JP2002153547A - 衛生剤組成物 - Google Patents

衛生剤組成物

Info

Publication number
JP2002153547A
JP2002153547A JP2000353251A JP2000353251A JP2002153547A JP 2002153547 A JP2002153547 A JP 2002153547A JP 2000353251 A JP2000353251 A JP 2000353251A JP 2000353251 A JP2000353251 A JP 2000353251A JP 2002153547 A JP2002153547 A JP 2002153547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
odor
polycarboxylic acid
sanitary composition
composition according
sanitary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000353251A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoaki Ito
直明 伊藤
Hidenobu Honda
秀信 本田
Koichi Saito
公一 齋藤
Shinji Urabe
信治 浦部
Masayoshi Kamimura
昌由 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagase Chemtex Corp
Toray Industries Inc
Original Assignee
Nagase Chemtex Corp
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagase Chemtex Corp, Toray Industries Inc filed Critical Nagase Chemtex Corp
Priority to JP2000353251A priority Critical patent/JP2002153547A/ja
Publication of JP2002153547A publication Critical patent/JP2002153547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンモニア臭、インドール臭およびスカトー
ル臭などの排泄物臭に対し、耐洗濯性のある消臭性およ
び抗菌性を付与することができ、しかもヒスタミン由来
による刺激や痒みを緩和、軽減することのできる衛生剤
組成物を提供する。 【解決手段】 カルボン酸化合物、金属および多孔質物
質とを含む衛生剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来消臭できなか
ったアンモニア臭、インドール臭およびスカトール臭な
どの排泄物臭に対し、耐洗濯性のある消臭性および抗菌
性を付与することができ、しかもヒスタミン由来による
刺激や痒みを緩和、軽減することのできる衛生剤組成物
に関するものである。さらに詳しくは、消臭機能および
抗菌機能が優れ、衣料用品、使い捨ておむつなどの介護
用品や、カーテン、壁装材、シート材または寝具などの
インテリア用品における繊維製品や紙製品などに広く応
用することができる衛生剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、国民の生活水準の向上に伴い、健
康および衛生に関する意識もますます高まっており、衣
食住の各分野においては、消臭機能、抗菌機能および防
カビ機能などを付与した製品や技術が実用化されてい
る。
【0003】特に、衣料用品の分野では、これらを実際
に身体に着用することから、様々な消臭、抗菌加工技術
が開発されており、またインテリア用品を含めた他用途
への展開も着実に進められている。
【0004】また、介護用品の分野においても、同様に
消臭機能、抗菌機能および防カビ機能などの機能性付与
が盛んに行われており、なかでも介護の現場において
は、消臭、抗菌の機能性付与に対するニーズが極めて高
く、様々な技術が報告されている。
【0005】すなわち、介護の現場で問題となる悪臭の
一つに排泄物の臭いがあり、排泄物臭の定義としては、
尿が元になり菌に分解されて臭気を発するアンモニア
臭、排便の中に含まれる大腸菌などに分解されて臭気を
発するメチルメルカプタン臭、ジメチルジサルファイド
臭、ジメチルトリサルファイド臭、インドール臭、スカ
トール臭がある。
【0006】これら介護の現場で問題となる悪臭の除去
方法としては、金属フタロシアニンなどの金属錯体から
なる消臭剤を用いる方法(特開昭64−20852号公
報、特開平3−111054号公報など)、植物などの
抽出物に含まれる消臭性を示す成分を繊維などに含浸、
乾燥させることにより臭気を抑制する方法(特開平9−
271484号公報など)、L−アスコルビン酸と二価
鉄塩系とからなる脱臭剤を用いる方法(特開昭59−1
32937号公報など)、および光触媒機能を持つ金属
酸化物を利用した繊維構造物とする方法(特開平10−
259521号公報など)などが、すでに提案されてい
る。
【0007】しかしながら、上述の従来技術は、いずれ
もインドール臭およびスカトール臭に対する消臭効果が
著しく低く、たとえ効果があったとしても無臭化する反
応速度が遅いばかりか、特殊な装置を必要とするなどの
問題を有していた。
【0008】また、介護商品の必要特性として挙げられ
る抗菌性についても様々な報告がされているが、これら
は銀イオンの抗菌性を利用したものが大半であり、いず
れもコスト的に高いという問題があった。
【0009】さらに、使い捨て紙おむつ状の衣料にバイ
ンダーを介して消臭、抗菌加工を施した場合には、実際
に使用する際に、バインダーの被膜形成により紙おむつ
などの表面が撥水傾向となって衣服内湿度の上昇が避け
られず、その結果として蒸れを生じ、皮膚内にヒスタミ
ンが形成されて着用者にかゆみなどの不快感を与えるケ
ースが多々あり、この点が介護現場での大きな問題とな
っていた。
【0010】つまり、介護の現場で問題となっている悪
臭のすべてに効果のある低コストの消臭技術、さらには
痒みの原因を除去できるような抗菌技術については、い
まだに確立されていないのが現状である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
なされたものであり、介護の現場で問題となるいわゆる
四大悪臭は勿論のこと、アンモニア臭、インドール臭お
よびスカトール臭などの排泄物臭に対し、耐洗濯性のあ
る消臭性および抗菌性を付与することができ、しかもヒ
スタミン由来による刺激や痒みを緩和、軽減することの
できる衛生剤組成物の提供を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の衛生剤組成物は、カルボン酸化合物、金
属および多孔質物質を含んでなることを特徴とする。
【0013】そして、本発明の衛生剤組成物において
は、下記(1)〜(9)が好ましい条件として挙げら
れ、これらの条件を満たすことによって、さらに優れた
効果の取得を期待することができる。 (1)前記カルボン酸化合物が脂肪族ポリカルボン酸で
あること、
【0014】(2)前記カルボン酸化合物が下記式の構
造からなる脂肪族ポリカルボン酸であること、
【0015】
【化2】
【0016】(ただし、式中のRは水素、置換または無
置換のアルキル基、置換または無置換のアルキレン基、
水酸基のいずれかであり、nは1以上500未満の正数
を示す。)
【0017】(3)前記脂肪族ポリカルボン酸の分子量
が1000以上10000未満であること、
【0018】(4)前記金属が、銀、銅および亜鉛から
選ばれた少なくとも一種であること、
【0019】(5)前記多孔質物質が、比表面積100
2 /g以上および平均1次粒子径5μm以下の少なく
ともいずれかを満足すること、
【0020】(6)前記多孔質物質が、シリカ、活性炭
およびアルミノケイ酸塩化合物から選ばれた少なくとも
一種であること、
【0021】(7)さらにアミノポリカルボン酸を含ん
でなること、
【0022】(8)前記アミノポリカルボン酸が、アル
キルアミン骨格を持ち、少なくとも1つ以上の窒素原子
を有する多価カルボン酸であること、
【0023】(9)さらに酸化分解性を有する触媒を含
んでなること。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の衛生剤組成物に
ついて詳細に説明する。本発明の衛生剤組成物は、上記
の課題を解決するために、カルボン酸化合物を主たる成
分とするものである。カルボン酸化合物を用いる理由と
しては、アンモニア、トリメチルアミンなどの塩基性悪
臭の消臭効果が非常に優れていることが挙げられる。
【0025】本発明で使用するカルボン酸化合物につい
ては、カルボキシル基を含有している化合物であるなら
ば特に限定しないが、なかでも上記の式で示される脂肪
族ポリカルボン酸化合物が、消臭機能、コストおよび安
全性の面で優れていることから、好ましく使用される。
また、水酸基を有する水酸化合物や、スルホン基を有す
るスルホン酸化合物などを用いる場合にも同様の消臭効
果が期待できるが、これらはカルボン酸化合物と比して
抗菌性、皮膚刺激性などの安全性が劣るため、本発明で
は対象外とした。
【0026】なお、上述の構造を有する脂肪族ポリカル
ボン酸化合物の分子量は、1000以上100000未
満が好ましいが、さらに好ましくは1500以上800
00未満、より好ましくは2000以上50000未満
である。また、上記式中のnは1以上500未満の正数
を意味する。
【0027】また、本発明の衛生剤組成物は、糞便臭の
中に含まれるメチルメルカプタン臭、ジメチルジサルフ
ァイド臭およびジメチルトリサルファイド臭などの硫黄
系の悪臭を消臭するために、上記脂肪族ポリカルボン酸
化合物に対し金属を添加することを必須条件とする。こ
の金属としては、銀、銅および亜鉛から選ばれた少なく
とも一種が好ましく、これらの金属は、イオンの形態で
脂肪族ポリカルボン酸化合物中に存在することがさらに
好ましい。
【0028】さらに、本発明の衛生剤組成物は、インド
ール臭およびスカトール臭の消臭を可能にするために、
上記脂肪族ポリカルボン酸化合物および金属に対し、さ
らに多孔質物質を添加することを必須条件とする。
【0029】本発明で使用する多孔質物質の具体例とし
ては、各種アルミノケイ酸塩化合物、各種シリカゲル系
化合物(富士シリシア化学(株)#740、#550、
#530(商品名)など、シリカゲル、シリカ・アルミ
ナ、シリカ・マグネシアなど)、活性炭類(太閤活性炭
(株)#SA1000(商品名)、活性炭、活性炭素繊
維など)、アルミナ系化合物(アルミナなど)、白土類
(アルミナ・ボリア酸性白土、活性白土など)、天然ケ
イ素質系(セピオライト、パリゴルスカイト、天然およ
び合成ゼオライト、バーミキュライトなど)、各種合成
ケイ酸塩、その他(リン酸ケイ素、リン酸アルミニウ
ム、リン酸チタン、ケイ藻土など)などが挙げられる。
これら多孔質物質であればインドール臭およびスカトー
ル臭の消臭には効果があるが、なかでも多孔質物質の特
徴として比表面積が100m2 /g以上であることおよ
び粒径5μm以下であることの少なくともいずれかを満
足するアルミノケイ酸塩化合物、シリカおよび活性炭を
添加した場合には、糞便臭の一要素といわれるインドー
ルおよびスカトールなどの悪臭に対して消臭効果が著し
いことが実験で判明した。比表面積の好ましい範囲とし
ては100m2 /g以上であり、より好ましくは150
2 /g以上5000m2 /g未満、さらに好ましくは
200m2 /g以上1000m2 /g未満である。同じ
く粒径の好ましい範囲としては5μm以下であるが、好
ましくは0.01μm以上、5μm未満であり、より好
ましくは0.1μm以上、3μm未満である。
【0030】なお、上記多孔質物質の比表面積は、QU
ANTA CHROME社製 QUANTA SORB
OS−8の装置を用い比表面積測定方法に従って測定
した値である。
【0031】本発明において好ましく使用されるアルミ
ノケイ酸塩化合物は、シリカ、アルミナ、金属酸化物か
らなるシリカの4面体およびそれと頂点を共有して連結
するアルミナ8面体層とが層状に組み合わされた構造を
有する多孔質のケイ酸塩鉱物であって、ベントナイト、
ゼオライト、ケイ酸アルミニウムなどを挙げることがで
きるが、これらは1種のものに限定されず、多数の種類
のものを組み合わせて用いることも勿論可能である。
【0032】上記多孔質物質は、その細孔に分子などを
容易に吸着する性能を有することが知られており、また
層間に分子が入り込むことで層間が押し広げられ、単独
では層間に挿入されにくい物質の吸着も期待することが
できる。
【0033】本発明において多孔質物質として使用する
シリカは、比表面積が100m2 /g以上であることお
よび粒径が5μm以下であることの少なくともいずれか
を満足すれば、どのようなものでもよいが、なかでも富
士シリシア化学株式会社の#550が好ましく使用され
る。
【0034】本発明において多孔質物質として使用する
活性炭についても同様に、比表面積が100m2 /g以
上であることおよび粒径が5μm以下であることの少な
くともいずれかを満足すればどのようなものでもよい
が、なかでも二村化学工業株式会社の太閤活性炭SA1
000が好ましく使用される。
【0035】本発明で使用する多孔質物質と脂肪族ポリ
カルボン酸化合物の併用割合は、重量比で多孔質物質1
に対して0.3〜1.0が好適である。
【0036】また、いずれの物質も工業的な用途におい
て多用されている物質であるため、加工コストなどが極
めて安価であるという利点も得られる。
【0037】本発明の衛生剤組成物においては、脂肪族
ポリカルボン酸化合物のカルボキシル基の酸性雰囲気に
よる抗菌性効果が期待できる。しかし、実際に使用する
際にアンモニア臭と前記ポリカルボン酸化合物のカルボ
キシル基が中和反応を起こしてしまうことにより、上記
のような酸性雰囲気の抗菌性が減少してしまう可能性が
ある。そこで、アルキルアミン骨格を持ち少なくとも1
つ以上の窒素原子を有する多価カルボン酸化合物であっ
て、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五
酢酸あるいは各種アミノ酸化合物などのアミノポリカル
ボン酸をさらに添加し、このアミノポリカルボン酸の分
子中の窒素原子を四級化させることによって、抗菌性を
作用させることが可能となる。この場合には、アンモニ
ア消臭により、減少方向にある酸性雰囲気の抗菌性に頼
ることなく菌や微生物などの増殖を抑制することがで
き、その代謝サイクルで発生する悪臭の発生も抑制でき
るというメリットがある。
【0038】さらに、アミノポリカルボン酸化合物を含
む場合には、アンモニア、トリメチルアミンなどの塩基
性悪臭の消臭はもちろんのこと、驚くべきことに痒みの
原因といわれるヒスタミンなどの塩基性刺激物質を中和
し、刺激性低減にも効果があることが判明した。なお、
水酸基を有する水酸化合物や、スルホン基を有するスル
ホン酸化合物などを使用した場合にも、同様の効果が得
られることが期待できるが、これらはアミノポリカルボ
ン酸化合物と比較して消臭性、皮膚刺激性などの安全性
が劣るため、本発明では対象外とした。
【0039】また、脂肪族ポリカルボン酸化合物、多孔
質物質および金属を併用した系に、さらに酸化チタン系
光触媒などの酸化分解性を有する触媒を添加した場合に
は、一端中和および吸着した悪臭を光触媒作用により酸
化分解し、その後再び消臭剤としての機能を回復すると
いう消臭機能の半永久的サイクルが実現する可能性があ
るため好ましい。
【0040】ただし、光触媒との併用は、過度の酸化分
解作用のため衛生剤組成物の母体である脂肪族ポリカル
ボン酸化合物を分解してしまうために、この際に発生す
る分解臭の問題が想起されるが、分解臭の発生が少ない
範囲で光触媒を使用するならば、実用上何ら問題はな
く、消臭機能の半永久的リサイクルが効果的に実現する
ことになる。
【0041】上記の成分からなる本発明の衛生剤組成物
は、スプレータイプとして悪臭源に直接噴霧して消臭す
る場合にも好ましい効果が期待できるが、繊維製品の表
面上にこの衛生剤組成物を加工付与することにより、発
明の有用度が飛躍的に向上し、さらに優れた効果が期待
できる。
【0042】本発明の衛生剤組成物が付与される繊維と
しては、合成繊維および天然繊維などを特に限定するこ
となく用いることができる。なかでも、洗濯耐久性の点
から、ポリエステル系繊維が好ましく用いられる。ポリ
エステル系繊維の素材ポリマとしては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレートおよびポリヘキサメチレンテレフ
タレートなどが好ましく使用される。また、他成分と共
重合したポリエステルも好ましく用いられ、他成分とし
ては、イソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル
酸およびメトオキシポリオキシエチレングリコールなど
が好ましく使用される。
【0043】本発明の衛生剤組成物による消臭性などの
機能は、全繊維中にポリエステル系繊維を50重量%以
上、より好ましくは70重量%以上、さらに好ましくは
100重量%含有する繊維を使用する場合に最も効果的
に発現する。さらに、ポリエステル系繊維とともに、た
とえばポリアミド、ポリアクリルなどの合成繊維、アセ
テート、レーヨンなどの半合成繊維、羊毛、絹、木綿、
麻などの天然繊維を用いることも好ましい。
【0044】本発明の衛生剤組成物が付与される繊維製
品とは、布帛状物はもちろん、帯状物、紐状物、糸状物
など、その構造、形状はいかなるものであってもさしつ
かえない。好ましくは合成繊維を主体とした布帛状のも
の、すなわち織物、編物、不織布がよく、複合材料であ
ってもよい。
【0045】本発明の衛生剤組成物を繊維に付与加工す
る場合には、脂肪族ポリカルボン酸が被膜性を有するこ
とから、バインダーとしても使用可能である。このよう
に被膜性を有することから、すべての繊維布帛状のもの
ならば使用が可能であるが、なかでも、カルボン酸基と
反応可能な官能基である水酸基を有する木綿やレーヨン
に代表されるセルロース系繊維を含む繊維布帛や、アミ
ド基を有するナイロンに代表されるポリアミド系繊維を
含む繊維布帛に加工する場合には、脂肪族ポリカルボン
酸化合物中のカルボキシル基と繊維の官能基とが共有結
合し、洗濯耐久性が向上するという好ましい効果が得ら
れる。
【0046】また、さらに洗濯耐久性を向上させるた
め、他の樹脂をバインダーとして併用することも好まし
い。この際のバインダーとしては被膜性が強いもので有
れば特に限定するものではないが、シリコーン系バイン
ダー、アクリル系バインダーおよびポリウレタン系バイ
ンダーが洗濯耐久性および安全性の観点から好ましい。
また、シリコーン系バインダーの中でもアミノ変性シリ
コーン系バインダーやポリエチレングリコール付加型シ
リコーン系バインダーは吸水性を有することから、使い
捨て紙おむつやシーツなど吸水性を重視する介護用途の
製品には特に好ましく使用される。ここで、吸水性を有
するシリコーン系バインダーの具体例としては、日華化
学株式会社のナイスポールPR−99が挙げられる。
【0047】次に、本発明の衛生剤組成物を用いた繊維
構造物の製造方法の一例について説明する。まず、脂肪
族ポリカルボン酸化合物、多孔質物質および銀などの金
属を、所望の割合で水溶液にしたものを加工液とする。
【0048】次いで、この加工液に繊維構造物を含浸さ
せた後、マングルロールで絞り、ドライ−キュアの工程
を経るか、あるいは、この加工液を適当な粘度に調整し
て、ナイフコーターやグラビアロールコーター、捺染な
どで繊維に塗布した後、200℃以下の温度で固定す
る。
【0049】スプレーとして使う場合には、加工液の段
階のものを使用する。かくして、本発明の衛生剤組成物
によれば、介護の現場で問題となっていたアンモニア
臭、インドール臭およびスカトール臭などの排泄物臭に
対し、耐洗濯性のある消臭性および抗菌性を付与するこ
とができ、しかもヒスタミン由来による刺激や痒みを緩
和、軽減することができる。
【0050】したがって、本発明の衛生剤組成物を、特
に悪臭が容易に想定される病院、家庭などの介護現場に
おける使い捨て紙おむつおよび介護用シーツなどの分野
に活用することにより、快適かつ衛生な空間を作ること
ができる。
【0051】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。なお、実施例中における各種の品質評価方法とし
ては、下記の方法を用いた。
【0052】[洗濯]自動反転渦巻き式電気洗濯機VH
−3410(東芝(株)製)を用い、市販洗剤0.2
%、温度40±2℃、浴比1:50で5分間強反転で洗
濯し、その後、排水、オーバーフローさせながらすすぎ
を2分間行う操作を2回繰り返しこれを洗濯1回とし
た。
【0053】[検知管法による消臭性評価]試料を3g
入れた500mlの容器に初期濃度が200ppmにな
るようにアンモニアガスをいれて密閉し、1時間放置
後、ガス検知管で残留アンモニア濃度を測定した。そし
て下記の式に従い消臭率(%)として算出した。 消臭率(%)=(1−(ガス検知管測定濃度)/(初期
濃度))×100 同様な方法でメチルメルカプタン(MMP)40pp
m、2時間後の残留ガス濃度を測定し、各気体の消臭率
を算出した。
【0054】[スカトール、インドールの官能評価]
0.01重量%スカトール溶液、0.1重量%インドー
ル溶液をそれぞれ調整し、これを悪臭溶液とする。衛生
剤組成物を加工した繊維を10cm角にカットし、内容
積500mLのすり合わせ活栓付きの三角フラスコに、
各悪臭溶液をマイクロシリンジにて25μL注入して、
悪臭溶液と接触しないよう、繊維をフラスコ内の上部に
懸垂する。次に、室温で放置し、30分毎に官能試験を
行い、臭気の強さを次に示す6段階で評価した。 0:無臭、 1:やっと感知できる臭い、 2:何の臭いか分かる弱い臭い、 3:楽に感知できる臭い、 4:強い臭い、 5:強烈な臭い。
【0055】[抗菌性評価]抗菌性能の評価について
は、繊維製品新機能評価協議会(SEK)が制定した統
一試験方法に準じて行った。対象菌種としては、黄色ブ
ドウ状球菌(MSSA)、メチシリン耐性黄色ブドウ状
球菌(MRSA)を用いた。
【0056】[痒み試験]痒み試験の評価については加
工した生地を水で濡らし、3日間皮膚の弱い箇所(二の
腕の内側、太股の内側など)に貼付した後、官能判断に
より痒いか痒くないかで判定した。
【0057】[スプレー噴霧による排泄物臭の消臭評
価]成人の排泄物(大便)30gをシャーレに入れ、そ
こへ本発明の衛生剤組成物をスプレーにより噴霧した。
放置時間として30分設け、その後、5人の官能検査で
スプレー有り無しの大便入りシャーレの臭いを比較し
た。
【0058】[アンモニア臭の繰り返し消臭評価]試料
を3g入れた500mLの容器に、初期濃度が200p
pmになるようにアンモニアガスをいれて密閉し、1時
間放置後、ガス検知管で残留アンモニア濃度を測定し
た。そして下記の式に従い消臭率(%)として算出し
た。 消臭率(%)=[1−(ガス検知管測定濃度)/(初期
濃度)]×100 評価済の試料を別の500mLの容器に移し替え、再び
初期濃度が200ppmになるようにアンモニアガスを
入れて密閉し、1時間放置後、ガス検知管で残留アンモ
ニア濃度を測定し、消臭率を算出した。この方法を10
回繰り返した。
【0059】[実施例1]通常の工程を経て仕上がった
ポリプロピレン製の不織布を、脂肪族ポリカルボン酸
(帝国化学産業株式会社SZ−2B(商品名)未中和
品):3.0重量%、銀:0.5重量%、多孔質物質
(富士シリシア(株)サイリシア#550、比表面積5
00m2 /g、平均1次粒子径2.7μm)1.0重量
%および水:96.5重量%からなる加工液に含浸させ
た。含浸後、マングルロールで絞り、ドライ−キュアの
工程を経て、200℃以下の温度で固定することにより
加工不織布を得た。
【0060】[実施例2]実施例1において、脂肪族ポ
リカルボン酸に代えて、カルボキシル基の末端をナトリ
ウムで置換した脂肪族ポリカルボン酸(帝国化学産業株
式会社SZ−2B(商品名)ナトリウム置換品)を用い
た以外は同様にして、加工不織布を得た。
【0061】[実施例3]実施例1において、銀に代え
て、亜鉛を用いた以外は同様にして、加工不織布を得
た。
【0062】[実施例4]実施例1において、銀に代え
て、銅を用いた以外は同様にして、加工不織布を得た。
【0063】[実施例5]実施例1において、多孔質物
質としてアルミノケイ酸塩化合物(ケイ酸アルミニウム
(比表面積:104.5m2 /g、細孔容積:0.3
49mL/g))を用いた以外は同様にして、加工不織
布を得た。
【0064】[実施例6]実施例1において、多孔質物
質として活性炭(二村化学工業株式会社の太閤活性炭S
A1000(商品名)、比表面積:300m2 /g、平
均1次粒子径:5μm)を用いた以外は同様にして、加
工不織布を得た。
【0065】[実施例7]実施例1において、加工液に
対しさらに4級化した窒素化合物(帝国化学株式会社
製、SANT−T94)を1重量%添加した加工液を用
いた以外は同様にして、加工不織布を得た。
【0066】[実施例8]実施例1において、ポリプロ
ピレン不織布に代えて、ポリエステル100%製のタフ
タを用いた以外は同様にして、加工タフタを得た。
【0067】[実施例9]実施例1において、ポリプロ
ピレン不織布に代えて、綿100%製の金巾3号を用い
た以外は同様にして、加工金巾3号を得た。
【0068】[実施例10]実施例1において、ポリプ
ロピレン不織布に代えて、ナイロン100%製タフタを
用いた以外は同様にして、加工タフタを得た。
【0069】[実施例11]実施例1の加工液を用いて
スプレー噴霧による排泄物の消臭評価を実施した。
【0070】[実施例12]実施例1の加工液に、光触
媒として日本触媒株式会社製TR−T2を1.0重量%
添加した以外は同様にして、加工不織布を得た。
【0071】[実施例13]実施例1の加工液に日華化
学株式会社製ナイスポールPR−99(吸水性シリコー
ンバインダー)を1重量%追加した以外は同様にして、
加工不織布を得た。
【0072】[比較例1]実施例1で使用した加工前の
ポリプロピレン不織布を未加工品として評価の際の比較
対象とした。
【0073】上記の実施例1〜10および比較例1で得
た加工繊維構造物について、消臭性、抗菌性および痒み
試験を評価した結果を表1に示す。
【0074】また、上記実施例11の加工液を用いてス
プレー噴霧による排泄物臭の評価を行った結果を表2に
示す。
【0075】さらに、実施例1、実施例12および比較
例1で得た加工繊維構造物について、アンモニアの繰返
し消臭性を評価した結果を表3に、実施例1、実施例1
3および比較例1で得た加工繊維構造物について、スカ
トール消臭性の洗濯耐久性を評価した結果を表4に、そ
れぞれ示す。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】
【0079】
【表4】
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の衛生剤組
成物によれば、介護の現場で問題となっていたアンモニ
ア臭、インドール臭およびスカトール臭などの排泄物臭
に対し、耐洗濯性のある消臭性および抗菌性を付与する
ことができ、しかもヒスタミン由来による刺激や痒みを
緩和、軽減することができる。
【0081】したがって、本発明の衛生剤組成物を、特
に悪臭が容易に想定される病院、家庭などの介護現場に
おける使い捨て紙おむつおよび介護用シーツなどの分野
に活用することにより、快適かつ衛生な空間を作ること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 61/00 A01N 61/00 D A61L 2/16 A61L 2/16 A Z 9/00 9/00 C // A61F 5/441 A61F 5/441 (72)発明者 本田 秀信 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 (72)発明者 齋藤 公一 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 (72)発明者 浦部 信治 兵庫県伊丹市千僧5丁目41番地 帝国化学 産業株式会社伊丹工場内 (72)発明者 上村 昌由 兵庫県伊丹市千僧5丁目41番地 帝国化学 産業株式会社伊丹工場内 Fターム(参考) 4C058 AA03 AA05 BB02 BB07 BB09 JJ05 JJ06 JJ24 4C080 AA07 BB02 CC01 HH05 JJ05 JJ06 KK08 MM01 MM05 MM06 MM07 MM14 QQ03 4C098 AA09 CC01 DD10 DD13 DD14 DD17 DD18 DD19 DD21 4H011 AA02 BA01 BA06 BB18 BB19 BC04 BC06 BC18 BC19 DA10 DC08 DC10 DE15 DH02 DH04 DH06 DH08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボン酸化合物、金属および多孔質物
    質を含んでなることを特徴とする衛生剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記カルボン酸化合物が脂肪族ポリカル
    ボン酸であることを特徴とする請求項1に記載の衛生剤
    組成物。
  3. 【請求項3】 前記カルボン酸化合物が下記式の構造か
    らなる脂肪族ポリカルボン酸であることを特徴とする請
    求項1または2に記載の衛生剤組成物。 【化1】 (ただし、式中のRは水素、置換または無置換のアルキ
    ル基、置換または無置換のアルキレン基、水酸基のいず
    れかであり、nは1以上500未満の正数を示す。)
  4. 【請求項4】 前記脂肪族ポリカルボン酸の分子量が1
    000以上10000未満であることを特徴とする請求
    項3に記載の衛生剤組成物。
  5. 【請求項5】 前記金属が、銀、銅および亜鉛から選ば
    れた少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の衛生剤組成物。
  6. 【請求項6】 前記多孔質物質が、比表面積100m2
    /g以上および平均1次粒子径5μm以下の少なくとも
    いずれかを満足することを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の衛生剤組成物。
  7. 【請求項7】 前記多孔質物質が、シリカ、活性炭およ
    びアルミノケイ酸塩化合物から選ばれた少なくとも一種
    であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に
    記載の衛生剤組成物。
  8. 【請求項8】 さらにアミノポリカルボン酸を含んでな
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載
    の衛生剤組成物。
  9. 【請求項9】 前記アミノポリカルボン酸が、アルキル
    アミン骨格を持ち、少なくとも1つ以上の窒素原子を有
    する多価カルボン酸であることを特徴とする請求項8に
    記載の衛生剤組成物。
  10. 【請求項10】 さらに酸化分解性を有する触媒を含ん
    でなることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に
    記載の衛生剤組成物。
JP2000353251A 2000-11-20 2000-11-20 衛生剤組成物 Pending JP2002153547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000353251A JP2002153547A (ja) 2000-11-20 2000-11-20 衛生剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000353251A JP2002153547A (ja) 2000-11-20 2000-11-20 衛生剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002153547A true JP2002153547A (ja) 2002-05-28

Family

ID=18826040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000353251A Pending JP2002153547A (ja) 2000-11-20 2000-11-20 衛生剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002153547A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119254A (ja) * 2017-01-20 2018-08-02 榮一 中川 土壌内菌清浄化材

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62218478A (ja) * 1986-03-19 1987-09-25 Toshihiro Ijichi 消臭性酸化防止剤
JPH01158960A (ja) * 1987-08-07 1989-06-22 Nippon Zeon Co Ltd 脱臭性組成物、脱臭性複合材料、脱臭性樹脂組成物、脱臭性樹脂成形品及び脱臭性発泡体
JPH02288804A (ja) * 1988-08-05 1990-11-28 Daicel Chem Ind Ltd 消臭抗菌・抗かび性組成物及び消臭抗菌・抗かび加工法
JPH0767948A (ja) * 1993-08-31 1995-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 活性炭造粒体、脱臭材および脱臭材の製造法
JPH08284011A (ja) * 1995-02-15 1996-10-29 Takeda Chem Ind Ltd 消臭性繊維およびその製造方法
JPH09173429A (ja) * 1995-12-22 1997-07-08 Moruza Kk 微粒子活性炭を含有したシート
JPH11206864A (ja) * 1997-11-18 1999-08-03 Toagosei Co Ltd アルデヒドガス吸収剤及びその製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62218478A (ja) * 1986-03-19 1987-09-25 Toshihiro Ijichi 消臭性酸化防止剤
JPH01158960A (ja) * 1987-08-07 1989-06-22 Nippon Zeon Co Ltd 脱臭性組成物、脱臭性複合材料、脱臭性樹脂組成物、脱臭性樹脂成形品及び脱臭性発泡体
JPH02288804A (ja) * 1988-08-05 1990-11-28 Daicel Chem Ind Ltd 消臭抗菌・抗かび性組成物及び消臭抗菌・抗かび加工法
JPH0767948A (ja) * 1993-08-31 1995-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 活性炭造粒体、脱臭材および脱臭材の製造法
JPH08284011A (ja) * 1995-02-15 1996-10-29 Takeda Chem Ind Ltd 消臭性繊維およびその製造方法
JPH09173429A (ja) * 1995-12-22 1997-07-08 Moruza Kk 微粒子活性炭を含有したシート
JPH11206864A (ja) * 1997-11-18 1999-08-03 Toagosei Co Ltd アルデヒドガス吸収剤及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119254A (ja) * 2017-01-20 2018-08-02 榮一 中川 土壌内菌清浄化材
JP7003366B2 (ja) 2017-01-20 2022-01-20 榮一 中川 土壌内菌清浄化材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5856248A (en) Microbistatic and deodorizing cellulose fibers
US5817300A (en) Odor reducing compositions
EP0041569B1 (en) Diaper
NZ199071A (en) Surgical dressing activated charcoal impregnated with anti-microbial agent
SA91110301B1 (ar) مستحضرات للسيطرة على الرائحة تحتوي على كربون
WO2001055498A1 (fr) Structure en fibre ayant une propriete desodorisante et antibacterienne
JP2007107144A (ja) 親水性を有する抗菌・消臭性繊維、繊維成形品及び繊維製品
JP2004052208A (ja) 消臭性繊維製品
JPH04255767A (ja) コーティング用組成物および繊維材料
JP3218767U (ja) 抗菌性不織布
JPWO2010074311A1 (ja) 消臭性繊維製品
JP2008156771A (ja) 繊維構造物
WO2001092632A1 (fr) Produit fibreux ayant une fonction antibacterienne et desodorisante
JP2017197884A (ja) 優れた消臭抗菌性能を有する衛生用品用繊維布帛
JP2007186815A (ja) 繊維製品の加工方法
JP2002153545A (ja) 衛生剤組成物
JP2002153547A (ja) 衛生剤組成物
JP4348327B2 (ja) 光触媒機能を有する繊維布およびその製造方法
JP2001172861A (ja) 繊維へ機能性薬剤を固着するための方法および組成物
KR100768735B1 (ko) 소변 냄새 저감 방법 및 소변 냄새 저감 기능을 갖는 물품
JP4269667B2 (ja) 消臭性繊維及びそれを用いた繊維成形品
JP2003088549A (ja) 使い捨て衛生材
JPH11192255A (ja) 脱臭・防虫・抗菌・除湿作用を有する介護・生理・身回り用品
Hayes et al. How antimicrobial treatment can improve nonwovens
JP2004215693A (ja) 吸水材およびおむつ類

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20071030

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100423

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101005