JP2002155339A - 深絞り性に優れた中・高炭素鋼 - Google Patents
深絞り性に優れた中・高炭素鋼Info
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Abstract
な中・高炭素鋼種において、深絞り性に優れた中・高炭
素鋼板を提供する。 【構成】 C含有量が0.10〜0.90質量%の中・
高炭素鋼からなり、炭化物のフェライト粒界存在率(F
値)が30%以上になるように、炭化物をフェライト中
に分散させた組織とした鋼板。合金元素として、Cr、
Mo、Cu,Ni、Ti、B等を含有させることもでき
る。
Description
な熱処理により高い硬度と耐摩耗性をも発揮する深絞り
性に優れた中・高炭素鋼板に関するものである。
質量%のいわゆる中・高炭素鋼板は、焼入れ強化が可能
であるとともに、焼鈍状態ではある程度の加工性も有し
ているため、自動車部品をはじめ各種機械部品や軸受け
部品の材料として広く使用されている。部品の製造に当
たっては、一般的には打抜き加工や曲げ成形が実施さ
れ、さらには比較的軽度な絞り加工、伸びフランジ成形
が施されることもある。また、部品形状が複雑な場合
は、2ないし3の部品を溶接で接合して製造されること
もある。そしてこれらの加工部品は熱処理されて各種用
途の部品に仕上げられていく。
製造コストの低減を目指して、部品の一体成形や、部品
加工の工程簡略化が進められている。このためより加工
率の高い(塑性変形量の大きい)加工に耐えられる素材
が求められている。つまり、加工技術の高度化に伴い、
素材である中・高炭素鋼板自体にもより高い加工性が要
求されるようになってきた。特に昨今では、打抜き加
工、曲げ加工のみならず、深絞り成形で得られるような
複雑な形状の製品へ、中・高炭素鋼板を適用しようとい
う要望が増している。
の良好な高炭素冷延鋼板の製造法が開示されている。こ
の製造法では、化学成分を特定範囲に規制した鋼に、冷
間圧延と焼鈍処理を施して鋼中のセメンタイトを黒鉛化
し、その後さらに冷間圧延と再結晶焼鈍を施している。
セメンタイトを黒鉛化した鋼板に冷間圧延と焼鈍を施す
ことにより、従来得られていなかった高いr値を持ち、
軟鋼板並みの深絞り性を有する高炭素鋼板が得られると
記載されている。しかし、この方法は黒鉛化させるため
に特定の元素の添加が必要であることに加えて製造工程
が長く、結果的にコスト高となる。
組成の熱延鋼板を焼鈍して鋼中の炭素の50%以上を黒
鉛化させ、これに冷間圧延と焼鈍を施して成形性を改善
する中炭素鋼板の製造方法が開示されている。この方法
は特公平4−56088号公報で開示されている方法に
比べれば、製造工程は簡略化されている。しかし、この
方法においても、黒鉛化させるために特定の元素の添加
を必要としている。また、特開平11−61272号公
報には、特定組成のベイナイト組織を持つ高炭素熱延鋼
板に焼鈍および冷延を施すことにより、フェライト+セ
メンタイトを主体組織とする高炭素鋼のr値を向上させ
る方法が開示されている。この方法では、特定の元素の
添加が必要であることに加えて、熱延においてベーナイ
ト組織とするために低温での巻取りが必要であり、製造
性に劣る。いずれの場合も、特定の添加元素を必要とす
るため、これらの技術は、一般的な中・高炭素鋼種の製
造に広く適用できるものではない。
出されたものであり、特殊な元素を添加することなく、
一般的な中・高炭素鋼板においても発現可能な優れた深
絞り性を得ることを目的とするものである。
た中・高炭素鋼は、その目的を達成するため、C:0.
10〜0.90質量%含有する鋼板からなり、下記
(a)で定義される炭化物のフェライト粒界存在率(F
値)が30%以上であるように、炭化物がフェライト中
に分散された組織としたものである。 (a)F値=(NGB/NA)×100 ただし、炭化物総数が300個以上となる観察視野領域
とし NGB=観察視野内のフェライト粒界に存在する炭化物数 NA=観察視野内の全炭化物数
(200)面のX線面強度比を2以上にすると、深絞り
性はさらに向上する。そしてこのような鋼板としては、
C:0.10〜0.90質量%、Si:1.0質量%以
下、Mn:2.0質量%以下、Cr:0〜1.6質量%
(無添加を含む)、Mo:0〜0.5質量%(無添加を
含む)、Cu:0〜0.3質量%(無添加を含む)、N
i:0〜2.0質量%(無添加を含む)を含有し、T
i:0〜0.05質量%(無添加を含む)、B:0〜
0.0050質量%(無添加を含む)、P:0.03質
量%以下、S:0.02質量%、T.Al:0.1質量
%以下で、残部が実質的にFeである鋼が好ましい。
る鋼板の深絞り性を改善する手段について詳細に検討し
てきた。その結果、フェライト中に分散している炭化物
の存在位置が重要な因子であることを見出した。炭化物
はフェライト粒内またはフェライト粒界のいずれかに存
在している。深絞り性に及ぼす炭化物の存在位置の影響
は、十分には明らかになっていないが、少なくともフェ
ライト粒界に存在する炭化物の存在割合がある程度以上
である場合に、深絞り性が向上する。さらに、炭化物が
フェライト粒界にある程度以上の割合で存在した上で、
深絞り性に好ましい集合組織、すなわち(222)面と
(200)面のX線面強度比を大きくした場合には、深
絞り性はより一層向上することを見出した。
事項について説明する。〔炭化物のフェライト粒界存在率〕 炭化物のフェライト
粒界存在率は、フェライト中に存在している炭化物の分
散状態を評価する指標である。炭化物の分散状態を立体
的に性格にとらえて規定することは難しく、また製品鋼
板の適否を判定する上でも煩雑である。これに対し、鋼
板断面の平面的な金属組織の観察は容易であるから、本
発明者等は、鋼板断面の金属組織の中で観察される炭化
物について、炭化物のフェライト粒界存在率を把握し、
鋼板の深絞り性に対する炭化物のフェライト粒界存在率
の影響を検討した。
野内のフェライト粒界に存在する炭化物数(NGB)およ
び全炭化物数(NA)を測定し、F値=(NGB/NA)×
100(%)で求められる値を炭化物のフェライト粒界
存在率とした。このF値が大きいほどフェライト粒界に
存在する炭化物が多く、100%の場合、全ての炭化物
がフェライト粒界に存在することになる。ただし、数値
の信頼性を高めるために、観察視野は測定炭化物総数が
300個以上となる領域とする。そして、種々の実験の
結果、F値が大きいほど高い深絞り性を示すことを見出
した。
平行な{111}集合組織が発達した場合に深絞り性が
向上し、{100}集合組織が発達した場合には深絞り
性が低下することが知られている。本発明者者等は、中
・高炭素鋼板の深絞り性に及ぼす集合組織の影響につい
ても同様の傾向があることを確認した.すなわち、中・
高炭素鋼板のr値はX線回折における(222)面およ
び(200)面のX線面強度(I222およびI200)の比
(I222/I200)と比較的強い相関があり、このI222
/I200強度比が高い場合に、深絞り性がさらに向上す
ることを見出している。さらに詳細な種々の実験の結
果、前述の炭化物のフェライト存在率(F値)を30%
以上としたもので、上記X線回折におけるI222/I200
強度比を大きく2以上にすると、深絞り性がより一層向
上することを見出した。そこで、I222/I200強度比を
2以上にすることが好ましいとした。
ついて説明する。C:0.10〜0.90質量% Cは、炭素鋼においては最も基本になる合金元素であ
る。その含有量によって、焼入れ硬さおよび焼鈍状態で
の炭化物量が大きく変動する。C含有量が0.10質量
%以下の鋼では、各種機械構造用部品に適用するうえで
十分な焼入れ硬さが得られない。一方、C含有量が0.
90質量%を超えると、熱間圧延後の靭性が低下して鋼
帯の製造性・取扱い性が悪くなるとともに、焼鈍後にお
いても十分な延性が得られないため、加工度の高い部品
への適用が困難になる。したがって、本発明では適度な
焼入れ硬さと加工性を兼ね備えた素材鋼板を提供する観
点から、C含有量が0.10〜0.90質量%の範囲に
鋼を対象とした。
る。Siを過剰に含有すると固溶強化作用によりフェラ
イトが硬化し、成形加工時に割れ発生の原因になる。ま
たSi含有量が増加すると製造過程で鋼板表面にスケー
ル疵が発生し易く、表面品質の低下を招く。そこでSi
含有量は1.0質量%以下とするが、加工性を特に重視
する用途では、0.1質量%以下とすることが望まし
い。Mn:2.0質量%以下 Mnは、鋼板の焼入れ性を高め、強靭化にも有効な添加
元素である。焼入れ性向上のためにはある程度含有させ
ることが望ましいが、2.0質量%を超えて多量に含有
させるとフェライトが硬化し、加工性の劣化を招く。そ
こで、Mn含有量は2.0質量%以下にすることが望ま
しい。P:0.03質量%以下 Pは、延性や靭性を劣化させるので、その含有量は0.
03質量%以下にすることが望ましい。
物な量が多くなると加工性が劣化するので、鋼中のS含
有量は極力低減することが望ましい。本発明で規定する
炭化物分散形態を実現させれば、S含有量を特別に低減
していない一般的な市販鋼に対しても深絞り性の向上は
得られる。しかし、C含有量が0.90質量%近くまで
高くなった場合でも、高い加工性を安定して確保するた
めには、S含有量を0.02質量%以下に低減した鋼を
用いることが望ましい。
Alが0.1質量%を超えると鋼の清浄度が損なわれて
鋼板に表面疵が発生し易くなる。そこで、T.Al含有
量は0.1質量%以下にすることが望ましい。また本発
明では、必要に応じてCr,Mo,Cu,Ni、Ti、
B等の元素を添加して、各種特性を改善することもでき
る。
大きくする元素である。しかし、1.6質量%を超える
多量のCrが含まれるとA1点以下での長時間焼鈍やA
1点以上の加熱を利用した焼鈍を施しても軟質化しにく
く、焼入れ前のプレス成形性や加工性が劣化するように
なる。したがってCrを添加する場合は1.6質量%以
下の範囲とする。Mo:0〜0.3質量% Moは、少量の添加でCrと同様に焼入れ性・焼戻し軟
化抵抗の改善に寄与する。しかし、0.3質量%を超え
る多量のMoが含まれるとA1点以下での長時間焼鈍や
A1点以上の加熱を利用した焼鈍を施しても軟質化しに
くく、焼入れ前のプレス成形性や加工性が劣化するよう
になる。したがって、Moを添加する場合は0.3質量
%以下の範囲とする。
向上させるので、鋼板の表面性状の改善に有効である。
しかし、0.3質量%以上含有させると溶融金属脆化に
より鋼板表面に微細なクラックが生じ易くなるので、C
uを含有させる場合は0.3質量%以下の範囲とする。
好ましい範囲は0.10〜0.15質量%である。Ni:0〜2.0質量% Niは、焼入れ性を改善するとともに、低温脆性を防止
する合金成分である。また、NiはCu添加によって問
題となる溶融金属脆化の悪影響を打ち消す作用を有する
ので、特にCuを約0.2質量%以上添加する場合には
Cu添加量と同程度のNiを添加することが極めて有効
である。しかし、2.0質量%を超える多量のNiが含
まれるとA1点以下での長時間焼鈍やA1点以上の加熱を
利用した焼鈍を施しても軟質化しにくく、焼き入れ前の
プレス成形性や加工性が劣化するようになる。したがっ
て、Niを添加する場合は2.0質量%以下の範囲とす
る。
窒作用をも呈する。また、鋼板に固溶しているNを窒化
物として固定するので、焼入れ性を改善する有効B量を
高める。更に、炭窒化物を形成し、焼入れ時の結晶粒粗
大化を防止する作用を呈する。これらの作用を安定して
得るためには0.01質量%以上のTiの添加が好まし
い。しかし、0.05質量%を超える多量のTiが含ま
れると、経済的に不利になるばかりか、局部延性を劣化
させる原因ともなる。
せる。また、粒界の歪みエネルギーを低下させることに
よって粒界を強化する作用を呈する。また、添加するこ
とにより、焼入れ硬さが安定して得られる。このような
Bの効果を安定して得るためには、0.0005質量%
以上のBの添加が好ましい。しかし、0.0050質量
%を超えるBを添加しても、その効果が飽和し、逆に靭
性を劣化させる原因となる。
イト中の炭化物分散状態の鋼板を得るための具体的な方
法の例について説明する。C:0.42質量%、Si:
0.21質量%、Mn:0.68質量%、P:0.01
1質量%、S:0.007質量%の鋼において、熱延巻
取り温度を550℃とした熱延鋼板に、以下の冷間圧延
や焼鈍を施した。
hの保持→15℃/hの冷却温度で冷却→700℃で5
hの保持→炉冷』の焼鈍を施す。 条件b:『600℃で10hの保持→炉冷』の焼鈍の
後、『圧下率50%』の冷延を施し、さらに『710℃
で30hの保持』の焼鈍を施す。 条件c:『700℃で10hの保持→炉冷』の焼鈍の
後、『圧下率30%』の冷延を施し、さらに『700℃
で5h→750℃で5hの保持→15℃/hの冷却速度
で冷却→700℃で5hの保持→炉冷』の焼鈍を施す。
界存在率(F値)が82%で、X線回折におけるI222
/I200強度比が1.3であり、r値は1.05であっ
た。条件bの焼鈍材は、F値が42%で、I222/I200
強度比が2.9であり、r値は1.12であった。ま
た、条件cの焼鈍材は、F値が93%で、I222/I200
強度比が3.3であり、r値は1.33であった。以上
のように、条件a〜cのような方法により、F値を30
%以上、さらにはI222/I200強度比を2.0以上にし
た鋼板を得ることができる。
焼入れ硬さは、供試材をそのまま900℃で5分間保持
した後、水焼入れした場合の硬さを示した。表1の内、
鋼種Aは、C含有量が0.07質量%と低いので、焼入
れ後の硬さが低く、機械部品として必要な硬度が得られ
ないものであった。鋼種Aを除く鋼板について、熱延コ
イル巻取り温度を種々変化させた熱間圧延を行い熱延組
織を変化させた。得られた熱延鋼板は、酸洗後、種々の
条件で冷間圧延や焼鈍を施し、鋼板の炭化物のフェライ
ト粒界存在率、集合組織を変化させた。その後、引張り
試験に供し、r値を測定した。
域内を観察し、画像処理装置(ニコレ社製、LUZEX
III U)を利用して、フェライト粒界に存在する
炭化物数(NGB)および全炭化物数(NA)を測定し
た。そして、F値=(NGB/NA)×100で求められ
る値を炭化物のフェライト粒界存在率とした。その際の
測定炭化物総数は300〜1000個の範囲であった。
方向に対して45度)およびT(圧延方向に対して90
度)の3方向のJIS5号引張り試験片を作成し、平行
部の標点間距離50mmとして、板厚は1.0mmで実
施した。引張り試験にあたっては、15%の引張り伸び
を与え、その時の標点間内の板幅を測定し、次の式によ
りr値を算出した。 r=ln(wo/wx)/ln(Lxwx/Lowo) ここで、woおよびLoは試験前の板幅および標点間距離
であり、wxおよびLxは15%引張り伸び付与後の板幅
および標点間距離を示している。
た。 平均r値=(rL+2rD+rT)/4 なお、rxのxは、圧延方向に対する試験片の切出し方
向を示す。例えば、rDはDの方向(圧延方向に対して4
5度)に採取した試験片により測定したr値である。集
合組織は、鋼板表面を研磨し、板厚の1/4位置の集合
組織をX線回折により各面の積分強度を測定し、(22
2)面強度と(200)面強度との比(I222/I200)を
算出した。これらの結果を、金属組織と併せて表2に示
す。
7,18)の鋼板は、F値が30%よりも小さいため、
平均r値は0.85以下と他のものよりも低い。No.
11の鋼板は、I222/I200強度比が2を超えている
が、F値が30%よりも小さいため、平均r値は0.8
4と低い。また、No.20の鋼板は、F値が30以上
で、I222/I200強度比が2を超えているが、C含有量
が0.97質量%と高いため、平均r値は低くなってい
る。F値が本発明で規定する範囲内にある本発明例1
(No.1,3,8,12,17)およびF値が本発明
で規定する範囲内にあり、かつI222/I200強度比が2
以上である本発明例2(No.4,6,9,10,1
3,14,15,16,19)では、比較例と比べて平
均r値が著しく向上しており、優れた深絞り性を示して
いる。
する範囲にある鋼板(鋼種B〜K)について、F値と平
均r値の関係をプロットしたものである。本発明で規定
した範囲に金属組織が厳密にコントロールされたもので
は、平均r値(深絞り性)が著しく向上していることが
わかる。中でも、炭化物のフェライト粒界存在率が30
%以上であることに加えて、I222/I200強度比が2以
上の範囲にある本発明例2はさらに平均r値が向上して
いる。
「炭化物のフェライト粒界存在率」を適正な範囲に特定
することにより、中・高炭素鋼板に優れた深絞り性を付
与することができた。したがって、本発明に係る鋼板
は、従来の中・高炭素鋼板よりも深絞り性が著しく向上
しているので、部品形状が複雑な各種機械部品の素材と
して好適に用いられる。
ェライト粒界存在率(F値)と平均r値の関係を表すグ
ラフ
Claims (3)
- 【請求項1】 C:0.10〜0.90質量%を含有す
る鋼板からなり、下記(a)で定義される炭化物のフェ
ライト粒界存在率(F値)が30%以上であるように、
炭化物がフェライト中に分散された組織を有することを
特徴とする深絞り性に優れた中・高炭素鋼。 (a)F値=(NGB/NA)×100 ただし、炭化物総数が300個以上となる観察視野領域
とし NGB=観察視野内のフェライト粒界に存在する炭化物数 NA=観察視野内の全炭化物数 - 【請求項2】 (222)面と(200)面のX線面強
度比が2以上である請求項1記載の深絞り性に優れた中
・高炭素鋼。 - 【請求項3】 C:0.10〜0.90質量%、Si:
1.0質量%以下、Mn:2.0質量%以下、Cr:0
〜1.6質量%(無添加を含む)、Mo:0〜0.5質
量%(無添加を含む)、Cu:0〜0.3質量%(無添
加を含む)、Ni:0〜2.0質量%(無添加を含む)
を含有し、Ti:0〜0.05質量%(無添加を含
む)、B:0〜0.0050質量%(無添加を含む)、
P:0.03質量%以下、S:0.02質量%、T.A
l:0.1質量%以下で、残部が実質的にFeからなる
鋼である請求項1または2記載の深絞り性に優れた中・
高炭素鋼。
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