JP3693240B2 - 異なる操作モードを利用してアダプタ構成ルーチンを実行する方法およびシステム - Google Patents

異なる操作モードを利用してアダプタ構成ルーチンを実行する方法およびシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、データ処理システムに関し、詳細には、各種のハードウェア構成要素に適合するようにデータ処理システムを構成する方法およびシステムに関する。さらに詳細には、本発明はデータ処理システムのデフォールト操作モードとは異なる操作モードに設計されたアダプタ・カード構成ルーチンをサポートする方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナル・コンピュータなどの汎用データ処理システムが始動または再始動される時、データ処理システムの処理資源は、スタートアップ・ルーチンを自動的に実行することによって、有用な作業のためにシステムを準備する。スタートアップ・ルーチンは通常、システムの各種ハードウェア構成要素を試験し、次いでこれらハードウェア構成要素を、オペレーティング・システムやアプリケーション・プログラムなどのソフトウェアによって利用できるように構成する。スタートアップ時にハードウェア構成要素を自動的に構成するプロセスは、ハードウェア構成要素の「初期化」としても知られている。さらに、スタートアップ・ルーチンは、ある種の構成要素の手動構成を行うこともできる。ただし、本明細書では自動構成プロセスに焦点を合わせる。
【0003】
スタートアップ・ルーチンは通常、一般にROMとして知られる不揮発性メモリに格納されている。したがって、このようなスタートアップ・ルーチンは、「ファームウェア」とみなされる。具体的に、典型的な従来のパーソナル・コンピュータでは、処理資源はコンピュータのマザーボード上に常駐する電子的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)モジュールからスタートアップ・ルーチンのバルクを取得する。システムのEEPROMに含まれるスタートアップ・コード(すなわち、メイン・スタートアップ・ルーチン)は、このメイン・スタートアップ・ルーチンが、異なる種類のアダプタ・カードを含む異なるハードウェア構成要素でシステムを構成するために使用できるという点で、一般に融通性があるように設計される。(メイン・スタートアップ・ルーチンを含む不揮発性メモリを以下単にシステムROMと呼ぶ。)ただし処理資源は、システムROMから命令を取得することに加えて、アダプタ・カード自体から構成命令を取得することもできる。
【0004】
アダプタ・カードからの構成命令は、ROMスキャンとして知られるプロセスによって取得される。ROMスキャンでは、メイン・スタートアップ・ルーチンは、構成ルーチン(すなわち、アダプタ・コード)を求めて各アダプタ・カード上のROM(もしあれば)を探索する。このようなコードが見つかった時、メイン・スタートアップ・ルーチンは制御を一時的にアダプタ・コードに渡す。アダプタ・コードは次に、問題のアダプタをサポートするため必要に応じてシステム構成を変更し、次いで、制御はメイン・スタートアップ・ルーチンへ戻される。
このスタートアップ方法は、非常に様々のシステム・ハードウェアのサポートを容易にしながら、メイン・スタートアップ・ルーチンの融通性を最大にする。
【0005】
アダプタ・コードとメイン・スタートアップ・ルーチンが同じ操作モードを利用するように作成されている時、上記の方法は旨く機能する。たとえば、今日製造されているほとんどのパーソナル・コンピュータは、「IA−32」として知られるデフォールト操作モードを利用している(「IA」はINTLアーキテクチャを現し、「32」は32−ビット・アドレスがサポートされていることを指す)。したがって、このようなシステム用のメイン・スタートアップ・ルーチンおよびアダプタ・コードはIA−32モードで実行されるように設計されている。
【0006】
しかし、コンピュータ技術の進歩により新しい操作モードが採用されるようになると、アダプタ・コードの互換性に関連する問題が生じる。たとえば、最近の進歩のより従来のIA−32操作モードの代わりに「IA−64モード」として知られる新しいデフォールト操作モードを利用するデータ処理システムが導入されるようになった。IA−32モードとIA−64モードの1つの違いは、後者が64ビット・アドレスをサポートしていることである。IA−64モードを採用することに関連する1つの問題は、利用できるアダプタ・カードのほとんどにおける構成コードがIA−32モード用に設計されており、したがって、このようなコードはIA−64モードで動作できないことである。さらに、IA−64モードを備えたアダプタ・カードが広く利用できるようになるのはIA−64モードで始動するシステムの導入後かなりの時間が経過してからと予想される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、システムのデフォールト操作モードと異なる操作モードでアダプタ・コードを実行する方法およびシステムが求められている。
【0008】
従来のアダプタ・コードのアダプタ・カードと新しい操作モードで構成されたアダプタ・カードを共にサポートする方法およびシステムも求められている。
【0009】
さらに、このようなシステムおよび方法は、スタートアップ・プロセスの効率をも最適化できるならば、追加の利益をもたらすことになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、1個または複数の第1不揮発性メモリと、1個または複数の第2不揮発性メモリと、少なくとも第1および第2操作モードをサポートする処理資源とを含むデータ処理システムを構成する方法は、第1操作モードの活動化から始まる。次いで第2操作モードを利用する1個または複数の二次構成ルーチンが、1個または複数の第2不揮発性メモリ内で見つけだされ、これらの二次構成ルーチンを識別するリストが格納される。リストが格納された後、第1操作モードを利用する1個または複数の一次構成ルーチンが1個または複数の第1不揮発性メモリ内で見つけだされ、実行される。また、一次構成ルーチンのどれとも対応しない二次構成ルーチンの全てが限定(demarcate)される。その後、第2操作モードが第1操作モードの代わりに活動化され、限定された二次構成ルーチンが実行される。
【0011】
例示的実施形態では、一次構成ルーチンはシステム・メモリから得られ、二次構成ルーチンはアダプタ・メモリから得られ、1個または複数の一次構成ルーチンが1個または複数の対応する二次構成ルーチンの代わりに実行される。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に図面、特に図1を参照すると、本発明による、異なる操作モードを利用するアダプタ構成ルーチンを実行する機能を備えた例示的データ処理システム200のブロック図が示されている。データ処理システム200は中央処理ユニット(CPU)212に接続されたシステム・バス210を含むパーソナル・コンピュータとして示されている。本発明によれば、CPU212は少なくとも2つの操作モードをサポートする。この例示的実施形態では、これらの操作モードは古い周知のIA−32モードと新しいIA−64モードである。
【0013】
システム・バス210はペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(PCI)ホスト・ブリッジ220によって、PCIローカル・バス218にも接続され、PCIローカル・バス218は、拡張バス・ブリッジ222によってISAバス224に接続される。ランダム・アクセス・メモリ(RAM)216とシステムROM214もPCIホスト・ブリッジ220に接続される。操作員の入力を受け取るためのキーボード230とマウス232が(適切なアダプタを介して)ISAバス224に取り付けられている。
【0014】
PCIローカル・バス218はまた、追加の不揮発性データ記憶装置(1個または複数のディスク・ドライブ226など)および1枚または複数のアダプタ・カードにも接続されている。本発明によれば、これらのカードの少なくとも1枚は従来の操作モードで実行される構成ルーチンを備えたROMを含む。さらに、データ処理システム200は、新しい操作モードで実行される構成ルーチンを備えた1枚または複数のアダプタ・カードを含むことができる。この例示的実施形態では、IA−32モードは従来のモードであり、IA−64は新しい操作モードである。したがって、従来の構成ルーチンはIA−32構成ルーチン(すなわち、IA−32アダプタ・コード)として知られ、新しい操作モードで実行される構成ルーチンはIA−64構成ルーチン(すなわち、IA−64アダプタ・コード)として知られている。
【0015】
この例示的実施形態では、PCIローカル・バス218には構成ルーチンを含まないオーディオ・アダプタ240、IA−32構成ルーチン242を含むネットワーク・アダプタ241、およびIA−64構成ルーチン252を含むグラフィックス・アダプタ250が接続されている。オーディオ・アダプタ240とグラフィックス・アダプタ250はそれぞれ、スピーカ244によるオーディオ出力およびディスプレイ・デバイス254によるビジュアル出力を制御する。ネットワーク・アダプタ241は、データ処理システム200がローカル・エリア・ネットワーク(LAN)(図示せず)内の他のコンピュータなどの他のデバイスと通信するポートを提供する。
【0016】
上記のハードウェアおよびソフトウェアに加えて、データ処理システム200はシステムROM214に格納されたメイン・スタートアップ・ルーチン260を含む。システムがブート(すなわち、始動または再始動)された時、接続された各種構成要素が一緒に動作する準備として、メイン・スタートアップ・ルーチン260が処理資源(すなわち、CPU212)によって自動的にロードされ、実行される。例示的実施形態では、メイン・スタートアップ・ルーチン260はデフォールト操作モードとしてのIA−64モードで自動的に操作をスタートする。したがって、パフォーマンスを最適化するために、メイン・スタートアップ・ルーチン260は最初にIA−64モードで動作するように設計される。ただし、データ処理システム200が従来の構成ルーチンでアダプタ・カードを利用でき、かつ新しい操作モードを利用する構成ルーチンでアダプタ・カードを利用できることが望ましい。したがって、メイン・スタートアップ・ルーチン260はIA−32アダプタ・カードに対するサポートも含む。
【0017】
異なる処理モード用に作成された構成ルーチンでアダプタ・カードに適合するための簡単だが効率の悪い方法は、異なる操作モードを備えたアダプタ・カードがROMスキャンで検出される度に操作モードを変えるメイン・スタートアップ・ルーチンを利用することである。しかし、操作モードを変えるのは非常に時間がかかるので、操作モードを変える回数を最小にするのが良い。
【0018】
したがって、以下で詳細に説明するように、本発明は異なる処理モード用に作成された構成ルーチンを備えるアダプタ・カードを処理するもっと効率の良いプロセス、すなわち操作モードを変える回数を最小にするプロセスを提供する。さらに、本発明は従来の(たとえば、IA−32)構成ルーチンの代わりに新しい(たとえば、IA−64)構成ルーチンを実行するメカニズムを含む。したがってこのメカニズムは、(アダプタ・カードのオンボード構成ルーチンに関して)更新された構成ルーチンでアダプタ・カードを構成することが可能である。このメカニズムはまた、構成ルーチンが欠けているアダプタ・カードに構成ルーチンを(実際に)追加することも可能である。さらに、場合によっては、このメカニズムは、構成プロセス全体を新しい処理モードで実行できるようにすることにより効率を最大にする。ただし、このプロセスを詳細に扱う前に、このプロセスの例示的実施形態で利用されるデータ構造の幾つかを紹介しておくのが有益であろう。
【0019】
したがって、次に図2も参照すると、例示的実施形態による、データ処理システム200を構成するプロセスで利用される各種データ構造の場所を示すメモリ図300が示されている。図のように、4ギガバイト(GB)のメモリ・アドレスの直ぐ下に、ROM214にマップされたメモリ・アドレスの512キロバイト(KB)の範囲がある。したがって、ROM214の内容は、FFF80000(h)で始まるメモリ・アドレスを参照することによってアクセスできる。さらに、768KBで始まる128KBのメモリ・アドレス範囲がアダプタROM310にマップされる。したがって、(ネットワーク・アダプタ241からの)IA−32構成ルーチン242と(グラフィックス・アダプタ250からの)IA−64構成ルーチン252がこの128KBの範囲に見える。
【0020】
図1および図2に示すように、メイン・スタートアップ・ルーチン260に加えて、システムROM214は1個または複数の補助構成ルーチン270を含むことができる。以下で詳細に説明するように、各補助構成ルーチン270は、従来のアダプタ・カード上でIA−32構成ルーチンの代わりに実行される代替構成ルーチン、あるいはオンボード構成ルーチンを含まないアダプタ・カードを構成するために(IA−64モードで)実行される強化構成ルーチンとして働くことができる。メモリ・マッピング戦略により、メイン・スタートアップ・ルーチン260と1個または複数の補助構成ルーチン270は共にFFF80000(h)で始まる512KBの範囲内に見える。さらに、システムROM214が所望の補助構成ルーチン270の全てを収容するのに不十分なスペースしか含まない場合には、1個または複数の補助構成ルーチン270をFFF80000(h)の直ぐ下のメモリ・アドレスを介してアクセス可能なハードウェア(補助の不揮発性記憶装置など)上に設けることもできる。
【0021】
次に図3および図4を参照すると、本発明による、異なる操作モードで構成ルーチンを実行するための例示的プロセスが示されている。このプロセスは、ブロック400でデータ処理システム200が始動または再始動して、CPU212にIA−64モードでのメイン・スタートアップ・ルーチン260の実行を開始させることから始まる。たとえば、CPU212は、128KBのコード・スライス320をシステムROM214にマップされたメモリ・アドレスからRAM216に、具体的には896KBのアドレスから始まるメモリ範囲にコピーすることによって、メイン・スタートアップ・ルーチン260の実行を開始することができる。ブロック410に示すように、構成プロセスの初期段階の一部として、メイン・スタートアップ・ルーチン260はまた、ハードウェア構成要素が適切に動作していることを検証するためパワー・オン自己テスト(POST)も実行する。
【0022】
ハードウェアがテストされ、コード・スライス320が1MBアドレスの下に格納された後、メイン・スタートアップ・ルーチン260は、ブロック420に示すように、アダプタ・コードを求めてアダプタROM310のスキャンを開始する。たとえば、メイン・スタートアップ・ルーチン260は、ある値(16進値55AAなど)を求めて所定の間隔でメモリのセグメントを検査することができる。処理は次にブロック422に移り、そこでメイン・スタートアップ・ルーチン260が、構成ルーチンが見つかったかどうか判定する。見つかった場合、メイン・スタートアップ・ルーチン260は、ブロック424で示すように、そのルーチンがIA−32モードで実行されるように設計されているかどうか判定する。そう設計されている場合、メイン・スタートアップ・ルーチン260は構成ルーチンを直ちに呼び出さず、代わりに、ブロック426で示すように、見つかったルーチンを識別するレコードを、RAM216内のIA−32構成ルーチン330のリスト(以下、従来のリスト330)に記憶する。詳細には、記憶されるレコードは、構成ルーチンの開始アドレスを含み、アダプタのPCIデバイス識別子(ID)を含むことができる。このレコードはまた、当技術で周知の方式で問題のアダプタ・カードに対するチャネルを列挙することによって得られるアダプタのPCIサブシステムIDとPCIサブシステム・ベンダIDをも含む。たとえば、メイン・スタートアップ・ルーチン260がIA−32構成ルーチン242を見つけた時、そのルーチンに対するレコードを記憶する。
【0023】
しかし、構成ルーチンがIA−32構成ルーチンでない場合は、構成ルーチンはIA−64モードで実行されるように設計されていると想定され、したがってメイン・スタートアップ・ルーチン260は、ブロック428に示すように、そのルーチンを(IA−64モードで)実行させる。たとえば、IA−64構成ルーチン252が見つかった時、メイン・スタートアップ・ルーチン260はそのルーチンを呼び出す。見つかった構成ルーチンが実行された後、制御はメイン・スタートアップ・ルーチン260に戻り、そこで構成ルーチンのスキャンを続行して、ブロック422へ戻って他の構成ルーチンがアダプタROM310内で見つかるかどうか判定する。
【0024】
ブロック422でアダプタROM310がこれ以上処理すべき構成ルーチンを含まないと判定されると、処理はページ結合子Aを経てブロック440に移る。
ブロック440で示すように、メイン・スタートアップ・ルーチン260は次いで、たとえば、所定の位置を検査するか、または特定のコードまたは署名をスキャンするか、あるいはその両方を行うことによって、補助構成ルーチンを求めてシステムROM214のスキャンを開始する。処理は次いで、ブロック442に移り、そこでメイン・スタートアップ・ルーチン260が、補助構成ルーチンが見つかったかどうか判定する。見つかった場合、ブロック444に示すように、見つかったルーチンが、対応するアダプタ・カードを構成するために実行される。さらに、ブロック446に示すように、メイン・スタートアップ・ルーチン260は、従来のリスト330がIA−64モードを使用して構成されたばかりのアダプタ・カードに対するレコードを含んでいるかどうか判定する。含んでいる場合は、ブロック448に示すように、そのカードに対する記録が従来のリスト330から除去される。次に、レコードが除去された後、あるいは従来のリスト330がこのようなレコードを含まないと判定された後、メイン・スタートアップ・ルーチン260はブロック442に戻って、システムROM214から次の補助ルーチンの処理を開始する。
【0025】
メイン・スタートアップ・ルーチン260が、これ以上処理すべき補助構成ルーチンがないと判定すると、処理はブロック460に移る。ブロック460に示すように、メイン・スタートアップ・ルーチン260は次に、従来のリスト330が空であるかどうか判定する。空である場合、処理はブロック462に移って、そこでメイン・スタートアップ・ルーチン260がデータ処理システム200にオペレーティング・システムをブートさせ、処理は次に、ブロック464に示すように、終了する。
【0026】
しかし、ブロック460で従来のリスト330が空でないと判定された場合、メイン・スタートアップ・ルーチン260は、ブロック466に示すように、操作モードをIA−64モードからIA−32モードにスワップさせる。次いで従来のリスト330中で識別されたルーチンの全てが、ブロック468に示すように、実行される。次いで、これらルーチンの全てが実行され、最後の構成ルーチンから制御が戻された後、メイン・スタートアップ・ルーチン260は、上記のようにオペレーティング・システムがブートされる前に、ブロック470に示すように、操作モードを切り替えてIA−64モードに戻す。
【0027】
したがって、補助構成ルーチンがシステムROM214に常駐しない場合でも、本発明は、2つ以上のIA−32構成ルーチンを実行しなければならない場合でも1回だけIA−32モードにスワップすることにより、ブート・プロセスの効率を最適化する。さらに、システムROM214が従来のアダプタ・カード(ネットワーク・アダプタ241、スモール・コンピュータ・システム・インタフェース(SCSI)ディスク・ドライブをデータ処理システム200に接続するためのSCSIカードなど)用の補助構成ルーチンでフラッシュされている場合、本発明はアダプタ・カードに常駐するIA−32ルーチンの代わりにその補助ルーチンを利用する。したがって本発明は、従来のアダプタ・カードを実際に変更せずに従来のアダプタ・カード用の構成ルーチンを実際に改善することが可能である。本発明はまた、システムROM214にシステムのIA−32構成ルーチンの全てに対応する補助構成ルーチンが実装されている場合にIA−64モードからスワップアウトする必要も低減させる。
【0028】
さらに、本発明は以前の構成ルーチンを備えていないアダプタ・カード用の補助構成ルーチンの実行を提供する。したがって本発明は、普通なら単にデフォールトの基本入出力システム(BIOS)の設定に従って構成されるはずのアダプタ・カードの構成設定のカストム化を提供する。
【0029】
本発明について例示的実施形態を参照して詳細に図示し説明したが、本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、本発明には形態および細部の各種変更が行えることが当分野の技術者には理解されよう。たとえば、例示的実施形態では各種のメモリが幾つかのメモリ・アドレスにマップされるが、このマッピングは本発明の精神から逸脱することなく容易に変更できる。たとえば、システムROM214が4GBマーク(32ビットでアクセス可能なメモリの最大量)の直ぐ下のメモリ・アドレスにマップされるものとして示されているが、他のアーキテクチャ(64ビット・システムなど)を備えたシステムでは、システムROMをそれより高い領域にマップすることもできる。同様に、メモリ・アドレス・スペースの追加部分を補助構成ルーチンにアクセスするために識別することもできる。
【0030】
また、システムROM214をEEPROMとして説明したが、他のメモリ・テクノロジ(コンパクト・フラッシュ・カードなど)をEEPROMの代わりに、またはそれに加えて使用することもできる。さらに、データ処理システム200は単一のCPUを備えたパーソナル・コンピュータとして説明してきたが、複数のCPUを備えたデータ処理システムを含めて異なるアーキテクチャも本発明によって利益を得ることができる。同様に、例示的実施形態のアダプタ・カードはPCIアダプタ・カードであるが、本発明は他のバス・アーキテクチャように設計されたカードでも利用することができる。したがって、本発明が例示した特定のアーキテクチャに限定されないことが当分野の技術者には理解されよう。
【0031】
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
【0032】
(1)1個または複数の第1不揮発性メモリと、1個または複数の第2不揮発性メモリと、少なくとも第1および第2操作モードをサポートする処理資源とを含むデータ処理システムを構成する方法であって、
前記第1操作モードを活動化するステップと、
前記1個または複数の第2不揮発性メモリ内で、前記第2操作モードを利用する1個または複数の二次構成ルーチンを見出すステップと、
前記1個または複数の二次構成ルーチンを識別するリストを格納するステップと、
前記1個または複数の第1不揮発性メモリ内で、前記第1操作モードを利用する1個または複数の一次構成ルーチンを見つけ出すステップと、
前記1個または複数の一次構成ルーチンを実行するステップと、
前記1個または複数の一次構成ルーチンのどれとも対応しない前記1個または複数の二次構成ルーチンの少なくとも1つを限定するステップと、
前記見出すステップ、格納するステップ、見つけ出すステップ、実行するステップ、および限定するステップの後でだけ前記第1操作モードから前記第2操作モードにスワップするステップと、
その後、前記限定された二次構成ルーチンを実行するステップと
を含んでいる方法。
(2)前記1個または複数の第2不揮発性メモリが、1個または複数のアダプタ・メモリを備えており、
前記1個または複数の二次構成ルーチンを見出す前記ステップが、前記1個または複数の二次構成ルーチンを求めて前記1個または複数のアダプタ・メモリを探索するステップを含んでいる
上記(1)に記載の方法。
(3)前記1個または複数の第1不揮発性メモリが、システム・メモリを備えており、
前記1個または複数の一次構成ルーチンを見つけ出す前記ステップが、前記1個または複数の一次構成ルーチンを求めて前記システム・メモリを探索するステップを含んでいる
上記(1)に記載の方法。
(4)前記1個または複数の一次構成ルーチンが、1個または複数の代替構成ルーチンを含んでおり、
限定する前記ステップが、前記1個または複数の代替構成ルーチンの各々を対応する二次構成ルーチンと突き合わせるステップを含んでおり、
前記限定された二次構成ルーチンを実行する前記ステップが、前記代替構成ルーチンのどれとも一致しない二次構成ルーチンを実行するステップだけを含んでいる
上記(1)に記載の方法。
(5)格納する前記ステップが、前記1個または複数の二次構成ルーチンの各々に対するアドレスとデバイス識別子とを記録するステップを含んでいる上記(1)に記載の方法。
(6)前記限定された二次構成ルーチンを実行する前記ステップの後、前記第1操作モードにスワップバックするステップと、
その後、オペレーティング・システムをロードするステップと
をさらに含んでいる上記(1)に記載の方法。
(7)前記1個または複数の一次構成ルーチンが、少なくとも1個のIA−64構成ルーチンを含んでおり、
前記1個または複数の二次構成ルーチンが、少なくとも1個のIA−32構成ルーチンを含んでおり、
前記1個または複数の一次構成ルーチンを見つけ出す前記ステップが、前記少なくとも1個のIA−64構成ルーチンを見つけ出すステップを含んでおり、
前記1個または複数の二次構成ルーチンを見出す前記ステップが、前記少なくとも1個のIA−32構成ルーチンを見出すステップを含んでいる
上記(1)に記載の方法。
(8)1個または複数の第1不揮発性メモリと通信し1個または複数の第2不揮発性メモリと通信し、少なくなくとも第1および第2操作モードをサポートする処理資源と、
前記1個または複数の第1不揮発性メモリおよび前記1個または複数の第2不揮発性メモリにそれぞれ格納された1個または複数の一次構成ルーチンおよび1個または複数の二次構成ルーチンと、
前記1個または複数の二次構成ルーチンを見出すスキャン論理と、
前記1個または複数の二次構成ルーチンを識別するリストを格納する格納論理と、
前記処理資源に前記一次構成ルーチンを実行させる一次実行論理と、
前記一次構成ルーチンのどれとも対応しない前記二次構成ルーチンの全てを限定する限定論理と、
前記スキャン論理、前記格納論理、前記一次実行論理、および前記限定論理が実行されている間、前記第1操作モードを維持するスタートアップ・ルーチンと、
前記スキャン論理、前記格納論理、前記一次実行論理、および前記限定論理が実行された後、前記限定された二次構成ルーチンに前記第2操作モードで実行させる二次実行論理と
を備えるデータ処理システム。
(9)前記1個または複数の第2メモリが、前記1個または複数の二次構成ルーチンを含む1枚または複数のアダプタ・メモリを含んでいる上記(8)に記載のデータ処理システム。
(10)前記1個または複数の第1不揮発性メモリが、前記1個または複数の一次構成ルーチンを含むシステム・メモリを含んでいる上記(8)に記載のデータ処理システム。
(11)前記1個または複数の一次構成ルーチンが、1個または複数の代替構成ルーチンを含んでおり、
前記限定論理が、1個または複数の代替構成ルーチンの各々を対応する二次構成ルーチンと突き合わせ、
前記二次実行論理が、前記処理資源に前記代替構成ルーチンのどれとも一致しない二次構成ルーチンだけを実行させる
上記(8)に記載のデータ処理システム。
(12)前記格納論理が、前記1個または複数の二次構成ルーチンの各々に対するアドレスとデバイス識別子とを格納する上記(8)に記載のデータ処理システム。
(13)前記スタートアップ・ルーチンが、前記限定された二次構成ルーチンが実行された後、前記データ処理システムを前記第1操作モードにスワップバックし、
前記スタートアップ・ルーチンが、その後前記データ処理システムに、オペレーティング・システムをロードさせる
上記(8)に記載のデータ処理システム。
(14)前記1個または複数の一次構成ルーチンが、少なくとも1つのIA−64構成ルーチンを含んでおり、
前記1個または複数の二次構成ルーチンが、少なくとも1つのIA−32構成ルーチンを含んでいる
上記(8)に記載のデータ処理システム。
(15)処理資源と、1個または複数の第1不揮発性メモリと、1個または複数の第2不揮発性メモリとを備え、前記処理資源は少なくとも第1および第2操作モードをサポートするデータ処理システムを構成するプログラム・プロダクトであって、
前記第2操作モードを利用する1個または複数の二次構成ルーチンを見出すスキャン論理と、
前記1個または複数の二次構成ルーチンを識別するリストを格納する格納論理と、
前記処理資源に1個または複数の一次構成ルーチンを実行させる一次実行論理と、
前記1個または複数の一次構成ルーチンのどれとも対応しない前記二次構成ルーチンの全てを限定する限定論理と、
前記スキャン論理、前記格納論理、前記一次実行論理、および前記限定論理を含み、前記スキャン論理、前記格納論理、前記一次実行論理、および前記限定論理が実行されている間、前記処理資源を前記第1操作モードに維持するスタートアップ・ルーチンと、
前記スキャン論理、前記格納論理、前記一次実行論理、および前記限定論理が実行された後、前記限定された二次構成ルーチンを前記第二操作モードで実行させる、前記スタートアップ・ルーチン内の二次実行論理と、
前記スタートアップ・ルーチンをコード化するコンピュータで使用可能な媒体と
を備えるプログラム・プロダクト。
(16)前記1個または複数の第2不揮発性メモリが、1個または複数のアダプタ・メモリを含んでおり、
前記スキャン論理が、前記1個または複数のアダプタ・メモリをスキャンすることにより前記1個または複数の二次構成ルーチンを見出す
上記(15)に記載のプログラム・プロダクト。
(17)前記1個または複数の第1不揮発性メモリが、システム・メモリを含んでおり、
前記一次実行論理が、前記処理資源に前記システム・メモリから前記1個または複数の一次構成ルーチンを取得させる
上記(15)に記載のプログラム・プロダクト。
(18)前記1個または複数の一次構成ルーチンが、1個または複数の代替構成ルーチンを含んでおり、
前記限定論理が、前記1個または複数の代替構成ルーチンの各々を対応する二次構成ルーチンと突き合わせ、
前記二次実行論理が、前記処理資源に前記代替構成ルーチンのどれとも一致しない二次構成ルーチンだけを実行させる
上記(15)に記載のプログラム・プロダクト。
(19)前記格納論理が、前記1個または複数の二次構成ルーチンの各々に対するアドレスとデバイス識別子とを格納する上記(15)に記載のプログラム・プロダクト。
(20)前記スタートアップ・ルーチンが、
前記限定された二次構成ルーチンが実行された後、前記データ処理システムを前記第1操作モードにスワップバックするスワップバック論理と、
前記処理モードが前記第1操作モードにスワップバックした後、前記データ処理システムにオペレーティング・システムをロードさせるオペレーティング・システム初期化論理と
を含んでいる上記(15)に記載のプログラム・プロダクト。
(21)前記1個または複数の一次構成ルーチンが、少なくとも1つのIA−64構成ルーチンを含んでおり、
前記1個または複数の二次構成ルーチンが、少なくとも1つのIA−32構成ルーチンを含んでおり、
前記一次実行論理が、前記処理資源に前記少なくとも1つのIA−64構成ルーチンを実行させ、
前記二次実行論理が、前記処理資源に前記少なくとも1つのIA−32構成ルーチンを実行させる
上記(15)に記載のプログラム・プロダクト。
(22)第1および第2操作モードをサポートする処理資源と、
1個または複数の一次構成ルーチンおよび1個または複数の二次構成ルーチンを含むメモリと、
前記処理資源が前記第1操作モードを維持している間、前記一次構成ルーチンの全てを実行する手段と、
前記二次構成ルーチンのどれが前記一次構成ルーチンのどれとも対応しないかを判定する手段と、
前記第1操作モードから前記第2操作モードにスワップする手段と、
前記第2操作モードで、前記一次構成ルーチンのどれにも対応しない前記1個または複数の二次構成ルーチンを実行する手段と
を含んでいるデータ処理システム。
(23)前記メモリが、
前記一次構成ルーチンを含むシステム・メモリと、
前記二次構成ルーチンを含むアダプタ・メモリと
を含んでいる上記(22)に記載のデータ処理システム。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、異なる操作モードを利用するアダプタ構成ルーチンを実行する機能を備えたデータ処理システムの例示的実施形態のブロック図である。
【図2】図1に示すシステムのメモリ・アドレス・スペースに格納された構造の例示的セットの構造である。
【図3】本発明による、異なる操作モードを利用するアダプタ構成ルーチンを実行するための例示的プロセスの流れ図である。
【図4】本発明による、異なる操作モードを利用するアダプタ構成ルーチンを実行するための例示的プロセスの流れ図である。
【符号の説明】
200 データ処理システム
210 システム・バス
212 中央処理ユニット
214 システムROM
216 ランダム・アクセス・メモリ
218 PCIローカル・バス
220 PCIホスト・ブリッジ
222 拡張バス・ブリッジ
224 ISAバス
226 ディスク・ドライブ
230 キーボード
232 マウス
240 オーディオ・アダプタ
241 ネットワーク・アダプタ
242 IA−32構成ルーチン
244 スピーカ
250 グラフィックス・アダプタ
252 IA−64構成ルーチン
254 表示装置
260 メイン・スタートアップ・ルーチン
270 補助構成ルーチン
300 メモリ図
310 アダプタROM
320 128KBのコード・スライス
330 従来のリスト
A ページ結合子

Claims (18)

  1. 1個または複数の第1不揮発性メモリと、1個または複数の第2不揮発性メモリと、少なくとも第1および第2操作モードをサポートする中央処理ユニットと、を含むデータ処理システムの前記中央処理ユニットが、第1操作モードを利用する1個または複数の一次構成ルーチンと、第2操作モードを利用する1個または複数の二次構成ルーチンとを実行する方法であって、
    前記中央処理ユニットが、前記第1操作モードを開始するステップと、
    前記中央処理ユニットが、前記1個または複数の第2不揮発性メモリ内で、前記第2操作モードを利用する1個または複数の二次構成ルーチンを見出すステップと、
    前記中央処理ユニットが、前記1個または複数の二次構成ルーチンを識別するリストを記憶するステップと、
    前記中央処理ユニットが、前記1個または複数の第1不揮発性メモリ内で、前記第1操作モードを利用する1個または複数の一次構成ルーチンを見つけ出すステップと、
    前記中央処理ユニットが、前記1個または複数の一次構成ルーチンを実行するステップと、
    前記リストにて、前記1個または複数の二次構成ルーチンが記憶されている場合には、前記中央処理ユニットが、前記第1操作モードから第2操作モードへ切り替えて、前記リストに記憶された二次構成ルーチンを第2操作モードで実行するステップと、
    を含んでいる方法。
  2. 前記1個または複数の第2不揮発性メモリが、1個または複数のアダプタ・メモリを備えており、
    前記1個または複数の二次構成ルーチンを求めて前記1個または複数のアダプタ・メモリを探索するステップを含んでいる
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記1個または複数の第1不揮発性メモリが、システム・メモリを備えており、
    前記1個または複数の一次構成ルーチンを見つけ出す前記ステップが、前記1個または複数の一次構成ルーチンを求めて前記システム・メモリを探索するステップを含んでいる
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記記憶するステップが、前記1個または複数の二次構成ルーチンの各々に対するアドレスとデバイス識別子とを記録するステップを含んでいる請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2操作モードで実行するステップの後、前記第1操作モードにスワップバックするステップと、
    その後、オペレーティング・システムをロードするステップと、
    をさらに含んでいる請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1操作モードが、IA−64モードであり、前記第2操作モードが、IA−32モードである、請求項1に記載の方法。
  7. 1個または複数の第1不揮発性メモリと、1個または複数の第2不揮発性メモリと、少なくとも第1および第2操作モードをサポートする中央処理ユニットとを含むデータ処理システムであって、
    前記中央処理ユニットが、前記第1操作モードを開始し、前記1個または複数の第2不揮発性メモリ内で、前記第2操作モードを利用する1個または複数の二次構成ルーチンを見出し、前記1個または複数の二次構成ルーチンを識別するリストを記憶し、前記1個または複数の第1不揮発性メモリ内で、前記第1操作モードを利用する1個または複数の一次構成ルーチンを見つけ出し、前記1個または複数の一次構成ルーチンを実行し、前記リストにて前記1個または複数の二次構成ルーチンが記憶されている場合には、前記第1操作モードから第2操作モードへ切り替えて、前記リストに記憶された二次構成ルーチンを第2操作モードで実行するデータ処理システム。
  8. 前記1個または複数の第2メモリが、前記1個または複数の二次構成ルーチンを含む1枚または複数のアダプタ・メモリを含んでいる請求項7に記載のデータ処理システム。
  9. 前記1個または複数の第1不揮発性メモリが、前記1個または複数の一次構成ルーチンを含むシステム・メモリを含んでいる請求項7に記載のデータ処理システム。
  10. 前記中央処理ユニットが、前記1個または複数の二次構成ルーチンの各々に対するアドレスとデバイス識別子とを記憶する請求項7に記載のデータ処理システム。
  11. 前記中央処理ユニットが、前記限定された二次構成ルーチンが実行された後、前記データ処理システムを前記第2操作モードから前記第1操作モードにスワップバックした後に、
    前記データ処理システムに、オペレーティング・システムをロードさせる
    請求項7に記載のデータ処理システム。
  12. 前記第1操作モードが、IA−64モードであり、前記第2操作モードが、IA−32モードである、請求項7に記載のデータ処理システム。
  13. 1個または複数の第1不揮発性メモリと、1個または複数の第2不揮発性メモリと、少なくとも第1および第2操作モードをサポートする中央処理ユニットと、を含むデータ処理システムの前記中央処理ユニットが、第1操作モードを利用する1個または複数の一次構成ルーチンと、第2操作モードを利用する1個または複数の二次構成ルーチンとを実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記中央処理ユニットに、前記第1操作モードを開始させるステップと、
    前記中央処理ユニットに、前記1個または複数の第2不揮発性メモリ内で、前記第2操作モードを利用する1個または複数の二次構成ルーチンを見出させるステップと、
    前記中央処理ユニットに、前記1個または複数の二次構成ルーチンを識別するリストを記憶させるステップと、
    前記中央処理ユニットに、前記1個または複数の第1不揮発性メモリ内で、前記第1操作モードを利用する1個または複数の一次構成ルーチンを見つけ出させるステップと、
    前記中央処理ユニットに、前記1個または複数の一次構成ルーチンを実行させるステップと、
    前記リストにて、前記1個または複数の二次構成ルーチンが記憶されている場合には、前記中央処理ユニットに、前記第1操作モードから第2操作モードへ切り替えて、前記リストに記憶された二次構成ルーチンを第2操作モードで実行させるステップと、
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 前記1個または複数の第2不揮発性メモリが、1個または複数のアダプタ・メモリを含んでおり、
    前記1個または複数の二次構成ルーチンを見出させる際に、
    前記中央処理ユニットに、前記1個または複数のアダプタ・メモリをスキャンさせることにより前記1個または複数の二次構成ルーチンを見出させる
    請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 前記1個または複数の第1不揮発性メモリが、システム・メモリを含んでおり、
    前記中央処理ユニットに、前記システム・メモリから前記1個または複数の一次構成ルーチンを取得させる
    請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 前記中央処理ユニットに、前記1個または複数の二次構成ルーチンの各々に対するアドレスとデバイス識別子とを記憶させる請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 前記二次構成ルーチンを第2操作モードで実行させるステップの後に、
    さらに前記中央処理ユニットに、前記データ処理システムを前記第1操作モードにスワップバックさせるステップと、
    前記データ処理システムにオペレーティング・システムをロードさせるステップと
    を実行させる請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 前記第1操作モードが、IA−64モードであり、前記第2操作モードが、IA−32モードである、請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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