JP2002149382A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002149382A
JP2002149382A JP2000346275A JP2000346275A JP2002149382A JP 2002149382 A JP2002149382 A JP 2002149382A JP 2000346275 A JP2000346275 A JP 2000346275A JP 2000346275 A JP2000346275 A JP 2000346275A JP 2002149382 A JP2002149382 A JP 2002149382A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源断エラーにより消失する可能性のある実
行途中ジョブのジョブ履歴情報を確実に保存し、ジョブ
履歴情報の精度低下を防止する。 【解決手段】 記憶手段5内に、処理ジョブの実行途中
経過に関する情報を保存する不揮発性の第一記憶手段
と、実行が完了した処理ジョブの処理結果に関する情報
を実行履歴情報として記憶蓄積する第二記憶手段とを設
けるとともに、処理ジョブの実行中に電源断エラーが発
生すると、当該電源断エラーの回復時または回復後に、
前記第一記憶手段が保存している情報を前記第二記憶手
段内に移し替える記憶管理手段4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピージョブ、ス
キャンジョブ、プリントジョブ、FAXジョブ等といっ
た、画像データの処理ジョブを実行するための画像処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像データの処理ジョブを実行す
る画像処理装置としては、例えばコピー機能、スキャナ
機能、プリンタ機能、FAX機能等といった複数の機能
を1台の装置で提供する、いわゆる複合機(以下「MF
機」という)が普及している。MF機は、紙原稿スキャ
ンのための画像入力部(Image Input Terminal;以下
「IIT」という)、FAX受信のための公衆回線接続
部、プリントデータ受信のためのLAN(Local Area N
etwork)等へのネットワーク接続部、といった複数の画
像入力手段を持つ。また、用紙への印刷出力のための画
像出力部(Image Output Terminal;以下「IOT」とい
う)、FAX送信のための公衆回線接続部、様々な入力
画像データのホストコンピュータへの送信のためのLA
N等へのネットワーク接続部、といった複数の画像出力
手段も併せ持つ。さらには、入力画像データを一旦蓄積
・保管して様々な機能を提供するためのHDD(Hard D
isk Drive)等の画像蓄積手段を持つものもある。
【0003】このようなMF機では、複数の画像入力手
段のうちのいずれか1つと、複数の画像出力手段のうち
のいずれか1つを組み合わせることによって、様々な画
像入出力ジョブをユーザに提供することが可能である。
例えば、IITでスキャンした画像データをIOTで出
力することによるコピー機能、ネットワーク経由で受信
したPDL(Page Description Language)等のデータ
をデコンポーズしてIOTで出力することによるプリン
タ機能、IITでスキャンした画像データを公衆回線経
由で送信するFAX機能等、多種多様な機能を提供でき
る。
【0004】それに伴い、MF機では、ユーザからの画
像入出力ジョブの提供要求が一時期に複数集中する可能
性も増大している。ところが、IIT/IOT等の画像
入出力デバイスは同時に1つの画像入出力ジョブしか処
理できないので、一時期に複数の画像入出力ジョブが集
中すると、ユーザがジョブの終了状況を容易に確認でき
ないことも考えられる。これは、一時期に複数の画像入
出力ジョブが集中すると、自分の要求したジョブが即座
に実行開始されずに待たされてしまったり、ジョブの処
理結果である印刷出力が他のユーザの要求したジョブに
よる印刷出力と排紙トレイ上で混在したりして、自分の
要求したジョブがいつ終了したかといった状況を確認す
るのが困難になるからである。
【0005】そのため、最近では、例えば特開平11−
289413号公報に開示されているように、画像処理
ジョブの実行状況と終了状況を記憶する記憶手段を設け
ておき、実行途中のジョブの一覧表示や実行完了したジ
ョブの一覧表示を行うようにする制御方法が提案されて
いる。また、特開平11−341212号公報に開示さ
れているように、過去に行ったジョブの実行履歴を保存
して、それを必要に応じて表示する制御方法も提案され
ている。これらは、いずれも、ジョブの状況確認を可能
にする機能を提供しているため、ユーザが自分の要求し
たジョブがいつ終了したのかを容易に確認することがで
きるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の制御方法を用いたMF機では、ジョブの実行途
中に予期せぬエラーが発生した場合に、以下に述べるよ
うな問題が生じてしまうおそれがある。
【0007】例えば、ジョブの実行途中に予期せぬ電源
断エラーが発生した場合には、その実行途中のジョブに
関する履歴を確認することは依然不可能である。これ
は、電源断エラーによって、実行途中のジョブに関する
情報(実行状況等)が全て失われてしまうからである。
そのため、このような場合に、ユーザは、自分の要求し
たジョブが、電源断エラーにより実行完了せずに異常終
了したのか、未だ実行開始されていないのか、それとも
既に実行完了しているのか、といった判断を容易に行う
ことができなくなってしまう。
【0008】特に、昨今、MF機を企業等で利用する場
合には、複数の部門にまたがる複数のユーザが1台のM
F機を共有している場合が多く、その際には部門毎の当
該MF機の使用頻度を把握して課金したり、ISO(国
際標準化機構)14001等に準拠するために省エネ動
向をユーザ毎に把握して管理目標を立てる、といった利
用形態を満足させる必要がある。そのために、MF機に
対しては、そのMF機内で保存されるジョブ履歴情報を
外部の集計装置や集計ソフトウエアで収集して、部門別
集計やユーザ別集計、モノクロ/カラー印刷比率、両面
印刷率、N−up率等の情報提供を可能にすることが要
求されている。したがって、このような情報収集の際
に、電源断エラーによる実行途中ジョブの情報消失が発
生すると、課金情報や部門別集計情報・ユーザ別集計情
報の精度が低下することになり、被害損失が増大化する
ことが考えられる。
【0009】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、電
源断エラーにより消失する可能性のある実行途中ジョブ
のジョブ履歴情報を確実に保存し、ジョブ履歴情報の精
度低下を防止し、ユーザが的確なジョブ状況確認を行え
るようにするとともに、課金、部門別、ユーザ別、ジョ
ブ種類別等といった各種集計情報の信頼性向上を図り得
る画像処理装置を提供することを、第一の目的とする。
【0010】また、ジョブの実行途中に発生する予期せ
ぬエラーには、上述した電源断エラーの他に、ネットワ
ークの接続切れやデータの転送状態等が原因で印刷出力
に障害が発生するといった、電源断を伴わないエラーも
ある。このようなエラーの場合、実行途中のジョブに関
する情報が失われることはないため、ジョブの実行履歴
等を保存しておけば、これを解析してエラー発生の原因
特定に役立てることも考えられる。
【0011】実際に、例えば特開平6−89239号公
報には、通信回線上でのエラー発生時に、エラーを自己
診断して、エラー発生時からの通信トレース情報を採取
してファイルに格納することで、無人の環境でも通信エ
ラーの発生したプロトコルを採取して、エラー発生の原
因特定に役立てるようにした装置が提案されている。ま
た、特開平5−204718号公報には、コンピュータ
システムの周辺機器のデバイスプログラムの実行パラメ
ータの履歴を保存しておくことによって、周辺機器接続
の際のエラー発生の原因特定を容易にした装置が提案さ
れている。
【0012】ただし、MF機をはじめとする画像処理装
置は、その使用環境や設置環境に依存してエラー発生す
ることが多い。しかも、通常は、その設置場所でエラー
発生の原因特定を行うことが要求される。したがって、
画像処理装置には、エラー発生の原因特定のための情報
収集を保守員等の介在無しに無人で的確に行うことが可
能であり、さらには収集した情報からエラー発生の原因
特定を迅速に行えることが望まれている。
【0013】ところが、上述した特開平6−89239
号公報に開示の従来技術によれば、無人での情報収集は
可能であるが、これは通信プロトコル上のエラー採取を
目的としたものであることから、印刷出力時に発生する
エラー(例えばジョブの処理シーケンス上で発生するエ
ラー)の原因を特定することはできない。しかも、プロ
トコルトレースの結果が膨大な量となってしまうため、
その中からエラーの発生箇所やその原因等を特定するの
に多大な手間が必要となり、迅速なエラー発生の原因特
定を行えるとはいえない。また、特開平5−20471
8号公報に開示の従来技術では、デバイスプログラムの
実行パラメータが保存されているので、エラー発生時に
おけるデバイスの異常原因を特定しやすいが、デバイス
の設定に異常がない場合、具体的には複数デバイスの動
作処理やデバイスが取り扱うデータそのものに原因があ
る場合には、エラー原因を特定できなくなってしまうた
め、必ずしもエラー発生の原因特定を的確に行えるとは
いえない。
【0014】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、エ
ラー発生時に処理していたデータとこれを処理するソフ
トウエアモジュールの動作とを関連付けてログ情報とし
て保存することにより、エラー発生の原因特定のための
情報収集を的確に行え、しかも収集した情報からエラー
発生の原因特定を迅速に行える画像処理装置を提供する
ことを、第二の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第一の目
的を達成するために案出された画像処理装置で、画像デ
ータの処理ジョブを実行するジョブ実行手段と、前記ジ
ョブ実行手段が実行する処理ジョブの実行途中経過に関
する情報を保存する不揮発性の第一記憶手段と、前記ジ
ョブ実行手段による実行が完了した処理ジョブの処理結
果に関する情報を実行履歴情報として記憶蓄積する第二
記憶手段と、前記前記ジョブ実行手段での処理ジョブの
実行中に電源断エラーが発生すると、当該電源断エラー
の回復時または回復後に、前記第一記憶手段が保存して
いる情報を前記第二記憶手段内に移し替える記憶管理手
段とを備えることを特徴とする。
【0016】上記構成の画像処理装置によれば、処理ジ
ョブの実行途中経過に関する情報を保存する第一記憶手
段は不揮発性であるため、予期せぬ電源断エラーが発生
しても、その第一記憶手段内の情報が消失してしまうこ
とがない。そのため、電源断エラーの回復時または回復
後に、第一記憶手段内の情報を第二記憶手段内に移し替
えれば、電源断エラーによって途中終了した処理ジョブ
についても、その途中経過に関する情報(例えば異常終
了した旨やそれが電源断による旨の情報)が実行履歴情
報として第二記憶手段内に残る。つまり、第二記憶手段
内には、正常終了した処理ジョブの履歴のみならず、実
行途中の電源断エラーにより異常終了した処理ジョブに
ついてもその履歴が確実に残ることになる。
【0017】また、本発明は、上記第二の目的を達成す
るために案出された画像処理装置で、画像データの処理
ジョブの実行に必要となるデータを記憶蓄積する記憶蓄
積手段と、前記記憶蓄積手段に記憶蓄積されたデータを
用いて画像データの処理ジョブを実行するジョブ実行手
段と、前記ジョブ実行手段での処理ジョブの実行エラー
を検出するエラー検出手段と、前記エラー検出手段が実
行エラーを検出すると、その際に前記ジョブ実行手段が
処理していた前記記憶蓄積手段内のデータの処理部分に
関する情報と、当該データのアプリケーションに関する
情報とを抽出するログ抽出手段とを備えることを特徴と
する。
【0018】上記構成の画像処理装置によれば、エラー
検出手段が実行エラーを検出すると、ログ抽出手段は、
その際にジョブ実行手段が処理していたデータの処理部
分に関する情報と、当該データのアプリケーションに関
する情報とを抽出する。ここで、データの処理部分に関
する情報としては、例えばデータのファイル名や処理部
分のアドレス等といった情報が挙げられる。また、アプ
リケーションに関する情報としては、エラー発生時に動
作していたアプリケーション名やその状態を特定するレ
ジスタ値等といった情報が挙げられる。つまり、ログ抽
出手段は、エラー発生時に処理されていたデータの処理
部分を特定する情報と、その処理環境に関する情報を抽
出する。したがって、ログ抽出手段による抽出結果を、
例えば不揮発性のメモリに格納したり外部装置に転送す
れば、その格納内容または転送内容を基にエラー発生の
原因特定が行えるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
画像処理装置について説明する。
【0020】〔第一の実施の形態〕ここでは、本発明の
第一の目的を達成するための画像処理装置、すなわち本
発明の請求項1,2および3に記載の発明に係る画像処
理装置について説明する。
【0021】先ず、画像処理装置の基本的な構成につい
て説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態におけ
る画像処理装置の基本構成を示すブロック図である。
【0022】本実施形態で説明する画像処理装置(以下
「本装置」という)は、ユーザからのジョブ要求等の操
作指示を受け付けたり、本装置の動作状況等を表示した
りする操作手段1と、この操作手段1等からの様々な画
像入出力ジョブ要求を受け付けて複数のジョブの実行を
制御するジョブ制御手段2と、画像入出力ジョブを実行
する際に必要となる画像入出力手段3と、画像入出力ジ
ョブの実行中の経過情報および実行結果情報をジョブ・
ログとして管理するジョブ・ログ管理手段4と、画像入
出力手段3により入出力される画像データやジョブ・ロ
グ管理手段4により管理されるジョブ・ログ・データ等
を記憶保存する記憶手段5と、これらを相互接続するシ
ステムバス6と、によって構成される。また、本装置に
は、操作手段1とは別に、LAN等のネットワーク7を
介してコンピュータ装置(以下「PC」と略す)8上で
動作するリモート操作手段9が接続されている。以下、
これらの各手段を順に説明する。
【0023】操作手段1は、ユーザ・インタフェースを
司る部分であり、表示画面および各種操作ボタンを備え
る。したがって、ユーザは、操作手段1の各種操作ボタ
ンを押下することによって、本装置への画像入出力ジョ
ブの実行要求、ジョブ状態確認、各画像入出力手段3の
機器状態表示、等を行うことになる。例えば、コピー機
能を実現する場合であれば、操作ボタンとして、コピー
倍率やコピー部数等を指定するためのテンキー、用紙ト
レイ選択ボタン、コピースタートを行わせるためのスタ
ートボタン、実行中の処理を一時停止させるためのスト
ップボタン、全ての設定情報を初期化するクリアボタ
ン、割り込みコピージョブを行わせるための割り込みボ
タン等が実装される。また、プリンタ機能やファクシミ
リ機能を実現する場合であれば、上記ボタンに加え、ネ
ットワーク7との画像データの送受信を一時的に停止さ
せるオフラインボタン、用紙入れ替え等の操作のために
印刷中のジョブを一時停止させるポーズボタン(これは
ストップボタンと共用される場合もある)、FAX主導
送受信を行わせるための手動スタートボタン、電話番号
を入力するためのテンキー(これはコピー倍率等を指定
するテンキーと共用される場合もある)等が実装され
る。
【0024】また、PC8上で動作するリモートの操作
手段9にも、必要に応じて上記ボタンが実装される。た
だし、この場合、ローカルの操作手段1とは異なり、全
てのボタンがハードウエアで構成されるわけではなく、
PC8上のGUI(Graphical User Interface)機能に
よって実現される。このGUIボタンを操作することに
よって、指定された各種ジョブ指示は、ネットワーク7
を経由して本装置内に入力される。
【0025】ジョブ制御手段2は、ユーザが操作手段
1、9等を操作することによって要求される各種画像入
出力ジョブを複数受け付け、それらジョブの順序制御や
スケジューリング処理を施し、実行開始可能なジョブに
ついては画像入出力手段3の中から必要な資源を適切に
選択して組み合わせ、それら画像入出力手段3に対して
当該ジョブの実行指示を発行する機能を持つ。
【0026】また、ジョブ制御手段2は、受け付けたジ
ョブについてはそのライフタイム(ジョブの生成から消
滅までの期間)を管理し、ジョブのライフタイム内で適
切なジョブ状態値を割り当て、その状態遷移を管理す
る。ジョブ状態値には、「Creating(生成中)」、「Pe
nding(実行開始待ち中)」、「Processing(実行
中)」、「Paused(一時停止中)」、「Terminating
(強制終了処理中)」、「Completed(終了)」等の値
があり、操作手段1,9等がジョブの要求をジョブ制御
手段2に行っている最中は「Creating」、ジョブ制御手
段2がジョブを受け付けそれが画像入出力手段3によっ
て画像入出力処理が開始されるまでの期間を「Pendin
g」、画像入出力手段3によって画像入出力処理が行わ
れている期間を「Processing」、その「Processing」の
期間に操作手段1,9等のストップボタン(ポーズボタ
ン)押下によりジョブの実行が一時停止している期間を
「Paused」、キャンセル(中止)ボタン押下によりジョ
ブの実行を強制終了している期間を「Terminating」、
ジョブが正常終了/異常終了した時点以降を「Complete
d」と割り当てる。
【0027】これら各ジョブ状態値は、操作手段1の表
示パネルに表示させることにより、現時点でのジョブ状
況を確認できることになる。また、ネットワーク制御部
等の画像入出力手段3が外部機器にこの値を送出するこ
とによって、操作手段9等の外部機器からジョブ状況を
確認することも可能となる。さらに、後述するジョブ・
ログ管理手段4もこれらジョブ状態値を参照することに
よって適切なジョブ・ログ保存タイミングを知る。
【0028】画像入出力手段3は、詳細は図示しない
が、IITを制御し紙原稿情報をスキャンしてデジタル
画像データを入力するIIT制御部、公衆回線に接続し
FAX画像データを相手先FAX装置10と送受信する
FAX制御部、LAN等のネットワーク7と接続しPD
Lや画像データファイルをPC8と送受信するネットワ
ーク制御部、MOやCD−RW等の外部記憶媒体に接続
し画像データ等を読み書きする外部記憶媒体制御部、I
OTを制御し装置内の画像データを用紙に印刷するIO
T制御部、記憶手段5等の二次記憶媒体を制御し本装置
内に入力された画像データを記憶手段5に蓄積する画像
蓄積制御部、入力画像データがPDLであったり圧縮画
像データである場合に必要に応じてデコンポーザ/圧縮
・伸長を行うデコンポーズ制御部および圧縮/伸長制御
部、装置内の各種システムデータやユーザ登録データ等
を参照してこの情報を印刷/送信するために画像データ
化するレポート生成部、等がある。
【0029】これらの各部は、本装置の製品構成上、必
要に応じて実装されるものである。例えば、コピー機能
を実現する場合には、IIT制御部並びにIOT制御部
(必要に応じて画像蓄積制御部および圧縮/伸長制御
部)が、画像入出力手段3として実装される。また、プ
リンタ機能を実現する場合には、ネットワーク制御部、
デコンポーズ制御部並びにIOT制御部(必要に応じて
画像蓄積制御部および圧縮/伸長制御部)が、画像入出
力手段3として実装される。さらに、FAX機能を実現
する場合には、IIT制御部、FAX制御部並びにIO
T制御部(必要に応じて画像蓄積制御部および圧縮/伸
長制御部)が、画像入出力手段3として実装される。
【0030】ジョブ・ログ管理手段4は、ジョブ制御手
段2によって管理される各種画像入出力ジョブの実行途
中経過および処理結果を、ジョブ・ログとして管理し、
必要に応じて記憶手段5に保存または更新する機能を持
つ。
【0031】ここで、このジョブ・ログ管理手段4が管
理するジョブ・ログの内容について、具体例を挙げて説
明する。図2は、本装置で行うプリントジョブの場合に
おけるジョブ・ログの内容情報の一例を示す説明図であ
る。
【0032】図中において、「ジョブ識別子」には、ジ
ョブ制御手段2によって各ジョブ毎に一意に採番された
値が設定される。「ジョブ・ログ更新日時」には、当該
ジョブ・ログがジョブ・ログ管理手段4によって最終更
新された日時が設定される。「終了日付」と「終了時
刻」には、当該ジョブの処理が終了した日時が設定され
る。「ユーザ名」には、当該ジョブの実行要求を行った
ユーザのユーザ名が設定される。「データ送信プロトコ
ル」には、当該プリントジョブの処理対象データ(PD
L)を送受信する際に使用したプリンティング・プロト
コル名が設定される。「カラーモード」、「用紙サイ
ズ」および「用紙種類」には、当該プリントジョブの印
刷時のカラーモード、印刷に使用した用紙のサイズおよ
び種類がそれぞれ設定される。「ページ数」および「枚
数」には、当該プリントジョブで印刷処理した処理ペー
ジ数および使用した用紙枚数が設定される。「印字指
定」には、当該プリントジョブの処理内容、具体的には
N−up処理の有無、片面/両面印刷等の情報が設定さ
れる。「ジョブ処理状態」には、当該ジョブの終了状
態、具体的には「正常終了」、「異常終了」、「シャッ
トダウン」および「強制終了」といった情報が設定され
る。「処理状態詳細情報」には、上述の「ジョブ処理状
態」の情報を補足するような情報、例えば異常終了/シ
ャットダウン/強制終了した理由などが設定される。図
例では、「ユーザ名Taro.Yamadaがlpdプロトコルを使用
して要求したプリントジョブが、白黒モードでA4普通
紙に1upで片面印刷を6ページ目まで処理完了し、20
00年9月18日14時27分7秒に正常終了した。」
という情報がジョブ・ログとして保持・管理されること
を示している。
【0033】また図1において、記憶手段5は、HDD
やNVRAM(Nonvolatile RandomAccess Memory)等
の不揮発性メモリを記憶媒体とし、画像入出力手段3を
構成する画像蓄積制御部およびジョブ・ログ管理手段4
によって制御される。画像蓄積制御部が制御する場合に
は、記憶手段5に対する画像データの読み書きが行われ
る。また、ジョブ・ログ管理手段4が制御する場合に
は、記憶手段5に対するジョブ・ログ・データの読み書
きが行われる。
【0034】記憶手段5の内部には、画像データ、ジョ
ブ・ログ・データ用にそれぞれ独立した領域が確保され
る。例えば、HDDの場合には、画像データ用とジョブ
・ログ・データ用の別パーティションが構築される。ま
た、NVRAMの場合には、独立したメモリ空間を持
つ。さらに、ジョブ・ログ・データ用の領域は、途中経
過ジョブ・ログ用領域と処理結果ジョブ・ログ用領域の
2つに分けて管理される。例えば、HDDの場合には、
ジョブ・ログ・データ用パーティション内に、途中経過
ジョブ・ログ用ディレクトリと処理結果ジョブ・ログ用
ディレクトリの2つが作成され、それぞれが独立して管
理される形式をとる。
【0035】次に、以上のように構成された本装置にお
ける処理動作例、特にジョブ・ログ管理手段4が行うジ
ョブ・ログ保存・更新の処理動作例について説明する。
図3は、ジョブ・ログ保存・更新の処理動作例を示すフ
ローチャートである。
【0036】本装置の起動後、ジョブ・ログ管理手段4
は、ジョブ制御手段2によって管理される各ジョブのジ
ョブ状態値をモニタし、いずれかのジョブに何らかのジ
ョブ状態の遷移が発生したか否かを、常時チェックして
いる(ステップ101、以下ステップを「S」と略
す)。そして、ジョブ状態の遷移がなければ、さらに、
画像入出力手段3が発行するログ更新イベントが発生し
たか否かのチェックを行う(S102)。
【0037】ここで、ログ更新イベントとは、画像入出
力手段3がジョブ実行中に発生させるものであり、ジョ
ブ・ログに記録または更新すべき情報が検出されたタイ
ミングで発生される。例えば、図2に示した項目からな
るジョブ・ログの情報を更新する場合について考える
と、画像入出力手段3を構成するIOT制御部は、特定
のジョブの印刷処理を行っている期間中に印刷用紙の用
紙サイズ、カラーモード、用紙種類、印字指定等といっ
た情報を検出するので、その時点でログ更新イベントを
発行して、検出した内容のジョブ・ログへの記録をジョ
ブ・ログ管理手段4に要求する。さらに、IOT制御部
は、印刷処理したページ数や消費した印刷用紙の枚数が
増加する度にログ更新イベントを発行する。これと同様
に、例えば、画像入出力手段3を構成するネットワーク
制御部では、PC8等から送られてくるプリントデータ
(PDL)を受信した時点で、当該ジョブのユーザ名、
データ送信プロトコル等の情報を検出するので、その時
点でログ更新イベントを発行して、検出した内容のジョ
ブ・ログへの記録をジョブ・ログ管理手段4に要求す
る。なお、ログ更新イベントの発行および受信には、ソ
フトウエアで実現されるIPC(interprocessor commu
nication)メッセージ通信等を用いればよい。
【0038】ところで、図3において、ジョブ状態の遷
移チェックの結果(S101)、いずれかのジョブに何
らかのジョブ状態の遷移が発生したことを検出した場合
には、ジョブ・ログ管理手段4は、そのジョブ状態値を
調べる。そして、ジョブ状態値が「Creating」状態であ
れば(S103)、ジョブ・ログ管理手段4は、そのジ
ョブのジョブ識別子をジョブ制御手段2から取得し(S
104)、記憶手段5内の途中経過ジョブ・ログ用領域
内から当該ジョブの途中経過ジョブ・ログを記録するた
めの領域を確保した後に(S105)、その領域の「ジ
ョブ識別子」フィールドに取得したジョブ識別子をセッ
トする。
【0039】また、ジョブ状態値が「Processing」状態
であれば(S106)、ジョブ・ログ管理手段4は、途
中経過ジョブ・ログの更新処理を行う(S107)。こ
れは、「Creating」状態になったときに領域確保した途
中経過ジョブ・ログ用領域に、図2に例示したような当
該ジョブの各種情報をセットする処理である。例えば、
図2中に示したジョブ・ログ情報のうち「ジョブ・ログ
更新日時のみ」をセットし、他の情報は何も更新しな
い。
【0040】この時点で、「Processing」状態になった
ジョブは、画像入出力手段3によって画像入出力処理を
施されている。そのため、画像入出力手段3からは、非
同期にログ更新イベントが発生する。ジョブ・ログ管理
手段4は、先に述べたチェック(S102)によってそ
のログ更新イベントを検出するので、上述のステップ
(S107)で更新した途中経過ジョブ・ログをさらに
更新する処理を行う(S108)。例えば、ログ更新イ
ベントの発生源がIOT制御部だった場合には、図2の
ジョブ・ログ情報のうち、「カラーモード」、「用紙サ
イズ」、「用紙種類」、「ページ数」、「枚数」、「印
字指定」フィールドを最新の情報に更新する。また、ロ
グ更新イベントの発生源がネットワーク制御部だった場
合には、図2のジョブ・ログ情報のうち、「ユーザ
名」、「データ送信プロトコル」フィールドを最新の情
報に更新する。最新の情報に更新する際には、常に「ジ
ョブ・ログ更新日時」フィールドに更新日時をセットす
る。
【0041】また、ジョブ状態の遷移チェックの結果、
ジョブ状態値が「Completed」状態であれば(S10
9)、ジョブ・ログ管理手段4は、ジョブ・ログのうち
の終了日時に関する情報、例えば図2中に示したジョブ
・ログ情報のうちの「終了日付」および「終了時刻」フ
ィールドを更新する(S110)。さらに、ジョブ・ロ
グ管理手段4は、終了したジョブの終了状態をジョブ制
御手段2に問い合わせ、「ジョブ処理状態」および「処
理状態詳細情報」フィールドにその値をセットする(S
111)。このとき、ジョブ制御手段2は、当該ジョブ
の終了状態として「正常終了」、「異常終了」または
「強制終了」といった情報を、また終了状態の詳細情報
として「問題なく終了」、「エラー終了」、「警告付き
終了」、「ユーザ要求によるキャンセル」、「オペレー
タ要求によるキャンセル」または「システム判断による
アボート」といった情報を、それぞれジョブ・ログ管理
手段4に通知する。したがって、ジョブ・ログ管理手段
4は、これらの情報に基づきジョブ・ログを更新するこ
とになる。
【0042】その後、ジョブ・ログ管理手段4は、記憶
手段5内の処理結果ジョブ・ログ用領域から当該ジョブ
用の領域を確保し、確保した領域に途中経過ジョブ・ロ
グに書かれた全情報をコピーするとともに、当該ジョブ
用に確保された途中経過ジョブ・ログの領域を廃棄する
(S112)。この処理によって、実行開始されたジョ
ブの途中経過ジョブ・ログは、そのジョブの実行期間中
は途中経過ジョブ・ログ用領域に保存されることにな
る。
【0043】このとき、例えばジョブの実行期間中に電
源断エラーが発生すると、その時点までに終了している
処理内容が途中経過ジョブ・ログに記録されたままの状
態になる。そして、その次に電源投入されるまで、当該
途中経過ジョブ・ログが途中経過ジョブ・ログ領域に残
ることになる。したがって、この残存した途中経過ジョ
ブ・ログを利用すれば、次回電源投入時の初期化処理時
に、電源断直前までのジョブの情報を処理結果ジョブ・
ログとして復旧させることが可能である。この処理は、
ジョブ・ログ管理手段4の電源投入時の初期化処理によ
って行われる。
【0044】ここで、ジョブ・ログ管理手段4が電源投
入(初期化処理)時に行う、処理結果ジョブ・ログ復旧
の処理動作例について説明する。図4は、ジョブ・ログ
管理手段の初期化時の処理動作例を示すフローチャート
である。
【0045】本装置の電源が投入された時点で、ジョブ
・ログ管理手段4は、記憶手段5内の途中経過ジョブ・
ログ用領域を検索し(S201)、残存する途中経過ジ
ョブ・ログが存在するか否かをチェックする(S20
2)。
【0046】このチェックの結果、残存する途中経過ジ
ョブ・ログが存在した場合、図2に例示したジョブ・ロ
グ内容であれば、その途中経過ジョブ・ログは、次に述
べるような情報を持っていることになる。図5は、実行
途中で電源断されたジョブの残存ジョブ・ログの内容情
報の一例を示す説明図である。図例は、「Hanako.Yamad
aというユーザがSMBプロトコルを使用して投入したプリ
ントジョブが、2000年9月19日10時5分3秒ま
でにカラーモードでA4普通紙に1up片面で3ページ目
まで印刷処理完了したが、その後の処理を行っている最
中に電源断された」という状態を表している。
【0047】この場合、ジョブ終了前、すなわちジョブ
状態値が「Completed」になる前に電源断されたため、
先に説明したジョブ・ログの終了日時に関する情報の更
新等(図3におけるS110〜S112参照)の処理は
行われない。つまり、図5中の「終了日付」、「終了時
刻」、「ジョブ処理状態」および「処理状態詳細情報」
フィールドには、何も情報が記録されていない。
【0048】このことから、ジョブ・ログ管理手段4
は、図4に示すように、「ジョブ・ログ更新日時」フィ
ールドにセットされている値(図5の例では2000/
09/19 10:05:03)を、「終了日付」および
「終了時刻」フィールドにコピーし(S203)、さら
に「ジョブ処理状態」フィールドには「シャットダウ
ン」という情報を表すための値を、「処理状態詳細情
報」フィールドには「システム停止のため異常終了しま
した」といったメッセージを表すための情報値をそれぞ
れセットする(S204)。
【0049】これにより、図5に示した残存ジョブ・ロ
グは、図6に示すような情報を持つことになる。図6
は、残存ジョブ・ログに基づき生成された処理結果ジョ
ブ・ログの内容情報の一例を示す説明図である。
【0050】その後、ジョブ・ログ管理手段4は、図4
に示すように、記憶手段5内の処理結果ジョブ・ログ用
領域から当該ジョブ用の領域を確保し、確保した領域
に、残存ジョブ・ログに書かれた全情報をコピーすると
ともに、当該残存ジョブ・ログ用が使用していた途中経
過ジョブ・ログ領域を廃棄する(S205)。この処理
を、ジョブ・ログ管理手段4は、残存ジョブ・ログ全て
に対して繰り返し行う。こうすることで、電源断エラー
によって実行途中で異常終了したジョブの情報は、次回
電源投入時に残存ジョブ・ログとして途中経過ジョブ・
ログ領域に保持されていて、その情報に基づき電源断直
前までの処理内容に基づいた処理結果ジョブ・ログが生
成されることになる。
【0051】以上の説明から明らかなように、本装置で
は、実行中のジョブの途中経過をジョブ・ログとして所
定のタイミングで不揮発性の記憶手段5の内部の途中経
過ジョブ・ログ用領域に保存または更新するとともに、
ジョブが終了したときにはその途中経過ジョブ・ログ用
領域に保存されているジョブ・ログを処理結果ジョブ・
ログ用領域に移し替え、そしてジョブ実行途中で予期せ
ぬ電源断エラーが発生した場合には、その次の電源投入
時の初期化処理時に、途中経過ジョブ・ログ用領域のジ
ョブ・ログを、全て処理結果ジョブ・ログ用領域に移動
する処理を行うようになっている。つまり、本装置で
は、ジョブの実行途中経過に関するジョブ・ログを記憶
手段5内の途中経過ジョブ・ログ用領域に保存するが、
その記憶手段5は不揮発性であるため、予期せぬ電源断
エラーが発生しても、途中経過ジョブ・ログ用領域に保
存されたジョブ・ログが消失してしまうことがない。
【0052】そのため、本装置によれば、電源断エラー
の回復時または回復後に、途中経過ジョブ・ログ用領域
内のジョブ・ログを処理結果ジョブ・ログ用領域内に移
し替えることで、電源断エラーによって途中終了した処
理ジョブについても、その実行履歴が処理結果ジョブ・
ログ用領域内に残ることになる。つまり、本装置を用い
れば、ユーザは、処理結果ジョブ・ログ用領域内のジョ
ブ・ログを参照することで、自分の要求したジョブが正
常終了したか、実行途中で異常終了したか、あるいは未
だ実行開始されていないのか、といった判断を容易かつ
的確に行うことができるようになる。
【0053】しかも、本装置では、途中経過ジョブ・ロ
グ用領域内のジョブ・ログを処理結果ジョブ・ログ用領
域内に移し替える際に、そのジョブ・ログの保存または
最終更新時刻に関する情報と、電源断エラーによる異常
終了であることを表すメッセージとを、それぞれ併せて
処理結果ジョブ・ログ用領域内に記憶させるようになっ
ている。したがって、処理結果ジョブ・ログ用領域内の
ジョブ・ログを参照すれば、実行途中での異常終了があ
っても、それが電源断エラーによる異常終了であるこ
と、および、その異常終了がいつあったかが明確化され
る。
【0054】その上、例えば本装置を用いて課金情報、
ユーザ別情報、部門別情報等を集計するシステムを構築
した場合には、電源断エラーの直前までに完了していた
画像入出力ジョブの内容が、たとえジョブが終了してい
なくてもジョブ・ログとして記録されるので、電源断エ
ラーによる実行途中ジョブの情報消失が発生することが
なく、集計結果の信頼性が上がり、被害損失が増大化も
防止できるようになる。
【0055】なお、本実施形態では、ジョブ・ログに記
載する情報としてプリントジョブの場合における内容情
報を例に挙げて説明したが、他の情報、例えば画像入出
力手段3の一部を構成するFAX制御部が検出する「F
AX送信元電話番号」といった情報であっても、ログ更
新イベントを発行・受信できることは、上述した説明か
らも明らかである。すなわち、ジョブ・ログのログ更新
イベントおよび記載するジョブ・ログの内容情報は、本
実施形態に限定されるものではなく、プリンタジョブ以
外にも、コピージョブ、FAXジョブ、その他の画像処
理装置が行うジョブに適用できる。
【0056】〔第二の実施の形態〕次に、本発明の第二
の目的を達成するための画像処理装置、すなわち本発明
の請求項4,5,6,7および8に記載の発明に係る画
像処理装置について説明する。ただし、本実施形態で
は、本発明を、コピージョブ、スキャンジョブ、プリン
トジョブ、FAXジョブ等といった各種ジョブの実行が
可能なMF機ではなく、プリントジョブのみが実行可能
なプリンタ装置に適用した場合を例に挙げて説明する。
【0057】ここでは、先ず、本発明が適用されたプリ
ンタ装置の基本的な構成について説明する。図7は、本
発明の第二の実施の形態における画像処理装置の基本構
成を示すブロック図である。
【0058】本実施形態で説明するプリンタ装置は、L
AN等のネットワーク20を介して、PC等からなる複
数のクライアント装置(ただし不図示)が接続されてお
り、そのクライアント装置から発行されたプリンタジョ
ブを受け付けて、これを処理実行するものである。その
ために、プリンタ装置は、ネットワークインタフェース
部31と、システム制御部32と、メモリ管理部33
と、印刷処理管理部34と、画像データ展開処理部35
と、記録出力部36と、記録出力制御部37と、操作制
御部38と、操作パネル39と、ログ情報処理部40
と、によって構成される。以下、これらの各部を順に説
明する。
【0059】ネットワークインタフェース部31は、ネ
ットワーク20を介してデータの送受信を行うものであ
り、ネットワークインタフェース部31内のネットワー
ク通信制御部31aによる制御に従いつつ、ネットワー
ク20上のクライアント装置から受信データである画像
データやコードデータ等を受信して、その受信データを
ネットワークインタフェース部31内の受信データ処理
部31bに渡す処理を行っている。そして、受信データ
処理部31bは、受け取った受信データを後述する蓄積
装置33cに蓄積させたり、その蓄積装置33c内から
画像データを取り出して印刷処理管理部34に印刷処理
の要求を行ったりする。なお、ネットワークインタフェ
ース部31がデータの送受信を行う際に用いられるプロ
トコルおよびネットワークOSとしては、TCP/IP
(Transmission Control Protocol/Internet Protoco
l)や、米国ノベル(Novell)社が開発したNetWare等が
ある。
【0060】システム制御部32は、プリンタ装置全体
の動作制御を行うものであり、電源起動時の初期化処理
を行ったり、プリンタ装置を構成する各部のハード的な
エラーを検出したりしている。
【0061】メモリ管理部33は、各種データを記憶保
持する機能を有したリングバッファ33a、ページメモ
リ33b、蓄積装置33cおよびNVRAM33dを管
理している。リングバッファ33aは、ネットワークイ
ンタフェース部31が動作する際に必要となるデータ送
受信用のメモリである。ページメモリ33bは、後述す
る画像データ展開処理部35がビットマップ画像データ
への展開処理を行う際に用いられるページ単位のメモリ
である。蓄積装置33cは、受信データ処理部31bか
ら受け取った受信データやログ情報処理部40が管理す
るログの履歴情報等を格納するものである。NVRAM
33dは、ログ情報処理部40が管理するログ情報や操
作パネル39から設定された設定情報等を記憶するもの
である。なお、蓄積装置33cとしてはHDDを、また
NVRAM33dとしては不揮発性のSDRAM(Sync
hronous Dynamic Random Access Memory)を、それぞれ
用いることが考えられる。
【0062】印刷処理管理部34は、受信データ処理部
31bが受け取った画像データの印刷出力処理に関する
動作制御を行うものである。例えば、印刷処理管理部3
4では、ネットワーク20上のクライアントホスト装置
から順次送られてくる画像データをその到着順に印刷出
力するためのスケジューリング処理を行う。
【0063】画像データ展開処理部35は、受信データ
処理部31bが受け取った画像データに対し、これを印
刷出力可能なデータ形式であるビットマップ画像データ
に展開するものである。
【0064】記録出力部36は、画像データ展開処理部
35によって展開されたビットマップ画像データを記録
紙上に印刷出力するものであり、周知技術であるレーザ
ービームの静電記録方式を用いての印刷出力を行うもの
である。
【0065】記録出力制御部37は、さらに詳しくは記
録出力部36における処理動作の一時停止および再開
や、記録出力部が印刷出力するページ順の制御等といっ
た、記録出力部36の動作制御を行うものである。
【0066】操作制御部38は、プリンタ装置のユーザ
が操作する操作パネル39またはネットワーク20上の
クライアント装置から指示される設定情報を、印刷処理
管理部34やシステム制御部32に通知する処理を行う
ものである。
【0067】ログ情報処理部40は、記録出力部36で
の印刷出力の結果に関する情報や、プリンタ装置で発生
したエラーに関する情報等を、ログ情報として管理する
ものであり、さらにはそのログの履歴情報を管理するも
のである。そのために、ログ情報処理部40は、エラー
情報検出部41と、印刷情報検出部42と、ログ情報記
録制御部43と、ログ処理情報制御部44と、から構成
される。
【0068】エラー情報検出部41は、記録出力部36
で発生する記録紙の搬送にかかわる障害情報や、画像デ
ータ展開処理部35で発生するビットマップ画像データ
生成にかかわる障害情報や、ネットワーク通信制御部で
発生するネットワークに関する障害情報等を、各部から
メッセージとして受信して検出するものである。
【0069】印刷情報検出部42は、記録出力部36で
印刷出力する部数、カラー/白黒の別、印刷出力を指示
したユーザ名、その印刷出力の結果等といった印刷出力
の属性に関する情報を、印刷出力を行うジョブ単位毎に
検出するものである。
【0070】ログ情報記録制御部43は、エラー情報検
出部41および印刷情報検出部42で検出された情報
を、ログ情報またはログの履歴情報として、NVRAM
33dまたは蓄積装置33cに記憶させるものである。
なお、ログ情報記録制御部43では、記録数が予め定め
られた規定値に達した場合に最も古いログを削除すると
いったように、ログの記憶制御をも行うようになってい
る。
【0071】ログ処理情報制御部44は、エラー情報検
出部41および印刷情報検出部42での検出内容に基づ
いて、必要に応じて詳細を後述するような所定処理を行
うものである。なお、ログ処理情報制御部44が行う処
理の内容は、少なくとも1種類、好ましくは複数種類が
コード番号によって識別可能な状態で、事前に登録され
ているものとする。
【0072】次に、以上のように構成されたプリンタ装
置における処理動作例、特にログ情報処理部40が行う
ログ管理の処理動作例について説明する。
【0073】先ず、第一の処理動作例について説明す
る。本処理動作例は、請求項4に記載の発明に対応する
ものである。図8は、ログ管理を行う際の第一の処理動
作例を示すフローチャートである。
【0074】ログ情報処理部40は、システム制御部3
2をはじめとした他部からの処理要求メッセージを受け
取った動作する構成となっており、定常状態ではメッセ
ージ待ち状態となっている。その状態で他部からの処理
要求メッセージを受け取ると(S301)、ログ情報処
理部40は、受信したメッセージの解析処理を行う(S
302)。そして、エラー情報検出部41が、解析した
メッセージがエラー検出メッセージであるか否かの判別
を行う(S303)。この判別については、周知技術を
利用して行えばよいため、ここではその説明を省略す
る。
【0075】この判別の結果、エラー検出メッセージで
なければ、ログ情報処理部40は、受信したメッセージ
に応じた処理を行い(S304)、再びメッセージ待ち
処理に戻る。受信したメッセージに応じた処理として
は、例えば正常に終了した印刷出力の結果等をログ情報
として記憶させる処理、すなわち一般的に行われている
ログの記録処理が挙げられる。
【0076】一方、解析したメッセージがエラー検出メ
ッセージである場合には、ログ情報処理部40では、印
刷情報検出部42が印刷状況の確認処理を実施する(S
305)。つまり、印刷情報検出部42は、エラー情報
検出部41によって何らかのエラー発生が検出される
と、その際にプリンタ装置内のいずれかで印刷のための
データ処理が行われている最中であるか否かを判断する
(S306)。
【0077】そして、データ処理中であれば、印刷情報
検出部42は、当該処理中であるデータの位置情報を取
得する(S307)。例えば、画像データ展開処理部3
5が蓄積装置33c内の画像データを取り出して画像展
開処理を行ってページメモリ33bへ格納している最中
にその展開エラーが発生すると、印刷情報検出部42
は、そのエラー発生時点で画像データ展開処理部35が
処理していた画像データのファイル名、処理していた部
分の先頭からのサイズ、処理していた部分のアドレスに
関する情報等を、データの処理部分に関する情報として
画像データ展開処理部35から取得する。
【0078】さらに、印刷情報検出部42は、エラー発
生時に実行中のアプリケーション情報を取得する(S3
08)。ここで、アプリケーション情報とは、エラー発
生時に実行中のアプリケーション、すなわちエラー発生
時にデータを処理していたアプリケーションに関する情
報のことをいい、具体的にはアプリケーション名やその
実行状態を特定するレジスタ値等といった情報のことを
いう。例えば、NetWareによる受信データに対する処理
の実行中にエラーが発生すると、そのエラー発生時に実
行中のアプリケーション名は、NetWareということにな
る。
【0079】その後、ログ情報処理部40では、印刷情
報検出部42が取得したデータの位置情報およびアプリ
ケーション情報を基にログ処理情報制御部44がログ情
報の生成を行い、ログ情報記録制御部43がその生成さ
れたログ情報をNVRAM33dに格納する(S30
9)。また、このときに、ログ情報記録制御部43は、
エラー情報検出部41が解析したメッセージについて
も、エラーに関するログ情報としてNVRAM33dに
格納する(S310)。
【0080】これにより、NVRAM33d内には、エ
ラー発生時におけるデータの処理部分に関する位置情報
と、そのデータのアプリケーション情報とが、ログ情報
として抽出されて記憶保持されることになる。つまり、
NVRAM33d内には、エラー発生時に処理されてい
たデータの処理部分を特定するための情報とその処理環
境に関する情報とが抽出されて記憶保持されることにな
る。
【0081】したがって、NVRAM33dに記憶保持
されたログ情報を読み出すとともに、エラー発生時に処
理対象となっていたデータを蓄積装置33cから読み出
して、これらを比較参照すれば、読み出したデータが膨
大な量であっても、その中からログ情報によってエラー
の発生箇所やその原因等を容易に特定することができる
ようになる。しかも、ログ情報にはアプリケーション情
報も含まれているので、そのログ情報によってエラー発
生時のデータ処理環境も分かるようになり、各種データ
の処理シーケンス等にエラーの原因がある場合であって
も、そのエラー原因を的確に特定することができる。
【0082】これらのことから、上述した第一の処理動
作例を実施するプリンタ装置においては、エラー発生時
に処理していたデータとこれを処理するアプリケーショ
ン(ソフトウエアモジュール)の動作とを関連付けてロ
グ情報として抽出して保存することにより、エラー発生
の原因特定のための情報収集を的確に行え、しかも収集
した情報からエラー発生の原因特定を迅速に行えるよう
になる。
【0083】続いて、第二の処理動作例について説明す
る。本処理動作例は、請求項5に記載の発明に対応する
ものである。なお、ここでは、上述した第一の処理動作
例との相違点を中心に説明するものとする。図9は、ロ
グ管理を行う際の第二の処理動作例を示すフローチャー
トである。
【0084】ここで説明する第二の処理動作例において
も、第一の処理動作例の場合と同様に、受け取ったメッ
セージがエラー検出メッセージでなければ、ログ情報処
理部40は、受信したメッセージに応じた処理を行う
(S401〜S404)。
【0085】ただし、受け取って解析したメッセージが
エラー検出メッセージである場合には、第一の処理動作
例の場合と異なり、ログ情報処理部40では、そのエラ
ー検出メッセージを解析して、そのエラー番号を特定す
る(S405)。ここで、エラー番号とは、エラーの種
類に対応して一義的に定められたコード番号のことをい
う。このようなエラー番号は、エラー検出メッセージに
包含されて送られてくるものとする。
【0086】エラー番号を特定すると、その後、ログ処
理情報制御部44は、そのエラー番号に応じて行うべき
処理の内容が事前に登録されているか否かを検索し(S
406)、該当する処理があれば(S407)、そのエ
ラー番号に対応する処理を実行する(S408)。ここ
で実行する処理としては、例えば、ある特定の種類のエ
ラーが発生した場合には、そのエラー発生によって抽出
されるログ情報等を外部装置に転送する、といった処理
が考えられる。さらに具体的には、例えばネットワーク
インタフェース部31で通信エラーが発生した場合に
は、その通信エラーによって抽出されるログ情報等を、
通信相手であるクライアント装置へ転送したり、ネット
ワーク20上に設けられたデータ解析装置等へ転送す
る、といった処理が考えられる。
【0087】その後、ログ情報処理部40では、ログ情
報抽出等のために、第一の処理動作例の場合と同様の手
順で処理動作を行う(S409〜S414)。
【0088】このように、上述した第二の処理動作例を
実施するプリンタ装置においては、第一の処理動作例の
場合に加えて、エラー発生を検出した際にそのエラーの
種類を特定し、かつ、特製した種類に対応した処理を実
行する機能を有している。したがって、データの処理部
分に関する位置情報とそのデータのアプリケーション情
報とを含むログ情報に対し、エラーの種類に応じて異な
る処理を施すことができるので、様々なエラー種類に対
する適応性を確保でき、どのような種類のエラーに対し
ても適切な対応を行うことが可能となる。
【0089】次いで、第三の処理動作例について説明す
る。本処理動作例は、請求項6に記載の発明に対応する
ものである。なお、ここでも、上述した第一または第二
の処理動作例との相違点を中心に説明するものとする。
図10は、ログ管理を行う際の第三の処理動作例を示す
フローチャートである。
【0090】ここで説明する第三の処理動作例において
も、第一および第二の処理動作例の場合と同様に、受け
取ったメッセージがエラー検出メッセージでなければ、
ログ情報処理部40は、受信したメッセージに応じた処
理を行う(S501〜S504)。
【0091】ただし、受け取って解析したメッセージが
エラー処理登録要求メッセージである場合には、第一ま
たは第二の処理動作例の場合と異なり、ログ情報処理部
40では、そのエラー処理登録要求メッセージを解析し
て、そのエラー番号を特定する(S505)。
【0092】ここで、エラー処理登録要求メッセージと
は、プリンタ装置の操作制御部38またはネットワーク
20上のクライアント装置から発行されるもので、ログ
処理情報制御部44がエラーの種類の対応して行う処理
の内容を、ユーザ等がログ処理情報制御部44に対して
登録するためのものである。そのため、このエラー処理
登録要求メッセージは、処理の内容に加えて、登録対象
となるエラー種類を特定するためのエラー番号が包含さ
れて、操作制御部38またはクライアント装置から送ら
れてくるものとする。
【0093】エラー処理登録要求メッセージに包含され
るエラー番号を特定した後は、ログ処理情報制御部44
は、そのエラー番号に対応した処理テーブルを検索する
(S506)。この処理テーブルとは、ログ処理情報制
御部44が有しているテーブルのことをいい、エラー番
号と処理内容との対応関係が登録されている。
【0094】そして、検索の結果、エラー番号に対応し
た領域が処理テーブル内に存在していれば(S50
7)、ログ処理情報制御部44は、エラー処理登録要求
メッセージに包含される処理内容を、その領域内に登録
(上書き)し(S508)、登録が完了した旨のメッセ
ージをその要求元、すなわちエラー処理登録要求メッセ
ージを発行した操作制御部38またはクライアント装置
へ返信する(S509)。一方、エラー番号に対応した
領域が処理テーブル内に存在していない場合には、ログ
処理情報制御部44は、その旨のエラーメッセージを要
求元へ返信する(S510)。
【0095】このように、上述した第三の処理動作例を
実施するプリンタ装置においては、エラー発生を検出し
た際に、そのエラーの種類の対応して行うべき処理の内
容を、ユーザ等が任意に設定することができるようにな
る。したがって、様々なエラー種類に対する適応性がよ
り一層増し、エラー発生に対する処理の柔軟性も向上す
ることになる。
【0096】次いで、第四の処理動作例について説明す
る。本処理動作例は、請求項7に記載の発明に対応する
ものである。なお、ここでも、上述した第一〜第三の処
理動作例との相違点を中心に説明するものとする。図1
1は、ログ管理を行う際の第三の処理動作例を示すフロ
ーチャートである。
【0097】ここで説明する第四の処理動作例において
も、第一〜第三の処理動作例の場合と同様に、受け取っ
たメッセージがエラー検出メッセージでなければ、ログ
情報処理部40は、受信したメッセージに応じた処理を
行う(S601〜S604)。
【0098】ただし、受け取って解析したメッセージが
エラー処理の選択要求メッセージである場合には、第一
〜第三の処理動作例の場合と異なり、ログ情報処理部4
0では、そのエラー処理の選択要求メッセージを解析し
て、そのエラー番号を特定する(S605)。
【0099】ここで、エラー処理の選択要求メッセージ
とは、プリンタ装置の操作制御部38またはネットワー
ク20上のクライアント装置から発行されるもので、ロ
グ処理情報制御部44の処理テーブルに複数の処理内容
が登録されている場合に、これら複数の処理内容の中か
らログ処理情報制御部44が行う処理内容を、ユーザ等
が選択するためのものである。そのため、このエラー処
理の選択要求メッセージは、エラー種類を特定するため
のエラー番号およびこれに対応する処理内容に加えて、
そのエラー番号に対応する処理内容の実行可否を表すフ
ラグ(実行可否フラグ)が包含されて、操作制御部38
またはクライアント装置から送られてくるものとする。
【0100】エラー処理の選択要求メッセージに包含さ
れるエラー番号を特定した後は、ログ処理情報制御部4
4は、そのエラー番号に対応した処理テーブルを検索す
る(S606)。この処理テーブルとは、第三の処理動
作例で説明したのと同様のものであるが、エラー番号と
処理内容との対応関係に加えて、各処理内容別に実行可
否フラグの有無(または「1」or「0」)が登録されて
いる。
【0101】そして、検索の結果、該当するエラー番号
およびこれに対応する処理内容が処理テーブル内に存在
していれば(S607)、ログ処理情報制御部44は、
その処理内容の実行可否フラグを実行可状態に変更また
は設定し(S608)。処理内容の選択が完了した旨の
メッセージをその要求元、すなわちエラー処理の選択要
求メッセージを発行した操作制御部38またはクライア
ント装置へ返信する(S609)。一方、該当するエラ
ー番号およびこれに対応する処理内容が処理テーブル内
に存在していない場合には、ログ処理情報制御部44
は、その旨のエラーメッセージを要求元へ返信する(S
610)。
【0102】このように、上述した第四の処理動作例を
実施するプリンタ装置においては、エラー発生を検出し
た際に、そのエラーの種類の対応して行うべき処理の内
容を、ユーザ等が任意に選択することができるようにな
る。したがって、本処理動作例の場合も、様々なエラー
種類に対する適応性がより一層増し、エラー発生に対す
る処理の柔軟性も向上することになる。
【0103】具体的には、例えば、ネットワークインタ
フェース部31で発生する通信エラーについて、これに
対応する処理内容として、ログ情報をTCP/IPに準
拠してネットワーク20上へブロードキャストする処理
と、ログ情報をNetWareプロトコルに準拠してネットワ
ーク20上に設けられたデータ解析装置等へ転送する処
理とが登録されている場合に、どちらの処理を行うか選
択できるようになる。これにより、一方の処理ではエラ
ー解析が困難な場合であっても、他方の処理への選択切
り替えによって、そのエラー解析を行えるようになるこ
とも考えられる。
【0104】次いで、第五の処理動作例について説明す
る。本処理動作例は、請求項8に記載の発明に対応する
ものである。なお、ここでも、上述した第一〜第四の処
理動作例との相違点を中心に説明するものとする。図1
2は、ログ管理を行う際の第三の処理動作例を示すフロ
ーチャートである。
【0105】ここで説明する第五の処理動作例において
も、第一〜第四の処理動作例の場合と同様に、受け取っ
たメッセージがエラー検出メッセージでなければ、ログ
情報処理部40は、受信したメッセージに応じた処理を
行う(S701〜S704)。
【0106】ただし、受け取って解析したメッセージが
エラー処理の処理順位変更要求メッセージである場合に
は、第一〜第四の処理動作例の場合と異なり、ログ情報
処理部40では、そのエラー処理の処理順位変更要求メ
ッセージを解析して、そのエラー番号を特定する(S7
05)。
【0107】ここで、エラー処理の処理順位変更要求メ
ッセージとは、プリンタ装置の操作制御部38またはネ
ットワーク20上のクライアント装置から発行されるも
ので、ログ処理情報制御部44の処理テーブルに一つの
エラー番号当たり複数の処理内容が登録されている場合
に、これら複数の処理内容の中からログ処理情報制御部
44が行う処理の実行順を、ユーザ等が選択するための
ものである。そのため、このエラー処理の処理順位変更
要求メッセージは、エラー種類を特定するためのエラー
番号およびこれに対応する処理内容に加えて、各処理内
容についてのプライオリティ(優先順)情報が包含され
て、操作制御部38またはクライアント装置から送られ
てくるものとする。
【0108】エラー処理の処理順位変更要求メッセージ
に包含されるエラー番号を特定した後は、ログ処理情報
制御部44は、そのエラー番号に対応した処理テーブル
を検索する(S706)。この処理テーブルとは、第三
の処理動作例で説明したのと同様のものであるが、エラ
ー番号と処理内容との対応関係に加えて、各処理内容別
にプライオリティ情報が登録されている。
【0109】そして、検索の結果、該当するエラー番号
が処理テーブル内に存在しており、かつ、そのエラー番
号に対応する処理内容の中で第四の処理動作例で説明し
たような選択された処理内容があれば(S707)、ロ
グ処理情報制御部44は、その処理内容の実行順位、す
なわちその処理内容についてのプライオリティ情報を変
更する(S708)。その後、ログ処理情報制御部44
は、他に実行順位を変更する処理内容があるか否かを判
断して(S709)、他にあれば再びその処理内容につ
いて上述したステップ(S707〜S709)を繰り返
す。ただし、他に順位の変更が必要な処理内容がなけれ
ば、ログ処理情報制御部44は、処理テーブルへの登録
が完了した旨のメッセージをその要求元、すなわちエラ
ー処理の選択要求メッセージを発行した操作制御部38
またはクライアント装置へ返信する(S710)。
【0110】また、選択された処理内容が処理テーブル
内に存在していない場合には、ログ処理情報制御部44
は、その旨のエラーメッセージを要求元へ返信して(S
711)、再びメッセージ待ち処理に戻る。
【0111】このように、上述した第五の処理動作例を
実施するプリンタ装置においては、エラー発生を検出し
た際に、そのエラーの種類の対応して複数の処理を行う
ことが可能となり、しかもその複数の処理の実行順をユ
ーザ等が任意に選択することができるようになる。した
がって、本処理動作例の場合においても、様々なエラー
種類に対する適応性がより一層増し、エラー発生に対す
る処理の柔軟性も向上することになる。
【0112】具体的には、例えば、ネットワーク20が
ルータを介して接続された複数のLANからなる場合
に、各LANに向けたログ情報のブロードキャストを、
所定の優先順に従いつつ各LANに適した条件で順次行
うことができるようになる。
【0113】以上の説明から明らかなように、上述した
第一〜第五の処理動作例を含む本発明の第二の実施の形
態では、エラー発生時に処理していたデータとこれを処
理するアプリケーション(ソフトウエアモジュール)の
動作とを関連付けてログ情報として抽出して保存するよ
うになっている。したがって、エラー発生がプリンタ装
置の使用環境や設置環境に依存したものであり、その設
置場所でエラー発生の原因特定を行うことが要求される
場合であっても、エラー発生の原因特定のための情報収
集を保守員等の介在無しに無人で的確に行うことがで
き、また保守員等が収集した情報からエラー発生の原因
特定を迅速に、すなわち少ない工数で行うことができ
る。しかも、アプリケーションに関する情報をも抽出し
て保存するので、複数デバイスの動作処理やデバイスが
取り扱うデータそのものにエラーの原因がある場合であ
っても、そのエラー原因を的確に特定することができる
ようになる。
【0114】なお、第一〜第五の処理動作例を含む本発
明の第二の実施の形態では、本発明をプリンタ装置に適
用した場合を例に挙げて説明したが、コピージョブ、ス
キャンジョブ、FAXジョブ等といった画像データの処
理ジョブを実行するものであれば、他の画像処理装置で
あっても適用可能であることはいうまでもない。
【0115】また、第二の実施の形態では、ログ処理情
報制御部44がエラー番号に対応した処理の内容を管理
するために処理テーブルを用いていたが、本発明はこれ
に限定されるものではない。すなわち、処理内容の管理
はその方法に依存することはなく、例えばエラー属性に
よって管理した場合方怯であっても全く同様の効果が得
られる。さらに、第二の実施の形態では、処理テーブル
に処理内容を直接登録する場合を例に挙げたが、予め登
録された処理の実行パラメータのみを変更する場合であ
っても同様の効果が得られる。
【0116】また、エラー発生に対応して行う処理内容
は、第二の実施の形態で説明した以外にも様々なものが
考えられる。例えば、エラー番号に対応した処理として
は、発生したエラーに関係する装置内における処理の他
にも、クライアント装置にエラーが発生したことを通知
するといった装置外への処理も考えられる。この場合に
は、外部装置に情報を収集することになるので、その外
部装置がデータを取りこぼさないような信号を生成する
点に留意することが好ましい。さらには、エラー解析機
能を有した外部装置等の専用ツールがなくても、エラー
発生時の障害情報の収集およびその解析ができるよう
に、エラー番号に対応した処理として、エラー発生時に
処理対象となっていたデータおよびそのエラー発生時の
ログ情報の印刷出力を行うことも考えられる。
【0117】また、処理中にネットワークの障害エラー
発生を検出した場合には、発生時間、発生処理アプリケ
ーション、発生元になるデータ(ファイル)、データの
発生個所に加え、障害となるネットワークパケット情報
を記憶する処理を行うことも考えられる。このようにす
れば、プリンタ装置が受信したデータだけでなく、ネッ
トワーク上で転送されているデータを採取して障害要因
となるパケットを特定することができるので、特にネッ
トワークの接続切れやデータの転送状態が原因で印刷出
力に障害が発生した場合に、その障害の原因を解析する
のに有効となる。
【0118】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像処
理装置によれば、ジョブの実行途中に予期せぬエラーが
発生した場合であっても、そのエラーに対して従来より
も好適に対処し得るようになる。
【0119】すなわち、例えばジョブの実行途中に予期
せぬ電源断エラーが発生した場合であっても、処理ジョ
ブの実行途中経過に関する情報を不揮発性の第一記憶手
段に保存しておくとともに、その電源断エラーの回復時
または回復後に、第一記憶手段が保存している情報を、
実行履歴情報を記憶蓄積する第二記憶手段内に移し替え
ることで、電源断エラーによって途中終了した処理ジョ
ブについても、その実行履歴が第二記憶手段内に残るの
で、電源断エラーにより消失する可能性のある実行途中
ジョブのジョブ履歴情報を確実に保存することができ
る。したがって、ジョブ履歴情報の精度低下を防止し、
ユーザが的確なジョブ状況確認を行えるようにするとと
もに、課金、部門別、ユーザ別、ジョブ種類別等といっ
た各種集計情報の信頼性向上を図ることができるように
なる。
【0120】また、例えばジョブの実行途中にエラーが
発生した場合には、そのエラー発生時に処理していたデ
ータとその処理部分、およびこれを処理するアプリケー
ションに関する情報とを関連付けて抽出することで、エ
ラー発生の原因特定のための情報収集を的確に行うこと
ができ、さらには収集した情報からエラー発生の原因特
定を迅速に行うことができる。しかも、アプリケーショ
ンに関する情報をも抽出するので、複数デバイスの動作
処理やデバイスが取り扱うデータそのものにエラーの原
因がある場合であっても、そのエラー原因を的確に特定
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態における画像処理
装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】 プリントジョブの場合におけるジョブ・ログ
の内容情報の一例を示す説明図である。
【図3】 図1の画像処理装置におけるジョブ・ログ保
存・更新の処理動作例を示すフローチャートである。
【図4】 図1の画像処理装置におけるジョブ・ログ管
理手段の初期化時の処理動作例を示すフローチャートで
ある。
【図5】 実行途中で電源断されたジョブの残存ジョブ
・ログの内容情報の一例を示す説明図である。
【図6】 残存ジョブ・ログに基づき生成された処理結
果ジョブ・ログの内容情報の一例を示す説明図である。
【図7】 本発明の第二の実施の形態における画像処理
装置の基本構成を示すブロック図である。
【図8】 図7の画像処理装置がログ管理を行う際の第
一の処理動作例を示すフローチャートである。
【図9】 図7の画像処理装置がログ管理を行う際の第
二の処理動作例を示すフローチャートである。
【図10】 図7の画像処理装置がログ管理を行う際の
第三の処理動作例を示すフローチャートである。
【図11】 図7の画像処理装置がログ管理を行う際の
第四の処理動作例を示すフローチャートである。
【図12】 図7の画像処理装置がログ管理を行う際の
第五の処理動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,9…操作手段、2…ジョブ制御手段、3…画像入出
力手段、4…ジョブ・ログ管理手段、5…記憶手段、3
1…ネットワークインタフェース部、32…システム制
御部、33…メモリ管理部、34…印刷処理管理部、3
5…画像データ展開処理部、36…記録出力部、37…
記録出力制御部、38…操作制御部、39…操作パネ
ル、40…ログ情報処理部、41…エラー情報検出部、
42…印刷情報検出部、43…ログ情報記録制御部、4
4…ログ処理情報制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 106 H04N 1/00 106B 5B042 // G06F 11/34 G06F 11/34 H 5C062 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AP07 HH01 HV01 HV36 HV37 HV60 2C087 AA03 AA09 AB06 BA03 BA06 BC07 DA05 DA10 2C187 AD03 AE06 HA17 2H027 EE08 EE10 EF01 EK01 EK05 EK15 5B021 AA01 AA05 AA19 BB00 NN19 5B042 GA36 KK07 LA20 MC01 MC16 MC35 5C062 AA02 AA05 AA30 AA35 AB42 AB43 AB53 AC55 AC58 AF00 AF06 BA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの処理ジョブを実行するジョ
    ブ実行手段と、 前記ジョブ実行手段が実行する処理ジョブの実行途中経
    過に関する情報を保存する不揮発性の第一記憶手段と、 前記ジョブ実行手段による実行が完了した処理ジョブの
    処理結果に関する情報を実行履歴情報として記憶蓄積す
    る第二記憶手段と、 前記前記ジョブ実行手段での処理ジョブの実行中に電源
    断エラーが発生すると、当該電源断エラーの回復時また
    は回復後に、前記第一記憶手段が保存している情報を前
    記第二記憶手段内に移し替える記憶管理手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶管理手段は、前記第一記憶手段
    が保存している情報を前記第二記憶手段内に移し替える
    際に、当該情報を前記第一記憶手段が保存した時刻に関
    する情報も併せて前記第二記憶手段に記憶させることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶管理手段は、前記第一記憶手段
    が保存している情報を前記第二記憶手段内に移し替える
    際に、電源断エラーによる異常終了であることを表すメ
    ッセージも併せて前記第二記憶手段に記憶させることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像データの処理ジョブの実行に必要と
    なるデータを記憶蓄積する記憶蓄積手段と、 前記記憶蓄積手段に記憶蓄積されたデータを用いて画像
    データの処理ジョブを実行するジョブ実行手段と、 前記ジョブ実行手段での処理ジョブの実行エラーを検出
    するエラー検出手段と、 前記エラー検出手段が実行エラーを検出すると、その際
    に前記ジョブ実行手段が処理していた前記記憶蓄積手段
    内のデータの処理部分に関する情報と、当該データのア
    プリケーションに関する情報とを抽出するログ抽出手段
    とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記エラー検出手段が実行エラーを検出
    すると、当該実行エラーの種類を特定し、特定した種類
    に対応する処理を前記ログ抽出手段による抽出結果に対
    して施すログ情報処理手段を備えることを特徴とする請
    求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ログ情報処理手段が施す処理の内容
    を実行エラーの種類別に登録するための登録手段を備え
    ることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 一種類の実行エラーに対して複数の処理
    内容が前記登録手段によって登録されている場合に、登
    録された処理内容の中から前記ログ情報処理手段が施す
    処理内容を選択するための選択手段を備えることを特徴
    とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 一種類の実行エラーに対して複数の処理
    内容が前記登録手段に登録されている場合に、登録され
    た処理内容の実行順を特定するための順位特定手段を備
    えることを特徴とする請求項6または7記載の画像処理
    装置。
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