JP2002154529A - ケース内部の支持構造及び物品支持ケース - Google Patents
ケース内部の支持構造及び物品支持ケースInfo
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- JP2002154529A JP2002154529A JP2000350031A JP2000350031A JP2002154529A JP 2002154529 A JP2002154529 A JP 2002154529A JP 2000350031 A JP2000350031 A JP 2000350031A JP 2000350031 A JP2000350031 A JP 2000350031A JP 2002154529 A JP2002154529 A JP 2002154529A
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Abstract
が生じることが防止されるよう構成されたケース内部の
支持構造と、該支持構造を実現するのに好適な物品支持
ケースとを提供すること。 【解決手段】 物品支持ケース1は、ケース3と、ケー
ス3の内壁面に配置された緩衝部材5と、からなり、内
部にハードディスク装置8を収納できるよう構成されて
いる。この物品支持ケース1では、蓋体41をケース本
体部31に固定する前の段階で、緩衝部材5の上下方向
の高さH1がケース3の内部空間の高さH2よりも大き
め(H1>H2)となる一方、蓋体41をケース本体部
31に固定した際には、緩衝部材5が蓋体41によって
加圧されて変形し、ケース3の内壁面やハードディスク
装置8に対する緩衝部材5の接触面積が増大するよう構
成されている。
Description
に収納される物品等から構成されるケース内部の支持構
造、並びに、このような支持構造を実現するのに好適な
物品支持ケースに関する。
際等においては、外部から伝えられる衝撃・振動から物
品を保護するため、物品を所定の物品支持ケースに収納
した上で運搬等を行っている。
は、例えば、段ボール製のケースと、該ケースとケース
内に収納される物品との間で伝達される衝撃・振動を緩
和するため、該ケースと物品との間に介在するよう配置
された発泡スチロール製の緩衝部材と、からなるものが
知られている。
な物品の支持構造を有する物品支持ケースでは、ケース
の内壁面の形状と、緩衝部材におけるケースの内壁面側
の部分の形状とを、ケースの内壁面と緩衝部材とが隙間
なく接触するよう完全に一致させることは比較的困難で
ある。
際に緩衝部材がケースの内壁面に十分な面積で接触しな
い場合もあり、このような場合に物品支持ケースに衝撃
・振動が加わると、ケースの内壁面と緩衝部材との間
に、がたつきが生じていた。そして、このようにがたつ
きが生じる場合は、ケース内の物品に伝わる衝撃・振動
を緩衝部材にて十分に緩和させることができなくなり、
伝達された衝撃・振動のために物品が破損する場合もあ
った。
れたものであり、その目的は、ケースの内壁面と緩衝部
材との間にがたつきが生じることが防止されるよう構成
されたケース内部の支持構造と、該支持構造を実現する
のに好適な物品支持ケースとを提供することである。
的を達成するために、請求項1に記載のケース内部の支
持構造は、内部空間を有するケースと、該ケースの内部
空間に収納可能に構成された物品と、前記ケースと前記
物品との間に介在して、前記ケースと前記物品とを直接
接触させることなく前記物品を前記ケースの内部空間で
支持するとともに、前記物品及び前記ケースの一方から
他方へ伝わる衝撃や振動を緩和可能な緩衝部材と、で構
成されたケース内部の支持構造であって、前記ケース
は、一面が開口した筐体であるケース本体部と、該ケー
ス本体部の開口部分に対する蓋として機能する蓋体と、
からなり、前記緩衝部材は、前記ケース本体部の開口部
分が前記蓋体にて塞がれた際に前記蓋体により加圧され
て変形し、前記緩衝部材の前記ケースの内壁面に対する
接触面積が、前記蓋体による加圧の前に比べて増大され
ていることを特徴とする。
の支持構造によれば、ケース内の緩衝部材が蓋体によっ
て加圧されているため、緩衝部材がケースの内壁面に押
し付けられ、緩衝部材とケースの内壁面との間に作用す
る摩擦力が蓋体による加圧前に比べて増大している上、
蓋体にて加圧された緩衝部材のケースの内壁面に対する
接触面積が、緩衝部材の変形に伴って、蓋体による加圧
前に比べて増大されている。
に係る支持構造に衝撃・振動が加わっても、ケースの内
壁面と緩衝部材との間にがたつきが生じることは防がれ
る。また、本発明では、蓋体によって緩衝部材が加圧さ
れることにより緩衝部材のケースの内壁面に対する接触
面積が増大されているので、この接触面積の増大分だけ
ケースの内壁面と緩衝部材との間で伝達される単位面積
当たりの力(衝撃力等)が低下し、従来の支持構造に比
べて物品が安定して支持されることになる。
構造は、上記請求項1に記載の構成に加え、前記蓋体に
て前記ケース本体部の開口部分が塞がれ、前記蓋体にて
前記緩衝部材が加圧され変形した際に、前記緩衝部材の
前記物品に対する接触面積も、前記蓋体による加圧の前
に比べて増大されていることを特徴とする。
よれば、更に、緩衝部材と物品との間にがたつきが生じ
ることも防がれ、物品が、ケース内で一層安定して支持
されることになる。つまり、本発明(請求項2)では、
蓋体によって加圧された緩衝部材が、物品に押し付けら
れることによって、物品との間の摩擦力を増大させつ
つ、物品に対する接触面積を増大させているので、外部
から本発明に係る支持構造に衝撃・振動が加わっても、
緩衝部材と物品との間にがたつきが生じることは防がれ
る。また、緩衝部材と物品との間の接触面積の増大分だ
け緩衝部材と物品との間で伝達される単位面積当たりの
力(衝撃力等)が低下するので、従来の支持構造に比べ
て物品が一層安定して支持されることになる。
構造は、上記請求項1又は請求項2に記載の構成に加
え、前記緩衝部材は、前記物品の形状に対応した物品挿
入用の凹部を有し、前記物品は、前記凹部に挿入されて
いることを特徴とする。
よれば、当該支持構造を構成する際に、物品を緩衝部材
に対して容易に位置決めすることができる。つまり、物
品の緩衝部材に対する位置決めを、緩衝部材に設けられ
た凹部に物品を挿入するだけで行うことができるので、
緩衝部材に凹部が設けられていない場合に比べ、物品の
緩衝部材に対する位置決め作業の効率を向上させること
ができるのである。
たものなので、上記のように凹部に物品を挿入する手順
を踏んで当該支持構造を構成すれば、物品が緩衝部材に
よって確実に支持されることになる。次に、請求項4に
記載のケース内部の支持構造は、上記請求項3に記載の
構成に加え、前記凹部における前記物品の挿入方向に延
びる壁面と前記物品との間には間隙が設けられ、前記蓋
体にて前記ケース本体部の開口部分を塞いだ際に、前記
蓋体にて加圧された前記緩衝部材が前記間隙内に突出す
るように変形していることを特徴とする。
おいては、蓋体にてケース本体部の開口部分を塞ぐ前の
段階では、緩衝部材に設けられた凹部における物品の挿
入方向に延びる壁面と物品との間に間隙がある状態なの
で、緩衝部材に設けられた凹部に対する物品の挿入時に
は、物品の大きさに対して凹部の大きさが大きい状態と
なっており、凹部に対する物品の挿入が行い易い。即
ち、物品の緩衝部材に対する位置決めが行い易い。
に設けられた凹部に対する物品の挿入を行った後に蓋体
にてケース本体部の開口部分を塞いだ際に、緩衝部材が
上記間隙内に突出するように変形しているので、このよ
うな変形がない場合に比べて、緩衝部材の変形により上
記間隙が狭められている分だけ、物品が上記間隙を利用
してがたつくことが防止される。
出するように変形している状態となるよう構成する場合
は、物品のがたつきを防止するため、上記のように突出
するように変形した緩衝部材の一部分が、物品に当接し
た状態となるよう構成することが好ましい。特に、当該
突出するように変形した緩衝部材が上記間隙全体を埋め
るように変形して物品に当接した状態となるよう構成す
れば、物品のがたつきを更に好適に防止できることにな
ることから一層好ましい。
構造は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の構
成に加え、前記緩衝部材の前記ケースの内壁面側の部分
は、少なくとも一部において、前記ケースの内壁面に沿
って配置された緩衝部材固定用のキャリア部材に接合さ
れており、前記蓋体にて前記ケース本体部の開口部分が
塞がれ、前記蓋体にて前記緩衝部材が加圧され変形した
際には、前記キャリア部材を介した前記緩衝部材の前記
ケースの内壁面に対する接触面積が、前記蓋体による加
圧の前に比べて増大されていることを特徴とする。
おいては、緩衝部材のケースの内壁面側の部分がキャリ
ア部材に接合されているので、ケースに対する物品の収
納作業の効率を向上させることができる。つまり、例え
ば、緩衝部材は、複数片の緩衝部材からなるものであっ
ても良いが、このような場合であっても、(個々の)緩
衝部材は少なくとも一部においてキャリア部材に接合さ
れていることから、緩衝部材をケースの内壁面に配置す
る際には緩衝部材全体が一体に接合されたキャリア部材
をケースの内壁面に配置するだけで良く、(個々の)緩
衝部材を個別にケースの内壁面に配置するような場合に
比べ、緩衝部材のケースの内壁面に対する配置作業を効
率良く行えることとなる。延いては、ケースに対する物
品の収納作業の効率が向上されることになるのである。
は、内部空間を有し、該内部空間に物品を収納可能に構
成されたケースと、該ケースと前記物品との間に介在し
て、前記ケースと前記物品とを直接接触させることなく
前記物品を前記ケースの内部空間で支持するとともに、
前記物品及び前記ケースの一方から他方へ伝わる衝撃や
振動を緩和可能な緩衝部材と、からなる物品支持ケース
であって、前記ケースは、一面が開口した筐体であるケ
ース本体部と、該ケース本体部の開口部分に対する蓋と
して機能する蓋体であって、蓋として機能した際に前記
緩衝部材を加圧して変形させ、前記緩衝部材の当該ケー
スの内壁面に対する接触面積を当該蓋体による加圧の前
に比べて増大させる蓋体と、からなることを特徴とす
る。
品支持ケースによれば、請求項1に記載の支持構造につ
いて記載した効果と同様の効果が得られる。即ち、ま
ず、本発明(請求項6)の物品支持ケースを用いて物品
の収納を行った際には、緩衝部材が蓋体によって加圧さ
れてケースの内壁面に押し付けられ、緩衝部材とケース
の内壁面との間に作用する摩擦力が蓋体による加圧前に
比べて増大する上、蓋体にて加圧された緩衝部材のケー
スの内壁面に対する接触面積が、緩衝部材の変形に伴っ
て、蓋体による加圧前に比べて増大する。
ースを用いて物品の収納を行えば、外部から当該物品支
持ケースに衝撃・振動が加わっても、ケースの内壁面と
緩衝部材との間にがたつきが生じることは防がれる。ま
た、本発明(請求項6)では、蓋体によって緩衝部材が
加圧されることにより緩衝部材のケースの内壁面に対す
る接触面積が増大するので、この接触面積の増大分だけ
ケースの内壁面と緩衝部材との間で伝達される単位面積
当たりの力(衝撃力等)が低下し、従来の支持構造に比
べて物品が安定して支持されることになる。
は、上記請求項6に記載の構成に加え、前記緩衝部材
は、前記物品の形状に対応した物品挿入用の凹部を有し
ていることを特徴とする。
ば、請求項3に記載の支持構造について記載した効果と
同様の効果が得られる。即ち、本発明(請求項7)の物
品支持ケースでは、物品の緩衝部材に対する位置決めを
容易に行うことができる。つまり、この物品支持ケース
では、物品の緩衝部材に対する位置決めを、緩衝部材に
設けられた凹部に物品を挿入するだけで行うことができ
るので、緩衝部材に凹部が設けられていない場合に比
べ、物品の緩衝部材に対する位置決め作業の効率を向上
させることができる。
たものなので、上記のように凹部に物品を挿入する手順
を踏んで物品を物品支持ケースの内部に収納すれば、物
品支持ケース内で、物品が緩衝部材によって確実に支持
されることになる。次に、請求項8に記載の物品支持ケ
ースは、上記請求項6又は請求項7に記載の構成に加
え、前記緩衝部材の前記ケースの内壁面側の部分は、少
なくとも一部において、前記ケースの内壁面に沿って配
置される緩衝部材固定用のキャリア部材に接合され、前
記蓋体が蓋として機能することで前記緩衝部材を加圧し
て変形させた際には、前記キャリア部材を介した前記緩
衝部材の前記ケースの内壁面に対する接触面積が、前記
蓋体による加圧の前に比べて増大されるよう構成された
ことを特徴とする。
ば、請求項5に記載の支持構造について記載した効果と
同様の効果が得られる。即ち、本発明(請求項8)の物
品支持ケースにおいては、緩衝部材をケースの内壁面に
配置する際に、緩衝部材全体が一体に接合されたキャリ
ア部材をケースの内壁面に配置するだけで良いので、
(個々の)緩衝部材を個別にケースの内壁面に配置する
ような場合に比べ、緩衝部材のケースの内壁面に対する
配置作業を効率良く行えることとなる。延いては、ケー
スに対する物品の収納作業の効率が向上される。
は、上記請求項6〜請求項8のいずれかに記載の構成に
加え、前記ケースが、磁性材、導電材、或いは熱伝導材
を含んだ材料にて形成されたことを特徴とする。
ば、電子機器(物品支持ケースの内部に収納可能に構成
された機器であって、例えば、磁気ディスク装置(ハー
ドディスク装置、FD装置等)、光ディスク装置(CD
−ROM装置等)等のコンピュータの内部に収納される
各種の電子機器、オーディオ機器、計測機器、医療機器
等)等を物品として収納するためのものとして好適に用
いることができる。
ケースが磁性材を含んだ材料にて形成されていれば、物
品支持ケースの内外で生じた磁気がケースにおける磁性
材を含んだ部分を通過することを防止することができ
る。従って、例えば、磁気の影響を受け易い電子機器
(ハードディスク装置等)等が物品として物品支持ケー
ス内に収納された場合は、当該電子機器等が実際の用途
に供される際においても当該電子機器等が物品支持ケー
スに収納されたままの状態とすることで、当該電子機器
等をケースに含まれる磁性材にて外部の磁気から保護す
ることができる。
ースが導電材を含んだ材料にて形成されていれば、物品
支持ケースの内外で生じた電磁波がケースにおける導電
材を含んだ部分を通過することを防止することができ
る。従って、例えば、電磁波の影響を受け易い電子機器
等が物品として物品支持ケース内に収納された場合は、
当該電子機器等が実際の用途に供される際においても当
該電子機器等が物品支持ケースに収納されたままの状態
とすることで、当該電子機器等をケースに含まれる導電
材にて外部の電磁波から保護することができる。
部分と物品支持ケースの内部に収納された電子機器(物
品)とを導電材で構成された部材(導電材で構成された
配線、突起片、シート等)で連結すれば、電子機器にて
静電気が発生したとしても、当該導電材で構成された部
材を介して、この静電気をケースに逃がすことができ
る。
けるケースが熱伝導材を含んだ材料にて形成されていれ
ば、物品支持ケースの内部に収納された電子機器等の物
品で生じた熱(例えば、物品としての電子機器への通電
により生じた熱等)をケースにおける熱伝導材を含んだ
部分を介して効率良くケース外に拡散させることができ
る。従って、物品支持ケース内の電子機器等(物品)を
過熱状態にならないよう効果的に保護することができ
る。
ースを磁性材、導電材、或いは熱伝導材を含んだ材料に
て形成する具体的態様としては、これらの各材料のいず
れかのみでケースを形成するものであっても良いが、樹
脂等の母材にこれらの各材料のいずれかを混入させた材
料にてケースを形成するものであっても良い。また、こ
れらの各材料のいずれかを含む材料にて形成された塗料
や膜材等を、樹脂等の材料にて形成されたケースの壁面
に塗りつけたり接着したりなどして、これら各材料いず
れかを含む層をケースの表面等に設けることによって、
本発明(請求項9)に係るケースを形成するものであっ
ても良い。
熱伝導材を含んだ材料にて形成されていても良いが、ケ
ース内に収納する物品の特性等に応じて、ケースの一部
(例えば、ケースにおける一部の壁面)だけがこれらの
各材料を含んだ材料にて形成されたものであっても良
い。
は、上記請求項6〜請求項9のいずれかに記載の構成に
加え、前記緩衝部材が、磁性材、導電材、或いは熱伝導
材を含んだ材料にて形成されたことを特徴とする。
求項7に記載の物品支持ケースと同様、電子機器等を物
品として収納するためのものとして好適に用いることが
できる。具体的には、例えば、物品支持ケースにおける
緩衝部材が磁性材を含んだ材料にて形成されていれば、
物品支持ケースの内外で生じた磁気が緩衝部材における
磁性材を含んだ部分を通過することを防止することがで
きる。従って、例えば、磁気の影響を受け易い電子機器
等が物品として物品支持ケース内に収納された場合は、
当該電子機器等が実際の用途に供される際においても当
該電子機器等が物品支持ケースに収納されたままの状態
とすることで、当該電子機器等を緩衝部材に含まれる磁
性材にて外部の磁気から保護することができる。
衝部材が導電材を含んだ材料にて形成されていれば、物
品支持ケースの内外で生じた電磁波が緩衝部材における
導電材を含んだ部分を通過することを防止することがで
きる。従って、例えば、電磁波の影響を受け易い電子機
器等が物品として物品支持ケース内に収納された場合
は、当該電子機器等が実際の用途に供される際において
も当該電子機器等が物品支持ケースに収納されたままの
状態とすることで、当該電子機器を緩衝部材に含まれる
導電材にて外部の電磁波から保護することができる。
材を含んだ部分を介して電子機器(物品)とケースとが
電気的に接続され、且つ、ケースが導電材にて形成され
ているような場合は、電子機器にて静電気が発生したと
しても、緩衝部材に含まれる導電材を介して、この静電
気をケースに逃がすことができる。
ける緩衝部材が熱伝導材を含んだ材料にて形成されてい
れば、物品支持ケースの内部に収納された電子機器等の
物品で生じた熱を緩衝部材における熱伝導材を含んだ部
分を介して効率良くケースに伝達させることができる。
従って、物品支持ケース内の電子機器等(物品)を過熱
状態にならないよう効果的に保護することができる。
緩衝部材を磁性材、導電材、或いは熱伝導材を含んだ材
料にて形成する具体的態様としては、衝撃・振動の吸収
に適した緩衝部材形成用の母材に、母材の衝撃・振動吸
収性を損なわない範囲でこれらの各材料のいずれかを混
入するもの等が考えられるが、緩衝部材全体にこのよう
な材料を混入させる必要は必ずしもなく、ケース内に収
納する物品の特性等に応じて、緩衝部材の一部だけがこ
れらの各材料のいずれかを含んだ材料にて形成されてい
ても良い。
磁性材、導電材、及び熱伝導材としては、上述の説明の
如く機能するものであれば特に具体的なものに限定され
ない。具体的には、例えば、パーマロイ、ケイ素鋼、セ
ンダスト、電磁ステンレス、Fe−Co系合金、Fe−
Si−Cr系合金、Fe−Al−Cr系合金、Fe、フ
ェライト、Co系アモルファス、Fe基ナノ結晶等が磁
性材として利用できる。
ウ素、窒化アルミニウム、酸化亜鉛、炭化ケイ素等のセ
ラミック粉体、チタン酸バリウム等の誘電体、水酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、水酸化
カルシウム、水酸化スズ等の金属化合物の水和物等が熱
伝導材として利用できる。
0)において、緩衝部材の材質(請求項10においては
緩衝部材の母材の材質)は、ケースの内部に物品を収納
した後に、物品及びケースの一方から他方へ伝わる衝撃
・振動を吸収・緩和することができる低硬度なエラスト
マー材料であれば、特に具体的なものに限定されない。
ロール等)、ゴム状樹脂、膠化体状樹脂等が緩衝部材の
材質として利用し得る。これらは、弾性変形を伴って衝
撃・振動を吸収・緩和でき、その後、形状が復元するこ
とで衝撃・振動吸収性を維持できる。中でも、膠化体状
樹脂は、ベースポリマーとしての樹脂成分が相互に架橋
して網目状の組織を形成するとともに、その網目状組織
の間隙にオイル成分(流動性成分)を包含したまま、全
体としての流動性を失って膠化体状になっているため、
いわゆる粘弾性を示し、損失係数が極めて大きいため、
衝撃・振動を速やかに収束させることができる点で特に
望ましい。
ポリマーとしては、例えば、スチレン系、エステル系、
アミド系、ウレタン系などの各種熱可塑性エラストマ
ー、並びに、それらの水添、その他による変性物、ある
いは、スチレン系、ABS系、オレフィン系、塩化ビニ
ル系、アクリル酸エステル系、メタクリル酸エステル
系、カーボネート系、アセタール系、アミド系、ハロゲ
ン化ポリエーテル系、ハロゲン化オレフィン系、セルロ
ース系、ビニリデン系、ビニルブチラール系、アルキレ
ンオキサイド系などの熱可塑性樹脂、およびこれらの樹
脂のゴム変性物などが挙げられる。これらの各種熱可塑
性高分子有機材料は、単独で用いても、2種以上をブレ
ンドして用いても良い。
液体または液状の材料が好適に用いられる。また、親水
性、疎水性のいずれの軟化剤も使用でき、鉱物油系、植
物油系、合成系等の各種ゴム用または樹脂用軟化剤を使
用できる。これらの軟化剤は1種を単独で用いてもよ
く、互いの相溶性が良好であれば2種以上を混合して用
いても良い。また、オイルの添加量が多いほど膠化体状
樹脂の硬度は低いものとなるので、所望の硬度となるよ
うに調製すれば良い。
用語を用いたが、膠化体はゲルと呼ばれることもあり、
これら2つの用語は置換可能な等価な用語である。ま
た、一方、本発明(請求項1〜請求項10)において、
ケースを構成する部材の材質(請求項9においてはケー
スを構成する部材全体或いは部材中の母材の材質)は、
上記のようなケースを構成するものとして機能すること
ができるものであれば、特に具体的なものに限定されな
い。
する物品の形状や重量、ケース(物品支持ケース)の用
途等を考慮して、金属、樹脂、紙(段ボール等)等がケ
ースの材質として利用し得る。
共に説明する。本実施例の物品支持ケース1は、当該物
品支持ケース1の縦断面図である図1(c)に示すよう
に、ケース3と、ケース3の内壁面に配置された緩衝部
材5(下側緩衝部材51及び上側緩衝部材55)と、か
らなり、内部に物品の一例としてのハードディスク装置
8を収納できるよう構成されている。
(c)に示すように、ケース3の内部にハードディスク
装置8を収納すると、ケース3の下側の内壁面に配置さ
れた下側緩衝部材51と、ケース3の上側の内壁面に配
置された上側緩衝部材55との間にハードディスク装置
8が挟持され、ハードディスク装置8がケース3の内部
空間で支持された状態となる支持構造が形成される。
て、物品支持ケース1の構成について説明する。ケース
3は、上側の面が開口部分とされた筐体であるケース本
体部31と、ケース本体部31の開口部分に対する蓋と
して機能する蓋体41と、蓋体41をケース本体部31
に対して固定するための複数本(図1では4本)のボル
ト45と、からなり、ケース本体部31及び蓋体41
は、樹脂材(母材)にパーマロイ、ケイ素鋼、センダス
ト等の磁性材を均一に混合した材料にて形成されてい
る。
角形の底面33を有しており、該底面33に対する側面
35をなす部材における上側の縁部には、横方向に張り
出して形成された一対の板材であるフランジ部37が設
けられている。フランジ部37をなす板材には、板面を
垂直に貫通する複数(本実施例では合計4個(図1
(a)参照))のボルト45螺合用のねじ穴39が設け
られている。
及びフランジ部37を上側から覆うよう構成された板材
である。フランジ部37のねじ穴39に対応する蓋体4
1における箇所には、板面を垂直に貫通するボルト45
螺合用のねじ穴(図示省略)が設けられている。
底面33から側面35にかけての箇所に配置される下側
緩衝部材51と、蓋体41における下面43からケース
本体部31における側面35にかけての箇所に配置され
る上側緩衝部材55と、からなる。下側緩衝部材51及
び上側緩衝部材55は、共に、スチレン系、ウレタン系
等の膠化体状樹脂(母材)に、当該緩衝部材5(51,
55)の衝撃・振動吸収性を損なわない範囲でパーマロ
イ、ケイ素鋼、センダスト等の磁性材を均一に混合した
材料にて形成されている。下側緩衝部材51及び上側緩
衝部材55は、母材としての膠化体状樹脂が粘着性を有
しているため、上記のようにケース3の内壁面に配置す
るだけで、上記所定箇所に安定して位置決めされる。
は、ハードディスク装置8の下側部分の形状に対応した
ハードディスク装置8挿入用の凹部53が設けられてお
り、上側緩衝部材55の下端面56aには、ハードディ
スク装置8の上側部分の形状に対応したハードディスク
装置8挿入用の凹部57が設けられている。
ように、蓋体41をケース本体部31に対してボルト4
5にて固定してケース本体部31の開口部分を蓋体41
にて塞ぐ前の段階では、凹部53,57夫々の上下方向
に延びる壁面53a,57aとハードディスク装置8と
の間に間隙δ(δ’)(δ>0,δ’>0)があくよう
構成されている。また、凹部53内の下側底面53b
と、凹部57内の上側底面57bとの間の長さh1が、
ハードディスク装置8の高さh2に比べて大きめ(h1
>h2)となるよう構成されている。また、更に、本実
施例では、図1(b)に示すように、下側緩衝部材51
における下端面52aから上端面52bまでの長さと、
上側緩衝部材55における下端面56aから上端面56
bまでの長さとの和H1が、ケース本体部31における
側面35の高さH2(換言すれば、ケース3の内部空間
の高さH2(図1(c)参照))よりも大きめ(H1>
H2)となるよう構成されている。
は、例えば、以下の手順で内部にハードディスク装置8
が収納される。まず、ケース本体部31における底面3
3に、下側緩衝部材51を配置し、図1(a)の状態に
する。
ドディスク装置8を挿入した上、この状態の下側緩衝部
材51に上側緩衝部材55及び蓋体41を順に被せて、
ハードディスク装置8が上側緩衝部材55の凹部57に
も挿入された状態にすることで、ハードディスク装置8
の緩衝部材5に対する位置決めを行う(図1(b)参
照)。このとき、下側緩衝部材51の上端面52bと上
側緩衝部材55の下端面56aとが当接し、上側緩衝部
材55の上端面56bと蓋体41の下面43とが当接し
た状態とされる。
緩衝部材51及び上側緩衝部材55に凹部53及び凹部
57が夫々設けられているので、ハードディスク装置8
の緩衝部材5に対する位置決めを容易に行うことができ
る。つまり、ハードディスク装置8の緩衝部材5に対す
る位置決めを、凹部53,57にハードディスク装置8
を挿入するだけで行うことができるので、緩衝部材5に
凹部53,57が設けられていない場合に比べ、ハード
ディスク装置8の緩衝部材5に対する位置決めを容易に
行えるのである。
本体部31の開口部分を塞ぐ前の段階では、ハードディ
スク装置8を挿入する凹部53の上下方向に延びる壁面
53a(換言すれば、ハードディスク装置8の挿入方向
(下方向)に延びる壁面53a)と、ハードディスク装
置8との間に間隙δ(δ’)があくよう構成されている
ので、凹部53に対するハードディスク装置8の挿入時
にはハードディスク装置8の大きさに対して凹部53の
大きさが大きい状態となっており、凹部53に対するハ
ードディスク装置8の挿入が行い易くなっている。
る上下方向に延びる壁面57a(換言すれば、ハードデ
ィスク装置8の挿入方向(下方向)に延びる壁面57
a)と、ハードディスク装置8との間にも間隙δ
(δ’)があくよう構成されているので、下側緩衝部材
51に上側緩衝部材55を被せて、凹部57にハードデ
ィスク装置8が挿入された状態にしつつ、下側緩衝部材
51の上端面52bと上側緩衝部材55の下端面56a
とを当接させる操作も容易に行うことができる。
た後は、ケース本体部31の開口部分から突出した緩衝
部材5を蓋体41にて加圧しつつ、緩衝部材5をケース
本体部31の開口部分の内部に押し込み、蓋体41の縁
部とフランジ部37とを当接させる。そして、その後、
蓋体41におけるねじ穴及びフランジ部37におけるね
じ穴39を貫通するようにボルト45を螺合し、蓋体4
1とケース本体部31とが一体に固定された状態にすれ
ば、図1(c)の状態になり、物品支持ケース1内への
ハードディスク装置8の収納は完了となる。
1(b)の状態とされた際に、ケース3の内壁面と緩衝
部材5との間の部分のうち、ケース3の内壁面の形状と
緩衝部材5の形状との間で製造上の不整合が起きている
箇所等に微小な隙間61が生じるが、図1(c)の状態
とされた際に、緩衝部材5が蓋体41によって加圧され
て変形し、ケース3の内壁面全体に緩衝部材5が接触し
た状態になる。
は、従来より、ケースの内壁面の形状と、緩衝部材にお
けるケースの内壁面側の部分の形状とを、ケースの内壁
面と緩衝部材とが隙間なく接触するよう完全に一致させ
ることは比較的困難であり、物品支持ケースにハードデ
ィスク装置等の物品を収納した後に物品支持ケースに衝
撃・振動が加わると、ケースの内壁面と緩衝部材との間
にがたつきが生じることがあったが、本実施例では、ケ
ース3の内壁面の形状と、緩衝部材5におけるケース3
の内壁面側の部分の形状との間に多少の不整合があって
も、図1(b)の状態から図1(c)の状態にされる際
に、蓋体41によって加圧された緩衝部材5が、ケース
3の内壁面に対する接触面積を増大させつつ隙間61を
なくすように変形して、ケース3の内壁面に押し付けら
れ、緩衝部材5とケース3の内壁面との間に作用する摩
擦力が蓋体41による加圧前に比べて増大されるので、
ハードディスク装置8の収納後の物品支持ケース1に衝
撃・振動が加わっても、ケース3の内壁面と緩衝部材5
との間にがたつきが生じることは防がれることになる。
衝部材5が加圧されることにより緩衝部材5のケース3
の内壁面に対する接触面積が増大されることから、この
接触面積の増大分だけケース3の内壁面と緩衝部材5と
の間で伝達される単位面積当たりの力(衝撃力等)が低
下し、従来の物品支持ケースの場合に比べてハードディ
スク装置8が安定して支持されることになる。
状態とされた際に、凹部53,57夫々の上下方向に延
びる壁面53a,57aとハードディスク装置8との間
に間隙δ(δ’)があいた状態となる上、下側底面53
bと上側底面57bとの間の長さh1がハードディスク
装置8の高さh2に比べて大きめであることから上側底
面57bとハードディスク装置8との間に空間がある状
態となるが、図1(c)の状態とされた際に、蓋体41
によって加圧された緩衝部材5が、これらの間隙や空間
内に突出するように変形し、ハードディスク装置8の外
壁全体に緩衝部材5が当接した状態になる。
加圧された緩衝部材5が、上記の間隙や空間内に突出す
るように変形して、ハードディスク装置8に押し付けら
れることによって、ハードディスク装置8との間の摩擦
力を増大させつつ、ハードディスク装置8に対する接触
面積を増大させ、ハードディスク装置8の外壁全体に緩
衝部材5が当接した状態となるので、ハードディスク装
置8収納後の物品支持ケース1に衝撃・振動が加わって
も、緩衝部材5とハードディスク装置8との間にがたつ
きが生じることは防がれる。また、緩衝部材5とハード
ディスク装置8との間の接触面積の増大分だけ緩衝部材
5とハードディスク装置8との間で伝達される単位面積
当たりの力(衝撃力等)が低下するので、物品支持ケー
ス1内でハードディスク装置8が安定して支持されるこ
とになる。
では、ケース3におけるケース本体部31及び蓋体41
が樹脂材に磁性材を均一に混合した材料にて形成され、
緩衝部材5が、膠化体状樹脂に磁性材を均一に混合した
材料にて形成されているので、ハードディスク装置8が
物品支持ケース1に収納されたままの状態で実際の用途
に供されるよう構成した際に、ハードディスク装置8の
信頼性を向上することができる。
持ケース1に収納されることによって、磁気が通過でき
ない磁性材に包まれる状態とされることから、ハードデ
ィスク装置8が実際の用途に供される際にも物品支持ケ
ース1に収納されたままの状態となるよう構成すれば、
ハードディスク装置8は、物品支持ケース1外部の磁気
から守られた状態で駆動することになり、ハードディス
ク装置8の信頼性が向上することになるのである。
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、緩衝部材5の上下方向の高さH1をケース3の内部
空間の高さH2よりも大きめ(H1>H2)とすること
によって(換言すれば、下側緩衝部材51に上側緩衝部
材55を被せた状態の緩衝部材5をケース本体部31の
開口部分から上方に突出させた状態にすることによっ
て)、蓋体41にてケース本体部31の開口部分を塞ぐ
際には、緩衝部材5が加圧され変形するよう構成した
が、図2(a)に示すように、蓋体41にてケース本体
部31の開口部分を塞ぐ前の段階でH1≦H2(図2
(a)ではH1=H2)である場合も、例えば、蓋体4
1の下面43に緩衝部材5加圧用の突起面43aを設け
ることによって、蓋体41にてケース本体部31の開口
部分を塞ぐ際には、上記実施例と同様に緩衝部材5が加
圧され変形するよう構成することができる(図2(b)
参照)。
にハードディスク装置8を収納した際に、ハードディス
ク装置8とケース3の内壁面との間の空間全体が緩衝部
材5で埋められるよう構成したが、図3に示すように、
下側緩衝部材51及び上側緩衝部材55夫々に上下方向
に貫通する貫通穴を設けること、又は、下側緩衝部材5
1及び上側緩衝部材55夫々を更に複数片の緩衝部材に
分割すること等によって、ハードディスク装置8とケー
ス3の内壁面との間の空間の所定部分に緩衝部材5で埋
められない箇所63(図3(b)参照)を設けても良
い。
(b)に示すように、蓋体41にてケース本体部31の
開口部分を塞ぐ際に、蓋体41の下面43(図3では突
起面43a)にて緩衝部材5が加圧されて変形し、ケー
ス3の内壁面と緩衝部材5との間の隙間61や緩衝部材
5の凹部53,57内の間隙等が緩衝部材5で埋めら
れ、緩衝部材5のケース3の内壁面及びハードディスク
装置8に対する接触面積が増大するよう構成すれば、上
記実施例と略同様の効果が得られることになる。
構成する場合は、図3(a)及び図3(b)に示すよう
に、蓋体41にて加圧された緩衝部材5が、緩衝部材5
で埋められない箇所63にも突出するように変形する。
そして、この変形が、ケース3の内壁面及びハードディ
スク装置8に対する緩衝部材5の接触面積の増大に寄与
することになる。
おけるケース本体部31及び蓋体41と、緩衝部材5と
が、磁性材を含んだ材料にて形成されたとして説明した
が、これらは、磁性材の代わりに金属等の導電材を含ん
だ材料にて形成されたものであっても良い。
は、物品支持ケース1に収納された際に、電磁波が通過
できない導電材に包まれた状態とされることから、ハー
ドディスク装置8が実際の用途に供される際にも物品支
持ケース1に収納されたままの状態とされれば、ハード
ディスク装置8は、物品支持ケース1外部の電磁波から
守られた状態で駆動することになり、ハードディスク装
置8の信頼性は向上することになる。また、この場合
は、ハードディスク装置8にて静電気が発生したとして
も、導電材を含んだ緩衝部材5を介して、静電気がケー
ス3に逃がされることになる。
及び蓋体41と、緩衝部材5とは、磁性材の代わりに酸
化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム等の熱
伝導材を含んだ材料にて形成されたものであっても良
い。このようにすれば、ハードディスク装置8は、物品
支持ケース1に収納された際に、効果的な熱伝導が可能
な熱伝導材に包まれた状態とされることから、ハードデ
ィスク装置8が実際の用途に供される際にも物品支持ケ
ース1に収納されたままの状態とされれば、ハードディ
スク装置8の通電時等に発生した熱は、周囲の熱伝導材
を介して効率良くケース3外に拡散されることになり、
ハードディスク装置8の信頼性は向上することになる。
を効率良くケース3外に拡散させるためには、図4
(a)に示すように、ケース3の内壁面の緩衝部材5と
接しない箇所に、ケース3の外部に通じる熱逃がし孔6
5を設けてもよい。これは、このように熱逃がし孔65
を設ければ、ケース3内の空気とケース3外の空気とを
入れ替えることができ、ハードディスク装置8を効率良
く冷却できるからである。
熱を効率良くケース3外に拡散させるためには、図4
(b)に示すように、ケース3の内壁面の緩衝部材5と
接しない箇所に、ケース3の内側に突出する突起片67
を設けても良い。これは、このように突起片67を設け
れば、物品支持ケース1の内部にハードディスク装置8
を収納した際に、突起片67の先端67aが、ケース3
の内壁面に比べ、ハードディスク装置8の外壁に近い箇
所に配置され、ハードディスク装置8にて発生した熱
が、突起片67を介して、効率良くケース3に伝達され
ることになり、ハードディスク装置8を効率良く冷却で
きるからである。
ハードディスク装置8にて発生した熱をケース3外に拡
散させるよう構成しても良い。この態様において、シー
ト材80は、ケース3の内壁面の緩衝部材5と接しない
箇所(図5では、蓋体41の下面43における緩衝部材
5と接しない箇所)に配置される板状部材である。ま
た、ケース3の内壁面(図5では蓋体41の下面43)
におけるシート材80と接する箇所にはケース3外に通
じる透孔82が設けられている。尚、この態様における
シート材80は、母材としての発泡樹脂、ゴム状樹脂、
又は膠化体状樹脂に、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、
窒化アルミニウム、酸化亜鉛、炭化ケイ素等のセラミッ
ク粉体、チタン酸バリウム等の誘電体、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、水酸化カルシ
ウム、水酸化スズ等の金属化合物の水和物等の熱伝導材
を混入することによって形成されたものである。
部分を蓋体41にて塞ぐ前の状態を示す図5(a)と、
塞いだ後の状態を示す図5(b)と、から判るように、
ケース本体部31の開口部分が蓋体41にて塞がれた際
には、蓋体41とハードディスク装置8との間で挟持
(加圧)されて変形し、当該シート材80の一部分は、
透孔82を介してケース3外部に突出した状態とされ
る。
ト材80のハードディスク装置8と接した箇所からハー
ドディスク装置8にて発生した熱を直接受けることがで
きる上、透孔82を介してケース3外に突出した当該シ
ート材80の一部分を介して、この熱をケース3外に直
接拡散させることができる。即ち、このように構成され
たシート材80を用いれば、ハードディスク装置8にて
発生した熱を効率良くケース3外に拡散させることがで
きるのである。
りに金属等の導電材を含んだ材料にて形成された部材と
して構成すれば、ケース3全体が誘電体で構成されてい
た場合であっても、ハードディスク装置8にて発生した
静電気を当該シート材80を介してケース3外に容易に
逃がすことができる。
ース本体部31の開口部分が蓋体41にて塞がれた際
に、ハードディスク装置8に接した部分と、ケース3外
に突出した部分とを有することになるので、例えば、シ
ート材80のケース3外に突出した部分を、接地された
導体板等(図示省略)に当接させる等の手法を採ること
により、ハードディスク装置8にて発生した静電気をケ
ース3外に容易に逃がせるのである。
スク装置8を物品支持ケース1に収納する際に、下側緩
衝部材51と上側緩衝部材55とを個別にケース3の内
壁面に配置したが、これらの緩衝部材51,55を、ケ
ース3の内壁面に沿って配置されるよう構成されたキャ
リア部材(図示省略)に予め接合しておき、当該キャリ
ア部材をケース3の内壁面に配置するようにすることも
可能である。
(ポリエチレンテレフタレート)、PS樹脂(ポリスチ
レン)、PP樹脂(ポリプロピレン)、PUR樹脂(ポ
リウレタン)等の熱可塑性樹脂からなる板状部材として
キャリア部材を構成する。そして、例えば、キャリア部
材における同一面上に下側緩衝部材51の下端面52a
と上側緩衝部材55の上端面56bとを左右に並べて溶
着し(換言すれば、緩衝部材51,55のケース3の内
壁面側の部分の一部をキャリア部材の片面に溶着し)、
下側緩衝部材51の凹部53にハードディスク装置8を
挿入した上でキャリア部材における下側緩衝部材51と
上側緩衝部材55との間の部分を折り曲げれば、下側緩
衝部材51の上端面52bと上側緩衝部材55の下端面
56aとを当接させて上側緩衝部材55の凹部57にも
ハードディスク装置8を挿入できるよう構成した緩衝部
材51,55とキャリア部材との一体部材を形成する。
うにハードディスク装置8を挿入・配置した上、この一
体部材をケース3の内壁面に配置すれば、キャリア部材
はケース3の内壁面に沿って配置され、緩衝部材51,
55はキャリア部材に包まれるように配置された状態と
なる。
てケース本体部31の開口部分を塞いだ際(つまり、図
1(c)に相当する状態にした際)に、緩衝部材51,
55が上記実施例と同様の変形ができるようキャリア部
材に材質上の柔軟性を持たせるよう構成すれば、上記実
施例と同様の効果を得ることができる。但し、この態様
においては、蓋体41にてケース本体部31の開口部分
が塞がれた際に、キャリア部材のケース3の内壁面に対
する接触面積(換言すれば、キャリア部材を介した緩衝
部材51,55のケース3の内壁面に対する接触面積)
が、蓋体41にてケース本体部31の開口部分が塞がれ
る前に比べて増大することになる。
材51,55をケース3の内壁面に配置する際には、下
側緩衝部材51と上側緩衝部材55とが一体に接合され
たキャリア部材をケース3の内壁面に配置するだけで良
く、下側緩衝部材51と上側緩衝部材55とを個別にケ
ース3の内壁面に配置するような場合に比べ、緩衝部材
51,55のケース3の内壁面に対する配置作業を効率
良く行えることとなる。特に、下側緩衝部材51と上側
緩衝部材55とが更に複数片に分割されてなるような態
様の場合には、この効果は一層大きなものとなる。そし
て、このように緩衝部材51,55を効率良くケース3
内に配置できる場合は、結果としてケース3に対するハ
ードディスク装置8の収納作業の効率が向上されること
になる。
柔軟性を有するものであれば、熱可塑性樹脂に限定され
ない。但し、キャリア部材を熱可塑性樹脂以外の材料で
形成する場合は、キャリア部材に対して膠化体状樹脂を
含んだ緩衝部材51,55を溶着することが比較的困難
な場合があるので、このような場合は、例えば、熱可塑
性樹脂からなる板状の中間媒体を用意して、この中間媒
体の一方の面を緩衝部材51,55に溶着し、他方の面
をキャリア部材の表面に接着剤、両面テープ等にて接着
するようにすれば良い。
キャリア部材との一体部材の内部にハードディスク装置
8を挿入・配置した際には、緩衝部材51,55全体
が、コの字状に折り曲げられたキャリア部材に包まれた
ような状態とされるが、この状態を安定的に維持するた
めに、コの字状のキャリア部材の両端(開放端)は接着
剤、ボルト、リベット、クランプ等にて固定して、キャ
リア部材がロの字状になるようにすることが好ましい。
ケース本体部31とを固定するためボルト45を用いる
よう構成したが、ボルト45の代わりにリベット、クラ
ンプ、接着剤等を用いるよう構成することも勿論可能で
ある。また、上記実施例では、蓋体41によって塞がれ
るケース本体部31の開口部分を、ケース本体部31に
おける上側の面としたが、上側の面に限らず横側の面と
しても良いし、下側の面としても良い。
(a)はその斜視図(但し、上側緩衝部材、蓋体及びボ
ルトを除く)、(b)は蓋体をケース本体部に固定する
直前の状態を示す縦断面図、(c)は蓋体をケース本体
部に固定してハードディスク装置をケース内部で支持し
た状態を示す縦断面図である。
り、(a)は蓋体をケース本体部に固定する直前の状態
を示す縦断面図、(b)は蓋体をケース本体部に固定し
てハードディスク装置をケース内部で支持した状態を示
す縦断面図である。
り、(a)は蓋体をケース本体部に固定する直前の状態
を示す縦断面図、(b)は蓋体をケース本体部に固定し
てハードディスク装置をケース内部で支持した状態を示
す縦断面図である。
り、(a)はケースの内壁面に熱逃がし孔を設けた状態
を示す縦断面図、(b)はケースの内壁面に突起片を設
けた状態を示す縦断面図である。
にシート材を設けてなる他の実施例の物品支持ケースを
示す図であり、(a)は蓋体をケース本体部に固定する
直前の状態を示す縦断面図、(b)は蓋体をケース本体
部に固定してハードディスク装置をケース内部で支持し
た状態を示す縦断面図である。
ハードディスク装置、31…ケース本体部、41…蓋
体、45…ボルト、51…下側緩衝部材、53,57…
凹部、53a,57a…壁面、55…上側緩衝部材
Claims (10)
- 【請求項1】 内部空間を有するケースと、該ケースの
内部空間に収納可能に構成された物品と、前記ケースと
前記物品との間に介在して、前記ケースと前記物品とを
直接接触させることなく前記物品を前記ケースの内部空
間で支持するとともに、前記物品及び前記ケースの一方
から他方へ伝わる衝撃や振動を緩和可能な緩衝部材と、
で構成されたケース内部の支持構造であって、 前記ケースは、一面が開口した筐体であるケース本体部
と、該ケース本体部の開口部分に対する蓋として機能す
る蓋体と、からなり、 前記緩衝部材は、前記ケース本体部の開口部分が前記蓋
体にて塞がれた際に前記蓋体により加圧されて変形し、
前記緩衝部材の前記ケースの内壁面に対する接触面積
が、前記蓋体による加圧の前に比べて増大されているこ
とを特徴とするケース内部の支持構造。 - 【請求項2】 前記蓋体にて前記ケース本体部の開口部
分が塞がれ、前記蓋体にて前記緩衝部材が加圧され変形
した際に、前記緩衝部材の前記物品に対する接触面積
も、前記蓋体による加圧の前に比べて増大されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のケース内部の支持構
造。 - 【請求項3】 前記緩衝部材は、前記物品の形状に対応
した物品挿入用の凹部を有し、前記物品は、前記凹部に
挿入されていることを特徴とする請求項1又は請求項2
に記載のケース内部の支持構造。 - 【請求項4】 前記凹部における前記物品の挿入方向に
延びる壁面と前記物品との間には間隙が設けられ、前記
蓋体にて前記ケース本体部の開口部分を塞いだ際に、前
記蓋体にて加圧された前記緩衝部材が前記間隙内に突出
するように変形していることを特徴とする請求項3に記
載のケース内部の支持構造。 - 【請求項5】 前記緩衝部材の前記ケースの内壁面側の
部分は、少なくとも一部において、前記ケースの内壁面
に沿って配置された緩衝部材固定用のキャリア部材に接
合されており、前記蓋体にて前記ケース本体部の開口部
分が塞がれ、前記蓋体にて前記緩衝部材が加圧され変形
した際には、前記キャリア部材を介した前記緩衝部材の
前記ケースの内壁面に対する接触面積が、前記蓋体によ
る加圧の前に比べて増大されていることを特徴とする請
求項1〜請求項4のいずれかに記載のケース内部の支持
構造。 - 【請求項6】 内部空間を有し、該内部空間に物品を収
納可能に構成されたケースと、 該ケースと前記物品との間に介在して、前記ケースと前
記物品とを直接接触させることなく前記物品を前記ケー
スの内部空間で支持するとともに、前記物品及び前記ケ
ースの一方から他方へ伝わる衝撃や振動を緩和可能な緩
衝部材と、からなる物品支持ケースであって、 前記ケースは、一面が開口した筐体であるケース本体部
と、該ケース本体部の開口部分に対する蓋として機能す
る蓋体であって、蓋として機能した際に前記緩衝部材を
加圧して変形させ、前記緩衝部材の当該ケースの内壁面
に対する接触面積を当該蓋体による加圧の前に比べて増
大させる蓋体と、からなることを特徴とする物品支持ケ
ース。 - 【請求項7】 前記緩衝部材は、前記物品の形状に対応
した物品挿入用の凹部を有していることを特徴とする請
求項6に記載の物品支持ケース。 - 【請求項8】 前記緩衝部材の前記ケースの内壁面側の
部分は、少なくとも一部において、前記ケースの内壁面
に沿って配置される緩衝部材固定用のキャリア部材に接
合され、 前記蓋体が蓋として機能することで前記緩衝部材を加圧
して変形させた際には、前記キャリア部材を介した前記
緩衝部材の前記ケースの内壁面に対する接触面積が、前
記蓋体による加圧の前に比べて増大されるよう構成され
たことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の物品
支持ケース。 - 【請求項9】 前記ケースが、磁性材、導電材、或いは
熱伝導材を含んだ材料にて形成されたことを特徴とする
請求項6〜請求項8のいずれかに記載の物品支持ケー
ス。 - 【請求項10】 前記緩衝部材が、磁性材、導電材、或
いは熱伝導材を含んだ材料にて形成されたことを特徴と
する請求項6〜請求項9のいずれかに記載の物品支持ケ
ース。
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