JP2002154737A - 上包み包装機の開封テープ供給制御装置 - Google Patents

上包み包装機の開封テープ供給制御装置

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JP2002154737A
JP2002154737A JP2000349531A JP2000349531A JP2002154737A JP 2002154737 A JP2002154737 A JP 2002154737A JP 2000349531 A JP2000349531 A JP 2000349531A JP 2000349531 A JP2000349531 A JP 2000349531A JP 2002154737 A JP2002154737 A JP 2002154737A
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tape
film
cutter
feed roller
suction belt
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Futoshi Nakamura
太 中村
Satoru Hoshino
哲 星野
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムシートに対し開封テープの長さやそ
の貼り付け位置を任意に変更、また調整可能とした上包
み包装機の開封テープ供給制御装置を提供する。 【解決手段】 上包み包装機の開封テープ供給制御装置
は、テープリールTRからテープTを繰り出すテープフ
ィードローラ14及びテープTを切断するテープカッタ
18をそれぞれサーボモータからなるテープフィードモ
ータ14m及びテープカッタモータ18mにより独立して
回転させ、そして、これらモータを上包み包装機の運転
基準信号である繰り出し要求信号SSに基づいて制御す
るコントローラ30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装フィルムの繰
り出しに連動して所定長さの開封テープを形成し、この
開封テープを包装フィルムの所定位置に供給する上包み
包装機の開封テープ供給制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に上包み包装機は開封テープの供
給経路を備えており、この供給経路はテープリールから
包装フィルムの搬送経路まで開封テープ用のテープを導
き、そして、このテープの先端が包装フィルムに貼り付
けられるようになっている。したがって、テープは包装
フィルムの繰り出しに伴い、この包装フィルムに貼り付
けられながらテープリールから繰り出される。
【0003】この後、包装フィルムが所定長さのフィル
ムシートに切断されるとき、この切断と同時にテープも
切断されることで、開封テープを有したフィルムシート
を得ることができる。上述した開封テープの供給方式に
よれば、テープのための繰り出し源を別に必要としない
ので、開封テープの供給装置はその構成が簡単なものと
なる。
【0004】しかしながら、このような開封テープの供
給方式の場合、フィルムシート及び開封テープの長さは
同一となるため、フィルムシートを使用した製品を上包
み包装した場合、開封テープはその両端が重なり合うこ
とになる。このような開封テープの重なりはその部位で
のフィルムシートのヒートシールを不完全なものとし、
上包み包装の密封性が損なわれることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の事情から例えば
図1(a)に示すような上包み包装の形態が望まれる。こ
の上包み包装品の場合、その開封テープTTの両端は互
いに重なり合うことなく離間した状態にあるので、図中
斜線を施した領域にてフィルムシートをヒートシールす
れば、このヒートシールはより良好なものとなり、その
密封性が改善される。
【0006】このような上包み包装品を得る場合には、
図1(b)に示すように開封テープTTの長さLTTをフィ
ルムシートSの長さLSよりも短くする必要があり、ま
た、フィルムシートSに対する開封テープTTの貼り付
け位置をフィルムシートSに形成した摘みEに対して正
確に位置決めしなければならない。すなわち、開封テー
プTTが摘みEから離間している場合、これらの間隔G
が適切でなければ、図1(c)に示すように摘みEを引っ
張っりフィルムシートSから開封テープTTを確実に引
き裂くことができない。
【0007】なお、図2(a),(b)に示す上包み包装体及
びそのフィルムシートの場合には、開封テープTTの端
部が摘みEに入り込んでいるため、開封テープTTの引
き裂きは確実に行えるが、この場合にも、フィルムシー
トSに対する開封テープTTの長さやその貼り付け位置
は正確でなければならない。なお、密封性を改善した上
包み包装の形態としては図1及び図2に示したものに限
らず、図3のものであってもよいし、また、開封テープ
TTの形態もまた図4に示すようにその端部が円弧状を
なすものや、そして、図5に示すようにその端部に摘み
の位置を示すマークMを有するもの等が考えられる。
【0008】しかしながら、従来の開封テープ供給装置
ではフィルムシートと開封テープの長さが同一となって
しまうため、図1〜図5に示すような開封テープ付きフ
ィルムシートを得ることはできない。本発明の目的は、
フィルムシートに対する開封テープの長さや貼り付け位
置を任意に可変することができる上包み包装機の開封テ
ープ供給制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の上包み包装機の開封テープ供給制御装置
(請求項1)は、テープリールからテープを繰り出すテ
ープフィードローラと、このテープフィードローラから
繰り出されたテープを吸着し、包装フィルムの搬送経路
まで移送可能なテープサクションベルトと、テープフィ
ードローラとテープサクションベルトとの間に設けら
れ、テープを切断してテープサクションベルト上のテー
プを開封テープに形成する回転可能なテープカッタと、
テープフィードローラ及びテープカッタのそれぞれに接
続され、これらローラ及びカッタを独立して回転させる
サーボモータと、各サーボモータの回転を上包み包装機
の運転基準信号に基づいて制御する制御コントローラと
を備える。
【0010】上述の開封テープ供給制御装置によれば、
包装フィルムの搬送に基づき、コントローラはテープフ
ィードローラの回転を制御し、このテープフィードロー
ラからテープを所定の長さだけテープサクションベルト
に向けて繰り出す一方、テープカッタの回転を制御し、
テープカッタにより所定のタイミングでテープを切断す
る。これにより、テープサクションベルト上にフィルム
シートの長さよりも短い長さの開封テープが形成され、
この後、開封テープはテープサクションベルトにより移
送され、包装フィルムの所定位置に貼り付けられる。
【0011】テープに開封テープの長さに等しい間隔を
存してマークが付与されている場合、開封テープ供給制
御装置は、テープリールとテープフィードローラとの間
のテープ繰り出し経路に設けられ、マークを検出してそ
の検出信号をコントローラに供給するマーク検出器を更
に備え、そして、コントローラは、マーク検出器からの
検出信号に基づきテープフィードローラの回転位相を調
整する調整手段を含んでいる(請求項2)。
【0012】この場合、開封テープの端部のマークとフ
ィルムシートの摘みとの間に位置ずれが発生しても、こ
の位置ずれはテープフィードローラの回転位相が調整さ
れることで解消される。
【0013】
【発明の実施の形態】図6は上包み包装機の一部を概略
的に示し、上包み包装機は開封テープの供給制御装置を
備えている。先ず、上包み包装機について簡単に説明す
ると、上包み包装機は製品の供給ライン2を備え、この
供給ライン2上を製品Aが順次供給される。供給ライン
2の前方を包装ライン4が延びており、この包装ライン
4の始端には折込みターレット6が間欠回転可能に配置
されている。なお、図6中、折込みターレット6はその
ポケット内端の回転軌跡のみで示されている。
【0014】供給ライン2の終端と折込みターレット6
との間には開封テープTT付きのフィルムシートSが供
給され、このフィルムシートSは供給ライン2の終端か
ら押し出される製品Aとともに、折込みターレット6の
入口位置にあるポケットに押し込まれる。この押し込み
に伴い、フィルムシートSは製品Aの回りにU字状に胴
折りされる。
【0015】この後、折込みターレット6が間欠回転さ
れ、前記ポケットが次の回転角位置に位置付けられる
と、フィルムシートSの一対の胴フラップは折込まれ、
これら胴フラップの先端が製品Aから突出した状態で重
ね合わされる。そして、胴ラップの先端はヒートシール
を受け互いに接合される。ここでのヒートシールはフィ
ンシールタイプの胴シールを形成する。
【0016】折込みターレット6の更なる間欠回転に伴
い、前記ポケットは折込みターレット6の出口位置に向
けて移動し、そして、出口位置にて前記ポケット内の製
品Aは包装ライン4の下流部分に排出され、そして、包
装ライン4の下流部分を移送される過程にて、そのフィ
ルムシートSの左右の耳折りやサイドシール、そして、
胴ラップ先端の折込み及びヒートシールが順次実施さ
れ、図1(a)又は図2(a)に示した上包み包装品が得られ
る。
【0017】一方、前述したフィルムシートSはフィル
ムロールFRから繰り出される包装フィルムFを所定の
長さ毎に切断して得られるものであり、図1から明らか
なようにフィルムロールFRは包装ライン6における下
流部分の上方に回転自在に配置されている。フィルムロ
ールFRの包装フィルムFは所定の搬送経路に沿って繰
り出され、この搬送経路は折込みターレット6の上方ま
で一旦延びた後、折込みターレット6と供給ライン2と
の間を鉛直に延びている。
【0018】搬送経路の鉛直部分にはその上部にフィル
ムフィードローラ8及びそのピンチローラ10が搬送経
路を挟んで配置されており、包装フィルムFはフィルム
フィードローラ8とピンチローラ10との間を通過して
いる。そして、フィルムフィードローラ8の直下にはフ
ィルムカッタ12が配置されており、このフィルムカッ
タ12は円筒状をなし、その外周面に切断刃(図示しな
い)を有している。フィルムカッタ12には受けローラ
(図示しない)が当接されており、この受けローラは搬
送経路を挟んで回転自在に配置されている。
【0019】更に、フィルムカッタ12の下方には左右
一対のフィルムサクションベルト(図示しない)が互い
に平行にして鉛直に延びており、これらフィルムサクシ
ョンベルトは互いに連動して一方向に走行可能となって
いる。ここで、フィルムサクションベルトの走行速度は
フィルムフィードローラ8の周速よりも速い速度に設定
されている。
【0020】フィルムフィードローラ8の回転に伴い、
フィルムフィードローラ8からフィルムサクションベル
ト上に送出され、そして、これらフィルムサクションベ
ルトに吸着される。ここで、上述したようにフィルムサ
クションベルトの走行速度はフィルムフィードローラ8
の周速よりも速いので、包装フィルムFはフィルムサク
ションベルトに対して滑った状態にある。
【0021】しかしながら、この後、フィルムフィード
ローラ8からの包装フィルムFの送出量が所定の長さに
達すると、フィルムカッタ8はその回転により包装フィ
ルムFを切断し、この切断により、フィルムサクション
ベルト上にフィルムシートSが形成される。このように
して形成されたフィルムシートSは下流側の包装フィル
ムFから分離された状態にあるので、フィルムサクショ
ンベルトに完全に吸着され、その走行に伴い所定位置ま
で移送される。そして、フィルムシートSは前述したよ
うに製品Aとともに折込みターレット6のポケットに押
し込まれる。
【0022】前述した開封テープTTの供給制御装置
は、包装フィルムFの搬送過程上方に回転自在に配置さ
れたテープリールTRを備え、このテープリールTRか
ら開封テープTTとなるテープTが所定の繰り出し経路
に沿って繰り出されている。なお、テープTの片面には
接着剤が塗布されており、その片面が接着面となってい
る。
【0023】テープTの繰り出し経路には、この経路を
挟んでテープフィードローラ14及びそのピンチローラ
16、そして、これらローラ14の下側にテープカッタ
18及びその受けローラ(図示しない)が配置されてい
る。テープカッタ18はフィルムカッタ12と同様に円
筒状をなし、その周面に切断刃を有している。そして、
テープカッタ18の下方にはテープサクションベルト2
0が配置されており、このテープサクションベルト20
は鉛直に延びている。テープサクションベルト20は無
端状をなし、上下のサクションベルトローラ22,24
間に掛け回されている。この場合、上側のサクションベ
ルトローラ22が駆動側となっており、テープサクショ
ンベルト20は一方向に走行される。
【0024】図6から明かなように前述した包装フィル
ムFの搬送経路はその一部がテープサクションベルト2
0に向けて上昇され、その上昇端にプレスローラ(図示
しない)が回転自在に配置されている。このプレスロー
ラは包装フィルムFの一部をテープサクションベルト2
0の下部に軽く接触している。テープリールTRからテ
ープフィードローラ14の回転に伴いテープTが繰り出
されると、つまり、テープTがテープフィードローラ1
4からテープサクションベルト20に向けて送出される
と、テープTはテープサクションベルト20により吸着
され、このテープサクションベルト20の走行により移
送される。
【0025】テープフィードローラ14からテープTが
所定長さだけ送出されると、テープカッタ18はその回
転によりテープTを切断する。したがって、テープサク
ションベルト20上に所定長さの開封テープTTが順次
形成され、これら開封テープTTはテープサクションベ
ルト20に吸着された状態で、テープサクションベルト
20の走行とともに包装フィルムFに向けて移送され
る。
【0026】この後、開封テープTTが前述したプレス
ローラを通過する際、開封テープTTは包装フィルムF
とテープサクションベルト20との間にて挟み付けら
れ、包装フィルムFに真っ直ぐに接着される。ここで、
包装フィルムFに対し、開封テープTT間に所定の間隔
を確保するため、包装フィルムFの繰り出し速度はテー
プサクションベルト20の走行速度よりも若干速くなっ
ている。
【0027】一方、包装フィルムFの搬送経路におい
て、テープサクションベルト20の下端とフィルムフー
ドローラ8の間には小口カッタ26が回転可能に配置さ
れている。この小口カッタ26は円筒状をなすとともに
その外周面に所定形状の切断刃を有し、そして、包装フ
ィルムFの搬送経路を挟んで受けローラ28に当接され
ている。
【0028】開封テープTTの供給を受けた包装フィル
ムFが小口カッタ26と受けローラ28との間のを通過
する際、小口カッタ26はその回転により、包装フィル
ムFの所定位置に小口を形成し、この小口は包装フィル
ムFがフィルムカッタ12により切断されたとき、フィ
ルムシートSに前述した摘みEを付与する。前述したフ
ィルムフィードローラ8、フィルムカッタ12、テープ
フィードローラ14,テープカッタ18、サクションベ
ルトローラ22及び小口カッタ26はそれぞれサーボモ
ータ、つまり、フィルムフィードモータ8m、フィルム
カッタモータ12m、テープフィードモータ14m、テー
プカッタモータ18m、サクションベルトモータ22m及
び小口カッタモータ26mに接続されており、そして、
これらモータはコントローラ30に電気的に接続されて
いる。
【0029】更に、コントローラ30にはマーク検出セ
ンサ32,基準信号発生器34及び入力/調整器36も
また電気的に接続されている。より詳しくは、マーク検
出センサ32はテープリールTRとテープフィードロー
ラ14との間のテープTの搬送経路に配置され、テープ
Tに付与されているマークを検出したとき、そのマーク
検出信号をコントローラ30に出力する。ここで、マー
クはテープTに所定の間隔、つまり、前述した開封テー
プTTの長さに相当する間隔を存して印刷されている。
【0030】また、基準信号発生器34は上包み包装機
の本体各部の運転を制御する上で、その基準となる主軸
の回転を検出し、その回転角を基準信号としてコントロ
ーラ30に出力する。具体的には、基準信号発生器34
は前記主軸に取り付けられたロータリエンコーダからな
る。そして、入力/調整器36はキーボード、タッチパ
ネル、ボタン、スイッチ等の入力手段からなり、コント
ローラ30に上包み包装機の本体や開封テープ供給制御
装置の運転制御に要求される各種の設定値や調整量を入
力する。
【0031】図7にコントローラ30の内部構成をより
具体的に示すように、コントローラ30は信号検出/ラ
ッチ回路38を含み、この信号検出/ラッチ回路38は
基準信号発生器34からの基準信号を検出し、検出した
基準信号BSと、この基準信号BSに基づき上包み包装
機の1包装サイクルの開始時点を示す繰り出し要求信号
CSを運転基準信号として生成し、それぞれ出力する。
【0032】また、信号検出/ラッチ回路38は1包装
サイクル毎に、マーク検出センサ32からのマーク検出
信号をラッチし、そして、マーク検出信号の検出時点が
繰り出し要求信号CSの生成時点に対して正確なタイミ
ングであるか否かを判別し、そのタイミングに所定以上
のずれが生じている場合にはそのずれに対応した偏差信
号ΔDを出力する。
【0033】信号検出/ラッチ回路38からの基準信号
BS及び繰り出し要求信号CSはコントローラ30の演
算部40に供給される。この演算部40はソフトウエア
により実現され、基準信号BS及び繰り出し要求信号C
Sは逆転防止回路42を介してクラッチ回路44に供給
される。ここで、逆転防止回路42は上包み包装機の本
体、つまり、その主軸が正転されている場合にのみ、つ
まり、基準信号が正の値を有する場合にのみ、クラッチ
回路44への繰り出し要求信号CSの通過を許容する。
これは、上包み包装機の本体が手動により逆転されるこ
とを考慮したものである。
【0034】クラッチ回路44は前述した各モータの作
動を実際に制御するサーボ制御器46に接続されるが、
このサーボ制御器46は各モータ毎の接続回路を介して
クラッチ回路44に接続されている。より詳しくは、フ
ィルムフィードモータ8m及びサクションベルトモータ
22mのための接続回路48,50はクラッチ回路44
とサーボ制御器46を直接的に接続しているが、フィル
ムカッタモータ12m、テープカッタモータ18m及び小
口カッタモータ26mのための接続回路52,54,5
6はそれぞれ位相調整回路58及び変速回路60から構
成されている。そして、テープフィードモータ14mの
ための接続回路62は位相調整回路64のみを含んでい
る。
【0035】接続回路52,54,56の各位相調整回
路58には前述した入力/調整器36からの特定の入力
信号が供給され、そして、接続回路62の位相調整回路
64には信号検出/ラッチ回路38からの偏差信号ΔD
が供給可能となっている。なお、入力/調整器36から
の特定の入力信号はサーボ制御器46にも供給可能とな
っている。
【0036】また、接続回路52,54,56の各変速
回路は1包装サイクル毎に、対応するカッタを1回転さ
せて切断動作を行わせるべく、そのカッタの周速を制御
する。つまり、各カッタの周速はその切断動作時、包装
フィルムF又はテープTの速度と一致されていなければ
ならない。なお、クラッチ回路44及び各位相調整回路
64の機能に関しては、後述する図8〜図13のフロー
チャートの説明から明かとなる。
【0037】図8〜図13のフローチャートはコントロ
ーラ30にて実行される各部の制御ルーチンを示してお
り、これらの制御ルーチンについて以下に説明する。図
8は、包装フィルムの繰り出し制御ルーチンを示してい
る。この制御ルーチンでは、先ず、包装フィルムFの繰
り出し要求信号が出力されたか否か、つまり、その繰り
出し要求がオンであるか否かが判別され(ステップS
1)、ここでの判別結果が真(Yes)の場合、次に、上包
み包装機の主軸が正転されているか否かが判別される
(ステップS2)。ここでの判別信号もまた真の場合、
これを換言すれば、前述の繰り出し要求信号CSがクラ
ッチ回路44に供給されたとき、クラッチ回路44の接
続状態に到達したか否かが判別される(ステップS
3)。ここでの判別結果が偽(No)の場合、ステップS1
からステップS3の判別が繰り返して実施される。すな
わち、コントローラ30は繰り出し要求がオンになって
も、クラッチ回路44が接続状態に達するまでの間、待
機状態となる。
【0038】この後、ステップS3の判別結果が真にな
ると、サーボ制御器46にフィルムフィードモータ8m
のための駆動信号が出力され、この駆動信号を受け、サ
ーボ制御器46はフィルムフィードモータ8mを回転制
御し(ステップS4)、これにより、包装フィルムFの
繰り出しが制御され、そして、上述したステップS1〜
S4の各ステップが繰り返され、包装フィルムFは連続
的に繰り出される。
【0039】なお、1枚のフィルムシートSの形成に要
求される包装フィルムFの繰り出し長さは前述した入力
/調整器36からサーボ制御器46に予め与えられてい
る。また、クラッチ回路44は包装フィルムFの繰り出
しを基準として、後述する各部、すなわち、フィルムカ
ッタ12、テープサクションベルト20,テープフィー
ドモータ14及び小口カッタ26間の作動タイミングを
決定するために使用される。
【0040】図9はフィルムカッタの切断制御ルーチン
を示し、この制御ルーチンのステップS11からステッ
プS13はステップS1〜S3と同様なものである。そ
して、クラッチ接続状態に達すると、切断制御ルーチン
では、切断タイミングに変更があるか否かが判別される
(ステップS14)。ここでの判別結果が偽の場合に
は、フィルムカッタ12の変速パターンがその変速回路
60にて演算される(ステップS15)。そして、その
演算結果に基づき、フィルムカッタモータ12mのため
の駆動信号がサーボ制御器46に出力され、サーボ制御
器46を介してフィルムカッタモータ12mの回転が制
御され(ステップS16)、フィルムカッタ12による
包装フィルムFの切断動作が実施される。
【0041】一方、前記ステップS14の判別結果が真
の場合、つまり、前述した入力/調整器36から接続回
路52の位相調整回路58に切断位置の変更指令が与え
られると、位置調整回路56はその変更指令に基づき、
包装フィルムFの切断タイミングに関する位相調整量を
演算し(ステップS17)、その演算結果を変速回路6
0に供給する。この後は、前述したステップS15,S
16が同様に実施され、フィルムカッタ12による包装
フィルムFの切断動作が実施される。
【0042】ここで、包装フィルムFにおける切断タイ
ミングの変更は、フィルムサクションベルトから折込み
ターレット6へのフィルムシートSの供給タイミングの
変更を意味する。したがって、折込みターレット6に対
するフィルムシートSの供給位置、つまり、フィルムシ
ートSの胴折り位置を包装機の運転中任意に変更でき、
これにより、図1(a) 及び図2(a)の上包み包装形態や
図3の上包み包装形態の何れをも選択することができ
る。
【0043】次に、図10は開封テープのフィード制御
ルーチンを示しており、この制御ルーチン、つまり、そ
のステップS21〜S24は図8の包装フィルムの繰り
出し制御ルーチンの対応するステップと同様であり、そ
の制御対象のモータがフィルムフィードモータ8mでは
なく、サクションベルトモータ22mとなる点で相違す
る。
【0044】図10の制御ルーチンに従い、サクション
ベルトモータ22mの回転が制御されると、テープサク
ションベルト22は形成された開封テープTTを包装フ
ィルムFの繰り出しに伴い包装フィルムFに向けて供給
する。図11はテープ繰り出し制御ルーチンを示し、こ
の繰り出し制御ルーチンもまた、そのステップS31〜
S33までのステップは前述の制御ルーチンでの最初の
3つのステップと同様である。
【0045】しかしながら、この繰り出し制御ルーチン
では、ステップS33の判別結果が真になった時点で、
マーク位置にずれがある否か、つまり、前述した偏差Δ
Dが出力されているか否かが判別される(ステップS3
4)。ここでの判別結果が偽の場合、サーボ制御器46
にはテープフィードモータ14mのための駆動信号が供
給され、この駆動信号を受けて、サーボ制御器46はテ
ープフィードモータ14m の回転を制御し(ステップS
35)、そして、ステップS31〜S35が繰り返して
実施される。これにより、テープTがテープサクション
ベルト20に向けて繰り出される。ここで、前述の説明
から既に明かなようにテープTの繰り出し長さは、包装
フィルムFの繰り出し長さよりも短い長さに設定されて
おり、この設定は前述の入力/調整器36からサーボ制
御器46に既に与えられている。
【0046】一方、上包み包装機の運転中、前記ステッ
プS34の判別結果が真になると、接続回路62の位置
調整回路64は信号検出/ラッチ回路からの前記偏差Δ
Dに基づき、テープフィードモータ14mの回転位相を
変更するための位相調整量を演算し(ステップS3
6)、その演算結果とともに駆動信号をサーボ制御器4
6に供給する。この後、サーボ制御器46は駆動信号及
びその位相調整量に基づき、テープフィードモータ14
m の回転を同様にして制御する。
【0047】次に、図12はテープカッタ16の切断制
御ルーチンを示しており、この切断制御ルーチンのステ
ップS41〜S47は、図9のフィルムカッタ12の切
断制御ルーチンの各ステップと同様なものであり、その
制御対象のモータがテープカッタモータ18mとなる点
で異なる。図12の切断制御ルーチンにおいて、ステッ
プS48が実施されると、フィルムシートSの場合と同
様に、テープカッタ16によるテープTの切断タイミン
グ、つまり、テープサクションベルト20上での開封テ
ープTTの形成タイミングが変更される。このことは、
テープサクションベルト20から包装フィルムFへの開
封テープTTの供給タイミングが変更されることを意味
し、この結果、包装フィルムFに対する開封テープTT
の貼り付け位置が変更可能となる。
【0048】したがって、図1の上包み包装形態のよう
に摘みEから開封テープTTの端部を所定の間隔を存し
て離間させたり、または、図2の上包み包装形態のよう
に摘みE内に開封テープTTの端部を位置付けることが
できる。また、上包み包装機の運転中にあっても、入力
/調整機36から指令を与えることで、テープTの切断
タイミングを調整し、その貼り付け位置を任意に変更す
ることも可能となる。
【0049】図13は、小口カッタ26の切断制御ルー
チンを示しており、この切断制御ルーチンのステップS
51〜S57は前述した図12の切断ルーチンの各ステ
ップと同様なものであり、この場合、その制御対象のモ
ータは小口カッタモータ26mとなる。図13の切断制
御ルーチンによれば、上包み包装機の運転中にあって
も、包装フィルムFの搬送に対する小口カッタ26の回
転位相、つまり、包装フィルムFに形成されるべき小口
の位置を入力/調整器36からの指令により変更するこ
とができる。
【0050】したがって、図12及び図13の切断制御
ルーチンの実施により、フィルムシートSに開封テープ
TTを正確に貼り付けることができると同時に、開封テ
ープTTに対して摘みEを正確に位置付けることができ
る。さらに、前述した図11のテープTの繰り出し制御
ルーチンにあっては、偏差ΔDに基づきテープフィード
ローラ8の回転位相が調整されるので、図5に示される
ように開封テープTTのマークMと摘みEとを正確に一
致させることができる。
【0051】本発明は上述の一実施形態に制約されるも
のではなく、包装フィルムFへのテープTの繰り出し経
路やそのコントローラ30の具体的な構成は色々と変更
可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の上包み包装
機の開封テープ供給制御装置(請求項1)によれば、テ
ープフィードローラ及びテープカッタをサーボモータに
それぞれ連結し、そして、テープフィードローラ及びカ
ッタの回転を独立して制御するようにしたから、テープ
を切断して得られる開封テープの長さを任意の長さにで
きるとともに、フィルムシートに対する開封テープの貼
り付け位置をも任意に可変できるばかりでなく、上包み
包装機の運転中にあっても、開封テープの長さや貼り付
け位置を調整することができ、種々の形態の開封テープ
を有するフィルムシートを得ることができる。
【0053】また、テープにフィルムシートの摘み位置
を示しマークが付与されている場合には、マーク検出セ
ンサからのマーク検出信号に基づき、テープの繰り出し
位相、つまり、テープフィードローラの回転位相を調整
することで(請求項2)、フィルムシートの摘みと開封
テープのマークとを正確に一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上包み包装形態の一例を示した図である。
【図2】上包み包装形態の他の例を示した図である。
【図3】上包み包装形態の更に別の例を示した斜視図で
ある。
【図4】フィルムシートの他の例を示した図である。
【図5】開封テープにマークを有したフィルムシートを
示した図である。
【図6】開封テープ供給制御装置を含む上包み包装機の
一部を示した概略図である。
【図7】開封テープ供給制御装置におけるコントローラ
のブロック構成図である。
【図8】包装フィルムの繰り出し制御ルーチンを示した
フローチャートである。
【図9】フィルムカッタの切断制御ルーチンを示したフ
ローチャートである。
【図10】開封テープのフィード制御ルーチンを示した
フローチャートである。
【図11】テープの繰り出し制御ルーチンを示したフロ
ーチャートである。
【図12】テープカッタの切断制御ルーチンを示したフ
ローチャートである。
【図13】小口カッタの切断制御ルーチンを示したフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
8 フィルムフィードローラ 8m フィルムフィードモータ 12 フィルムカッタ 12m フィルムカッタモータ 14 テープフィードローラ 14m テープフィードモータ 18 テープカッタ 18m テープカッタモータ 20 テープサクションベルト 22 テープサクションローラ 22m テープサクションローラ 26 小口カッタ 26m 小口カッタモータ 30 コントローラ 32 マーク検出センサ F 包装フィルム S フィルムシート T テープ TR テープリール TT 開封テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープリールからテープを繰り出すテー
    プフィードローラと、 前記テープフィードローラから繰り出されたテープを吸
    着し、包装フィルムの搬送経路まで移送可能なテープサ
    クションベルトと、 前記テープフィードローラと前記テープサクションベル
    トとの間に設けられ、前記テープを切断して前記テープ
    サクションベルト上のテープを開封テープに形成する回
    転可能なテープカッタと、 前記テープフィードローラ及び前記テープカッタのそれ
    ぞれに接続され、これらローラ及びカッタを独立して回
    転させるサーボモータと、 前記各サーボモータの回転を上包み包装機の運転基準信
    号に基づいて制御するコントローラとを具備したことを
    特徴とする上包み包装機の開封テープ供給制御装置。
  2. 【請求項2】 前記テープに開封テープの長さに等しい
    間隔を存してマークが付与されている場合、 前記テープリールと前記テープフィードローラとの間の
    テープ繰り出し経路に設けられ、前記マークを検出し、
    その検出信号を前記コントローラに供給するマーク検出
    器を更に備え、 前記コントローラは、前記マーク検出器からの検出信号
    に基づき前記テープフィードローラの回転位相を調整す
    る調整手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の上
    包み包装機の開封テープ供給制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006132078A1 (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Lintec Corporation 貼付制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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