JP2002148919A - トナー補給容器及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

トナー補給容器及び電子写真画像形成装置

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JP2002148919A
JP2002148919A JP2000340485A JP2000340485A JP2002148919A JP 2002148919 A JP2002148919 A JP 2002148919A JP 2000340485 A JP2000340485 A JP 2000340485A JP 2000340485 A JP2000340485 A JP 2000340485A JP 2002148919 A JP2002148919 A JP 2002148919A
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toner
toner supply
powder toner
powder
container
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Yusuke Yamada
祐介 山田
Bunro Tazawa
文朗 田澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーのブリッジの生じる状態の据置型トナ
ー補給容器のブリッジを解消する手段を提供する。 【解決手段】 容器本体1Aにフィルム状搬送部材4を
設ける。装置本体側にトナーの有無の検出手段を設け、
トナーが現像器へ来ないと、装置本体側の駆動手段が巻
取部材5を回転してフィルム状搬送部材4を巻き取り、
トナー収納部19内の容積を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
プリンター等の電子写真画像形成装置にトナーを補給す
るためのトナー補給容器及び電子写真画像形成装置に関
する。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。そして、電子写真画像形成装置の例として
は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例え
ば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、フ
ァクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やプリンター等の
画像形成装置には現像剤として微粉末のトナーが使用さ
れている。そして画像形成装置本体の現像剤が消費され
た場合には、トナー補給容器を用いて画像形成装置へト
ナーを補給することが行われている。
【0004】ここで、トナーは極めて微細な粉末である
ため、トナー補給作業時には、トナーが飛散しないよう
トナー補給容器を画像形成装置本体の内部に据置いて、
小さな開口部から小量ずつトナーを排出する方式が提案
されている。このような方式にあってはトナーは重力等
の作用で自然に排出させるのは困難であり、何らかのト
ナー排出手段が必要となる。
【0005】そしてこのような、トナー排出手段を備え
たトナー補給容器としては、特開昭61−99176号
公報に開示されている従来のトナー補給容器がある。こ
の例では、トナー補給容器内のトナーはスクリュー状の
搬送部材で排出口方向に送られ、容器端部の下面に設け
られたトナー排出口より落下するように構成されてい
る。そして、容器本体内には撹拌部材が回転自在に収納
されており、搬送部材の端部に取付けされたスプロケッ
トと撹拌部材の対応する端部に突設された複数個の爪が
噛み合うことで、搬送部材の回転に従動して撹拌部材が
回転する。これにより、容器本体内のトナーの固まりや
片寄りを防止して、トナーを残留させることなく確実に
排出するよう構成されている。
【0006】また、他の従来例として特公平7−113
796号公報に開示されているトナー補給容器がある。
これは全体形状が略円筒形状であり、その一端部の円筒
面には比較的小さなトナー排出用の開口が設けられてい
る。また容器内部には螺旋状のトナー撹拌搬送部材が設
けられ、容器の端部壁面を貫通して容器外部より駆動を
受けるようになっている。また、撹拌部材の駆動側と反
対側は自由端となっている。
【0007】ところで、この搬送部材の駆動を受ける側
が容器の端部壁面を貫通している部分には何らかの軸受
シール機構が必要とされる。シール機構の構成は、撹拌
部材の端部にギア部材を連設しギア部材と容器壁面との
間にシール部材を挟持するようにしたものが一般的であ
る。シール部材としては、ドーナツ状の羊毛フェルトや
オイルシール等が用いられる場合が多い。
【0008】このトナー補給容器は画像形成装置本体内
に装着したまま使用され、該装置本体側からの駆動によ
りトナー撹拌搬送部材を回転することでトナーを搬送
し、開口部から少量ずつトナーを排出するようになって
いる。
【0009】他の従来技術として特開平7−44000
号公報に開示されているトナー補給容器がある。これは
全体形状は円筒形のボトル形状をなし、その内面には螺
旋状の突起を設け、一端側の中心付近に小さなトナー排
出口を設けている。前記従来例と異なり、撹拌部材は内
装されていない。
【0010】なお、このトナー補給容器は、前記従来例
と異なり搬送部材は内装されておらず、画像形成装置本
体に据置いて使用され、該装置本体側からの駆動を受け
て容器本体そのものが回転することでトナーを搬送する
構成のトナー搬送手段を備えている。なお、排出口側の
端部へ搬送されたトナーは、開口部近傍の迫り出し形状
により案内されて容器中心付近の排出口へ持ち上げられ
て容器外へ排出されるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
例においては次のような問題点があった。
【0012】例えば、特開昭61−99176号公報に
開示されているトナー補給容器は、 (1)新しいトナー補給容器に交換した直後の起動トル
クが極めて高くなる場合があることである。トナー補給
容器は製造されてからユーザーが使用するまでに、長期
間の保管や物流条件(輸送・振動)、環境条件(特に高
温高湿)を経ることで、トナーに含まれている空気が抜
け、最終的には高密度に固まった状態になることがあ
る。このような状態に至ったトナー補給容器をそのまま
画像形成装置に装着して起動した場合、この従来例の場
合には前記高密度のトナーに埋まったスクリュー状の搬
送部材と回転する撹拌部材を同時に動かすために、極め
て高い起動トルクを示すことがある。これは特にトナー
補給容器を大容量にした場合に顕著であり、また比較的
比重の小さな2成分トナーよりも比較的比重の大きい1
成分トナーの場合に顕著である。このような極端に高い
起動トルクは、トナー補給容器に駆動力を伝達する中継
ギアや駆動源のモーターを破損させる可能性があり、逆
に言えばこのような高い起動トルクに備えて、モーター
の大型化・中継ギアの強化を行うことになり、画像形成
装置本体のコストが高くなる。 (2)もうひとつの問題は、摺動部においてトナーが溶
融固着して粗大な粒子を生成することである。これが現
像器へ送り込まれると画像品質上ポチやスジといった問
題となる。この従来例においては、回転撹拌部材の両端
の軸受部やスクリュー状搬送部材との噛み合い部など摺
動部分が多く、特に高温高湿環境下で長時間使用した場
合などにこれらの摺動部で前記粗大な粒子が生成する。 (3)他に螺旋状のトナー撹拌搬送部材を内装するた
め、縦長の容器を作成することは困難である。つまり、
画像形成装置が長時間放置され、補給容器内のトナーが
固まってしまった場合、トナー撹拌搬送部材が通過しな
い範囲のトナーを崩すことができず、結果的に容器内に
トナーが残存してしまう可能性がある。このため、螺旋
状のトナー撹拌搬送部材を用いた場合、容器内部全体を
撹拌する必要があり、容器形状は実質的に略円筒形に限
定されてしまう問題点がある。 (4)また、特公平7−113796号公報や特開平7
−44000号公報に記載されているトナー補給容器の
場合、トナー容器本体形状が略円筒形状に限定されてし
まうため、トナー補給容器の設計上の制約がある。つま
り、複写機やプリンター等の本体におけるトナー補給容
器のスペース上、トナー補給容器が円筒形状であるため
に画像形成装置本体が大型化してしまう場合がある。例
えば、カラー複写機やカラーレーザービームプリンター
等の場合、トナー補給容器はマゼンタ、イエロー、シア
ン、ブラックと4色必要となり、それらの容器を配置す
る際、円筒形状では画像形成装置本体内に無駄な空間
(デッドスペース)が数多く発生してしまう。結果とし
て装置が大型化、コストアップ等の要因となってしまう
といった問題があった。
【0013】本発明は、前述した従来のトナー補給容器
をさらに発展させたものである。
【0014】本発明の目的は、トナー補給容器を電子写
真画像形成装置本体の内部に据置いて、装置本体にトナ
ーを補給することのできる、信頼性の高いトナー補給容
器を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、製造コストの
安いトナー補給容器を提供することにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、ブリッジして
しまったトナーでも、確実にトナーを撹拌・搬送するこ
とのできるトナー補給容器を提供することである。
【0017】また、本発明の目的は、そのようなトナー
補給容器の着脱可能な電子写真画像形成装置を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】主要な本発明は請求項と
対応する番号を付して示せば以下のとおりである。
【0019】本出願に係る第1の発明は電子写真画像形
成装置本体に着脱可能で、前記電子写真画像形成装置本
体の被供給部に粉体トナーを供給するためのトナー補給
容器において、前記粉体トナーを収納するための粉体ト
ナー収納部と、前記粉体トナー収納部内に収納されてい
る粉体トナーを前記被供給部に供給するための粉体トナ
ー供給部とを備えた粉体トナー供給容器本体と、回転さ
せられることにより前記粉体トナー収納部内に収納され
ている粉体トナーを前記粉体トナー供給部の一端部に設
けられた粉体トナー供給口の方向へ搬送するための搬送
部材と、前記粉体トナーを前記搬送部材側へ搬送するた
めのフィルム状搬送部材と、前記フィルム状搬送部材を
巻き取るための巻取部材と、前記巻取部材を収納し、粉
体トナー収納部とは独立して設けた巻取部材収納部と、
前記フィルム状搬送部材の表面に付着した粉体トナーの
巻取部材収納部への混入を防止するために設けたシール
部材と、前記粉体トナー供給口を開封可能に封止するた
めの封止部材と、を有することを特徴とするトナー補給
容器である。
【0020】本出願に係る第8の発明はトナー補給容器
を着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形
成装置において、 a.前記粉体トナーを収納するための粉体トナー収納部
と、前記粉体トナー収納部内に収納された粉体トナー
と、前記粉体トナー収納部内に収納されている粉体トナ
ーを画像形成装置本体の被供給部に供給するための粉体
トナー供給部とを備えた粉体トナー供給容器本体と、回
転させられることにより前記粉体トナー収納部内に収納
されている粉体トナーを前記粉体トナー供給部の一端部
に設けられた粉体トナー供給口の方向へ搬送するための
搬送部材と、前記粉体トナーを前記搬送部材側へ搬送す
るためのフィルム状搬送部材と、前記フィルム状搬送部
材を巻き取るための巻取部材と、前記巻取部材を収納
し、粉体トナー収納部とは独立して設けた巻取部材収納
部と、前記フィルム状搬送部材の表面に付着した粉体ト
ナーの巻取部材収納部への混入を防止するために設けた
シール部材と、前記粉体トナー供給口を開封可能に封止
するための封止部材と、を有するトナー補給容器を取り
外し可能に装着する装着手段と、 b.電子写真感光体に形成された静電潜像をトナーを用
いて現像するための現像手段と、 c.前記現像手段へ供給するトナーを収容する前記被供
給部内のトナーの有無を検出するトナー有無検出手段
と、 d.前記巻取部材を駆動する駆動手段と、 e.前記トナー有無検出手段がトナーなしを検出した際
に、前記駆動手段を駆動して巻取部材が前記フィルム状
の搬送部材を巻き取るように制御する制御手段と、 f.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0022】まず最初に本発明に係るトナー供給容器が
装着されている電子写真画像形成装置の一例である電子
写真複写装置の構成について図1に基づいて説明する。
【0023】同図において、100は電子写真複写装置
本体(以下装置本体という)である。また、101は原
稿であり、原稿台ガラス102の上に置かれ、光学部1
03の複数のミラーMとレンズLnにより、感光体ドラ
ム104上に現像の情報が結像するように配置されてい
る。105〜108はカセットであり、これらカセット
105〜108に積載された記録媒体としての用紙Pの
うち、操作部100a(図2参照)から使用者が入力し
た情報もしくは原稿101の紙サイズから適当な用紙を
カセット105〜108の用紙サイズ情報から選択す
る。
【0024】そして、図2に示すスタートボタン100
bを押すと、給紙、分離装置105A〜108Aにより
搬送された1枚の用紙Pを、搬送部109を経由してレ
ジストローラ110まで搬送し、感光体ドラム104の
回転と、光学部103のスキャンのタイミングを同期さ
せて搬送する。なお、111,112は転写・分離帯電
器である。
【0025】この後、搬送部113により搬送された用
紙Pは、定着部114において熱と圧により用紙P上の
トナーを定着させた後、片面コピーの場合には、排紙反
転部115を通過し、排出ローラ116により排紙トレ
イ117へ排出される。また、両面コピーの場合には、
排紙反転部115のフラッパ118の制御により、再給
紙搬送路119,120を経由してレジストローラ11
0まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路を
たどって排紙トレイ117へ排出される。
【0026】また、多重コピーの場合には、用紙Pは排
紙反転部115を通り、一度排出ローラ116により一
部が装置外へ排出される。そして、この後、用紙Pの終
端がフラッパ118を通過し、排出ローラ116にまだ
挟持されているタイミングでフラッパ118を制御する
とともに排出ローラ116を逆回転させることにより、
再度装置内へ搬送される。さらにこの後、再給紙搬送路
119,120を経由してレジストローラ110まで搬
送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって
排紙トレイ117へ排出される。
【0027】ところで、上記構成の装置本体100にお
いて、感光体ドラム104の回りには現像器201、ク
リーナ部202、一次帯電器203等が配置されてい
る。ここで、現像部201は、原稿101の情報を光学
部103により感光体ドラム104に形成された静電潜
像をトナーを用いて現像するものである。そして、この
現像器201へトナーを補給するためのトナー補給容器
1が装置本体100に使用者によって着脱可能に設けら
れている。ここで、現像器201は、トナーホッパー2
01aと現像器201bとを有している。トナーホッパ
ー201aはそのトナー受入れ口9を通じてトナー補給
容器1のトナー補給部1aから補給されたトナーを撹拌
するためのねじ羽根を有する撹拌部材201cを有して
いる。そして、この撹拌部材201cにより撹拌された
トナーは、マグネットローラ201dにより現像器20
1bに送られる。現像器201bは、現像ローラ201
fと、送り部材201eを有している。そして、マグネ
ットローラ201dによりトナーホッパー201aから
送られたトナーは、送り部材201eにより現像ローラ
201fに送られて、この現像ローラ201fにより感
光体ドラム104に供給される。
【0028】この現像器201へトナーを補給するため
のトナー補給容器1が装置本体100に着脱可能に設け
られている。
【0029】トナーホッパー201a内にはトナーホッ
パー201a内のトナーが減少し、更に、現像ローラ2
01f近傍のトナーがなくなった際に現像ローラ201
f近傍のトナーの有無を検出するトナー補給容器空検知
手段(不図示)を備えている。
【0030】トナー補給容器1からトナーホッパー20
1aへのトナー補給はトナーホッパー201aの撹拌部
材201cとほぼ同高さに設けられたトナー受入制御セ
ンサー201gがトナーホッパー201aのトナーの表
面がトナー受入制御センサー201gよりも下ると、ト
ナー受入制御センサー201gの信号を受けて装置本体
100の制御装置は後述する駆動手段の係合部材7を駆
動して搬送部材2を駆動してトナー補給容器1の粉体ト
ナー収納部のトナーをトナーホッパー201aへ送り出
す。これによってトナーホッパー201a中のトナー表
面は上昇しトナー受入制御センサー201gがトナーホ
ッパー201aにトナーが充填されたことを検出すると
装置本体100の制御装置は上記駆動手段を停止し、搬
送部材2のトナー供給動作は止む。
【0031】このトナー補給容器1は、図2に示す外装
カバーであるトナー補給容器交換用カバー15(以下交
換用カバーという)を図3に示すように開けることによ
り、駆動系(不図示)より駆動され、所定の位置まで引
き出されたトナー受け台50上にトナー補給容器1を設
置する。もしくは引き出されたトナー受け台50に載っ
ているトナー補給容器1を取り除くことが可能なように
構成されている。なお、トナー受け台50を介すること
なく、トナー補給容器1を直接装置本体100に設置
し、又、装置本体100から取り外してもよい。なお、
100cは装置本体100保持、点検用の開閉可能な前
カバーである。
【0032】次に本発明の実施の形態に係るトナー補給
容器について図4及び図5を用いて説明する。
【0033】図4は本発明の実施の形態におけるトナー
補給容器の斜視図であり、(A)は前面斜視図、(B)
は背面斜視図である。また、図5は前記トナー補給容器
の正面断面図である。
【0034】図4及び図5において、1Aは粉体トナー
補給容器本体(以下容器本体という)、2は容器本体1
Aに収納されている粉体トナーを装置本体100に取り
付けられた被供給部である現像器201に供給する搬送
部材である。3は封止部材である。4は容器本体内に収
納されている粉体トナーを前記搬送部材2側へ搬送する
ためのフィルム状搬送部材である。5は前記フィルム状
搬送部材4を巻き取るための巻取部材であり、装置本体
100側からの不図示の駆動部材の駆動により巻取り駆
動される。図8に示す6はフィルム状搬送部材4を巻き
取った際に、フィルム状搬送部材4表面に付着したトナ
ーが巻取部材収納部5eに混入しないようにシールする
ためのシール部材である。トナー収納部19はフィルム
状搬送部材4の下方空間となっており、フィルム状搬送
部材4が後述のように巻取部材5に巻き取られるにつれ
て縮小するようになっている。
【0035】ここで、この容器本体1Aは、下部が細長
い筒状形状を有する一方、一側面の下部には円筒状の粉
体トナー補給部1aが突設され、またこの粉体トナー補
給部1aの端部には粉体トナー供給口1gが設けられて
いる。また、容器本体1Aの他側面1Bの粉体トナー補
給部1aに対応する位置には搬送部材2を回転自在に保
持するための受け部1bが形成されている。さらに、底
面1Dには装置本体100に設けられた後述するトナー
供給口開閉手段に係合されてトナー補給容器1を着脱方
向に移動させるための係合凸部1cが、また正面及び背
面の下方傾斜面1Fには装置本体100に設けられた案
内部(不図示)と係合してトナー補給容器1の装着を容
易にするリブ状突起1fが長手方向に略平行に形成され
ている。
【0036】なお、容器本体1Aはプラスチック等の樹
脂を射出成形、ブロー成形、インジェクションブロー成
形等の方法で製造するのが好ましいが、他の材料及び製
造方法であってもよい。また、容器本体1Aは、便宜2
部分あるいはそれ以上の部分に分割し、それらを溶着、
接着等の手段で一体化する方法で製造してもよい。
【0037】一方、搬送部材2は、容器本体1Aに収納
されている粉体トナーを粉体トナー供給口1gに搬送し
た後、現像器201に供給するためのものであり、図5
に示すように軸部2Aと、この軸部2Aの回転により粉
体トナーを搬送する搬送部である螺旋状の搬送羽根2B
とを備え、軸部2Aの軸線が粉体トナー供給口1gの中
心線と略一致した状態で容器本体1Aに設けられてい
る。
【0038】なお、この搬送部材2は、粉体トナー補給
部1aの内部に延在する延在部分2cを有しており、本
実施の形態において、この延在部分2cは、さらに粉体
トナー補給部1aの外方に突出している。そして、この
延在部分2cに装置本体100側から回転駆動を受ける
ことができるよう封止部材3が軸方向に移動可能に取り
付けられるようになっている。
【0039】ここで、この延在部分2cの一端部2a
は、装置本体100側から封止部材3を介して回転駆動
を受けることができるような形状、本実施の形態におい
ては2面幅形状となっている。また、軸部2Aの他端部
2bは容器本体1Aの受け部1bに係合されており、こ
れにより搬送部材2は回転自在に保持されるようになっ
ている。
【0040】一方、この搬送部材2は、搬送羽根2Bが
粉体トナー補給部1aの内壁面に非接触の状態で、かつ
粉体トナー補給部1aに対し略水平となる状態で封止部
材3に保持されるようになっている。そして、このよう
に搬送部材2を保持することにより、搬送部材2の回転
によりトナーを粉体トナー供給口1gに向けて略水平に
搬送することができるとともに、粉体トナー補給部1a
の内壁面と搬送羽根2Bとの間に微細なトナーが巻き込
まれ、強く摺擦されて、内壁面にトナーが溶融固着する
のを防ぎ、粗大粒子が発生するという現象を防ぐように
している。
【0041】なお、この搬送部材2もプラスチック等の
樹脂を射出成形等の方法で製造するのが簡便で好ましい
が、他の材料及び製造方法であっても、任意に分割、接
合して製造しても構わない。
【0042】次にフィルム状搬送部材4について説明す
る。このフィルム状搬送部材4は、粉体トナー収納部に
収納されている粉体トナーを撹拌して粉体トナー収納部
内で固まったトナーを崩したり、トナーの片寄りを防止
して粉体トナーを残留させることなく排出させるための
ものである。
【0043】このフィルム状搬送部材4は可撓性のある
薄いフィルム状のもので帯状にできており、このフィル
ム状搬送部材4の一端は後述する巻取部材5に固定さ
れ、他端は容器本体内に設けた固定部材1dに固定され
ており、容器本体内壁に沿って配置されてある。このフ
ィルム状搬送部材4の目的はフィルム状搬送部材4を巻
き取ることによって容器内に存在するトナーを搬送部材
2側へ強制的に移動・撹拌させることで、ブリッジして
固まってしまったトナーでも確実に搬送部材2にトナー
を落とし、排出させることである。その原理は次のとお
りである。
【0044】後述する巻取部材5によって図6の(A)
から(C)に示すようにフィルム状搬送部材4は徐々に
巻取部材5に巻き付けられ、巻取部材収納部5eへと収
納される。と同時にフィルム状搬送部材4は次第にトナ
ー容器本体内部のトナー収納部19の容積を縮小させ、
フィルム状搬送部材4で囲まれたトナー収納部19内に
収納されているトナー全体を徐々に締付け、トナーを容
器本体1Aの下方に配置してある搬送部材2側へ強制的
に移動・撹拌させていくのである。巻取りが進むにした
がって、最終的には図6の(C)に示した形態となり、
完全にトナーを搬送させることができる。
【0045】このフィルム状搬送部材4の幅は基本的に
は図7に示すように容器本体内部の幅bと同等かまたは
それより若干大きい寸法公差であることが好ましい。そ
の理由は容器本体内部の幅bよりもフィルム状搬送部材
4の幅Bが小さい場合だと、フィルム状搬送部材4と容
器本体1Aとの間に隙間ができ、そこからトナーがもれ
てしまうおそれがあるために、フィルム状搬送部材4は
できるだけ容器本体1Aの内壁に密着した状態であるこ
とが望ましいからである。本実施の形態ではフィルム状
搬送部材4の幅Bが容器本体内壁間の幅bに対し、0〜
0.1%程度、大きい寸法であることが望ましい。
【0046】このフィルム状搬送部材4に用いられる材
質としては、適当な弾性と耐クリープ性が要求されるこ
とからPET(ポリエチレンテレフタレート)、PP
(ポリプロピレン)、ナイロン、PE(ポリエチレ
ン)、ポリイミドなどが最も好適であるが、その他プラ
スチックシートも利用可能であり、金属製の薄膜でも構
わない。
【0047】またこのフィルム状搬送部材4の肉厚とし
ては、材質により多少変化するが、0.1〜1.0mm
程度が好ましい。
【0048】次に巻取部材5について図8及び図9を用
いて説明する。巻取部材5は巻取軸5aとストッパー5
bの2つの部品から構成されており、フィルム状搬送部
材4を固定するための簡易な構造となっている。巻取軸
5aには段差のついた溝(展開した状態でT溝)5aー
1が設けられており、この溝5aー1にストッパー5b
が係合する。このとき巻取軸5aの溝5a−1とストッ
パー5bとの間にはフィルム状搬送部材4の厚みのぶん
だけ、わずかな隙間が存在し、この隙間にフィルム状搬
送部材4であるフィルムが挟持され、段差部によって巻
取軸に強固に固定される。本実施の形態では上述したよ
うなフィルムの固定方法について説明したが、これに限
定するものでなく、その他の固定方法を用いても何ら問
題ない。
【0049】また、巻取軸5aの中心部には画像形成装
置本体から駆動を伝達するための駆動穴5dが設けられ
ており、ここには駆動ギア5cの軸が係合し、装置本体
100からの駆動を受け、巻取軸5aを回転させる構造
となっている。
【0050】また前記巻取部材5はトナー収納部とは独
立した巻取部材収納部5e内に設けられており、シール
部材6によってトナー収納部19とは仕切られている。
その理由は巻取部材5にトナーが混入し、トナーの詰ま
り等によって巻取駆動できなくなるおそれがあるため、
トナー容器本体1Aの壁にはシール部材6が設けてあ
る。
【0051】このシール部材6は巻取部材収納部5eに
巻き取られたフィルム状搬送部材4の表面に付着したト
ナーが、巻取部材収納部5e内に混入するのを防止する
ためのものである。シール部材6はフィルム状搬送部材
4の幅とほぼ同等の幅にわたって設けられており、フィ
ルム状搬送部材4を上下から挟むようにして配置してあ
る。このシール部材6に用いられる材質としては、発泡
ポリウレタン、等の弾性部材が好ましい。
【0052】巻き取られたフィルム状搬送部材4は巻取
軸5aによって巻き取られ、巻取部材収納部5eへと収
納されていく。このときフィルム状搬送部材4に付着し
ているトナーはシール部材6を通過するときにシール部
材6によってフィルム状搬送部材4表面から剥離されて
トナー容器本体内部へと落下し、一方フィルム状搬送部
材4は表面をクリーニングされた状態で巻取部材収納部
5eへと収納されていく。そのため、巻取部材5がトナ
ーの混入等によって目詰まりなどにより動きが鈍くなっ
たり、巻取り不可能になったりすることなく確実にフィ
ルム状搬送部材4を巻き取ることができるのである。
【0053】次に、封止部材3について図10を用いて
説明する。なお、同図において、(A)は封止部材3の
正面図、(B)は(A)のA矢示図、(C)は(A)の
B矢示図、(D)は正面断面図である。
【0054】図10の(A)〜(D)において、3b
は、封止部材3のトナー補給容器1に対向する側に設け
られ、トナー補給容器1の粉体トナー供給口1gを開封
可能に封止する封止部であり、この封止部3bの外径は
粉体トナー供給口1gの内径よりも適当量大きく設定さ
れている。そして、この封止部3bの嵌合部3b1を粉
体トナー供給口1gから粉体トナー供給部1aに圧入嵌
合することにより、封止部材3は粉体トナー供給口1g
を密封するようになっている。
【0055】また、3cは、トナー補給容器1が装置本
体100に装着された際に、装置本体100から搬送部
材2を回転させるための駆動力を受けるための駆動力被
伝達部となるカップリング係合部であり、このカップリ
ング係合部3cは封止部3bからトナー補給容器1と反
対方向に搬送部材2の軸部2Aの軸線と略同軸線上に延
在形成された突出部3c1と、突出部3c1の周面に設
けられ、カップリング部材14(図5参照)と係合する
細長形状(スプライン状)の突起3dとを備えたもので
ある。なお、本実施の形態において、このスプライン突
起3dは略等間隔で4ケ所設けている。
【0056】ところで、この封止部材3には、搬送部材
2の一端部2aと係合して装置本体100から受けた駆
動力を搬送部材2に伝達するための駆動力伝達部とし
て、封止部3b及びカップリング係合部3cの形成部分
にわたって形成された開口によって係合孔3aが構成さ
れている。ここで、この係合孔3aは、粉体トナー供給
部1aから突出している搬送部材2の軸端部2aの二面
幅形状に対応した2面幅形状を有すると共に、軸端部2
aよりも僅かに大きく形成されており、これにより軸端
部2aは係合孔3aに遊嵌されるようになる。
【0057】そして、このように軸端部2aが係合孔3
aに遊嵌されることにより、搬送部材2と封止部材3と
は、搬送部材2の回転方向にはお互いに係止される一
方、軸線方向へはお互いに移動自在に構成されるように
なっている。これにより、トナー補給容器装着時、後述
するように封止部材3と容器本体1Aとの離間が可能と
なり、粉体トナー供給口1gの開封(開口)が可能とな
る。
【0058】ところで、この係合孔3aと軸端部2aと
の係合長さは、封止部材3と容器本体1Aとが離間する
際、外れることのない長さを有しており、これにより封
止部材3が容器本体1Aと離間しても、搬送部材2は封
止部材3(カップリング係合部3c)を介して駆動力を
受けることができるようになっている。
【0059】また、このカップリング係合部3cと封止
部3bとの間には、封止部3bが粉体トナー補給部1a
に圧入された際、粉体トナー補給部1aの端部に突き当
たるように、外径が粉体トナー補給部1aの外径と略等
しい鍔部3fが設けられており、この鍔部3fにより封
止部3bは粉体トナー補給部1aに、嵌合部3b1の長
さ分だけ圧入されるようになっている。
【0060】一方、3eはカップリング係合部3cの先
端に形成され、図5に示す装置本体100に設けられた
係合部材7に係止される係止部である係止突起3eであ
り、この係止突起3eに係合部材7を係止することによ
り、粉体トナー供給口1gを開封する際、封止部材3を
固定することができるようになっている。
【0061】ところで、このような構成の封止部材3も
プラスチック等の樹脂を射出成形して製造するのが好ま
しいが、他の材料及び製造方法であっても、任意に分
割、接合して製造しても構わない。また、封止部材3は
粉体トナー補給部1aに圧入嵌合してこれを密封するた
め適度な弾性が必要とされ、その材料としては低密度ポ
リエチレンが最も好ましく、次いでポリプロピレン・ナ
イロン・高密度ポリエチレン等が好ましく利用できる。
【0062】次に、トナー補給容器の交換方法について
説明する。
【0063】画像形成のプロセスに伴い、トナー補給容
器1内のトナーが略全量消費されると、トナー補給容器
空検知手段(不図示)による検知を経て、液晶等(不図
示)の表示手段によりユーザーはトナー補給容器1の空
を知らされる。
【0064】本実施の形態においてはトナー補給容器1
の交換はユーザー自身が行い、その手順は以下の通りで
ある。
【0065】まず、図2及び図11の(A)及び(B)
に示すように、閉じられた状態の交換用カバー15を、
図3及び図11の(C)に示すようにヒンジ18を中心
に回動させて図11(C)の破線で示す位置まで開く。
この交換用カバー15を開く動作に連動してトナー補給
容器1は後述するトナー供給部開閉手段により、それま
で容器本体1Aと離間して粉体トナー供給口1gを開放
する状態にあった封止部材3が粉体トナー供給部1aに
圧入嵌合され、粉体トナー供給口1gが閉口される。
【0066】次に、ユーザーは、装置本体100に装着
されている空のトナー補給容器1を図11(C)に示す
矢印方向と逆方向に引き出し、装置本体100より取り
外す。この後、ユーザーは新しいトナー補給容器1を矢
印の向きに装置本体100へと挿入した後、交換用カバ
ー15を閉じる(図11(A)及び(B)参照)。そし
て、交換用カバー15を閉める動作に連動してトナー供
給部開閉手段により封止部材3が容器本体1Aから離間
され、粉体トナー供給口1gが開封される。以上が、ト
ナー補給容器交換ステップである。
【0067】次に、交換用カバー15の開閉動作に連動
する粉体トナー供給口1gの開閉動作について、図12
及び図13を用いて説明する。なお、図12及び図13
において、7はカップリング係合部3cの係止突起3e
に係止して封止部材3を係止する係止手段である係止部
材、57は係止部材7が取り付けられた支持台であり、
この支持台57は装置本体100に設けた回転軸57a
を中心に回転可能となると共に、付勢部材58により時
計方向に付勢されている。なお、59は支持台57を位
置決めするストッパーである。ここで付勢部材58は引
張りコイルばねであって一端が係止部材7に係止され、
他端が装置本体100の不動部分に係止されている。
【0068】60は、回転可能に設けられたコロ63に
よりスライド可能なスライド台、51はスライド台60
の上に設けられた容器チャッキング部材である。ここで
コロ63は装置本体100に回転自在に支持されてお
り、スライド台60のスライド60bが嵌合している。
この容器チャッキング部材51が回動中心51aを中心
に回動可能となると共に、ばね52により反時計回り方
向に付勢されている。なお、53は容器チャッキング部
材51を位置決めするストッパーである。ここでばね5
2は引張りコイルばねであって一端がスライド台60に
係止され、他端が容器チャッキング部材51に係止され
ている。
【0069】ここで、容器本体1Aの底面1Dに設けら
れた移動用凸部である係合凸部1c、容器チャッキング
部材51及びスライド台60によりトナー補給容器移動
部材が構成され、さらに容器チャッキング部材51及び
スライド台60及び係止部材7とによりトナー供給口開
閉手段が構成される。
【0070】一方、容器チャッキング部材51は、容器
本体1Aの係合凸部1cを係止する係止部51cを有し
ており、トナー補給容器1の装置本体100への挿入に
際して係合凸部1cが図12に示す矢印C方向に進入す
ると、容器チャッキング部材51は、矢印D方向にばね
52に抗しながら回動中心51aを中心にして時計回り
に回転し、この後、係合凸部1cが係止部51cに進入
すると、ばね52により反時計回りに回転して戻って係
合凸部1cを係止するようになっている。そして、この
ように係合凸部1cを係止することにより、スライド台
60のスライドに伴いトナー補給容器1を着脱方向に移
動させることができるようになっている。
【0071】54は装置本体100に設けた支持手段
(不図示)により、軸線方向にスライド可能に保持され
るスライド軸であり、このスライド軸54は、付勢部材
(不図示)により矢印Aに示す様に支持台57から離れ
る方向(図12の下方向)に付勢されると共に、軸スト
ッパー55によりその位置が決められている。
【0072】56は、スライド軸54に取り付けられて
いるロック部材であり、このロック部材56はスライド
軸54が矢印Bに示すように支持台57の方向にスライ
ドする際、容器チャッキング部材51のリブ状突起部5
1eと係合し、容器チャッキング部材51をロックする
ためのものである。ここでリブ状突起部51eは図12
においてスライド軸54と平行している。そして、ロッ
ク部材56はリブ状突起部51eにガイドされるガイド
溝を有している。
【0073】ところで、スライド台60には凸部60a
が形成されており、この凸部60aは揺動軸61aを中
心に揺動可能な揺動アーム61の一端部に形成された長
穴61bと係合している。揺動軸61aは装置本体10
0に固設されている。ここで、この揺動アーム61は、
付勢部材62により揺動軸61aを中心にして時計方向
に付勢されると共にストッパー64によりその位置が決
められている。また、この揺動アーム61の他端部に
は、一端が開口された溝部61dが形成されている。付
勢部材62は引張りコイルばねであって、一端が装置本
体100に係止され、他端が揺動アーム61に係止され
ている。
【0074】一方、交換用カバー15には閉じられる
際、揺動アーム61の溝部61dに進入する凸部15b
が設けられており、凸部15bが溝部61dに進入する
ことにより、交換用カバー15の閉鎖動作に連動して揺
動アーム61を付勢部材62に抗して揺動軸61aを中
心にして反時計回りに揺動させることができるようにな
っている。
【0075】また、交換用カバー15には閉じられる
際、スライド軸54の一端部54aに当接する壁部15
aが設けており、この壁部15aにより交換用カバー1
5の閉鎖動作に連動してスライド軸54を矢印B方向に
スライドさせることができるようになっている。そし
て、このようにスライド軸54をスライドさせることに
より、スライド軸54の他端54bが支持台57の凸部
57bに当接し、これにより支持台57及び係止部材7
が付勢部材58に抗して回転し、これに伴い係止部材7
が封止部材3の係止突起3eを係止するようになってい
る。
【0076】そして、このような構成により、トナー補
給容器1を図11の(C)に示すように装置本体100
に挿入すると、容器本体1Aに設けられた係合凸部1c
は、図12に示す矢印C方向に進入した後、容器チャッ
キング部材51の係止部51cに係止され、この状態で
新しいトナー補給容器1は装置本体100に装着され
る。
【0077】次に、このように新しいトナー補給容器1
を装着した後、交換用カバー15を閉じると、まず交換
用カバー15の壁部15aがスライド軸54の一端部5
4aに当接し、スライド軸54が矢印B方向にスライド
する。そして、この後スライド軸54の他端54bが支
持台57の凸部57bに当接して支持台57及び係止部
材7が付勢部材58に抗して回転し、これに伴い係止部
材7は封止部材3の係止突起3eを係止する。
【0078】また、スライド軸54のロック部材56
は、スライド軸54のスライドに伴って容器チャッキン
グ部材51に向い、容器チャッキング部材51のリブ状
突起部51cと係合する。これにより、容器チャッキン
グ部材51はロックされる。
【0079】さらに、交換用カバー15を所定の位置ま
で閉じると、交換用カバー15の凸部15bが揺動アー
ム61の溝部61dへと進入し、揺動アーム61を付勢
部材62に抗して反時計回りに揺動させる。そして、こ
の揺動アーム61の揺動によりスライド台60は矢印A
方向にスライドし、それに伴い容器チャッキング部材5
1により係合凸部1cを係止されているトナー補給容器
1も同方向にスライドする。
【0080】ここで、この時、封止部材3は係止部材7
により係止されているため、容器本体1Aは封止部材3
から離間し、図13に示すように粉体トナー供給口1g
は開口される。なお、このとき粉体トナー供給部1a
は、図5に示すように装置本体100のホルダー11
に、円環状をなすシール部材8により外周囲を密閉した
状態で保持される。なお、本実施の形態においては、封
止部材3が粉体トナー供給口1gを出たところに保持さ
れているが、これはトナーの凝集性に応じ、トナーの排
出を妨げないために必要なだけ離しておくことができ
る。これにより、排出口付近での閉塞及びこれに起因す
る種々の問題が発生しないようにすることができる。
【0081】一方、トナー補給容器1のトナーが略全量
消費された後、ユーザーが図13の状態から交換用カバ
ー15を開くと、交換用カバー15の凸部15bが揺動
アーム61の壁部61cに当接し、揺動アーム61を時
計回りに揺動させる。これにより、スライド台60は矢
印B方向へとスライドし、トナー補給容器1も同方向へ
スライドする。
【0082】この時、容器チャッキング部材51は、ト
ナー補給容器1の係合凸部1cから時計回り方向に力を
受けるが、ロック部材56が容器チャッキング部材51
を回転方向にロックしているため係合凸部1cが容器チ
ャッキング部材51から脱することはない。これによ
り、粉体トナー供給口1gが封止部材3の鍔部3fに当
接するまでトナー補給容器1はスライドし、粉体トナー
供給口1gは閉口される。
【0083】さらに、交換用カバー15を開くと、スラ
イド軸54は既述したように付勢手段により矢印A方向
に付勢されているため、軸ストッパー55の定める所定
の位置まで移動し、それに伴い係止部材7が時計回りに
回動して封止部材3は係止部材7からの係止を脱し、ま
た、容器チャッキング部材51はロック部材56からの
ロックを脱する。
【0084】この状態に於て、トナー補給容器1は装置
本体100に対して取り外し可能な状態となり、トナー
補給容器1を矢印A方向に引き出せば取り外すことがで
きる。なお、矢印A方向に引き出し力を加えようとする
と、係合凸部1cがばね52に抗して容器チャッキング
部材51を時計回りに回動して、容器チャッキング部材
51による係合凸部1cの係止は解除されるようになっ
ている。
【0085】ところで、トナー補給容器1を装置本体1
00へ装着した場合、上述したように封止部材3の係止
突起3eは係止部材7にて係止され、トナー補給容器1
の粉体トナー供給口1gから離脱して保持される。この
とき搬送部材2と封止部材3との回転方向の係合関係は
そのままに保たれている。
【0086】一方、トナー補給容器1の装着時、封止部
材3のカップリング係合部3cは、図5に示すように装
置本体100側のカップリング部材14と係合するよう
になっている。ここで、このカップリング部材14は、
装置本体100側に設けられた駆動装置(不図示)の駆
動力を封止部材3に伝達するためのものである。
【0087】図14は、このカップリング部材の詳細形
状を示す図であり、同図の(A)はカップリング部材の
正面図、(B)は背面図、(C)は側面断面図である。
図14において、14aはカップリング部材14の外周
面に形成されたギア部であり、このギア部14aにより
装置本体100側からの駆動を受けるようになってい
る。
【0088】また、14bはカップリング部材14の中
心に形成された、封止部材3を受け入れるための受入孔
である。そして、この受入孔14bの内周面には、既述
した封止部材3のスプライン突起3dと係合するための
係合溝14cが形成されると共に、受入孔14bのトナ
ー補給容器1と対向する側の端部には、テーパー状の案
内部14dを設けてある。
【0089】ここで、本実施の形態においては、封止部
材3のスプライン突起3dを4本形成する。そして、カ
ップリング部材14の係合溝14cを12本形成すると
共に案内部14dを設けることにより、トナー補給容器
装着時、仮にスプライン突起3dと係合溝14cの位相
がずれていても、両者を確実に係合させることができる
ようになっている。なお、この封止部材3の突起3dの
数は、4本に限る訳ではなく、適宜選択できる。また、
係合溝14cの数も、12本に限る訳ではなく、適宜選
択できる。
【0090】次に、トナーの排出について説明する。
【0091】カップリング部材14は、装置本体100
側のモーター等の駆動源(不図示)からギア等の駆動伝
達手段(不図示)を介して回転駆動を受け、これが係合
溝14cとスプライン突起3dとの係合にて封止部材3
へ伝達され、さらに二面幅状の係合孔3aと二面幅部先
端2aとの係合にて搬送部材2へと伝達される。なお、
本実施の形態においては、搬送部材2の回転速度は25
回転/分となるように設定した。
【0092】そして、搬送部材2が回転するとトナー補
給容器1に収納されたトナーは粉体トナー供給口1gへ
向って搬送された後、粉体トナー供給口1gから排出落
下して装置本体100のトナー受入れ口9から現像器2
01へと供給される。なお、粉体トナー供給口1gを出
てトナー受入れ口9へ入るまでの間の部分は、前記のよ
うにシール部材8にて密閉が保持されているので、外部
へのトナーの漏れや飛散は防止される。
【0093】このとき、トナー補給容器内に収納された
トナーが適度にほぐれて、流動性が良ければ、特に問題
なく粉体トナー供給口1gから排出するのだが、トナー
補給容器1を輸送した際に振動等によりトナーが沈降し
密度が高くなって固まってしまったり、あるいは湿度の
高い場所に長期間保存しておいたため湿気を含んだトナ
ーが凝集し、著しく流動性が悪くなってしまう場合なと
がある。このような状態になってしまったトナーは図1
5のようにトナーが搬送部材2側に落ちないで、トナー
収納部19内に固まった状態(いわゆるブロッキング現
象)になって、トナー排出ができなくなる場合がある。
図15において、符号T1がブロッキングしたトナー、
19aがトナーがない状態のほぼ空となったスペースで
ある。
【0094】このような状態となった場合、装置本体1
00側の現像器内に設けた不図示のトナー補給容器空検
知手段がトナーが供給されてないことを検知し、装置本
体100側の巻取駆動手段(不図示)に信号を伝達し、
巻取部材5に駆動を与える指示を出す。これにより巻取
部材5が巻取を開始するとフィルム状搬送部材4が徐々
に巻取部材収納部5eに収納され、トナー補給容器内部
にブロッキングしていたトナーT1を図5(B)のよう
に崩し落としてトナーを確実に搬送部材2側へ落下させ
て、トナー供給口1gからトナーを排出する。この巻取
りに必要な巻取トルクは、固まったトナーを容器本体下
部に設けた搬送部材2側へ落とせばいいだけであるか
ら、それほど大きなトルクは必要としない。従って、特
開昭61−99176号公報に開示されたように撹拌部
材の起動トルクが極めて高くなるといった問題もなく、
駆動モーター等の駆動源は比較的小型のもので十分であ
る。
【0095】そして、やがて装置本体100の現像器2
01にトナーが供給されると不図示のトナー補給容器空
検知手段から巻取部材5の巻取駆動の停止の信号を送
り、駆動は停止される。
【0096】このように巻取駆動はトナーが無くなった
時に適宜、駆動のON−OFFを装置本体100側から
制御することで行われる。
【0097】上述したように、物流時や保存環境等によ
りトナー補給容器内のトナーがブロッキングしてしまっ
た場合においてもフィルム状搬送部材4を巻き取ること
によって、確実にトナー排出が可能となる。これにより
トナー補給容器1を装置本体100にセットする際に、
従来必要とされていた交換前のトナー補給容器を振る作
業は不要であり、ユーザーのトナー補給時の操作性を向
上させることになるのである。なお、封止部材3と装置
本体100とが接触する部分に回転摺動部は存在する
が、粉体トナー供給部1aから離れた位置にあり、直接
トナーが接触する部分でないので、粗大粒子の発生等の
種々の問題が発生することはない。また、この回転摺動
部の位置は、トナーの流動性や搬送部材2の搬送能力、
トナーの搬出速度等に応じて必要なだけ粉体トナー供給
部1aから離すことができる。
【0098】なお、本発明は、既述した第1の実施の形
態に限定されるものではない。
【0099】例えば、封止部材3の離脱方法は上記した
ように封止部材3を係止固定して容器本体1Aを移動し
ても、逆に容器本体1Aを固定して封止部材3を移動す
るようにしても構わない。ただし、封止部材3には前記
のとおり装置本体100側から回転駆動力が与えられる
ため、もし封止部材3を移動するとその部分の機構が複
雑となり、安定性に欠けるおそれがあり、封止部材3を
固定する方がより好ましい。
【0100】また、搬送部材2の回転速度も必要とされ
るトナーの搬送量に応じて任意に設定して良いのはもち
ろんだが、速すぎると装置本体100側の駆動源や駆動
伝達機構の負担が増大し、遅すぎるとトナーを充分に搬
送することができない。好ましくは3〜100回転/
分、より好ましくは5〜50回転/分、最も好ましくは
8〜20回転/分に設定するのが良い。
【0101】さらに、容器本体1Aの形状も、スペース
を有効に使うことができるならば、どのような形状であ
っても良く、トナー補給容器の大きさ、容量も任意に設
定できる。
【0102】例えば図16の(A)(B)(C)に示し
たように、種々の容器形状をとってもよい。ここで、容
器本体1Aが図16(A)は縦長、図16(B)は扁
平、図16(C)は段形である。特に本発明における特
徴としては、トナー補給容器上部にブロッキングしてし
まったトナーは確実に崩して、搬送部材2側へ落下・移
送することができるため、幅の狭いスペースしかない場
合は図16(A)のように縦方向に長い容器形状をとる
とか、あるいは図16(B)のように横方向に長い容器
形状をとる等、あるいは図16(C)に示すように自由
に容器形状を構成することで、装置本体100の空いた
スペースを有効に活用でき、トナー容量を大容量化でき
る。
【0103】また、特にカラー複写機やカラープリンタ
ー等の場合、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックと
4色のトナー補給容器を装置本体100内に並列して配
置するような場合はトナー補給容器の間隔を狭く配置す
ることができるため、装置の小型化が図れる。
【0104】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明において
は次のような効果が得られる。 (1)ブリッジしたトナーでも確実に搬送部材にトナー
を移送することができるので、トナー補給時に事前にユ
ーザーがトナー補給容器を振ったりする煩わしい操作を
必要とせずに簡単・確実にトナー補給作業ができる。 (2)トナー補給容器形状が円筒形状に限定されること
がなく、自由に容器構成を設計できるため、複写機本体
の設計自由度が増すとともに、円筒形状のトナー補給容
器にあったデッドスペースが生じることがない。そのた
め、本体のスペースを有効に活用できるため、トナー補
給容器の大容量化、あるいは装置の小型化に大きく貢献
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナー補給容器が装置される電子
写真画像形成装置の一例である電子写真複写装置の構成
を示す縦断面図である。
【図2】上記電子写真複写装置の斜視図である。
【図3】上記電子写真複写装置のトナー補給容器交換用
カバーを開いてトナー補給容器を電子写真複写装置に装
着する様子を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るトナー補給容器の、
(A)は前面斜視図、(B)は背面斜視図である。
【図5】上記実施の形態に係る、トナー補給容器の正面
断面図である。
【図6】(A)(B)(C)は夫々が上記実施の形態に
係る、トナー補給容器の巻取部材の動作を説明した縦断
面図である。
【図7】上記実施の形態に係る、フィルム状搬送部材と
トナー容器本体内壁の寸法関係を説明する斜視図であ
る。
【図8】上記実施の形態に係る、トナー補給容器の巻取
部材収納部の構成を示す斜視図である。
【図9】上記実施の形態に係る、トナー補給容器の巻取
部材の構造を示す部分縦断面図である。
【図10】上記トナー補給容器の封止部材3の、(A)
は正面図、(B)は(A)のA矢視図、(C)は(A)
のB矢視図、(D)は正面断面図である。
【図11】上記電子写真複写装置の(A)は正面図、
(B)は側面図、(C)はトナー補給容器交換用カバー
を開いた様子を示す平面図である。
【図12】上記電子写真複写装置の交換用カバーが開い
ている時のトナー供給口開閉手段等の状態を示す平面図
である。
【図13】上記電子写真複写装置の交換用カバーが開い
ている時のトナー供給口開閉手段等の状態を示す平面図
である。
【図14】上記電子写真複写装置のカップリング部材の
(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は側面断面図
である。
【図15】(A)(B)(C)は夫々が本実施の形態に
係るトナー補給容器のトナー排出動作を示す容器縦断面
図である。
【図16】(A)(B)(C)は夫々が本実施の形態
の、その他の実施の形態に係るトナー補給容器の容器縦
断面図である。
【符号の説明】
1…トナー補給容器 1a…粉体トナー補給部 1b…
受け部 1c…係合凸部 1d…固定部材 1f…リブ
状突起 1g…トナー供給口 1A…トナー補給容器本
体 1B…他側面 1D…底面 1F…下方傾斜面 2…搬送部材 2a…一端部 2b…他端部 2c…延
在部分 2A…軸部 2B…搬送羽根 3…封止部材 3a…係合孔 3b…封止部 3b1…
嵌合部 3c…カップリング係合部 3c1…突出部
3d…スプライン突起 3e…係止突起 3f…鍔部 4…フィルム状搬送部材 5…巻取部材 5a…巻取軸 5aー1…溝 5b…ス
トッパー 5c…駆動ギア 5d…駆動穴 5e…巻取
部材収納部 6…シール部材 7…係合部材 8…シール部材 9…トナー受入れ口 11…ホルダー 14…カップリング部材 14a…ギア部 14b…受
入孔 14c…係合溝 14d…案内部 15…交換用カバー 15a…壁部 15b…凸部 18…ヒンジ部 19…トナー収納部 19a…トナーが空のスペース 50…トナー受け台 51…容器チャッキング部材 51a…回動中心 51
c…係止部 51e…リブ状突起部 52…ばね 53…ストッパー 54…スライド軸 54a…一端部 54b…他端部 55…軸ストッパー 56…ロック部材 57…支持台 57a…回転軸 57b…凸部 58…付勢部材 59…ストッパー 60…スライド台 60a…揺動軸 60b…スライド 61…揺動アーム 61a…揺動軸 61b…長穴 6
1c…壁部 61d…溝部 62…付勢部材 63…コロ 64…ストッパー 100…装置本体 100a…操作部 100b…スタ
ートボタン 100c…前カバー 101…原稿 102…原稿台ガラス 103…光学部 104…感光体ドラム 105〜108…カセット 105A〜108A…分離装置 109…搬送部 110…レジストローラ 111,112…転写・分離帯電器 113…搬送部 114…定着部 115…排紙反転部 116…排出ローラ 117…排紙トレイ 118…フラッパ 119,120…再給紙搬送路 201…現像器 201a…トナーホッパー 201b
…現像器 201c…撹拌部材 201d…マグネット
ローラ 201e…送り部材 201f…現像ローラ
201g…トナー受入制御センサー 202…クリーナ部 203…一次帯電器 P…用紙 M…ミラー Ln…レンズ T1…ブロッキングしたトナー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能
    で、前記電子写真画像形成装置本体の被供給部に粉体ト
    ナーを供給するためのトナー補給容器において、 前記粉体トナーを収納するための粉体トナー収納部と、 前記粉体トナー収納部内に収納されている粉体トナーを
    前記被供給部に供給するための粉体トナー供給部とを備
    えた粉体トナー供給容器本体と、 回転させられることにより前記粉体トナー収納部内に収
    納されている粉体トナーを前記粉体トナー供給部の一端
    部に設けられた粉体トナー供給口の方向へ搬送するため
    の搬送部材と、 前記粉体トナーを前記搬送部材側へ搬送するためのフィ
    ルム状搬送部材と、 前記フィルム状搬送部材を巻き取るための巻取部材と、 前記巻取部材を収納し、粉体トナー収納部とは独立して
    設けた巻取部材収納部と、 前記フィルム状搬送部材の表面に付着した粉体トナーの
    巻取部材収納部への混入を防止するために設けたシール
    部材と、 前記粉体トナー供給口を開封可能に封止するための封止
    部材と、 を有することを特徴とするトナー補給容器。
  2. 【請求項2】 前記フィルム状搬送部材が前記トナー供
    給容器本体内壁近傍に密接して配置されていることを特
    徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
  3. 【請求項3】 前記粉体トナー供給部の形状は、実質的
    には円柱形状であり、その中心線と前記搬送部材の軸部
    の中心線が略一致していることを特徴とする請求項1に
    記載のトナー補給容器。
  4. 【請求項4】 前記搬送部材は、前記粉体トナー供給容
    器本体内に設けられ、前記粉体トナー供給部に延在する
    延在部分を有する軸部と、前記軸部に設けられて前記軸
    部の回転により粉体トナーを搬送する搬送部とを備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のトナー補給
    容器。
  5. 【請求項5】 前記延在部分は、さらに前記粉体トナー
    供給口の外方に突出していることを特徴とする請求項3
    に記載のトナー補給容器。
  6. 【請求項6】 前記搬送部材は、前記粉体トナー供給部
    の内壁面に非接触の状態で延在していることを特徴とす
    る請求項3に記載のトナー補給容器。
  7. 【請求項7】 前記搬送部材は、略水平となる状態で前
    記粉体トナー供給容器本体に設けられていることを特徴
    とする請求項1から5の何れか1つに記載のトナー補給
    容器。
  8. 【請求項8】 トナー補給容器を着脱可能で記録媒体に
    画像を形成する電子写真画像形成装置において、 a.粉体トナーを収納するための粉体トナー収納部と、 前記粉体トナー収納部内に収納された粉体トナーと、 前記粉体トナー収納部内に収納されている粉体トナーを
    画像形成装置本体の被供給部に供給するための粉体トナ
    ー供給部とを備えた粉体トナー供給容器本体と、 回転させられることにより前記粉体トナー収納部内に収
    納されている粉体トナーを前記粉体トナー供給部の一端
    部に設けられた粉体トナー供給口の方向へ搬送するため
    の搬送部材と、 前記粉体トナーを前記搬送部材側へ搬送するためのフィ
    ルム状搬送部材と、 前記フィルム状搬送部材を巻き取るための巻取部材と、 前記巻取部材を収納し、粉体トナー収納部とは独立して
    設けた巻取部材収納部と、 前記フィルム状搬送部材の表面に付着した粉体トナーの
    巻取部材収納部への混入を防止するために設けたシール
    部材と、 前記粉体トナー供給口を開封可能に封止するための封止
    部材と、 を有するトナー補給容器を取り外し可能に装着する装着
    手段と、 b.電子写真感光体に形成された静電潜像をトナーを用
    いて現像するための現像手段と、 c.前記現像手段へ供給するトナーを収容する前記被供
    給部内のトナーの有無を検出するトナー有無検出手段
    と、 d.前記巻取部材を駆動する駆動手段と、 e.前記トナー有無検出手段がトナーなしを検出した際
    に、前記駆動手段を駆動して巻取部材が前記フィルム状
    の搬送部材を巻き取るように制御する制御手段と、 f.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
JP2000340485A 2000-11-08 2000-11-08 トナー補給容器及び電子写真画像形成装置 Withdrawn JP2002148919A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092751A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010009023A (ja) * 2008-05-27 2010-01-14 Canon Inc 巻き取り部材、カートリッジ、及びカートリッジの組み立て方法

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