JP2002154666A - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置Info
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Abstract
ッパ上に積載された用紙を最上層の用紙から順に繰り込
むピックアップローラと、該フラッパを上方へ付勢する
付勢手段と、該フラッパと該ピックアップローラとを離
間・接触させるカム機構とを備えた給紙装置において、
装置のコストアップを極力抑えた上で、フラッパにおけ
るカムの当接部に塵挨等が溜まり難い構造とし、給紙装
置におけるフラッパの昇降機構を改良することを課題と
する。 【解決手段】 前記カム機構をピックアップローラ13
の回動支点軸13aに取り付けたカム14と、フラッパ
11に凸設させたシャフト15とにより構成する。ま
た、前記シャフト15は、円筒形とすると効果的であ
る。
Description
ミリ複写機等の画像読取装置において、その記録部へ用
紙を給送する給紙装置の技術に関し、より詳しくは、マ
ルチ手差し部に上下回動可能に取り付けられたフラッパ
の昇降機構に関する。
取装置において、通常、その下部には、複数段の給紙カ
セットが設けられており、それぞれの給紙カセット内に
は、サイズの異なる用紙がセットされている。また、該
給紙カセットとは別に、装置一側面にはマルチ手差し部
が設けられており、該マルチ手差し部には所望のサイズ
の用紙が挿し込み可能で、前記給紙カセット、又は該マ
ルチ手差し部から用紙が記録部へと給送される。前記マ
ルチ手差し部内には用紙を載置するフラッパが枢支さ
れ、該フラッパの上方位置には、ピックアップローラが
配設されている。そして、該フラッパと給紙カセット底
面との間にスプリング等の付勢手段が介装され、これに
より該フラッパが上方に付勢されて、フラッパ上に載置
される用紙が前記ピックアップローラに当接するように
されている。このピックアップローラと、分離パッドと
で用紙分離機構が構成されている。
給送する場合には、フラッパ上にセットされた用紙は、
前記ピックアップローラ及び分離バッドによって1枚ず
つ分離され、記録部へ給送されるのであった。このよう
に分離パッド方式を用いるものについては、フラッパを
押し下げた状態に保つと、記録用紙をセットする等の作
業がし易く、そこで、このフラッパを自動的に押し下げ
るために、ピックアップローラの回動支点軸にカムを取
り付け、偏心して回転する該カムにおける回動支点軸か
らの距離が最大となる面をフラッパに当接させて下方に
押し下げていた。
の側面に曲げ加工を施して「L」字型に折り曲げ、その
水平面にカムが当接するように構成されていた。あるい
は、フラッパの側面にスタンドを凸設させ、該スタンド
でローラを軸支して、該ローラにカムが当接するように
構成されていた。こうして、カムの回動支点軸からの距
離が最大となる面がその回転軌跡における最下方位置へ
と回転し、該面がフラッパを折り曲げた水平面、あるい
は、ローラに当接することで該フラッパはスプリング等
による押し上げ力に抗して所定の位置に押し下げられる
のであった。
ラッパにおけるカムの当接部を、フラッパの側面を折り
曲げて形成すると、その加工処理も簡単で、確かにコス
ト的には有利であるが、フラッパを折り曲げた水平面に
塵挨等が積もると、該水平面とカムとの間の摩擦抵抗が
増えてカムの摺動性が低下する。その結果、用紙繰込時
等、ピックアップローラを回転させる場合、該カムが該
水平面に軽く引っ掛られるような感じとなり、該ピック
アップローラの回転軸により大きな回転トルクが必要と
なり、さらに、該回転軸に伝達される回転トルクが足り
なくなると、モータが脱調現象を起こして、各ローラが
停止してしまう。
ラッパの側面にローラを設け、該ローラにカムを当接さ
せる構成として改良されたのであるが、この場合、該ロ
ーラの回転により塵挨等は溜まり難いものの、該ローラ
を取り付けるということは、コストアップに繋がる上、
その組み付けにも手間が懸かり、新たな問題点が生じ
る。
点を鑑みて、装置のコストアップを極力抑えた上で、フ
ラッパにおけるカムの当接部に塵挨等が溜まり難い構造
として、給紙装置におけるフラッパの昇降機構を改良す
ることを課題とする。
題を解決すべく、次のような手段を用いるものである。
すなわち、請求項1記載の如く、複数枚の用紙を載置す
るフラッパと、該フラッパ上に積載された用紙を最上層
の用紙から順に繰り込むピックアップローラと、該フラ
ッパを上方へ付勢する付勢手段と、該フラッパと該ピッ
クアップローラとを離間・接触させるカム機構とを備え
た給紙装置において、該カム機構をピックアップローラ
の回転軸に取り付けたカムと、該フラッパに凸設させた
シャフトとにより構成する。
を円筒形とする。
を、コピー・ファクシミリ複合機を参照しながら説明す
る。図1はコピー・ファクシミリ複合機の斜視図、図2
はフラッパ11の斜視図、図3はフラッパ11の下降状
態を示すマルチ手差し部1の側面断面図、図4はフラッ
パ11の上昇状態を示すマルチ手差し部1の側面断面
図、図5はカム14の係止状態を示す側面図である。
方向(コピー・ファクシミリ複合機にあっては給紙トレ
イ4T・4Bの把手側)を前方として、各構造体の前後
左右方向を説明する。また、他の図面におけるその前後
左右方向についても、図1に準ずるものとする。
複合機は、記録部2の上方に読取部3を配置して構成さ
れている。前記読取部3は、読取載置台6内に設けられ
た読取装置を走査させて静止原稿等を読み取るフラット
ベッドタイプのスキャナとして用いられるとともに、該
読取装置を位置固定して、原稿を原稿押さえカバー7の
一端に付設した自動原稿搬送装置(ADF)8に給送し
ながら読み取りを行うシートフィードタイプのスキャナ
として用いることができるように構成されている。
T・4Bが上下二段(又は、複数段)に並設して構成さ
れている。給紙カセット4T・4B内には、互いに用紙
サイズが異なる用紙がそれぞれ堆積して貯留されてお
り、該給紙カセット4T・4Bの何れか一方から用紙を
繰り出して記録部2へ給紙し、該用紙に記録を行なった
後に記録済の用紙を排出トレイ5へ排出して、堆積する
よう構成されている。
別に、装置前面には手差し扉10が設けられており、該
手差し扉10を開放して、その中のマルチ手差し部1に
所望のサイズの用紙を挿し込み、該用紙を繰り込んでこ
のマルチ手差し部1からも記録部2への給送が可能であ
る。
する。図1乃至図4に示すように、前記装置前面に設け
た手差し扉10は、開閉可能に構成され、該手差し扉1
0を開放した状態で、その上面は用紙の載置台としての
トレイとして使用することもできる。そして、前記手差
し扉10の開口部からその奥側に向けてのスペースにマ
ルチ手差し部1が設けられ、該マルチ手差し部1には、
以下に示す給紙機構が設けられている。
載置するフラッパ11が配設され、その両側面に凸設さ
せたピン部11a・11aが装置本体側に枢支されて、
上下回動可能に構成されている。該フラッパ11の後端
側は、スプリング12等の付勢手段によって上方へ付勢
され、また、該フラッパ11の後端側における上方位置
には、ピックアップローラ13が配設されて、該フラッ
パ11の後端中央と該ピックアップローラ13とが当接
するように構成されている。
1に載置された用紙を繰り込むローラであり、その回動
支点軸13aは前記手差し扉10の開口部からその奥側
に向けて形成されるスペース内に横架され軸支されてい
る。そして、該回動支点軸13aの一端にはギアやクラ
ッチ(図示略)等が周設され、加えて、扇状のカム14
が周設されている。
に固定して取り付けられており、また、図2及び図5に
示すように、該カム14の外側面には、その外周の1箇
所に爪部16aを設けた、側面視、「6」字状の回転係
止盤16が設けられ、該カム14と一体的に回転するよ
うに構成されている。符号17はソレノイド18によっ
て、吸引・吸引解除される係止プレートであって、その
前端部には、前記回転係止盤16の爪部16aに係脱す
る爪部17aが形成されている。
ム14とは上下に対向する位置において、フラッパ11
の後部側面よりシャフト15を凸設させ、該シャフト1
5の外周面15aと前記カム14の回転面(外周面)と
が当接するように構成する。
体的に取り付け、又は形成して、強度面の向上を図り、
さらに、摩擦係数が小さくなるように該シャフト15の
外周面15aを表面処理したり、円筒形のシャフト15
を使用してその外周面15aを曲面に形成する等して、
カム14との接触を滑らかにし、摺動抵抗の低減を図る
とよい。
距離が相対的に長い領域と、短い領域とを有し、その結
果、偏心して回転するのであるが、該カム14の回動支
点軸13aからの距離が最大となる面14aが、その回
転軌跡における最下方位置にあるとき、該面14aがフ
ラッパ11のシャフト15に当接することで、フラッパ
11はスプリング12の押し上げ力に抗して所定の位置
に押し下げられる。
プリング12の復元力によって上昇しようとし、カム1
4は斜上方に押されて、前記カム14の面14aがフラ
ッパ11から自然に逃げ回りをし、図4に示すように、
該カム14は半回転してフラッパ11を上昇させた状態
に復帰させてまう。
ド18を通電して、係止プレート17を下降させ、その
爪部17aを、回転係止盤16の爪部16aに係合させ
て、カム14の逃げ回りを阻止し、これによりフラッパ
11は所定の押下げ位置に安定して保持されて、その上
面に積載された用紙はピックアップローラ13に対して
非接触状態に保たれる。
レノイド18が通電されるように回路を組み、これによ
りフラッパ11が押し下げられた状態に保たれるように
構成しておけば、マルチ手差し部1に用紙がセットし易
く、作業性が向上する。
体をシャフト15で構成しているため、シャフト15の
表面には塵挨等が溜まり難く、よって、該シャフト15
とカム14との接触も円滑になり、メンテナンス性が向
上する。また、シャフト15はフラッパ11に簡単に取
り付けることができ、組み付け性の向上を図ることがで
きるとともに、カム14との当接部にローラを使用した
場合に比べて安価に構成でき、コストの削減を図ること
ができる。
うな構成とすることで、次のような効果を奏する。すな
わち、請求項1のように、複数枚の用紙を載置するフラ
ッパと、該フラッパ上に積載された用紙を最上層の用紙
から順に繰り込むピックアップローラと、該フラッパを
上方へ付勢する付勢手段と、該フラッパと該ピックアッ
プローラとを離間・接触させるカム機構とを備えた給紙
装置において、該カム機構をピックアップローラの回転
軸に取り付けたカムと、該フラッパに凸設させたシャフ
トとにより構成することで、該カムの受動体となるシャ
フトの表面には塵挨等が溜まり難く、メンテナンス性の
向上を図ることができる。さらに、該カムとの当接部に
ローラを使用した場合に比べて、安価に構成でき、コス
トの削減が図れるとともに、破損等のトラブルが発生し
にくい上、該シャフトは該フラッパに簡単に取り付ける
ことができるため、組み付け性の向上も図ることができ
る。
円筒形とすることで、該シャフトの表面は曲面となって
さらに塵挨等が溜まり難く、メンテナンス性の向上を図
ることができる。
1の側面断面図。
1の側面断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数枚の用紙を載置するフラッパと、該
フラッパ上に積載された用紙を最上層の用紙から順に繰
り込むピックアップローラと、該フラッパを上方へ付勢
する付勢手段と、該フラッパと該ピックアップローラと
を離間・接触させるカム機構とを備えた給紙装置におい
て、該カム機構をピックアップローラの回転軸に取り付
けたカムと、該フラッパに凸設させたシャフトとにより
構成したことを特徴とする給紙装置。 - 【請求項2】 前記シャフトを円筒形としたことを特徴
とする請求項1記載の給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000352963A JP4123710B2 (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002154666A true JP2002154666A (ja) | 2002-05-28 |
JP4123710B2 JP4123710B2 (ja) | 2008-07-23 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000352963A Expired - Fee Related JP4123710B2 (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 給紙装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4123710B2 (ja) |
-
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- 2000-11-20 JP JP2000352963A patent/JP4123710B2/ja not_active Expired - Fee Related
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