JP2002148313A - 処理方法 - Google Patents

処理方法

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JP2002148313A JP2001268997A JP2001268997A JP2002148313A JP 2002148313 A JP2002148313 A JP 2002148313A JP 2001268997 A JP2001268997 A JP 2001268997A JP 2001268997 A JP2001268997 A JP 2001268997A JP 2002148313 A JP2002148313 A JP 2002148313A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 集積回路において、該集積回路が動作モード
である時に境界試験を行うために使用することができる
境界試験アーキテクチャ、特にその処理方法を提供す
る。 【解決手段】 シリアル走査クロックから導かれたタイ
ミングで動作する第1のレジスタから、シリアル走査ク
ロックから分離する機能的クロックから導かれたタイミ
ングで動作する第2のレジスタへデータを通信する処理
方法であって、シリアル走査クロック・タイミングに同
期させてシリアル試験データ入力リード線からのデータ
をロードすべく第1の時間量に対して第1のレジスタを
動作する段階と、機能的クロック・タイミングに同期さ
せて第1のレジスタからのデータをロードすべく第2の
時間量に対して第2のレジスタを動作する段階と、及び
イネーブル信号で第2のレジスタを動作する段階を制御
する段階とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路に関し、
特に上位集積回路が正常に作動している間に急速試験を
行うことを可能にする事象認定試験アーキテクチャに関
する。
【0002】
【従来の技術】伝統的に、基板組立体上の集積回路同上
の間の配線を簡単に試験するために、境界走査試験法が
使われてきた。試験中、基板上の集積回路は非作動試験
モードとされ、基板上の各集積回路の全ての入力ピン及
び出力ピンの間の配線接続を確かめるために、その境界
走査経路がアクセスされる。
【0003】集積回路の境界を通過するデータを実時間
で動的に観察できる能力は、基板上の複数の集積回路間
の機能的相互作用を監視する方法を提供する。このよう
な試験により、高価なテスター及び機械的探査固定具を
使わなくては検出することの出来ないタイミングに敏感
で且つ/又は間欠的な故障を発見することが出来る。動
的境界観察は、システムの集積化、環境チャンバ試験、
遠隔診断試験、及び組み込み自己試験を容易にする。集
積回路の境界を通過するデータを実時間で動的に制御す
る能力は、基板上の一つ以上の集積回路の入力又は出力
に試験データを入れる方法を提供する。この能力によ
り、作動している回路中に誤りを伝播させて、(1)そ
の回路がその誤りを黙許するか、(2)その回路がその
誤りの発生を検出することが出来るか調べることが出来
る。既知の誤りを回路に導入する能力は、故障許容設計
においてバックアップ回路がやがて応答して正常なシス
テム動作を維持することを確かめる方法を提供する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の境界走査試験方
法では、回路は試験中は非作動試験モードとされるの
で、基板が作動しているときに限って生じる可能性のあ
るエラーは観察不可能である。よって、この種の静的境
界試験は、それが検出することの出来るエラーに限定さ
れる。更に、多くの場合に、正常な動作を妨げずに回路
を試験することが必要となる。例えば、回路が航空機制
御システムに使われているとすると、航空機が飛行して
いるときに試験を行うために該回路を作動不能にするこ
とは出来ないかもしれない。この様な場合には、静的境
界試験は不可能である。
【0005】従って、回路内で集積回路が正常に作動し
ているときに1個以上の集積回路の境界を通過するデー
タを動的に観察し制御するために使うことの出来る高等
な境界試験アーキテクチャを提供する必要が生じた。
【0006】本発明は、従来の境界試験アーキテクチャ
に伴う欠点及び問題を実質的に解消又は防止する境界試
験アーキテクチャを提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、シ
リアル走査クロックから導かれたタイミングで動作する
第1のレジスタから、シリアル走査クロックから分離す
る機能的クロックから導かれたタイミングで動作する第
2のレジスタへデータを通信する処理方法であって、シ
リアル走査クロック・タイミングに同期させてシリアル
試験データ入力リード線からのデータをロードすべく第
1の時間量に対して第1のレジスタを動作する段階と、
機能的クロック・タイミングに同期させて第1のレジス
タからのデータをロードすべく第2の時間量に対して第
2のレジスタを動作する段階と、及び、イネーブル信号
で第2のレジスタを動作する段階を制御する段階とを具
備する処理方法によって達成される。
【0008】
【実施例】次に、添付図面を参照して、本発明について
詳しく説明する。
【0009】本発明の好適な実施例は、図1ないし図2
1を参照することにより良く理解することが出来る。図
において同じ又は対応する部分に同じ数字が使われてい
る。
【0010】改良された境界試験アーキテクチャ 図1は、本発明の境界試験アーキテクチャを取り入れた
集積回路10のブロック図であり、該回路は、例示の目
的でレジスタとして示されている。集積回路10は、次
の様な入力、即ち、データ入力(D0−7)、データ出
力(Q0−7)、クロック(CLK)、出力制御(O
C)、事象認定イン(EQIN)、事象認定出力(EQ
OUT)、走査データ・イン(SDI)、走査データ・
アウト(SDO)、モード(MODE)、及び走査クロ
ック(SCK)、を持っている。データ入力D0−7
は、バッファー14を通して入力試験セル・レジスタ
(TCR1)12に接続されている。CLK信号はバッ
ファー18を通して試験セル(TC2)へ入力される。
入力試験セル・レジスタ12及び試験セル16の出力
は、集積回路の内部論理(図の実施例では8進レジスタ
20)に接続されている。試験セル・レジスタ12は、
出力試験セル・レジスタ(TCR2)の直列又はシリア
ル(以下、シリアルと称する)・データ入力(SDI)
に接続されたシリアル・データ出力(SDO)も持って
いる。8進レジスタ20の出力はTCR2 22のデー
タ入力(DIN)に接続されている。TCR2 22の
出力は、トリステート(tristate)・バッファー24を
介してデータ出力Q0−7に接続されている。出力制御
信号はバッファー28を介して試験セル(TC1)26
に接続されている。TC1 26の出力(DOUT)
は、トリステート・バッファー24のトリステート制御
に接続されている。SDI信号は、バッファー36を介
してTC1 26と、事象認定モジュール(EQM)3
0、バイパス・レジスタ32、及び命令レジスタ(IR
EG)34とに接続されている。TC1 26の走査デ
ータ出力は、TC2 16の走査データ入力に接続され
ている。TC2 16の走査データ出力は、TCR1
12の走査データ入力に接続されている。TCR22、
EQM30及びバイパス・レジスタ32の走査データ出
力はマルチプレクサ38に接続されている。マルチプレ
クサ33の出力及びIREG34の走査データ出力は、
マルチプレクサ40に接続されている。マルチプレクサ
40の出力は、バッファー42を介して集積回路10の
SDO信号に接続されている。
【0011】EQIN信号はバッファー44を介してE
QM30に入力される。EQM30は、TCR22から
CTERM信号出力も受信する。モード信号及びSCK
信号は、それぞれ、バッファー50及び52を介して試
験ポート48に接続されている。該試験ポートは、制御
信号をマルチプレクサ40へ出力するとともに、集積回
路10の色々な構成要素へ走査制御信号及び試験制御信
号を提供する。命令レジスタは、境界走査経路(TC
1、TC2、TCR1、TCR2)、EQM30、バイ
パス走査経路、及びマルチプレクサ38へ制御信号を出
力する。
【0012】例示の目的で集積回路10が8進レジスタ
として図示されていることに注意しなければならない。
本発明の境界試験アーキテクチャの例を示すために8進
レジスタが選択されているが、本発明は、明確な制御入
力、内部アプリケーション論理、及び/又はメモリ、並
びにデータ転送用の入力及び出力を持っている任意の種
類の集積回路に適用することの出来るものである。これ
以外に、この境界試験アーキテクチャを利用することの
出来る素子としては、例えば、カウンタ、シフトレジス
タ、FIFO、ビットスライスプロセッサ(Bit Slice
Processor)、RAMメモリ、マイクロプロセッサ、及び
ASICがある。更に、レジスタにおける本発明の使用
態様を修正し、本発明の範囲から逸脱せずに、より大き
な、又はより小さな入力バス及び出力バスと、図1に示
されている例とは異なる色々な制御入力を有する様に構
成することも出来る。
【0013】動作中、D0−7入力に現れるデータは、
CLK入力が活動化された時に8進レジスタ20を介し
てQ0−7出力へ転送される。OC入力が活動化された
とき、出力バッファー24は高インピーダンス出力状態
にされる。出力バッファー24が高インピーダンス状態
となっている間は、CLKが活動化されている時にデー
タをD0−7から8進レジスタに入力することが出来
る。通常モード時には、試験回路レジスタ(TCR1
2、TCR22)は、入力データや出力データの流れを
抑制しない。
【0014】図1に示されている試験構造は、試験ポー
ト48と4個の走査経路、即ち、命令レジスタ走査経
路、境界走査経路、バイパスレジスタ走査経路、及びE
QM走査経路、を持っている。境界走査経路は、各制御
入力(CLK及びOC)のための試験セルと、TCR1
(これは各データ入力信号に対応する個々の試験回路の
系列から成る)と、TCR2(各出力信号に対応する個
々の試験回路の系列から成る)とから成っている。
【0015】境界走査経路(TC1 26、TC2 1
6、TCR1 12、TCR2 22)を構成するのに
使われた試験セルと、オフライン境界走査試験中の図1
の集積回路10の動作とは、発明の名称を「集積試験回
路」とした米国特許出願第241,520号と、発明の名
称を「強化試験回路」とした米国特許出願第241,51
1号と、発明の名称を「試験バッファー/レジスタ」と
した米国特許出願第241,539号とに記載されてい
る。これらの出願は、全て、Whetsel が1988年9月
7日に出願したものであり、参照により、これを本書の
一部とする。
【0016】制御入力試験回路 図2は、CLK及びOC制御入力に使われる試験セル1
6、26のブロック図である。試験セル54は、A及び
B制御信号により制御される4:1マルチプレクサ56
と、2:1マルチプレクサ58と、レジスタ60及びラ
ッチ62から成っている。4:1マルチプレクサは、
(試験セル26又は16に応じてCLK又はOCから)
ODI入力経由のDIN信号と、SDI入力と、レジス
タ60の出力と、ラッチ62の出力とを受信する。マル
チプレクサ56の出力は、試験セルクッロに接続されて
いるレジスタ60に接続されている。レジスタ60の出
力は、HOLD信号により制御されるラッチ62と、S
DO信号とに接続されている。該ラッチの出力は、DI
N信号と共に2:1マルチプレクサ58に接続されてい
る。この2:1マルチプレクサは、DMX信号により制
御される。2:1マルチプレクサ58の出力は、DOU
T信号に接続されている。この試験セルの動作は、表1
−3に記載されている。この試験セルについては、前記
の米国特許出願第241,520号に詳しく記載されてい
る。
【0017】オフライン境界試験中、集積回路10は機
能しておらず、TC1 26及びTC2 16は、その
DIN入力に加えられた論理レベルを見て、そのDOU
T出力に取りつけられた論理を制御することが出来る。
オンライン境界試験中は、試験セル10は正常に動作し
ており、TC1 26及びTC2 16は、制御入力
(CLK及びOC)が該試験セルを通してDIN入力か
らDOUT出力へ自由に通過するのを許す。
【0018】
【表1】試験セルレジスタの真理値表 A B TCK 動 作 0 0 / シフト(SDI→SDO) 1 0 / ロード(ODI→SDO) 0 1 / トグル(LD →SDO) 1 1 / アイドル(SDO→SDO) /−TCK信号の立ち上がりエッジ
【0019】
【表2】試験セル・ラッチの真理値表 ホールド 動 作 0 ホールド(LQ=LQ) 1 転送(SDOからLQへ)
【0020】
【表3】試験セル2:1マルチプレクサの真理値表 DMX 動 作 0 通常モード(DINからDOUTへ) 1 試験モード(LQからDOUTへ)
【0021】データ入力試験レジスタ データ入力信号に使われる試験回路が図3及び表4及び
5に示されている。この試験回路は、前記の米国特許出
願第241,511号に詳しく記載されている。この試験
回路は、複数の、図2に示されている試験回路54と、
並列符号定数解析(PSA)論理64と、多項式タップ
論理65とから成る。PSA回路64は、2個のNAN
Dゲート66、68と、排他的OR(XOR)ゲート7
0とから成っている。NANDゲート66、68は、D
IN信号及びDATMSK信号とに接続された入力を有
する。NANDゲート68は、SDI信号とPSAEN
A信号とに接続された入力を有する。NANDゲート6
6、68の出力はXORゲート70に入力され、その出
力は、4:1マルチプレクサ56のODI入力に接続さ
れている。更に、多項式タップ回路65は、NANDゲ
ート72と排他的NORゲート(XNOR)74とから
成る。NAND72は、PTAP信号と、レジスタ60
の出力とに接続された入力を有する。NANDゲート7
2の出力は、FBI信号と共にXNOR74の入力に接
続されている。XNOR74の出力はFBO信号に接続
されている。
【0022】
【表4】並列符号定数解析論理の真理値表 DATMSK PSAENA EXNOR出力 0 0 ODI=“0” 0 1 ODI=SDI 1 0 ODI=DIN 1 1 ODI=SDI+DIN
【0023】
【表5】プログラマブル多項式フヘールドバック論理の真理値表 PTAP 入力FBI SDO 出力FBO 0 0 X 0 0 1 X 1 1 0 0 0 1 0 1 1 1 1 0 1 1 1 1 0
【0024】オフライン境界試験中、MODE及びSC
K入力から外的に加えられた制御は、TCR1 12に
より複数のD0−7入力パターンを捕捉させるととも、
その捕捉された結果を圧縮して符号定数(signature)と
することが出来、これをシフトさせて取り出し、検査す
ることが出来る。この複数捕捉動作時に、PSA論理6
4は、SDI及びDIN入力の排他的ORの結果が表4
に示されている様に可観測性データ入力(ODI)を介
して試験セルにロードされる様に調整される。単一捕捉
動作時には、PSA論理64は、DIN入力のみがOD
I入力を介して試験セルにロードされることとなる様に
調整される。多項式タップ論理65の動作は表5に示さ
れている。多項式タップ論理65はPSA試験動作に必
要なフィールドバックを提供する。図1の集積回路10
の、この様な動作モードは、前記の米国特許出願第24
1,539号に記載されている。
【0025】オンライン境界試験時には、内部EQM
は、 Compare Term (CTERM)信号を介してEQM
30に入力された所定の状態に応答してEQM出力バス
を介して制御を発し、TCR1 12により通常CLK
入力時に複数のD0−7データ入力パターンを捕捉させ
ることが出来る。TCR1 12における複数捕捉動作
は、D0−7データ入力パターンの流れを圧縮して符号
定数とすることを可能にする。符号定数がとられた後、
MODE及びSCK入力を介して外部制御を入力して、
その符号定数を外部へシフトさせ、検査することが出来
る。
【0026】D0−7データ入力に対する単一捕捉(デ
ータサンプル)及び複数捕捉(PSA)動作を実行する
ためにTCR1 12はEQM30から制御を受け取る
のであって、外部MODE及びSCK入力から受け取る
のではないことが注意することは重要である。単一捕捉
動作及び複数捕捉動作を実行するためにEQM30から
発せられる制御がCLK入力と同期していることに注意
することも重要である。
【0027】データ出力試験レジスタ 図4は、図1に示されている集積回路10のTCR2
22を構成する試験回路のブロック図である。TCR2
22は、複数の、図2に示されている試験セル54を
有し、その各々がマスク可能な比較論理76と多項式タ
ップ論理77と結合されている。マスク可能な比較論理
は、EXPDAT信号とDIN信号とに接続されたXO
Rゲート78から成る。XORゲート78の出力は、C
MPMSK信号と共に、NAND80の入力に接続され
ている。NANDゲート30の出力はCMPOUT信号
に接続されている。多項式タップ論理77のNANDゲ
ート82は、レジスタ60の出力及びPTAP信号に接
続されている。NANDゲート82の出力は、FBI信
号と共にXNORゲート84に接続されている。XNO
Rゲート84の出力はFBO信号に接続されている。マ
スク可能な比較論理の動作は表6に示されている。TC
R2 22の動作は、前記の米国特許出願第241,51
1号に詳しく記載されている。
【0028】
【表6】マスク可能な比較論理の真理値表 CMPMSK 入力 DIN 出力 EXPDAT CMPOUT 0 X X 1 1 0 0 1 1 1 0 0 1 0 1 0 1 1 1 1
【0029】オフライン境界試験時には、MODE入力
及びSCK入力から外的に加えられた制御は、試験デー
タをTCR2 22内にシフトさせ、該試験データをT
CR2 22内に試験回路のDOUT出力から出力させ
ることが出来る。この動作モードは、前記の米国特許出
願第241,539号に記載されている。
【0030】オンライン境界試験時には、MODE入力
及びSCK入力から外的に加えられた制御を使って、試
験データTCR2 22の試験回路内へシフトさせるこ
とが出来る。試験データが挿入されると、EQM30
は、IREG34からの制御入力よって作動可能にされ
て、TCR2 22からCTERM信号を介してのEQ
Mへの所定状態入力に応じて、EQM出力バスを介して
制御を発し、TCR222内の試験セルの2:1マルチ
プレクサ58へのMDX入力を転換させ、通常CLK入
力時に試験パターンをQ0−7出力へ出力させる。TC
R2 22からのCTERM出力は、TCR2 22内
の各試験回路54からの全てのCMPOUT出力の論理
AND演算の結果である。TCR2 22内の8個の試
験回路からの8個のCMPOUTは、TCR2 22内
にある8入力ANDゲートに入力される。このANDゲ
ートからの出力は、図1に示されているCTERM信号
である。TCR2 22内の試験回路からのCMPOU
T出力が全て高レベルである時、CTERM出力は高レ
ベルであり、Q0−7データ出力バス上に期待される状
態が存在することをEQM30に示す。TCR2 22
の試験回路54からのCMPOUT出力のうち少なくと
も1個が低レベルである時には、CTERM出力は低レ
ベルであり、期待される状態がQ0−7データ出力バス
上に存在しないことをEQM30に対して示す。
【0031】TCR2 22の試験回路のマスク可能な
比較論理76は、8進レジスタ20からのQ0−7出力
を、EQM30からEQM出力バスを介してTCR2
22へ入力された所定の予測されるデータ(EXPDA
T)パターンと突き合わせるために使用される。EXP
DATパターンと、8進レジスタからの出力との一致
(CTERM−1)が見出された時、EQM30は、E
QM出力バスを介してTCR1 12又はTCR2 2
2へ制御を発して、所望のオンライン試験動作を実行さ
せる。必要ならば、Q0−7データ出力バス上の信号の
うちの或るものに対しては一致が不要であれば、TCR
2 22内の試験回路のマスク可能な比較論理のうちの
少なくとも1個をマスク解除することが出来る。比較動
作をマスク解除するために、所定の比較マスク(CMP
MSK)パターンがEQM出力バスを介してTCR2
22内の試験回路に入力される。マスク可能な比較論理
の真理値表(表6)は、CMPMSK入力が低レベルで
あればマスク可能な比較論理は真の一致状態(DIN−
EXPDAT)をCMPOUT出力上に出力することを
示している。マスク可能な比較論理へのCMPMSK入
力が低レベルにセットされている間は、そのCMPOU
T出力は、DIN及びEXPDATの関係に関わらず、
高レベルである。高レベルである間は、CMPOUT入
力はTCR222内のANDゲートに対して何の効果も
持たない。
【0032】通常動作時に試験データを出力Q0−7に
挿入するためにTCR2 22は外部のMODE入力及
びSCK入力からではなくてEQM30から制御を受け
取ることに注意することは重要である。オンライン試験
データ挿入動作を行わせるEQM30から発せられる制
御がCLK入力と同期していることに注意するのも重要
である。
【0033】図3及び図4に関して前記した様に、EQ
M30は、TCR2 22の試験回路内のマスク可能な
比較論理と共同して、図1の集積回路10内で起こる状
態に応じて試験を発動させる方法を提供する。或る種の
オンライン試験においては、或る状態が集積回路10内
に生じた時を知ることのみならず、該回路内の他の集積
回路において他の状態が生じた時をも知ることが必要と
なる。複数の集積回路がオンライン試験動作の認定に参
加することが出来ることとなる様に本発明の境界試験構
造の事象認定能力を拡張するために、EQMは、図1に
示されている様に、外部入力信号(事象認定入力(EQ
IN))及び外部出力信号(事象認定出力(EQOU
T))の使用を必要とする。
【0034】拡張された事象認定 複数の集積回路を配する回路が図5に示されている。3
個の集積回路10aないし10cからのEQOUT信号
はANDゲート86に入力される。ANDゲート86の
出力は各集積回路10aないし10cのEQIN信号
と、コントローラチップ87とへ接続されている。外部
フィードバック回路網にワイヤードOR構成ではなくて
ANDゲートを使用することの利点は、速度の向上にあ
る。活動出力を持った論理ゲート(ANDゲート)は、
一般には、数ナノ秒で低レベル出力から高レベル出力
(EQIN)へ転換するが、ワイヤードOR(開放コレ
クター出力)構成は数ミリ秒で低レベル出力から高レベ
ル出力へ転換する。急速試験時には、ANDゲートへの
EQOUT入力から、その結果として該ANDゲートか
らEQIN出力が出力されるまでの応答時間がなるべく
短いことが決定的に重要である。
【0035】図5において、回路を構成する3個の集積
回路が示されている。各集積回路10aないし10cの
EQM30は、各集積回路のTCR2 22からの内部
CTERMがEQOUT出力信号を介してEQM30か
ら出力されることとなる様に構成されることが出来る。
また、各集積回路のEQM30は、オンライン試験動作
が内部CTERM入力ではなくてEQIN入力に応じて
発動され得ることとなる様に構成されることが出来る。
【0036】図5の3個の集積回路において生じる状態
に基づいてオンライン試験動作を認定するために、各集
積回路のEQM30は、各集積回路10aないし10c
のTCR2 22へEXPDATパターンを出力する。
各集積回路10aないし10cのQ0−7データ出力が
EXPDATパターンと一致したとき、EQOUT出力
は高レベルにセットされる。EQOUT出力は全て外部
ANDゲート86に入力されるので、ANDゲート86
からのEQIN出力は、全てのEQOUT入力が高レベ
ルである時にのみ高レベルである。3個の集積回路10
aないし10cの全てにおいて一致が見出されたとき、
外部ANDゲートへのEQOUT入力は全て高レベルと
なり、従って、ANDゲート36からのEQIN出力は
高レベルとなる。各集積回路10aないし10cのEQ
M30は、EQIN入力上の高レベル論理入力に応じて
オンライン試験動作を実行することが出来る。図5の集
積回路10aないし10cのうちの少なくとも1個が事
象認定プロセスに参加しなければ、そのEQOUT出力
は高レベルにセットされ、よって、それは外部ANDゲ
ートに対して何の効果も持たない。この明細書において
は、全部「1」の状態を検出するためにANDゲートが
示されているが、全部「0」の状態を検出するのであれ
ば、本発明の範囲から逸脱することなく、同様の方法で
ORゲートを使うことも出来る。
【0037】コントローラチップ87は、集積回路10
aないし10cの試験を監視し、走査経路へ出し入れさ
れるデータを制御する。該コントローラチップは、試験
が終わったことを示す信号を検出すると、解析のために
データを集積回路外へシフトさせる。
【0038】拡張された事象認定は、回路内の集積回路
に関して示されているけれども、同じ事象認定回路網は
階層的である。この事象認定回路網は、例えば集積回路
内の副回路、箱の中の基板、サブシステム内の箱、或い
はシステム内のサブシステム等の、如何なる集積レベル
にも適用することの出来るものである。
【0039】事象認定モジュール 図6は事象認定モジュール30のブロック図である。事
象認定モジュール30は、次の入力、即ち、CTERM
(TCR2 22からの)、CLK、EQIN及びSD
I(集積回路10への入力)、並びにIREG34から
のEQENAを受け取る。EQM30は7個の出力、即
ち、EQOUT、TGATE、TGATEZ、EVEN
T、EXPDAT、CMPMSK及びSDOを持ってい
る。SDI信号は制御レジスタ88に入力される。制御
レジスタ88は、信号C0、C1及びI/EをEQMコ
ントローラ90へ出力し、CKPOL信号をXORゲー
ト92へ出力し、MUXA信号及びMUXB信号を4:
1マルチプレクサ94へ出力する。XORゲート92
は、CLK信号も受信する。EQMコントローラ90は
CTERM信号と、EQIN信号及びEQENA信号と
を受信する。制御レジスタ88は、CEZ信号をEQM
コントローラ90へ出力するカウンタ96にも接続され
ている。カウンタ96は、スタート予測データレジスタ
100と、ストップ予測データレジスタ102と、随意
の予測データメモリ104とを有するスタート・ストッ
プ予測データ部98に接続されている。このスタート・
ストップ予測データ部98は、スタート比較マスクレジ
スタ108と、ストップ比較マスクレジスタ110と、
随意の比較マスクメモリ112とを有するスタート・ス
トップ比較マスク部106に接続されている。スタート
予測データレジスタ100とストップ予測データレジス
タ102とはマルチプレクサ114に接続されており、
これは信号EXPDATを出力する。スタート比較マス
クレジスタ108及びストップ比較マスクレジスタ11
0は、信号CMPMSKを出力するマルチプレクサ11
6に接続されている。スタート・ストップ比較マスク部
106は、SDO信号も出力する。マルチプレクサ11
4及び116は、EQMコントローラ90からのADD
RESS信号により制御される。EQMコントローラ9
0はCKCNT信号をカウンタ96へ出力する。
【0040】CTERM信号は、XORゲート92から
出力されるFQCK信号でクロックされるD型フリップ
フロップ118に入力され、このフリップフロップは、
XORゲート92から出力されるEQCK信号によりク
ロックされる。EQCK信号はEQMコントローラ90
にも入力される。D型フリップフロップ118の出力
は、EQMコントローラからのTGATE信号及びV+
信号と共にマルチプレクサ94に接続されており、それ
は高レベル論理源に結合されている。マルチプレクサ9
4の出力はEQOUT信号である。TGATE、TGA
TEZ、及びEVENT信号はEQMコントローラ90
から出力される。
【0041】4:1マルチプレクサ6個の入力、即ち、
MUXA、MUXB、CTERM、CDELAY、TG
ATE及びV+と、1個の出力EQOUTとを持ってい
る。EQM制御レジスタ88からのMUXA入力及びM
UXB入力は、EQOUTで出力されるべき入力(CT
ERM、CDELAY、TGATE、V+)を選択する
べく、走査動作を介してプログラムされることが出来
る。V+入力は、高レベル論理源に結合され、EQOU
T出力が静的高論理レベルにセットされるべきときに
は、4:1マルチプレクサから出力されるべく選択され
る。
【0042】TCR2 22におけるEXPDATと、
8進レジスタ20からのQ0−7データ出力との内部比
較動作の非同期(非整合)結果を出力するためにEQO
UT信号が必要とされるときに、CTERM信号は4:
1マルチプレクサ94から出力されるべく選択される。
遅延させられて集積回路のCLK入力により同期させら
れるCTERMを出力する必要があるときには、CDE
LAY(遅延させられたCTERM)信号が4:1マル
チプレクサ94から出力されるべく選択される。内的に
認定される試験動作の進行を追う必要があるときには、
EQMコントローラ90からのTGATE信号が4:1
マルチプレクサ94から出力されるべく選択される。
【0043】D型フリップフロップ118へのクロック
入力は、XORゲート92の出力(EQCK)から受信
される。D型フリップフロップ118の目的は、遅延さ
せられたCTERM(CDELAY)がEQOUTに出
力され得る様にCTERM入力を集積回路のCLK入力
と同期させる方法を提供することである。
【0044】CDELAY出力を選択して4:1マルチ
プレクサ94からEQOUT出力を出させることによ
り、EQM30は1集積回路CLKサイクルだけEQO
UT出力を遅延させることが出来る。この遅延は、これ
により、CLKエッジの直後にEQOUT出力が妥当と
なることを可能にするので、高速回路において事象認定
を行うために時々必要となる。この遅延がなければ、E
QOUT出力はTCR222の試験回路内のマスク可能
な比較理論がEXPDATをQ0−7データ出力と突き
合わせてCTERM信号を出力するのに要する時間だけ
遅延させられることとなる。
【0045】XORゲート92は、集積回路のCLK入
力のどのエッジがEQMコントローラ90及びD型フリ
ップフロップ118を作動させるのかを選択するのに使
用される。走査動作を介して、CLKの立ち上がりエッ
ジ(CKPOL=0)又は立ち下がりエッジ(CKPO
L=1)を選択するべくEQM制御レジスタ88からの
CKPOL入力をセットすることが出来る。オンライン
試験動作に必要なタイミングを達成するためにCLKの
立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを選択すること
が時々必要となる。
【0046】EQMコントローラ EQMコントローラ90のブロック図が図7に示されて
いる。EQMコントローラ90は、7個の入力(CTE
RM、EQIN、EQENA、C0、C1、I/E及び
CEZ)と5個の出力(TGATE、TGATEZ、E
VENT、ADDRESS及びCKCNT)とを有する
状態機械である。EQMコントローラ90は、状態レジ
スタ120及び組合せ論理部122から成る。EQMコ
ントローラ90は、上位集積回路の機能クロックから作
動する。組合せ論理部122は、CEZ、C0及びC1
信号を受信する。I/E信号は、2:1マルチプレクサ
1242から論理部122へ出力されるものとしてEQ
IN信号又はCTERM信号を選択する。EQENA信
号は、同期装置126を通してEQCK信号と同期化さ
れ、論理部122に入力される。フィードバック信号が
レジスタ120から論理122へ接続される。レジスタ
122はTGATE信号及びADDRESS信号を出力
する。TGATE信号に接続されたインバータがTGA
TEZを提供する。EQCK信号は、レジスタ120及
びインバータ130に接続されている。このインバータ
の出力は、レジスタ120からの出力と共にANDゲー
ト132に接続され、CKCNT信号を提供する。図1
に示されている様に、EQM30は集積回路のCLK入
力を使う。よって、これは図1の8進レジスタ20と同
期して動作する。
【0047】コントローラ入力 CTERM入力は、オンライン試験かの判定が内部事象
の発生に基づくときにEQMコントローラ90に監視さ
れる内部状態入力である。図1の集積回路においては、
内部事象は、TCR2 22において生じる、EQM出
力バスからのEXPDAT入力と8進レジスタ20から
のQ0−7データ出力との一致である。
【0048】EQIN入力は、オンライン試験の判定が
外部事象の発生に基づくときにEQMコントローラ90
により監視される外部状態入力である。図5において
は、外部事象は、集積回路1、2、3の3個のEQOU
T出力の全てに生じる一致である。
【0049】I/E(内部/外部)入力はEQM制御レ
ジスタ88の走査可能ビットから生ずる。I/E入力の
目的は、2:1マルチプレクサ124を制御して、マル
チプレクサ124の出力(EVENT)に中継させるべ
く内部CTERM入力(I/E−1)又は外部EQIN
入力(I/E−0)を選択する。2:1マルチプレクサ
24からのEVENT出力は、EQMコントローラ90
により監視されて、以下に記載する事象認定動作を行
う。
【0050】C0入力及びC1入力は、EQMコントロ
ーラレジスタ88内の走査可能な2個のビットから生じ
る。C0及びC1は、EQMコントローラが下記の4種
類の事象認定動作の一つを実行するのに必要とする2ビ
ットコマンド入力を提供する。
【0051】EQENA(EQMイネーブル)は、IR
EG出力バスを介してIREG34から到来し、C0及
びC1コマンドビットにより設定された事象認定動作を
EQMコントローラ90が行うことを可能にするために
使われる。EQENAは、XORゲート92からのEQ
CK出力により同期装置126を通してクロックされ
る。同期回路126は、EQENA入力を、状態機械を
駆動するEQCKと同期させる。同期装置126の出力
は状態機械レジスタ120に入力される。同期装置の出
力が低レベルであれば、状態機械は作動不能にされる。
同期装置の出力が高レベルであれば、状態機械は作動可
能とされて、C0及びC1上の2ビットコマンド入力を
実行する。
【0052】CEZ(カウント・イコール・ゼロ)入力
は、EQM制御レジスタ88内にあるカウンタから生じ
る。CEZ信号はEQMコントローラ90に入力され、
カウンタ96がゼロのカウントに達したときを示す。カ
ウンタ96は、事象認定動作がプログラマブルな同数だ
け反復されることを可能にする。CEZ入力が事象認定
動作終了時に高レベルであれば、EQMコントローラ9
0は、その動作を繰り返す。CEZ入力が事象認定動作
の終了時に低レベルであれば、EQMコントローラ90
は試験状態を終える。
【0053】コントローラ出力 EQMコントローラ90からのTGATE出力は、EQ
Mコントローラ90へのEVENT入力に或る状態が発
生したとき、XORゲート92からのEQCKの立ち上
がりエッジで高レベルに転じる。TGATE出力は、E
QMコントローラ90へのC0及びC1入力上のコマン
ド入力に応じて、少なくとも1EQCKサイクルの間は
高レベル状態にとどまる。高レベル活動状態TGATE
出力を使って、或る状態に応じて試験を開始させること
が出来る。
【0054】図1の集積回路において、TGATEは、
EQM出力バスを介してTCR222に入力され、認定
されたCLKサイクル中にTCR2 22内の試験回路
54から試験データをQ0−7データ出力バスへ出力さ
せるために使用される。この動作は「動的試験データ挿
入」と称され、図12ないし図15のEQMプロトコー
ルと図8のTCR2 22相互接続図とで例示される。
【0055】図8を参照する。この図については後に詳
しく述べる。動的試験データ挿入動作は、既にTCR2
22内にシフトされてあった所定の試験パターンが、
予測される状態に応じてQ0−7データ出力から出力さ
れることを可能にする。試験データは、この動作以外の
場合には図1のICから出力されることとなる8進レジ
スタからの通常のデータの代わりに挿入される。この試
験データ挿入試験動作は、ICの通常の動作を乱さずに
行うことの出来る動作である。希望により、図1のTC
R1 12の試験回路出力から同様にして試験データを
挿入することも出来る。
【0056】図12ないし図15に、試験データを挿入
するために使うことの出来るEQMの4種類のプロトコ
ールが示されている。各々のプロトコールにおいて、T
GATE信号が高レベルである時に試験データがQ0−
7データ出力に挿入される。これらのプロトコールと、
図8の回路に対するその効果とについて、以下に詳述す
る。
【0057】動的試験データ挿入がEQMコントローラ
90へのCTERM入力により内的に認定されれば、外
部の試験装置が内的に認定された試験動作の進行を追う
ことが出来る様にCTERM入力が選択されてEQOU
T出力に出力されなければならない。
【0058】TGATEZ出力は、反転されたTGAT
E出力である。TGATEZは、EQMコントローラ9
0へのC0及びC1入力上のコマンド入力に応じて、E
QCKサイクルの立ち上がりエッジで低レベルに転じ
る。或る状態に応じて試験を開始させるために低レベル
活動状態TGATEZ出力を使うことが出来る。
【0059】図1のICにおいて、TGATEZは、E
QM出力バスを介してTCR1 12へ入力され、認定
されたCLK入力の少なくとも1個の期間中にTCR1
12内の試験回路からデータをD0−7データ入力へ
ロードさせるために使われる。若しTCR1 12の試
験回路に唯一のD0−7データ入力パターンがロードさ
れるのであれば、その試験は「動的データサンプル」動
作と称され、図16のEQMプロトコールと図9のTC
R1 12相互接続図で例示されている。
【0060】図9を参照する。これについては以下に詳
述する。動的データサンプル動作は、D0−7データ入
力バスを介して図1のICに入るデータパターンが、或
る予測される状態に応じてTCR1 12によりサンプ
リングされることを可能にする。サンプリング後、MO
DE及びSCKからの外部入力はサンプリングされたデ
ータを検査のために外へシフトさせることが出来る。こ
れらの試験動作(サンプリング及びシフト)は、IC1
0の通常の動作を乱さずに行うことの出来る動作であ
る。希望に応じて、図1のICから出力されるデータ
を、TCR2 22内の試験回路により同様にしてサン
プリングすることも出来る。
【0061】図16に、データをサンプリングするため
に使われるEQMプロトコールが示されている。このプ
ロトコールにおいては、TGATEZが低レベルである
時にCLK入力の立ち上がりエッジでサンプリングされ
る。このプロトコールと、図9の回路に対するその効果
とについて以下に詳述する。
【0062】TCR1の試験回路に複数のD0−7デー
タ入力パターンがサンプリングされるのであれば、その
試験は「動的PSA」と称され、図17ないし図19の
EQMプロトコールと図9のTCR1 12相互接続と
で例示される。
【0063】図9において、以下に詳述するが、動的P
SA動作は、D0−7データ入力バスを介して図1のI
Cに入る複数のデータパターンがTCR1 12により
サンプリングされて圧縮されて符号定数にされることを
可能にする。PSA動作は、C0及びC1上のコマンド
入力により決定される通りに、予測されるスタート状態
に応じて開始され、予測されるストップ状態に応じて停
止される。PSA動作が完了した後、MODE及びSC
Kからの外部入力は、この符号定数を検査のために外へ
シフトさせる。これらの試験動作(PSA及びシフト)
は、IC10の通常の動作を乱さずに行われることの出
来る動作である。
【0064】図17ないし図19において、動的PSA
動作を実行するために使われるEQMプロトコールが示
されている。このプロトコールにおいて、TGATEZ
が低レベルである時に各CLK入力の立ち上がりエッジ
でデータがTCR1 12でサンプリングされる。これ
らのプロトコールと、図9の回路に対するその効果とに
ついて以下に詳述する。
【0065】動的データサンプル又は動的PSA試験動
作がEQMコントローラ90へのCTERM入力により
内的に認定されるならば、外部の試験装置が内的に認定
される試験動作の進行を追うことが出来る様にCTER
M入力が選択されてEQOUT出力に出力されなければ
ならない。
【0066】いずれかの動的試験動作(挿入、サンプ
ル、PSA)がEQMコントローラへのEQIN入力に
より外的に認定されるならば、CTERM、CDELA
Y又はV+信号が選択されてEQOUT出力上に出力さ
れなければならない。IC10がTCR2 22からの
CTERM比較の結果を出力する必要があるときにはC
TERMが出力されなければならない。IC10が遅延
されたCTERM出力を出力する必要があるときには、
CDELAYが出力される。IC10が大分事象認定動
作に参加しいないときには、V+がEQOUTに出力さ
れる。
【0067】EVENT出力信号は、外部EQIN入力
又は内部CTERM入力の現在の状態(比較の結果)を
反映する非同期(非整合)EQM出力である。どの信号
(EQIN又はCTERM)を選択するかは、制御レジ
スタ88からのI/E入力により決定される。EVEN
T信号は、付加的試験制御機能を実施するためにIC内
の外部インタフェース論理により使用されることが出来
る。
【0068】ADDRESS出力信号は、第1の(スタ
ート)EXPDATパターンと第2の(ストップ)EX
PDATパターンとの選択を行わせる。事象認定動作が
行われているとき、EQMコントローラ90は低論理レ
ベルをADDRESS出力に出力して、EQM出力バス
を介してTCR2 22の試験回路に入力されるべきも
のとしてスタートEXPDATパターンを選択する。ス
タートEXPDATパターンと8進レジスタ20からの
Q0−7データ出力との一致が見出された後、EQMコ
ントローラ90は高論理レベルをADDRESS出力に
出力し、TCR2 22の試験回路に入力されるべきも
のとしてストップEXPDATパターンを選択する。
【0069】ストップEXPDATパターンと8進レジ
スタ20からのQ0−7データ出力との一致が見出され
た後、EQMコントローラ90は、他の第1(スター
ト)EXPDATパターン及び第2(ストップ)EXP
DATパターンの組に対してスタート・アドレッシング
・シーケンス及びストップ・アドレッシング・シーケン
スを反復して行うか、又は試験状態を終える。
【0070】EQM走査経路内のカウンタ96がゼロの
カウント(CEZ=1)までデクリメントすると、EQ
Mコントローラ90は、事象認定動作が完了した後に、
試験状態を終える。カウンタ96がゼロのカウント(C
EZ=0)までデクリメントしていなければ、EQMコ
ントローラ90は、該カウンタがゼロまでデクリメント
するまで事象認定動作を反復する。
【0071】ADDRESS出力は、スタートEXPD
ATパターン及びストップEXPDATパターンについ
てのそれと全く同様に、TCR2 22の試験回路への
スタートCMPMSKパターン及びストップCMPMS
Kパターンの選択を制御する。
【0072】EQM30からのADDRESS信号は、
図6の随意のEXPDATメモリ104及びCMPMS
Kメモリ112に入力される。ADDRESS信号は、
随意のEXPDATメモリ及びCMPMSKメモリから
の追加のEXPDATパターン及びCMPMSKパター
ンにアクセスし、これらのパターンをEXPDATレジ
スタ及びCMPMSKレジスタにロードするために使わ
れる。これらのメモリは、ADDRESS信号の低レベ
ルから高レベルへの遷移時に次のEXPDATパターン
及びCMPMSKパターンをアドレス指定して出力す
る。該メモリから出力されるパターンは、ADDRES
S信号の高レベルから低レベルへの遷移時にEXPDA
Tレジスタ及びCMPMSKレジスタにロードされる。
この様にして、その後のスタート及びストップ事象認定
動作のためにスタート及びストップEXPDATパター
ン及びCMPMSKパターンの新しい組を使用すること
が可能となる。
【0073】EQMコントローラ90からのCKCNT
(クロックカウンタ)出力信号は、EQM走査経路内の
カウンタ96をデクリメントするために使われるストロ
ーブ出力である。高レベル活動状態CKCNT出力スト
ローブは、EQCKの立ち下がりエッジで発生する。
【0074】走査経路 図6において、走査経路がEQM30内に存在すること
が分かる。MODE入力及びSCK入力に外部制御を入
力して、データをEQM走査経路を通してシフトさせる
ことが出来る。この走査経路は3個の部分、即ち、EQ
M制御レジスタ88、EQMカウンタ96、及びスター
ト及びストップEXPDATデータ部98、スタート及
びストップCMPMSKデータ部106に別れている。
【0075】EQM制御レジスタ88は、EQM30が
その事象認定機能を実行するのに要するコマンド・ビッ
ト及びコンフィギュレーション・ビットを内蔵してい
る。EQM制御レジスタ88は、IREG34からのE
QENA入力がEQMコントローラ90を作動可能にす
る前にセットされる。EQENA入力が高レベルにセッ
トされると、EQMコントローラ90は該制御レジスタ
内の2ビットコマンド(C0及びC1)に応答して試験
動作を行う。
【0076】事象認定動作を反復させるべき同数をEQ
Mカウンタ96に走査動作時にロードして、該カウンタ
にロードされた回数だけ事象認定動作を反復させること
が出来る。EQMカウンタ96は各事象認定動作の開始
時にEQMコントローラ90からのCKCNT出力によ
りデクリメントされる。該カウンタがゼロ値までデクリ
メントすると、該カウンタはカウント・イコール・ゼロ
(CEZ)をEQMコントローラ90へ出力し、該EQ
Mコントローラによる事象認定動作の反復を停止させ、
試験終了状態とする。
【0077】走査経路内のスタート/ストップEXPD
AT部98及びスタート/ストップCMPMSK部10
6は、EQM出力バスを介してTCR2 22内の試験
回路に入力されるパターンを内蔵している。図6におい
ては、各パターン(スタートEXPDAT、ストップE
XPDAT、スタートCMPMSK、ストップCMPM
SK)について唯一のレジスタが示されているが、EX
PDATデータパターン及びCMPMSKデータパター
ンの複数の組でEQM30がスタートシーケンス及び/
又はストップシーケンスを繰り返すことが出来る様にす
るために、スタートEXPDATデータパターン、スト
ップEXPDATデータパターン、スタートCMPMS
Kデータパターン、ストップCMPMSKデータパター
ンの複数の組をEQM走査経路の後の随意のメモリ10
4及び112に格納することが出来る。希望に応じて、
TCR2 22が出力データを比較するのと同様にして
入力データを比較するために同様のスタート/ストップ
EXPDAT部及びスタート/ストップCMPMSK部
をTCR1 12に設けることが出来る。
【0078】通常作動時には、図1のIC10は8個の
データ入力(D0−7)と、8個のデータ出力(Q0−
7)と、クロック入力(CLK)と、トリステート出力
制御入力(OC)とを有する標準的8進レジスタとして
機能する。D0−7入力に現れるデータは、8進レジス
タ20にロードされ、CLK入力が加えられた時にQ0
−7出力から出力される。OC入力が活動状態にされる
と、Q0−7出力バッファー24はトリステート状態に
される。出力がトリステートである間は、CLK入力
は、D0−7入力に現れるデータを8進レジスタ20に
ロードすることが出来る。
【0079】IC10が作動している間は、外部MOD
E及びSCK入力は、IREG34又は選択されたデー
タレジスタ(境界走査経路〔TC1、TC2、TCR
1、TCR2〕、EQM走査経路、又はバイパス走査経
路)を通してSDI入力からSDO出力へデータをシフ
トさせることが出来る。通常動作時にデータを装置内へ
シフトさせることが出来るので、機能しているIC10
に干渉せずにオンライン試験命令をバックグラウンドに
入れて実行させることが出来る。
【0080】出力試験レジスタの回路の詳細 図8に、TCR2 22との相互接続が詳しく示されて
いる。シリアル・データ経路は、SDI入力を介してT
CR2 22に入り、各試験回路54を通過し、SDO
入力を介してTCR2 22から出力される。このシリ
アル・データ経路は、TCR2 22の試験回路54の
ローディング及びアンローディングを可能にする。フィ
ードバック入力(FBI)は、論理低レベルに結合さ
れ、TCR2 22に入り、各試験回路の多項式フィー
ドバック回路(図4参照)を通過し、フィードバック出
力(FBO)を介してTCR2 22から出力される。
このフィードバック経路は、PSA動作時に必要とされ
る。
【0081】通常動作時には、8進レジスタ20からの
出力データ(Q0−7)は、TCR2 22に入り、試
験回路を通過して、TCR2 22及びIC10からQ
0−7データ出力に出力される。
【0082】TCR2 22の8個の試験回路54のた
めの制御は、TCK′、HOLD、B2′、A2′、D
MX′、EXPDAT、PTAP及びCMPMSK入力
に入力される。HOLD入力は試験ポート48から直接
到来する。EXPDAT及びCMPMSK入力はEQM
30から直接到来する。PTAP入力は、所望のフィー
ドバック多項式をセットするために高レベル又は低レベ
ルに配線される。TCR2 22からのCTERM出力
は、ANDゲート136の出力から生じる。TCR2
22中の8個の試験回路からの8個のCMPOUT出力
はANDゲート136に入力される。CTERM出力
は、EQM30に入力され、Q0−7、データ入力とE
QM30からのEXPDAT入力とが一致した時には高
レベルにセットされる。希望に応じて、入ってくるデー
タD0−7に対する事象認定を可能にするために、同様
の比較回路及び関連の入力及び出力をTCR1 12に
設けることが出来る。
【0083】TCK′入力はマルチプレクサ138から
生じ、このマルチプレクサは、TCK′に中継されるべ
きものとして、試験ポートからのTCK出力又はTC2
16の出力からのICのCLK′入力を選択する。ど
の入力をTCK′に中継するかの選択は、IREG13
4からのCKSEL出力により決定される。動的PSA
試験時には、CLK′入力はTCKに中継されるので、
TCR2 22の試験回路はIC10の動作と同期化さ
れる。オフライン試験時には、又は走査動作時には、試
験ポート48からのTCK出力はTCK′に中継される
ので、試験回路54は外部走査クロックと同期化され
る。
【0084】A2′及びB2′入力はマルチプレクサ1
40から生じ、このマルチプレクサは、EQM30から
のTGATEZ出力又は試験ポート48からのA及びB
出力を選択してA2′及びB2′信号を駆動する。どの
入力がA2′及びB2′へ中継されるかは、IREG3
4からのCKSEL出力によって決定される。動的PS
A試験時には、TGATEZ出力はA2′及びB2′の
両方を駆動するので、これらはEQM30により制御さ
れ得る。オフライン試験時には、AはA2′を駆動しB
はB2′を駆動するので、これらはオフライン試験及び
走査動作時に試験ポート48により制御されることが出
来る。
【0085】DMX′入力はマルチプレクサ142から
生じ、このマルチプレクサは、DMX′に中継されるべ
きものとして、IREG34からのDMX出力又はEQ
M30からのTGATE出力を選択する。どの入力をD
MX′へ中継するかの選択は、IREG34からのDM
SEL出力により決定される。動的試験データ挿入時に
は、EQM30からのTGATE出力がDMX′に中継
されるので、これはEQM30により制御されることと
なる。オフライン試験時又は走査動作時には、IREG
34からのDMX出力がDMX′に中継されるので、こ
れは試験ポート48により制御されることとなる。
【0086】入力試験レジスタの回路の詳細 図9に、TCR1 12との相互接続が詳しく示されて
いる。シリアル・データ経路は、SDI入力を介してT
CR1 12に入り、各試験回路54を通過し、SDO
出力を介してTCR1 12から出力される。このシリ
アル・データ経路は、TCR1 12の試験回路のロー
ディング及びアンローディングを可能にするものであ
る。フィードバック入力(FBI)はTCR1 12に
入り、各試験回路の多項式フィードバック回路(図3参
照)を通過し、フィードバック出力(FBO)を介して
TCR1 12から出力される。第フィードバック経路
は、PSA動作時に必要となる。
【0087】FBOは、TCR1 12及びTCR2
22の数個の試験回路の排他的ORゲートを表すので、
図9ではフィードバック結果(FBR)と呼ばれてい
る。図10において、TCR2 22からTCR1 1
2へのフィードバック経路の全体が示されている。FB
R信号は、TC2からのSDI入力と共にマルチプレク
サ143に入力される。命令レジスタからのフィードバ
ック選択(FBSEL)信号は、TCR1 12のSD
I入力に中継される。オンライン動的PSA試験時に
は、FBR入力がSDIに中継される。オフライン試験
時又は走査動作時には、TC2からのSDI入力がTC
R1 12のSDI入力に中継される。
【0088】通常動作時には、入力データ(D0−
7′)はTCR1 12に入り、試験回路54を通過
し、TCR1 12から8進レジスタの入力(D0−
7′)に出力される。
【0089】図9を再び参照する。TCR1 12(図
9)の8個の試験回路に対する制御は、TCK′、HO
LD、B1′、A1′、DMX、EXPDAT、CMP
MSK、PTAP、DATMSK及びPSAENA入力
に入力される。HOLD入力は試験ポート48から直接
到来する。EXPDAT入力及びCMPMSK入力は、
EQM30から直接到来する。DMX入力及びPSAE
NA入力はIREG34から直接到来する。DATMS
K入力は高論理レベルに結合されている。PTAP入力
は、所望のフィードバック多項式をセットするために高
レベル又は低レベルに配線される。
【0090】TCK′入力はマルチプレクサ144から
生じ、このマルチプレクサは、TCK′に中継されるべ
きものとして、試験ポート48からのTCK出力又は図
1のTC1 12の出力からのICのCLK′入力を選
択する。どの入力をTCK′に中継するかの選択は、I
REGからのCKSEL出力により決定される。動的P
SA試験時には、CLK入力が同期装置146を通して
TCK′に中継されるので、TCR1 12の試験回路
54はIC10の動作と同期化される。オフライン試験
時又は走査動作時には、試験ポート48からのTCK出
力がTCK′に中継されるので、試験回路54は外部走
査クロックと同期化される。
【0091】A1′入力及びB1′入力はマルチプレク
サ148から到来する。マルチプレクサ148は、IR
EG134からのCKSEL出力により制御される。動
的PSA動作時には、マルチプレクサ148はA1′入
力を高論理レベルに、B1′入力をEQM30からのT
GATEZ出力に、中継する。この構成では、A1′入
力は高レベルに固定され、B1′入力はEQM30によ
り制御され得る。オフライン試験時には、AはA1′を
駆動しBはB1′を駆動するので、これらはオフライン
試験及び走査動作時に試験ポート48により制御され得
る。
【0092】事象認定プロトコール 事象認定思想を規則正しく働かせるために、組の標準的
プロトコールが定義されている。図11aないし図11
eは、回路中の複数のICのEQM30間の共同を可能
にする一組の事象認定プロトコールを示す。これらの事
象認定プロトコールは、この明細書に記載した種類のオ
ンライン試験を実行するのに必要なタイミングと制御と
を提供する。一組の標準的事象認定プロトコールにこだ
わることにより、全てのICデザインが或る状態に応じ
て共同して高等な試験動作を実行し得る様になる。
【0093】図11aは、EQMコントローラ90の事
象コマンド・インタプリタの動作を示すフローチャート
である。初めに、ブロック150に示されている様に、
コントローラはアイドル状態である。コントローラはE
QENA信号を監視し、EQENAがゼロに等しい間
は、コントローラはアイドル状態にとどまる。EQEN
Aが1に等しいときには、事象コマンド・インタプリタ
はアイドル状態を脱して、ブロック152に示されてい
る。様にプロトコールに入る。事象コマンド・インタプ
リタが入るプロトコールは、C0制御信号及びC1制御
信号の値に依存する。C0がゼロに等しくて且つC1が
ゼロに等しければ、ブロック154に示されているプロ
トコール1に入る。C0が1に等しく、C1が0に等し
ければ、ブロック156に示されているプロトコール2
に入る。C0が0に等しく、C1が1に等しければ、ブ
ロック158に示されているプロトコール3に入る。C
0が1に等しく、C1が1に等しければ、ブロック16
0に示されているプロトコール4に入る。該プロトコー
ル完了後、EQENA信号が1から0へ変化するまで、
試験終了状態162に入る。EQENAが0に等しくな
った時、再びアイドルモード150となる。
【0094】図11bは、EQMコントローラ90への
事象(EVENT)入力上の予測される状態に応じて単
一の試験動作が実行されることを可能にするプロトコー
ルを示す。図11aを参照すると、EQENA入力が高
レベルにセットされているときにC0=0で且つC1=
0ならば、EQMコントローラ90はアイドル状態を脱
して、事象コマンド・インタプリタ状態を介してプロト
コール1状態図に入る。アイドル状態でプロトコール1
の間は、EQMコントローラ90のADDRESS出力
は低レベルにとどまり、スタートEXPDATパターン
及びCMPMSパターンをTCR2 22へ出力する
(図8)。
【0095】プロトコール1状態図に入った後、EQM
はブロック164に示されているDECNT状態に移行
する。DECNT状態では、EQM30は、EQM走査
経路(図6)のカウンタをデクリメントさせるCKCN
T信号を出力する。プロトコール1が反復される回数
が、走査動作を介してカウンタ96にロードされてい
る。DECNT状態からEQM30はポーリング状態
(ブロック166)に入る。
【0096】ポーリング状態においては、EQM30
は、事象入力の状態を検査する。若し事象入力が低レベ
ルであれば、EQM30はポーリング状態にとどまる。
事象入力が高レベルであれば、EQMはポーリング状態
から試験実行状態(ブロック168)に移行する。
【0097】試験実行状態では、EQM30からのTG
ATE及びTGATEZ出力はそれぞれ高レベル及び低
レベルにセットされる。オンライン試験動作(動的デー
タサンプル又は動的試験データ挿入)は、試験実行状態
においてTGATE及びTGATEZ入力がそれぞれ高
レベル及び低レベルである時に実行される。
【0098】試験実行状態から、EQM30は待機状態
(ブロック170)に入る。待機状態に入った後、EQ
M30からのTGATE及びTGATEZ出力はそれぞ
れ低レベル及び高レベルに戻され、オンライン試験動作
を終わらせる。EQM30は、事象入力が高レベルであ
る間は待機状態にとどまる。事象入力が低レベルとなっ
た後、EQM30は、(1)CEZ入力が高レベルであ
ればDECNT状態(ブロック164)に移行してプロ
トコール1試験動作を反復し、或いは(2)CEZ入力
が低レベルであればプロトコール1試験動作を終わらせ
て試験終了状態(ブロック162)に入る。
【0099】EQENA入力が高レベルである間は、E
QM30は試験終了状態に止まる。EQENAが低レベ
ルにセットされると、EQMはアイドル状態に入り、こ
の状態にとどまる。
【0100】EQMプロトコール2は、予測される状態
がEQMコントローラ90の事象入力に入力されている
間に試験動作が行われることを可能にする。図11aに
おいて、EQENA入力が高レベルにセットされている
時にC0−1でC1−0であれば、EQMコントローラ
90はアイドル状態を脱して、事象コマンド・インタプ
リタ状態を介して図11cに示されているプロトコール
2状態図に入る。アイドル状態においてプロトコール2
の間は、EQMコントローラ90からのADDRESS
出力は低レベルにとどまってスタートEXPDATパタ
ーン及びCMPMSKパターンをTCR2 22へ出力
させる(図8参照)。
【0101】プロトコール2は図11cに示されてい
る。プロトコール2とプロトコール1との唯一の差異
は、プロトコール2においては試験動作は事象入力が高
レベルである限りは継続するのに対して、プロトコール
1では、事象入力が高レベルとなっている時間の長さに
関わらずに只1回の試験動作が行われるという点にあ
る。
【0102】図11dに示されているプロトコール3
は、EQMコントローラ90への事象入力上のスタート
状態からストップ状態までの間の期間にわたって試験動
作が行われることを可能にする。EQENA入力が高レ
ベルにセットされている時にC0=0であり且つC1=
1であれば、EQMコントローラ90はアイドル状態を
脱して事象コマンド・インタプリタ状態を介してプロト
コール3状態図に入る。アイドル状態時にはEQMコン
トローラ90からのADDRESS出力は低レベルであ
り、スタートEXPDATパターン及びCMPMSKパ
ターンをTCR222へ出力する。
【0103】プロトコール3状態図に入った後、EQM
30はDECNT状態(ブロック170)に移行する。
DECNT状態時にはEQMアドレス出力は低レベル
で、スタートEXPDATパターン及びCMPMSKパ
ターンをTCR2 22へ出力する。DECNT状態で
は、EQM30はCKCNT信号を出力してEQM走査
経路(図6)中のカウンタをデクリメントする。このカ
ウンタには、プロトコール3が反復されるべき回数が、
走査経路を介してロードされてある。DECNT状態か
ら、EQM30 30はポーリング状態に入る。
【0104】ポーリング状態(ブロック172)では、
EQM30は事象入力の状態を検査する。EQMコント
ローラ90からのアドレス出力はポーリング状態時には
低レベルにとどまる。若し事象入力が低レベルであれ
ば、EQM30はポーリング状態にとどまる。若し事象
入力が高レベルであれば、EQM30はポーリング状態
からスタート状態へ移行する。
【0105】スタート状態(ブロック174)では、E
QM30からのTGATE出力及びTGATEZ出力
は、それぞれ、高レベル及び低レベルにセットされる。
EQMコントローラ90からのアドレス出力はスタート
状態時には低レベルにとどまる。実行されるべきオンラ
イン試験動作(動的PSA又は動的試験データ挿入)
は、スタート状態においてTGATE出力及びTGAT
EZ出力がそれぞれ高レベル及び低レベルにセットされ
た時に開始される。EQM30は、事象入力が高レベル
である間はスタート状態にとどまる。事象入力が低レベ
ルになると、EQM30はスタート状態から試験実行状
態(ブロック165)へ移行する。
【0106】試験実行状態では、TGATE出力及びT
GATEZ出力はそれぞれ高レベル及び低レベルにとど
まり、スタート状態で開始された試験動作が継続する。
EQMコントローラ90からのアドレス出力は、試験実
行状態で高レベルにセットされ、ストップEXPDAT
パターン及びCMPMSKパターンをTCR2 22へ
出力する。EQM30は、事象入力が低レベルである間
は試験実行状態にとどまる。事象入力が高レベルとなっ
た時、EQM30は試験実行状態からストップ状態(ブ
ロック178)へ移行する。
【0107】ストップ状態では、EQM30からのTG
ATE出力及びTGATEZ出力は、それぞれ低レベル
及び高レベルにセットし直され、オンライン試験動作を
終わらせる。EQMコントローラ90からのアドレス出
力は、ストップ状態時には高レベルにとどまる。EQM
30は、事象入力が高レベルである間はストップ状態に
とどまる。事象入力が低レベルに転じた後、EQM30
は(1)CEZ入力が高レベルであればDECNT状態
(ブロック170)に移行してプロトコール3試験動作
を反復し、或いは(2)CEZ入力が低レベルであれば
プロトコール3試験動作を終わらせて試験終了状態に入
る。
【0108】EQM30は、EQENA入力が高レベル
である間は試験終了状態にとどまる。EQENAが低レ
ベルにセットされた時、EQM30はアイドル状態に移
行し、この状態にとどまる。EQMコントローラからの
アドレス出力は、試験終了状態で低レベルにセットされ
る。
【0109】図11eは、プロトコール4のフローチャ
ートを示す。このプロトコールは、EQMコントローラ
90への事象入力のスタート状態とストップ状態との間
の期間にわたって試験動作の実行を可能にする点におい
てプロトコール3と類似している。しかし、プロトコー
ル4は、スタートプロトコール及びストッププロトコー
ルの間に埋め込まれた休止プロトコール及び再開プロト
コールを含んでいる。この能力により、既に開始された
試験動作を、EQMコントローラ90への事象入力の休
止状態及び再開状態の間の期間にわたって一時的に中断
させることが出来る。
【0110】このプロトコールは、取られる符号定数に
包含されるべきでないデータ部分を削除することを可能
にするものであるので、動的PSA試験動作時に役立
つ。例えば、メモリアクセスルーチンの或るアドレスに
符号定数が必要であれば、このプロトコールを使って、
所望のスタートアドレスの発生時にPSAを開始させ、
その後、希望しないアドレスが発生したら休止させ、ス
トップアドレスが見出されるまでは、所望のアドレスが
発生したら再開させることが出来る。
【0111】図11aにおいて、EQENA入力が高レ
ベルにセットされているときにC0=1で且つC1=1
であれば、EQMコントローラはアイドル状態を脱し
て、事象コマンド・インタプリタ状態を介して図11e
に示されているプロトコール4状態図に入る。EQMコ
ントローラ90からのアドレス出力は、アイドル状態時
に低レベルで、スタートEXPDATパターン及びCM
PMSKパターンをTCR2 22へ出力する。
【0112】プロトコール4状態図に入った後、EQM
30はDECNT状態(ブロック180)に移行する。
EQMコントローラ90からのアドレス出力は、DEC
NT状態時には低レベルにとどまる。DECNT状態で
は、EQM30はCKCNT信号を出力して、EQM走
査経路中のカウンタ96をデクリメントする。カウンタ
96には、プロトコール4が反復されるべき回数がロー
ドされてある。DECNT状態からEQM30はポーリ
ング状態(ブロック182)に入る。
【0113】ポーリング状態では、EQM30は事象入
力の状態を検査する。EQMコントローラ90からのア
ドレス出力は、ポーリング状態時には低レベルにとどま
る。事象入力が低レベルであれば、EQM30はポーリ
ング状態にとどまる。事象入力が高レベルであれば、E
QM30はポーリング状態からスタート状態(ブロック
184)に移行する。
【0114】スタート状態では、EQM30からのTG
ATE出力及びTGATEZ出力は、それぞれ高レベル
及び低レベルにセットされる。スタート状態時には、E
QMコントローラ90からのアドレス出力は低レベルに
とどまる。実行されるべきオンライン試験動作(動的P
SA又は動的試験データ挿入)は、スタート状態でTG
ATE出力及びTGATEZ出力がそれぞれ高レベル及
び低レベルにセットされた時に開始される。EQM30
は、事象入力が高レベルである間はスタート状態にとど
まる。事象入力が低レベルになった時、EQM30はス
タート状態から試験実行状態(ブロック186)へ移行
する。
【0115】試験実行状態では、TGATE出力及びT
GATEZ出力はそれぞれ高レベル及び低レベルにとど
まり、スタート状態で開始された試験動作は継続する。
EQMコントローラ90からのアドレス出力は、試験実
行状態では高レベルにセットされてストップEXPDA
Tパターン及びCMPMSKパターンをTCR2 22
へ出力する。EQM30は、事象入力が低レベルである
間は試験実行状態にとどまる。事象入力が高レベルにな
ると、EQM30は試験実行状態から休止状態(ブロッ
ク188)へ移行する。
【0116】休止状態では、EQM30からのTGAT
E出力及びTGATEZ出力はそれぞれ低レベル及び高
レベルにセットし直されて、オンライン試験動作を中断
させる。EQMコントローラ90からのアドレス出力
は、休止状態時には高レベルにとどまる。EQM30
は、事象入力が高レベルである間は休止状態にとどま
る。事象入力が低レベルに転じた後、EQM30は休止
状態から待機状態(ブロック190)へ移行する。
【0117】EQM30は、事象入力が低レベルである
間は待機状態にとどまる。EQMコントローラ90から
のアドレス出力は、待機状態で低レベルにセットされて
スタートEXPDATパターン及びCMPMSKパター
ンをTCR2 22へ出力する。待機状態で、EQM3
0からのTGATE出力及びTGATEZ出力は、それ
ぞれ低レベル及び高レベルにとどまる。事象入力が高レ
ベルに転じた後、EQM30は待機状態から休止状態
(ブロック192)へ移行する。
【0118】再開状態では、EQM30からのTGAT
E出力及びTGATEZ出力はそれぞれ高レベル及び低
レベルにセットされて、オンライン試験動作を再開させ
る。EQMコントローラ90からのアドレス出力は、再
開状態時には低レベルにとどまる。EQM30は、事象
入力が高レベルである間は再開状態にとどまる。事象入
力が低レベルに転じた後、EQM30は再開状態から試
験実行状態(ブロック194)へ移行する。
【0119】試験実行状態では、TGATE出力及びT
GATEZ出力はそれぞれ高レベル及び低レベルにとど
まり、再開状態で再開された試験動作が続く。EQMコ
ントローラ90からのアドレス出力は、試験実行状態で
高レベルにセットされてストップEXPDATパターン
及びCMPMSKパターンをTCR2 22へ出力す
る。EQM30は、事象入力が低レベルである間は試験
実行状態に止まる。事象入力が高レベルになった時、E
QM30は試験実行状態からストップ状態(ブロック1
96)へ移行する。
【0120】ストップ状態では、EQM30からのTG
ATE出力及びTGATEZ出力は、それぞれ低レベル
及び高レベルにセットし直され。オンライン試験動作を
終わらせる。EQMコントローラ90からのアドレス出
力はストップ状態時には高レベルにとどまる。EQM3
0は、事象入力が高レベルである間はストップ状態にと
どまる。事象入力が低レベルに転じた後、EQM30は
(1)CEZ入力が高レベルであればDECNT状態へ
移行してプロトコール4試験動作を反復し、或いは
(2)CEZ入力が低レベルであればプロトコール4試
験動作を終わらせて試験終了状態(ブロック162)に
入る。
【0121】EQM30は、EQENA入力が高レベル
である間は試験終了状態にとどまる。EQENAが低レ
ベルにセットされた時、EQM30はアイドル状態に移
行して、この状態にとどまる。EQMコントローラ90
からのアドレス出力は、試験終了状態で低レベルにセッ
トされる。
【0122】EQM制御レジスタ88のコマンドビット
(C0,C1,C2,C3・・・)の数を増やすことに
より、追加のプロトコールをEQMに包含させることが
出来る。これらの追加のプロトコールのうちの或るもの
は、試験動作を制御するEQMの能力を拡張するため
に、スタート状態とストップ状態との間に埋め込まれた
複数の休止状態及び再開状態を有する。これらのプロト
コールは、主スタート状態及びストップ状態間の休止状
態及び再開状態の数を増すために、以下の形: (スタート)・・・・(休止1/再開1)・・・・(休
止2/再開2)・・・・・・(休止n/再開n)・・・
・(ストップ) である。
【0123】また、他の試験及び/又は機能的目的を支
援するIC間の通信を提供するために他のプロトコール
フォーマットを加えることが出来る。
【0124】動的試験命令 動的試験データ挿入命令は、先の走査動作を介してTC
R2 22に入力された試験パターンが或る状態に応じ
てQ0−7出力に挿入されることを可能にする。この応
答は、図1のIC10の出力境界で局所的に発生する状
態であることもあり、図5に示されている或る範囲にわ
たるIC群で発生する状態であっても良い。以下の命令
は、改良された試験レジスタが実行することの出来る試
験データ挿入動作の種類を定義する。
【0125】図12に示されている単一試験データ挿入
命令は、認定されたCLK入力時にQ0−7出力から試
験データが挿入されることを可能にする。この命令は、
プロトコール1EQMコマンドを使用して作用する。図
12のプロトコール1の例では、EQMからのTGAT
E出力がCLK′“C”の立ち上がりエッジで高レベル
にセットされる時に試験データが挿入される。TGAT
E出力は、図8のマルチプレクサ142を介してTCR
2 22のDMX′入力に中継される。TCR2 22
の試験回路は、そのDMX入力上の高レベル入力に応答
して、その出力ラッチ(図4参照)に格納されている値
を追い出すべくDOUT出力を転換する。挿入動作時に
は、TCR2 22への制御入力は、試験データ挿入動
作を妨げない場所に配置される。
【0126】この命令は、状態機械の挙動を修正する次
の状態パターンを試験レジスタにより挿入させることが
出来るので、改良された試験レジスタを使う状態機械の
設計に役立つ。挿入機能を介して分岐動作が可能とな
る。
【0127】図13は、拡張された単一試験データ挿入
命令(プロトコール2)を示す。この命令は、EQMコ
ントローラ90への事象入力が高レベルにセットされて
いる間に試験データがIC10のQ0−7出力から挿入
されることを可能にするものである。この命令は、プロ
トコール2EQMコマンドを使って作用し、単一試験デ
ータ挿入命令に類似している。図12のプロトコール2
の例では、試験データはCLK′“C”の立ち上がりエ
ッジからCLK′“F”の立ち上がりエッジまでQ0−
7出力から挿入される。TGATE出力は、図8のマル
チプレクサ142を介してTCR2 22へのDMS′
入力に中継されている。TCR2 22の試験回路54
は、そのDMX入力上の高レベル入力に応答して、その
DOUT出力を転換して、その出力ラッチ(図4参照)
に格納されている値を追い出す。
【0128】この命令は、試験データがQ0−7出力
の、拡張された範囲に出力されることを可能にするとい
う事実の故に有益である。この能力を使えば、通常動作
時に故障をシステムバス上に挿入して、故障許可設計が
それ自身を再構成して通常動作を維持することが出来る
か否かを調べることが出来る。
【0129】図14のスタート/ストップ試験データ挿
入命令は、スタート状態とストップ状態との間の期間に
試験データをQ0−7出力から挿入することを可能にす
る。この命令はプロトコール3EQMコマンドを使う。
図14のプロトコール3の例では、試験データはTGA
TE出力が高レベルにセットされている間に挿入され
る。TGATE出力は、スタート状態が見出されるとき
に高レベルにセットされ、ストップ状態が見出されるま
では高レベルにとどまる。TCR2 22の試験回路
は、プロトコール1命令で説明したように高レベルTG
ATE入力に応答する。
【0130】この命令は、拡張された期間にわたる、試
験レジスタQ0−7出力での試験パターンの挿入を可能
にする。この機能の有益な能力は、故障を試験レジスタ
から強制的に出力させることが出来ることである。
【0131】図15のスタート/休止/再開/ストップ
・試験データ挿入命令は、第1のスタート及びストップ
状態間の期間中に試験データをQ0−7出力から挿入
し、次に再び第2のスタート及びストップ状態で挿入す
ることを可能にするものである。この命令はプロトコー
ル4EQMコマンドを使う。図15のプロトコール4の
例では、試験データはTGATE出力が高レベルにセッ
トされている間に挿入される。TGATE出力は、スタ
ート状態が発生したときに高レベルに転じ、休止状態が
発生するまでは高レベルにとどまる。TGATEは、再
開状態が発生したときに再び高レベルに転じ、ストップ
状態が発生するまでは高レベルにとどまる。TCR2
22の試験回路は、プロトコール1命令で説明したよう
に高レベルTGATE入力に応答する。
【0132】この命令は、プロトコール4シーケンス当
たり二つの別様に認定された時間窓に挿入動作が発生し
得るところまで試験データ挿入能力を拡張することを可
能にする。
【0133】図16の動的データサンプル命令は、認定
されたCLK入力時にD0−7入力に現れる入力データ
をTCR1 12の試験回路内にサンプリングすること
を可能にするものである。この命令は、プロトコール1
EQMコマンドを使って作用する。図16aのプロトコ
ール1の例では、入力データは、EQM30からのTG
ATEZ出力が低レベルである時にCLK′“C”の立
ち上がりエッジでサンプリングされる。TGATEZ出
力は、マルチプレクサ148を介して図9のTCR1
12のB1′入力に中継される。動的サンプル動作時
に、A1′入力はマルチプレクサ148により高レベル
にセットされる。TGATEZが高レベルである間、T
CR1 12内の試験回路は、表1に示されている様に
ホールドモード(AB=11)となっている。TGAT
EZが低レベルに転じるとき、B1′入力は低レベルに
転じると共にTCR1 12内の試験回路は1サンプル
クロックサイクル中ロードモードとされる。サンプルが
完成すると(TGATEZが再び高レベルに戻る)、ホ
ールドモードに再び入る。図16bないし図16dに示
されているデータサンプル命令について、図20と関連
させて以下に説明をする。
【0134】安定したデータサンプリングを行うため、
EQM(図6参照)のEQCKは、排他的ORゲート
と、EQM制御レジスタ88からのCKPOL入力の高
レベル状態とを介して反転される。
【0135】データがサンプリングされた後、TCRの
入力を調整して、サンプリングされたデータを検査のた
めに外へシフトさせることが出来る。
【0136】動的PSA命令は、IC10のD0−7入
力に入るデータを、図10に示されている様にTCR1
及びTCR2を組み合わせて使用して、16ビット符号
定数とすることを可能にするものである。PSA動作
は、或る状態に応じて行われる。この応答は、図1のI
C10の出力境界で局所的に発生する状態であることが
出来、また、図5に示されている或る範囲のICにわた
って発生する状態であっても良い。以下の命令は、改良
された試験レジスタが実行することの出来るPSA命令
の種類を定義する。
【0137】図17に示されている単一事象認定PSA
命令は、EQMコントローラ90への事象入力が高レベ
ルにセットされている間にD0−7入力に現れる入力デ
ータを圧縮して16ビット符号定数とすることを可能に
するものである。この動作中、TCR1 12とTCR
2 22とは図10に示されている様に相互に結合され
て16ビット符号定数解析レジスタを形成する。この命
令は、プロトコール2EQMコマンドを使って作用す
る。図17のプロトコール2の例では、D0−7上の入
力データは、EQM30からのTGATEZ出力が高レ
ベルにセットされている時にCLK′入力の立ち上がり
エッジでサンプリングされる。TGATEZ出力は、動
的データサンプル命令で説明したように、低レベルであ
る時にはTCR1 12の試験回路54をロードモード
(AB=10)にし、高レベルである時にはホールドモ
ード(AB=11)にする。また、TGATEZ出力
は、PSA動作時にTCR2 22に入力されて、TG
ATEZが低レベルである時にはTCR2 22の試験
回路54をシフトモード(AB=00)にし、TGAT
EZが高レベルである時にはホールドモード(AB=1
1)にする。TGATEZが低レベルである時にTCR
1 12をロードさせ且つTCR2 22をシフトさせ
ることにより、事象入力が高論理レベルにセットされて
いる時にD0−7入力データを圧縮して16ビットの、
符号定数とすることが出来る。
【0138】EQM30からのTGATE出力は、PS
A又はサンプル試験時にはTCR222のDMX′入力
から切り離されるので、TCRに対しては何の効果を持
たない。符号定数が取られた後、TCRの入力を調整し
て、該符号定数を検査のためにIC10から外へシフト
させることが出来る。
【0139】この命令は、IC10を流れるデータの流
れを圧縮するのに役立つ。何時データを圧縮するべきか
の制御は、EQIN入力又は内部CTERM入力を介し
てEQM30へ入力される。
【0140】図18に示されているスタート/ストップ
・PSA命令は、D0−7入力に現れる入力データを、
スタート状態及びストップ状態との間の期間にわたって
圧縮して16ビット符号定数とすることを可能にするも
のである。この動作中、TCR1 12及びTCR2
22は図10に示されている様に相互に結合されて16
ビット符号定数解析レジスタを形成する。この命令は、
プロトコール3EQMコマンドを使って作用する。図1
8のプロトコール3の例では、D0−7上の入力データ
は、EQM30からのTGATEZ出力が低レベルにセ
ットされている時にCLK′入力の立ち上がりエッジで
サンプリングされる。TGATEZ出力は、動的データ
サンプル命令で説明したように、TCR1 12の試験
回路54を、低レベルである時にはロードモード(AB
=10)とし、高レベルである時にはホールドモード
(AB=11)とする。また、TGATEZ出力は、P
SA動作時にTCR2 22に入力されて、TCR2
22の試験回路54を、TGATEZが低レベルである
時にはシフトモード(AB=00)とし、TGATEZ
が高レベルである時にはホールドモード(AB=11)
とする。TGATEZが低レベルに転じる時にTCR1
12をロードさせると共にTCR2 22をシフトさ
せることにより、認定されたスタート状態及びストップ
状態にわたってD0−7入力データを圧縮して16ビッ
ト符号定数とすることが出来る。
【0141】PSA又はサンプル試験時には、EQM3
0からのTGATE出力はTCR222のDMX′入力
から切り離されるので、TCRに対して何の効果も持た
ない。符号定数が取られた後、TCRの入力を調整し
て、それを検査のためにIC10から外へシフトさせる
ことが出来る。
【0142】この命令は、スタート/ストップ範囲にわ
たってIC10を流れるデータの流れを圧縮するのに役
立つ。
【0143】図19に示されているスタート/休止/再
開/ストップ・PSA命令は、D0−7入力に現れる入
力データを、スタート状態及び休止状態間の期間にわた
って、次に再び再開状態及びストップ状態間の期間にわ
たって圧縮して16ビット符号定数とすることを可能に
するものである。この命令は、図19に示されているプ
ロトコール4命令を使って作動する。プロトコール4の
例では、D0−7上の入力データは、TGATEZが低
レベルである時にサンプリングされる。TGATEZ出
力は、スタート状態が発生するときに低レベルとなり、
休止状態が発生するまでは低レベルにとどまる。TGA
TEZは、再開状態が発生したときに再び低レベルに転
じ、ストップ状態が発生するまでは低レベルにとどま
る。EQM30からのTGATEZ出力は、TCR1
12及びTCR2 22を、スタート/ストップ・PS
A動作で説明した様に作動させるために使われる。符号
定数が取られた後、TCRの入力を調整して、該符号定
数を検査のためにIC10から外へシフトさせることが
出来る。
【0144】この命令は、スタート/休止/再開/スト
ップ範囲にわたってIC10を流通するデータの慣れを
圧縮するのに役立つ。
【0145】拡張された試験データサンプル及び挿入能
動的試験データサンプリング中にサンプリングされる試
験データの数と、動的試験データ挿入動作中に挿入され
る試験パターンの数とを増やすために、試験パターンメ
モリバッファーを図1のアーキテクチャに包含させるこ
とが出来る。メモリバッファー164への入力は、TC
R1 12の出力に接続され、メモリバッファー164
の出力は、マルチプレクサ166を介してTCR2 2
2の入力に接続されている。シリアル走査経路は、メモ
リバッファー164を通過し、シリアル試験インターフ
ェースを介して該メモリのローディング及びアンローデ
ィングを可能にする。メモリバッファー164は、事象
認定試験時にEQM出力バスから制御入力を受信する。
メモリバッファー164は入力制御回路168を包含し
ており、この回路は、EQM制御入力に応答して、試験
データサンプル動作中にD0−7に到来するデータを格
納することを可能にする。メモリバッファー164は、
出力制御回路170も包含しており、この回路は、EQ
M制御入力に応答して、試験データ挿入動作時にマルチ
プレクサ166を介してQ0−7上の格納されている試
験データを出力することを可能にする。メモリバッファ
ー164は、書込み又は読出動作後に次の記憶場所にア
クセスするための内部アドレス指定論理を持っている。
【0146】バッファー付き試験データサンプリング メモリバッファー164は2個以上の入来データ入力を
格納出来るので、データサンプリングのために他のプロ
トコール(2、3及び4)を使うことが出来る。以下
は、事象認定データサンプル動作時に複数のパターンを
該メモリバッファーに格納するために他の各プロトコー
ルがどの様に使用されるかを説明するものである。入来
するデータパターンを格納するために一つのプロトコー
ルを利用した後、走査動作により、格納されているパタ
ーンを該メモリバッファーから除去することが出来る。
【0147】試験中に複数のデータパターンを格納し得
ることの利点は、回路中の1個以上の素子の機能動作の
観察を付加的に可能にすることにある。
【0148】プロトコール2命令時には、EQMコント
ローラ90への事象入力が図16bのタイミング波形図
に示されている様に高レベルにセットされている間は図
20のIC10に入る通常のシステムデータはメモリバ
ッファー164に格納される。入来するデータは、TG
ATEZ信号が低レベルである間はCLK′入力の各高
レベルパルス時にメモリバッファー164に格納され
る。メモリバッファー164の内部アドレス指定論理
は、データが現在の記憶場所に書き込まれた後、次の記
憶場所にインクリメントする。
【0149】プロトコール3命令時には、図20のIC
10に入る通常のシステムデータは、図16cのタイミ
ング波形図に示されているスタート事象入力及びストッ
プ事象入力により決定される、認定された時間にわたっ
てメモリバッファー164に格納される。入来するデー
タは、TGATEZ入力が低レベルである間はCLK′
入力の各高レベルパルス時にメモリバッファー164に
格納される。メモリバッファー164のアドレス指定論
理は、データが現在の記憶場所に書き込まれた後、次の
記憶場所にインクリメントする。
【0150】プロトコール4命令時には、図20のIC
10に入る通常のシステムデータは、図16dのタイミ
ング波形に示されているスタート事象入力及びストップ
事象入力により決定される、認定された期間にわたって
メモリバッファー164に格納される。入来するデータ
は、TGATEZ入力が低レベルである間にCLK′入
力の各高レベルパルス時にメモリバッファー164に格
納される。このプロトコールは休止状態及び再開状態を
含んでいるので、データサンプル動作を一時的に休止さ
せ、その後に再開させることにより、入来するデータパ
ターンの不要な部分を省略することが可能となる。メモ
リバッファー164のアドレス指定論理は、データが現
在の記憶場所に書き込まれた後に次の記憶場所にインク
リメントする。
【0151】バッファー付き試験データ挿入 メモリバッファー164は複数の試験データパターンを
格納出来るので、図12ないし図15と関連して説明し
た動的試験データ挿入動作を使って一連の試験パターン
をQ0−7出力バス上に挿入することが出来る。以下
は、動的試験データ挿入動作時にQ0−7出力バス上に
複数の試験パターンを挿入するためにプロトコール
(2、3及び4)の各々をどの様に使うかを説明するも
のである。挿入試験動作を実行する前に、メモリバッフ
ァー164には、挿入されるべき所望の試験パターンが
ロードされる。
【0152】バッファー付き試験データ挿入時には、E
QM30は制御をマルチプレクサ166に出力して、メ
モリバッファーからの試験データをTCR2 22を介
してIC10のQ0−7出力へ出力させる。試験パター
ンがメモリバッファー164から挿入されている間、T
CR2 22の試験回路54はマルチプレクサ166の
入力とIC10のQ0−7出力との間の接続を維持しな
ければならない。この接続を達成する制御回路300が
図21に示されている。
【0153】図21の制御回路300は、EQM30か
らのTGATE出力をマルチプレクサ166又はTCR
2 22内の試験回路54に入力することを可能にす
る。制御回路300は、2個のANDゲート301及び
302と、1個のインバータ303とから成る。AND
ゲート301は、EQM30からのTGATE信号と、
IREG34からのMEMSEL信号とに接続された入
力を有し、マルチプレクサ166への制御入力に接続さ
れている。ANDゲート302の入力は、TGATE信
号に接続されると共に、インバータ303を通してME
MSEL信号に接続されている。ANDゲート302の
出力はマルチプレクサ142に接続されている。TCR
2 22の試験回路からデータが挿入されるべき時に
は、制御回路は、ANDゲート301の出力を低レベル
にしつつTGATE入力がANDゲート302の出力へ
通過することを可能にする様にIREG34(MEMS
EL)によりセットされる。メモリバッファー164の
出力からデータが挿入されるべき時には、IREG34
からの制御入力(MEMSEL)は、ANDゲート30
2の出力を低レベルにしつつTGATE入力がANDゲ
ート301の出力へ通過することを可能にする様にセッ
トされる。ANDゲート302の出力が低レベルにセッ
トされている間は、TCR2 22の試験回路54は、
マルチプレクサ166からの試験データ出力がIC10
のQ0−7出力上に出力されることを可能にする。
【0154】試験時に複数の試験パターンをQ0−7出
力バス上に挿入する能力は、回路中の少なくとも1個の
素子における付加的な動的試験制御能力を提供するとい
う利点をもたらす。
【0155】プロトコール2命令時には、格納されてい
る試験データを、メモリバッファー出力から図20のI
C10のQ0−7出力バス上に挿入することが出来る。
試験データは、図13のタイミング波形図に示されてい
る様に、EQMコントローラ90への事象入力が高レベ
ルにセットされている間に挿入される。挿入されるべき
データは、TGATE信号が高レベルである間、メモリ
バッファー出力から利用し得る様にされる。メモリバッ
ファー164内のアドレス指定論理は、CLK′入力の
立ち上がりエッジで、格納されている試験データにアク
セスし出力する。
【0156】プロトコール3命令時には、格納されてい
る試験データを、メモリバッファー出力から図20のI
C10のQ0−7出力バス上に挿入することが出来る。
試験データは、図14のタイミング波形に示されている
スタート事象入力及びストップ事象入力により決定され
る、認定された時間にわたって挿入される。挿入される
べきデータは、TGATE信号が高レベルである間、メ
モリバッファー出力から利用可能とされる。メモリバッ
ファー内のアドレス指定論理は、CLK′入力の立ち上
がりエッジで、格納されているデータにアクセスし出力
する。
【0157】プロトコール4命令時には、格納されてい
る試験データを、メモリバッファー出力から図20のI
C10のQ0−7出力バス上に挿入することが出来る。
試験データは、図15のタイミング波形に示されている
スタート事象入力及びストップ事象入力により決定され
る、認定された時間にわたって挿入することが出来る。
挿入されるべきデータは、TGATE信号が高レベルで
ある間、メモリバッファー出力から利用可能とされる。
メモリバッファー内のアドレス指定論理は、CLK′入
力の立ち上がりエッジで、格納されている試験データに
アクセスし出力する。このプロトコールは休止状態及び
再開状態を含むので、所望の期間に限って試験データの
挿入を許すためにデータ挿入動作を一時的に休止させ、
その後に再開させることが出来る。試験データ挿入動作
が中断されている時には、通常のシステムデータが出力
される。
【0158】TCR2から生成された試験パターンの挿
更に別の種類の試験データ挿入能力を提供するために、
TCR2 22の試験回路54をパターン生成モードで
作動させることが出来る。パターン生成モードでは、ト
グル、擬似ランダム、又は二進カウント・アップ/ダウ
ン・パターンの形の試験パターンを出力する様にTCR
2 22を構成することが出来る。これらのパターン生
成能力は、前記の米国特許出願第241,439号に記載
されている。EQMを使って、TCR2内の試験回路を
装置の通常作動時に作動可能にして、Q0−7出力バス
上に挿入されるべき試験パターンを生成させることが出
来る。
【0159】プロトコール2命令時には、TCR2 2
2内の試験回路54をEQMコントローラ90により作
動可能にして、試験パターンを生成させ、これを図1及
び図20のIC10のQ0−7出力バス上に挿入させる
ことが出来る。生成された試験パターンは、図13のタ
イミング波形に示されている様にEQMコントローラへ
の事象入力が高レベルにセットされている間に挿入され
る。挿入されるべきデータは、TGATE信号が高レベ
ルである間、TCR2 22の出力から利用可能とされ
る。TCR2 22は、CLK′入力の立ち上がりエッ
ジでデータパターンを生成し出力する。
【0160】プロトコール3命令時には、TCR2 2
2内の試験回路をEQMコントローラ90で作動させ
て、試験パターンを生成させ、これを図1及び図20の
IC10のQ0−7出力バス上に挿入させることが出来
る。この生成された試験パターンは、図14のタイミン
グ波形に示されているスタート事象入力及びストップ事
象入力により決定される、認定された時間にわたって挿
入される。挿入されるべきデータは、TGATE信号が
高レベルである間、TCR2 22の出力から利用可能
とされる。TCR2 22は、CLK′入力の立ち上が
りエッジで試験データパターンを生成し出力する。
【0161】プロトコール4の場合には、TCR2内の
試験回路をEQMコントローラで作動させて試験パター
ンを生成させ、これを図1及び図15のIC10のQ0
−7出力バス上に挿入させることが出来る。この生成さ
れた試験パターンは、図15のタイミング波形に示され
ているスタート事象入力及びストップ事象入力により決
定される、認定された時間にわたって挿入される。挿入
されるべきデータは、TGATE信号が高レベルである
間、TCR2の出力から利用可能とされる。このプロト
コールは休止状態及び再開状態を含むので、試験データ
生成及び挿入動作を一時的に休止させ、その後に再開さ
せることにより、所望の期間に限って試験データを挿入
することが出来る。通常のシステムデータは、試験デー
タ挿入動作が中断されているときに出力される。
【0162】
【発明の効果】本発明の境界試験アーキテクチャは、集
積回路において、該集積回路が作動モードである時に境
界試験を行うために使用することの出来るものである。
到来するデータを受け取る入力回路が設けられ、集積回
路からデータを出力する出力回路が設けられる。到来す
るデータに対して格納や論理演算等の所望の機能を実行
する論理回路が該入力回路及び該出力回路の間に接続さ
れる。所定の状態の検出に応じてデータを解析し格納す
る試験回路が該入力回路及び出力回路に接続される。所
定状態は、該論理回路からのデータを、レジスタ又はメ
モリに格納されている予測データワードと比較すること
によって検出することが出来る。マスキングデータワー
ドを使って、この予測データワードの或るビットをマス
クし、マスクビットが突き合わせ動作に関与しないよう
にすることが出来る。
【0163】本発明の第2の実施例において、第2の所
定状態を検出することが出来、この時に格納及び解析は
終わる。格納及び解析は、第3の所定状態の検出後に再
開されることが出来、第4の所定状態の検出後に終わる
ことが出来る。
【0164】本発明の試験アーキテクチャは、集積回路
が急速に作動している時に他の集積回路からのデータを
解析することが出来るという利点を提供するものであ
る。この集積回路の急速試験は、他の方法によっては発
見することの出来ないエラーを検出する。
【0165】本発明の第3の実施例においては、試験ア
ーキテクチャは、所定の状態に応じて該出力回路を通し
て試験データを出力する回路を包含する。試験データの
出力は、第2の所定状態の検出時に停止され、第3の所
定状態の検出時に再開される。第4の所定状態の検出
後、この出力は停止される。
【0166】本発明は、この側面において、集積回路が
急速に作動している時にデータを回路基板へ導入すると
いう利点をもたらす。試験データを回路基板に導入する
ことが出来るという能力は、故障を発見する基板の能力
を解析するのに役立つ。
【0167】本発明の第4の実施例においては、集積回
路への複数の入力データワードと、集積回路から出力さ
れるべき試験データとを格納するバッファーメモリを試
験回路に使用することが出来る。
【0168】本発明を詳しく説明したが、特許請求の範
囲の欄において定義された本発明の範囲を逸脱すること
なく色々な変更、置換、修正が可能であることが理解さ
れなければならない。
【0169】更に、以下の事項を開示する。 (1) 集積回路と関連させて用いる試験アーキテクチ
ャであって、入来するデータを受信する入力回路と、該
集積回路からデータを出力するための出力回路と、前記
入力回路と前記出力回路との間に接続され、所望の機能
を前記の入来データに対して行う論理回路と、前記入力
回路及び前記出力回路に接続され、該集積回路が機能す
るモードである時に所定の状態に応じてデータを格納す
る試験回路とから成ることを特徴とする試験アーキテク
チャ。
【0170】(2) 前記試験回路は、前記入力回路に
接続された入力試験回路と、前記出力回路に接続された
出力試験回路と、前記入力試験回路及び前記出力試験回
路に接続され、前記所定状態が発生したときを示す事象
認定回路とから成ることを特徴とする前記1項に記載の
試験アーキテクチャ。
【0171】(3) 前記の格納されたデータを前記出
力回路とは別に該集積回路から、前記出力回路経由の通
常のデータの流れが中断されないように、転送するため
の走査経路回路を更に有することを特徴とする前記1項
に記載の試験アーキテクチャ。
【0172】(4) 集積回路に使用される境界試験ア
ーキテクチャであって、入来するデータを受信する入力
回路と、該集積回路からデータを出力する出力回路と、
前記入力回路及び前記出力回路の間に接続されて、前記
の入来するデータに対して所望の機能を行う論理回路
と、前記出力回路に接続され、該集積回路が動作モード
である時に所定の状態に応じて、該集積回路から出力さ
れるべき試験データを挿入する試験回路とから成ること
を特徴とする境界試験アーキテクチャ。
【0173】(5) 前記試験回路は、前記入力回路に
接続された入力試験回路と、前記出力回路に接続された
出力試験回路と、前記入力試験回路及び前記出力試験回
路に接続され、前記所定状態が発生したときを示す事象
認定回路とから成ることを特徴とする前記4項に記載の
試験アーキテクチャ。
【0174】(6) 前記出力回路経由の通常のデータ
の流れを中断させずに、挿入されるべき前記データを前
記出力試験回路にロードし得る様に前記出力回路とは別
の走査経路回路を更に有することを特徴とする前記4項
に記載の試験アーキテクチャ。
【0175】(7) 集積回路を試験する方法であっ
て、入来するデータを受信し、前記の入来データに対し
て所望の機能を行い、前記の機能が行われたデータを出
力し、所定の状態の発生を検出し、該集積回路が機能す
るモードである時に前記の所定状態に応じて入力データ
を処理するステップから成ることを特徴とする方法。
【0176】(8) 集積回路を試験する方法であっ
て、入来するデータを受信し、前記の入来データに対し
て所望の機能を行い、所定状態の発生を検出し、該所定
状態の検出に応じて該集積回路から試験データを出力す
るステップから成ることを特徴とする方法。
【0177】(9) 集積回路を試験する方法であっ
て、第1信号を検出して、試験動作が希望されているか
否かを判定し、前記第1信号に応じて、所望のプロトコ
ールを表す第2信号を検出し、前記の所望のプロトコー
ルを使って試験動作を行うステップから成ることを特徴
とする方法。
【0178】(10) 集積回路を試験する装置であっ
て、第1信号を検出して、試験動作が希望されているか
否かを判定する回路と、前記第1信号に応じて、所望の
プロトコールを表す第2信号を検出する回路と、前記の
所望のプロトコールを使って試験動作を行う回路とから
成ることを特徴とする装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の境界試験アーキテクチャを使う集積回
路のブロック図である。
【図2】本発明においてクロック及び出力制御入力に使
われる試験セルのブロック図である。
【図3】本発明のデータ入力に使われる試験回路のブロ
ック図である。
【図4】本発明においてデータ出力に使われる試験回路
のブロック図である。
【図5】事象認定能力を拡充するために、本発明の境界
試験アーキテクチャに接続された数個の集積回路を示す
ブロック図である。
【図6】本発明に使われる事象認定モジュールのブロッ
ク図である。
【図7】本発明に事象認定モジュールに使われるコント
ローラのブロック図である。
【図8】本発明の出力試験回路への入力のブロック図で
ある。
【図9】本発明の入力試験回路への相互接続のブロック
図である。
【図10】PSA試験動作時の入力及び出力試験回路レ
ジスタの構成を示す。
【図11a】本発明における事象認定モジュールプロト
コールを示すフローチャートである。
【図11b】本発明における事象認定モジュールプロト
コールを示すフローチャートである。
【図11c】本発明における事象認定モジュールプロト
コールを示すフローチャートである。
【図11d】本発明における事象認定モジュールプロト
コールを示すフローチャートである。
【図11e】本発明における事象認定モジュールプロト
コールを示すフローチャートである。
【図12】単一試験データ挿入命令のタイミング図であ
る。
【図13】複数試験データ挿入命令のタイミング図であ
る。
【図14】ストップ/スタート試験データ挿入命令のタ
イミング図である。
【図15】スタート/休止/再開/ストップ・試験デー
タ挿入命令のタイミング図である。
【図16a】動的データサンプル命令のタイミング図で
ある。
【図16b】動的データサンプル命令のタイミング図で
ある。
【図16c】動的データサンプル命令のタイミング図で
ある。
【図16d】動的データサンプル命令のタイミング図で
ある。
【図17】動的PSA命令のタイミング図である。
【図18】ストップ/スタートPSA命令のタイミング
図である。
【図19】スタート/休止/再開/ストップPSA命令
のタイミング図である。
【図20】メモリバッファーを使う本発明の第2の実施
例のブロック図である。
【図21】前記メモリバッファーからデータを出力する
回路のブロック図である。
【符号の説明】
10 集積回路 12 入力試験レジスタ 20 内部論理 22 出力試験レジスタ 30 事象認定モジュール(EQM) 64 メモリ・バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G132 AA03 AA04 AA08 AA13 AB01 AC15 AG08 AG12 AH04 AK23 AL04 5B048 AA19 AA20 CC06 CC11 CC15 CC18 DD05 FF01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアル走査クロックから導かれたタイ
    ミングで動作する第1のレジスタから、前記シリアル走
    査クロックから分離する機能的クロックから導かれたタ
    イミングで動作する第2のレジスタへデータを通信する
    処理方法であって、 前記シリアル走査クロック・タイミングに同期させてシ
    リアル試験データ入力リード線からのデータをロードす
    べく第1の時間量に対して前記第1のレジスタを動作す
    る段階と、 前記機能的クロック・タイミングに同期させて前記第1
    のレジスタからのデータをロードすべく第2の時間量に
    対して前記第2のレジスタを動作する段階と、及びイネ
    ーブル信号で前記第2のレジスタを動作する前記段階を
    制御する段階とを具備することを特徴とする処理方法。
JP2001268997A 1989-02-08 2001-09-05 処理方法 Expired - Lifetime JP3854831B2 (ja)

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