JPH11314438A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

印刷装置及びその制御方法

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JPH11314438A
JPH11314438A JP10126463A JP12646398A JPH11314438A JP H11314438 A JPH11314438 A JP H11314438A JP 10126463 A JP10126463 A JP 10126463A JP 12646398 A JP12646398 A JP 12646398A JP H11314438 A JPH11314438 A JP H11314438A
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JP
Japan
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print job
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page
job
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JP10126463A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Ikeno
俊彦 池野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷装置が印刷途中で印刷不可能な状態に陥っ
た場合に、他の印刷装置により続きのページを印刷す
る。 【解決手段】印刷途中に障害が発生すると、ネットワー
ク上の他のプリンタに印刷ジョブを転送する。その際、
印刷が済んでいるページをプリントしないようにする指
令を同時に送信する。それを受けたプリンタは、指令さ
れたページを飛ばして、印刷ジョブを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばローカル・
エリア・ネットワーク(LAN)等のネットワークに接
続して使用する印刷装置とその制御方法及び印刷システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷装置を図20〜図28を使っ
て説明する。
【0003】図20は従来例の印刷装置の構成を表す
図、図21は従来例のネットワークの構成およびページ
の出力状況を表す図、図23は従来例のネットワーク上
を流れるデータ群の内容を表す図、図24〜図28は従
来例の印刷動作を表すフローチャートである。
【0004】図20において、1201は印刷装置本
体、1202はローカルエリアネットワーク(LAN)
の通信媒体であるネットワークケーブル、1203は印
刷装置1201をLANに接続するためのネットワーク
コネクタ、1204はLANとのデータの送受信制御を
行なうネットワークデータ入出力部、1205はネット
ワークデータ入力部1204が受信した入力データを蓄
積する受信バッファ、1206はROM1207の内容
に従って印刷装置全体の制御を行なう中央制御部(CP
U)、1207はCPUの制御プログラムを記憶してい
るROM、1208は受信バッファの入力データを解析
して印刷用紙に印刷するための中間データを作成する入
力データ解析部、1209は入力データ作成部1208
で作成された複数ページ分の中間データを蓄積する中間
バッファ、1210は実際に印刷用紙に印刷する画像デ
ータを1ページ分蓄積するページバッファである。中間
データは、ページバッファ1210に蓄積されるよう
な、インクあるいはトナーの各ドットに対応する画素に
より表わされた画像データとは異なり、図形や文字など
をドットに展開する前の座標位置や展開方法を記憶して
あるデータであり、1ページ分のメモリ消費量は画像デ
ータと比べると極めて少量ですむ。1211は印刷用紙
を蓄積している用紙カセット、1212はページバッフ
ァ1210に1ページ分の描画データが作成されると用
紙カセット1211から印刷用紙を取り込み画像データ
を転写する印刷部である。1213は、この印刷装置1
201が紙ジャムや印刷用紙切れ等により印刷不可能な
状態に陥った時に、印刷ジョブを送ったホストまたはネ
ットワーク上の印刷装置の監視を行なっているホストに
エラー情報を送信(エラー通知)するための制御を行な
う通知部、1214は通知部1213がエラー通知を行
なう際に送信データの蓄積を行なう送信バッファであ
る。
【0005】従来例において、ネットワークには図21
に示すように複数のパーソナルコンピュータと複数の印
刷装置が接続されており、それぞれのパーソナルコンピ
ュータや印刷装置(これらを端末と称する)はネットワ
ークアドレスを有する。ネットワーク上で、ある端末か
ら別の端末にデータ群を送信する時は、図23(a)に
示すように、送信先端末の宛先ネットワークアドレスと
自端末の送信元ネットワークアドレスを付加し、このデ
ータ群を送信する。ネットワーク上の各端末はネットワ
ーク上を流れるデータ群を全て参照し、宛先ネットワー
クアドレスが自端末のネットワークアドレスであるデー
タ群だけ取り込む。
【0006】以下、図24〜図28を使って説明する。
【0007】まず、データ入力処理について説明する。
パーソナルコンピュータPC−Aからネットワークに図
23(b)に示すような印刷ジョブのデータ群を送信す
る(S1501)。プリンタ名がPRT−Aの印刷装置
1201では、ネットワークデータ入出力部1204が
ネットワーク上を流れるデータ群を全て参照し、宛先ネ
ットワークアドレスが自端末宛のものであれば、そのデ
ータ群を受信し(S1502)、受信したデータを受信
バッファ1205に蓄積する(S1503)。
【0008】次に、解析処理について説明する。受信バ
ッファ1205に印刷ジョブのデータが入ると(S15
11)、入力データ解析部1208が受信バッファ12
05のデータをコマンド単位で解析する(S151
2)。ジョブ開始命令「[esc]LANG-A:JOBSTART JOBNAME
="ABC"」は印刷ジョブの始まりを表し、ジョブ終了命令
「[esc]LANG-A:JOBEND」は印刷ジョブの終りを表す。解
析したコマンドが新しいページの最初のデータならば
(S1513−YES)、中間バッファ1209に新し
いページをオープンし(S1514)、既にオープンし
てあるページの続きのデータならば(S1513−N
O)、オープンしない。そして、0Ch(16進数)な
どの排紙命令を検出するまで(S1515−NO)印刷
用紙に印刷するための中間データを作成し、その中間デ
ータを中間バッファ1209に蓄積していく(S151
6)。処理の終った受信バッファ1205のデータは削
除し(S1518)、受信バッファ1205に空き領域
をつくる。排紙命令を検出した場合(S1515−YE
S)は、中間バッファ1209の現在のページをクロー
ズする(S1517)。そしてまた次のコマンドを解析
すると新しいページをオープンし中間データを作成して
いく。この解析処理は受信バッファ1205に未処理の
データが存在する限り行われ(S1519−YES)、
未処理のデータがなくなると新しいデータが入力される
まで待つ(S1519−NO)。中間バッファ1209
はメモリ容量がある限り複数ページ分の中間データを蓄
積することができる。
【0009】次に、画像データ変換処理について説明す
る。ページバッファ1210には印刷用紙に印刷するた
めの画像データを1ページ分蓄積することができる。中
間バッファ1209に1ページ分以上の中間データがあ
り、ページバッファ1210が空きの状態ならば(S1
531)、CPU1206は中間バッファ1209の1
ページ分の中間データを画像データに変換しながらペー
ジバッファに蓄積していくS1532)。変換処理の終
った中間データは中間バッファ1209から削除し(S
1533)、空き領域をつくる。そしてページバッファ
1210に1ページ分の画像データが蓄積されると(S
1534)、画像データ変換処理を終る。
【0010】次に印刷描画処理について説明する。CP
U1206はページバッファ1210に1ページ分の画
像データが蓄積されると(S1541)、その画像デー
タを印刷部1212に送る。印刷部1212は画像デー
タが送られてくると、用紙カセット1211から印刷用
紙を取り込み、その画像データを印刷し、排紙する(S
1542)。1ページ分の印刷が終ると(S1543−
YES)、ページバッファ1210の画像データを削除
し、空き状態にする(S1544)。
【0011】ここまでに説明したデータ入力処理、解析
処理、画像データ変換処理、印刷描画処理は、CPU1
206内で割り込み処理およびマルチタスク処理により
同時に進行している。但し、入力イベントのない処理は
処理のしようがないので実際には実行されていない。ま
た、どこかのバッファのメモリ領域がいっぱいになり、
その処理が継続できなくなった場合は動作可能な他の処
理が行なわれ、メモリ領域に空きをつくることにより、
また元の処理が実行できるようになる。
【0012】印刷描画処理を行なっている最中に印刷装
置1201内で紙ジャムや用紙カセット1211の印刷
用紙切れが起こり、印刷不可能な状態に陥った場合の処
理について説明する。ここでは、全6ページの印刷ジョ
ブであり、この印刷ジョブの3ページ目まで印刷、排紙
した後、4ページ目の印刷描画処理を行なっている時に
紙ジャムが発生したものとする。紙ジャムが発生する
と、この紙ジャムが印刷装置1201の使用者によって
解除されるまで印刷不可能な状態に陥ってしまう(S1
551)。このような状態になると通知部1213は、
この印刷ジョブを送ったホスト(パーソナルコンピュー
タ名:PC−A)かまたはこのネットワーク上の印刷装
置の監視を行なっているホストにエラー通知を行なうた
めの送信データを作成し、エラー通知するためのホスト
のネットワークアドレスを宛先ネットワークアドレスに
指定し、送信元ネットワークアドレスに自端末のネット
ワークアドレスを指定し、送信バッファ1215にこの
エラー通知用のデータを蓄積する。エラー通知用のデー
タ群を図14(c)に示す。エラー情報は、「[esc]STA
TUS=A001;」である。エラー通知のデータ・フォーマッ
トは印刷装置とホストのドライバ・ソフトあるいは印刷
装置用のユーディリティ・ソフトとの間で予め決められ
ており、このデータ群の中のステータス・コードでエラ
ー情報を伝える。ここでは、「紙ジャムエラー」を表す
ステータス・コード「A001」をホストに送るものと
する。送信バッファ1215に蓄積されたデータはネッ
トワークデータ入出力部1204がネットワークを介し
てホストに送信する(S1552)。ネットワークデー
タ入出力部1204は転送の終ったデータを送信バッフ
ァ1215から削除し、空き領域をつくる。パーソナル
コンピュータ名:PC−Aのホストはそのデータ群の宛
先ネットワークアドレスが自端末宛のものであるので、
そのデータ群を取り込む。ホスト側ではドライバ・ソフ
トあるいは印刷装置用のユーティリティ・ソフトが動作
しており、エラー通知のデータを受信すると、そのステ
ータス・コードを解析してエラー内容(紙ジャムエラ
ー)を画面に表示する。エラー表示した画面の内容を図
22に示す。パーソナルコンピュータPC−Aの操作者
はその内容を参照し、印刷装置1201が印刷不可能な
状態であることを知る。そして、操作者が印刷装置12
01のところに行き、紙ジャムを解除し印刷可能な状態
にすると(S1553−YES)、印刷装置1201は
印刷描画処理を再開し(S1554)、前記印刷ジョブ
の4ページ目以降のページを印刷する。
【0013】図21に従来例のページの出力状況を表す
図を示す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、印刷装置からホストたるパーソナルコンピュ
ータにエラー通知された場合に、ホストがそのエラー情
報をモニタリングしていなかったり操作者が席を外して
いる場合には、紙ジャムなどの印刷不可能な状態を解除
するまでに時間がかかってしまう。また、操作者は印刷
不可能な状態を解除する時と、全てのページの印刷出力
を取りにいく時の計2回印刷装置のところまで行く必要
がある。また、エラー通知された時に操作者がその情報
を見て、同じ印刷ジョブを他の印刷装置に送り出力する
ことも可能であるが、この場合、先の印刷装置で印刷不
可能な状態に陥る前に出力したページが2重に出力され
てしまい印刷用紙の無駄になる。
【0015】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ネットワーク上に複
数の印刷装置が存在する場合、ある印刷装置で印刷ジョ
ブを処理中、すなわち印刷中に、その印刷装置が紙ジャ
ムなどの障害により印刷不可能な状態に陥った場合、他
の印刷装置にその印刷ジョブを転送し、元の印刷装置で
印刷したページ以後のページを転送先の印刷装置で印刷
する印刷装置及びその制御方法及び印刷システムを提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のような構成からなる。すなわち、ホスト
から送られてきた印刷ジョブを解析して印刷用紙に印刷
する印刷装置であって、ネットワークに接続してデータ
の送受信を行なうネットワークデータ入出力手段と、印
刷ジョブを、その全てのページの印刷が終るまで記憶し
ておくジョブ記憶手段と、当該印刷装置が印刷不可能な
状態に陥った場合、前記ジョブ記憶手段に記憶した印刷
ジョブを、既に印刷してしまったページを印刷しないよ
うにする指定とともに、前記ネットワークデータ入出力
手段を介して他の印刷装置に転送する転送手段とを備え
た。
【0017】あるいは、ホストから送られてきた印刷ジ
ョブを解析して印刷用紙に印刷する印刷装置の制御方法
であって、ネットワークに接続してデータの送受信を行
なうネットワークデータ入出力工程と、印刷ジョブを、
その全てのページの印刷が終るまでジョブ記憶手段によ
り記憶しておくジョブ記憶工程と、当該印刷装置が印刷
不可能な状態に陥った場合、前記ジョブ記憶手段に記憶
した印刷ジョブを、既に印刷してしまったページを印刷
しないようにする指定とともに、前記ネットワークデー
タ入出力工程を介して他の印刷装置に転送する転送工程
とを備えた。
【0018】あるいは、ホストから送られてきた印刷ジ
ョブを解析して印刷用紙に印刷する印刷装置を制御する
プログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であっ
て、前記プログラムは、ネットワークに接続してデータ
の送受信を行なうネットワークデータ入出力工程と、印
刷ジョブを、その全てのページの印刷が終るまでジョブ
記憶手段により記憶しておくジョブ記憶工程と、当該印
刷装置が印刷不可能な状態に陥った場合、前記ジョブ記
憶手段に記憶した印刷ジョブを、既に印刷してしまった
ページを印刷しないようにする指定とともに、前記ネッ
トワークデータ入出力工程を介して他の印刷装置に転送
する転送工程とを備えた。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]本発明に係
る印刷装置を図1〜図9を使って説明する。
【0020】<印刷装置の構成>図1は印刷装置の構成
を表す図、図2はネットワークの構成およびページの出
力状況を表す図、図3はネットワーク上を流れるデータ
群の内容を表す図、図4〜図9は図1の印刷装置による
印刷動作を表すフローチャート、である。
【0021】図1において、101は印刷装置本体、1
02はローカルエリアネットワーク(LAN)の通信媒
体であるネットワークケーブル、103は印刷装置10
1をLANに接続するためのネットワークコネクタ、1
04はLANとのデータの送受信制御を行なうネットワ
ークデータ入出力部、105はネットワークデータ入出
力部104が受信した入力データを蓄積する受信バッフ
ァ、106はROM107の内容に従って印刷装置全体
の制御を行なう中央制御部(CPU)、107はCPU
の制御プログラムを記憶しているROMである。ROM
107には、後述する制御手順を実現するためのプログ
ラムが格納されている。108は受信バッファの入力デ
ータを解析して印刷用紙に印刷するための中間データを
作成する入力データ解析プログラム、114はこの印刷
装置101が紙ジャムや印刷用紙切れ等により印刷不可
能な状態に陥った時に前記ジョブ記憶部114に記憶し
た印刷ジョブを他の印刷装置に転送するための制御を行
なう転送プログラム、116は転送プログラム114が
他の印刷装置に印刷ジョブを転送する際に既にこの印刷
装置101で印刷してしまったページは印刷しないよう
に指定するページ指定プログラム、117はこの印刷装
置101の印刷不可能な状態が解除された時に他の印刷
装置に印刷ジョブを転送したことを表示するページの中
間データを作成する表示プログラムである。
【0022】109は入力データ解析プログラム108
で作成された複数ページ分の中間データを蓄積する中間
バッファ、110は実際に印刷用紙に描画する画像デー
タを1ページ分蓄積するページバッファである。中間デ
ータは、ページバッファ110に蓄積されるようなイン
クあるいはトナーの各ドットに展開された画像データと
は異なり、図形や文字などをドットに展開する前の座標
位置や展開方法を記憶してあるデータであり、1ページ
分のメモリ消費量は画像データと比べると極めて小量で
すむ。111は印刷用紙を蓄積している用紙カセット、
112はページバッファ110に1ページ分の画像デー
タが作成されると用紙カセット111から印刷用紙を取
り込み、画像データを転写する印刷部、113はある印
刷ジョブの全てのページの印刷が終るまでその印刷ジョ
ブを記憶しておくジョブ記憶部、115は転送プログラ
ム114が印刷ジョブのデータ転送を行なう際に送信デ
ータの蓄積を行なう送信バッファである。
【0023】本実施形態において、ネットワークには図
2に示すように複数のパーソナルコンピュータと複数の
印刷装置が接続されており、それぞれのパーソナルコン
ピュータや印刷装置(これらを端末と称する)はネット
ワークアドレスを有する。ネットワーク上で、ある端末
から別の端末にデータ群を送信する時は図3(a)に示
すように、送信先端末の宛先ネットワークアドレスと自
端末の送信元ネットワークアドレスを付加し、このデー
タ群を送信する。ネットワーク上の各端末はネットワー
ク上を流れるデータ群を全て参照し、宛先ネットワーク
アドレスが自端末のネットワークアドレスであるデータ
群だけ取り込む。
【0024】<印刷装置の動作>以下、図1及び図4〜
図9を使って、印刷装置の動作を説明する。
【0025】まず、データ入力処理について図4を参照
して説明する。パーソナルコンピュータPC−Aからネ
ットワークに図3(b)に示すような印刷ジョブのデー
タ群を送信する(S401)。プリンタ名:PRT−A
の印刷装置101ではネットワークデータ入出力部10
4がネットワーク上を流れるデータ群を全て参照し、宛
先ネットワークアドレスが自端末宛のものであれば、そ
のデータを受信し(S402)、受信したデータを受信
バッファ105に蓄積する(S403)。CPU106
は、受信バッファ105のジョブ開始命令からジョブ終
了命令までのデータ群(印刷ジョブ)をジョブ記憶部1
13にコピーする(S404)。ジョブ開始命令のデー
タ内容と、ジョブ終了命令のデータ内容は、従来例で示
したものと同様である。コピーの終ったデータは受信バ
ッファ105から削除し(S405)、空き領域をつく
る。この印刷ジョブの全ての印刷が終るまでこの印刷ジ
ョブはジョブ記憶部113に保持しておき、全てのペー
ジの印刷が終るとこの印刷ジョブをジョブ記憶部113
から削除する。
【0026】次に、解析処理について図8及び図9を参
照して、入力データ解析プログラム108の手順を説明
する。ジョブ記憶部113に印刷ジョブのデータがコピ
ーされると(S411)、ジョブ記憶部113に記憶さ
れている印刷ジョブをコマンド単位で解析する(S41
2)。解析したコマンドがジョブ開始命令ならば(S4
13−YES)、ページ番号を1に初期化し(S41
4)、ジョブ名が含まれていればそれを記憶する。ジョ
ブ開始命令はジョブ名を含むこともあれば含まないこと
もある。解析したコマンドが通常の印刷を行なうための
ページのデータであって(S415−NO、S417−
NO)、新しいページの最初のデータならば(S418
−YES)、中間バッファ109に新しいページをオー
プンし(S419)、既にオープンしてあるページの続
きのデータならば(S418−NO)、オープンしな
い。そして、0ch(16進数)などの排紙命令を検出
するまで(S420−NO)印刷用紙に描画するための
中間データを作成し、その中間データを中間バッファ1
09に蓄積していく(S421)。排紙命令を検出した
場合(S420−YES)は、中間バッファ109の現
在のページをクローズし(S422)、ページ番号を1
インクリメントする(S423)。そしてまた次のコマ
ンドを解析すると新しいページをオープンし中間データ
を作成していく。この解析処理はジョブ記憶部113に
印刷ジョブの未処理のデータが存在する限り行なわれ
(S427−YES)、未処理のデータがなくなると新
しいデータが入力されるまで待つ(S427−NO)。
中間バッファ109はメモリ容量がある限り複数ページ
分の中間データを蓄積することができる。
【0027】次に、画像データ変換処理について図5を
参照して画像データ変換プログラムの手順を説明する。
ページバッファ110には印刷用紙に描画するための画
像データを1ページ分蓄積することができる。中間バッ
ファ109に1ページ分以上の中間データがあり、ペー
ジバッファ110が空きの状態ならば(S431)、C
PU106は中間バッファ109の1ページ分の中間デ
ータを画像データに変換しながらページバッファに蓄積
していく(S432)。変換処理の終った中間データは
中間バッファ109から削除し(S433)、空き領域
をつくる。そしてページバッファ110に1ページ分の
画像データが蓄積されると(S434)、画像データ変
換処理を終る。
【0028】次に印刷描画処理について、図6を参照し
て印刷描画プログラムの手順を説明する。CPU106
はページバッファ110に1ページ分の画像データが蓄
積されると(S441)、その画像データを印刷部11
2に送る。印刷部112は画像データが送られてくる
と、用紙カセット111から印刷用紙を取り込み、その
画像データを印刷し、排紙する(S442)。1ページ
分の印刷が終ると(S443−YES)、ページバッフ
ァ110の画像データを削除し、空き状態にする(S4
44)。
【0029】ここまでに説明したデータ入力処理、解析
処理、画像データ変換処理、印刷描画処理は、CPU1
06内で割り込み処理およびマルチタスク処理により同
時に進行している。但し、入力イベントのない処理は処
理のしようがないので実際には実行されていない。ま
た、どこかのバッファや記憶部のメモリ領域がいっぱい
になり、その処理が継続できなくなった場合は動作可能
な他の処理が行なわれ、メモリ領域に空きをつくること
により、また元の処理が実行できるようになる。
【0030】印刷描画処理が行なわれている最中に印刷
装置101内で紙ジャムや用紙カセット111の印刷用
紙切れが起こり、印刷不可能な状態に陥った時の処理に
ついて図7を参照して説明する。ここでは、全6ページ
の印刷ジョブであり、この印刷ジョブの3ページ目まで
印刷、排紙した後、4ページ目の印刷描画処理を行なっ
ている時に紙ジャムが発生したものとする。
【0031】紙ジャムが発生すると、この紙ジャムが印
刷装置101の使用者によって解除されるまで印刷不可
能な状態に陥ってしまう(S451)。この印刷装置1
01(プリンタ名:PRT−A)で印刷不可能な状態に
陥った時は、予め、プリンタ名がPRT−Nの印刷装置
(ネットワークアドレス:150.XX.XX.20
5)に印刷ジョブが転送されるように設定されている。
CPU106は、まず中間バッファ109およびページ
バッファ110に在るこの印刷ジョブの(作成中のもの
も含む)全てのページの中間データおよび画像データを
削除する(S452)。それから、ページ指定プログラ
ム116によってジョブ記憶部113に記憶されている
印刷ジョブに1〜3ページ目の印刷を行なわない指定を
行なうため非印刷ページ指定命令(図3(c)の符号3
01)を付加する(S453)。非印刷ページ指定命令
は、「[esc]NOPAGE:1:3」というようなコマンド形式に
なっており、印刷しないページの開始ページと終了ペー
ジとを指定する(この例では開始ページが1であり、終
了ページが3)。
【0032】それからCPU106は、転送プログラム
114を実行して転送先の印刷装置(プリンタ名:PR
T−N)のネットワークアドレスを宛先ネットワークア
ドレスに指定し、送信元ネットワークアドレスに自端末
のネットワークアドレスを指定し、送信バッファ115
に転送用のデータを蓄積する(S454)。転送される
データの内容を図3(c)に示す。送信バッファ115
に蓄積されたデータはネットワークデータ入出力部10
4がネットワークを介して他の印刷装置(プリンタ名:
PRT−N)に転送する(S455)。ネットワークデ
ータ入出力部104は転送の終ったデータは送信バッフ
ァ115から削除し、空き領域をつくる。この印刷ジョ
ブの転送が完全に終るとCPU106はジョブ記憶部1
13からこの印刷ジョブのデータを削除する。
【0033】操作者によりプリンタ名:PRT−Aの印
刷装置101の紙ジャムが解除され印刷可能な状態にな
ると(S456−YES)、前記印刷ジョブの4ページ
目以降は印刷せず、「この印刷ジョブ(ジョブ名:AB
C)の4ページ目以降はプリンタ名:PRT−N、ネッ
トワークアドレス:150.XX.XX.205の印刷
装置に出力しました。1997年XX月XX日12時2
6分30秒。」と記述されたページを出力するための中
間データを、表示プログラム117によって中間バッフ
ァ109に作成する。そのページの中間データが作成で
きるとその中間データを画像データに変換してページバ
ッファ110に蓄積し、1ページ分の画像データが蓄積
されると前記内容が記述された印刷用紙を出力し(S4
57)、この印刷ジョブの処理を終了する。ここで出力
された印刷用紙の内容を図2に示す。この印刷ジョブの
転送情報を表示する印刷用紙の出力により操作者にこの
印刷ジョブの途中のページから他の印刷装置に出力した
ことを通知する。
【0034】一方、印刷ジョブが転送された他の印刷装
置(プリンタ名:PRT−N)では、その印刷ジョブを
受信すると、印刷ジョブの解析処理を行なう。そして非
印刷ページ指定命令を検出すると(S415−YE
S)、その非印刷ページ(1〜3ページ目)を記憶し
(S416)、その非印刷ページの解析処理を行なって
いるときは(S417−YES)、データを読みとばし
(S425)、排紙命令を検出する毎に(S424−Y
ES)ページ番号を1ずつ増やし(S426)、印刷を
行なうページ番号(ここでは4ページ目以降)になるま
で読みとばしを続ける。ページ番号が通常の印刷を行な
うページになると(S417−YES)、先ほど転送元
の印刷装置101の解析処理のところで説明したと同様
に動作し、印刷を行なう。
【0035】従って、転送先の印刷装置(プリンタ名:
PRT−N)では、この印刷ジョブの1〜3ページが印
刷されず、4ページ目以降が印刷されることになる。
【0036】図2に本実施形態のページの出力状況を表
す図を示す。
【0037】以上のようにして、本実施形態の印刷装置
は、印刷不可能な状態に陥ると、中断している印刷ジョ
ブをネットワーク上の他の印刷装置に転送し、中断した
以降のページを印刷させる。このため、印刷が中断して
も、印刷を他の装置で完了させることができ、しかも時
間も用紙も無駄にすることがない。印刷ジョブが他の印
刷装置に転送された場合には、その旨を中断した印刷ジ
ョブの続きとして出力するため、印刷装置の使用者は出
力用紙を取りにいったときなどに印刷ジョブの転送を知
ることができる。
【0038】[第2の実施の形態]第2の実施形態の印
刷装置を図10〜図14を使って説明する。
【0039】図10は印刷装置の構成を表す図、図11
はネットワークの構成およびページの出力状況を表わす
図、図12はページの出力状況を表す図、図13はネッ
トワーク上を流れるデータ群の内容を表す図、図14は
印刷動作を表すフローチャートである。
【0040】図5において、第1の実施の形態の図1と
同様の構成部分には同じ符号を付した。ROM507に
は、第1の実施形態とは処理内容の異なる表示プログラ
ムと、第1の実施形態では備えられていない通知プログ
ラムとが格納されている。517は、この印刷装置50
1の印刷不可能な状態が解除された時に、他の印刷装置
に印刷ジョブを転送したことを表すデータをホストに送
信するための制御を行なう表示プログラムである。51
8は、この印刷装置501が紙ジャムや印刷用紙切れ等
により印刷不可能な状態に陥った時に、印刷ジョブを送
ったホストまたはネットワーク上の印刷装置の監視を行
なっているホストにエラー情報を送信(エラー通知)す
るための制御を行なう通知プログラムである。519は
この印刷装置501の印刷不可能な状態になった時に時
間計測を開始し、30秒経過すると転送プログラム51
4に通知する時間計測部である。
【0041】以下、図5を使って説明する。本実施形態
においては、ネットワークにおけるデータ通信の方法は
第1の実施形態と同じである。データ入力処理の流れ
(フロー)については、第1の実施形態のS401〜S
405と同じである。
【0042】パーソナルコンピュータ名がPC−Aのホ
ストからプリンタ名がPRT−Aの印刷装置に送られて
くる印刷ジョブのデータ群を図13(a)に示す。
【0043】解析処理の流れ(フロー)については第1
の実施形態のS411〜S427と同じである。
【0044】画像データ変換処理の流れ(フロー)につ
いては、第1の実施形態のS431〜S434と同じで
ある。
【0045】印刷描画処理の流れ(フロー)について
は、第1の実施形態のS441〜S444と同じであ
る。
【0046】データ入力処理、解析処理、画像データ変
換処理、印刷描画処理は、CPU506内で割り込み処
理およびマルチタスク処理により同時に進行している。
但し、入力イベントのない処理は処理のしようがないの
で実際には実行されていない。また、どこかのバッファ
や記憶部のメモリ領域がいっぱいになり、その処理が継
続できなくなった場合は動作可能な他の処理が行なわ
れ、メモリ領域に空きをつくることにより、また元の処
理が実行できるようになる。
【0047】印刷描画処理が行なわれている最中に印刷
装置501内で紙ジャムや用紙カセット511の印刷用
紙切れが起こり、印刷不可能な状態に陥った時の処理に
ついて、図14を参照して説明する。ここでは、全6ペ
ージの印刷ジョブであり、この印刷ジョブの3ページ目
まで印刷、排紙した後、4ページ目の印刷描画処理を行
なおうとした時に用紙カセット511に印刷用紙がな
く、用紙切れが発生したものとする。
【0048】用紙切れが発生すると、印刷装置501の
使用者によって用紙カセット511に印刷用紙が補給さ
れるまで印刷不可能な状態に陥ってしまう(S85
1)。この印刷装置501(プリンタ名:PRT−A)
で印刷不可能な状態に陥った時は、予め、プリンタ名が
PRT−Nの印刷装置(ネットワークアドレス:15
0.XX.XX.205)に印刷ジョブが転送されるよ
うに設定されている。このような状態になると通知プロ
グラム518は、この印刷ジョブを送ったホスト(パー
ソナルコンピュータ名:PC−A)かまたはこのネット
ワーク上の印刷装置の監視を行なっているホストにエラ
ー通知を行なうための送信データを作成し、エラー通知
をするためのホストのネットワークアドレスを宛先ネッ
トワークアドレスに指定し、送信元ネットワークアドレ
スに自端末のネットワークアドレスを指定し、送信バッ
ファ515にこのエラー通知用のデータを蓄積する。エ
ラー通知用のデータを図13(b)に示す。エラー通知
のデータ・フォーマットは印刷装置とホストのドライバ
・ソフトあるいは印刷装置用のユーティリティ・ソフト
との間で予め決められており、このデータ群の中のステ
ータス・コードでエラー情報を伝える。ここでは、「用
紙切れエラー」を表すステータス・コード[A002」
をホストに送るものとする。このためのエラー情報のフ
ォーマットは、「[esc]STATUS=A002」である。
【0049】送信バッファ515に蓄積されたデータは
ネットワークデータ入出力部504がネットワークを介
してホストに送信する(S852)。ネットワークデー
タ入出力部504は転送の終ったデータを送信バッファ
515から削除し、空き領域をつくる。パーソナルコン
ピュータ名がPC−Aのホストは、そのデータ群の宛先
ネットワークアドレスが自端末宛のものであるので、そ
のデータ群を取り込む。ホスト側ではドライバ・ソフト
あるいは印刷装置用のユーティリティ・ソフトが動作し
ており、エラー通知のデータを受信すると、そのステー
タス・コードを解析してそのエラー内容(用紙切れエラ
ー)を画面に表示する。
【0050】それから、CPU506は時間計測部51
9を起動する(S853)。時間計測部519は30秒
計測するとタイムアップし、CPU506に通知する。
もし、このとき、時間計測手部519がタイムアップす
る(30秒経過する)前に、エラー通知を受けたホスト
(パーソナルコンピュータ名:PC−A)の操作者が、
印刷装置501が印刷不可能な状態であることを知り、
用紙カセット511に印刷用紙を補給し印刷可能な状態
にすると(S854−YES)、時間計測部519の時
間計測を止め(S856)、印刷装置501は印刷描画
処理を再開し(S857)、前記印刷ジョブの4ページ
目以降のページを印刷する。しかし、この30秒の間に
印刷装置501が印刷不可能な状態が解除されなけれ
ば、時間計測部519がタイムアップし(S855−Y
ES)、転送プログラム514はこの印刷ジョブを他の
印刷装置に転送する。転送する場合(S855−YE
S)、CPU506は、まず中間バッファ509および
ページバッファ510に在るこの印刷ジョブの(作成中
のものも含む)全てのページの中間データおよび画像デ
ータを削除する(S858)。それから、ページ指定プ
ログラム516を使って、既にこの印刷装置501で印
刷した1〜3ページは印刷しないように指定するため、
ジョブ制御言語を使用して非印刷ページを指定し(S8
59)、その非印刷ページがどの範囲の印刷ジョブに対
して有効であるかを示すためにジョブ範囲指定を行な
う。ジョブ制御言語は印刷ジョブを統括的に制御するた
めの言語であり、印刷を行なうためのプリンタ言語とは
異なる言語体系を持っている。このジョブ制御言語によ
るジョブ範囲指定は印刷ジョブを囲むような形で前後に
コマンドを付加する。他の印刷装置に転送するジョブ制
御言語を付加した印刷ジョブのデータ群を図13(c)
に示す。この際の、ジョブ制御言語による非印刷ページ
の指定、ジョブ範囲の指定は、それぞれ「[esc]%JOBCON
TROL[CR][LF]@JOB NOPRINTPAGE 1-3[CR][LF]@JOB START
[CR][LF]」、「@JOB END[CR][LF][esc]%JOBCONTROL[CR]
[LF]」のようになる。
【0051】それからCPU506は、転送プログラム
514を使って他の印刷装置(プリンタ名:PRT−
N)のネットワークアドレスを宛先ネットワークに指定
し、送信元ネットワークアドレスに自端末のネットワー
クアドレスを指定し、送信バッファ515にこの転送用
のデータを蓄積する(S860)。送信バッファ515
に蓄積されたデータはネットワークデータ入出力部50
4がネットワークを介して他の印刷装置(プリンタ名:
PRT−N)に転送する(S861)。ネットワークデ
ータ入出力部504は転送の終ったデータを送信バッフ
ァ515から削除し、空き領域をつくる。この印刷ジョ
ブの転送が完全に終るとCPU506はジョブ記憶部5
13からこの印刷ジョブのデータを削除する。
【0052】この転送が終ると、今度は、通知プログラ
ム518がこの印刷ジョブを送ったホスト(パーソナル
コンピュータ名:PC−A)かまたはこのネットワーク
のプリンタの監視を行なっているホストに、他の印刷装
置に印刷ジョブを転送したことを通知する(S86
2)。そのため、ジョブ転送通知を行なうためのデータ
を作成し、ジョブ転送通知するためのホストのネットワ
ークアドレスを宛先ネットワークアドレスに指定し、送
信元ネットワークアドレスに自端末のネットワークアド
レスを指定し、送信バッファ515にこのジョブ転送通
知用のデータを蓄積する。ジョブ転送通知用のデータを
図13(d)に示す。、ジョブ転送情報のフォーマット
は、「[esc]JOBTRANSFER:JOBNAME="ABC":D="PRT-N(150.
XX.XX.205)"S="PRT-A(150.XX.XX.201)"CAUSE=A002」の
ようになる。ジョブ転送通知用のデータ・フォーマット
は印刷装置とホストのドライバ・ソフトあるいは印刷装
置用のユーティリティ・ソフトとの間で予め決められて
いる。送信バッファ515に蓄積されたデータは、ネッ
トワークデータ入出力部504によりネットワークを介
してホストに送信される。ネットワークデータ入出力部
504は転送の終ったデータを送信バッファ515から
削除し、空き領域をつくる。パーソナルコンピュータP
C−Aは、そのデータ群の宛先ネットワークアドレスが
自端末宛のものであるので、そのデータ群を取り込む。
ホスト側ではドライバ・ソフトあるいは印刷装置用のユ
ーティリティ・ソフトが動作しており、ジョブ転送通知
用のデータを受信すると、そのデータを解析してジョブ
転送情報を画面に表示する。ジョブ転送情報を表示した
画面の様子を図12に示す。パーソナルコンピュータP
C−Aの操作者はこの内容を参照し、この印刷ジョブの
1〜3ページ目をプリンタPRT−Aの印刷装置で印刷
した後、用紙切れとなり、この印刷ジョブがプリンタP
RT−Nの印刷装置に転送され、4ページ目以降はその
印刷装置(プリンタ名:PRT−N)で印刷しているこ
とを知る。その後、操作者により印刷装置501の紙ジ
ャムが解除され印刷可能な状態になっても、他の印刷装
置(プリンタ名:PRT−N)に印刷ジョブを転送して
しまたため、この印刷装置501(プリンタ名:PRT
−A)には先ほどの印刷ジョブの続きのページは印刷さ
れない。
【0053】一方、印刷ジョブが転送された他の印刷装
置(プリンタ名:PRT−N)での動作は第1の実施形
態と同じである。
【0054】以上のようにして、本実施形態の印刷装置
は、印刷不可能な状態に陥ると時間を計測し、印刷不可
能になってから所定時間経過すると、中断している印刷
ジョブをネットワーク上の他の印刷装置に転送し、中断
した以降のページを印刷させる。このため、印刷が中断
しても、印刷を他の印刷装置で完了させることができ、
しかも時間も用紙も無駄にすることがない。印刷ジョブ
が他の印刷装置に転送された場合には、その旨をホスト
に通知するため、印刷装置の使用者もタイムリに発生し
た障害とそれに対する対応を把握できる。
【0055】[第3の実施の形態]本発明の印刷装置の
第3の実施形態を図15〜図19を使って説明する。
【0056】図15は、本実施形態の印刷装置の構成を
表す図、図16は他の印刷装置で解析可能なプリンタ言
語を記憶する言語記憶テーブル、図17〜図19は印刷
動作を表すフローチャートである。
【0057】図15において、符号901〜907は第
1の実施形態の符号101〜107と同じである。90
8は、この印刷装置901で解析可能な3つのプリンタ
言語LANG−A〜LANG−Cを解析可能なネットワ
ーク上にある他の印刷装置のネットワークアドレスとプ
リンタ名を記憶する言語記憶部である。言語記憶部90
8は、内部に言語記憶テーブルを有し、その内容は図1
6のようになっている。符号909〜917は第1の実
施形態の符号109〜117と同じである。918はジ
ョブ記憶部913に記憶されている印刷ジョブがどのプ
リンタ言語であるかを解析する言語解析プログラム、9
19〜921は、この印刷装置901で解析可能なプリ
ンタ言語LANG−A〜LANG−Cの入力データをそ
れぞれ解析して、印刷用紙に描画するための中間データ
を作成する入力データ解析プログラム1〜入力データ解
析プログラム3である。922は言語記憶部908に登
録する内容を設定するための操作パネルである。
【0058】なお、本実施形態3において、ネットワー
クにおけるデータ通信の方法は第1の実施形態と同じで
ある。データ入力処理の流れ(フロー)についても第1
の実施形態のS401〜S405と同じである。
【0059】次に言語解析処理について図17を参照し
て説明する。ジョブ記憶部913に印刷ジョブの最初の
データが512バイト以上蓄積されるか、あるいは51
2バイトに満たない印刷ジョブの場合印刷ジョブの全て
のデータが蓄積されると(S1171)、言語解析プロ
グラム918がこのデータの内容を調べて(S117
2)、LANG−AからLANG−Cまでのどのプリン
タ言語であるか言語解析する。言語解析の結果、このデ
ータがプリンタ言語LANG−Aの印刷ジョブであると
判断すると(S1173−YES)、入力データ解析プ
ログラム1を使用し(S1174)、プリンタ言語LA
NG−Bの印刷ジョブであると判断すると(S1175
−YES)、入力データ解析プログラム2を使用し(S
1176)、プリンタ言語LANG−Cの印刷ジョブで
あると判断すると(S1175−NO)、入力データ解
析プログラム3を使用し(S1177)、解析処理に移
る。ここでは、言語解析の結果、この印刷ジョブのプリ
ンタ言語がLANG−Bであって、入力データ解析プロ
グラム2の解析処理に移行するものとする。
【0060】解析処理の流れ(フロー)については第1
の実施形態のS411〜S427と同じである。画像デ
ータ変換処理の流れ(フロー)については第1の実施形
態のS431〜S434と同じである。印刷描画処理の
流れ(フロー)については第1の実施形態のS441〜
S444と同じである。
【0061】データ入力処理、解析処理、画像データ変
換処理、印刷描画処理は、CPU906内で割り込み処
理およびマルチタスク処理により同時に進行している。
但し、入力イベントのない処理は処理のしようがないの
で実際には実行されていない。また、どこかのバッファ
や記憶部のメモリ領域がいっぱいになり、その処理が継
続できなくなった場合は動作可能な他の処理が行なわ
れ、メモリ領域に空きをつくることにより、また元の処
理が実行できるようになる。
【0062】印刷描画処理が行なわれている最中に印刷
装置901内で紙ジャムや用紙カセット911の印刷用
紙切れが起こり、印刷不可能な状態に陥った時の処理に
ついて、図18,19を参照して説明する。ここでは、
全6ページの印刷ジョブであり、この印刷ジョブの3ペ
ージ目まで印刷、排紙した後、4ページ目の印刷描画処
理を行なっている時に紙ジャムが発生したものとする。
紙ジャムが発生すると、この紙ジャムが印刷装置901
の使用者によって解除されるまで印刷不可能な状態に陥
ってしまう(S1151)。CPU906は、まず中間
バッファ909およびページバッファ910に在るこの
印刷ジョブの(作成中のものも含む)全てのページの中
間データおよび画像データを削除する(S1152)。
それから、ページ指定プログラム916を使ってジョブ
記憶部913に記憶されている印刷ジョブに、1〜3ペ
ージ目の印刷を行なわない指定を行なうため非印刷ペー
ジ指定命令を付加する(S1153)。それから、CP
U906は、言語記憶部908内の言語記憶テーブル
(図16)を参照し、プリンタ言語LANG−Bを解析
可能な他の印刷装置を検索する(S1154)。プリン
タ名がPRT−C、PRT−N、PRT−Oの他の印刷
装置が解析可能である(図16参照)。次にそれぞれの
印刷装置が印刷可能な状態であるかどうか各印刷装置に
問い合わせて調べる(S1155)。この結果、PRT
−Cの印刷装置は現在印刷中であり、PRT−N、PR
T−Oが印刷可能な状態であったとする。CPU906
は、PRT−C、PRT−N、PRT−Oの順で印刷装
置の状態を調べ、印刷可能な状態にある最初に見つけた
印刷装置PRT−Nを選択する(S1155−YE
S)。それから、CPU906は、転送プログラム91
4を使って転送先の印刷装置(プリンタ名:PRT−
N)のネットワークアドレスを宛先ネットワークアドレ
スに指定し、送信元ネットワークアドレスに自端末のネ
ットワークアドレスを指定し、送信バッファ915に転
送用のデータを蓄積する(S1160)。
【0063】送信バッファ915に蓄積されたデータは
ネットワークデータ入出力部904がネットワークを介
して他の印刷装置(プリンタ名:PRT−N)に転送す
る(S1161)。ネットワークデータ入出力部904
は転送の終ったデータは送信バッファ915から削除
し、空き領域をつくる。この印刷ジョブの転送が完全に
終ると、CPU906はジョブ記憶部913からこの印
刷ジョブのデータを削除する。操作者によりプリンタP
RT−A101の紙ジャムが解除され印刷可能な状態に
なると(S1152−YES)、前記印刷ジョブの4ペ
ージ目以降は印刷せずに、「この印刷ジョブ(ジョブ
名:ABC)の4ページ目以降はプリンタ名:PRT−
N、ネットワークアドレス:150.XX.XX.20
5の印刷装置に出力しました。1997年XX月XX日
12時26分30秒。」と記述されたページを出力す
るための中間データを、表示プログラム917が中間バ
ッファ909に作成する。そのページの中間データが作
成できるとその中間データを画像データに変換してペー
ジバッファ910に蓄積し、1ページ分の画像データが
蓄積されると前記内容が記述された印刷用紙を出力し
(S1163)、この印刷ジョブの処理を終了する。こ
の印刷ジョブの転送情報を表示する印刷用紙の出力によ
り操作者にこの印刷ジョブの途中のページから他の印刷
装置に出力したことを通知する。
【0064】一方、印刷ジョブが転送された他の印刷装
置(プリンタ名:PRT−N)での動作は第1の実施形
態と同じである。
【0065】もし、PRT−C、PRT−N、PRT−
Oの印刷装置が全て印刷不可能な状態の場合は(S11
56−YES)、再度、解析可能な印刷装置を検索し
(S1157)、その中に印刷中の状態の印刷装置が1
つでもあれば(S1158−YES)、最初に検索され
た印刷装置に転送する。転送方法は先ほど(の印刷可能
な状態の印刷装置を見つけた場合と)同様である(S1
160〜S1163)もし、検索した全ての印刷装置が
電源オフなどの印刷不可能な状態であれば(S1159
−YES)、操作者によってこの印刷装置901の印刷
不可能な状態が解除されるまで待ち(S1164−YE
S)、操作者が紙ジャムを解除し印刷可能な状態にする
と、印刷装置901は印刷描画処理を再開し(S116
5)、前記印刷ジョブの4ページ目以降を印刷する。
【0066】以上の手順により、印刷途中に障害等が発
生して印刷が中断した場合、その続きをネットワークで
接続された他の印刷装置に転送して印刷できる。その際
に、中断された印刷ジョブを記述したプリンタ言語を処
理しえる印刷装置を選択し、その印刷装置に対して印刷
ジョブを転送する。そのため、中断した以降のページを
印刷できる。
【0067】なお、上記第1〜第3実施形態において、
印刷ジョブを転送された先の印刷装置でその印刷ジョブ
の印刷が全て終了した時にホストに対して終了を通知す
るデータを送信するようなものであっても良い。
【0068】また、上記第1〜第3の実施形態では、印
刷ジョブを転送された先の印刷装置で印刷ジョブの中に
非印刷ページ指定命令があると印刷を行なわないページ
を入力データ解析プログラムで読みとばす場合の例を示
したが、印刷を行なわないページも中間バッファに中間
データを作成し、その後そのページの中間データを削除
することによって印刷しない制御をするものであっても
良いし、ページバッファに画像データを作成し、その後
そのページの画像データを削除することによって印刷し
ない制御をするものであっても良い。
【0069】また、上記第1〜第2の実施形態におい
て、印刷装置が印刷不可能な状態に陥った時に印刷ジョ
ブを転送する他の印刷装置のネットワークアドレスある
いはプリンタ名をユーザーが操作パネルあるいはホスト
からのデータによって設定できるものであっても良い。
【0070】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0071】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0072】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0073】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0074】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0075】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上説明した様に、ホストから印刷装置
に印刷ジョブを送り、その印刷装置が印刷の途中で紙ジ
ャムなどの印刷不可能な状態に陥った場合に、他の印刷
装置にその印刷ジョブを転送し、元の印刷装置で印刷し
たページ以後のページを転送先の印刷装置で印刷するこ
とにより、印刷装置の印刷不可能な状態をすぐに解除で
きない場合でも無駄な時間を待つことなく、印刷結果を
得ることができる。
【0077】また、ホストから同じ印刷ジョブを他の印
刷装置に送って出力しなくても、自動的に他の印刷装置
に印刷ジョブが転送されるため、既に排紙されたページ
を2重に印刷することがないので印刷用紙が無駄になら
ない。
【0078】また、プリンタ言語別に転送する他の印刷
装置を複数登録しておくことができるので、転送先の1
台の印刷装置が印刷中や電源オフなどの印刷不可能な状
態であっても、他の印刷可能な状態の印刷装置に転送す
ることができる。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の印刷装置の構成を表す図であ
る。
【図2】第1の実施形態のネットワークの構成およびペ
ージ出力の状況を表す図である。
【図3】第1の実施形態のネットワーク上を流れるデー
タの内容を表す図である。
【図4】第1の実施形態の印刷動作を表すフローチャー
トである。
【図5】第1の実施形態の印刷動作を表すフローチャー
トである。
【図6】第1の実施形態の印刷動作を表すフローチャー
トである。
【図7】第1の実施形態の印刷動作を表すフローチャー
トである。
【図8】第1の実施形態の印刷動作を表すフローチャー
トである。
【図9】第1の実施形態の印刷動作を表すフローチャー
トである。
【図10】第2の実施形態の印刷装置の構成を表す図で
ある。
【図11】第2の実施形態のネットワークの構成および
ページの出力状況を表す図である。
【図12】ジョブ転送情報を表示した画面の様子を示す
図である。
【図13】第2の実施形態のネットワーク上を流れるデ
ータ群の内容を表す図である。
【図14】第2の実施形態の印刷動作を表すフローチャ
ートである。
【図15】第3の実施形態の印刷装置の構成を表す図で
ある。
【図16】第3の実施形態の他の印刷装置で解析可能な
プリンタ言語を記憶する言語記憶テーブルを示す図であ
る。
【図17】第3の実施形態の印刷動作を表すフローチャ
ートである。
【図18】第3の実施形態の印刷動作を表すフローチャ
ートである。
【図19】第3の実施形態の印刷動作を表すフローチャ
ートである。
【図20】従来例の印刷装置の構成を表す図である。
【図21】従来例のネットワークの構成を表す図であ
る。
【図22】従来例のエラー通知の例を表す図である。
【図23】従来例のネットワーク上を流れるデータ群の
内容を表す図である。
【図24】従来例の印刷動作を表すフローチャートであ
る。
【図25】従来例の印刷動作を表すフローチャートであ
る。
【図26】従来例の印刷動作を表すフローチャートであ
る。
【図27】従来例の印刷動作を表すフローチャートであ
る。
【図28】従来例の印刷動作を表すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101 印刷装置 102 ネットワークケーブル 103 ネットワークコネクタ 104 ネットワークデータ入出力部 105 受信バッファ 106 中央制御部(CPU) 107 ROM 108 入力データ解析プログラム 109 中間バッファ 110 ページバッファ 111 用紙カセット 112 印刷部 113 ジョブ記憶部 114 転送プログラム 115 送信バッファ 116 ページ指定プログラム 117 表示プログラム

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストから送られてきた印刷ジョブを解
    析して印刷用紙に印刷する印刷装置であって、 ネットワークに接続してデータの送受信を行なうネット
    ワークデータ入出力手段と、 印刷ジョブを、その全てのページの印刷が終るまで記憶
    しておくジョブ記憶手段と、 当該印刷装置が印刷不可能な状態に陥った場合、前記ジ
    ョブ記憶手段に記憶した印刷ジョブを、既に印刷してし
    まったページを印刷しないようにする指定とともに、前
    記ネットワークデータ入出力手段を介して他の印刷装置
    に転送する転送手段とを備えたことを特徴とする印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 前記転送手段により他の印刷装置に印刷
    ジョブを転送したことを出力する出力手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 時間を計測する時間計測手段を更に備
    え、該時間計測手段により、印刷不可能な状態に陥って
    から一定の時間を計測した場合に、前記転送手段により
    印刷ジョブを他の印刷装置に転送することを特徴とする
    請求項1に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、転送情報を印字した印
    刷用紙を出力することによって出力することを特徴とす
    る請求項2に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記出力手段は、転送情報を表すデータ
    をホストに送信し、ホストにより表示させることを特徴
    とする請求項2に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 印刷ジョブのプリンタ言語を解析する言
    語解析手段と、 ネットワーク上の他の印刷装置が解析可能なプリンタ言
    語を記憶しておく言語記憶手段を更に備え、印刷不可能
    な状態に陥った場合には、前記言語解析手段により印刷
    ジョブのプリンタ言語を解析し、前記言語記憶手段を参
    照してこのプリンタ言語を解析可能なネットワーク上の
    印刷装置に印刷ジョブを転送することを特徴とする請求
    項1に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記印刷ジョブのプリンタ言語を解析可
    能な他の印刷装置が複数存在する場合には、各印刷装置
    の状態を調べて、印刷可能な状態にある印刷装置に転送
    することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】 ホストから送られてきた印刷ジョブを解
    析して印刷用紙に印刷する印刷装置の制御方法であっ
    て、 ネットワークに接続してデータの送受信を行なうネット
    ワークデータ入出力工程と、 印刷ジョブを、その全てのページの印刷が終るまでジョ
    ブ記憶手段により記憶しておくジョブ記憶工程と、 当該印刷装置が印刷不可能な状態に陥った場合、前記ジ
    ョブ記憶手段に記憶した印刷ジョブを、既に印刷してし
    まったページを印刷しないようにする指定とともに、前
    記ネットワークデータ入出力工程を介して他の印刷装置
    に転送する転送工程とを備えたことを特徴とする印刷装
    置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記転送工程により他の印刷装置に印刷
    ジョブを転送したことを出力する出力工程を更に備える
    ことを特徴とする請求項8に記載の印刷装置の制御方
    法。
  10. 【請求項10】 時間を計測する時間計測手段により、
    印刷不可能な状態に陥ってから一定の時間を計測した場
    合に、前記転送工程により印刷ジョブを他の印刷装置に
    転送することを特徴とする請求項8に記載の印刷装置の
    制御方法。
  11. 【請求項11】 前記出力工程は、転送情報を印字した
    印刷用紙を出力することによって出力することを特徴と
    する請求項9に記載の印刷装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記出力工程は、転送情報を表すデー
    タをホストに送信し、ホストにより表示させることを特
    徴とする請求項9に記載の印刷装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 印刷ジョブのプリンタ言語を解析する
    言語解析工程を更に備え、印刷不可能な状態に陥った場
    合には、前記言語解析工程により印刷ジョブのプリンタ
    言語を解析し、ネットワーク上の他の印刷装置が解析可
    能なプリンタ言語を記憶しておく言語記憶手段を参照し
    てこのプリンタ言語を解析可能なネットワーク上の印刷
    装置に印刷ジョブを転送することを特徴とする請求項8
    に記載の印刷装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記印刷ジョブのプリンタ言語を解析
    可能な他の印刷装置が複数存在する場合には、各印刷装
    置の状態を調べて、印刷可能な状態にある印刷装置に転
    送することを特徴とする請求項13に記載の印刷装置の
    制御方法。
  15. 【請求項15】 ホストから送られてきた印刷ジョブを
    解析して印刷用紙に印刷する印刷装置を制御するプログ
    ラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、前
    記プログラムは、 ネットワークに接続してデータの送受信を行なうネット
    ワークデータ入出力工程と、 印刷ジョブを、その全てのページの印刷が終るまでジョ
    ブ記憶手段により記憶しておくジョブ記憶工程と、 当該印刷装置が印刷不可能な状態に陥った場合、前記ジ
    ョブ記憶手段に記憶した印刷ジョブを、既に印刷してし
    まったページを印刷しないようにする指定とともに、前
    記ネットワークデータ入出力工程を介して他の印刷装置
    に転送する転送工程とを備えたことを特徴とする記憶媒
    体。
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