JP2002152925A - 碍子型開閉器及びその駆動装置 - Google Patents

碍子型開閉器及びその駆動装置

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JP2002152925A
JP2002152925A JP2000341111A JP2000341111A JP2002152925A JP 2002152925 A JP2002152925 A JP 2002152925A JP 2000341111 A JP2000341111 A JP 2000341111A JP 2000341111 A JP2000341111 A JP 2000341111A JP 2002152925 A JP2002152925 A JP 2002152925A
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insulator
gear
type switch
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JP2000341111A
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Inventor
Hirokazu Takagi
弘和 高木
Yoshiaki Amita
芳明 網田
Takeo Toyoda
健夫 豊田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、簡素化を図り良好な組立性を確保する
と共に、安定した動作モード及び優れた操作性を実現で
き、接点開閉速度の高速化が可能で高い動作信頼性を発
揮する碍子型開閉器の駆動装置を提供する。 【解決手段】 碍子型開閉器1においては、ベース16
に支持碍管15が固定され、支持碍管15の上端部に金
属製容器14が配置され、金属製容器14に3つの碍管
2,2a,2bが取付けられ、碍管2a,2b内に断路
器1a,1bの接点12,13が収納されている。碍子
型開閉器1内の二つの断路器1a,1bの接点12,1
3を開閉駆動させる駆動装置3は、ベース16の気中部
分に配置された操作機構部32と、支持碍管15内に収
納された絶縁操作ロッド31と、金属製容器14内に配
置された開閉機構部30とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁性ガスを充填
した容器内に多数のスイッチ類を配置した電力用ガス絶
縁開閉装置に係り、特に遮断器と主母線、遮断器と送電
線、等の間に設置する断路器や接地装置から構成される
開閉器及びその駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電力用開閉装置の分野ではガス絶
縁開閉装置が主流となっている。ガス絶縁開閉装置とは
絶縁性ガスを充填した容器内に多数のスイッチ類が配置
されており、例えば、遮断器と主母線との間、あるいは
遮断器と送電線との間等にはガス絶縁断路器が設置され
ている。ここで、米国特許5841087号公報に記載
されたガス絶縁開閉装置の断路器部分を代表的な従来例
として、図8及び図9を参照して具体的に説明する。図
8は従来のガス絶縁断路器の正面断面図、図9は同じく
側面断面図(図8のB−B断面図)である。
【0003】図8に示すように、断路器1にはSF6ガ
ス等の絶縁性ガスが充填された接地金属容器A2が設け
られている。接地金属容器A2の上部にはフランジA
3,A4が形成され、ここに絶縁スペーサA71,A8
1が取付けられている。絶縁スペーサA71,A81に
は固定電極A7,A8が固定されている。また図9に示
すように、接地金属容器A2の下部にはフランジA5
が、接地金属容器A2の側面部にはフランジA6がそれ
ぞれ形成されている。フランジA5には接地金属容器A
2と電気的に接続された固定電極A9が固定され、フラ
ンジA6には金属製の蓋A10が取付けられている。蓋
A10には接地金属容器A2内に向って延びる中空の絶
縁筒A12が固定されており、絶縁筒A12の中空部分
には駆動軸A11が通されている。駆動軸A11は接地
金属容器A2の外部から容器A2内に向って延びてお
り、絶縁性ガスの気密を保ちつつ蓋A10を貫通してい
る。
【0004】さらに、接地金属容器A2内には金属容器
からなるシールド導体A24が電気的絶縁を保って固定
されており、ここに円柱状の可動電極A15,A16,
A17が配置されている。可動電極A15,A16,A
17はそれぞれ前記固定電極A7,A8,A9と対を成
して接点A18,A19,A20を形成するようになっ
ている。また、可動電極A15,A16,A17は電気
的、通電的にここでは図示されていない摺動接触子及び
前記シールド導体A24により電流端子A13に接続さ
れている。電流端子A13は本装置を、ここでは図示さ
れていない別の装置、例えば遮断器と接続するものであ
る。なお、主母線の導体は固定電極A7,A8にそれぞ
れ接続され得る。従って接点A18,A19は主母線選
択断路器の役割を果たすことになる。また、固定電極A
9は接地電位であるので、接点A20は接地装置とな
る。
【0005】ところで、シールド導体A24内には接点
A18,A19,A20の開閉操作を行う開閉機構部A
25が収納されている。開閉機構部A25は、前記駆動
軸A10と、カムA26,A27,A28と、レバーA
29,A30,A31,A32,A33,A34とから
構成されている。カムA26,A27,A28は可動電
極A15,A16,A17のそれぞれに接続され、両面
に円弧状の溝が形成されている。レバーA29〜A34
は、3つのカムA26,A27,A28に対応して、A
29とA30、A31とA32、A33とA34という
2個一対の3組に分けられており、2個一対のレバーA
29とA30、A31とA32、A33とA34はそれ
ぞれ、カムA26,A27,A28を挟むようにして配
置されている。
【0006】また、2個のレバーは駆動軸A11の回転
方向に対して互いに異なる角度で駆動軸A11に固定さ
れている。さらに、各レバーA29〜A34の先端部に
はピンが設置されている。カムA26,A27,A28
の両面には円弧状の溝が形成されており、この溝に前記
レバーA29〜A34先端部のピンが摺動自在に挿通さ
れている。なお、駆動軸A10において接地金属容器A
2の外部に延びる部分には操作機構部(図示せず)が配
置されており、この操作機構部から駆動力を受けて開閉
機構部A25が動作するようになっている。これら操作
機構部及び開閉機構部A25により、接点A18,A1
9,A20を開閉駆動させる駆動装置が構成される。
【0007】以上のような構成を有する従来例におい
て、操作機構部が動作すると、その駆動力を受けて開閉
機構部A25の駆動軸A11が回転し、これに伴ってレ
バーA29〜A34が回転する。したがって、各レバー
A29〜A34先端部のピンがカムA26,A27,A
28の溝に沿って移動する。このようなレバーA29〜
A34とカムA26,A27,A28との相互作用によ
って駆動軸A11の回転運動を直線状の往復運動に変換
しながら、駆動軸A11の回転駆動力を可動電極A1
5,A16,A17に伝達する。このため、可動電極A
15,A16,A17が接点A18,A19,A20の
軸方向に移動し、接点A18,A19,A20は開閉動
作を行うことができる。なお、カムA26,A27,A
28には駆動軸A11が通過できる程度の幅を持つ細長
い穴A45が形成されており、この中に駆動軸11を通
すことでカムA26,A27,A28が直線状の往復運
動をするための一つの支点の働きを持たせている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来例においては、次のような問題点がある。すなわ
ち、両断路器接点A18、A19が同一の接地金属容器
A2に設置され、可動電極A15、A16が共通の開閉
操作機構部A25に直接設置されていることから、一方
の断路器が故障したとき、故障した断路器のみを取りか
えることはできず、両方の断路器を同時に取り替える必
要が生じる。しかも、現地にて分解及び組立を実施しな
ければならず、取り替えに要する作業時間が長くなる。
このため、取り替えに必要なコストが増大する。一方、
遮断器を含むガス絶縁開閉装置全体を取り替える方法を
取った場合、大きな装置を組み立てた状態で運搬するこ
とになり、多大な費用がかかってしまう。
【0009】また、上記の従来例では、2つの断路器接
点A18、A19が、同一のガス区画に設置されてい
る。すなわち、2つの断路器接点A18、A19間には
ガス区分が無い。この状態では2重母線はそれぞれの接
点A18、A19に対し他の接点を介することなく接続
されることになる。したがって、例えば一方の母線に雷
撃があって本断路器に進入しこの断路器部分で絶縁破壊
が発生し地絡した場合、このガス区画に対して他の接点
を介することなく接続されている全ての系が送電不可能
になる。この結果、2重母線の両方が停止するという事
態を招くことになる。これでは、一方の母線が送電不能
となっても他方の母線で送電を可能とするように構成さ
れた2重母線構成の意味を成さなくなる。
【0010】開閉器の駆動装置については、可動電極A
15、A16、A17の各々に対して、カムA26、A
27、A28と、レバーA29、A30、A31、A3
2、A33、A34がそれぞれ2個必要であるため、構
造が複雑化し、組立及び点検時の分解が煩雑化する。特
に、開閉機構部A25を収納する接地金属容器A2が大
型化し、高価になる。また、事故電流などによる電磁力
が可動電極A15、A16、A17に作用したとき、こ
れを保持する力として、カムA26、A27、A28
と、これと係合するレバーA29〜A34先端部のピン
との間の摩擦力に頼っているため、保持力が弱いという
問題がある。保持力を高める対策として摩擦力を大きく
することが考えられるが、この場合、摺動部分の摩耗が
激しくなるといった不具合が生じることになる。さら
に、ガス絶縁開閉装置の大容量化が進む現在、電極間の
絶縁回復特性を向上させることが求められている。その
ため、開閉器の駆動装置に対しては接点開閉速度の高速
化が望まれている。
【0011】本発明は、以上述べたような従来の事情に
対処してなされたものであり、複数組の断路器接点が設
けられた開閉器において、一つの接点が故障した場合に
故障した部分だけを取り替えることができ、取り替えに
かかるコストを低減させた安価な碍子型開閉器を提供す
ることを目的とする。また、本発明の他の目的は、2重
母線構成の送電系に適用できる、すなわち2重母線構成
の意味を損なうことなく母線選択の用途に適用できる碍
子型開閉器を提供することにある。さらに、本発明の他
の目的は、小型、簡素化を図り良好な組立性を確保する
と共に、安定した動作モード及び優れた操作性を実現で
き、接点開閉速度の高速化が可能である、高い動作信頼
性を発揮する碍子型開閉器の駆動装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る碍子型開閉器は、互いに離接
自在な固定電極と可動電極から構成される複数組の断路
器の接点が設けられた開閉器において、ベースに支持碍
管が固定され、前記支持碍管の上端部には金属製容器が
配置され、前記金属製容器に複数個の碍管が取付けら
れ、前記各碍管内に前記複数組の断路器の接点が収納さ
れ、前記支持碍管、前記金属製容器及び前記碍管の内部
にそれぞれ絶縁性ガスが封入されたことを特徴としてい
る。以上の構成を有する請求項1の発明では、各碍管ご
とに断路器接点を収納しているため、万一、断路器接点
が故障した場合でも、故障した断路器接点を収納した碍
管だけを取り替えることが可能である。したがって、取
り替える部分は最小限で済み、現地における分解及び組
立にかかる作業時間を短縮することができる。これによ
り、断路器交換作業のコストを大幅に削減することがで
きる。また、金属製容器と碍管との間に隔壁を設けるだ
けで二つの断路器接点間にガス区分を形成することがで
きる。したがって、断路器接点に接続される2重母線は
その意味を損なうことなく、開閉器を母線選択の用途に
適用可能である。
【0013】請求項2〜8の発明は、請求項1記載の碍
子型開閉器を開閉駆動させる駆動装置であって、次のよ
うな技術的特徴を有している。すなわち、請求項2の発
明は、前記ベースの気中部分に配置された操作機構部
と、前記金属製容器内に配置された開閉機構部と、前記
支持碍管内に収納され、且つ前記操作機構部及び前記開
閉機構部に連結された絶縁操作ロッドとが設けられ、前
記絶縁操作ロッドを介して前記操作機構部からの駆動力
を前記開閉機構部に伝達し、前記複数の断路器の接点を
開閉駆動するように構成されたことを特徴としている。
このような構成を有する請求項2の発明では、複数の断
路器接点を1つの操作機構部、絶縁操作ロッド及び開閉
機構部とにより開閉駆動できるため、駆動装置を小型簡
素化することができる。このため、遮断器の駆動装置を
金属製容器内、支持碍管内あるいはベースの気中部分に
配置することが可能となる。したがって、遮断器接点を
収納した碍管を、断路器接点を収納した複数個の碍管と
共に金属製容器に取付けることが可能となる。この結
果、碍子型開閉装置の集積化及び金属製容器の極小化に
よるコスト低減に寄与することができる。
【0014】請求項3の発明は、請求項2に記載の碍子
型開閉器の駆動装置において、前記開閉機構部は、前記
断路器の接点それぞれの可動電極に連結されたカム従動
部と、このカム従動部に形成された2本の平行突起面
と、前記2本の平行突起面に挟まれた三角形状の三角カ
ムと、前記三角カムに固定された回転駆動軸とが設けら
れ、前記カム従動部の2本の平行突起面と前記三角カム
の側面部とが常に接触摺動することにより前記断路器の
接点を開閉駆動するように構成され、前記回転駆動軸は
複数組の前記三角カムに対して一体的に形成されると共
に、前記絶縁操作ロッドを介して前記操作機構部に連結
されていることを特徴としている。このような構成を有
する請求項3の発明では、絶縁操作ロッドに係合した1
本の回転駆動軸により、複数組の三角カムとカム従動部
を駆動できる。このため、回転駆動軸に対する各々の三
角カムの取付角度を変えることで、複数の断路器接点を
任意に開閉制御できる。また、三角カムとカム従動部は
簡易な構造で、薄く形成できるため、開閉機構部とこれ
を収納する金属製容器の小型化や組立性の向上を図るこ
とができる。
【0015】請求項4の発明は、請求項3に記載の碍子
型開閉器の駆動装置において、前記三角カムは、正三角
形の各頂点を中心とする大小2つの円弧の半径和が全て
等しく、且つ前記カム従動部の平行突起面間の距離と一
致するように形成され、前記回転駆動軸が前記三角カム
の1つの頂点上に配置されたことを特徴としている。こ
のような構成を有する請求項4の発明では、カムの回転
運動をカム従動部の直線運動に円滑に変換でき、可動電
極の開閉動作に加えて、開または閉状態における接点の
位置を保持できる。したがって、簡易な構成で異なる動
作モードを安定して実現できる。さらに、回転駆動軸を
逆転させた場合でも、正転の時と同様な動作が得られる
ため、優れた操作性を確保することができる。
【0016】請求項5の発明は、請求項2、3または4
に記載の碍子型開閉器の駆動装置において、前記操作機
構部は、駆動源と、ローラ及び突出部が形成され前記駆
動源の出力を受けて回転するゼネバホイールと、切欠部
及び円弧部が形成され前記絶縁操作ロッドに接続された
ゼネバギアとが設けられ、前記ゼネバホイールのローラ
が前記ゼネバギアの切欠部と係合する際にのみ前記駆動
源の出力が前記絶縁操作ロッドに伝達され、前記ローラ
と前記切欠部との係合が外れた際には前記ゼネバホイー
ルの突出部と前記ゼネバギアの円弧部とが接触すること
により前記ゼネバギアの回転運動が拘束されるように構
成されたことを特徴としている。このような構成を有す
る請求項5の発明では、駆動源の出力をゼネバ機構の働
きにより間欠的なタイミングで絶縁操作ロッドに伝達す
ることができる。すなわち、ゼネバホイールの突出部と
ゼネバギアの円弧部との接触によりゼネバギアの回転運
動を拘束するため、駆動源から駆動力が供給されない状
態であっても、絶縁操作ロッドを介してゼネバ機構につ
ながる接点位置を機械的に保持可能であり、優れた信頼
性を獲得することができる。
【0017】請求項6の発明は、請求項3、4または5
に記載の碍子型開閉器の駆動装置において、前記絶縁操
作ロッドと、前記開閉機構部の回転駆動軸とを係合させ
る歯車が設けられ、前記絶縁操作ロッド側のギア径は前
記回転駆動軸側のギア径に比して相対的に大きく設定さ
れたことを特徴としている。このような構成を有する請
求項6の発明では、絶縁操作ロッド側のギア径を回転駆
動軸側のギア径に比して相対的に大きく設定することに
より、大幅な変更無しに断路器接点の開閉速度を高速化
でき、電極間の絶縁回復特性の向上に有効である。この
場合、増速部分は開閉機構部と可動電極に限定されるの
で、ギアに加わる負荷を低減することがてき、動作信頼
性を高めることができる。
【0018】請求項7の発明は、請求項5または6に記
載の碍子型開閉器の駆動装置において、前記ゼネバホイ
ールに前記駆動源の出力を伝達するための歯車列が係合
され、前記歯車列の1つに前記ゼネバホイールと同径の
蓄勢ギアが取付けられ、前記蓄勢ギアの面上にその一端
を固定し、他端を空間的に固定した駆動ばねが設けられ
たことを特徴としている。このような構成を有する請求
項7の発明では、蓄勢ギアによって蓄勢した駆動ばね
を、ゼネバギアの切欠部とゼネバホイールのローラとが
係合するタイミングに同期させて放勢することができ
る。そのため、接点の開閉速度の高速化が実現できる。
特に、高出力化が容易なばねを用いることにより、比較
的簡易な改造で増速効果が得られる。
【0019】請求項8の発明は、請求項7に記載の碍子
型開閉器の駆動装置において、前記駆動源の回転軸と同
一軸上にこれと互いに回転自由で前記蓄勢ギアと噛合う
クラッチギアが設けられ、前記駆動源の回転軸及び前記
クラッチギアにはそれぞれ互いに離接自在な突起が設け
られたことを特徴としている。このような構成を有する
請求項8の発明では、駆動ばねを蓄勢する際には駆動源
の回転軸及びクラッチギアの突起が互いに接しており、
突起を介してクラッチギアを回動させる。一方、駆動ば
ねを放勢させる際には、駆動源の回転軸及びクラッチギ
アの突起同士が外れてクラッチギアが自由に高速回転で
きるようになる。また、駆動源を逆転させることも可能
で、複数の断路器接点を任意にしかも高速での開閉動作
が可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態 [構成]以下、本発明に係る碍子型開閉器及びその駆動
装置の実施の形態の一例について図面および図中に付し
た符号を引用して具体的に説明する。第1の実施の形態
は請求項1〜6の発明を包含しており、図1は碍子型開
閉器の構成図、図2は碍子型開閉器の駆動装置の鳥瞰
図、図3は駆動装置における開閉機構部の構造図、図4
は接点開路動作過程の説明図、図5は断路器接点のスト
ローク線図を示している。
【0021】第1の実施の形態における碍子型開閉器1
は、図1に示すように、ベース16に支持碍管15が固
定され、この支持碍管15の上端部に金属製容器14が
配置されている。金属製容器14の上部には3つの碍管
2,2a,2bが取付けられている。碍管2内には遮断
器10の接点11が、碍管2aには断路器1aの第1接
点12が、碍管2bには断路器1bの第2接点13が各
々収納されている。なお、支持碍管15、金属製容器1
4及び碍管2,2a,2bの内部にはそれぞれ絶縁性ガ
スが封入されている。
【0022】碍子型開閉器1を開閉駆動させる駆動装置
として、ベース16の気中部分に配置された操作機構部
22,32と、金属製容器14内に配置されたリンク機
構部20及び開閉機構部30と、操作機構部22及びリ
ンク機構部20に連結された絶縁操作ロッド21並びに
操作機構部32及び開閉機構部30に連結された絶縁操
作ロッド31とが設けられている。なお、絶縁操作ロッ
ド21,31はいずれも支持碍管15内に配置されてい
る。
【0023】操作機構部22は遮断器用、操作機構部3
2は断路器用である。すなわち、絶縁操作ロッド21を
介して操作機構部22からの駆動力をリンク機構部20
に伝達し、遮断器10の接点11を開閉駆動するように
構成されている。また、絶縁操作ロッド31を介して操
作機構部32からの駆動力を開閉機構部30に伝達し、
断路器1a,1bの接点12,13を開閉駆動するよう
に構成されている。
【0024】図2は、碍子型開閉器1のうち、2つの断
路器接点12,13を開閉駆動するする駆動装置3の鳥
瞰図である。前述したように絶縁性ガスが充填された碍
管2a、2b内にはそれぞれ第1接点12と第2接点1
3が配置されている。第1接点12,13は、それぞれ
離接自在な固定電極12b,13bと可動電極12a,
13aを対向配置させて構成され、固定電極12b,1
3bは碍管2a、2bに固定されている。また、可動電
極12a、13aの周囲にはそれぞれ摺動通電部12
c,13cが配置されており、電気的な導通と摺動支持
が行われる。
【0025】開閉機構部30は、可動電極12a,13
aに連結された2組のカム従動部32a,32bと、こ
れらカム従動部32a,32bに係合する三角カム31
a,31bと、三角カム31aに固定される回転駆動軸
36とから構成される。このうち、カム従動部32aに
は板の片面に、直線状の平行する2つの突起面33a、
34aが固着され、この突起面33a,34aで挟まれ
た矩形溝35aに三角カム31aが配置される。このよ
うな開閉機構部30は、突起面33a,34aと三角カ
ム31a,31bの側面部とが常に接触摺動することに
より可動電極12a,13aを開閉駆動するようになっ
ている。
【0026】ここで図3を用いて開閉機構部30をさら
に詳しく説明する。図3(a),(b)はそれぞれ、第
1接点12の可動電極12aと三角カム31a、カム従
動部32a近傍の側面断面図と正面図を示している。同
図(b)に示すように、三角カム31aは三角形OPQ
の各頂点を中心とする複数の円弧から構成されており、
回転駆動軸36を設けた1つの頂点(この場合はO点)
を中心に回転する。1つの頂点を中心とする2つの円弧
の半径の和は、平行に形成した2つの突起面33aと3
4a間の距離と等しい設定されている。すなわち、各頂
点を中心とする2つの円弧の半径和は全て等しく設定さ
れており、三角カム31aは常に2つの突起面33a,
34aに当接するようになっている。また、カム従動部
32aには回転駆動軸36を貫通するスリット36aが
形成されており、カム従動部32aと回転駆動軸36と
が、図の上下方向に相対的な直線運動を行うようになっ
ている。
【0027】ところで、回転駆動軸36はカム従動部3
2aを貫通して延設され、同様に構成されたカム従動部
32bの三角カム31bに連結されている。回転駆動軸
36の一端には、傘歯車などのギア37aが取付けら
れ、絶縁操作ロッド31の回転運動を直交方向に変換す
るようになっている。ギア37aと噛合うギア37bを
一端に取付けた絶縁操作ロッド31の他端は、絶縁ガス
を封止するシール部38を介して断路器用操作機構部3
2に接続されている。なお、絶縁操作ロッド31側のギ
ア37bの径は回転駆動軸36側のギア37aの径に比
して相対的に大きく設定されている。
【0028】断路器用操作機構部32は、間欠運動を可
能とするゼネバ機構40より構成される。ゼネバ機構4
0には、絶縁操作ロッド31に嵌着されたゼネバギア4
1と、その駆動軸39に平行に配置されたゼネバホイー
ル42とが設けられている。ゼネバホイール42には駆
動源である電動機47の出力を伝達するための歯車列4
6が係合されている。また、手動操作が可能となるよう
歯車列46の一つの回転軸46aには手動ハンドル48
が取り付けられている。
【0029】ゼネバギア41には凹んだ4つの円弧部4
1a及び外周から中心に向って切欠かれた十字状の切欠
部41bが形成されている。一方、ゼネバホイール42
には円弧状の突出部42a及び切欠部41bに係合可能
なローラ42bが形成されている。このようなゼネバ機
構40ではゼネバホイール42のローラ42bがゼネバ
ギア41の切欠部41bと係合する際にのみ電動機47
の出力が絶縁操作ロッド31に伝達され、ローラ42b
と切欠部41bとの係合が外れた際にはゼネバホイール
42の突出部42aとゼネバギア41の円弧部41aと
が接触してゼネバギア41の回転運動が拘束されるよう
に構成されている。また、ゼネバホイール42の中心軸
43には、複数のスイッチカム44が嵌着されており、
スイッチカム44の周囲に係合可能に配置された複数の
補助スイッチ45により、電動機47の動作制御を行う
ようになっている。
【0030】[作用効果]以上のような構成を有する第
1の実施の形態の作用効果は次の通りである。まず、駆
動装置3の作用について図2から図4を併用して説明す
る。図4の(a)から(d)は接点12の開路動作の過
程を示した図で、開閉機構部30とゼネバ機構40の動
作のみ抽出して示してある。図4の(a)で、操作指令
を受けて始動した電動機47は、ゼネバホイール42を
反時計方向に回転させる。このとき、ゼネバホイール4
2の突出部42aはゼネバギア41の凹部41aと接触
するため、ゼネバギア41の回転運動が拘束される。
【0031】図4(b)では、ゼネバホイール42のロ
ーラ42bがゼネバギア41の切欠部41bに係合する
と同時に、突出部42aと凹部41aとの接触が外れる
ため、ゼネバギア41は時計方向に回転する。そして、
図4の(b)から(c)に至る状態では、ゼネバギア4
1の回転が継続し、駆動軸39に連結した絶縁操作ロッ
ド31を介して回転駆動力を三角カム31aの回転駆動
軸36に伝達する。この時、三角カム31aに係合する
カム従動部32aが図の下方向に直線運動を行い、可動
電極12aが開路方向に動作する。
【0032】さらに、ゼネバホイール42が回転する
と、(d)のようにローラ42bと切欠部41bの係合
が外れ、突出部42aと凹部41aが再び接触する。そ
のため、ゼネバギア41の回転は拘束され、可動電極1
2aの開路状態が保持される。この時、スイッチカム4
4と補助スイッチ45とがゼネバホイール42の回転角
を検出する。したがって、所定の回転位置に到達すると
制御電流が切られ、電動機47は停止する。これに継続
してゼネバホイール42が反時計回りに回転し、ゼネバ
ギア41が90度回転する間は、三角カム31aは回転
揺動するが、カム従動部32aの位置は保持される。
【0033】すなわち、電動機47から駆動力が供給さ
れない状態であっても、可動電極12aの開路状態を確
実に保持可能であり、優れた信頼性を獲得できる。さら
に、ゼネバギア41を90度回転させることにより、カ
ム従動部32aは上方向に移動し、可動電極12aの閉
路動作が行われる。一方、図4(d)の状態から、ゼネ
バホイール42を逆方向の時計回りに回転させることに
よっても、(d)から(a)への閉路動作が可能にな
る。
【0034】上記の一連の動作は、第1接点12につい
てのみ示したが、第2接点13についても同様である。
特に、回転駆動軸36は両接点12、13で共通化され
ているため、回転駆動軸36に対する第2接点13の三
角カム31bの取付け角度を変えてやれば、第1接点1
2の可動電極12aとは異なる動作モードを得ることが
できる。例えば図5は、同一のゼネバギア41の回転角
に対する第1接点12と第2接点13のストロークを示
したもので、この図のように、同一のゼネバ機構40を
使って複数の断路器の接点を任意に開閉制御することが
可能である。また、ある動作状態から、電動機47を正
転または逆転させて、別の動作モードに移行できる。そ
の際、回転駆動軸を逆転させた場合でも正転の時と同様
な動作を得ることができ、非常の優れた操作性を発揮で
きる。また、三角カム31a,31bとカム従動部32
a,32bは簡易な構造で、薄く形成できるため、開閉
機構部30とこれを収納する金属製容器14の小型化が
可能であり、組立性の向上も図ることができる。
【0035】さらに上記の第1の実施の形態において
は、絶縁操作ロッド31側のギア37bの径を、回転駆
動軸36側のギア37aに対して相対的に大きく設定し
ているので、断路器1a,1bの第1及び第2接点1
2,13の開閉速度を増速させることができる。このた
め、接点12,13間の絶縁回復特性を向上させること
ができ、送電線開閉時のループ電流遮断などの責務を確
実に果たすことができる。しかも第1の実施の形態で
は、増速させる部分を開閉機構部30と可動電極12
a,12bに限定することができるため、ギア37a,
37bに作用する負荷を極力低することが可能であり、
高い動作信頼性が確保できる。
【0036】また、第1の実施の形態に係る碍子型開閉
器1の駆動装置3では、二つの断路器接点12,13を
1つの操作機構部32、絶縁操作ロッド31及び開閉機
構部30によって開閉駆動できるため、駆動装置3を小
型簡素化することができる。このため、遮断器10の駆
動装置であるリンク機構部20と絶縁操作ロッド31
を、それぞれ金属製容器14内と支持碍管15内に収納
できると共に、遮断器用操作機構部32をベース16の
気中部分に配置することができるようになる。したがっ
て、遮断器10の接点11を収納した碍管2までも、断
路器接点12,13を収納した碍管2a,2bと共に金
属製容器14に取付けることが可能となる。これによ
り、碍子型開閉装置1の集積化及び金属製容器14の極
小化によるコスト低減を進めることができる。
【0037】さらに、第1の実施の形態に係る碍子型開
閉器1では、碍管2a,2bごとに断路器接点12,1
3を収納しているため、万一、断路器接点12,12の
いずれか一方が故障した場合でも、故障した方の断路器
接点12,12を収納した碍管2a,2bを取り替える
だけで済む。したがって、取り替える部分は最小限で良
く、現地における分解及び組立にかかる作業時間を短く
なる。これにより、断路器1a,1bの交換作業コスト
を大幅に削減できる。また、金属製容器14と碍管2
a,2bとの間に隔壁を設ければ、二つの断路器接点1
2,13間にガス区分を簡単に形成できる。したがっ
て、断路器接点12,13に接続される2重母線はその
意味を失うことなく、2重母線構成の送電系に適用可能
である。
【0038】(2)第2の実施の形態 [構成]第2の実施の形態は請求項7、8の発明に対応
しており、断路器1a,1bの第1及び第2接点12,
13の開閉速度を増速させる手段として、ばねの駆動力
を利用した実施の形態である。すなわち、図6(a)〜
(c)に示すようにゼネバホイール42に隣接して歯車
列46の1つの歯車46aには、ゼネバホイール42と
同径の蓄勢ギア50が取付けられている。蓄勢ギア50
の面上には突起50aが形成されており、ここに引張り
ばねからなる駆動ばね51の一端部が固定されている。
駆動ばね51の他端部52は空間的に固定されている。
また、駆動源である電動機47の回転軸47aと同一軸
上にはクラッチギア53が配置されている。クラッチギ
ア53は回転軸47aと互いに回転自由で蓄勢ギア50
と噛合うようになっている。さらに、図7に示すように
電動機47の回転軸47a及びクラッチギア53にはそ
れぞれ互いに離接自在な角柱状の突起47b及び円柱状
の53aが設けられている。
【0039】[作用効果]以上のような第2の実施の形
態では、図6(a)では、蓄勢ギア50上の突起50a
は下死点に相当する位置にあり、駆動ばね51は放勢状
態を保っている。電動機47が反時計方向に回り始める
と、蓄勢ギア50は時計方向に回転しながら、駆動ばね
51を引張る。蓄勢ギア50が180度回転した図6の
(b)の状態では、突起50aが上死点の位置に達し、
駆動ばね51の蓄勢が完了する。この時、ゼネバホイー
ル42も反時計方向に180度回り、ローラー42bが
ゼネバギア41の切欠部41bに係合を始めるが、図6
(a)から(b)に至るまでの間、ゼネバギア41の回
転はゼネバホイール42の突出部42aによって拘束さ
れるため、三角カム31aと共に可動電極12aは閉路
状態を保持している。
【0040】突起50aが上死点を越えると駆動ばね5
1は放勢を始め、蓄勢ギア50と共にゼネバホイール4
2は高速で回転する。つまり、蓄勢ギア50によって蓄
勢した駆動ばね51を、ゼネバギア41の切欠部41b
とゼネバホイール42のローラ42bとが係合するタイ
ミングに同期させて放勢することができる。そのため、
接点12,13の開閉速度の高速化が実現できる。この
場合、高出力化が容易な駆動ばね51を用いているの
で、比較的簡易な改造で増速効果を得ことができる。ロ
ーラ42bが係合したゼネバギア41は回転拘束が解除
されると、三角カム31a、カム従動部32aは駆動
し、図6(b)から(c)への開路動作が行われる。な
お、同図では駆動ばね50は引張りばねとしたが、圧縮
ばねとして構成することも勿論可能である。
【0041】さらに、第2の実施の形態においては、駆
動ばね51を蓄勢する際には、電動機47側の突起47
bが突起53aを介してクラッチギア53を回動させ、
放勢の際には突起53aが突起47bから外れてクラッ
チギア53が自由に高速回転できる。また、この構造の
場合、電動機47を逆転させることも可能である。この
ため、多様な動作モードの設定が可能であることに加え
て、2つの断路器接点12,13の高速動作が可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の碍子型開
閉器によれば、金属製容器に複数個の碍管を取付け、各
碍管内に複数組の断路器の接点を収納した開閉器であっ
て、一つの接点が故障した場合に故障した部分だけを取
り替えることができ、安価で2重母線構成の送電系に適
用可能となる。また、本発明の碍子型開閉器の駆動装置
によれば、絶縁操作ロッドを介して操作機構部からの駆
動力を開閉機構部に伝達し、複数の断路器の接点を開閉
駆動することにより、小型、簡素化を図り良好な組立性
を確保すると共に、安定した動作モード、優れた操作
性、さらには接点開閉速度の高速化を実現して、高い動
作信頼性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る碍子型開閉器の第1の実施の形態
の構成図。
【図2】図1に示す碍子型開閉器のうち、複数の断路器
接点を開閉制御する駆動装置の鳥瞰図。
【図3】図2に示す開閉機構部の構造図であり、(a)
は可動電極、三角カム及びカム従動部近傍の側面断面
図、(b)は同じく正面図。
【図4】(a)〜(d)は第1の実施の形態における断
路器接点の開路動作過程の説明図。
【図5】二つの断路器接点のストローク線図。
【図6】(a)〜(c)は本発明に係る碍子型開閉器の
駆動装置の第2の実施の形態における接点と開閉機構
部、ゼネバ機構を抽出した構成図。
【図7】第2の実施の形態の要部拡大図。
【図8】従来の電力用ガス絶縁開閉装置の断路器部分を
示す正面断面図。
【図9】図8に示す従来の電力用ガス絶縁開閉装置の断
面A−Aを表す側面断面図。
【符号の説明】
1…碍子型開閉器 1a,1b…断路器 2,2a,2b…碍管 3…駆動装置 10…遮断器 11…接点 12…第1接点 13…第2接点 12a,13a…可動電極 12b,13b…固定電極 14…金属製容器 15…支持碍管 16…ベース 20…リンク機構部 21、31…絶縁操作ロッド 22…遮断器操作機構部 30…開閉機構部 32…断路器用操作機構部 31a,31b…三角カム 32a,32b…カム従動部 33a,33b,34a,34b…突起面 36…回転駆動軸 40…ゼネバ機構 41…ゼネバギア 42…ゼネバホイール 50…蓄勢ギア 51…駆動ばね 53…クラッチギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 健夫 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 Fターム(参考) 5G017 BB02 JJ02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに離接自在な固定電極と可動電極か
    ら構成される複数組の断路器の接点が設けられた開閉器
    において、 ベースに支持碍管が固定され、 前記支持碍管の上端部には金属製容器が配置され、 前記金属製容器に複数個の碍管が取付けられ、 前記各碍管内に前記複数組の断路器の接点が収納され、 前記支持碍管、前記金属製容器及び前記碍管の内部にそ
    れぞれ絶縁性ガスが封入されたことを特徴とする碍子型
    開閉器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の碍子型開閉器を開閉駆動
    させる駆動装置であって、 前記ベースの気中部分に配置された操作機構部と、前記
    金属製容器内に配置された開閉機構部と、前記支持碍管
    内に収納され、且つ前記操作機構部及び前記開閉機構部
    に連結された絶縁操作ロッドとが設けられ、前記絶縁操
    作ロッドを介して前記操作機構部からの駆動力を前記開
    閉機構部に伝達し、前記複数の断路器の接点を開閉駆動
    するように構成されたことを特徴とする碍子型開閉器の
    駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉機構部は、前記断路器の接点そ
    れぞれの可動電極に連結されたカム従動部と、このカム
    従動部に形成された2本の平行突起面と、前記2本の平
    行突起面に挟まれた三角形状の三角カムと、前記三角カ
    ムに固定された回転駆動軸とが設けられ、前記カム従動
    部の2本の平行突起面と前記三角カムの側面部とが常に
    接触摺動することにより前記断路器の接点を開閉駆動す
    るように構成され、 前記回転駆動軸は複数組の前記三角カムに対して一体的
    に形成されると共に、前記絶縁操作ロッドを介して前記
    操作機構部に連結されていることを特徴とする請求項2
    に記載の碍子型開閉器の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記三角カムは、正三角形の各頂点を中
    心とする大小2つの円弧の半径和が全て等しく、且つ前
    記カム従動部の平行突起面間の距離と一致するように形
    成され、 前記回転駆動軸が前記三角カムの1つの頂点上に配置さ
    れたことを特徴とする請求項3に記載の碍子型開閉器の
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記操作機構部は、駆動源と、ローラ及
    び突出部が形成され前記駆動源の出力を受けて回転する
    ゼネバホイールと、切欠部及び円弧部が形成され前記絶
    縁操作ロッドに接続されたゼネバギアとが設けられ、前
    記ゼネバホイールのローラが前記ゼネバギアの切欠部と
    係合する際にのみ前記駆動源の出力が前記絶縁操作ロッ
    ドに伝達され、前記ローラと前記切欠部との係合が外れ
    た際には前記ゼネバホイールの突出部と前記ゼネバギア
    の円弧部とが接触することにより前記ゼネバギアの回転
    運動が拘束されるように構成されたことを特徴とする請
    求項2、3または4に記載の碍子型開閉器の駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記絶縁操作ロッドと、前記開閉機構部
    の回転駆動軸とを係合させる歯車が設けられ、 前記絶縁操作ロッド側のギア径は前記回転駆動軸側のギ
    ア径に比して相対的に大きく設定されたことを特徴とす
    る請求項3、4または5に記載の碍子型開閉器の駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ゼネバホイールに前記駆動源の出力
    を伝達するための歯車列が係合され、 前記歯車列の1つに前記ゼネバホイールと同径の蓄勢ギ
    アが取付けられ、 前記蓄勢ギアの面上にその一端を固定し、他端を空間的
    に固定した駆動ばねが設けられたことを特徴とする請求
    項5または6に記載の碍子型開閉器の駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動源の回転軸と同一軸上にこれと
    互いに回転自由で前記蓄勢ギアと噛合うクラッチギアが
    設けられ、 前記駆動源の回転軸及び前記クラッチギアにはそれぞれ
    互いに離接自在な爪及び突起が設けられたことを特徴と
    する請求項7に記載の碍子型開閉器の駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9646778B2 (en) 2014-01-21 2017-05-09 Mitsubishi Electric Corporation Gas insulated switching apparatus and switch
CN109686598A (zh) * 2019-01-24 2019-04-26 沈阳斯沃电器有限公司 一种专业型双电源自动转换开关电器

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US9646778B2 (en) 2014-01-21 2017-05-09 Mitsubishi Electric Corporation Gas insulated switching apparatus and switch
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