JP2015149435A - 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体 - Google Patents

成膜方法、成膜装置及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2015149435A
JP2015149435A JP2014022462A JP2014022462A JP2015149435A JP 2015149435 A JP2015149435 A JP 2015149435A JP 2014022462 A JP2014022462 A JP 2014022462A JP 2014022462 A JP2014022462 A JP 2014022462A JP 2015149435 A JP2015149435 A JP 2015149435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film forming
film
film formation
gas
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014022462A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6160500B2 (ja
Inventor
原田 豪繁
Takeshige Harada
豪繁 原田
中島 滋
Shigeru Nakajima
滋 中島
奨 高田
Sho TAKADA
奨 高田
力也 渡部
Rikiya Watabe
力也 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2014022462A priority Critical patent/JP6160500B2/ja
Publication of JP2015149435A publication Critical patent/JP2015149435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6160500B2 publication Critical patent/JP6160500B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

【課題】反応管内にて棚状に積載された基板に対して原料ガス及びこの原料ガスと反応する水蒸気を順番に供給して薄膜を成膜するにあたって、良好な膜質を持つ薄膜を得ること。
【解決手段】塩化ハフニウムガスと水蒸気とをウエハWに交互に供給して酸化ハフニウム膜を成膜する時に、水蒸気を供給した後に行われる処理雰囲気の置換工程の前段ステップ及び後段ステップに各々充てる時間tと、成膜後に得られる酸化ハフニウム膜の成膜量Dとの相関関係をプロットする。そして、2分あたりの成膜量Dの減少率を計算して、この減少率が2.4%を下回る大きさとなるように、前記時間tを設定する。
【選択図】図9

Description

本発明は、反応管内の基板保持具に棚状に保持された基板に対して互いに反応する処理ガスを順番に供給して薄膜を成膜する成膜方法、成膜装置及び前記成膜方法が記憶された記憶媒体に関する。
半導体ウエハ(以下「ウエハ」と言う)などの基板に対して高誘電率膜(例えば酸化ハフニウム(Hf−O)膜)を成膜する手法として、互いに反応する処理ガスを交互にウエハに供給してこれら処理ガスの反応生成物を積層するALD(Atomic Layer Deposition)法が知られている。処理ガスの一例としては、原料ガスであるTDMAH(テトラキスジメチルアミノハフニウム)ガスと反応ガス(酸化ガス)であるオゾン(O)ガスとが用いられる。
このような高誘電率膜を成膜する装置としては、多数枚のウエハに対して一括して成膜処理を行うバッチ式の縦型熱処理装置が挙げられる。この装置では、ウエハを棚状に積載したウエハボート(基板保持具)を縦型の反応管内に下方側から気密に搬入すると共に、ウエハボートに沿って反応管内に設けられた各ガスノズルから既述の処理ガスを交互に供給して成膜処理が行われる。そして、これら処理ガスを切り替える時には、反応管内の真空排気や窒素(N)ガスのパージなどからなる雰囲気の置換工程が行われる。この置換工程は、成膜処理に要する時間をなるべく短縮するために、反応管内の容積や排気ポンプの排気能力を考慮して、処理ガスを排出するにあたって必要十分な時間に設定されており、具体的には例えば数十秒程度となっている。
ここで、高誘電率膜の形成前における下地基板の酸化を抑えたい場合には、既述の反応ガスとして、オゾンガスに代えて水蒸気(純水からなるガス)を用いることが検討されている。しかしながら、反応ガスとして水蒸気を用いると、後述の実験結果から分かるように、それ程良好な膜質が得られない。
特許文献1には、バッチ式の装置において、DCS(ジクロロシラン)ガスとアンモニア(NH)ガスとを用いたALD法により窒化シリコン膜を成膜する技術について記載されているが、水蒸気を用いて高誘電率膜を成膜する時に生じる課題については検討されていない。
特許第5208294号
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、反応管内にて棚状に積載された基板に対して原料ガス及びこの原料ガスと反応する水蒸気を順番に供給して薄膜を成膜するにあたって、良好な膜質を持つ薄膜を得ることのできる技術を提供することにある。
本発明の成膜方法は、
反応管内の基板保持具に棚状に保持された複数枚の基板に対して原料ガス及びこの原料ガスと反応する水蒸気を順番に供給する成膜サイクルを複数回繰り返して、これら原料ガスと水蒸気との反応生成物を基板上に積層する成膜方法であって、
前記成膜サイクルは、水蒸気の供給を停止した後、原料ガスの供給を開始する前に、前記反応管内を真空排気する前段ステップと次いで不活性ガスを供給する後段ステップとを含む雰囲気置換工程を含み、
前記雰囲気置換工程の前段ステップ及び後段ステップを各々1回ずつ同じ時間tに設定して前記成膜サイクルを実施して得られた成膜量をDとし、時間tと成膜量Dとの関係を示すグラフにおいて時間tの増大により成膜量Dが減少して、時間tが2分増大したときに成膜量Dの減少率が2.4%以下となる成膜量DをD0とすると、
前記雰囲気置換工程は、前記成膜サイクルを行ったときの成膜量DがD0となるように実施されることを特徴とする。
本発明の成膜装置は、
反応管内の基板保持具に棚状に保持された複数枚の基板に対して原料ガス及びこの原料ガスと反応する水蒸気を順番に供給する成膜サイクルを複数回繰り返して、これら原料ガスと水蒸気との反応生成物を基板上に積層する成膜装置であって、
水蒸気の供給を停止した後、原料ガスの供給を開始する前に、前記反応管内を真空排気する前段ステップと次いで不活性ガスを供給する後段ステップとを含む雰囲気置換工程を前記成膜サイクルの一部として行うように制御信号を出力する制御部を備え、
前記雰囲気置換工程の前段ステップ及び後段ステップを各々1回ずつ同じ時間tに設定して前記成膜サイクルを実施して得られた成膜量をDとし、時間tと成膜量Dとの関係を示すグラフにおいて時間tの増大により成膜量Dが減少して、時間tが2分増大したときに成膜量Dの減少率が2.4%以下となる成膜量DをD0とすると、
前記制御部は、前記成膜サイクルを行ったときの成膜量DがD0となるように、前記雰囲気置換工程を実施するように制御信号を出力することを特徴とする。
また、本発明の記憶媒体は、
コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、既述の成膜方法を実施するようにステップが組まれていることを特徴とする。
本発明は、原料ガスと水蒸気との反応により得られる反応生成物の成膜量(膜厚寸法)Dについて、水蒸気を供給した後、原料ガスの供給を開始する前に行われる雰囲気置換工程の各ステップに費やす時間tを長く設定する程減少することに着目して、前記時間tをある範囲内に設定している。具体的には、前記時間tは、時間tが2分増大したときに成膜量Dの減少率が2.4%以下となる成膜量DをD0とすると、成膜サイクルを行ったときの成膜量DがD0となるように設定している。そのため、反応生成物には水蒸気が残りにくくなるため、良好な膜質を持つ薄膜を得ることができる。
本発明の成膜装置の一例を示す縦断面図である。 前記成膜装置を示す横断平面図である。 本発明の成膜方法を示すフロー図である。 本発明の成膜方法の一例を示す概略図である。 本発明の成膜方法の一例を示す概略図である。 本発明の成膜方法の一例を示す概略図である。 本発明の成膜方法の一例を示す概略図である。 本発明にて得られる特性を模式的に示す模式図である。 本発明の実施例にて得られた特性を示す特性図である。 本発明の実施例にて得られた特性を示す特性図である。 本発明の実施例にて得られた特性を示す特性図である。 本発明の実施例にて得られた特性を示す特性図である。 本発明の実施例にて得られた特性を示す特性図である。 本発明の実施例にて得られた特性を示す特性図である。 本発明の実施例にて得られた特性を示す特性図である。 本発明の実施例にて得られた特性を示す特性図である。 本発明の実施例にて得られた特性を示す特性図である。 本発明の実施例にて得られた特性を示す特性図である。
本発明に係る成膜方法の実施の形態の一例について、始めにこの成膜方法を実施するための成膜装置について簡単に説明する。この成膜装置は、図1及び図2に示すように、多数枚例えば150枚のウエハWを棚状に積載するウエハボート11と、このウエハボート11を気密に収納してこれらウエハWに対して一括して成膜処理を行う反応管12とを備えている。反応管12の外側には、下面側が開口する概略円筒型の加熱炉本体14が設けられており、加熱炉本体14の内壁面には、周方向に亘って加熱機構であるヒータ13が配置されている。
図1及び図2に示すように、反応管12は、外管12aと当該外管12aの内部に収納された内管12bとの二重管構造となっており、上下面が開口する概略円筒形状のフランジ部18によって下方側から気密に支持されている。図2にも示すように、平面で見た時における内管12bの一端側(手前側)の部位は、当該内管12bの長さ方向に亘って外管12aに向かって膨らむように形成されており、各ガスノズル51a〜51cを収納する領域12cをなしている。内管12bにおいて前記領域12cに対向する部位は、図2にも示すように、当該内管12bの長さ方向に亘って開口しており、排気口であるスリット17をなしている。
この例では、前記領域12cには、図2に示すように、反応管12を上方側から見て時計周り(右周り)に原料ガスノズル51a、オゾンガスノズル51b及びパージガスノズル51cが配置されている。これらガスノズル51a〜51cは、夫々原料ガス(塩化ハフニウム(HfCl)ガス)の貯留源55a、反応ガス(水蒸気(HO))の貯留源55b及びパージガス(窒素(N)ガス)の貯留源55cに接続されている。各ガスノズル51a〜51cにおけるスリット17側の側面には、ウエハボート11の長さ方向に沿って複数箇所にガス吐出口52が形成されている。図2中53はバルブ、54は流量調整部であり、窒素ガスについてはパージガスノズル51cだけでなく他のガスノズル51a、51bにも供給できるように構成されている。
図1に示すように、フランジ部18の側壁における既述のスリット17に対向する部位には、内管12bと外管12aとの間の領域に連通するように排気口21が形成されており、この排気口21から伸びる排気路22には、バタフライバルブなどの圧力調整部23を介して真空ポンプ24が接続されている。フランジ部18の下方側には、当該フランジ部18の下端側外周部であるフランジ面に周方向に亘って気密に接触するように概略円板状に形成された蓋体25が設けられており、この蓋体25は、図示しないボートエレベータによって、ウエハボート11と共に昇降自在に構成されている。図1中26は断熱体、27はモータなどの回転機構である。
この縦型熱処理装置には、図1に示すように、装置全体の動作のコントロールを行うためのコンピュータからなる制御部100が設けられており、この制御部100のメモリ内には後述の成膜処理を行うためのプログラムが格納されている。このプログラムは、ハードディスク、コンパクトディスク、光磁気ディスク、メモリカード、フレキシブルディスクなどの記憶媒体である記憶部101から制御部100内にインストールされる。
次に、上述実施の形態の作用について、図3〜図8を参照して説明する。始めに、例えば既に成膜温度に加熱されている反応管12に対して、多数枚のウエハWを積載したウエハボート11を気密に搬入して、反応管12内を真空引きした後処理圧力に設定する(ステップS1)。次いで、原料ガスを反応管12内に供給する(ステップS2)と、図4に示すように、この原料ガスが各ウエハWの表面に吸着して吸着層91が形成される。
続いて、原料ガスの供給を停止して反応管12内を真空排気した後(ステップS3)、図5に示すように、パージガスを反応管12内に供給する(ステップS4)ことにより、当該反応管12内の雰囲気を置換する。しかる後、図6に示すように、反応管12内に水蒸気を供給する(ステップS5)。ウエハW上では、吸着層91が水蒸気により酸化されて、酸化ハフニウムからなる反応層92が形成されるが、この反応層92には、後述の実施例からも分かるように、水蒸気が入り込んでおり、排出し難い程度に当該反応層92に取り込まれている。また、反応管12の内壁面にも同様に、水蒸気が取り込まれた反応層92が形成されている。
次いで、水蒸気の供給を停止して、反応管12内を真空排気する前段ステップ(ステップS6)と、次いで反応管12内にパージガスを供給する後段ステップ(ステップS7)とをこの順番で1回ずつ行う。前段ステップ及び後段ステップは、夫々例えば4分ずつ行われる。これら前段ステップ及び後段ステップからなる雰囲気置換工程により、図7に示すように、ウエハW上の吸着層92から水分が速やかに脱離していく。
ここで、前段ステップ及び後段ステップの各々に費やす時間tと、吸着層92に残る水分との相関関係について詳述する。即ち、一般的なALDでは、原料ガスと反応ガスとを切り替える時に処理雰囲気を置換する雰囲気置換工程について、それ程長い時間を充てていない。その理由としては、処理雰囲気における原料ガスと反応ガスとの混合を避けるためにはある程度の時間を設定すれば十分であり、一方雰囲気置換工程に長い時間を費やしすぎると、スループットの低下に繋がってしまう。そのため、雰囲気置換工程では、処理雰囲気からガスを十分に排気できる程度の時間に設定している。具体的には、雰囲気置換工程において処理雰囲気を真空排気するステップ(前段ステップ)及びパージするステップ(後段ステップ)に充てる時間tは、一般的には各々数十秒程度である。
しかしながら、本発明では、後述の実施例に示すように、反応ガスとして水蒸気を用いた場合には、薄膜(酸化ハフニウム膜)に水が取り込まれてしまうことを見いだした。そして、薄膜に取り込まれた水は、通常の雰囲気置換工程では排出しきれない。また、薄膜に水が取り込まれると、この水とその後処理雰囲気に供給される原料ガスとがいわばCVD(Chemical Vapor Deposition)的に反応して、膜質の劣化や成膜量Dの均一性の劣化に繋がってしまう。
そこで、本発明では、水蒸気の供給を停止した後、原料ガスの供給を開始するまでに行われる雰囲気置換工程について、薄膜に取り込まれた水を排出するために、ある程度長い時間を充てている。図8は、薄膜の成膜量Dと、雰囲気置換工程の前段ステップの時間をt、後段ステップの時間をtとした時の当該時間tと、の相関関係を示したものである。図8は、後述の実施例における実測値に基づいて模式的に記載したものであり、成膜量Dの減衰率(曲線のカーブ)についても概略的に記載している。図8に示す成膜量Dの変動パターンは、測定対象となるウエハWがウエハボート11の高さ方向における配列領域の最上段に置かれているのか、中央に置かれているのか、最下段に置かれているのか、によって完全に同一であるとは言いがたいが、実質ほとんど差がない。そこでここでは、技術内容を明確化する観点から、図8に示す成膜量Dの変動パターンは、ウエハボート11の上下方向の中央領域におけるものであるとする。中央領域とは、例えばウエハボート11の配列領域を上下方向に3等分したときに中央の等分領域に属する領域を指すものとする。
図8に着目すると、成膜量Dは、一般的なALDで設定される時間tである20秒(合計40秒)では厚膜となっており、一方前記時間tが10分(合計20分)に至るまでは当該時間tが増えるにつれて減少していた。その後、後述の実施例のデータからすれば、時間tが10分になると、あるいは10分をわずかに(例えば2分程度)越えると、成膜量Dの減少率がほぼ一定の値になる。従って、既述のように、成膜サイクルによりウエハW上の薄膜や反応管12内に成膜される薄膜中に水分が取り込まれて、この水分が雰囲気置換工程にて処理雰囲気に放出されていることが分かる。そのため、成膜サイクル間の雰囲気置換工程の時間tを長くするにつれて、ウエハW上の薄膜の成膜量Dが小さくなっている。
既述のように、時間tが一般的である20秒の場合には、成膜量Dが大きく、時間tを20秒よりも長くした直後においては、時間tの増加に伴う成膜量Dの減少率は大きいが、時間tが長くなるにつれて成膜量Dの減少率が小さくなる。そして、時間tが4分にもなると、成膜量Dの減少率(2分あたりの値)が後述の実施例に示されているように、2.4%を少し下回る大きさになり、ウエハW上の薄膜に含まれている大部分の水分が排出されるので、良好な膜質を持つ薄膜が得られる。
ウエハW上の薄膜中の水分量をより一層低減させるためには、時間tが8分以上であることが好ましく、更には、時間tが10分以上であればより好ましい。一方、熱処理の処理時間を短縮するという観点からは、時間tが短い方が好ましく、この観点に立てば、時間tはせいぜい4分であることが好ましいと言える。即ち、時間tを2分増やしたときの成膜量Dの減少率が2.4%以下となる成膜量DをD0とすると、本発明では、時間tについて、成膜量DがD0となるように雰囲気置換工程を行っている。
本発明では、このような成膜量Dとなるように各成膜サイクルの間の雰囲気置換工程を行っているため、既述の図7に示すように、ウエハWの表面の反応層92に取り込まれた水分が速やかに排出されていく。反応層92は、ウエハWの表面だけではなく、例えば反応管12の内壁にも付着しているが、このような内壁からも水分が排出される。
従って、続いて原料ガスを供給する時には、反応管12内あるいはウエハW上の薄膜には水蒸気が残っていないか、あるいは原料ガスとのCVD的な反応がほとんど問題とならないレベルにまで水蒸気の濃度が低くなっている。こうして反応層92がn層(n:2以上の整数)積層されるまで以上の成膜サイクルを繰り返す(ステップS8)と、反応層92からなる薄膜が形成される。この薄膜は、後述の実施例からも分かるように、不純物レベルが極めて小さく、また成膜量Dの均一性が良好となっている。
上述の実施の形態によれば、原料ガス及び反応ガスとして夫々ハフニウム系のガス及び水蒸気を交互にウエハWに供給して酸化ハフニウム膜を成膜するにあたり、水蒸気の供給工程の後、原料ガスを供給する前に行われる雰囲気置換工程について以下の知見を見いだした。具体的には、後述の実施例に示すように、前記雰囲気置換工程の各ステップに各々長い時間tを費やす程、酸化ハフニウム膜の成膜量Dが減少する。そして、このように成膜量Dが減少する理由について、他の元素分析の結果を踏まえた上で、水蒸気が酸化ハフニウム膜から排出しきれていないことに着目して、各ステップの時間tを既述のように設定している。そのため、その後原料ガスの供給を再開する時には、ウエハWの表面や反応管12の内壁における酸化ハフニウム膜には水蒸気が残りにくくなる。従って、酸化ハフニウム膜内における水蒸気と原料ガスとのCVD的な反応を抑制することができるので、不純物レベルが少なくなり、良好な膜質の酸化ハフニウム膜を得ることができる。また、CVD的な反応を抑制できることから、意図しない(ALD的ではない)反応生成物の生成を抑えることができるため、成膜量Dの均一性に優れた薄膜を得ることもできる。
そして、本発明は、各ステップの時間tを既述のように従来(例えば20秒)よりも長く設定するにあたって、多数枚のウエハWに対して一括して成膜処理を行うバッチ炉を対象としている。そのため、スループットの低下を抑制しながら、良好な膜質を持つ薄膜を得ることができる。
ここで、前記バッチ炉では、多数枚のウエハWに対して同時に各ガスを供給するので、例えば枚葉式の装置と比べてガスの供給量が多い。従って、枚葉式の装置と比べて、単に反応管12内の容積や真空ポンプ24の排気能力を考慮して前記時間tを設定したとしても、反応管12内にはガス(水蒸気)が残りやすくなってしまう。言い換えると、本発明は、多数枚のウエハWに対して一括して成膜処理を行うバッチ炉を使用した場合に生じる課題に着目しており、また反応ガスとして水蒸気を用いた時に特有の発明である。
以上説明した本発明における雰囲気置換工程としては、前段ステップと後段ステップとを互いに同じ時間だけ行うことが好ましいが、これらステップのバランスを変えても良い。具体的には、雰囲気置換工程に合計20分の時間tを充てたと仮定すると、前段ステップと後段ステップとを夫々5分及び15分行っても良いし、あるいはこれら前段ステップと後段ステップとを夫々15分及び5分行っても良い。また、これら前段ステップと後段ステップとからなる工程を複数回繰り返して雰囲気置換工程を構成しても良い。これら前段ステップと後段ステップとの好ましい比率は、1:3〜3:1である。更に、前段ステップ及び後段ステップを行うにあたって好ましい時間tとしては、後述の実施例から、夫々8分以上であり、より好ましくは夫々10分以上である。
また、以上のように各ステップの時間tを設定するにあたって、多数回に亘って行う成膜サイクルのうち全てに対して設定することが好ましいが、薄膜の膜厚方向に亘って良好な膜質を得るためには、成膜サイクルのうち80%以上の成膜サイクルに対して行っても良い。具体的な数値を挙げると、例えば15回の成膜サイクルを行う場合には、12回の成膜サイクルについては各ステップに各々10分の時間を充てて、残りの3回の成膜サイクルについては各ステップを各々20秒ずつ行っても良い。
また、原料ガスとしては、Hf系ガスを用いる場合には、既述の塩化ハフニウムガスに代えて、TDMAHガスなどの有機系ハフニウムガスを用いても良い。更に、原料ガスとして、Hf系ガスに代えて、例えばZr(ジルコニウム)系ガス、Sr(ストロンチウム)系ガス、Al(アルミニウム)系ガス、Ti(チタン)系ガスあるいはSi(シリコン)系ガスなどを用いても良い。これらガスは、例えば有機物が結合した状態あるいは塩素が結合した状態で使用される。また、パージガスを反応管12内に供給するにあたって、パージガス専用のパージガスノズル51cを使用する代わりに、原料ガスノズル51aやオゾンガスノズル51bを当該パージガスノズル51cとして利用しても良い。更に、反応管12を縦向きに設けることに代えて、横向きに配置して、左右方向からウエハボート11を搬入出する構成を採っても良い。
次いで、以上説明した本発明の根拠について説明する。
(実施例1)
図9は、既述の図8に示した模式図の元となるグラフとなっている。即ち、図9では、前段ステップ及び後段ステップの時間tと、成膜量Dとの相関関係を示している。具体的には、前記時間tを種々変えて酸化ハフニウム膜の成膜を行い、その後酸化ハフニウム膜の成膜量Dや成膜量Dの均一性を夫々求めた。
図9から分かるように、成膜量Dは、一般的なALDで設定される時間tである20秒(合計40秒)では2.5nmを越える厚膜となっており、一方前記時間tが10分(合計20分)に至るまでは当該時間tが増えるにつれて減少していた。その後、時間tが10分以上になると、成膜量Dは2.35nm程度に落ち着いていた。ウエハWの面内の成膜量Dの均一性及びウエハW間における成膜量Dの均一性についても同様の傾向を示していた。
以下の表は、図9における各時間tにて得られた膜厚について、反応管12内に収納された中央位置のウエハWの成膜量Dを示している。この表からも分かるように、2分あたりの成膜量Dの減少率は、時間tが4分では2.4%を下回り、薄膜に含まれている水分が良好に排出されていることが分かる。ここで、「成膜量Dの減少率」とは、時間tを2分増やした時の値であり、具体的には以下のように計算される。即ち、時間t、tn+1(n:正の数)にて夫々得られる成膜量DをD、Dn+1とすると、成膜量Dの減少率Rは、
R=(D−Dn+1)÷D÷(tn+1−t)×2×100
となっている。即ち、この減少率Rの計算式では、単位時間当たりの成膜量Dの減少率を計算して、この減少率を2分あたりの値に換算している。
(表)
Figure 2015149435
図10〜図12は、図9の測定結果の元データの一部を表しており、ウエハWを周方向に沿って49箇所にて測定した結果を夫々示している。図10〜図12は、多数枚積層されたウエハWのうち上位置、中央位置及び下位置の結果を夫々表しており、また凡例は前記時間tとなっている。これら図10〜図12においても、各ステップの時間tを各々10分まで長く設定する程、成膜量Dは減少し、一方成膜量Dの均一性は改善していることが分かる。尚、以上の図9〜図12の各実験では、原料ガスはハフニウム系の原料ガスである塩化ハフニウムガスを用いると共に、成膜温度は250℃、水蒸気の流量は0.1slm、水蒸気の供給時間は15秒、成膜サイクルは15回に設定した。
(実施例2)
ここで、前記時間tを各々例えば20秒に設定して酸化ハフニウム膜をウエハWに成膜した後、当該酸化ハフニウム膜に残るガス成分の分析を行った。具体的には、成膜後のウエハWを加熱すると共に、ウエハW(酸化ハフニウム膜)から発生するガスをモニターしたところ、図13に示すように、250℃〜350℃の加熱温度にて水に由来するピークが確認された。原料ガスとして塩化ハフニウムガス及びTDMAHガスのいずれを用いた場合についても同様の結果となっていた。従って、水蒸気から原料ガスにガスを切り替えるときに雰囲気置換工程を行っても、ウエハWの表面及び反応管12の内壁に付着した反応層から水分が排出されることになるため、既述のような短時間では酸化ハフニウム膜から水蒸気を排出しきれていないことが分かる。
(実施例3)
図14は、原料ガスとして塩化ハフニウムガスを使用した時、成膜後に酸化ハフニウム膜に含まれる塩素元素の濃度を当該酸化ハフニウム膜の膜厚方向にて測定した結果を示している。この実験は、前段ステップ及び後段ステップの時間tを夫々2分に設定した場合(短時間)と、前段ステップ及び後段ステップの時間tを夫々1分及び10分に設定した場合(長時間)とについて行った。尚、この実験においても、塩化ハフニウムガスを酸化する酸化ガスとしては水蒸気を使用した。
図14から分かるように、いずれの結果についても酸化ハフニウム膜内には塩素が残留しており、この塩素は酸化ハフニウム膜の表面から7nmの深さまでに亘って検出された。そして、各ステップの時間tが短いと、酸化ハフニウム膜内に残る塩素の濃度が高くなっていた。従って、酸化ハフニウム膜に水が取り込まれると、この水と原料ガスとのCVD反応が起こり、塩素についても酸化ハフニウム膜に残存してしまうことが分かる。各ステップの時間tを長くすることによって酸化ハフニウム膜内に取り込まれる塩素の濃度が低減していたが、各ステップの時間tの合計値は11分では足りないことが分かる。
以上の考察を踏まえて既述の図9に戻ると、各ステップの時間tを長く設定するにつれて、成膜量Dが減少すると共に均一性が改善しているが、この理由としては、酸化ハフニウム膜に取り込まれる水が減少しているためだと考えられる。即ち、前記時間tを各々20秒程度の短時間に設定すると、酸化ハフニウム膜には水が取り込まれるので、当該水に由来するCVD反応によって成膜量Dが増えると共に均一性が悪化する。一方、時間tを長くしていくと、ウエハW上あるいは反応管12の内壁に形成された酸化ハフニウム膜には水が取り込まれにくくなり、従って当該酸化ハフニウム膜は、いわゆるALDプロセスで成膜されるため成膜量Dが減少する(設定に近くなる)と共に成膜量Dが均一化する。そして、時間tが各々10分以上の場合には、酸化ハフニウム膜の成膜量Dの減少量が飽和していることから、処理雰囲気から水蒸気を良好に排出できているものと考えられる。
(実施例4)
図15は、原料ガス及び反応ガスとして夫々塩化ハフニウムガス及び水蒸気を用いて酸化ハフニウム膜を成膜するにあたって、1回の成膜サイクルにて形成される酸化ハフニウム膜の成膜量D及び成膜量Dの均一性について、成膜温度の依存性を確認した結果を示している。図15から分かるように、成膜温度が高くなるにつれて、成膜量Dは薄くなり、一方成膜量Dの均一性は良好になっていた。そして、成膜温度が400℃以上の場合には、図15では描画を省略しているが、成膜量D及び成膜量Dの均一性のいずれについてもほぼ一定となっていた。図16〜図18は、以上の図15の元データを示しており、既述の図10〜図12と同様に、ウエハWを周方向に沿って複数箇所において測定した結果となっており、夫々ウエハボート11の上段、中段及び下段のウエハWを測定している。
従って、既述の図9や図13の結果などと組み合わせて考えてみると、成膜温度を400℃以上に設定することにより、酸化ハフニウム膜には水蒸気が取り込まれにくくなると言える。言い換えると、本発明は、成膜温度をそれ程高く設定しなくても(デバイスへの熱的なダメージを抑制しながら)、酸化ハフニウム膜に含まれる水蒸気の濃度を低減できる。
W ウエハ
11 ウエハボート
12 反応管
13 ヒータ
21 排気口
51a〜51c ガスノズル
52 ガス吐出口
D 膜厚寸法

Claims (15)

  1. 反応管内の基板保持具に棚状に保持された複数枚の基板に対して原料ガス及びこの原料ガスと反応する水蒸気を順番に供給する成膜サイクルを複数回繰り返して、これら原料ガスと水蒸気との反応生成物を基板上に積層する成膜方法であって、
    前記成膜サイクルは、水蒸気の供給を停止した後、原料ガスの供給を開始する前に、前記反応管内を真空排気する前段ステップと次いで不活性ガスを供給する後段ステップとを含む雰囲気置換工程を含み、
    前記雰囲気置換工程の前段ステップ及び後段ステップを各々1回ずつ同じ時間tに設定して前記成膜サイクルを実施して得られた成膜量をDとし、時間tと成膜量Dとの関係を示すグラフにおいて時間tの増大により成膜量Dが減少して、時間tが2分増大したときに成膜量Dの減少率が2.4%以下となる成膜量DをD0とすると、
    前記雰囲気置換工程は、前記成膜サイクルを行ったときの成膜量DがD0となるように実施されることを特徴とする成膜方法。
  2. 複数回繰り返される成膜サイクルのうち、80%以上の回数に相当する成膜サイクルにおける各雰囲気置換工程は、前記時間tが各々4分以上に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の成膜方法。
  3. 各成膜サイクルにおける雰囲気置換工程は、前記時間tが各々4分以上に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の成膜方法。
  4. 複数回繰り返される成膜サイクルのうち、80%以上の回数に相当する成膜サイクルにおける各雰囲気置換工程は、前記時間tが各々8分以上に設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の成膜方法。
  5. 各成膜サイクルにおける雰囲気置換工程は、前記時間tが各々8分以上に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の成膜方法。
  6. 前記原料ガスは、ハフニウムを含むガスであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の成膜方法。
  7. 前記原料ガスは、ハフニウムと塩素とからなるガスであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一つに記載の成膜方法。
  8. 反応管内の基板保持具に棚状に保持された複数枚の基板に対して原料ガス及びこの原料ガスと反応する水蒸気を順番に供給する成膜サイクルを複数回繰り返して、これら原料ガスと水蒸気との反応生成物を基板上に積層する成膜装置であって、
    水蒸気の供給を停止した後、原料ガスの供給を開始する前に、前記反応管内を真空排気する前段ステップと次いで不活性ガスを供給する後段ステップとを含む雰囲気置換工程を前記成膜サイクルの一部として行うように制御信号を出力する制御部を備え、
    前記雰囲気置換工程の前段ステップ及び後段ステップを各々1回ずつ同じ時間tに設定して前記成膜サイクルを実施して得られた成膜量をDとし、時間tと成膜量Dとの関係を示すグラフにおいて時間tの増大により成膜量Dが減少して、時間tが2分増大したときに成膜量Dの減少率が2.4%以下となる成膜量DをD0とすると、
    前記制御部は、前記成膜サイクルを行ったときの成膜量DがD0となるように、前記雰囲気置換工程を実施するように制御信号を出力することを特徴とする成膜装置。
  9. 前記制御部は、複数回繰り返される成膜サイクルのうち、80%以上の回数に相当する成膜サイクルの各雰囲気置換工程における前記時間tを各々4分以上に設定するように制御信号を出力することを特徴とする請求項8に記載の成膜装置。
  10. 各成膜サイクルにおける雰囲気置換工程は、前記時間tが各々4分以上に設定されていることを特徴とする請求項9に記載の成膜装置。
  11. 前記制御部は、複数回繰り返される成膜サイクルのうち、80%以上の回数に相当する成膜サイクルの各雰囲気置換工程における前記時間tを各々8分以上に設定するように制御信号を出力することを特徴とする請求項8ないし10のいずれか一つに記載の成膜装置。
  12. 各成膜サイクルにおける雰囲気置換工程は、前記時間tが各々8分以上に設定されていることを特徴とする請求項11に記載の成膜装置。
  13. 前記原料ガスは、ハフニウムを含むガスであることを特徴とする請求項8ないし12のいずれか一つに記載の成膜装置。
  14. 前記原料ガスは、ハフニウムと塩素とからなるガスであることを特徴とする請求項8ないし13のいずれか一つに記載の成膜装置。
  15. コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項1ないし7のいずれか一つに記載の成膜方法を実施するようにステップが組まれていることを特徴とする記憶媒体。
JP2014022462A 2014-02-07 2014-02-07 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体 Active JP6160500B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014022462A JP6160500B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014022462A JP6160500B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015149435A true JP2015149435A (ja) 2015-08-20
JP6160500B2 JP6160500B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=53892564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014022462A Active JP6160500B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6160500B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002151489A (ja) * 2000-08-11 2002-05-24 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置および処理方法
JP2004288923A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置の製造方法
JP2005072490A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 高誘電体膜の形成方法、半導体装置の製造方法並びに半導体製造装置
JP2008053326A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Elpida Memory Inc 半導体装置の製造方法
JP2009132961A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Tokyo Electron Ltd 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体
JP2010177242A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法
US20130316546A1 (en) * 2012-05-24 2013-11-28 Intermolecular, Inc. Methods of atomic layer deposition of hafnium oxide as gate dielectrics

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002151489A (ja) * 2000-08-11 2002-05-24 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置および処理方法
JP2004288923A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置の製造方法
JP2005072490A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 高誘電体膜の形成方法、半導体装置の製造方法並びに半導体製造装置
JP2008053326A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Elpida Memory Inc 半導体装置の製造方法
JP2009132961A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Tokyo Electron Ltd 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体
JP2010177242A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法
US20130316546A1 (en) * 2012-05-24 2013-11-28 Intermolecular, Inc. Methods of atomic layer deposition of hafnium oxide as gate dielectrics

Also Published As

Publication number Publication date
JP6160500B2 (ja) 2017-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6458595B2 (ja) 成膜装置及び成膜方法並びに記憶媒体
JP5959307B2 (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理方法、基板処理装置およびプログラム
US9418855B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device, substrate processing apparatus, and non-transitory computer-readable recording medium
JP5087657B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び基板処理装置
JP5222652B2 (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
JP5882075B2 (ja) キャパシタの製造方法、キャパシタ、およびそれに用いられる誘電体膜の形成方法
JP5661262B2 (ja) 成膜方法および成膜装置
JP6196833B2 (ja) 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム
JP6413293B2 (ja) 成膜方法及び記憶媒体
KR101520844B1 (ko) 반도체 장치의 제조 방법, 기판 처리 방법, 기판 처리 장치, 기록 매체 및 반도체 장치
US20140182515A1 (en) Substrate processing apparatus, method of manufacturing semiconductor device and vaporization system
US20160079070A1 (en) Method of manufacturing semiconductor device and substrate processing apparatus
JP6237264B2 (ja) 縦型熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体
JP5221089B2 (ja) 成膜方法、成膜装置および記憶媒体
US20130239893A1 (en) Stabilization method of film forming apparatus and film forming apparatus
JP6291297B2 (ja) 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体
JP2012134311A (ja) 半導体デバイスの製造方法及び基板処理装置
JP2009132961A (ja) 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体
KR101775196B1 (ko) 성막 방법 및 성막 장치
JP6160500B2 (ja) 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体
US20200411330A1 (en) Method of manufacturing semiconductor device, substrate processing apparatus, and recording medium
JP2015191955A (ja) 成膜方法、成膜装置及び記憶媒体
JP2009105087A (ja) 半導体製造装置、半導体製造方法及び記憶媒体
JP5385439B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6160500

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250