JP2002151489A - 基板処理装置および処理方法 - Google Patents

基板処理装置および処理方法

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JP2002151489A JP2001244730A JP2001244730A JP2002151489A JP 2002151489 A JP2002151489 A JP 2002151489A JP 2001244730 A JP2001244730 A JP 2001244730A JP 2001244730 A JP2001244730 A JP 2001244730A JP 2002151489 A JP2002151489 A JP 2002151489A
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博 神力
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体膜を分子層単位で成長させる基板処理
装置および方法を提供する。 【解決手段】 処理容器中に、基被処理基板を挟んで対
向するように第1および第2の処理ガス供給口を設け、
前記第1および第2の処理ガス供給口に前記被処理基板
を挟んで対向するよう、第1および第2の処理ガスの流れ
に略直交してスリット状の第1および第2の排気口を設
ける。第1の処理ガスを前記第1の処理ガス供給口から
前記第1の排気口の方に、前記被処理基板表面に沿って
流し、被処理基板表面に吸着させる。次に第2の処理ガ
スを第2の処理ガス供給口から前記第2の排気口の方
に、前記被処理基板表面に沿って流し、先に吸着されて
いた第1の処理ガス分子と反応させることにより、1分
子層の高誘電体膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に係り、
特に高誘電体膜を有する超微細化高速半導体装置の製造
に使われる基板処理装置および基板処理方法に関する。
【0002】今日の超高速高速半導体装置では、微細化
プロセスの進歩とともに、0.1μm以下のゲート長が
可能になりつつある。一般に微細化とともに半導体装置
の動作速度は向上するが、このように非常に微細化され
た半導体装置では、ゲート絶縁膜の膜厚を、微細化によ
るゲート長の短縮に伴って、スケーリング則に従って減
少させる必要がある。
【0003】
【従来の技術】しかしゲート長が0.1μm以下になる
と、ゲート絶縁膜の厚さも、SiO2を使った場合、1
〜2nm、あるいはそれ以下に設定する必要があるが、
このように非常に薄いゲート絶縁膜ではトンネル電流が
増大し、その結果ゲートリーク電流が増大する問題を回
避することができない。
【0004】このような事情で従来より、比誘電率がS
iO2膜のものよりもはるかに大きく、このため実際の
膜厚が大きくてもSiO2膜に換算した場合の膜厚が小
さいTa25,Al23,ZrO2,HfO2,ZrSi
4,HfSiO4のような高誘電体材料をゲート絶縁膜
に対して適用することが提案されている。このような高
誘電体材料を使うことにより、ゲート長が0.1μm以
下と、非常に微細な超高速半導体装置においても2〜5
μm程度の膜厚のゲート絶縁膜を使うことができ、トン
ネル効果によるゲートリーク電流を抑制することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような高誘電体ゲ
ート絶縁膜をSi基板上に形成する際には、高誘電体ゲ
ート絶縁膜を構成する金属元素がSi基板中に拡散する
のを抑制するために、厚さが1nm以下、典型的には
0.8nm以下のSiO2膜を前記Si基板上にベース
酸化膜として形成し、かかる非常に薄いSiO2ベース
酸化膜上に前記高誘電体ゲート絶縁膜を形成する必要が
ある。その際、前記高誘電体ゲート絶縁膜を、膜中に界
面準位などの欠陥が形成されないように形成しなければ
ならない。また、かかる高誘電体ゲート絶縁膜を前記ベ
ース酸化膜上に形成する際に、組成を前記ベース酸化膜
に接する側から高誘電体ゲート絶縁膜上主面に向かっ
て、SiO2を主とする組成から高誘電体を主とする組
成に徐々に変化させるのが好ましい。
【0006】高誘電体ゲート絶縁膜を欠陥を含まないよ
うに形成しようとすると、荷電粒子が関与するプラズマ
プロセスを使うことはできない。例えばかかる高誘電体
ゲート絶縁膜をプラズマCVD法で形成すると、膜中に
ホットキャリアのトラップとして作用する欠陥がプラズ
マダメージの結果として形成されてしまう。
【0007】一方、かかる高誘電体ゲート絶縁膜を熱C
VD法により形成しようとすると、下地となるベース絶
縁膜の性質により、膜厚が大きく変動することが、先に
本発明の発明者により見出された。換言すると、かかる
高誘電体ゲート絶縁膜を従来のCVD法で形成しようと
すると膜表面が不規則になり、かかる表面が不規則なゲ
ート絶縁膜上にゲート電極を形成した場合、半導体装置
の動作特性が劣化してしまう。
【0008】そこで、本発明は上記の課題を解決した、
新規で有用な基板処理方法および処理装置を提供するこ
とを概括的課題とする。
【0009】本発明のより具体的な課題は、基板上に欠
陥を含まない高誘電体膜を、効率よく形成できる基板処
理装置および基板処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を、
処理容器と、前記処理容器中に、前記被処理基板を保持
可能に設けられた基板保持台と、前記処理容器中、前記
基板保持台の第1の側に形成され、前記基板保持台上の
前記被処理基板表面に第1の処理ガスを、前記第1の処
理ガスが前記被処理基板表面に沿って、前記第1の側か
ら前記第1の側に対向する第2の側に向かって流れるよ
うに供給する第1の処理ガス供給部と、前記処理容器
中、前記基板保持台の前記第2の側に形成された第1の
排気口と、前記処理容器中、前記基板保持台の前記第2
の側に形成され、前記基板保持台上の前記被処理基板表
面に第2の処理ガスを、前記第2の処理ガスが前記被処
理基板表面に沿って、前記第2の側から前記第1の側に
向かって流れるように供給する第2の処理ガス供給部
と、前記処理容器中、前記基板保持台の前記第1の側に
形成された第2排気口を備えたことを特徴とする基板処
理装置により、または処理容器と、前記処理容器中に、
前記被処理基板を保持可能に設けられた基板保持台と、
前記処理容器中、前記基板保持台の第1の側に形成され
た第1の処理ガス供給部と、前記処理容器中、前記基板
保持台の第2の、前記第1の側に対向する側に形成され
た第1の排気口と、前記処理容器中、前記基板保持台の
前記第2の側に形成された第2の処理ガス供給部と、前
記処理容器中、前記基板保持台の前記第1の側に形成さ
れた第2排気口を備えた基板処理装置を使った基板処理
方法であって、前記第1の処理ガス供給部から第1の処
理ガスを、前記被処理基板表面に沿って前記第1の側か
ら前記第2の側に流し、前記被処理基板表面に第1の処
理を行う工程と、前記第2の処理ガス供給部から第2の
処理ガスを、前記被処理基板表面に沿って前記第2の側
から前記第1の側に流し、前記被処理基板表面に第2の
処理を行う工程をよりなり、前記第1の処理を行う工程
では、前記第2の排気口の排気量を前記第1の排気口の
排気量よりも減少させ、前記第2の処理を行う工程で
は、前記第1の排気口の排気量を前記第2の排気口の排
気量よりも減少させることを特徴とする基板処理方法に
より、または処理容器と、前記処理容器中に、前記被処
理基板を保持可能に設けられた基板保持台と、前記処理
容器中、前記基板保持台の第1の側に形成され、前記基
板保持台上の前記被処理基板表面に処理ガスを、前記処
理ガスが前記被処理基板表面に沿って、前記第1の側か
ら前記第1の側に対向する第2の側に向かって流れるよ
うに供給する処理ガス供給部と、前記処理容器中、前記
基板保持台の前記第2の側に形成された第1の排気口
と、前記処理容器中、前記基板保持台の前記第2の側に
形成され、前記基板保持台上の前記被処理基板表面にラ
ジカルを、前記ラジカルが前記被処理基板表面に沿っ
て、前記第2の側から前記第1の側に向かって流れるよ
うに供給するラジカル源と、前記処理容器中、前記基板
保持台の前記第1の側に形成された第2排気口を備えた
ことを特徴とする基板処理装置により解決する。
【0011】本発明によれば、処理容器中に被処理基板
を挟んで対向するように第1および第2の処理ガス導入
口を設け、さらに前記被処理基板を挟んで前記第1およ
び第2の処理ガス導入口に対向するように、第1および
第2の排出口を設け、前記第1の処理ガス導入口より第
1の処理ガスを前記処理容器中に導入し、前記被処理基
板表面に沿って流した後、前記第1の排出口より排出
し、次に前記第2の処理ガス導入口あるいはプラズマ源
より第2の処理ガスあるいはラジカルを導入し、前記被
処理基板表面に沿って流して先に前記被処理基板表面に
吸着されていた前記第1の処理ガス分子と反応させた
後、前記第2の排出口より排出する工程により、前記被
処理基板上に、高誘電体膜を1分子層ずつ積層しながら
形成することが可能になる。 [作用]図1(A),(B)は本発明の原理を示す。
【0012】図1(A),(B)を参照するに、被処理
基板2を保持する処理容器1には前記被処理基板2に対
して第1の側に第1の処理ガス供給口3Aが設けられて
おり、また前記被処理基板2に対して第2の、前記第1
の側に対向する側には第1の排気口4Aが設けられてい
る。さらに前記処理容器1には、前記第2の側に第2の
処理ガス供給口3Bが設けられており、また前記第1の
側には第2の排気口4Bが設けられている。前記第1の
処理ガス供給口3Aには第1の原料切替弁5Aを介して
第1の処理ガスAが供給され、前記第2の処理ガス供給
口3Bには第2の原料切替弁5Bを介して第2の処理ガ
スBが供給される。さらに、前記第1の排気口4Aは第
1の排気量調整弁6Aを介して排気され、前記第2の排
気口4Bは第2の排気量調整弁6Bを介して排気され
る。
【0013】最初に図1(A)の工程において、前記第
1の原料切替弁5Aを介して前記第1の処理ガスAを前
記第1の処理ガス供給口3Aに供給し、前記処理容器1
中において前記第1の処理ガスAを前記被処理基板表面
に吸着させる。その際、前記第1の処理ガス供給口3A
に対向する前記第1の排気口4Aを駆動することで前記
被処理基板表面に沿って前記第1の処理ガスは、前記第
1の処理ガス供給口3Aから前記第1の排気口4Aまで
第1の方向に流れる。
【0014】次に図1(B)の工程において、前記第2
の原料切替弁5Bを介して前記第2の処理ガスBを前記
第2の処理ガス供給口3Bに供給し、前記処理容器1中
において前記第2の処理ガスBを前記被処理基板2の表
面に沿って流す。その結果、前記第2の処理ガスBは先
に前記被処理基板表面に吸着した前記第1の処理ガス分
子に作用し、前記被処理基板表面に高誘電体分子層が形
成される。その際、前記第2の処理ガス供給口3Bに対
向する前記第2の排気口4Bを駆動することで前記被処
理基板表面に沿って前記第2の処理ガスは、前記第2の
処理ガス供給口3Bから前記第2の排気口4Bまで第2
の方向に流れる。
【0015】さらに前記図1(A)および(B)の工程
を繰り返すことにより、前記被処理基板2上に所望の高
誘電体膜が形成される。
【0016】その際、前記図1(A)の工程では前記第
2の原料切替弁5Bからの前記第2の処理ガス供給口3
Bへの前記第2の処理ガスBの供給は遮断され、また前
記図1(B)の工程では前記第1の原料切替弁5Aから
の前記第1の処理ガス供給口3Aへの前記第1の処理ガ
スAの供給は遮断されるが、図1(A)の工程において
前記第1の処理ガス供給口3Aから導入された前記第1
の処理ガスAが対向する第2の処理ガス供給口3B中に
侵入し、析出物を生じるのを回避するために、図1
(A)の工程では前記第2の原料切替弁5Bから前記第
2の処理ガス供給口3Bに不活性ガスを供給するのが好
ましい。同様に、図1(B)の工程においては前記第1
の原料切替弁5Aから前記第1の処理ガス供給口3Aに
不活性ガスを供給するのが好ましい。さらに図1(A)
の工程では前記第1の排気量調整弁6Aは前記被処理基
板2の表面を通過した前記第1の処理ガスを排気すべく
大きな開弁度に設定されるが、前記第2の排気量調整弁
6Bは、高温での弁開閉動作に鑑み、完全に遮断するの
ではなく、例えば3%以下の小さな開弁度に設定してお
くのが好ましい。同様に図1(B)の工程でも、前記第
2の排気量調整弁6Bは大きな開弁度に設定されるが前
記第1の排気量調整弁6Aも完全に遮断するのではな
く、例えば3%以下の小さな開弁度に設定しておくのが
望ましい。
【0017】前記処理容器は、前記第1および第2の処
理ガスが前記被処理基板2の表面をシート状の層流で流
れるように平坦な形状に形成するのが好ましく、また前
記第1および第2の処理ガス供給口3A,3Bも対応し
た平坦な、スリット状の開口部を有するのが好ましい。
さらに、前記第1および第2の排気口4A,4Bも、前
記第1あるいは第2の処理ガスが流れる方向に対して略
直交する方向に延在するスリット状に形成するのが好ま
しい。また、処理ガスの流れ方向に対して直交するスリ
ットから下方に均等に排気を行うことにより、シート状
の処理ガスの流れが乱されることがない。
【0018】本発明の基板処理装置において、前記第1
の処理ガスとしてZrもしくはAlもしくはYもしくは
TiもしくはLaを含む原料を使い、前記第2の処理ガ
スとして酸化性ガスを使うことにより、ZrもしくはA
lもしくはYもしくはTiもしくはLaの酸化物層を被
処理基板上に形成することができる。
【0019】さらに本発明の基板処理装置において、前
記第3の処理ガスとして前記第1の処理ガスとは異なる
成膜ガスを使い、これを前記第2の処理ガスと組み合わ
せることにより、前記被処理基板上にZrSiOx,H
fSiOx,AlSiOx,YSiOx,TiSiOx,L
aSiOxあるいはZrAlOx,HfAlOx,YAl
Ox,TiAlOx,LaAlOx等の三元系酸化物層を
形成することができる。
【0020】ところで、図1(A),(B)に示す本発
明の基板処理装置では、図1(A)の工程において処理
容器1中に処理ガス供給口3Aから処理ガスAを導入し
た後、図1(B)の工程において処理ガス供給口3Bか
らパージガスあるいは処理ガスBを導入した場合、処理
容器1中に残留している処理ガスAはパージガスあるい
は処理ガスBの流れに乗って排気口4Bより速やかに排
出され、前記処理容器1内における処理ガスAの残留濃
度は急激に低下する。同様に、図1(B)の工程におい
て処理容器1中に処理ガス供給口3Bから処理ガスBを
導入した後、図1(A)の工程に戻って処理ガス供給口
3Aからパージガスあるいは処理ガスAを導入した場
合、処理容器1中に残留している処理ガスBはパージガ
スあるいは処理ガスAの流れに乗って排気口4Aより速
やかに排出され、前記処理容器1内における処理ガスB
の残留濃度は急激に低下する。
【0021】特に本発明の装置では、処理ガスBを導入
する導入口3Bの周辺において処理ガスBの濃度が数%
程度あっても、排気を排気口4Bから排気口4Aに切り
替えて行っているので、被処理基板2が配置されている
領域では、処理ガスBの濃度は十分に低くなり、処理ガ
スAによる処理が影響されることはない。
【0022】これに対し、処理ガス導入口3Bおよびこ
れに対応する排気口4Bを省略した構成の基板処理装置
では、処理ガス導入口3Aから導入される処理ガスAを
パージガスあるいは処理ガスBに切替えても処理ガスA
が前記処理容器1中に残留しやすく、残留処理ガスAの
濃度が処理ガスBによる処理に十分な程度まで減少する
のに長い時間を要する。
【0023】本発明では、処理ガスAの処理工程と処理
ガスBの処理工程との間において、被処理基板の両端側
から排気する工程を設けることも可能であり、従来の片
側からだけ排気する装置よりも、処理ガスを被処理基板
表面から容易に排気することが可能になる。
【0024】このように、図1(A),(B)に示す本
発明の基板処理装置は、被処理基板を処理ガスAおよび
Bで交互に処理する場合にサイクル時間を短縮すること
が可能な利点を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】[第1実施例]図2は、本発明の
第1実施例による基板処理装置10の構成を示す。
【0026】図2を参照するに、前記基板処理装置10
は被処理基板12を隔てて互いに対向する処理ガス導入
口13Aおよび13Bと、前記被処理基板12を隔てて
前記処理ガス導入口13Aおよび13Bにそれぞれ対向
する排気口14A,14Bとを備えた処理容器11を含
み、前記排気口14Aおよび14Bはそれぞれコンダク
タンスバルブ15Aおよび15Bを介してトラップ10
0に接続され、前記処理容器11は前記トラップ100
を介して排気される。
【0027】さらに、前記処理容器11には、前記処理
ガス導入口13Aに隣接して、別の処理ガス導入口13
Cが、前記排気口14Aに対向するように形成されてい
る。
【0028】前記処理ガス導入口13Aは切替バルブ1
6Aの第1の出口に接続され、前記切替バルブ16Aは
バルブ17A,質量流量コントローラ18A,および別
のバルブ19Aを含む第1の原料供給ライン16aを介
してZrCl2を保持する原料容器20Aに接続され
る。さらに、前記第1の原料供給ライン16aに隣接し
て、バルブ21A,22Aを含み、Ar等の不活性ガス
を供給するパージライン21aが設けられる。
【0029】さらに、前記切替バルブ16Aには、Ar
等の不活性ガス源に接続され、質量流量コントローラ2
3Aおよび24Aを含むバルブパージライン23aが接
続され、前記切替バルブ16Aの第2の出口はパージラ
イン100aを介して前記トラップ100に接続され
る。
【0030】同様に、前記処理ガス導入口13Bは切替
バルブ16Bの第1の出口に接続され、前記切替バルブ
16Bはバルブ17B,質量流量コントローラ18B,
および別のバルブ19Bを含む第1の原料供給ライン1
6bを介してH2Oを保持する原料容器20Bに接続さ
れる。さらに、前記第1の原料供給ライン16bに隣接
して、バルブ21B,22Bを含み、Ar等の不活性ガ
スを供給するパージライン21bが設けられる。
【0031】さらに、前記切替バルブ16Bには、Ar
等の不活性ガス源に接続され、質量流量コントローラ2
3Bおよび24Bを含むバルブパージライン23bが接
続され、前記切替バルブ16Bの第2の出口はパージラ
イン100bを介して前記トラップ100に接続され
る。
【0032】さらに前記処理ガス導入口13Cは切替バ
ルブ16Cの第1の出口に接続され、前記切替バルブ1
6Cはバルブ17C,質量流量コントローラ18C,お
よび別のバルブ19Cを含む第1の原料供給ライン16
cを介してSiCl4を保持する原料容器20Cに接続
される。さらに、前記第1の原料供給ライン16cに隣
接して、バルブ21C,22Cを含み、Ar等の不活性
ガスを供給するパージライン21cが設けられる。
【0033】さらに、前記切替バルブ16Cには、Ar
等の不活性ガス源に接続され、質量流量コントローラ2
3Cおよび24Cを含むバルブパージライン23cが接
続され、前記切替バルブ16Cの第2の出口はパージラ
イン100cを介して前記トラップ100に接続され
る。
【0034】また、図2の基板処理装置10には成膜プ
ロセスを制御する制御装置10Aが設けられ、前記制御
装置10Aは後ほど図4〜図7で説明するように、前記
切替バルブ16A〜16Cおよびコンダクタンスバルブ
15Aおよび15Bを制御する。
【0035】図3は、図2の処理室11を含む部分の詳
細を示す。
【0036】図3を参照するに、前記処理室11中には
石英反応容器110が保持され、前記被処理基板12は
前記石英反応容器110中に保持される。前記処理室1
1中には前記石英反応容器110に隣接してヒータ11
1A〜111Fが設けられ、基板温度を所定の処理温度
に保持する。
【0037】また前記処理ガス導入口13A、13Bは
前記被処理基板12の表面に沿って処理ガスを流すよう
に平坦な形状に形成され、またその位置も前記被処理基
板12表面のやや上方に設定される。また、これに伴っ
て前記反応容器110も平坦な形状に形成され、その結
果平坦な形状の処理ガス導入口13Aから導入されたZ
rCl4などの第1の処理ガスは前記石英反応容器11
0中を前記被処理基板12の表面に沿って層流となって
流れ、前記排気口14Aより排出される。その際に、前
記第1の処理ガスは前記被処理基板表面に吸着され、前
記被処理基板表面は1分子層程度の処理ガス分子により
覆われる。一方、前記処理ガス導入口13Bから導入さ
れたH2O等の第2の処理ガスは前記石英反応容器11
0中を前記被処理基板12の表面に沿って層流となって
流れ、前記排気口14Aより排出されるが、その際に先
に前記被処理基板12の表面を覆っていた第1の処理ガ
ス分子と反応し、その結果前記被処理基板12の表面に
は1分子層程度の非常に薄いZrO2膜が形成される。
【0038】そこで、このような吸着工程と反応工程と
を、間にパージ工程を挟みながら繰り返すことにより、
前記被処理基板12の表面に非常に薄いZrO2等の高
誘電体膜を形成することが可能になる。また、前記Zr
2分子層を形成した後、前記処理ガス導入口13Cよ
りSiCl4等の第3の処理ガスを導入することによ
り、前記ZrO2分子層上にSiO2分子層を形成するこ
とが可能で、このような工程を、間にパージを挟みなが
ら繰り返すことにより、ZrSiO4組成の高誘電体膜
を形成することができる。
【0039】前記被処理基板12上のZrSiO4膜を
形成する際の一例では、前記被処理基板12は200〜
450°Cの温度に保持され、前記ZrCl4ガスおよ
びSiCl4ガスは、反応容器110内圧を0.13〜
13.3kPa(1〜100Torr)に設定した状態
で、それぞれ1〜1000SLMおよび0.1〜100
0SLMの流量で、不活性ガスをキャリアガスとして使
いながら供給する。不活性キャリアガスの流量を増加さ
せることは、均一な層流を形成するのに有効である。前
記不活性ガスの流量は、原料ガスの流量の1倍から10
0倍の範囲で選ばれる。
【0040】なお、図3の構成には、図示はされていな
いが、前記処理ガス導入口13Aに並んで、前記SiC
4を導入する処理ガス導入口13Cが設けられる。
【0041】本実施例において、前記原料容器20Aに
格納される原料はZrCl4に限定されるものではな
く、HfCl4あるいはTaCl5等の原料であってもよ
い。これらの原料は室温では固体であり、気化させるた
めには、前記原料容器20A中においてAr等のキャリ
アガスを供給しながら200°C以上の温度に加熱す
る。
【0042】図4(A),(B)は、被処理基板を搬送
する際に、搬送アームにより被処理基板を処理容器11
内に搬送する場合に、被処理基板の上下搬送に連動させ
て石英反応容器110の上部110Aを上下させること
により、図4(B)に示すプロセス時において、前記石
英反応容器110の前記上部110Aと下部110Bと
の距離を、図4(A)に示す搬送時よりも小さくするこ
とを特徴とする本発明第1実施例の一変形例による反応
容器110の構成を示す。すなわち、本実施例では、前
記石英反応容器110は上部110Aと下部110Bと
より構成されている。
【0043】図4(A),(B)を参照するに、このよ
うにプロセス時において前記石英反応容器110の上部
110Aと下部110Bとの間の距離を短くすることに
より、原料ガスを被処理基板表面に沿って均一に流すこ
とが可能になる。なお、図4(A),(B)の構成で
は、被処理基板の上下移動に連動して石英反応容器上部
110Aの位置を上下させたが、必ずしも連動させなく
ても、搬送時に搬送スペースが広がるような構成におい
て、プロセス時に被処理基板と前記石英反応容器上部1
10Aとの間の距離が短縮されるような構成であれば上
記所望の効果が得られる。 [第2実施例]図5は、図2,3の基板処理装置10にお
いて被処理基板12上にZrO2膜を1分子層ずつ形成
する際に、前記制御装置10Aの制御の下に実行される
本発明の第2実施例による処理シーケンスを示すフロー
チャートである。
【0044】図5を参照するに、最初の工程1におい
て、前記コンダクタンスバルブ15A,15Bは開放さ
れ、前記切替バルブ16Aおよび16Bは、いずれも処
理ガス供給ライン16a,16b中の処理ガスをそれぞ
れパージライン100aおよび100bを介してトラッ
プ100に供給するように第1の状態、すなわちパージ
状態に制御される。その結果前記反応容器110中には
前記パージライン23a中のArガスが、また前記パー
ジライン23b中のArガスが、それぞれ処理ガス導入
口13Aおよび13Bを介して供給される。このように
して供給されたArパージガスは、それぞれ前記排出口
14Aおよび14Bからトラップ100に排出される。
【0045】次に工程2において、前記コンダクタンバ
ルブ15Aの開度が増大され、コンダクタンスバルブ1
5Bの開度が減少される。その結果、前記反応容器11
0中には前記ガス導入口13Aから排出口14Aへのガ
スの流れが生じる。前記排気口14A,14Bにおける
排気を前記コンダクタンスバルブ15A,15Bのコン
ダクタンスの調整により制御することにより、高温の排
気を遮断弁によりオンオフする場合よりも信頼性の高い
排気制御を行うことができる。また連続的に排気が切り
替えられるため、前記反応容器110中における気流が
乱れることが少ない。
【0046】次に工程3において前記切替バルブ16A
が前記第1の状態から第2の状態に切り替えられ、前記
処理ガス供給ライン16a中のZrCl4ガスが前記第
1の処理ガス導入口13Aから前記反応容器110中に
導入される。このようにして導入されたZrCl4ガス
は先に説明したように、層流となって前記被処理基板1
2の表面を流れ、前記排出口14Aより排出される。か
かる工程により、前記被処理基板12の表面にはZrC
4が1分子層程度吸着される。前記工程3において
は、前記第2の切替バルブ16Bは前記第1の状態にあ
り、ライン23a中のArパージガスが前記第2の処理
ガス導入口13Bから前記反応容器110中に導入され
る。その結果、前記第1の処理ガス導入口13Aから導
入されたZrCl4処理ガスが前記第2の処理ガス導入
口13Bに侵入し、析出物を生じる問題が回避される。
【0047】次に工程4において前記切替バルブ16A
が元の第1の状態に戻され、前記反応容器110中がA
rガスによりパージされる。
【0048】この際、前記コンダクタンスバルブ15
A,15Bを共に最大開度として、被処理基板の両端よ
り排気することも有効である。あるいは、処理時間を短
縮する目的から、この工程を設けずに次の工程ヘ進むこ
とも可能である。この場合の処理シーケンスは、図6の
フローチャートのようになる。
【0049】次に工程5において前記コンダクタンスバ
ルブ15Bの開弁度を増大させ、コンダクタンスバルブ
15Aの開弁度を減少させ、前記反応容器110中に前
記反応容器110中に前記ガス導入口13Bから排出口
14Bへのガスの流れを形成する。
【0050】さらに工程6において前記切替バルブ16
Bが第2の状態、すなわち開放状態に切り替えられ、前
記処理ガス供給ライン16b中のH2Oが前記処理ガス
供給口13Bを介して前記前記反応容器110中に導入
される。このようにして導入されたH2Oガスは先に説
明したように、層流となって前記被処理基板12の表面
を流れ、前記排出口14Bより排出される。かかる工程
により、前記被処理基板12の表面において、先に吸着
していたZrCl4分子層とH2Oとが反応し、1分子層
程度のZrO2膜が形成される。前記工程6において
は、前記第1の切替バルブ16Aは前記第1の状態にあ
り、ライン23a中のArパージガスが前記第1の処理
ガス導入口13Aから前記反応容器110中に導入され
る。その結果、前記第2の処理ガス導入口13Bから導
入されたH2Oが前記第1の処理ガス導入口13Aに侵
入し、析出物を生じる問題が回避される。
【0051】前記工程6の後、処理プロセスは前記工程
1に戻り、さらに工程1〜工程6を繰り返すことによ
り、前記ZrO2分子層上に次のZrO2分子層を形成す
る。このように、前記工程1〜工程6を繰り返し実行す
ることにより、前記被処理基板12上に任意の厚さのZ
rO2膜を一分子層ずつ積層することにより形成するこ
とができる。
【0052】なお、以上の工程1〜工程6において、前
記処理ガス導入口13Cは第1のパージ状態に固定され
ている。
【0053】前記原料容器20A中に格納される原料を
ZrCl4の代わりにHfCl4あるいはTaCl5に置
き換えることにより、本実施例によりHfO2膜あるい
はTa 25膜を、1分子層毎の積層により形成すること
ができる。
【0054】なお、前記原料容器20A中に格納される
原料は上記の特定の原料に限定されるものではなく、Z
rCl4と、ZrBr4と、Zr(I−OC374と、
Zr(n−OC494と、Zr(t−OC494と、
Zr(AcAc)4と、Zr(DPM)4と、Zr(O−
iPr)(DPM)3と、Zr(HFA)4と、Zr(B
44と、Zr(N(CH324と、Zr(N(C2
524とよりなる群より、あるいは(C252AlN
3と、(C252AlBrと、(C252AlCl
と、(C252AlIと、(I−C49)AlHと、
(CH32AlNH2と、(CH32AlClと、(C
32AlHと、(CH32AlH:N(CH322
5と、AlH3:N(CH3225と、Al(C
25)Cl2と、Al(CH3)Cl2と、Al(C
253と、Al(I−C49)Alと、Al(I−O
493と、AlCl3と、Al(CH33と、AlH
3:N(CH33と、Al(AcAc)3と、Al(DP
M)3と、Al(HFA)3と、Al(OC253と、
Al(I−C493と、Al(I−OC373と、A
l(OCH33と、Al(n−OC493と、Al
(n−OC373と、Al(sec−OC4
3と、Al(t−OC493と、AlBr3とよりなる
群より、あるいはY(AcAc)3と、Y(DPM)
3と、Y(O−iPr)(DPM)2と、Y(HFA)3
と、Cp3Yとよりなる群から選ばれるか、もしくはH
fCl 4と、HfBr4と、Hf(AcAc)4とHf
[N(C2524とHf[N(CH324と、Hf
(DPM)4と、Hf(O−iPr)(DPM)3と、H
f(HFA)4とよりなる群より、あるいはTiCl
4と、TiBr4と、TiI4と、Ti(I−OCH34
と、Ti(OC254と、Ti(I−OC374と、
Ti(n−OC374と、Ti(n−OC494と、
Ti(AcAc)4と、Ti(AcAc)2Cl2と、T
i(DPM)4と、Ti(DPM)2Cl2と、Ti(O
−iPr)(DPM)3と、Ti(HFA)2Cl2とよ
りなる群より、あるいはLaBr3と、LaI3と、La
(OCH33と、La(OC253と、La(I−O
372と、Cp3Laと、MeCp3Laと、La
(DMP)3と、La(HFA)3と、La(AcAc)
3と、Cp(C88)Tiと、Cp2Ti[N(C
322と、Cp2TiCl2と、(C25)Ti
(N32と、Ti[N(C2524と、Ti[N(C
324とよりなる群より選ぶことが可能である。ま
た、前記ライン16bを介して供給される第2の処理ガ
スは、酸素ラジカル原子と、酸素ラジカル分子と、O3
とO2、N2OとNOとNO2、H22と、H2OとD2
とよりなる群から選ぶことができる。特に原料として
は、Al(CH33,AlCl3,Zr[N(C
2524,Zr[N(CH324,Hf[N(C2
524,ZrCl4,HfCl4,TiCl4,Ti[N
(C2524,Ti[N(CH324などが原子層
成長に有効である。 [第3実施例]図7〜9は、図2,3の基板処理装置1
0においてZrSiO4膜を1分子層ずつ形成する際
に、前記制御装置10Aの制御の下に実行される本発明
の第3実施例による処理シーケンスを示すフローチャー
トである。
【0055】最初に図7を参照するに、工程11におい
て、前記コンダクタンスバルブ15A,15Bは開放さ
れ、前記切替バルブ16A〜16Cは、いずれも処理ガ
ス供給ライン16a〜16c中の処理ガスをそれぞれパ
ージライン100aおよび100bを介してトラップ1
00に供給するように第1の状態、すなわちパージ状態
に制御される。その結果前記反応容器110中には前記
パージライン23a〜23c中のArガスが、それぞれ
処理ガス導入口13A〜13Cを介して供給される。こ
のようにして供給されたArパージガスは、それぞれ前
記排出口14Aおよび14Bからトラップ100に排出
される。
【0056】次に工程12において、前記コンダクタン
バルブ15Aの開度が増大され、コンダクタンスバルブ
15Bの開度が減少される。その結果、前記反応容器1
10中には前記ガス導入口13Aおよび13Cから排出
口14Aへのガスの流れが生じる。
【0057】次に工程13において前記切替バルブ16
Aが前記第1の状態から第2の状態に切り替えられ、前
記処理ガス供給ライン16a中のZrCl4ガスが前記
第1の処理ガス導入口13Aから前記反応容器110中
に導入される。このようにして導入されたZrCl4
スは先に説明したように、層流となって前記被処理基板
12の表面を流れ、前記排出口14Aより排出される。
かかる工程により、前記被処理基板12の表面にはZr
Cl4が1分子層程度吸着される。前記工程3において
は、前記第2および第3の切替バルブ16B,16Cは
前記第1の状態にあり、ライン23bおよび23c中の
Arパージガスが処理ガス導入口13Bおよび13Cか
ら前記反応容器110中に導入される。その結果、前記
第1の処理ガス導入口13Aから導入されたZrCl4
処理ガスが前記第2の処理ガス導入口13Bに侵入し、
析出物を生じる問題が回避される。
【0058】次に工程14において前記切替バルブ16
Aが元の第1の状態に戻され、前記反応容器110中が
Arガスによりパージされる。
【0059】次に工程15において前記コンダクタンス
バルブ15Bの開弁度を増大させ、コンダクタンスバル
ブ15Aの開弁度を減少させ、前記反応容器110中に
前記反応容器110中に前記ガス導入口13Bから排出
口14Bへのガスの流れを形成する。
【0060】さらに工程16において前記切替バルブ1
6Bが第2の状態、すなわち開放状態に切り替えられ、
前記処理ガス供給ライン16b中のH2Oが前記処理ガ
ス供給口13Bを介して前記前記反応容器110中に導
入される。このようにして導入されたH2Oガスは先に
説明したように、層流となって前記被処理基板12の表
面を流れ、前記排出口14Bより排出される。かかる工
程により、前記被処理基板12の表面において、先に吸
着していたZrCl4分子層とH2Oとが反応し、1分子
層程度のZrO2膜が形成される。前記工程16におい
ては、前記切替バルブ16A,16Cは前記第1の状態
にあり、ライン23aおよび23c中のArパージガス
が前記処理ガス導入口13Aおよび13Cから前記反応
容器110中に導入される。その結果、前記第2の処理
ガス導入口13Bから導入されたH2Oが前記処理ガス
導入口13Aあるいは13Cに侵入し、析出物を生じる
問題が回避される。
【0061】前記工程16の後、工程17において、前
記コンダクタンスバルブ15A,15Bは開放され、前
記切替バルブ16A〜16Cは第1の状態に制御され
る。その結果前記反応容器110中には前記パージライ
ン23a〜23c中のArガスが、それぞれ処理ガス導
入口13A〜13Cを介して供給される。このようにし
て供給されたArパージガスは、それぞれ前記排出口1
4Aおよび14Bからトラップ100に排出される。
【0062】次に工程18において、前記コンダクタン
バルブ15Aの開度が増大され、コンダクタンスバルブ
15Bの開度が減少される。その結果、前記反応容器1
10中には前記ガス導入口13Aおよび13Cから排出
口14Aへのガスの流れが生じる。
【0063】次に工程19において前記切替バルブ16
Cが前記第1の状態から第2の状態に切り替えられ、前
記処理ガス供給ライン16c中のSiCl4ガスが前記
第3の処理ガス導入口13Cから前記反応容器110中
に導入される。このようにして導入されたSiCl4
スは先に説明したように、層流となって前記被処理基板
12の表面を流れ、前記排出口14Aより排出される。
かかる工程により、前記被処理基板12の表面には、先
に形成されたZrO2分子層上に、SiCl4が1分子層
程度吸着される。前記工程19においては、前記第2お
よび第3の切替バルブ16A,16Bは前記第1の状態
にあり、ライン23aおよび23b中のArパージガス
が処理ガス導入口13Aおよび13Bから前記反応容器
110中に導入される。その結果、前記第3の処理ガス
導入口13Cから導入されたSiCl4処理ガスが前記
第2の処理ガス導入口13Bに侵入し、析出物を生じる
問題が回避される。
【0064】次に工程20において前記切替バルブ16
Aが元の第1の状態に戻され、前記反応容器110中が
Arガスによりパージされる。
【0065】次に工程21において前記コンダクタンス
バルブ15Bの開弁度を増大させ、コンダクタンスバル
ブ15Aの開弁度を減少させ、前記反応容器110中に
前記反応容器110中に前記ガス導入口13Bから排出
口14Bへのガスの流れを形成する。
【0066】さらに工程22において前記切替バルブ1
6Bが第2の状態、すなわち開放状態に切り替えられ、
前記処理ガス供給ライン16b中のH2Oが前記処理ガ
ス供給口13Bを介して前記前記反応容器110中に導
入される。このようにして導入されたH2Oガスは先に
説明したように、層流となって前記被処理基板12の表
面を流れ、前記排出口14Bより排出される。かかる工
程により、前記被処理基板12の表面において、先に吸
着していたSiCl4分子層とH2Oとが反応し、1分子
層程度のSiO2膜が、その下のZrO2分子層上に形成
される。前記工程22においては、前記切替バルブ16
A,16Cは前記第1の状態にあり、ライン23aおよ
び23c中のArパージガスが前記処理ガス導入口13
Aおよび13Cから前記反応容器110中に導入され
る。その結果、前記第2の処理ガス導入口13Bから導
入されたH2Oが前記処理ガス導入口13Aあるいは1
3Cに侵入し、析出物を生じる問題が回避される。
【0067】さらに、前記工程11〜22を繰り返すこ
とにより、前記被処理基板12上に全体としてZrSi
4で表される組成の高誘電体膜が、ZrO2分子層とS
iO 2分子層の交互の積層により形成される。
【0068】また前記ZrO2分子層とSiO2分子層の
積層の際の比率を変化させることにより、前記高誘電体
膜の組成を膜厚方向に変化させることも可能である。例
えば前記高誘電体膜の下層部ではSiO2組成が優勢
に、また上層部ではZrO2組成が優勢になるように組
成を制御することが可能である。ただし、工程14,1
7,20において、コンダクタンスバルブ15A,15
Bの開度を最大としてもよい。この場合には、処理基板
の両端より排気がなされ、より有効に処理ガスをパージ
することができる。この場合の処理シーケンスに対応す
るフローチャートを図10〜12に示す。
【0069】なお 前記原料容器20C中に格納される
原料は上記の特定の原料に限定されるものではなく、H
2Si[N(CH322と、(C252SiH2と、
(CH 32SiCl2と、(CH32Si(OC252
と、(CH32Si(OCH32と、(CH32SiH
2と、C25Si(OC253と、(CH33SiSi
(CH33と、HN[Si(CH332と、(CH3
(C65)SiCl2と、CH3SiH3と、CH3SiC
3と、CH3Si(OC253と、CH3Si(OCH
33と、C65Si(Cl)(OC252と、C65
Si(OC2 53と、(C254Siと、Si[N
(CH324と、Si(CH34と、Si(C253
Hと、(C253SiN3と、(CH33SiClと、
(CH3 3SiOC25と、(CH33SiOCH
3と、(CH33SiHと、(CH33SiN3と、(C
33(C23)Siと、SiH[N(CH32
3と、SiH[N(CH323と、Si(CH3CO
O)4と、Si(OCH34と、Si(OC254と、
Si(I−OC374と、Si(t−OC494と、
Si(n−OC494と、Si(OC253Fと、H
Si(OC253と、Si(I−OC373Fと、S
i(OCH33Fと、HSi(OCH33と、H2Si
Cl2と、Si2Cl6と、Si26と、SiF4と、Si
Cl4と、SiBr4と、HSiCl3と、SiCl3
と、Si38と、SiH2Cl2、SiH2Cl2と、Si
(C252Cl2とよりなる群から選ばれるか、もしく
は(C252AlN3と、(C252AlBrと、
(C252AlClと、(C252AlIと、(I−
49)AlHと、(CH32AlNH2と、(CH3
2AlClと、(CH32AlHと、(CH32Al
H:N(CH3225と、AlH3:N(CH322
5と、Al(C25)Cl2と、Al(CH3)Cl
2と、Al(C253と、Al(I−C49)Alと、
Al(I−OC493AlCl3と、Al(CH3
3と、AlH3:N(CH33と、Al(AcAc)
3と、Al(DPM)3と、Al(HFA)3と、Al
(OC253と、Al(I−C493と、Al(I−
OC378と、Al(OCH33と、Al(n−OC4
93と、Al(n−OC373と、Al(sec−
OC493と、Al(t−OC493と、AlBr3
とよりなる群から選ぶことができる。 [第4実施例]ところで、図2,3の基板処理装置10
では、ZrClガスを前記原料容器20Aから原料供
給ライン16aおよび切替バルブ16Aを介して供給し
ているが、ZrCl4は常温では固体であり、気化には
200°C程度の温度が必要である。このことは、前記
切替バルブ16Aを含む原料供給ライン16aの全体を
200°C以上の温度に保持する必要があり、また前記
切替バルブ16Aもこのような200°C以上、実際上
は250°C以上の温度に耐える必要があることを意味
している。また先の図5〜9の説明でもわかるように、
図2,3の基板処理装置10では前記切替バルブ16A
〜16Cは一分子層の堆積毎に頻繁に駆動されるため、
切替バルブの消耗の問題が顕著に現れる。
【0070】これに対し、図13(A),(B)は、図
2,3の基板処理装置10において切替バルブ16Aと
して使われる、本発明の第4実施例による切替バルブ1
60の構成を示す。図13(A),(B)の切替バルブ
は、図2,3の基板処理装置10において、切替バルブ
16B,16Cとしても使うことが可能である。
【0071】図13(A)を参照するに、前記切替バル
ブ160は金属製の駆動軸161Aを囲むように形成さ
れた円筒形状のセラミック弁体161Bと、前記セラミ
ック弁体161Bを回動自在に保持する容器162と、
前記前記容器162と協働して前記駆動軸161Aを密
封するキャップ部材163とよりなり、前記キャップ部
材163には冷却水入り口163aと冷却水出口163
bとを備えた水冷ジャケット163Aが設けられてい
る。前記セラミック弁体161Bは前記駆動軸161A
上にシールリング161a,161bを介して固定され
ており、前記キャップ部材163で覆われた前記駆動軸
161Aの先端部には耐熱性のサマリウムコバルト系の
マグネット161Mが設けられている。前記マグネット
161Mは外部の電磁駆動機構に磁気的に結合してお
り、前記電磁駆動機構により回動操作される。
【0072】一方、前記容器162には、前記処理ガス
供給ライン16aに対応した第1のガス入り口162A
と前記パージガスライン23aに対応した第2のガス入
り口162Bとが設けられており、さらに前記処理ガス
供給口16Aに接続された第1のガス出口162C、お
よびいずれも前記パージライン100aに接続された第
2および第3のガス出口162D,162Eを有する。
【0073】図13(B)は図13(A)の弁体161
Bを詳細に示す。
【0074】図13(B)を参照するに、前記弁体16
1B上にはその外周上に第1および第2の溝161Ba
および161Bbが形成されており、前記弁体161B
が回動することにより、前記溝161Ba,161Bb
を介して前記ガス入り口162A,162Bがガス出口
162C〜162Eに選択的に接続される。
【0075】例えば前記切替バルブ16Aが前記第1の
状態にある場合、前記パージライン23aに接続された
ガス入り口162Bが前記溝161Bbを介して前記ガ
ス出口162Cに接続され、前記パージライン23a中
のArガスが前記処理ガス供給口13Aを介して前記反
応容器110中に供給される。この状態では、同時に前
記処理ガス供給ライン16aに接続されガス入り口16
2Aが前記溝161Baを介して前記ガス出口162D
に接続され、前記ライン16a中の処理ガスが前記ガス
出口162Dを介してこれに接続された前記パージライ
ン100aに捨てられる。
【0076】同様に、前記切替バルブ16Bが前記第2
の状態にある場合、前記弁体161Bは回動され、その
結果前記ガス入り口162Bは前記溝161Bbを介し
て前記ガス出口162Eに接続され、その閣下前記パー
ジライン23a中のArガスが前記ガス出口162Eか
らこれに接続された前記パージライン100aに捨てら
れる。一方、前記ガス入り口162Aは前記溝161B
aを介して前記ガス出口162Cに接続され、前記ガス
出口162Cから前記処理ガス供給口13Aを通って前
記反応容器110中に導入される。
【0077】このような構成の切替バルブ160は、2
50°Cの温度で繰り返し行われる切替動作に問題なく
耐えることができる。また、前記切替バルブ160で
は、処理ガスの反応容器110中への供給が遮断されて
いる場合でも、処理ガスの流れがパージライン100a
へと切り替えられただけなので、原料容器20Aからの
ZrCl4ガス等の原料ガスの圧力や流量が大きく変動
することがない。
【0078】先にも説明したように、前記切替バルブ1
60は図2の切替バルブ16Aのみならず、他の切替バ
ルブ16B,16Cにも適用可能である。 [第5実施例]図14は本発明の第5実施例による基板
処理装置101の構成を示す。ただし図14中、先に説
明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略す
る。また先に図2,3で説明した部分のうち、本実施例
に関係ない部分の図示は、簡単のため省略する。
【0079】図14を参照するに、本実施例では前記処
理ガス供給ライン16a,16cの適当な個所に容積を
局所的に増大させた処理ガス蓄積部260a,260c
をそれぞれ形成し、かかる処理ガス蓄積部にいったん処
理ガスを蓄積する。かかる処理ガス蓄積部260a,2
60bを設けることにより、先に図5〜9で説明した頻
繁な処理ガスの切替、およびこれに伴う前記処理ガス供
給ライン16a,16c中におけるコンダクタンスの変
動が生じても、処理ガスの供給を安定して行うことが可
能になる。
【0080】特に図14の構成では、前記処理ガス供給
ライン16aにおいて、原料供給ライン16aに設けら
れた質量流量コントローラ18Aを前記制御装置10A
により、前記切替バルブ16A〜16Cの切替制御に同
期して制御しているが、かかる構成により、前記処理ガ
ス供給ライン16a中の処理ガス流量の変動が補償さ
れ、前記ライン16aを介した処理ガスの供給を安定化
させることが可能である。
【0081】さらに図14の構成では、前記処理ガス供
給ライン16cにおいて前記処理ガス蓄積部260cに
圧力計261cを設け、前記処理ガス蓄積部260cの
圧力を一定に維持している。かかる構成によっても、前
記処理ガス供給ライン16c中において生じたコンダク
タンスの変動が効果的に補償される。
【0082】図14の構成において、前記処理ガス供給
ライン16cに設けられた質量流量コントローラ18C
の制御を、ライン16aの質量流量コントローラ16a
と同様に、制御装置10Aを使って行ってもよい。ま
た、前記処理ガス供給ライン16aにおいて、前記処理
ガス蓄積部260aに圧力計を設けてもよい。さらに、
同様な構成を処理ガス供給ライン16bに設けることも
できる。 [第6実施例]図15は、本発明の第6実施例による基
板処理装置102の構成を示す。ただし図15中、先に
説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略す
る。また先に図2,3で説明した部分のうち、本実施例
に関係ない部分の図示は、簡単のため省略する。
【0083】図15を参照するに、本実施例では前記原
料容器20A,20Cにキャリアガスを供給するライン
に質量流量コントローラ20a,20cがそれぞれ設け
られ、さらに前記質量流量コントローラ20a,20c
が前記制御装置10Aにより、切替バルブ16A〜16
Cおよびコンダクタンスバルブ15A,15Bの制御に
同期して制御される。
【0084】より具体的には、前記質量流量コントロー
ラ20aは、前記切替バルブ16Aが前記ライン16a
中の処理ガスを前記処理ガス供給口13Aに供給する場
合のみ流量を増加させるように制御される。同様に前記
質量流量コントローラ20cも前記切替バルブ16Cが
前記ライン16c中の処理ガスを前記処理ガス供給口1
3Cに供給する場合のみ流量を増加させるように制御さ
れる。かかる切替バルブ16A,16Cの制御と同期し
た質量流量コントローラ20a,20cの制御により、
前記反応容器110中に供給されない場合に無駄になる
処理ガスを節約することが可能になる。これに伴い、ト
ラップ100に接続される徐害装置の負荷が軽減され
る。
【0085】この際、図14に示す質量流量コントロー
ラ18C,18Aの代わりに図15に示す音波センサ1
8C’,18A’を設置することにより、Arキャリア
中の原料濃度を測定し、質量流量コントローラ20a,
20cにフィードバック制御することが有効である。 [第7実施例]図16は、本発明の第7実施例による基
板処理装置102の構成を示す。ただし図16中、先に
説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略す
る。また先に図2,3で説明した部分のうち、本実施例
に関係ない部分の図示は、簡単のため省略する。
【0086】図16を参照するに、本実施例では、先の
実施例と異なり前記原料容器20A中にZrCl2の代
わりに図16に示すように金属Zrを格納し、これにC
2ガスをキャリアガスとして供給することによりZr
Cl2ガスを発生させる。その際、前記Cl2キャリアガ
スの流量を、先の実施例と同様に前記制御装置10Aに
より、前記処理ガス供給ライン16a中のZrCl2
スが前記処理容器11中に導入される場合にのみ増加す
るように制御する。
【0087】本実施例によっても、前記処理容器11中
の反応容器110中に、前記処理ガス導入口13Aを介
してZrCl2等の塩化物処理ガスを供給することが可
能である。 [第8実施例]図17は、本発明の第8実施例による処
理容器11Aの構成を示す。ただし図17中、先に説明
した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0088】図17を参照するに、本実施例では図3の
実施例の処理容器11において、前記被処理基板12に
対向する位置のヒータ111Bを撤去し、その代わりに
石英窓11Wを設ける。さらに前記石英窓11Wに沿っ
て移動可能に紫外光源UVを設ける。
【0089】かかる構成では、前記石英窓11Wを介し
て前記紫外光源UVから紫外線を前記被処理基板12の
表面に照射することにより、前記被処理基板12表面で
の成膜を促進することができる。その際、前記紫外光源
UVを前記石英窓11Wに沿って移動させることによ
り、前記被処理基板12表面における露光量を一様に制
御することができる。また、この光源として紫外光源の
他に赤外線ランプを設けることにより、処理基板を均一
に加熱することが可能になる。かかる構成は、特に形成
した膜を600〜1000℃の温度で短時間アニールす
る場合や、紫外光照射を行いながら膜形成後の熱処理を
行う場合に有効である。このような工程は、被処理基板
表面からハイドロカーボンやハロゲン等の不純物を除去
するのに有効である。 [第9実施例]図18(A)〜(D)は、図2の基板処
理装置10で使われる処理容器11の様々な変形例を示
す平面図である。
【0090】このうち図18(A)は先に図1(A),
(1)で説明した構成に対応し、処理容器11中におい
て平坦な処理ガス供給口13A,13Bが被処理基板1
2を挟んで対向するように設けられている。また、前記
処理ガス供給口13Aの近傍に、前記処理ガス供給口1
3Bに対応する排気口14Bが、スリット状に、前記排
気口14Bの長手方向が前記処理ガス供給口13Bから
前記排気口14Bへの処理ガスの流れる方向に略直角に
なるように形成されている。同様に、前記処理ガス供給
口13Aに対応する排気口14Aが、スリット状に、前
記排気口14Aの長手方向が前記処理ガス供給口13A
から前記排気口14Aへの処理ガスの流れる方向に略直
角になるように形成されている。
【0091】図18(B)の構成は先の図2,3の構成
に対応し、図18(A)の構成に、第3の処理ガス供給
口13Cを、前記第1の処理ガス供給口13Aに重ねて
形成している。
【0092】図18(C)は、他の基板処理装置と共に
クラスタ型処理システムを構成するための基板処理室で
あり、互いに対向する処理ガス供給口13A,13Bお
よび排気口14A,14Bに直交するように、互いに対
向する処理ガス供給口13C,13Dおよび対応する排
気口14C,14Dが形成されており、さらに前記基板
処理室の一部には被処理基板を出し入れするためのロー
ドロック室11L/Dが形成されている。
【0093】図18(C)の基板処理装置では、処理ガ
スを4種類使って、多成分系の高誘電体膜を、1分子層
ずつの積層により形成することが可能である。
【0094】図18(D)は、図18(A)の構成の処
理室11において、互いに対向する処理ガス供給口13
A,13Bおよび対応する排気口14A,14Bに直交
するように、別の処理ガス供給口13Cおよびこれに対
向する排気口14Cを設けた構成を示す。
【0095】かかる構成によっても、前記被処理基板1
2上にZrSiO4等の高誘電体膜を、1分子層ずつ積
層することにより、形成することが可能である。 [第10実施例]図19は、本発明の第10実施例によ
る基板処理装置200の構成を示す。
【0096】図19を参照するに、前記基板処理装置2
00はAlよりなる外側処理容器201と石英ガラスよ
りなる内側処理容器202とを有し、前記内側処理容器
202は、前記外側処理容器201中に画成され、前記
外側処理容器201の一部を構成するカバープレート2
01Aにより覆われる凹部中に収められる。
【0097】前記内側容器202は、前記凹部内におい
て前記外側処理容器201の底面を覆う石英底板202
Aと、前記凹部内において前記石英底板202Aを覆う
石英カバー202Bとよりなり、さらに前記外側処理容
器の底部には、被処理基板Wを保持したディスク状の基
板保持台203が収められる円形の開口部201Dが形
成されている。前記基板保持台203中には、図示を省
略する加熱機構が設けられている。
【0098】前記基板保持台203は前記外側処理容器
201の下部に設けられた基板搬送部204により回動
自在に、また同時に上下動自在に保持されている。前記
基板保持台203は最上位のプロセス位置と最下位の基
板出入位置との間を上下動可能に保持されており、前記
プロセス位置は、前記保持台203上の被処理基板Wの
表面が前記石英底板202Aの表面と略一致するように
決定されている。
【0099】一方、前記基板出入位置は、前記基板搬送
部204の側壁面に形成された基板搬入出開口部204
Aに対応して設定されており、前記基板保持台203が
前記基板出入位置まで下降した場合、前記基板搬入出口
204Aから搬送アーム204Bが挿入され、リフタピ
ン(図示せず)により基板保持台203表面から持ち上
げられた被処理基板Wを保持して取り出し、次の工程に
送る。また、前記搬送アーム204Bは、新たな被処理
基板Wを、前記基板搬入出開口部204Aを介して前記
基板搬送部204中に導入し、これを前記基板保持台2
03上に載置する。
【0100】前記新たな被処理基板Wを保持した基板保
持台203は、軸受部205中に磁気シール205Aに
より保持された回動軸205Bにより回動自在に、また
上下動自在に保持されており、前記回動軸205Bが上
下動する空間は、ベローズ206等の隔壁により密閉さ
れている。その際、前記空間は図示を省略した排気口を
介して前記内側容器202内部よりも高真空状態に排気
され、前記内側容器202内で行われる基板処理プロセ
スへの汚染が回避される。
【0101】かかる差動排気を確実に行うため、前記基
板保持台203には被処理基板Wを囲むように石英ガラ
スよりなるガードリング203Aが設けられている。か
かるガードリング203Aは、前記基板保持台203と
前記外側処理容器201中に前記基板保持台を収容する
ように形成された前記開口部201Dの側壁面との間の
コンダクタンスを抑制し、これにより前記ベローズ20
6で画成された空間内を高真空に排気した場合に前記内
側処理容器202との間に差圧が確実に形成される。
【0102】前記外側処理容器201の底部に形成され
た前記開口部201Dは、側壁面が石英ライナー201
dにより覆われており、前記石英ライナー201dはさ
らに下方に延在して前記基板搬送部204の内壁を覆
う。
【0103】前記外側処理容器201の底部には、前記
開口部201Dの両側にそれぞれ排気装置に接続された
排気溝部201aおよび201bが形成されており、前
記排気溝部201aは導管207aおよびコンダクタン
スバルブ207Aを介して、また前記排気溝部201b
は導管207bおよびコンダクタンスバルブ207Bを
介して排気される。図19の状態では、前記コンダクタ
ンスバルブ207Aが開状態に、また前記コンダクタン
スバルブ207Bが略閉状態に設定されている。先の実
施例と同様に、前記コンダクタンスバルブ207A,2
07Bは、信頼性の高い開閉状態を実現するために、閉
状態といえども完全に閉鎖するのではなく3%程度の弁
開度を残しておくのが好ましい。
【0104】前記排気溝部201aおよび201bは石
英ガラスよりなるライナー208により覆われており、
前記排気溝部201a,201bに対応してスリット状
の開口部209A,209Bが前記石英底板202Aに
形成される。図19の実施例では、かかるスリット状の
開口部209A,209Bに、後で説明する整流板20
9が、前記内側処理容器202内部の排気を促進する目
的で形成されている。
【0105】さらに前記内側処理容器202内には、後
で詳細に説明する石英ガスノズル210Aおよび210
Bが、それぞれ前記排気溝部201aおよび201b
に、前記開口部201Aを隔てて対向するように設けら
れている。そこで前記ガスノズル210Aから導入され
た第1の処理ガスは、前記内側処理容器202内を前記
被処理基板Wの表面に沿って流れ、対向する排気溝部2
01aから前記コンダクタンスバルブ207Aを介して
排気される。同様に前記ガスノズル210Bから導入さ
れた第2の処理ガスは、前記内側処理容器202内を前
記被処理基板Wの表面に沿って流れ、対抗する排気溝部
210bから前記コンダクタンスバルブ207Bを介し
て排気される。このように第1および第2の処理ガスを
交互に前記ガスノズル210Aから排気溝部201aへ
と、あるいは前記ガスノズル210Bから排気溝部20
1bへと流すことにより、先に説明した原子層を基本単
位とする膜形成が可能になる。
【0106】図20は、前記内側処理容器202を構成
する石英底板202Aの構成を詳細に示す。
【0107】図20を参照するに、前記石英底板202
Aには前記被処理基板Wに対応した円形の開口部202
aが形成されており、前記開口部202aの両側には、
前記排気溝部201a,201bに対応した開口部20
9Aおよび209Bが形成されている。さらに図20の
例では、前記開口部209A,209Bに対応してスリ
ットを有する整流板209が設けられている。また前記
石英底板202Aには、前記ガスノズル210Aに対応
して開口部210aが、また前記ガスノズル210Bに
対応して開口部210bが形成されている。前記石英底
板202Aに前記開口部210aあるいは210bを複
数個形成することにより、前記内側処理容器202内に
前記ガスノズル210Aあるいは210Bを複数個設け
ることが可能になる。
【0108】図21(A)〜(D)は、前記整流板20
9の様々な例2091〜2094を示す。
【0109】図21(A)を参照するに、整流板209
1には幅が一様なスリットが形成されており、前記コン
ダクタンスバルブ207Aに接続された導管207aが
前記排気溝部201aあるいは201bにおいて前記ス
リットの両端部に接続されている。
【0110】図21(B)の整流板2092では、図2
1(A)の整流板2091においてスリットの中央部の
幅が増大するように変形されており、スリットの全長に
わたり一様な排気が実現される。
【0111】これに対し、図21(C)の整流板209
3では図21Aあるいは17Bのスリットの代わりに整
流板209に開口部列が形成されており、前記開口部列
の全長にわたり一様な排気が実現するように、開口部列
中央部の開口部において径が増大されている。また図2
1(D)の整流板2094では整流板中に同一径の開口
部よりなる開口部列が形成されており、開口部列中央部
において開口部の数が増大されている。かかる構成によ
っても、前記開口部列の全長にわたり、一様な排気が実
現する。
【0112】図22は、図19の基板処理装置200に
おけるガスノズル210Bおよび対応する排気溝部20
1bの構成、および前記前記ガスノズル210Bから前
記排気溝部201bへと流れる処理ガスAの流れを示
す。同様な構成および状況は、ガスノズル210Aおよ
びこれに対応する排気溝部210aとの間にも成立す
る。
【0113】図22を参照するに、前記ガスノズル21
0Bは図20の開口部210bに挿入される石英管21
0B1と、前記石英管210Bの先端に形成された石
英管リング210B2とよりなり、前記石英管リング2
10B2の前記排気溝部201bに面する側には多数の
ノズル開口部が形成されている。
【0114】そこで、前記開口部210bから前記石英
管210B1に導入された処理ガスは前記石英管リング
210B2中を流れ、前記ノズル開口部からシート状の
ガス流Bとなって吐出される。
【0115】図19のコンダクタンスバルブ207Bが
開かれている場合、ガス流Aは前記石英底板202Aと
ほぼ同一面を形成する被処理基板Wの表面を流れ、前記
整流板209および排気溝部201b、さらに導管20
7bを介して排気される。
【0116】図23(A)〜(C)は、前記石英管リン
グ210B2に設けられ前記シート状のガス流Bを形成
するノズル開口部の例を示す。
【0117】図23(A)を参照するに前記ノズル開口
部は径が同一の複数の開口部よりなる開口部列よりな
り、前記開口部列の中央部と両端部とで開口部のピッチ
を変化させることにより、所望のシート状のガス流を形
成している。これに対し、図23(B)の構成では前記
ノズル開口部を構成する開口部列中の開口部の径を開口
部列中央部と両端部とで変化させている。また図23
(C)の構成では、前記ノズル開口部をスリット状の開
口部により構成し、スリット幅を中央部と周辺部とで変
化させている。
【0118】また、前記ガスノズル210Bとしては図
24に示すように、石英管210B 1の先端部に両端が
閉じた別の石英管210B3を設け、前記別の石英管2
10B 3の内部を拡散板210B4により、ガス導入室2
10B5とガス吐出室210B とに仕切り、ガス吐出
室210B6にノズル開口部210bを設けた構成を
使うことも可能である。
【0119】図19の基板処理装置200では、前記基
板保持台203が上下に移動可能であるため前記内側処
理容器202中において前記被処理基板W表面の位置を
最適化することにより、前記内側処理容器202中に前
記石英底板202Aに沿った処理ガスのラミナフローを
形成することが可能である。
【0120】図25(A),25(B)および図26
は、基板処理装置200の排気系の構成例を示す。
【0121】図25(A)の例では、前記排気溝部20
1aの両端部に結合された導管207aの各々にコンダ
クタンスバルブ207Aが設けられ、同様に排気溝部2
01bの両端部に結合された導管207bの各々にはコ
ンダクタンスバルブ207Bが設けられている。前記一
対のコンダクタンスバルブ207Aは同時に同一の弁開
度で駆動され、同様に前記一対のコンダクタンスバルブ
207Bも同時に同一の弁開度で駆動される。
【0122】図25(A)の構成では、コンダクタンス
バルブ207Aおよび207Bを排気溝部201aある
いは201bの直近に設けることが可能であり、基板処
理装置200におけるガス切替動作の際の応答性が向上
する。
【0123】これに対し、図25(B)の構成では、前
記排気溝部201aの両端部に結合される導管207a
を単一のコンダクタンスバルブ207Aに共通接続して
いる。同様に、図25(B)の構成では排気溝部201
bにおいても排気溝部201aの両端部に結合される一
対の導管207bを単一のコンダクタンスバルブ207
Bに共通接続している。かかる構成では、コンダクタン
スバルブと排気溝部との距離が長くなるため、ガス切替
動作の際の応答性はやや低下するが、コンダクタンスバ
ルブの数を減らすことが可能で、基板処理装置200の
構成が簡素化される。
【0124】図26の構成では、前記排気溝部201b
の排気構成は図25(B)と同様であるが、排気溝部2
01aが中央部において単一の導管207aおよび単一
のコンダクタンスバルブ207Aを介して排気されてい
る。かかる構成によれば、二つのコンダクタンスバルブ
を使って内側処理容器202内部のガス切替を迅速に行
うことが可能である。
【0125】図27は、前記基板処理装置200の基板
搬送部204の構成を示す。
【0126】図27を参照するに、前記外側容器201
の底部から前記基板搬送部204へと延在する石英スリ
ーブ201dの一部には、基板搬送路を囲んで基板搬入
出開口部204Aへと延在する延在部201eが形成さ
れており、前記被処理基板Wは前記延在部201e中を
通って搬入され、また搬出される。さらにこのために前
記延在部201e中には先に図19で説明した搬送アー
ム204Bが挿入される。前記アーム204Bにより搬
入された被処理基板Wは保持台203ごと上方に持ち上
げられ、前記被処理基板Wは先に説明した、石英底板2
02Aの表面と被処理基板Wの表面が略一致する処理位
置に移動される。この処理位置は、必要に応じて上下に
変化させることが可能である。
【0127】図19の基板処理装置200では、前記延
在部201eは図27に示すように一対の導管207b
の間に形成されている。
【0128】図19の基板処理装置200では、基板処
理工程の間、前記被処理基板Wは前記保持台203と共
に回転される。かかる回転機構を設けることにより、前
記被処理基板表面に、非常に均一な膜厚あるいは組成の
膜を形成することが可能になる。
【0129】図28は前記基板処理装置200を使って
Si基板上にHfO2−Al23系の高誘電体膜を形成
した場合の、膜中のHfおよびAl濃度分布を示す。た
だし図28の実験では、図2の基板処理装置10と同様
にガスノズル210Bに隣接して別のガスノズル210
Cを設け、図2の場合と同様なガス供給系を使い、図7
〜9のフローチャートに従ってHfCl4ガス、H2Oガ
ス、Al(CH33ガスとH2Oガスとを繰り返し供給
している。
【0130】図28を参照するに、図19の基板処理装
置200において被処理基板Wを回転させなかった場合
には基板中央に向ってHf濃度が増大するのに対し、被
処理基板Wを回転させた場合にはかかる組成の不均一が
効果的に平均化され、ほぼ均一な組成プロファイルが得
られることがわかる。同様な効果は、図2の基板処理装
置10においても得られる。
【0131】図19の基板処理装置200では、図2に
示したのと同様なガス供給系が使われるが、特に図15
のバルブ16Aあるいは16Cに対応して供給されるガ
スの音速を測定する音波センサ18C’,18A’を設
けることにより、供給される処理ガスの実際の分圧を検
出することが可能である。このような実際のガス濃度を
積分することにより、処理容器中に供給された処理ガス
のモル数を算出することが可能で、このため図5あるい
は図7〜9の処理シーケンスを、処理ガスの供給時間で
はなくて供給モル数に応じて正確に、時間の無駄なく制
御することが可能になる。
【0132】先にも説明したように、基板処理装置10
あるいは基板処理装置200を含む、図1(A),
(B)に基本原理を示す本発明の基板処理装置では、図
1(A)の工程において処理容器1中に処理ガス供給口
3Aから処理ガスAを導入した後、図1(B)の工程に
おいて処理ガス供給口3Bからパージガスあるいは処理
ガスBを導入した場合、処理容器1中に残留している処
理ガスAはパージガスあるいは処理ガスBの流れに乗っ
て排気口4Bより速やかに排出され、前記処理容器1内
における処理ガスAの残留濃度は急激に低下する。同様
に、図1(B)の工程において処理容器1中に処理ガス
供給口3Bから処理ガスBを導入した後、図1(A)の
工程に戻って処理ガス供給口3Aからパージガスあるい
は処理ガスAを導入した場合、処理容器1中に残留して
いる処理ガスBはパージガスあるいは処理ガスAの流れ
に乗って排気口4Aより速やかに排出され、前記処理容
器1内における処理ガスBの残留濃度は急激に低下す
る。
【0133】これに対し、処理ガス導入口3Bおよびこ
れに対応する排気口4Bを省略した構成の基板処理装置
では、処理ガス導入口3Aから導入される処理ガスAを
パージガスあるいは処理ガスBに切替えても処理ガスA
が前記処理容器1中に残留しやすく、残留処理ガスAの
濃度が処理ガスBによる処理に十分な程度まで減少する
のに長い時間を要する。
【0134】図29は、図19の基板処理装置200に
おいて、ガスノズル210Aおよび210Bから間のパ
ージ工程を挟みながら交互にTMAガスとH2Oガスと
を供給することによりAl23膜の原子層成長を行った
場合に得られる1サイクル当りの膜厚とパージ時間との
関係を示す。図29中には、同時に図19の基板ン処理
装置200においてガスノズル210Aおよび対応する
排気溝部201aのみを使って同様なAl23膜の原子
層成長を行った場合の1サイクル当りの膜厚とパージ時
間との関係を示す。
【0135】図29よりわかるように、ガスノズル21
0Aおよび210Bを交互に使ってAl23膜を成長さ
せた場合には、パージ時間を0.1秒程度まで減少させ
ても1サイクル当り形成される膜厚はほとんど変化して
おらず、先のサイクルで使われた処理ガスが次のサイク
ルまでに処理容器202内から実質的に完全にパージさ
れていることを示している。
【0136】これに対し、ガスノズル210Aと排気溝
部210aとのみを使った場合には、パージ時間を0.
1秒程度まで短縮すると1サイクル当り形成される膜厚
は2倍に増大しており、処理容器202内に先の工程の
処理ガスが残留していることを示している。
【0137】図29の結果は、場合によっては、図5あ
るいは図7〜図9の制御シーケンスにおいてパージ工程
を省略することも可能であることを示唆している。
【0138】このように、本発明の基板処理装置は、被
処理基板を処理ガスAおよびBで交互に処理する場合に
サイクル時間を短縮することが可能な利点を有する。 [第11実施例]図30は、本発明の第11実施例によ
る基板処理装置300の構成を示す。ただし図30中、
先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省
略する。
【0139】図30を参照するに、基板処理装置300
は先の基板処理装置200と同様な構成を有するが、ガ
スノズル210Bが撤去され、代わりにリモートプラズ
マ源310が前記外側処理容器201の側壁面上に、前
記排気溝部201bに前記被処理基板Wを隔てて対向す
るように設けられている。
【0140】前記リモートプラズマ源310はライン3
12AからHe,Ne,Ar,Kr,Xeなどの不活性
ガスが供給され、電極311に供給されたマイクロ波に
より前記不活性ガス中にプラズマを形成する。さらに前
記リモートプラズマ源310にはO2やN2などの処理ガ
スが供給され、供給された処理ガスをプラズマ活性化す
ることによりラジカルを形成する。このようにして形成
されたラジカルは、不活性ガスのガス流に乗って前記被
処理基板Wの表面を前記排気溝部201bへと流れ、前
記被処理基板Wの表面に吸着していた処理ガス分子を窒
化あるいは酸化、あるいは酸窒化処理する。
【0141】このように、本実施例の基板処理装置によ
れば、酸化膜のみならず、窒化膜あるいは酸窒化膜を原
子層成長により形成することが可能になる。
【0142】本実施例において、プラズマ源はリモート
プラズマ発生装置に限定されるものではなく、ICPプ
ラズマ源あるいはECRプラズマ源など、他の公知のプ
ラズマ源を使うことも可能である。
【0143】以上、本発明を好ましい実施例について説
明したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内におい
て、様々な変形・変更が可能である。
【0144】
【発明の効果】本発明によれば、処理容器中に被処理基
板を挟んで対向するように第1および第2の処理ガス導
入口を設け、さらに前記被処理基板を挟んで前記第1お
よび第2の処理ガス導入口に対向するように、第1およ
び第2の排出口を設け、前記第1の処理ガス導入口より
第1の処理ガスを前記処理容器中に導入し、前記被処理
基板表面に沿って流した後、前記第1の排出口より排出
し、次に前記第2の処理ガス導入口あるいはプラズマ源
より第2の処理ガスあるいはラジカルを導入し、前記被
処理基板表面に沿って流して先に前記被処理基板表面に
吸着されていた前記第1の処理ガス分子と反応させた
後、前記第2の排出口より排出する工程により、前記被
処理基板上に、高誘電体膜を1分子層ずつ積層しながら
形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は、本発明の原理を説明する図
である。
【図2】本発明の第1実施例による基板処理装置の構成
を示す図である。
【図3】図2の基板処理装置の一部を詳細に示す図であ
る。
【図4】(A),(B)は、図3の基板処理装置の一変
形例を示す図である。
【図5】図5は、本発明の第2実施例による基板処理方
法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例の一変形例による基板処理
方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施例による基板処理方法を示す
フローチャート(その1)である。
【図8】本発明の第3実施例による基板処理方法を示す
フローチャート(その2)である。
【図9】本発明の第3実施例による基板処理方法を示す
フローチャート(その3)である。
【図10】本発明の第3実施例による基板処理方法の別
の例を示すフローチャート(その1)である。
【図11】本発明の第3実施例による基板処理方法の別
の例を示すフローチャート(その2)である。
【図12】本発明の第3実施例による基板処理方法の別
の例を示すフローチャート(その3)である。
【図13】(A),(B)は、本発明の第4実施例によ
る切替バルブの構成を示す図である。
【図14】本発明の第5実施例による基板処理装置の構
成を示す図である。
【図15】本発明の第6実施例による基板処理装置の構
成を示す図である。
【図16】本発明の第7実施例による基板処理装置の構
成を示す図である。
【図17】本発明の第8実施例による基板処理装置の構
成を示す図である。
【図18】(A)〜(D)は、本発明の第9実施例によ
る様々な基板処理装置の構成を示す図である。
【図19】本発明の第10実施例による基板処理装置の
構成を示す図である。
【図20】図19の基板処理装置の一部を詳細に示す図
である
【図21】図20の一部を詳細に示す図である。
【図22】図19の基板処理装置の一部を詳細に示す図
である。
【図23】(A)〜(C)は、図22の一部を詳細に示
す図である。
【図24】図22の一部を詳細に示す図;である。
【図25】(A),(B)は、図19の基板処理装置の
排気系の構成例を示す図である。
【図26】図19の基板処理装置の排気系の別の構成例
を示す図である。
【図27】図19の基板処理装置の基板搬入出部の構成
を示す図である。
【図28】図19の基板処理装置において被処理基板を
回転させた場合の効果を示す図である。
【図29】図19の基板処理装置において、処理ガスを
交互に供給した場合のパージ時間短縮効果を示す図であ
る。
【図30】本発明の第11実施例による基板処理装置の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1,10,101,102,200,300 基板処理装
置 2,12 被処理基板 3A,3B,13A,13B,13C,13D 処理ガ
ス導入口 4A,4B,14A,14B,14C,14D 排気口 5A,5B,16A,16B,16C 切替バルブ 6A,6B,15A,15B コンダクタンスバルブ 10A 制御装置 11 処理容器 11W 石英窓 16a 第1の処理ガス供給ライン 16b 第2の処理ガス供給ライン 16c 第3の処理ガス供給ライン 17A,17B,17C,21A,22A,21B,2
2B,21C,22Cバルブ 18A,18B,18C,20a,20c 質量流量コ
ントローラ 18A‘,18C’ 音波センサ 21a,21b,21c,23a,23b,23c,1
00a,100b パージライン 20A,20B,20C 原料容器 100 トラップ 110 石英処理容器 110A 石英処理容器上部 110B 石英処理容器下部 111A,111B,111C,111D,111E,
111F ヒータ 160 切替バルブ 161A 金属棒 161a シールリング 161B セラミック弁体 161Ba,161Bb 溝 161M マグネット 162 容器 162A 第1のガス入り口 162B 第2のガス入り口 162C 第1のガス出口 162D,162E 第2のガス出口 163 キャップ 163A 水冷ジャケット 163a 冷却水入り口 163b 冷却水出口 201 外側容器 201A カバープレート 201D 開口部 201a,201b 排気溝部 201d 石英ライナー 202 内側容器 202A 石英底板 202B 石英カバー 203 保持台 203A ガードリング 204 基板搬送部 204A 基板搬送口 204B 搬送アーム 205 軸受部 205A 磁気シール 205B 回動軸 206 ベローズ 207A,207B コンダクタンスバルブ 207a,207b 導管 2091〜2094 整流板 209A、209B 開口部 260a,260c 処理ガス蓄積室 261c 圧力計 310 リモートプラズマ源 311 電極 312A、312B ガス供給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 孝治 東京都東大和市立野2丁目703番地 株式 会社ケミトロニクス内 Fターム(参考) 4K030 AA03 AA06 AA11 AA14 BA42 BA44 CA04 CA12 EA06 GA06 JA05 KA02 KA10 KA11 KA12 KA24 KA46 5F045 AA03 AB31 AC01 AC05 AC07 AC08 AC09 AC11 AD06 AD07 AD08 AE21 AE23 AE25 AF03 BB16 CA05 DC63 DP04 EB02 EB03 EF13 EK07 EM10 5F058 BA01 BC03 BD01 BD04 BD05 BF04 BF23 BF24 BF27 BF29 BJ01

Claims (65)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器と、 前記処理容器中に、前記被処理基板を保持可能に設けら
    れた基板保持台と、 前記処理容器中、前記基板保持台の第1の側に形成さ
    れ、前記基板保持台上の前記被処理基板表面に第1の処
    理ガスを、前記第1の処理ガスが前記被処理基板表面に
    沿って、前記第1の側から前記第1の側に対向する第2
    の側に向かって流れるように供給する第1の処理ガス供
    給部と、 前記処理容器中、前記基板保持台の前記第2の側に形成
    された第1の排気口と、 前記処理容器中、前記基板保持台の前記第2の側に形成
    され、前記基板保持台上の前記被処理基板表面に第2の
    処理ガスを、前記第2の処理ガスが前記被処理基板表面
    に沿って、前記第2の側から前記第1の側に向かって流
    れるように供給する第2の処理ガス供給部と、 前記処理容器中、前記基板保持台の前記第1の側に形成
    された第2排気口を備えた基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理容器は、外側容器と、前記外側
    容器内部に設けられた内側容器とよりなり、前記基板保
    持台は、前記内側容器内に設けられている請求項1記載
    の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記基板保持台は上下動自在に設けられ
    ており、前記内側容器は前記基板保持台に上下動経路に
    沿って、前記上下動経路を囲むように延在する延在部を
    含む請求項2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記基板保持台の最高位置において前記
    被処理基板の表面が前記内側処理容器の底面と実質的に
    一致する請求項3記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記保持台の周囲には、前記被処理基板
    の外周縁を囲むようにガードリング部材が設けられ、前
    記ガードリング部材は前記内側容器延在部の内周に対応
    した外周を有し、前記内周と前記外周との間に実質的に
    一定の幅の隙間が形成される請求項3記載の基板処理装
    置。
  6. 【請求項6】 さらに前記外側処理容器と前記内側処理
    容器との間の空間が、前記内側処理容器とは独立に排気
    される請求項2記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記内側容器は石英よりなる請求項2記
    載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記内側容器は平坦な石英プレートより
    なる底部と、前記底部上に、前記底部を覆うように設け
    られた石英カバーとよりなり、前記保持台上の被処理基
    板は前記石英プレート中に形成された開口部において露
    出され、前記露出された被処理基板表面は、前記石英プ
    レート表面と実質的に一致する平面を形成する請求項2
    記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記内側容器と前記外側容器との間の空
    間には、加熱機構が設けられている請求項2記載の基板
    処理装置。
  10. 【請求項10】 前記基板保持台は加熱機構を備えた請
    求項1記載の基板処理装置。
  11. 【請求項11】 さらに前記基板保持台を回動させる回
    動機構を備えた請求項1記載の基板処理装置。
  12. 【請求項12】 前記回動機構は、前記基板保持台を保
    持するシャフトと、前記シャフトを回動自在に保持する
    磁気シールとよりなり、前記磁気シールは前記シャフト
    をベローズにより囲まれた空間内を上下自在に保持し、
    前記空間は、前記内側容器内部よりも高真空状態に減圧
    される請求項11記載の基板処理装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の排気口は、前記第1の処理
    ガスの流れ方向に略直交する方向に延在する第1のスリ
    ットよりなり、前記第2の排気口は、前記第2の処理ガ
    スの流れ方向に略直交する方向に延在する第2のスリッ
    トよりなる請求項1記載の基板処理装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の排気口は、前記第1の処理
    ガスの流れ方向に略直交する方向に延在する第1のスリ
    ットよりなり、前記第2の排気口は、前記第2の処理ガ
    スの流れ方向に略直交する方向に延在しる第2のスリッ
    トよりなり、前記処理容器の排気は、前記第1および第
    2の処理ガスの流れ方向および前記第1および第2のス
    リットの延在方向に略直交する方向になされることを特
    徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  15. 【請求項15】 前記第1および第2のスリットは、実
    質的に一定のスリット幅を有する請求項13記載の基板
    処理装置。
  16. 【請求項16】 前記第1および第2のスリットの各々
    は、スリット幅が中央部と両端部とで変化する請求項1
    3記載の基板処理装置。
  17. 【請求項17】 前記第1および第2のスリットの各々
    はカバープレートで覆われ、前記カバープレート中に
    は、前記スリットの延在方向に沿って複数の開口部が形
    成されている請求項13記載の基板処理装置。
  18. 【請求項18】 前記複数の開口部は、前記スリットの
    中央部と両端部で大きさが変化する請求項17記載の基
    板処理装置。
  19. 【請求項19】 前記カバープレート中において、前記
    複数の開口部の密度が、前記スリットの中央部と両端部
    で変化する請求項17記載の基板処理装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の処理ガス供給部は、前記第
    1の処理ガスを滞留させる第1の滞留部と、前記第1の
    滞留部上に前記第1の処理ガスの流れ方向に略直交する
    方向に延在するように形成された偏平なスリットよりな
    る第1の吐出口を有し、前記第2の処理ガス供給部は、
    前記第2の処理ガスを滞留させる第2の滞留部と、前記
    第2の滞留部上に前記第2の処理ガスの流れ方向に略直
    交する方向に延在するように形成された偏平なスリット
    よりなる第2の吐出口を有する請求項1記載の基板処理
    装置。
  21. 【請求項21】 前記第1および第2の吐出口は、中央
    部と両端部とで異なるスリット幅を有する請求項20記
    載の基板処理装置。
  22. 【請求項22】 前記第1および第2の吐出口の各々に
    は複数の開口部を有する拡散板が設けられ、前記複数の
    開口部は前記拡散板の中央部と両端部とで大きさが異な
    る請求項2記載の基板処理装置。
  23. 【請求項23】 前記第1および第2の吐出口の各々に
    は複数の開口部を有する拡散板が設けられ、前記複数の
    開口部の密度が前記拡散板の中央部と両端部とで異なる
    請求項20記載の基板処理装置。
  24. 【請求項24】 前記外部容器と前記内部容器との間の
    空間は、前記内部容器内部よりもより高真空に減圧され
    る請求項2記載の基板処理装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の処理ガス供給部は前記第1
    の処理ガスを第1の原料容器から第1の原料切替弁を介
    して供給され、前記第2の処理ガス供給部は前記第2の
    処理ガスを第2の原料容器から第2の原料切替弁を介し
    て供給され、前記第1の排気口および前記第2の排気口
    はそれぞれ第1および第2の排気量調整弁機構を介して
    排気装置に接続される請求項1記載の基板処理装置。
  26. 【請求項26】 前記第1の排気口は前記第1の処理ガ
    スの流れ方向に略直交する方向に延在する第1のスリッ
    トよりなり、前記第2の排気口は前記第2の処理ガスの
    流れ方向に略直交する方向に延在する第2のスリットよ
    りなり、前記第1の排気量調整弁機構は、前記第1のス
    リットの両端部に結合され、同時に実質的に同一の開度
    に駆動される一対の排気量調整弁よりなり、前記第2の
    排気量調整弁機構は、前記第2のスリットの両端部に結
    合され、同時に実質的に同一の開度に駆動される一対の
    排気量調整弁よりなる請求項25記載の基板処理装置。
  27. 【請求項27】 前記第1の排気口は前記第1の処理ガ
    スの流れ方向に略直交する方向に延在する第1のスリッ
    トよりなり、前記第2の排気口は前記第2の処理ガスの
    流れ方向に略直交する方向に延在する第2のスリットよ
    りなり、前記第1の排気量調整弁機構は、前記第1のス
    リットの両端部に、ダクトを介して共通接続される請求
    項25記載の基板処理装置。
  28. 【請求項28】 前記第2の排気量調整弁機構は、前記
    第2のスリットの両端部に、ダクトを介して共通接続さ
    れる請求項27記載の基板処理装置。
  29. 【請求項29】 前記保持台は、最上位の処理位置と最
    下位の基板出入位置との間を上下自在に設けられてお
    り、前記被処理基板は、前記第1の排気量調整弁機構を
    構成する前記一対の排気量調整弁の間の空間を通る基板
    搬送路を通って、前記処理容器に対して出し入れされる
    請求項26記載の基板処理装置。
  30. 【請求項30】 さらに前記基板処理装置は、前記第
    1,第2の原料切替弁を制御する制御装置を備え、前記
    制御装置は前記第1,第2の原料切替弁を、前記第1の
    処理ガス供給部が前記第1の処理ガスを前記処理容器中
    に導入する場合に前記第2の処理ガス供給部による前記
    第2の処理ガスの前記処理容器中への導入が遮断される
    ように、また前記第2の処理ガス供給部が前記第2の処
    理ガスを前記処理容器中に導入する場合に前記第1の処
    理ガス供給部による前記第1の処理ガスの前記処理容器
    中への導入が遮断されるように制御する請求項25記載
    の基板処理装置。
  31. 【請求項31】 前記制御装置は、前記第1の処理ガス
    供給部が前記第1の処理ガスを前記処理容器中に導入す
    る場合に前記第1の排気量調整弁機構の開弁度を前記第
    2の排気量調整弁機構の開弁度よりも増大させ、前記第
    2の処理ガス供給部が前記第2の処理ガスを前記処理容
    器中に導入する場合に前記第2の排気量調整弁機構の開
    弁度を前記第1の排気量調整弁機構の開弁度よりも増大
    させる請求項30記載の基板処理装置。
  32. 【請求項32】 前記第1の処理ガスを前記処理容器中
    に導入する場合、前記第2の排気量調整弁機構の開弁度
    は3%あるいはそれ以下に設定され、前記第2の処理ガ
    スを前記処理容器中に導入する場合、前記第1の排気量
    調整弁機構の開弁度は3%あるいはそれ以下に設定され
    る請求項31記載の基板処理装置。
  33. 【請求項33】 前記第1の処理ガスを前記処理容器中
    に導入する場合、前記第2の排気量調整弁機構が閉鎖さ
    れ、前記第2の処理ガスを前記処理容器中に導入する場
    合、前記第1の排気量調整弁機構が閉鎖される請求項3
    1記載の基板処理装置。
  34. 【請求項34】 前記第1の処理ガスの前記処理容器中
    への導入が遮断され、かつ前記第2の処理ガスが前記処
    理容器中に導入される以前であり、しかも前記第2の処
    理ガスの前記処理容器中への導入が遮断されている状態
    において、前記第1の排気量調整弁機構および前記第2
    の排気量調整弁機構を、それぞれ最大の開度あるいは十
    分な排気量が得られる開度に設定する工程を設けたこと
    を特徴とする請求項31記載の基板処理装置。
  35. 【請求項35】 前記第1の処理ガス供給部は、前記第
    1の処理ガスの前記処理容器中への導入が遮断された状
    態で、前記処理容器中に不活性ガスを導入し、前記第2
    の処理ガス供給部は、前記第2の処理ガスの前記処理容
    器中への導入が遮断された状態で、前記処理容器中に不
    活性ガスを導入する請求項1記載の基板処理装置。
  36. 【請求項36】 前記第1の原料切替弁は第1の不活性
    ガスラインと第1の排気ラインに接続されており、前記
    第2の原料切替弁は第2の不活性ガスラインと第2の排
    気ラインに接続されており、前記第1の原料切替弁は、
    前記第1の処理ガスを前記処理容器中に導入している状
    態で前記第1の不活性ガスライン中の不活性ガスを前記
    第1の排気ラインに流し、前記第1の処理ガスの前記処
    理容器中への導入が遮断されている状態で、前記第1の
    処理ガスを前記第1の排気ラインに流し、前記第1の不
    活性ガスライン中の不活性ガスを前記処理容器中に導入
    し、前記第2の原料切替弁は、前記第2の処理ガスを前
    記処理容器中に導入している状態で前記第2の不活性ガ
    スライン中の不活性ガスを前記第2の排気ラインに流
    し、前記第2の処理ガスの前記処理容器中への導入が遮
    断されている状態で、前記第2の処理ガスを前記第2の
    排気ラインに流し、前記第2の不活性ガスライン中の不
    活性ガスを前記処理容器中に導入する請求項25記載の
    基板処理装置。
  37. 【請求項37】 前記第1の原料切替弁により前記第1
    の不活性ガスを前記処理容器中に導入しており、かつ前
    記第2の原料切替弁により前記第2の不活性ガスを前記
    処理容器中に導入している状態において、前記第1およ
    び第2の排気量調整弁機構を最大の開度、もしくは十分
    に高い排気が達成できるか開度に設定する工程を設ける
    ことを特徴とする請求項25記載の基板処理装置。
  38. 【請求項38】 前記第1の原料容器は、反応ガスを供
    給されることにより前記第1の処理ガスを発生させる請
    求項30記載の基板処理装置。
  39. 【請求項39】 前記第1の原料容器と前記第1の切替
    弁との間には、前記第1の処理ガスが前記処理容器中に
    供給されている状態で、前記第1の処理ガスの前記処理
    容器中への導入が遮断されている状態よりも前記第1の
    処理ガスの流量を増大させる流量制御部が設けられた請
    求項30記載の基板処理装置。
  40. 【請求項40】 前記第1の原料容器と前記第1の切替
    弁との間には、前記第1の処理ガスを一時的に蓄積する
    空間が設けられた請求項25記載の基板処理装置。
  41. 【請求項41】 前記空間には圧力計が設けられ、前記
    空間中には前記第1の処理ガスが所定の圧力で蓄積され
    る請求項40記載の基板処理装置。
  42. 【請求項42】 前記第1の原料容器と前記空間との間
    には質量流量コントローラが設けられ、前記空間中には
    前記第1の処理ガスが、前記質量流量コントローラで検
    出した流量に基づいて、所定の積算流量に対応する量で
    蓄積される請求項40記載の基板処理装置。
  43. 【請求項43】 前記処理容器は平坦な形状を有し、前
    記第1および第2の処理ガス供給部は、それぞれ前記第
    1および第2の処理ガスを、前記被処理基板の主面に平
    行なシート状の流れとして供給する請求項1記載の基板
    処理装置。
  44. 【請求項44】 前記処理容器は平坦な形状を有し、か
    つ、前記被処理基板の主面に平行なシート状のガスの流
    れる上面と底面との距離が可変である請求項1記載の基
    板処理装置。
  45. 【請求項45】 前記処理容器は平坦な形状を有し、か
    つ、前記被処理基板の主面に平行なシート状のガスの流
    れる上面と底面との距離は、前記被処理基板が搬送され
    た後、短く設定される請求項1記載の基板処理装置。
  46. 【請求項46】 前記第1および第2の排気口は、それ
    ぞれ前記第1および第2の処理ガスの流れ方向に略直交
    する方向に延在するスリット状の開口部よりなる請求項
    1記載の基板処理装置。
  47. 【請求項47】 前記第1および第2の処理ガスは、不
    活性ガスとの混合ガスである請求項1記載の基板処理装
    置。
  48. 【請求項48】 さらに前記処理容器中、前記基板保持
    台の第1の側に形成され、前記基板保持台上の前記被処
    理基板表面に第3の処理ガスを、前記第3の処理ガスが
    前記被処理基板表面に沿って、前記第2の側に向かって
    流れるように供給する第3の処理ガス供給部を設けた請
    求項1記載の基板処理装置。
  49. 【請求項49】 前記第3の処理ガス供給部は前記第3
    の処理ガスを第3の原料容器から第3の原料切替弁を介
    して供給され、前記制御装置は、前記第1,第2および
    第3の原料切替弁を、前記第1の処理ガス供給部が前記
    第1の処理ガスを前記処理容器中に導入する場合に前記
    第2の処理ガス供給部による前記第2の処理ガスの前記
    処理容器中への導入および前記第3の処理ガス供給部に
    よる前記第3の処理ガスの前記処理容器中への導入が遮
    断されるように、また前記第2の処理ガス供給部が前記
    第2の処理ガスを前記処理容器中に導入する場合に前記
    第1の処理ガス供給部による前記第1の処理ガスの前記
    処理容器中への導入および前記第3の処理ガス供給部に
    よる前記第3の処理ガスの前記処理容器中への導入が遮
    断されるように、さらに前記第3の処理ガス供給部が前
    記第3の処理ガスを前記処理容器中に導入する場合に前
    記第1の処理ガス供給部による前記第1の処理ガスの前
    記処理容器中への導入および前記第2の処理ガス供給部
    による前記第2の処理ガスの前記処理容器中への導入が
    遮断されるように制御する請求項48記載の基板処理装
    置。
  50. 【請求項50】 前記制御装置は、前記第3の処理ガス
    供給部が前記第1の処理ガスを前記処理容器中に導入す
    る場合に前記第1の排気量調整弁の開弁度を前記第2の
    排気量調整弁の開弁度よりも増大させる請求項48記載
    の基板処理装置。
  51. 【請求項51】 前記第3の処理ガス供給部は、前記第
    3の処理ガスの前記処理容器中への導入が遮断された状
    態で、前記処理容器中に不活性ガスを導入する請求項4
    8記載の基板処理装置。
  52. 【請求項52】 前記第3の処理ガス供給部は、前記第
    3の処理ガスを、前記第1の側から前記第2の側に、前
    記被処理基板主面に平行なシート状の流れとして供給す
    る請求項48記載の基板処理装置。
  53. 【請求項53】 前記第3の原料切替弁は第3の不活性
    ガスラインと第3の排気ラインに接続されており、前記
    第3の原料切替弁は、前記第3の処理ガスを前記処理容
    器中に導入している状態で前記第3の不活性ガスライン
    中の不活性ガスを前記第3の排気ラインに流し、前記第
    3の処理ガスの前記処理容器中への導入が遮断されてい
    る状態で、前記第3の処理ガスを前記第3の排気ライン
    に流し、前記第3の不活性ガスライン中の不活性ガスを
    前記処理容器中に導入する請求項48記載の基板処理装
    置。
  54. 【請求項54】 前記第3の処理ガスは、不活性ガスと
    の混合ガスである請求項48記載の基板処理装置。
  55. 【請求項55】 さらに 前記処理容器中、前記基板保
    持台の第3の側に形成され、前記基板保持台上の前記被
    処理基板表面に第3の処理ガスを、前記第3の処理ガス
    が前記被処理基板表面に沿って、前記第3の側から反対
    側の第4の側に向かって流れるように供給する第3の処
    理ガス供給部と、前記処理容器中、前記基板保持台の前
    記第4の側に形成された第4の排気口とを形成した請求
    項1記載の基板処理装置。
  56. 【請求項56】 さらに前記処理容器中、前記基板保持
    台の前記第4の側に形成され、前記基板保持台上の前記
    被処理基板表面に第4の処理ガスを、前記第4の処理ガ
    スが前記被処理基板表面に沿って、前記第4の側から前
    記第3の側に向かって流れるように供給する第4の処理
    ガス供給部と、前記処理容器中、前記基板保持台の前記
    第3の側に形成された第4の排気口を備えた請求項55
    記載の基板処理装置。
  57. 【請求項57】 前記第1の処理ガスは成膜ガスであ
    り、前記第2の処理ガスは酸化処理ガスである請求項1
    記載の基板処理装置。
  58. 【請求項58】 前記第1の処理ガスは、ZrCl
    4と、ZrBr4と、Zr(I−OC374と、Zr
    (n−OC494と、Zr(t−OC494と、Zr
    (AcAc)4と、Zr(DPM)4と、Zr(O−iP
    r)(DPM)3と、Zr(HFA)4と、Zr(B
    44と、Zr(N(CH324と、Zr(N(C2
    524とよりなる群より選ばれるか、もしくは(C2
    52AlN3と、(C252AlBrと、(C252
    AlClと、(C252AlIと、(I−C49)A
    lHと、(CH32AlNH2と、(CH32AlCl
    と、(CH32AlHと、(CH32AlH:N(CH
    3225と、AlH3:N(CH3225と、Al
    (C25)Cl2と、Al(CH3)Cl2と、Al(C2
    5 3と、Al(I−C49)Alと、Al(I−OC
    493AlCl3と、Al(CH33と、AlH3:N
    (CH33と、Al(AcAc)3と、Al(DPM) 3
    と、Al(HFA)3と、Al(OC253と、Al
    (I−C493と、Al(I−OC373と、Al
    (OCH33と、Al(n−OC493と、Al(n
    −OC373と、Al(sec−OC43と、A
    l(t−OC493と、AlBr3とよりなる群から選
    ばれるか、もしくはY(AcAc)3と、Y(DPM)3
    と、Y(O−iPr)(DPM)2と、Y(HFA)
    3と、Cp3Yとよりなる群から選ばれるか、もしくはH
    fCl4と、HfBr4と、Hf(AcAc) 4と、Hf
    (DPM)4と、Hf(O−iPr)(DPM)3と、H
    f(HFA)4と、Hf[N(C2524と、Hf
    [N(CH324とよりなる群から選ばれるか、Ti
    Cl4と、TiBr4と、TiI4と、Ti(I−OC
    34と、Ti(OC254と、Ti(I−OC
    374と、Ti(n−OC374と、Ti(n−OC
    494と、Ti(AcAc)4と、Ti(AcAc)2
    Cl2と、Ti(DPM)4と、Ti(DPM)2Cl
    2と、Ti(O−iPr)(DPM)3と、Ti(HF
    A)2Cl2とよりなる群から選ばれるか、もしくはLa
    Br3と、LaI3と、La(OCH33と、La(OC
    253と、La(I−OC37 2と、Cp3Laと、
    MeCp3Laと、La(DMP)3と、La(HFA)
    3と、La(AcAc)3と、Cp(C88)Tiと、C
    2Ti[N(CH322と、Cp2TiCl2と、(C
    25)Ti(N32と、Ti[N(C2524と、T
    i[N(CH324とよりなる群から選ばれ、前記第
    2の処理ガスは、酸素ラジカル原子と、酸素ラジカル分
    子と、O3と、N2Oと、H22と、H2OとD2Oとより
    なる群から選ばれる請求項1記載の基板処理装置。
  59. 【請求項59】 前記第3の処理ガスは成膜ガスである
    請求項48記載の基板処理装置。
  60. 【請求項60】 前記第3の処理ガスは前記第1の処理
    ガスと異なり、H2Si[N(CH322と、(C
    252SiH2と、(CH32SiCl2と、(CH3
    2Si(OC252と、(CH32Si(OCH3
    2と、(CH32SiH2と、C25Si(OC253
    と、(CH33SiSi(CH33と、HN[Si(C
    332と、(CH3)(C65)SiCl2と、CH3
    SiH3と、CH3SiCl3と、CH3Si(OC25
    3と、CH3Si(OCH33と、C65Si(Cl)
    (OC252と、C65Si(OC253と、(C2
    54Siと、Si[N(CH324と、Si(C
    34と、Si(C253Hと、(C253SiN3
    と、(CH33SiClと、(CH33SiOC2
    5と、(CH33SiOCH3と、(CH33SiHと、
    (CH33SiN3と、(CH33(C23)Siと、
    SiH[N(CH323と、SiH[N(CH323
    と、Si(CH3COO)4と、Si(OCH34と、S
    i(OC254と、Si(I−OC374と、Si
    (t−OC494と、Si(n−OC494と、Si
    (OC253Fと、HSi(OC253と、Si(I
    −OC373Fと、Si(OCH33Fと、HSi
    (OCH33と、H2SiCl2と、Si2Cl6と、Si
    26と、SiF4と、SiCl4と、SiBr4と、HS
    iCl3と、SiCl3Fと、Si38と、SiH2
    2、SiH2Cl2と、Si(C252Cl2とよりな
    る群から選ばれるか、もしくは(C252AlN3と、
    (C252AlBrと、(C252AlClと、(C
    252AlIと、(I−C49)AlHと、(CH3
    2AlNH2と、(CH32AlClと、(CH32Al
    Hと、(CH32AlH:N(CH3225と、Al
    3:N(CH3225と、Al(C25)Cl2と、
    Al(CH3)Cl2と、Al(C253と、Al(I
    −C49)Alと、Al(I−OC493AlCl
    3と、Al(CH33と、AlH3:N(CH33と、A
    l(AcAc)3と、Al(DPM)3と、Al(HF
    A)3と、Al(OC253と、Al(I−C493
    と、Al(I−OC3 78と、Al(OCH33と、
    Al(n−OC493と、Al(n−OC373と、
    Al(sec−OC493と、Al(t−OC493
    と、AlBr3とよりなる群から選ばれる請求項48記
    載の基板処理装置。
  61. 【請求項61】 少なくとも前記第1の切替弁は切替弁
    容器と、前記切替弁容器中に回動自在に設けられたセラ
    ミック弁体と、切替弁容器中において前記セラミック弁
    体に一体的に結合された磁性体と、前記切替弁容器の外
    側に設けられ、前記磁性体と磁気的に結合した電磁駆動
    部とよりなり、前記セラミック弁体中には溝が形成され
    ている請求項1記載の基板処理装置。
  62. 【請求項62】 処理容器と、前記処理容器中に、前記
    被処理基板を保持可能に設けられた基板保持台と、前記
    処理容器中、前記基板保持台の第1の側に形成された第
    1の処理ガス供給部と、前記処理容器中、前記基板保持
    台の第2の、前記第1の側に対向する側に形成された第
    1の排気口と、前記処理容器中、前記基板保持台の前記
    第2の側に形成された第2の処理ガス供給部と、前記処
    理容器中、前記基板保持台の前記第1の側に形成された
    第2排気口を備えた基板処理装置を使った基板処理方法
    であって、 前記第1の処理ガス供給部から第1の処理ガスを、前記
    被処理基板表面に沿って前記第1の側から前記第2の側
    に流し、前記被処理基板表面に第1の処理を行う工程
    と、 前記第2の処理ガス供給部から第2の処理ガスを、前記
    被処理基板表面に沿って前記第2の側から前記第1の側
    に流し、前記被処理基板表面に第2の処理を行う工程を
    よりなり、 前記第1の処理を行う工程では、前記第2の排気口の排
    気量を前記第1の排気口の排気量よりも減少させ、 前記第2の処理を行う工程では、前記第1の排気口の排
    気量を前記第2の排気口の排気量よりも減少させる基板
    処理方法。
  63. 【請求項63】 前記第1の処理を行う工程では、前記
    第2の処理ガス供給部から前記処理容器中に不活性ガス
    を供給し、前記第2の処理を行う工程では、前記第1の
    処理ガス供給部から前記処理容器中に不活性ガスを供給
    する請求項62記載の基板処理方法。
  64. 【請求項64】 処理容器と、 前記処理容器中に、前記被処理基板を保持可能に設けら
    れた基板保持台と、 前記処理容器中、前記基板保持台の第1の側に形成さ
    れ、前記基板保持台上の前記被処理基板表面に処理ガス
    を、前記処理ガスが前記被処理基板表面に沿って、前記
    第1の側から前記第1の側に対向する第2の側に向かっ
    て流れるように供給する処理ガス供給部と、 前記処理容器中、前記基板保持台の前記第2の側に形成
    された第1の排気口と、 前記処理容器中、前記基板保持台の前記第2の側に形成
    され、前記基板保持台上の前記被処理基板表面にラジカ
    ルを、前記ラジカルが前記被処理基板表面に沿って、前
    記第2の側から前記第1の側に向かって流れるように供
    給するラジカル源と、 前記処理容器中、前記基板保持台の前記第1の側に形成
    された第2排気口を備えた基板処理装置。
  65. 【請求項65】 前記ラジカル源は、前記処理容器の側
    壁部に設けられたプラズマ源よりなる請求項64記載の
    基板処理装置。
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