JP2002149408A - ブートrom搭載ボード - Google Patents

ブートrom搭載ボード

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JP2002149408A JP2000337795A JP2000337795A JP2002149408A JP 2002149408 A JP2002149408 A JP 2002149408A JP 2000337795 A JP2000337795 A JP 2000337795A JP 2000337795 A JP2000337795 A JP 2000337795A JP 2002149408 A JP2002149408 A JP 2002149408A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブート用の拡張ROMが実装されていない、ま
たは拡張ROMが実装されていてもブート機能のないボ
ードがコンピュータに接続されていても、そのボードに
接続されているデバイスをブートデバイスとして使用す
ることを可能にするブートROM搭載ボードを提供す
る。 【解決手段】PCIバス21に接続されるブートROM
PCIボード50は、PCI−USBインターフェイ
スボード40のボードアドレスをブートボードアドレス
として検索し初期化する機能を持つ「ブート用BIO
S」が記憶されているフラッシュROM51を備え、P
Cの起動開始時には、この「ブート用BIOS」によっ
て、ブート機能のないPCI−USBインターフェイス
ボード40に接続されているUSBハードディスク41
をブートデバイスとして使用することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータのバ
ス、特にパソコンのPCIバスやISAバスに接続され
るブートROM搭載ボードに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ本体のフラッシュROM等
に搭載されているBIOSは、コンピュータの起動開始
時にブート可能な外部記憶装置を特定のものに設定して
いて、例えば、内蔵ハードディスクドライブ(HD
D)、フロッピイディスクドライブ(FDD)およびC
D−ROMをブート可能な記憶装置として設定してい
る。したがって、コンピュータ本体にこのうちのいずれ
かが接続されていて、且つその記憶装置に少なくともI
PL(イニシャルプログラムローダ:OS起動プログラ
ム)が正しく記憶されている限り、コンピュータ本体の
電源をオンすることによってOSを正常に立ち上げるこ
とが出来る。
【0003】図1は、電源オン時のコンピュータ本体の
概略の動作を示すフローチャートである。コンピュータ
本体の電源がオンされるかリセットボタンが操作される
と、BIOSを起動し(ST20)、自己診断および周
辺LSIや周辺装置等の初期化処理を行う(ST2
1)。さらに、ブート可能な外部記憶装置 (ブートデバ
イス)の検索を行い(ST22)、検索の結果得られた
装置の中で最も優先順位の高い外部記憶装置からのIP
L(OS起動プログラム)をメモリに読み込むととも
に、読み込み終了後、制御をIPLに渡す(ST2
3)。さらに、このIPLによってOS本体のロードを
行い(ST24)、ロード完了後に制御をOSに渡す
(ST25)。
【0004】一般には、コンピュータに内蔵されている
HDDがブート可能な外部記憶装置として設定されてい
るため、より優先順位の高いFDD装置にフロッピイデ
ィスクが挿入されていない限り、上記ST24では、こ
の内蔵HDDからIPLが読み込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、BIOSに
は、コンピュータの起動開始時にブート可能なものとし
て設定している外部記憶装置に一定の制限がある。多く
の場合は、ブート可能な外部記憶装置は、FDD、内蔵
HDD、CD−ROMの3種類であり、それ以外の外部
記憶装置、たとえば外付けHDDはブート可能な装置と
して設定されていない。このため、コンピュータの使用
に際して、 以下の幾つかの不便な面があった。
【0006】まず、内蔵HDDやCD−ROMに記憶さ
れているOSとは異なったOSを起動したい場合、その
異なったOSが外付けHDDにインストールされている
だけではそのOSを起動することができない。この場
合、内蔵HDDにパーティションを設定し、各パーテシ
ョンの領域に2つのOSをそれぞれ格納する方法が考え
られる。しかし、内蔵HDDの容量が不足している場合
にはこの内蔵のHDD自体を大容量のものに交換するこ
とが必要になってくる。また、ユーティリティソフトウ
エアによって、コンピュータの起動開始時にFDDから
IPLをロードし、続いて外付けHDDからOS本体を
ロードするようにすることも可能であるが、この場合に
は、上記の手続を書いたユーティリテイソフトウエアを
別途用意する必要があるとともに、IPLを記憶したフ
ロッピイディスクも別途用意しなければならないという
煩雑さがあった。
【0007】さらに、外付けHDDが接続されるインタ
ーフェイスボードにブート用の拡張メモリ(拡張RO
M)を実装し、この拡張ROMにブート用BIOSを記
憶しておくことによって、外付けHDDをブートデバイ
スとして起動することが可能になるが、この機能を持つ
拡張ROMが実装されていない場合には、上記外付けH
DDをブートデバイスとして使用することができない。
【0008】本発明の目的は、ブート用の拡張ROMが
実装されていない、または拡張ROMが実装されていて
もブート機能のないボードがコンピュータに接続されて
いても、そのボードに接続されているデバイスをブート
デバイスとして使用することを可能にするブートROM
搭載ボードを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のように構成したものである。
【0010】(1)コンピュータの起動開始時にコンピ
ュータ上のメモリエリアにマップする拡張メモリを備
え、この拡張メモリに前記起動開始後に動作する所定の
機能を持たせた、コンピュータに実装可能なボードにお
いて、前記拡張メモリには、ブートデバイスの接続され
ている他のボードアドレスをブートボードアドレスとし
て検索し初期化するとともに該ブートデバイスを検索す
る機能を持つブート用BIOSが記憶されていることを
特徴とする。
【0011】コンピュータに実装可能であってコンピュ
ータの起動開始時にコンピュータ上のメモリエリアにマ
ップする拡張メモリを備えるボードには、たとえば、パ
ソコン (以下、単にPCという)に使用されるPCIバ
スに実装可能な拡張ROM付きPCIボードや、PCの
ISAバスに実装可能な拡張ROM付きISAボードが
ある。これらのボードに搭載される拡張メモリは、起動
開始時にPCのメモリエリアにマップされるために、こ
の拡張メモリにブート用のプログラムが書かれてブート
機能がもたらされていると、その拡張ROMによってブ
ートが可能となる。通常は、このブート機能のあるボー
ドが使用される場合、そのボードに接続されているデバ
イスをブートデバイスして使用可能なように上記拡張メ
モリにはそのボード自身に接続されているデバイスをブ
ートデバイスとして検索するプログラムが書かれてい
る。たとえば、拡張メモリ(拡張ROM)付きSCSI
PCIボードでは、この拡張メモリ(拡張ROM)に
そのボードに接続されているSCSIデバイスをブート
デバイスとして検索するプログラムが書かれている。
【0012】本発明のブートROM搭載ボードは、この
ような拡張メモリが搭載されていない、または拡張メモ
リが搭載されていてもブート機能がないボードが実装さ
れている場合、このボードに接続されているデバイスが
ブートデバイスとして使用可能なようにするものであ
る。すなわち、本発明のブートROM搭載ボードは、 ブートデバイスとなる外付けHDD等が接続されてい
る他のボードのアドレスをブートアドレスとして検索し
初期化するとともに、 該ブートデバイスを検索する機能を持つ、ブート用B
IOSを記憶した拡張メモリをブートROMとして搭載
したものである。
【0013】これにより、たとえば、拡張ROMの実装
されていないUSBインターフェイスボードがPCIバ
スやISAバスに接続されている場合でも、本発明のボ
ードをこれらのバスに別途実装し、且つブート用BIO
Sにおいて前記他のボード (ブートさせたいボード)を
USBインターフェイスボードに設定しておくことで、
USBインターフェイスボードに接続されているUSB
デバイスをブートデバイスとして使用することができる
ようになる。
【0014】(2)前記ボードはPCIボードであっ
て、前記ブート用BIOSは、該PCIボードアドレス
を使用せずに、ブートデバイスの接続されている他のボ
ードアドレスをブートボードアドレスとして検索し初期
化するとともに該ブートデバイスを検索する機能を持つ
ことを特徴とする。
【0015】本発明は、ブートROM搭載ボードがPC
Iボードであることを限定するものである。OSとして
標準的なWindows 95, 98, 2000 (マイクロソフト社製)
を使用する場合、PCIバスを備えるPCでは、PC内
の特定のレジスタ(AXレジスタ)にブートデバイスの
接続されているボードアドレス(前記他のボードアドレ
ス)のアドレス情報が設定されることになっているため
に、通常は、このアドレス情報に対応するボードをブー
トデバイスが接続されているボードとして認識するが、
本発明では、このAXレジスタに設定されているボード
アドレスを使用せずにブートデバイスの接続されている
前記他のボードアドレスをブートボードアドレスとして
検索し初期化するとともに該ブートデバイスを検索する
機能を持っている。
【0016】(3)前記PCIボードは、該PCIボー
ド内にPCIバスを形成するPCI−PCIブリッジ回
路を備え、該PCIバスにブートデバイスの接続されて
いる前記他のボードアドレスのコントローラと前記ブー
ト用BIOSとが接続されている。
【0017】本発明では、コントローラにブートデバイ
スが接続され、且つそのブートデバイスをブート可能に
するブート用BIOSが拡張メモリに記憶されているた
めに、ブートデバイスの接続されている他のボードとブ
ートROM搭載ボードとをそれぞれ個別に実装する必要
がなくなる。
【0018】(4)前記ボードは、PCのISA端子に
接続されるISA端子とPCIバスに接続されるPCI
端子とがそれぞれ対向する側面にエッジ端子として形成
されている。
【0019】本発明は、ブートROM搭載ボードの対向
する2側面に、それぞれISAボードに実装可能なIS
A端子とPCIバスに実装可能なPCI端子をそれぞれ
設けたものである。これにより、どちらのバスにも実装
可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】図2は、x86プロセサ(インテ
ル社製ペンティアムプロセサ等を含む)およびその類似
プロセサ搭載PCの典型的な機能ブロック図を示す。
【0021】同図に示すように、PCは、x86系プロ
セサ等からなるCPU1、メモリ/PCI制御チップセ
ット2、キャッシュメモリ3、主記憶4、ハードディス
ク5、グラフィックス表示機構6、ブリッジ回路7、フ
ロッピイディスク8、キーボード/マウス9、シリアル
/パラレルインターフェイス10等で構成されている。
【0022】メモリ/PCI制御チップセット2、キャ
ッシュメモリ3、主記憶4は、超高速のプロセサバス2
0に接続され、ハードディスク5、グラフィックス表示
機構6、ブリッジ回路7は、高速のPCIバス21に接
続されている。また、フロッピイディスク8、キーボー
ド/マウス9、シリアル/パラレルインターフェイス1
0は、低速のISAバス(またはCバス)22に接続さ
れている。ブリッジ回路7は、PCIバス21とISA
バス22のインターフェイスを行う。また、メモリ/P
CI制御チップセット2は、主記憶4、キャッシュメモ
リ3、バス等CPU直下の装置をコントロールする機能
を持つ。
【0023】図3は、本発明の第1の実施形態であるブ
ートROM ISAボードを示している。このブートR
OM ISAボード30は、ISAバス22に実装さ
れ、 本発明の拡張メモリ (拡張ROM)に対応する、ブー
ト用BIOSを記憶したフラッシュROM31と、 ISAバス22とフラッシュROM31とをインター
フェイスするインターフェイス回路32と、 フラッシュROM31のメモリエリアをPCのメモリ
の拡張ROMエリアにメモリマップするアドレスを決め
るアドレスデコーダ33と、を備えている。
【0024】PCIバス21には、PCI/USBイン
ターフェイスボード40が実装され、このボード40に
ブートデバイスにしたいUSBハードディスク41が接
続されている。PCI−USBインターフェイスボード
40には拡張メモリ(拡張ROM)が搭載されていない
ため、USBハードディスク41は、このままではブー
トデバイスとして使用することができない。しかし、ブ
ートROM ISAボード30のフラッシュROM31
には、PCI−USBインターフェイスボード40のボ
ードアドレスをブートアドレスとして検索し初期化する
とともに、USBハードディスク41をブートデバイス
として検索する機能を持つブート用BIOSが記憶され
ているとともに、アドレスデコーダ33は、このフラッ
シュROM31のエリアを、PCの拡張ROMエリアに
メモリマップするアドレスデコードを行うために、PC
の起動開始時にフラッシュROM31に記憶されている
ブート用BIOSが実行されて、USBハードディスク
41がブートデバイスとして設定されるようになる。
【0025】このように、PCI−USBインターフェ
イスボード40が拡張メモリ (拡張ROM)を備えてい
ないボードであっても、ISAバス22にブートROM
ISAボード30を実装することによって、USBハ
ードディスク41をブートデバイスとして使用すること
ができる。本実施形態では、PCIバススロットがな
い、または不足しているが、ISAバススロットがある
場合に、このスロットを有効に利用することが可能にな
る。
【0026】図4は、上記フラッシュROM31のメモ
リエリアがPCの拡張ROMエリアにメモリマップされ
る様子を示している。PCの主記憶4の拡張ROMエリ
アは、特定のアドレス(たとえばC0000またはD0
000アドレス以降)にあらかじめ設定されている。本
実施形態では、拡張ROMイメージはブート用BIOS
イメージとなり、メモリマップされた内容はPCの起動
時に実行される。
【0027】図5は、PCのパワーオンキーまたはリセ
ットキーが操作されて、PCが起動を開始する時の動作
を示すフローチャートである。
【0028】パワーオンキーまたはリセットキーが操作
されると、PCのBIOS(「PC−BIOS」とい
う)を起動し(ST1)、自己診断および初期化等の処
理を行う(ST2)。次に、「PC−BIOS」は、拡
張ROMエリアにメモリマップされたROMイメージを
検索し、特定の値(55h,AAh)を見つけると拡張
ROMとして認識し、制御を「PC−BIOS」から
「ブート用BIOS」に移し、そのプログラムを実行す
る(ST3)。なお、特定の値(55h,AAh)は、
AT互換機においてBIOSであることを表す「Signat
ure 」に相当する値である。
【0029】ST4では、「ブート用BIOS」が、ブ
ートさせたいボードとしてあらかじめ設定しておいたP
CI−USBインターフェイスボード40を検索する。
これにより、PCIバス21に実装されているPCI−
USBインターフェイスボード40が見つけられ、該ボ
ード40の初期化が行われる。また、そのボード40に
接続されているUSBハードディスク41をブートデバ
イスとして検索し、「PC−BIOS」に接続確認を通
知する(ST5)。続いて、「PC−BIOS」からの
IPLのロード要求に対し、「ブート用BIOS」は、
この要求を処理してUSBハードディスク41からIP
Lプログラムを読みだしてPCに転送する。以上の処理
によって、USBハードディスク41からのブート処理
が行われる。以後、上記IPLプログラムの実行によ
り、設定されているデバイスからOS本体のロードを行
う。IPLプログラムにUSBハードディスク41がO
S本体のロード元として書かれている場合には、上記I
PLのロード処理に引き続いてUSBハードディスク4
1からOS本体のロード処理が行われることになる。な
お、以上の動作では、「PC−BIOS」において、U
SBハードディスク41がブートデバイスとして割り当
てられているものとする。通常は、この割り当ては「P
C−BIOS」の起動中に設定画面を呼び出して行うこ
とが可能である。
【0030】図6は、本発明の第2の実施形態のブート
ROM PCIボード50の構成図である。
【0031】このブートROM PCIボード50は、
PCIバス21に接続されており、 「ブート用BIOS」を搭載したフラッシュROM5
1と、 PCIバス21とフラッシュROM51とのインター
フェイス回路52と、 PCIボードに必要な「Configration」レジスタが設
けられ、且つ、拡張ROMベースアドレスの設定によっ
てフラッシュROM51が実装されていることを示すP
CIコントローラ53と、 を備えている。
【0032】PCIコントローラ53はPCIバス21
に接続されている。
【0033】このボード50を使用することによって
も、USBハードディスク41をブートデバイスとして
使用することが可能になる。すなわち、「PC−BIO
S」が、ブートROM PCIボード50に拡張ROM
であるフラッシュROM51が搭載されていることを認
識して、このフラッシュROM51のブート用BIOS
イメージをPCの主記憶の拡張ROMエリアにメモリマ
ップし、ブートエントリーの実行に入る。ブートエント
リーでは、「ブート用BIOS」に制御が移った時に、
PCIバス21上で、ブート機能を持たないUSBイン
ターフェイスボード(PCI−USBインターフェイス
ボード)40を自ら検索し、見つかった時に、このボー
ド40を初期化するとともにUSBハードディスク41
をブートデバイスとして検索し、「PC−BIOS」に
接続確認を通知する。
【0034】図7は、PCのパワーオンキーまたはリセ
ットキーが操作されて、PCが起動を開始する時の動作
を示すフローチャートである。
【0035】PCのパワーオンキーまたはリセットキー
が操作されてPCが起動開始されると、「PC−BIO
S」が起動し(ST10)、自己診断や初期化等の処理
が行われる(ST11)。次に、「PC−BIOS」
は、ブートROM PCIボード50内のPCIコント
ローラ53に設けられている「Configuration 」レジス
タの内容を読む。この「Configuration 」レジスタに
は、拡張ROMがボード50に設けられていることを示
す情報が記憶されている。「PC−BIOS」はこの情
報を読むことによって、ブートROM PCIボード5
0に拡張ROMが搭載されていることを認識する(ST
13)。「PC−BIOS」は、上記「Configuration
」レジスタ内の「Expand ROM ADDRESS」部にマップし
て欲しいメモリアドレスを書き込み、ボード50の拡張
ROMをPC側にメモリマップする(ST14)。次
に、「PC−BIOS」は、メモリマップされたROM
イメージのヘッダ部「PCI Expand ROM Header 」を見
て、(55h,AAh)の値が設定されていることを確
認し、正しい拡張ROMであることを認識する(ST1
5)。「PC−BIOS」は、上記ヘッダ部に示されて
いる「PCI Data Structure」部を読んで、ASCII文
字列で「PCIR」を確認後、そこに設定されている
「Vender ID 」と「Device ID 」がボード50の「Vend
er ID 」と「Device ID 」にそれぞれ一致していること
を確認する(ST16)。以上の処理後、「PC−BI
OS」は、メモリマップされたボード50のROMイメ
ージをPCの拡張ROMエリアにコピーし、そのプログ
ラム(「ブート用BIOS」)を実行する。以下、ST
18以降でブートエントリーの実行となり、「ブート用
BIOS」に制御が渡される。
【0036】「ブート用BIOS」は、PCのレジスタ
(AXレジスタ)に設定されているボードアドレスの値
を使用せずに、ブートさせたいボードとしてあらかじめ
設定しておいたPCI−USBインターフェイスボード
40を自ら検索する。通常は、「ブート用BIOS」が
搭載されているボードにブートデバイスが接続されてい
るために、上記AXレジスタには「ブート用BIOS」
の拡張ROMが搭載されているボード、すなわち、図6
ではボード50のアドレス情報が設定され、このAXレ
ジスタの情報に基づいてボード50のボードアドレスを
ブートボードアドレスとして検索し初期化するが、本実
施形態のボード50では、このAXレジスタのアドレス
情報を使用せずに、ブートさせたいボードとしてあらか
じめ設定しておいたボード50以外のボード、たとえば
ブート機能を持たないUSBインターフェイスボード
(図6では、PCI−USBインターフェイスボード4
0)を自ら検索する(ST18)。そして、「ブート用
BIOS」は、上記検索によって見つけたPCI−US
Bインターフェイスボード40を初期化して、そのボー
ド40に接続されているUSBハードディスク41をブ
ートデバイスとして検索し、「PC−BIOS」に接続
確認を通知する(ST19)。以下、ST20では、上
記ST6と同様にUSBハードディスク41からIPL
のロードおよびOS本体のロード処理を行う。
【0037】以上のように、PCIバス21に本実施形
態のブートROM PCIボード50を接続することに
よっても、拡張ROMの持たないPCI−USBインタ
ーフェイスボード40に接続されているUSBハードデ
ィスク41をブートデバイスとして使用することができ
る。
【0038】図8は、本発明の第3の実施形態のブート
ROM PCIボードの構成を示している。このブート
ROM PCIボード60は、 「ブート用BIOS」が記憶されているフラッシュR
OM61と、 PCIバスとフラッシュROM61とのインターフェ
イス回路62と、 「拡張ROM有り」の情報が記憶されている「Config
uration 」レジスタを含むPCIコントローラ63と、 ブート機能を持たないコントローラチップ64と、 PCI−PCIブリッジチップ65と、 を備えている。なお、コントローラチップ64は、たと
えば、PCI−USBインターフェイス用のコントロー
ラや、PCI−IEEE1394インターフェイス用の
コントローラ等で構成され、PCIブリッジチップ65
は、PCIバス21と内部のPCIバスとをブリッジす
るために使用される。また、インターフェイス回路62
とPCIターゲットコントローラ63とは1チップで構
成される。
【0039】この実施形態のボード60は、図6に示す
ボード50とPCI−USBインターフェイスボード4
0とを1つのボード上に構成したものである。これによ
り、PCIスロットが1つでよい利点がある。
【0040】図9は、本発明の第4の実施形態のブート
ROM PCIボードの構成図である。
【0041】この実施形態のブートROM PCIボー
ド70は、 ブート用BIOSの搭載されているフラッシュROM
71と、 図8のコントローラチップ64と同様のコントローラ
チップ73と、 フラッシュROM71とPCIバス21とのインター
フェイス回路を備えるPCI−PCIブリッジチップ7
2と、 で構成される。このボード70は、図8に示すボード6
0に比較して、チップが1つ減り3個でよく、実装面積
的に若干有利である。このブートROM PCIボード
70も、図8に示すボード60と同様に、PCIスロッ
トが1個でよい利点がある。
【0042】図10は、本発明の第5の実施形態のブー
トROM搭載ボードの外形を示す図である。このブート
ROM搭載ボードは、矩形形状の基板80の両側面にI
SAエッジ端子81とPCIエッジ端子82が形成され
ている。ボードの構成は、図3のボード30と図6のボ
ード50(または図8のボード60か図9のボード7
0)とを組み合わせたものであって、ISAバス用のイ
ンターフェイス回路とPCIバス用のインターフェイス
回路をそれぞれ設け、各インターフェイス回路をISA
エッジ端子81とPCIエッジ端子82に接続したもの
である。このような構成であると、ISAバススロット
またはPCIバススロットのいずれにも実装することが
可能になる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ブート機能のないボー
ドにブートしようとするデバイスが接続されている場合
でも、本発明に係るボードを実装することによってその
ブートしようとするデバイスをブートデバイスとして使
用可能になる。このため、上記ブートデバイスにPC内
蔵のハードディスクに記憶されているOSと異なった他
のOSをインストールしておくことで、この他のOSを
簡単に起動することが出来るなど、PCの使用環境を良
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パソコンのOS起動時の動作を示すフローチャ
ート
【図2】パソコンの典型的な機能ブロック図
【図3】本発明の第1の実施形態のブートROM IS
Aボードの構成を示す図
【図4】拡張ROMエリアのメモリマップを示す図
【図5】上記ブートROM ISAボードを使用した時
のPC起動開始時の動作を示すフローチャート
【図6】本発明の第2の実施形態のブードROM PC
Iボードの構成を示す図
【図7】上記ブートROM PCIボードを使用した時
のPC起動開始時の動作を示すフローチャート
【図8】本発明の第3の実施形態のブートROM PC
Iボードの構成図
【図9】本発明の第4の実施形態のブートROM PC
Iボードの構成図
【図10】本発明の第5の実施形態のブートROM搭載
ボードの平面外形図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータの起動開始時にコンピュー
    タ上のメモリエリアにマップする拡張メモリを備え、こ
    の拡張メモリに前記起動開始後に動作する所定の機能を
    持たせた、コンピュータに実装可能なボードにおいて、 前記拡張メモリには、ブートデバイスの接続されている
    他のボードアドレスをブートボードアドレスとして検索
    し初期化するとともに該ブートデバイスを検索する機能
    を持つブート用BIOSが記憶されていることを特徴と
    する、ブートROM搭載ボード。
  2. 【請求項2】 前記ボードはPCIボードであって、前
    記ブート用BIOSは、該PCIボードアドレスを使用
    せずに、ブートデバイスの接続されている他のボードア
    ドレスをブートボードアドレスとして検索し初期化する
    とともに該ブートデバイスを検索する機能を持つことを
    特徴とする、請求項1記載のブートROM搭載ボード。
  3. 【請求項3】 前記PCIボードは、該PCIボード内
    にPCIバスを形成するPCI−PCIブリッジ回路を
    備え、該PCIバスにブートデバイスの接続されている
    前記他のボードアドレスのコントローラと前記ブート用
    BIOSとが接続されている、請求項2記載のブートR
    OM搭載ボード。
  4. 【請求項4】 前記ボードは、コンピュータのISA端
    子に接続されるISA端子とPCIバスに接続されるP
    CI端子とがそれぞれ対向する側面にエッジ端子として
    形成されている、請求項1記載のブートROM搭載ボー
    ド。
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