JP2002148707A - インスタントフイルム給送装置 - Google Patents
インスタントフイルム給送装置Info
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- JP2002148707A JP2002148707A JP2000339408A JP2000339408A JP2002148707A JP 2002148707 A JP2002148707 A JP 2002148707A JP 2000339408 A JP2000339408 A JP 2000339408A JP 2000339408 A JP2000339408 A JP 2000339408A JP 2002148707 A JP2002148707 A JP 2002148707A
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Abstract
る。カム53を変位部と無変位部とから構成する。変位
部をギヤ支軸63の外周面に螺旋状に設ける。無変位部
をギヤ支軸63の外周の全周にわたって支軸の軸方向と
直交するように設ける。連動レバー54にカムフォロワ
54cを設ける。モータ33を正転すると、カムフォロ
ワ54cが変位部を移動するとともに、連動レバー54
は揺動して、クロー爪55がインスタントフイルムの送
り出し位置に移動する。カムフォロワ54cが無変位部
に移動するとクロー爪55は送り出し位置で停止する。
クロー爪の移動と一対一の関係で回転する大型のカム板
を設ける必要が無くなる。
Description
のインスタントフイルムをフイルムパックから送り出す
フイルム給送装置に関するものである。
ムを画像の記録媒体に使用するカメラやビデオプリンタ
には、露光後にそのインスタントフイルムをフイルムパ
ックから送り出すフイルム給送装置が組み込まれてい
る。インスタントフイルムの給送装置は、露光済みのイ
ンスタントフイルムをフイルムパックのスリットを通し
て掻き出すクロー爪と、クロー爪で掻き出されたインス
タントフイルムを加圧しながら機器外に送り出す一対の
展開ローラと、これらの駆動機構とから構成され、それ
ぞれ共通のモータで駆動される。
3号公報記載のように、モータの駆動とともに展開ロー
ラをフイルム送り出し方向に回転させ、これに連動して
クロー爪移動用のカム板を回転させている。クロー爪は
スライド板に保持され、このスライド板に一体化したカ
ムフォロワがカム板の外周に係合しており、カム板の回
転によりスライド板とともにクロー爪が待機位置から移
動を開始する。クロー爪が一定ストローク移動すると、
フイルムパックから掻き出されたインスタントフイルム
が回転中の展開ローラに送り込まれる。
間に送り込まれたインスタントフイルムは展開ローラで
加圧しながら送りだされ、このときにポッドの押しつぶ
し及び現像処理液の展開が行われる。これと並行して前
記カムが回転を続け、クロー爪が待機位置に向かって戻
される。カム板がちょうど一回転する間にインスタント
フイルムが展開ローラの間から排出され、またクロー爪
が再び待機位置に戻るようにしてあり、カム板の一回転
が検出された時点でモータの駆動を停止して一回の給送
動作を終えるようにしている。
装置では、カム板の外周にカムフォロワを係合させ、カ
ム板の直径の大径部と小径部との差分をクロー爪の一定
のストローク長に合わせているためカム板が大きくな
り、給送装置の小型化が難しい。また、一回の給送動作
をカム板の一回転に合わせなくてはならないため、カム
板が一回点する間の展開ローラの回転数を適切な範囲に
決めなくてはならない反面、展開ローラによる送り出し
中にスリップが生じてしまうと、インスタントフイルム
の排出途中でモータが停止して給送不良になることも懸
念される。
たもので、クロー爪の移動と一対一の関係で回転する大
型のカム板を用いることなく、クロー爪を待機位置から
確実に一定ストローク移動させ、かつ待機位置に戻すこ
とができるようにしたインスタントフイルム給送装置を
提供することを目的とする。
に、本発明のインスタントフイルム給送装置は、モータ
の駆動により一対の展開ローラを回転させるとともにク
ロー爪を待機位置から一定ストローク移動させ、クロー
爪の移動によりフイルムパックに形成された排出スリッ
トを通して排出されたインスタントフイルムを前記展開
ローラで加圧しながら送り出した後、クロー爪を待機位
置に戻すようにしたインスタントフイルム給送装置にお
いて、モータの正転時にはその駆動力を展開ローラに伝
達して展開ローラをフイルム送り出し方向に回転させ、
モータの逆転時にはその駆動力が展開ローラに伝達する
ことを阻止して展開ローラを停止させたままにする展開
ローラ停止手段と、モータの正転によりクロー爪が待機
位置から一定ストローク移動した後は、引き続きモータ
の正転が継続してもクロー爪をその位置に留めておくク
ロー爪停止手段とを備えたものである。
正転及び逆転時に回転するギヤ支軸の外周に設けられた
螺旋状のカムと、このカムに係合するカムフォロワーが
一端に固着され前記ギヤ支軸の回転により揺動してクロ
ー爪を一定ストローク移動させる連動レバーとから構成
され、前記クロー爪駆動手段は、前記螺旋状カムの一端
側に連設され、支軸の全周にわたって支軸の軸方向と直
交する軌跡を持つ停止カムであることが好ましい。ま
た、クロー爪駆動手段に組み込まれたクラッチで構成さ
れ、このクラッチはクロー爪が待機位置から一定ストロ
ーク移動したときにその下流側に加わる負荷によって伝
達解除状態になり、モータの正転による上流側からの駆
動力が下流側に伝達されることを断ってもよい。これに
より、クロー爪の移動と一対一の関係で回転する大型の
カム板を用いる必要がなくなる。
付き電子スチルカメラの外観を示している。プリンタ付
き電子スチルカメラ10は、カメラ本体11の前面上方
に、カメラレンズ12、ストロボ発光窓13、及びロッ
ク解除ボタン14が設けられている。また、グリップ1
5の側面に電池室蓋16が設けられ、これを開放するこ
とによって電源電池が交換される。グリップ部15の前
面には、シャッタボタン17が設けられ、シャッタボタ
ン17を押すとカメラレンズ12を通して一回の撮像が
行われる。
フイルム排出口18が形成され、プリント操作を行った
ときには、このフイルム排出口18から露光済みのイン
スタントフイルム19が排出される。フイルム排出口1
8の奥には一対の展開ローラ20(図3参照)が設けら
れており、露光済みのインスタントフイルム19が一対
の展開ローラ20の間を通って排出されるときに現像処
理液の展開が行われ、1分〜数分程度の間にインスタン
トフイルム19上にポジ画像が得られる。
aと、ポッド部19bと、トラップ部19cとから構成
されている。露光面19aには画像が露光される。ポッ
ド部19bは、露光面19aの一辺に沿ってユニット内
に配置され、現像液が内包されているい。トラップ部1
9は露光面19aを挟んでポッド部19bに対面するよ
うにユニット内に配置され、展開後に余った現像液を吸
収する。このインスタントフイルム19は、未使用時か
らポジ像形成後まで1枚のシートとして取り扱われるモ
ノシート型フイルムユニットである。インスタントフイ
ルム19は、フイルムパック21と称されるプラスチッ
ク製のケースに10枚積層して収納される。
部22を介して装填蓋23が開閉自在に設けられてお
り、フイルムパック21は、この装填蓋23を開閉して
装填室24に装填される。装填室24の奥には、装填室
24と隣接して、プリンタ部25(図3参照)が設けら
れている。フイルムパック21の背面には、インスタン
トフイルム19の露光面を露呈する開口が形成されてお
り、フイルムパック21は、この開口がプリンタ部25
と対面する向きで装填される。なお、ヒンジ部22の内
部には、装填蓋23を開き位置に付勢するバネ(図示せ
ず)が組み込まれており、前記バネの付勢によりロック
解除ボタン14を押圧すると装填蓋23は開き位置に向
けて回動される。
ンタ部25はベースフレーム30と、露光ユニット31
と、フイルム給送装置32とから構成されている。ベー
スフレーム30は金属板を折り曲げて形成され、露光ユ
ニット31及びフイルム給送装置32が組み付けられて
いる。露光ユニット31は、その長手方向がインスタン
トフイルム19の給送方向と直交した方向に配置されて
いる。露光ユニット31の長手方向の両端部にはギヤ3
1aが設けられており、このギヤ31aがベースフレー
ム30のギヤ溝30aにかみ合っている。これにより、
露光ユニット31はインスタントフイルム19の給送方
向と平行な副走査方向に移動自在となっている。露光ユ
ニット31内には、図示しないモータやギヤ列などから
構成される移動機構が設けられており、この移動機構に
よりモータの駆動力がギヤ31aに伝達されることによ
り露光ユニット31は移動する。
けられており、軸31bはギヤ31aの回転に同期して
回転する。また、軸31bには露光ヘッド31cが取り
付けられ、詳しくは図示しないが、軸31bと露光ヘッ
ド31cとの間にはカム機構が設けられている。そし
て、露光ヘッド31cは軸31bの回転に伴い、インス
タントフイルム19の給送方向と直交した主走査方向に
移動する。これにより、露光ヘッド31cは露光ユニッ
ト31の副走査方向への移動に伴い主走査方向に移動す
る。そして、これに伴い、露光ヘッド31cからは、赤
色,緑色,青色のプリント光がインスタントフイルム1
9に向けて放射され、3色面順次でフルカラー画像が露
光される。
す。フイルム給送装置32はモータ33、展開ローラ駆
動機構34、クロー駆動機構35から構成されている。
モータ33の出力軸33aにはロータリエンコーダ36
が設けられている。ロータリエンコーダ36は、羽根車
37と光電センサ38とから構成されている。羽根車3
7は出力軸33aに取り付けられており、多数のスリッ
トが設けられている。光電センサ38は、羽根車37の
スリットを読み取ってモータ33の出力軸33aの回転
数を検出する。なお、光学式の代わりに、磁気式やブラ
シ式のロータリエンコーダを設けてもよい。
してモータ33の駆動力が展開ローラ駆動機構34及び
クロー駆動機構35に伝達される。また、モータ33の
逆転時は、後述する一方向クラッチにより、展開ローラ
20への駆動力の伝達は解除され、クロー駆動機構35
にのみ伝達される。展開ローラ駆動機構34はギヤ列4
0,41,42を介して展開ローラ20にモータ33の
駆動力を伝達する。展開ローラ20は互いに異なる向き
でインスタントフイルム19をカメラ本体11の外部に
排出する方向に回転される。インスタントフイルム19
は、展開ローラ20を通る間に、ポッド19bが裂開さ
れて現像処理液が内部で展開される。また、ギヤ列42
のギヤ42aは一方向クラッチを介して取り付けられて
いる。
は、筒46と筒46の外周面に形成した係合凹み部47
と係合凹み部47内に装填される係合軸48とから構成
されている。そして、ギヤ42aの回転により、筒46
が図中反時計方向に回転すると、係合軸48が係合凹み
部47内を移動して、係合凹み部47とギヤ38aとの
内周面で狭持固定されることで、ギヤ42a及び筒46
が一体化されて回転する。これにより、展開ローラ20
がインスタントフイルム19を外部に排出する方向に回
転する。
は、ギヤ51,52、カム53、連動レバー54,クロ
ー爪55から構成されている。クロー爪55は金属板を
折り曲げて形成され、クロー部56とブラケット部57
とから構成されている。クロー部56はベースフレーム
30に設けられた切り欠き30b及びフイルムパック2
1の切り欠き(図示せず)に進入してインスタントフイ
ルム19の下端部に係合する。
所に設けられており、このガイド孔58に取付ピン59
が挿入されてクロー爪55はベースフレーム30に取り
付けられる。ガイド孔58は長孔状に形成され、クロー
爪55がフイルム給送方向に移動するようにガイドす
る。クロー部56近傍の取付ピン59には、コイルバネ
60が取り付けられている。コイルバネ60はクロー部
56がインスタントフイルム19の下端部に確実に係合
するようにブラケット部57を付勢する。これにより、
クロー部56はインスタントフイルム19の露光面側に
押し付けられる。また、ブラケット部57には係合孔6
1が設けられている。係合孔61には連動レバー54に
形成されたピン54aが挿入される。
フレーム30に揺動自在に軸着され、クロー爪55を図
5に示す待機位置と、図6に示す待機位置からクロー爪
55を一定ストローク移動させた送り出し位置との間で
移動させる。また、レバー54にはカムフォロワ54c
が設けられており、カムフォロワ54cはカム53に係
合する。また、カムフォロワ54cにはバネ62が掛け
られており、カムフォロワ54cを図5中右方に付勢し
ている。
れている。ギヤ52にはギヤ51の回転が伝達され、ま
た、ギヤ51にはギヤ列37を介してモータ33の駆動
力が伝達される。これにより、カム支軸63はモータ3
3の駆動力が伝達されて回転する。
ており、ギヤ支軸63の回転により連動レバー54を揺
動させてクロー爪55を待機位置と送り出し位置との間
で往復動させる。図7はカム53の構成を示している。
なお、本実施形態では、カム53の回転によりカムフォ
ロワ54cが移動するのであるが、図7では、逆にカム
53を固定とみなし、カム53の回転によって相対的に
移動するカムフォロワ54cの位置を示している。そし
て、同図では、右向き矢印の方向がモータ33が正転し
た時にカム53をカムフォロワ54cが移動する方向に
対応している。また、左向きの矢印の方向がモータ33
が逆転した時にカム53をカムフォロワ54cが移動す
る方向に対応している。
とから構成されている。変位部53aはギヤ支軸63の
外周面に螺旋状に形成され、クロー爪55を待機位置と
送り出し位置との間で移動させる形状となっている。こ
れにより、モータ33を正転させるとクロー爪55は待
機位置から送り出し位置に向かって移動する。また、モ
ータ33を逆転させるとクロー爪55が送り出し位置か
ら待機位置に向かって移動する。
変位部53aの一端に連なるように設けられている。ま
た、無変位部53bはギヤ支軸63の全周にわたってギ
ヤ支軸63の軸方向と直交する軌跡を持つように形成さ
れている。モータ33の正転時は、無変位部53cでは
カムフォロワ54cが変位部53bに移動することがな
いので、クロー爪55は送り出し位置で停止する。ま
た、モータ33の逆転時は、バネ62の付勢によりカム
フォロワ54cは変位部53bへ移動するため、これに
伴い、クロー爪55は送り出し位置から待機位置に向か
って戻される。
照して上記実施形態の作用について説明する。撮像が終
了して、プリントが開始されると、先ず、露光ユニット
31によりインスタントフイルム19への露光が行われ
る。露光が完了すると、インスタントフイルム19のプ
リントが開始され、モータ33が正転する。これに伴
い、モータ33の駆動力が展開ローラ20及びギヤ支軸
63に伝達され、展開ローラ20及びギヤ支軸63が回
転する。ギヤ支軸63が回転するとカムフォロワ54c
が変位部53aを移動し、これに伴い、連動レバー54
が揺動して待機位置にあるクロー爪55を送り出し位置
に向かって移動させる。クロー爪55の移動より、クロ
ー部56がインスタントフイルム19の下端に係合する
とともに、展開ローラ20に向かって押圧する。
し位置に到着すると、無変位部53bにカムフォロワ5
4cが移動するので、連動レバー54の揺動が停止し、
これに伴い、クロー爪55は送り出し位置で停止する。
そして、インスタントフイルム19は、展開ローラ20
に挟み込まれてポッド部19bが裂開し、ポッド部19
bに内包されている現像液がインスタントフイルム19
内に展開される。
で停止するので、展開ローラ20によるインスタントフ
イルム19の送り出し中にスリップが生じても、クロー
爪55はインスタントフイルム19を展開ローラ20に
送り出し続けることができ、インスタントフイルム19
の排出途中でモータ33が停止して給送不良になること
がない。
開が終了すると、モータ33が停止され、これに伴い、
展開ローラ20及びギヤ支軸63の回転が停止する。な
お、モータ33は、モータ33が正転を開始してからイ
ンスタントフイルム19がスリップなしで展開ローラ2
0からの排出されるまでの時間T1に、仮にインスタン
トフイルム19の送り出し中にスリップが生じたとして
もインスタントフイルム19を完全に排出できることを
見込んだ余分な時間T2を加えた時間T1+T2が経過
した時点で停止される。この時間T1+T2は予め記憶
されており、ロータリエンコーダ36によりモータ33
の回転数を計測することにより、モータ33の駆動時間
を割り出して、モータ33の駆動時間がT1+T2に達
するとモータ33は停止される。
き、一方向クラッチ45によりモータ33から展開ロー
ラ20への駆動力の伝達が解除されるため、展開ローラ
20は回転せず、ギヤ支軸63のみが回転する。このよ
うに、本実施形態ではモータ33が逆転すると、展開ロ
ーラ20は回転しないため、展開ローラ20がインスタ
ントフイルム19の排出時と逆方向に回転して、展開ロ
ーラ20に付着したゴミなどの異物がカメラ本体11内
に侵入してしまうことを防止できる。また、モータ33
へ負荷を軽減して、電源電池の消耗を抑えることができ
る。
4cがバネ62の付勢により変位部53aに移動し、ク
ロー爪55は送り出し位置から待機位置に戻される。こ
の後、クロー爪55が図5に示す待機位置に到着する
と、モータ33は停止される。なお、この場合、モータ
33はロータリエンコーダ36によりモータ33の回転
数が計測されることにより駆動時間が割り出され、モー
タ33が逆転を開始してクロー爪55が送り出し位置か
ら待機位置に移動するまでの時間T3が経過した時点で
停止される。
無変位部53bを設けて、連動レバー54によりクロー
爪55を送り出し位置で停止させるようにしたので、従
来のように、クロー爪55の移動と一対一の関係で回転
する大型のカム板を設ける必要が無くなり、フイルム給
送装置32の小型化が可能になる。インスタントフイル
ム19の排出途中でモータ33が停止して給送不良にな
ることがない。
てクロー爪55を送り出し位置で停止させるようにした
が、これに限らず、例えばディスククラッチなどの摩擦
クラッチを用いてもよい。なお、上述した第1の実施形
態と同じ部品については、同符号を用いて詳しい説明を
省略する。この場合、ディスククラッチ70をギヤ51
とギヤ52との間に設ける。図9に示すように、ディス
ククラッチ70はギヤ51の摩擦面51a及びギヤ52
の摩擦面52aから構成されている。ギヤ51とギヤ5
2とは摩擦面51aと摩擦面52aとが互いに押圧する
ように接触させて配置されている。ギヤ51が回転する
と、摩擦面51aと摩擦面52aとの間の摩擦力により
ギヤ51の回転がギヤ52に伝達され、ギヤ支軸63が
回転する。
ムを設け、カムフォロワ54cがこのカム内を移動し
て、クロー爪55が送り出し位置に到着したときに、カ
ムフォロワ54cが螺旋状のカムの端部に当接してギヤ
支軸の回転が停止するようにする。そして、このとき
に、ギヤ支軸63に発生する負荷により、その上流側に
あるディスククラッチ70の摩擦面51aと摩擦面52
aとの間に摩擦力以上の負荷が掛かって、摩擦面51a
と摩擦面52aとが滑り、ギヤ51からギヤ52への回
転の伝達が解除されるようにする。なお、摩擦クラッチ
としてはディスククラッチ70以外に、円すいクラッチ
やドラムクラッチなどを用いてもよい。
置から送り出し位置に移動させる際に、無変位部53b
によりクロー爪55を送り出し位置で停止させたが、無
変位部を設けて、クロー爪55を送り出し位置から待機
位置に戻す際にも、全く同様に待機位置で停止させるよ
うにしてもよい。
ータリエンコーダ36でモータ33の回転数を計測する
ことにより、モータ33の駆動時間を割り出して停止す
るようにしたが、これに限らず、例えばフォトセンサな
どのセンサを設け、インスタントフイルム19の排出時
には、このフォトセンサでインスタントフイルム19の
後端を検出して、インスタントフイルム19が展開ロー
ラ20から排出されたことを検出してモータ33を停止
するようにしてもよい。また、クロー爪55を待機位置
に戻す際にも、例えばフォトセンサなどのセンサでクロ
ー爪55が待機位置に到着したことを検出してモータ3
3を停止するようにしてもよいし、例えばマイクロスイ
ッチでクロー爪55が待機位置に到着したことを検出し
てモータ33を停止するようにしてもよい。
子スチルカメラを例に説明したが、本発明の現像液展開
装置は、従来のインスタントカメラや、インスタントフ
イルムユニットを使用するプリンタ等にも利用すること
ができる。
イルム給送装置によれば、モータの正転時にはその駆動
力を展開ローラに伝達して展開ローラをフイルム送り出
し方向に回転させ、モータの逆転時にはその駆動力が展
開ローラに伝達することを阻止して展開ローラを停止さ
せたままにする展開ローラ停止手段と、モータの正転に
よりクロー爪が待機位置から一定ストローク移動した後
は、引き続きモータの正転が継続してもクロー爪をその
位置に留めておくクロー爪停止手段とを備えたので、ク
ロー爪の移動と一対一の関係で回転する大型のカム板を
設ける必要が無くなり、装置の小型化が可能になる。イ
ンスタントフイルムの排出途中でモータが停止して給送
不良になることがない。
ラの外観斜視図である。
構成を示す分解斜視図である。
る。
る。
ある。
ートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 モータの駆動により一対の展開ローラを
回転させるとともにクロー爪を待機位置から一定ストロ
ーク移動させ、クロー爪の移動によりフイルムパックに
形成された排出スリットを通して排出されたインスタン
トフイルムを前記展開ローラで加圧しながら送り出した
後、クロー爪を待機位置に戻すようにしたインスタント
フイルム給送装置において、 モータの正転時にはその駆動力を展開ローラに伝達して
展開ローラをフイルム送り出し方向に回転させ、モータ
の逆転時にはその駆動力が展開ローラに伝達することを
阻止して展開ローラを停止させたままにする展開ローラ
停止手段と、 モータの正転によりクロー爪が待機位置から一定ストロ
ーク移動した後は、引き続きモータの正転が継続しても
クロー爪をその位置に留めておくクロー爪停止手段とを
備えたことを特徴とするインスタントフイルム給送装
置。 - 【請求項2】 前記クロー爪駆動手段は、モータの正転
及び逆転時に回転するギヤ支軸の外周に設けられた螺旋
状のカムと、このカムに係合するカムフォロワーが一端
に固着され前記ギヤ支軸の回転により揺動してクロー爪
を一定ストローク移動させる連動レバーとから構成さ
れ、前記クロー爪駆動手段は、前記螺旋状カムの一端側
に連設され、支軸の全周にわたって支軸の軸方向と直交
する軌跡を持つ停止カムであることを特徴とする請求項
1記載のインスタントフイルム給送装置。 - 【請求項3】 前記クロー爪停止手段は、クロー爪駆動
手段に組み込まれたクラッチで構成され、このクラッチ
はクロー爪が待機位置から一定ストローク移動したとき
にその下流側に加わる負荷によって伝達解除状態にな
り、モータの正転による上流側からの駆動力が下流側に
伝達されることを断つことを特徴とする請求項1記載の
インスタントフイルム給送装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000339408A JP2002148707A (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | インスタントフイルム給送装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002148707A5 JP2002148707A5 (ja) | 2005-11-04 |
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---|---|---|---|
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- 2000-11-07 JP JP2000339408A patent/JP2002148707A/ja not_active Withdrawn
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