JP2002152320A - 電話転送システム - Google Patents

電話転送システム

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JP2002152320A
JP2002152320A JP2000341866A JP2000341866A JP2002152320A JP 2002152320 A JP2002152320 A JP 2002152320A JP 2000341866 A JP2000341866 A JP 2000341866A JP 2000341866 A JP2000341866 A JP 2000341866A JP 2002152320 A JP2002152320 A JP 2002152320A
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Japan
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telephone
unit
control unit
telephone device
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JP2000341866A
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English (en)
Inventor
Kiichiro Wakamatsu
喜一朗 若松
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が通信事業者と別途契約を行うことな
く、また、設定を行うための通話を行わずに転送機能を
実現することができる電話転送システムを提供する。 【解決手段】 制御部5は、操作部11によって転送設
定がなされている場合に、加入回線1を介して電話装置
2に着信があると、携帯電話機能部7に転送先電話番号
の発信を開始させて転送を行わせると共に、音声回路切
替え部4によって加入回線1を携帯電話機能部7側に切
替えさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般電話装置に着
信があった場合に、設定に応じて他の電話装置に転送を
行うための電話転送システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯電話装置
(簡易型携帯電話装置:PHSも含む)を利用する者は
極めて多数となっており、一般電話装置との双方を利用
している者も多く存在している。一般電話装置と携帯電
話装置との双方を利用している者は、在宅時は一般電話
装置を利用して、外出時は携帯電話装置を利用するのが
一般的である。
【0003】従って、そのような利用者に電話をかける
場合に、在宅しているか外出しているかが分からなけれ
ば、取り敢えず、一般電話装置に電話して、不在である
場合には、改めて携帯電話装置に電話することになる。
この様な場合には、自動的に一般電話装置から携帯電話
装置へと電話が転送されるようになっていれば、利便性
が良い。
【0004】ところで、利用者が、通信事業者と契約し
た一般電話装置の加入電話回線が1回線である場合、当
該一般電話装置は、着呼した場合に単体では上記のよう
に電話を転送することができない。即ち、電話を転送さ
せるためには、利用者が通信事業者と別途契約を行うこ
とで、当該通信事業者が所有している交換機側で対応す
る必要がある。そして、その場合でも、転送の設定や解
除を行う際は、通信事業者に一々電話をかけて、設定,
解除の機能が割り当てられている特番をダイヤルするな
どの余分な通話を行う必要があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、利用者が通信事業者と別途契約を行
うことなく、また、設定を行うための通話を行わずに転
送機能を実現することができる電話転送システムを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電話転送
システムによれば、制御部は、転送設定部によって転送
設定がなされている場合に、加入電話回線を介して一般
電話装置に着信があると、携帯電話機能部に転送先電話
番号の発信を開始させて転送を行わせると共に、回線切
替え部によって加入電話回線を携帯電話機能部側に切替
えさせるように制御する。
【0007】また、請求項2記載の電話転送システムに
よれば、制御部は、転送設定部によって転送設定がなさ
れている場合に、加入電話回線を介して一般電話装置に
着信があると、携帯電話装置に転送先電話番号の発信を
開始させて転送を行わせると共に、回線切替え部によっ
て加入電話回線をインターフェイス部を介して接続され
ている携帯電話装置側に切替えさせるように制御する。
【0008】即ち、通信事業者の交換機を介すことな
く、従って通信事業者と別途契約を行うことなく、通信
回線の端末である使用者の一般電話装置側において転送
機能を実現することが可能となる。そして、転送の設定
や解除なども、一般電話装置側の転送設定部によって行
うことができるので、通信事業者に電話するなどの煩わ
しい手続きが不要となる。また、請求項2によれば、イ
ンターフェイス部を介して既存の携帯電話装置を接続す
るだけで、転送システムを簡単に構成することができ
る。
【0009】請求項3記載の電話転送システムによれ
ば、制御部は、転送を行う場合に、発信者側に転送を行
う旨のメッセージを送信するので、当該発信者は、電話
の転送処理がなされることを確実に知ることができる。
【0010】請求項4記載の電話転送システムによれ
ば、制御部は、転送先が一定時間以内に応答しない場合
は留守番電話機能部を起動するので、発信者は、通話不
能であった場合でも必要に応じて伝言メッセージを録音
することができる。
【0011】請求項5記載の電話転送システムによれ
ば、制御部は、留守番電話機能部を起動して発信者の伝
言メッセージを録音すると、所定時間の経過後に再度転
送先電話番号に対する発信を開始させ、転送先が応答し
た場合には録音された伝言メッセージを送信する。
【0012】従って、前回の転送時には、転送相手が何
らかの事情で一時的に応答することができない状況にあ
り、その後に応答可能な状態となっていれば、転送相手
は発信者の伝言メッセージを聞くことができるので、発
信者から連絡があったことを短時間内に知ることができ
る。
【0013】請求項6記載の電話転送システムによれ
ば、制御部は、転送先が応答するまで、所定時間の経過
毎に転送先電話番号に対する発信を繰り返すように制御
するので、伝言メッセージの伝達をより確実に行うこと
ができる。
【0014】請求項7記載の電話転送システムによれ
ば、制御部は、一般電話装置に着信があった場合に、転
送電話検出部によって転送先電話番号を有する携帯電話
装置が充電器にセットされていることが検出されていれ
ば転送を禁止するように制御する。即ち、携帯電話装置
が充電器にセットされていなければ、当該携帯電話装置
の保有者は当該携帯電話装置を携帯して外出している可
能性が高く、また、携帯電話装置が充電器にセットされ
て充電が行われている場合は、その保有者は在宅してい
る可能性が高い。従って、携帯電話装置が充電器にセッ
トされている場合は転送を禁止することで、不要な転送
処理の実行を抑制することができる。
【0015】請求項8記載の電話転送システムによれ
ば、ユーザは、転送設定部によって、複数の転送先電話
番号の各々を任意の発信番号に対応させるように設定す
ることができる。そして、制御部は、転送を行う場合に
は、発信番号認識部によって認識された発信番号に対応
付けられている転送先電話番号へ転送を行うように制御
する。従って、各発信者に応じて転送先を変化させるこ
とが望ましい場合に、ユーザは、転送設定部により所望
の設定を行うことで容易に実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明の第
1実施例について図1乃至図4を参照して説明する。電
気的構成を示す図1において、加入回線(加入電話回
線)1は、電話装置2の2線/4線切替え部3に接続さ
れている。2線/4線切替え部3は、加入回線1(2線
側)側より電話装置2(4線側)側へ受話音声を伝送す
ると共に、電話装置2側より加入回線1側へ送話音声を
伝送するように切替えを行うようになっている。
【0017】音声回路切替え部(回線切替え部)4は、
制御部5より与えられる切替え制御信号に応じて、2線
/4線切替え部3を介して伝送される送受話音声の信号
系統の接続を、ハンドセット6,携帯電話機能部7及び
留守番電話機能部8の間で切替えるようになっている。
ハンドセット6は、送話用のマイク6M及び受話用のス
ピーカ6Sを内蔵している。
【0018】留守番電話機能部8は、電話装置2が通話
状態となった場合に、加入回線1を介して送信される受
話音声を設定に応じてA/D変換し、そのデータを内部
のメモリに記憶させるようになっている。また、制御部
5よりメモリに記憶されているデータの再生要求があっ
た場合には、前記データをメモリから読み出してD/A
変換し、音声回路切替え部4に出力するようになってい
る。
【0019】着信検出部9は、2線/4線切替え部3を
介して加入回線1からの着信(16Hzの呼出し信号の
受信)を検出し、その検出信号を制御部5に出力するよ
うになっている。また、発信番号認識部10は、加入回
線1を介して送信される発信番号通知信号を2線/4線
切替え部3を介して認識すると、その認識した発信番号
を制御部5に出力するようになっている。
【0020】操作部(転送設定部)11は、テンキーな
どを含む各種操作キーを備えて構成されており、それら
のキーが操作されることで出力される操作信号は、制御
部5に出力されるようになっている。また、操作部11
は、電話装置2に着信した電話を他の電話装置に「転
送」するための設定ができるように構成されており、更
に、その場合、発信番号認識部10が認識する発信番号
に応じて転送先を変えられるように、各発信番号に対応
して電話番号を設定することができるようになってい
る。
【0021】表示部12は、例えばLCDディスプレイ
などで構成されており、制御部5より与えられる表示制
御信号に応じて電話番号や各種設定に関する表示などを
行うようになっている。
【0022】フックスイッチ13は、ハンドセット6を
電話装置2本体の所定位置に載置するとONになり、ハ
ンドセット6を前記所定位置から取り上げるとOFFに
なるスイッチであり、そのON,OFF信号は、制御部
5に出力されるようになっている。制御部5は、マイク
ロコンピュータを中心として構成されており、操作部1
1より与えられるキー操作信号等に応じて表示部12に
表示制御信号を出力したり、設定状態等に応じて音声回
路切替え部4に切替え制御信号を出力するようになって
いる。
【0023】携帯電話機能部7は、音声符号/復号化回
路14,無線部15及び送受信アンテナ16などで構成
されており、制御部5は、音声符号/復号化回路14及
び無線部15の機能も制御するようになっている。音声
符号/復号化回路14は、音声回路切替え部4を介して
与えられる加入回線1のアナログ音声信号をデジタル信
号に変換し、例えば、PDC(Personal Digital Cellul
ar) システムであればVSELP(Vector Sum Exicited
Linear Prediction) またはPSI−CELP(Pitch S
ynchronous Innovation-Code Exicited Linear Predict
ion)方式により符号化し無線部15に出力する。そし
て、無線部15は、デジタル符号化されて与えられた信
号を、例えばπ/4シフトDQPSK(Differential Qu
adrature Phase Shift Keying)信号にデジタル変調(符
号化)し、変調信号を800MHz帯の搬送信号で直交
変調して送信電力レベルを適宜設定すると、送信信号を
送受信アンテナ16を介し電波信号として基地局(図示
せず)へ送信するようになっている。
【0024】また、音声符号/復号化回路14は、送受
信アンテナ16が受信した電波信号を無線部15がデジ
タル信号に復調して得ると、符号化されたデジタル信号
を音声/復号化部にてアナログ信号に変換し、音声回路
切替え部4及び2線/4線切替え部3を介して加入回線
1に出力するようになっている。電源回路17は、図示
しない商用交流電源から100Vの交流電源を得ると、
その交流電源を整流平滑して適当なレベルの直流電源を
生成して、上記した各電気的構成要素に供給するように
なっている。尚、以上の構成において、電話装置2より
携帯電話機能部7を除いた部分(但し、制御部5は共
通)が一般電話装置18を構成している。
【0025】次に、本実施例の作用について図2乃至図
4をも参照して説明する。図2は、制御部5の制御内容
を示すフローチャートである。尚、初期状態として、音
声回路切替え部4は、音声信号の系統をハンドセット6
側に接続するようにしている。図2において、制御部5
は、着信検出部9の出力信号を参照して加入回線1側よ
り着信があるか否かを判断(ステップA1)する。ここ
での着信は、加入者が電話装置2を一般電話装置18と
して加入登録している電話番号に対する着信である。
【0026】判断ステップA1において、制御部5は、
着信がなければ「NO」と判断してステップA2に移行
し、設定状態等に応じて留守番電話機能部8に録音され
ている伝言メッセージの転送処理を行う(詳細は後
述)。即ち、着信があるまでは、ステップA1,A2の
ループを回りながら待機している。
【0027】判断ステップA1において、着信検出部9
が加入回線1からの着信を検出すると制御部5は「YE
S」と判断し、発信番号認識部10が認識した発信番号
を得ると、その発信番号を表示部12に表示させる(ス
テップA1a)。それから、転送を行うための設定がな
されているかを判断する(ステップA3)。ここで、操
作部11により「転送」が設定されておらず「NO」と
判断すると、制御部5は、以降のステップA4〜A11
の処理を実行するが、これらの処理は、一般電話装置と
しての通常の機能を実行するものである。
【0028】即ち、例えば、図4に示すように、電話装
置2が設置されている自宅にユーザ(電話加入者)が自
宅Hに在宅している場合は、ユーザは着信した電話を取
る(ハンドセット6を電話装置2本体から取り上げてフ
ックスイッチ13をOFFにする)ことができるので原
則的に転送を行う必要はない。従って、その場合、制御
部5は、図示しないリンガ回路を起動して呼出し音を鳴
動させる(ステップA4)。そして、所定時間t1の内
にハンドセット6が取り上げられてフックスイッチ13
がOFFされれば(ステップA5,A6)通話を開始す
る(ステップA7)。
【0029】それから、通話が終了し、ユーザがハンド
セット6を電話装置2の所定位置に戻すことでフックス
イッチ13がONになるか、或いは、発信者側が同様に
することで発信者側の電話装置より加入回線1を介して
切断信号が送信された場合は、回線を切断して終話とす
る(ステップA8,A9)。
【0030】また、判断ステップA5において、所定時
間t1の内にフックスイッチ13がOFFされなけれ
ば、制御部5は、「NO」と判断して音声回路切替え部
4を留守番電話機能部8側に切り替えて当該機能部8を
起動する(ステップA9a,A10)。すると、留守番
電話機能部8は、「ただ今外出しております。御用の方
は発信音の後に…」といった留守番電話である旨を報知
する音声信号を加入回線1側に送信する。そして、発信
者が、必要に応じて伝言メッセージを発声した場合、留
守番電話機能部8は、その受話音声を内部のメモリに録
音する。それから、発信者側が回線を切断することによ
り制御部5が切断信号を受信すると(ステップA11,
「YES」)、ステップA9に移行する。
【0031】次に、図4に示す携帯電話装置19に対
し、転送を行うための設定がなされている場合について
説明する。即ち、ユーザが携帯電話装置19を携帯して
外出する場合であり、ユーザは、操作部11により「転
送」の設定を行っておく。そして、着信待機状態から着
信があった場合、制御部5は、図2のステップA3で
「YES」と判断して音声回路切替え部4を留守番電話
機能部8側に切り替えて当該機能部8を起動する(ステ
ップA3a)。
【0032】ステップA12において、制御部5は、ス
テップA1aで認識した発信電話番号に対応して設定さ
れている転送先電話番号をダイヤルし、基地局との間の
通信回線を開いて発呼する(この場合、携帯電話装置1
9の電話番号とする)。その時、留守番電話機能部8の
応答機能を利用して、「ただ今、転送を行っています。
しばらくお待ち下さい」といったように、転送中である
ことを報知する音声信号を加入回線1側に送信する(ス
テップA13)。
【0033】そして、所定時間t2の間に転送先が応答
したか否かを判断し(ステップA14)、応答した場合
(ステップA14,「YES」)は音声回路切替え部4
を携帯電話機能部7に切替えて(ステップA15)通話
を開始する(ステップA16)。その後、転送先の携帯
電話装置19側より切断信号が送信されるか、または、
発信側からの切断信号により無線通信回線が終話する
と、制御部5は、ステップA17で「YES」と判断し
てステップA9に移行し、加入回線1側も終話させる。
【0034】また、ステップA14,A18のループを
回っている内に所定時間t2が経過すると、制御部5は
ステップA18で「YES」と判断してステップA10
へと移行して留守番電話機能部8を起動し、前述と同様
にして伝言メッセージの録音などを行う。尚、留守番電
話機能部8は、「転送」が設定されている時に録音され
た伝言メッセージには、後述するメッセージ転送処理の
ため、「未転送」であることを示すフラグなどを付加し
ておくようにする。そして、制御部5は、後述する所定
時間t3の計時を開始する。
【0035】ここで、図3は、ステップA2におけるメ
ッセージ転送処理の詳細な内容を示すフローチャートで
ある。図3において、制御部5は、留守番電話機能部8
のメモリに未だ転送されていないメッセージがあるか否
かを判断し(ステップB1)、未転送メッセージがなけ
れば「NO」と判断してそのままリターンする。
【0036】一方、ステップB1において、未転送メッ
セージがあり「YES」と判断すると、制御部5は、当
該未転送メッセージが録音された時点から所定時間t3
が経過したか否かを判定し(ステップB2)、所定時間
t3が経過していなければ「NO」と判断してそのまま
リターンする。そして、ステップB2において所定時間
t3が経過しており「YES」と判断すると、既に転送
処理を3回行ったか否かを判断し(ステップB2z)、
まだ3回行っていなければ「YES」と判断して音声信
号を留守番電話機能部8側に切り替えて(ステップB2
a)、転送先たる携帯電話装置19に発信を行う(ステ
ップB3)。また、ステップB2zにおいて、既に転送
処理を3回行っていれば「NO」と判断して処理を終了
する。
【0037】続いて、所定時間t2の間に転送先が応答
するか否かを判断し(ステップB4,B5)、t2以内
に応答があった場合は(ステップB4,「YES」)、
留守番電話機能部8に録音されている伝言メッセージを
再生し、音声信号切替え回路4及び携帯電話機能部7を
介して携帯電話装置19に転送する(ステップB6)。
そして、転送した伝言メッセージについては、未転送フ
ラグをクリアすることで既に転送済みとなったことを示
す処理を行ってから、リターンする(ステップB7)。
【0038】また、ステップB4,B5のループを回っ
ている内に所定時間t2が経過すると、制御部5はステ
ップB5で「YES」と判断して転送処理を中止し(ス
テップB8)、所定時間t3を計時するタイマをクリア
するとリターンする。従って、転送先の応答があるまで
は、所定時間t3が経過する毎に最大3回まで伝言メッ
セージの転送処理が行われる。
【0039】以上のように本実施例によれば、制御部5
は、操作部11によって転送設定がなされている場合
に、加入回線1を介して電話装置2に着信があると、携
帯電話機能部7に転送先たる携帯電話装置19の電話番
号の発信を開始させて転送を行わせると共に、音声回路
切替え部4によって加入回線1を携帯電話機能部7側に
切替えさせるようにした。
【0040】即ち、通信事業者の交換機を介すことな
く、従って通信事業者と別途契約を行うことなく、通信
回線の端末である使用者の電話装置2側において転送機
能を実現することが可能となる。そして、転送の設定や
解除なども、電話装置2側の操作部11によって行うこ
とができるので、通信事業者に電話するなどの煩わしい
手続きが不要となる。
【0041】また、制御部5は、転送を行う場合に、発
信者側に転送を行う旨のメッセージを送信するので、当
該発信者は、電話の転送処理がなされることを確実に知
ることができる。更に、制御部5は、転送先が所定時間
t2以内に応答しない場合は留守番電話機能部8を起動
するので、発信者は、通話不能であった場合でも必要に
応じて伝言メッセージを録音することができる。
【0042】また、本実施例によれば、制御部5は、留
守番電話機能部8を起動して発信者の伝言メッセージを
録音すると、所定時間t3の経過後に再度転送先電話番
号に対する発信を開始させ、転送先が応答した場合には
録音された伝言メッセージを送信する。
【0043】従って、前回の転送時には、転送相手が何
らかの事情で一時的に応答することができない状況にあ
り、その後に応答可能な状態となっていれば、転送相手
は発信者の伝言メッセージを聞くことができるので、発
信者から連絡があったことを短時間内に知ることができ
る。そして、制御部5は、転送先が応答するまで、所定
時間t3の経過毎に転送先電話番号に対する発信を繰り
返すように制御するので、伝言メッセージの伝達をより
確実に行うことができる。
【0044】加えて、本実施例によれば、ユーザは、操
作部11によって、複数の転送先電話番号の各々を任意
の発信番号に対応させるように設定することができる。
そして、制御部5は、転送を行う場合には、発信番号認
識部10によって認識された発信番号に対応付けられて
いる転送先電話番号に転送を行うように制御するので、
各発信者に応じて転送先を変化させることが望ましい場
合に、ユーザは、操作部11により所望の設定を行うこ
とで容易に実現することができる。
【0045】(第2実施例)図5乃至図7は本発明の第
2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には
同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分につい
てのみ説明する。図5及び図6に示すように、第2実施
例の電話装置20は、ユーザが外出する場合に携帯して
使用する転送先である携帯電話装置19を、在宅時に充
電するための充電器(電話置台)21と、その充電器2
1に携帯電話装置19が載置されてセット状態にあるこ
とを検出するための転送電話検出部22とを備えてい
る。即ち、転送電話検出部22は、例えば、携帯電話装
置19が充電器21に載置された場合にONとなるスイ
ッチなどで構成される。また、制御部5は、制御部5a
に置き換わっている。その他の構成は第1実施例と同様
である。
【0046】次に、第2実施例の作用について図7をも
参照して説明する。図7に示すフローチャートでは、第
1実施例における判断ステップA3が、「転送電話あり
?」の判断ステップA19に置き換わっている。その他
は図2と同様である。そして、制御部5aは、加入回線
1からの着信を検出してステップA1で「YES」と判
断すると、ステップA1aの実行後に、判断ステップA
19において転送電話検出部22の検出信号を参照し、
携帯電話装置19が充電器21に載置されているか否か
を判断する。
【0047】そして、携帯電話装置19が充電器21に
セットされている場合、制御部5aは「YES」と判断
してステップA4に移行し、一般電話装置18a側の処
理を実行する。また、携帯電話装置19が充電器21に
セットされていなければ、制御部5aは「NO」と判断
してステップA12に移行し、携帯電話機能部7側の処
理を実行する。
【0048】以上のように第2実施例によれば、制御部
5aは、電話装置20に着信があった場合に、転送電話
検出部22によって、転送先電話番号を有する携帯電話
装置19が充電器21にセットされていることが検出さ
れていれば転送を禁止するように制御する。
【0049】即ち、携帯電話装置19が充電器21にセ
ットされていなければ、ユーザはその携帯電話装置19
を携帯して外出している可能性が高く、携帯電話装置1
9がセットされて充電が行われている場合は、ユーザは
在宅している可能性が高い。従って、制御部5aが以上
のように判断処理することで、不要な転送処理の実行を
抑制することができる。
【0050】(第3実施例)図8は本発明の第3実施例
を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号
を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説
明する。第3実施例の電話装置23は、携帯電話機能部
として独立した存在の携帯電話装置24をインターフェ
イス(I/F)部25を介して接続可能に構成されてい
る。
【0051】即ち、携帯電話装置24は、第1実施例に
おける携帯電話機能部7の構成に加えて、携帯電話装置
24を独立に制御するための携帯側制御部26を備えて
いる。一方、電話装置23側において、制御部5に代わ
る一般側制御部27は、一般側電話装置28の機能を主
に制御するものであり、携帯電話装置24の携帯側制御
部26を、インターフェイス部25を介して間接的に制
御するようになっている。ここで、インターフェイス部
25は、例えば、PDC方式のデジタル携帯電話では通
常後位機器との接続に用いられる16芯インターフェイ
スである。
【0052】以上のように構成された第3実施例によれ
ば、一般側制御部27は、操作部11によって転送設定
がなされている場合に、加入回線1を介して電話装置2
3に着信があると、音声回路切替え部14により、加入
回線1をインターフェイス部25を介して接続されてい
る携帯電話装置24側に切替えさせる。そして、当該携
帯電話装置24に、転送先電話番号の発信を開始させて
転送を行わせるように制御する。従って、既存の携帯電
話装置24を接続して電話転送システムを容易に構成す
ることができる。
【0053】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。転送先は、携帯電話装置19に限る
ことなく、一般電話装置であっても良い。転送を行う場
合の発信者側への転送中であることを報知するメッセー
ジの送信は、必要に応じて行えば良い。所定時間t1,
t2は、同じ時間でも、異なる時間でも良い。伝言メッ
セージの転送処理は、所定時間t3の経過後1回だけ行
っても良く、また、必要に応じて行うようにすれば良
い。そして、留守番電話機能部8も、必要に応じて設け
れば良い。転送先電話番号は、1つだけ設定可能な構成
であっても良く、その場合、発信番号認識部10は削除
しても良い。
【0054】第2実施例における転送電話検出部は、充
電器21と別体で構成しても良い。例えば、電話装置2
0の本体内部で充電器21の充電電流を検出する構成と
して、充電電流の有無によって携帯電話装置19がセッ
トされている否かを検出しても良い。第2実施例の構成
と第3実施例の構成とを組み合わせても良い。第1また
は第2実施例において、ステップA15における音声信
号の切替えを先に行った後に、ステップA12〜A14
を実行するようにしても良い。携帯電話機能部は、音声
符号/復号化部14及び無線部15を対応する構成に変
更することで、簡易型携帯電話装置(PHS:Personal
Handyphone System )の機能を有するものとしても良
い。また、第3実施例のように独立した構成の携帯電話
装置を接続する場合も、同様に、その携帯電話装置とし
て簡易型携帯電話装置を接続しても良い。
【0055】第3実施例において、ユーザが複数の携帯
電話装置を所有している場合には、それらの各々に対応
して複数の充電器と転送電話検出部とを設け、それらの
内充電器にセットされていない携帯電話装置を転送先と
定めて、転送を行うようにしても良い。また、充電器に
セットされていない携帯電話装置が複数ある場合には、
それらに対して転送先の応答があるまで順に転送を行う
ようにしても良い。屋内での電波の受信状態が悪い場合
に対応できるように、携帯電話用の外部アンテナを電話
装置2に取り付け可能としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であり、電気的構成を示す
機能ブロック図
【図2】制御部の制御内容を示すフローチャート
【図3】メッセージ転送処理の制御内容を示すフローチ
ャート
【図4】電話装置と転送先の携帯電話装置とのイメージ
を説明する図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図6】図4相当図
【図7】図2相当図
【図8】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は加入回線(加入電話回線)、2は電話装置、4は音
声回路切替え部(回線切替え部)4は、5及び5aは制
御部、7は携帯電話機能部、8は留守番電話機能部、1
0は発信番号認識部、11は操作部(転送設定部)、1
8及び18aは一般電話装置、20は電話装置、21は
充電器、22は転送電話検出部、23は電話装置、24
は携帯電話装置、25はインターフェイス部、26は携
帯側制御部、27は一般側制御部、28は一般電話装置
を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般電話装置と、 携帯電話装置と同様の機能を有する携帯電話機能部と、 前記一般電話装置に接続される加入電話回線を、前記携
    帯電話機能部側に接続切替え可能に構成される回線切替
    え部と、 転送先電話番号の設定が可能に構成される転送設定部
    と、 この転送設定部によって転送設定がなされている場合
    に、前記加入電話回線を介して前記一般電話装置に着信
    があると、前記携帯電話機能部に前記転送先電話番号の
    発信を開始させて転送を行うと共に、前記回線切替え部
    によって前記加入電話回線を当該携帯電話機能部側に切
    替えさせるように制御する制御部とを備えたことを特徴
    とする電話転送システム。
  2. 【請求項2】 一般電話装置と、 携帯電話装置が接続可能に構成されるインターフェイス
    部と、 前記一般電話装置に接続される加入電話回線を、前記携
    帯電話装置に接続切替え可能に構成される回線切替え部
    と、 転送先電話番号の設定が可能に構成される転送設定部
    と、 この転送設定部によって転送設定がなされている場合
    に、前記加入電話回線を介して前記一般電話装置に着信
    があると、前記携帯電話装置に前記転送先電話番号の発
    信を開始させて転送を行わせると共に、前記回線切替え
    部によって前記加入電話回線を当該携帯電話装置側に切
    替えさせるように制御する転送制御部とを備えたことを
    特徴とする電話転送システム。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、転送を行う場合には、発
    信者側に、転送を行う旨のメッセージを送信することを
    特徴とする請求項1または2記載の電話転送システム。
  4. 【請求項4】 伝言メッセージを録音するための留守番
    電話機能部を備え、 前記制御部は、転送先が一定時間以内に応答しない場合
    は、前記留守番電話機能部を起動することを特徴とする
    請求項1乃至3の何れかに記載の電話転送システム。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記留守番電話機能部を
    起動して発信者の伝言メッセージを録音した場合は、所
    定時間の経過後に前記転送先電話番号に対する発信を開
    始させ、 転送先が応答した場合には、前記留守番電話機能部に録
    音された伝言メッセージを送信することを特徴とする請
    求項4記載の電話転送システム。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、転送先が応答するまで、
    所定時間の経過毎に、転送先電話番号に対する発信を繰
    り返すように制御することを特徴とする請求項5記載の
    電話転送システム。
  7. 【請求項7】 前記転送先電話番号を有する携帯電話装
    置を充電するための充電器と、 この充電器に前記携帯電話装置がセット状態にあるか否
    かを検出する転送電話検出部とを備え、 前記制御部は、前記一般電話装置に着信があった場合
    に、前記転送電話検出部によって前記携帯電話装置がセ
    ット状態にあることが検出されている場合は、転送を禁
    止するように制御することを特徴とする請求項1乃至6
    の何れかに記載の電話転送システム。
  8. 【請求項8】 前記加入電話回線を介して行われる発信
    番号通知を認識する発信番号認識部を備え、 前記転送設定部は、複数の転送先電話番号の設定が可能
    であると共に、前記複数の転送先電話番号の各々を任意
    の発信番号に対応させる設定が可能に構成されており、 前記制御部は、転送を行う場合には、前記発信番号認識
    部によって認識された発信番号に、前記転送設定部によ
    って対応付けられている転送先電話番号に転送を行うよ
    うに制御することを特徴とする請求項1乃至7の何れか
    に記載の電話転送システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7280641B2 (en) 2003-09-02 2007-10-09 Canon Kabushiki Kaisha Communication terminal apparatus and transfer method therefor
JP2009071593A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Nakayo Telecommun Inc 電話システム
JP2013102460A (ja) * 2012-12-19 2013-05-23 Toshiba Corp 電子機器および通信接続方法
WO2013105461A1 (ja) * 2012-01-13 2013-07-18 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯端末装置の充電システム及び携帯端末装置

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