JP2002153557A - 選択的に格納可能な注射針を備えた皮下注射器 - Google Patents

選択的に格納可能な注射針を備えた皮下注射器

Info

Publication number
JP2002153557A
JP2002153557A JP2001263092A JP2001263092A JP2002153557A JP 2002153557 A JP2002153557 A JP 2002153557A JP 2001263092 A JP2001263092 A JP 2001263092A JP 2001263092 A JP2001263092 A JP 2001263092A JP 2002153557 A JP2002153557 A JP 2002153557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syringe
inner sleeve
plunger
barrel
hub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001263092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5030342B2 (ja
Inventor
Richard Caizza
カイッツァ リチャード
Simon Cohn
コーン シモン
Jonathan Gabel
ガベル ジョナサン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Becton Dickinson and Co
Original Assignee
Becton Dickinson and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Becton Dickinson and Co filed Critical Becton Dickinson and Co
Publication of JP2002153557A publication Critical patent/JP2002153557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5030342B2 publication Critical patent/JP5030342B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3205Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
    • A61M5/321Means for protection against accidental injuries by used needles
    • A61M5/322Retractable needles, i.e. disconnected from and withdrawn into the syringe barrel by the piston
    • A61M5/3234Fully automatic needle retraction, i.e. in which triggering of the needle does not require a deliberate action by the user
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/315Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
    • A61M5/31511Piston or piston-rod constructions, e.g. connection of piston with piston-rod
    • A61M2005/31516Piston or piston-rod constructions, e.g. connection of piston with piston-rod reducing dead-space in the syringe barrel after delivery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2209/00Ancillary equipment
    • A61M2209/06Packaging for specific medical equipment
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/50Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests having means for preventing re-use, or for indicating if defective, used, tampered with or unsterile
    • A61M5/508Means for preventing re-use by disrupting the piston seal, e.g. by puncturing

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧を加えて使用でき、大量生産可能な格納
針式注射器の提供。 【解決手段】 この注射器は、バレルと外側ハウジング
をもつプランジャとを含む。プランジャは、キャビティ
をもつ内側スリーブ、外側ハウジングと内側スリーブと
の相対移動を妨げる係合部およびストッパを有する。係
合部が解放されプランジャに十分な末端力が加えられた
際、ストッパを切るように内側スリーブにカッタが装着
される。肩部をもつハブハウジング、フランジとステム
とをもつハブ、フランジと肩部との間でステム周りに配
置されたスプリングおよび鋭利な先をもつ注射針があ
る。係合部を解放すべく十分な末端力がプランジャに加
えられると注射針はキャビティに格納され、この解放
は、カッタがストッパとフランジとを切り、スプリング
が注射針のキャビティへの移動を生じさせるよう外側ハ
ウジングに対する内側スリーブの相対移動を許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概ね、皮下注射器
に関し、より詳しくは、注射針に不注意に触れること、
および、注射器の再使用を実質的に防止すべく、意図さ
れた使用の後に格納することができる注射針を含む皮下
注射器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】皮下注射器は、薬剤を投与したり、体液
の試料を抽出したりするために医療分野において広く使
用されている。一般に、皮下注射器は、小瓶の栓または
患者の皮膚を突き刺すための鋭利な末端部を有し、固定
してあるいは着脱自在に取り付けられた金属製の注射針
を有している。膨大な使用回数と使用されている注射針
とが考慮されるとき、皮下注射器および注射針は、長年
の間、殆ど問題が報告されることなく使用されてきた。
ごく最近、体液により伝染されるウイルス性疾病の認
識、および、注射針および注射器の不適切な廃棄におけ
る犯罪的誤用を低減させることの必要性と同様に、以前
に使用された注射針(通常“シャープス”として称され
る)に不注意に触れることから医療従事者を守ることの
必要性に対する高い意識により、再使用を防止するため
の備えを含む注射器および注射針が開発されている。
【0003】注射針および注射器の再使用を防止するよ
うに意図された備えは、広く医療機関で使用されている
様々なシャープス回収システムを含む。他に開発された
ものには、注射器がその意図された使用を終えた際、専
門家によって容易に外され得る注射針アタッチメントが
含まれる。様々な密封装置が開発されており、それらの
いくつかは一般に市販されている。これら開発の多く
は、シャープスに対する医療従事者の不注意な触れの発
生率を低減させるが、これら大部分の装置は、皮下注射
器および注射針を調達して誤用する意向の個人によっ
て、たやすく無力にされてしまうであろう。この問題の
結果として、皮下注射器の技術における更なる開発は、
意図された使用が終えられた際に、注射器の本体内に引
っ込む注射針を備えた注射器に帰する。
【0004】米国特許第4,838,869号は、1回
だけ使用するように構成された格納式皮下注射器を開示
しており、その注射針は、スプリング式であって、シリ
ンジプランジャが完全に押し下げられると、元どおりに
ならないように皮下注射器内に自動的に格納され、それ
により、プランジャの端部の突起は、格納のために注射
針を解放すべく、スプリング式注射針を保持しているタ
ブに係合する。この特許に開示された設計に伴なう潜在
的な問題は、薬剤投与の準備の間、専門家が液体を何度
も吸い取り、何回か放出してもよいということであり、
この設計によれば、その専門家が不注意にその格納機構
を解放させ得たのである。更に、その設計は、大量生産
が大変困難であろう。
【0005】米国特許第4,900,307号は、注射
器および注射針が意図された使用を終えた際に、その注
射針をハブ内に選択的に引き込む備えを提供する拡大ハ
ブをもった皮下注射針を開示している。この開示された
設計は、引込装置の早まった解放の問題を実施的に排除
し、拡大ハブは、送達不能なかなりの薬剤停留をもたら
す相当な“デッドボリューム”を有している。加えて、
送出後、注射針はハブ内に固定されるが、内側に注射針
をもったハブが除去された後、その注射器自体は、まだ
完全に機能している。
【0006】米国特許第4,994,034号は、注射
針がシリンジプランジャの内腔部に引っ込む格納式の注
射針を備えた皮下注射システムを開示している。開示さ
れた発明は、その保持力に抗してニードルホルダを付勢
して保持するコイルスプリングを捕らえる弾性フィンガ
ーを備えた円筒状のスプリングハウジングを含んでい
る。この開示におけるプランジャは、脆い端部を有し、
予め所定量の力のもとで弾性フィンガーと係合すると
き、残っている内側に向かうテーパが施された肩部が弾
性フィンガーを広げて分離し、そのコイルスプリングに
注射針とそのホルダとをシリンジプランジャの内腔部に
放出させる。この開示を用いて製造された注射器は、複
雑であると共に組み立てが困難であろう。この開示を用
いても、商業製品がうまく生産されることはないと考え
られる。
【0007】米国特許第5,019,044号は、ホル
ダプレートに固定連結され、軸線方向移動を生じさせる
スプリングによって常に支持されている皮下注射針を備
えた安全な皮下注射器を開示している。ホルダプレート
は、通常、注射のための準備位置でクランプにより保持
されている。シリンジのプランジャが、そのバレルの底
面に対して押圧されると、注射針はクランプから解放さ
れると共にスプリングによって押圧されて落下し、更
に、ゴム製のプラグに追従してプランジャのチャンバに
押し込まれる。重ねて、この開示からは、商業製品がう
まくもたらされたことはなく、製造には複雑であり、送
達不能なかなりのデッドボリュームを有するものと思わ
れる。
【0008】格納可能な注射針を備えた注射器の他の例
は、米国特許第5,053,010号に開示されてい
る。開示された注射器は、注射器の内容物が押し出され
た後、プランジャへの付加的な圧力で注射針を中空のプ
ランジャ内に引き込む。開示された設計は、その前方位
置から格納位置まで移動する摺動エラストマーシールを
採り入れており、それにより、格納機能を作動させるべ
くプランジャの付加的な前方移動を許容する。この設計
に関して報告されている問題は、シールの柔軟な性質の
ために、注射の使用中、シールが早まって移動させられ
るというものである。シール部材の剛性を増加させるこ
とによってこの問題を克服するという試みは、シールの
健全性を損なってしまう。
【0009】米国特許第5,180,369号は、摺動
自在なピストンに固定されたニードルカニューレを有す
る自己破壊式注射器アッセンブリを開示している。摺動
自在なピストンおよび摺動可能なピストンフランジは、
圧縮スプリング、ガイドチューブ、シャッタリングによ
って注射器アッセンブリのバレル内に保持されている。
注射器アッセンブリのプランジャは、一端にサムフラッ
トを備えると共に他端に摺動ガスケット、プランジャシ
ャッタプレートおよびフックリムを備えた中空の細長い
管である。この特許は、薬剤が注射されるとき、細長い
中空のプランジャがさらにそのシャッタリング内に押し
込まれ、そのシャッタリングが粉々になり、更に、摺動
自在なピストンおよび摺動自在なピストンフランジをプ
ランジャシャッタプレートに押し込んで砕くことができ
ると報告している。プランジャシャッタプレートの破砕
により、摺動自在なピストンおよびニードルカニューレ
がスプリングによって中空のプランジャに押し込まれ、
それゆえに、ガイドチューブを再度入れることが防止さ
れる。重ねて、この開示からは、商業製品がうまくもた
らされたことはない。
【0010】米国特許第5,180,370号は、注射
がなされた後、注射針を注射器内に格納するための内部
機構を有する注射器を開示している。開示された一例で
は、注射針が手動でプランジャ上に引き戻されることに
より引き込まれ、他の例においては、注射針が圧縮スプ
リングによってプランジャ内の中空チャンバに進行させ
られる。この開示により製造された注射器は、製造する
には複雑であり、この開示から商業製品がうまくもたら
されたことはない。
【0011】米国特許第5,188,599号は、シリ
ンジプランジャの内腔部に引っ込む注射針を備えた皮下
注射システムを開示している。注射針は引き込まれる
と、プランジャ内に保持される。開示された装置は、そ
の保持力に抗してニードルホルダを付勢保持しながらス
プリングを捕らえる弾性フィンガーを有する円筒状のス
プリングハウジングを含んでいる。プランジャは、外側
に向かうテーパが施された肩部が弾性フィンガーを広げ
る際に分離する脆い端部を有し、そのコイルスプリング
に、注射針およびそのホルダをシリンジプランジャの内
腔部に放出させる。また、この特許は、空になった血液
採集管に連通させるための両頭注射針を含む体液サンプ
ル抽出装置を開示している。また、この特許は、格納可
能な注射針に関するいくつかの先行する開示の概説を含
んでいる。この特許の開示に基づいて商業製品を製造し
ようとする試みがなされてはいるが、今までのところ、
まだ、商業製品がうまくもたらされたことはない。
【0012】米国特許第5,201,710号は、注射
針用のクランプ装置に装着された注射器であって、注射
の終わりに、注射針を注射器本体内に自動的に格納させ
ることができる機構を備えたものを開示している。開示
された装置は、内側シリンダおよび外側シリンダ、外側
シリンダの端部の開口、内側シリンダの端部における第
3の開口、および、第3の開口用の蓋を含んでいる。更
に、開示された装置は、ヘッド付の注射針、シール、蓋
に対して注射針を押圧する第1のスプリング、および、
第2のスプリングによって注射器に対して外側に向くよ
うに荷重が加えられ、注射針を解放するクランプ装置を
含んでいる。蓋には、破裂する前に撓む隔膜があり、隔
膜を破裂させるための鋭利な要素がある。また、注射針
が接触可能となることを防止する蓋があり、注射器が使
用された後、第2のシリンダが外側へ移動することを妨
げる栓がある。説明から明らかなように、この特許によ
り開示されている装置は、複雑であり、組立てることが
困難であろう。この特許の開示からは、商業製品がうま
くもたらされたことはない。
【0013】米国特許第5,385,551号は、機器
内に摺動自在に装着されたプランジャを押し下げること
によって格納することができる注射針を有する再利用で
きない医療機器を開示している。開示された機器は、注
射針に結合されたニードルホルダを有している前面装着
された引込み機構を含んでいる。ニードルホルダは、軸
方向に整列された摺接面に沿ってニードルホルダに連結
されている摩擦係合された保持リング部材により機器の
軸線に沿って支持されている。ニードルホルダおよび保
持器は、中空の本体の前部に位置決めされている。移動
自在な部材、すなわち、プランジャの前部が、前方に移
動できないニードルホルダの周りを横切る保持部材に対
し押圧することによって、保持器をニードルホルダから
分離する。その分離は、その保持部材がニードルホルダ
から緩く動くまで、摺接領域の大きさを漸減させること
により起こり、その結果、そのニードルホルダおよび注
射器は、上述の圧縮スプリングによりニードルホルダに
加えられる引込力に応じてプランジャ内の内腔部に引き
込まれる。重ねて、この特許に開示されている装置は、
複雑で、製造することが困難であり、送達不能なかなり
のデッドボリュームを有するものと思われる。この開示
から製品を商品化しようとする試みは、十分な成果をあ
げていない。
【0014】米国特許第5,407,436号は、使用
後に自動的に格納される中空注射針を有する皮下注射器
を開示している。開示された注射器は、プランジャ、サ
ンプル容器または薬剤容器のためのメインチャンバと、
ニードルホルダを付勢するスプリングを収容するための
フォワードチャンバと、を有する一体成形された本体
と、プランジャ端部の移動により解放される際に自動的
に引き込まれるまでフォワードチャンバ内に圧縮スプリ
ングによってニードルホルダを保持する内部ラッチ構造
とを含んでいる。この特許は、プランジャと本体との間
のシールが、ヘッドおよび壁のひずみを起こさせる特大
のプランジャヘッドにより達成されるということを開示
している。開示されたスプリングは,フォワードチャン
バ用に両端にシールを有している。この特許は、注射
針、そのホルダ、スプリング、およびシールが摺動ガイ
ドを用いて組み付けられ得るということを教示してい
る。この開示を用いて生産された注射器を使用する場
合、注射針の引込みは、協働ラッチに係合するようにプ
ランジャを十分に押下げることにより作動されるので、
専門家は、満たす間に液体を吸い取ると共に放出する際
に気を配る必要があるだろう。その係合は、注射器から
液体を放出するように、行程の最下位で生じる。
【0015】米国特許第5,769,822号は、その
上にシール部材を有する中空のプランジャを備えた再利
用できない注射器を開示している。プランジャが伸ばさ
れた位置から使い果たした位置へ、その後、第3、すな
わち、縮められた位置まで操作されると、そのバレルに
関連するプランジャおよびシールの位置は、液体の注射
の間、プランジャが装置を通じて加えられた圧力を十分
な力で伝えることを可能とし、また、プランジャの一端
に設けられたシールが、バレル内のチャンバ内の液体の
漏れを少なくするようにプランジャとプランジャの外部
の周りに配置された円筒状のバレルとの間において、最
大のシール健全性を有することを可能にする。
【0016】米国特許第6,010,486号は、プラ
ンジャロッドおよびニードルハブを破壊することによっ
て実質的に注射器の再利用を防止し、更に、注射針をプ
ランジャロッド内に引き込む引込み針式の注射器を開示
している。開示された注射器は、プランジャロッドを完
全に押し下げ、末端に向けて軸力を加えると、インナハ
ブの脆い部分が破砕され、プランジャの先端が外れ、ス
プリングがプランジャの内部のチャンバを開放するよう
にカッタを付勢することができるという備えを含んでい
る。
【0017】上述の参照された開示において説明された
大部分の装置は幾分複雑であり、多くのものが、潜在的
に困難な組立上または厳しい寸法公差上の要求を伴なっ
た部品の製造および組立てを要求する。その設計の多く
は、シリンジに液体を吸い取り、シリンジから放出する
ために、専門家による注意深い力の印加に依存してい
る。また、装置の多数の部品間における寸法公差が、製
造および組立ての間に慎重に準拠されないと、通常の使
用は、注射器の格納機能における早まった作動をもたら
してしまう。格納機能の早まった作動の問題は、高圧を
加えながら使用することが意図されている注射器にとっ
て、特に致命的となる。高圧を加えることの例は、放射
線療法用の放射線不透過性色素の送達や、高粘性をもっ
た薬剤の送達等を含む。流通している従来の注射器は、
使用者によって、実質的に故障がなく、信頼できるもの
であるとみなされている。それらは、より複雑な混合計
量や送達機能と同様に、“1回限り”の注入や注射処置
の双方を含む様々の異なる処置のために使用される。格
納式の注射器が、これら機能的、実用的かつ信頼性のあ
る従来の注射器に取って代わるためには、当該格納式の
注射器が、使用者の通常の習慣に対して著しく妨げとな
るべきでなく、実質的に信頼性のあることが必要である
と共に、それらの価格が法外となってはならない。流通
している従来の注射器は、しばしば、1分あたり数百の
速度で製造され、それらの価格は、一般にその使用にお
いて重要な要素でない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述の開示を再検討す
るに、大量生産を行なう当業者は、これら比較的複雑な
装置の大部分を何百万も組立てることは、気力をくじか
れる仕事であると認めている。加えて、開示された装置
の多くは、正確な送達という専門家のニーズを損なう
か、あるいは,高価な薬剤のかなりの割合を浪費させる
であろう実質的に送達不能な“デッドボリューム”を有
する。このため、高圧を加えながら使用され得ると共
に、大量に生産され得る選択的に格納可能な注射器に対
するニーズが存在している。注射器は、年間あたり何百
万もの数量で生産される場合、使用時において信頼性が
高くなるように十分簡単なものとなるべきである。その
ような装置は、以下に開示される。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の選択的に格納可
能な注射針を備えた皮下注射器は、開放基端、開放末
端、および、それを通る中空の内腔部を有する細長いバ
レルを含む。注射器は、バレル内で摺動自在となるよう
に大きさが定められており、開放基端および開放末端を
有する中空の外側ハウジングを備えた細長いプランジャ
を含む。プランジャは、開放基端および開放末端と共に
その内部にキャビティを画成する側壁をもった中空の内
側スリーブを有する。内側スリーブは、中空の外側ハウ
ジング内に配置されると共に外側ハウジング内で摺動自
在となるように大きさが定められている。プランジャ
は、外側ハウジングと内側スリーブとの間の相対的な軸
方向移動を妨げる解放可能な係合要素を有し、係合要素
は解放された際に、その相対的な軸方向移動を許容す
る。更に、プランジャは、外側ハウジングの末端に装着
されて開放末端を塞ぎ、液体を吸い取り、放出するため
のチャンバを画成するように、バレルの中空の内腔部と
の摺動自在なシールを形成するストッパを含む。また、
プランジャは、内側スリーブの基端に装着されると共
に、係合要素が解放され、プランジャに十分な末端軸方
向力が加えられた際に、内側スリーブ内のキャビティを
露出すべくストッパを切り通すように配置された開口カ
ッタを含む。注射器は、内側に向けて突出する肩部を有
する開放基端、内面を有するそれを通る通路をもったハ
ブハウジングを有する。基端フランジ、および、それを
通る通路を有する末端をもった軸方向ステムを備えてお
り、ステムが末端に向けて延びる状態でハブハウジング
内に嵌め込まれるように大きさが定められたハブがあ
る。フランジは、チャンバの末端を定める。ステムの周
りに配置されると共にフランジと内側に向けて突出する
ハブハウジングの肩部との間にバイアスをもたらすよう
に圧縮される細長いスプリングがある。注射器は、鋭利
な末端先、基端、および、それを通る液体経路を有し、
末端先が外方に延びると共に前記液体経路がチャンバと
連通する状態でハブの通路に装着される注射針を有す
る。注射針は、チャンバから液体を放出するのに要求さ
れる力よりも大きい十分な末端力がプランジャに加えら
れ、それによって係合要素を解放する際に、プランジャ
のキャビティ内に格納される。この解放は、カッタがス
トッパおよびフランジを切り通すように、プランジャ外
側ハウジングに対する内側スリーブの相対的な移動を許
容する。フランジおよびストッパが切り通された際、ス
プリングのバイアスは、内部に装着された注射針を有す
るステムの内側スリーブのキャビティに対する十分な移
動を生じさせ、それによって、前記注射針の前記先に不
注意に触れてしまうことを実質的に防止する。
【0020】この発明の注射器は、従来の固定針注射器
と実質的に同等である送達不能な“デッドスペース”容
積を有し、すなわち、送達不能な容積を実質的に有さな
い。この発明の注射器は、従来の注射器のように、高圧
のもとでの薬剤の吸い取り、計量、混合、送達といった
用途に適している。上述された多くの装置とは異なり、
この発明の注射器が、現在用いられている習慣や手順に
従うユーザーによって不注意に格納されてしまうことは
実質的にあり得ないであろう。この発明の注射器は、注
射器に液体を吸い取ったり、注射器内で液体を混合した
りする際に、不注意な作動を避けるために、従来の注射
器よりも実質的により多くの注意を払うよう訓練しなけ
ればならないユーザには依存せず、重要なことは、この
発明の注射器は、多くの既存の製造設備を利用する大量
自動生産の効率化に適合することである。注射針が本発
明の注射器内に一旦格納されると、ハブフランジが切り
通されると共にストッパが切り取られて注射器は実質的
に使用不能となるので、たとえ、個人が注射器を誤用し
ようとしても、注射器は機能的に再生され得ない。更
に、注射針の先は、不注意な接触から保護される。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、多くの異なる形態にお
ける実施形態によって満たされるが、この発明の実施形
態は、本発明の原理の例示としてみなされるべき本開示
を理解することと共に、図示され、ここに詳説され、本
発明の範囲を示された実施形態に制限することは意図さ
れていない。この発明の範囲は、添付の特許請求の範囲
および対応するものによって判断される。この開示で
は、装置の末端は、患者に最接近する端部であり、装置
の基端は、患者から遠ざかった専門家に最接近する端部
であるという慣例に従う。
【0022】図1〜図13を参照するに、選択的に格納
可能な注射針12を備えた本発明の皮下注射器10は、
開放基端16、開放末端18、および、それを通る中空
の内腔部20を有する細長いバレル14を含む。注射器
10は、バレル14内で摺動自在となるように大きさが
定められた細長いプランジャ22を含む。プランジャ2
2は、開放基端26および開放末端28を有する中空の
外側ハウジング24を含んでいる。プランジャ22は、
開放基端36および開放末端38と共にその内部にキャ
ビティ34を画成する側壁32をもった中空の内側スリ
ーブ30を有する。内側スリーブ30は、外側ハウジン
グ24内に配置されると共に、外側ハウジング24内で
摺動自在となるように大きさが定められている。側壁3
2は、更に、少なくとも1個、好ましくは2個のそれを
通るスロット40を有する基端部、および、内側スリー
ブ30のスロット40から突出するように大きさが定め
られると共に形成された少なくとも1個、好ましくは2
個の柔軟なラグ44を有して内側スリーブ30内に嵌め
込まれ、外側ハウジング24に対する内側スリーブ30
の移動を実質的に妨げるサムプレス42を含む。
【0023】また、内側スリーブ30とプランジャ22
の外側ハウジング24との係合部に、外側ハウジング2
4にデテント78を与えるように設けられた内側スリー
ブ30の末端部28の拡径部29を含むと好ましい。デ
テント78は、好ましくは約8〜12ポンド(1ポンド
を0.4535kgとして、およそ3.63〜5.44
kg)の間の荷重によって発生される力よりも大きな末
端力がプランジャ22に加えられるまで、内側スリーブ
と外側ハウジング24とを係合された状態に維持する役
割を果たす。デテント78の機能は、ラグ44がバレル
の基端16と係合するのを防止することである。デテン
ト78が乗り越えられた後、ラグ44は、バレルの基端
16と係合し、好ましくは約15ポンド(1ポンドを
0.4535kgとして、6.80kg)の荷重によっ
て発生される力よりも大きい十分な力がプランジャ22
に加えられた際に、プランジャの外側ハウジング24に
対する内側スリーブ30の移動を許容するように十分に
撓む。
【0024】プランジャ22は、更に、開放末端をふさ
ぐために外側ハウジングの末端に装着されており、液体
の吸い取り、および、放出のためのチャンバ48を画成
するバレル14の中空内腔部20との摺動自在なシール
を形成するストッパ46を含む。プランジャ22は、ま
た、内側スリーブの基端36に装着され、ラグ44が開
放され、プランジャ22に十分な末端軸方向力が加えら
れた際に、内側スリーブのキャビティ34を露出させる
べく、ストッパ46を切り通す開口カッタ50を含む。
注射器10は、内側に向けて突出する肩部56と、それ
を通る通路58とを有する開放基端54をもったハブハ
ウジング52を有している。基端フランジ62、それを
通る通路68をもつ末端66を備えた軸方向ステム64
を有し、ステム64が末端に向けて延びる状態でハブハ
ウジング52内に嵌め込まれるように大きさが定められ
たハブ60がある。フランジ62は、チャンバ48の末
端を定める。ステム64の周囲に配置され、フランジ6
2とハブハウジング52の内側に向けて突出する肩部5
6との間にバイアスをもたらすように圧縮される細長い
スプリング70がある。注射器10に備えられた細長い
注射針12は、鋭利な末端先72、基端74、および、
それを通る液体経路76を有する。注射針の基端74
は、末端先72が外側に延びて液体経路76がチャンバ
48と連通する状態で、ハブ60の通路68に装着され
る。注射針12は、チャンバ48から液体を放出するの
に必要とされる力よりも大きい十分な末端力がプランジ
ャ22に加えられた際、プランジャ22のキャビティ3
4内に格納され、それにより、係合要素を解放する。こ
の解放は、カッタ50がストッパ46とフランジ62と
を切り通すように、プランジャ外側ハウジング24に対
する内側スリーブ30の相対移動を許容する。フランジ
62およびストッパ46が切り通されると、スプリング
70のバイアスは、そこに装着された注射針12をもっ
たステム64を内側スリーブ30のキャビティ34内に
十分に移動させ、それにより、注射針12の末端先72
に不注意に振れてしまうことが防止される。
【0025】上述の背景に関連して、皮下注射器は、し
ばしば、“高圧”送達を要求する処置に用いられる。こ
れらの処置の例は、放射線療法のための放射線不透過性
色素の投与や、高粘性薬剤の投与を含む。この発明の注
射器10は、注射針格納手順の開始が釣り合った力や1
体の部品と他の部品との相互連結への厳しい公差に依存
しないことから、これらの処置に非常に適している。図
4、図5および図6を参照するに、外側ハウジング24
を備えたプランジャ22および内側スリーブ30は、基
端および末端へのストッパ46の移動がチャンバ48か
ら液体を吸い取ると共に放出させるように、ラグ44お
よびデテント78によって互いに結合される。内側スリ
ーブ30に装着されたカッタ50は、ストッパ46の近
傍に位置決めされ、チャンバ48の液体が空になるま
で、そこに残る。注射器に備えられたロードセルの実験
的使用により、約8〜12ポンド(1ポンドを0.45
35kgとして、およそ3.63〜5.44kg)の間
の荷重によって加えられるであろう力が、大抵の処置に
おいてチャンバ48から大部分の液体を放出するのに十
分であることが確認されている。
【0026】図7、図8および図9を参照するに、デテ
ント78が乗り越えられるとき、プランジャ22は、バ
レル14内で十分に末端にあり、チャンバ48は、送達
不能容積(デッドスペースがほとんどない)が殆ど無い
状態で実質的に空となる。ラグ44は、バレルの基端1
6と係合しており、約15ポンド(1ポンドを0.45
35kgとして、6.80kg)の荷重によって加えら
れるであろう末端力がサムプレス42に加えられると、
ラグ44は、バレルによって内側に撓められ、末端28
に装着されたストッパ46を有する外側ハウジング24
に対する内側スリーブ30の相対移動を許容する。図1
0、図11および図12に示されるように、カッタ50
は、ストッパ46を切り通し、スリーブ30のキャビテ
ィ34を露出させる。内側スリーブ30が末端に向けて
進むと、カッタ50は、フランジ62を切り通して、そ
こに装着された注射針12をもったステム64を解放
し、図13に最もよく示されるように、スプリング70
が、ストッパ46の切り取られた部分、ステム64とフ
ランジ62の切り取られた部分、および、注射針12を
キャビティ34に移動させる。キャビティ34内に注射
針12が引き込むと、注射器10は、実質的に機能せ
ず、機能的な再生が実質的に不能となる。更に、人々
は、注射針の鋭利な末端先72に不注意に触れてしまう
ことから保護される。
【0027】図14、図15および図16を参照する
に、プランジャ22の代替的実施形態が示される。この
実施形態では、図11〜図13のものと実質的に同一の
要素には、百の位が追加された同様の参照符号が付与さ
れている。図14は、プランジャ122の内側スリーブ
130を示す。この実施形態では、ラグ144は、カン
チレバー145として中空の内側スリーブ130と一体
に形成されている。この実施形態において、サムプレス
142は、内側スリーブ130の開放基端136を塞ぐ
プラグである。図15および図16は、液体を吸い取る
と共に放出するためのチャンバ148を備えたバレル1
14のプランジャ122を示す。図16は、ラグ144
がバレル114の基端116と接触していない限り、外
側ハウジング124に対する内側スリーブ130の移動
を実質的に妨げるラグ144と外側ハウジング124と
の相互連結を示す。注射器110の機能は、図1〜図1
3に示され、注射器10について上述されたものと同様
である。
【0028】図1〜図13を参照するに、好ましくは、
ハブハウジング52、取り付けられた注射針12を備え
たハブ60がアッセンブリ61に形成される。ハウジン
グ52は、好ましくは、バレル14の末端18に設けら
れた雌ねじ55と協働する雄ねじ53を含む。ねじ53
および55は、バレル14へのアッセンブリ61の適切
な取り付けを許容する。ねじ結合が好ましいが、他の取
り付け形式も知られており、バレル14へのアッセンブ
リ61の取り付けは、特定用途には、プレスフィットや
スナップフィット等のような、この発明の範囲内で考慮
されるものであってもよい。好ましくは、バレル末端1
8は、図5および図8に最もよく見られるように、ハブ
60を有するハブハウジング52がそこに配置された際
に、ハブ60のフランジ62と係合し、それにより、フ
ランジ62とバレル14との間の実質的な液密シール部
を形成する内側に向けて延びるシール19を更に含む。
【0029】図1〜図3を参照するに、注射器10は、
好ましくは、注射器を握ってサムプレス42に末端圧力
を加える際にユーザを支援すべく、バレルの基端16に
フィンガーフランジ80を含む。また、注射器10は、
好ましくは、プランジャ22が完全に押し下げられた際
に、サムプレス42を受ける基端カラー82を含む。好
ましくは、使用に先だって、注射針12の鋭利な末端先
72を損傷から保護するために、注射器10には針シー
ルド84が装着される。注射器10は、好ましくは、実
質的に微生物の通過の抵抗となる材料から形成されたパ
ッケージ88に密封され、その内部において微生物が実
質的に生存できないようにされた状態にさらされる。パ
ッケージ88を形成するのに適切な材料は、それには限
られないが、紙、不織布、ポリマーフィルム、金属箔、
および、それらの組み合わせを含む。微生物が実質的な
生存できないようにするための適切な状態は、それには
限られないが、イオン放射、化学殺菌等にさらすことを
含む。
【0030】バレル14は、ポリプロピレン、ポリカー
ボネート、ポリエチレンおよび共重合体のような熱可塑
性材料から形成され得る。プランジャ22は、好ましく
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等か
ら形成されると好ましい。カッタ50は、好ましくは、
深絞り法を用いてステンレススティールのような金属材
料から形成される。カッタ50は、好ましくは、カッタ
50の末端に鋭利な表面をつくり出すように、電気化学
処理、ホーニング、刃付け、研磨およびこれら工程の組
み合わせのような第2工程にかけられる。
【0031】
【発明の効果】この発明の注射器10は、薬剤の高圧送
達に対する要求をもった専門家に、信頼性がある装置を
提供する。注射器10の構成要素は、上述したように、
注射器10の大部分の構成要素が形態とバランスにおい
て、従来の注射器の同様の構成要素とは異なっていない
ので、高速な製造への要求に適合する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の皮下注射器の斜視図である。
【図2】図1の注射器の分解斜視図である。
【図3】パッケージ内における本発明の注射器の斜視図
である。
【図4】4−4線についての図1の注射器の横断面図で
ある。
【図5】図4に示す末端部の拡大横断面図である。
【図6】図4に示す基端部の拡大横断面図である。
【図7】注射器から実質的にすべての液体を放出する位
置にプランジャがある状態を示す図1の注射器の横断面
図である。
【図8】図7に示す末端部の拡大横断面図である。
【図9】図7に示す基端部の拡大横断面図である。
【図10】注射器から実質的にすべての液体を放出する
ようにプランジャが図7に示された位置を超えて末端に
進められた状態を示す図1の注射器の横断面図である。
【図11】図10に示す末端部の拡大横断面図である。
【図12】図10に示す基端部の拡大横断面図である。
【図13】格納機構が完全に作動された状態を示す図4
に類似した図1の注射器の横断面図である。
【図14】図1の発明部分の代替的実施形態の斜視図で
ある。
【図15】図1に示された代替的実施形態部分を組込む
本発明の注射器の図4に類似した横断面図である。
【図16】図15に示す基端部の拡大横断面図である。
【符号の説明】
10,110 皮下注射器 12 注射針 14,114 バレル 16,116 開放基端 18 開放末端 19 シール 20 内腔部 22,122 プランジャ 24,124 外側ハウジング 26 開放基端 28 開放末端 29 拡径部 30,130 内側スリーブ 32 側壁 34 キャビティ 36,136 開放基端 38 開放末端 40 スロット 42,142 サムプレス 44 ラグ 46 ストッパ 48,148 チャンバ 50 開口カッタ 52 ハブハウジング 54 開放基端 56 肩部 58 通路 60 ハブ 61 アッセンブリ 62 基端フランジ 64 軸方向ステム 66 末端 68 通路 70 スプリング 72 末端先 74 基端 76 液体経路 78 デテント 80 フィンガーフランジ 82 基端カラー 84 針シールド 88 パッケージ
フロントページの続き (71)出願人 595117091 1 BECTON DRIVE, FRA NKLIN LAKES, NEW JE RSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 リチャード カイッツァ アメリカ合衆国 07422 ニュージャージ ー州 バリー レイクス シーダー ツリ ー ドライブ 93 (72)発明者 シモン コーン アメリカ合衆国 07031 ニュージャージ ー州 ノース アーリントン ウェブスタ ー ストリート 9 ナンバー 2 (72)発明者 ジョナサン ガベル アメリカ合衆国 07869 ニュージャージ ー州 ランドルフ ビーバー ダム ロー ド 7 Fターム(参考) 4C066 AA09 BB01 CC01 DD08 EE14 FF05 HH12 LL22 LL26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択的に格納可能な注射針を備えた皮下
    注射器であって、 開放基端、開放末端、および、それを通る中空の内腔部
    を有する細長いバレルと、 前記バレル内で摺動自在となるように大きさが定められ
    た細長いプランジャであって、開放基端および開放末端
    を有する中空の外側ハウジング、その内部にキャビティ
    を画成する側壁、開放基端および開放末端を有し、前記
    中空の外側ハウジング内に配置されると共に前記外側ハ
    ウジング内で摺動自在となるように大きさが定められた
    中空の内側スリーブ、および、前記内側スリーブと前記
    外側ハウジングとを係合させ、それにより、前記外側ハ
    ウジングと前記内側スリーブとの間の相対的な軸方向移
    動を妨げる解放可能な係合手段であって、解放された際
    に前記相対的な軸方向移動を許容する係合手段を備えて
    おり、更に、前記外側ハウジングの末端に装着されて前
    記開放末端を塞ぐと共に前記バレルの前記中空の内腔部
    との摺動自在なシールを形成するように大きさが定めら
    れており、液体を吸い取り、放出するためのチャンバを
    画成するストッパ、および、前記内側スリーブの前記基
    端に装着されると共に、前記係合手段が解放され、前記
    プランジャに十分な末端軸方向力が加えられた際に、前
    記内側スリーブ内の前記キャビティを露出すべく前記ス
    トッパを切り通すように配置された開口カッタを含む細
    長いプランジャと、 内側に向けて突出する肩部を有する開放基端、内面をも
    ったそれを通る通路、末端、および、前記バレルの前記
    基端にハブを取りつけるための取付部を有するハブハウ
    ジングと、 基端フランジ、および、それを通る通路を有する末端を
    もった軸方向ステムを備えるハブであって、前記ステム
    が末端に向けて延びると共に前記フランジが前記チャン
    バの末端を定める状態で前記ハブハウジング内に嵌め込
    まれるように大きさが定められたハブと、 前記ステムの周りに配置されると共に前記フランジと前
    記内側に向けて突出する前記ハブハウジングの肩部との
    間にバイアスをもたらすように圧縮される細長いスプリ
    ングと、 鋭利な末端先、基端、および、それを通る液体経路を有
    する細長い注射針であって、前記末端先が外方に延びる
    と共に前記液体経路が前記チャンバと連通する状態で前
    記ハブの前記通路に装着され、前記チャンバから液体を
    放出するのに要求される力よりも大きい十分な末端力が
    前記プランジャに加えられ、それによって前記係合手段
    を解放する際に、前記プランジャの前記キャビティ内に
    格納され、前記カッタが前記ストッパおよび前記フラン
    ジを切り通し、それにより、前記スプリングの前記バイ
    アスが、内部に装着された前記注射針を有する前記ステ
    ムの前記内側スリーブの前記キャビティに対する十分な
    移動を生じさせるように、前記外側ハウジングに対する
    前記内側スリーブの前記相対的な移動を許容し、それに
    よって、前記注射針の前記先に不注意に触れてしまうこ
    とを実質的に防止する注射針と、 を備えることを特徴とする選択的に格納可能な注射針を
    備えた皮下注射器。
  2. 【請求項2】 前記内側スリーブの前記側壁は、更に、
    少なくとも1個のそれを通るスロットを有する基端部を
    備え、前記解放可能な係合手段は,更に、前記内側スリ
    ーブの前記スロットを通って突出するように大きさが定
    められると共に形成された少なくとも1個の柔軟なラグ
    を有して前記内側スリーブに嵌め込まれ、前記外側ハウ
    ジングに対する前記内側スリーブの前記移動を妨げ、そ
    れにより、前記チャンバから液体を吸い取り、放出する
    ための前記バレル内における前記ストッパの基端および
    末端への移動を許容するサムプレスであって、前記少な
    くとも1個の柔軟なラグが、前記チャンバから液体を放
    出するのに要求される力よりも大きい十分な末端力が前
    記プランジャに加えられ、それによって前記ラグを内側
    に撓ませると共に、前記カッタが前記ストッパおよび前
    記フランジを切り通すように、前記外側ハウジングに対
    する前記内側スリーブの末端方向への移動を許容する際
    に、前記バレルの前記基端に係合するように配置される
    サムプレスを備えることを特徴とする請求項1に記載の
    注射器。
  3. 【請求項3】 前記サムプレスは、2個の柔軟なラグを
    更に備えており、前記内側スリーブの前記末端部は、前
    記側壁に2個の協働するスロットを更に備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の注射器。
  4. 【請求項4】 前記係合手段は、更に、前記外側ハウジ
    ングにデテントを与えるように配置された前記内側スリ
    ーブの前記末端部における拡大領域を備えており、前記
    デテントは、前記チャンバから液体を放出するのに要求
    される力よりも大きな前記末端力によって乗り越えら
    れ、前記デテントを乗り越えるのに要求される前記力
    が、およそ8〜12ポンド(1ポンドを0.4535k
    gとして、およそ3.63〜5.44kg)の間の荷重
    であり、それによって、少なくとも1個のラグが前記バ
    レルの前記基端と係合するのを許容することを特徴とす
    る請求項3に記載の注射器。
  5. 【請求項5】 前記チャンバから液体を放出するのに要
    求される力よりも大きく、前記少なくとも1個のラグを
    撓ませる前記末端力は、およそ15ポンド(1ポンドを
    0.4535kgとして、およそ6.80kg)よりも
    大きな荷重であり、それにより、前記外側ハウジングに
    対する前記内側スリーブの前記軸方向移動を許容するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の注射器。
  6. 【請求項6】 前記バレルに前記ハブハウジングを取り
    付けるための前記取付部は、選択的に取り外し可能であ
    り、更に、前記バレルの末端および前記ハブハウジング
    に対をなして協働するねじを備えることを特徴とする請
    求項1に記載の注射器。
  7. 【請求項7】 前記バレルに前記ハブハウジングを取り
    付けるための前記取付部は、更に、前記バレルの前記末
    端の内側雌ねじと、対をなして協働する前記ハブハウジ
    ングの外側雄ねじとからなることを特徴とする請求項6
    に記載の注射器。
  8. 【請求項8】 前記バレルの前記末端は、更に、前記ハ
    ブを有する前記ハブハウジングがそこに配置された際
    に、前記内側のハブの前記フランジと係合し、それによ
    り、前記フランジと前記バレルとの間の実質的に液密な
    シール部を形成する内側に向けて延びるシールを備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の注射器。
  9. 【請求項9】 前記ハブハウジングの前記末端および前
    記ハブの前記ステムは実質的に面一になっており、前記
    通路の末端部は、前記通路への前記注射針の基端の装着
    を容易にする拡大されたテーパ部を有していることを特
    徴とする請求項1に記載の注射器。
  10. 【請求項10】 実質的に微生物の通過の抵抗となる材
    料から形成されたパッケージに密封され、その内部にお
    いて微生物が実質的に生存できないようにされた状態に
    さらされることを特徴とする請求項1に記載の注射器。
JP2001263092A 2000-08-31 2001-08-31 選択的に格納可能な注射針を備えた皮下注射器 Expired - Lifetime JP5030342B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/652374 2000-08-31
US09/652,374 US6413237B1 (en) 2000-08-31 2000-08-31 Hypodermic syringe with selectively retractable needle

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002153557A true JP2002153557A (ja) 2002-05-28
JP5030342B2 JP5030342B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=24616597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001263092A Expired - Lifetime JP5030342B2 (ja) 2000-08-31 2001-08-31 選択的に格納可能な注射針を備えた皮下注射器

Country Status (13)

Country Link
US (1) US6413237B1 (ja)
EP (1) EP1184048B1 (ja)
JP (1) JP5030342B2 (ja)
CN (1) CN1243579C (ja)
AT (1) ATE282450T1 (ja)
AU (1) AU783109B2 (ja)
BR (1) BRPI0103728B8 (ja)
CA (1) CA2356135C (ja)
DE (1) DE60107167T2 (ja)
DK (1) DK1184048T3 (ja)
ES (1) ES2233530T3 (ja)
MX (1) MXPA01008819A (ja)
NZ (1) NZ513139A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008509757A (ja) * 2004-08-13 2008-04-03 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 針引込み式注射器アセンブリ
JP2008522754A (ja) * 2004-12-09 2008-07-03 ウェスト ファーマシューティカル サービシズ インコーポレイテッド 後装式固定針シリンジ及びそれを有する自動注入装置
US8123724B2 (en) 2004-12-09 2012-02-28 West Pharmaceutical Services Of Delaware, Inc. Auto-injection syringe having vent device

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6676641B2 (en) * 2001-09-05 2004-01-13 Futura Medical Technologies, Inc. Retractable hypodermic syringe
EP1438979A1 (en) 2002-12-19 2004-07-21 Henrik Brocks Disposable hypodermic syringe
IL157984A (en) 2003-09-17 2015-02-26 Dali Medical Devices Ltd Automatic needle
IL157981A (en) 2003-09-17 2014-01-30 Elcam Medical Agricultural Cooperative Ass Ltd Auto injector
IL160891A0 (en) 2004-03-16 2004-08-31 Auto-mix needle
GB0414054D0 (en) 2004-06-23 2004-07-28 Owen Mumford Ltd Improvements relating to automatic injection devices
MX2007002678A (es) 2004-09-03 2007-08-06 L O M Lab Inc Jeringa ratractable accionada con gas.
MX2007004474A (es) * 2004-10-14 2007-08-08 Safety Medical International I Jeringa medica de seguridad con aguja removible.
US8277409B2 (en) 2005-12-05 2012-10-02 Becton, Dickinson And Company Cutting element for a retracting needle syringe
EP1964516A4 (en) * 2005-12-08 2012-06-27 Arkray Inc INSERTION NEEDLE AND LANCET HAVING THE SAME
US7846135B2 (en) 2006-02-24 2010-12-07 Midland Medical Holding LLC Retractable needle syringe with needle trap
MX2008016335A (es) 2006-06-30 2009-01-21 Abbott Biotech Ltd Dispositivo automatico de inyeccion.
US9259174B2 (en) * 2007-04-20 2016-02-16 Stat Medical Devices, Inc. Retractable fluid collection device
EP2039385A1 (en) * 2007-09-18 2009-03-25 Ming-Jeng Shue Disposable syringe guarded in a preuse position (I)
AU2010242972B2 (en) 2009-04-29 2015-07-09 Abbvie Biotechnology Ltd Automatic injection device
EP2839855A3 (en) * 2009-10-19 2015-08-19 Terumo Medical Corporation Syringe assemblies having detachable needle assemblies and low dead space
TWI584838B (zh) 2009-12-15 2017-06-01 艾伯維生物技術有限責任公司 用於自動注射裝置之改良發射按鈕
BR112012015520A2 (pt) 2009-12-22 2017-03-14 Unitract Syringe Pty Ltd seringa retrátil com melhor eficiência de entrega e sistema de travamento
NZ602782A (en) 2010-04-21 2015-07-31 Abbvie Biotechnology Ltd Wearable automatic injection device for controlled delivery of therapeutic agents
US9550030B2 (en) 2010-07-22 2017-01-24 Becton, Dickinson And Company Dual chamber syringe with retractable needle
US8721599B2 (en) 2010-07-22 2014-05-13 Becton, Dickinson And Company Dual chamber passive retraction needle syringe
US8556855B2 (en) 2010-07-22 2013-10-15 Becton, Dickinson And Company Dual chamber syringe with retractable needle
US8556854B2 (en) 2010-07-22 2013-10-15 Becton, Dickinson And Company Dual chamber syringe with retractable needle
US8512295B2 (en) 2010-08-19 2013-08-20 West Pharmaceutical Services, Inc. Rigid needle shield
SG10201707191UA (en) 2011-01-24 2017-10-30 Abbvie Biotechnology Ltd Removal of needle shields from syringes and automatic injection devices
CA2825316C (en) 2011-01-24 2020-05-05 Abbvie Biotechnology Ltd. Automatic injection devices having overmolded gripping surfaces
CA2825445C (en) 2011-01-24 2017-11-07 Elcam Medical Agricultural Cooperative Association Ltd. Cover removal assembly for an injector
AU2014284373B2 (en) 2013-07-01 2018-11-08 Credence Medsystems Inc. Safety syringe
JP6559667B2 (ja) 2013-11-15 2019-08-14 クレデンス メドシステムズ インコーポレイテッド 安全注射器を用いた薬品送達のためのシステムおよび方法
GB2522656A (en) * 2014-01-31 2015-08-05 Consort Medical Plc Improved syringe for autoinjector device
WO2015164839A2 (en) 2014-04-24 2015-10-29 Credence Medsystems Inc. System and method for safety syringe
EP3212258B1 (en) 2014-10-31 2019-10-30 L.o.m. Laboratories Inc. Retractable needle syringe
BR112017011213A2 (pt) 2014-12-23 2018-02-14 Automed Pty Ltd aparelho de fornecimento, sistema e métodos associados
WO2016115628A1 (en) 2015-01-20 2016-07-28 L.O.M. Laboratories Inc. Retractable needle syringe with unitary propellant release module
USD765838S1 (en) 2015-03-26 2016-09-06 Tech Group Europe Limited Syringe retention clip
GB2552798B (en) * 2016-08-09 2018-08-22 Danish Medical Innovation Aps Medical device
CN109701115A (zh) * 2018-11-30 2019-05-03 衡刚 一种自动自毁式注射器
US20200405974A1 (en) * 2019-06-27 2020-12-31 Sharps Technology, Inc. Ultra-Low Waste Disposable Syringe with Self-Adjusting Integrated Safety Features
US20210008282A1 (en) * 2019-07-09 2021-01-14 Becton, Dickinson And Company Self-Controllable Load Spring Washer
US11957542B2 (en) 2020-04-30 2024-04-16 Automed Patent Holdco, Llc Sensing complete injection for animal injection device
CN118414184A (zh) * 2022-11-11 2024-07-30 北京华视诺维医疗科技有限公司 用于硬膜外注射的集成装置和系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10146388A (ja) * 1996-09-13 1998-06-02 R Kern Mcgary 再使用不能な伸縮自在形安全注射器とその使用方法
JP2001161817A (ja) * 1999-10-15 2001-06-19 Becton Dickinson & Co 注射針引込式シリンジ
JP2004500177A (ja) * 1999-12-07 2004-01-08 エム ディー シー インベストメント ホールディングス インコーポレイテッド 安全有針医療用装置

Family Cites Families (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1273192B (it) 1994-05-10 1997-07-07 Musetta Angela Siringa monouso di sicurezza
US4233975A (en) 1978-10-04 1980-11-18 Yerman Arthur J Anti-drug abuse single-use syringe
US4900307A (en) 1987-04-29 1990-02-13 Kulli John C Safety retracting needle for use with syringe
US4927414A (en) 1987-04-29 1990-05-22 Kulli John C Syringe with safety retracting needle
IN169618B (ja) 1987-06-25 1991-11-23 Agven Medical Corp Ltd
US5011476A (en) 1987-07-01 1991-04-30 Foster Robert J C Single fill and use syringe
DK156414C (da) 1987-07-13 1990-01-22 Gerda Ingrid Maria Gaarde Injektionssproejte med kanyle, der kan indtraekkes og fastlaases i sproejten
US4838869A (en) 1987-08-29 1989-06-13 Allard Edward F Retractable needle syringe
US4838863A (en) 1987-09-21 1989-06-13 Allard Edward F Safe needle system for collecting fluids
US4955870A (en) 1988-08-23 1990-09-11 Ridderheim Kristen A Hypodermic syringe with retractable needle
US4929237A (en) 1988-11-07 1990-05-29 David Medway Hypodermic needle protection device
US5013301A (en) 1988-11-18 1991-05-07 Marotta Jr Phillip Syringe holder
IT1227658B (it) 1988-12-01 1991-04-23 Vittorio Boschetti B Siringa monouso con rientro e blocco dell'ago a fine iniezione a scopo di evitare il reimpiego
IT1225440B (it) 1988-12-07 1990-11-13 Nacci Gaetano Pistone per siringhe che rende automaticamente inoffensivo l'ago ipodermico, all'uopo modificato, dopo l'uso
ES2019792A6 (es) 1990-01-17 1991-07-01 Caralt Batlle Jaime Jeringuilla hipodrmica de un solo uso.
ES2009709A6 (es) 1989-01-24 1989-10-01 Villar Pascual Jose Antonio Jeronguilla de seguridad monouso.
US4966593A (en) 1989-03-06 1990-10-30 Design Specialties Laboratories Disposable hypodermic syringe with retractable needle
US5045063A (en) 1989-05-30 1991-09-03 Spielberg Alissa R Hypodermic syringe
US4946446A (en) 1989-06-14 1990-08-07 Vadher Dinesh L Retractable needle
US5407431A (en) 1989-07-11 1995-04-18 Med-Design Inc. Intravenous catheter insertion device with retractable needle
US4994034A (en) 1989-07-11 1991-02-19 Botich Michael J Retractable needle hypodermic syringe system
US5188599A (en) 1989-07-11 1993-02-23 Med-Design, Inc. Retractable needle system
US5084018A (en) 1989-08-14 1992-01-28 Tsao Chien Hua Safety syringe
US5019044A (en) 1989-08-14 1991-05-28 Tsao Chien Hua Safety hypodermic syringe
US5046508A (en) 1989-12-19 1991-09-10 Jonathan Weissler Syringe with retractable needle
US4973316A (en) 1990-01-16 1990-11-27 Dysarz Edward D One handed retractable safety syringe
DE69013363T2 (de) 1990-03-08 1995-05-18 Blue Star Corp. S.A., Montevideo Spritze mit sich automatisch zurückziehender nadel.
US5085640A (en) 1990-04-06 1992-02-04 Gibbs Andrew H Non-reusable medical needle apparatus
US5053010A (en) 1990-10-03 1991-10-01 Triad Technology Safety syringe with retractable needle
US5376080A (en) 1991-01-30 1994-12-27 Petrussa; Gian L. Single use retractable needle syringe
US5092853A (en) 1991-02-04 1992-03-03 Couvertier Ii Douglas Automatic retractable medical needle and method
US5267961A (en) 1991-04-03 1993-12-07 Shaw Thomas J Nonreusable syringe with safety indicator
GB9107647D0 (en) 1991-04-11 1991-05-29 Jeffrey Peter Syringe construction providing needle point protection
EP0515766B1 (de) 1991-05-29 1994-08-24 Paolo Caselli Spritze mit Vorrichtung zum selbsttätigen Klemmen der Nadel und mit Mittel zum Einziehen der Nadel in die Spritze am Ende einer Einspritzung
ES1017717Y (es) 1991-05-30 1993-12-16 Serrano Gonzalez Protector de agujas hipodermicas auto-retractiles.
US5232447A (en) 1991-08-08 1993-08-03 Jetfill, Inc. Non-reusable syringe
US5211629A (en) 1991-12-23 1993-05-18 Pressly William B S Safety syringe
US5613952A (en) 1991-12-23 1997-03-25 Syringe Develpoment Partners Safety syringe
US5180369A (en) 1992-01-20 1993-01-19 Dysarz Edward D Self destructive safety syringe
IL105706A (en) 1992-05-15 1996-10-16 Safe T Ltd Dispensing device for hollow needles
US5180370A (en) 1992-05-18 1993-01-19 Gillespie Elgene R Safety hypodermic syringe with retractable needle
US5395337A (en) 1993-08-31 1995-03-07 Clemens; Anton H. Needle retraction system
US5531694A (en) 1993-08-31 1996-07-02 Clemens; Anton H. Needle retraction system
US5562629A (en) 1993-08-31 1996-10-08 Haughton; Victor M. Catheter placement system utilizing a handle, a sharp, and a releasable retainer mechanism providing retraction of the sharp upon disengagement of the catheter from the handle
US5385551A (en) 1993-09-22 1995-01-31 Shaw; Thomas J. Nonreusable medical device with front retraction
CA2135706C (en) 1993-11-15 1999-06-15 Walter E. Cover Retractable-needle cannula insertion set with refinements to better control leakage, retraction speed, and reuse
US5634909A (en) 1993-12-09 1997-06-03 Schmitz; William L. Auto-retracting needle injector system
US5423758A (en) 1993-12-16 1995-06-13 Shaw; Thomas J. Retractable fluid collection device
US5573510A (en) 1994-02-28 1996-11-12 Isaacson; Dennis R. Safety intravenous catheter assembly with automatically retractable needle
US5389076A (en) 1994-04-05 1995-02-14 Shaw; Thomas J. Single use medical device with retraction mechanism
CA2197573C (en) 1994-08-18 2003-01-28 Keith Herd Younie Mcmahon Needle retraction mechanisms
US5480385A (en) 1995-01-10 1996-01-02 Specialized Health Products, Inc. Self retracting medical needle apparatus and methods
US5637092A (en) 1995-01-30 1997-06-10 Shaw; Thomas J. Syringe plunger locking assembly
US5632733A (en) 1995-05-11 1997-05-27 Shaw; Thomas J. Tamperproof retractable syringe
US5578011A (en) 1995-05-11 1996-11-26 Shaw; Thomas J. Tamperproof retractable syringe
US5685863A (en) 1995-08-15 1997-11-11 Mdc Investment Holdings Inc. Retractable needle apparatus for transmission of intravenous fluids
CN1126572C (zh) 1995-08-22 2003-11-05 Mdc投资控股公司 药液注射装置
IT1279684B1 (it) 1995-11-10 1997-12-16 Claudio Freschi Siringa per iniezioni ipodermiche.
US5605544A (en) 1996-02-12 1997-02-25 Tsao; Chien-Hua Safety injector with returnable needle
US5643211A (en) 1996-02-29 1997-07-01 Medi-Ject Corporation Nozzle assembly having a frangible plunger
US5681292A (en) 1996-10-29 1997-10-28 Retrax Safety Systems, Inc. Retractable needle and syringe combination
US5800395A (en) 1996-12-05 1998-09-01 Mdc Investment Holdings, Inc. Medical device with retractable needle
US6004278A (en) 1996-12-05 1999-12-21 Mdc Investment Holdings, Inc. Fluid collection device with retractable needle
US5885257A (en) 1997-03-18 1999-03-23 Badger; Peter Spring loaded automatic retractable needle syringe
US5882342A (en) 1997-04-11 1999-03-16 Safety Medical Manufacturing, Inc Safety medical syringe with retractable needle
US5935104A (en) 1998-08-21 1999-08-10 Safety Medical Manufacturing, Incorporated Safety medical syringe with retractable needle
US5984898A (en) 1999-02-17 1999-11-16 Retrax Safety Systems Inc. Retractable needle and syringe combination
US6086568A (en) 1999-10-15 2000-07-11 Becton Dickinson And Company Syringe plunger rod for retracting needle syringe

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10146388A (ja) * 1996-09-13 1998-06-02 R Kern Mcgary 再使用不能な伸縮自在形安全注射器とその使用方法
JP2001161817A (ja) * 1999-10-15 2001-06-19 Becton Dickinson & Co 注射針引込式シリンジ
JP2004500177A (ja) * 1999-12-07 2004-01-08 エム ディー シー インベストメント ホールディングス インコーポレイテッド 安全有針医療用装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008509757A (ja) * 2004-08-13 2008-04-03 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 針引込み式注射器アセンブリ
JP2012130727A (ja) * 2004-08-13 2012-07-12 Becton Dickinson & Co 針引込み式注射器アセンブリ
JP2008522754A (ja) * 2004-12-09 2008-07-03 ウェスト ファーマシューティカル サービシズ インコーポレイテッド 後装式固定針シリンジ及びそれを有する自動注入装置
US8123724B2 (en) 2004-12-09 2012-02-28 West Pharmaceutical Services Of Delaware, Inc. Auto-injection syringe having vent device

Also Published As

Publication number Publication date
BRPI0103728B8 (pt) 2021-06-22
ES2233530T3 (es) 2005-06-16
EP1184048B1 (en) 2004-11-17
EP1184048A1 (en) 2002-03-06
CN1356148A (zh) 2002-07-03
MXPA01008819A (es) 2002-11-20
JP5030342B2 (ja) 2012-09-19
AU6553601A (en) 2002-03-07
CN1243579C (zh) 2006-03-01
CA2356135A1 (en) 2002-02-28
DE60107167D1 (de) 2004-12-23
AU783109B2 (en) 2005-09-22
BR0103728B1 (pt) 2011-10-18
ATE282450T1 (de) 2004-12-15
DK1184048T3 (da) 2005-02-28
BR0103728A (pt) 2002-06-18
NZ513139A (en) 2003-04-29
CA2356135C (en) 2009-07-21
DE60107167T2 (de) 2005-12-01
US6413237B1 (en) 2002-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5030342B2 (ja) 選択的に格納可能な注射針を備えた皮下注射器
US6409701B1 (en) Hypodermic syringe with selectively retractable needle
JP4837845B2 (ja) 選択的に格納可能な針を有する皮下注射器
US6599268B1 (en) Hypodermic syringe with a selectively retractable needle
JP4903318B2 (ja) 選択的に格納可能な注射針を備える皮下注射器
EP1590025B1 (en) Retracting needle assembly for a syringe
EP1184049B1 (en) Hypodermic syringe with selectively retractable needle
AU2009202739A1 (en) Hypodermic syringe with selectively retractable needle

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080815

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101224

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110324

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110329

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110425

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5030342

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term