JP4802527B2 - 計算機システム - Google Patents

計算機システム Download PDF

Info

Publication number
JP4802527B2
JP4802527B2 JP2005078366A JP2005078366A JP4802527B2 JP 4802527 B2 JP4802527 B2 JP 4802527B2 JP 2005078366 A JP2005078366 A JP 2005078366A JP 2005078366 A JP2005078366 A JP 2005078366A JP 4802527 B2 JP4802527 B2 JP 4802527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
computer
area
cpu
executed
maintenance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005078366A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006260319A (ja
Inventor
仁 上野
浩司 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005078366A priority Critical patent/JP4802527B2/ja
Priority to US11/133,666 priority patent/US20060212692A1/en
Publication of JP2006260319A publication Critical patent/JP2006260319A/ja
Priority to US12/186,407 priority patent/US7664945B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4802527B2 publication Critical patent/JP4802527B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/14Error detection or correction of the data by redundancy in operation
    • G06F11/1402Saving, restoring, recovering or retrying
    • G06F11/1415Saving, restoring, recovering or retrying at system level
    • G06F11/1417Boot up procedures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Description

本発明は、記憶装置システム内のボリューム(論理ユニットともいい、以下、LUと称する)の、サーバへの割り当てに関する。
近年、プロセッサの高性能化、小型化に伴い、多数のサーバが同一筐体に搭載されるブレードサーバ製品の開発が進んでいる。これらの小型サーバには、サーバ1台毎にディスク装置を取り付ける余裕がないため、ディスク装置を内蔵しないサーバ(以下、ディスクレスサーバと称する)として、1台の記憶装置システムにSAN(ストレージエリアネットワーク)を介して接続し、各サーバから共有する構成を採用することが多い。
ここで、複数サーバが1台の記憶装置システムを共有する従来技術が開示されている(特許文献1参照)。又、ディスク装置内の記憶領域を、複数の領域(パーティション)に分けて使う技術が開示されている(非特許文献1参照)。
特開2000−259583号公報 "パーティションとその切り方"、[online]、[平成17年(2005年)2月8日検索]、インターネット<URL: http://nobumasa-web.hp.infoseek.co.jp/partition/partition.html>
特許文献1に開示された技術は、システム構築の際に用意すべきLUを、サーバ台数分用意する技術である。
一方、非特許文献1に開示された技術は、一つのLUに一つのサーバで実行可能な複数のOSを格納し、一台のサーバが必要なOSを選択的に実行できるように開発された技術である。
ここでOSとは、サーバの電源が入った直後に読み込まなければならないプログラム群のことを指すが、個々のサーバ構成の相違を認識してソフトウェア、ハードウェアの資源を初期化する機能を含むため、サーバ個別にどういう設定をしなければならないかを示す設定情報が必要であり、更に、各サーバ上でOSが立ち上がった後に動作を開始する各サーバ個別のアプリケーションプログラムも通常存在する。従って、サーバ個別のデータについては、サーバ毎に別々のLUに格納するのが望ましい。
一方、システムに誤りが生じ、ある特定のサーバの起動ができなくなった場合には、起動できなくなった原因の調査が必要である。原因調査のためには、何らかのOSとアプリケーションプログラムの使用が必要となるが、前記誤りによりOSが起動できないという事態が発生し得る。このような状況に対して、予め単純な構成で動作確認済みのOSを格納した保守LUを用意しておくことが有用と考えられるが、これらについては、上記従来技術では考慮されていない。
更に、保守LUについては、動作を確認するための単純な構成でよいため、上記従来技術のように、サーバ台数分のLUをサーバ毎に用意するのは、効率が悪く、これらのLUを確保することにより本番システム構築のためのLU割当て作業や、障害対応作業が複雑になるという課題がある。
上記課題を解決するために、本発明の望ましい態様の一つは次の通りである。
第一のOSを実行する第一の計算機、第二のOSを実行する第二の計算機及び記憶装置システムとを有する計算機システムであって、ディスク装置は、第一のOS、第二のOS及びブートローダとを格納するLUを備え、ブートローダは、第一及び第二の計算機のいずれか一方の計算機上で実行され、該実行している計算機に対応する前記第一及び第二のOSのいずれかを、該実行している計算機に読み込み、該読み込んだOSを実行する。
本発明の望ましい他の態様の一つは次の通りである。
第一及び第二の計算機、及び記憶装置システムを有する計算機システムにおいて、ディスク装置は、第一、第二、及び第三のLUを備え、第一のLUは、第一の計算機で実行されるOSを格納し、第二のLUは、第二の計算機で実行されるOSを格納し、第三のLUは、第一の計算機で実行されるOSと第二の計算機で実行されるOSとを格納し、第一の計算機は、第一のLUに格納されたOS及び第三のLUに格納されたOSのいずれか一方を選択的に起動し、第二の計算機は、第二のLUに格納されたOS及び第三のLUに格納されたOSのいずれか一方を選択的に起動する。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を実施するための計算機システムである。計算機システムは、複数のCPU101(CPU1〜4)、記憶装置システム102、ネットワークスイッチ(NWSWと表記)103、ファイバーチャネルスイッチ(FCSWと表記)104、保守用計算機105、上位ネットワーク接続パス106、NWSW−CPU間パス107、CPU−FCSW間パス108、FCSW−記憶装置システム間パス109、保守用計算機パス110(点線で表記)とからなる。
CPU101は、ディスクレスサーバであり、メインメモリ116と不揮発性のメモリ117(例えば、ROM(Read Only Memory))を有する。尚、同一メモリの中に、揮発性の領域と不揮発性の領域を備えてもよい。
メモリ117は、計算機に接続された周辺機器を制御するためのプログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)を格納している。NWSWは、上位ネットワーク接続のために二重化されている。
記憶装置システム102は、記憶制御装置111とディスク装置112とからなり、複数のCPU101により共有されている。ディスク装置112は、一般に磁気記憶媒体であるが、光学的記憶媒体等の他の記憶媒体を用いてもよい。ディスク装置112内は、論理的な構成で示しており、複数のLU(LU1〜LU12)113、保守LU(LU0)114、記憶装置システム内パス115とからなる。尚、物理的には、複数のディスク装置が記憶制御装置に接続されていても良いことは言うまでもない。
図1中、SYS1と表記しているのは、LU2がCPU1のシステムボリュームであることを示している。同様に、SYS2(LU7)、SYS3(LU9)、SYS4(LU11)は、それぞれ、CPU2、CPU3、CPU4のシステムボリュームである。
ここで、システムボリュームとは、システムディスクとして最小限必要な部分とアプリケーションの動作に必要なファイルとを含むLUのことを表し、システムディスクとは、OSを立ち上げるために必要なファイルを含むLUのことを表す。システムボリュームよりはシステムディスクの方が狭い概念であるが、システムディスクにアプリケーション関係のファイルが存在しても良いので、ほとんど違いはない。現実にはOSの起動技術に関する分野ではシステムディスクと呼び、計算機利用におけるアプリケーションに近い分野ではシステムボリュームと呼ぶが、本明細書では、システムLUで統一する。また、保守LUとは、システムLUの一種であり、OSとシステム設定用アプリケーションプログラムや動作確認用アプリケーションプログラムなど、計算機システムの保守に必要なファイルを格納したボリュームを意味する。
例えば、CPU2を起動し、システムLU(LU7)をアクセス可能にするためには、CPU2からパス108-1、FCSW104-1、パス109-1、記憶制御装置111−2を経由して、又は、パス108-2、FCSW104-2、パス109-2を経由してLU7をアクセスできるように、FCSW104-1、104-2及び記憶装置システム102を設定する必要がある。FCSW104の設定項目の一つとして、FCSWのポートのどことどこを通信可能にするかを決めるゾーニングに関する設定が挙げられるが、すべてのポート間でアクセスを許可する設定にすればよい。記憶装置システム102へのアクセスに関する設定項目の一つとして、どのLUはどのCPUからアクセスして良いかを決めるLUN Managementに関する設定が挙げられるが、LU7へのアクセス許可をCPU2にのみ与えるよう設定すればよい。これらの設定は、システムの管理者等が、保守用計算機105からパス110を介して実行する。これらの設定を予めしておけば、CPU2の電源がオン、あるいは、リセットされることにより、BIOSが起動され、LU7からのブートが開始される。ここで、ブートとは、人間がコンピュータに電源を投入してから、操作可能な状態になるまでに自動的に行われる一連の処理をいい、初期プログラムロードともいう。
図2は、CPU101が実行するBIOSのフローを示す図である。
CPU101の電源がオン、あるいは、リセットされると(201)、CPU101は、BIOSを実行する。次に、ハードウェアを初期化し(周辺装置の制御用レジスタの設定等)(202)、ブートを実行するための入出力デバイスを選択する(203)。選択肢としては記憶装置システム102内のシステムLUの他、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等(図示せず)もあり得る。選択されたデバイスの先頭セクタにある制御テーブル(Master Boot Record;以下、MBRと称する)をメインメモリ116に読込み(204)、MBR内の領域に格納されているプログラムである第1ブートローダを、実行する(205)。
図5は、1個のLU114内に複数のパーティションが定義されているLUの構成例である。
ここでパーティションとは、1個のLU内を複数の領域に分割した時、CPU101で動作するOSからはあたかも別のLUであるかのように操作することができる領域の管理単位である。OSの起動によりLU内にファイルシステムが構築されるが、パーティションの概念が存在しないLUを仮定すると、そのLUの中にはファイルシステムが1個しか構築できない。LUの中に複数のパーティションを定義すると、パーティション毎に別々のファイルシステムを構築することが可能となり、別々のOSをそれぞれのパーティションにインストールすることも可能となる。パーティションはMBRにより定義され、OSによりアクセスを制御する機構であり、従来はディスク装置側からは認識できないソフトウェアによる制御の概念である。また、パーティションはMBR内のパーティションテーブルによって直接定義可能な基本領域(基本パーティションとも呼ぶ)と、MBRから別の拡張パーティションテーブルをポイントしそこに定義することによる拡張領域(拡張パーティションとも呼ぶ)の2種類がある。MBRには、基本領域のみを設定しても良いし、拡張領域と基本領域両方の設定をしても良い。ディスク装置の技術分野では、区切られた領域を、パーティションテーブルにより定義される領域という意味で「パーティション」と呼ぶ慣習があり、ソフトウェアの技術分野ではOSのインストール方法の観点から基本領域(基本パーティションと同一の領域を指す)、拡張領域(拡張パーティションと同一の領域を指す)と呼ぶ慣習がある。本実施例では、パーティションを、領域という用語で統一する。1つのパーティション内を区切った領域も、領域と記載する(図中に番号を付与することにより、領域を区別する)。
尚、これらの領域に格納されるOSには、例えば、Linux、Windows(登録商標)、HP-UX、Solaris等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
LUの先頭セクタにはMBR501が配置されており、MBR501は、第1ブートローダが格納されている領域502と、1個のLUの内部をソフトウェア制御下で分割使用される領域の先頭位置や容量などが格納されている4つの領域503、504、505、506等から構成されている。尚、これら4つの領域は、パーティションテーブルと呼ばれる。
図6は、MBR501の詳細を示す図である。MBR501は全体として512バイトの長さであり、446バイトの領域502、16バイトの領域503、504、505、506(計64バイト)、2バイトのブートシグニチャ領域607から構成される。領域503(504〜506も同様)は、1バイトのブートフラグ601、CHS(Cylinder Head Sector)表示による3バイトの領域開始位置802、1バイトの領域タイプ603、CHS表示による3バイトの領域終了位置604、LBA(Logical Block Address)表示による4バイトの領域開始位置605、LBA表示による4バイトの領域の容量606から構成される。
ブートフラグ601とは、当該領域がブート可能か否かを示すフラグであり、この値が0x80であればブート可能、0x00であればブート不可能を表す。
領域タイプ603とは、当該領域はどのようなOSで用いられるディスク形式であるかを示しており、例えば、0x04ならMS−DOSというOSで用いられるFAT16という形式、0x83ならLinuxというOSで用いられるEXT2という形式を意味している。拡張領域へのポインタとなっている場合には、0x05、0x0F、0x85のいずれかの値をとる。又、当該LUが後述する「複数ブートLU」であるか否かを示す情報も含む。
ブートシグニチャ607は、0xAA55の値をとり、MBRとして有効であることを示す。
一般的な計算機システムでは各LUの先頭セクタにMBRが存在すべきであるが、特殊なOSによってフォーマットされたLUにはMBRが存在しない場合もある。このように、本実施例で対象としない管理体系を採用するOSにおいては、MBRのブートシグニチャの位置にどのような値が入っているかは保証されない。一般的に0xAA55という値が偶然入ることは考えにくいので、この値が入っていることによりMBRとして正しい形式で格納されていると判断するのである。この定義によれば、MBRで無い領域を偶然MBRとして誤判断する危険性がわずかにあるが、MBR内のテーブルなどのフォーマットの矛盾の有無を検出することによりMBRか否かを判定できる。
図5に戻って、領域503、504は、それぞれ、基本領域、拡張領域1をポイントしている(521、522)。尚、拡張領域は、1〜nまで定義されているものとする。領域505、506は、空きエントリとして使用されていない。拡張領域内の先頭にはMBR501と同じ形式の拡張領域ブートレコード(Extended Partition Boot Record;以下、EPBRと称する)512が格納されている。EPBR512内の領域は未使用で、拡張領域1の第1エントリ513は拡張領域1(511)内の領域515の先頭位置や容量などを示している。第2エントリ514は拡張領域2の先頭位置をポイントしている(523)。拡張領域については同様の構成が繰り返し設定されてもよく、最後の拡張領域n(516)も拡張領域1(511)と同様な構成をとり、拡張領域nの第2エントリ518は空きとなる。
基本領域508内の領域509には、CPUが第1ブートローダを実行することによりメインメモリ116に読み込まれる第2ブートローダが格納されており、この機能によりどの領域のOS(510、515、520)を起動するか選択する。
図3は、CPU101が実行する第1ブートローダのフローを示す図である。
CPU101は、第1ブートローダの実行を開始すると(301)、MBR501内の領域503内の情報を検査し、「ブート可能」のフラグ0x80がブートフラグ601に設定されているか否かを判定する(302)。設定されていなければブート処理を中止し(303)、設定されていれば基本領域内の領域509に格納されている第2ブートローダをメインメモリ116に読込む(304)。最後に、読み込んだ第2ブートローダを実行する(305)。
図4は、CPU101が実行する第2ブートローダのフローを示す図である。
CPU101は、第2ブートローダの実行を開始すると(401)、そのLU内の各領域内でブート可能なOSがそれぞれに入っているか否かを調べ、オペレータ(システム管理者等)に対して、その一覧表を操作用画面に提示し、オペレータの指定入力を待つ。すべての領域を調べるか、特定の個数の領域を調べるかは、第2ブートローダにより異なるが、ここでは、第3領域まで調べる例を示す。尚、操作用画面は、各CPUにそれぞれ専用のディスプレイとして備えられていてもよいし、ユーザが操作をするときだけ、一時的に接続されてもよい。
最初に基本領域508(第1領域)がブート可能か否かを調べ(402)、ブート可能であれば、そのOSの種類やオペレータが指定入力をする際に用いる番号を、操作用画面に表示し(403)、拡張領域1(511)(第2領域)の検査に移る。可能でなければ、表示せずに第2領域の検査に移る。
次に、第2領域がブート可能か否かを調べ(404)、第1領域に関する処理と同様の処理を行う(405)。次の第3領域に関する処理も同様である(406、407)。
その後、オペレータの入力を受け付け(408)、指定されたOSが格納されている領域から、当該OSをメインメモリ116上に読込み(409)、読み込んだOSを実行する(410)。
上記ステップの中で第i領域を参照する際には、MBR501の領域から拡張領域へのポインタ(EPBR512、517)をたぐる必要があり、領域の個数に関連してディスク装置へのアクセス回数が増加していく。
図8は、保守LU114の構成例である。この場合、MBR501からは1個の基本領域のみがポイントされ(521)、拡張領域は存在しない。この基本領域801内はOS1(803)が実行されることにより管理されるファイルシステムとしてフォーマットされており、このファイルシステム中に、別のOS2(805)〜OSn(807)を格納するための領域が作成される。ここで、OS1(803)と同種のOSの場合は、OS1管理下のファイルシステムのサブディレクトリ(例えばCPUi用のディレクトリを/bootdir/i/)として作成することができる。OS1(803)と異なる種類のOSで構成する場合は、領域804、806それぞれを物理的に連続な領域として確保し、一つの領域をOS1ファイルシステム下では1個のファイル(例えばCPUi用のファイルを/bootdir/OSfile-i)として作成する。
図7は、図8の保守LUを作成する場合において、CPU101が実行する第2ブートローダのフローを示す図である。尚、図8におけるOSiはCPUiに対応するものとする。
第2ブートローダ起動の契機は図4の説明と同様である(701)。基本領域の領域タイプ603が図8に示す「複数ブートLU」であることを示す場合は、ステップ703に飛び、そうでない場合にはステップ402に飛ぶ(図4のステップ402〜409の処理を実行)。ここで、複数ブートLUとは、ブートするためのOSが基本領域の中に複数格納されているLU、すなわち、図8に示すLUのことを示す。尚、図8に示すLUのみを使用する場合には、ステップ702及び402乃至409の処理は不要である。
図8に示すLUの場合、CPU101は、自らのCPU番号(識別子)iを求める(703)。ここでCPU番号とは図1に示すCPU101の1〜4の番号を意味する。CPU番号を求める方法としては、予め定めたI/O空間のアドレスからスイッチで設定した値やメモリ117に記憶した値をCPU番号として読込み可能にしたり、自CPUのFCケーブル接続ポートのWWN(World Wide Name)を読込み、そのWWNを持つCPU番号は何番であるかのテーブルを設け、そこから算出するという方法がある。
i=1の場合、基本領域にOSが存在するので、現在のルートディレクトリ下にあるOSをそのままメインメモリ116に読込み(705)、OSに制御を移す(410)。i≠1の場合、基本領域のファイルシステム下にOSが存在するので、ルートディレクトリをCPUiのOSが存在するディレクトリ(例えば、/bootdir/i/)に切り替えて(706)、切り替え後のルートディレクトリ下のOSをメインメモリ116に読込み(707)、OSに制御を移す(708)。
このようにすることにより、任意のOSが指定されたとき、ファイルシステム下のファイル名称を指定してアクセスすることが可能となるので、MBRやEPBRをたどる方法に比べて効率良くOSを起動することができる。また、個々のOS領域が別のOS下のファイルとして操作可能となるので、CPUが動作不可能な場合でも、対応するOSの領域を別のCPUからアクセスして操作でき、障害対応の面で有用となる。
実施例2では、図5に示すLUを用いて、複数OSを起動する例を説明する。
図10は、実施例2における記憶装置システム102を示す。本実施例の特徴は、記憶制御装置111内の不揮発性のメモリ120(例えばROM)に領域変換プログラム1001とCPU番号判定テーブル901を設けることにあり、その他の構成は、図1と同じである。
図11は、記憶制御装置111が、領域変換プログラム1201を実行して、CPU101から記憶装置システム102へのRead/Writeアクセスをアクセス元のCPU番号に対応した領域内のアクセスに変換するときのフローを示す図である。尚、ここでも、OSiはCPUiに対応するものとする。
CPU101からのアクセス要求がLU0向けであり、かつ、そのLU0が保守LUとして予め指定されており、かつ、MBR501が格納されているセクタへのアクセスであるとき、領域変換プログラム1001が起動される(1101)。
アクセス元CPUのディスクインタフェースアドレス(例えばFC接続の場合はCPU側のFCポートのWWN)を求める(1102)。求めた値から図9に示すCPU番号判定テーブル901を用いてCPU番号iを求める(1103)。i=1の場合、基本領域へのアクセスなのでCPU側への転送データは変更せずにそのまま転送データとして準備する(1104)。i≠1の場合、MBR501の領域504に、求めたiに対応する領域の先頭アドレスや容量などの情報を格納してCPU側への転送データとして準備する(1106)。CPU番号に対応する領域の情報を求める方法としては、記憶制御装置111側でMBRとEPBRを検索して求める方法、又は、予め記憶装置システム102の初期設定時にCPU毎の領域の情報をメモリ120に格納しておき、必要なときに読み出す方法等が考えられる。
図9は、CPU番号判定テーブル901の構造例を示す。当該テーブルは、CPU1台毎に1エントリのCPU側ディスクインタフェースアドレス格納領域902を保持している。CPU101は、領域変換プログラム1001を実行して、本テーブルの先頭から順にインタフェースアドレスを比較し、一致した領域を見つけた時点のCPU番号がアクセス元のCPUであると判定する。
以上のように、指定された複数CPUのブートを、各々共通の1個のシステムLUからブートすることを指定するだけで実行できる。
図12は、システム構築作業のフローを示す図である。
オペレータは、記憶装置システム102内のストレージ割当を、例えばCPU2について、保守用計算機105からパス110を介して、CPU2の本番用システムLU(LU7(113))の容量、属するRAIDグループ等を設定する(1201)。
次に、オペレータは、CPU2にLU7(113)に対するアクセス許可を与えるように、記憶装置システム102のLUN Management機能を用いて設定する(1202)。更に、FCSW104にCPU2と記憶装置システム102間のアクセスパスを設定し(1203)、NWSW103にCPU2と上位ネットワーク間のアクセスパスを設定する(1204)。
次に、CPU2にCD−ROM等のシステム構築用デバイスを接続し、このデバイスからシステム構築用OSを立ち上げ、LU7(113)を初期化する(1205)。そしてシステム構築用OSの下で、LU7にOSをインストールし(1206)、LU7をブートするためのシステムLUとしてCPU2を再起動し(1207)、LU7のOSの下で関連アプリケーションプログラムをインストールし(1208)、CPU2に関するシステム全体での動作を確認し(1209)、最後にシステム全体の動作を確認する(1210)。
図13は、図12において、構築中のシステムに障害が発生した場合の、フローを示す図である。
ディスク装置に関連した障害としては、次のようなケースが発生し得る。
・ステップ1205実施中にLU7の初期化ができない。
・ステップ1206実施中にOSのインストールができない。
・ステップ1207実施中にOSをLU7から起動ができない。
・ステップ1208実施中にアプリケーションプログラムがインストールできない。
・ステップ1209実施中に正常に動作しない。
上記のような障害が発生したら、システム構築時の障害調査作業を実施する。まず、CPU2から保守LU(LU0(114))へのアクセスが可能となるよう、FCSW104を設定し(1301)、CPU2のBIOS設定により、システムLUをLU0(114)に切り替えて再起動する(1302)。これで立ち上がれば動作確認を実施し(1303)、障害調査を実施しその障害内容に応じ、設定変更などの対応をとる(1304)。障害対応完了後、システム全体での動作確認を実施する(1210)。
図14は、工場出荷前のシステム確認作業のフローを示す図である。
まず、工場にてシステム連動試験実施構成を組み(1401)、試験用のNWSW構成を設定し(1402)、試験用のFCSWの構成設定を全部のパスがアクセス可能となるように設定し(1403)、記憶装置システムに保守LU用のRAIDグループ及びLU0を作成する(1404)。LU0内に各CPU用のブート領域又はブートディレクトリを作成し(1405)、各々のCPU用のブート領域、ブートディレクトリ保守用OS、動作確認用アプリケーションプログラムなどを格納し(1406)、各々のCPUを記憶装置システム102のLU0からブートすることにより試験を実施する(1407)。
以上のように、1個のLUで保守LUを構成すれば、システム構築作業を行なう際の障害調査が容易となり、製品出荷時の検査の際にも有用である。
尚、本稿で説明したプログラムは、CD−ROM等の記憶媒体から移してもよいし、ネットワーク経由で他の装置からダウンロードしてもよい。
計算機システムの全体構成を示す図 BIOSのフロー図 第1ブートローダのフロー図 第2ブートローダのフロー図 LUの構成例を示す図 MBRの詳細を示す図 第2ブートローダの他のフロー図 LUの他の構成例を示す図 CPU番号判定テーブルの構造例を示す図 実施例2の計算機システムの全体構成を示す図 領域変換プログラムフロー図 システム構築作業のフロー図 構築中のシステムに障害が発生した場合のフロー図 工場出荷確認作業のフロー図
符号の説明
101…CPU、102…記憶装置システム、103…NWSW、104…FCSW、105…保守用計算機、106…上位ネットワークパス、107…NWSW−CPU間パス、108…CPU−FCSW間パス、109…FCSW−記憶装置システム間パス、110…保守用計算機、111…記憶制御装置、112…ディスク装置、113…LU、114…保守LU。

Claims (2)

  1. 第一の計算機と、第二の計算機と、前記第一及び第二の計算機に接続され、ディスク装置
    と前記ディスク装置を制御する記憶制御装置を有する記憶装置システムとを有する計算機
    システムであって、
    前記ディスク装置は、第一、第二、及び第三のLUを備え、
    前記第一のLUは、前記第一の計算機で実行されるOSを格納し、
    前記第二のLUは、前記第二の計算機で実行されるOSを格納し、
    前記第三のLUは、前記第一の計算機で実行される保守用OSと前記第二の計算機で実行される保守用OSと動作確認用アプリケーションプログラムを格納し、
    前記計算機システムにおいて障害が生じた場合に、
    前記記憶制御装置は、前記第一の計算機もしくは前記第二の計算機のいずれからのアクセス要求であることを特定し、前記各計算機に対応した前記第三のLUの格納領域を特定し、前記第三のLUに格納された保守用OSと動作確認用アプリケーションプログラムを起動する、計算機システム。
  2. 第一の計算機と、第二の計算機と、前記第一及び第二の計算機に接続され、第一、第二、
    及び第三のLUを有するディスク装置と、前記ディスク装置を制御する記憶制御装置を有する計算機システムのOSの起動方法であって、
    前記第一のLUは、前記第一の計算機で実行されるOSを格納し、
    前記第二のLUは、前記第二の計算機で実行されるOSを格納し、
    前記第三のLUは、前記第一の計算機で実行される保守用OSと前記第二の計算機で実行される保守用OSと動作確認用アプリケーションプログラムとを格納し、
    前記計算機システムにおいて障害が生じた場合に、
    前記第一の計算機もしくは前記第二の計算機のいずれからのアクセス要求であることを特定し、前記各計算機に対応した前記第三のLUの格納領域を特定し、前記第三のLUに格納された保守用OSと動作確認用アプリケーションプログラムを起動する、計算機システムのOSの起動方法
JP2005078366A 2005-03-18 2005-03-18 計算機システム Expired - Fee Related JP4802527B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005078366A JP4802527B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 計算機システム
US11/133,666 US20060212692A1 (en) 2005-03-18 2005-05-19 Computer system
US12/186,407 US7664945B2 (en) 2005-03-18 2008-08-05 Computer system for booting a diskless server after a fault by reading a boot loader from a maintenance logical unit and identifying a boot file based on identifier of diskless server

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005078366A JP4802527B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 計算機システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006260319A JP2006260319A (ja) 2006-09-28
JP4802527B2 true JP4802527B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=37011731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005078366A Expired - Fee Related JP4802527B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 計算機システム

Country Status (2)

Country Link
US (2) US20060212692A1 (ja)
JP (1) JP4802527B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100426228C (zh) * 2005-05-20 2008-10-15 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 切换计算机启动顺序的系统及方法
JP2009176096A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Jade Quantum Technologies Inc 固定ディスク装置有しないコンピュータよりオペレーティングシステムを遠隔端のデータ保存サーバーに導入するシステムとその方法
JP5493452B2 (ja) * 2008-05-09 2014-05-14 富士通株式会社 復旧サーバ、復旧処理プログラム及び計算機システム
US8037156B2 (en) * 2008-09-08 2011-10-11 International Business Machines Corporation Host discovery in multi-blade server chassis
JP5233869B2 (ja) * 2009-06-26 2013-07-10 日立電線株式会社 処理システム及び処理装置が実行するプログラムの実行方法
US8615766B2 (en) 2012-05-01 2013-12-24 Concurix Corporation Hybrid operating system
US10133636B2 (en) * 2013-03-12 2018-11-20 Formulus Black Corporation Data storage and retrieval mediation system and methods for using same
US9817728B2 (en) 2013-02-01 2017-11-14 Symbolic Io Corporation Fast system state cloning
US9304703B1 (en) 2015-04-15 2016-04-05 Symbolic Io Corporation Method and apparatus for dense hyper IO digital retention
CN105700901B (zh) * 2014-11-28 2020-05-08 华为技术有限公司 一种启动方法、装置和计算机系统
US10061514B2 (en) 2015-04-15 2018-08-28 Formulus Black Corporation Method and apparatus for dense hyper IO digital retention
WO2019126072A1 (en) 2017-12-18 2019-06-27 Formulus Black Corporation Random access memory (ram)-based computer systems, devices, and methods
WO2020142431A1 (en) 2019-01-02 2020-07-09 Formulus Black Corporation Systems and methods for memory failure prevention, management, and mitigation
CN113986362B (zh) * 2021-10-22 2024-01-23 山东云海国创云计算装备产业创新中心有限公司 一种raid卡及其控制方法、服务器主机

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001075853A (ja) * 1999-09-03 2001-03-23 Hitachi Ltd 計算機システム、及び該計算機システムに用いられる計算機並びに記憶装置
JP3837953B2 (ja) * 1999-03-12 2006-10-25 株式会社日立製作所 計算機システム
JP3869716B2 (ja) * 2001-12-18 2007-01-17 株式会社日立製作所 ソフトウェアライセンス管理機構を備える計算機
US7120823B2 (en) * 2003-04-17 2006-10-10 International Business Machines Corporation Method and apparatus for recovering logical partition configuration data
JP4437650B2 (ja) * 2003-08-25 2010-03-24 株式会社日立製作所 ストレージシステム
US7370234B2 (en) * 2004-10-14 2008-05-06 International Business Machines Corporation Method for system recovery

Also Published As

Publication number Publication date
US7664945B2 (en) 2010-02-16
US20080307216A1 (en) 2008-12-11
JP2006260319A (ja) 2006-09-28
US20060212692A1 (en) 2006-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4802527B2 (ja) 計算機システム
US6993649B2 (en) Method of altering a computer operating system to boot and run from protected media
US7930371B2 (en) Deployment method and system
US9189246B2 (en) Method and apparatus to support separate operating systems in partitions of a processing system
US7624262B2 (en) Apparatus, system, and method for booting using an external disk through a virtual SCSI connection
US7818500B2 (en) Apparatus and method for using one core for RAID control in multi-core CPU
US20050228950A1 (en) External encapsulation of a volume into a LUN to allow booting and installation on a complex volume
US7689802B2 (en) Controlling memory access in a multi-booting system
EP2942712B1 (en) Server control method and server control device
US20120079474A1 (en) Reimaging a multi-node storage system
US20170293451A1 (en) Dynamic partitioning of processing hardware
US7975084B1 (en) Configuring a host computer using a service processor
JP2004227361A (ja) 記憶装置システム、及び記憶装置システムの起動方法
US10346065B2 (en) Method for performing hot-swap of a storage device in a virtualization environment
US20220334848A1 (en) Layered Composite Boot Device And File System For Operating System Booting In File System Virtualization Environments
JP6750605B2 (ja) 計算機システム、ベースボード管理コントローラ、osインストール方法、及びプログラム
KR20180023784A (ko) 사전 부팅 환경에서 raid 볼륨에 접근하는 데이터 저장 시스템 및 방법
JP6745405B2 (ja) ストレージシステム及びマッピング方法
JP2018181305A (ja) プールされた物理リソースのローカルディスク消去メカニズム
US11829772B2 (en) Heterogeneous compute domains with an embedded operating system in an information handling system
EP2645245A1 (en) Information processing apparatus, apparatus mangement method, and apparatus management program
KR100947136B1 (ko) 소프트웨어의 증분 프로비져닝
TW202338602A (zh) 計算系統、電腦實施方法及電腦程式產品
CN116360866A (zh) 远端虚拟系统、主机服务器及电脑系统
KR20050111061A (ko) 데이터를 백업하는 방법, 시스템 및 기록매체

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110725

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees