JP2002153475A - 内視鏡用鉗子 - Google Patents

内視鏡用鉗子

Info

Publication number
JP2002153475A
JP2002153475A JP2000354577A JP2000354577A JP2002153475A JP 2002153475 A JP2002153475 A JP 2002153475A JP 2000354577 A JP2000354577 A JP 2000354577A JP 2000354577 A JP2000354577 A JP 2000354577A JP 2002153475 A JP2002153475 A JP 2002153475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forceps
endoscope
tissue
pieces
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000354577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4545916B2 (ja
Inventor
Yasushi Ogoshi
泰 大越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000354577A priority Critical patent/JP4545916B2/ja
Publication of JP2002153475A publication Critical patent/JP2002153475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4545916B2 publication Critical patent/JP4545916B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、採取する生体組織を噛み切る際の切
れ味を向上し、また、挫減の少ない組織を採取すること
ができる内視鏡用鉗子を提供することを目的する。 【解決手段】本発明は、挿入部先端に開閉する一対の鉗
子片22,23を取り付け、上記挿入部の手元側に設け
られた操作部の操作部材によって鉗子片22,23の少
なくとも一方を動かして開閉するようにした内視鏡用鉗
子1において、上記開閉操作によって閉状態にされた鉗
子片22,23の少なくとも噛み合わせ部分の外面部分
を摺動して閉じた状態の鉗子片22,23の外面からは
み出した組織を切断する刃部としての先端鋭利部8を先
端に設けたスライド式の円筒状部材2を設けたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一対の開閉自在な鉗
子片を設けた内視鏡用鉗子に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭58−36538号公報で知られ
るように、従来の内視鏡用鉗子は図21に示す如く、挿
入部101の先端に開閉自在な一対の鉗子片102,1
03によって構成した鉗子部104を設け、一対の鉗子
片102,103を手元操作部105によって開閉する
ように構成されている。鉗子部104は図22で示す如
く、周縁部が互いに接するようにした一対の鉗子片10
2,103の一方の鉗子片102の周縁部を鋭利な刃先
として形成し、他方の鉗子片103の周縁部の先端を平
面とし、その鉗子片刃部106と鉗子片受刃107とを
噛み合わせて咥え込んだ生体組織を噛み切るようにして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の内視鏡用鉗子は
一方の鉗子片102の周縁部が鋭利であり、他方の鉗子
片103の周縁部は平面形状である。鉗子片刃部106
と鉗子片受刃107の噛み合せであるため、一般に切れ
味がよくないため、噛み切れないことがある。一対の鉗
子片102,103によって把持した生体組織を完全に
噛み切れないときには挿入部101を手元側へ引っ張る
ことにより咥え込んだ生体組織を引きちぎるようにして
採取していた。その結果、切れ味がよくなく、採取しよ
うとする生体組織が挫滅する虞がある。
【0004】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、採取する生体組織を噛み切る際の切れ味を向上
し、また、挫減の少ない組織を採取することができる内
視鏡用鉗子を提供することを目的する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
挿入部先端に鉗子部本体を設け、この鉗子部本体に開閉
する一対の鉗子片を取り付け、上記挿入部の手元側に設
けられた操作部の操作部材によって鉗子片の少なくとも
一方を動かして開閉するようにした内視鏡用鉗子におい
て、上記開閉操作によって閉状態にされた鉗子片の少な
くとも噛み合わせ部分の外面部分を摺動して閉じた状態
の鉗子片の外面からはみ出した組織を切断する刃部を先
端に設けたスライド部材と、上記挿入部の手元側に設け
られ上記スライド部材をスライド操作するスライド操作
手段とを具備したことを特徴とする内視鏡用鉗子であ
る。
【0006】請求項2に係る発明は、鉗子片の少なくと
も噛み合わせ周縁部分の形状が互いに噛み合う凹凸形状
であり、一対の鉗子片の噛み合う周縁部の凹凸形状の少
なくとも一方が、連続した半円弧形状若しくはV字形状
であり、凹凸形状の両方がV字形状であるときは一方の
V字角度が他方のV字角度よりも大きい角度であること
を特徴とする請求項1に記載の内視鏡用鉗子である。
【0007】請求項3に係る発明は、一対の鉗子片の噛
み合う周縁部において、鉗子片の先端部分は互いに接し
ており、後端部分は接しないように切欠き部を設けてな
り、接する周縁部と切欠き部のつなぎ段差部には組織を
切断する刃を設けたことを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の内視鏡用鉗子である。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜図8を参
照して、本発明の第1実施形態に係る内視鏡用鉗子につ
いて説明する。本実施形態に係る内視鏡用鉗子1はこれ
の外側に被嵌される円筒状部材2を備える。内視鏡用鉗
子1は図2で示すように円筒状部材2の手元側から引き
抜いてその円筒状部材2から分離することができるよう
になっている。上記内視鏡用鉗子1は挿入シース3と操
作部本体4を備えてなり、この挿入シース3の先端には
鉗子部Xが設けられている。
【0009】上記円筒状部材2は内視鏡用鉗子1の操作
部本体4の外径よりも大きい中腔を有する手元部材6
と、内視鏡用鉗子1の挿入シース3及び鉗子部Xの外径
より大きい中腔を有するシース部材7とを連結してな
り、手元部材6とシース部材7は同軸的に連通してい
る。また、内視鏡用鉗子1に被嵌する円筒状部材2は内
視鏡用鉗子1に対して相対的に移動可能なように同軸上
に配置されるスライド部材を構成している。
【0010】シース部材7の先端には外側に向けたテー
パ状の斜面が形成されていて、この斜面によりシース部
材7の先端における内端縁に鋭利な刃形状とした刃部と
しての先端鋭利部8を形成している。
【0011】上記挿入部の手元側には上記スライド部材
としての円筒状部材2をスライド操作するスライド操作
手段が構築されている。すなわち、円筒状部材2の手元
部材6には内視鏡用鉗子1の操作部本体4に設けた案内
ピン10を嵌め込んで内視鏡用鉗子1及び円筒状部材2
をガイドする切欠き溝11を設けてなり、この切欠き溝
11は組織把持位置A、移動可能位置B、突出し防止位
置C、引抜き可能な位置Dにわたり形成されている。そ
して、操作部本体4に設けた案内ピン10を切欠き溝1
1に嵌め込み、上記の各位置A,B,C,Dに位置させ
ることにより、内視鏡用鉗子1が組織把持可能な位置
(A)、円筒状部材2が前進移動が可能な位置(B)、
円筒状部材2から内視鏡用鉗子1の大きな突出しが防止
される位置(C)、円筒状部材2から内視鏡用鉗子1の引
き抜きが可能な位置(D)にそれぞれが位置させることが
できるようになっている。
【0012】上記切欠き溝11は操作部本体4に設けた
案内ピン10を嵌め込んだまま両者を相対的に移動可能
な如くガイドするが、位置A、Bの間では円周方向に沿
って形成され、位置B、Cの間は円筒状部材2の軸方向
に沿って形成され、位置C、Dの間は円周方向に沿って
形成され、位置Dから後方の部分では円筒状部材2の軸
方向に沿って後端に突き抜けるまで続けて形成されてい
る。つまり、直線的な各溝部分を結んでかぎ型に連続す
る形で形成されている。
【0013】上記切欠き溝11は円筒状部材2を移動さ
せて突出し防止位置Cに案内ピン10がきたとき、内視
鏡用鉗子1の鉗子部Xがシース部材7の先端面から突き
出さないような寸法に設定されている。円筒状部材2の
シース先端が内視鏡用鉗子1の先端よりも突き出さない
ように設定されていて、これにより内視鏡用鉗子1の突
き出しを防止する機構が構築されている。
【0014】次に、内視鏡用鉗子1の鉗子部Xについて
図3及び図4を参照して説明する。鉗子部Xは一対の鉗
子片22,23からなり、一対の鉗子片22,23はピ
ン24を介して鉗子部本体としてのカバー部材21に開
閉自在に取り付けられている。各鉗子片22,23の基
端アーム部25,26における後端には連結ピン27を
介してそれぞれ接続リンク28,29の一端が個別的に
接続されている。接続リンク28,29の他端は別の連
結ピン30によって操作ワイヤ31の先端に設けたつな
ぎ部材32に接続されている。
【0015】ここでの内視鏡用鉗子1の挿入シース3は
図3に示すように密巻きコイルによって形成され、可撓
性のある挿入部を構成している。また、これに被嵌する
上記円筒状部材2も可撓性のあるものとして構成するこ
とが望ましい。この場合、先端鋭利部8の部分は硬質な
部分とすると良い。
【0016】上記操作ワイヤ31は内視鏡用鉗子1の挿
入シース3内を通り、操作部本体4の内部まで導かれて
いる。上記操作ワイヤ31の基端は操作部本体4にスラ
イド自在に装着された鉗子部操作部材としてのスライダ
33に連結されている。操作部本体4の後端には指掛け
リング部34が設けられている。そして、上記操作用ス
ライダ33を前後に移動し、上記操作ワイヤ31を進退
することにより、鉗子部Xの一対の鉗子片22,23を
回動し、鉗子部Xを開閉することができる操作部が構成
されている。
【0017】上記鉗子部Xにおいて、互いに噛み合う鉗
子片22,23の開閉先端部分はカップ状に形成されて
おり、その互いに噛み合う周縁部分の形状は図3及び図
4で示すように構成されている。すなわち、凹凸形状で
噛み合うように、複数の半円弧部41a,42aを全周
縁に渡って等間隔で連続的に形成したものであり、これ
により互いに噛み合う周縁部に半円弧形状部41と半円
弧形状部42が形成されている。また、半円弧形状部4
1と半円弧形状42においての隣り合う半円弧部41
a,42aの間には僅かな幅の突端部41b,42bが
形成されている。
【0018】一方の鉗子片22に形成した半円弧形状部
41の半円弧部41aの位置と、他方の鉗子片23に形
成した半円弧形状部42の半円弧部42aの位置は半ピ
ッチ分ずれるように配置されており、図3に示す如く、
半円弧部41a,42aはその凹凸形状で互いに噛み合
うようになっている。また、半円弧部41a,42aが
その凹凸形状で互いに噛み合う限りでは半ピッチ分正確
に配置されることは必ずしも必要がない。つまり、互い
に噛み合う凹凸形状が半円弧部41a,42aであるの
で、互いに噛み合う凹凸形状がずれていても一方の頂部
が他方の半円弧面に必ず当たり最終的には確実に噛み合
わせることができる理由からである。
【0019】また、凹凸形状で互いに噛み合う鉗子片2
2,23の周縁部形状は上記形状のものに限らない。例
えば、図9または図10に示すような形状のものであっ
ても良い。
【0020】図9で示すものは半円弧形状部41,42
における半円弧部41a,42aのつながり部分が先鋭
な尖端部45に形成したものである。また、図10で示
すものは凹凸形状で噛み合う周縁部の形状が半円弧形状
のものではなく、V字台形歯状のものである。この噛み
合う周縁部の凹凸形状の両方がV字形状である場合、一
方の鉗子片22の歯部のV字角度αが他方の鉗子片23
の歯部のV字角度βよりも大きい。つまり、両者の角度
の関係を「α>β」とする。このため、ピッチのずれや
多少の誤差があっても噛み合わせたとき、互いの歯部が
必ず当たるため、確実に噛み合わせることができる。
【0021】次に、上記構成の作用について説明する。
図1に示すように、内視鏡用鉗子1と円筒状部材2を組
み合わせて案内ピン10が組織把持位置Aにくるように
セットする。このように組み付けた状態で、内視鏡チャ
ンネルに通し、目的の組織部位まで、アプローチし、組
織tを把持する(図5を参照)。そして、組織tを把持し
たまま、内視鏡用鉗子1あるいは円筒状部材2を回転さ
せ、案内ピン10が移動可能位置Bにくるようにする。
【0022】ついで、図5に示すように、E方向に円筒
状部材2を移動させ、図6に示すように、移動可能位置
Bから突き出し防止位置Cまで円筒状部材2を移動させ
る。この時、図7(a)から(b)にわたり示すよう
に、シース部材7がE方向へ移動することによって、シ
ース部材7の先端鋭利部8によって噛み合う鉗子片2
2,23の外側周辺部に位置する範囲F,Gの組織部分
が切断される。つまり、シース部材7の先端鋭利部8は
鉗子片22,23の外面からはみ出した組織部分を切断
する刃部となる。
【0023】ついで、図8に示すように、内視鏡用鉗子
1あるいは円筒状部材2を回転させ、案内ピン10が引
き抜き位置Dにくるようにして、円筒状部材2から内視
鏡用鉗子1をI方向に引き抜くことにより、図7(b)
に示すように、正面の範囲Hの部分のみの組織が切断さ
れ、組織tが採取される。
【0024】本実施形態によれば、鉗子部Xから横には
み出ている組織tを外側の円筒状部材2の先端鋭利部8
で切断し、この後、内視鏡用鉗子1を円筒状部材2から
引き抜くことにより挫滅のない組織tを採取できる。
【0025】加えて、内視鏡用鉗子1と円筒状部材2が
着脱自在なものであるため、内視鏡用鉗子1の鉗子部形
状としては様々なタイプのものを使用することができ
る。例えば、採取しようとする組織tが硬いものであっ
ても切れ味よく切り離し、挫滅のない組織を採取でき
る。
【0026】(第2実施形態)図11〜図15を参照し
て、本発明の第2実施形態に係る内視鏡用鉗子について
説明する。本実施形態に係る内視鏡用鉗子1は鉗子部X
において互いに噛み合う鉗子片22,23の噛み合わせ
周縁部形状が、次の如く構成されたものである。すなわ
ち、鉗子片22,23の噛み合せ周縁部形状が、先端周
縁部範囲Pでは互いに接し得るようになっており、ま
た、左右の後端周縁部範囲Q,Rでは互いに接しないよ
うに切欠き部51を設け、互いに接し得る周縁部と切欠
き部51のつなぎ段差部52には傾斜する刃53を形成
した。また、互いに噛み合う鉗子片22,23の背面部
には孔54が形成されている。シース部材7の先端部は
平坦な平面部55が刃部として形成されている。これ以
外は前述した第1実施形態のものと同様に構成されてい
る。
【0027】このような構成によれば、鉗子部Xにて組
織tを把持した後、図15(a)で示す如く、シース部
材3をK方向に移動させると、シース部材7の平面部5
5で組織tを押す。このとき、側部範囲L,Mの部分に
おける組織がつなぎ段差部52の刃53により切断され
る。図15(b)で示す如く、正面組織範囲Nの部分の
組織tのみが切断されて鉗子部X内に取り込んで組織t
を採取することができる。
【0028】このように構成した内視鏡用鉗子1を用い
ると、図15(a)で示すように、シース部材7の先端
部形状は鋭利なものでなくともよく、上記同様の平面部
55でも足りる。もちろん、シース部材7の先端に形成
した平面部55は鉗子片22,23の外周面との間で挟
み切るカッタ作用があり、これによっては閉じた鉗子片
22,23の外周面からはみ出した組織を切断できる。
【0029】尚、つなぎ段差部52の形状は図14のJ
の部分で示すように、鉗子片22,23を噛み合わせた
とき、コの字型形状になるように片側がL字形状のもの
であってもよい。
【0030】(第3実施形態)図16〜図20を参照し
て、本発明の第3実施形態に係る内視鏡用鉗子について
説明する。本実施形態は内視鏡用鉗子1と円筒状部材2
をスライドする際の規制手段の他の例を示すものであ
る。
【0031】図16は円筒状部材2を示しており、図1
7は内視鏡用鉗子1を示すものである。上記円筒状部材
2は前述した第1実施形態の場合と同様に内視鏡用鉗子
1の操作部本体4の外径より大きい中腔を有する手元部
材6と内視鏡用鉗子1の挿入シース3及び鉗子部Xの外
径より大きい中腔を有するシース部材7を接続したもの
である。
【0032】図16で示す如く、円筒状部材2の手元部
材6の内面には軸方向において組織把持位置S及び突出
し防止位置Tにおいて内視鏡用鉗子1がそれぞれ係止可
能なように、組織把持位置Oリング61と突出し防止位
置Oリング62が設けられている。一方、図17で示す
如く、内視鏡用鉗子1の操作部本体4には上記Oリング
61,62が係止するための係止溝63が設けられてい
る。これによって上記スライド部材をスライド操作する
スライド操作手段を構成している。これ以外は前述した
第1実施形態のものと同様に構成されている。
【0033】次に、本実施形態の内視鏡用鉗子1の作用
について説明する。まず、図18で示す如く、内視鏡用
鉗子1と円筒状部材2を組み合わせ、内視鏡用鉗子1の
係止溝63が組織把持位置Oリング61に係合する状態
とする。この状態で、内視鏡チャンネルに通し、目的の
組織までアプローチし、鉗子部Xに組織tを把持する。
【0034】ついで、組織tを鉗子部Xに把持したま
ま、円筒状部材2を図18で示すように、K方向に移動
させ、組織把持位置Oリング61と係止溝63との係合
を外した後、図19に示すように、突出し防止位置Oリ
ング62と係止溝63を係合させる。すると、シース部
材7の先端鋭利部8により鉗子片22,23の外面から
はみ出した組織部分を切断し、鉗子部X内に組織を取り
込むことができる。
【0035】次に、図20で示すように、内視鏡用鉗子
1をO方向に引き抜くことにより、組織tが採取され
る。組織tが採取される作用は前述した第1実施形態の
場合と同様の作用である(図6を参照)。
【0036】尚、本発明は上記各実施形態のものに限定
されるものではない。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、外側円筒部から内視鏡
用鉗子を引き抜くことにより鉗子部から横にはみ出てい
る組織を外側のスライド部材の先端部で切断して鉗子部
内に組織を取り込めるため、組織を切断する切れ味がよ
く、挫滅のない組織が採取できる。加えて、内視鏡用鉗
子と外側円筒部が着脱自在の為、内視鏡用鉗子の鉗子形
状はさまざまなタイプのものを使用できるため、組織の
硬いものでも切れ味がよく、挫滅のない組織が採取でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る内視鏡用鉗子の組
立て状態の側面図。
【図2】(a)は上記第1実施形態に係る内視鏡用鉗子
に装着する円筒状部材の平面図、(b)は上記第1実施
形態に係る内視鏡用鉗子単独の平面図、(c)は上記第
1実施形態に係る内視鏡用鉗子における鉗子部Xの側面
図。
【図3】上記第1実施形態に係る内視鏡用鉗子における
鉗子部の閉じた状態での断面図。
【図4】上記第1実施形態に係る内視鏡用鉗子における
鉗子部の開いた状態での断面図。
【図5】上記第1実施形態に係る内視鏡用鉗子の円筒状
部材の動作を説明するための説明図。
【図6】上記第1実施形態に係る内視鏡用処置具の突出
し防止位置での概観図。
【図7】上記第1実施形態における円筒状部材のシース
部材先端の動作を説明するための説明図。
【図8】上記第1実施形態に係る内視鏡用鉗子を円筒状
部材から引き抜く状況の説明図。
【図9】上記第1実施形態に係る内視鏡用鉗子の鉗子部
の噛合せ周縁形状の変形例を示す概略的な説明図。
【図10】上記第1実施形態に係る内視鏡用鉗子の鉗子
部の噛合せ周縁形状の他の変形例を示す概略的な説明
図。
【図11】本発明の第2実施形態に係る内視鏡用鉗子の
鉗子部を閉じた状態での断面図。
【図12】上記第2実施形態に係る内視鏡用鉗子の鉗子
部を開いた状態での断面図。
【図13】上記第2実施形態に係る内視鏡用鉗子の鉗子
部における周縁形状の概略的説明図。
【図14】上記第2実施形態に係る内視鏡用鉗子の鉗子
部における周縁形状の他の変形例を示す概略的説明図。
【図15】上記第2実施形態に係る内視鏡用鉗子の鉗子
部における動作説明図。
【図16】本発明の第3実施形態に係る内視鏡用鉗子に
組み付けられる円筒状部材の断面図。
【図17】(a)は上記第3実施形態に係る内視鏡用鉗
子の平面図、(b)は上記第3実施形態に係る内視鏡用
鉗子の先端部の側面図。
【図18】上記第3実施形態に係る内視鏡用鉗子と円筒
状部材を組み合わせた組織把持位置での概観図。
【図19】上記第3実施形態に係る内視鏡用鉗子と円筒
状部材を組み合わせた突き出し防止位置の概観図。
【図20】上記第3実施形態に係る内視鏡用鉗子を円筒
状部材から引き抜く動作の説明図。
【図21】従来の内視鏡用鉗子の側面図。
【図22】従来の内視鏡用鉗子の鉗子部の断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡用鉗子、2…円筒状部材、X…鉗子部、4…
操作部本体、6…手元部材、7…シース部材、8…刃部
としての先端鋭利部、10…案内ピン、11…切欠き
溝、22,23…鉗子片、33…操作用スライダ、41
a,42a…半円弧部、41…半円弧形状部、42…半
円弧形状。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部先端に鉗子部本体を設け、この鉗
    子部本体に開閉する一対の鉗子片を取り付け、上記挿入
    部の手元側に設けられた操作部の操作部材によって鉗子
    片の少なくとも一方を動かして開閉するようにした内視
    鏡用鉗子において、 上記開閉操作によって閉状態にされた鉗子片の少なくと
    も噛み合わせ部分の外面部分を摺動して閉じた状態の鉗
    子片の外面からはみ出した組織を切断する刃部を先端に
    設けたスライド部材と、上記挿入部の手元側に設けられ
    上記スライド部材をスライド操作するスライド操作手段
    とを具備したことを特徴とする内視鏡用鉗子。
  2. 【請求項2】 鉗子片の少なくとも噛み合わせ周縁部分
    の形状が互いに噛み合う凹凸形状であり、一対の鉗子片
    の噛み合う周縁部の凹凸形状が、連続した半円弧形状若
    しくはV字形状であり、凹凸形状の両方がV字形状であ
    るときは一方のV字角度が他方のV字角度よりも大きい
    角度であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用
    鉗子。
  3. 【請求項3】 一対の鉗子片の噛み合う周縁部におい
    て、鉗子片の先端部分は互いに接しており、後端部分は
    接しないように切欠き部を設けてなり、接する周縁部と
    切欠き部のつなぎ段差部には組織を切断する刃を設けた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視
    鏡用鉗子。
JP2000354577A 2000-11-21 2000-11-21 内視鏡用鉗子 Expired - Fee Related JP4545916B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000354577A JP4545916B2 (ja) 2000-11-21 2000-11-21 内視鏡用鉗子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000354577A JP4545916B2 (ja) 2000-11-21 2000-11-21 内視鏡用鉗子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002153475A true JP2002153475A (ja) 2002-05-28
JP4545916B2 JP4545916B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=18827136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000354577A Expired - Fee Related JP4545916B2 (ja) 2000-11-21 2000-11-21 内視鏡用鉗子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4545916B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004041098A1 (ja) * 2002-11-08 2004-05-21 Olympus Corporation 経内視鏡的医療具
EP2294984A3 (en) * 2003-06-18 2011-06-01 Boston Scientific Limited Endoscopic instrument
US8469993B2 (en) 2003-06-18 2013-06-25 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscopic instruments
US9681857B2 (en) 2003-06-18 2017-06-20 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscopic instruments and methods of manufacture
WO2017201246A3 (en) * 2016-05-19 2017-12-28 Csa Medical, Inc., Catheter extension control

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11503041A (ja) * 1995-03-31 1999-03-23 ボストン・サイエンティフィック・コーポレーション 生検採取器
JP2001070307A (ja) * 1999-09-01 2001-03-21 Fuji Photo Optical Co Ltd 組織採取装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3810156B2 (ja) * 1996-11-07 2006-08-16 オリンパス株式会社 吸引生検具
JP4175675B2 (ja) * 1996-11-13 2008-11-05 オリンパス株式会社 連続生検具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11503041A (ja) * 1995-03-31 1999-03-23 ボストン・サイエンティフィック・コーポレーション 生検採取器
JP2001070307A (ja) * 1999-09-01 2001-03-21 Fuji Photo Optical Co Ltd 組織採取装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004041098A1 (ja) * 2002-11-08 2004-05-21 Olympus Corporation 経内視鏡的医療具
US8496630B2 (en) 2002-11-08 2013-07-30 Olympus Corporation Transendoscopic medical instrument
EP2294984A3 (en) * 2003-06-18 2011-06-01 Boston Scientific Limited Endoscopic instrument
US8469993B2 (en) 2003-06-18 2013-06-25 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscopic instruments
US9681857B2 (en) 2003-06-18 2017-06-20 Boston Scientific Scimed, Inc. Endoscopic instruments and methods of manufacture
EP3207880A3 (en) * 2003-06-18 2018-06-06 Boston Scientific Limited Endoscopic instrument
WO2017201246A3 (en) * 2016-05-19 2017-12-28 Csa Medical, Inc., Catheter extension control
US11871977B2 (en) 2016-05-19 2024-01-16 Csa Medical, Inc. Catheter extension control

Also Published As

Publication number Publication date
JP4545916B2 (ja) 2010-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10842524B2 (en) Lockout mechanisms for surgical devices
US5628757A (en) Surgical instrument for holding a needle
US5797927A (en) Combined tissue clamping and suturing instrument
JP4153187B2 (ja) 内視鏡用縫合器
EP2147638B1 (en) Endoscopically inserting surgical tool
US5636639A (en) Endoscopic multiple sample bioptome with enhanced biting action
EP3021764B1 (en) Suture passer
JP2005211651A (ja) 体の組織に複数の手術用締結具を適用するように適合された手術用器具
JP2020025857A (ja) 回転ノブアセンブリおよびそれを含む外科用器具
JP2004512892A (ja) 多発射全層切除装置
EP3030169B1 (en) Wire-guided surgical instrument
JP6072365B2 (ja) 手術用器具
JP2018528006A (ja) ロック機構を有する鉗子
JP6045755B2 (ja) 縫合持針器及び内視鏡システム
JPWO2019066084A1 (ja) 内視鏡用牽引クリップ
JPH10286224A (ja) 結紮処置用内視鏡
JP2002153475A (ja) 内視鏡用鉗子
JP2005152463A (ja) 内視鏡用処置具
JPH08131448A (ja) 内視鏡用処置具
US11172925B2 (en) Suture passer with clamping tip
CN210472181U (zh) 一种避免撕扯可旋转的活检钳装置
WO2021158314A1 (en) Biopsy forceps with tissue piercing member
JP2000201939A (ja) 医療用処置具
WO1996039983A1 (en) Orthodontic wire cutter
JP2003135474A (ja) 医療装置と手術用処置具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100622

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100701

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees