JP2002155671A - 折畳み自在の引き違いサッシ - Google Patents

折畳み自在の引き違いサッシ

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JP2002155671A
JP2002155671A JP2000354628A JP2000354628A JP2002155671A JP 2002155671 A JP2002155671 A JP 2002155671A JP 2000354628 A JP2000354628 A JP 2000354628A JP 2000354628 A JP2000354628 A JP 2000354628A JP 2002155671 A JP2002155671 A JP 2002155671A
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door
pair
doors
frame
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Toshimaro Nakatani
寿麿 中谷
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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き違いサッシのサッシ戸をそれぞれ折り畳
めるようにして,フルオープンの開口を得られるように
する。 【解決手段】 サッシ戸1の戸体構成要素2,3,4,
7をヒンジ8連結して折り畳めるようにするとともにそ
の両端にガイドローラー9を,中央にスライダー10を
設置し,これらをガイドレール22,24によって案内
することによって,サッシ戸1を引き違い開閉可能とす
る一方,ガイドレール22,24にスライダー10の脱
出用開放部25をそれぞれ切欠き設置し且つ縦枠26の
戸当面28を開閉可能として,これを開けてサッシ戸1
の戸先を縦枠26内に受け入れることによってスライダ
ー10が脱出用開放部25位置に至って,その脱出とこ
れによるサッシ戸1の折畳み開閉を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,建物開口に設置使
用するサッシに関し,特に引き違い開閉と折畳み開閉の
双方を選択的になし得るようにした折畳み自在の引き違
いサッシに関する。
【0002】
【先行技術及び発明が解決しようとする課題】この種引
き違いサッシは,一般にサッシ戸に設置した上下のガイ
ドレールをそれぞれ内外2条とし,各ガイドレールに1
枚づつ合計2枚のサッシ戸又は2枚づつ合計4枚のサッ
シ戸を装着して2枚戸又は4枚戸とし,あるいは上下の
ガイドレールをそれぞれ内外3条とし各ガイドレールに
1枚づつ合計3枚のサッシ戸を装着して3枚戸として構
成したものとされ,2枚戸,4枚戸のものは窓開口幅の
1/2,3枚戸のものは2/3の開口を得るようにした
ものとされる。
【0003】この引き違いサッシは,左右いずれのサッ
シ戸を相互に引き違い開閉するように用いることができ
るし,必要に応じて気密性,水密性等の建具性能を十分
に確保することができるといったメリットがあるが,一
方でサッシ戸の開成によって得られる開口が上記のよう
に常に窓開口幅の1/2,2/3といったように制約さ
れることによって,窓開口を全開するフルオープンがで
きないというデメリットがある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とするところは,引き違い戸としての
開閉を行なう一方で,必要に応じて窓開口全開のフルオ
ープンを可能とするように,引き違い開閉と折畳み開閉
の双方を自在とした折畳み自在の引き違いサッシを提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に沿って本発明
は,一対の引き違いサッシ戸をV字状乃至蛇腹状に折畳
み可能として前後に一対のガイドレールによって引き違
い開閉自在とするとともに各該ガイドレールに係合した
各サッシ戸の両端及び中間のうち,中間の係合部をガイ
ドレールの脱出用開放部において解除し,サッシ戸中間
をガイドレールからその交差方向に脱出させることによ
って,サッシ戸の両端の係合部をガイドレールに係合し
たまま,これを折畳み基準として折畳み自在とするよう
にし,このとき上記係合部と脱出用開放部の位置関係
を,サッシ戸の引き違い開閉時や閉成時に中間の係合部
が脱出用開放部に至ることのないように変位して設定
し,引き違い開閉時に誤ってサッシ戸が折り畳まれた
り,閉成時にサッシ戸が揺動したりするのを防止する一
方,サッシ戸を収容するサッシ枠の縦枠を,上記閉成状
態で閉成したサッシ戸との間で気密性を確保するように
内外密封可能とするとともに折畳みに際してサッシ戸の
戸先を受入乃至通過可能として,上記位置関係の変位幅
に応じてサッシ戸をそれぞれ縦枠側に移動して中間の係
合部を脱出用開放部にスライドさせ,その脱出用開放部
における係合の解除をなし得るようにしたものであっ
て,即ち請求項1に記載の発明を,戸体構成要素を回動
自在にヒンジ連結することによって一対のサッシ戸をV
字状乃至蛇腹状に折畳み可能として,該一対のサッシ戸
における幅方向両端及び中間の各係合部をサッシ枠の上
枠及び下枠に配置した前後一対のガイドレールにそれぞ
れ係合案内することによって引き違い開閉自在とすると
ともに上記中間の係合部と各ガイドレールとの係合を解
除して該中間の係合部を各ガイドレール交差方向に脱出
可能とすることによって一対のサッシ戸を室内側又は室
外側へそれぞれ折畳み開閉自在としたサッシであって,
上記各ガイドレールの長手方向中間位置にして各サッシ
戸における上記中間の係合部よりサッシ枠一対の各縦枠
側に寄った位置において該各ガイドレールを部分的に切
り欠き開放することにより上記中間の係合部の係合を解
除する脱出用開放部をそれぞれ配置する一方,上記サッ
シ枠一対の各縦枠を各サッシ戸の戸先との間で内外密封
可能とするとともに各サッシ戸の折畳み開閉に際してそ
の見付方向に向けてそれぞれサッシ戸の戸先を受入乃至
通過可能とすることによって,各サッシ戸の中間の係合
部を各縦枠側へ移動し該中間の係合部の係合を上記脱出
用開放部位置においてそれぞれ解除自在としてなること
を特徴とする折畳み自在の引き違いサッシとしたもので
ある。
【0006】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,
引き違い2枚戸のものに代えて,サッシ戸を引き違い4
枚戸としたサッシを,その引き違い開閉と折畳み開閉を
同様になし得るようにするように,これを,上記サッシ
戸を,上記一対のサッシ戸間に一対の中間サッシ戸とし
た引き違い4枚戸とするとともに上記前後一対のガイド
レールの一方に上記一対のサッシ戸を,他方に上記一対
の中間サッシ戸をそれぞれ直列に配置し,上記一対のサ
ッシ戸における各中間の係合部の係合解除を上記一方の
ガイドレールの長手方向中間位置にそれぞれ設置した上
記脱出用開放部位置において自在とし,上記一対の中間
サッシ戸における各中間の係合部の係合解除を,上記一
方のガイドレールにおけると略同位置の上記他方のガイ
ドレールの長手方向中間位置にそれぞれ設置した同様の
脱出用開放部位置において自在とし且つ上記一対のサッ
シ戸と一対の中間サッシ戸の折畳み方向をそれぞれ室内
側又は室外側に異なるようにしてなることを特徴とする
請求項1に記載の折畳み自在の引き違いサッシとしたも
のである。
【0007】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加
えて,サッシを上吊りサッシ戸を備えた上吊りサッシの
形態とするように,これを,上記サッシ戸における上枠
のガイドレールに係合する幅方向両端の係合部を上吊り
ローラー,中間の係合部を上吊りローラー又は振れ止め
スライダーとし,下枠のガイドレールに係合する幅方向
両端及び中間の係合部を振れ止めローラー又は振れ止め
スライダーとすることによって,上記サッシ戸を上吊り
サッシ戸としてなることを特徴とする請求項1又は2に
記載の折畳み自在の引き違いサッシとしたものである。
【0008】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加
えて,サッシ戸の構成を可及的に簡易にするとともにそ
の安定した引き違い開閉と折畳み開閉を可能としたもの
とするように,これを,上記サッシ戸を,一対の走行框
と,これら一対の走行框間一対の仕切パネルと,該一対
の仕切パネル間の中間連結枠とを戸体構成要素として上
記一対の仕切パネルを一対の走行框及び中間連結枠にそ
れぞれ内外方向一方又は双方に折畳み可能にヒンジ連結
することによってV字状に折畳み可能とし,該一対の走
行框に上記幅方向両端部の係合部を,中間連結枠に上記
中間の係合部をそれぞれ配置してなることを特徴とする
請求項1,2又は3に記載の折畳み自在の引き違いサッ
シとしたものである。
【0009】請求項5に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記サッシ枠の縦枠の構成を可及的に簡易に内外
密封可能とする形態のものとするように,これを,上記
サッシ枠一対の縦枠を,上記サッシ戸の戸先を受入自在
の見込幅を有する縦枠本体と該縦枠本体に開閉自在又は
着脱自在に配置したサッシ戸の戸当面とを備えて構成
し,該戸当面で上記内外密封可能とするとともに縦枠本
体の見付方向に向けて上記サッシ戸の戸先を受入可能と
してなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記
載の折畳み自在の引き違いサッシとしたものである。
【0010】請求項6に記載の発明は,同じく上記に加
えて,該縦枠の構成を可及的に簡易にして強度に優れた
ものとするとともにサッシ戸を縦枠側に向けてこれが戸
当に当るように移動することによって自ずと上記中間の
係合部が脱出用開放部に位置してその折畳み開閉が可能
となるように,これを,上記縦枠本体の見付方向端部に
サッシ戸受入用の受入戸当面を配置し,上記サッシ戸の
戸当面と該受入戸当面との間隔を上記中間の係合部と脱
出用開放部との距離と同等乃至略同等としてなることを
特徴とする請求項5に記載の折畳み自在の引き違いサッ
シとしたものである。
【0011】本発明はこれらそれぞれ発明の要旨とし
て,上記課題解決の手段としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面の例に従って本発明を更
に具体的に説明すれば,Aは折畳み自在の引き違いサッ
シであり,該サッシAは,戸体構成要素を回動自在にヒ
ンジ8連結することによって一対のサッシ戸1をV字状
乃至蛇腹状に折畳み可能として,該一対のサッシ戸1に
おける幅方向両端及び中間の各係合部をサッシ枠20の
上枠21及び下枠23に配置した前後一対のガイドレー
ル22,24にそれぞれ係合案内することによって引き
違い開閉自在とするとともに上記中間の係合部と各ガイ
ドレール22,24との係合を解除して該中間の係合部
を各ガイドレール22,24交差方向に脱出可能とする
ことによって一対のサッシ戸1を室内側又は室外側へそ
れぞれ折畳み開閉自在としたものとしてあり,本例にあ
って該サッシAは,上記サッシ戸1における上枠21の
ガイドレール22に係合する幅方向両端の係合部を上吊
りローラー9,中間の係合部を振れ止めスライダー10
とし,下枠23のガイドレール24に係合する幅方向両
端及び中間の係合部を振れ止めスライダー10とするこ
とによって,上記サッシ戸1を上吊りサッシ戸としたも
のとしてある。
【0013】このとき本例の上記サッシ戸1は,これ
を,一対の走行框(戸当框と召合框といってもよい)
2,3と,これら一対の走行框2,3間一対の仕切パネ
ル4と,該一対の仕切パネル4間の中間連結枠7とを戸
体構成要素として上記一対の仕切パネル4を一対の走行
框2,3及び中間連結枠7にそれぞれ内外方向一方又は
双方に折畳み可能にヒンジ8連結することによってV字
状に折畳み可能とし,該一対の走行框2,3に上記幅方
向両端部の係合部を,中間連結枠7に上記中間の係合部
をそれぞれ配置してあり,このとき本例にあって上記ヒ
ンジ8は,各90°の回動を行なうアルミ全面ヒンジを
用いて戸体構成要素の連結部分の気密性を高度に確保す
るものとしてある。
【0014】即ち本例のサッシAは,例えばアルミ押出
材を用いた2枚の上記サッシ戸1をこれに応じた横幅を
有するサッシ枠20に開閉自在に装着した2枚戸にし
て,上記構造によって各サッシ戸20を,例えば室外側
に向けて折畳み自在としたアルミ製の引き違いサッシと
してあり,このときサッシ戸1の上記係合の解除は,こ
れを,各ガイドレール22,24の長手方向中間位置に
して各サッシ戸1における上記中間の係合部よりサッシ
枠20一対の各縦枠26側に寄った位置において該各ガ
イドレール22,24を部分的に切り欠き開放すること
により上記中間の係合部の係合,本例にあっては上記中
間連結枠7に配置した振れ止めスライダー10を解除す
る脱出用開放部25をそれぞれ配置する一方,上記サッ
シ枠20一対の各縦枠26を各サッシ戸1の戸先との間
で内外密封可能とするとともに各サッシ戸1の折畳み開
閉に際してその見付方向に向けてそれぞれサッシ戸1の
戸先を受入乃至通過可能とすることによって,各サッシ
戸1の中間の係合部,本例にあっては上記中間連結枠7
に配置した振れ止めスライダー10を各縦枠26側へ移
動しその係合を上記脱出用開放部25位置においてそれ
ぞれ解除自在とすることによって行なうようにしてあ
る。
【0015】本例にあって,上記サッシ枠20一対の縦
枠26は,これを,上記サッシ戸1の戸先を受入自在の
見込幅を有する縦枠本体27と該縦枠本体27に開閉自
在又は着脱自在に配置したサッシ戸1の戸当面28とを
備えて構成し,該戸当面28で上記内外密封可能とする
とともに縦枠本体27の見付方向に向けて上記サッシ戸
1の戸先を受入可能としたものとしてあり,このとき本
例の一対の縦枠26は,その上記縦枠本体27の見付方
向端部にサッシ戸1受入用の受入戸当面29を配置し,
上記サッシ戸1の戸当面28と該受入戸当面29との間
隔を上記中間の係合部と脱出用開放部25との距離と同
等乃至略同等としたものとしてある。
【0016】即ち本例において上記一対の縦枠26は,
それぞれ縦枠本体27の見付方向に2重の戸当面を備え
たものとして構成し,その開口面側の戸当面28を上記
内外密封用とするとともにサッシ戸1の戸先を受入可能
とするように,該戸当面28を開閉自在又は着脱自在と
するようにしてあり,本例にあっては上記縦枠本体27
を前後の見付面とこれを連結する底面とによる断面C字
状乃至コ字状とし,その上記底面を,サッシ戸1受入用
の受入戸当面29とする一方,縦枠本体27の開口面側
一方の見付面,本例にあっては室内側の端部に戸当面2
8を,例えば180°室外側又は室内側に回動するよう
に,開閉自在にヒンジ30連結したものとし,このとき
本例の戸当面28のヒンジ30連結は,これを90°の
回動を行なうアルミ全面ヒンジを2重に用いたダブルヒ
ンジとすることによって,上記180°の開閉をなし得
るようにしてあり,またこのとき縦枠本体27の戸当面
28と受入戸当面29の間隔を,サッシ戸1の中間連結
枠7の振れ止めスライダー10とガイドレール22,2
4の脱出用開放部25との距離と略同等とするように縦
枠本体27の見付幅の設定と戸当面28,受入戸当面2
9の配置を行なうことによって,受入戸当面29にサッ
シ戸1の戸先,本例にあっては上記一対のうち一方の縦
枠26を戸当りとする該縦枠26側の走行框2が対接す
るようにサッシ戸1を縦枠26の見付方向に押して,こ
れをサッシ枠20の外側に移動することによって,サッ
シ戸1の上記中間の係合部,本例にあっては中間連結枠
7の振れ止めスライダー10が上記ガイドレール22,
24の脱出用開放部25に移動し,該脱出用開放部25
において中間の係合部をガイドレール22,24から,
例えば室外側に脱出させてその係合解除を行なうように
して,サッシ戸1の折畳み開閉をなし得るようにしてあ
る。
【0017】従ってサッシAは,上枠21,下枠23の
ガイドレール22,24の係合案内によって,一般のサ
ッシと同様にサッシ戸1の引き違い開閉を可能とする一
方,縦枠26の戸当面28を操作し,サッシ戸1の戸
先,即ち本例のあって上記走行框2の全部又は一部を縦
枠26に受け入れることによってサッシ戸1の折畳み開
閉を可能とした,折畳み自在の引き違いサッシとして,
その折畳みを行なうことによってフルオープンの開口を
得て,開放感に溢れた使用形態を確保することができ,
このとき本例にあって縦枠26の戸当面28を閉成する
ことによって,該戸当面28に一般のサッシと同様に設
置した開口面側複数の気密用の突条によってサッシ戸1
の上記走行框2先端を受け入れ,縦枠26とサッシ戸1
間の内外を遮断密封可能とする一方,サッシ枠20の上
枠21及び下枠23のガイドレール22,24を前後,
本例にあっては室外側に向けて拡開するように段状に配
置することによって,引き違い配置の各サッシ戸1を上
枠21及び下枠23との間でそれぞれ同一面で遮断密封
可能とし,サッシとしての気密性を充分に確保したもの
とすることができる。また縦枠26の戸当面28を操作
しない限り,サッシ戸1の中間の係合部が脱出用開放部
25に至ることがないから,引き違い開閉に際して誤っ
てサッシ戸1が折り畳まれる可能性を解消するととも
に,引き違いサッシとしてその閉成状態を含めてサッシ
戸1が前後に揺動したりするのを防止することができ
る。
【0018】図中5はサッシ戸1戸体構成要素の仕切パ
ネル4における,本例にあって押縁を変えることによっ
て単層ガラス6と副層ガラスとを選択的に装着自在とし
た戸框,11はサッシ戸1間を施錠する,本例において
クレセントとした施錠装置,31は縦枠26の戸当面2
8に設置した上記サッシ戸1の走行框3の戸当をなす戸
当ブロック,32はサッシ戸1の戸体構成要素間乃至サ
ッシ戸1とサッシ枠20間に介設した気密保持用の気密
材である。
【0019】図示した例は以上のとおりとしたが,サッ
シ戸を上記2枚戸とするとき,その戸体構成要素を一対
の走行框と一対の仕切パネルによりこれらをそれぞれヒ
ンジ連結し,一方又は双方の仕切パネルに上記中間の係
合部を設置して,上記中間連結枠を省略するようにする
こと,仕切パネルを,例えば偶数の4枚,6枚等とし,
これらを中間連結枠を介して又は直接にヒンジ連結する
ことによってサッシ戸を蛇腹状に折畳み可能とし,上記
中間の係合部を,例えばサッシ戸の中央を除く他の単一
の中間位置に設置するようにし,このとき必要に応じて
その余のヒンジ連結位置乃至中間連結枠にその振れ止め
乃至気密措置を施すようにすること,上記サッシ戸を,
上記一対のサッシ戸間に一対の中間サッシ戸とした引き
違い4枚戸とするとともに上記前後一対のガイドレール
の一方に上記一対のサッシ戸を,他方に上記一対の中間
サッシ戸をそれぞれ直列に配置し,上記一対のサッシ戸
における各中間の係合部の係合解除を上記一方のガイド
レールの長手方向中間位置にそれぞれ設置した上記脱出
用開放部位置において自在とし,上記一対の中間サッシ
戸における各中間の係合部の係合解除を,上記一方のガ
イドレールにおけると略同位置の上記他方のガイドレー
ルの長手方向中間位置にそれぞれ設置した同様の脱出用
開放部位置において自在とし且つ上記一対のサッシ戸と
一対の中間サッシ戸の折畳み方向をそれぞれ室内側又は
室外側に異なるようにして,同様に4枚戸とした折畳み
自在の引き違いサッシを構成すること,サッシ戸を上記
上吊りサッシ戸とすることなく,一般のサッシと同様に
上枠において溝のガイドレールに上端を受け入れ,下枠
においてガイドレールにガイドローラーを載置した戸車
支持のサッシ戸とし,中間の係合部を上枠において脱出
用開放部において係合を解除する仕切パネルや中間連結
枠の上端部分乃至これに設置した振れ止め部材等による
ものとし,下枠において上記と同様にガイドローラー又
は振れ止めスライダーとして,同様に切欠きによる脱出
用開放部においてその係合を解除するようにすること,
上記サッシ戸を上吊りのものとするとき,その中間の係
合部を上枠において上吊りローラーとし,下枠において
振れ止めローラーとすること,縦枠本体を前後に一対の
見付面とし,その一方の見付面に同様に戸当面をヒンジ
連結してサッシ戸の戸先を受入自在とし,またこのとき
見付面を可及的に幅狭として,躯体に受入溝を設置し,
サッシ戸の戸先を縦枠に対して通過可能とすること,上
記縦枠を各サッシ戸の戸先との間で内外密封可能とし,
見付方向に向けて上記サッシ戸の戸先を受入乃至通過可
能とするについて,縦枠の見付面,例えばその裏側とサ
ッシ戸の戸先との間で気密措置を施し,必要に応じて引
き違い閉成時にサッシ戸の解除自在の位置決め措置を施
すことによってこれを行なうようにすること,縦枠に戸
当面を設置するについて,これを開閉自在とするとき,
戸当面を折畳み自在として上下方向に開閉するようにす
ること,このとき戸当面を上端で方向転換して上記受入
戸当面をなすようにすること,縦枠に戸当面を設置する
について,これを縦枠本体に着脱自在とすること,縦枠
の受入戸当面に代えて,縦枠本体に戸当ブロックを配置
して,サッシ戸の戸当面と該戸当ブロックの間隔を同様
に中間の係合部と脱出用開放部との距離と同等乃至略同
等とすること等を含めて,本発明の実施に当って,サッ
シ戸,そのサッシ枠,幅方向両端及び中間の各係合部,
ガイドレール乃至その脱出用開放部,必要に応じて用い
るサッシ戸の戸当面を有する縦枠等の各具体的材質,形
状,構造,数,寸法,これらの関係,これらに対する付
加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々の形態のも
のとすることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
請求項1に記載の発明は,一対の引き違いサッシ戸をV
字状乃至蛇腹状に折畳み可能として前後に一対のガイド
レールによって引き違い開閉自在とするとともに各該ガ
イドレールに係合した各サッシ戸の両端及び中間のう
ち,中間の係合部をガイドレールの脱出用開放部におい
て解除し,サッシ戸中間をガイドレールからその交差方
向に脱出させることによって,サッシ戸の両端の係合部
をガイドレールに係合したまま,これを折畳み基準とし
て折畳み自在とするようにし,このとき上記係合部と脱
出用開放部の位置関係を,サッシ戸の引き違い開閉時や
閉成時に中間の係合部が脱出用開放部に至ることのない
ように変位して設定し,引き違い開閉時に誤ってサッシ
戸が折り畳まれたり,閉成時にサッシ戸が揺動したりす
るのを防止する一方,サッシ戸を収容するサッシ枠の縦
枠を,上記閉成状態で閉成したサッシ戸との間で気密性
を確保するように内外密封可能とするとともに折畳みに
際してサッシ戸の戸先を受入乃至通過可能として,上記
位置関係の変位幅に応じてサッシ戸をそれぞれ縦枠側に
移動して中間の係合部を脱出用開放部にスライドさせ,
その脱出用開放部における係合の解除をなし得るように
することによって,引き違い戸としての開閉を行なう一
方で,必要に応じて窓開口全開のフルオープンを可能と
するように,引き違い開閉と折畳み開閉の双方を自在と
した折畳み自在の引き違いサッシを提供することができ
る。
【0021】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,
引き違い2枚戸のものに代えて,サッシ戸を引き違い4
枚戸としたサッシを,その引き違い開閉と折畳み開閉を
同様になし得るようにしたものとすることができる。
【0022】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加
えて,サッシを上吊りサッシ戸を備えた上吊りサッシの
形態のものとすることができる。
【0023】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加
えて,サッシ戸の構成を可及的に簡易にするとともにそ
の安定した引き違い開閉と折畳み開閉を可能としたもの
とすることができる。
【0024】請求項5に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記サッシ枠の縦枠の構成を可及的に簡易に内外
密封可能とする形態のものとすることができる。
【0025】請求項6に記載の発明は,同じく上記に加
えて,該縦枠の構成を可及的に簡易にして強度に優れた
ものとするとともにサッシ戸を縦枠側に向けてこれが戸
当に当るように移動することによって自ずと上記中間の
係合部が脱出用開放部に位置してその折畳み開閉が可能
となるものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サッシ戸を開成した状態のサッシの横断面図で
ある。
【図2】サッシ戸を折り畳んだ状態のサッシの横断面図
である。
【図3】サッシ戸を閉成した状態のサッシの部分拡大横
断面図である。
【図4】サッシの縦断面図である。
【符号の説明】
A 折畳み自在の引き違いサッシ 1 サッシ戸 2 走行框 3 走行框 4 仕切パネル 7 中間連結枠 8 ヒンジ 20 サッシ枠 21 上枠 22 ガイドレール 23 下枠 24 ガイドレール 25 脱出用開放部 26 縦枠 28 戸当面 29 受入戸当面 30 ヒンジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸体構成要素を回動自在にヒンジ連結す
    ることによって一対のサッシ戸をV字状乃至蛇腹状に折
    畳み可能として,該一対のサッシ戸における幅方向両端
    及び中間の各係合部をサッシ枠の上枠及び下枠に配置し
    た前後一対のガイドレールにそれぞれ係合案内すること
    によって引き違い開閉自在とするとともに上記中間の係
    合部と各ガイドレールとの係合を解除して該中間の係合
    部を各ガイドレール交差方向に脱出可能とすることによ
    って一対のサッシ戸を室内側又は室外側へそれぞれ折畳
    み開閉自在としたサッシであって,上記各ガイドレール
    の長手方向中間位置にして各サッシ戸における上記中間
    の係合部よりサッシ枠一対の各縦枠側に寄った位置にお
    いて該各ガイドレールを部分的に切り欠き開放すること
    により上記中間の係合部の係合を解除する脱出用開放部
    をそれぞれ配置する一方,上記サッシ枠一対の各縦枠を
    各サッシ戸の戸先との間で内外密封可能とするとともに
    各サッシ戸の折畳み開閉に際してその見付方向に向けて
    それぞれサッシ戸の戸先を受入乃至通過可能とすること
    によって,各サッシ戸の中間の係合部を各縦枠側へ移動
    し該中間の係合部の係合を上記脱出用開放部位置におい
    てそれぞれ解除自在としてなることを特徴とする折畳み
    自在の引き違いサッシ。
  2. 【請求項2】 上記サッシ戸を,上記一対のサッシ戸間
    に一対の中間サッシ戸とした引き違い4枚戸とするとと
    もに上記前後一対のガイドレールの一方に上記一対のサ
    ッシ戸を,他方に上記一対の中間サッシ戸をそれぞれ直
    列に配置し,上記一対のサッシ戸における各中間の係合
    部の係合解除を上記一方のガイドレールの長手方向中間
    位置にそれぞれ設置した上記脱出用開放部位置において
    自在とし,上記一対の中間サッシ戸における各中間の係
    合部の係合解除を,上記一方のガイドレールにおけると
    略同位置の上記他方のガイドレールの長手方向中間位置
    にそれぞれ設置した同様の脱出用開放部位置において自
    在とし且つ上記一対のサッシ戸と一対の中間サッシ戸の
    折畳み方向をそれぞれ室内側又は室外側に異なるように
    してなることを特徴とする請求項1に記載の折畳み自在
    の引き違いサッシ。
  3. 【請求項3】 上記サッシ戸における上枠のガイドレー
    ルに係合する幅方向両端の係合部を上吊りローラー,中
    間の係合部を上吊りローラー又は振れ止めスライダーと
    し,下枠のガイドレールに係合する幅方向両端及び中間
    の係合部を振れ止めローラー又は振れ止めスライダーと
    することによって,上記サッシ戸を上吊りサッシ戸とし
    てなることを特徴とする請求項1又は2に記載の折畳み
    自在の引き違いサッシ。
  4. 【請求項4】 上記サッシ戸を,一対の走行框と,これ
    ら一対の走行框間一対の仕切パネルと,該一対の仕切パ
    ネル間の中間連結枠とを戸体構成要素として上記一対の
    仕切パネルを一対の走行框及び中間連結枠にそれぞれ内
    外方向一方又は双方に折畳み可能にヒンジ連結すること
    によってV字状に折畳み可能とし,該一対の走行框に上
    記幅方向両端部の係合部を,中間連結枠に上記中間の係
    合部をそれぞれ配置してなることを特徴とする請求項
    1,2又は3に記載の折畳み自在の引き違いサッシ。
  5. 【請求項5】 上記サッシ枠一対の縦枠を,上記サッシ
    戸の戸先を受入自在の見込幅を有する縦枠本体と該縦枠
    本体に開閉自在又は着脱自在に配置したサッシ戸の戸当
    面とを備えて構成し,該戸当面で上記内外密封可能とす
    るとともに縦枠本体の見付方向に向けて上記サッシ戸の
    戸先を受入可能としてなることを特徴とする請求項1,
    2,3又は4に記載の折畳み自在の引き違いサッシ。
  6. 【請求項6】 上記縦枠本体の見付方向端部にサッシ戸
    受入用の受入戸当面を配置し,上記サッシ戸の戸当面と
    該受入戸当面との間隔を上記中間の係合部と脱出用開放
    部との距離と同等乃至略同等としてなることを特徴とす
    る請求項5に記載の折畳み自在の引き違いサッシ。
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