斜面としたもので、前記出力軸の回転に伴う回転板の回
    転によるボールの自転および公転によって前記出力軸を
    中心とした円周上を前記ボールが移動して前記駆動体を
    直線に沿った往復動をさせ、これにより前記駆動部が往
    復動を行なってポンプ作用を行なうようにした小型ポン
    プ。
  2. 【請求項2】 前記駆動体の駆動部がピストンよりな
    ることを特徴とする請求項1の小型ポンプ。
JP2000355803A 2000-10-26 2000-11-22 小型ポンプ Pending JP2002155854A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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