JP2002154202A - インクジェット記録ヘッドの製造方法、インクジェット記録ヘッド、およびインクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録ヘッドの製造方法、インクジェット記録ヘッド、およびインクジェット記録方法Info
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Abstract
消する。 【解決手段】 まず、ダミー吐出口17の開口面積を画
像処理により測定する(ステップ101)。吐出量のば
らつきが製造ロット毎にばらついていることが分かって
いる場合、ダミー吐出口17を製造ロット毎で測定し、
そのロットの代表値を求めるようにしてもよいし、ある
いは、個々の記録素子基板12についてダミー吐出口1
7の開口面積を測定するようにしてもよい。次に、記録
素子基板12の吐出量ランクを、ダミー吐出口17の開
口面積より3つに分けた表1に基づいて、記録素子基板
12の吐出量ランクを決定する(ステップ102)。次
に、ステップ102で決定された、「吐出量小」、「吐
出量中」、あるいは「吐出量大」といった吐出量ランク
をEEPROM33に書き込む(ステップ103)。
Description
録ヘッドの製造方法、インクジェット記録ヘッド、およ
びインクジェット記録方法に関する。
ジェット記録方式のインク吐出方法にはインク滴を吐出
するために用いられる吐出エネルギ発生素子として電気
熱変換素子(ヒータ)を利用する方法と圧電素子(ピエ
ゾ)を利用する方法があり、いずれも電気的な信号によ
ってインク滴の吐出を制御することが可能である。例え
ば、電気熱変換素子を用いるインク滴吐出方法の原理
は、電気熱変換素子に電気信号を与えることにより、電
気熱変換素子近傍のインクを瞬時にして沸騰させ、その
ときのインクの相変化により生じる急激な気泡の成長に
よってインク滴を高速に吐出させるものである。一方、
圧電素子を用いるインク滴の吐出方法の原理は、圧電素
子に電気信号を与えることにより、圧電素子が変位しこ
の変位時の圧力によってインク滴を吐出させるものであ
る。
ては、製造上のばらつきにより、吐出させるインク液滴
量がヘッド毎にばらついてしまい、インクジェット記録
ヘッド毎に記録される印字濃度が異なってしまう問題が
あった。
ェット記録ヘッドの製造工程において、紙面もしくは専
用の印字媒体に対してインクを実際に吐出をさせて記録
を行い、そのドット径から吐出量を算出し、この吐出量
情報をインクジェット記録ヘッドに実装されたメモリ素
子に書き込み、その吐出量情報に応じてインクジェット
記録ヘッドの吐出量を変更する、また、画像への打ち込
み量を変更するという方法が提案されている。
来例のインクジェット記録ヘッドによって各ヘッド毎の
インク吐出量のばらつきを抑制するには、以下の課題が
あった。
体のロットや1枚毎に表面のインク受容層の厚みや受容
層へのインクの浸透性/にじみ等のばらつきにより、ド
ット径のばらつきが生じてしまい吐出量を算出する誤差
が大きくなってしまう場合があった。
るバブルジェット(登録商標)方式のインクジェット記
録ヘッドにおいては、ヘッド自体が温度等により吐出量
が変化する性質を持っているために、正確な吐出量を測
定するためには温度管理を精度良くおこなった上でドッ
ト径を測定する必要があり、記録装置や設備が大きくま
たコストが上がってしまう場合があった。
うに小さくなった場合には、ドット径自体が50μm程
度とかなり小さくなっているために、ドット径測定のば
らつきの影響が吐出量を算出する時に大きいという問題
もあった。
とにより吐出量を算出するには、精度や装置コストの問
題があった。
ることなく、個々のインクジェット記録ヘッドの吐出量
に関する個体差を把握することができるインクジェット
記録ヘッドの製造方法、およびインクジェット記録ヘッ
ドを提供することを目的とする。
に本発明は、外部からインクが供給される複数のインク
流路と、インクを吐出するために利用されるエネルギを
発生する、前記各インク供給流路内に設けられた複数の
エネルギ発生素子と、前記各インク流路に連通する複数
の吐出口とを有し、前記吐出口がパターニングによって
形成されるインクジェット記録ヘッドの製造方法におい
て、前記吐出口の開口面積である吐出口面積を測定する
測定工程と、前記吐出口面積とインクの吐出量との相関
関係に基づく、個体差によるインクの吐出量の多寡を示
す指標である吐出量ランクを決定する工程と、前記イン
クジェット記録ヘッドに搭載されたメモリ素子に、前記
吐出口面積、前記吐出口面積との相関関係にあるインク
の吐出量、および前記吐出量ランクのうちの少なくとも
1つを含む吐出量情報を書き込む工程とを含むことを特
徴とする。
ヘッドの製造方法は、インクジェット記録ヘッドに搭載
されたメモリ素子に、吐出口面積、吐出口面積との相関
関係にあるインクの吐出量、および、吐出口面積とイン
クの吐出量との相関関係に基づく、個体差によるインク
の吐出量の多寡を示す指標である吐出量ランクのうちの
少なくとも1つを含む吐出量情報を書き込むため、製造
上のばらつきによる、インクジェット記録ヘッドのイン
ク吐出量の個体差を吐出量情報として、個々のインクジ
ェット記録ヘッドに持たせることができる。
インクの吐出に寄与しないダミー吐出口の開口面積であ
るものであってもよい。
ッドの製造ロット毎に行うものであってもよく、この場
合、個々のインクジェット記録ヘッドの吐出口面積を測
定する必要がないので、測定に要する時間が短縮化され
るだけでなく、作業の簡略化を図ることができる。
ット記録ヘッド毎に行うものであってもよい。
は円形以外の形状であり、かつ、前記ダミー吐出口の形
状は円形であってもよい。
積との相関関係にあるインクの吐出量、および、吐出口
面積とインクの吐出量との相関関係に基づく、個体差に
よるインクの吐出量の多寡を示す指標である吐出量ラン
クのうちの少なくとも1つを含む吐出量情報を書き込ん
だメモリ素子を有するため、個々のインクジェット記録
ヘッドが製造上のばらつきによる、インクジェット記録
ヘッドのインク吐出量の個体差を吐出量情報として持つ
ことができる。また、ダミー吐出口の形状が円形である
ことで、吐出口面積の測定が容易となるだけでなく、実
際にインクを吐出する吐出口の形状をインクの吐出に適
した形状とすることができる。
口面積よりもダミー吐出口の開口面積の方が大きいもの
であってもよい。インクの吐出に寄与する吐出口の開口
面積は、吐出体積が小さいほど小さくなる傾向がある
が、吐出口面積が小さくなるほど測定分解能に起因する
誤差が乗りやすくなり正確に測定するのが困難になる
が、開口面積の大きいダミー吐出口を測定することで、
容易に、かつ、正確に吐出口面積の測定を行うことがで
きる。
方法により製造されたインクジェット記録ヘッドでは、
吐出口面積、吐出口面積との相関関係にあるインクの吐
出量、および、吐出口面積とインクの吐出量との相関関
係に基づく、個体差によるインクの吐出量の多寡を示す
指標である吐出量ランクのうちの少なくとも1つを含む
吐出量情報を書き込んだメモリ素子を有するため、個々
のインクジェット記録ヘッドが製造上のばらつきによ
る、インクジェット記録ヘッドのインク吐出量の個体差
を吐出量情報として持つことができる。
明のインクジェット記録ヘッドによるインクジェット記
録方法であって、前記気泡を大気に連通させてインクを
吐出することを特徴とする。
方法は、インクジェット記録ヘッドに搭載されたメモリ
素子に、吐出口面積、吐出口面積との相関関係にあるイ
ンクの吐出量、および、吐出口面積とインクの吐出量と
の相関関係に基づく、個体差によるインクの吐出量の多
寡を示す指標である吐出量ランクのうちの少なくとも1
つを含む吐出量情報を書き込まれているため、各個体差
に適した吐出信号を送ることで、吐出量の個体差による
記録濃度のばらつきを低減させることができる。また、
気泡を大気に連通させてインクを吐出することで、エネ
ルギ発生素子と吐出口との間にあるインク全てを確実に
吐出することとなり、インクの吐出量を安定させること
ができる。
て図面を参照して説明する。
示す記録ヘッドカートリッジの外観斜視図である。
記録装置に着脱自在に搭載され、X方向に往復走査され
る記録ヘッドカートリッジ11は、インクを吐出する複
数の吐出口16が形成された記録素子基板12を有する
インクジェット記録ヘッド516を備える。また、記録
ヘッドカートリッジ11は、記録素子基板12にインク
を供給するための不図示のインクタンクを着脱自在に搭
載する。本実施形態の記録ヘッドカートリッジ11は、
6色のインクを収納する6つのインクタンクを搭載可能
な例が示されている。なお、インクタンクに収納される
6色のインクの色としては、黒以外の色であるカラーイ
ンクと、黒のインクとが収納されるものであってもよ
い。
に対してインクを吐出するための電気信号を印加するも
のであり、記録素子基板12を組み込むための開口部
と、記録素子基板12の電極部に対応する素子基板用電
極端子と、本体装置からの電気信号を受け取るための外
部信号入力端子32とが設けられており、その裏面に
は、EEPROM(Electrically Era
sable Programmable Read O
nly Memory)33が搭載されている。このE
EPROM33は、格納されたデータを電気的に消去可
能なROMでここに記憶されたデータは装置自体の電源
を切られても保持されるようになっており、本実施形態
では、後述する、記録素子基板12の吐出量ランク等が
格納されるようになっている。
録ヘッドカートリッジ11aのように外部信号入力端子
32aが、電気配線テープ31aとは別体の、電気配線
テープ31aと電気的に接続された電気コンタクト基板
30に設けられた構成の場合、この電気コンタクト基板
30の裏面に設けられているものであってもよい。
層の透視図を、また、図4に、図3とは別の層の配線パ
ターン層の透視図をそれぞれ示す。EEPROM33
は、図3に示す部位に電気的に接続されている。また、
この電気コンタクト基板30には、図4に示すように、
CS、SK、DO、DIの4つの外部信号入力端子32
aがEEPROM33の入出力用として設けられてい
る。
るいは、図2に示した記録ヘッドカートリッジのいずれ
に搭載されるものであってもよいが、以降の説明は、図
1に示した記録ヘッドカートリッジ11を用いて説明す
る。
られている、インクの吐出を行う記録素子基板の模式的
な一部破断斜視図である。また、図13は、図12のA
−A’線における記録素子基板12の一部断面図であ
り、図14は、図12の矢印Bの方向から見た電気熱変
換素子14近傍の透視平面図である。
は、例えば、厚さ0.625mmのSi基板19で形成
されている。また、インクをそれぞれ供給する、長溝状
の貫通口からなるインク供給口15が形成され、各々の
インク供給口15の両側に電気熱変換素子14がそれぞ
れ1列ずつ千鳥状に配列されている。なお、図12に
は、6色のうちの1色分に対応するインク供給口15、
および電気熱変換素子14のみが示されている。
4に電力を供給するAl等の電気配線とは、成膜技術に
より形成されている。また、電気配線に電力を供給する
ための不図示の電極部には、Au等のバンプが設けられ
ている。インク供給口15は、Si基板19の結晶方位
を利用して、異方性エッチングを行う。ウェハ面に<1
00>、厚さ方向に<111>の結晶方位を持つ場合、
アルカリ系(KOH、TMAH、ヒトラジン等)の異方
性エッチングによりエッチングが進行する。この方法を
用いて、所望の深さにエッチングする。あるいは、イン
ク供給口15は、特開平10−181032号公報に開
示されているAE−POLY方式により形成されるもの
であってもよい。このAE−POLY方式の場合、イン
ク供給口15を高精度に形成することができ、好適であ
る。
に対応したインク流路13を形成するためのインク流路
壁20、インクの吐出に寄与する吐出口16、およびイ
ンクの吐出に寄与しないダミー吐出口17がフォトリソ
グラフィ技術により形成され、上述した、6色のインク
に対応した12列の吐出口列を構成している。
吐出口形成について、より詳細に説明する。
を示すための摸式図であり、本発明に係わるインクジェ
ット記録ヘッドの構成とその製作手順の一例が示されて
いる。なお、図5(a)〜図11(a)は、図12のA
−A’線での断面を模式的に示した断面図であり、図5
(b)〜図11(b)は、図12のB−B’線での断面
を模式的に示した断面図である。
されるような、ガラス、セラミックス、プラスチックあ
るいは金属等からなる基板1が用いられる。
部として機能し、また、後述のインク流路およびインク
吐出口を形成する材料層の支持体として機能し得るもの
であれば、その形状、材質等に特に限定されることなく
使用できる。上記基板1上には、電気熱変換素子あるい
は圧電素子等のインク吐出エネルギー発生素子2が所望
の個数配置される。このような、インク吐出エネルギー
発生素子2によって記録液小滴を吐出させるための吐出
エネルギーがインク液に与えられ、記録が行われる。ち
なみに、例えば、上記インク吐出エネルギー発生素子2
として電気熱変換素子が用いられる時には、この素子が
近傍の記録液を加熱することにより、記録液に状態変化
を生起させ吐出エネルギーを発生する。また、例えば、
圧電素子が用いられる時は、この素子の機械的振動によ
って、吐出エネルギーが発生される。
動作させるための制御信号入力用電極8が接続されてい
る。また、一般にはこれら吐出エネルギー発生素子の耐
用性の向上を目的として、保護層等の各種機能層が設け
られるが、もちろん本発明においてもこのような機能層
を設けることは一向に差し支えない。
口部を基板1上に予め設けておき、基板後方よりインク
を供給する形態を例示した。インク供給口15の形成に
おいては、基板1に穴を形成できる手段であれば、いず
れの方法も使用できる。例えば、ドリル等機械的手段に
て形成しても構わないし、レーザー等の光エネルギーを
使用しても構わない。また、基板1にレジストパターン
等を形成して化学的にエッチングしても構わない。
ず、樹脂パターンに形成し、基板1に対してインク吐出
口と同じ面に設けてもよい。
出エネルギー発生素子2を含む基板1上に、溶解可能な
樹脂にてインク流路パターン4を形成する。最も一般的
な手段としては感光性材料にて形成する手段が挙げられ
るが、スクリーン印刷法等の手段にても形成は可能であ
る。感光性材料を使用する場合においては、インク流路
パターンが溶解可能であるため、ポジ型レジストか、あ
るいは溶解性変化型のネガ型レジストの使用が可能であ
る。
にインク供給口を設けた基板を使用する場合には、該感
光性材料を適当な溶剤に溶解し、PETなどのフィルム
上に塗布、乾燥してドライフィルムを作成し、ラミネー
トによって形成することが好ましい。上述のドライフィ
ルムとしては、ポリメチルイソプロピルケトン、ポリビ
ニルケトン等のビニルケトン系光崩壊性高分子化合物を
好適に用いることができる。というのは、これら化合物
は、光照射前は高分子化合物としての特性(被膜性)を
維持しており、インク供給口15上にも容易にラミネー
ト可能であるためである。
能な充填物を配置し通常のスピンコート法、ロールコー
ト法等で被膜を形成しても構わない。
た溶解可能な樹脂材料層4上に、図7に示すように、さ
らに被覆樹脂層5を通常のスピンコート法、ロールコー
ト法等で形成する。ここで、該樹脂層5を形成する工程
において、溶解可能な樹脂パターンを変形せしめない等
の特性が必要となる。すなわち、被覆樹脂層5を溶剤に
溶解し、これをスピンコート、ロールコート等で溶解可
能な樹脂パターン4上に形成する場合、溶解可能な樹脂
パターン4を溶解しないように溶剤を選択する必要があ
る。
ついて説明する。被覆樹脂層5としては、インク吐出口
3をフォトリソグラフィーで容易にかつ精度よく形成で
きることから、感光性のものが好ましい。このような感
光性被覆樹脂層5は、構造材料としての高い機械的強
度、基板1との密着性、耐インク性と、同時にインク吐
出口の微細なパターンをパターニングするための解像性
が要求される。このため、エポキシ樹脂のカチオン重合
硬化物が構造材料として優れた強度、密着性、対インク
性を有し、かつ前記エポキシ樹脂が常温にて固体状であ
れば、優れたパターニング特性を有する。
は、通常の酸無水物もしくはアミンによる硬化物に比較
して高い架橋密度(高Tg)を有するため、構造材とし
て優れた特性を示す。また、常温にて固体状のエポキシ
樹脂を用いることで、光照射によりカチオン重合開始剤
より発生した重合開始種のエポキシ樹脂中への拡散が抑
えられ、優れたパターニング精度、形状を得ることがで
きる。
る工程は、常温で固体状の被覆樹脂を溶剤に溶解し、ス
ピンコート法で形成することが望ましい。
法を用いることで、被覆樹脂層5は均一にかつ精度良く
形成することができ、従来方法では困難であったインク
吐出圧力発生素子2とオリフィス間の距離を短くするこ
とができ、小液滴吐出を容易に達成することができる。
4上にフラットに形成するために、スピンコート時に被
覆樹脂を溶剤に対して30〜70質量%の濃度で、さら
に好ましくは40〜60質量%の濃度で溶解させること
により被覆樹脂層5表面をフラットにすることが可能と
なる。
としては、ビスフェノールAとエピクロヒドリンとの反
応物のうち分子量がおよそ900以上のもの、含ブロモ
スフェノールAとエピクロヒドリンとの反応物、フェノ
ールノボラックあるいはo−クレゾールノボラックとエ
ピクロヒドリンとの反応物、特開昭60−161973
号公報、特開昭63−221121号公報、特開昭64
−9216号公報、特開平2−140219号公報に記
載のオキシシクロヘキサン骨格を有する多感応エポキシ
樹脂等があげられる。
チオン重合開始剤としては、芳香族ヨードニウム塩、芳
香族スルホニウム塩[J.POLYMER SCI:S
ymposium No. 56 383−395(197
6)参照]や旭電化工業株式会社より上市されているS
P−150、SP−170等が挙げられる。
脂層5に対して、図8に示すように、マスク6を介して
パターン露光を行う。本態様の感光性被覆樹脂層5は、
ネガ型であり、インク吐出口を形成する部分をマスクで
遮蔽する(むろん、電気的な接続を行う部分も遮蔽す
る。図示せず。)。
開始剤の感光領域に合わせて紫外線、Deep−UV
光、電子線、X線などから適宜選択することができる。
フォトリソグラフィー技術を用いて位置合わせが可能で
あり、オリフィスプレートを別途作成し基板と張り合せ
る方法に比べて、格段に精度をあげることができる。こ
うしてパターン露光された感光性被覆樹脂層5は、必要
に応じて反応を促進するために、加熱処理を行ってもよ
い。ここで、前述のごとく、感光性被覆樹脂層は常温で
固体状のエポキシ樹脂で構成されているため、パターン
露光で生じるカチオン重合開始種の拡散は制約を受け、
優れたパターニング精度、形状を実現できる。
脂層5は、適当な溶剤を用いて現像され、図9に示すよ
うに、インク吐出口を形成する。ここで、未露光の感光
性被覆樹脂層の現像時に同時にインク流路を形成する溶
解可能な樹脂パターン4を現像することも可能である。
ただし、一般的に、基板1上には複数の同一または異な
る形態のヘッドが配置され、切断工程を経てインクジェ
ット記録ヘッドとして使用されるため、切断時のごみ対
策として、図9に示すように感光性被覆樹脂層5のみを
選択的に現像することにより、インク流路を形成する樹
脂パターン4を残し(液室内に樹脂パターン4が残存す
るため切断時に発生するゴミが入り込まない)、切断工
程後に樹脂パターン4を現像することも可能である(図
10)。また、この際、感光性被覆樹脂層5を現像する
時に発生するスカム(現像残渣)は、溶解可能な樹脂層
4と共に溶出されるためノズル内には残渣が残らない。
る場合には、この後、インク流路およびインク吐出口が
形成された感光性被覆樹脂層5を還元剤を含有する溶液
に浸漬および加熱することにより後硬化を行う。これに
より、感光性被覆樹脂層5の架橋密度はさらに高まり、
基板に対する密着性および耐インク性は非常に良好とな
る。もちろん、この銅イオン含有溶液に浸漬加熱する工
程は、感光性被覆樹脂層5をパターン露光し、現像して
インク吐出口を形成した直後に行っても一向にさしつか
えなく、その後で溶解可能な樹脂パターン4を溶出して
も構わない。また浸漬、加熱工程は、浸漬しつつ加熱し
ても構わないし、浸漬後に加熱処理を行っても構わな
い。
する物質であれば有用であるが、特に銅トリフラート、
酢酸銅、安息香酸銅など銅イオンを含有する化合物が有
効である。前記化合物の中でも、特に銅トリフラートは
非常に高い効果を示す。さらに前記以外にアスコルビン
酸も有用である。
インク吐出口を形成した基板に対して、インク供給のた
めの部材7およびインク吐出圧力発生素子を駆動するた
めの電気的接合(図示せず)を行ってインクジェット記
録ヘッドが形成される(図11)。
ォトリソグラフィーによって行ったが、本発明はこれに
限ることなく、マスクを変えることによって、酸素プラ
ズマによるドライエッチングやエキシマレーザーによっ
てもインク吐出口を形成することができる。エキシマレ
ーザーやドライエッチングによってインク吐出口を形成
する場合には、基板が樹脂パターンで保護されてレーザ
ーやプラズマによって傷つくことがないため、精度と信
頼性の高いヘッドを提供することも可能となる。さら
に、ドライエッチングやエキシマレーザー等でインク吐
出口を形成する場合は、被覆樹脂層5は感光性のもの以
外にも熱硬化性のものも適用可能である。
れる吐出口16は、開口面積は190μm2であり、1
列に128個形成されている。なお、吐出口16の形状
は、図12に示す形状以外に記録に最適な形状であれば
いかなる形状であってもよく、円形であってもよい。
各2個ずつ、計4個形成され、その開口面積が190μ
m2よりも大きい274〜342μm2の範囲内で形成さ
れる、円形のダミー吐出口17は、記録に用いられるの
ではなく、後述するように、記録素子基板12のインク
吐出量のランク分けを行うために用いられるものであ
る。
面するように600DPIのピッチで一直線に132個
設けられており、インク供給口15から供給されたイン
クを電気熱変換素子14により気泡を発生させてインク
を吐出口16から吐出させ、記録用紙等の被記録媒体に
記録を行うものである。ただし、132個の電気熱変換
素子14のうち、両側の2個ずつを除いた128個は被
記録媒体への記録のために駆動されるが、ダミー吐出口
17に対応する位置の両側の2個ずつの電気熱変換素子
14は駆動されない。
インクを吐出させる際、電気熱変換素子14上に形成さ
れた気泡が吐出口16を介して大気に連通されるような
構成であってもよい。
に示すように、インク流路壁20で仕切られているが、
本実施形態では、インク流路壁20が、インク供給口端
部15aまで延びておらず、インク供給口端部15aか
らインク流路壁端部20aまで、距離aだけ離れた構成
となっている。また、本実施形態のインク供給口15の
短手方向の幅は100μmであり、インク流路13内の
流路高さLは25μm、電気熱変換素子14の大きさは
24μm×24μmである。
インク供給口端部15aからインク流路壁端部20aま
で距離aだけ離れた構成を示しているが、これに限定さ
れるものではなく、距離aがゼロ、すなわち、インク流
路壁端部20aがインク供給口端部15aまで延びた構
成であってもよい。
個体差による、インクの吐出量の多寡をランク付けした
ものである吐出量ランクのランク分けについて説明す
る。
分に対応させるために、吐出口16およびダミー吐出口
17を形成する工程は同じ条件で行うのが好ましい。本
実施形態でのノズル形成工程においては、ウェハ状態に
てMPA装置にて一括してパターン露光されるために、
ダミー吐出口17も吐出口16も同時に同じ条件で形成
されることから、ダミー吐出口17と吐出口16の対応
は十分取れている。具体的には、吐出口16がφ15.
5μmの場合に、ダミー吐出口17はφ19.0μmと
なっており、この15.5:19.0という比率は、常
に一定の比率になっている。このように、同一ウエハ上
で同時にパターニングされたダミー吐出口面積と吐出口
面積には比例関係が存在する。
の面積とインク吐出量の間には、図15に示すように強
い相関関係がある。すなわち、吐出口の面積が小さい場
合はインク吐出量は小さく、逆に吐出口の面積が大きい
場合はインクの吐出量は多くなる関係にある。
基板12の吐出量ランクを、吐出口16の開口面積より
表2のように3つに分ける。
5μm2≦S<168μm2のとき、吐出口16からのイ
ンクの吐出量Vdは、4.0ng≦Vd<4.3ngと
なり、この場合の吐出量ランクを「吐出量小」とし、吐
出口16の開口面積Sが168μm2≦S<185μm2
のとき、吐出口16からのインクの吐出量Vdは、4.
3ng≦Vd<4.7ngとなり、この場合の吐出量ラ
ンクを「吐出量中」とし、さらに、吐出口16の開口面
積Sが185μm2≦S<198μm2のとき、吐出口1
6からのインクの吐出量Vdは、4.7ng≦Vd<
5.0ngとなり、この場合の吐出量ランクを「吐出量
大」とした。なお、吐出量ランクのランク分けは、さら
に多段階にランク分けされるものであってもよいし、ま
た、ランク分けのしきい値も上述した値に限定されるも
のではない。
比例関係が存在することより、図16に示すように、本
実施形態の記録素子基板12は、インクを吐出しないダ
ミー吐出口17の開口面積と、インクを吐出する吐出口
16からのインクの吐出量との間に強い相関がある。す
なわち、ダミー吐出口17の開口面積が小さいと吐出口
16からのインクの吐出量は小さく、逆にダミー吐出口
17の開口面積が大きいと吐出口16からのインクの吐
出量は多くなる関係にある。
基板12の吐出量ランクを、上述した吐出口16の開口
面積と吐出口16からのインクの吐出量との関係を用い
てのランク分けと同様に、表2に示すように、ダミー吐
出口17の開口面積吐出口16からのインクの吐出量と
の関係を用いたランク分けが行える。
0が274μm2≦S0<294μm2のとき、吐出口16
からのインクの吐出量Vdは、4.0ng≦Vd<4.
3ngとなり、この場合の吐出量ランクを「吐出量小」
とし、ダミー吐出口17の開口面積S0が294μm2≦
S0<322μm2のとき、吐出口16からのインクの吐
出量Vdは、4.3ng≦Vd<4.7ngとなり、こ
の場合の吐出量ランクを「吐出量中」とし、さらに、ダ
ミー吐出口17の開口面積S0が322μm2≦S0<3
42μm2のとき、吐出口16からのインクの吐出量V
dは、4.7ng≦Vd<5.0ngとなり、この場合
の吐出量ランクを「吐出量大」とした。
のランク分けの工程を図17に示す。
口17の開口面積を画像処理により測定する(ステップ
101)。
定は、ウェハ単位にて測定するものであってもよいし、
ヘッド組立て後に測定するものであってもよい。
ェイス面18(図12参照)に照明を照射し、CCDで
画像を取り込み、吐出口のX方向、Y方向(図12参
照)の長さをエッジ検出した結果から測定し、面積に換
算する。しかしながら、吐出口16のような星形状等の
複雑な形状においては、X方向Y方向のエッジ検出だけ
では、面積を求めることはできず、取り込んだ吐出口1
6の画像を2値化し画素をカウントする必要があるが、
吐出口部の断面図である図18(a)に示すように吐出
口16のエッジ部分はR形状16aがあるために、吐出
口16の正面から観察した場合に吐出口16が図18
(b)に示すような二重線として観察されるために、2
値化する上での精度が確保できない。また、測定時間を
なるべく短くすることが求められることから、エッジ検
出で測定が可能なダミー吐出口17のような円形状が好
ましい。
には、エッチングのバラツキがウェハ内でほぼ均一に分
布していることから、そのバラツキを考慮した上で、全
てのチップではなく一部のチップを測定することで、ウ
ェハの代表値とすることでも良い。具体的には、ウェハ
の中において、中央部の1チップと上下左右の端部チッ
プの4チップ、合計5チップのダミー吐出口17の開口
面積を測定しその平均値を代表値するのが好ましい。
合には、ウェハで測定時にそのまま書き込むことができ
るためにチップ毎にダミー吐出口17の開口面積を測定
することが好ましいが、チップ上にROMに相当する機
能が無い場合にはウェハ単位で測定し、代表値を求めた
方が良い。
う場合には、ヘッド内にインクが充填されると吐出口1
6に形成されるメニスカスの形状が、上述した吐出口1
6のR形状16aの影響を受けやすくなり、メニスカス
が張る位置のバラツキが大きくなり正確に測定できなく
なる。特により小さな吐出口においては、R形状16a
の影響を受けやすいことから、吐出口16より大きなダ
ミー吐出口17を形成しておいて測定することが好まし
い。さらに、上記のことを踏まえた上でインク充填後に
測定する場合には、印字検査後であれば、吐出口16は
印字時にミストが付着することにより測定しにくいため
に、ダミー吐出口17にて測定することが好ましい。
が好適である理由について、さらに説明する。
Aのような露光装置で開ける場合、マスク上に形成され
た吐出口16およびダミー吐出口17に対して収差等に
よる像のゆがみを含んだ形状になる場合がある。つま
り、マスク上でのダミー吐出口17は真円であっても、
形成されたダミー吐出口17は真円にならない場合があ
る。しかしながら、ダミー吐出口17が円形であること
で、円形以外の多角形に比べて、ゆがみ量を正確に把握
できるため、ダミー吐出口17の開口面積の測定精度を
向上させることができる。すなわち、ダミー吐出口17
内部と外部とを画像処理によって2値化して切り分ける
ことで、ダミー吐出口17の形状が真円からずれていて
もダミー吐出口17の開口面積を正確に測定できる。
するということは、吐出口16の形状よりも簡単な形
状、かつ、大きい開口面積のダミー吐出口17を測定す
るということであり、よって、吐出口16の開口面積を
測定するよりもより正確に測定することができる。
実施形態のような星形状、あるいは矩形形状や1チップ
内に複数種類の吐出量の吐出口が混在し複数の吐出口面
積がある場合等といった、面積測定がしにくい場合に
も、ダミー吐出口17面積を円形状にすれば簡易に測定
することができる。
大きくすることにより、吐出口16の面積公差が155
〜198μm2と43μm2の範囲になるのに対し、ダミ
ー吐出口17面積公差は274〜342μm2とレンジ
で68μm2となり、より広い領域をとることができ
る。こうすることにより、吐出口16が小さくなるにつ
れ、製法プロセス上その寸法公差に入れるためにはよ
り条件マージンが少なくなること、吐出口面積の測定
精度等の影響を受けやすくなること、これらから吐出口
16で測定すると寸法公差が厳しくなるといったことを
回避できる。
最適な形状に形成されており、一方、ダミー吐出口17
は吐出量ランクのランク分けに最適な形状に形成されて
いる。
本実施形態ではダミー吐出口17の開口面積とインクの
吐出量との相関関係に基づき、ダミー吐出口17の開口
面積を測定するとしたが、これに限定されるものではな
く、吐出口16の開口面積とインクの吐出量との相関関
係が分かっている場合、吐出口16の開口面積を測定す
るものであってもよい。
ばらつきが製造ロット毎にばらついていることが分かっ
ている場合、ダミー吐出口17を製造ロット毎で測定
し、そのロットの代表値を求めるようにしてもよい。こ
の場合、個々の記録素子基板12についてダミー吐出口
17の開口面積を測定する必要がないので、開口面積の
測定に要する時間が短縮化されるだけでなく、作業の簡
略化を図ることができる。ただし、ロット毎の測定に限
定されるものではなく、必要に応じて個々の記録素子基
板12についてダミー吐出口17の開口面積を測定する
ようにしてもよい。
の吐出量ランクを決定する(ステップ102)。ロット
毎の測定を行った場合は、そのロットは、全て同じ吐出
量ランクになる。
ランクをEEPROM33に書き込む(ステップ10
3)。なお、この書き込むデータは、表2に基づく「吐
出量小」、「吐出量中」、あるいは「吐出量大」といっ
た吐出量ランクであってもよいし、ダミー吐出口17の
開口面積、あるいは、図16に示す相関関係に基づいた
ダミー吐出口17の開口面積に対応する、インクの吐出
量を書き込むものであってもよい。
場合には、6色とも同じウェハの場合は1つのランクで
良く、別のウェハの場合は複数のランクをEEPROM
33上に設ける必要がある。
面積との変換テーブルは、6色間の吐出体積が仕様上も
しくは別ウェハであることから異なることにより、吐出
口面積が異なる場合もあるので、チップ毎や色毎に設け
られているのが好ましい。
一例であり、これらの数値に限定されるものではない。
面積に基づいてランク分けされた、吐出量ランク、ダミ
ー吐出口17の開口面積、あるいは、インクの吐出量
を、EEPROM33に書き込むことにより、製造され
た記録素子基板12のそれぞれが、インクの吐出量に関
してどのような吐出特性であるかを把握することができ
る。これにより、インクジェット記録装置は、例えば、
記録素子基板12を交換した場合でも、記録素子基板1
2の吐出量の個体差を把握して、その記録素子基板12
に応じた吐出信号を記録素子基板12に送ることができ
るため、記録素子基板12毎における記録濃度のばらつ
きといった問題を解消することができる。
は、インクジェット記録ヘッド516の設けられたEE
PROM33の吐出量ランク情報を読み込み、その情報
に基づいてインクジェット記録ヘッド516を駆動する
条件を変更したり、また、単位面積当りのドット数を増
減させることにより濃度を合わせる制御を行うことによ
り、画像上、どのヘッドにおいても同じ濃度、色が得ら
れるようになる。
ェット記録ヘッドに搭載されたメモリ素子に、吐出口面
積、インクの吐出量、および、吐出量ランクのうちの少
なくとも1つを含む吐出量情報を書き込む。このため、
実際にインクを吐出して、各インクジェット記録ヘッド
毎の吐出量のばらつきを測定する必要がないので製造工
程を簡単化できるとともに、個体差に応じた吐出信号に
基づく記録を行うことができるため、インクジェット記
録ヘッド毎における記録濃度のばらつきを低減させるこ
とができる。
ヘッドの一例の外観斜視図である。
ヘッドの別の例の外観斜視図である。
である。
ーン層とは別の配線パターン層の透視図である。
図である。
の模式図である。
っている基板の模式図である。
の模式図である。
式図である。
る。
えられている記録素子基板の一部破断斜視図である。
一部断面図である。
換素子近傍の透視平面図である。
インクの吐出量との相関関係を示すグラフである。
されるインクの吐出量との相関関係を示すグラフであ
る。
工程を示すフローチャートである。
図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 外部からインクが供給される複数のイン
ク流路と、インクを吐出するために利用されるエネルギ
を発生する、前記各インク供給流路内に設けられた複数
のエネルギ発生素子と、前記各インク流路に連通する複
数の吐出口とを有し、前記吐出口がパターニングによっ
て形成されるインクジェット記録ヘッドの製造方法にお
いて、 前記吐出口の開口面積である吐出口面積を測定する測定
工程と、 前記吐出口面積とインクの吐出量との相関関係に基づ
く、個体差によるインクの吐出量の多寡を示す指標であ
る吐出量ランクを決定する工程と、 前記インクジェット記録ヘッドに搭載されたメモリ素子
に、前記吐出口面積、前記吐出口面積との相関関係にあ
るインクの吐出量、および前記吐出量ランクのうちの少
なくとも1つを含む吐出量情報を書き込む工程とを含む
ことを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方
法。 - 【請求項2】 前記吐出口面積が、前記吐出口のうちイ
ンクの吐出に寄与しないダミー吐出口の開口面積である
請求項1に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方
法。 - 【請求項3】 前記測定工程を、前記インクジェット記
録ヘッドの製造ロット毎に行う請求項1または2に記載
のインクジェット記録ヘッドの製造方法。 - 【請求項4】 前記測定工程を、製造される前記インク
ジェット記録ヘッド毎に行う請求項1または2に記載の
インクジェット記録ヘッドの製造方法。 - 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれか1項のイン
クジェット記録ヘッドの製造方法により製造されたイン
クジェット記録ヘッドであって、インクの吐出に寄与す
る前記吐出口の形状は円形以外の形状であり、かつ、前
記ダミー吐出口の形状は円形であることを特徴とするイ
ンクジェット記録ヘッド。 - 【請求項6】 インクの吐出に寄与する前記吐出口の開
口面積よりも前記ダミー吐出口の開口面積の方が大きい
請求項5に記載のインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれか1項のイン
クジェット記録ヘッドの製造方法により製造されたイン
クジェット記録ヘッドであって、 前記吐出口の形状が円であることを特徴とするインクジ
ェット記録ヘッド。 - 【請求項8】 請求項5ないし7に記載のインクジェッ
ト記録ヘッドによるインクジェット記録方法であって、 前記気泡を大気に連通させてインクを吐出することを特
徴とするインクジェット記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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