JP2002108484A - 外部記憶装置およびコントローラ - Google Patents

外部記憶装置およびコントローラ

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JP2002108484A
JP2002108484A JP2000295202A JP2000295202A JP2002108484A JP 2002108484 A JP2002108484 A JP 2002108484A JP 2000295202 A JP2000295202 A JP 2000295202A JP 2000295202 A JP2000295202 A JP 2000295202A JP 2002108484 A JP2002108484 A JP 2002108484A
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hdd
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Masaaki Hara
正明 原
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IO Data Device Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンピュータの起動開始時にそれ自身でブート
可能な外付け外部記憶装置を提供する。 【解決手段】パーソナルコンピュータ(PC)1のUS
B端子にはUSB−IDE変換を行うコンバータ2が接
続され、コンバータ2のIDE端子には外付けHDD3
が接続される。外付けHDD3は、PC1の起動時にブ
ート可能なFDDが接続されているものと見せかけるス
テータスをPC1に送り、続いて、FDD対応領域P2
に記憶されているIPLを読み出してPC1に転送す
る。さらに、その後はHDD対応領域P1に記憶されて
いるOS本体をPC1に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ本体
に接続される外部記憶装置、およびそのコントローラに
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ本体のフラッシュROM等
に搭載されているBIOSは、コンピュータの起動開始
時にブート可能な外部記憶装置を特定のものに設定して
いて、例えば、内蔵ハードディスクドライブ(HD
D)、フロッピイディスクドライブ(FDD)およびC
D−ROMをブート可能な記憶装置として設定してい
る。したがって、コンピュータ本体にこのうちのいずれ
かが接続されていて、且つその記憶装置に少なくともI
PL(イニシャルプログラムローダ:OS起動プログラ
ム)が正しく記憶されている限り、コンピュータ本体の
電源をオンすることによってOSを正常に立ち上げるこ
とが出来る。
【0003】図1は、電源オン時のコンピュータ本体の
概略の動作を示すフローチャートである。コンピュータ
本体の電源がオンされるかリセットボタンが操作される
と、BIOSを起動し(ST1)、自己診断および周辺
LSIや周辺装置等の初期化処理を行う(ST2)。さ
らに、ブート可能な外部記憶装置の検索を行い(ST
3)、検索の結果得られた装置の中で最も優先順位の高
い外部記憶装置からのIPL(OS起動プログラム)を
メモリに読み込むとともに、読み込み終了後、制御をI
PLに渡す(ST4)。さらに、このIPLによってO
S本体のロードを行い(ST5)、ロード完了後に制御
をOSに渡す(ST6)。
【0004】一般には、コンピュータに内蔵されている
HDDがブート可能な外部記憶装置として設定されてい
るため、より優先順位の高いFDD装置にフロッピイデ
ィスクが挿入されていない限り、上記ST4では、この
内蔵HDDからIPLが読み込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、BIOSに
は、コンピュータの起動開始時にブート可能なものとし
て設定している外部記憶装置に一定の制限がある。多く
の場合は、ブート可能な外部記憶装置は、FDD、内蔵
HDD、CD−ROMの3種類であり、それ以外の外部
記憶装置、たとえば外付けHDDはブート可能な装置と
して設定されていない。このため、コンピュータの使用
に際して、以下の幾つかの不便な面があった。
【0006】まず、内蔵HDDやCD−ROMに記憶さ
れているOSとは異なったOSを起動したい場合、その
異なったOSが外付けHDDにインストールされている
だけではそのOSを起動することができない。この場
合、内蔵HDDにパーティションを設定し、各パーテシ
ョンの領域に2つのOSをそれぞれ格納する方法が考え
られる。しかし、内蔵HDDの容量が不足している場合
にはこの内蔵のHDD自体を大容量のものに交換するこ
とが必要になってくる。また、ユーティリティソフトウ
エアによって、コンピュータの起動開始時にFDDから
IPLをロードし、続いて外付けHDDからOS本体を
ロードするようにすることも可能であるが、この場合に
は、上記の手続を書いたユーティリテイソフトウエアを
別途用意する必要があるとともに、IPLを記憶したフ
ロッピイディスクも別途用意しなければならないという
煩雑さがあった。
【0007】本発明の目的は、コンピュータの起動開始
時にそれ自身でブート可能な外付け外部記憶装置および
同装置に接続されるコントローラを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のように構成される。
【0009】(1)OS起動プログラムを記憶するOS
起動プログラム格納領域およびそれ以外の領域を備える
記憶部と、コンピュータの起動開始時にブート可能な外
部記憶装置が接続されているものと見せかけるステータ
スをコンピュータに送り、続いて、OS起動プログラム
をOS起動プログラム格納領域から読み出してコンピュ
ータに送り、さらに、その後にはOS起動プログラム格
納領域以外の領域にアクセス可能とするコントローラ
と、を設けたことを特徴とする。
【0010】本発明の外部記憶装置では、コンピュータ
の起動開始時にコンピュータに対しブート可能な外部記
憶装置としてなりすます制御が行われる。すなわち、外
付けの外部記憶装置でありながら、コンピュータのBI
OSが立ち上がってブート可能な装置の検索が行われる
と、コンピュータに対し自らがブート可能な外部記憶装
置であると見せかけるステータスを送る。これにより、
コンピュータは本発明の外付けの外部記憶装置がブート
可能な外部記憶装置であると見なし、IPL(OS起動
プログラム)を読み込むコマンドを発行する。すると、
本発明の外部記憶装置のOS起動プログラム格納領域か
らIPLが読み出されコンピュータに送られる。さら
に、このIPLによって、この外部記憶装置の別の領域
に記憶されているOS本体が読み出されロードされる。
このように、コンピュータの起動開始時において、本発
明の外付けの外部記憶装置がコンピュータに対しブート
可能な外部記憶装置(たとえばFDDやCD−ROM)
になりすましてIPLを転送するようにしているため、
コンピュータ側のBIOSに、この外部記憶装置がブー
ト不可のものとして設定されていても、IPLが問題な
くロードされるようになる。これにより、本発明の外部
記憶装置に記憶されるOSを、内蔵HDDのOSと異な
るものにしておいた場合、内蔵HDDにパーティション
を区切って別のOSをインストールする等の操作を行わ
なくても、この外部記憶装置をコンピュータに接続する
だけで内蔵HDDのOSとは異なったOSを簡単に起動
できるようになる。
【0011】(2)前記OS起動プログラム格納領域以
外の領域にOS起動プログラムによって読み込まれるO
S本体が格納されていることを特徴とする。
【0012】本発明の外部記憶装置にIPLとともにO
S本体をも記憶しておくことにより、一つの外付けの外
部記憶装置1台で、ブートとOSの立ち上げを行うこと
が簡単に出来る。 (3)ハードディスクドライブで本発明の外部記憶装置
を構成する。
【0013】本発明の外部記憶装置をHDDで構成する
ことにより、OS起動プログラムをフロッピイディスク
から読み込み、且つユーテイリテイソフトウエアを使用
することによってOS本体をHDDから読み込むように
した従来の方法に比較して、IPLのロードに要する時
間が高速化し、OS起動時間を短くできるという利点が
ある。
【0014】(4)コンピュータのBIOSでブート不
可の外部記憶装置と該コンピュータとの間に接続される
コントローラであって、コンピュータの起動開始時に前
記外部記憶装置をブート可能な外部記憶装置として見せ
かけるステータスをコンピュータに送り、続いて、OS
起動プログラムを該外部記憶装置から読み出してコンピ
ュータに送り、さらに、その後にはOS起動プログラム
格納領域以外の領域にアクセス可能とするコントロー
ラ。
【0015】本発明のコントローラを、外部記憶装置と
コンピュータとの間に接続することにより、該外部記憶
装置を簡単にブート可能なものに出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の実施形態である
外付けHDDとパーソナルコンピュータ(以下、PCと
いう)1との接続状態を示している。
【0017】PC1には内蔵HDD10が設けられ、こ
の内蔵HDD10には、IPL、標準のOSであるOS
1が格納されている。また、このPC1には、USB−
IDEのインターフェイス変換を行うコンバータ2が接
続され、コンバータ2の出力側には、外付けHDD3が
IDE接続されている。PC1は、たとえばノートPC
からなり、BIOSの機能として、USB FDDはブ
ート可能装置として設定できるが、USB HDDはブ
ート可能な装置として設定できない制限がある。したが
って、図2に示す構成では、PC1から見た外付けHD
D3はUSBHDDとなるから、通常の状態ではこの外
付けHDD3をブート可能な装置として認識することが
できない。
【0018】外付けHDD3は、内部に、本発明に係る
コントローラ30を備えており、また、記憶部31は、
HDD対応領域P1と、FDD対応領域P2とを備え、
HDD対応領域P1には、第2のOSであるOS2が格
納され、FDD対応領域P2には、IPLが格納されて
いる。
【0019】図3は、上記内蔵HDD10と外付けHD
D3のそれぞれの概略の構成図を示している。
【0020】外付けHDD3内に設けられているコント
ローラ30は、PC1の起動開始時に、PC1 に対し外
付けHDD3がFDDであるかのように見せかける。実
際には、コンバータ2においてUSB−IDEのインタ
ーフェイス変換を行っているために、コンバータ2と外
付けHDD3とで、PC1に対し外付けHDD3がUS
B FDDであるかのように見せかける。すると、PC
1は、外付けHDD3に対して、USB FDDへのア
クセスコマンドを出し、IPLの読み出しを実行する。
コントローラ30は、そのコマンドを受け取るとFDD
対応領域P2からIPLを読み出してPC1に対し転送
する。なお、この場合、PC1はBIOSの設定によっ
て、IPLの読み出しに関し、USB FDDの優先順
位を内蔵HDD10よりも高く設定しておくことが必要
である。また、FDD対応領域P2に記憶されているI
PLは、HDD対応領域P1に記憶されているOS2を
ロードするように設定しておくことが必要である。これ
により、PC1の起動開始時には、外付けHDD3のF
DD対応領域P2からIPLが読み出されてPC1のメ
モリに記憶され、続いてこのIPLが実行されることに
よって、外付けHDD3のHDD対応領域P1に記憶さ
れているOS2がロードされて起動が完了する。
【0021】図4は、上記コントローラ30の構成図で
ある。このコントローラ30は、入力側にIDEインタ
ーフェイス31、出力側にIDEインターフェイス3
2、このインターフェイス31、32間に選択回路・コ
ントローラ本体部33とコマンド解析部34が配置され
ている。コマンド解析部34は、コンバータ2を介して
PC1から送られてくるコマンドの種類を解析し、その
コマンドに応じた処理を行う。この実施形態のコントロ
ーラ30は、入出力側がともにIDEインターフェイス
であるために、外付けのIDE HDDをそのまま接続
することが可能である。選択回路・コントローラ本体部
33は、コマンド解析部34によって解析された内容に
従って、実際のコントロールを行う。
【0022】図5は、図2において、PC1とコントロ
ーラ30の概略の動作を示すフローチャートである。
【0023】PC1側の動作は、図1に示すPCの動作
と同じである。BIOSの起動が開始されると、PC1
においてブート可能装置の検索が行われ、USB FD
Dの接続確認コマンドが発行される(ST1〜ST
3)。コントローラ30は、ST10においてそのコマ
ンドを受信し、ST11でコマンド種類を解析する。な
お、PC1と外付けHDD3との間にはコンバータ2が
接続されているために、USB FDDの接続確認コマ
ンドは、FDD接続確認コマンドに変換される。受信コ
マンドがFDD接続確認コマンドであることを解析する
と、ST12においてPC1側に対し接続確認ステータ
スを返す。このステップは、外付けHDD3がFDDに
なりすまし、FDDが接続されているものと見せかける
ステップである。PC1は、この接続確認ステータスを
受けると、USB FDDが接続されているものとみな
す。なお、PC1側では、USB FDDがブート可能
な装置として内蔵HDD10よりも優先順位が高く設定
されているとする。
【0024】PC1は、上記の接続確認ステータスを受
信すると、ST4において、指定装置(FDD)に格納
されているIPLをメモリに読み込むためのコマンドを
発行する。したがって、コントローラ30は、FDDへ
アクセスするコマンドを受信し、ST13においてFD
D対応領域P2のデータを読み込む制御を行う。このF
DD対応領域P2には、IPLが記憶されているため
に、このIPLがPC1に読み込まれて、制御がIPL
に渡される。続いて、PC1において、読み込んだIP
LによりOSのロードを行うが、この時、OSの読み込
み元として、USB HDDを書いておくことによっ
て、外付けHDD3のHDD対応領域P1からOS2が
ロードされる。すなわち、ST11において、受信した
コマンドの種類がHDDアクセスコマンドであるとして
判定し、ST14においてHDD対応領域P1からOS
2を読み込む制御を行い、PC1側に転送する。
【0025】なお、コントローラ30の上記の動作はコ
マンド解析部34によって実現されるが、このコマンド
解析部34はファームウエアによって構成することがで
きる。
【0026】上記の動作から明らかなように、PC1側
の電源オン後の動作は全く変更されることなく、コント
ローラ30を外付けHDD3内に設けるだけで、あたか
もFDDが接続されているように見せかけてブートを行
うことができる。このため、外付けHDD3の領域P1
に内蔵HDD10にインストールされているOSとは別
のOSを記憶しておくことにより、この外付けHDD3
に記憶されているOSによる起動を行うことが可能にな
る。また、この場合FDD対応領域P2からのIPLの
読み込みは、FDD装置から読み込む場合と比較し高速
に行われるために、OSの起動時間を速くすることがで
きる。さらに、上記の動作を行うのに、別途ユーティリ
テイソフトを用意する必要がない。
【0027】図2に示す実施形態では、PC1のUSB
端子に外部記憶装置を接続したものであるが、USB端
子ではなく、IDE端子やSCSI端子に外付けHDD
を接続する場合も同様である。また、図6に示すよう
に、FDD対応領域P2ではなく、CD−ROM対応領
域P2を設け、PC1の起動開始時に該PC1に対しC
D−ROMが接続されているものと見せかけることも可
能である。一般に、CD−ROMは、FDDと同様にブ
ート可能な外部記憶装置として設定されているために、
このような構成でも、図2と同様に外付けHDD3でO
S起動を行うことができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、コンピュータに対して
ブート可能な外部記憶装置が接続されているものと見せ
かけることにより、この外部記憶装置に記憶されている
OSによる起動を簡単に行うことができる。このため、
内蔵HDDに記憶されているOSと異なったOSで起動
することが簡単に行え、FDD装置、CD−ROM、ユ
ーティリティソフトなどがなくても良いため、取り扱い
が極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】パーソナルコンピュータのOS起動時の動作を
示すフローチャート。
【図2】本発明の実施形態の外付けHDDとパーソナル
コンピュータとの接続状態を示す図。
【図3】内蔵HDDと外付けHDDの記憶領域の構成例
を示す図。
【図4】コントローラの構成図。
【図5】パーソナルコンピュータ起動時のパーソナルコ
ンピュータの動作とコントローラの動作を示すフローチ
ャート。
【図6】本発明の他の実施形態を示す図。
【符号の説明】
1−パーソナルコンピュータ 2−USB−IDEコンバータ 3−外付けHDD 30−コントローラ P1−HDD対応領域 P2−FDD対応領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OS起動プログラムを記憶するOS起動
    プログラム格納領域およびそれ以外の領域を備える記憶
    部と、 コンピュータの起動開始時にブート可能な外部記憶装置
    が接続されているものと見せかけるステータスをコンピ
    ュータに送り、続いて、OS起動プログラムをOS起動
    プログラム格納領域から読み出してコンピュータに送
    り、さらに、その後にはOS起動プログラム格納領域以
    外の領域にアクセス可能とするコントローラと、 を設けたことを特徴とする、外部記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記OS起動プログラム格納領域以外の
    領域にOS起動プログラムによって読み込まれるOS本
    体が格納されていることを特徴とする、外部記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶部がハードディスクである、請
    求項1または2記載の外部記憶装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータのBIOSでブート不可の
    外部記憶装置と該コンピュータとの間に接続されるコン
    トローラであって、 コンピュータの起動開始時に前記外部記憶装置をブート
    可能な外部記憶装置として見せかけるステータスをコン
    ピュータに送り、続いて、OS起動プログラムを該外部
    記憶装置から読み出してコンピュータに送り、さらに、
    その後にはOS起動プログラム格納領域以外の領域にア
    クセス可能とするコントローラ。
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