JP2002153285A - 新規耐熱性アミノトランスフェラーゼ - Google Patents

新規耐熱性アミノトランスフェラーゼ

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JP2002153285A
JP2002153285A JP2000357630A JP2000357630A JP2002153285A JP 2002153285 A JP2002153285 A JP 2002153285A JP 2000357630 A JP2000357630 A JP 2000357630A JP 2000357630 A JP2000357630 A JP 2000357630A JP 2002153285 A JP2002153285 A JP 2002153285A
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protein
acid
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Hitoshi Kakiya
均 柿谷
Masatake Oe
正剛 大江
Satoshi Hanzawa
敏 半澤
Kenji Tokuhisa
賢治 徳久
Kazuhisa Kono
和久 河野
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Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】エアロパイラム・ペルニクスの耐熱性アミノト
ランスフェラーゼ遺伝子を提供するとともに、該遺伝子
によってコードされるアミノトランスフェラーゼを用い
る非天然型L−アミノ酸の製造方法を提供する。 【解決手段】エアロパイラム・ペルニクス由来の特定D
NAの塩基配列によってコードされる蛋白質等であっ
て、60℃以上115℃以下の温度条件下においてアミ
ノトランスフェラーゼ活性を有する蛋白質と、それを用
いる非天然型L−アミノ酸の製造方法により前記課題を
解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミノトランスフ
ェラーゼ活性を有する蛋白質(その誘導体を含む)、該
蛋白質をコードする環状DNA、前記蛋白質等を用いて
高い光学純度を有するL−アミノ酸を生物工学的に製造
する方法等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学活性なL−アミノ酸は、食品添加
物、飼料、医薬品又は農薬等の原料として重要であり、
例えばL−グルタミン酸、L−アスパラギン酸、L−フ
ェニルアラニン等は食品添加物として、例えばL−リジ
ン、L−スレオニン、L−トリプトファン等は飼料とし
て、例えばL−アスパラギン酸、L−DOPA、D−p
−ヒドロキシフェニルグリシン、D−フェニルグリシン
等は医薬品として、そして例えばL−ホスフィノスリシ
ン等は農薬として、大量に使用されている。また最近で
は、新規な構造を持つペプチドミメティックな医薬品の
合成単位としての重要性も高まっている。
【0003】ペプチドミメティックな医薬品の合成で
は、体内でのタンパク質分解酵素/ペプチド分解酵素に
よる分解を抑え、また、独特の物性(代表例として、例
えば、物理化学的な特性、血漿成分や細胞膜、細胞膜上
に存在する受容体との相互作用の増強等がある)を与え
るために、天然蛋白質を構成する20種類のアミノ酸と
は異なるアミノ酸を使用することがある。
【0004】このような非天然型アミノ酸(ときとして
異常アミノ酸、非蛋白質系アミノ酸等と称される)のう
ち、例えばD−p−ヒドロキシフェニルグリシン、D−
フェニルグリシンは合成ペニシリンの中間体であり、L
−DOPAはパーキンソン病の医薬原体であり、L−ホ
スフィノスリシンは除草剤の有効成分である。また、近
年になって重要性が増してきている非天然型アミノ酸と
して、糖尿病薬や制がん剤の原料となるD−フェニルア
ラニン、AIDS薬や制がん剤の原料となるL−ターシ
ャリロイシン、喘息薬や偏頭痛薬の原料となる3−(2
−ナフチル)−L−アラニン、脳関門通過促進剤や喘息
薬の原料となる3−(2−チエニル)−L−アラニン、
局所麻酔薬の原料となるL−ピペコリン酸、制がん剤の
原料となる3−(2−ナフチル)−D−アラニン、D−
トリプトファン等の非天然型アミノ酸がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような、通常
は生体内に存在しないL−アミノ酸やそのような残基を
有するD−アミノ酸等を製造(合成)するには、発酵物
や天然物といった純生物的な過程で生産された原料を用
いることが困難であるため、化学合成プロセス又は化学
合成と生物工学のハイブリッドプロセスを用いることな
る。
【0006】例えば前記したような光学活性な非天然型
アミノ酸のうち、L−体のものについては対応する残基
を有するα−ケト酸と2−オキソ酸からアミノトランス
フェラーゼを用いて製造する方法が知られている。アミ
ノトランスフェラーゼの立体識別能は一般に極めて高
く、光学純度の高いL−アミノ酸を得るために有用な方
法である。L−グルタミン酸やL−アスパラギン酸とい
った安価なL−アミノ酸をアミノ基の供与体として用い
ることが多いが、入手容易性(価格や物量等)、酵素反
応の効率、後工程での除去容易性等をあまり重要視しな
ければ、原理的には他のアミノ酸を用いることもでき
る。
【0007】これに対し、2−オキソ酸は得ようとする
L−アミノ酸の残基に対応する。即ち、L−アラニンに
対してはピルビン酸(2−オキソプロピオン酸)、L−
アスパラギン酸に対してはオキザロ酢酸、L−グルタミ
ン酸に対しては2−オキソグルタル酸、L−フェニルア
ラニンに対しては3−フェニル−2−オキソプロピオン
酸がそれぞれ対応する。
【0008】アミノ基交換反応に関与している酵素群の
うち、生体内に存在するものについては、数多くの報告
がある。例えば微生物のアミノ酸生合成では、芳香族ア
ミノ酸のうちL−フェニルアラニンとL−チロシンにつ
いては共通の芳香族アミノトランスフェラーゼが働き、
L−グルタミン酸をアミノ供与体としてそれぞれ3−フ
ェニル−2−オキソプロピオン酸又は3−(p−ヒドロ
キシフェニル)−2−オキソプロピオン酸から合成され
ることが知られている(この酵素の遺伝子は、大腸菌
(Escherichia coli)においてはty
rBと表記されている)。しかし、医薬品原料として有
用な非天然型L−アミノ酸を製造するために使用し得る
酵素についての報告はわずかしかない。
【0009】例えば特開平6−165687号公報に
は、大腸菌Z 1196/9株の芳香族アミノトランス
フェラーゼがチエニルピルビン酸のエノール形態である
2−ヒドロキシ−3−チエニルアクリル酸を原料として
3−(2−チエニル)−L−アラニンを合成する触媒活
性を有することが開示されている。しかしながら同公報
によれば、反応を十分に進行させるために基質30gに
対して6g(乾燥重量)もの菌体量が必要であり、酵素
触媒としてはその使用量が極めて多いという重大な課題
がある。
【0010】この課題に対しては、酵素遺伝子(tyr
B)を大腸菌の中で高度に発現させるような遺伝子操作
(例えば前記遺伝子をいったん単離し強力な転写プロモ
ーターによって読まれるような形でベクターDNAにつ
なぎ換えてから大腸菌に戻すという操作等)を行なうこ
とが改善策として例示し得るが、この改善は酵素量をや
すという量的な改善に過ぎず、反応条件や付加価値の高
い非天然型基質に対応させるような質的な改善ではな
い。即ち、異なる酵素を用いるか、又は既存の酵素を蛋
白質工学の手法で改変し、所望の特性を付加又は強化す
るといった改善の必要がある。
【0011】超好熱菌は安定性が高く、工業的に有用な
酵素を探索する上で貴重な生物資源である。実際にいく
つかの酵素については、同様の活性を有する中温菌由来
のものに比べて著しく高い耐熱性を有しており、温度ス
トレスはもとより、温度以外の種々の物理化学的なスト
レスにも耐性が高く、一般的には酵素が失活したり反応
が阻害されるような条件(例えば攪拌によって生じる強
い機械的衝撃や高濃度の基質などの存在下)でも反応を
し得るものと期待される。
【0012】超好熱菌に由来するアミノトランスフェラ
ーゼは既に公知の酵素である(例えばスルフォロバス・
ソルファタリカスの酵素(Marino,G.ら,J.
Biol.Chem.263、12305−1230
9、1988年)、サーモコッカス・リトラリスの酵素
(Andreotti,G.ら,Eur.J.Bioc
hem.220、543−549、1994年)、パイ
ロコッカス・フリオサスの酵素(Andreotti,
G.ら,Biochemica et Biophys
ica Acta 1247、90−96、1995
年)、サーモコッカス・プロファンダスの酵素(Kob
ayashi,T.,The 5th Anniver
sary Novo Nordisk Enzyme
Symposium 要旨集21−26、1997
年)、パイロコッカス・ホリコシイの酵素(Matsu
i,I.ら,J.Biol.Chem.275、487
1−4879、2000年)。
【0013】これら超好熱菌の中で好気性であるものは
スルフォロバス・ソルファタリカスのみであるが、この
微生物の至適生育温度は87℃であるが、報告されてい
る好気性超好熱古細菌の中で最も至適生育温度の高いも
のはエアロパイラム・ペルニクス(Aeropyrum
pernix、95℃)であり、100℃での生育が
可能である。従って該微生物に由来する酵素はさらに高
い耐熱性を有していることが期待される。実際に100
℃を至適温度とするプロテアーゼがエアロパイラム・ペ
ルニクスより単離されており(Sako,Y.ら,FE
BS Lett.415、329−334、1997
年)、他の酵素についても工業的に有用な安定性を有し
ている可能性が高いが、アミノトランスフェラーゼにつ
いてはこれまでのところ報告されていない。従ってエア
ロパイラム・ペルニクスのアミノトランスフェラーゼの
全容はもとより、該酵素を非天然型L−アミノ酸の製造
に使用し得るのかどうかは一切不明である。
【0014】エアロパイラム・ペルニクスのゲノムDN
Aの全塩基配列は1999年に通産省製品評価センター
がこれを公開しているが、該微生物は古細菌の中でもク
レンアーキオータ(Crenarchaeota)に属
し、大腸菌や枯草菌といったバクテリア(原核生物)は
もとよりパイロコッカス・ホリコシイやサーモコッカス
・プロファンダスといったユーリアーキオータ(Eur
yarchaeota)に属する古細菌群とは分類学上
大きく離れており、塩基配列情報のみから所望のアミノ
トランスフェラーゼ遺伝子を特定することはできない。
さらに古細菌においては蛋白質の翻訳開始シグナルがA
TGである場合に加えてGTGである頻度が高いとされ
ており、このことが遺伝子/機能する蛋白質領域の特定
をさらに困難なものにしている。
【0015】そこで本発明は、従来提供されていないエ
アロパイラム・ペルニクスの耐熱性アミノトランスフェ
ラーゼ遺伝子を提供するとともに、該遺伝子によってコ
ードされるアミノトランスフェラーゼを用いる非天然型
L−アミノ酸の製造方法を提供することを目的とするも
のである。
【0016】
【課題を解決する手段】本発明者らは、エアロパイラム
・ペルニクスの菌体抽出物を用いることにより、芳香族
非天然型アミノ酸の一種である3−(2−ナフチル)−
L−アラニンを、3−ナフチル−2−オキソプロピオン
酸とL−グルタミン酸との反応により生成することを知
見し、該知見に基づいて前記反応を触媒する酵素遺伝子
を探索した結果、エアロパイラム・ペルニクスの耐熱性
アミノトランスフェラーゼ遺伝子を見出し、本発明を完
成するに到った。
【0017】すなわち本願請求項1の発明は、配列番号
1の塩基配列によってコードされる蛋白質又はその一部
のアミノ酸配列が欠失し、一部のアミノ酸残基が他のア
ミノ酸残基に置換され、他のアミノ酸残基が挿入され若
しくは他のアミノ酸残基が付加された蛋白質であって、
60℃以上115℃以下の温度条件下においてアミノト
ランスフェラーゼ活性を有する蛋白質である。本願請求
項2の発明は、請求項1の発明に係り、前記蛋白質が実
質的にエアロパイラム属微生物に由来する他の蛋白質を
含まないことを特徴とする。
【0018】本願請求項3の発明は、配列番号1の塩基
配列又は配列番号1の塩基配列の一部からなるDNAを
含む染色体外増殖性DNAであって、適切な宿主細胞に
導入することにより請求項1に記載の蛋白質を生産し得
る環状DNAである。
【0019】本願請求項4の発明は、配列番号1の塩基
配列又は配列番号1の塩基配列の一部からなるDNAを
含む染色体外増殖性DNAであって、適切な宿主細胞に
導入することにより前記蛋白質を生産し得るDNAによ
って形質転換された宿主細胞である。本願請求項5の発
明は、請求項4の発明に係り、前記宿主細胞が大腸菌K
12株又はその誘導体であることを特徴とする。
【0020】本願請求項6の発明は、配列番号1の塩基
配列によってコードされる蛋白質又はその一部のアミノ
酸配列が欠失し、一部のアミノ酸残基が他のアミノ酸残
基に置換され、他のアミノ酸残基が挿入され若しくは他
のアミノ酸残基が付加された蛋白質であって、60℃以
上115℃以下の温度条件下においてアミノトランスフ
ェラーゼ活性を有する蛋白質を用い、前記式1における
L−アミノ酸(式中a)と2−オキソ酸(式中b)から
L−アミノ酸(式中c)を製造することを特徴とする、
L−アミノ酸の製造方法である。本願請求項7の発明
は、請求項6の発明に係り、前記式1における(a)の
L−アミノ酸がL−グルタミン酸、L−アスパラギン酸
又はL−アラニンのいずれかであることを特徴とする。
本願請求項8の発明は、前記式1における(b)の2−
オキソ酸が3−アリール−2−オキソプロピオン酸であ
り、(c)のL−アミノ酸が芳香族L−アミノ酸である
ことを特徴とする。本願請求項9の発明は、前記請求項
8の発明に係り、前記3−アリール−2−オキソプロピ
オン酸が3−(2−ナフチル)−2−オキソプロピオン
酸であり、前記芳香族L−アミノ酸が3−(2−ナフチ
ル)−L−アラニンであることを特徴とする。そして本
願請求項10の発明は、請求項8の発明に係り、前記3
−アリール−2−オキソプロピオン酸が3−フェニル−
2−オキソプロピオン酸であり、前記芳香族L−アミノ
酸がL−フェニルアラニンであることを特徴とする。以
下、本発明を詳細に説明する。
【0021】配列番号1の塩基配列によってコードされ
る蛋白質は、本発明によって明らかになったエアロパイ
ラム・ペルニクスのアミノトランスフェラーゼであり、
より具体的には、後述するように配列番号5のアミノ酸
残基配列からなる蛋白質を含むものである。この塩基配
列、即ちエアロパイラム・ペルニクスのアミノトランス
フェラーゼをコードするDNAは、エアロパイラム・ペ
ルニクス染色体DNAの特定の領域を異種遺伝子発現系
で発現しやすいように改変することによって得ることが
できる。より具体的には、例えば配列番号2及び配列番
号3のオリゴヌクレオチドをプライマーとして用い、エ
アロパイラム・ペルニクスの染色体DNAを材料にPC
R法を実施して特定領域のDNAを増幅し、これを制限
酵素SacIとPstIで処理した後に配列番号4のオ
リゴヌクレオチドをその5’末端側に付加することによ
って得ることができる。ここで、配列番号4よりなるオ
リゴヌクレオチドの付加は、予めプラスミド上に該配列
を配置することによって達成することもできる。またこ
の配列番号4よりなるオリゴヌクレオチドは、その5’
末端に位置するATG配列が翻訳開始メチオニンとして
認識されやすいように上記プラスミドと連結されている
ことが望ましい。
【0022】このような付加を行なうのは、ゲノムDN
Aの前記領域にあるORF(オープン・リーディング・
フレーム)においては開始コドンが「GTG」である可
能性があるからである。実際には、エアロパイラム・ペ
ルニクスにおいて開始コドンがGTGであるか否かは不
明だが、ゲノム上でORFの5’末端として定義される
GTGの更に5’末端側の配列は大腸菌のリボゾーム結
合配列と相同性がなく、従って大腸菌での発現を期待で
きない。更に、これに続く翻訳開始候補配列である配列
番号2中のATGもまた、ゲノム上ではその5’末端側
において大腸菌での翻訳開始を指示する配列に連結され
ていない。従って、配列番号2及び3をプライマーDN
AとしてPCR増幅したDNA断片を制限酵素SacI
とPstIで処理した後、配列番号4である人工的な配
列をエアロパイラム・ペルニクスのゲノムDNAにある
配列に連結させることにより融合蛋白質として発現させ
るように設計し、これらの配列を含む染色体外増殖性D
NAを宿主大腸菌に導入することが、アミノトランスフ
ェラーゼ活性のある蛋白質を大量に製造するうえで好ま
しいのである。
【0023】上記ようにプラスミドベクターに組み込ん
だDNAは、例えば、配列番号5で示したように408
アミノ酸残基からなる蛋白質をコードするDNAであ
る。配列番号5の蛋白質においては、N末端から5アミ
ノ酸残基に渡って人工的な配列が付加されており、それ
よりC末端側に403アミノ酸残基に渡ってエアロパイ
ラム・ペルニクスのゲノムDNAがコードする部分が続
いている。このように本発明の蛋白質は、具体的に配列
番号1の塩基配列によってコードされる蛋白質(具体的
には、例えば配列番号5のN末端6番目から408番目
までのアミノ酸残基からなる蛋白質)を含むものであ
る。また本発明の蛋白質は、これら具体的なアミノ酸残
基配列中の一部のアミノ酸残基が欠失した誘導体、一部
のアミノ酸残基が他のアミノ酸残基に置換された誘導
体、そして他のアミノ酸残基がいずれかの部位に挿入又
は付加された蛋白質を含むものである。
【0024】上記のDNAを組み込んだプラスミドベク
ターで適切な宿主細胞を形質転換し、形質転換宿主を培
養することによって製造される本発明の蛋白質は、実質
的にエアロパイラム属微生物に由来する他の蛋白質を含
まない、という特徴を有するものである。プラスミドベ
クターの構築から形質転換宿主細胞の培養、そして蛋白
質の発現に至る操作は遺伝子工学の分野における常法を
採用することができ、プラスミドの種類、宿主細胞の選
択、蛋白質の発現等は適宜実施可能である。例えば、染
色体外増殖性であるプラスミドベクターとしては、pU
C18/19、pBR322、pACYC184等を例
示することができる。また宿主細胞としては、例えば大
腸菌K12株や、その誘導体であるHB101、JM1
09等を例示できる。
【0025】前記した本発明の蛋白質は、60℃以上1
15℃以下という広い温度条件下でアミノトランスフェ
ラーゼ活性を発現し得るものである。例えば配列番号1
の塩基配列によってコードされる蛋白質では、95℃に
おける活性半減期が約30時間と極めて長時間である。
このように高い好熱性と耐熱性を有することにより、一
般的な酵素が失活したり反応が阻害されるような温度以
外の条件、例えば攪拌によって生じる強い機械的衝撃や
高濃度の基質などの存在下等においても、高い耐性が期
待できる。
【0026】本発明の蛋白質は、天然型アミノ酸である
L−フェニルアラニンを生成する活性と、それとほぼ同
等の、非天然型アミノ酸の3−(2−ナフチル)−L−
アラニンを生成する活性を有している。そこで、本発明
の蛋白質を使用することにより、前記式1のように、L
−アミノ酸(式中a)と2−オキソ酸(式中b)からL
−アミノ酸(式中c)を製造することができる。例えば
式1における(a)のL−アミノ酸としてL−グルタミ
ン酸、L−アスパラギン酸、L−アラニンのいずれかを
用い、式1における(c)のL−アミノ酸を製造するこ
とが可能である。
【0027】また、式1における(b)の2−オキソ酸
として3−アリール−2−オキソプロピオン酸を用いる
ことにより、(c)として芳香族L−アミノ酸を製造す
ることもできる。ここで3−アリール−2−オキソプロ
ピオン酸として、具体的に、3−(2−ナフチル)−2
−オキソプロピオン酸を用いることにより、3−(2−
ナフチル)−L−アラニンを製造できる。また3−アリ
ール−2−オキソプロピオン酸として具体的に3−フェ
ニル−2−オキソプロピオン酸を用いることにより、L
−フェニルアラニンを製造できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0029】実施例1 エアロパイラム・ペルニクスの
培養 培地(マリンブロス2216、Difco社(製))を
1リットル容のメジュームビンに37.4g取り、純水
1リットルを加えて溶解して、120℃で10分間の加
圧滅菌処理した。この培地700mlに、除菌フィルタ
ーを通した10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を10ml
(終濃度0.1%)を加え、これにエアロパイラム・ペ
ルニクスJCM9820株を接種し、好気性環境下、9
0℃で約24時間培養を行なった。
【0030】実施例2 エアロパイラム・ペルニクス菌
体抽出液の酵素活性 培養終了後、室温まで培養液を冷却し、菌体を遠心分離
で集めて秤量し(約0.15g)、これを0.1Mトリ
ス塩酸緩衝液(pH7.5)1mlに懸濁した。この懸
濁液を超音波破砕機にかけて菌体を破砕し、12000
回転、20分の遠心分離によって不溶性画分を除去して
菌体抽出液約1mlを得た。この抽出液を用い、10m
Mの3−(2−ナフチル)−2−オキソプロピオン酸及
び10mMのL−グルタミン酸を基質として、70℃、
pH7.1という条件下で反応を行った場合、1分間に
約0.9μmolの3−(2−ナフチル)−L−アラニ
ンを生成する活性を有していた。
【0031】実施例3 エアロパイラム・ペルニクス染
色体DNAの調製 実施例1で得られた培養液から実施例2と同様に菌体を
集め(約0.23g)、これを1mlのTNE緩衝液
(10mMTris−HCl(pH7.5)、200m
MNaCl、1mMEDTA)に懸濁した。これに10
%SDSを0.1ml加えて室温に10分間静置し、溶
菌させた。
【0032】これに水相と等容のフェノール−クロロフ
ォルム(10mMTris−HClで飽和)を加えて穏
やかに攪拌し、遠心操作によって水相を回収した。この
操作を5回繰り返した後、水相と等容のクロロフォルム
による抽出を2回行なった。得られた水相に2.5容の
エタノールを加え、室温で5分間静置した後、遠心によ
って核酸を回収した。沈殿を70%エタノールで洗浄し
た後、再度遠心して核酸をペレットとして回収し、これ
を400μlのTE緩衝液(10mMTris−HCl
(pH7.5)、1mMEDTA)に溶解した。
【0033】この溶液に10mg/mlのRNase
(あらかじめDNaseを熱処理により除去)を最終濃
度50μg/mlになるように2μl加え、37℃で1
時間保温した。これに20%PEG6000/2.5M
NaClを240μl加えてから0℃で2時間静置し
た。これを4℃で遠心し、ペレットを70%エタノール
で洗浄して再度遠心した。得られたペレットを乾固させ
た後400μlのTE緩衝液に溶解してDNA標品とし
た。これにより77μgのDNAが回収された。
【0034】実施例4 PCRによる特異的DNA配列
の増幅 実施例2で得られた染色体DNAを鋳型として特定の配
列をもつDNAを以下の手順により増幅した。まずプラ
イマーとしては、増幅させようとするDNA配列に相当
する配列を25塩基前後含み、かつその5’側に適当な
制限酵素認識配列と、さらにその5’側に2ないし4塩
基の余分な配列を持つように設計した。この余分な配列
は制限酵素が効率的に働くことを助けるものであり、そ
の配列と長さは用いる制限酵素によって異なる。Sac
IについてはATCCなる4塩基、PstIについては
AAよりなる2塩基が付加することにより制限酵素が十
分に切断活性をもつことが知られているので(NEB社
カタログ)、これを用いることにした。すなわち配列番
号3及び配列番号4よりなるDNA配列をプライマーと
することに決定し、これらのオリゴヌクレオチドを常法
により合成した。
【0035】PCR反応は市販の酵素(Pyrobes
tDNAポリメラーゼ、商品名、宝酒造(株)製)を用
い、以下の手順で行なった。すなわち10×Pyrob
est緩衝液(商品名、宝酒造(株)製)を10μl、
各2.5mMになるように調製されたdNTP混合溶液
を8μl、鋳型となる染色体DNA標品を240ng、
上記プライマーDNAを各々100pmol、Pyro
bestDNAポリメラーゼ(商品名、宝酒造(株)
製)を0.5μl加えて、全量を100μlとした。市
販の装置(Thermal Cycler、Perki
n Elmer製)を用いて、「94℃・20秒、60
℃・60秒、72℃・120秒」のサイクルを30回繰
り返し、その後72℃、10分の伸長反応を行なって終
了させた。その一部を0.8%アガロースで分析するこ
とにより、約1.3kbpのDNAが特異的に増幅され
ていることが観察された。この反応によって得られたD
NA量は約10μgであった。
【0036】実施例5 組換え大腸菌の作製 実施例4で得られたDNAを常法に従いフェノール−ク
ロロフォルム(10mMTris−HClで飽和)抽出
で除タンパクし、次いでクロロフォルムによる抽出を行
なった。エタノール沈殿により回収したDNAのうち6
μgに40UのSacIと60UのPstIによる酵素
消化を各々37℃で2時間行なった。一方、5μgのプ
ラスミドpUK02−A3(特開平3−155788号
参照)DNAを用いて、これを同様に40UのSacI
と60UのPstIで各々37℃で2時間酵素消化を行
なった。こうして得られた両方の酵素消化物を0.8%
アガロースで電気泳動させ、ゲルから常法により抽出し
て各DNA断片を精製した。
【0037】次に前記pUK02−A3由来の4kbp
断片とPCR産物の1.3kbp断片を等モル混合し、
ライゲーション反応に供した。反応物を常法に従って大
腸菌HB101に導入した。形質転換菌は50μg/m
lのカルベニシリンを含む寒天培地で選択し、生じたコ
ロニーからプラスミドを常法によって抽出、分析するこ
とにより、約1.3kbpのSacI−PstI挿入断
片を有するプラスミドを保有する菌株を同定した。これ
をHB101/pAPAT1と呼び、以下の実験に供し
た。
【0038】実施例6 塩基配列の決定 実施例5で得られた組換え大腸菌HB101/pAPA
T1よりプラスミドpAPAT1を常法に従って調製
し、前記pUK02−A3のSacI−PstI部位に
挿入された塩基配列及びSacI部位の5’末端側(挿
入遺伝子の上流側)をジデオキヌクレオチド鎖終結法に
よって決定した結果、配列番号5の配列が含まれてい
た。
【0039】実施例7 酵素の調製 実施例5で得られた組換え大腸菌HB101/pAPA
T1を200ml容のバッフル付き3角フラスコを用い
50μg/mlのカルベニシリンを含むLB培地(1%
バクトトリプトン、0.5%バクトイーストエキストラ
クト、0.5%NaCl)40mlで37℃で15時間
振とう培養を行った。この培養液30mlを50μg/
mlのアンピシリンを含むTG培地(5%トリプチケー
スペプトン、3.5%グリセロール、0.7%リン酸2
ナトリウム0、0.3%リン酸1カリウム、0.1%塩
化アンモニウム、0.05%塩化ナトリウム、0.07
4%硫酸マグネシウム7水和物、0.00732%硫酸
第一鉄7水和物、0.00436%塩化カルシウム2水
和物、pH7.2)3リットルに植菌し、5リットル容
の発酵槽を用いて37℃で培養を行った。培養液のOD
600の吸光度が約1.0になった時点で終濃度が0.
5mMになるようIPTG(イソプロピル−β−チオガ
ラクトピラノシド)を加えさらに約16時間培養した。
この培養物を常法に従って菌体を集めると219gであ
った。集めた菌体を500mlの50mMのトリス−塩
酸緩衝液(pH7.8)で洗浄後、同じ緩衝液500m
lで再度懸濁し、超音波で菌体の破砕を行った。この菌
体破砕物にピリドキサールリン酸を1mMの濃度になる
よう加え、70℃の湯浴にて30分間浸し熱処理を行っ
た。生じた沈殿物を遠心分離により除去し、上清を回収
した。得られた上清に等量の冷アセトンを0℃にてゆっ
くり添加し、生じた沈殿を遠心分離により回収した。こ
の沈殿物を100mlの50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.8)に溶解し、80℃の湯浴にて20分間浸
し生じた沈殿を遠心分離により除去し、上清を回収し
た。得られた上清を分画分子量12000〜14000
の膜にて一晩透析(10mMトリス−塩酸緩衝液(pH
7.8))を行い、市販のゲル(DEAE−Toyop
earl、商品名、東ソー(株)製)により分画を行
い、SDS−ポリクリルアミドゲル電気泳動による分析
にてほぼ単一な成分の画分を回収し、酵素化学的特性評
価用の標品とした。
【0040】実施例8 3−(2−ナフチル)−2−オ
キソプロピオン酸の合成 3−(2−ナフチル)−2−オキソプロピオン酸は2−
ナフトアルデヒド及びヒダントインを原料とする方法に
より合成した。即ち2−ナフトアルデヒド6.27g
(40.2mmol)とヒダントイン4.00g(4
0.0mmol)を、25%アンモニア水3mlを含む
メタノール10mlに懸濁し、密栓して120℃6時間
加熱を行い、5−(2−ナフチル)メチレンヒダントイ
ン8.85g(37.2mmol)を収率93.0%で
得た。この化合物を3当量の苛性ソーダ存在下、水にて
溶解し、90℃5時間加水分解した後、濃塩酸を加えて
酸性とした。次いでエーテルで抽出を行った後、減圧濃
縮し、ヘキサン/酢酸エチルの混合溶媒より再結晶さ
せ、結晶化した標品を得た。
【0041】得られた3−(2−ナフチル)−2−オキ
ソプロピオン酸についてNMR(商品名;VXR500
S、Varian製)によって分析した結果は以下の通
りである。1H−NMR(DMSO−d6) δppm
6.56(S,1H)、7.46〜7.51(m,2
H)、7.85〜7.94(m,4H)、8.28
(s,1H)、9.56(broad,1H)。
【0042】前記結晶0.428g(2mmol)を
0.2N苛性ソーダ水溶液10mlに懸濁した後、70
℃で加熱し、更に2N苛性ソーダ水溶液を数滴加えて完
全に溶解し、ナトリウム塩として使用した。
【0043】実施例9 酵素活性の測定 実施例8で調製した10mMの3−ナフチル−2−オキ
ソプロピオン酸ナトリウム及び10mMのL−グルタミ
ン酸ナトリウム・1水和物を含む0.1Mのリン酸カリ
ウム緩衝液(pH7.0)中70℃5分間保温し酵素反
応を行い、等量の1N酢酸水溶液を加え反応を停止させ
た。この溶液の一部を取り、高速液体クロマトグラフィ
ー(TSk−gel ODS−80TM、商品名、東ソ
ー(株)製を使用)によって生成した3−(2−ナフチ
ル)−L−アラニンを定量した。溶離液として0.14
M酢酸ナトリウム−0.5%トリエチルアミン(pH
6.35)を用い、アセトニトリルの直線濃度勾配で溶
出させ、254nmでの吸光度で検出した。1分間に1
μmoleの3−(2−ナフチル)−L−アラニンを生
成する活性を1Uとした場合、実施例7の培養液1ml
当たり酵素溶液は8.77Uであった。
【0044】次いで、10mMの3−フェニル−2−オ
キソプロピオン酸ナトリウム・1水和物(ナカライテス
ク社製)及び10mMのL−グルタミン酸ナトリウム・
1水和物を含む0.1Mのリン酸カリウム緩衝液(pH
7.0)中70℃5分間保温し酵素反応を行い、等量の
1N酢酸水溶液を加え反応を停止させた。この溶液の一
部を取り、高速液体クロマトグラフィー(TSk−ge
l ODS−80TM、商品名、東ソー(株)製を使
用)によって生成したL−フェニルアラニンを定量し
た。溶離液として0.14M酢酸ナトリウム−0.5%
トリエチルアミン(pH6.35)を用い、アセトニト
リルの直線濃度勾配で溶出させ、254nmでの吸光度
で検出した。1分間に1μmoleのL−フェニルアラ
ニンを生成する活性を1Uとした場合、実施例7の培養
液1ml当たり酵素溶液は11.9Uであった。
【0045】実施例10 酵素活性の温度プロファイル 実施例9に記載した酵素反応を60、70、80、9
0、100℃の各温度で行い、温度による活性の変化を
図2に示した。またセプタムキャップ付きのバイアルを
反応容器に用いて80、90、100、105、11
0、115℃の各温度で同様に酵素反応を行ない、温度
による活性の変化を図3に示した。その結果本酵素は1
00℃以上の温度においても高い活性を有し、105℃
での活性が最も高かった。
【0046】実施例11 酵素の耐熱性 実施例7の精製酵素を95℃の温度で5.5、23、4
6時間それぞれ処理を行い、遠心分離後の上清の一部を
実施例9に記載した酵素反応を行い活性の変化を求め
た。その結果を図4に示すように本酵素の耐熱性は極め
て高く、95℃における半減期は約31時間を示した。
【0047】実施例12 3−(2−ナフチル)−L−
アラニンの酵素合成 市販のグルタミン酸ナトリウム・1水和物7.9gを純
水92mlに溶解し、20重量%の硫化ナトリウム9水
和物の水溶液1.0mlを加え、湯浴で加熱して70℃
とした。この溶液に実施例8で調製した3−(2−ナフ
チル)−2−オキソプロピオン酸ナトリウム5.0gを
加えて15分間攪拌溶解し、次いで5N NaOHを加
えてpH8.2に調整した。この溶液に酵素液(酵素活
性、1000U/ml)を0.6ml加えて反応を開始
し、反応の経時変化を追跡した。なお、本実施例で使用
した酵素は実施例8で調製したものであるが、DEAE
−Toyopearlによる分画を行う前の段階の部分
精製品を使用した。また、反応の経時変化は逆相高速液
体クロマトグラフィーTSK−gel ODS−80T
Mカラム、商品名、東ソー(株)を使用)製を用いたに
より追跡した。その結果を図5に示したが、反応開始後
3時間には原料として投入した3−(2−ナフチル)−
2−オキソプロピオン酸の30%に相当する3−(2−
ナフチル)−L−アラニンの蓄積が観察された。
【0048】
【発明の効果】本発明によって耐熱性が高く、かつ非天
然型アミノ酸を合成する活性を有するアミノトランスフ
ェラーゼ、アミノトランスファラーゼをコードするDN
Aが新規に提供される。このDNAを使用することによ
り、安価かつ安定的に、大量のアミノトランスファラー
ゼを製造することや、天然に存在するアミノトランスフ
ァラーゼのアミノ酸残基の一部を置換等した変異型アミ
ノトランスファラーゼを製造することが可能となる。
【0049】本発明は更に、前記アミノトランスファラ
ーゼを用いることにより、非天然型アミノ酸を製造する
ことを提供するものである。この結果、食品添加物、飼
料、医薬品そして農薬の原料として重要なL−アミノ酸
等を安価に製造することが可能となる。
【0050】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> Tosoh Corporation <120> 新規耐熱性アミノトランスフェラーゼ <120> PA211-0326 <160> 5 <210> 1 <211> 1224 <212> DNA <213> Aeropyrum pernix <220> <223> アミノトランスファラーゼをコードする遺伝子 <400> 1 atgagcaacg agctcatggt agattacgac aggcttttct cagagattac 50 aaggcgtttc agagcgtctg acgtgagaga gcttctcaag cttactgagg 100 gcaagagagt cataagcttc gcaggtggac ttcccgaccc cagggttttc 150 ccagctgagg agctggctga tatagctagg aatgttgtct ccgagcttgg 200 cgataaggct ctccagtaca gccctacacc gggagtctcc atctttaggg 250 agagggctct ctcgtttctt gagcgtatgg gcttgaagac tagtgatagg 300 cagctactgg ttactactgg gagccaggag gccctcttcc tgacagccct 350 gtccactctg tctccgggcg acgtggtcat tatggaggag cccggctatc 400 tggccgctat aaacgtgttc aaagcacttg gagctaggat agttccagta 450 ccagtagacg ataagggcct caacacgggc gtgctggctg aaactcttga 500 caggctagat gctgaggggg ttaagccgaa gcttgtctac actaacccta 550 catgcaacaa tcctaacggc actacaatgc cgcttgatag gaggcgggaa 600 ctgcttcagc tggcctcaaa ctatgacatg ctggtgatag aggatgaccc 650 ctatagccac atagccttcg agaagacggg cgaagaggtg cctctacagg 700 cgctcgactc tgaaggtagg gttgtctatg tgacaacctt cagcaaaata 750 ctggcaccgg gcctgaggct tggcctaacc cttgccccgt ctgaggtcac 800 ggctaggata gagcttctga agcagatagt agatcttcac acgagcactc 850 tcgaccagta tatagcggcg gaggctcttg agagggggat tgtggataag 900 gtgatctcga gggccgtatc tatctaccgc aggaagagag atatcatgat 950 cgagtctctc gaggagaaca tgagcggagt ggcgacgtgg acgaagccta 1000 ttggagggtt cttcatattc ctcaggataa acgggcctgt ggacatgcgg 1050 gctttaatgc caaaagccgt ggagaggggt gtggcatacg tgcctggcga 1100 cgcgtttcac gtgacgcctg gtgcgggcag gaatactgct aggctcagct 1150 acagcttcaa cactgaggag gagataccgg aggggatatc tatactctca 1200 aagctggtta aagaggtgtt aagc 1224 <210> 2 <211> 34 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> プライマー <400> 2 atccgagctc atggtagatt acgacaggct tttc 34 <210> 3 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> プライマー <400> 3 aactgcagta tcgctattat cttcctcctc gt 32 <210> 4 <211> 14 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> <400> 4 atgagcaacg agct 1 4 <210> 5 <211> 1369 <212> DNA <213> Aeropyrum pernix <220> <223> アミノトランスファラーゼをコードする遺伝子を含む、ベクターDNA <400> 5 gacgtc atg agc aac gag ctc atg gta gat tac gac agg ctt ttc tca 48 Met Ser Asn Glu Leu Met Val Asp Tyr Asp Arg Leu Phe Ser 1 5 10 gag att aca agg cgt ttc aga gcg tct gac gtg aga gag ctt ctc aag 9 6 Glu Ile Thr Arg Arg Phe Arg Ala Ser Asp Val Arg Glu Leu Leu Lys 15 20 25 30 ctt act gag ggc aag aga gtc ata agc ttc gca ggt gga ctt ccc gac 1 44 Leu Thr Glu Gly Lys Arg Val Ile Ser Phe Ala Gly Gly Leu Pro Asp 35 40 45 ccc agg gtt ttc cca gct gag gag ctg gct gat ata gct agg aat gtt 1 92 Pro Arg Val Phe Pro Ala Glu Glu Leu Ala Asp Ile Ala Arg Asn Val 50 55 60 gtc tcc gag ctt ggc gat aag gct ctc cag tac agc cct aca ccg gga 2 40 Val Ser Glu Leu Gly Asp Lys Ala Leu Gln Tyr Ser Pro Thr Pro Gly 65 70 75 gtc tcc atc ttt agg gag agg gct ctc tcg ttt ctt gag cgt atg ggc 2 88 Val Ser Ile Phe Arg Glu Arg Ala Leu Ser Phe Leu Glu Arg Met Gly 80 85 90 ttg aag act agt gat agg cag cta ctg gtt act act ggg agc cag gag 3 36 Leu Lys Thr Ser Asp Arg Gln Leu Leu Val Thr Thr Gly Ser Gln Glu 95 100 105 110 gcc ctc ttc ctg aca gcc ctg tcc act ctg tct ccg ggc gac gtg gtc 3 84 Ala Leu Phe Leu Thr Ala Leu Ser Thr Leu Ser Pro Gly Asp Val Val 115 120 125 att atg gag gag ccc ggc tat ctg gcc gct ata aac gtg ttc aaa gca 4 32 Ile Met Glu Glu Pro Gly Tyr Leu Ala Ala Ile Asn Val Phe Lys Ala 130 135 140 ctt gga gct agg ata gtt cca gta cca gta gac gat aag ggc ctc aac 4 80 Leu Gly Ala Arg Ile Val Pro Val Pro Val Asp Asp Lys Gly Leu Asn 145 150 155 acg ggc gtg ctg gct gaa act ctt gac agg cta gat gct gag ggg gtt 5 28 Thr Gly Val Leu Ala Glu Thr Leu Asp Arg Leu Asp Ala Glu Gly Val 160 165 170 aag ccg aag ctt gtc tac act aac cct aca tgc aac aat cct aac ggc 5 76 Lys Pro Lys Leu Val Tyr Thr Asn Pro Thr Cys Asn Asn Pro Asn Gly 175 180 185 190 act aca atg ccg ctt gat agg agg cgg gaa ctg ctt cag ctg gcc tca 6 24 Thr Thr Met Pro Leu Asp Arg Arg Arg Glu Leu Leu Gln Leu Ala Ser 195 200 205 aac tat gac atg ctg gtg ata gag gat gac ccc tat agc cac ata gcc 6 72 Asn Tyr Asp Met Leu Val Ile Glu Asp Asp Pro Tyr Ser His Ile Ala 210 215 220 ttc gag aag acg ggc gaa gag gtg cct cta cag gcg ctc gac tct gaa 7 20 Phe Glu Lys Thr Gly Glu Glu Val Pro Leu Gln Ala Leu Asp Ser Glu 225 230 235 ggt agg gtt gtc tat gtg aca acc ttc agc aaa ata ctg gca ccg ggc 7 68 Gly Arg Val Val Tyr Val Thr Thr Phe Ser Lys Ile Leu Ala Pro Gly 240 245 250 ctg agg ctt ggc cta acc ctt gcc ccg tct gag gtc acg gct agg ata 8 16 Leu Arg Leu Gly Leu Thr Leu Ala Pro Ser Glu Val Thr Ala Arg Ile 55 260 265 270 gag ctt ctg aag cag ata gta gat ctt cac acg agc act ctc gac cag 8 64 Glu Leu Leu Lys Gln Ile Val Asp Leu His Thr Ser Thr Leu Asp Gln 275 280 285 tat ata gcg gcg gag gct ctt gag agg ggg att gtg gat aag gtg atc 9 12 Tyr Ile Ala Ala Glu Ala Leu Glu Arg Gly Ile Val Asp Lys Val Ile 290 295 300 tcg agg gcc gta tct atc tac cgc agg aag aga gat atc atg atc gag 9 60 Ser Arg Ala Val Ser Ile Tyr Arg Arg Lys Arg Asp Ile Met Ile Glu 305 310 315 tct ctc gag gag aac atg agc gga gtg gcg acg tgg acg aag cct att 1 008 Ser Leu Glu Glu Asn Met Ser Gly Val Ala Thr Trp Thr Lys Pro Ile 320 325 330 gga ggg ttc ttc ata ttc ctc agg ata aac ggg cct gtg gac atg cgg 1 056 Gly Gly Phe Phe Ile Phe Leu Arg Ile Asn Gly Pro Val Asp Met Arg 335 340 345 350 gct tta atg cca aaa gcc gtg gag agg ggt gtg gca tac gtg cct ggc 1 104 Ala Leu Met Pro Lys Ala Val Glu Arg Gly Val Ala Tyr Val Pro Gly 355 360 365 gac gcg ttt cac gtg acg cct ggt gcg ggc agg aat act gct agg ctc 1 152 Asp Ala Phe His Val Thr Pro Gly Ala Gly Arg Asn Thr Ala Arg Leu 370 375 380 agc tac agc ttc aac act gag gag gag ata ccg gag ggg ata tct ata 1 200 Ser Tyr Ser Phe Asn Thr Glu Glu Glu Ile Pro Glu Gly Ile Ser Ile 385 390 395 ctc tca aag ctg gtt aaa gag gtg tta agc tagactacac tacttttccc 1 250 Leu Ser Lys Leu Val Lys Glu Val Leu Ser 400 405 ctaaaaacat cctcgcggcc cgactactca taggtgtaga gactcccttg 1300 gaagagggtc tgctgttcgt ccacatgctt ggtaaggaga cgaggaggaa 1350 gataatagcg atactgcag 1369
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、プラスミドpAPAT1の概要を示す
ものである。図中、A3/lac promoterは
大腸菌T3ファージA3プロモーターと大腸菌lacオ
ペレーターとの融合プロモーターを、AatIIは制限
酵素AatIIの切断部位を、SacIは制限酵素Sa
cIの切断部位を、BglIIは制限酵素BglIIの
切断部位を、PstIは制限酵素PstIの切断部位
を、RBSはリボゾーム結合部位を、A.Pernix
ATはエアロパイラム・ペルニクスのアミノトランス
ファラーゼがコードされている領域を、rrnB T1
T2は大腸菌rrnBオペロンの転写終結シグナルを、
blaはベータ・ラクタマーゼ遺伝子を、oriはプラ
スミドの複製開始部位を、そしてlacIqは大腸菌の
lacリプレッサーバリアントの遺伝子をそれぞれ示
す。
【図2】図2は実施例10(60℃から100℃におけ
る反応)の結果を示す図であり、横軸は温度(℃)、縦
軸は相対活性(%)である。
【図3】図3は実施例10(80℃から115℃におけ
る反応)の結果を示す図であり、横軸は温度(℃)、縦
軸は相対活性(%)である。
【図4】図4は実施例11の結果を示す図であり、横軸
は時間(hr)、縦軸は残存活性(%)である。
【図5】図5は実施例12の結果を示す図であり、横軸
は反応時間(hr)、縦軸は生成した3−(2−ナフチ
ル)−L−アラニンの濃度(g/l)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12P 13/14 C12P 13/20 13/20 13/22 C 13/22 C12N 15/00 ZNAA (72)発明者 河野 和久 神奈川県横浜市青葉区たちばな台2丁目7 −3 Fターム(参考) 4B024 AA01 AA05 AA10 BA10 BA71 BA74 CA04 DA06 EA04 FA01 GA11 HA01 4B050 CC01 DD02 FF05E FF11E LL05 4B064 AE03 AE04 AE17 AE19 AE29 CA02 CA19 CB30 CC24 DA01 DA10 4B065 AA01Y AA26X AB01 BA02 CA29

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列番号1の塩基配列によってコードされ
    る蛋白質又はその一部のアミノ酸配列が欠失し、一部の
    アミノ酸残基が他のアミノ酸残基に置換され、他のアミ
    ノ酸残基が挿入され若しくは他のアミノ酸残基が付加さ
    れた蛋白質であって、60℃以上115℃以下の温度条
    件下においてアミノトランスフェラーゼ活性を有する蛋
    白質。
  2. 【請求項2】実質的にエアロパイラム属微生物に由来す
    る他の蛋白質を含まないことを特徴とする、請求項1に
    記載の蛋白質。
  3. 【請求項3】配列番号1の塩基配列又は配列番号1の塩
    基配列の一部からなるDNAを含む染色体外増殖性DN
    Aであって、適切な宿主細胞に導入することにより請求
    項1に記載の蛋白質を生産し得る環状DNA。
  4. 【請求項4】配列番号1の塩基配列又は配列番号1の塩
    基配列の一部からなるDNAを含む染色体外増殖性DN
    Aであって、適切な宿主細胞に導入することにより請求
    項1に記載の蛋白質を生産し得るDNAによって形質転
    換された宿主細胞。
  5. 【請求項5】大腸菌K12株又はその誘導体であること
    を特徴とする、請求項4に記載の宿主細胞。
  6. 【請求項6】配列番号1の塩基配列によってコードされ
    る蛋白質又はその一部のアミノ酸配列が欠失し、一部の
    アミノ酸残基が他のアミノ酸残基に置換され、他のアミ
    ノ酸残基が挿入され若しくは他のアミノ酸残基が付加さ
    れた蛋白質であって、60℃以上115℃以下の温度条
    件下においてアミノトランスフェラーゼ活性を有する蛋
    白質を用い、式1におけるL−アミノ酸(式中a)と2
    −オキソ酸(式中b)からL−アミノ酸(式中c)を製
    造することを特徴とする、L−アミノ酸の製造方法。 【化1】
  7. 【請求項7】前記式1における(a)のL−アミノ酸が
    L−グルタミン酸、L−アスパラギン酸又はL−アラニ
    ンのいずれかであることを特徴とする、請求項6に記載
    のL−アミノ酸の製造方法。
  8. 【請求項8】式1における(b)の2−オキソ酸が3−
    アリール−2−オキソプロピオン酸であり、(c)のL
    −アミノ酸が芳香族L−アミノ酸であることを特徴とす
    る、請求項6に記載のL−アミノ酸の製造方法。
  9. 【請求項9】前記3−アリール−2−オキソプロピオン
    酸が3−(2−ナフチル)−2−オキソプロピオン酸で
    あり、前記芳香族L−アミノ酸が3−(2−ナフチル)
    −L−アラニンであることを特徴とする、請求項8に記
    載のL−アミノ酸の製造方法。
  10. 【請求項10】前記3−アリール−2−オキソプロピオ
    ン酸が3−フェニル−2−オキソプロピオン酸であり、
    前記芳香族L−アミノ酸がL−フェニルアラニンである
    ことを特徴とする、請求項8に記載のL−アミノ酸の製
    造方法。
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