JPH10146388A - 再使用不能な伸縮自在形安全注射器とその使用方法 - Google Patents

再使用不能な伸縮自在形安全注射器とその使用方法

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JPH10146388A
JPH10146388A JP9249043A JP24904397A JPH10146388A JP H10146388 A JPH10146388 A JP H10146388A JP 9249043 A JP9249043 A JP 9249043A JP 24904397 A JP24904397 A JP 24904397A JP H10146388 A JPH10146388 A JP H10146388A
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barrel
needle
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良構造を有した再使用不能な引込式安全注
射器を提供する。 【解決手段】 安全注射器は中空プランジャとそれに支
持されたシール手段とを備える。プランジャは薬液を患
者に注射する間に注射器内で圧力を確実に伝達する。シ
ール手段は胴部とプランジャとの間に最良のシールを付
与して薬液の漏れを防止する。プランジャは手操作で伸
展位置から消尽位置へ移動し、さらにその後、圧壊位置
へと移動する。この注射器は、患者に対して流体を注入
したり吸い出したりするために使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注射器に関し、特
に、注射器の再使用を防止すべく自動引込式の皮下注射
針を備えた再使用不能な引込式安全注射器に関する。さ
らに本発明は、流体を患者に注射するとともに、流体注
射後に針を注射器内に引き込ませる方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】多くの
伝染病は一般に、感染者の肉体的接触や薬液接触により
蔓延する。そのような接触の原因のうち最も普通のもの
として、皮下注射器の再使用が挙げられる。医療機関で
は、使用後の注射器及び皮下注射針を廃棄又は破棄する
ための様々な装置が設けられている。しかし、医療従事
者が使用後かつ廃棄前の針によってすり傷や刺し傷を受
けて病気に罹ることは珍しいことではない。したがっ
て、そのような汚染された針によって人が皮膚に慮外に
傷を受けることを防止すること、及び針自体を廃棄する
ための安全かつ効果的な手段を提供することが望まれて
いる。
【0003】皮下注射器に、注射完了後に針部分上に突
出して針部分を保護する延長可能なシールドを設けるこ
とが、重点的に行われてきた。そのような注射器ではし
ばしば、注射完了後にシールドが針上に手で操作され
る。その結果、シールドを針上に手で延ばしたときに、
作業者の手又は指が針の先端に接触し得るので、感染の
危険が生じる。この問題を解決するために、多くの注射
器は、注射完了後に針上にシールドを付与する組込式の
付勢手段を備えていた。
【0004】米国特許第 5,053,010号(名称「引込可能
な針を有した安全注射器」、1991年10月1日発行)で
は、流体を注射器から患者へ送った後にプランジャに前
向きの付加的な圧力を加えることにより、針を中空のプ
ランジャ内に引き込ませることができる改良形の安全注
射器を開示する。この注射器は、円筒形の胴部の一端に
挿入される中空プランジャと、胴部の他端に取付けられ
る中空針とを備える。胴部には、針を中空プランジャに
向かって付勢する付勢手段が取付けられる。また、プラ
ンジャを胴部に対し入れ子式に引き込ませた後に、前向
きの付加的な圧力をプランジャに加えることにより、針
を中空プランジャ内に放出するための手段が設けられ
る。この構造は、商業的に入手可能な他の物と同様に、
周知技術によって製造されるポリプロピレン等のプラス
チック材料からなるプランジャを使用する。一般にプラ
ンジャには、比較的柔軟なエラストマー材料からなるシ
ール要素が担持され、このシール要素がハウジングと移
動プランジャとの間にシールを形成して、両者間からの
注射液の漏れを防止するようになっている。
【0005】米国特許第 5,053,010号に開示された構造
は、前方位置から引込位置へ移動する摺動式エラストマ
ーシールを備え、それによりプランジャの付加的な前方
移動を許容して引込機構を作動させるようになってい
る。しかしこの構造では、シールの柔軟さにより、注射
中にシールが尚早に摺動してしまう。シール部材の剛さ
(stiffness) を増せば、尚早な摺動傾向は低下するが、
シールの保全性が犠牲になる。
【0006】したがって、エラストマーや他の比較的柔
軟なシールを使用して、最高のシール保全性を供与でき
るとともに、注射器を通し十分な圧力を加えて注射を完
了させることができ、しかもその後に、プランジャに作
用的に関連付けられたカッターを移動し続けてシールを
切断し、注射完了後に注射器内への針の引き込みを開始
できる改良構造を有した注射器が所望されている。
【0007】さらに、引込機構の作動後にプランジャが
注射器の胴部に対し入れ子式に延び出ることを防止し
て、針の先端がプランジャの延出により再び露出するこ
とが容易には起こり得ないようにすることが所望されて
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、再使用不能な
引込式安全注射器を提供する。円筒形の胴部が、第1胴
端及び第2胴端とそれらの間の内径壁とを有して設けら
れる。胴部内で第1胴端と第2胴端との間に流体を受容
する室が設けられる。プラスチック製の中空プランジャ
は、胴部内に十分に延出でき、胴部の第1端に挿入され
る。プランジャは、伸展位置から消尽位置へと選択的に
移動して、消尽位置に配置できる。プランジャはその
後、胴部の第2端に関する完全圧壊位置へ移動できる。
【0009】中空針は、胴部の第2端に関して固定され
る。付勢手段は、胴部の第2端に関し最初は固定関係に
置かれ、針を中空プランジャに向けて付勢する。プラン
ジャに前向き圧力を印加する手段が設けられる。シール
手段は、プランジャの一端に係合する弾性シール部材を
備え、胴部の内径壁に摺動可能に封止係合する。カッタ
ー刃は、プランジャに担持されてシール部材を貫通切断
し、プランジャが胴部の第2端に関する完全圧壊位置に
あるときに、付勢手段が針をプランジャ内に解放するよ
うに作用する。
【0010】プランジャはさらに、プランジャが伸展位
置及び消尽位置にあるとき、並びにプランジャが圧壊位
置に向けて移動するときに、プランジャの一端に係合す
るシール手段を備える。シール手段は、プランジャが圧
壊位置に向けて移動する間でかつ圧壊位置に配置される
前に、プランジャの一端から脱離できる。この注射器
は、プランジャをシール手段に対して固定するための様
々な係合手段の1つを備えることができる。
【0011】流体は針を通して注射器に吸入される。次
いで針は患者に埋め込まれ、片手の力をプランジャの一
端に加えてプランジャ及びシール手段を消尽位置へ移動
させることにより、薬剤が射出される。針を患者から抜
き取る間又はその後に、片手の力を追加してプランジャ
に加えることにより、プランジャを圧壊位置へ移動させ
る。プランジャが圧壊されると、カッター刃はシール手
段を貫通し、さらに針保持部材を貫通して延び、それに
より、付勢されている針を注射器のプランジャ要素内に
解放させる。
【0012】
【発明の実施の形態】まず図1を参照すると、本発明に
係る注射器10は、プラスチック製の中空プランジャ2
00を内部に受容する外側の伸長形の胴部100を備え
る。プラスチック製の中空プランジャは、この種のプラ
スチック部品を作製するための周知技術によって製造さ
れるが、典型的にはポリプロピレン等のプラスチックか
ら射出成形方法により製造される。
【0013】また図1に示すように、本発明の注射器1
0は、開口尖端301を有する中空針300を備える。
針300の非延出部分がばねハウジング30の内部に固
定的に係合して、針300がばねハウジング30の開口
端31から延出する。カバー20は、ばねハウジング3
0の周囲に摺動可能にしっかりと係合し、内向き周方向
に円錐状に形成された肩部21を備える。肩部21は、
ばねハウジング30の対応の円錐状の肩部32cに適正
に係合する。カバー20をハウジング100に向けて移
動すると、カバー20は両肩部21、32cが互いに当
接されるまでばねハウジング30に沿って後側へ自由に
移動する。相互当接に先立って、ばねハウジング30の
外側後端の周囲に刻設された円形溝32Bが、カバー2
0の本体25の内径部分を取り巻く対応の縮径部32A
を受容して、ケース20を適所にスナップ式に固定す
る。このスナップ係合は、ガイド20をハウジング10
0から遠く離れるように手操作することによって解除さ
れる。
【0014】カバー20は、中空針300の開口尖端3
01の外側周辺に径方向へ広がる閉鎖端22を備える。
図示のようにカバーは、カバー20の本体25から外方
へ突出する一連の周方向翼部23、24を備える。それ
ら翼部23、24は、本体25の一体的ユニットないし
部分として形成される。さらに本体25は、径方向外方
へ延出する環状部26を備え、環状部26に、カバー2
0の片手での取り外しを補助する肩部27が設けられ
る。操作者は手又は指を、環状部26及び1つ以上の翼
部23、24のいずれか一方又は両方に適用して相互係
合32A/32Bをスナップ式に解除することにより、
カバー20を取り外すことができる。
【0015】さらに図1及び図2を参照すると、胴部に
開口101aが設けられ、プランジャ200が開口10
1aを通して第1端101から消尽位置202へ挿入さ
れる。薬液や他の流体105が予め注射器10及び胴部
100の内径壁103内の室104に導入されたときに
は、プランジャ200は図2に示すように伸展位置20
1に置かれることが理解されよう。換言すれば注射器1
0は、薬液105を注射器10内に配置でき、キャップ
すなわちカバー20を胴部すなわちハウジング101の
第2端すなわち末端102の周囲にぴったりと固定で
き、その後にカバー20を取り外して薬液105を患者
に注射できるように構成される。
【0016】或いはまた、注射器10を図1に示すよう
に用意かつ設定した後、薬液105の注射が必要となる
直前に、適用現場又はその近辺にてカバー20を取り外
すようにすることもできる。その後、カバー20を取り
外して、針300の開口尖端301を薬液105の外部
容器に挿入し、プランジャを伸展位置201(図2)に
移動して、図1に示す消尽位置202から図2に示す伸
展位置201へのプランジャ200の移動により生じた
真空によって、開口尖端301を通して薬液105を室
104内に吸い込むことができる。
【0017】胴部100は、その第2端すなわち末端1
02に隣接して、径方向及び周方向に延びる一連のねじ
状要素107を備える。それらねじ状要素107は、ば
ねハウジング30の外周を取り巻いて配置された対応の
ねじ状要素33に係合する。したがってばねハウジング
30は、注射器10の製造の間に胴部100に手作業又
は機械作業でねじ込むだけでよく、それにより胴部10
0とばねハウジング30とを一体に固定することができ
る。
【0018】ばね固定装置34は、初期状態ではばねハ
ウジング30に含まれているが、ばねハウジングから脱
離して図3に示す位置に置くことができる。前述したよ
うに、プランジャ200はプラスチック材料から形成さ
れ、操作者の指すなわち親指を環状ないし板状の面50
0(図1〜図3)等のプランジャ前進圧力印加手段に置
くことによって、相当な量の力をプランジャ200に手
で加えることができるようになっている。この力はプラ
ンジャ200を介して伝達され、薬液105を針300
の開口尖端301を通して移動させて患者に注射し、そ
れにより室104内の薬液が完全に使い果たされるとと
もに、その後にカッター刃700をさらに前進させるこ
とができる。
【0019】シール手段600が完全に切断され、ばね
固定装置34がばねハウジング30及び胴部100に対
して脱離可能に固定されているときに、プランジャ20
0を図3に示す圧壊位置に移動する。この手法は、米国
特許第 5,053,010号(名称「引込可能な針を有した安全
注射器」、1991年10月1日発行)に幾分詳しく記載され
ている。
【0020】さらに前述したように、シール手段600
がプラスチック製中空プランジャ200と同一の所与の
硬さを有する材料からなるシール部材601(図5〜図
19)を備える場合、シール手段600はその外部と胴
部100の内径壁103との間に有効なシール作用を付
与しないことが判っている。そのような有効なシール手
段600を形成するためには、より柔軟でゴム弾性に富
む材料を使用できる。
【0021】注射器10を図2に示す位置から図3に示
す位置に移動した後に、胴部100とプランジャ200
とが相対的に入れ子式に伸展しないようにするために、
また針300を紛失する可能性や、開口尖端301が露
出して不注意で患者や他の人に接触することを回避する
ために、注射器10は、径方向内側へ延びる固定環状体
106(図2)や、一連の内向き突子、延長子等の固定
手段を、胴部100にその第1端すなわち後端101に
隣接して設置かつ形成している。協働する固定環状体す
なわちタブ207が、プランジャ200の外周を径方向
に取り巻いて、板すなわち面500の直近又は離隔位置
に設置される。
【0022】注射器10が図2に示す位置から図3に示
す圧壊位置203に移動する際に、固定環状体すなわち
タブは固定環状斜面106a(図2)に接触配置され
る。そのような接触が環状体106の斜面106aとタ
ブ207との間に形成されると、胴部100とプランジ
ャ200との間のさらなる入れ子式引き込み動作に対す
る僅かな抵抗が、板500に載せた操作者の指を介して
操作者に感じ取られる。僅かに増加した圧力を引き続き
板500に加えると、第1端101に隣接した固定環状
体106がごく僅かに拡張され、固定タブ207が固定
環状体106上を摺動して乗り越える。固定タブ207
が固定環状体106を内側へ乗り越えると、固定環状体
106はその初期位置へ弾性的に復元し、プランジャ2
00に形成された輪郭面207aに接触することによ
り、実際にはごく僅かに径方向内方へ収縮する。このと
き、固定環状体106がその外面をプランジャ200の
輪郭面207aに接触させているので、胴部100とプ
ランジャ200とは、外方へ延びる固定タブ207に対
する固定環状体106の位置により相互係合式に固定さ
れる。
【0023】図4に示すように、プランジャ200を完
全消尽位置202に配置し、プランジャの末端204を
圧壊位置へ移動すべく待機することにより、カッター7
00を継続してシール手段600に貫通させることがで
きる。それにより、付勢すなわちばね手段400を解放
できるようにばね固定装置34を脱離させて、ばね手段
400が図1に示す収縮位置にあるときに内包した力に
より、ばね固定装置34をばね固定ハウジング35から
離す方向へ押しやることができる。ばね400はその端
部401が、中空針300を延出し得る開口端31を形
成しつつ内方へ延設された係止肩部32により、ばねハ
ウジング30内で適切に拘束される。
【0024】次に図5〜図19を参照すると、プランジ
ャ200をシール手段600に係合させるための好適な
手段800の様々な変形形態が示されている。例えば図
5〜図7に示すように、プランジャの末端204に係合
手段800が設けられる。図示のように係合手段800
は、プランジャ200とシール手段600との間に延び
る部材として、径方向へ延びる一連の支柱802を備え
る。それら支柱802は、プランジャ200とシール部
材601のハウジング602との少なくとも一方に使用
される材料と同じ材料から形成できる。各支柱802
は、シール手段600の対応のハウジング602の内径
602aよりも僅かに小さな外径803を有する。圧力
がプランジャ600に加わるとそれら支柱802は剪断
され、それによりプランジャ200は、シール手段60
0に対してプランジャ200を末端204まで入れ子式
に係合させる手段801を提供できる。そしてプランジ
ャ200は、シール手段600の内側で継続して移動
し、図7に示す圧壊位置に到達する。支柱の個数及び寸
法を変更して、シール手段を圧壊するに要する剪断力を
様々な水準で獲得することができる。これは例えば図4
に示すように、ハウジング602とプランジャ200の
端部との間に設けたプラスチック製の極薄連結環610
として単純化できる。
【0025】図8〜図10は、プランジャ200の端部
をシール手段600に固定するための他の変形形態によ
る手段を示す。まず図8を参照すると、注射器が消尽位
置201で示されており、プランジャ200の末端20
4に、軸方向配置された複数の水平プリーツ要素205
を有する軸方向圧壊可能な1つ又は複数の支持プリーツ
部206が設けられる。圧力がプランジャ200の板5
00に加わると、プランジャは胴部100に対して入れ
子式に押し込まれ、まずプリーツ部206がそのような
大きさの圧力に対する耐性を維持できなくなるととも
に、プリーツ部206が図9に示すように撓曲して図1
0に示す圧壊位置203に至るに従い、圧壊可能なプリ
ーツ要素205が圧壊する。
【0026】言うまでもなく、水平なプリーツ部206
は、プランジャ200を胴部100に対し入れ子式に押
し込むに必要な大きさの圧力に耐えて、プリーツ要素2
05を変位させることなく、薬液又は流体105を室1
04から放出し、それにより室104を閉鎖して消尽位
置を獲得することができる。全ての薬液が針の開口尖端
301を通して放出され、シール手段600が図1に示
す当接位置に移動すると、その結果生じるさらなる移動
に対する抵抗作用のもとで、増加した圧力を板500に
加えてプランジャ200を介して伝達させるに従い、複
数の支柱205が図8に示す位置から図9に示す位置へ
と移動する。この増加した機械的圧力は、プランジャ2
00を図10に示す圧壊位置203へ移動させ、プラン
ジャ200が胴部100に対し移動してシール手段60
0を切断する。
【0027】図11及び図12は、プランジャ200を
シール手段600に係合させるためのさらに他の好適な
変形形態による手段800を示す。この手段800は、
環状体820と環状凹部810とからなるスナップ嵌め
式の戻り止め装置を使用する。図12に拡大して示すよ
うに、プランジャ200は、環状体820をシール手段
600の傾斜肩部650内に受容させることにより、シ
ール手段600のハウジング部材602に固定される。
傾斜肩部650は、添着作用を果たすべく環状体820
をしっかりと固定する。しかし、プランジャ200を介
して十分な圧力が加えられたときには、環状体820
は、それがハウジング部材602に支持された輪郭部9
02に達するまでごく僅かに内側へ撓曲し、輪郭部に達
したときにごく僅かに径方向へ拡張して、輪郭部902
に対し適当な固定係合状態になり、それによりプランジ
ャ200が消尽位置から圧壊位置へと継続して移動でき
るようになる。
【0028】ハウジング602は別体部品として成形さ
れ、プランジャ200の端部上にスナップ嵌めされる。
プランジャ200の末端には環状体820が成形され
る。ハウジング602の内側には係合凹部810が設け
られ、係合凹部の肩部650が膨張及び圧縮に抵抗す
る。しかし、肩部650は環状体820の圧縮に抵抗し
て、環状体を所定の大きさの力に屈伏させ、それにより
カッター700を前進させることができる。
【0029】図13は、プランジャ200をシール手段
600に係合させるためのさらに他の好適な変形形態に
よる手段800を示す。この手段800は、1つ又は複
数の接着スポット606を使用する。プランジャが消尽
位置に達すると、プランジャ200を継続して前方移動
させるための手による圧力が抵抗を受け、さらに圧力を
加えることによりスポット606を剪断ないし破壊した
後、プランジャが圧壊位置へと移動できるようになる。
マスターボンド製のシアノアクリレート、スーパーグル
ー(商標)、デュラボンド(商標)、UV−15(商
標)等の多数の接着剤を使用できることはもちろんであ
る。
【0030】さらに図13に示すように、ハウジング6
02はその後端605に、斜面輪郭を有した内径部60
3を備えて、径方向外方へ延びる平滑な肩部606を形
成し、接着剤が肩部606とプランジャ末端204の外
面とに塗布される。プランジャ末端204は最初に内方
へ幾らか撓曲されて、後端605の肩部が末端204を
ごく僅かに乗り越えられるようにし、場合によっては接
着手段900の使用を、シール部材ハウジング602と
末端204との間の僅かな機械的内向付勢と組合せるよ
うにして、シール手段600とプランジャ200とが機
械的手段と化学的手段との組合せによって互いに係合す
るように構成できる。使用される接着剤の量、接着剤が
ハウジング602を完全に包囲する程度、及び接着剤の
塗布によって形成されるビードの形状は、いずれもプラ
ンジャ200をシール手段600に対して移動するに要
する力の大きさに影響を与える。各部材間の接着係合が
破壊されると、言うまでもなくプランジャ末端204
は、図1〜図3に示すように、ハウジング602内で内
方へ継続して注射器10の操作を遂行する。
【0031】図14は、図13の形態に幾分類似したさ
らに他の変形形態を示す。図14に示すハウジング60
2は、超音波溶接、熱ステーキング、摩擦溶接等の、同
様の溶接部を形成する当業者に周知の手段によって、プ
ランジャ200の末端に強固に取付けられる。これら技
術の各々は、各部品602、200の間に1つ以上の剛
性連結部902a、902bを形成するために使用でき
る。
【0032】図15及び図16は、プランジャ200を
シール手段600に係合させるためのさらに他の好適な
変形形態による手段800を示す。図15に示すよう
に、連続体ないしコレット状の突起842が、プランジ
ャ200の先端から外方へ延びて、受容部843にてシ
ール手段600に嵌入される。この突起はその形状によ
り、シール手段600の引き抜きに抵抗する。また前向
き圧力の下で、突起はその形状によりシール手段を拡張
して胴部100に密接させ、漏れを防止する傾向があ
る。しかし十分な圧力の下では、突起842はシール手
段600の移動に抵抗できず、シール手段の圧壊を許容
して図16に示す位置に至らせ、そこで輪郭部844
が、ハウジング内壁640を通過した後に外方へ撓曲し
た突起842を受容する。肩部620は、(図15及び
図16において)水平配置されたプランジャ200に実
質的に直交してハウジング602に設けられる。それに
よりプランジャ200、固定手段800及びシール手段
600は、流体105の導入時に図1に示す位置から図
2に示す位置へ一体的に移動できる。
【0033】図17は本発明のさらに他の実施形態を示
す。この実施形態では、カッター700はプランジャ2
00の一体構成部品であり、プランジャ200の末端近
傍に形成される。距離850は、シール手段600のハ
ウジング602の突き当て端部651に至るプランジャ
200の移動を規定する。プランジャ200の移動に関
してこの距離850は、図面に示した全ての実施形態に
おいて、消尽位置から圧壊位置に至る距離である。
【0034】図18及び図19は本発明のさらに他の実
施形態を示す。この実施形態では、シール手段600
は、別体のハウジング602を設けずに延設かつ使用さ
れるシール要素601を備える。シール要素601は、
肩部620を有した溝843を備えて突起842を受容
する。図18及び図19に示す構成を使用することが望
まれる場合は、幾らかの経済的節約を甘受できるだろ
う。
【0035】本発明は、図17に符号760で示すよう
に輪郭付けされた切断刃を有する針700の使用を意図
する。或いはまた、切断刃形状760を、カッター70
0の端部が半球状、角錐状等の様々な形状であることに
より構成できる。本発明は、本発明に係る注射器10を
使用して患者に流体を注射する方法を含む。カバー手段
20(図1)を取り外した後、図2の準備位置すなわち
伸展位置にあるときに、この方法では、プランジャ20
0をシール手段600に対し係合させる上記した好適な
実施形態の1つを有した注射器10を使用することが意
図される。操作者は手又は指を胴部100の外面に巻き
付け、或いは板500に前向き圧力を加えることによっ
て、針を患者に挿入する。力は片手でプランジャ200
の一端に加えられ、流体105が胴部100内の室10
4内から患者内に腕、脚等を通して強制的に注入され
る。プランジャは図2に示す消尽位置へ移動し、その
後、片手の力をプランジャ200の一端の板又は面50
0に追加して加えることにより、プランジャをさらに圧
壊位置(図3)へ移動させる。それにより切断刃700
がばね固定ハウジング30を通過して延出し、付勢され
た針300がプランジャ200内に放出される。次いで
プランジャ200は、固定タブ207を固定環状体10
6(図3)に係合させることにより、胴部100に対し
て固定される。
【0036】以上、詳述した特定実施形態に基づいて本
発明を記載したが、これは例示であって必ずしも本発明
を限定するものではなく、他の変形実施形態及び操作方
法は、開示に鑑みれば当業者にとって自明となろう。し
たがって、本発明の精神から逸脱することなく成し得る
多くの修正が意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置を使用前かつ薬剤導入前の状
態で示す水平断面図である。
【図2】図1と同様の図で、プランジャを伸展して薬剤
を室内部に充填した状態の装置を示す。
【図3】図1及び図2と同様の図で、薬剤を患者に注射
した後に胴部内で圧壊されたプランジャを示すととも
に、針をプランジャ内部に引き込みかつプランジャを固
定位置に移動した状態を示す。
【図4】プランジャをシール手段に対し固定するための
好適な手段を示す部分断面図である。
【図5】図1の装置の水平部分断面図で、シール手段を
プランジャに固定するための好適な変形実施形態による
手段を示す。
【図6】図5の装置の線6−6に沿った断面図である。
【図7】図5と同様の図で、シール手段を貫通するカッ
ターの動作を示す。
【図8】プランジャをシール手段に対し移動させるため
の他の好適な手段の水平部分図で、プランジャ上に形成
された複数の支柱を初期伸展位置で示す。
【図9】図8と同様の図で、プランジャが消尽位置に達
した後に圧壊位置へ向けて移動する間の、複数の支柱の
動作及び位置を示す。
【図10】図8及び図9と同様の図で、プランジャが移
動してシール手段を切断する最終圧壊位置にあるプラン
ジャを示す。
【図11】プランジャをシール手段に対し固定するため
の好適な変形実施形態の水平断面図である。
【図12】図11で指示した部分の詳細水平断面図であ
る。
【図13】図11と同様の図で、プランジャをシール手
段に対し固定するための他の好適な変形手段を示す。
【図14】プランジャをシール手段に固定するためのさ
らに他の好適な変形実施形態の水平断面図である。
【図15】さらに他の好適な変形実施形態を初期伸展位
置で示す図である。
【図16】図15に示す装置の水平断面図で、シール手
段を完全圧壊位置で示す。
【図17】さらに他の好適な実施形態の他の図で、プラ
ンジャの末端に形成されたカッター要素を示す。
【図18】図15と同様の図で、単一部材としてのシー
ル手段600を備えてハウジング部材602を不要にし
たさらに他の変形実施形態を示す。
【図19】図18と同様の図で、図18の実施形態を圧
壊位置に移動した状態で示す。
【符号の説明】
100…胴部 200…中空プランジャ 300…中空針 400…ばね 500…板 600…シール手段 700…カッター 800…係合手段 900…接着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アール.カーン マクゲイリー アメリカ合衆国,テキサス 78612,セダ ー クリーク,アートシャン ドライブ 2020 (72)発明者 エス.ウィリアム ジェンツェン アメリカ合衆国,テキサス 78612,セダ ー クリーク,アートシャン ドライブ 3000

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再使用不能な引込式安全注射器であっ
    て、 (a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径壁とを
    有した円筒形の胴部、 (b)前記胴部内で前記第1胴端と前記第2胴端との間
    に流体を受容する室、 (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に延出で
    き、伸展位置から消尽位置へと選択的に移動できるプラ
    スチック製の中空プランジャ、 (d)前記プランジャがその後に前記胴部の前記第2端
    に関する圧壊位置へ移動できるようにする手段、 (e)前記胴部の前記第2端に関し固定関係に置かれる
    中空針、 (f)前記胴部の前記第2端に関し最初は固定関係に置
    かれ、前記針を前記中空プランジャに向けて付勢する付
    勢手段、 (g)前記プランジャに前向き圧力を印加する手段、 (h)弾性シール部材を備えて前記プランジャの一端に
    係合し、前記胴部の前記内径壁に摺動可能に封止係合す
    るシール手段、及び (i)前記プランジャに担持されて前記シール部材を貫
    通切断し、その後、該プランジャが前記胴部の前記第2
    端に関する前記圧壊位置にあるときに、前記付勢手段が
    前記針を該プランジャ内に解放するように作用するカッ
    ター刃、を具備した安全注射器。
  2. 【請求項2】 前記プランジャを前記シール手段に係合
    させる手段をさらに具備した請求項1に記載の安全注射
    器。
  3. 【請求項3】 前記プランジャが、末端と、該末端を前
    記シール手段に入れ子式に係合させる手段とを備え、該
    手段が、外径を有して該プランジャの該末端周囲に配置
    される径方向へ離隔した一連の破壊可能な支柱を備え、
    該シール手段が、該支持クーポンの外径よりも大きな内
    径を有する管状ハウジングを備え、該支柱が該プランジ
    ャを該シール手段に選択的に固定し、そして該プランジ
    ャに該支柱を破壊するに十分な前向き圧力が加えられる
    と、該プランジャがその後に該管状ハウジングの内側へ
    入れ子式に前記消尽位置から前記圧壊位置へと移動でき
    るように構成された請求項1に記載の安全注射器。
  4. 【請求項4】 前記支柱が一連の可撓性プリーツ部材を
    備える請求項3に記載の安全注射器。
  5. 【請求項5】 前記プラスチック製プランジャが、末端
    と、少なくとも1つの軸方向圧壊可能な支柱とを備え、
    該支柱が、該末端の周囲に隣接して径方向に外面的に配
    置された水平プリーツを備える請求項1に記載の安全注
    射器。
  6. 【請求項6】 前記プランジャを前記シール手段に係合
    させる手段をさらに具備し、該シール手段が、末端を有
    した管状ハウジングを備え、該係合手段が、環状体と環
    状凹部とを有した相互係合式の選択的脱離可能なスナッ
    プ嵌め式戻り止め装置を備える請求項1に記載の安全注
    射器。
  7. 【請求項7】 前記プランジャを前記シール手段に係合
    させる接着手段をさらに具備した請求項1に記載の安全
    注射器。
  8. 【請求項8】 前記接着手段が、前記末端の外面と前記
    シール手段との周囲に配置されるエポキシ樹脂である請
    求項7に記載の安全注射器。
  9. 【請求項9】 前記接着手段が半透明の紫外線硬化材料
    を含む請求項7に記載の安全注射器。
  10. 【請求項10】 前記係合手段が、少なくとも1つの熱
    ステーキ溶接部を形成する熱ステーキングによって付与
    される請求項2に記載の安全注射器。
  11. 【請求項11】 前記係合手段が、少なくとも1つの超
    音波溶接部を形成する超音波エネルギによって付与され
    る請求項10に記載の安全注射器。
  12. 【請求項12】 前記係合手段が固定装置を備え、該固
    定装置が、前記プランジャと前記シール手段との一方に
    設けられた少なくとも1つの可撓性コレット状突起と、
    該プランジャと該シール手段との他方に設けられた対応
    の固定溝とを備え、該プランジャと該シール手段とが係
    合位置にあるときに該固定溝が可撓性コレット状突起を
    受容するように構成された請求項2に記載の安全注射
    器。
  13. 【請求項13】 前記係合手段が固定装置を備え、該固
    定装置が、前記プランジャと前記シール手段との一方に
    形成された環状要素と、該プランジャと該シール手段と
    の他方に設けられた対応の固定溝とを備える請求項2に
    記載の安全注射器。
  14. 【請求項14】 皮下注射器の針を通して患者に流体を
    射出するとともに、流体射出後に該針を該注射器内に引
    き込ませる方法であって、 (1)(a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径
    壁とを有した円筒形の胴部、(b)前記胴部内で前記第
    1胴端と前記第2胴端との間に流体を受容する室、
    (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に十分に
    延出でき、伸展位置から消尽位置へ、かつその後に該胴
    部の前記第2端に関する圧壊位置へと選択的に移動でき
    るプラスチック製の中空プランジャ、(d)前記胴部の
    前記第2端に関し固定関係に置かれる中空針、(e)前
    記胴部の前記第2端に関し最初は固定関係に置かれ、前
    記針を前記中空プランジャに向けて付勢する付勢手段、
    (f)前記プランジャに前向き圧力を印加する手段、
    (g)弾性シール部材を備えて前記プランジャの一端に
    係合し、前記胴部の前記内径壁に摺動可能に封止係合す
    るシール手段、及び(h)前記プランジャに担持されて
    前記シール部材を貫通切断し、その後、該プランジャが
    前記胴部の前記第2端に関する前記圧壊位置にあるとき
    に、前記付勢手段が前記針を該プランジャ内に解放する
    ように作用するカッター刃、を具備した装置を用意し、 (2)前記装置の前記針を患者に埋め込み、 (3)前記プランジャの一端に片手で力を加えて、前記
    胴部から患者内に流体を押し出し、 (4)前記プランジャを、伸展位置から消尽位置へ向け
    て移動して該消尽位置に配置し、その後に前記胴部の前
    記第2端に関する圧壊位置へ移動し、それにより、該プ
    ランジャが該胴部の該第2端に関する該圧壊位置にある
    ときに、前記カッター刃が前記シール部材を貫通切断
    し、かつ前記付勢手段が前記針を該プランジャ内へ解放
    するようにさせる、各ステップを有した方法。
  15. 【請求項15】 皮下注射器の針を通して患者に流体を
    射出するとともに、流体射出後に該針を該注射器内に引
    き込ませる方法であって、 (1)(a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径
    壁とを有した円筒形の胴部、(b)前記胴部内で前記第
    1胴端と前記第2胴端との間に流体を受容する室、
    (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に十分に
    延出でき、伸展位置から消尽位置へ、かつその後に該胴
    部の前記第2端に関する圧壊位置へと選択的に移動でき
    るプラスチック製の中空プランジャ、(d)前記胴部の
    前記第2端に関し固定関係に置かれる中空針、(e)前
    記胴部の前記第2端に関し最初は固定関係に置かれ、前
    記針を前記中空プランジャに向けて付勢する付勢手段、
    (f)前記プランジャに前向き圧力を印加する手段、
    (g)前記プランジャの一端に係合する弾性シール部材
    を備え、前記胴部の前記内径壁に摺動可能に封止係合す
    るシール手段、及び(h)前記プランジャに担持されて
    前記シール部材を貫通切断し、該プランジャが前記胴部
    の前記第2端に関する前記圧壊位置にあるときに、前記
    付勢手段が前記針を該プランジャ内に解放するように作
    用するカッター刃、を具備し、該プランジャが、末端
    と、該末端を該シール手段に入れ子式に係合させる手段
    とを備え、該手段が、外径を有して該プランジャの該末
    端周囲に配置される径方向へ離隔した一連の破壊可能な
    支柱を備え、該シール手段が、該支柱の外径よりも大き
    な内径を有する管状ハウジングを備え、該支持クーポン
    が該プランジャを該シール手段に選択的に固定し、そし
    て該プランジャに該支柱を破壊するに十分な前向き圧力
    が加えられると、該プランジャが該管状ハウジングの外
    径内部へ入れ子式に移動できるように構成された、再使
    用不能な引込式安全注射器を用意し、 (2)前記装置の前記針を患者に埋め込み、 (3)前記プランジャの一端に片手で力を加えて、前記
    胴部から患者内に流体を押し出し、 (4)前記プランジャを、伸展位置から消尽位置へ向け
    て移動して該消尽位置に配置し、その後に前記胴の前記
    第2端に関する圧壊位置へ移動し、それにより、該プラ
    ンジャが該胴部の該第2端に関する該圧壊位置にあると
    きに、前記カッター刃が前記シール部材を貫通切断で
    き、かつ前記付勢手段が前記針を該プランジャ内へ解放
    できるようにさせる、各ステップを有した方法。
  16. 【請求項16】 皮下注射器の針を通して患者に流体を
    射出するとともに、流体射出後に該針を該注射器内に引
    き込ませる方法であって、 (1)(a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径
    壁とを有した円筒形の胴部、(b)前記胴部内で前記第
    1胴端と前記第2胴端との間に流体を受容する室、
    (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に延出で
    き、伸展位置から消尽位置へ、かつその後に該胴部の前
    記第2端に関する圧壊位置へと選択的に移動できるプラ
    スチック製の中空プランジャ、(d)前記胴部の前記第
    2端に関し固定関係に置かれる中空針、(e)前記胴部
    の前記第2端に関し最初は固定関係に置かれ、前記針を
    前記中空プランジャに向けて付勢する付勢手段、(f)
    前記プランジャに前向き圧力を印加する手段、(g)前
    記プランジャの一端に係合する弾性シール部材を備え、
    前記胴部の前記内径壁に摺動可能に封止係合するシール
    手段、及び(h)前記プランジャに担持されて前記シー
    ル部材を貫通切断し、その後、該プランジャが前記胴部
    の前記第2端に関する前記圧壊位置にあるときに、前記
    付勢手段が前記針を該プランジャ内に解放するように作
    用するカッター刃、を具備し、該プラスチック製プラン
    ジャが、末端と、少なくとも1つの圧壊可能な支柱とを
    備え、該支柱が、該末端の周囲に隣接して径方向に外面
    的に配置されたプリーツを備えるように構成された、装
    置を用意し、 (2)前記装置の前記針を患者に埋め込み、 (3)前記プランジャの一端に片手で力を加えて、前記
    胴部から患者内に流体を押し出し、 (4)前記プランジャを、伸展位置から消尽位置へ向け
    て移動して該消尽位置に配置し、その後に前記胴の前記
    第2端に関する圧壊位置へ移動し、それにより、該プラ
    ンジャが該胴部の該第2端に関する該圧壊位置にあると
    きに、前記カッター刃が前記シール部材を貫通切断し、
    かつ前記付勢手段が前記針を該プランジャ内へ解放する
    ようにさせる、各ステップを有した方法。
  17. 【請求項17】 皮下注射器の針を通して患者に流体を
    射出するとともに、流体射出後に該針を該注射器内に引
    き込ませる方法であって、 (1)(a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径
    壁とを有した円筒形の胴部、(b)前記胴部内で前記第
    1胴端と前記第2胴端との間に流体を受容する室、
    (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に十分に
    延出でき、伸展位置から消尽位置へ、かつその後に該胴
    部の前記第2端に関する圧壊位置へと選択的に移動でき
    るプラスチック製の中空プランジャ、(d)前記胴部の
    前記第2端に関し固定関係に置かれる中空針、(e)前
    記胴部の前記第2端に関し最初は固定関係に置かれ、前
    記針を前記中空プランジャに向けて付勢する付勢手段、
    (f)前記プランジャに前向き圧力を印加する手段、
    (g)前記プランジャの一端に係合する弾性シール部材
    を備え、前記胴部の前記内径壁に摺動可能に封止係合す
    るシール手段、及び(h)前記プランジャに担持されて
    前記シール部材を貫通切断し、その後、該プランジャが
    前記胴部の前記第2端に関する前記圧壊位置にあるとき
    に、前記付勢手段が前記針を該プランジャ内に解放する
    ように作用するカッター刃、及び(i)前記プランジャ
    を前記シール手段に係合させる手段、を具備し、該シー
    ル手段が、末端を有した管状ハウジングを備え、該係合
    手段が、環状部材と環状凹部材とを有した相互係合式の
    選択的脱離可能なスナップ嵌め式戻り止め装置を備え、
    該環状部材と該環状凹部材との一方が該管状部材の末端
    に形成されてなる、装置を用意し、 (2)前記装置の前記針を患者に埋め込み、 (3)前記プランジャの一端に片手で力を加えて、前記
    胴部から患者内に流体を押し出し、 (4)前記プランジャを、伸展位置から消尽位置へ向け
    て移動して該消尽位置に配置し、その後に前記胴の前記
    第2端に関する圧壊位置へ移動し、それにより、該プラ
    ンジャが該胴部の該第2端に関する該圧壊位置にあると
    きに、前記カッター刃が前記シール部材を貫通切断し、
    かつ前記付勢手段が前記針を該プランジャ内へ解放する
    ようにさせる、各ステップを有した方法。
  18. 【請求項18】 皮下注射器の針を通して患者に流体を
    射出するとともに、流体射出後に該針を該注射器内に引
    き込ませる方法であって、 (1)(a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径
    壁とを有した円筒形の胴部、(b)前記胴部内で前記第
    1胴端と前記第2胴端との間に流体を受容する室、
    (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に延出で
    き、伸展位置から消尽位置へ、かつその後に該胴部の前
    記第2端に関する圧壊位置へと選択的に移動できるプラ
    スチック製の中空プランジャ、(d)前記胴部の前記第
    2端に関し固定関係に置かれる中空針、(e)前記胴部
    の前記第2端に関し最初は固定関係に置かれ、前記針を
    前記中空プランジャに向けて付勢する付勢手段、(f)
    前記プランジャに前向き圧力を印加する手段、(g)前
    記プランジャの一端に係合する弾性シール部材を備え、
    前記胴部の前記内径壁に摺動可能に封止係合するシール
    手段、(h)前記プランジャに担持されて前記シール部
    材を貫通切断し、その後、該プランジャが前記胴部の前
    記第2端に関する前記圧壊位置にあるときに、前記付勢
    手段が前記針を該プランジャ内に解放するように作用す
    るカッター刃、及び(i)前記プランジャを前記シール
    手段に係合させる接着手段、を具備した装置を用意し、 (2)前記装置の前記針を患者に埋め込み、 (3)前記プランジャの一端に片手で力を加えて、前記
    胴部から患者内に流体を押し出し、 (4)前記プランジャを、伸展位置から消尽位置へ向け
    て移動して該消尽位置に配置し、その後に前記胴の前記
    第2端に関する圧壊位置へ移動し、それにより、該プラ
    ンジャが該胴部の該第2端に関する該圧壊位置にあると
    きに、前記カッター刃が前記シール部材を貫通切断し、
    かつ前記付勢手段が前記針を該プランジャ内へ解放する
    ようにさせる、各ステップを有した方法。
  19. 【請求項19】 再使用不能な引込式安全注射器であっ
    て、 (a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径壁とを
    有した円筒形の胴部、 (b)前記胴部内で前記第1胴端と前記第2胴端との間
    に流体を受容する室、 (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に延出で
    き、伸展位置から消尽位置へ、かつその後に該胴部の前
    記第2端に関する圧壊位置へと選択的に移動できるプラ
    スチック製の中空プランジャ、 (d)前記胴部の前記第2端に関し固定関係に置かれる
    中空針、 (e)前記胴部の前記第2端に関し最初は固定関係に置
    かれ、前記針を前記中空プランジャに向けて付勢する付
    勢手段、 (f)前記プランジャに前向き圧力を印加する手段、 (g)前記プランジャの一端に係合する弾性シール部材
    を備え、前記胴部の前記内径壁に摺動可能に封止係合す
    るシール手段、 (h)前記プランジャに担持されて前記シール部材を貫
    通切断し、その後、該プランジャが前記胴部の前記第2
    端に関する前記圧壊位置にあるときに、前記付勢手段が
    前記針を該プランジャ内に解放するように作用するカッ
    ター刃、及び (i)前記胴部及びプランジャの各々に設けられる部材
    を備え、該プランジャが該胴部の前記第2端に関する前
    記圧壊位置にあるときに該プランジャを該胴部に関し固
    定して、その後に該プランジャが該胴部内で前記伸展位
    置へ移動できないようにする固定手段、を具備した安全
    注射器。
  20. 【請求項20】 再使用不能な引込式安全注射器であっ
    て、 (a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径壁とを
    有した円筒形の胴部、 (b)前記胴部内で前記第1胴端と前記第2胴端との間
    に流体を受容する室、 (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に延出で
    き、伸展位置から消尽位置へ、かつその後に該胴部の前
    記第2端に関する圧壊位置へと選択的に移動できるプラ
    スチック製の中空プランジャ、 (d)前記胴部の前記第2端に関し固定関係に置かれる
    中空針、 (e)前記胴部の前記第2端に関し最初は固定関係に置
    かれ、前記針を前記中空プランジャに向けて付勢する付
    勢手段、 (f)前記プランジャに前向き圧力を印加する手段、 (g)前記プランジャの一端に係合する弾性シール部材
    を備え、前記胴部の前記内径壁に摺動可能に封止係合す
    るシール手段、 (h)前記プランジャに担持されて前記シール部材を貫
    通切断し、該プランジャが前記胴部の前記第2端に関す
    る前記圧壊位置にあるときに、前記付勢手段が前記針を
    該プランジャ内に解放するように作用するカッター刃、
    及び (i)閉鎖端と開放端とを有して前記中空針を受容する
    中空保護ガード要素、を具備し、前記胴部に向けて延び
    る針ハウジング部材をさらに備え、該ガード要素が固定
    的、選択的かつ取り外し可能に該ハウジング部材から脱
    離可能に構成された、安全注射器。
  21. 【請求項21】 皮下注射器の針を通して患者に流体を
    射出するとともに、流体射出後に該針を該注射器内に引
    き込ませる方法であって、 (1)(a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径
    壁とを有した円筒形の胴部、(b)前記胴部内で前記第
    1胴端と前記第2胴端との間に流体を受容する室、
    (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に延出で
    き、伸展位置から消尽位置へ、かつその後に該胴部の前
    記第2端に関する圧壊位置へと選択的に移動することを
    可能にする手段を備えたプラスチック製の中空プランジ
    ャ、(d)前記胴部の前記第2端に関し固定関係に置か
    れる中空針、(e)前記胴部の前記第2端に関し最初は
    固定関係に置かれ、前記針を前記中空プランジャに向け
    て付勢する付勢手段、(f)前記プランジャに前向き圧
    力を印加する手段、(g)弾性シール部材を備えて前記
    プランジャの一端に係合し、前記胴部の前記内径壁に摺
    動可能に封止係合するシール手段、(h)前記プランジ
    ャに担持されて前記シール部材を貫通切断し、該プラン
    ジャが前記胴部の前記第2端に関する前記圧壊位置にあ
    るときに、前記付勢手段が前記針を該プランジャ内に解
    放するように作用するカッター刃、及び(i)閉鎖端と
    開放端とを有して前記中空針を受容する中空保護ガード
    要素、を具備し、前記胴部に向けて延びる針ハウジング
    部材をさらに備え、該ガード要素が固定的、選択的かつ
    取り外し可能に該ハウジング部材から脱離可能に構成さ
    れた、装置を用意し、 (2)前記ガード要素を前記ハウジング部材から取り外
    し、 (3)前記装置の前記針を患者に埋め込み、 (4)前記プランジャの一端に片手で力を加えて、前記
    胴部から患者内に流体を押し出し、 (5)前記プランジャを、伸展位置から消尽位置へ向け
    て移動して該消尽位置に配置し、その後に前記胴の前記
    第2端に関する圧壊位置へ移動し、それにより、該プラ
    ンジャが該胴部の該第2端に関する該圧壊位置にあると
    きに、前記カッター刃が前記シール部材を貫通切断し、
    かつ前記付勢手段が前記針を該プランジャ内へ解放する
    ようにさせる、各ステップを有した方法。
  22. 【請求項22】 再使用不能な引込式安全注射器であっ
    て、 (a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径壁とを
    有した円筒形の胴部、 (b)前記胴部内で前記第1胴端と前記第2胴端との間
    に流体を受容する室、 (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に延出で
    き、伸展位置から消尽位置へ、かつその後に該胴部の前
    記第2端に関する圧壊位置へと選択的に移動できるプラ
    スチック製の中空プランジャ、 (d)前記胴部の前記第2端に関し固定関係に置かれる
    中空針、 (e)前記胴部の前記第2端に関し最初は固定関係に置
    かれ、前記針を前記中空プランジャに向けて付勢する付
    勢手段、 (f)前記プランジャに前向き圧力を印加する手段、 (g)弾性シール部材を備えて前記プランジャの一端に
    係合し、前記胴部の前記内径壁に摺動可能に封止係合す
    るシール手段、及び (h)前記シール部材を貫通切断し、その後、前記プラ
    ンジャが前記胴部の前記第2端に関する前記圧壊位置に
    あるときに、前記付勢手段が前記針を該プランジャ内に
    解放するように作用するカッター刃、を具備した安全注
    射器。
  23. 【請求項23】 再使用不能な引込式安全注射器であっ
    て、 (a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径壁とを
    有した円筒形の胴部、 (b)前記胴部内で前記第1胴端と前記第2胴端との間
    に流体を受容する室、 (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に延出で
    き、伸展位置から消尽位置へ、かつその後に該胴部の前
    記第2端に関する圧壊位置へと選択的に移動できるプラ
    スチック製の中空プランジャ、 (d)前記胴部の前記第2端に関し固定関係に置かれる
    中空針、 (e)前記胴部の前記第2端に関し最初は固定関係に置
    かれ、前記針を前記中空プランジャに向けて付勢する付
    勢手段、 (f)前記プランジャに前向き圧力を印加する手段、 (g)前記プランジャの一端に係合する弾性シール部材
    を備え、前記胴部の前記内径壁に摺動可能に封止係合す
    るシール手段、 (h)前記プランジャに担持されて前記シール部材を貫
    通切断し、該プランジャが前記胴部の前記第2端に関す
    る前記圧壊位置にあるときに、前記付勢手段が前記針を
    該プランジャ内に解放するように作用するカッター刃、
    及び (i)閉鎖端と開放端とを有して前記中空針を受容する
    中空保護ガード要素、を具備し、前記胴部に向けて延び
    る針ハウジング部材をさらに備え、該ガード要素が固定
    的、選択的かつ取り外し可能に該ハウジング部材から脱
    離可能であり、該保護ガード要素が、外方へ延びる所定
    径の複数の翼要素と、該翼要素の後端周囲に形成される
    環状要素とを備え、該環状要素が該ウイング要素の外径
    よりも大きな外径を有するように構成された、安全注射
    器。
  24. 【請求項24】 前記ガード要素と前記針ハウジング部
    材との間に選択的なスナップ嵌め係合を付与する手段を
    さらに具備した請求項23に記載の注射器。
  25. 【請求項25】 再使用不能な引込式安全注射器であっ
    て、 (a)第1胴端及び第2胴端とそれらの間の内径壁とを
    有した円筒形の胴部、 (b)前記胴部内で前記第1胴端と前記第2胴端との間
    に流体を受容する室、 (c)前記胴部の前記第1端を通って該胴部内に延出で
    き、伸展位置から消尽位置へと選択的に移動でき、その
    後に該胴部の前記第2端に関する圧壊位置への移動を可
    能にする手段を備えたプラスチック製の中空プランジ
    ャ、 (d)前記胴部の前記第2端に関し固定関係に置かれる
    中空針、 (e)前記胴部の前記第2端に関し最初は固定関係に置
    かれ、前記針を前記中空プランジャに向けて付勢する付
    勢手段、 (f)前記プランジャに前向き圧力を印加する手段、 (g)弾性シール部材を備えて前記プランジャの一端に
    係合し、前記胴部の前記内径壁に摺動可能に封止係合す
    るシール手段、及び (h)前記プランジャに担持されて前記シール部材を貫
    通切断し、その後、該プランジャが前記胴部の前記第2
    端に関する前記圧壊位置にあるときに、前記付勢手段が
    前記針を該プランジャ内に解放するように作用し、末端
    に切断形状を有するカッター刃、を具備した安全注射
    器。
  26. 【請求項26】 前記切断形状が、末端中心部位に延び
    る等距離の辺群を有した角錐状である請求項23に記載
    の再使用不能な引込式安全注射器。
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