JP2002149028A - クリーナ - Google Patents

クリーナ

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JP2002149028A
JP2002149028A JP2000346764A JP2000346764A JP2002149028A JP 2002149028 A JP2002149028 A JP 2002149028A JP 2000346764 A JP2000346764 A JP 2000346764A JP 2000346764 A JP2000346764 A JP 2000346764A JP 2002149028 A JP2002149028 A JP 2002149028A
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JP
Japan
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toner
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blade
image carrier
toner image
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Application number
JP2000346764A
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English (en)
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Shinichi Kawamata
進一 川俣
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングブレードまたはフィルムシ
ールを支持する金属製支持板とそれを支持する樹脂製の
トナー回収容器との熱膨張により発生する、金属製支持
板の撓みを減少させること。 【解決手段】 クリーナの容器本体部1および支持板連
結部17,19間に形成された低剛性接続部分17c,
19c,19dであって、トナー像担持体表面幅方向の
トナー回収容器Vおよびブレード支持板の熱膨張量の差
が発生したときに前記容器本体部1に対して前記支持板
連結部17,19が容易に変位するように変形可能な前
記低剛性接続部分17c,19c,19dを有する前記
トナー回収容器V。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置の回転
移動するトナー像担持体表面に当接してトナー像担持体
表面のトナーを掻取るクリーナに関し、特に、トナー像
担持体表面に当接するブレード先端部によりトナー像担
持体表面のトナーを掻取るクリーニングブレードおよび
それを支持する金属製のブレード支持板と、前記ブレー
ド支持を支持するとともに掻取ったトナーを収容する樹
脂製のトナー回収容器とを備えたクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】前記画像形成装置のクリーナとして、次
の公報(J01)に記載の技術が従来公知である。 (J01)特開平5−53384号公報 この公報には、金属製のブレード支持板に対して熱膨張
率の大きな樹脂製のクリーニング容器(トナー回収容
器)が熱膨張して、クリーニング不良(シール部材から
のトナーこぼれ)が発生するのを防止するため、リブ等
の補強を一体成形する技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(前記従来技術(J0
2)の問題点)前記従来技術(J01)において十分な効
果を得るためのリブ補強をするには、部材のサイズが大
きくなり、省サイズ化が困難になるという問題点があ
る。
【0004】本発明は前述の事情に鑑み、下記(O01)
の記載内容を課題とする。 (O01)クリーニングブレードまたはフィルムシールを
支持する金属製支持板とそれを支持する樹脂製のトナー
回収容器との熱膨張により発生する、金属製支持板の撓
みを減少させること。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施の形態の要素との対応を容易にするた
め、実施の形態の要素の符号をカッコで囲んだものを付
記する。また、本発明を後述の実施の形態の符号と対応
させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするため
であり、本発明の範囲を実施の形態に限定するためでは
ない。
【0006】(第1発明)前記課題を解決するために、
第1発明のクリーナは、次の構成要件(A01)〜(A0
4)を備えたことを特徴とする。 (A01)回転移動するトナー像担持体(B)表面に当接
してトナー像担持体(B)表面のトナーを掻取るブレー
ド先端部(CB1)およびその反対側のブレード基端部
(CB2)が前記トナー像担持体(B)表面幅方向に沿
って設けられた平板状のクリーニングブレード(C
B)、(A02)前記ブレード基端部(CB2)を支持す
る金属板製のブレード支持板(PL1)、(A03)前記
クリーニングブレード(CB)により除去されたトナー
を収容する容器本体部(1)と、前記ブレード支持板
(PL1)の前記トナー像担持体(B)表面幅方向の両
端部が連結される支持板連結部(17,19)とを有し
樹脂により一体成形されたトナー回収容器(V)、(A
04)前記容器本体部(1)および支持板連結部(17,
19)間に形成された低剛性接続部分(17c,19
c,19d)であって、前記トナー像担持体(B)表面
幅方向の前記トナー回収容器(V)および前記ブレード
支持板(PL1)の熱膨張量の差が発生したときに前記
容器本体部(1)に対して前記支持板連結部(17,1
9)が容易に変位するように変形可能な前記低剛性接続
部分(17c,19c,19d)を有する前記トナー回
収容器(V)。
【0007】(第1発明の作用)前記構成を備えた第1
発明のクリーナ(CLb)では、トナー回収容器(V)
の支持板連結部(17,19)には金属製のブレード支
持板(PL1)の前記トナー像担持体(B)表面幅方向
の両端部が連結される。金属板製のブレード支持板(P
L1)は、前記ブレード基端部(CB2)を支持する。
前記トナー像担持体(B)表面幅方向に沿って設けられ
た平板状のクリーニングブレード(CB)のブレード先
端部(CB1)は、回転移動するトナー像担持体(B)
表面に当接してトナー像担持体(B)表面のトナーを掻
取る。トナー回収容器(V)の容器本体部(1)は前記
クリーニングブレード(CB)によりトナー像担持体
(B)表面から除去されたトナーを収容する。樹脂によ
り一体成形されたトナー回収容器(V)は、容器本体部
(1)および支持板連結部(17,19)とそれらの間
に形成された低剛性接続部分(17c,19c,19
d)を有しており、前記低剛性接続部分(17c,19
c,19d)は、前記トナー像担持体(B)表面幅方向
の前記トナー回収容器(V)および前記ブレード支持板
(PL1)の熱膨張量の差が発生したときに前記容器本
体部(1)に対して前記支持板連結部(17,19)が
容易に変位するように変形可能である。このため、トナ
ー回収容器(V)とブレード支持板(PL1)との熱膨
張量に差が有っても、ブレード支持板(PL1)の撓み
等の発生を少なくすることができる。
【0008】(第2発明)第2発明のクリーナは、次の
構成要件(A01)〜(A03),(A05)を備えたことを
特徴とする。 (A01)回転移動するトナー像担持体(B)表面に当接
してトナー像担持体(B)表面のトナーを掻取るブレー
ド先端部(CB1)およびその反対側のブレード基端部
(CB2)が前記トナー像担持体(B)表面幅方向に沿
って設けられた平板状のクリーニングブレード(C
B)、(A02)前記ブレード基端部(CB2)を支持す
る金属板製のブレード支持板(PL1)、(A03)前記
クリーニングブレード(CB)により除去されたトナー
を収容する容器本体部(1)と、前記ブレード支持板
(PL1)の前記トナー像担持体(B)表面幅方向の両
端部が連結される支持板連結部(17,19)とを有し
樹脂により一体成形されたトナー回収容器(V)、(A
05)前記支持板連結部(17,19)に対して前記ブレ
ード支持板(PL1)の前記トナー像担持体(B)表面
幅方向の両端部のうちの一端部を固定状態で連結し、他
端部を前記トナー像担持体(B)表面幅方向に移動可能
に連結する支持板連結装置(17a,17d,19a,
19e,PL1b,26,N)。
【0009】(第2発明の作用)前記構成を備えた第2
発明のクリーナでは、支持板連結装置(17a,17
d,19a,19e,PL1b,26,N)は、前記支
持板連結部(17,19)に対して前記ブレード支持板
(PL1)の前記トナー像担持体(B)表面幅方向の両
端部のうちの一端部を固定状態で連結し、他端部を前記
トナー像担持体(B)の表面幅方向に移動可能に連結す
る。このため、トナー回収容器(V)とブレード支持板
(PL1)との熱膨張量に差が有っても、前記ブレード
支持板(PL1)の他端部が移動するので、ブレード支
持板(PL1)の撓み等の発生を少なくすることができ
る。
【0010】(第3発明)第3発明のクリーナは、次の
構成要件(A01)〜(A03),(A06),(A07)を備
えたことを特徴とする。 (A01)回転移動するトナー像担持体(B)表面に当接
してトナー像担持体(B)表面のトナーを掻取るブレー
ド先端部(CB1)およびその反対側のブレード基端部
(CB2)が前記トナー像担持体(B)表面幅方向に沿
って設けられた平板状のクリーニングブレード(C
B)、(A02)前記ブレード基端部(CB2)を支持す
る金属板製のブレード支持板(PL1)、(A03)前記
クリーニングブレード(CB)により除去されたトナー
を収容する容器本体部(1)と、前記ブレード支持板
(PL1)の前記トナー像担持体(B)表面幅方向の両
端部が連結される支持板連結部(17,19)とを有し
樹脂により一体成形されたトナー回収容器(V)、(A
06)平板状に形成された前記支持板連結部(17,1
9)であって、その一面側に前記ブレード支持板(PL
1)が固定状態で連結されるとともに他面側に補強板連
結面が形成された前記支持板連結部(17,19)、
(A07)前記ブレード支持板(PL1)に沿って所定間
隔離れて配置されて両端部が前記補強板連結面に固定状
態で連結された金属板製の補強板(PL3)。
【0011】(第3発明の作用)前記構成を備えた第3
発明のクリーナでは、平板状に形成された前記支持板連
結部(17,19)は、その一面側に前記ブレード支持
板(PL1)が固定状態で連結されるとともに他面側に
補強板連結面が形成される。前記ブレード支持板(PL
1)に沿って所定間隔離れて配置された金属板製の補強
板(PL3)は、両端部が前記補強板連結面に固定状態
で連結される。前記支持板連結部(17,19)は、金
属板製のブレード支持板(PL1)および補強板(PL
3)により挟まれた状態で強固れされるので、トナー回
収容器(V)とブレード支持板(PL1)との熱膨張量
に差が有っても、前記ブレード支持板(PL1)の撓み
等の発生を少なくすることができる。
【0012】(第4発明)第4発明のクリーナは、次の
構成要件(A01)〜(A03),(A08)を備えたことを
特徴とする。 (A01)回転移動するトナー像担持体(B)表面に当接
してトナー像担持体(B)表面のトナーを掻取るブレー
ド先端部(CB1)およびその反対側のブレード基端部
(CB2)が前記トナー像担持体(B)表面幅方向に沿
って設けられた平板状のクリーニングブレード(C
B)、(A02)前記ブレード基端部(CB2)を支持す
る金属板製のブレード支持板(PL1)、(A03)前記
クリーニングブレード(CB)により除去されたトナー
を収容する容器本体部(1)と、前記ブレード支持板
(PL1)の前記トナー像担持体(B)表面幅方向の両
端部が連結される支持板連結部(17,19)とを有し
樹脂により一体成形されたトナー回収容器(V)、(A
08)前記金属板製のブレード支持板(PL1)の熱膨張
係数と前記樹脂製のトナー回収容器(V)の熱膨張係数
との差が4×10-5/°C以下の材料を使用した前記ト
ナー回収容器(V)。
【0013】(第4発明の作用)前記構成を備えた第4
発明のクリーナは、前記金属板製のブレード支持板(P
L1)の熱膨張係数と前記樹脂製のトナー回収容器
(V)の熱膨張係数との差が4×10-5/°C以下の材
料を使用しているので、ブレード支持板(PL1)およ
びトナー回収容器(V)の熱膨張量の差が小さい。この
ため、前記ブレード支持板(PL1)の撓み等の発生を
少なくすることができる。
【0014】(第5発明)第5発明のクリーナは、次の
構成要件(B01)〜(B04)を備えたことを特徴とす
る。 (B01)回転移動するトナー像担持体(B)表面に当接
してトナー像担持体(B)表面のトナーを掻取るブレー
ド先端部(CB1)を有するクリーニングブレード(C
B)、掻取ったトナーを回収するトナー回収容器
(V)、回収したトナーがトナー回収容器(V)の外部
に漏出するのを防止するフィルムシールを有するクリー
ナ、(B02)前記フィルムシール(FS)の基端部を支
持する金属板製のフィルム支持板(PL2)、(B03)
前記クリーニングブレード(CB)により除去されたト
ナーを収容する容器本体部(1)と、前記フィルム支持
板(PL2)の前記トナー像担持体(B)表面幅方向の
両端部が連結される支持板連結部(18,20)とを有
し樹脂により一体成形された前記トナー回収容器
(V)、(B04)前記容器本体部(1)および支持板連
結部(18,20)間に形成された低剛性接続部分(1
8c,20c,20d)であって、前記トナー像担持体
(B)表面幅方向の前記トナー回収容器(V)および前
記フィルム支持板(PL2)の熱膨張量の差が発生した
ときに前記容器本体部(1)に対して前記支持板連結部
(18,20)が容易に変位するように変形可能な前記
低剛性接続部分(18c,20c,20d)を有する前
記トナー回収容器(V)。
【0015】(第5発明の作用)前記構成を備えた第5
発明のクリーナでは、樹脂により一体成形されたトナー
回収容器(V)は、容器本体部(1)および支持板連結
部(18,20)と、それらの間に形成された低剛性接
続部分(18c,20c,20d)を有しており、前記
低剛性接続部分(18c,20c,20d)は、前記ト
ナー像担持体(B)表面幅方向の前記トナー回収容器
(V)および前記フィルム支持板(PL2)の熱膨張量
の差が発生したときに前記容器本体部(1)に対して前
記支持板連結部(18,20)が容易に変位するように
変形可能である。このため、トナー回収容器(V)とフ
ィルム支持板(PL2)との熱膨張量に差が有っても、
フィルム支持板(PL2)の撓み等の発生を少なくする
ことができる。
【0016】(第6発明)第6発明のクリーナは、次の
構成要件(B01)〜(B03),(B05)を備えたことを
特徴とする。 (B01)回転移動するトナー像担持体(B)表面に当接
してトナー像担持体(B)表面のトナーを掻取るブレー
ド先端部(CB1)を有するクリーニングブレード(C
B)、掻取ったトナーを回収するトナー回収容器
(V)、回収したトナーがトナー回収容器(V)の外部
に漏出するのを防止するフィルムシール(FS)を有す
るクリーナ、(B02)前記フィルムシール(FS)の基
端部を支持する金属板製のフィルム支持板(PL2)、
(B03)前記クリーニングブレード(CB)により除去
されたトナーを収容する容器本体部(1)と、前記フィ
ルム支持板(PL2)の前記トナー像担持体(B)表面
幅方向の両端部が連結される支持板連結部(18,2
0)とを有し樹脂により一体成形された前記トナー回収
容器(V)、(B05)前記支持板連結部(18,20)
に対して前記フィルム支持板(PL2)の前記トナー像
担持体(B)表面幅方向の両端部のうちの一端部を固定
状態で連結し、他端部を前記トナー像担持体(B)表面
幅方向に移動可能に連結する支持板連結装置(17a,
17d,19a,19e,PL1b,26,N)。
【0017】(第6発明の作用)前記構成を備えた第6
発明のクリーナは、前記第2発明と同様の作用を奏す
る。すなわち、トナー回収容器(V)とフィルム支持板
(PL2)との熱膨張量に差が有っても、前記フィルム
支持板(PL2)の他端部が移動するので、フィルム支
持板(PL2)の撓み等の発生を少なくすることができ
る。
【0018】(第7発明)第7発明のクリーナは、次の
構成要件(B01)〜(B03),(B06),(B07)を備
えたことを特徴とする。 (B01)回転移動するトナー像担持体(B)表面に当接
してトナー像担持体(B)表面のトナーを掻取るブレー
ド先端部(CB1)を有するクリーニングブレード(C
B)、掻取ったトナーを回収するトナー回収容器
(V)、回収したトナーがトナー回収容器(V)の外部
に漏出するのを防止するフィルムシール(FS)を有す
るクリーナ(CLb)、(B02)前記フィルムシール
(FS)の基端部を支持する金属板製のフィルム支持板
(PL2)、(B03)前記クリーニングブレード(C
B)により除去されたトナーを収容する容器本体部
(1)と、前記フィルム支持板(PL2)の前記トナー
像担持体(B)表面幅方向の両端部が連結される支持板
連結部(18,20)とを有し樹脂により一体成形され
た前記トナー回収容器(V)、(B06)平板状に形成さ
れた前記支持板連結部(18,20)であって、その一
面側に前記フィルム支持板(PL2)が固定状態で連結
されるとともに他面側に補強板連結面が形成された前記
支持板連結部(18,20)、(B07)前記フィルム支
持板(PL2)に沿って所定間隔離れて配置されて両端
部が前記補強板連結面に固定状態で連結された金属板製
の補強板(PL3)。
【0019】(第7発明の作用)前記構成を備えた第7
発明のクリーナは前記第3発明と同様の作用を奏する。
すなわち、前記支持板連結部(18,20)は、金属板
製のフィルム支持板(PL2)および補強板(PL3)
により挟まれた状態で強固れされるので、トナー回収容
器(V)とフィルム支持板(PL2)との熱膨張量に差
が有っても、前記フィルム支持板(PL2)の撓み等の
発生を少なくすることができる。
【0020】(第8発明)第8発明のクリーナは、次の
構成要件(B01)〜(B03),(B08)を備えたことを
特徴とする。 (B01)回転移動するトナー像担持体(B)表面に当接
してトナー像担持体(B)表面のトナーを掻取るブレー
ド先端部(CB1)を有するクリーニングブレード(C
B)、掻取ったトナーを回収するトナー回収容器
(V)、回収したトナーがトナー回収容器(V)の外部
に漏出するのを防止するフィルムシール(FS)を有す
るクリーナ、(B02)前記フィルムシール(FS)の基
端部を支持する金属板製のフィルム支持板(PL2)、
(B03)前記クリーニングブレード(CB)により除去
されたトナーを収容する容器本体部(1)と、前記フィ
ルム支持板(PL2)の前記トナー像担持体(B)表面
幅方向の両端部が連結される支持板連結部(18,2
0)とを有し樹脂により一体成形された前記トナー回収
容器(V)、(B08)前記金属板製のフィルム支持板
(PL1)の熱膨張係数と前記樹脂製のトナー回収容器
(V)の熱膨張係数との差が4×10-5/°C以下の材
料を使用した前記トナー回収容器(V)。
【0021】(第8発明の作用)前記構成を備えた第8
発明のクリーナは前記第4発明と同様の作用を奏する。
すなわち、前記金属板製のフィルム支持板(PL2)の
熱膨張係数と前記樹脂製のトナー回収容器(V)の熱膨
張係数との差が4×10-5/°C以下の材料を使用して
いるので、フィルム支持板(PL2)およびトナー回収
容器(V)の熱膨張量の差が小さい。このため、前記フ
ィルム支持板(PL2)の撓み等の発生を少なくするこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明のクリー
ナの実施の形態1は、前記第4発明において次の構成要
件(A09)を備えたことを特徴とする。(A09)グラス
ファイバ入りの樹脂により成形された前記トナー回収容
器(V)。
【0023】(実施の形態1の作用)前記構成を備えた
本発明のクリーナの実施の形態1では、グラスファイバ
入りの樹脂を使用することによりトナー回収容器(V)
の熱膨張係数を小さくすることができ、金属板製のブレ
ード支持板(PL1)との熱膨張係数の差を小さくする
ことができる。このため、トナー回収容器(V)とブレ
ード支持板(PL1)との熱膨張量の差を小さくするこ
とができるので、ブレード支持板(PL1)の撓み等の
少なくすることができる。
【0024】(実施の形態2)本発明のクリーナの実施
の形態2は、前記第8発明において次の構成要件(B0
9)を備えたことを特徴とする。(B09)グラスファイ
バ入りの樹脂により成形された前記トナー回収容器
(V)。
【0025】(実施の形態2の作用)前記構成を備えた
本発明のクリーナの実施の形態2では、前記実施の形態
1と同様の作用を奏する。すなわち、グラスファイバ入
りの樹脂を使用することによりトナー回収容器(V)の
熱膨張係数を小さくすることができ、金属板製のフィル
ム支持板(PL2)との熱膨張係数の差を小さくするこ
とができる。このため、トナー回収容器(V)とフィル
ム支持板(PL2)との熱膨張量の差を小さくすること
ができるので、フィルム支持板(PL2)の撓み等の少
なくすることができる。
【0026】(実施例)次に図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を説明するが、本発明は以下の実施の形
態に限定されるものではない。なお、以後の説明の理解
を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方
向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢
印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す
側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、
または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙
面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に
「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印
を意味するものとする。
【0027】(実施例1)図1は本発明の画像形成装置
の実施例1の正断面図である。図1において、画像形成
装置Uは自動原稿搬送装置U1と、これを支持し且つ上
端にプラテンガラスPGを有する画像形成装置本体(複
写機)U2とを備えている。前記自動原稿搬送装置U1
は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置れる
原稿給紙トレイTG1と、原稿給紙トレイTG1から前記
プラテンガラスPG上の複写位置(原稿読取位置)を通
過して搬送される原稿Giが排出される原稿排紙トレイ
TG2とを有している。前記画像形成装置本体U2は、ユ
ーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操作する
UI(ユーザインタフェース)と、露光光学系A等を有
している。
【0028】前記自動原稿搬送装置U2でプラテンガラ
スPG上を搬送される原稿または手動でプラテンガラス
PG上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前
記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)でR
(赤)、G(緑)、B(青)の電気信号に変換される。
IPS(イメージプロセッシングシステム)は、CCD
から入力される前記RGBの電気信号をK(黒)、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の画像デ
ータに変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定
のタイミングで潜像形成用の画像データとしてレーザ駆
動回路DLに出力する。なお、原稿画像がモノクロの場
合は、K(黒)のみの画像データがレーザ駆動回路DL
に入力される。前記レーザ駆動回路DLは、各色Y,
M,C,Kの各レーザ駆動回路(図示せず)を有し、入
力された画像データに応じたレーザ駆動信号を所定のタ
イミングで、潜像形成光学系ROSの各色の潜像書込用
レーザダイオード(図示せず)に出力する。
【0029】前記ROSの上方に配置されたトナー像形
成装置Uy,Um,Uc,Ukはそれぞれ、Y(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(黒)
の各色のトナー像を形成する装置である。潜像形成光学
系ROSの前記図示しない各レーザダイオードから出射
したY,M,C,KのレーザビームLy,Lm,Lc,
Lkは、それぞれ、回転する像担持体PRy,PRm,
PRc,PRkに入射する。前記Yのトナー像形成装置
Uyは、回転する像担持体PRy、帯電ロールCRy,
現像装置Gy、転写ロールT1y、クリーナCLyを有
しており、前記トナー像形成装置Um,Uc,Ukはい
ずれも前記Yのトナー像形成装置Uyと同様に構成され
ている。
【0030】前記各像担持体PRy,PRm,PRc,
PRkはそれぞれの帯電ロールCRy,CRm,CR
c,CRkにより一様に帯電された後、画像書込位置Q
1y、Q1m,Q1c,Q1kにおいて、前記レーザビ
ームLy,Lm,Lc,Lkにより、その表面に静電潜
像が形成される。前記像担持体PRy,PRm,PR
c,PRk表面の静電潜像は、現像領域Q2y,Q2
m,Q2c,Q2kにおいて現像器Gy,Gm,Gc,
Gkによりトナー像に現像される。その現像されたトナ
ー像は、中間転写ベルト(トナー像担持体)Bに接触す
る1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送
される。前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q
3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1
次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kには、コント
ローラCにより制御される電源回路Eから所定のタイミ
ングでトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加
される。前記各像担持体PRy〜PRk上のトナー像は
前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより
中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の像担
持体PRy,PRm,PRc,PRk表面の残留トナー
は、像担持体クリーナCLy,CLm,CLc,CLk
によりクリーニングされる。
【0031】前記像担持体PRy〜PRkの上方には、
上下移動可能且つ前方に引き出し可能なベルトモジュー
ルBMが配置されている。前記ベルトモジュールBM
は、前記中間転写ベルトBと、テンションロールRt、
ウォーキングロールRw、アイドラロール(フリーロー
ル)Rfおよび駆動ロール兼用のバックアップロールT
2aを含むベルト支持ロール(Rt,Rw,Rf,T2
a)と、前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1
kとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは前
記ベルト支持ロール(Rt,Rw,Rf,T2a)によ
り回転移動可能に支持されている。したがって、前記駆
動ロール兼用のバックアップロールT2aを回転駆動す
る駆動装置および前記ベルト支持ロール(Rt,Rw,
Rf,T2a)等により中間転写ベルト駆動装置すなわ
ち、中間転写材(中間転写ベルト)を搬送する転写材搬
送装置(Rt,Rw,Rf,T2a)が構成されてい
る。
【0032】前記バックアップロールT2aに接する中
間転写ベルトBの表面に対向して2次転写ロールT2b
が配置されており、前記各ロールT2a,T2bにより2
次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロール
T2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域には2次
転写領域Q4が形成される。前記1次転写領域Q3y,
Q3m,Q3c,Q3kで転写器T1y,T1m,T1
c,T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写
されたカラートナー像は、前記2次転写領域Q4に搬送
される。
【0033】前記ROSの下方には、給紙トレイTR1
〜TR3を前後方向(X軸方向)に出入可能に支持する
左右一対のガイドレールGR、GRが3段設けられてい
る。給紙トレイTR1〜TR3の記録シートSは、ピック
アップロールRpにより取り出され、さばきロールRsに
より1枚ずつ分離れてから複数の搬送ロールRaにより
レジロールRrに送られる。前記シート搬送ロールRa
はシートガイドにより形成されたシート搬送路SHに沿
って複数設けられており、2次転写領域Q4のシート搬
送方向上流側にはレジロールRrが配置されている。前
記シート搬送路SH、シート搬送ロールRa、レジロー
ルRr等によりシート搬送装置(SH+Ra+Rr)が
構成されている。
【0034】レジロールRrは、前記中間転写ベルトB
に形成されたカラートナー像が2次転写領域Q4に搬送
されるのにタイミングを合わせて、前記記録シートSを
2次転写領域Q4に搬送する。記録シートSが前記2次
転写領域Q4を通過する際、前記バックアップロールT
2aはアースされ、2次転写ロールT2bには前記コント
ローラCにより制御される電源回路Eから所定のタイミ
ングでトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加
される。このとき、前記中間転写ベルトB上のカラート
ナー像は、前記2次転写器T2により前記記録シートS
に転写される。2次転写後の前記中間転写ベルトBは、
ベルトクリーナCLbによりクリーニングされる。
【0035】前記トナー像が2次転写された記録シート
Sは、定着装置Fの加熱ロールFhおよび加圧ロールFp
の圧接領域である定着領域Q5に搬送され、前記定領域
を通過する際に加熱定着された後、排出ローラRhから
排紙トレーTRhに出される。なお、前記加熱ロールFh
表面には、記録シートSの前記加熱ロールからの離型性
を良くするための離型剤が離型剤塗布装置Faにより塗
布されている。
【0036】前記ベルトモジュールBMの上方にはY
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K
(黒)の各現像剤を収容する現像剤カセットKy,K
m,Kc,Kkが配置されている。各現像剤カセットK
y,Km,Kc,Kkに収容された現像剤は、前記現像
器Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤の消費に応じて、図
示しない現像剤補給路から前記各現像器Gy,Gm,G
c,Gkに補給される。
【0037】図1において、前記画像形成装置Uは上側
フレームUFと下側フレームLFとを有しており、上側
フレームUFには、前記ROSおよびROSよりも上方
に配置された部材(像担持体PRy,PRm,PRc,
PRk、現像器Gy,Gm,Gc,Gk、ベルトモジュ
ールBM等)が支持されている。また、下側フレームL
Fには、前記給紙トレイTR1〜TR3を支持するガイド
レールGRおよび前記各トレイTR1〜TR3から給紙を
行う前記給紙部材(ピックアップロールRp,さばきロ
ールRs,シート搬送ロールRa等)が支持されている。
【0038】図1において、前記中間転写ベルトBの搬
送方向でK(黒)の像担持体PRkの下流側には、中間
転写ベルトBの幅方向(X軸方向)両端部のそれぞれの
下方に画像位置センサSNがそれぞれ配置されている。
なお、前記図1において、画像位置センサSNは像担持
体クリーナCLkに比較して大きく描かれているが、実
際は画像位置センサSNは、像担持体クリーナCLkに
比較して非常に小さな部材である。各画像位置センサS
Nは、中間転写ベルトB表面に形成された画像位置検出
用の各色Y,M,C,Kのトナー像Tn(図示せず)か
らの反射光を検出して各色のトナー像の位置ずれを検出
し、そのトナー像の検出位置信号に基づいて、Y,M,
C,Kのトナー像形成装置Uy,Um,Uc,Ukの各
像担持体PRy〜PRkへのROSのレーザビームLy
〜Lkによる書込開始タイミングを調節する。この調節
により、カラー画像の色ずれの発生を防止している。
【0039】(クリーナ)図2は前記図1に示すベルト
クリーナを斜め前上方から見た斜視図である。図3は前
記図1に示すベルトクリーナを斜め後上方から見た斜視
図である。図4は図1に示すベルトクリーナの全体説明
図であり、図4Aは右側面図、図4Bは前記図4Aの矢
印IVBから見た図、図4Cは前記図4AのIVC−IV
C線断面図、図4Dは前記図4AのIVD−IVD線断面
図、図4Eは前記図4Aの矢印IVEから見た図であ
る。
【0040】図1〜図3において、ベルトクリーナCL
bは、樹脂の一体成形品であるトナー回収容器Vを有し
ており、トナー回収容器Vには回収トナー収容室Vaが
形成されている。前記回収トナー収容室Vaには回収ト
ナー搬送用のオーガOGが配置されている。回収トナー
収容室Vaの下部には、平板状のクリーニングブレード
CBおよびそれを支持する金属板製のブレード支持板P
L1が配置されている。クリーニングブレードCBは、
前記中間転写ベルトB表面幅方向に沿って設けられてお
り、前記中間転写ベルト(トナー像担持体)Bの表面に
当接して中間転写ベルトB表面の付着トナーを掻取るブ
レード先端部CB1およびその反対側のブレード基端部
CB2とを有している。ブレード支持板PL1の上端部
(ブレード連結端部)PL1aには前記ブレード基端部
CB2が接着されている。前記ブレード支持板PL1の
前後方向の両端部はネジNにより前記トナー回収容器V
に連結されている。
【0041】回収トナー収容室Vaの上部には、フィル
ムシールFSおよびそれを支持する金属板製のフィルム
支持板PL2が配置されている。フィルムシールFS
は、前記中間転写ベルトB表面幅方向に沿って設けられ
ており、前記回収トナー収容室Va内に回収されたトナ
ーが外部に漏出するを防止する部材である。前記フィル
ムシールFSは、前記中間転写ベルト(トナー像担持
体)Bの表面に接触するフィルム先端部FS1およびそ
の反対側のフィルム基端部FS2とを有している。フィ
ルム支持板PL2の下端部(フィルム連結端部)PL2
aには前記フィルム基端部FS2が接着されている。前
記フィルム支持板PL2の前後方向の両端部はネジNに
より前記トナー回収容器Vに連結されている。
【0042】図2〜4において、ベルトクリーナCLb
は、樹脂により一体成形された容器本体部1を有してい
る。容器本体部1は前後方向に延びる容器外壁2と、容
器外壁2の前後方向の端部に設けたX軸方向に垂直な前
端壁3と、内側後端壁4および外側後端壁5とを有して
いる。外側後端壁5には、画像形成装置本体U2のフレ
ーム(図示せず)に固定する際に、前記図示しないフレ
ームに形成された円筒部材に嵌合される嵌合孔5a等が
形成されている。図4において、容器本体部1の前端壁
3の右側縁(Y側縁)には、上下方向の中央部から前方
に延びる接続壁6が設けられている。前記前端壁3の前
面側にはリブ7およびオーガ支持筒8が設けられてお
り、また、一対の固定用突起9,9が設けられている。
一対の固定用突起9,9は画像形成装置本体U2のフレ
ーム(図示せず)に固定する際に、前記図示しないフレ
ームに形成された嵌合孔に嵌合される部分である。
【0043】図4において、容器本体部1の前記内側後
端壁4の右側縁(Y側縁)には、上下方向の中央部から
後方に延びる接続壁11、リブ12(図3参照)および
オーガ支持筒13等が設けられており、接続壁11およ
びリブ12等の後端とオーガ支持筒13の外周面に前記
外側後端壁5が接続されている。なお、前記オーガ支持
筒13は後端壁5よりも後方に延びている。前記符号2
〜13で示された要素により前記容器本体部1が構成さ
れている。
【0044】前記接続部6の下側部分には下方に延びる
板金連結部17、および接続部6の上側部分には上方に
延びる板金連結部18が形成されている。前記板金連結
部17にはネジ孔17aが形成されており、前記板金連
結部18にはネジ孔18aが形成されている。そして板
金連結部17および18と前端壁3との間にはスリット
17bおよび18bが形成されている。前記ネジ孔17
aおよび18aが形成された板金連結部17および18
は、前記スリット17b,18bにより前記前端壁3に
対しては切り離されているが、前記接続壁6とは接続さ
れている。前記板金連結部17および18は、前記接続
壁6との接続部分17c,18cが低剛性であるので、
容易に変形可能である。前記接続部分17c,18cに
より、前記板金連結部17および18と容器本体部1
(符号2〜13で示された部分)とを接続する低剛性接
続部分17c,18cが形成されている。
【0045】前記接続部11の下側部分には下方に延び
る板金連結部19、および接続部11の上側部分には上
方に延びる板金連結部20が形成されている。前記板金
連結部19にはネジ孔19aが形成されており、前記板
金連結部20にはネジ孔20aが形成されている。そし
て板金連結部19および20と内側後端壁4との間には
スリット19bおよび20bが形成されており、板金連
結部19および20と外側後端壁5との間にはスリット
19cおよび20cが形成されている。前記ネジ孔19
aおよび20aが形成された板金連結部19および20
は、前記スリット19b,20bにより前記内側後端壁
4に対しては切り離され且つ前記スリット19c,20
cにより前記外側後端壁5に対しては切り離されている
が、前記接続壁11とは接続されている。前記板金連結
部19および20は、前記接続壁11との接続部分19
d,20dが低剛性であるので、容易に変形可能であ
る。前記接続部分19d,20dにより、前記板金連結
部19および20と容器本体部1(符号2〜13で示さ
れた部分)とを接続する低剛性接続部分19d,20d
が形成されている。
【0046】図4A、図4Dにおいて、前記板金連結部
17および19は補強連結部材21により接続され、前
記板金連結部18および20は補強連結部材22により
接続されている。補強連結部材21および22は前記容
器本体1(符号2〜13で示された部分)に対して低剛
性部分21a,22aを介して接続されている。前記板
金連結部17および19にはブレード支持板PL1(図
2、図3参照)の前後方向(X軸方向)の両端部がネジ
N,Nにより連結される。前記板金連結部18および2
0にはフィルム支持板PL2(図2、図3参照)の前後
方向(X軸方向)の両端部がネジN,Nにより連結され
る。
【0047】(実施例1の作用)前記構成を備えた実施
例1のクリーナでは、トナー回収容器Vの板金連結部1
7および19はクリーナ本体1に低剛性接続部分17
c,19dを介して接続されており、クリーニングブレ
ードCBを支持するブレード支持板PL1は、前記板金
連結部17および19に連結される。このため、トナー
回収容器Vの熱膨張係数とブレード支持板PL1の熱膨
張係数との差により、それらの熱膨張量に差が生じて
も、前記低剛性接続部分17c,19dの変形により熱
膨張量の差を吸収することができる。このため、トナー
回収容器Vの変形量が大きくてもブレード支持板PL1
の変形量を少なくすることができるので、ブレード支持
板PL1に支持されたクリーニングブレードCBのブレ
ード先端部CB1の中間転写ベルトBに対する当接位置
の変化を少なくすることができる。このため、クリーニ
ング不良の発生を防止することができる。
【0048】また、トナー回収容器Vの板金連結部18
および20はクリーナ本体1に低剛性接続部分18c,
20dを介して接続されており、フィルムシールFSを
支持するフィルム支持板PL2は、前記板金連結部18
および20に連結される。このため、トナー回収容器V
の熱膨張係数とフィルム支持板PL2の熱膨張係数との
差により、それらの熱膨張量に差が生じても、前記低剛
性接続部分18c,20dの変形により熱膨張量の差を
吸収することができる。このため、トナー回収容器Vの
変形量が大きくてもフィルム支持板PL2の変形量を少
なくすることができるので、フィルム支持板PL2に支
持されたフィルムシールFSのフィルム先端部FS1の
中間転写ベルトBに対する接触位置の変化を少なくする
ことができる。このため、シール不良の発生を防止する
ことができる。
【0049】(実施例2)図5は本発明のクリーナの実
施例2の要部説明図で、図5Aは要部断面拡大図、図5
Bはクリーニングブレードおよびそれを支持するブレー
ド支持板を前記図5Aの矢印VBから見た図、図5Cは
トナー回収容器の板金連結部を前記図5Aの矢印VBか
ら見た図、図5Dは前記図5Cの板金連結部にブレード
支持板を連結した状態でのVD−VD線断面図、図5E
は前記図5Dに示すスペーサのみを取り出した図、図5
Fは前記図5Eの矢印VFから見た図である。なお、こ
の実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に
対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0050】図5Cにおいて、トナー回収容器Vの外壁
2にはその前後両端部には板金連結部17、19が設け
られており、板金連結部17,19は板状の剛性接続部
27により接続されている。板金連結部17にはネジ孔
17aが形成されたボス17dが設けられている。板金
連結部19にはネジ孔19aおよびボス19eが設けら
れている。図5BにおいてクリーニングブレードCBを
支持するブレード支持板PL1には、その前端部分に長
孔PL1aが設けられており、後端部にはボス嵌合孔P
L1bおよびネジ貫通孔PL1cが設けられている。図
5Dにおいてブレード支持板PL1のボス嵌合孔PL1
bはボス19eに嵌合しており、長孔PL1aはボス1
7dに長手方向に相対移動可能に嵌合している。ネジ貫
通孔PL1cを貫通するネジNはネジ孔19aに螺合し
て、トナー回収容器Vおよびブレード支持板PL1の後
端部を連結している。
【0051】ブレード支持板PL1の長孔PL1aの上
方には円形プレート状のスペーサ26が配置されてい
る。スペーサ26は中央部にネジ貫通孔26aが形成さ
れており、下面には円周方向に120°間隔で半球状の
3個の突起26bが設けられている。突起26bの下面
はブレード支持板PL1の上面に摺動可能に支持されて
おり、前記ネジ貫通孔26aを貫通するネジNは前記ネ
ジ孔17aに螺合している。前記ブレード支持板PL1
の上面に支持される前記突起26bの下面部は滑り性の
良い低摩擦係数の材料により構成されており、トナー回
収容器Vとブレード支持板PL1との熱膨張量に差が生
じたときには、長孔PL1a内でのボス17dの移動に
よりブレード支持板PL1の変形を防止することができ
る。
【0052】前記ネジ孔19a、ボス19e、ボス嵌合
孔PL1bおよびネジNにより前記支持板連結部17に
対して前記ブレード支持板PL1の前記中間転写ベルト
(トナー像担持体)B表面幅方向の両端部のうちの一端
部を前記中間転写ベルトB表面幅方向に移動不可能に連
結している。また、前記ネジ孔17a、ボス17d、ス
ペーサ26およびネジNにより前記支持板連結部17に
対して前記ブレード支持板PL1の前記中間転写ベルト
(トナー像担持体)B表面幅方向の両端部のうちの他端
部を前記中間転写ベルトB表面幅方向に移動可能に連結
している。したがって、前記符号17a,17d,19
a,19e,PL1b,26,Nにより示された要素に
より、前記支持板連結部17に対して前記ブレード支持
板PL1の前記中間転写ベルト(トナー像担持体)B表
面幅方向の両端部のうちの一端部を固定状態で連結し、
他端部を前記中間転写ベルトB表面幅方向に移動可能に
連結する支持板連結装置(17a,17d,19a,1
9e,PL1b,26,N)が構成されている。
【0053】(実施例3)図6は本発明のクリーナの実
施例3の要部説明図で、図6Aは要部断面拡大図、図6
Bはクリーニングブレードおよびそれを支持するブレー
ド支持板を前記図6Aの矢印VIBから見た図、図6C
はトナー回収容器の板金連結部を前記図6Aの矢印VI
Cから見た図、図6Dは前記図6Bのブレード支持板を
板金連結部に連結した状態でのVID−VID線断面図で
ある。なお、この実施例3の説明において、前記実施例
2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0054】図6A、図6Bにおいて、トナー回収容器
Vの外壁2にはその前後両端部には平板状の板金連結部
17、19が設けられており、板金連結部17,19は
それらと一体成形された平板状の剛性接続部28により
接続されている。図6Dにおいて平板状の板金連結部1
7にはネジ孔17a′が設けられ、また、一面側(右
側)にボス17dが設けられ他面側(左側)にボス17
d′が設けられている。板金連結部19にはネジ貫通孔
19a′が設けられており、一面側(右側)にはボス1
9eが設けられ他面側(左側)にはボス19e′が設け
られている。図6BにおいてクリーニングブレードCB
を支持するブレード支持板PL1には、その前端部分に
長孔PL1a、ネジ貫通孔PL1dが設けられており、
後端部にはボス嵌合孔PL1bおよびネジ貫通孔PL1
cが設けられている。
【0055】図6Cにおいて前記平板状の板金連結部1
7,19およびそれらと一体成形され且つそれらを連結
する平板状の剛性接続部28に対して前記ブレード支持
板PL1と反対側の面(補強板連結面)には、金属製の
補強板PL3が配置されている。補強板PL3には、そ
の前端部分に長孔PL3a、ネジ孔PL3dが設けられ
ており、後端部にはボス嵌合孔PL3bおよびネジ孔P
L3cが設けられている。図6Dにおいてブレード支持
板PL3のボス嵌合孔PL3bはボス19e′に嵌合し
ており、長孔PL3aはボス17dに長手方向に相対移
動可能に嵌合している。ネジ貫通孔PL1cおよび19
aを貫通するネジNはネジ孔PL3cに螺合して、トナ
ー回収容器V、ブレード支持板PL1および補強板PL
3の後端部を連結している。ネジ貫通孔PL1dおよび
17aを貫通するネジNはネジ孔PL3dに螺合して、
トナー回収容器V、ブレード支持板PL1および補強板
PL3の前端部を連結している。
【0056】前記ブレード支持板PL1の上面に支持さ
れる前記突起26bの下面部は滑り性の良い低摩擦係数
の材料により構成されており、トナー回収容器Vとブレ
ード支持板PL1との熱膨張量に差が生じたときには、
長孔PL1a内でのボス17dの移動によりブレード支
持板PL1の変形を防止することができる。前記平板状
の板金連結部17,19およびそれらと一体成形され且
つそれらを連結する平板状の剛性接続部28は、それら
両面に配置した金属製の前記ブレード支持板PL1およ
び補強板PL3により挟持されネジN,Nにより強固に
固定されているため、トナー回収容器Vと金属板PL
1,PL3との熱膨張率の差によるブレード支持板PL
1の変形が防止される。
【0057】(実施例4)図7は本発明のクリーナの実
施例4の全体斜視図で、前記実施例1の図3に対応する
図である。図7に示す実施例4のベルトクリーナCLb
のトナー回収容器Vは、前記実施例1の図2Aに示すス
リット17b,18b、スリット19bおよび20b、
スリット19cおよび20cが省略されている。したが
って、板金連結部17,18,19,20は、実施例1
の容器本体部1(符号2〜13で示された部分)と高剛
性に接続された状態で一体成形されている。この実施例
4のトナー回収容器Vは、前記ブレード支持板PL1お
よびフィルム支持板PL2の金属材料との熱膨張係数の
差が4×10-5/℃以下となるようにグラスファイバを
混入した樹脂を使用している。すなわち、前記ブレード
支持板PL1およびフィルム支持板PL2の金属材料と
しては次の鋼板を使用し、トナー回収容器の樹脂材料と
しては次の樹脂を使用する。熱膨張係数1.1×10-5
/℃の鋼板。グラスファイバを混入して熱膨張係数を
5.1×10-5/℃としたグラスファイバ10%含有の
ABS樹脂。
【0058】図8はトナー回収容器を構成する材料とし
て使用可能な樹脂の例を示す図表1である。図8の図表
1に示す材料を、適当な熱膨張係数の金属材料と組み合
わせて使用することが可能である。
【0059】図9は本実施例4の樹脂材料を使用したト
ナー回収容器Vおよびブレード支持板PL1を使用して
それらの熱膨張係数の差が4×10-5/℃の場合のAゾ
ーン(温度28℃、湿度89%環境)およびCゾーン
(温度10℃、湿度15%環境)における食い込み量
(すなわち、ブレード先端部CB1と中間転写ベルト
(トナー像担持体)Bとの干渉量)の、クリーニングブ
レードCBを長手方向に4等分する位置の測定値を示す
図で、図9Aは測定値の図表、図9Bは測定値の折れ線
グラフである。図10は前記図9に示す本実施例4との
比較例(グラスファイバ無しの樹脂を使用してトナー回
収容器Vとブレード支持板PL1との熱膨張係数の差が
(6×10-5/℃の場合)の、クリーニングブレードC
Bを長手方向に4等分する位置の測定値を示す図で、図
10Aは測定値の図表、図10Bは測定値の折れ線グラ
フである。図9B、図10Bのグラフにおいて、横軸の
INはトナー回収容器Vの後端部(−X端部)を示し、
OUTは前端部(X端部)を示す。図9および図10か
ら分かるように、グラスファイバを混入した樹脂を使用
して熱膨張係数の差が4×10-5/℃の場合には、食い
込み量を小さくできることが分かる。この場合、電気亜
鉛メッキ鋼板製のブレード支持板PL1と樹脂製のトナ
ー回収容器Vとの熱膨張係数の差による変形に対する形
状の工夫をすることなく、食い込み量の変化を低減する
ことができる。
【0060】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。
【0061】
【発明の効果】前述の本発明の画像形成装置は、下記の
効果を奏することができる。 (E01)クリーニングブレードまたはフィルムシールを
支持する金属製支持板とそれを支持する樹脂製のトナー
回収容器との熱膨張により発生する、金属製支持板の撓
みを減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の画像形成装置の実施例1の正
断面図である。
【図2】 図2は前記図1に示すベルトクリーナを斜め
前上方から見た斜視図である。
【図3】 図3は前記図1に示すベルトクリーナを斜め
後上方から見た斜視図である。
【図4】 図4は図1に示すベルトクリーナの全体説明
図であり、図4Aは右側面図、図4Bは前記図4Aの矢
印IVBから見た図、図4Cは前記図4AのIVC−IV
C線断面図、図4Dは前記図4AのIVD−IVD線断面
図、図4Eは前記図4Aの矢印IVEから見た図であ
る。
【図5】 図5は本発明のクリーナの実施例2の要部説
明図で、図5Aは要部断面拡大図、図5Bはクリーニン
グブレードおよびそれを支持するブレード支持板を前記
図5Aの矢印VBから見た図、図5Cはトナー回収容器
の板金連結部を前記図5Aの矢印VBから見た図、図5
Dは前記図5Cの板金連結部にブレード支持板を連結し
た状態でのVD−VD線断面図、図5Eは前記図5Dに
示すスペーサのみを取り出した図、図5Fは前記図5E
の矢印VFから見た図である。
【図6】 図6は本発明のクリーナの実施例3の要部説
明図で、図6Aは要部断面拡大図、図6Bはクリーニン
グブレードおよびそれを支持するブレード支持板を前記
図6Aの矢印VIBから見た図、図6Cはトナー回収容
器の板金連結部を前記図6Aの矢印VICから見た図、
図6Dは前記図6Bのブレード支持板を板金連結部に連
結した状態でのVID−VID線断面図である。
【図7】 図7は本発明のクリーナの実施例4の全体斜
視図で、前記実施例1の図3に対応する図である。
【図8】 図8はトナー回収容器を構成する材料として
使用可能な樹脂の例を示す図表1である。
【図9】 図9は本実施例4の樹脂材料を使用したトナ
ー回収容器Vおよびブレード支持板PL1を使用してそ
れらの熱膨張係数の差が4×10-5/℃の場合のAゾー
ン(温度28℃、湿度89%環境)およびCゾーン(温
度10℃、湿度15%環境)における食い込み量(すな
わち、ブレード先端部CB1と中間転写ベルト(トナー
像担持体)Bとの干渉量)の、クリーニングブレードC
Bを長手方向に4等分する位置の測定値を示す図で、図
9Aは測定値の図表、図9Bは測定値の折れ線グラフで
ある。
【図10】 図10は前記図9に示す本実施例4との比
較例(グラスファイバ無しの樹脂を使用してトナー回収
容器Vとブレード支持板PL1との熱膨張係数の差が
(6×10-5/℃の場合)の、クリーニングブレードC
Bを長手方向に4等分する位置の測定値を示す図で、図
10Aは測定値の図表、図10Bは測定値の折れ線グラ
フである。
【符号の説明】
B…トナー像担持体、 CB…クリーニングブレード、 CB1…ブレード先端部、 CB2…ブレード基端部、 FS…フィルムシール、 PL1…ブレード支持板、 PL2…フィルム支持板、 PL3…金属板製の補強板、 V…トナー回収容器、 1…容器本体部、 17,19…支持板連結部、 17c,19c,19d…低剛性接続部分、 18,20…支持板連結部、 18c,20c,20d…低剛性接続部分、 (17a,17d,19a,19e,PL1b,26,
N)…支持板連結装置、 強板連結面に固定状態で連結された金属板製の補強板。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の構成要件(A01)〜(A04)を備え
    たクリーナ、(A01)回転移動するトナー像担持体表面
    に当接してトナー像担持体表面のトナーを掻取るブレー
    ド先端部およびその反対側のブレード基端部が前記トナ
    ー像担持体表面幅方向に沿って設けられた平板状のクリ
    ーニングブレード、(A02)前記ブレード基端部を支持
    する金属板製のブレード支持板、(A03)前記クリーニ
    ングブレードにより除去されたトナーを収容する容器本
    体部と、前記ブレード支持板の前記トナー像担持体表面
    幅方向の両端部が連結される支持板連結部とを有し樹脂
    により一体成形されたトナー回収容器、(A04)前記容
    器本体部および支持板連結部間に形成された低剛性接続
    部分であって、前記トナー像担持体表面幅方向の前記ト
    ナー回収容器および前記ブレード支持板の熱膨張量の差
    が発生したときに前記容器本体部に対して前記支持板連
    結部が容易に変位するように変形可能な前記低剛性接続
    部分を有する前記トナー回収容器。
  2. 【請求項2】 次の構成要件(A01)〜(A03),(A
    05)を備えたクリーナ、(A01)回転移動するトナー像
    担持体表面に当接してトナー像担持体表面のトナーを掻
    取るブレード先端部およびその反対側のブレード基端部
    が前記トナー像担持体表面幅方向に沿って設けられた平
    板状のクリーニングブレード、(A02)前記ブレード基
    端部を支持する金属板製のブレード支持板、(A03)前
    記クリーニングブレードにより除去されたトナーを収容
    する容器本体部と、前記ブレード支持板の前記トナー像
    担持体表面幅方向の両端部が連結される支持板連結部と
    を有し樹脂により一体成形されたトナー回収容器、(A
    05)前記支持板連結部に対して前記ブレード支持板の前
    記トナー像担持体表面幅方向の両端部のうちの一端部を
    固定状態で連結し、他端部を前記トナー像担持体表面幅
    方向に移動可能に連結する支持板連結装置。
  3. 【請求項3】 次の構成要件(A01)〜(A03),(A
    06),(A07)を備えたクリーナ、(A01)回転移動す
    るトナー像担持体表面に当接してトナー像担持体表面の
    トナーを掻取るブレード先端部およびその反対側のブレ
    ード基端部が前記トナー像担持体表面幅方向に沿って設
    けられた平板状のクリーニングブレード、(A02)前記
    ブレード基端部を支持する金属板製のブレード支持板、
    (A03)前記クリーニングブレードにより除去されたト
    ナーを収容する容器本体部と、前記ブレード支持板の前
    記トナー像担持体表面幅方向の両端部が連結される支持
    板連結部とを有し樹脂により一体成形されたトナー回収
    容器、(A06)平板状に形成された前記支持板連結部で
    あって、その一面側に前記ブレード支持板が固定状態で
    連結されるとともに他面側に補強板連結面が形成された
    前記支持板連結部、(A07)前記ブレード支持板に沿っ
    て所定間隔離れて配置されて両端部が前記補強板連結面
    に固定状態で連結された金属板製の補強板。
  4. 【請求項4】 次の構成要件(A01)〜(A03),(A
    08)を備えたクリーナ、(A01)回転移動するトナー像
    担持体表面に当接してトナー像担持体表面のトナーを掻
    取るブレード先端部およびその反対側のブレード基端部
    が前記トナー像担持体表面幅方向に沿って設けられた平
    板状のクリーニングブレード、(A02)前記ブレード基
    端部を支持する金属板製のブレード支持板、(A03)前
    記クリーニングブレードにより除去されたトナーを収容
    する容器本体部と、前記ブレード支持板の前記トナー像
    担持体表面幅方向の両端部が連結される支持板連結部と
    を有し樹脂により一体成形されたトナー回収容器、(A
    08)前記金属板製のブレード支持板の熱膨張係数と前記
    樹脂製のトナー回収容器の熱膨張係数との差が4×10
    -5/°C以下の材料を使用した前記トナー回収容器。
  5. 【請求項5】 次の構成要件(A09)を備えた請求項4
    記載のクリーナ、(A09)グラスファイバ入りの樹脂に
    より成形された前記トナー回収容器。
  6. 【請求項6】 次の構成要件(B01)〜(B04)を備え
    たクリーナ、(B01)回転移動するトナー像担持体表面
    に当接してトナー像担持体表面のトナーを掻取るブレー
    ド先端部を有するクリーニングブレード、掻取ったトナ
    ーを回収するトナー回収容器、回収したトナーがトナー
    回収容器の外部に漏出するのを防止するフィルムシール
    を有するクリーナ、(B02)前記フィルムシールの基端
    部を支持する金属板製のフィルム支持板、(B03)前記
    クリーニングブレードにより除去されたトナーを収容す
    る容器本体部と、前記フィルム支持板の前記トナー像担
    持体表面幅方向の両端部が連結される支持板連結部とを
    有し樹脂により一体成形された前記トナー回収容器、
    (B04)前記容器本体部および支持板連結部間に形成さ
    れた低剛性接続部分であって、前記トナー像担持体表面
    幅方向の前記トナー回収容器および前記フィルム支持板
    の熱膨張量の差が発生したときに前記容器本体部に対し
    て前記支持板連結部が容易に変位するように変形可能な
    前記低剛性接続部分を有する前記トナー回収容器。
  7. 【請求項7】 次の構成要件(B01)〜(B03),(B
    05)を備えたクリーナ、(B01)回転移動するトナー像
    担持体表面に当接してトナー像担持体表面のトナーを掻
    取るブレード先端部を有するクリーニングブレード、掻
    取ったトナーを回収するトナー回収容器、回収したトナ
    ーがトナー回収容器の外部に漏出するのを防止するフィ
    ルムシールを有するクリーナ、(B02)前記フィルムシ
    ールの基端部を支持する金属板製のフィルム支持板、
    (B03)前記クリーニングブレードにより除去されたト
    ナーを収容する容器本体部と、前記フィルム支持板の前
    記トナー像担持体表面幅方向の両端部が連結される支持
    板連結部とを有し樹脂により一体成形された前記トナー
    回収容器、(B05)前記支持板連結部に対して前記フィ
    ルム支持板の前記トナー像担持体表面幅方向の両端部の
    うちの一端部を固定状態で連結し、他端部を前記トナー
    像担持体表面幅方向に移動可能に連結する支持板連結装
    置。
  8. 【請求項8】 次の構成要件(B01)〜(B03),(B
    06),(B07)を備えたクリーナ、(B01)回転移動す
    るトナー像担持体表面に当接してトナー像担持体表面の
    トナーを掻取るブレード先端部を有するクリーニングブ
    レード、掻取ったトナーを回収するトナー回収容器、回
    収したトナーがトナー回収容器の外部に漏出するのを防
    止するフィルムシールを有するクリーナ、(B02)前記
    フィルムシールの基端部を支持する金属板製のフィルム
    支持板、(B03)前記クリーニングブレードにより除去
    されたトナーを収容する容器本体部と、前記フィルム支
    持板の前記トナー像担持体表面幅方向の両端部が連結さ
    れる支持板連結部とを有し樹脂により一体成形された前
    記トナー回収容器、(B06)平板状に形成された前記支
    持板連結部であって、その一面側に前記フィルム支持板
    が固定状態で連結されるとともに他面側に補強板連結面
    が形成された前記支持板連結部、(B07)前記フィルム
    支持板に沿って所定間隔離れて配置されて両端部が前記
    補強板連結面に固定状態で連結された金属板製の補強
    板。
  9. 【請求項9】 次の構成要件(B01)〜(B03),(B
    08)を備えたクリーナ、(B01)回転移動するトナー像
    担持体表面に当接してトナー像担持体表面のトナーを掻
    取るブレード先端部を有するクリーニングブレード、掻
    取ったトナーを回収するトナー回収容器、回収したトナ
    ーがトナー回収容器の外部に漏出するのを防止するフィ
    ルムシールを有するクリーナ、(B02)前記フィルムシ
    ールの基端部を支持する金属板製のフィルム支持板、
    (B03)前記クリーニングブレードにより除去されたト
    ナーを収容する容器本体部と、前記フィルム支持板の前
    記トナー像担持体表面幅方向の両端部が連結される支持
    板連結部とを有し樹脂により一体成形された前記トナー
    回収容器、(B08)前記金属板製のフィルム支持板の熱
    膨張係数と前記樹脂製のトナー回収容器の熱膨張係数と
    の差が4×10-5/°C以下の材料を使用した前記トナ
    ー回収容器。
  10. 【請求項10】 次の構成要件(B09)を備えた請求項
    9記載のクリーナ、(B09)グラスファイバ入りの樹脂
    により成形された前記トナー回収容器。
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