JP2002151810A - 回路基板およびその製造方法 - Google Patents

回路基板およびその製造方法

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JP2002151810A
JP2002151810A JP2000343645A JP2000343645A JP2002151810A JP 2002151810 A JP2002151810 A JP 2002151810A JP 2000343645 A JP2000343645 A JP 2000343645A JP 2000343645 A JP2000343645 A JP 2000343645A JP 2002151810 A JP2002151810 A JP 2002151810A
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circuit board
glass
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layer
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Rikiya Kamimura
力也 上村
Yoshihiko Shiraishi
芳彦 白石
Toru Nomura
徹 野村
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板を実装する電子制御装置が冷熱負荷
の高い使用環境にあっても、冷熱負荷に係る回路故障を
生じない回路基板を提供することにある。 【解決手段】 基板10と、基板10の表面に配線され
る回路配線層20を備え、基板10上に回路配線層20
が焼成されて形成される回路基板1において、回路配線
層20と、回路配線層20の下地となる基板10との間
には、基板10の熱膨張率より低い熱膨張率を有するガ
ラス層30が回路配線層20と基板10を接合するよう
に配置する。これにより、回路基板1のガラス層30に
は、焼成後、常温まで冷却される温度幅に応じた圧縮応
力を残留させることができるので、この圧縮残留応力が
引張り荷重に抗して引張り応力の発生を抑制できるの
で、回路配線20と基板10の接合強度の向上が可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板およびそ
の製造方法に関し、特に、温度変化の大きな使用環境で
の信頼性向上が図れる回路基板およびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】回路配線を基板に形成する回路基板にお
いて、回路配線となる導体ペーストを基板に塗布後、焼
成することで形成される回路基板が知られている。この
回路基板には、導体ペーストが焼成される過程で、回路
配線である導体と基板の引剥がし強さ、所謂、接合強度
を向上させるために、導体ペースト中にガラス材料を添
加するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来構造では、温度変
化の大きい使用環境、いわゆる、冷熱負荷の高い使用環
境で使用される電子制御装置等の装置の回路基板に適用
したい場合、温度変化の大きな使用下でも回路基板の強
度を保証するという配慮が十分なされていない。
【0004】このため、冷熱負荷の高い使用環境で使用
すると、半導体チップ等をはんだ付けした回路配線部分
の下地にある基板部分に、実装した部品と基板との熱膨
張差に起因する熱応力が生じ、その結果、クラック等が
生じてしまう可能性があり、場合によっては、クラック
の拡大等により回路故障となる場合がある。
【0005】また、近年、車両居住性の向上等の観点か
らエンジンルームを高密度化する要求が高まっており、
このためエンジンルーム内のデッドスペースが減少し、
エンジンルーム内の温度が上昇する傾向にある。勿論、
回路基板を備える電子装置を小型化する要求もある。
【0006】したがって、作動、非作動等による温度変
化が大きい使用環境、つまり冷熱負荷の高い使用環境に
おいても、電子制御装置等の回路装置が正常作動できる
ように、冷熱負荷に係る信頼性向上ができる回路基板お
よびその製造方法が望まれている。また、冷熱負荷に係
る信頼性が向上しつつ、電子回路装置の小型化が可能な
回路基板およびその製造方法が望まれている。
【0007】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、その第1の目的は、回路基板を実装す
る電子装置が冷熱負荷の高い使用環境にあっても、冷熱
負荷に係る回路故障を生じない回路基板およびその製造
方法を提供することにある。
【0008】また、第2の目的は、冷熱負荷に係る回路
故障を生じないようにすると共に、回路基板を実装する
電子装置が小型化可能な回路基板およびその製造方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
と、基板と、基板の表面に配線される回路配線層を備
え、基板上に回路配線層が同時焼成されて形成される回
路基板において、回路配線層と、回路配線層の下地とな
る基板との間には、基板の熱膨張率より低い熱膨張率を
有するガラス層が、回路配線層と基板を接合するように
配置されている。すなわち、回路配線層と基板を具えた
回路基板において、回路配線層と下地となる基板との間
に、基板の熱膨張率より低い熱膨張率を有するガラス層
を配置する。
【0010】焼成(焼成温度は、例えば600〜900
℃程度)後常温まで冷却される過程において、ガラス層
が溶融状態にあるときには、ガラス層は流動体であるた
め、ガラス層内部に応力が発生することはない。一方、
ガラス層がいわゆる軟化温度以下まで冷却されると、ガ
ラス層は溶融状態から硬化した固体状態となり、残留応
力がガラス層内に生じる。
【0011】このとき、本発明の回路基板のガラス層は
基板より低い熱膨張率を有するので、収縮が小さいガラ
ス層と収縮が大きい基板との熱収縮差によりガラス層に
圧縮応力を残留させることができる。しかもこの圧縮残
留応力は、熱収縮差によるものであるため、ガラス層の
軟化温度から常温まで冷却される温度幅に応じた圧縮残
留応力をガラス層内に生じさせることができる。
【0012】一方、回路基板を搭載する電子制御装置等
の回路装置が正常に作動させるためには、半導体チップ
等を実装して電子回路を形成する回路基板の強度、特に
回路配線層と基板の接合強度を向上させて、回路故障を
防止する必要がある。
【0013】これに対して、本発明の回路基板は、回路
配線層と基板を接合するガラス層の熱膨張率を基板の熱
膨張率より低くすることで、ガラス層に圧縮残留応力を
予め生じさせておくので、回路配線層と基板の接合強
度、いわゆる回路配線層と基板の引剥がし強度におい
て、回路配線層と基板とを引剥がす力、すなわち引張り
荷重等が加わえるとき、圧縮残留応力が引張り荷重に抗
して引張り応力の発生を抑制させるので、回路配線層と
基板の接合強度の向上ができる。
【0014】また、冷熱負荷の高い使用環境で本発明の
回路基板を用いる場合、上述の如く、圧縮残留応力が軟
化温度以下の温度範囲で存在するので、回路配線層と基
板を接合するガラス層に、その冷熱負荷の大小に係ら
ず、発生した引張り応力を、焼成時にガラス層内に生じ
させておいた圧縮応力により相殺あるいは緩和すること
により、回路配線層と基板の接合強度を確保できる。
【0015】したがって、冷熱負荷が高い使用環境であ
っても、ガラス層が基板の熱膨張率より低い関係にある
ガラス層と基板の熱収縮差に起因して、ガラス層内に圧
縮応力を残留させることができるので、回路配線層と基
板の接合強度の向上が可能である。これにより、冷熱負
荷に係わる回路故障の防止が可能である。
【0016】上記ガラス層の熱膨張率は、請求項2に記
載のように、基板がセラミックまたはセラミック複合材
料で形成されるものであって、その基板の熱膨張率より
低く、3〜7ppm/℃の範囲にあることが望ましい。
【0017】本発明の請求項3によれば、基板に用いる
セラミック複合材料は、ガラスセラミックからなり、回
路配線層と基板を接合するガラス層の熱膨張率は、基板
の熱膨張率より低く、3〜6ppm/℃の範囲とする。
これにより、半導体チップを回路基板に実装する実装性
に優れるガラスセラミックの基板に適用できるので、冷
熱負荷に係わる回路故障の防止と、実装性に優れた回路
基板を用いることで回路基板の小型化、つまり回路基板
を搭載する電子装置の小型化が両立可能である。
【0018】本発明の請求項4によれば、ガラス層は、
複数のガラス成分からなる組成系であって、SiO2・
B2O3・ZnO系、Li2O・ZnO系、B2O3・
ZnO系、PbO・B2O3・ZnO系、SiO2・P
bO系、SiO2・Al2O3・PbO系、SiO2・
B2O3・BaO系のいずれか一組成系を含むことを特
徴とする。上述の組成系を用いてガラス層を形成する場
合、本実施形態で説明ように、回路配線層を形成する金
属粉末からなる導体ペースト中に、ガラス層を形成する
ガラス微粒子粉末を添加しておくことにより、回路配線
層を焼成する過程において、導体ペースト中でガラス微
粒子粉末が軟化溶融する。この軟化溶融したガラス微粒
子粉末は、回路配線層と下地となる基板の間に形成さ
れ、回路配線層と基板とを接合するガラス層となる。こ
のとき、ガラス層内には圧縮残留応力を形成することが
可能である。
【0019】上記回路配線層と基板を同時焼成する過程
において軟化溶融することで形成されるガラス層は、請
求項5に記載のように、その軟化温度が300〜700
℃であることが望ましい。
【0020】請求項6によれば、セラミックまたはセラ
ミック複合材料の基板に、回路配線の金属からなる導体
ペーストを所定の配線形状に塗布して導体ペースト成形
基板をなす工程と、導体ペースト成形基板を焼成して基
板上に回路配線を焼成する工程とを備えた回路基板の製
造方法において、導体ペーストには、基板の熱膨張率よ
り低い熱膨張率を有するガラス材料が添加されている。
【0021】このガラス材料を含む導体ペーストを所定
の配線形状に基板へ塗布して導体ペースト成形基板を成
形した後、焼成するので、焼成する過程で、ガラス材料
は、導体ペースト中で軟化溶融し、回路配線とこの回路
配線の下地となる基板の間に形成されるガラス層とな
る。しかも、焼成後常温まで冷却する過程において、こ
のガラス層と基板の熱収縮差によりガラス層内に圧縮応
力が残留するとともに、ガラス層は回路配線と基板を接
合することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回路基板に具体化
した実施形態を図面に従って説明する。
【0023】(回路基板の実施形態)図1は、本発明の
実施形態の回路基板の構成を示す断面図である。図2
は、図1中のガラス層において、本発明の特徴であるガ
ラス層の熱膨張率に対する回路基板の抗折強度、すなわ
ち接合強度を表す特性図である。図3は、本発明の実施
形態である回路基板を製造する工程、特に焼成から冷却
硬化過程を表す模式図である。
【0024】図1に示すように、回路基板1は、基板1
0と、基板の表面に配線される回路配線層20と、ガラ
ス層30を含んで構成されている。基板10は、ガラス
セラミック、アルミナ等のセラミックまたはセラミック
複合材料から形成されている。なお、セラミック複合材
料のガラスセラミックで形成された基板10を備えた回
路基板1は、半導体チップ100を、基板10の表面に
配線される回路配線層20にはんだ付け等により、図1
に示す如く、実装する実装性がアルミナ等の基板材料に
比べて優れている。
【0025】回路配線層20は、銅、銀、ニッケル、お
よび銅合金、銀合金等の金属材料で形成され、半導体素
子100をはんだ付け等により実装して電子回路を形成
するための回路配線形状を有する。
【0026】なお、後述する回路基板1の製造方法のよ
うに、基板10上に形成された回路配線層20を焼成す
ることにより回路基板1を形成するものであって、回路
配線層20を形成する上述のような金属の金属粉末20
aを用いて回路配線となる配線形状に導体ペーストを塗
布して、導体ペースト成形基板1aを形成する。この導
体ペーストにはガラス層30のガラス材料30aからな
る微粒子粉末を添加しておくので、焼成後形成される回
路配線層20と下地となる基板10との間にガラス層3
0が形成され、基板10と回路配線層20とが接合され
る(図3参照)。
【0027】次に、本発明の要部であるガラス層30を
以下説明する。ガラス層30は、複数のガラス成分から
なり、そのガラス成分の組成系は、 SiO2・B2O
3・ZnO系、Li2O・ZnO系、B2O3・ZnO
系、PbO・B2O3・ZnO系、SiO2・PbO
系、SiO2・Al2O3・PbO系、SiO2・B2
O3・BaO系のいずれか一組成系を含んで構成されて
いる。
【0028】図1に示すように、このガラス層30は、
回路配線層20と回路配線層20の下地となる基板10
との間に形成され、基板10と回路配線層20を接合す
るように配置されている。このため、焼成する過程にお
いて、上述のガラス組成系を有するガラス材料30aを
混入させた導体ペースト中でガラス材料30aを軟化溶
融させて、回路配線層20と基板10とを接合するよう
にガラス層30を形成されるために、そのガラス層30
の軟化温度は、基板10、回路配線層20より低い所定
の温度範囲にあるように、ガラス層30のガラス材料3
0aを選定する。
【0029】すなわち、一般に焼成は600〜900程
度の温度範囲で行われ、焼成により形成される基板1
0、および導体ペーストの回路配線20の材料は、40
0〜700℃の温度範囲で焼結緻密化が始まるので、焼
結緻密化し始める回路配線層20の導体ペースト中で軟
化溶融し、このガラス層30が回路配線層20と基板1
0との間に挟み込まれて形成され易いように、ガラス層
30の軟化温度は300〜700℃の範囲に設定するこ
とが望ましい。これにより、ガラス材料30aからなる
ガラス層30は、回路配線層20を形成する導体ペース
トから流動体状態で溶出し易いので、回路配線層20と
基板10との間に確実に挟まれて配置され、回路配線層
20と基板10を接合できる。
【0030】さらに本発明の回路基板1のガラス層30
の熱膨張率は、基板10の熱膨張率より低い所定の熱膨
張率の範囲になるように、ガラス層30のガラス材料3
0aを選定することで、後述する回路基板1のガラス層
30の圧縮残留応力を生じさせるので、回路基板1を用
いる使用環境の冷熱負荷の大小に係らず、回路配線層2
0と基板10との接合強度が向上できる。
【0031】すなわち、基板10がセラミックまたはセ
ラミック複合材料、例えばアルミナ等から形成されるも
のについては、その回路基板1に用いるガラス層30の
熱膨張率は、その基板10の材料の熱膨張率より低い3
〜7ppm/℃の範囲とする。また、基板10を形成す
る材料であるセラミックまたはセラミック複合材料のう
ち、基板10がセラミック複合材料であるガラスセラミ
ック等からなるものについては、ガラス層30の熱膨張
率は、その基板10の材料の熱膨張率より低い3〜6p
pm/℃の範囲とすることが望ましい。
【0032】これにより、半導体チップを回路基板に実
装する実装性に優れるガラスセラミックの基板に適用で
きるので、冷熱負荷に係わる回路故障の防止と、実装性
に優れた回路基板を用いることで回路基板の小型化、つ
まり回路基板を搭載する電子装置の小型化が両立可能で
ある。
【0033】なお、ガラス層30の熱膨張率は、基板1
0の熱膨張率より低い程望ましいが、その熱膨張率が3
ppmより低い場合は、焼成後冷却過程において、後述
するガラス層30と基板10の熱収縮差に起因して発生
する圧縮残留応力が大きくなりすぎ、回路基板1の反り
等を発生する可能性があるので好ましくない。
【0034】したがって、基板10とガラス層30との
熱収縮差があり、しかも基板10に比べてガラス層30
が低熱膨張率であることにに起因して、焼成後常温まで
冷却される過程において、ガラス層30内に圧縮残留応
力を生じさせることができるので、回路基板1の強度、
特に回路配線層20と基板10の接合強度を向上できる
特徴を有する。
【0035】以下、本発明のガラス層30の低熱膨張率
に起因するこの特徴について、温度変化が大きい使用環
境(以下、冷熱負荷の高い使用環境と呼ぶ)での優位性
も含めて詳述する。
【0036】本発明の回路基板1は、基板1上に回路配
線層20を焼成させて形成されるものであって、回路基
板1の製造方法で後述するように、回路配線層20の金
属粉末20aからなる導体ペースト中に、ガラス層30
のガラス材料30aからなる微粒子粉末を添加する。次
に、基板10のセラミックまたはセラミック複合材料1
0aからなる基板10上に導体ペーストを所定の配線形
状に塗布して導体ペースト成形基板1aを形成する。こ
の導体ペースト成形基板1aを焼成する過程で、金属導
体ペーストが焼成され焼結緻密化することで、回路配線
層20を形成する。また、焼成後の冷却過程において、
導体ペーストに添加されたガラス材料30aが導体ペー
ストから流動体の状態で溶出する。この溶出したガラス
材料30aが回路配線層20と回路配線層20の下地と
なる基板10との間に挟み込まれてガラス層30として
配置される。さらに冷却されガラス層30が軟化温度以
下となると、ガラス層30は、硬化して固体状態となっ
て回路配線層20と基板10を接合することができる。
【0037】上記ガラス層30が回路配線層20と基板
10を接合する過程について以下詳述する。焼成(焼成
温度は、600〜900℃程度)後常温まで冷却される
過程において、まず、焼成後冷却当初は、導体ペースト
に添加されたガラス材料30aは導体ペーストから溶出
可能な溶融状態にある。つまりガラス層30が溶融状態
にあるので、ガラス層30は流動体であるため、ガラス
層30内に応力が発生することはない。その後さらに冷
却されて、溶融状態から硬化して固体化し始める状態、
いわゆる軟化温度以下になると、ガラス層30は溶融状
態から硬化した固体状態となるので、ガラス層30内に
は残留応力が発生する。
【0038】このとき、本発明の回路基板1のガラス層
30は基板10より低い熱膨張率を有するため、収縮が
小さいガラス層20と収縮が大きい基板10との熱収縮
差によりガラス層30に圧縮応力を残留させることがで
きる。しかも、この圧縮残留応力は、熱収縮差によるも
のであるため、ガラス層30が軟化温度から常温まで冷
却される温度幅に応じた圧縮残留応力をガラス層30内
に生じさせることができる。
【0039】一方、回路基板1を搭載する電子制御装置
等の回路装置が正常に作動させるためには、半導体チッ
プ100等を実装して電子回路を形成する回路基板1の
強度、特に回路配線層20と基板10の接合強度を向上
させて、回路故障を防止する必要がある。
【0040】なお、回路配線20と基板10の接合強度
は、回路配線層20と基板10の引剥がし強さで表され
る。すなわち、回路配線層20と基板10の引剥がし強
さにおいて、回路配線層20と基板10に引剥がす外力
としては、引張り荷重であり、引張り荷重が加えられと
ガラス層30の弱い部分(例えば、焼成後硬化過程にて
生じたガラス層30の表面のキズやくぼみ等、またはガ
ラス層30のうち、ガラス層30に含有される不純物等
が多く含まれる境界不純物層)に亀裂等が生じ易いの
で、回路配線層20と基板10の接合強度が低下する。
この亀裂等が進展して拡大すると回路故障となることが
あるからである。
【0041】しかしながら、本発明の回路基板1のガラ
ス層30には、ガラス層30の軟化温度以下であれば、
圧縮応力が残留しているので、この圧縮残留応力が引張
り荷重に抗して引張り応力の発生を抑制できる。
【0042】したがって、回路配線層20と基板10の
接合強度の低下招く引張り応力の発生を抑制できるの
で、回路配線層20と基板10の接合強度の向上が可能
である。
【0043】ここで、この接合強度を確認する方法とし
て、図2に示すガラス層30の熱膨張率と回路基板1の
抗折強度との関係で接合強度試験を実施した。なお、図
2の横軸はガラス層30の熱膨張率A(ppm/℃)を
示し、縦軸は基板1の抗折強度B(MPa)を示す。図
中の○がガラス層30を形成するガラス材料(詳しく
は、後述の図4に示す組成系のガラス材料、および基板
10より熱膨張率が大きいガラス材料)毎に、ガラス材
料30aの熱膨張率と、それを用いたガラス層30によ
って得られた回路基板1の抗折強度の評価結果を示す。
【0044】図2によれば、熱膨張率がほぼ同じで互い
に異なるガラス材料30aの組成系同士では、バラツキ
が存在している。このため、ガラス層30を形成するガ
ラス材料30aの熱膨張率が単に小さければガラス材料
30aの組成系に係らず、熱膨張率が高いガラス材料3
0aのものに比べて抗折強度が高くなるという結論は導
き出せない。しかしながら、図に示すように、分散分析
を用いて求めた回帰直線fをみると、上述のガラス層3
0の低熱膨張率に起因して、基板10との熱収縮差によ
り生じたガラス層30内の圧縮残留応力が、引張り応力
の発生を抑制し、回路配線層20と基板10の接合強度
を向上させている。
【0045】したがって、少なくともガラス層30の低
熱膨張率は、焼成後冷却過程で生じさせた圧縮残留応力
によって、回路配線層20と基板10の接合強度を低下
を招く引張り応力の発生を抑制できるので、回路基板1
の抗折強度、すなわち接合強度を向上させるている。
【0046】なお、図2中に試験結果に用いた基板10
は、ガラスセラミックを用いたもので説明したが、ガラ
スセラミック以外、アルミナ等の基板材料を用いても同
様の結果が得られるものである。
【0047】次に、回路基板1を搭載した電子装置を作
動させる使用環境についての本発明の回路基板の優位性
を以下説明する。本発明の回路基板1は、そのガラス層
30の軟化温度以下で使用されるならば、回路配線層2
0と基板10を接合するガラス層30には、その冷熱負
荷の大小に係らず、引張り応力の発生を抑制する圧縮残
留応力を生じさせることができる。
【0048】例えば、冷熱負荷が高いという使用環境
は、使用温度が高い使用例として、ディスチャージラン
プに使用する放電灯近傍あるいはエンジンルーム内で回
路基板1を使用する場合であり、その温度は150℃程
度のため、一般にガラス層30の軟化温度に比べてはる
かに低い。このため、本発明の回路基板1を用いれば、
冷熱負荷の大小に係わらず、ガラス層30には軟化温度
から使用環境温度までの温度幅に応じた圧縮残留応力を
生じさせておくことができる。
【0049】したがって、冷熱負荷が高い使用環境であ
っても、ガラス層30が基板10の熱膨張率より低い関
係にあるガラス層30と基板10の熱収縮差に起因し
て、ガラス層30内に圧縮応力を残留させることができ
るので、回路配線層20と基板10の接合強度の向上が
可能である。これにより、冷熱負荷に係わる回路故障の
防止が可能である。
【0050】次に、本発明の回路配線層20を焼成する
ことで基板10と回路配線層20を接合するガラス層3
0の製造方法を図面に従って、以下説明する。図3は、
回路基板1を製造する工程、特に焼成から冷却硬化過程
を表す模式図であり、図3(a)は導体ペースト成形基
板1aを成形する工程、図3(b)は焼成および焼成後
冷却する工程、図3(c)は焼成後冷却され常温硬化す
る工程を表す。
【0051】回路基板1の製造工程は、回路配線層20
の金属粉末20aからなる導体ペーストに、ガラス層3
0のガラス材料30aからなる微粒子粉末を添加する工
程(図示せず)と、基板10のセラミックまたはセラミ
ック複合材料10aからなる基板10上に導体ペースト
を所定の配線形状に塗布して導体ペースト成形基板1a
を形成する工程P(a)と、この導体ペースト成形基板
1aを焼成する工程P(b)と、焼成後冷却され常温硬
化する工程P(c)とを含んで構成されている。
【0052】図3(a)に示すように、導体ペースト成
形基板1aを形成する工程P(a)では、セラミックま
たはセラミック複合材料10aからなる基板10上に、
導体ペーストを所定の配線形状に塗布することにより、
導体ペースト成形基板1aが形成される。
【0053】なお、金属粉末20aとガラス材料30a
の微粒子粉末からなる導体ペーストを基板シートに塗布
するとは、印刷による方法等を含むものである。
【0054】導体ペースト成形基板1aを形成する工程
P(a)で導体ペースト成形基板1aを形成後、塗布し
た導体ペーストを乾燥等させると、導体ペースト成形基
板1aを焼成する工程P(b)では、図3(b)の如
く、600〜900℃程度の焼成温度に加熱して、導体
ペーストを溶融状態にする。その後、徐々に常温まで冷
却される冷却過程に移行する。冷却過程中、ガラス軟化
温度以上の温度領域では、ガラス層30のガラス材料3
0a、回路配線層20の金属粉末20aは、ともに溶融
状態にあり、流動体であるので、流動体内に応力は生じ
ない。導体ペーストの金属粉末20aより流動性の良い
ガラス材料30aが、導体ペースト、すなわち回路配線
層20と、回路配線層20の下地となる基板10との間
に挟まれてガラス層30を形成する。
【0055】なお、流動性が良いとは、ガラス材料30
aが金属粉末20aより流動性があるという意である
が、ガラス材料30aが金属粉末20aより軟化温度を
低く設定してもよい。これにより、焼成により一度溶融
状態となった金属粉末20aが緻密化し始めた際、ガラ
ス材料30aは溶融状態を保つことができるので、ガラ
ス材料30aは金属粉末20aの導体ペーストから基板
10表面に移動し易いので、回路配線層20と基板10
との間にガラス材料30aからなるガラス層30を容易
に形成できる。
【0056】さらに冷却されると、常温硬化する工程P
(c)では、冷却温度が軟化温度以下となって、冷却温
度に応じて次第に、ガラス層20は溶融状態から硬化し
た固体状態となっていく。このとき、本発明のガラス層
30のガラス材料30aの熱膨張率は、基板10のセラ
ミックまたはセラミック複合材料の熱膨張率より低くし
ているため、ガラス層30に圧縮応力を残留させること
ができ、常温まで冷却される温度幅に応じた圧縮残留応
力がガラス層30内に生じさせることができる。
【0057】なお、常温硬化した回路配線層20には、
図3(c)に示すようなガラス材料30aが少なく存在
するように、ガラス材料30aの微粒子粉末の量を金属
粉末20aの導体ペースト中に添加することが望まし
い。これにより、焼成する工程P(b)にて、回路配線
層20の半導体チップ100を実装する表面側に、ガラ
ス層30の成分であるガラス材料30aが露出すること
を防止できるので、はんだ付け等により半導体素子10
0を回路基板1に実装時の実装不良を防止できる。
【0058】(回路基板のガラス層のガラス組成が異な
る実施例を含む回路基板毎の特性値一覧)本発明の回路
基板1のガラス層30のガラス材料30aのガラス成分
において、複数のガラス成分を配合した組成系を作成し
て、上述の回路基板1の抗折強度試験を実施すること
(図2を参照)により、ガラス層30の熱膨張率、特に
低熱膨張率に起因して抗折強度、すなわち接合強度が向
上するとの検証を得たガラス材料30aの組成系につい
て、その組成系の成分の特性、およびその結果を図4の
特性値一覧表に示す。No.1〜No.10までのガラ
ス材料30aの組成系は、基板10がガラスセラミック
を用いて試験実施し、、No.11〜No.18までの
ガラス材料30aの組成系は、基板10がアルミナを用
いて試験実施したものである。
【0059】図4の結果より、ガラス層30のガラス材
料30aの組成系として、 SiO2・B2O3・Zn
O系、Li2O・ZnO系、B2O3・ZnO系、Pb
O・B2O3・ZnO系、SiO2・PbO系、SiO
2・Al2O3・PbO系、およびSiO2・B2O3
・BaO系の組成系が抗折強度、すなわち接合強度の向
上に好適である。
【0060】なお、前述の試験結果(図2参照)におい
て、ガラス材料30aの組成系に係らず、ガラス層30
が低熱膨張率であれば、組成系が異なるガラス材料30
aの熱膨張率が高いものに比べて、抗折強度、つまり接
合強度が向上するという結論までは導きだせないが、少
なくとも、ガラス材料30aの熱膨張率が、基板10の
熱膨張率より低ければ、分散分析による回帰直線を用い
れば、接合強度が向上する結果を得ている。
【0061】したがって、ここでは、好ましい組成系を
絞り込み等について以下述べる。まず、No.6のCa
O・BaO・SiO2の組成系の抗折強度が低いのは、
望ましいとする熱膨張率の範囲の3〜7ppmにはある
が、軟化温度が850℃(望ましいとする軟化温度の範
囲300〜700℃に比べて)が高いため、回路配線層
20の導体ペーストからガラス材料30aが溶出し難い
ので、回路配線層20と基板10との間にガラス層30
が形成しにくいなったためである。次に、基板10の材
料違いの同一組成系の組合せは、例えば、No.9とN
o.17や、No.10とNo.18等があるが、抗折
強度のその差は、基板10の材料、つまりガラスセラミ
ックとアルミナ自体の抗折強度の違いによるものであ
る。
【0062】なお、本発明の回路基板1は、基板10の
基板材料としてガラスセラミック、アルミナで本実施形
態を説明したが、基板10は、ガラスセラミック、アル
ミナに限らず、セラミックまたはセラミック複合材料等
で形成される基板であれば、いずれでもい。
【0063】また、この基板10は、セラミック、ある
いはセラミック複合材料等だけで形成されるものに限定
されず、、アルミナ等のセラミックまたはガラスセラミ
ック等のセラミック複合材料を用いた基板の積層体(い
わゆる、厚膜多層基板)に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の回路基板の構成を示す断面
図である。
【図2】図1中のガラス層において、本発明の特徴であ
るガラス層の熱膨張率に対する回路基板の抗折強度、す
なわち接合強度を表す特性図である。
【図3】本発明の実施形態である回路基板を製造する工
程、特に焼成から冷却硬化過程を表す模式図である。
【図4】本発明の実施形態である回路基板について、ガ
ラス層に用いるガラス材料、とくにガラスの組成系を変
えてみた実施形態の一例をまとめた一覧表である。
【符号の説明】
1 回路基板 1a 導体ペースト成形基板 10 基板 20 回路配線層 20a 金属粉末(製造行程においては、この金属粉末
からなる導体ペースト) 30 ガラス層 30a ガラス材料(製造工程において、このガラス材
料からなる微粒子粉末) 100 半導体チップ A ガラス層の熱膨張率 B 抗折強度
フロントページの続き (72)発明者 野村 徹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 4E351 AA07 BB01 BB24 BB31 CC11 CC18 CC22 CC31 DD01 DD47 DD51 EE03 EE10 GG01 5E343 AA02 AA23 AA27 AA37 BB06 BB15 BB72 BB73 CC01 CC07 DD02 ER35 ER60 GG02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板の表面に配線される回路
    配線層を備え、 前記基板上に前記回路配線層が焼成されて形成される回
    路基板において、 前記回路配線層と、前記回路配線層の下地となる前記基
    板との間には、前記基板の熱膨張率より低い熱膨張率を
    有するガラス層が、前記回路配線層と前記基板を接合す
    るように配置されていることを特徴とする回路基板。
  2. 【請求項2】 前記基板がセラミックまたはセラミック
    複合材料またはその両者の積層体で形成されており、 前記ガラス層の熱膨張率は、前記基板の熱膨張率より低
    く、3〜7ppm/℃の範囲にあることを特徴とする請
    求項1に記載の回路基板。
  3. 【請求項3】 前記セラミック複合材料は、ガラスセラ
    ミックからなり、 前記ガラス層の熱膨張率は、前記基板の熱膨張率より低
    く、3〜6ppm/℃の範囲にあることを特徴とする請
    求項2に記載の回路基板。
  4. 【請求項4】 前記ガラス層は、複数のガラス成分から
    なる組成系であって、SiO2・B2O3・ZnO系、
    Li2O・ZnO系、B2O3・ZnO系、PbO・B
    2O3・ZnO系、SiO2・PbO系、SiO2・A
    l2O3・PbO系、SiO2・B2O3・BaO系の
    いずれか一組成系を含むことを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれか一項に記載の回路基板。
  5. 【請求項5】 前記ガラス層の軟化温度が300〜70
    0℃であることを特徴とする請求項1から請求項4のい
    ずれか一項に記載の回路基板。
  6. 【請求項6】 セラミックまたはセラミック複合材料の
    基板に、回路配線の金属からなる導体ペーストを所定の
    配線形状に塗布して、導体ペースト成形基板をなす工程
    と、 該導体ペースト成形基板を焼成して前記基板上に前記回
    路配線を焼成する工程とを備えた回路基板の製造方法に
    おいて、 前記導体ペーストには、前記基板の熱膨張率より低い熱
    膨張率を有するガラス材料が添加されていることを特徴
    とする回路基板の製造方法。
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